JP4015268B2 - リーダライタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICカード等といった移動情報通信体との間でループアンテナを用いて情報を無線通信するリーダライタに関し、特に、移動情報通信体との間での情報通信を効率よく行うリーダライタに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばクレジットカード等と同様な大きさのカード基板にマイクロコンピュータチップとメモリチップとを埋設して構成したICカードは、金融、流通、交通、医療等の種々な分野において実用化が図られている。
このようなICカードを用いたICカードシステムでは、例えばリーダライタからICカードに対して電力を伝送供給し、リーダライタとICカードとの間で制御コードやデータ等といった情報を通信させている。
リーダライタとICカードとの間の電力伝送や情報通信では、端子同士を接触させて行う接触方式の他に、電磁結合を用いて行う非接触方式も採用されている。
【0003】
図3には、非接触方式を採用したICカードシステムに備えられたリーダライタ11とICカード21の構成例を示してあり、また、リーダライタ11には例えば図外の情報処理装置が接続されている。このICカードシステムでは、リーダライタ11がICカード21に対して非接触で電力を送電するとともに、情報処理装置からインタフェースを介して受信した情報をICカード21へ無線送信し、また、ICカード21が無線送信した情報をリーダライタ11が受信して、受信した情報をインタフェースを介して情報処理装置へ送信することが行われる。
また、情報処理装置では、例えばリーダライタ11から受信した金融、流通、交通、医療等のデータの処理等が行われる。
【0004】
また、同図に示したICカードシステムでは、例えばICカード21のループアンテナL3がリーダライタ11のループアンテナL2の上方等にかざされた状態で電力伝送や情報通信が行われ、こうした電力伝送等は、リーダライタ11から送信された搬送波により両者11、21のループアンテナL2、L3を電磁結合することにより行われる。また、ICカード21からの情報送信では後述するロードスイッチを用いた通信の方式が採用されている。
【0005】
上記図3を用いてリーダライタ11及びICカード21により行われる処理の動作を具体的に説明する。
例えばリーダライタ11では、局部発信部12から発信された搬送波を変調部13を介して増幅器PA2により増幅し、増幅した搬送波をインピーダンス変換トランスT3を介してループアンテナL2から無線送信することにより、ICカード21に対して電力を送電することが行われる。この場合、リーダライタ11のループアンテナL2では、例えばインピーダンス変換トランスT3を介して搬送波が高周波電流として供給されることにより、磁束が発生する。
【0006】
また、リーダライタ11では、上記のようにして無線送信される搬送波を変調部13により送信対象の情報に従って変調することにより、ICカード21に対して情報を送信することが行われる。ここで、変調方式としては、例えば振幅偏移変調(ASK)方式や位相偏移変調(PSK)方式が用いられる。
なお、リーダライタ11のループアンテナL2には共振用のコンデンサC3が接続されており、また、上記したインピーダンス変換トランスT3は、当該ループアンテナL2に設けられた第1の結合用コイルP3と、増幅器PA2の出力端と接地電圧(例えば0V)との間に設けられた第2の結合用コイルP4とから構成されている。
【0007】
一方、ICカード21では、リーダライタ11のループアンテナL2から発生した磁束により自己のループアンテナL3に誘起された電力を整流ダイオードDや定電圧レギュレータRegを介して整流化や定電圧化し、これにより得られた定電圧の電力を制御部26等に供給することが行われる。これにより、ICカード21では、リーダライタ11から非接触で供給された電力を用いて各種の処理動作が実行される。なお、ICカード21のループアンテL3には共振用のコンデンサC4が接続されている。
【0008】
また、ICカード21では、自己のループアンテナL3に誘起された搬送波の電圧波形を整流ダイオードDを介して検波部25により検波することにより、当該搬送波に含まれるリーダライタ11から送信された情報を検出することが行われ、このようにして検出された情報は例えば制御部26に送信されてメモリに記憶等される。
【0009】
また、ICカード21では、上記のようにリーダライタ11から送信された搬送波により両者11、21のループアンテナL2、L3が電磁結合されている状態で、例えば自己のループアンテナL3を構成するコイルの両端のそれぞれにかかる負荷を制御部26により制御することにより、リーダライタ21に対して情報を無線送信することが行われる。
