JP6185396B2 - ウエアラブル型の小形電気機器 - Google Patents

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本発明は、人体の一部に装着して使用するウエアラブル型の小形電気機器に関する。ウエアラブル型の小形電気機器としては、補聴器、リストバンド型の活動量計(アクティビティーモニター)、カメラ付き眼鏡などがあり、機器本体の内部に駆動電源となる2次電池が設けてある。
電池交換の手間とコストを省くために、補聴器の電源として2次電池を使用し、さらに、2次電池を非接触で充電することが特許文献1に公知である。そこでは、バッテリーケースの内部にコイン型の2次電池と、充電回路を構成する回路基板と、受電コイル(2次コイル)などを収容して電源ユニットを構成している。電源ユニットは、補聴器本体に設けた円形の凹部に収容してあり、補聴器本体に装着した状態のままで2次電池を充電装置で非接触充電することができる。
同様の補聴器は特許文献2、および特許文献3にも開示されている。特許文献2の補聴器においては、受電用の2次コイルと、音信号(磁波信号)を受信する誘導コイルとを1個のコイルで兼用しており、このコイルの状態を切換手段で補聴器の使用時と充電時とで切換えられるようにしている。切換手段は、例えば充電装置側に設けられる磁石と、補聴器側に設けられる磁気スイッチとで構成してあり、補聴器を充電装置の充電セット部に置くことにより、磁気スイッチが使用時モードから充電モードに切換えられて、充電回路と2次電池とを接続し、同時にコイルが充電に適した2次コイルとして機能するように切換えられる。切換手段としては、磁気スイッチ以外に、所定の周波数の音または所定のパターンの音を認識して、モードの切換えを行うことが開示してある。
特許文献3の補聴器においては、補聴器を構成するパーツ以外に、2次電池と、充電回路と、整流回路と、受電用の2次コイルなどが補聴器本体の内部に設けてあり、充電器の1次コイルと補聴器の2次コイルとの間で電力を伝送して2次電池を充電している。なお、充電器は補聴器を収納保管する乾燥ケースの内部に収容してあり、補聴器を乾燥ケース内に収容した状態で2次電池の充電を行うことができる。
本発明においては、スマートフォンなどの通信端末と補聴器との間で通信を確立して、2次電池の充放電状態を通信端末側で管理するが、このように、通信端末と補聴器との間で近距離場通信を行なうことは特許文献4、および特許文献5に開示されている。特許文献4においては、携帯電話と補聴器との間でNear Field Communication(以下、単にNFCと言う。)方式の近距離場通信を確立して、携帯電話で受信した会話の信号データを補聴器のNFCトランシーバへ送信し、受信した会話信号データを補聴器に設けたオーディオ・レシーバーで再生している。
特許文献5においては、携帯電話やパーソナル・データ・アシスタント(PDA)などの通信端末と補聴器との間でブルートゥース(BLUETOOTH:登録商標)方式の近距離場通信を確立して、補聴器が電磁妨害を受けるのを解消している。
特開2012−191448号公報(段落0055、図6) 特開2009−021910号公報(段落0037、図1) 特開2008−278329号公報(段落0042、図2) 特開2013−165493号公報(段落0025〜0026、図1) 特開2013−042532号公報(段落0005、図2)
特許文献1〜3の2次電池を駆動電源とする補聴器によれば、電池交換の手間とコストを省くことができる。また、特許文献2の補聴器においては、2次電池の電圧を監視する電圧監視部を備えているので、2次電池が満充電状態になったら補聴器を充電モードから使用時モードに切換えて充電を停止し、2次電池の過充電による発熱を防止できる。さらに、作動モードが切換わるのを利用して補聴器のイヤホンから音を出力し、この音を充電装置側のマイクロホンで検知して、充電装置の作動を停止できる。
現状における2次電池のエネルギー密度は、補聴器の駆動電源として多用されている空気亜鉛電池のエネルギー密度に比べて低いため、比較的頻繁に充電を行う必要がある。また、2次電池として多用されているリチウムイオン電池の場合には、放電電圧が放電終止電圧に近付くと電圧の降下度合が急激に増加するため、充分に余裕のある状態で補聴器の使用を停止して、ユーザーに対して早めに充電が必要になったことを報知する必要がある。さらに、充電時には過充電による2次電池の発熱を防ぐ必要上、例えば特許文献2の補聴器のように、満充電状態で充電を確実に停止させる必要がある。
上記のように、2次電池を駆動電源とする補聴器の場合には、2次電池の電力状態を常時監視して、電池残量が残り少ないことや、早めに充電する必要があることなどを表示し、あるいは報知する機能を付加することが望ましい。こうした機能を補聴器に付加することは技術的に難しくはないが、単に先の機能を付加しただけでは補聴器がいたずらに大形化し、使いづらく実用性が損なわれてしまう。とくに、外耳道に差込んで使用する耳あな型の補聴器の場合には、補聴器本体が極端に小さいため、先のような機能を補聴器に付加することは極めて困難となる。
