JPH04216445A - 瓶検査装置 - Google Patents

瓶検査装置

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Publication number
JPH04216445A
JPH04216445A JP2402611A JP40261190A JPH04216445A JP H04216445 A JPH04216445 A JP H04216445A JP 2402611 A JP2402611 A JP 2402611A JP 40261190 A JP40261190 A JP 40261190A JP H04216445 A JPH04216445 A JP H04216445A
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JP
Japan
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bottle
image
light source
light
imaging
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Withdrawn
Application number
JP2402611A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Ikejiri
池尻 澄雄
Yasuyuki Miwa
三輪 泰之
Masaru Terajima
寺島 優
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication of JPH04216445A publication Critical patent/JPH04216445A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、瓶検査装置に関し、詳
しくは、ビールやジュース等のほぼ透明な液を収容する
瓶底部に異物の混入や、割れ、欠け、および汚れ等の欠
陥が存在するか否かを検出可能な瓶検出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上述したような瓶には洗浄ミス
等が原因で瓶の内面に付着物などが残ったり、大きな傷
等のつくことがあり、こういった欠陥のある瓶は、当然
のことながら商品価値を低下させるだけでなく、食品衛
生および、安全上大きな問題となる。従来このような欠
陥があるかどうかの検査は主として目視によって行われ
てきたが、目視にて瓶内を観察し欠陥の有無を判定する
のでは、検査員の体調や、能力等に結果が左右されるこ
とになり、時には信じられない程大きい欠陥を見逃すこ
ともある。このような目視検査は人間の視覚のみに頼る
部分が多いので欠陥の見逃しが多くなることは避けられ
ない。
【0003】そこで、近年では、瓶の欠陥を自動的に検
出する装置について種々の提案がなされ、実際に空瓶欠
陥検出機として市販されているものがある。
【0004】これらには主に瓶胴部または瓶底部を検査
するものであり、瓶胴部(便口側面も含む)を検査する
ものは、高速回転している被検査瓶に一方から光を照射
し、その反対側に設置したCCD カメラで透過画像を
捉え、電気信号に変換し、画像処理装置で欠陥の有無を
判定するものである。また瓶底部を検査するものは、瓶
底面の下方から照明をあて、その透過像を瓶口上部に設
置したCCD カメラで捉えて、この信号をデジタル化
し画像処理を行うものである。さらに、実瓶検査機につ
いては瓶を一定回転後に静止させ、慣性により回転して
いる異物(内容液)軌跡から検査する方法(オプティカ
ルフロー方式)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の瓶検査装置は主として空瓶を対象としており、
液が充填された後の瓶検査については、目視に頼るもの
が主流をなしてきた。特に瓶底部にはエンボスやナーリ
ング等があり、光の屈折現象でその部分が影になる等の
ために欠陥と識別し難い点があり、それらの影響を除去
するための処理が必要となり、従来の空瓶底部検査の仕
方では処理が複雑になり処理時間がかかる。
【0006】また、液充填後の瓶において特に重大な欠
