JP3392016B2 - 電力伝送システム並びに電力伝送および情報通信システム - Google Patents

電力伝送システム並びに電力伝送および情報通信システム

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JP3392016B2
JP3392016B2 JP24256597A JP24256597A JP3392016B2 JP 3392016 B2 JP3392016 B2 JP 3392016B2 JP 24256597 A JP24256597 A JP 24256597A JP 24256597 A JP24256597 A JP 24256597A JP 3392016 B2 JP3392016 B2 JP 3392016B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の対象とする技術分野】本発明は、電力送信装置
からICカードに電磁波を用いて電力を伝送する電力伝
送システムであって、前記伝送された誘起電力を直流電
圧に変換し、前記伝送された誘起電力または該誘起電力
に応じた電圧を検出し、この検出された誘起電圧または
該誘起電力に応じた電圧に基づいてインピーダンスを制
御して所望の直流電圧を得て内部回路に供給するICカ
ードを有することを特徴とする電力伝送システムおよび
ICカード並びにICカードを用いた情報通信システム
である。
【0002】
【従来の技術】本発明は、駅の改札口やバス等において
使用する定期券や乗車券等をICカード化し、駅の改札
口やバスに備えられたリーダ/ライターから非接触で通
過または近接されるICカードに対して無線によって電
力を伝送する電力伝送システムおよびICカード並びに
ICカードを用いた情報通信システムに関する。
【0003】従来、光または磁界を用いて電力供給側か
らICカードに対して非接触で電力を供給することは知
られている。ところで、駅の改札口やバス等において使
用する定期券や乗車券等をICカード化し、このICカ
ードを使用者が駅の改札口やバスに備えられたリーダ/
ライターに対して非接触で通過させたとき、ICカード
とリーダ/ライターとの間の距離が大幅に変動すること
になる。ICカードとリーダ/ライターとの間の距離が
離れたときリーダ/ライターからICカードに対して適
切な電力が伝送されるように設定すると、ICカードと
リーダ/ライターとの間の距離が近接したときリーダ/
ライターからICカードに対して過剰な電力が伝送され
てしまい、ICカードに誤動作やついては破損させるこ
とになる。即ち上記従来技術においては、ICカードと
リーダ/ライターとの間の距離が大幅に変動してもリー
ダ/ライターからICカードに対して電力を安定的に伝
送させようとする点について考慮されていなかった。し
かしながら、ICカードとリーダ/ライターとの間の距
離が大幅に変動してもリーダ/ライターからICカード
に対して電力を安定的に伝送させようとする従来技術と
しては、特開平7−85233号公報、および特開平9
−62816号公報がある。
【0004】特開平7−85233号公報には、電磁結
合方式の非接触型データキャリアの内、固定施設から制
御信号を含むデータを受信する機能を有するものにおい
て、データキャリアの受信コイルに並列に、整流器D1
とコンデンサC2から成る整流回路と、該整流回路から
得られる直流電源電圧で制御されるトランジスタT2と
抵抗R3と抵抗R4から成る可変抵抗素子とを接続し、
過大な電力をこの可変抵抗素子で消費することが記載さ
れている。更に、特開平7−85233号公報には、受
信コイルに誘導される交流電圧に重畳した振幅変調デー
タを検波してデータキャリア主回路に入力信号として伝
送するための、整流器D2と抵抗R1とコンデンサC3
とから成る信号検波回路と、データキャリア主回路から
出力信号を受けてトランジスタT1をスイッチングし、
データキャリアから固定施設に向けてデータを発信する
トランジスタT1とコンデンサC4と抵抗R2とから成
る振幅変調回路とを、データキャリアの受信コイルに並
列に接続することが記載されている。この従来技術にお
いては、データキャリアの受信コイルに共振回路が組み
込まれていないため、固定側の送信コイルとデータキャ
リア側の受信コイルとの間の距離が大きくなって著しく
離れた場合、受信コイルには大きな誘起電圧が誘起され
ず、データキャリア主回路が必要とする電力を伝送する
ことができないことになる。また、この従来技術におい
ては、半波整流であるため、リップルが大きく、平滑容
量が大きくなってしまい、その結果コンデンサを小型化
して組み込むことが困難になってしまうという課題を有
する。
【0005】また、特開平9−62816号公報には、
データ送受信用のアンテナ共振回路の受信信号レベルを
により検出し、この検出されたレベルに従って可変抵抗
素子によりアンテナ共振回路のクオリテイファクタQを
変え、入力される受信信号レベルを好ましい値に調整す
ることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらいずれの従来技
術も、受信アンテナに直接可変抵抗素子を並列に接続し
たものであるため、可変抵抗素子の温度上昇が大きくな
ると共に耐圧保護回路の素子サイズが大きくなってしま
うという課題を有する。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決すべく、
ICカードとリーダ/ライターとの間の距離が大幅に変
動したとしても、リーダ/ライターから無線によってI
Cカードの内部回路に対して、ICカードに設けられる
耐圧保護回路の素子サイズを小さくし、且つ可変インピ
ーダンス回路の温度上昇を低減させて電力を安定的に供
給ができるようにした無線による電力伝送システムおよ
びICカードを提供することにある。また、本発明の他
の目的は、ICカードをリーダおよび/またはライター
に対して非接触で通過または近接させるだけで、リーダ
および/またはライターから無線によってICカードの
内部回路に対して、ICカードに設けられる耐圧保護回
路の素子サイズを小さくし、且つ可変インピーダンス回
路の温度上昇を低減させて電力を応答性を良くして安定
的に電力を供給できるようにした無線による電力伝送シ
ステムおよびICカードを提供することにある。また、
本発明の他の目的は、リーダおよび/またはライターか
らICカードに対して電力を非接触で安定させて供給
し、しかもICカードに設けられる耐圧保護回路の素子
サイズを小さくし、且つ可変インピーダンス回路の温度
上昇を低減させて内部回路に供給してリーダおよび/ま
たはライターとICカードとの間で高信頼度で情報の通
信をできるようにしたICカードを用いた情報通信シス
テムを提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、ICカードと
リーダ/ライターとの間の距離が大幅に変動したとして
も、ICカード側で受信される誘起電力に対して静電容
量を制御することにより可変インピーダンス回路の温度
上昇を低減させて電力を安定的に供給ができるようにし
た無線による電力伝送システムおよびICカード並びに
ICカードを用いた情報通信システムを提供することに
ある。また本発明の他の目的は、ICカードをリーダお
よび/またはライターに対して非接触で通過または近接
させるだけで、リーダおよび/またはライターの電力送
信部から適切な電力を無線によってICカードに対して
伝送するようにして、ICカードの内部回路に安定して
供給し、リーダおよび/またはライターとICカードと
の間で高信頼度で情報の通信をできるようにした無線に
よる電力伝送システムおよびICカード並びにICカー