本発明の目的は、小形電気機器に設けた2次電池の電力状態に関する情報を通信機で受信し、得られた情報を通信機の側の表示手段で表示しあるいは報知して、2次電池の電池状態の管理を手軽にしかも的確に行うことができるウエアラブル型の小形電気機器を提供することにある。
本発明の目的は、とくに小形化することが強く要求されることの多い補聴器に好適なウエアラブル型の小形電気機器を提供することにある。
本発明に係る小形電気機器は、機器本体1に2次電池4と、充電用電力を充電器12から非接触で受電する充電部13と、外部の通信機14と近距離場通信を行なう通信部15と、充電部13および通信部15の作動状態を制御する制御部16が設けてある。図2に示すように、充電部13には、受電コイル29および共振コンデンサー30を含む共振回路31と、整流回路32と、整流後の電力状態を検知する電力検知回路33と、共振回路31の受電状態を通信に適合した第1受電状態と、充電に適合した第2受電状態に切換える切換部34を設ける。通信部15は、通信機14に対応して設けられる通信アンテナ44と、通信アンテナ44で受信した信号を復調して制御部16に出力し、あるいは制御部16から出力された送信信号を変調して通信アンテナ44へ出力する変復調回路45を備えている。受電コイル29は通信アンテナ44を兼ねていて、共振回路31の受電状態を切換部34で第1受電状態に切換えた状態において、受電コイル29が通信アンテナ44として機能する。予め通信機14に格納しておいた電池管理用プログラムを起動した状態で、通信機14を機器本体1の近傍に位置させることにより、通信機14と通信部15とが近距離場通信を確立して相互に送受信できる。近距離場通信が確立された状態において、通信機14から送信された要求指令に応じて、電力検知回路33が検知した2次電池4の電力状態に関する情報を通信部15から通信機14に送信して、通信機14の側に設けた表示手段25・27で受信情報をユーザーに表示し報知する。
通信機14が機器本体1の近傍に位置している状態と、機器本体1が充電器12にセットされた状態のいずれか一方の状態において、共振回路31の受電状態を切換部34で第1受電状態と第2受電状態に切換えて、切換え前と切換え後の電力検知回路33の検知結果を比較する。比較の結果、電磁結合している結合相手を制御部16で判別し、共振回路31の受電状態を判別した結合相手に適合した受電状態に設定する。
切換部34に、受電コイル29のインダクタンスを切換えるコイル切換スイッチ35と、共振コンデンサー30のキャパシタンスを切換えるコンデンサー切換スイッチ36を設ける。切換部34から出力した作動指令信号で、コイル切換スイッチ35とコンデンサー切換スイッチ36を切換えて、共振回路31の受電状態を第1受電状態と第2受電状態のいずれか一方に切換える。
通信機14は、通信機能とディスプレイ25とスピーカー27を備えたスマートフォン、あるいはパーソナル・データ・アシスタントで構成する。予め通信機14に格納した電池管理用プログラムを起動した状態で、通信機14を機器本体1の近傍にかざすことにより、通信機14と通信部15とが近距離場通信を確立して、2次電池4の電力状態をディスプレイ25および/またはスピーカー27で報知する。
小形電気機器と通信機14とはNFC方式の通信方式で相互通信を行うようにする。
小形電気機器にNFC方式の通信ユニットと、IEEE 802規格の通信ユニットを設ける。通信機14と小形電気機器との間でNFC方式の通信を確立した状態で、通信機14から接続指令信号を小形電気機器へ送って、IEEE 802規格の通信ユニットを起動し、通信機14と小形電気機器との間でIEEE 802規格の通信を確立して相互通信を行うようにする。
小形電気機器は補聴器である。
本発明においては、機器本体1に2次電池4と充電部13と通信部15と制御部16を設け、充電部13を共振回路31、整流回路32、電力検知回路33などで構成した。また、共振回路31の受電状態を通信に適合した第1受電状態と、充電に適合した第2受電状態に切換える切換部34を充電部13に設けた。さらに、通信部15に通信アンテナ44と変復調回路45を設けて、通信機14に対して相互通信を行えるようにし、共振回路31を切換部34で第1受電状態に切換えた状態において、受電コイル29が通信アンテナ44を兼ねるようにした。
上記のように構成した小形電気機器において、2次電池4の電力状態をチェックする場合には、通信機14を機器本体1の近傍に位置させて、通信機14と通信部15の近距離場通信を確立し、通信機14から送信された要求指令に応じて、2次電池4の電力状態に関する情報を通信部15から通信機14に送信する。このように、機器本体1と通信機14との間で近距離場通信を行なうと、2次電池4の電力状態に関する情報を通信機14で受信し、通信機14に設けた表示手段25・27で受信情報をユーザーに表示し報知することができる。従って、ウエアラブル型の小形電気機器の機器本体1がいたずらに大形化するのを避け、さらに受電コイル29が通信アンテナ44を兼ねる分だけ小形電気機器を小形化して、2次電池4の電池状態の管理を通信機14の側で手軽にしかも的確に行うことができる。また、電池残量が残り少ないことや、早めに充電する必要があることなどを通信機14の表示手段25・27で表示し報知することができるので、2次電池4の電力消費が大きい場合であっても、安心して小形電気機器を使用することができる。