陥として挙げられるのは、異物などが混入して浮遊した
り付着したりする場合で、しかもそれが瓶底に沈降して
いると、目視検査ではその確認が困難であるし、オプテ
ィカルフロー方式では原理的に浮遊物のみしか検出でき
ないといった問題がある。
【0007】そして、瓶底部の欠陥を瓶胴部の側方から
のTVカメラ等で撮像して検査するには、数台のカメラ
による画像処理が必要でコストと時間がかかる。
【0008】そこで、本願出願人はこのような不具合を
解消する瓶検査装置を特願平2−218993において
提案しているが、この提案は高速連続移動瓶の撮像を行
う場合に、第1光源の切り換えのみ(ストロボ発光)で
よいため、撮像方法が楽ではあるが反面、第2光源が連
続点灯のために、寿命が短い(2000HR)、経時的
に光量変動が激しく、そしてシャッタ付きカメラで撮像
する場合、光源光量の大きい強力なライトを用いる必要
がでてくる等の問題があった。
【0009】さらにこの提案では第2光源をストロボ発
光に変えると、第1光源および第2光源を同じタイミン
グで発光させた後、第2光源を発光させるのであるが、
その場合に第2光源の露光遅れ時間が少なくとも数十m
sかかるために、瓶の移動速度(検査時間)が高速にな
ればなるほど、撮像時の画像ずれが生じてしまうといっ
た欠点があった。
【0010】そこで、本発明の目的は、上述したような
従来の問題点の解決を図り、瓶底部の画像ずれを抑え、
空瓶および液充填瓶、特にこれらの瓶底部に存在する欠
陥を迅速かつ正確に検出可能な瓶検査装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、瓶の下方から瓶底部に限定して透光可
能なように支持する支持手段と、前記瓶の瓶胴部側方か
ら該瓶胴部の下半部に限定して投光可能な第1光源と、
前記瓶底部下方に配設され、当該瓶底部に向けて投光可
能な第2光源と、前記瓶底部直下の下方に配設され、当
該瓶底部からの光情報を画像信号に変換可能な撮像手段
と、該撮像手段からの画像信号に基づいて前記光情報に
よる画像を処理する画像処理手段とを具備し、前記第1
光源からの投光による前記瓶底部の第1処理画像と前記
第2光源からの投光による前記瓶底部の第2処理画像と
を前記画像処理手段を介して比較することによりその差
から前記瓶底部にかかわる欠陥を検出するようにしたこ
とを特徴とする。
【0012】さらに、本発明は瓶の下方から瓶底部に限
定して透光可能なように支持する支持手段と、前記瓶の
瓶胴部側方から該瓶胴部の下半部に限定して投光可能な
第1光源と、前記瓶底部下方に配設され、当該瓶底部に
向けて投光可能な第2光源と、前記瓶底部直下の下方に
配設され、当該瓶底部からの光情報を画像信号に変換可
能な撮像手段と、前記第1光源を用いて得られる前記撮
像手段の1画面分の第1画像信号のレベルならびに前記
第2光源を用いて得られる前記撮像手段の1画面分の第
2画像信号のレベルについて画素毎の差分値を算出する
演算処理手段と、前記1画面分の第2画像信号のレベル
を規定の第1しきい値と比較することにより前記瓶底部
のナーリング部の画素位置を検出するナーリング部検出
手段と、当該検出されたナーリング部の画素位置につい
ては前記演算処理手段により得られる差分値を数値“0
”に変換することにより、1画面分の当該差分値の示す
画像から前記ナーリング部の画像を消去する第1画像処
理手段と、当該ナーリング部の画像の消去を行った画像
についての前記差分値を規定の第2しきい値と比較する
ことにより前記瓶底部にかかわる欠陥を検出する第2画
像処理手段とを具えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明では、瓶胴部の限定された下半分に第1
光源で瓶側方から投光して、撮像手段により瓶底部の第
1画像を求め、次に第2光源投光により瓶底部の第2画
像を求め、画像処理手段により第1画像と第2画像との
差から瓶底部にかかわる欠陥を求めるようにする。
【0014】上記第1光源から発せられた光の一部が瓶
胴部から底部へ屈折反射し、瓶内部の欠陥部または瓶底
外表面のナーリング部(円周上にある凸凹部分)での反
射光が通過するのに対し、上記第2光源から発せられた
光は瓶底部ナーリング等、底外表面のみで反射するため
