JP2003050977A - 非接触型icカードの通信システム,icカード及びicカードリーダ - Google Patents

非接触型icカードの通信システム,icカード及びicカードリーダ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各ICカード夫々の製造条件に応じて通信を
最適に行うことができる非接触型ICカードの通信シス
テムを提供する。 【解決手段】 ICカードのメモリに当該ICカードの
製造条件に関するカード固有データを記憶させておき、
ICカードは、リーダライタ11からのデータ読出し要
求があるとメモリから前記データを読み出して送信す
る。そして、リーダライタ11は、ICカード側より送
信されたカード固有データを受信するとそのデータに基
づいて当該ICカードとの間で行う通信条件に関するパ
ラメータを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードリーダ
と非接触型ICカードとが電波信号を用いて通信を行う
非接触型ICカードの通信システム、及びそのシステム
に使用されるICカード並びにICカードリーダに関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図6は、ICカードリ
ーダと非接触型ICカードとが通信を行う場合の一例を
示すものである。ICカード1は、例えばユーザが手に
持った状態で、例えば建造物の壁面などに設置されてい
るリーダライタ2に接近するが、例えば、ICカード1
は、リーダライタ2の通信エリア3の外部である位置A
から、通信エリア3内部の位置B,位置Bから更にリー
ダライタ2に近接した位置Cへと順次移動する。
【0003】リーダライタ2がICカード1に送信する
電波信号は、例えばASK(Amplitude Shift Keying)変
調信号である。ユーザの利便性を考慮すると、リーダラ
イタ2の通信エリア3はできるだけ大きくなるように設
定することが好ましい。従って、リーダライタ2におい
ても、通信エリア3の限界位置付近を調整の基準として
ASK変調度や受信感度の設定を行うようにしている。
【0004】しかしながら、ICカード1が位置Cのよ
うにリーダライタ2の極めて近くに位置すると、ICカ
ード1自身がリーダライタ2の高周波的な特性に影響を
及ぼす場合がある。すると、リーダライタ2が通信エリ
ア3の限界位置付近に合わせて例えばASK変調度が1
0%となるように調整を行っていても、ICカード1が
位置Cに達すると、ICカード1の共振周波数などによ
りリーダライタ2のアンテナマッチングが変化してAS
K変調信号のレベルが変動する。その結果、リーダライ
タ2が送信したデータをICカード1が受信しきれなく
なり、ICカード1の処理を正常に行うことができない
場合があった。
【0005】また、ICカード1側の回路が動作する
と、その動作によってノイズ(不要輻射)が発生する
(図7参照)。即ち、ICカード1内のCPUが動作し
て、メモリに対する読み書きを行ったり、通信回路を駆
動したりすることで電流の消費状態が変化すると、疑似
的に負荷変調が行われた状態に等しくなり、リーダライ
タ2との通信においてはノイズとなる。
【0006】そのノイズの発生レベルが比較的大きい場
合には、通信エリア3の限界位置付近ではノイズの影響
は相対的に小さいが、位置C付近ではノイズの影響が相
対的に大きくなる。従って、リーダライタ2側がノイズ
を受信すると、ICカード1の応答データであると見な
してしまう場合があり、その場合は本来の応答データが
受信できなくなるという問題が発生する。
【0007】そして、以上のようにICカード1がリー
ダライタ2に接近した場合に与える影響の大きさは、各
ICカード1の個別の電気的特性に応じて異なる。即
ち、そのような電気的特性の差異がICカードを生産し
たメーカ間で存在したり、或いは、同一メーカで生産さ
れたICカードであっても各ICカード毎に存在する場
合もある。何れのICカード1についても整合するよう
にリーダライタ2側で調整を行うことは困難であった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、各ICカード夫々の製造条件に応じ
て通信を最適に行うことができるように、ICカードリ
ーダが調整を行うことができる非接触型ICカードの通
信システム、及びそのシステムに使用されるICカード
