JP2013165493A - 携帯電話と補聴器との間で近接場通信(nfc)を確立する方法,nfc利用可能補聴器およびnfc利用可能携帯電話 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話と補聴器との間の近接場通信を確立する方法を提供する。
【解決手段】方法は,NFC利用可能携帯電話とNFC利用可能補聴器との間の近接場通信(NFC)を確立する方法であって,上記携帯電話においてNFC有効通信範囲内の補聴器の存在を検出し,補聴器の存在が検出されないときに,上記携帯電話によって受信された会話信号を表すデータを,上記携帯電話が備えるオーディオ信号を出力するスピーカに向けて,上記スピーカによって上記会話信号によって表される会話を再生させ,補聴器の存在が検出されたときに,上記携帯電話によって受信された上記会話信号を表すデータを,上記携帯電話および上記補聴器のそれぞれが備えるNFCトランシーバを介して上記補聴器にストリーミングして,上記補聴器が備えるオーディオ・レシーバによって上記会話信号によって表される会話を再生させる。
【選択図】図1
【解決手段】方法は,NFC利用可能携帯電話とNFC利用可能補聴器との間の近接場通信(NFC)を確立する方法であって,上記携帯電話においてNFC有効通信範囲内の補聴器の存在を検出し,補聴器の存在が検出されないときに,上記携帯電話によって受信された会話信号を表すデータを,上記携帯電話が備えるオーディオ信号を出力するスピーカに向けて,上記スピーカによって上記会話信号によって表される会話を再生させ,補聴器の存在が検出されたときに,上記携帯電話によって受信された上記会話信号を表すデータを,上記携帯電話および上記補聴器のそれぞれが備えるNFCトランシーバを介して上記補聴器にストリーミングして,上記補聴器が備えるオーディオ・レシーバによって上記会話信号によって表される会話を再生させる。
【選択図】図1
Description
この発明は,携帯電話と補聴器との間で近距離無線通信(short-range, wireless communication)を確立する方法,および携帯電話と近距離双方向(two-way)無線通信する手段を備える補聴器に関する。
現代の補聴器は聴覚障害を持つ者の聴覚を補助する小型の電子機器である。必要不可欠なものとして,補聴器はマイクロフォン,増幅器および再生レシーバを備える。上記補聴器は通常とても小さい装置であり,使用中にユーザの耳の後ろまたは耳の中に装着されるために十分に小さく,たとえばリモート・コントロール,プログラミング装置または他の補聴器から無線で信号を受信する無線回路を備えることができる。使用に先立って,上記補聴器は処方にしたがって補聴器フィッティングの専門家によって個々にプログラミングされ,上記ユーザによる知覚が困難な周波数帯域を増幅する。
現代の携帯電話のほとんどは,近距離,すなわち5〜10m離れた他の装置と無線通信するための回路を備えており,これはセルラー・ネットワークについての決められた周波数範囲および通信プロトコルによる通常の無線GSM通信と区別される。この無線通信システムはブルートゥース(商標)と呼ばれ,上記用語「他の装置」には他の携帯電話,ヘッドセット,グローバル・ポジショニング・システム・ユニット,パーソナル・コンピュータ,プリンタ,および携帯電話と無線通信することで利益を受けることができる他の装置が含まれる。
通信できるようにするためには,上記ブルートゥース(商標)リンクを通じて同時に通信を試みる多様な装置を識別(特定)するためのペアリング(pairing)として知られる手順が実行されなければならない。意図される装置を識別しかつセキュリティ上の理由のために行われるこのペアリング手順は,ユーザ入力識別コード(the user entering identification codes)または上記携帯電話への他の情報を含み,上記コードは,しばしば,上記携帯電話の型式およびそのオペレーティング・システム構造に依存する一連の複雑なメニューを通じて上記携帯電話だけからアクセス可能である。このためこの手順は,特に複数の異なる装置が用いられる場合にユーザにとってわずらわしいと考えられる。