、第1光源照射時の画像情報から第2光源照射時のそれ
を除去すると、瓶底部ナーリングが消去された瓶内部の
欠陥反射像のみの情報が残ることになる。
【0015】さらに、本発明は、演算の行われた検査対
象の画像からナーリング画像を消去するようにしている
ので、上記第1画像と第2画像のナーリング部の画像に
輝度や濃度のレベル悪化があったときに上記演算では消
去しきれないナーリング部の画像を完全に消去する事が
出来る。
【0016】さらに第1光源と第2光源にストロボ光源
を用いれば、短時間に高光束が得られるためシャッタ付
きカメラで撮像でき、両光源の点灯間隔を短縮できるの
で、相互の撮像結果についての位置ずれも小さく、被検
瓶撮像の静止化特性を要求される高速検査に対応できる
【0017】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に説明する。
【0018】図1〜図3は本発明の一実施例を示す。本
例は搬送ベルト上の所定の位置に被検査瓶を載置した状
態で搬送ベルトを移動させ、被検査瓶が撮像手段(撮像
カメラ6)の上部に導かれてきたときに、次々と連続し
て瓶底部の検査を行うようにしたものである。
【0019】これらの図において、1はその搬送ベルト
、2は搬送ベルト1上に被検査瓶(以下で単に瓶という
)3が載置される載置位置(支持部)である。支持部2
以外のベルト1上は黒色のマット1A等により遮光され
ると共に複数の支持部2は透明または安定して瓶底部3
Aが載置可能なように形成された開孔とされる。
【0020】4はベルト1の移動方向とは直角の方向で
、瓶3の両側から対向して瓶3の胴部3Bを照射するよ
うにした第1光源、5は第1光源4と瓶3との間に設け
られ、瓶3の移動を妨げることなく、瓶3の上半部を第
1光源4から遮光するようにした遮光板である。
【0021】これらの遮光板5により瓶胴部3Bに形成
されたエンボスや液面(不図示)に第1光源4からの光
が直接投光されないようにしてある。
【0022】6,9は検査位置における搬送ベルト1の
下方側に配設された撮像カメラ、例えばCCD による
2次元イメージカメラであり、瓶2が検査位置に導かれ
てきたときに、瓶底部3Aに向けて撮像可能なようにレ
ンズが上方に向けられている。
【0023】10はハーフミラーで、例えば第1光源4
点灯時の反射光画像を透過させて撮像カメラ(1)6へ
導き、第2光源7点灯時の反射光画像を反射して、撮像
カメラ(2)9へ導くようにする。
【0024】7は撮像カメラ6と搬送ベルト1との間の
空間に設けられ、瓶底3Aから撮像カメラ6への光路を
取囲むように環状に形成された第2光源である。
【0025】なお、第1光源4や第2光源7としては一
般の電球、蛍光灯、ハロゲンランプ、ストロボ等のうち
からそれぞれ寿命、光束、輝度、安定性、温度特性およ
び瓶3の分光(波長)特性等を考慮して適切なものを選
択すればよいが、高速移動瓶検査用としてはストロボ光
源を用いるのがよい。
【0026】ここで、好ましくは検出したい対象欠陥の
大きさ(検査精度)に合わせて光源4や7の明るさや位
置、方向等が調節可能であることが望ましいが、その形
状、種類等に対しては特に設定条件はなく、要は瓶底部
3Aが均一に照射されるように光が投射されるものであ
ればよい。
【0027】また、撮像カメラ6,9としては、光源4
および7、瓶3にかかわる分光特性や検査精度を配慮し
て例えばその受光素子の配列密度、素子数が設定されれ
ばよく、電子シャッタ方式を用いれば画像ぼけのない動
画像の静止画像が得られるのでよい。
【0028】図3に示す8は、画像処理装置であり、主
体はマイクロコンピュータで構成され、ROM やRA
M を有し、後述するようにして撮像カメラ6により撮
像された瓶底部3Aの画像に基づき、瓶底部3Aにかか
わる瑕疵を検出する。
【0029】このように構成した瓶検査装置においては
、検査位置に導かれてきた搬送ベルト1上の瓶3に対し
、その両側から第1光源4によって瓶胴部3Bを照射す
ると、瓶胴部3Bに入射された光は屈折、散乱および反
射により瓶底部3A,ハーフミラー10を通過して撮像
カメラ6に捕促される。
【0030】なお、このとき、遮光板5が瓶3のエンボ
スが形成されている上半部を第1光源4から遮光してい
るのでエンボスや液面には第1光源4からの光が到達せ
