JP2003067689A - 通信装置および方法 - Google Patents

通信装置および方法

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JP2003067689A
JP2003067689A JP2001252433A JP2001252433A JP2003067689A JP 2003067689 A JP2003067689 A JP 2003067689A JP 2001252433 A JP2001252433 A JP 2001252433A JP 2001252433 A JP2001252433 A JP 2001252433A JP 2003067689 A JP2003067689 A JP 2003067689A
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modulation
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antenna
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JP2001252433A
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Inventor
Hiroshi Hosomi
宙史 細見
Masayasu Kaneko
雅保 金子
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 至近距離での通信を可能にする。 【解決手段】 ICカードからリーダライタ装置に送信さ
れる信号は、LS変調によりオン/オフの2値信号として
送信され、リーダライタ装置に流れる搬送波の電圧変化
(図中縦軸)として検出される。ICカードからリーダラ
イタ装置に信号を送信する際、搬送波周波数Dは、周波
数(横軸)の実用帯域(GとHの間)に、入っている必要
がある。ヌル点Aおよびヌル点Bが搬送波周波数近傍に
生じると、LS変調信号を復調する際、エラーが発生しや
すい。ICカードとリーダライタ装置のアンテナ間距離を
接近させてゆくと、LS変調時の有効な実用帯域は、高い
周波数に移動してゆく傾向があり、ヌル点Aが搬送波周
波数Dに接近するが、ICカードのアンテナの固有共振周
波数を、予め所定の値だけ低く設定しておくことによ
り、ヌル点Aの搬送波周波数への接近を打ち消し、至近
距離での通信を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置および方
法に関し、特に、他の通信装置が有するアンテナまでの
距離に対応して、搬送波周波数から、共振周波数を所定
の値だけずらして設定させることにより、至近距離にお
いて非接触通信できるようにした通信装置および方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードシステムは、IC(Integrated Ci
rcuit)カードと、ICカードからの情報の読み出しや、ま
たはICカードへの情報の書込みを行う装置(以下、リー
ダライタ装置と称する)から成る。非接触通信技術によ
るICカードシステムは、ICカードとリーダライタ装置を
接触させることなく、情報の読み書きを行うことができ
るため、利便性が高く、定期券、認証カードなど、従来
の磁気式カードでの用途、あるいは物流システム等にお
いて、その利用範囲を拡大している。
【0003】このICカードシステムにおいては、ICカー
ドおよびリーダライタ装置の各アンテナの共振周波数
を、通信に用いる搬送波の搬送波周波数に厳密に調整し
て共振させることにより、ICカードとリーダライタ装置
間で、より長い距離で通信することができるようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ICカードシステムの、搬送波周波数に共振するようにア
ンテナの共振周波数を設定させる方法では、例えば図1
に示されたように、ICカードとリーダライタ装置間の距