携帯電話デザインの近年の技術革新によって,携帯電話には,一般に近接場通信(Near Field Communication)(省略形でNFC)として知られる近距離無線通信システムが副次的に設けられている。NFC回路は送信機および受信機の双方を備える双方向通信回路である。NFCは主要には誘導通信システム(inductive communication system)であって約5〜6センチメートルの非常に短い有効通信範囲を持つ。NFCを介した無線近接場通信のために用いられるプロトコルを詳述する。ブルートゥース(商標)およびNFC回路の両方を備える他の装置,たとえば流通するヘッドセットの5〜6センチメールの有効NFC通信範囲内にブルートゥース(商標)およびNFC回路の両方を備える携帯電話を一時的に持ってきて,次に上記NFC回路に自動的に機器間で情報を交換させることで2つの機器の上記ブルートゥース(商標)ペアリング手順を実行すると,扱いにくいブルートゥース(商標)ペアリング手順をNFCを用いることでユーザにとって簡単化することができる。上記ペアリングの後,上記2つの対の機器は再び離されても,ブルートゥース(商標)を通じた通信,たとえば上記携帯電話からヘッドセットへのおよびその逆のオーディオ・ストリーミングは,それらがブルートゥース(商標)通信範囲内に有る限りにおいて可能である。上記NFCは2つの機器が互いに近接する限りにおいて使用され,上記機器が離された後では機器間でもはや通信は行われない。
欧州特許公開第1933594号から,たとえば電話またはリモート・コントロール機器の存在を検出するアクティブ・トランスポンダを有する補聴器が知られており,上記電話またはリモート・コントロール機器は,上記補聴器内の上記アクティブ・トランスポンダによって励磁される所定信号を送信する組込型のパッシブ・トランスポンダを有しており,上記補聴器は上記パッシブ・トランスポンダからの上記信号の受信に応じて所定の信号処理状態に入る。
米国特許公開第2008/0025537号は,適切なRFIDタグが検出されたときに補聴器中の所定プログラムを動作させることを目的に,高周波識別(RFID)タグを用いて無線通信するための高周波識別レシーバを有する補聴器を開示している。このようなRFIDタグが電話のハンドセットに取り付けられていると,上記RFIDタグが上記補聴器によって検出されたときに上記補聴器は自動的に電話プログラムに入る。
補聴器が携帯電話とペアをなして上述した一方向通信ではなく双方向通信さえできる追加効果としての通信を確立できるようにするために,補聴器中にNFCおよびブルートゥース(商標)を実装することは自明かも知れないが,この解決策はブルートゥース(商標)通信に必要とされる電力消費量が,補聴器の低エネルギー消費収斂(the low energy consumption constrictions)と両立しないという欠点にさらされる。
この従来技術に基づき,この発明は,上記補聴器と他の装置,特に携帯電話との間の通信のための改良された方法を提供することを目的とする。
第1の発明によると,この目的は携帯電話と補聴器との間の近距離無線通信を確立する方法によって達成され,上記方法は,近距離無線通信手段を有する携帯電話を用意する(準備する)(providing)ステップと,上記携帯電話による再生のためのオーディオ信号を表す第1の信号を供給するステップと,近距離無線通信手段を有する補聴器を用意するステップと,上記近距離無線通信手段を用いることによって上記携帯電話を上記補聴器にペアリングするステップと,上記近距離無線通信手段を用いることによって上記第1の信号を上記携帯電話から上記補聴器に送信するステップを含む。
これにより,テレコイルへの誘導結合またはブルートゥース(商標)リンクのような追加的な送信メディアを使用することなく,上記携帯電話が通常可能な近距離双方向無線通信を,上記補聴器への直接の上記オーディオのストリームに用いることができる。換言すると,発明者は,機器(devices)が互いに近くにある状況において,ペアリング装置の一時的処理において少量のデータを交換するために設計されているNFCを介した無線近接場通信に用いられる上記に詳述したプロトコルを,連続するデータ・ストリームとしてのオーディオ信号を表す信号のリアルタイムのストリーミングに用いることができることに気が付いた。上記NFCにおいて提供されるビットレートがこれを可能にするのに十分に大きいからである。
