JP2009118071A - 通信装置、通信方法 - Google Patents

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健一 神山
Satoru Kondo
悟 近藤
Keiichi Shinozaki
圭一 篠崎
Masayoshi Abe
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Abstract

【課題】生産上で共振周波数のバラツキがあっても安定した通信が行えるようにする。
【解決手段】通信装置(非接触ICカード)では、外部装置(リーダ/ライタ装置)との間の距離に応じて、共振周波数を変化させる。通信装置側で共振周波数を変化させることで、不感帯を避けるようにする。例えば製造された非接触ICカードが、近接距離のあたりで不感帯が生ずるような共振周波数となっていても、距離に応じて不感帯を避けるような共振周波数に変化させることで、近接位置において通信不能な距離を生じさせないようにする。
【選択図】図5

Description

本発明は通信装置、通信方法に関し、例えば外部装置としてのリーダ/ライタ装置と非接触通信を行う非接触ICカード、もしくは非接触ICカードと同等の機能を有する装置に適用できるものである。
特開2007−34716号公報 特許第3579899号公報 特開2007−27829号公報 特開2004−356765号公報
非接触ICカードは、その情報の読み取りや書き込みを行う装置(以降、リーダ/ライタ装置と表記する)との間で無線通信により簡単に情報のやり取りを行うことが可能であるととともに、磁気カードに比べて記憶容量が大きく、また、格納した情報の不正な読み出しや改竄に対する耐性が高いなど、数々の優れた特徴を有している。そのため、近年では、例えば金融機関のクレジットカードや、電子マネーの格納用カード、交通機関の定期券などの用途で、広く一般に利用されている。
また、非接触ICカードと同等の通信機能を、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)などの機器に内蔵し、これらの機器がICカードと同様に使用できるようにしたものも開発されている。
図13は、非接触ICカードや、非接触ICカード機能を備えた携帯電話機等におけるフロントエンド回路の要部を簡略化して示したものである。
アンテナ回路90は、コイルL10とコンデンサC10により共振周波数が設定されている。外部のリーダ/ライタ装置から信号を受信する場合は、リーダ/ライタ装置から送出された電波(例えばキャリア周波数13.56MHzの変調信号)をアンテナ回路10で受信し、電圧信号に変換された後、復調系回路92で復調処理が行われる。例えば通信信号はASK(Amplitude Shift Keying)変調信号であり、復調系回路92ではASK復調処理が行われる。
一方、外部のリーダ/ライタ装置へ信号を送る場合は、例えば抵抗R1,R2,スイッチSW10から成る負荷変調回路91が、キャリア信号を変調する。即ち送信のための変調制御信号Smに応じてスイッチSW10がオン/オフされることで、負荷抵抗値が変化するが、これがリーダ/ライタ装置側でキャリア信号のASK変調信号、つまりICカード側からの送信情報として検出される。
ところで、非接触ICカード(又は非接触ICカード機能内蔵機器:以下略)では、リーダ/ライタ装置に対する通信可能距離として、最低限の距離が規格上、定められている。
リーダ/ライタ装置としては多数のメーカーが多種多様な機種を提供しているが、例えば非接触ICカードは、それらの多様な機種のそれぞれに対して、通信可能な最低限の距離を確保していなければならない。
図14(a)(b)は、或る非接触ICカードと、リーダ/ライタ装置としての機種A、機種Bとの間の通信可能距離を示したものである。
この場合、横軸を周波数とし、非接触ICカードの設計上の共振周波数をfcとしている。また縦軸は非接触ICカードとリーダ/ライタ装置の離間距離を示しているが、規格上で最低限クリアする必要のある離間距離をd1とする。
例えば図14(a)の場合、共振周波数fcの非接触ICカードは、機種Aのリーダ/ライタ装置に対して距離d2まで通信可能であったことを示している。また図14(b)では、この非接触ICカードが、機種Bのリーダ/ライタ装置に対して距離d3まで通信可能であったことを示している。
この場合、いずれのリーダ/ライタ装置に対しても、距離d1以上の通信が実現されているため、この非接触ICカードは問題ないものとなる。