離が接近した場合、通信ができなくなることがあるとい
う課題があった。
【0005】すなわち、図1においては、ICチップ3を
装着したビデオカセットテープ2が、ビデオテープレコ
ーダ(VTR)1に挿入されている。ICチップ3内のメモリ
には、ビデオカセットテープ2に記録されている映像に
関する索引、および記録時間が記憶されている。VTR1
内に設置されたリーダライタ装置(不図示)は、アンテナ
4、およびICチップ3に内蔵されているアンテナ(不図
示)を介して、ICチップ3と通信することにより、ICチ
ップ3に記憶されている索引および記録時間などの情報
を読み出したり、書き込んだりする。
【0006】図1に示されたような装置構成の場合、ア
ンテナ4と、ICチップ3に内蔵されているアンテナ(不
図示)間の距離が数ミリメートルと、非常に接近してい
る。このような状況においては、搬送波周波数にアンテ
ナの共振周波数を同調させる方法では、通信することが
できなくなることがある。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ICカードとリーダライタ装置間で、至近距
離での通信をできるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の通信装置は、送
信する情報を変調する変調手段と、所定の共振周波数で
共振し、信号を送信する送信手段とを備え、共振周波数
は、他の通信装置が有するアンテナまでの距離に対応し
て、搬送波周波数から、所定の値だけずらして設定され
ることを特徴とする。
【0009】前記変調手段には、LS変調により変調する
ようにさせることができる。
【0010】他の通信装置からの受信信号を基に、電力
を生成する生成手段と、他の通信装置からの受信信号よ
りクロックを抽出する抽出手段と、他の通信装置からの
受信信号を復調する復調手段と、復調手段により復調さ
れた復調信号を復号する復号手段と、情報を記憶する記
憶手段と、他の通信装置に送信する情報を符号化する符
号化手段とをさらに設けるようにし、前記変調手段に
は、符号化手段により符号化された前記情報を変調する
ようにさせることができる。
【0011】本発明の通信方法は、送信する情報を変調
する変調ステップと、所定の共振周波数で共振し、信号
を送信する送信ステップとを含み、共振周波数は、他の
通信装置が有するアンテナまでの距離に対応して、搬送
波周波数から、所定の値だけずらして設定されることを
特徴とする。
【0012】本発明の通信装置および方法においては、
送信する情報が変調され、所定の共振周波数で共振し、
信号が送信され、共振周波数は、他の通信装置が有する
アンテナまでの距離に対応して、搬送波周波数から、所
定の値だけずらして設定される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を適用した通信装置の構成
例について、図2を参照して説明する。なお、以下の説
明においては、ICカードをTAG31と称する。リーダラ
イタ装置11のアンテナ共振回路部12は、抵抗R1、コ
ンデンサC1、およびコイルL1から成り、処理部13によ
り生成された情報信号および電力を、TAG31のアンテ
ナ共振回路部32に送信する。また、アンテナ共振回路
部12は、TAG31のアンテナ共振回路部32から情報
信号を受信し、処理部13に供給する。なお、アンテナ
共振回路部12の固有の共振周波数(以下、固有共振周
波数と称する)は、コンデンサC1のキャパシタンスおよ
びコイルL2のインダクタンスにより、予め所定の値に設
定される。
【0014】処理部13は、マイクロコンピュータ1
4、符号化/復号回路15、搬送波生成回路16、ASK(A
mplitude Shift Keying)変調回路17、および復調回路
18を内蔵している。マイクロコンピュータ14は、リ
ーダライタ装置11の各部を制御し、データを送受信す
る処理を行わせる。符号化/復号回路15は、情報処理
装置21から供給されたデータを、マンチェスタ符号な