共振回路31の受電状態を切換部34で第1受電状態と第2受電状態に切換え、切換え前と切換え後の電力検知回路33の検知結果を比較して、電磁結合している結合相手を制御部16で判別するのは、電磁結合している結合相手をより正確に判別するためである。例えば、機器本体1が充電器12にセットされた状態において、機器本体1の充電器12に対するセット位置が適正な位置からずれている場合には、非接触充電を行う場合の本来の電力よりも、共振回路31における起電力が小さくなるおそれがある。同様に、通信機14を機器本体1の近傍に位置させて相互通信を行なう場合に、通信機14の機器本体1との距離が大きいと、近接場通信が適正に確立されたときの電力よりも、共振回路31における起電力が小さくなるおそれがある。このように、不安定な状況であっても、第1受電状態と第2受電状態に切換えたときの共振回路31の起電力には大きな差がある。従って、切換え前と切換え後の電力検知回路33の検知結果を比較することにより、電磁結合している結合相手を正確に判別することができ、さらに、共振回路31の受電状態を判別した結合相手に適合した受電状態に設定することができる。
切換部34に、コイル切換スイッチ35とコンデンサー切換スイッチ36を設け、これら両スイッチ35・36を切換部34で切換えると、非接触充電に不可欠な受電コイル29を通信アンテナ44として利用できるので、機器本体1における共振回路31を簡素化しながら、近接場通信機能を機器本体1に付与できる。また、前記両スイッチ35・36を切換部34で自動的に切換えて、共振回路31の受電状態を第1受電状態と第2受電状態とに変更するので、ユーザーに対する負担が一切なく、小形電気機器の使い勝手を向上できる。
通信機14が、通信機能とディスプレイ25とスピーカー27を備えたスマートフォン、あるいはパーソナル・データ・アシスタントである場合には、2次電池4の電力状態をディスプレイ25および/またはスピーカー27で報知することができる。また、電池残量が残り少ないことや、早めに充電する必要があることなど、2次電池4の電力状態の管理に役立つ詳細な情報を通信機14の表示手段25・27で表示し報知できるので、2次電池4の電圧が放電終止電圧に達して小形電気機器の機能が急停止したり、あるいは2次電池4が過充電に陥るなどの致命的なダメージを受けるのを解消できる。
小形電気機器と通信機14がNFC方式の簡易的な通信方式を介して相互通信を行う形態によれば、通信部15の構造を簡素化して小形電気機器が大形化するのを回避しながら、近接場通信を確立することができる。
小形電気機器と通信機14をIEEE 802規格の通信方式で相互通信を行う形態によれば、NFC方式の通信形態に比べてより大量のデータを相互に伝送して、2次電池4の電池状態の管理をさらに綿密に行うことができる。
上記のように、機器本体1を小形化した状態のままで通信機能を付加し、共振回路31の受電状態の切り換え等を行えるので、とくに小形化することが強く要求されることの多い補聴器に好適な小形電気機器を提供できる。
本発明に係る小形電気機器と、通信機および充電器を示す説明図である。 充電部および通信部を示す回路説明図である。 充電部における処理手順を示すフローチャートである。 別の実施例に係る充電器と通信機の概略を示す説明図である。 別の実施例に係る共振回路の電圧変化を示す特性図である。 電池パックと通信機および充電器の関係を示すブロック図である。
(実施例) 図1ないし図3は、本発明を耳掛け型の補聴器に適用した実施例を示す。図1において、補聴器(小形電気機器)は機器本体1の内部に、マイクロフォン2と、マイクロフォン2で取込まれた音声信号を増幅する増幅回路と、増幅回路で増幅された音声信号を音声に再生するスピーカー3と、これらの機器の駆動電源となる2次電池4と、メインスイッチ5などを組込んで構成してある。スピーカー3で再生された音声は軟質のチューブ6で案内され、チューブ6の先端に設けたイヤモールド7から外耳へ送出される。機器本体1の内部には、上記の増幅回路やノイズ除去回路などの音声制御部などが実装された制御基板8が設けてあり、さらに、スピーカー3で再生された音声の音量を調整するボリューム9などが設けてある。
機器本体1の内部には、先の制御基板8とは別に2次電池4の充電や通信に関連する制御基板11が設けてある。詳しくは図2に示すように、2次電池4を充電器12で非接触充電するための充電部13と、スマートフォン(通信機)14と近距離場通信を行なうための通信部15と、これら両者13・15の作動状態を制御する制御部16などが制御基板11に実装してある。
充電器12は、上面に機器本体1の載置面19を備えた充電器本体を有し、その内部に整流回路、電圧調整回路、発振回路などが設けられ、載置面19に臨んで充電用電力となる電磁波を放射する1次コイル20が配置してある。充電器本体には、商用電源からの給電状態をオン・オフする電源スイッチ21や、充電中であること、あるいは充電が完了したことを表示する発光ダイオード22が設けてある。