但し、この図14は、あくまで非接触ICカードの共振周波数が、正しく「fc」となっている場合である。ところが実際に製造される非接触ICカードでは、生産上のバラツキ(例えばコンデンサCの容量バラツキ等)により、実際の共振周波数がばらつく。例えば製品毎に、図15(a)(b)に示すf1〜f2の範囲での共振周波数のバラツキが生じる。
この図15(a)(b)は、図14(a)(b)と同様に機種A、Bに対する非接触ICカードの特性であるが、共振周波数がf1〜f2にばらつくことを想定し、それぞれの共振周波数での通信距離を示している。
この場合では、機種A、Bのいずれのリーダ/ライタ装置に対して、共振周波数がf1〜f2の範囲では距離d1での通信は維持できる。
ところが、図中に一点鎖線の間を不感帯として示すが、或る共振周波数において通信が不能となる距離区間が生ずる。図15(a)の場合、例えば共振周波数=f1の非接触ICカードでは、リーダ/ライタ装置との距離が近いところ(密着に近い距離)で不感帯が生じることになる。図15(b)の場合、例えば共振周波数=f2の非接触ICカードでは、リーダ/ライタ装置との距離が遠いところで不感帯が生じる。
なお、この不感帯の距離区間では、非接触ICカードはリーダ/ライタ装置からの信号を受け取り、負荷変調による返信を行っているが、リーダ/ライタ装置側で十分な信号振幅が発生せずに、通信が途切れる状態となる。
不感帯となる距離は、リーダ/ライタ装置のアンテナサイズやアンテナコイルの巻数、出力回路などにより異なるが、特に図15(a)のように近接距離で不感帯が生じることは問題となる。
つまり、非接触ICカードは、設計上の共振周波数=fcとしたときに、十分な通信距離を得られるが、製造上の原因で共振周波数のバラツキが生ずると、図15(b)のように、距離d1より近い距離でも通信不能となることがある。
そこで本発明では、共振周波数のバラツキがあっても、安定した通信ができるようにすることを目的とする。
本発明の通信装置は、外部装置との間で非接触通信を行う通信装置であって、コイルと容量素子により所定の共振周波数が設定されているとともに、上記共振周波数を変化させる構成を有するアンテナ回路部と、上記アンテナ回路部で受信したキャリア信号の変調信号を復調する復調回路部と、上記外部装置への情報送信のために、上記アンテナ回路部で受信したキャリア信号に対して負荷変調を行う変調回路部と、非接触通信実行時の上記外部装置との間の距離を判定し、判定結果に応じて、上記アンテナ回路部の共振周波数の可変制御を行う距離判定部とを備える。
また上記距離判定部は、上記アンテナ回路部の受信信号電圧を検出し、検出した受信信号電圧により距離判定を行って、上記アンテナ回路部の共振周波数の可変制御を行う。
また上記外部装置との間の通信信号は、上記キャリア信号が変調された変調期間と、上記キャリア信号が変調されていない無変調期間とを有する信号とされており、上記距離判定部は、上記無変調期間での受信信号電圧を検出し、検出した受信信号電圧により距離判定を行って、上記アンテナ回路部の共振周波数の可変制御を行う。
また上記アンテナ回路部では、上記共振周波数を2段階に変更可能な構成を有し、上記距離判定部は、上記受信信号電圧と所定値との比較結果に応じて、上記アンテナ回路部の共振周波数の可変制御を行う。
また上記距離判定部では、上記比較結果が、ヒステリシス特性をもって得られるように構成されているものとする。
また上記アンテナ回路部では、上記共振周波数を3段階以上もしくは無段階に変更可能な構成を有し、上記距離判定部は、上記受信信号電圧の電圧値に応じて上記アンテナ回路部の共振周波数の可変制御を行う。
本発明の通信方法は、外部装置との間で非接触通信を行う通信装置の通信方法として、コイルと容量素子により所定の共振周波数が設定されているとともに、上記共振周波数を変化させる構成を有するアンテナ回路部で受信したキャリア信号の変調信号を復調する復調ステップと、上記外部装置への情報送信のために、上記アンテナ回路部で受信したキャリア信号に対して負荷変調を行う変調ステップと、非接触通信実行時の上記外部装置との間の距離を判定し、判定結果に応じて、上記アンテナ回路部の共振周波数の可変制御を行う共振周波数可変ステップとを備える。
これらの本発明では、通信装置では、外部装置(リーダ/ライタ装置)との間の距離に応じて、共振周波数を変化させる。通信装置側で共振周波数を変化させることで、不感帯を避けることが可能となる。例えば製造された通信装置(例えば非接触ICカード)が、近接距離のあたりで不感帯が生ずるような共振周波数となっていても、距離に応じて不感帯を避けるような共振周波数に変化させることで、近接位置において通信不能な距離を生じさせないようにすることができる。