どに符号化するとともに、TAG31から受信され、復調
回路18で復調された情報信号を復号し、得られたデー
タを情報処理装置21に供給する。搬送波生成回路16
は、TAG31に送信する搬送波を生成し、ASK変調回路1
7に供給する。ASK変調回路17は、符号化/復号回路1
5により符号化された信号に基づいて、搬送波生成回路
16から供給された搬送波を振幅変調し、アンテナ共振
回路部12に供給する。
【0015】復調回路18は、アンテナ共振回路部12
により受信された信号を復調し、符号化/復号回路15
に供給する。
【0016】例えば、パーソナルコンピュータなどより
なる情報処理装置21は、リーダライタ装置11からTA
G31に送信する所定のデータを作成し、リーダライタ
装置11の処理部13に供給すると共に、TAG31から
リーダライタ装置11に送信されたデータの入力を受
け、予め設定された所定の処理を実行する。
【0017】アンテナ共振回路部12と電磁結合するTA
G31のアンテナ共振回路部32は、抵抗R2、コンデン
サC2、およびコイルL2から成り、処理部34により生成
され、LS(Load Switching)変調回路33により変調され
た情報信号を、リーダライタ装置11のアンテナ共振回
路部12に送信する。また、アンテナ共振回路部32
は、リーダライタ装置11のアンテナ共振回路部12か
ら情報信号を受信し、処理部34に供給する。なお、ア
ンテナ共振回路部32の固有共振周波数は、コンデンサ
C2のキャパシタンスおよびコイルL2のインダクタンスに
より、予め所定の値に設定される。
【0018】LS変調回路部33は、抵抗R3およびMOS(Me
tal Oxide Semiconductor)スイッチSWから成り、処理部
34から供給された1,0のデータに応じて、MOSスイ
ッチSWをオン、オフにスイッチングすることによりデー
タを変調し、アンテナ共振回路部32に供給する。
【0019】処理部34は、マイクロコンピュータ3
5、IC用電源生成回路36、クロック抽出回路37、AS
K(Amplitude Shift Keying)復調回路38、符号化/復号
回路39、ロジック回路40、およびEEPROM(Electrica
lly Erasable Programmable Read-only Memory)41を
内蔵する。マイクロコンピュータ35は、TAG31の各
部を制御し、送受信するデータの処理、およびデータの
送受信処理を行わせる。IC用電源生成回路36は、アン
テナ共振回路部32により受信された信号を基に、TAG
31が各種の処理を行うのに必要とされる電力を生成
し、各部に供給する。クロック抽出回路37は、アンテ
ナ共振回路部32により受信された信号からクロック信
号を抽出し、マイクロコンピュータ35に供給する。
【0020】アンテナ共振回路部32により受信された
信号は、リーダライタ装置11のASK変調回路により変
調された信号であり、ASK復調回路38は、受信された
信号を復調し、符号化/復号回路39に供給する。符号
化/復号回路39は、ASK復調回路38より供給された信
号を復号し、ロジック回路40に供給する。また、符号
化/復号回路39は、ロジック回路40から供給された
データを符号化し、LS変調回路33に供給する。ロジッ
ク回路40は、符号化/復号回路39から供給されたデ
ータに基づいて、所定の処理を行い、EEPROM41に記憶
されているデータ内容を読み出し、符号化/復号回路3
9に供給したり、EEPROM41に新たなデータを書き込ん
だり、削除する。
【0021】EEPROM41は、ロジック回路40からの要
求にしたがって、所定のデータを読み出して供給した
り、データを記憶したり、あるいは削除する。
【0022】次に、この通信装置によるデータ送受信処
理について、図3および図4のフローチャートを参照し
て説明する。なお、図3のフローチャートは、リーダラ
イタ装置11の処理を表わし、図4のフローチャート
は、TAG31の処理を表わしている。
【0023】ステップS1において、リーダライタ装置
11の処理部13にある搬送波生成回路16は、周波数