ドを用いた情報通信システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、電力送信装置(リーダおよび/またはラ
イター装置)からICカードに電磁波を用いて電力を伝
送する電力伝送システムであって、前記ICカードは、
前記伝送された電磁波を受信する共振回路を有するアン
テナと該アンテナで受信された誘起電力を全波整流する
全波整流回路と該全波整流回路で全波整流された直流電
圧を直流電圧からなる電源電圧に変換する電源回路と前
記全波整流回路で全波整流された直流電圧を検出する検
出回路と該検出回路で検出される直流電圧が所望の直流
電圧になるように前記電源回路で変換された電源電圧に
対してインピーダンスを制御して所望の電源電圧を得る
インピーダンス制御回路部と該インピーダンス制御回路
部から得られた所望の電源電圧の供給を受ける内部回路
とを有することを特徴とする電力伝送システムである。
また、本発明は、電力送信装置からICカードに電磁波
を用いて電力を伝送する電力伝送システムであって、前
記ICカードは、前記伝送された電磁波によって誘起電
力を受ける受信部と、該受信部で受けた誘起電力を整流
して直流電圧に変換する整流回路部と、前記受信部から
得られる誘起電力または該誘起電力に応じた電圧を検出
する検出回路部と、該検出回路部で検出された誘起電力
または該誘起電力に応じた電圧に基づいて前記整流回路
部から得られる直流電圧についてインピーダンスを制御
する可変インピーダンス制御回路部と、該可変インピー
ダンス制御回路部から制御された直流電圧の供給を受け
る内部回路とを有することを特徴とする電力伝送システ
ムである。
【0010】また、本発明は、電力送信装置からICカ
ードに電磁波を用いて電力を伝送する電力伝送システム
であって、前記伝送された誘起電力を直流電圧に変換
し、前記伝送された誘起電力または該誘起電力に応じた
電圧を検出し、この検出された誘起電圧または該誘起電
力に応じた電圧に基づいて静電容量を制御して所望の直
流電圧からなる電源電圧を得て内部回路に供給するIC
カードを有することを特徴とする電力伝送システムであ
る。また、本発明は、電力送信装置からICカードに電
磁波を用いて電力を伝送する電力伝送システムであっ
て、前記伝送された誘起電力を直流電圧に変換する整流
回路と、該整流回路から得られる直流電圧の供給を受け
る内部回路と、前記伝送された誘起電力または該誘起電
力に応じた電圧を検出する検出回路と、該検出回路で検
出された誘起電圧または該誘起電力に応じた電圧に基づ
いて静電容量を制御して所望の直流電圧からなる電源電
圧を得て前記内部回路へ供給する静電容量制御回路とを
有するICカードを備えたことを特徴とする電力伝送シ
ステムである。
【0011】また、本発明は、電力送信装置からICカ
ードに電磁波を用いて電力を伝送する電力伝送システム
であって、前記伝送された誘起電力を直流電圧に変換し
て内部回路に供給し、前記伝送された誘起電力または該
誘起電力に応じた電圧を検出し、この検出された誘起電
力または該誘起電力に応じた電圧に関する情報を電磁波
を用いて前記電力送信装置に送信するICカードを有
し、この送信された情報に基づいて前記電力送信装置か
ら伝送される電力を制御することを特徴とする電力伝送
システムである。また、本発明は、電力送信装置からI
Cカードに電磁波を用いて電力を伝送する電力伝送シス
テムであって、前記伝送された誘起電力を直流電圧に変
換して内部回路に供給するICカードを有し、前記IC
カードと電力送信装置との間の相対的位置に応じた情報
を検出し、この検出された情報に基づいて前記電力送信
装置から伝送される電力を制御することを特徴とする電
力伝送システムである。
【0012】また、本発明は、電力送信装置からICカ
ードに電磁波を用いて電力を伝送する電力伝送システム
であって、前記伝送された誘起電力を直流電圧に変換し
て内部回路に供給するICカードを有し、前記ICカー
ドと電力送信装置との間の相対的位置に応じた情報を検
出し、この検出された情報に基づいて前記ICカードに
おいてインピーダンスを制御して所望の直流電圧を得る
ことを特徴とする電力伝送システムである。
【0013】また、本発明は、伝送された電磁波を受信
する共振回路を有するアンテナと、該アンテナで受信さ
れた誘起電力を全波整流する全波整流回路と、該全波整
流回路で全波整流された直流電圧を直流電圧からなる電
源電圧に変換する電源回路と、前記全波整流回路で全波
整流された直流電圧を検出する検出回路と、該検出回路
で検出される直流電圧が所望の直流電圧になるように前
記電源回路で変換された電源電圧に対してインピーダン
スを制御して所望の電源電圧を得るインピーダンス制御
回路部と、該インピーダンス制御回路部から得られた所
望の電源電圧の供給を受ける内部回路とを有することを
特徴とするICカードである。また、本発明は、電磁波
によって誘起電力を受ける受信部と、該受信部で受けた
誘起電力を整流して直流電圧に変換する整流回路部と、
前記受信部から得られる誘起電力または該誘起電力に応
じた電圧を検出する検出回路部と、該検出回路部で検出
された誘起電力または該誘起電力に応じた電圧に基づい
て前記整流回路部から得られる直流電圧についてインピ
ーダンスを制御する可変インピーダンス制御回路部と、
該可変インピーダンス制御回路部から制御された直流電
圧の供給を受ける内部回路とを有することを特徴とする
ICカードである。また、本発明は、前記ICカードに
おいて、前記可変インピーダンス制御回路部におけるイ
ンピーダンスを抵抗によって形成したことを特徴とす
る。また、本発明は、前記ICカードにおいて、前記全
波整流回路と前記電源回路と前記検出回路とインピーダ
ンス制御回路と前記内部回路とを1チップで構成したこ
とを特徴とする。
【0014】また、本発明は、電磁波によって誘起電力
を受ける受信部と、該受信部で受けた誘起電力を整流し
て直流電圧に変換する整流回路部と、前記受信部から得
られる誘起電力または該誘起電力に応じた電圧を検出す
る検出回路部と、該検出回路部で検出された誘起電力ま
たは該誘起電力に応じた電圧に基づいて静電容量を制御
して前記整流回路部から所望の直流電圧を得る静電容量
制御回路部と、該静電容量制御回路部で制御され、前記
整流回路部から直流電圧の供給を受ける内部回路とを有
することを特徴とするICカードである。また、本発明
は、情報通信部と電力送信部とを有し、該電力送信部か
ら電力をICカードに電磁波を用いて電力を伝送するリ
ーダおよび/またはライター装置(ユニット)を備え、
該リーダおよび/またはライター装置から伝送された誘
起電力を整流して直流電圧に変換する整流回路部と、前
記受信部から得られる誘起電力または該誘起電力に応じ
た電圧を検出する検出回路部と、該検出回路部で検出さ
れた誘起電力または該誘起電力に応じた電圧に基づいて
前記整流回路部から得られる直流電圧についてインピー
ダンスを制御する可変インピーダンス制御回路部と、該
可変インピーダンス制御回路部から所望の直流電圧を得
て内部回路に供給する前記ICカードを有し、該ICカ
ードの内部回路と前記リーダおよび/またはライター装
置の情報通信部との間において電磁波を用いて情報の通
信を行なうように構成したことを特徴とするICカード
を用いた情報通信システムである。
【0015】また、本発明は、情報通信部と電力送信部
とを有し、該電力送信部から電力をICカードに電磁波
を用いて電力を伝送するリーダおよび/またはライター
装置(ユニット)を備え、前記ICカードは、前記リー
ダおよび/またはライター装置から伝送された電磁波を
受信する共振回路を有するアンテナと該アンテナで受信
された誘起電力を全波整流する全波整流回路と該全波整
流回路で全波整流された直流電圧を直流電圧からなる電