スマートフォン14は市販品であり、その表面側にディスプレイ(表示手段)25が設けてあり、本体内部に電話通信網の基地局と通信を行なうメインアンテナ(図示していない)と、補聴器と近距離場通信を行なうためのアンテナ26と、スピーカー(表示手段)27などが設けてある。スマートフォン14には電池管理用プログラムが予めダウンロードされて格納してあり、この電池管理用プログラムを起動した状態で、スマートフォン14を使用中の機器本体1の近傍にかざすことにより、スマートフォン14と補聴器との間でNFC方式の近距離場通信を確立して、2次電池4の電力状態に関する情報をスマートフォン14側で取得できる。
図2において充電部13は、充電器12の1次コイル20に対応して設けられる受電コイル(2次コイル)29および共振コンデンサー30を含む共振回路31と、共振回路31で受電された電力を整流する整流回路32と、整流後の電力状態を検知する電力検知回路33を備えている。受電コイル29は機器本体1の内部に配置してあって、後述する通信アンテナ44を兼ねている。電力検知回路33は、整流後の共振回路31の電圧および電流を検知して、検知結果を制御部16に出力する。
充電部13には、上記の回路31〜33とは別に、受電コイル29と共振コンデンサー30の接続状態を切換える切換部34が設けてある。切換部34には、受電コイル29のインダクタンスを切換えるコイル切換スイッチ35と、共振コンデンサー30のキャパシタンスを切換えるコンデンサー切換スイッチ36とが設けてある。これらのスイッチ35・36を、切換部34から出力された指令信号に基づき切換えることにより、共振回路31を通信に適した第1受電状態と、充電に適した第2受電状態のいずれか一方に切換えることができる。
コイル切換スイッチ35は、受電コイル29の端部から導出される充電側端子39と、受電コイル29の中途部から導出される通信側端子40と、これら両端子39・40を択一的に接続するスイッチ端子41とで構成してある。共振コンデンサー30は、それぞれ受電コイル29と並列に接続される通信用コンデンサー30aと、充電用コンデンサー30bとで構成してあり、充電用コンデンサー30bにコンデンサー切換えスイッチ36が直列に接続してある。
制御部16から受けた指令信号により、切換部34がコイル切換えスイッチ35のスイッチ端子41を通信側端子40に接続し、コンデンサー切換えスイッチ36をオフ状態に切換えることにより、共振回路31を通信に適した第1受電状態に切換えることができる。また、切換部34がコイル切換えスイッチ35のスイッチ端子41を充電側端子39に接続し、コンデンサー切換えスイッチ36をオン状態に切換えることにより、共振回路31を充電に適した第2受電状態に切換えることができる。補聴器のメインスイッチ5がオン操作された初期状態の受電コイル29と共振コンデンサー30は、それぞれ第1受電状態にセットされている。なお、共振回路31を第2受電状態に切換えたときの受電コイル29の共振周波数は100〜200KHzであり、共振回路31を第1受電状態に切換えたときの受電コイル29の共振周波数は13.56MHzである。
通信部15は、スマートフォン14のアンテナ26に対応して設けられる通信アンテナ44と、通信アンテナ44で受信した信号を復調して制御部16に出力し、あるいは制御部16から出力された信号を変調して通信アンテナ44へ出力する変復調回路45を備えている。先に説明したように、受電コイル29は通信アンテナ44を兼ねており、コイル切換えスイッチ35のスイッチ端子41を通信側端子40に接続することにより、受電コイル29をスマートフォン14のアンテナ26と適合した状態に切換えて、通信アンテナ44として機能させることができる。
補聴器を使用する場合には、図1に示すように、機器本体1を耳裏に掛止め、イヤモールド7を外耳に差し込み、メインスイッチ5をオン操作して補聴器を起動する。補聴器を使用している状態において、2次電池4の電池状態を確認する場合には、スマートフォン14に格納してある電池管理用プログラムを起動して、ディスプレイ25に表示されたメニューから電圧チェックメニューを選択し、その状態でスマートフォン14を使用中の補聴器の近傍にかざす。スマートフォン14のアンテナ26から通信波が放射されると、通信部15の通信アンテナ44がスマートフォン14のアンテナ26と共振して、共振回路31に所定の電力が伝送される。共振回路31に伝送された電力は整流回路32で整流され、図3において整流後の電圧V1を電力検知回路33が検知して(S1)、検知結果を制御部16に記憶する(S2)。