13.5MHzの搬送波を生成する。
【0024】ステップS2において、処理部13は、情
報処理装置21よりデータを取得し、ステップS3にお
いて、符号化/復号回路15は、ステップS2で取得し
たデータを、マンチェスタ符号へ符号化し、ASK変調回
路17に供給する。
【0025】ステップS4において、ASK変調回路17
は、符号化/復号回路15より入力された、符号化され
たデータに基づいて、ステップS1で生成された搬送波
をASK変調する。
【0026】ステップS5において、ステップS4でAS
K変調回路17によりASK変調された変調信号は、アンテ
ナ共振回路部12に供給される。アンテナ共振回路部1
2は、供給された変調信号に応じた電磁界を発生させ
る。
【0027】ステップS21において、ステップS5で
発生された電磁界による電磁誘導の結果、TAG31のア
ンテナ共振回路部32に、起電力が誘起される。
【0028】ステップS22において、IC用電源生成回
路36は、ステップS21で誘起された起電力を基に、
電源回路を形成し、各部に必要な電力を供給する。
【0029】ステップS23において、クロック抽出回
路37は、ステップS21で誘起された起電力からクロ
ック成分を抽出し、マイクロコンピュータ35に供給す
る。
【0030】ステップS24において、ASK復調回路3
8は、ステップS21で誘起された起電力の電圧振幅変
化を基に、ASK変調されている変調信号をASK復調し、符
号化/復号回路39に供給する。
【0031】ステップS24で復調された信号は、マン
チェスタ符号へ符号化されており、ステップS25にお
いて、符号化/復号回路39は、ステップS24で復調
された信号を復号し、ロジック回路40に供給する。
【0032】ステップS26において、ロジック回路4
0は、予め設定された所定のプログラムに従って、供給
されたデータをEEPROM41に記憶させたり、EEPROM41
に記憶されているデータを読み出したり、あるいは削除
する。また、ロジック回路40は、リーダライタ装置1
1に送信する情報を作成する。
【0033】ステップS27において、符号化/復号回
路39は、ステップS26で作成された送信用情報をマ
ンチェスタ符号に符号化し、LS変調回路部33に供給す
る。
【0034】ステップS28において、LS変調回路部3
3は、符号化/復号回路39より供給された信号を基
に、アンテナ共振回路部32のインピーダンスを変化さ
せることでLS変調し、ステップS29において、アンテ
ナ共振回路部32は、変調された信号を送信する。
【0035】リーダライタ装置11のアンテナ共振回路
部12には、無変調の定電流搬送波が流れており、搬送
波に、ステップS29で発生したインピーダンス変化に
応じた電圧振幅変化が誘起される。アンテナ共振回路部
12は、ステップS6において、この変化を検出するこ
とでTAG31からの信号を受信する。TAG31からリーダ
ライタ装置11への、LS変調された信号の送信原理につ
いては、後述において詳細に説明する。
【0036】ステップS7において、復調回路18は、
ステップS6で誘起された電圧振幅変化を基に、信号を
復調し、符号化/復号回路15に供給する。
【0037】ステップS8において、符号化/復号回路
15は、復調回路18から供給された信号を復号し、デ
ータを生成し、ステップS9において、生成されたデー
タを、情報処理装置21に供給する。
【0038】以上のようにして、リーダライタ装置11
と、TAG31の間で、情報の送受信が行われる。
【0039】なお、上述した説明においては、マンチェ
スタ符号に符号化したが、符号化は、マンチェスタ符号
への符号化に限定されるものではない。
【0040】また、上述の例においては、ステップS1
において搬送波生成回路16が生成する搬送波の周波数
を13.5MHzとしたが、搬送波の周波数は、13.5MHzに限定
されるものではない。
【0041】次に、本発明の通信装置における、TAG3
1からリーダライタ装置11への、LS変調された信号の
送信の原理について図5乃至図7を用いて説明する。図