並びにICカードリーダを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の非接触型
ICカードの通信システムによれば、ICカードの記憶
手段には、当該ICカード固有のの製造条件に関するデ
ータが記憶されている。そして、ICカードは、外部
(ICカードリーダ)からのデータ読出し要求があると
記憶手段から前記データを読み出して電波信号により送
信する。そして、ICカードリーダは、ICカード側よ
り送信されたデータを受信すると、そのデータに基づい
て当該ICカードとの間で行う通信条件に関するパラメ
ータを調整する。
【0010】ここで、ICカードの製造条件に関するデ
ータとは、例えば、ICカードの製造者や型名,或い
は、製造時点における検査工程などで作業者が測定した
電気的特性(例えば、ICチップ内部回路の消費電流
値,内部抵抗値、アンテナ部分の共振周波数,Q値な
ど)である。斯様なデータを、ICカードの記憶手段に
記憶させておく。
【0011】即ち、ICカードがICカードリーダに極
めて接近した状態になると、ICカードの電気的特性が
ICカードリーダ側に影響を及ぼして通信条件を変動さ
せる。従って、ICカードリーダ側で受信したICカー
ドのデータに基づき通信条件に関するパラメータを調整
することで、様々なICカードの電気的特性が夫々微妙
に異なる場合であっても、その特性が通信に及ぼす影響
を軽減して各ICカードとの通信を良好に行うことが可
能となる。
【0012】請求項2記載の非接触型ICカードの通信
システムによれば、通信条件に関するパラメータを送信
信号の変調度とする。即ち、ICカードの製造条件に関
するデータより、当該ICカードがICカードリーダ側
に接近すると、そのICカードが有しているインピーダ
ンスの影響を受けて送信信号波形の変調度が変化するこ
とが予想される場合に、それらの影響を軽減するように
送信信号の変調度を調整すればICカードとの通信を良
好に行うことが可能となる。
【0013】請求項3記載の非接触型ICカードの通信
システムによれば、通信条件に関するパラメータを受信
信号の受信感度とする。即ち、ICカードの製造条件に
関するデータより、当該ICカードがICカードリーダ
側に接近すると、そのICカードが発生するノイズの影
響を受けてデータを誤って受信することが予想される場
合に、それらの影響を軽減するように受信信号の受信感
度を調整すれば、ICカードとの通信を良好に行うこと
が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1乃至図5を参照して説明する。図1に示すリーダラ
イタ(ICカードリーダ)11は、例えばパーソナルコ
ンピュータなどの上位装置(ホスト,図示せず)とシリ
アルインターフェイス等を介して接続されており、上位
装置側のアプリケーションプログラムの指示に基づいて
図2に示すICカード12と電波信号により通信を行う
ようになっている。
【0015】即ち、リーダライタ11は、自身の通信エ
リアにICカード12が接近したことを検知するため、
ICカード12に対する呼出しコードを間欠的に送信す
るポーリングを行う(リクエスト)。そして、ICカー
ド12を携帯したユーザが通信エリア内に位置すると、
ICカード12は、リーダライタ11が送信する信号か
ら動作用の電源及びクロックを生成して応答するように
なっている。
【0016】図1は、リーダライタ11内部の電気的構
成を示す機能ブロック図である。CPU(制御回路)1
3は、上位インターフェイス(I/F)部14を介して
上位装置とシリアル通信を行うようになっている。リセ
ットIC15は、CPU13のリセットON,OFFを
行うためのリセット信号を出力する。符号化部16は、
CPU13よりシリアルに与えられる送信データを例え
ばNRZ(Non Returnto Zero)方式で符号化して変調部
17に出力する。
【0017】キャリア発振器18は、13.56MHz
の発振信号を符号化部16及び変調部17に搬送波信号
として、また、CPU13にクロック用の信号として供
給する。CPU13は、その発振信号を適宜分周したも
のを動作用クロックとして使用する。変調部17は、搬
送波を符号化された送信データによってASK変調する
ようになっており、その場合の変調度を調整できるよう
に構成されている。変調部17で変調された被変調信号
は、増幅部50を介してアンテナ(LC共振回路のコイ