つぎに、制御部16から切換え指令信号を切換部34に送り、コイル切換えスイッチ35のスイッチ端子41を充電側端子39に接続し、コンデンサー切換えスイッチ36をオン状態に切換えて、共振回路31を第2受電状態に切換える(S3)。第2受電状態に切換えられた受電コイル29は、スマートフォン14のアンテナ26と共振しにくい状態になるため、共振回路31における起電力はごく僅かしかなく、このときの電圧V2を電力検知回路33が検知して、検知結果を制御部16に記憶する(S4)。さらに、制御部16は電圧V1とV2を比較して、不等式(V1>V2)を満足するか否かを判定する(S5)。不等式(V1>V2)を満足する場合には、電磁結合している相手がスマートフォン14であると判別して(S6)、再び共振回路31を第1受電状態に切換えて(S7)、スマートフォン14と補聴器との間の近距離場通信を確立する。近距離場通信が確立されたことは、スマートフォン14のディスプレイ25の表示、あるいはスピーカー27から音声を発してユーザーに報知する。あるいは、スマートフォン14のバイブレーション機能を利用して、近距離場通信が確立されたことをユーザーに報知してもよい。このように、通信部15は、スマートフォン14から発せられた送信波によって起動されて、相互通信が可能な状態となる。
上記のように相互通信が可能な状態で、ディスプレイ25に表示された電圧チェックメニューの実行ボタンをオンすることにより、2次電池4の電池状態を確認するための要求指令がスマートフォン14から通信部15側へ送信される。通信部15は、通信アンテナ44が受信した信号を復調して制御部16に出力し、先の要求指令を制御部16に認識させる。制御部16は、電力検知回路33から入力された直近の2次電池4の電圧データを通信部15へ出力し、通信部15は電圧データを変復調回路45で変調して通信アンテナ44へ出力してスマートフォン14に送信する。送信された電圧データを受取ったスマートフォン14は、電池管理用プログラムで規定された表示パターンに従って、電圧データをディスプレイ25で表示する。また、近距離場通信が確立された状態において、通信確立時点の2次電池4の電池状態を、スマートフォン14のディスプレイ25、スピーカー27、あるいはバイブレーションによってユーザーに報知してもよい。
このとき、2次電池4の電圧、電池残量などの、電池状態に関する複数のデータをスマートフォン14に送信することにより、2次電池4の状態をディスプレイ25でより詳細に表示することができる。また、2次電池4の電池残量が僅かで、なるべく早い機会に充電を行う必要がある場合には、2次電池4の使用可能な残り時間をディスプレイ25で表示し、さらにアラーム表示を行って、2次電池4の充電を促すことができる。通信部15は、スマートフォン14からの要求指令に応じた通信を行なったのち、電圧チェックメニューが終了されるのに対応して通信部15の作動を停止して(S8)2次電池4の消耗を防ぐ。以上のように、スマートフォン14を利用して、補聴器に設けた2次電池4の電力状態を表示することにより、補聴器がいたずらに大形化するのを解消しながら、2次電池4の電池状態の管理を手軽にしかも的確に行うことができる。
2次電池4の充電を行う場合には、メインスイッチ5をオン操作して補聴器を起動した状態で充電器12の載置面19に載置し、受電コイル29が充電器12の1次コイル20と概ね正対するように補聴器の位置を調整し、充電器12を商用電源に接続した状態で電源スイッチ21をオン操作する。充電器12が起動するのと同時に、1次コイル20と受電コイル29との間の電磁誘導作用で充電器12から共振回路31へと充電電力が伝送される。このときの共振回路31は、第1受電状態(初期状態)にセットされているので、共振回路31へ伝送される電力は小さい。この状態の電圧V1を電力検知回路33が検知して(S1)、検知結果を制御部16に記憶する(S2)。
つぎに、制御部16から切換え指令信号を切換部34に送り、コイル切換えスイッチ35のスイッチ端子41を充電側端子39に接続し、コンデンサー切換えスイッチ36をオン状態に切換えて、共振回路31を第2受電状態に切換える(S3)。第2受電状態に切換えられた受電コイル29は、充電器12の1次コイル20と共振する状態になっているため、共振回路31における起電力は大きく、このときの電圧V2を電力検知回路33が検知して、検知結果を制御部16に記憶する(S4)。さらに、制御部16は電圧V1とV2を比較して、不等式(V1>V2)を満足するか否かを判定する(S5)。不等式(V1>V2)を満足しない場合には、電磁結合している相手が充電器12であると判別して(S9)、2次電池4の充電を開始する(S10)。このときの1次コイル20と受電コイル29との間の電磁誘導作用は最適な第2受電状態になっているので、充電器12からの受電電力を最大の状態にして充電部13を作動させることができる。充電状態であることは、充電器12の発光ダイオード22が点灯していることで確認することができる。