源電圧に変換する電源回路と前記全波整流回路で全波整
流された直流電圧を検出する検出回路と該検出回路で検
出される直流電圧が所望の直流電圧になるように前記電
源回路で変換された電源電圧に対してインピーダンスを
制御して所望の電源電圧を得るインピーダンス制御回路
と該インピーダンス制御回路から得られた所望の電源電
圧の供給を受ける内部回路とを有し、該ICカードの内
部回路と前記リーダおよび/またはライター装置の情報
通信部との間において電磁波を用いて情報の通信を行な
うように構成したことを特徴とするICカードを用いた
情報通信システムである。
【0016】また、本発明は、情報通信部と電力送信部
とを有し、該電力送信部から電力をICカードに電磁波
を用いて伝送するリーダおよび/またはライター装置を
備え、 該リーダおよび/またはライター装置から伝送
された誘起電力を直流電圧に変換して内部回路に供給
し、前記ICカードに伝送された誘起電力または該誘起
電力に応じた電圧を検出し、この検出された誘起電力ま
たは該誘起電力に応じた電圧に関する情報を電磁波を用
いて前記リーダおよび/またはライター装置の電力送信
部に送信する前記ICカードを有し、前記リーダおよび
/またはライター装置は、該ICカードから送信された
情報に基づいて前記電力送信部から伝送される電力を制
御するように構成し、該ICカードの内部回路と前記リ
ーダおよび/またはライター装置の情報通信部との間に
おいて電磁波を用いて情報の通信を行なうように構成し
たことを特徴とするICカードを用いた情報通信システ
ムである。また、本発明は、前記ICカードを用いた情
報通信システムにおいて、前記リーダおよび/またはラ
イター装置からICカードへの電磁波を用いた電力の伝
送と、前記ICカードの内部回路と前記リーダおよび/
またはライター装置の情報通信部との間における電磁波
を用いた情報の通信とを、前記リーダおよび/またはラ
イター装置および前記ICカードの各々に設けられた共
通のアンテナを用いて行うように構成したことを特徴と
する。
【0017】また、本発明は、前記ICカードを用いた
情報通信システムにおいて、前記リーダおよび/または
ライター装置は、電力伝送用の信号を発生する電源部
と、入力された送信用データを符号化する符号化回路
と、前記電源部から得られる信号に対して符号化回路か
ら得られる信号を振幅変調して重畳させる変調器と、該
変調器から得られる信号に基づいて給電する給電回路
と、該給電回路によって給電された電流に応じた前記電
磁波を発生するアンテナとを有することを特徴とする。
【0018】また、本発明は、前記ICカードを用いた
情報通信システムにおいて、前記ICカードにおいて、
前記内部回路として、前記アンテナで検出された通信変
調波を波形整形して復号化する復号化回路と、該復号化
回路で復号化された受信データを入力し、送信データを
出力するマイコンと、該マイコンから出力された送信デ
ータを符号化する符号化回路と、該符号化回路で符号化
された信号に基づいて変調させて前記アンテナに入力さ
せる変調器とを有することを特徴とする。
【0019】以上説明したように前記構成によれば、I
Cカードとリーダ/ライター(電力送信装置)との間の
距離が大幅に変動したとしても、リーダ/ライターから
無線によってICカードの内部回路に対してICカード
に設けられる耐圧保護回路の素子サイズを小さくし、且
つ可変インピーダンス回路の温度上昇を低減させて電力
を安定的に供給ができるようにした無線による電力伝送
システムおよびICカードを実現することができる。特
に、耐圧保護回路の素子サイズを小さくし、且つ可変イ
ンピーダンス回路の温度上昇を低減させることできるの
で、ICカードとして、電磁波を受信するアンテナと1
チップの素子とを実装することによって構成でき、安価
なICカードを実現することができる。また、前記構成
によれば、ICカードをリーダおよび/またはライター
に対してコイル状若しくはスパイラル状のアンテナコイ
ルを用いて電磁波による電力の伝送を行うようにして非
接触で通過または近接させるだけで、リーダ および/
または ライターから無線によってICカードの内部回
路に対してICカードに設けられる耐圧保護回路の素子
サイズを小さくし、且つ可変インピーダンス回路の温度
上昇を低減させて電力を応答性を良くして安定的に電力
を供給できるようにした無線による電力伝送システムお
よびICカードを実現することができる。また、前記構
成によれば、ICカードとリーダ/ライターとの間の距
離が大幅に変動したとしても、ICカード側で受信され
る誘起電力に対して静電容量を制御することにより可変
インピーダンス回路の温度上昇を低減させて電力を安定
的に供給ができるようにした無線による電力伝送システ
ムおよびICカード並びにICカードを用いた情報通信
システムを実現することができる。
【0020】また、前記構成によれば、ICカードをリ
ーダおよび/またはライターに対して非接触で通過また
は近接させるだけで、リーダおよび/またはライターの
電力送信部から適切な電力を無線によってICカードに
対して伝送するようにして、ICカードの内部回路に安
定して供給し、リーダおよび/またはライターとICカ
ードとの間で高信頼度で情報の通信をできるようにした
無線による電力伝送システムおよびICカード並びにI
Cカードを用いた情報通信システムを実現することがで
きる。また前記構成によれば、リーダおよび/またはラ
イター装置からICカードに対して安定させて電力を非
接触で供給してリーダおよび/またはライター装置とI
Cカードとの間で高信頼度で情報の通信(送受信)をで
きるようにしたICカードを用いた情報通信システムを
実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係わる無線による電力伝
送方式およびICカードの実施の形態について図面を用
いて説明する。図1は、本発明に係わる駅の改札口やバ
スに備えられたリーダおよび/またはライター1から非
接触で通過または近接されるICカード2に対して無線
によって電力を伝送する電力伝送方式の概略構成を示す
図である。ICカード2は、使用者が保持して駅の改札
口やバスに備えられたリーダおよび/またはライター1
に対して非接触で5〜20cm位の距離を離して通過さ
せることによって無線を使って乗車券や定期券等の情報
を送受信して乗車券や定期券等の役目をするものであ
る。
【0022】図2は、本発明に係わる無線による電力伝
送方式を示す図である。21は、駅の改札口やバスに備
えられたリーダおよび/またはライター1に備えられた
電源回路である。この電源回路21は、13.56MH
zの高周波数の電圧を発生する電源22と、インピーダ
ンスをマッチングさせて反射防止をするための整合回路
23と、13.56MHzで2〜5W程度の電力を電磁
波(無線)で伝送するためのコイル24とから構成され
る。ICカード2には、リーダおよび/またはライター
1に備えられた電源回路21から電磁波(無線)により
電力を受け取るコイル26と該コイル26で受け取った
高周波電力を直流の7〜15V程度の電圧に変換する整
流回路27とからなる誘起電圧発生部28と、該誘起電
圧発生部28から発生した7〜10V程度の直流電圧の
供給を受けて動作する内部回路(例えばICチップで構
成される。)29とを備えている。なお、ICカード2
とリーダおよび/またはライター1との間の距離が著し
く離れたとしても、内部回路29に対して所望の直流電
圧を供給できるように、上記コイル26には、同調用容
量25を接続して大きな誘起電力が得られるように共振
回路が備えられている。上記コイル26として、スパイ
ラル状のアンテナコイルを連続して同じ方向に巻き付け
られた2層以上の多層構造とすることによって、コイル
間に生じる浮遊容量とコイルのインダクタンスで並列共