上記携帯電話からのデータ・ストリームの受信ができるようにするために,第2の発明によると,携帯電話と近距離双方向無線通信する手段を備える補聴器が提供され,この補聴器は上記近距離双方向無線通信を通じてオーディオ信号を表すデータ・ストリームを構成する第1の信号を受信する手段,上記受信したデータ・ストリームを再生に適するフォーマットにデコードする手段,上記データ・ストリームの上記受信およびデコーディングを制御する手段,および上記オーディオ信号を再生する手段を備える。
多くの補聴器があらかじめ近距離双方向無線通信手段を備えているので,必要に応じて,たとえば単一かつ同一のアンテナを用いることによって,主要な(大きな)改修(修正)(major modifications)を行うことなくNFC通信を利用することができ,これは特に利点である。さらに,このような近距離双方向無線通信は低電力消費でありしたがって補聴器に非常に適している。
換言すると,この発明は携帯電話中の上記NFC回路を,補聴器とともに用いる新規な方法を提供する。基本的には,上記携帯電話とNFC通信チャンネルを通じて無線で通信することができるNFC回路自体を補聴器に設け,上記携帯電話のスピーカのために意図されるディジタル・オーディオ・ストリームを上記携帯電話の上記NFC回路に一時的に出力切換え(redirection)できる,上記携帯電話のオペレーティング・システム用の適切なソフトウエアを設け,上記ディジタル・オーディオ・ストリームを無線で上記携帯電話のNFC回路から上記補聴器のNFC回路へ送信し(上記無線NFC信号の受信ができるように上記携帯電話と上記補聴器の間の十分な近距離が必要),上記補聴器の上記NFC回路において上記ディジタル・オーディオ・ストリームを無線で受信し,上記補聴器内において上記ディジタル・オーディオ・ストリームをデコーディングし,補聴器のレシーバによって上記デコードされたオーディオ・ストリームを可聴信号として再生することが,必要である。
聴覚障害を持つ補聴器ユーザが使用する携帯電話を,健聴者が使用する携帯電話と同様のやり方で用いることができる。上記携帯電話に呼出しがあると,上記ユーザは上記携帯電話のユーザ・インターフェース上の適切なボタンを押下することによって上記呼出しに応答し,補聴器が存在する箇所に近い自分の耳にまで携帯電話を持ち上げ,そして操作する。すると,上記携帯電話はNFCを介して上記補聴器と接続し,上記オーディオ信号のストリームが,上記NFCリンクを通じた上記補聴器への無線デジタル・データ・ストリーミングとして始まる。
上記呼出しを受けるために何らの追加の装置(たとえばブルートゥース(商標)リンク・ブリッジなど)も必要とされず,電話の間,補聴器ユーザは補聴器を装着しつづけることができ,このことは,携帯電話を用いるために補聴器が取外され,電話の間,補聴器があたかも無くされた状態とされて補聴器ユーザに対する上記ユーザの聴力損失の補償が行われないようになるのとは対照的である。
さらなる利点は,上記NFC回路は購入時にあらかじめ携帯電話内に内蔵されており,特別なハードウエアを入手する必要がないことである。
第1の発明の好ましい実施態様によると,上記携帯電話から上記補聴器に上記第1の信号を送信するステップは,上記携帯電話中の適切なプログラムを実行することによって開始される。上記携帯電話のスピーカに送信されるオーディオ信号と,上記補聴器に送信される,エンコードされたおよび/または圧縮されたデジタル・フォーマットにおけるオーディオ信号またはそれを表すデータ信号との間の自動スイッチングを行うことができる。
第2の発明による好ましい実施態様によると,上記データ・ストリームの受信およびデコーディングを制御する手段はさらなる(further)近距離双方向無線通信手段を備える。上記NFCではなく,既存の近距離双方向無線通信手段を介して,近距離双方向無線通信または少なくともその一部を実行することができる。