本発明によれば、通信対象の外部装置(リーダ/ライタ装置)との距離に応じて共振周波数を変化させることで、特に近接距離の状態で通信不能となる距離を生じことを避けることができ、安定した通信を実現できる。
またそれにより、生産上で生ずる或る程度の共振周波数のバラツキも許容できることとなり、製造の効率化や歩留まりの向上といった利点も得られる。
また距離検出は、受信信号の電圧検出として行うことで、容易な構成で実現できる。
以下、本発明の実施の形態として第1〜第6の実施の形態を説明する。各実施の形態では本発明の通信装置の例として非接触ICカードを挙げるが、説明する回路構成や動作は、例えば非接触ICカード機能を備える携帯電話機等などの機器における通信回路部としても同様に採用できるものである。
[第1の実施の形態]
図1は第1の実施の形態としてのフロントエンド2の構成を示している。即ちリーダ/ライタ装置30との間で通信を行う非接触ICカード1のフロントエンド2の構成である。
このフロントエンド2には、アンテナ回路3、ダイオードD1,D2、ASK復調回路4、クロック生成回路5、クランプ回路6、電圧検出回路7、負荷変調回路8、クランプ回路9を備えている。
アンテナ回路3は、コイルL1、コンデンサC1,C2、スイッチSW1を有する構成とされる。
この場合、例えばスイッチSW1がオフの状態を通常状態とすると、コイルL1のインダクタンスとコンデンサC1,C2の直列容量による共振周波数が、例えば規定の共振周波数fcを狙って設計されているものとする。但し、生産上のバラツキにより、必ずしも狙いどおりに共振周波数=fcとはならず、先に図15で述べたような或る程度のバラツキが生ずる。スイッチSW1がオフの状態の共振周波数を第1の共振周波数とする。
また、スイッチSW1をオンとすることで、共振周波数が第2の共振周波数に変化する。即ちコイルL1のインダクタンスとコンデンサC1の容量により共振周波数が決定される状態になるため、この場合は共振周波数が下がる方向に変化することとなる。
外部のリーダ/ライタ装置30から非接触ICカード1へ信号が送られる場合は、リーダ/ライタ装置30から送出された13.56MHzの電波をアンテナ回路3で受信して電圧に変換した後、ダイオードD1で整流する。
そしてこの受信信号はASK復調回路4、クロック生成回路5、クランプ回路6、電圧検出回路7に供給される。
リーダ/ライタ装置30は、13.56MHzのキャリア信号に対して情報をASK変調した信号を送信してくるが、ASK復調回路4は、この受信信号としてのASK変調信号をデジタル信号に復調し、ベースバンド信号Sdを再生し、後段の回路(制御ロジック回路)へ供給する。
クロック生成回路5は、整流された受信信号に含まれるキャリア成分に基づいてクロック信号を再生し、ASK復調回路4に供給する。
クランプ回路6は、例えば図2(b)に示すように、抵抗Rと複数個のダイオードDを直列接続したものであり、整流された受信信号を所定の値で制限し、ASK復調回路4、クロック生成回路5を保護する。
電圧検出回路7は、受信信号の電圧を検出する。この電圧検出は、非接触ICカード1とリーダ/ライタ装置30の距離を判定するために行うものである。また、電圧検出回路7は検出した電圧値に基づいて、制御信号Sfを出力し、アンテナ回路3のスイッチSW1のオン/オフを制御する。電圧検出回路7の構成やスイッチSW1の制御動作については後述する。
負荷変調回路8及びクランプ回路6は、ダイオードD2を介してアンテナ回路3に接続されている。
非接触ICカード1から外部のリーダ/ライタ装置30へ信号を送る場合は、負荷変調回路8が13.56MHzのキャリア信号をASK変調して情報を伝送する。
負荷変調回路8の変調部は、例えば図2(a)に示すように、抵抗Rとスイッチング用のFETで構成される。負荷変調回路8がダイオードD2を介して信号をアンテナ回路3へ送る場合、FETがオンになると抵抗Rに電流が流れて電流が消費され、負荷が増大するので、搬送される電波の振幅は小さくなる。そのため、FETのオン/オフによりASK変調を行うことができる。このFETは、図示しない制御ロジック回路から、送信信号に基づく変調信号Smが供給されてオン/オフされる。これによって送信信号としての情報送信が行われる。
クランプ回路9は、クランプ回路6と同じく例えば図2(b)に示すように、抵抗Rと複数個のダイオードDを直列接続したものであり、信号振幅制限を行って負荷変調回路8を保護する。
