JP2006140842A - 非接触icカードリーダライタ装置 - Google Patents

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Takashi Ui
孝 宇井
Hideaki Yatabe
英昭 矢田部
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Abstract

【課題】アンテナ回路と送信側及び受信側の各回路との接続条件の最適化を図り、送信性能及び受信性能を改善する。
【解決手段】電磁誘導を利用して非接触通信を行いICカードとの間のデータの読み書きを行う非接触ICカードリーダライタ装置であって、アンテナ101及び同調回路102には少なくとも1つのループアンテナ、コンデンサ及び抵抗で構成された並列共振回路が設けられ、受信回路にはアンテナ101で受信した信号のキャリア成分のレベルを抑圧するキャリア制限回路及び送信回路の出力インピーダンスに比べて入力のインピーダンスが高い入力増幅回路が設けられ、送信回路と同調回路102とがインピーダンス変換回路110で接続される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電磁誘導を利用して非接触通信を行いICカードとの間のデータの読み書きを行う非接触ICカードリーダライタ装置に関する。
最近では、メモリ及び近接通信機能を集積回路として搭載したICカードとして、例えば特許文献の技術が実用化されている。この種のICカード(非接触ICカード)は、例えば携帯電話などに搭載され利用されている。非接触ICカードを実際に利用する場合には、カード内のメモリの書き込みや読み出しを行うために専用のリーダライタ装置を使用する。すなわち、非接触ICカードをリーダライタ装置の近くにかざすことにより、非接触ICカードとリーダライタ装置との間で電磁誘導により近接通信を行う。
また、このようなシステムが通信を行う場合には、非接触ICカードのアンテナとリーダライタ装置のアンテナとが電磁結合する。非接触ICカードは、リーダライタ装置が発信するキャリア(搬送波)のエネルギーを用いて自身の動作電源となる直流電圧を生成する。また、キャリアの変調によりデータの授受を行う。
図8は非接触ICカードとの間で通信を行うリーダライタ装置を示している。図8に示すように、リーダライタ装置は、アンテナ801,同調回路802,制御回路803,変調回路804,増幅回路805,検波回路806及び受信回路807を備えている。
アンテナ801としては通常はループアンテナが用いられる。同調回路802は、アンテナ801の同調周波数を決定するために用いられる。制御回路803は、メモリ及びマイクロプロセッサ(CPU)を内蔵しており、非接触ICカードを制御するための所定のコマンドなどのデータの送出や、非接触ICカードから受信したデータのメモリへの格納など様々な処理を予め定められたプログラムに従って実行する。
変調回路804は、予め定めた周波数のキャリア(搬送波)を生成し、このキャリアを制御回路803が送出するデータにより振幅変調し、変調信号を出力する。制御回路803がデータを出力しない時には、キャリアだけが変調回路804から出力される。増幅回路805は、変調回路804が出力する信号を規定の送信電力まで増幅する。増幅回路805から出力される信号は、同調回路802を通り、アンテナ801から放射される。
図示しない非接触ICカードがこのリーダライタ装置のアンテナ801の近傍に存在する場合には、非接触ICカードは電磁誘導によりリーダライタ装置からの信号(キャリア又は変調波)を受信する。また、非接触ICカードは受信波を整流することによりそれ自身の内部回路が動作するために必要な直流電圧を電源として取得する。リーダライタ装置はアンテナ801から常時キャリア信号を放射しているので、非接触ICカードはアンテナ801に近づくと自動的にキャリア信号を受信しその電力により動作を開始することができる。