【0010】
一例として、ICカード21のループアンテナL3を構成するコイルの両端にはそれぞれコンデンサC5、C6を介してFET等といったロードスイッチ22、23が接続されており、ICカード21では、これらのロードスイッチ22、23を制御部26により送信対象の情報に従ってそれぞれ開閉させることにより、負荷による変動を搬送波に生じさせて当該搬送波を送信対象の情報に従って変調することが行われる。
なお、ICカード21のループアンテナL3に接続される負荷としては、上記したコンデンサC5、C6の代わりに抵抗を用いることもできる。
【0011】
また、上記のような負荷変動によるICカード21からの情報送信は、例えばICカード21の定電圧レギュレータRegの制御部26側の出力端にかかる回路負荷を当該制御部26により制御することによっても行うことができる。この場合、例えばICカード21の定電圧レギュレータRegの制御部26側の出力端には抵抗R2を介してFET等といったロードスイッチ24が接続されており、ICカード21では、制御部26により当該ロードスイッチ24を開閉させることにより上記した搬送波に変調を施してリーダライタ11へ情報を無線送信することが行われる。
【0012】
なお、上記図3に示したICカード21では、説明の便宜上から、ループアンテナL3に接続される負荷を制御するロードスイッチ22、23と、定電圧レギュレータRegに接続される負荷を制御するロードスイッチ24との両方を備えた構成例を示したが、ICカード21では、例えばいずれかのロードスイッチが備えられていればリーダライタ11に対して情報を送信することができる。
【0013】
一方、リーダライタ11では、上記のようにしてICカード21により搬送波に負荷変動が施されると、当該負荷変動に起因してインピーダンス変換トランスT3のインピーダンスに変化が生じさせられる。リーダライタ11では、こうしたインピーダンスの変化を利用して、例えば増幅器PA2の出力端における搬送波の電圧波形の振幅を検出部14により検出することにより、当該振幅の変化に基づいてICカード21から送信された情報を受信処理することが行われる。
【0014】
すなわち、リーダライタ11の検出部14では、増幅器PA2の出力端における搬送波の電圧波形を抵抗R1及びバッファ15を介して検波器16により検波し、検波した搬送波の電圧波形の振幅を比較器17により予め設定された閾値と比較することにより、ICカード21からの情報を再生することが行われる。
【0015】
ここで、上記したリーダライタ11の検出部14により検出される搬送波の電圧値(検出値)について更に詳しく説明する。
例えばICカード21により搬送波に負荷変動が生じさせられていない場合におけるリーダライタ11のインピーダンス変換トランスT3を構成する第2の結合用コイルP4のインピーダンスを”Z1”とし、また、増幅器PA2の出力インピーダンスを”Z2”とし、当該増幅器PA2の出力インピーダンスがゼロであるとみなした場合に当該増幅器PA2から出力される搬送波の電圧値を”V3”とすると、こうした条件下で検出部14により検出される第1の検出値V4は式1により示される。なお、上記図3では、説明の便宜上から、増幅器PA2の出力インピーダンスを当該増幅器PA2の出力端に接続された抵抗として示してある。
【0016】
【数1】
Figure 0004015268
【0017】
また、出力インピーダンスがゼロであるとみなした場合に増幅器PA2から出力される電圧値V3が一定であるとして、例えばICカード21により搬送波に負荷変動が生じさせられたことでリーダライタ11の第2の結合用コイルP4のインピーダンスが”Z1+y”に変化したとすると、こうした条件下で検出部14により検出される第2の検出値V4yは式2により示される。なお、第2の結合用コイルP4のインピーダンスの変化量yは、例えば変化前のインピーダンスZ1の1%程度であるとする。
【0018】
【数2】
Figure 0004015268
【0019】
検出部14では、第2の検出値V4yと第1の検出値V4との差異V4cが大きいほどICカード21からの情報をより確実に検出することができる。ここで、両検出値の差異V4cは、式3に示されるように例えば両検出値の差の絶対値により表され、この差異V4cはICカード21の負荷変動によって搬送波の検出値に生じさせられた電圧変化の成分を示している。
【0020】
【数3】
Figure 0004015268
【0021】
ここで、上記式1〜式3によると、増幅器PA2の出力インピーダンスZ2が第2の結合用コイルP4のインピーダンスZ1とほぼ等しい場合に、第1の検出値V4と第2の検出値V4yとの差異V4cが最大となる。また、増幅器PA2から第2の結合用コイルP4への電力供給についても、両者PA2、P4のインピーダンスZ1、Z2がほぼ等しい場合にインピーダンス整合がとれて不整合による損失が小さくなる。