振回路を構成し、同調用容量25を不要または著しく小
さくすることができる。
【0023】また、電力を電磁波(無線)で伝送するた
めにコイル(コイル状若しくはスパイラル状のアンテ
ナ)24とコイル(コイル状若しくはスパイラル状のア
ンテナ)26とを用いたのは、電力伝送を0.1sec
以下でICカード2の内部回路(例えばICチップで構
成される。)29に電力を供給できるように応答性を向
上させるためである。またICカード2にコイル26を
形成した場合、ICカード2の変形に対しても強い利点
がある。従って、0.1sec以下でICカード2の内
部回路29に電力を供給できるようになれば、コイル2
4、26の代わりに発光素子と受光素子等を用いること
も可能である。図3には、リーダ/ライター1に備えら
れた電源回路21のコイル24とICカード25との間
の距離dと、整流回路27から得られる誘起電圧VL と
の関係を示す。図3に示すように、電源回路21のコイ
ル24とICカード25との間の距離dが最大d2≒2
0cm位のときに、誘起電圧VL が許容の最小電圧Vmi
n ≒2〜4Vが得られるように回路設計した場合、電源
回路21のコイル24とICカード25との間の距離が
最小d1≒5cm位になったとき、誘起電圧VLが許容
の最大電圧Vmax ≒5〜15Vを大幅に超えて40V程
度になり、内部回路29において誤動作させたり、破損
させてしまうことになる。そこで、本発明は、リーダ/
ライター1に対して非接触で5〜20cm位の距離を離
して通過させたとしても、常に整流回路27から得られ
る誘起電圧VL が許容の誘起電圧の範囲Vmin 〜Vmax
内に入るように制御することである。
【0024】次に本発明に係わる無線による電力伝送制
御方式の第1の実施の形態について図4を用いて説明す
る。図4は、本発明に係わる無線による電力伝送制御方
式の第1の実施の形態の概略構成を示す図である。リー
ダおよび/またはライター1に備えられた電源回路21
は、図2に示す構成と同様である。ICカード2におけ
る誘起電圧発生部28aは、図2にも示すコイル26と
整流回路27とに、コイル26から得られる高周波電力
に対してインピーダンスを可変して制御された高周波電
力を整流回路27に供給する可変インピーダンス回路3
0と、整流回路27から得られる誘起電圧VL を検出す
る電圧検出回路31と、該電圧検出回路31で検出され
た誘起電圧値に基づいて可変インピーダンス回路30の
インピーダンスを可変するように制御する制御回路32
とを加えて構成した。ICカード2における内部回路2
9は図2と同様である。なお、電圧検出回路31は、鎖
線で示すように、可変インピーダンス回路30から得ら
れる高周波電力(高周波電圧)を検出して例えば平均の
誘起電圧を算出するものでも良い。このように構成する
ことによって、電圧検出回路31が整流回路27から得
られる誘起電圧VL を検出して許容誘起電圧値の範囲V
min 〜Vmax から外れるのを検出すると制御回路32に
より可変インピーダンス回路30のインピーダンスを制
御し、コイル26から得られる高周波電力を制御して整
流回路27に供給し、整流回路27からは常に許容誘起
電圧値の範囲内の電圧を得ることができる。その結果リ
ーダ/ライター1とICカード2との間の距離が5cm
程度に近接したとしても、内部回路29に対して許容誘
起電圧値の範囲内の電圧を供給することができる。な
お、上記整流回路27と内部回路29とを、1つのIC
チップで構成しても良い。
【0025】次に本発明に係わる無線による電力伝送制
御方式の第2の実施の形態について図5を用いて説明す
る。図5は、本発明に係わる無線による電力伝送制御方
式の第2の実施の形態の概略構成を示す図である。図5
に示す第2の実施の形態において、図4に示す第1の実
施の形態と相違する点は、可変インピーダンス回路30
を整流回路27の後に設けたことにある。リーダおよび
/またはライター1に備えられた電源回路21は、図2
に示す構成と同様である。ICカード2における誘起電
圧発生部28aは、コイル26から得られる高周波電力
を誘起直流電圧に変換する整流回路27と、該整流回路
27から得られる誘起電圧VL を検出する電圧検出回路
31と、該電圧検出回路31で検出された誘起電圧値に
基づいて整流回路27から出力される直流電圧に対して
インピーダンスを可変制御して直流電圧を内部回路29
に供給する可変インピーダンス回路30と、可変インピ
ーダンス回路30のインピーダンスを可変するように制
御する制御回路32とを備えて構成した。ICカード2
における内部回路29は図2と同様である。このように
構成することによって、電圧検出回路31が整流回路2
7から得られる誘起電圧VL を検出して許容誘起電圧値
の範囲Vmin 〜Vmax から外れるのを検出すると制御回
路32により可変インピーダンス回路30のインピーダ
ンスを制御し、整流回路27から得られる直流電圧が制
御されて内部回路29に供給されることになり、整流回
路27からは常に許容誘起電圧値の範囲内の電圧を得る
ことができる。その結果リーダおよび/またはライター
1とICカード2との間の距離が5cm程度に近接した
としても、内部回路29に対して許容誘起電圧値の範囲
内の電圧を供給することができる。
【0026】図6は、図4に示す可変インピーダンス回
路30の具体的な第1の実施の形態を示す図である。即
ち、可変インピーダンス回路30を、コイル26の両端
に対して、直列に接続した抵抗R1と電子スイッチS
1、および抵抗R2と電子スイッチS2を並列に接続し
て構成し、これら電子スイッチS1,S2を制御回路3
2からの制御信号でオン/オフさせるように構成したも
のである。このような構成により、図7に示すように、
電源回路21のコイル24とICカード2のコイル26
との間の距離が大きいd2から接近してきて、誘起電圧
VL がVmax を超えるとまず制御回路32からの制御信
号により電子スイッチS2をオフの状態で電子スイッチ
S1をオンすることによって抵抗R1が接続されて誘起
電圧VL がVmin まで低下し、更に電源回路21のコイ
ル24とICカード2のコイル26との間の距離が接近
して誘起電圧VL がVmax を超えるとまず制御回路32
からの制御信号により電子スイッチS1をオンの状態で
電子スイッチS2をオンすることによって抵抗R1と抵
抗R2とが接続されて誘起電圧VL がVmin まで低下
し、更に電源回路21のコイル24とICカード2のコ
イル26との間の距離が接近してd1になったとして誘
起電圧VL がVmax を超えることをなくすことが可能と
なる。抵抗の本数を更に増加させれば、Vmin とVmax
との間の許容範囲を狭めることができる。このように可
変インピーダンス回路30を、コイル26の両端に対し
て、直列に接続した抵抗R1と電子スイッチS1、およ
び抵抗R2と電子スイッチS2を並列に接続して構成し
た場合、非常に応答性の点で優れている。
【0027】なお、上記説明した可変インピーダンス回
路30を図5に示す可変抵抗素子からなる可変インピー
ダンス回路30に適用することができる。特に、図14
に示すように、整流回路27(203)の後に設けられ
た定電圧電源回路204の後に、可変抵抗素子からなる
可変インピーダンス回路30を設けることによって、耐
圧保護回路30の素子サイズを小さくでき、その結果無
線チップ202を小さく構成でき、チップはもとより、
ICカードとしての原価低減を図ることができる。図8
(a)は、図4に示す可変インピーダンス回路30の具
体的な第2の実施の形態を示す図である。即ち、可変イ
ンピーダンス回路30を、コイル26の両端に対して、
直列に接続したコンデンサC1と電子スイッチS1、お
よびコンデンサC2と電子スイッチS2を並列に接続し