なお、このようなフロントエンド2の構成では、ASK復調回路4やクロック生成回路5等はダイオードD1を介してアンテナ回路3に接続され、負荷変調回路8及びクランプ回路9はダイオードD2を介してアンテナ回路3に接続されている。そのため、負荷変調回路8及びクランプ回路9は、ASK復調回路4やクロック生成回路5等とは別系統の配線によりアンテナ回路3に接続されていることになる。
そのため、負荷変調回路8が動作してダイオードD2側がオンになっているとき、ダイオードD1側はオフとなり、負荷変調回路8の信号はASK復調回路4とクロック生成回路5を含む回路系に伝わらない。したがって、ASK復調回路4とクロック生成回路5が負荷変調回路8の信号の干渉を受けることがない。このため負荷変調回路8の変調度を大きくした場合であってもクロック生成回路5で生成されるクロック信号に欠けやヒゲが生じるなどの影響はでないという利点が得られる。
本例では、上記のように電圧検出回路7が受信信号電圧を検出して、アンテナ回路3のスイッチSW1を制御する。これについて説明する。
図3は、非接触ICカード1とリーダ/ライタ装置30の距離に応じた受信信号電圧レベルを示している。図のように、受信信号の電圧レベルは、距離が短いと大きく、距離が離れるに従って小さくなる。
例えば或る距離dthより近いか離れているかという状態を検出しようとする場合、図のように距離dthに相当する電圧Vthを閾値電圧Vthとして設定し、受信信号の電圧レベルを閾値電圧Vthと比較すればよい。
本例の場合、電圧検出回路7は、図4(a)又は図4(b)のような構成が考えられる。
図4(a)は、電圧検出回路7をローパスフィルタ71と比較器72で構成する例である。
ローパスフィルタ71により、受信信号としての13.56MHzのキャリア信号に対してエンベロープ検波を行い、その電圧レベルを比較器72で閾値電圧Vthと比較する。そして比較器72の2値の比較結果出力を周波数制御信号Sfとして、アンテナ回路3のスイッチSW1に供給する。
これにより、例えばリーダ/ライタ装置30に対する離間距離が、距離dthより離れていればスイッチSW1をオフ、距離dthより近い場合はスイッチSW1をオンとする制御が可能となる。
図4(b)は、電圧検出回路7をピーク検出回路73と比較器72で構成する例である。これはピーク検出回路73により、受信信号としてのキャリア信号のピーク値を検出し、その電圧レベルを比較器72で閾値電圧Vthと比較する。そして比較器72の2値の比較結果出力を周波数制御信号Sfとして、アンテナ回路3のスイッチSW1に供給する。この場合も同じく、リーダ/ライタ装置30に対する離間距離が、距離dthより離れていればスイッチSW1をオフ、距離dthより近い場合はスイッチSW1をオンとする制御が可能となる
このような電圧検出回路7による制御によって、リーダ/ライタ装置30からの離間距離が距離dthより離れていれば、共振周波数は第1の周波数となり、離間距離が距離dthより近い場合は、共振周波数は第2の周波数となる。この結果、図5のように近距離での不感帯を避けることが可能となる。
図5(a)(b)は、上述した図15(a)(b)と同様に、或る2つの機種A、機種Bとしてのリーダ/ライタ装置30に対する通信距離の特性を示している。
アンテナ回路3は、上記の第1の共振周波数として、図5に示す周波数fcを狙って設計されるものであるが、生産上のバラツキで、f1〜f2の範囲で第1の共振周波数がばらつく。例えば第1の共振周波数=f1となる非接触ICカード1もあれば、第1の共振周波数=f2となる非接触ICカード1もある。
ここで、離間距離が距離dthより近いと、共振周波数は第2の周波数に変化される。例えば第1の共振周波数=f1であれば、第2の共振周波数=f1’となる。また第1の共振周波数=f2であれば、第2の共振周波数=f2’となる。
このように距離dthを境界に、アンテナ回路3の共振周波数が切り換えられるとすると、リーダ/ライタ装置30との通信距離の特性については、図5(a)(b)の太点線で考えればよいことになる。
すると、図5(a)の場合、図15(a)を比較してもわかるように、近接位置付近での不感帯を避けるような通信距離特性が実現されることになる。
即ち、仮に製造後の或る非接触ICカード1で、第1の共振周波数=fcとは成らず、第1の共振周波数=f1と成ってしまったとしても、近距離では第2の共振周波数=f1’に切り換えられるため、機種Aのリーダ/ライタ装置30に対して、不感帯を避け、安定した通信を実行できる。また、第1の共振周波数=f2、第2の共振周波数=f2’となる場合であっても、この機種Aのリーダ/ライタ装置30に対しては、その共振周波数f2,f2’のいずれでも、最低限の距離d1以上の通信は可能であるため問題ない。