非接触ICカードは、リーダライタ装置が一定周期で送出するコマンドを受信し、そのコマンドに対する応答信号をリーダライタ装置に対して送出する。非接触ICカードが応答信号を送出する場合には、負荷変調を利用する。すなわち、非接触ICカードはリーダライタ装置が送出する信号に対する動作負荷を応答信号に応じて変え、これにより応答をリーダライタ装置に伝える。
リーダライタ装置は、負荷変調として非接触ICカードから返される振幅変調波をアンテナ801で受信する。アンテナ801が受信した振幅変調波は、同調回路802を介して検波回路806に入力される。検波回路806は、ダイオードブリッジなどで構成されており、振幅変調波を復調して非接触ICカードが送出した応答信号を生成する。受信回路807は入力信号に対する増幅及び波形整形の機能を備えている。検波回路806が復調した応答信号は、受信回路807で増幅及び波形整形され、データ信号として制御回路803に入力される。
上述のように、従来のリーダライタ装置を用いる場合であっても、リーダライタ装置のアンテナ801に非常に近い位置まで非接触ICカードが接近した場合には、リーダライタ装置と非接触ICカードとの間で電磁誘導を利用して近接通信を行い、データの授受を行うことが可能である。
特開2001−250089号公報
しかしながら、図8に示すような構成の従来のリーダライタ装置においては次のような問題がある。すなわち、1つのアンテナ801を送信と受信とで共用するために、送信側の増幅回路805の出力と受信側の検波回路806の入力とをアンテナ回路を構成する同調回路802の同じ位置に接続してある。ところが、増幅回路805の出力における電気的特性と検波回路806の入力における電気的特性とは異なっている。
このため、送信側の回路とアンテナ回路との接続条件に合わせてアンテナ回路の特性を最適化すると、アンテナ回路と受信側の回路との接続状態が最適でなくなるため受信特性が劣化する。逆に、受信側の回路とアンテナ回路との接続条件に合わせてアンテナ回路の特性を最適化すると、アンテナ回路と送信側の回路との接続状態が最適でなくなるため送信特性が劣化する。
従って、従来は送信特性及び受信特性の両方のトレードオフでアンテナ回路の特性を決定する必要があり、送信側及び受信側の両方の回路を最適な条件でアンテナ回路に接続することはできず、アンテナの送信特性及び受信特性の少なくとも一方が劣化するのは避けられなかった。その結果、リーダライタ装置と非接触ICカードとの間で通信が可能な距離が短くなるという問題があった。
なお、このような問題を解決するために送信用のアンテナと受信用のアンテナとを独立に設けることが考えられるが、非接触ICカードと通信するリーダライタ装置に複数のアンテナを設ける場合には、それらを互いに近い距離で配置する必要があり、複数のアンテナが互いに影響を及ぼす可能性が高い。従って、この場合も特性が劣化し、リーダライタ装置と非接触ICカードとの間で通信が可能な距離が短くなるという問題が発生すると考えられる。
本発明は、アンテナ回路と送信側及び受信側の各回路との接続条件の最適化を図り、送信性能及び受信性能を改善することが可能な非接触ICカードリーダライタ装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、アンテナ回路、受信回路及び送信回路を備え、電磁誘導を利用して非接触通信を行いICカードとの間のデータの読み書きを行う非接触ICカードリーダライタ装置であって、前記アンテナ回路には少なくとも1つのループアンテナ、コンデンサ及び抵抗で構成された並列共振回路が設けられ、前記受信回路には前記アンテナ回路で受信した信号のキャリア成分のレベルを抑圧するキャリア制限回路及び前記送信回路の出力インピーダンスに比べて入力のインピーダンスが高い入力増幅回路が設けられ、前記送信回路と前記アンテナ回路とがインピーダンス変換回路で接続されていることを特徴とする。