ず、従って、これらからの反射光や散乱光の混じらない
光が瓶底部3Aを通じて撮像カメラ6に入射されるが、
瓶内部での反射により、ナーリング等の瓶底外表面を透
過する光があるため、ナーリング画像が形成されること
になる。
【0031】一方、第2光源7により搬送ベルト1の下
面側から瓶底部3Aの下面側をほぼ均等な照度で照射す
ると、その一部がナーリング等で反射されハーフミラー
10で反射して撮像カメラ9に捕捉される。また、本実
施例では第1光源4を点灯させることによっても、瓶底
部3Aの周囲に設けられているナーリング(網目状の型
押し模様による滑り止め)での屈折散乱や反射によるナ
ーリング画像Nが形成される。同時に、瓶自体にひびや
ごみ等による欠陥があると欠陥画像Dも形成されるため
、図4に示すような瓶底部画像(以下、第1画像という
)をカメラ6により撮像でき、これを画像処理装置8の
メモリRAMに格納する。次に、第2光源7の照射によ
って図5に示すような瓶底部画像(第2画像という)を
撮像カメラ9にて撮像し、同様にしてRAM に格納す
る。
【0032】撮像タイミング例を図7に示す。
【0033】位置センサなどにより被検瓶を検知し、撮
像カメラ(1)6のシャッタを開き、そのシャッタ開放
時に第1光源4のストロボを発光して画像メモリに格納
する。次に第2光源7の発光タイミングは、第1光源発
光立ち上がりから1ms 程度後で撮像カメラ(2)9
に第2画像を捕捉し画像メモリへ取り込み一連の処理を
行う。この場合光源,撮像カメラとも各一対で各々制御
するため、検査速度が高速でも対応できることになる。
【0034】ついで、画像処理装置8においてRAM 
に格納された第1画像と第2画像とからROM に格納
されている手順に従って読み出し演算処理する。演算処
理としては、第1画像と第2画像とのそれぞれ対応する
画素ごとにその差を求め(図6参照)、所定のしきい値
で2値化した後、白黒面積比(白を欠陥部とした場合白
の画素数)を計算し、その合計が予め設定した設定値以
上であれば不良瓶と判定する。そして、要すれば搬送ベ
ルト1上からこの瓶を排除すべくリジェクト信号を出力
する。
【0035】なお、撮像カメラ6,9及び第1光源4,
第2光源7発光による撮像のタイミングを得るために搬
送手段に関連して設けられる位置検出手段、不良瓶の排
出手段およびそれらの制御動作についてはこれを省略す
る。また、第1光源4が瓶胴部3Bを対向の方向から照
射しているのを利用して、瓶3を不図示の回動手段によ
り90°回動させるようになし、再度撮像して瓶底部3
A全体を均等に検査することは、検査精度を一層向上さ
せることができ、好ましい。以上で第1実施例の構成お
よびその検出方法について述べたが、ちなみに、2〜3
mm角程度の微小な欠陥を瓶の底から50mm程度の胴
高さまでの範囲で検出する場合、搬送ベルトから高さが
100mm 程度以上あるキセノンストロボタイプの第
1光源を瓶胴部の表面から30〜50mm程度離れた位
置に設置して所定の照度で照射すると共に、第2光源に
はリング状でキセノンストロボ光源を用意した。但し、
瓶底部3Aでの光量が、第1光源4または第2光源7を
点灯させた場合、それぞれ飽和しない程度に光量を調整
するとよい。
【0036】また、この場合、撮像カメラには受光素子
が縦横方向とも256程度でマトリックス状に配列され
たCCD 2次元イメージカメラを用いた。但し、検査
精度および検査速度を共に高めたければ、高分解能で1
回の走査時間が短くて済む1次元イメージセンサを用い
るようにしてもよい。
【0037】図8〜図10は本発明の第2実施例を示す
【0038】本実施例は第2光源7を2つに分けて撮像
カメラ6の両側上方に配置し、瓶底部3Aを双方から照
射するようにしたもので、ここで1は搬送ベルトの代り
に瓶載置台としてもよい。また、瓶3は不図示の回動手
段により例えば瓶首を把持させた状態で矢印で示すよう
に90°回動可能とする。なお、検出動作については先
に述べた実施例と変わらないので説明を省略するが、本
例は瓶3の回動を前提としたもので、従って第2光源7
に環状のものを使用する必要がない。
【0039】図11〜図13は本発明の第3実施例を示
す。 本実施例は第1光源4を環状の光源としたもので、その
位置を瓶底に近い瓶胴部3Bの周りに設けることにより