て構成し、これら電子スイッチS1,S2を制御回路3
2からの制御信号でオン/オフさせるように構成したも
のである。このような構成でも、図5に示す第1の実施
の形態と同様に、電源回路21のコイル24とICカー
ド2のコイル26との間の距離が接近してきても、図7
(b)に示す関係から、整流回路27から得られる誘起
電圧VL の範囲を許容電圧範囲Vmin 〜Vmax に制御す
ることができる。この第2の実施の形態によれば、第1
の実施の形態に比べて、温度上昇を低減することが可能
となり、信頼性の点で優れている。しかし、第2の実施
の形態を実施するには、可変の静電容量を得る小型の素
子を製造する技術が必要となる。
【0028】図9は、図4に示す可変インピーダンス回
路30の具体的な第3の実施の形態を示す図である。即
ち、可変インピーダンス回路30を、コイル26の長さ
に応じて端子T1,T2,T3を形成し、制御回路32
からの制御信号でこれら端子T1,T2,T3への切り
替えを行なう電子スイッチStにより構成したものであ
る。このような構成でも、コイル26に誘起される高周
波電力を変えることができ、その結果電源回路21のコ
イル24とICカード2のコイル26との間の距離が接
近してきても、整流回路27から得られる誘起電圧VL
の範囲を許容電圧範囲に制御することができる。次に本
発明に係わる無線による電力伝送制御方式の第3の実施
の形態について図10を用いて説明する。図10は、本
発明に係わる無線による電力伝送制御方式の第3の実施
の形態の概略構成を示す図である。リーダおよび/また
はライター1に備えられた電源回路21aは、13.5
6MHzの高周波数の可変電圧を発生する制御電源22
aと、インピーダンスをマッチングさせるための整合回
路23と、13.56MHzで2〜5W程度の電力を電
磁波(無線)で伝送するためのコイル24と、ICカー
ド2からの検出された誘起電圧値の信号を電磁波(無
線)によって受けるコイル(コイル状若しくはスパイラ
ル状のアンテナ)37および受信回路38と、該受信回
路38で受けた誘起電圧値に基づいて制御電源22aの
高周波電圧を可変するように制御する制御回路39とに
よって構成される。ICカード2における誘起電圧発生
部28bは、図2にも示すコイル26と整流回路27と
に、整流回路27から得られる誘起電圧VL を検出する
電圧検出回路31と、該電圧検出回路31で検出された
誘起電圧値の信号を電源回路21aのコイル37に電磁
波(無線)によって伝送するための送信回路35および
コイル(コイル状若しくはスパイラル状のアンテナ)3
6とを加えて構成した。ICカード2における内部回路
29は図2と同様である。
【0029】このように構成したことにより、電圧検出
回路31は整流回路27から得られる誘起電圧VL を検
出し、この検出された誘起電圧値の信号を送信回路35
およびコイル36とによって電磁波(無線)によって電
源回路21aのコイル37に伝送して受信回路38で受
信し、制御回路39は受信回路38で受信された誘起電
圧値の信号に基づいて許容誘起電圧値の範囲Vmin 〜V
max から外れるのを検出して制御電源22aの高周波電
圧を制御し、コイル24からコイル26へ伝送する高周
波電力を制御して整流回路27に供給し、整流回路27
からは常に許容誘起電圧値の範囲内の電圧を得ることが
できる。その結果リーダおよび/またはライター1とI
Cカード2との間の距離が5cm程度に近接したとして
も、内部回路29に対して許容誘起電圧値の範囲内の電
圧を供給することができる。次に本発明に係わる無線に
よる電力伝送制御方式の第4の実施の形態について図1
1を用いて説明する。図11は、本発明に係わる無線に
よる電力伝送制御方式の第5の実施の形態の概略構成を
示す図である。リーダおよび/またはライター1に備え
られた電源回路21bは、13.56MHzの高周波数
の可変電圧を発生する制御電源22aと、インピーダン
スをマッチングさせるための整合回路23と、13.5
6MHzで2〜5W程度の電力を電磁波(無線)で伝送
するためのコイル24と、通過するICカード2との瞬
間の距離を赤外線または超音波等を用いて検出するセン
サ回路41と、該センサ回路41から得られる信号によ
り通過するICカード2との瞬間の距離(位置)を算出
する位置検出回路42と、該位置検出回路42で検出さ
れた通過するICカード2との瞬間の距離(位置)dの
情報に基づいて制御電源22aの高周波電圧を可変する
ように制御する制御回路39とによって構成される。I
Cカード2における誘起電圧発生部28は、図2にも示
すコイル26と整流回路27とによって構成される。
【0030】このように構成したことにより、センサ回
路41は通過するICカード2との瞬間の距離を赤外線
または超音波等を用いて検出し、この検出された信号に
より位置検出回路42は通過するICカード2との瞬間
の距離(位置)を算出し、制御回路39は位置検出回路
42で算出されたICカード2との瞬間の距離(位置)
dの情報に基づいて図3に示す距離dと誘起電圧VL と
の関係から制御電源22aから発生させる高周波電圧値
を算出し、この算出された高周波電圧値を制御電源22
aから発生させるように制御し、コイル24からコイル
26へ伝送する高周波電力を制御して整流回路27に供
給し、整流回路27からは常に許容誘起電圧値の範囲内
の電圧を得ることができる。その結果リーダおよび/ま
たはライター1とICカード2との間の距離が5cm程
度に近接したとしても、内部回路29に対して許容誘起
電圧値の範囲内の電圧を供給することができる。次に本
発明に係わる無線を使って乗車券や定期券等の情報を送
受信して乗車券や定期券等の役目をする部分も含めて全
体について説明する。図12は、無線を使って乗車券や
定期券等の情報を送受信して乗車券や定期券等の役目を
する部分も含めて全体についての第1の実施の形態にお
ける概略構成を示すものである。即ち、リーダ および
/または ライター1には、電源回路21の他、ICカ
ード2との間において電磁波(無線)を用いて情報の送
受信を行なう情報送受信部51を有する。情報送受信部
51は、通信ネットワークおよび改札口の扉を開閉する
機構または表示手段に接続され、ICカード2へ送信す
る情報(データ)を変調部54へ出力し、復調部55か
ら得られる情報(データ)を処理して出力するCPU5
2と、ICカード2から得られた情報や処理プログラム
情報を格納したメモリ53と、CPU52からの情報を
ICカード2へ送信するために3.39MHzで変調す
る変調部54と、該変調部54で変調された信号を増幅
する増幅器56と、ICカード2との間で情報を電磁波
(無線)で送受信するコイル59と、コイル59によっ
て受信された信号を増幅する増幅器57と、該増幅器5
7で増幅された信号を3.39MHzで復調する復調部
55と、インピーダンスをマッチングさせる整合回路5
8とで構成されている。
【0031】またICカード2においても、誘起電圧発
生部28および内部回路29を有し、内部回路29は、
乗車券や定期券等の情報を格納したメモリ63と、該メ
モリ63に対して書き込みおよび読み出し等の制御を行
なうCPU62と、メモリ63から読みだされた情報
(データ)等を3.39MHzで変調する変調部65
と、該変調部65からの信号を増幅する増幅器67と、
情報送受信部51のコイル59との間で情報を電磁波
(無線)で送受信するコイル69と、コイル69によっ
て受信された信号を増幅する増幅器66と、該増幅器6
6で増幅された信号を3.39MHzで復調する復調部
64と、インピーダンスをマッチングさせる整合回路6
8とで構成されている。このような構成により、駅の改
札口やバスに備えられたリーダ/ライター1から非接触
で通過または近接されるICカード2に対して無線によ