上記構成において、アンテナ回路に並列共振回路を設けてあり、この回路は共振周波数においてはインピーダンスが最大になる。そのため、共振周波数と同等の周波数の受信信号は振幅の大きい信号電圧として並列共振回路に現れる。従って、この並列共振回路に受信回路を接続すれば効率よく受信信号を取り出すことが可能になる。但し、取り出した受信信号の振幅が大きすぎて受信回路の内部で飽和が生じる場合には、非接触ICカードが送信した振幅変調成分が抑圧されて受信レベルが低下する。そこで、受信した信号のキャリア成分のレベルを抑圧するキャリア制限回路が前記受信回路の入力部分に設けてある。 これにより、振幅変調成分の振幅が抑圧されることなく受信回路の内部で処理する受信信号の振幅が小さくなり、受信回路の内部で飽和が生じるのを防止でき、受信信号から効率よく振幅変調成分を取り出すことができる。また、受信回路には検波回路を設ける必要があるが、この種の回路は一般的に入力インピーダンスが低い。そこで、受信回路がインピーダンスの高い前記並列共振回路に影響を与えるのを避けるために、入力のインピーダンスが高い入力増幅回路を受信回路に設ける。入力増幅回路としては、トランジスタを用いたエミッタフォロワ回路(電流増幅回路)や、FET(電界効果型トランジスタ)あるいは演算増幅器を用いた増幅器を用いればよい。一方、送信回路の出力インピーダンスは、一般的に例えば50Ω程度であり非常に低い。そこで、送信回路の出力とインピーダンスの高い前記並列共振回路とを整合させるために、これらの間にインピーダンス変換回路を設ける。インピーダンス変換回路としては、例えば複数のコンデンサを直列に接続して構成した分圧回路あるいはトランスを用いればよい。また、アンテナ回路と受信回路との接続状態については前記入力増幅回路やキャリア制限回路の特性により調整することができ、アンテナ回路と送信回路との接続状態については前記インピーダンス変換回路の特性により調整することができる。つまり、アンテナ回路と受信回路との接続状態、並びにアンテナ回路と送信回路との接続状態を個別に調整することができるので、送信特性の最適化と受信特性の最適化とを同時に実現することが可能になる。
本発明の第2の態様は、電磁誘導を利用して非接触通信を行いICカードとの間のデータの読み書きを行う非接触ICカードリーダライタ装置であって、少なくとも1つの受信アンテナを備える受信アンテナ回路と、前記受信アンテナに近接して配置される少なくとも1つの送信アンテナを備える送信アンテナ回路と、前記受信アンテナ回路と接続された受信回路と、前記送信アンテナ回路と接続された送信回路とを備え、前記受信アンテナ回路には少なくとも1つのループアンテナ、コンデンサ及び抵抗で構成された並列共振回路が設けられ、前記受信回路には前記受信アンテナ回路で受信した信号のキャリア成分のレベルを抑圧するキャリア制限回路及び前記送信回路の出力インピーダンスに比べて入力のインピーダンスが高い入力増幅回路が設けられていることを特徴とする。
上記構成において、2番目の発明においては、受信アンテナと送信アンテナとが独立して設けてあるので、受信アンテナ回路と受信回路との接続状態、並びに送信アンテナ回路と送信回路との接続状態を個別に最適な状態に調整することが可能である。但し、同じ通信カードとの間で送信及び受信を行う必要があるので、受信アンテナと送信アンテナとを互いに近接した状態で配置することになり、受信アンテナと送信アンテナとの干渉を防止する必要がある。そこで、受信アンテナ回路には並列共振回路を設けてあり、1番目の発明と同様に前記受信回路の入力にキャリア制限回路と入力増幅回路とを設けてある。従って、受信アンテナ回路は共振時にインピーダンスが大きくなり、送信アンテナからみると受信アンテナは大きな負荷にはならず、受信アンテナは送信アンテナの送信特性にほとんど影響を与えない。また、送信アンテナ回路のインピーダンスが小さい場合には、送信アンテナにかかる電圧が低くなり、送信アンテナは受信アンテナの受信特性にほとんど影響を与えない。
本発明の第1及び第2の態様において、前記キャリア制限回路は、互いに逆極性の向きで直列に接続した2つのツェナーダイオードで構成されることを特徴とする。この構成において、2つのツェナーダイオードを用いることにより前記キャリア制限回路を実現している。すなわち、受信信号のレベルがツェナーダイオードの降伏電圧を超える場合には受信信号のレベルは降伏電圧に制限され受信信号の振幅が小さくなる。しかし、受信信号に含まれる振幅変調成分は降伏電圧の影響を受けず振幅変調成分の振幅は変化せず、受信信号のキャリア成分だけが抑圧される。