【0022】
一方、上記式1〜式3によると、増幅器PA2の出力インピーダンスZ2がゼロである場合や非常に大きい場合(例えば無限大とみなすことができるような場合)には、第1の検出値V4と第2の検出値V4yとの差異V4cが常にゼロとなり、検出部14ではICカード21からの情報を検出することができない。
【0023】
こうしたことから、上記のような検出部14での情報検出の仕方では、増幅器PA2の出力インピーダンスを小さくしてゼロに近くした場合には、増幅器PA2と第2の結合用コイルP4との間でインピーダンス整合をとることができず、上記したようにICカード21からの情報を検出することができなくなってしまう。
しかしながら、一般に増幅器PA2では出力インピーダンスがゼロに近い方が増幅度の安定性等といった点で理想的な動作が実現されるといったことがあり、以上のように増幅器PA2の出力インピーダンスに対する要求が対立してしまうため、上記のような検出部14での情報検出の仕方ではICカード21との間での情報通信を効率的に行うことができなかった。
【0024】
また、図4には、上記図3に示したリーダライタ11の各処理部を接地する仕方を示してある。
すなわち、リーダライタ11では、搬送波を送信する送信回路を構成する局部発信部12、変調部13、増幅器PA2と、ICカード21からの情報を検出する受信回路を構成する検波器16、比較器17とが同一の接地線G3に接続されており、当該接地線G3が接地されている。
【0025】
しかしながら、リーダライタ11の送信回路には大きな電流が流れ、特に増幅器PA2には非常に大きな電流が流れるため、上記のような接地の仕方では、例えば増幅器PA2からのノイズの影響が接地線G3を介して受信回路に伝わり、当該受信回路にノイズによる干渉を生じさせてしまうといった問題があった。このため、リーダライタ11の検波部16等では、ICカード21からの受信情報に多くのビット誤りが生じてしまい、ICカード21との間での情報通信を効率よく行うことができなかった。
【0026】
また、図5にリーダライタの他の構成例を示すように、増幅器PA2から出力される電流を検出する電流検出抵抗R3を上記した第2の結合用コイルP4と接地電圧との間に設けて、当該電流検出抵抗R3にかかる搬送波の電圧波形を検波器32等により検波等することにより、搬送波に含まれるICカード21からの情報を検出する構成も検討されている。なお、同図に示したリーダライタの構成では、ICカード21からの情報を検出する受信回路を構成する抵抗R4、バッファ31、検波器32、比較器33以外の各処理部については上記図3の場合と同じ符号を用いて示してあり、また、同図には、リーダライタの構成と共にICカード21を構成するループアンテナL3等をも示してある。
【0027】
上記図5に示したリーダライタの構成においてもICカード21による上記した負荷変動に起因してリーダライタのインピーダンス変換トランスT3のインピーダンスが変化することを利用して情報通信を行っているが、この構成では、上記図3に示した構成の場合とは異なり、増幅器PA2の出力インピーダンスを小さくしてもICカード21からの情報を検出することが可能である。
【0028】
しかしながら、上記図5に示したリーダライタの構成では、例えば受信回路に低雑音増幅器(LNA)等を設けることなく検出される搬送波の電圧値を大きくするために、上記した電流検出抵抗R3の抵抗値を大きくする必要があったため、こうした電流検出抵抗R3での発熱により消費される電力が大きくなってしまうといった問題があった。例えば、こうした消費電力が大きくなると、ループアンテナL2に供給される電力が低下してしまう等といったことが生じ、ICカード21との間での情報通信を効率よく行うことができなかった。
【0029】
また、上記図5に示したリーダライタの構成においても、上記図3に示したリーダライタの場合と同様に、送信回路と受信回路とが同一の接地線により接地されていたため、増幅器PA2からのノイズが受信回路に干渉による影響を与えてしまうといった問題があった。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
以上に示したように、従来のリーダライタでは、上記図3や図5に示したいずれの構成においても、ICカードとの間での情報通信を効率よく行うことができないといった不具合があり、特に、ICカードから送信された情報を受信回路により搬送波から効率よく検出することができる構成が実現されていなかった。