この部分を集中的に照射することができ、また、瓶3を
回動させる必要もない。なお、検出動作については第1
実施例のところで述べたのと特別に変わらないので説明
を省略する。
【0040】次に、ナーリング画像の消去精度を向上さ
せた第4実施例について説明する。
【0041】本実施例における画像処理装置8の回路構
成を図14に示す。
【0042】図14において、撮像カメラ6及び9から
出力の画素毎の輝度レベルの画像(ビデオ)信号はルッ
クアップテーブルを用いた濃度変換用RAM8B によ
り濃度レベルに変換される。CPU8A はROM8C
 に格納されたシステムプログラムに基き、1画面分の
濃度レベルの画像信号をROM8D に書き込む。
【0043】第1光源を用いて得られる第1画像および
第2光源で得られる第2画像を示す濃度レベル形態のビ
デオ信号がRAM4に格納されると、CPU8A は図
15の制御手順を用いて被写体の欠陥部の検出処理を行
う。なお、図15の制御手順はプログラム言語で予め記
載され、ROM8C に予め格納される。
【0044】第2画像は図17に示すようにナーリング
部Nの濃度が高く表われるので、第2画像について画素
毎に濃度レベルと規定の(第1)しきい値との比較を行
って、ナーリング部の画素位置を検出する(図15のス
テップS100)。
【0045】次に、検出したナーリング部の画素位置の
濃度レベルを全て最大濃度レベルに変換し、RAM8D
 に更新的に格納する(図15のステップS110)。 このときの濃度変換の前および後のビデオ信号波形を図
17に示す。
【0046】なお、このときCPU8A は本発明のナ
ーリング部検出手段として動作する。
【0047】次に、第1画像の(図16参照)濃度レベ
ルと補正後の第2画像の濃度レベルの画素毎の減算を行
う(図15のステップS120)。このときのCPU8
A が本発明の演算処理手段として動作する。
【0048】次に、減算結果が負になる画素位置、すな
わちナーリング部の濃度レベルを“0”に補正して、画
素毎の減算結果をRAM8D に格納する(図15のス
テップS140)。
【0049】このようにしてナーリング部の画像が消去
された減算結果のビデオ信号の示す画像およびビデオ信
号の波形を図18に示す。
【0050】なお、このときのCPU8A が本発明の
第1画像処理手段として動作する。
【0051】次にCPU8A は減算により得られたビ
デオ信号、すなわち、ナーリング部の画像の消去された
ビデオ信号に対して(第2)しきい値比較又は2値化処
理を行って欠陥部の有無を判定する(図15のステップ
S150)。
【0052】このときのCPU8A が本発明の第2画
像処理手段として動作する。
【0053】以上、説明したように本実施例では第2画
像からナーリング部の画素位置を検出し、第1画像およ
び第2画像の濃度レベルについての減算結果からナーリ
ング部の画像を消去する。このため、たとえ照明環境が
変化して第1画像におけるナーリング部の濃度(輝度)
と第2画像におけるナーリング部の濃度(輝度)が同一
レベルとならない場合でもナーリング部を欠陥部と誤判
断することは無い。
【0054】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、瓶を支持手段上に支持させて、下方から瓶底部に限
定して透光が可能なようになり、瓶胴部の限定された下
半部に側方から第1光源により投光し、瓶底部直下の下
方に設けた撮像手段によって瓶底部の第1画像を求め、
次に第2光源による瓶底部の第2画像を撮像手段によっ
て求め、画像処理手段により第1画像と第2画像とを比
較してその差から瓶底部にかかわる欠陥を検出する。こ
のため、空瓶は勿論のこと、従来は目視による検査への
依存度が高かった液充填瓶の殊に瓶底部に対し瓶への照
明の切換えを行って画像処理するという簡単な操作だけ
で瓶検査を行うことができる。さらに検査結果に対する
人為的バラツキがなく、また瓶検査の自動化の実現が可
能となり品質保証の確保と共に検査速度および検査精度
の向上を図ることができる。
【0055】また、第2光源点灯時には第1光源を点灯
しないようにしたので、第1光源と第2光源の点灯タイ
ミングの間隔を短縮化でき、以て画像のぶれを小さくす
ることができる。