本発明の第1の態様において、前記アンテナ回路と前記受信回路との間に配置されたコイル及びコンデンサで構成される第1のLC回路と、前記インピーダンス変換回路と前記送信回路との間に配置されたコイル及びコンデンサで構成される第2のLC回路とを備えたことを特徴とする。この構成において、第1のLC回路及び第2のLC回路の特性を個別に調整することにより、送信回路の整合周波数及び受信回路の整合周波数を各々独立して調整することができる。
本発明の第2の態様において、前記受信アンテナ回路は、複数の受信アンテナで構成されることを特徴とする。この構成において、複数の受信アンテナを受信アンテナ回路に設けてあるので、各受信アンテナと非接触ICカードとの距離が変動した場合の受信レベルの変動を抑制することが可能になる。
本発明によれば、アンテナ回路と送信側及び受信側の各回路との接続条件の最適化を図り、送信性能及び受信性能を改善することができる。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態における非接触ICカードリーダ装置の構成を示すブロック図である。図2は非接触ICカードリーダ装置の受信回路を構成するキャリア制限回路の詳細を示す電気回路図である。図3はキャリア制限回路の入出力波形の例を示す波形図である。図4は非接触ICカードリーダ装置を構成するアンテナ回路の構成を示す電気回路図である。
図1に示すように、非接触ICカードリーダライタ装置は、アンテナ101,同調回路102,制御回路103,インピーダンス変換回路110,受信回路120及び送信回路130を備えている。受信回路120は検波回路106,増幅回路107,キャリア制限回路108及びエミッタフォロワ回路109を備え、送信回路130は変調回路104及び増幅回路105を備えている。アンテナ101は、ループアンテナとして構成されており、送信及び受信の両方に利用される。同調回路102は、アンテナ101と共にアンテナ回路を構成し、アンテナ101の同調周波数を所定の周波数に合わせるために利用される。制御回路103は、メモリ及びマイクロプロセッサ(CPU)を内蔵しており、非接触ICカードを制御するための所定のコマンドなどのデータの送出や、非接触ICカードから受信したデータのメモリへの格納など様々な処理を予め定められたプログラムに従って実行する。変調回路104は、予め定めた周波数のキャリア(搬送波)を生成し、キャリアを制御回路103が送出するデータにより振幅変調し、変調信号を出力する。制御回路103がデータを出力しない時には、キャリアだけが変調回路104から出力される。 増幅回路105は、変調回路104が出力する信号を規定の送信電力まで増幅する。増幅回路105から出力される信号は、インピーダンス変換回路110及び同調回路102を通り、アンテナ101から放射される。
所定の非接触ICカードがリーダライタ装置のアンテナ101の近傍に存在する場合には、非接触ICカードは電磁誘導によりリーダライタ装置からの信号(キャリア又は変調波)を受信する。また、非接触ICカードは受信波を整流することによりそれ自身の内部回路が動作するために必要な直流電圧を電源電力として取得する。リーダライタ装置はアンテナ101から常時キャリア信号を放射しているので、非接触ICカードはアンテナ101に近づくと自動的にキャリア信号を受信しその電力により動作を開始することができる。非接触ICカードは、リーダライタ装置が一定周期で送出するコマンドを受信し、そのコマンドに対する応答信号をリーダライタ装置に対して送出する。非接触ICカードが応答信号を送出する場合には、負荷変調を利用する。すなわち、非接触ICカードはリーダライタ装置が送出する信号に対する動作負荷を応答信号に応じて変え、これにより応答をリーダライタ装置に伝える。ICカードリーダライタ装置は、負荷変調として非接触ICカードから返される振幅変調波をアンテナ101で受信する。アンテナ101が受信した振幅変調波は、同調回路102を介して受信回路120に入力される。