より詳細には第2の発明によるさらに好ましい実施態様において,上記補聴器のNFC機能は,主に他の補聴器と通信するために意図された既存の無線回路の手段によって利用可能である。この回路は他の補聴器と無線でデータを交換し,好ましくは標準NFC周波数である13.56MHと異なる高周波数,好ましくは約10MHzを用いる。したがって,この回路は交互に両方の高周波数を使用することができ,NFC送信機の存在を検出するための通常のアイドル時に,その受信をNFC周波数に簡単に変更することができるであろう。
この発明のメリットおよび利点のさらなる理解のために,非限定的実施例および添付の模式図に基づいて,以下この発明をより詳細に説明する。
上記添付図面はNFC利用可能携帯電話(an NFC-enabled mobile phone)2およびNFC利用可能補聴器(an NFC-enabled hearing aid)3を備えるシステム1を示している。上記携帯電話2は,GSMアンテナ4,GSMトランシーバおよびデコーダ5,デジタル・オーディオ・コーデック6,マイクロフォン7,第1のNFCアンテナ10を有する第1のNFCトランシーバ9,携帯電話コントローラ11,第1のスイッチ12,ならびにスピーカ13を備える。上記補聴器3は,第2のNFCアンテナ21を有する第2のNFCトランシーバ20,マイクロフォン22,オーディオ・レシーバ23,処理装置24,および第2のスイッチ25を備える。図中には,上記携帯電話2とGSMネットワーク(図示略)との間の通信を可能にするGSMセル19も示されている。
使用中,上記GSMセル19は通常に上記GSMネットワークと上記携帯電話2の間で呼処理(call handling)を実行し,上記携帯電話2は上記マイクロフォン7からの会話信号を受付け,上記デジタル・オーディオ・コーデック6によって適切なディジタル形式にコーディングして,そして結果的に得られるディジタル信号を上記GSMトランシーバ5および上記GSMアンテナ4を介して上記GSMセル19に送信するとともに,受信したディジタル信号を上記オーディオ・コーデック6によってデコードして会話とし,上記第1のスイッチを介して上記スピーカ13により再生する。 これに代えて,上記GSMトランシーバを通じて受信されたエンコードされた会話信号を上記補聴器3に直接にリレーしてそこでデコードしてもよい。すなわち,上記携帯電話2においてデコーディングおよび再エンコーディング(decoding and re-encoding)は行われない。
上記携帯電話コントローラ11は上記第1のスイッチ12の位置を制御して,オーディオ信号を上記オーディオ・コーデック6から上記第1のNFCトランシーバ9に向け直し(redirecting),上記第1のNFCアンテナ10および上記補聴器3中の第2のNFCアンテナ21を介した上記第2のNFCトランシーバ20への送信を開始することができる。上記携帯コントローラ11は,適切なプログラム,たとえば上記携帯電話2上で実行されるJavaとして実装することができ,上記携帯電話におけるキーボードのキーおよびディスプレイのキーを使用して,上記スピーカ13でなく上記NFCトランシーバを出力に選択することができる。その逆も同様である。これに代えて,上記携帯コントローラは,上記NFCトランシーバ9がNFC利用可能補聴器3の存在を検出したときに,出力ソースとして上記NFCトランシーバ9に自動的にスイッチングするように適応される適切なプログラムとして実装することもできる。
上記補聴器3中の上記処理装置24は,上記第2のスイッチ25を制御し,上記オーディオ・レシーバ23によって再生されるべき,上記マイクロフォン22からのオーディオ信号ないし上記第2のNFCトランシーバ20からの信号を選択することができる。この選択は,上記補聴器3中の上記第2のNCFトランシーバ20に応答して,たとえば,上記補聴器ユーザが上記電話を用いて電話するまたは電話を受けることを望み,かつ結果的に耳に対して電話に当てたときに,好ましくは自動的に行われる。