2次電池4が満充電された状態では、充電電力が減少するため2次側の負荷が軽減される。この状態で、コイル切換えスイッチ35あるいはコンデンサー切換えスイッチ36を切換えて共振回路31の共振点を変化させることにより、受電電力を抑えることができる。共振回路31の共振点を変更した状態では、充電器12の1次コイル20に発生する電圧あるいは電流が変化するので、そのことを充電器12側の制御回路が検知して、発光ダイオード22を一定間隔おきに明滅させる。このように、発光ダイオード22が連続点灯状態から明滅状態へ切換わることで、ユーザーは2次電池4の充電が完了したことを知ることができる。発光ダイオード22が明滅状態になっていることを確認したユーザーは、機器本体1を充電器12から分離し、あるいは充電器12の電源スイッチ21をオフ操作して充電作業を終了する(S11)。この後、充電部13は第1充電状態に切換えられる(S12)。なお、満充電時に共振回路31の共振点を変化させて受電電力を抑える以外に、充電器12からの問合わせに対して、満充電状態である情報を制御部16から変復調回路45を介して充電器12の側へ伝えて、充電器12の充電動作を停止することができる。
充電を開始したのちに、充電途中の2次電池4の充電状態をスマートフォン14で表示し確認することができる。その場合には、補聴器を充電器12から分離して、1次コイル20と受電コイル29との間の電磁誘導作用を遮断する。つぎに、メインスイッチ5をオン操作して補聴器を起動し、スマートフォン14に格納してある電池管理用プログラムを起動して、ディスプレイ25に表示されたメニューから電圧チェックメニューを選択し、その状態でスマートフォン14を使用中の補聴器の近傍にかざす。以後は、先に説明した要領で、通信部15とスマートフォン14とを相互通信が可能な状態にし、電圧チェックメニューの実行ボタンをオンし、2次電池4の電圧データ等をスマートフォン14が取込むことにより、電圧データ等をディスプレイ25で表示する。なお、充電途中の2次電池4の充電状態をスマートフォン14で表示し確認する場合には、補聴器を充電器12から分離する必要はなく、補聴器を充電器12の載置面19に載置した状態のままでも、充電状態を確認することができる。
上記の実施例では、初期状態における共振回路31が第1受電状態にセットされるようにしたが、その必要はなく、初期状態における共振回路31は第2受電状態にセットしてあってもよい。また、電磁結合している結合相手を判定するのに、不等式(V1>V2)を満足するか否かを判定する必要はなく、不等式(V1<V2)を満足するか否かを判定して、以後の処理を行うことができる。さらに、初期状態における共振回路31を第3受電状態にセットしておき、この状態から共振回路31を第1受電状態と第2受電状態に切換えて、第1受電状態と第2受電状態における電圧の有無を電力検知回路33で検知することにより、電磁結合している結合相手を判定することができる。この場合の第3受電状態は、共振回路31が第1受電状態に切換わった場合と、共振回路31が第2受電状態に切換わった場合のいずれの場合にも、共振回路31に一定の起電力が生じるように設定する。コンデンサー切換スイッチ36は、コイル切換えスイッチ35と同様に、通信用コンデンサー30aと充電用コンデンサー30bの接続状態を、スイッチ端子で択一的に切換える構造であってもよい。
図4は補聴器を充電器12で充電している充電途中状態において、2次電池4の電池状態をリアルタイムでチェックできるようにした実施例を示す。そこでは、充電器12にNFC方式の通信ユニット47を設けて、充電器12とスマートフォン14が近距離場通信を行なえるようにする。さらに、補聴器の機器本体1に通信アンテナ44とは別の機器側アンテナ(図示していない)を設け、充電器12に機器側アンテナに適合する充電側アンテナ(図示していない)を設けて、充電時に機器本体1と充電器12との間で送受信を行って、2次電池4の電池状態を一定時間ごとに充電器12に取込んで記憶させておく。
必要時には、スマートフォン14に格納してある電池管理用プログラムの充電状態チェックメニューを起動し、充電器12とスマートフォン14との間の近距離場通信を確立し、2次電池4の電池状態を確認するための要求指令をスマートフォン14から通信ユニット47へ送信して、充電器12に記憶させておいた2次電池4の電池状態に関するデータを、充電器12からスマートフォン14に送信する。電圧データ等を受信したスマートフォン14は、電池管理用プログラムで規定された表示パターンに従って、電圧データや、満充電に要する残り時間などの、電池状態に関するデータをディスプレイ25で表示する。また、2次電池4が満充電状態になった状態では、スマートフォン14から停止指令信号を充電器12に送信して充電処理を終了させ、2次電池4が過充電状態に陥って発熱するのを防止する。さらに、充電処理が終了したことをディスプレイ25で表示し、同時にスピーカー27で報知する。NFC方式の通信ユニット47に換えて、ブルートゥース(BLUETOOTH:登録商標)方式の通信ユニット47を充電器12に設けて、充電器12とスマートフォン14との間で通信を確立してもよい。
以上のように構成した充電器12は以下の形態で実施することができる。
スマートフォン14と近距離場通信を行なうための通信ユニット47が充電器12に設けられており、
機器本体1に通信アンテナ44とは別の機器側アンテナが設けられ、充電器12に機器側アンテナに適合する充電側アンテナが設けられており、
充電時には、機器本体1と充電器12との間で送受信を行って、2次電池4の電池状態に関するデータが充電器12に取込まれて記憶させてあり、