図4に示すように、同調回路102はコンデンサC1,C2の直列回路と抵抗器Rとで構成されている。そして、アンテナ101のインダクタンス成分とコンデンサC1,C2とで並列共振回路を構成している。この並列共振回路は、共振周波数(同調周波数)でインピーダンスが最大になる。このように、インピーダンスの大きい並列共振回路を介して受信回路120で信号を受信するので、非接触ICカードが送出した負荷変調成分を効率よく受信することができる。その代わり、受信回路120に入力される受信信号の振幅は非常に大きくなる可能性がある。振幅の非常に大きい信号が検波回路106などに入力されると、回路内部で飽和が生じ、負荷変調成分のレベルが低下するため受信感度が低下する。このような回路の飽和を防止するために、受信回路120の入力部分にキャリア制限回路108を設けてある。図2に示すように、キャリア制限回路108は互いに極性を逆向きにして直列に接続した2つのツェナーダイオードZD1,ZD2と抵抗器R2とで構成されている。
図3のキャリア制限回路108の入力と出力との関係に示されるように、非常に振幅の大きい変調波の信号が入力される場合には、変調波の振幅は入力よりも出力の方が小さくなるが、信号の振幅変調成分のレベルは変化しない。つまり、受信信号のキャリア成分の振幅のみが抑制される。従って、受信感度を下げることなく過大なキャリア成分の振幅を抑制できる。
受信回路120に備わった検波回路106は、この例ではダイオードブリッジで構成されており、振幅変調波を復調して非接触ICカードが送出した応答信号を再生する。また、検波回路106はダイオードで構成されているので入力インピーダンスが低い。しかし、同調回路102はインピーダンスが高いので、好ましい状態で同調回路102と受信回路120とを接続するためには、受信回路120の入力インピーダンスを高くする必要がある。
そこで、この例ではトランジスタを用いて構成したエミッタフォロワ回路109を検波回路106の前に接続してある。エミッタフォロワ回路109は電流増幅回路であり、その入力インピーダンスは高く、出力インピーダンスは低い。従って、同調回路102に接続された受信回路120の入力インピーダンスも高くなる。なお、エミッタフォロワ回路109の代わりにFETや演算増幅器を用いた増幅回路を設けても同様に入力インピーダンスを高くすることができる。
検波回路106の出力に接続された増幅回路107は、入力信号に対する増幅及び波形整形の機能を備えている。検波回路106が復調した応答信号は、増幅回路107で増幅及び波形整形され、データ信号として制御回路103に入力される。一方、送信回路130の出力インピーダンスは非常に低く、通常は50Ω程度の規定のインピーダンスになるように設計される。しかし、前述のように同調回路102はインピーダンスが高い。従って、好ましい条件で送信回路130を同調回路102と接続するためにはインピーダンスの変換を行う必要がある。そこで、インピーダンス変換回路110を介して送信回路130と同調回路102とを接続してある。この例では、図4に示すように同調回路102の一部であるコンデンサC1,C2をインピーダンス変換回路110として利用している。すなわち、直列に接続されたコンデンサC1,C2の分圧比により入力インピーダンスと出力インピーダンスとの変換を行っている。
上述のように、同調回路102と受信回路120との接続状態並びに同調回路102と送信回路130との接続状態をそれぞれ最適な条件になるように個別に調整することができるため、送信回路130から出力される電力を効率よくアンテナ101から放射して非接触ICカードに供給することができ、同時に非接触ICカードから負荷変調によって送信された応答信号を効率よく受信回路120で受信することができる。これにより、リーダライタ装置と非接触ICカードとの間での通信が可能な距離を従来よりも大きくすることが可能になる。