【0031】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、自己のループアンテナとICカード等といった移動情報通信体のループアンテナとを搬送波により電磁結合することにより、当該移動情報通信体との間で情報を無線通信するに際して、当該情報の通信を効率よく行うことができるリーダライタを提供することを目的とする。
更に具体的には、例えば上記図5に示した電流検出抵抗R3による情報検出の構成が用いられなくとも上記図3に示した増幅器PA2の出力インピーダンスを小さくすることができるリーダライタや、当該増幅器PA2からのノイズが受信回路に影響を及ぼすことのないリーダライタを実現する。
【0032】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るリーダライタでは、次のような構成により、第1のループアンテナを用いて移動情報通信体へ搬送波を送信して、第1のループアンテナと移動情報通信体に設けられた第2のループアンテナとを搬送波により電磁結合することにより、移動情報通信体との間で情報を無線通信する。
【0033】
すなわち、リーダライタでは、第1のループアンテナに第1の結合用コイルが設けられているとともに、第1の結合用コイルと電磁誘導によって結合する第2の結合用コイルが設けられており、送信回路が第2の結合用コイルと第1の結合用コイルを介して第1のループアンテナに結合されて搬送波を送信する。また、リーダライタでは、送信回路と第2の結合用コイルとの間に第1の検出用コイルが介装されて設けられているとともに、第1の検出用コイルと電磁誘導によって結合する第2の検出用コイルが設けられており、受信回路が第2の検出用コイルと第1の検出用コイルを介して第1のループアンテナに結合されて搬送波に含まれる移動情報通信体から送信された情報を検出する。
【0034】
このようにリーダライタでは、送信回路と受信回路や第2の結合用コイルと受信回路とは第1の検出用コイル及び第2の検出用コイルにより非接触で結合されており、受信回路では、例えば第1の検出用コイルに流れる搬送波の電流の変化によって第2の検出用コイルに誘導された電圧を復調等することにより、移動情報通信体からの情報を検出することが行われる。
【0035】
従って、本発明のリーダライタでは、例えば上記従来例の図3で示したように送信回路を構成する増幅器の出力インピーダンスを小さくすると移動情報通信体からの情報を受信することができなくなるといった不具合はなく、こうした増幅器の出力インピーダンスを小さくして移動情報通信体との間で効率よく情報を通信することができる。また、本発明のリーダライタでは、例えば上記従来例の図5で示したような電流検出抵抗を備える必要がないため、当該電流検出抵抗によって大きな電力が消費されてしまうといった不具合はなく、移動情報通信体との間で効率よく情報を通信することができる。
【0036】
なお、本発明のリーダライタでは、例えば上記した第1の検出用コイルの巻き数に比べて第2の検出用コイルの巻き数を大きくすることにより、更に移動情報通信体との間での情報通信を効率化することもできる。
【0037】
また、本発明に係るリーダライタでは、第1のループアンテナを用いて移動情報通信体へ搬送波を送信して、第1のループアンテナと移動情報通信体に設けられた第2のループアンテナとを搬送波により電磁結合することにより、移動情報通信体との間で情報を無線通信するに際して、次のようにして回路を接地した。
すなわち、第1のループアンテナに結合されて搬送波を送信する送信回路を構成する増幅器に接続された接地線と、第1のループアンテナに結合されて搬送波に含まれる移動情報通信体から送信された情報を検出する受信回路に接続された接地線とを分離して設け、これら接地線を並列に接地させた。
【0038】
従って、リーダライタでは、例えば送信回路を構成する増幅器に大きな電流が流れた場合であっても、当該増幅器からのノイズが接地線を介して受信回路に干渉による影響を及ぼしてしまうといったことは生じないため、移動情報通信体からの受信情報に誤りが発生してしまうのを防止することができ、これにより、移動情報通信体との間で効率よく情報を通信することができる。
【0039】
ここで、本発明で言う移動情報通信体には、上記したICカードばかりでなく、例えば、人に付されたネームプレートや、商品や物品に付されたタグや、家畜に付された識別用プレートや、宅配便の荷物に付された配送先プレートや、コンテナに付された配送先プレート等といったものも包含される。なお、本発明を適用することが可能な移動情報通信体としては、以上に示したものに限られず、本発明は、自己のループアンテナとリーダライタのループアンテナとが搬送波により電磁結合させられることによりリーダライタとの間で情報を無線通信する種々な移動情報通信体に広く適用することができるものである。
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明に係る一実施例を図面を参照して説明する。