5は、アンテナ間距離(アンテナ共振回路部12とアン
テナ共振回路部32の距離)が一定の値に設定された場
合の、搬送波の周波数に対する電圧振幅値の変化を、模
式的に表わしたグラフである。
【0042】図5において、横軸は搬送波の周波数を表
わし、縦軸はリーダライタ装置11のアンテナ共振回路
部12で検出される搬送波の電圧を表わしている。な
お、リーダライタ装置11のアンテナ共振回路部12、
およびTAG31のアンテナ共振回路部32の固有共振周
波数は、それぞれ、13.5MHzに設定されているものとす
る。
【0043】図5において、線L1およびL2は、LS変
調回路部33のスイッチSWをオンの状態にした場合、お
よびオフの状態にした場合における搬送波の電圧波形
を、それぞれ示している。ただし、線L1がオン状態で
線L2がオフ状態であるとは限らない。LS変調は、LS変
調回路部33のスイッチSWのオンとオフにより、リーダ
ライタ装置11のアンテナ共振回路部12に流れる搬送
波の電圧を変化させることで、情報を送信する。すなわ
ち、図中「LS変調によって生じる変化成分」で示された
ように、ある一定の搬送波周波数において、スイッチSW
のオン・オフに応じて、搬送波の電圧は、EおよびFの
値のどちらかになる(例えば、スイッチがオンのとき、
電圧はEの値になり、オフのとき、電圧はFの値にな
る)。この電圧EとFを、0,1のデジタル信号に置き
換えることにより、信号が読み出される。搬送波周波数
がCのとき、電圧EとFの差が、最も大きくなる。この
搬送波周波数Cを、LS変調帯域中心周波数と呼ぶ。LS変
調帯域中心周波数で共振した場合、オン/オフによる電
圧差が最も大きいため、通信エラーが起こる可能性が最
も低い。また、Dは、搬送波周波数13.5MHzを示してい
る。
【0044】TAG31から信号を送信すると、搬送波の
左右に側波帯が表われる。このため、図6Aに示される
ように、搬送波周波数を中心とした上下側波帯成分よ
り、電圧情報が読みだされ、LS変調のオン/オフが識別
される。
【0045】図6Aは、図5の搬送波周波数D付近にお
ける搬送波の電圧変化の一部を抜き出して示したもので
ある。図6Aの中心の矢印の位置は、搬送波周波数Dを
示しており、図中、搬送波周波数の左側に下側波帯、右
側に上側波帯が、それぞれ示されている。また、線L1
およびL2は、図5に示された線L1およびL2に、そ
れぞれ対応している。
【0046】例えば、図6Aの線L1から、電圧情報を
読み出す場合の原理について、図7を参照して説明す
る。図7A「側波アンバランス」には、上方に向かう3
本の矢印が描かれている。このうち、下側波帯と記され
た左側の矢印は、図6Aの下側波帯において検知された
電圧(エネルギー)の大きさを示すベクトルである。同様
に、上側波帯と記された右側の矢印は、上側波帯におい
て検知された電圧(エネルギー)の大きさを示すベクトル
である。図6Aにおいて、線L1が右下がりの波形であ
るのに対応して、図7Aにおいて、下側波帯のベクトル
(エネルギー)より、上側波帯のベクトル(エネルギー)の
ほうが短く(小さく)なっている。すなわち、下側波帯に
おいて検知された電圧より、上側波帯において検知され
た電圧のほうが小さい値になっている。このように、下
側波帯と上側波帯において検知される電圧は、アンバラ
ンスになっている。
【0047】下側波帯と上側波帯において検知された電
圧の各値を基に、電圧情報が読み出される。下側波帯と
上側波帯において検知された各電圧のアンバランスは、
図7BのAM(振幅変調)成分と図7CのPM(位相変調)成分
に分解される。図7CのPM成分は、図7Aにおける側波
帯のベクトルから、図7Bにおける電圧値のベクトルを
引いた差分の値を示している。下側波帯および上側波帯
において検出される各電圧の差が大きいほど、図7Cの
PM成分のベクトルも大きくなる。
【0048】以上のような原理により、上下側波成分よ
り、電圧情報が読みだされる。
【0049】図6Aの線L2においても、上述した同様
の原理により、電圧情報が読み出される。その結果、線