ル)19に出力され、電波信号として外部に送信され
る。
【0018】一方、ICカード12側より送信された信
号をアンテナ19が受信すると、その受信信号は受信部
20に出力されるようになっている。受信部20で復調
された復調信号は、増幅部21を介して復号化部22に
与えられ復号化されると、CPU13に出力される。
【0019】そして、CPU13は、後述するようにI
Cカード12によって送信されたカード固有データに応
じて、変調部17における変調度を調整すると共に、増
幅部18の出力インピーダンス及び増幅部21の増幅率
(受信感度)を調整するようになっている。
【0020】また、図2は、ICカード12内部の電気
的構成を示す機能ブロック図である。ICカード12
は、アンテナ(LC共振回路のコイル)23,整流部2
4,クロック抽出部25,CPU26,メモリ(記憶手
段)27,変調部28などで構成されている。
【0021】整流部24は、リーダライタ11より送信
された電波信号をアンテナ23が受信すると、その受信
信号を整流平滑してCPU26などに動作用の電源を供
給すると共に、受信信号を復調した復調データをCPU
26に出力する。クロック抽出部25は、アンテナ23
が受信した信号から抽出したクロック信号をCPU26
に供給する。CPU26は、例えばFRAM(Ferroelec
tric RAM) などからなる不揮発性のメモリ27に対して
データの読み書きを行うようになっている。
【0022】また、CPU26は、変調部28に対して
送信データをシリアルに出力する。変調部28は、スイ
ッチ29及び変調負荷30の直列回路で構成されてお
り、その直列回路がアンテナ23に並列に接続されてい
る。そして、スイッチ29は、CPU26によって出力
された送信データに応じてオンオフされ、搬送波を負荷
変調するようになっている。
【0023】ICカード12のメモリ27には、ICカ
ード12のIDデータや通信時の認証処理に使用するコ
ード,リーダライタ11が本来読み出すことを目的とし
ているICカード12のユーザに関するデータなどが記
憶されている。
【0024】また、それらに加えて、図3に示すよう
に、ICカード12固有の製造条件に関するデータ(以
下、カード固有データと称す)が記憶されている。これ
らのカード固有データは、ICカード12の製造管理に
関するデータと、製造時に検査工程において測定された
電気的特性に関するデータに大別される。
【0025】例えば、前者はICチップ(CPU26)
及びICカード12夫々の製造者,種別若しくは型名,
製造ライン及び製造時期などである。後者は、ICチッ
プの消費電流値や内部抵抗値,また、ICカード12の
アンテナ23部分の共振周波数やQ値などであり、例え
ば、ICカード12の製造時点における検査工程などで
作業者が測定を行い、その結果をメモリ27に書き込む
ようにする。尚、後者のデータに関しては、絶対値,相
対値の何れであっても良い。そして、これらのカード固
有データは、リーダライタ11が送信したデータ読み出
しコマンドをICカード12側が受信した場合に、CP
U26がメモリ27から読み出してリーダライタ11側
に送信するようになっている。
【0026】次に、本実施例の作用について図4及び図
5をも参照して説明する。図4は、リーダライタ11の
CPU13が行う通信制御処理の内、本発明の要旨にか
かる部分を示すフローチャートである。CPU13は、
上位装置からのコマンド送信要求を受信すると、先ず通
信条件の初期化を行う(ステップS1)。即ち、送信信
号の変調度,送信電力レベル,受信感度などを初期設定
する。それから、ICカード12に対してリクエストコ
マンドを送信する(ステップS2)。
【0027】ICカード12がリクエストコマンドに応
答してカードのIDを送信し、リーダライタ11がその
IDを受信すると(ステップS3,「YES」)、CP
U13は、そのカードIDを指定してデータ読み出しコ
マンドを送信する(ステップS4)。
【0028】上述したように、ICカード12は、デー
タ読み出しコマンドを受信すると、メモリ27からカー
ド固有データを読み出してリーダライタ11に送信す
る。CPU13は、そのカード固有データを受信すると
(ステップS5,「YES」)、受信したカード固有デ
ータに基づいて設定すべき通信条件を決定し(ステップ
S6)、決定した条件に変更する(ステップS7)。
【0029】ステップS6における通信条件の決定は、
例えば、ICカード12の電気的特性に関するデータに