って電力を伝送して、ICカード2の内部回路29に安
定した7〜15Vの直流電圧を供給し、CPU62等の
内部回路29を安定に動作させることができ、その結果
ICカード2は、使用者が保持して駅の改札口やバスに
備えられたリーダ/ライター1に対して非接触で5〜2
0cm位の距離を離して通過させることによって無線を
使って乗車券や定期券等の情報を送受信することがで
き、ICカード2が乗車券や定期券等の役目をはたすこ
とができる。
【0032】図13には、ICカード2において、コイ
ル26およびコイル69と、該コイル26および69に
接続された回路28、27、29、31、32を纏めて
構成した1つまたは2つの回路チップ70との実装状態
を示す。なお、図9に示す実施の形態においては、図9
(b)に示すようにコイル26の巻数を増やしてコイル
長を増加し、途中から端子T1,T2,T3を出して回
路チップ70に入力すれば良い。図14は、無線を使っ
て乗車券や定期券等の情報を送受信して乗車券や定期券
等の役目をする部分も含めて全体についての第2の実施
の形態における概略構成を示すものである。即ち、図1
4に示す第2実施の形態では、R/Wユニット1に設け
られたR/Wコイル(コイル状若しくはスパイラル状の
R/Wアンテナ)101とICカード(近接無線カー
ド)2に形成されたカードコイル(コイル状若しくはス
パイラル状のカードアンテナ)201との間で、図15
に示す電力伝送波およびデータ通信変調波からなる電磁
波(無線)を使って電力の伝送および通信の送受信の両
方を行う場合を示したものである。このようにASK変
調方式における電力伝送波と信号波は、周波数領域で見
ると異なる周波数成分であるが、時間領域で見ると電力
伝送波の振幅が信号速度に応じて変化するだけである。
つまり、電力伝送波に信号波を掛け合わせた変調波は時
間領域では、電力伝送波の波形振幅が上下変動している
ようにしか見えない。これを無線により伝送する場合、
電力伝送波と信号波を各々別のアンテナにより送信する
ことも考えられるが、本発明では、非接触カード(近接
無線カード:ICカード)2を簡素化するために、電界
強度を電波法(距離3mにおいて500μV/m)内に
制限し、かつ単一のアンテナ(R/Wコイル)101に
よりこの変調波を送信するように構成した。
【0033】即ち、R/W(リーダまたは/およびライ
タ)ユニット1には、13.56MHzの高周波数の電
圧を発生する電源105と、近接無線カード2へ送信す
る入力された送信データ(DATA)106を符号化す
る符号化回路107と、上記電源105から発生した1
3.56MHzの高周波数の電圧上に上記符号化回路1
07で符号化された信号で振幅変調(Amplitude Shift
Keying 変調)を重畳させる変調器108と、該変調器1
08で13.56MHzの高周波数の電圧上にASK変
調された信号を増幅する送信アンプ109と、該送信ア
ンプ109で増幅された信号をインダクタンス結合10
3により結合させ、コンデンサ104を有してインピー
ダンスをマッチングさせて反射防止をするための整合回
路(給電回路)102と、該整合回路102の出力に応
じて電力の伝送およびデータの送信を行うべく電磁波を
発生し、近接無線カード2のカードコイル201から電
磁波によって送信されてきたデータを受信するR/Wコ
イル101と、該R/Wコイル101で受信した信号を
整合回路102で整合させてインダクタンス結合103
により生じた信号からノイズ成分を取り除くフィルタ回
路110と、該フィルタ回路110を通して得られる信
号を増幅する受信アンプ111と、該受信アンプ111
で増幅された信号を電源105から得られる13.56
MHzの高周波数の電圧信号を用いて復調する復調器1
12と、該復調器112で復調された信号を復号化して
受信データ(DATA)114として出力する復号化回
路113とを備えている。
【0034】近接無線カード(非接触カード:ICカー
ド)2には、カードコイル201と、無線チップ202
と、CPU+インターフェースチップ210とを備えて
いる。なお、無線チップ202を小型化することによっ
て、無線チップ202とCPU+インターフェースチッ
プ210とを一つのチップで構成することができる。カ
ードコイル201は、R/Wユニット1のR/Wコイル
101から電力の伝送およびデータの送信を行うべく発
生した電磁波を受信し、ロードスイッチング変調された
送信データに応じた電磁波を発生するものである。無線
チップ202は、上記カードコイル201で受信した1
3.56MHzの電力については整流し、送受信信号に
ついてはインピーダンスをマッチングさせて整合する整
合・整流回路203と、該整合・整流回路203から整
流された誘起電圧から5mW程度で2〜5V程度の一定
の直流電圧電源205として供給する定電圧電源回路2
04と、前記整合・整流回路203から得られる直流電
圧VL を基準電圧と比較して検出する電圧検出回路31
と、該電圧検出回路31で検出された直流電圧値に基づ
いて定電圧電源回路204から出力される直流電圧に対
してFET等からなる可変抵抗素子によって構成された
可変インピーダンスを可変制御して直流電源電圧205
としてICチップ202,210(内部回路29)に供
給するFET等からなる可変抵抗素子によって構成され
た可変インピーダンス制御回路30と、上記カードコイ
ル201から得られる受信信号からクロックを抽出する
クロック抽出回路206と上記カードコイル201から
得られる受信信号からノイズ成分を取り除くLPF回路
207と、該LPF回路207から得られる受信信号を
波形整形する波形整形回路208と、送信信号をロード
スイッチング変調させて上記整合・整流回路203に与
えて整合させてカードコイル201に供給するロードス
イッチング変調回路209とを有する。
【0035】CPU+インターフェースチップ210
は、上記無線チップ202のクロック抽出回路206で
抽出されたクロック信号に基いて分周してマイコン21
4を働かせる信号を生成する分周回路211と、無線チ
ップ202の波形成形回路208から得られる信号を復
号化する復号化回路212と、該復号化回路212から
得られる復号化データ(受信データ)を制御してマイコ
ン214へ入力する受信データ制御回路213とマイコ
ン214から送信データを制御して得る送信データ制御
回路215と、該送信データ制御回路215から制御し
て得られる送信データを符号化して無線チップ202の
ロードスイッチング変調回路209へ入力する符号化回
路216と、カードとしての情報を記憶するメモリを内
蔵して送受信データの処理およびメモリとの間のデータ
の転送等を行うH8等のマイコン214とを有し、上記
無線チップ202の定電圧電源回路204から安定した
電源205の供給を受けるように構成されている。な
お、電力を電磁波(無線)で伝送するためにR/Wコイ
ル101とカードコイル201を用いたのは、近傍にお
ける電力伝送の効率を向上させるためである。また近接
無線カード2にコイル201を形成した場合、近接無線
カード2の変形に強い利点がある。またR/Wコイル1
01とカードコイル201ともにスパイラルアンテナで
形成しても良い。また、ICカード2とリーダおよび/
またはライター1との間の距離が著しく離れたとして
も、内部回路210,202(29)に対して所望の直
流電圧を供給できるように、上記カードコイル201に
は、同調用容量25を接続して大きな誘起電力が得られ
るように共振回路が備えられている。上記カードコイル
201として、スパイラル状のアンテナコイルを連続し
て同じ方向に巻き付けられた2層以上の多層構造とする
ことによって、コイル間に生じる浮遊容量とコイルのイ
ンダクタンスで並列共振回路を構成し、同調用容量25