L2から算出されたAM成分は、線L1から算出されたAM
成分よりも小さい値になる。この、AM成分の電圧値の差
に基づいて、TAG31のLS変調回路部33において変調
された信号のオン/オフが識別される。
【0050】ところで、図5のグラフにおいて、搬送波
周波数がGおよびHの場合、線L1とL2が交わってし
まう。以下、この特異点を、変調ヌル点と称する。より
低い周波数Gにおいて発生するヌル点をヌル点A、より
高い周波数Hにおいて発生するヌル点をヌル点Bとす
る。図6Bは、ヌル点Aが搬送波周波数近傍で発生した
場合の搬送波周波数付近のグラフを抜き出して示すもの
である。図6Bにおいても、図6Aと同様に、図6Aの
中心の矢印の位置は、搬送波周波数Dを示しており、図
中、搬送波周波数の左側に下側波帯、右側に上側波帯
が、それぞれ示されている。また、線L1およびL2
は、図5に示された線L1およびL2に、それぞれ対応
している。
【0051】図6Bに示されるように、ヌル点が搬送波
周波数の近傍に発生した場合、図7を用いて先に説明し
た原理により、線L1およびL2のAM成分を算出する
と、線L1よりL2の方が、下側波帯における電圧値は
大きいものの、上側波帯における電圧値は小さくなるた
め、線L2において算出されるAM成分と、線L1におい
て算出されるAM成分との間には、図6Aにおいて算出さ
れるほどの電圧差が生じない。そのため、信号の識別が
しにくくなってしまう。
【0052】これに対して、搬送波の周波数がLS変調帯
域中心周波数Cに設定された場合、線L1およびL2間
で、AM成分の電圧差が最大になる。従って、搬送波の周
波数をLS変調帯域中心周波数Cに設定した場合、最もエ
ラーが発生する確率が低い。
【0053】本発明の通信装置においては、LS変調を行
う有効な実用帯域である、周波数GとHに挟まれた周波
数範囲内に搬送波周波数が入るように設定することによ
り、エラーのない情報伝達を可能としている。
【0054】ところで、この有効な実用帯域は、リーダ
ライタ装置11とTAG31間の距離により、変動してし
まう。
【0055】次に、図8乃至図10を参照して、LS変調
を行う有効な実用帯域とアンテナ間距離との間の関係、
および、本発明の通信装置の、至近距離での通信方法の
特長について説明する。
【0056】図8に示されたグラフは、TAG31とリー
ダライタ装備11間の距離を、5個の所定の値に設定し
た場合の、定電流搬送波の周波数に対する、電圧振幅値
の変化の例を表わしている。なお、アンテナ共振回路部
12、およびアンテナ共振回路部32の固有共振周波数
は、共に13.5MHzに設定されている。また、図8のグラ
フにおいては、横軸は搬送波周波数を表わし、縦軸はリ
ーダライタ装置11の搬送波の電圧を表わしている。
【0057】図中、kは、結合係数を表わし、リーダラ
イタ装置11とTAG31のアンテナ間の距離が近いほ
ど、大きな値になる。すなわち、図中、一番上に示され
る、結合係数k=0.025のときの波形が、アンテナ間距離
が1番遠い場合のシミュレーション結果を表わし、以
下、下方に向かって、結合係数kが、k=0.05、k=0.1、k=
0.15、k=0.2と大きくなるに従い、アンテナ間距離が、
より短い場合の例を示している。図中、2本の接近した
ペアを構成する波形は、図5に示された線L1およびL
2に相当する。
【0058】また、図中、ヌル点A軌跡と記された破線
は、結合係数kが、k=0.025、0.05、0.1、0.15、およ
び0.2の場合の、各シミュレーション結果において、そ
れぞれ現れたヌル点Aを通る線分を示し、結合係数kの
値を、連続的に変化させていった場合、ヌル点Aは、こ
の軌跡上を移動する。ヌル点B軌跡と記された破線も同
様に、各結合係数のシミュレーション結果における、ヌ
ル点Bを通る線であり、結合係数kを連続的に変化させ
た場合、ヌル点Bは、この軌跡上を移動する。
【0059】結合係数kが大きくなる(アンテナ間距離
が近くなる)につれ、ヌル点Aが出現する周波数が高く
なる(グラフ中、右方向へ移動する)ことがわかる。ま
た、結合係数kが大きくなる(アンテナ間距離が近くな