本例では、移動情報通信体としてICカードが用いられた場合を示し、本発明に係るリーダライタによりICカードとの間で情報を無線通信する場合を説明する。なお、以下に説明する本例のリーダライタとの間で情報通信を行う本例のICカードの構成としては例えば上記図3に示したICカード21と同様な構成が用いられており、本例のリーダライタと本例のICカードとの間では、例えばICカードのループアンテナがリーダライタのループアンテナの上方等にかざされた状態で、両者のループアンテナを搬送波により電磁結合することにより情報通信が行われる。
【0041】
また、本例のICカードでは、例えば上記図3に示したICカード21の場合と同様に、リーダライタから受信した搬送波から抽出した電力を用いて各種の動作を実行するとともに、自己のループアンテナ等に接続されたロードスイッチを制御することにより搬送波を変調してリーダライタへ情報を無線送信する。このように、本例のICカードの構成や動作は上記図3に示したものと同様であるため、本例ではその構成や動作の説明を省略する。
【0042】
また、本例のリーダライタには例えば図外の情報処理装置がインタフェースを介して接続されており、本例では、この情報処理装置によりリーダライタが制御されて各種の処理動作が行われる。ここで、情報処理装置には、例えばICカードへ無線送信すべき情報をリーダライタへ送信する機能や、リーダライタによりICカードから無線受信された情報を当該リーダライタから受信する機能や、また、このようにしてリーダライタから受信した金融、流通、交通、医療等のデータを処理する機能等が備えられている。
【0043】
以下では、図1及び図2を用いて本例のリーダライタの構成や動作を説明する。
図1には、本発明に係るリーダライタの構成例を示してあり、このリーダライタには、共振用のコンデンサC1が接続されたループアンテナL1と、電磁誘導によって回路を結合するインピーダンス変換トランスT1と、搬送波を発信する局部発信部1と、搬送波を変調する変調部2と、搬送波を増幅する増幅器PA1と、電磁誘導によって回路を結合するピックアップトランスT2と、搬送波に含まれるICカードからの情報を検出する検出部3とが備えられている。
【0044】
ループアンテナL1は例えば方形等に巻かれたコイルから構成されており、搬送波が当該コイルに高周波電流として流されることにより磁束を発生させる機能や、当該コイルを貫く磁束の変化により誘導起電圧を生じさせる機能を有している。
【0045】
インピーダンス変換トランスT1は、ループアンテナL1を構成するコイルの一端に接続された共振用コンデンサC1と当該コイルの他端との間に介装された第1の結合用コイルP1と、第1の結合コイルP1と電磁誘導によって結合する第2の結合用コイルP2とから構成されており、第2の結合用コイルP2の一端は接地電圧(例えば0V)に接続されている一方、第2の結合用コイルP2の他端は後述する第1の検出用コイルQ1に接続されている。
【0046】
局部発信部1は搬送波を発信する機能を有しており、本例では当該搬送波を変調部2へ出力する。
変調部2は搬送波を変調する機能を有しており、本例では局部発信部1から入力された搬送波を送信対象の情報に従って変調し、変調した搬送波を増幅器PA1へ出力する。なお、上記したように送信対象の情報は例えば外部の情報処理装置から変調部2へ入力され、変調部2では情報処理装置から情報を受信していない場合には局部発信部1から入力された搬送波を変調することなく増幅器PA1へ出力する。また、搬送波を変調する方式としては、振幅偏移変調(ASK)方式や位相偏移変調(PSK)方式等といった種々な方式が用いられてよい。
【0047】
増幅器PA1は搬送波を増幅する機能を有しており、本例では変調部2から入力された搬送波を増幅して、増幅した搬送波を後述する第1の検出用コイルQ1へ例えば高周波電流として出力する。これにより、増幅器PA1から出力された搬送波は第1の検出用コイルQ1を介して第2の結合用コイルP2へ出力される。
なお、図1では、説明の便宜上から、増幅器PA1の出力インピーダンスを当該増幅器PA1の出力端に接続された抵抗として示してある。
【0048】
本例では、上述した局部発信部1や変調部2や増幅器PA1から送信回路が構成されており、上記のように送信回路は第2の結合用コイルP2と第1の結合用コイルP1を介してループアンテナL1に結合されている。こうした構成により、送信回路では、搬送波をループアンテナL1から磁束として送信させ、当該搬送波を変調することによりICカードに対して情報を送信することを行う。
【0049】
また、本例のリーダライタに備えられたピックアップトランスT2及び受信側の回路の構成を説明する。