を不要または著しく小さくすることができる。また、整
流回路203として、全波整流をするように構成したこ
とにより、リップルが小さくなり、平滑容量も小さくな
り、平滑用のコンデンサを小型化して組み込むことが可
能となり、無線チップ202を小型化することが可能と
なる。また、特に、整流回路203の後に設けられた定
電圧電源回路204の後に、可変抵抗素子からなる可変
インピーダンス回路30を設けることによって、耐圧保
護回路30の素子サイズを小さくでき、その結果無線チ
ップ202を小さく構成でき、チップはもとより、IC
カードとしての原価低減を図ることができ、しかも可変
抵抗素子からなる可変インピーダンス回路30の温度上
昇を低減してチップ220として高信頼性を得ることが
できる。
【0036】以上説明したように、近接無線カードシス
テムにおいては、リーダまたは/およびライタ1に対し
て非接触カード(近接無線カード:ICカード)2を近
接させることによって、リーダ/ライタ1と非接触カー
ド2との間において、無線によって電力を伝送し、更に
無線によって情報の送受信(通信)が行われることにな
る。即ち、近接無線カードシステムにおいては、リーダ
ライタ用コイル若しくはスパイラルアンテナ101によ
り、電力伝送波若しくは通信波を放射し、カード側のコ
イル若しくはスパイラルアンテナ201によりこの電磁
波を受信、誘起し、カード側回路を動作し、信号を検出
するものである。
【0037】
【発明の効果】発明によれば、ICカードとリーダ/ラ
イターとの間の距離が大幅に変動したとしても、リーダ
/ライターから無線によってICカードの内部回路に対
してICカードに設けられる耐圧保護回路の素子サイズ
を小さくし、且つ可変インピーダンス回路の温度上昇を
低減させて電力を安定的に供給ができるようにした無線
による電力伝送システムおよびICカードを実現するこ
とができる効果を奏する。特に、耐圧保護回路の素子サ
イズを小さくし、且つ可変インピーダンス回路の温度上
昇を低減させることできるので、ICカードとして、電
磁波を受信するアンテナと1チップの素子とを実装する
ことによって構成でき、安価なICカードを実現するこ
とができる。また、本発明によれば、ICカードをリー
ダおよび/またはライターに対してコイル状若しくはス
パイラル状のアンテナコイルを用いて電磁波による電力
の伝送を行うようにして非接触で通過または近接させる
だけで、リーダおよび/またはライターから無線によっ
てICカードの内部回路に対してICカードに設けられ
る耐圧保護回路の素子サイズを小さくし、且つ可変イン
ピーダンス回路の温度上昇を低減させて電力を応答性を
良くして安定的に電力を供給できるようにした無線によ
る電力伝送システムおよびICカードを実現することが
できる効果を奏する。
【0038】また、本発明によれば、ICカードとリー
ダ/ライターとの間の距離が大幅に変動したとしても、
ICカード側で受信される誘起電力に対して静電容量を
制御することにより可変インピーダンス回路の温度上昇
を低減させて電力を安定的に供給ができるようにした無
線による電力伝送システムおよびICカード並びにIC
カードを用いた情報通信システムを実現することができ
る効果を奏する。また、本発明によれば、ICカードを
リーダおよび/またはライターに対して非接触で通過ま
たは近接させるだけで、リーダおよび/またはライター
の電力送信部から適切な電力を無線によってICカード
に対して伝送するようにして、ICカードの内部回路に
安定して供給し、リーダおよび/またはライターとIC
カードとの間で高信頼度で情報の通信をできるようにし
た無線による電力伝送システムおよびICカード並びに
ICカードを用いた情報通信システムを実現することが
できる効果を奏する。また、本発明によれば、リーダお
よび/またはライター装置からICカードに対して安定
させて電力を非接触で供給してリーダおよび/またはラ
イター装置とICカードとの間で高信頼度で情報の通信
(送受信)をできるようにしたICカードを用いた情報
通信システムを実現することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる駅の改札口やバスに備えられた
リーダおよび/またはライターから非接触で通過または
近接されるICカードに対して無線によって電力を伝送
する電力伝送方式の概略構成を示す図である。
【図2】本発明に係わる無線による電力伝送方式を示す
図である。
【図3】リーダおよび/またはライターに備えられた電
源回路のコイルとICカードとの間の距離dと、整流回
路から得られる誘起電圧VL との関係を示す図である。
【図4】本発明に係わる無線による電力伝送制御方式の
第1の実施の形態の概略構成を示す図である。
【図5】本発明に係わる無線による電力伝送制御方式の
第2の実施の形態の概略構成を示す図である。
【図6】図4に示す可変インピーダンス回路30の具体
的な第1の実施の形態を示す図である。
【図7】インピーダンス制御に基づいて誘起電圧が許容
範囲内に制御される状態を示す図である。
【図8】図4に示す可変インピーダンス回路30の具体
的な第2の実施の形態を示す図である。
【図9】図4に示す可変インピーダンス回路30の具体
的な第3の実施の形態を示す図である。
【図10】本発明に係わる無線による電力伝送制御方式
の第3の実施の形態の概略構成を示す図である。
【図11】本発明に係わる無線による電力伝送制御方式
の第4の実施の形態の概略構成を示す図である。
【図12】本発明に係わる無線を使って乗車券や定期券
等の情報を送受信して乗車券や定期券等の役目をする部
分も含めて全体についての第1の実施の形態を示す概略
構成図である。
【図13】本発明に係わるICカードの実装状態を示す
平面図である。
【図14】本発明に係わる無線を使って乗車券や定期券
等の情報を送受信して乗車券や定期券等の役目をする部
分も含めて全体についての第2の実施の形態を示す概略
構成図である。
【図15】本発明に係る電力伝送波とデータ通信変調波
との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…リーダおよび/またはライター(R/Wユニッ
ト)、2…ICカード、21、21a、21b…電源回
路、22…電源、22a…制御電源、23…整合回路、
24…コイル、26…コイル、28、28a、28b…
誘起電圧発生部、29…内部回路、30…可変インピー
ダンス回路、31…電圧検出回路、32…制御回路、3
6…コイル、37…コイル、51…情報送受信部、52
…CPU、53…メモリ、54、65…変調部、55、
64…復調部、59…コイル、62…CPU、63…メ
モリ 101…R/Wコイル、102…整合回路(給電回
路)、103…インダクタンス結合、105…電源、1
06…送信データ、107…符号化回路、108…変調
器、109…送信アンプ、110…フィルタ回路、11
1…受信アンプ、112…復調器、113…復号化回
路、201…カードコイル、202…無線チップ、20
3…整合・整流回路、205…直流電圧電源、206…
クロック抽出回路、207…LPF回路、208…波形
整形回路、209…ロードスイッチング変調回路、21
0…CPU+インターフェースチップ、211…分周回
路、212…復号化回路、213…受信データ制御回
路、214…マイコン、215…送信データ制御回路、