る)につれ、ヌル点Bの出現する周波数も、高くなる
(グラフ中、右方向へ移動する)。ただし、結合係数k
が、例えば、k=0.1からk=0.2に増加した(アンテナ間
距離が接近した)場合、ヌル点Aが出現する周波数の変
化量より、ヌル点Bが出現する周波数の変化量のほう
が、より大きくなっている。すなわち、ヌル点Aに比
べ、ヌル点Bの出現周波数の方が、より結合係数kの影
響を大きく受ける。
【0060】先に説明したように、LS変調を行う有効な
実用帯域は、ヌル点Aとヌル点Bの間に設定されてお
り、図8から、LS変調を行う有効な実用帯域は、結合係
数kが大きくなる(アンテナ間距離が近づく)に従い、よ
り高い周波数に移動し、かつ、範囲を拡大していること
がわかる。
【0061】本発明の通信装置においては、TAG31の
アンテナ共振回路部32の固有共振周波数を所定の値に
設定することにより、実際に装置を利用する際のアンテ
ナ間距離において、搬送波周波数が、ヌル点Aとヌル点
Bの間の実用帯域に入るように設定されている。
【0062】次に、搬送波周波数が、LS変調を行う有効
な実用帯域に入るように、TAG31のアンテナ共振回路
部32の固有共振周波数を設定する原理について説明す
る。
【0063】図8に示されたシミュレーション結果で
は、リーダライタ装置11のアンテナ共振回路部12お
よびTAG31の固有共振周波数を、共に13.5MHzに設定し
ていたが、図9は、TAG31の固有共振周波数を、13.7M
Hzに設定した場合の例を示している。なお、リーダライ
タ装置11のアンテナ共振回路部12の固有共振周波数
は、13.5MHzに設定されている。
【0064】図8と図9を比較して明らかなように、図
8においては、ヌル点A軌跡が13.3MHz乃至13.4MHz付近
の周波数に出現しているのに対し、図9においては、搬
送波周波数と同じ周波数13.5MHz付近に出現している。
すなわち、TAG31のアンテナ共振回路部32の固有共
振周波数が高くなると、ヌル点Aの出現範囲は、より高
い周波数にシフトする。反対に、アンテナ共振回路部3
2の固有共振周波数が低くなると、ヌル点Aの出現範囲
は、より低い周波数にシフトする。
【0065】同様に、ヌル点B軌跡も、TAG31のアン
テナ共振回路部32の固有共振周波数が高くなると、よ
り高い周波数にシフトする。
【0066】本発明においては、上述したような変調ヌ
ル点の性質を利用することにより、通信エラーのない情
報伝達を可能としている。すなわち、リーダライタ装置
11およびTAG31が実際に使用される状況における、
リーダライタ装置11とTAG31のアンテナ間距離に基
づいて、TAG31のアンテナ共振回路部32の固有共振
周波数を、予め所定の値に設定することにより、搬送波
周波数が、ヌル点Aとヌル点Bの間の有効な実用帯域に
あるようにする。そのため、LS変調された信号を、エラ
ーなく、受信、復調することができる。
【0067】次に、図10は、搬送波周波数を一定の値
に設定し、かつ、TAG31のアンテナ共振回路部32の
固有共振周波数と、アンテナ間距離を変えた場合におけ
る通信実験の結果を示している。
【0068】図10において、横軸は、TAG31のアン
テナ共振回路部32の固有共振周波数を表わす。また、
図中、横方向に伸びている帯は、上方から、アンテナ間
距離が2.3mm、1.9mm、または1.5mmの場合の、通信可能
範囲を示している。各帯において、ハッチングが施され
た範囲は、通信不可能であることを、白抜きの範囲は、
通信可能であることを、それぞれ示している。例えば、
アンテナ間距離が2.3mmの場合、アンテナ共振回路部3
2の固有共振周波数が、12.67MHz付近までは、通信不可
能で、12.67MHz付近から14.45MHz付近までは通信可能、
それより高い周波数では、通信不可能となっている。た
だし、周波数が13.88MHz乃至13.89MHzの間に、縦に線が
入っている。これは、変調ヌル点であり、そのポイント
だけは、通信ができない。
【0069】次に、アンテナ間距離が1.9mmの場合、12.