ピックアップトランスT2は、上記した送信回路を構成する増幅器PA1の出力端と第2の結合用コイルP2との間に介装された第1の検出用コイル(1次コイル)Q1と、第1の検出用コイルQ1と電磁誘導によって結合する第2の検出用コイル(2次コイル)Q2とから構成されており、第2の検出用コイルQ2の一端は接地電圧(例えば0V)に接続されている一方、第2の検出用コイルQ2の他端は後述するマッチングコンデンサC2とバッファ4とに並列して接続されている。
【0050】
こうしたピックアップトランスT2では、例えば第1の検出用コイルQ1に流れる電流の変化に起因して第2の検出用コイルQ2に誘導起電圧が生じさせられることにより、第1の検出用コイルQ1に流れる搬送波の変化を第2の検出用コイルQ2によって電圧として取り出す(ピックアップする)ことができる。
本例では、好ましい態様として、第1の検出用コイルQ1が1巻きのコイルから構成されている一方、第2の検出用コイルQ2が1に比べて十分に大きな巻き数(N巻き)のコイルから構成されており、第2の検出用コイルQ2側の負荷インピーダンスを大きくすることにより、第2の検出用コイルQ2により取り出される電圧を大きくしている。
【0051】
また、このようなコイルの巻き数でピックアップトランスT2が構成された場合には、第1の検出用コイルQ1に比べて第2の検出用コイルQ2のインピーダンスが非常に大きくなるため、第2の検出用コイルQ2のインピーダンスが第1の検出用コイルQ1に及ぼす影響をほぼゼロにすることができる。例えば、第2の検出用コイルQ2側が開放(OPEN)されているとみなすことができるような場合には、第1の検出用コイルQ1側のインダクタンスを無視することができる程度に小さくすることができる。
【0052】
また、本例の構成では、第1の検出用コイルQ1の巻き数が最小限の巻き数である1巻きに抑えられていて、第1の検出用コイルQ1のインダクタンスが小さく抑えられているため、第1の検出用コイルQ1がループアンテナL2や増幅器PA1等に及ぼす影響をほぼゼロにすることができる。
【0053】
検出部3は、回路を整合する機能を有したマッチングコンデンサC2と、電圧値を一時的に格納する機能を有したバッファ4と、電圧波形を検波する機能を有した検波器5と、検波された電圧波形の電圧値を例えば予め設定された閾値と比較する機能を有した比較器6とから構成されている。
マッチングコンデンサC2は、上記した第2の検出用コイルQ2と接地電圧(例えば0V)との間に設けられており、回路のインピーダンスを整合している。
【0054】
バッファ4の入力端は上記した第2の検出用コイルQ2に接続されており、本例では第1の検出用コイルQ1を常に流れる搬送波の変化により第2の検出用コイルに誘起された電圧値を一時的に格納し、格納した電圧値を検波部5へ出力する。なお、例えばバッファ4の代わりに低雑音増幅器(LNA)等が第2の検出用コイルQ2と検波器5との間に設けられてもよい。
【0055】
検波器5は、本例ではバッファ4から入力された電圧値から電圧波形を検波し、検波した電圧波形を比較器6へ出力する。
比較器6は、本例では検波器5から入力された電圧波形の電圧値を上記した閾値と比較して、この比較結果に基づいてICカードから送信された情報を再生する。
【0056】
このような構成により、検出部3では、第1の検出用コイルQ1に流れる搬送波の電流変化を第2の検出用コイルQ2を介して電圧として入力して、当該搬送波に含まれるICカードからの情報を検出することにより、当該ICカードから無線送信された情報を受信処理することを行う。また、本例の検出部3では、このようにして受信した情報を外部の情報処理装置へ送信することを行う。
本例では、このような検出部3に備えられたコンデンサC2やバッファ4や検波器5や比較器6により、第2の検出用コイルQ2と第1の検出用コイルQ1を介してループアンテナL1に結合されて搬送波に含まれるICカードから送信された情報を検出する受信回路が構成されている。
【0057】
ここで、上記したピックアップトランスT2を介して検出部3へ入力される電圧値について更に詳しく説明する。
リーダライタでは、例えば通信相手のICカードによりロードスイッチが開閉されて搬送波に負荷変動が施され、これにより当該ICカードから情報が無線送信されると、当該負荷変動に起因してインピーダンス変換トランスT1のインピーダンスに変化が生じさせられる。リーダライタでは、こうしたインピーダンスの変化に起因してピックアップトランスT2を構成する第1の検出用コイルQ1に流れる搬送波の電流が変化する。
【0058】
例えばICカードにより搬送波に負荷変動が生じさせられていない場合におけるリーダライタのインピーダンス変換トランスT1を構成する第2の結合用コイルP2のインピーダンスを”ZL”とし、また、増幅器PA1の出力インピーダンスを”Z0”とし、当該増幅器PA1の出力インピーダンスがゼロであるとみなした場合に当該増幅器PA1から出力される搬送波の電圧値を”V1”とすると、こうした条件下で第1の検出用コイルQ1を流れる第1の電流値iは式4により示される。