この構成の効果は,互いに適切な受信範囲内にあれば,すなわち5〜6センチメートル以下の間隔であれば,上記GSMネットワークを介して受信される会話信号(すなわち,他からの電話または携帯電話からの電話)を,上記携帯電話2から上記補聴器3に,第1および第2のNFCトランシーバ9および20のそれぞれを通じて送信できることである。上記NFCプロトコルは本来的に携帯電話と補聴器の互いの存在を認識させるようにするための識別およびハンドシェイク・コード(identification and handshaking codes)を有しており,NFC利用可能補聴器3が上記第1のNFCトランシーバ9によって検出されるか,または上記携帯電話2のユーザ・インターフェース(図示略)を通じて上記ユーザによって開始されたときに,上記携帯電話コントローラ11は第1および第2のNFCトランシーバ9および20のそれぞれを通じて,上記ディジタル・オーディオ・ストリームを上記補聴器に適当には自動的に向けることができる。識別が実行されると,上記第1のNFCトランシーバ9は上記電話によって受信された会話信号を表すデータについて,上記補聴器3中の上記第2のNFCトランシーバ20へのストリーミングを開始し,上記補聴器の処理装置は受信したデータ・ストリームをデコードし,かつ上記オーディオ・レシーバによって再生するために,上記ユーザのプロファイルにしたがって上記サウンドを処理する。現在のNFCは106kbits/s,212kbits/sおよび424kbits/sのデータ転送速度を提供しており,これはオーディオ・ストリーミングに十分である。上記補聴器は上記NFCを通じてハンドシェイク・コマンドおよび受領確認電文(acknowledge receipt telegrams)を上記電話送受器に返信し,このようにして会話については一方向のみが実行されるが,双方向の通信が提供される。上記補聴器ユーザからのサウンド,特に会話は,上記電話送受器の通常のマイクロフォンによってピックアップされる。
補聴器3の中にはあらかじめ近距離誘導通信(複数)(short-range inductive communications)を実装するものがある。したがって,たとえば,検出,ペアリング,オーディオ・ストリーミングまたはデータ変換の少なくともいくつかを実行することができる既存のハードウエアに組合わせて,上記第2のNFCトランシーバ20およびアンテナ21を実装すると好適である。上記アンテナ10および13は13.56MHzのために設計されるが,容易にたとえば10MHzの通信に利用することができ,その逆も同様である。すなわち,補聴器ハードウエアの実質的な変更は必要とはされない。
補聴器ユーザが携帯電話2を使用するとき,何らの習慣(habits)も変える必要がなく,また補聴器3は別として何らの中間的デバイスも身につける必要がないので,上述したシステムは携帯電話2を用いるときに補聴器ユーザにかなりの利点をもたらす。
この発明は簡便な近距離オーディオ・ストリーミングのアイデアをその出発点としているが,当業者であればエンコードされたオーディオ・データ以外のタイプをこのやり方で送信できることを認識しよう。すなわち,補聴器の設定に関するデータを,携帯電話2を通じて,容易に補聴器3に向けておよび補聴器3から送信することができ,したがって補聴器ソフトウエアおよびプログラム設定の遠隔更新が可能である。また,携帯電話を,上記携帯電話を通じて上記補聴器に所定信号を送信する装用フィッティング(in-situ fitting)に用いることができ,上記ユーザは,たとえば上記携帯電話の適切なキーを押下することによってまたは言語応答の会話認識として,上記信号が聞こえたことまたは聞こえなかったことを示すことができる。
Claims (9)
- NFC利用可能携帯電話(2)とNFC利用可能補聴器(3)との間の近接場通信(NFC)を確立する方法であって,
上記携帯電話(2)においてNFC有効通信範囲内のNFC利用可能補聴器(3)の存在を検出し,
NFC利用可能補聴器(3)の存在が検出されないときに,上記携帯電話(2)によって受信された会話信号を表すデータを,上記携帯電話(2)が備えるオーディオ信号を出力するスピーカ(13)に向け,これにより上記スピーカ(13)によって上記会話信号によって表される会話を再生させ,