54MHz付近乃至14.67MHz付近の範囲で、通信が可能とな
っている。ただし、周波数が13.85MHz乃至13.86MHzの間
に、変調ヌル点を示す縦線が入っている。アンテナ間距
離が1.5mmの場合、12.24MHz付近から、実験最高周波数1
5MHzまでの範囲が、少なくとも通信可能である。ただ
し、周波数が13.81MHz乃至13.82MHzの間に、変調ヌル点
を示す縦線が入っている。
【0070】図10においては、全てのアンテナ間距離
において、TAG31のアンテナ共振回路部32の固有共
振周波数が13.8MHz乃至13.9MHzの間に、変調ヌル点を示
す縦線が入っている。また、アンテナ間距離が、2.3m
m、1.9mm、1.5mmと近づくと、13.9MHz付近にあった変調
ヌル点が、13.8MHz付近へと移動している。
【0071】図10は、搬送波周波数は一定の値に固定
され、TAG31のアンテナ共振回路部32の固有共振周
波数を変化させた場合の結果である。このことから、ヌ
ル点が発生する周波数を所定の値に設定するためには、
アンテナ間距離が近づくに従い、TAG31のアンテナ共
振回路部32の固有共振周波数をより低い値に設定する
必要があることがわかる。
【0072】このように、アンテナ間距離が接近してい
る場合、アンテナ共振回路部32の固有共振周波数を、
搬送波の周波数より所定の値だけ低い値に設定すること
により(オフセットさせることにより)、搬送波周波数の
近傍に変調ヌル点が発生することを防止することができ
る。
【0073】本発明の通信装置では、アンテナ間距離が
2.3mm乃至1.5mmの場合、TAG31のアンテナ共振回路部
32の固有共振周波数は、図10に示される12.7MHz乃
至13.7MHzの範囲Rの間の、センター13.0MHzでバラツキ
範囲が±300MHzの値に設定される。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明の通信装置および
方法によれば、送信する情報を変調し、所定の共振周波
数で共振し、信号を送信し、共振周波数は、他の通信装
置が有するアンテナまでの距離に対応して、搬送波周波
数から、所定の値だけずらして設定されるようにしたの
で、至近距離で通信エラーを生じずに通信することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信装置の使用例を示した図である。
【図2】本発明の通信装置の一実施形態の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2のリーダライタ装置の送受信処理を説明す
るフローチャートである。
【図4】図2のTAGの送受信処理を説明するフローチャ
ートである。
【図5】搬送波の周波数に対する電圧振幅値の変化を示
した模式図である。
【図6】LS変調波の復調の原理を説明する図である。
【図7】LS変調波の復調の原理を説明する、他の図であ
る。
【図8】定電流搬送波の周波数に対する電圧振幅値変化
の実験結果を示す図である。
【図9】定電流搬送波の周波数に対する電圧振幅値変化
の実験結果を示す、他の図である。
【図10】TAGの固有共振周波数の通信可能範囲の実験
結果を、アンテナ間距離毎に示した図である。
【符号の説明】
1 ビデオテープレコーダ, 2 ビデオカセットテー
プ, 3 ICチップ,4 アンテナ, 11 リーダラ
イタ装置, 12 アンテナ共振回路部,13 処理
部, 14 マイクロコンピュータ, 15 符号化/
復号回路,16 搬送波生成回路, 17 ASK変調回
路, 18 復調回路, 21 情報処理装置, 31
TAG, 32 アンテナ共振回路部, 33 LS変調
回路, 34 処理部, 35 マイクロコンピュー
タ, 36 IC用電源生成回路, 37 クロック抽出
回路, 38 ASK復調回路, 39 符号化/復号回
路, 40 ロジック回路, 41 EEPROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA40 MB10 NA09 TA22 5B035 BB09 CA12 CA23 5B058 CA17 KA40 5K012 AA03 AB03 AB12 AC06 AC08 AC10 BA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信する情報を変調する変調手段と、 所定の共振周波数で共振し、信号を送信する送信手段と
    を備え、 前記共振周波数は、他の通信装置が有するアンテナまで
    の距離に対応して、搬送波周波数から、所定の値だけず
    らして設定されることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記変調手段は、LS変調により変調する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 他の通信装置からの受信信号を基に、電
    力を生成する生成手段と、 前記他の通信装置からの前記受信信号よりクロックを抽
    出する抽出手段と、 前記他の通信装置からの前記受信信号を復調する復調手
    段と、 前記復調手段により復調された復調信号を復号する復号
    手段と、 情報を記憶する記憶手段と、 前記他の通信装置に送信する情報を符号化する符号化手
    段と をさらに備え、 前記変調手段は、前記符号化手段により符号化された前
    記情報を変調することを特徴とする請求項1に記載の通
    信装置。
  4. 【請求項4】 送信する情報を変調する変調ステップ
    と、 所定の共振周波数で共振し、信号を送信する送信ステッ
    プとを含み、 前記共振周波数は、他の通信装置が有するアンテナまで
    の距離に対応して、搬送波周波数から、所定の値だけず
    らして設定されることを特徴とする通信方法。
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