(第2の実施の形態)
図5は第2の実施の形態における非接触ICカードリーダ装置の構成を示すブロック図である。第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して説明する。図5に示すように、非接触ICカードリーダライタ装置は、独立した2つのアンテナ501,511が設けてある。アンテナ501は送信アンテナとして利用され、アンテナ511は受信アンテナとして利用される。アンテナ501,511はそれぞれループアンテナとして構成してある。
送信回路130の出力は同調回路502を介してアンテナ501と接続されており、受信回路120の入力は同調回路512を介してアンテナ511と接続されている。同調回路502はアンテナ501を含むアンテナ回路を送信するキャリア信号の周波数に同調させるために設けてある。同調回路512はアンテナ511を含むアンテナ回路を受信するキャリア信号の周波数に同調させるために設けてある。同調回路512はアンテナ511と共に並列共振回路を構成する。この並列共振回路は同調周波数に対してインピーダンスが大きくなるので、第1の実施の形態と同様に受信回路120にはキャリア制限回路108及びエミッタフォロワ回路109を設けてある。
第2の実施の形態では、送信用のアンテナ501と受信用のアンテナ511とが独立しているので、アンテナ501と送信回路130との接続状態、並びにアンテナ511と受信回路120との接続状態をそれぞれ個別に最適な条件になるように調整することが可能である。但し、1つの非接触ICカードとの間でほぼ同時に送信と受信とを行う必要があるので、送信用のアンテナ501と受信用のアンテナ511とを互いに接近させた状態で設置する必要がある。このように2つのアンテナ501,511が接近していると互いに干渉が生じやすい。しかし、この例では受信側のアンテナ511及び同調回路512で構成される並列共振回路、並びに受信回路120の入力インピーダンスが高く、送信側のアンテナ501はインピーダンスが比較的低いためお互いに影響を与えにくい。従って、送信回路130から出力される電力を効率よくアンテナ501から放射して非接触ICカードに供給することができ、同時に非接触ICカードから負荷変調によって送信された応答信号を効率よく受信回路120で受信することができる。これにより、リーダライタ装置と非接触ICカードとの間での通信が可能な距離を従来よりも大きくすることが可能になる。
(第3の実施の形態)
図6は第3の実施の形態における非接触ICカードリーダ装置を構成するアンテナ回路の構成を示す図である。図6に示すように、アンテナ回路は、同調回路102と受信回路120の入力との間にLC回路620を挿入し、インピーダンス変換回路110と送信回路130の出力との間にLC回路621を挿入してある。LC回路620及びLC回路621は、いずれもコイルとコンデンサとで構成される共振回路であり、同調周波数を調整するために利用される。実際には、送信回路130に接続するアンテナの同調周波数を上げたい時には、受信回路120に接続されたLC回路620を調整し受信回路120側の同調周波数を下げる。また、受信回路120に接続するアンテナの同調周波数を上げたい時には、送信回路130に接続されたLC回路621を調整し送信回路130側の同調周波数を下げる。すなわち、この形態ではインピーダンスだけでなく、同調周波数についても送信側と受信側とで最適な条件に調整することが可能になる。
(第4の実施の形態)
図7は第4の実施の形態の非接触ICカードリーダライタ装置の構成を示すブロック図である。図7に示すように、受信用のアンテナとして複数のアンテナ710,712が設けてある。送信用のアンテナ501は第2の実施の形態と同様に1つだけである。アンテナ710は同調回路711を介して受信回路120の入力と接続され、アンテナ712は同調回路713を介して受信回路120の入力と接続されている。同調回路711はアンテナ710と共に並列共振回路を形成し、同調回路713はアンテナ712と共に並列共振回路を形成する。第4の実施の形態では、受信用として複数のアンテナ710,712が設けてあるため、リーダライタ装置と非接触ICカードとの距離が変動した場合の受信レベルの変動を小さくすることができる。