【0056】さらに検査対象の画像からナーリング部の
画像を完全に消去するようにしているので、ナーリング
部を欠陥と誤認識することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明瓶検査装置の構成の一例を示す正面図で
ある。
【図2】図1の上面図である。
【図3】本発明実施例の構成の一例を示す斜視図である
【図4】本発明実施例における第1画像の模式図である
【図5】本発明実施例における第2画像の模式図である
【図6】本発明実施例における欠陥画像の模式図である
【図7】本発明実施例の撮像タイミングを示すタイミン
グチャートである。
【図8】本発明第2実施例の構成を示す正面図である。
【図9】本発明第2実施例の上面図である。
【図10】本発明第2実施例の下面図である。
【図11】本発明第3実施例の構成を示す正面図である
【図12】本発明第3実施例の上面図である。
【図13】本発明第3実施例の下面図である。
【図14】本発明第4実施例の画像処理装置8の回路構
成を示すブロック図である。
【図15】本発明第4実施例のCPU8A の実行処理
手順を示すフローチャートである。
【図16】本発明第4実施例における第1画像およびビ
デオ信号波形の比較図である。
【図17】本発明第4実施例の第2画像およびビデオ信
号波形の比較図である。
【図18】本発明第4実施例の減算後の画像およびビデ
オ信号の波形の比較図である。
【符号の説明】
1  搬送ベルト 2  載置位置(支持部) 3  瓶 3A  瓶底部 3B  瓶胴部 4  第1光源 5  遮光板 6  撮像カメラ(1) 9  撮像カメラ(2) 10  ハーフミラー 7  第2光源 8  画像処理装置 8A  CPU 8B,8D   RAM 8C  ROM N  ナーリング画像 D  欠陥画像

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  瓶の下方から瓶底部に限定して透光可
    能なように支持する支持手段と、前記瓶の瓶胴部側方か
    ら該瓶胴部の下半部に限定して投光可能な第1光源と、
    前記瓶底部下方に配設され、当該瓶底部に向けて投光可
    能な第2光源と、前記瓶底部直下の下方に配設され、当
    該瓶底部からの光情報を画像信号に変換可能な撮像手段
    と、該撮像手段からの画像信号に基づいて前記光情報に
    よる画像を処理する画像処理手段とを具備し、前記第1
    光源からの投光による前記瓶底部の第1処理画像と前記
    第2光源からの投光による前記瓶底部の第2処理画像と
    を前記画像処理手段を介して比較することによりその差
    から前記瓶底部にかかわる欠陥を検出するようにしたこ
    とを特徴とする瓶検査装置。
  2. 【請求項2】  瓶の下方から瓶底部に限定して透光可
    能なように支持する支持手段と、前記瓶の瓶胴部側方か
    ら該瓶胴部の下半分に限定して投光可能な第1光源と、
    前記瓶底部下方に配設され、当該瓶底部に向けて投光可
    能な第2光源と、前記瓶底部直下の下方に配設され、当
    該瓶底部からの光情報を画像信号に変換可能な撮像手段
    と、前記第1光源を用いて得られる前記撮像手段の1画
    面分の第1画像信号のレベルならびに前記第2光源を用
    いて得られる前記撮像手段の1画面分の第2画像信号の
    レベルについて画素毎の差分値を算出する演算処理手段
    と、前記1画面分の第2画像信号のレベルを規定の第1
    しきい値と比較することにより前記瓶底部のナーリング
    部の画素位置を検出するナーリング部検出手段と、当該
    検出されたナーリング部の画素位置については前記演算
    処理手段により得られる差分値を数値“0”に変換する
    ことにより、1画面分の当該差分値の示す画像から前記
    ナーリング部の画像を消去する第1画像処理手段と、当
    該ナーリング部の画像の消去を行った画像についての前
    記差分値を規定の第2しきい値と比較することにより前
    記瓶底部にかかわる欠陥を検出する第2画像処理手段と
    を具えたことを特徴とする瓶検査装置。
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