【0059】
【数4】
Figure 0004015268
【0060】
また、出力インピーダンスがゼロであるとみなした場合に増幅器PA1から出力される電圧値V1が一定であるとして、例えば通信相手のICカードにより搬送波に負荷変動が生じさせられたことでリーダライタの第2の結合用コイルP2のインピーダンスが”ZL+x”に変化したとすると、こうした条件下で第1の検出用コイルQ1を流れる第2の電流値ixは式5により示される。
【0061】
【数5】
Figure 0004015268
【0062】
例えば第1の検出用コイルQ1を流れる電流値が第1の電流値iから第2の電流値ixへ変化した場合には、第2の検出用コイルQ2では、これらの電流値i、ixの差異icに応じた電圧値V2が誘起され、こうした電圧値が検出部3へ入力される。ここで、上記した両電流値i、ixの差異icを例えば両電流値の差の絶対値により表すと、当該差異icは式6により示される。なお、この差異icはICカードの負荷変動によって搬送波に生じさせられた電流変化の成分を示している。
【0063】
【数6】
Figure 0004015268
【0064】
上記式4〜式6に示されるように、上記した両電流値i、ixの差異icは、増幅器PA1の出力インピーダンスZ0がゼロの場合に最大となり、このように本例では、増幅器PA1の出力インピーダンスをほぼゼロにした場合であっても、検出部3によりICカードから送信された情報を検出することができる。
【0065】
以上のように、本例のリーダライタでは、自己のループアンテナL1を用いてICカードへ搬送波を送信して、自己のループアンテナL1とICカードに設けられたループアンテナとを搬送波により電磁結合することにより、ICカードとの間で情報を無線通信するに際して、当該情報の通信を効率よく行うことができる。具体的には上述したように、本例のリーダライタでは、例えば送信回路を構成する増幅器PA1の出力インピーダンスが小さく、インピーダンス変換トランスT1とのインピーダンス整合がとられていない場合であっても、搬送波に含まれるICカードから送信された情報を十分な感度で検出することができる。
【0066】
また、本例のリーダライタでは、ピックアップトランスT2を構成する第1の検出用コイルQ1側に比べて第2の検出用コイルQ2側のインピーダンスを大きくしているため、例えば増幅器PA1から出力される電力や自己のループアンテナL1に供給される電力に影響を与えることなく、搬送波に含まれるICカードからの情報を十分な感度で検出することができる。
また、本例のリーダライタでは、例えば上記図5に示したような電流検出抵抗が備えられていないため、こうした電流検出抵抗により多大な電力が消費されてしまうといったことも生じない。
【0067】
次に、図2を用いて、上記図1に示した本例のリーダライタの各処理部を接地する構成例を説明する。
同図に示されるように、本例のリーダライタでは、送信回路を構成する局部発信部1や変調部2や増幅器PA1に接続された第1の接地線G1と、受信回路を構成する検波器5や比較器6に接続された第2の接地線G2とが分離して設けられており、これらの接地線G1、G2が並列に接地されている。なお、本例では、これらの接地線G1、G2をリーダライタに供給される電源出力での1点で接地している。
【0068】
このように、本例のリーダライタでは、送信回路に接続された接地線と受信回路に接続された接地線とを分離して、これらの接地線を並列に接地させているため、送信回路から発生したノイズが受信回路に影響を及ぼすことがなく、特に、大きな電流が流れる増幅器PA1から発生するノイズが受信回路に影響を及ぼしてしまうことを防止することができる。これにより、受信回路では、例えば検波器5の入力や出力に係る信号対雑音比(S/N比)を大きくすることができ、ICカードからの受信情報に生じるビット誤り率を低減させることができる。
以上のように、本例のリーダライタでは、ICカードとの間で効率よく情報を無線通信することができる。
【0069】
ここで、上記実施例に示したリーダライタでは、増幅器PA1と第2の結合用コイルP2との間にピックアップトランスT2を設けることにより、受信回路を当該ピックアップトランスT2を介してループアンテナL1に結合させたが、このように受信回路をループアンテナに結合させる手段としては、例えば第1の検出用コイルと第2の検出用コイルとの間での電磁誘導を用いて結合を行う手段であれば、どのような手段が用いられてもよい。
【0070】