予め通信機14に格納しておいた電池管理用プログラムを起動した状態で、通信機14を充電器12の近傍に位置させることにより、通信機14と通信ユニット47とが近距離場通信を確立して相互に送受信でき、
近距離場通信が確立された状態において、通信機14から送信された要求指令に応じて、充電器12に格納された2次電池4の電力状態に関する情報を通信ユニット47から通信機14に送信して、通信機14の側に設けた表示手段25・27で受信情報をユーザーに表示し報知することを特徴とする充電器。
図5は、充電器12から充電部13へ電力を伝送するとき、1次コイル20に供給される電流を通信用電磁波の共振周波数(13.56MHz)で変調して、変調された電磁波を1次コイル20から放出するようにした実施例を示している。図5においてVは電圧、tは時間、fcは通信時の共振周波数、ftは充電時の共振周波数、Vcは通信時の振幅電圧、Vtは充電時の振幅電圧である。このように、充電器12から充電部13へ電力を伝送するとき、変調された電磁波を1次コイル20から放出すると、共振回路31に伝送された電力の周波数を電力検知回路33で検知して、電磁結合している結合相手が充電器であるかスマートフォン14であるかを直接識別できる。
2次電池4は、それ自体単体で補聴器の電源として使用されるが、2次電池4の1個、または複数個をケース49に収めて電池パック50として使用することがある。電池パック50においては図6に示すように、先の実施例における充電部13をケース49内に組込んでおくことにより、充電器12と充電部13との間の電磁誘導作用で、ケース49内に収容した状態の2次電池4を非接触充電できる。しかし、電池パック50単体で電池状態を知ることはできない。こうした場合に、ケース49に通信インターフェイス(通信部)15を設けておくことにより、スマートフォン14側の通信インターフェイス51と、電池パック50の通信インターフェイス15との間で近距離場通信を確立して、2次電池4の電池状態を知ることができる。
例えば、スマートフォン14からの要求指令に従って、2次電池4の電池状態に関するデータをスマートフォン14に送信し、2次電池4の電池状態をスマートフォン14のディスプレイ25で表示して確認することができる。また、充電器12で電池パック50内の2次電池4を充電する際に、2次電池4の充電状態に関するデータをスマートフォン14で取込むことにより、2次電池4の充電途中状態をディスプレイ25で表示し確認することができる。さらに、2次電池4が満充電状態になった状態では、スマートフォン14から電池パック50へ停止指令信号を送信して充電部13の作動を停止させ、充電が終了したことをディスプレイ25で表示することができる。2次電池4が満充電された状態では、スマートフォン14を介して充電部13の作動を停止させる以外に、充電部13の作動を電池パック50の側で直接的に停止させてもよい。また、2次電池4が満充電されたことを充電器12に伝えて、充電器12の充電動作を停止させてもよい。なお、スマートフォン14と電池パック50との間で行う近距離場通信の通信方式は、NFC方式とブルートゥース(BLUETOOTH:登録商標)方式のいずれであってもよい。
本発明における通信機14としては、スマートフォン以外に、通信機能を備えたタブレット端末等のパーソナル・データ・アシスタント(PDA)であってもよく、要は通信機能と、表示機能と、電池管理用プログラムを実行できる仕様を備えている携帯機器であればよい。本発明は補聴器以外に、リストバンド型の活動量計(アクティビティーモニター)やカメラ付き眼鏡などのウエアラブル型の小形電気機器に適用することができる。
スマートフォン14がブルートゥース(BLUETOOTH:登録商標)方式の通信機能を備えている場合には、スマートフォン14に電話が掛かってきた場合に、スマートフォン14を補聴器にかざすことにより相互通信可能とし、受信した音声データをスマートフォン14から補聴器へ伝送することができる。その場合には、補聴器にNFC方式の通信ユニットと、ブルートゥース(BLUETOOTH:登録商標)方式の通信ユニットを組込んでおき、まず、スマートフォン14と補聴器との間でNFC方式の通信を確立する。この状態で、スマートフォン14から接続指令信号を補聴器へ送ってブルートゥース(BLUETOOTH:登録商標)用の通信ユニットを起動し、スマートフォン14と補聴器との間でブルートゥース(BLUETOOTH:登録商標)方式の通信を確立して、音声データを補聴器に伝送する。また、IEEE 802.15.1規格に係るブルートゥース(BLUETOOTH:登録商標)以外に、IEEE 802.11規格に係るWi−Fiや、IEEE 802.15.4規格に係るZigBee(ZIGBEE:登録商標)などのIEEE 802規格の無線通信を確立して、スマートフォン14が受信した通話データを補聴器に伝送することができる。送信する音声データは、スマートフォン14のマイクロフォンから直接入力する。以上のように、通話機能を備えているスマートフォン14や携帯電話などの通信機の場合には、通信機を補聴器(耳)の近傍にかざすという自然な受話動作を行うことで、スマートフォン14と補聴器との間の通信を確立し、あるいは通信を終了させることができるので、第3者からみて違和感のない状態で通信の確立と終了を行なえる。同様に、通話開始時や通話終了時の2次電池4の電池状態の把握も、自然な受話動作で行うことができる。