216…符号化回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 謙治 東京都青梅市今井2326番地株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (56)参考文献 特開 昭60−171475(JP,A) 特開 昭62−8281(JP,A) 特開 平1−3787(JP,A) 特開 平1−81086(JP,A) 特開 平1−102693(JP,A) 特開 平1−112186(JP,A) 特開 平1−124084(JP,A) 特開 平3−262089(JP,A) 特開 平4−32988(JP,A) 特開 平4−64189(JP,A) 特開 平4−74290(JP,A) 特開 平4−127290(JP,A) 特開 平5−28330(JP,A) 特開 平5−128319(JP,A) 特開 平5−135217(JP,A) 特開 平5−135220(JP,A) 特開 平5−135221(JP,A) 特開 平5−135222(JP,A) 特開 平5−217587(JP,A) 特開 平6−36087(JP,A) 特開 平6−80236(JP,A) 特開 平6−111197(JP,A) 特開 平6−115676(JP,A) 特開 平6−133476(JP,A) 特開 平6−149698(JP,A) 特開 平6−156691(JP,A) 特開 平6−326633(JP,A) 特開 平7−79181(JP,A) 特開 平7−85233(JP,A) 特開 平7−131376(JP,A) 特開 平7−321696(JP,A) 特開 平7−321697(JP,A) 特開 平8−7059(JP,A) 特開 平8−77318(JP,A) 特開 平8−102701(JP,A) 特開 平8−147500(JP,A) 特開 平9−62816(JP,A) 米国特許5287113(US,A) 米国特許5412192(US,A) 国際公開95/35609(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 17/00 G06K 19/067 - 19/077 H02J 17/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力送信装置からICカードに無線を用い
    て電力を伝送する電力伝送システムであって、前記ICカードには、前記電力送信装置から伝送された
    無線を受信する共振回路を有する第1のアンテナと該第
    1のアンテナで受信された誘起電力を整流して直流電圧
    に変換する整流回路とを含む変換回路と、該変換回路の
    整流回路で変換された直流電圧が供給される内部回路と
    を備え、 前記電力送信装置には、前記ICカードと前記電力送信
    装置との間の相対的距離に応じた情報を検出する検出手
    段と該検出手段で検出された相対的距離に応じた情報に
    基づいて高周波電圧を制御して発生する制御電圧発生部
    と該制御電圧発生部で制御されて発生された高周波電圧
    に応じた高周波電力を前記無線によって前記ICカード
    の第1のアンテナに伝送するための第2のアンテナを有
    する電力伝送手段とを備えて構成する ことを特徴とする
    電力伝送システム。
  2. 【請求項2】電力送信装置からICカードに無線を用い
    て電力を伝送する電力伝送システムであって、前記ICカードには、前記電力送信装置から伝送された
    無線を受信する共振回路を有する第1のアンテナと該第
    1のアンテナで受信された誘起電力を整流して直流電圧
    に変換する整流回路とを含む変換回路と、該変換回路の
    整流回路で変換された直流電圧が供給される内部回路と
    を備え、 前記電力送信装置には、前記ICカードと前記電力送信
    装置との間の相対的距離に応じた情報を検出する検出手
    段と該検出手段で検出された相対的距離に応じた情報に
    基づいて高周波電圧を制御して出力する制御電源部と該
    制御電源部で制御されて出力された高周波電圧に応じた
    高周波電力を前記無線によって前記ICカードの第1の
    アンテナに伝送するための第2のアンテナを有する電力
    伝送手段とを備えて構成することを特徴とする電力伝送
    システム
  3. 【請求項3】前記検出手段は、前記電力送信装置と前記
    ICカードとの相対的距離を検出す る距離検出手段で形
    成することを特徴とする請求項1又は2記載の電力伝送
    システム
  4. 【請求項4】前記検出手段は、赤外線または超音波を用
    いて前記電力送信装置と前記ICカードとの相対的距離
    を検出する距離検出手段で形成することを特徴とする請
    求項1又は2記載の電力伝送システム
  5. 【請求項5】前記電力送信装置は、リーダおよび/また
    はライター装置で構成されることを特徴とする請求項1
    又は2記載の電力伝送システム
  6. 【請求項6】リーダおよび/またはライター装置から伝
    送された無線を受信する共振回路を有する第1のアンテ
    ナと該第1のアンテナで受信された誘起電力を整流して
    直流電圧に変換する整流回路とを含む変換回路と、該変
    換回路の整流回路で変換された直流電圧が供給される内
    部回路とを備えたICカードと、 前記ICカードと前記リーダおよび/またはライター装
    置との間の相対的距離に応じた情報を検出する検出手段
    と該検出手段で検出された相対的距離に応じた情報に基
    づいて高周波電圧を制御して発生する制御電圧発生部と
    該制御電圧発生部で制御されて発生された高周波電圧に
    応じた高周波電力を前記無線によって前記ICカードの
    第1のアンテナに伝送するための第2のアンテナを有す
    る電力伝送手段とを備えた前記リーダおよび/またはラ
    イター装置とにより構成し、 更に、情報通信が、前記リーダおよび/またはライター
    装置の情報通信部と前記ICカードの前記内部回路との
    間で無線により実行できる通信手段を備えたことを特徴
    とする電力伝送および情報通信システム
  7. 【請求項7】前記リーダおよび/またはライター装置の
    第2のアンテナから前記ICカードの第1のアンテナへ
    の無線を用いた電力の伝送と、前記リーダおよび/また
    はライター装置の情報通信部と前記ICカードの前記内
    部回路との間における前記通信手段による無線を用いた
    情報通信とを行う際 前記ICカードの第1のアンテナ
    を第1の共通アンテナとして用い、前記リーダおよび/
    またはライター装置の 第2のアンテナを第2の共通アン
    テナとして用いることを特徴とする請求項6記載の電力
    伝送および情報通信システム
  8. 【請求項8】前記制御電圧発生部は、電力伝送用の高周
    波電圧信号を発生する電源部と、入力された送信用デー
    タを符号化する符号化回路と、前記電源部から得られる
    信号に対して前記符号化回路から得られる信号を振幅変
    調して重畳させる変調器とを備えて構成し、 前記電力伝送手段は、前記変調器から得られる信号に基
    づいて給電する給電回路と、該給電回路によって給電さ
    れた電流に応じた無線を発生する前記第2のアンテナと
    を備えて構成することを特徴とする請求項7記載の電力
    伝送および情報通信システム
  9. 【請求項9】前記ICカードの内部回路として、アンテ
    ナで検出された通信変調波を波形整形して復号化する復
    号化回路と、該復号化回路で復号化された受信データを
    入力し、送信データを出力するマイコンと、該マイコン
    から出力された送信データを符号化する符号化回路と、
    該符号化回路で符号化された信号に基づいて変調させて
    前記アンテナに入力させる変調器とを有することを特徴
    とする請求項7記載の電力伝送および情報通信システ
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