機種Bのリーダ/ライタ装置30に対する特性として図5(b)について見てみると、この機種Bに対しては、遠距離側で不感帯が生じていたが、これは問題ない。例えば第1の共振周波数=f2の場合で、距離d1以上の通信が可能で、また第2の共振周波数=f2’とされた場合も、近距離では不感帯は生じていないためである。
即ち本例によれば、或る離間距離dthを境界として、第1、第2の共振周波数を切り換えるようにしているが、これによって、共振周波数が或る周波数f1近辺のときに生ずる近距離側での不感帯を避けるようにすることができ、この結果、安定した通信を行うことができる。
またこのことは、共振周波数がf1にまでばらついてもよいということを意味する。従って生産上で生ずる或る程度の共振周波数のバラツキも許容できることとなり、製造の効率化や歩留まりの向上が実現される。
なお、ここで電圧検出回路7による電圧検出タイミングについて述べておく。
図6(a)は、リーダ/ライタ装置30と非接触ICカード1の間で行われる通信のパケット構造を示している。1つのパケットは、プリアンブル、シンクコード、データ、及びCRCで構成される通信情報単位とされる。
リーダ/ライタ装置30と非接触ICカード1の通信はパケット単位で行われる。例えば図6(b)のように、パケットPK1としてリーダ/ライタ装置30から非接触ICカード1への送信が行われ、それに対してパケットPK2として非接触ICカード1からリーダ/ライタ装置30への送信が行われる。
ここで、図6(c)に示すように、パケットの区間とは、図6(a)の各情報に基づいてキャリア信号がASK変調された区間である。
一方、パケットとパケットの間は、キャリア信号のみの無変調区間となる。
このような通信信号形態を考えた場合、電圧検出回路7は、無変調区間で電圧レベル検出を行うようにすることが好適となる。即ちASK変調区間の振幅変調要素を排除した電圧レベル検出ができるためである。
そこで、電圧検出回路7は、例えば図示しない制御ロジック回路からの無変調区間のタイミング信号TMを受け、このタイミング信号TMで規定される期間に電圧検出を行うような構成とすることが適切である。
例えば、図4(a)のローパスフィルタ71の出力が、無変調区間で取り込まれ、変調区間ではホールドされて、比較器72に供給されるような構成が考えられる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態を図7,図8及び図4(c)を用いて説明する。
図7は第2の実施の形態としての非接触ICカード1のフロントエンド2の構成を示している。
この場合、アンテナ回路3は、コイルL1と可変容量コンデンサCVで構成される。他の各構成は図1と同様であり、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
この場合、アンテナ回路3は、可変容量コンデンサCVの容量可変により、3段階以上の多段階もしくは無段階で共振周波数を切り換えることができる構成となる。
なお、可変容量コンデンサCVは、アナログ的に容量が無段階変化されるものだけでなく、実際には複数の容量素子とスイッチ素子の組み合わせにより容量を多段階変化できる回路として構成されてもよい。
電圧検出回路7は、可変容量コンデンサCVに対して。例えば多段階(もしくは無段階)の容量制御を行い、共振周波数を変化させる周波数制御信号Sfを出力する。
例えば多段階制御を行う場合の電圧検出回路7の構成例を図4(c)に示す。
電圧検出回路7は、ローパスフィルタ71、A/D変換器74、制御値生成回路75で構成される。
この場合、受信信号(キャリア信号)はローパスフィルタ71で平滑(エンベロープ検波)されてA/D変換器74に入力され、電圧値に応じたデジタル値が得られる。
制御値生成回路75は、A/D変換器74からのデジタル値に応じて、周波数制御信号Sfを生成する。
この構成により、例えば図8(a)(b)に太点線で示すように共振周波数を変化させることができる。
例えば制御値生成回路75は、A/D変換器74の出力値が、距離dthより近いことを示す値であるか否かを判定し、距離dthより遠いことを示す値の場合は制御値=0とする。また距離dthより近いことを示す値のときは、段階的に制御値=1,2,3・・・を選択する。これを周波数制御信号Sfとして出力する。
アンテナ回路3の可変容量コンデンサCVでは、周波数制御信号Sfとしての制御値に応じて容量可変を行う。これによりリーダ/ライタ装置30との離間距離が距離dthより近い状況では、共振周波数が図8のように多段階に切り換えられることになる。