4 2次電池
12 充電器
13 充電部
14 通信機(スマートフォン)
15 通信部
16 制御部
25 表示手段(ディスプレイ)
27 表示手段(スピーカー)
29 受電コイル
30 共振コンデンサー
31 共振回路
32 整流回路
33 電力検知回路
34 切換部
35 コイル切換スイッチ
36 コンデンサー切換スイッチ

Claims (7)

  1. 小形電気機器の機器本体(1)に、2次電池(4)と、充電用電力を充電器(12)から非接触で受電する充電部(13)と、外部の通信機(14)と近距離場通信を行なう通信部(15)と、充電部(13)および通信部(15)の作動状態を制御する制御部(16)が設けられており、
    充電部(13)には、受電コイル(29)および共振コンデンサー(30)を含む共振回路(31)と、整流回路(32)と、整流後の電力状態を検知する電力検知回路(33)と、共振回路(31)の受電状態を通信に適合した第1受電状態と、充電に適合した第2受電状態に切換える切換部(34)が設けられており、
    通信部(15)は、通信機(14)に対応して設けられる通信アンテナ(44)と、通信アンテナ(44)で受信した信号を復調して制御部(16)に出力し、あるいは制御部(16)から出力された送信信号を変調して通信アンテナ(44)へ出力する変復調回路(45)を備えており、
    受電コイル(29)は通信アンテナ(44)を兼ねていて、共振回路(31)の受電状態を切換部(34)で第1受電状態に切換えた状態において、受電コイル(29)が通信アンテナ(44)として機能しており、
    予め通信機(14)に格納しておいた電池管理用プログラムを起動した状態で、通信機(14)を機器本体(1)の近傍に位置させることにより、通信機(14)と通信部(15)とが近距離場通信を確立して相互に送受信でき、
    近距離場通信が確立された状態において、通信機(14)から送信された要求指令に応じて、電力検知回路(33)が検知した2次電池(4)の電力状態に関する情報を通信部(15)から通信機(14)に送信して、通信機(14)の側に設けた表示手段(25・27)で受信情報をユーザーに表示し報知することを特徴とするウエアラブル型の小形電気機器。
  2. 通信機(14)が機器本体(1)の近傍に位置している状態と、機器本体(1)が充電器(12)にセットされた状態のいずれか一方の状態において、
    共振回路(31)の受電状態を切換部(34)で第1受電状態と第2受電状態に切換えて、切換え前と切換え後の電力検知回路(33)の検知結果を比較することにより、電磁結合している結合相手を制御部(16)で判別し、共振回路(31)の受電状態を判別した結合相手に適合した受電状態に設定する請求項1に記載のウエアラブル型の小形電気機器。
  3. 切換部(34)に、受電コイル(29)のインダクタンスを切換えるコイル切換スイッチ(35)と、共振コンデンサー(30)のキャパシタンスを切換えるコンデンサー切換スイッチ(36)が設けられており、
    切換部(34)から出力した作動指令信号で、コイル切換スイッチ(35)とコンデンサー切換スイッチ(36)を切換えて、共振回路(31)の受電状態を第1受電状態と第2受電状態のいずれか一方に切換える請求項1または2に記載のウエアラブル型の小形電気機器。
  4. 通信機(14)が、通信機能とディスプレイ(25)とスピーカー(27)を備えたスマートフォン、あるいはパーソナル・データ・アシスタントで構成されており、
    予め通信機(14)に格納した電池管理用プログラムを起動した状態で、通信機(14)を機器本体(1)の近傍にかざすことにより、通信機(14)と通信部(15)とが近距離場通信を確立して、2次電池(4)の電力状態をディスプレイ(25)および/またはスピーカー(27)で報知する請求項1から3のいずれかひとつに記載のウエアラブル型の小形電気機器。
  5. 小形電気機器と通信機(14)とがNFC方式の通信方式で相互通信を行なっている請求項1から4のいずれかひとつに記載のウエアラブル型の小形電気機器。
  6. 小形電気機器にNFC方式の通信ユニットと、IEEE 802規格の通信ユニットが設けられており、
    通信機(14)と小形電気機器との間でNFC方式の通信を確立した状態で、通信機(14)から接続指令信号を小形電気機器へ送って、IEEE 802規格の通信ユニットを起動し、通信機(14)と小形電気機器との間でIEEE 802規格の通信を確立して相互通信を行なっている請求項1から4のいずれかひとつに記載のウエアラブル型の小形電気機器。
  7. 小形電気機器が補聴器である請求項1から6に記載のウエアラブル型の小形電気機器。
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