基づいて行う。即ち、ICカード12がリーダライタ1
1に接近すると、ICカード12側のアンテナ23とリ
ーダライタ11側のアンテナ19との間で相互インダク
タンス成分が発生するなどして送信回路部のインピーダ
ンスが変動するため、送信信号の変調度が変化する。従
って、アンテナ23部分の共振周波数やQ値は、そのよ
うな変調度の変化度合いに影響を及ぼすパラメータとし
て捉えることができるため、これらの値に応じて送信信
号の変調度や出力インピーダンスを調整する。
【0030】また、CPU26の消費電流値や内部抵抗
値は、CPU26が動作した場合に発生するノイズレベ
ルの大きさに影響を与える。即ち、消費電流の変動が大
きくなるとノイズレベルは上昇する。また、消費電流の
変動は、内部抵抗値が高いか低いかによって大きく異な
る。そして、ノイズレベルが比較的高いICカード12
がリーダライタ11に接近すると、リーダライタ11側
が受信したノイズ成分を応答データとして捉えるおそれ
があるので、受信感度を標準よりも低めに設定する。
【0031】また、上述のように電気的特性に関するデ
ータに限らず、ICカード12の製造管理に関するデー
タに基づいて通信条件を設定しても良い。即ち、ICカ
ード12の製造者や種別・型名などに応じて、電気的特
性のバイアスが一定の傾向を示す場合がある。従って、
製造管理に関するデータに基づき設定を行っても、調整
することは可能である。
【0032】以上のようにして、ICカード12の特性
に応じてリーダライタ11側の通信条件を変更すると、
以降は通常の通信処理となる。即ち、リーダライタ11
のCPU13はICカード12との間で認証処理を行い
(ステップS8)、それから、重要データの送受信処理
を行う(ステップS9)。そして、他のカードを処理す
る場合は(ステップS10,「YES」)ステップS1
に戻り、他のカードを処理しない場合は(「NO」)処
理を終了する。
【0033】また、以上の処理については、リーダライ
タ11が一度に通信を行うICカード12が1枚の場合
を想定して説明したが、一度に通信を行うICカード1
2が複数、例えば2枚の場合には、図4のフローチャー
トを図5に示す流れで処理すれば良い。ここでは、2枚
のICカードの間で度数を受け渡す(カードa→カード
b)例を示す。即ち、ステップS1で通信条件を初期
化し、ステップS2,S3で2枚のICカード12
(a,b)のIDを受信したとする。その場合、ステッ
プS4,S5においてICカード12a,12bの夫々
についてカード固有データa,bを読み出しておく。
【0034】次に、先ずカード固有データaに基づい
て通信条件を変更し(S6,S7)、ICカード12a
との間で通信を行って認証処理(S8),重要デー
タの送受信処理(S9)を行う。それから、ステップS
6に戻り、カード固有データbに基づいて通信条件を
変更し(S6,S7)、ICカード12bとの間で通信
を行って認証処理(S8),重要データの送受信処
理(S9)を行うようにする。そして、ICカード1
2a用に通信条件を変更し(S7)、“10”度数を減算
後(S9)、“11”ICカード12b用に通信条件を変
更し(S7)“12”カード12bへの度数追加処理を行
う。これら一連の処理の後、ステップS1に戻る。
【0035】以上のように本実施例によれば、ICカー
ド12のメモリ27に当該ICカード12の製造条件に
関するカード固有データを記憶させておき、ICカード
12は、リーダライタ11からのデータ読出し要求があ
るとメモリ27から前記データを読み出して送信する。
そして、リーダライタ11は、ICカード12側より送
信されたカード固有データを受信するとそのデータに基
づいて当該ICカード12との間で行う通信条件に関す
るパラメータを調整するようにした。
【0036】従って、ICカード12がリーダライタ1
1に極めて接近した状態になり、ICカード12が有し
ている電気的特性がリーダライタ11側に影響を及ぼす
ような場合でも、リーダライタ11側で受信したカード
固有データに基づき通信条件に関するパラメータを調整
することで、その特性が通信に及ぼす影響を軽減して各
ICカード12との通信を良好に行うことができる。そ
して、様々なICカード12の電気的特性が夫々微妙に
異なる場合であっても、夫々の特性に対応した通信条件
を記憶しておくことで夫々のICカード12と良好な通
信を行うことが可能となる。
【0037】そして、リーダライタ11は、ICカード