図8(a)からわかるように、このように共振周波数を多段階に切り換えることによって、共振周波数が設計値よりばらついていても、近距離側での不感帯を避けるようにすることができ、安定した通信を行うことができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態として、共振周波数の切換にヒステリシスを持たすようにした例を説明する。
例えばフロントエンド2の構成は図1と同様とし、アンテナ回路3では共振周波数を第1,第2の共振周波数の2段階に切り換えることができるものとする。
図9(a)(b)に、ヒステリシス特性を持った共振周波数の切換の様子を示す。
例えば非接触ICカード1がリーダ/ライタ装置30に近づいている場合は、離間距離が距離dth1にまで近づいた時点で、第1の共振周波数(例えばf1)から、第2の共振周波数(例えばf1’)に切り換えられるようにする。
一方、非接触ICカード1がリーダ/ライタ装置30から遠ざかっている場合は、離間距離がdth2(但しdth1<dth2)に達した時点で、第2の共振周波数(例えばf1’)から、第1の共振周波数(例えばf1)に切り換えられるようにする。
このような共振周波数の切換動作は、例えば電圧検出回路7を図4(d)のように構成することで実現できる。
例えば電圧検出回路7を、ローパスフィルタ71(或いは図4(b)のピーク検出回路73でもよい)と、ヒステリシスコンパレータとしての比較器76で構成する。
比較器76は、比較基準電圧として、距離dth1に相当する電圧値Vth1と、距離dth2に相当する電圧値Vth2が供給される。そしてローパスフィルタ71から供給される電圧値が、低下している場合は、電圧値が比較基準電圧値Vth1より下がった時点で、アンテナ回路3のスイッチSW1をオンとする比較結果を出力する。
また、ローパスフィルタ71から供給される電圧値が、上昇している場合は、電圧値が比較基準電圧値Vth2より上がった時点で、アンテナ回路3のスイッチSW1をオフとする比較結果を出力する。
例えばこの電圧検出回路7によって、図9(a)(b)のような共振周波数の切換が可能となる。
このように共振周波数の切換にヒステリシス特性を持たせることで、例えば離間距離が距離dth1の近辺となっている際に、むやみに何度も共振周波数が切り換わってしまうことが防止され、本発明の効果をより適切に発揮させるものとなる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態の構成を図10に示す。
この場合、アンテナ回路3が、コイルL1、L2、コンデンサC1、スイッチSW1で構成されている。コイルL2とスイッチSW1は並列接続されている。
他は図1と同様である。電圧検出回路7は図4(a)(b)又は図4(d)のような構成とされればよい。
この場合、スイッチSW1がオフのときは、コイルL1,L2のインダクタンスとコンデンサC1の容量による第1の共振周波数となり、スイッチSW1がオンのときは、コイルL1のインダクタンスとコンデンサC1の容量による第2の共振周波数となる。この場合、第1の共振周波数よりも第2の共振周波数の方が高くなる。
このような構成でも、離間距離に応じて共振周波数を切り換えることで、上記同様の効果を得ることができる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態の構成を図11に示す。
この場合、アンテナ回路3が、コイルL1、L2、コンデンサC1、スイッチSW1で構成されており、コイルL2とスイッチSW1は直列接続されている。
他は図1と同様である。電圧検出回路7は図4(a)(b)又は図4(d)のような構成とされればよい。
この場合、スイッチSW1がオフのときは、コイルL1のインダクタンスとコンデンサC1の容量による第1の共振周波数となり、スイッチSW1がオンのときは、コイルL1、L2のインダクタンスとコンデンサC1の容量による第2の共振周波数となる。この場合、第1の共振周波数よりも第2の共振周波数の方が低くなる。
このような構成でも、離間距離に応じて共振周波数を切り換えることで、上記同様の効果を得ることができる。
[第6の実施の形態]
第6の実施の形態の構成を図12に示す。
この場合、アンテナ回路3が、コイルL1、コンデンサC1、C2、スイッチSW1で構成されており、コンデンサC2とスイッチSW1は直列接続されている。
他は図1と同様である。電圧検出回路7は図4(a)(b)又は図4(d)のような構成とされればよい。
この場合、スイッチSW1がオフのときは、コイルL1のインダクタンスとコンデンサC1の容量による第1の共振周波数となり、スイッチSW1がオンのときは、コイルL1のインダクタンスとコンデンサC1、C2の並列容量による第2の共振周波数となる。