本発明の非接触ICカードリーダライタ装置は、アンテナ回路と送信側及び受信側の各回路との接続条件の最適化が可能となり、送信性能及び受信性能を改善することができるという効果を有し、電磁誘導を利用して非接触通信を行いICカードとの間のデータの読み書きを行う非接触ICカードリーダライタ装置等に有用である。
第1の実施の形態の非接触ICカードリーダライタ装置の構成を示すブロック図 キャリア制限回路の構成を示す回路図 キャリア制限回路の入出力波形を示す波形図 アンテナ回路の構成を示す回路図 第2の実施の形態の非接触ICカードリーダライタ装置の構成を示すブロック図 第3の実施の形態のアンテナ回路の構成を示す回路図 第4の実施の形態の非接触ICカードリーダライタ装置の構成を示すブロック図 従来の非接触ICカードリーダライタ装置の構成を示すブロック図
符号の説明
101 アンテナ
102 同調回路
103 制御回路
104 変調回路
105 増幅回路
106 検波回路
107 増幅回路
108 キャリア制限回路
109 エミッタフォロワ回路
110 インピーダンス変換回路
120 受信回路
130 送信回路
501,511 アンテナ
502,512 同調回路
620,621 LC回路
710,712 アンテナ
711,713 同調回路
801 アンテナ
802 同調回路
803 制御回路
804 変調回路
805 増幅回路
806 検波回路
807 受信回路

Claims (5)

  1. アンテナ回路、受信回路及び送信回路を備え、電磁誘導を利用して非接触通信を行いICカードとの間のデータの読み書きを行う非接触ICカードリーダライタ装置であって、
    前記アンテナ回路には少なくとも1つのループアンテナ、コンデンサ及び抵抗で構成された並列共振回路が設けられ、
    前記受信回路には前記アンテナ回路で受信した信号のキャリア成分のレベルを抑圧するキャリア制限回路及び前記送信回路の出力インピーダンスに比べて入力のインピーダンスが高い入力増幅回路が設けられ、
    前記送信回路と前記アンテナ回路とがインピーダンス変換回路で接続されていることを特徴とする非接触ICカードリーダライタ装置。
  2. 電磁誘導を利用して非接触通信を行いICカードとの間のデータの読み書きを行う非接触ICカードリーダライタ装置であって、
    少なくとも1つの受信アンテナを備える受信アンテナ回路と、
    前記受信アンテナに近接して配置される少なくとも1つの送信アンテナを備える送信アンテナ回路と、
    前記受信アンテナ回路と接続された受信回路と、
    前記送信アンテナ回路と接続された送信回路とを備え、
    前記受信アンテナ回路には少なくとも1つのループアンテナ、コンデンサ及び抵抗で構成された並列共振回路が設けられ、
    前記受信回路には前記受信アンテナ回路で受信した信号のキャリア成分のレベルを抑圧するキャリア制限回路及び前記送信回路の出力インピーダンスに比べて入力のインピーダンスが高い入力増幅回路が設けられていることを特徴とする非接触ICカードリーダライタ装置。
  3. 前記キャリア制限回路は、互いに逆極性の向きで直列に接続した2つのツェナーダイオードで構成されることを特徴とする請求項1または2記載の非接触ICカードリーダライタ装置。
  4. 前記アンテナ回路と前記受信回路との間に配置されたコイル及びコンデンサで構成される第1のLC回路と、
    前記インピーダンス変換回路と前記送信回路との間に配置されたコイル及びコンデンサで構成される第2のLC回路とを備えたことを特徴とする請求項1記載の非接触ICカードリーダライタ装置。
  5. 前記受信アンテナ回路は、複数の受信アンテナで構成されることを特徴とする請求項2記載の非接触ICカードリーダライタ装置。
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