12から受信したカード固有データに基づいて送信信号
の変調度と受信信号の受信感度を調整するので、受信し
たカード固有データに基づいて、接近したICカード1
2が有しているインピーダンスの影響を受けて送信信号
波形の変調度が変化することが予想されたり、ICカー
ド12が発生するノイズの影響を受けてデータを誤って
受信することが予想される場合でも、それらの影響を軽
減するように送信信号の変調度と受信信号の受信感度を
調整し、ICカード12との通信を良好に行うことがで
きる。
【0038】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。ICカード12がステップS3にお
けるリクエストコマンドの送信に対する応答の段階でカ
ード固有データをリーダライタ11に送信するようにな
っている場合は、ステップS4,S5を削除しても良
い。上位装置は、パソコンに限ることなく通信専用の装
置であっても良い。また、上位装置の機能がリーダライ
タ11に組み込まれているものでも良い。図5に示す処
理を、3枚以上のICカード12について行っても良
い。通信条件の調整は、送信信号の変調度,受信感度の
何れか一方のみについて行っても良い。
【0039】ICカード12側の共振周波数値のずれが
比較的大きい場合には、リーダライタ11が増幅部50
の出力インピーダンスを通信条件に関するパラメータと
して調整するようにしても良い。記憶手段に記憶させる
データは、図3に示すものに限らず、ICカードの製造
条件を示すものであれば何でもよい。記憶手段は、FR
AMに限ることなく、ワンタイムPROM,EPRO
M,EEPROMなどでも良い。リーダライタ11に限
ることなく、ICカード12が記憶しているデータを読
み出す機能だけを有するICカードリーダに適用しても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であり、リーダライタ内部の
電気的構成を示す機能ブロック図
【図2】ICカード内部の電気的構成を示す機能ブロッ
ク図
【図3】ICカードのメモリに記憶されるカード固有デ
ータの一例を示す図
【図4】リーダライタのCPUが行う通信制御処理の
内、本発明の要旨にかかる部分を示すフローチャート
【図5】カードリーダが一度に通信を行うICカードが
2枚の場合に、図4のフローチャートの処理の流れを示
す図
【図6】従来技術を示す、ICカードとリーダライタと
の通信状態を示す図
【図7】ICカードの内部回路が動作することでノイズ
が発生する状態を示すタイムチャート
【符号の説明】
11はリーダライタ(ICカードリーダ)、12はIC
カード、13はCPU(制御回路)、26はCPU(制
御回路)、27はメモリ(記憶手段)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々固有の製造条件に関するデータが記
    憶される記憶手段を備え、外部からのデータ読出し要求
    があると前記製造条件に関するデータを読み出して電波
    信号により送信する非接触型のICカードと、 このICカードによって送信された前記製造条件に関す
    るデータを受信すると、当該データに基づいて当該IC
    カードとの間で行う通信条件に関するパラメータを調整
    するICカードリーダとで構成されることを特徴とする
    非接触型ICカードの通信システム。
  2. 【請求項2】 前記通信条件に関するパラメータは、送
    信信号の変調度であることを特徴とする請求項1記載の
    非接触型ICカードの通信システム。
  3. 【請求項3】 前記通信条件に関するパラメータは、受
    信信号の受信感度であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の非接触型ICカードの通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の非接触
    型ICカードの通信システムに使用されることを特徴と
    するICカード。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3の何れかに記載の非接触
    型ICカードの通信システムに使用されることを特徴と
    するICカードリーダ。
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