このような構成でも、離間距離に応じて共振周波数を切り換えることで、上記同様の効果を得ることができる。
以上、各種実施の形態について説明してきたが、本発明の通信装置としてはさらに多様な構成が考えられる。
そして実施の形態で説明した通信装置構成は、非接触ICカード1や、非接触ICカード機能を備える機器に広く適用できる。
本発明の第1の実施の形態の構成のブロック図である。 実施の形態の負荷変調回路とクランプ回路の説明図である。 実施の形態で利用する離間距離と受信信号電圧の関係の説明図である。 実施の形態の電圧検出回路の構成例のブロック図である。 第1の実施の形態の共振周波数の切換による通信特性の説明図である。 実施の形態の電圧検出タイミングの説明図である。 本発明の第2の実施の形態の構成のブロック図である。 第2の実施の形態の共振周波数の切換による通信特性の説明図である。 第3の実施の形態の共振周波数の切換による通信特性の説明図である。 本発明の第4の実施の形態の構成のブロック図である。 本発明の第5の実施の形態の構成のブロック図である。 本発明の第6の実施の形態の構成のブロック図である。 非接触通信機器のフロントエンドの説明図である。 設計上の共振周波数での通信特性の説明図である。 共振周波数のバラツキを考えた場合の通信特性の説明図である。
符号の説明
1 非接触ICカード、2 フロントエンド、3 アンテナ回路、4 ASK復調回路、5 クロック生成回路、6,9 クランプ回路、8 負荷変調回路

Claims (7)

  1. 外部装置との間で非接触通信を行う通信装置であって、
    コイルと容量素子により所定の共振周波数が設定されているとともに、上記共振周波数を変化させる構成を有するアンテナ回路部と、
    上記アンテナ回路部で受信したキャリア信号の変調信号を復調する復調回路部と、
    上記外部装置への情報送信のために、上記アンテナ回路部で受信したキャリア信号に対して負荷変調を行う変調回路部と、
    非接触通信実行時の上記外部装置との間の距離を判定し、判定結果に応じて、上記アンテナ回路部の共振周波数の可変制御を行う距離判定部と、
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 上記距離判定部は、上記アンテナ回路部の受信信号電圧を検出し、検出した受信信号電圧により距離判定を行って、上記アンテナ回路部の共振周波数の可変制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 上記外部装置との間の通信信号は、上記キャリア信号が変調された変調期間と、上記キャリア信号が変調されていない無変調期間とを有する信号とされており、
    上記距離判定部は、上記無変調期間での受信信号電圧を検出し、検出した受信信号電圧により距離判定を行って、上記アンテナ回路部の共振周波数の可変制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 上記アンテナ回路部では、上記共振周波数を2段階に変更可能な構成を有し、
    上記距離判定部は、上記受信信号電圧と所定値との比較結果に応じて、上記アンテナ回路部の共振周波数の可変制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 上記距離判定部では、上記比較結果が、ヒステリシス特性をもって得られるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 上記アンテナ回路部では、上記共振周波数を3段階以上もしくは無段階に変更可能な構成を有し、
    上記距離判定部は、上記受信信号電圧の電圧値に応じて上記アンテナ回路部の共振周波数の可変制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  7. 外部装置との間で非接触通信を行う通信装置の通信方法として、
    コイルと容量素子により所定の共振周波数が設定されているとともに、上記共振周波数を変化させる構成を有するアンテナ回路部で受信したキャリア信号の変調信号を復調する復調ステップと、
    上記外部装置への情報送信のために、上記アンテナ回路部で受信したキャリア信号に対して負荷変調を行う変調ステップと、
    非接触通信実行時の上記外部装置との間の距離を判定し、判定結果に応じて、上記アンテナ回路部の共振周波数の可変制御を行う共振周波数可変ステップと、
    を備えたことを特徴とする通信方法。
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