NFC利用可能補聴器(3)の存在が検出されたときに,上記携帯電話(2)によって受信された上記会話信号を表すデータを,上記携帯電話(2)および上記補聴器(3)のそれぞれが備えるNFCトランシーバ(9,20)を介して上記補聴器(3)にストリーミングし,これにより上記補聴器(3)が備えるオーディオ・レシーバ(23)によって上記会話信号によって表される会話を再生させる,
方法。 - 上記携帯電話から上記補聴器への上記会話信号を表すデータについてのストリーミングはNFC通信プロトコルを用いて実行される,請求項1に記載の方法。
- 上記携帯電話から上記補聴器への上記会話信号を表すデータについてのストリーミングは,上記携帯電話中の適切なプログラムを実行することによって開始される,請求項1に記載の方法。
- 上記携帯電話への呼出しが行われ,補聴器ユーザが上記携帯電話のユーザ・インターフェース上の適切なボタンを押下することによって上記呼出しに応答し,かつ上記補聴器が存在する箇所に近い自分の耳にまで上記携帯電話を持ち上げたときに,それぞれのNFCトランシーバを介して上記NFC利用可能携帯電話が上記NFC利用可能補聴器に接続して,無線のデジタルデータ・ストリームとしての会話信号を表すデータのストリーミングを開始する,請求項1に記載の方法。
- NFC通信プロトコルを用いてNFC利用可能携帯電話(2)と近接場通信(NFC)利用可能な補聴器(3)であって,
NFC有効通信範囲内のNFC利用可能携帯電話(2)の存在を検出し,かつ上記NFC利用可能携帯電話(2)からのデータ・ストリームを受信するNFCトランシーバ(20),
マイクロフォン(22)およびオーディオ・レシーバ(23),ならびに
上記NFCトランシーバ(20)によって上記NFC利用可能携帯電話(2)の存在が検出されないときに,上記マイクロフォン(22)によってピックアップされる会話信号を上記オーディオ・レシーバ(23)に向け,上記NFCトランシーバ(20)によって上記NFC利用可能携帯電話(2)の存在が検出されたときに,上記マイクロフォン(22)によってピックアップされる会話信号に代えて,上記NFCトランシーバ(20)によって受信される上記携帯電話(2)からの会話信号を表すデータ・ストリームを上記オーディオ・レシーバ(23)に向けるスイッチ(25)を備える,
補聴器(3)。 - 上記NFCトランシーバによって受信される上記携帯電話からのデータ・ストリームをデコードし,補聴器ユーザのプロファイルにしたがって音処理をする処理装置をさらに備える,
請求項5に記載の補聴器。 - 近接場通信(NFC)利用可能な携帯電話(2)であって,
NFC有効通信範囲内のNFC利用可能補聴器(3)の存在を検出し,かつ上記補聴器(3)に向けてデータ・ストリーミングするためのNFCトランシーバ(9),
上記携帯電話(2)によって受信されたオーディオ信号を再生するためのスピーカ(13),ならびに
上記NFCトランシーバ(9)によって上記NFC利用可能補聴器(3)の存在が検出されないときに,上記携帯電話(2)によって受信された会話信号を上記スピーカ(13)に向け,上記NFCトランシーバ(9)によって上記NFC利用可能補聴器(3)の存在が検出されたときに,上記携帯電話(2)によって受信された会話信号を上記NFCトランシーバ(9)を介して上記補聴器(3)に向けるスイッチを備え,これにより上記補聴器(3)の存在が検出されたときに上記携帯電話(2)によって受信された上記会話信号を表すストリーム・データが上記補聴器に向けて送信される,
NFC利用可能携帯電話(2)。 - 上記スイッチとは無関係に動作する音をピックアップするためのマイクロフォン(7)をさらに備える,
請求項7に記載のNFC利用可能携帯電話。 - 上記スイッチによる出力先切替えが,補聴器ユーザが上記携帯電話のユーザ・インターフェース上の適切なボタンを押下することによって呼出しに応答し,かつ上記補聴器が存在する箇所に近い自分の耳にまで上記携帯電話を持ち上げたときに行われ,これにより上記会話信号を表すデータのストリーミングが,上記NFCトランシーバを介して上記補聴器に向かう無線デジタルデータ・ストリームとして自動的に開始される,
請求項7に記載のNFC利用可能携帯電話。
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