また、上記したピックアップトランスの構成に限られず、リーダライタの他の構成についても、必ずしも上記実施例で示したものに限られることはなく、種々な構成が用いられてもよい。一例として、上記実施例ではリーダライタに接続された外部の情報処理装置が当該リーダライタを制御する機能や各種の情報を処理する機能等を備えた構成を示したが、例えばリーダライタがこうした情報処理装置の制御機能や情報処理機能等と一体化された構成が用いられてもよい。
【0071】
また、上記実施例では、移動情報通信体の一例としてICカードとリーダライタとの間で情報を無線通信する場合を示したが、本発明のリーダライタとの間で通信を行う移動情報通信体としては、必ずしもICカードに限られず、種々な移動情報通信体が用いられてもよい。また、移動情報通信体の構成としても、リーダライタとの間で両者のループアンテナが搬送波により電磁結合させられて情報を無線通信するものであれば、どのような構成が用いられてもよい。なお、例えば移動情報通信体に電池やバッテリ等を内蔵させた場合には、リーダライタが送信した搬送波から電力を抽出する回路が移動情報通信体に備えられていなくてもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るリーダライタによると、第1のループアンテナを用いてICカード等といった移動情報通信体へ搬送波を送信して、第1のループアンテナと移動情報通信体に設けられた第2のループアンテナとを搬送波により電磁結合することにより、移動情報通信体との間で情報を無線通信するに際して、第1のループアンテナに設けられた第1の結合用コイルと電磁誘導によって結合する第2の結合用コイルを介して送信回路を第1のループアンテナに結合させ、送信回路と第2の結合用コイルとの間に介装された第1の検出用コイルと電磁誘導によって結合する第2の検出用コイルを介して受信回路を第1のループアンテナに結合させるようにしたため、例えば送信回路を構成する増幅器の出力インピーダンスを小さくした場合であっても受信回路により移動情報通信体から送信された情報を受信することができる等といったことから、移動情報通信体との間での情報通信を効率化することができる。
【0073】
また、本発明に係るリーダライタによると、第1のループアンテナを用いて移動情報通信体へ搬送波を送信して、第1のループアンテナと移動情報通信体に設けられた第2のループアンテナとを搬送波により電磁結合することにより、移動情報通信体との間で情報を無線通信するに際して、送信回路を構成する増幅器に接続された接地線と受信回路に接続された接地線とを分離して、これら接地線を並列に接地させたため、例えば送信回路の増幅器から発生したノイズが受信回路に影響を及ぼしてしまうことを防止することができ、これにより、移動情報通信体との間での情報通信を効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るリーダライタの構成例を示す図である。
【図2】リーダライタの送信回路と受信回路とを接地する構成例を示す図である。
【図3】従来例に係るICカードシステムの構成例を示す図である。
【図4】従来のリーダライタの送信回路と受信回路とを接地する構成を示す図である。
【図5】従来のリーダライタの他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1・・局部発信部、 2・・変調部、 3・・検出部、 4・・バッファ、
5・・検波器、 6・・比較器、 L1・・ループアンテナ、
C1、C2・・コンデンサ、 P1、P2・・結合用コイル、
T1・・インピーダンス変換トランス、 Q1、Q2・・検出用コイル、
T2・・ピックアップトランス、 G1、G2・・接地線、

Claims (1)

  1. 第1のループアンテナを用いて移動情報通信体へ搬送波を送信して、第1のループアンテナと移動情報通信体に設けられた第2のループアンテナとを搬送波により電磁結合することにより、移動情報通信体との間で情報を無線通信するリーダライタにおいて、
    第1のループアンテナに設けられた第1の結合用コイルと、
    第1の結合用コイルと電磁誘導によって結合する第2の結合用コイルと、
    第2の結合用コイルと第1の結合用コイルを介して第1のループアンテナに結合されて搬送波を送信する送信回路と、
    送信回路と第2の結合用コイルとの間に介装された第1の検出用コイルと、
    第1の検出用コイルと電磁誘導によって結合する第2の検出用コイルと、
    第2の検出用コイルと第1の検出用コイルを介して第1のループアンテナに結合されて搬送波に含まれる移動情報通信体から送信された情報を検出する受信回路と、
    を備えたことを特徴とするリーダライタ。
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