JPH0877318A - 非接触式情報記録媒体 - Google Patents

非接触式情報記録媒体

Info

Publication number
JPH0877318A
JPH0877318A JP6214954A JP21495494A JPH0877318A JP H0877318 A JPH0877318 A JP H0877318A JP 6214954 A JP6214954 A JP 6214954A JP 21495494 A JP21495494 A JP 21495494A JP H0877318 A JPH0877318 A JP H0877318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
carrier wave
circuit
data
received
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6214954A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Goto
祐一 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6214954A priority Critical patent/JPH0877318A/ja
Priority to US08/524,523 priority patent/US5670772A/en
Priority to DE69523844T priority patent/DE69523844T2/de
Priority to EP95114132A priority patent/EP0701222B1/en
Publication of JPH0877318A publication Critical patent/JPH0877318A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/0723Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips the record carrier comprising an arrangement for non-contact communication, e.g. wireless communication circuits on transponder cards, non-contact smart cards or RFIDs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】安定したクロック信号を供給し、また電源電圧
の変動に対してより安定な動作が確保でき、しかも安定
したデータの送受信が可能となり、LSI化も容易な非
接触式情報記録媒体を提供する。 【構成】結合コイル4、5のそれぞれで位相が互いに9
0°ずれている受信搬送波φ1x、φ2xを受信し、そ
れぞれを整流回路6、7で整流して直流電圧を出力し、
さらに電圧調整回路8で一定電圧になるよう調整して、
ICカードPの内部回路の電源電圧を供給し、この電圧
調整回路8において、電源電圧を監視する際、ヒステリ
シス特性を持ったリセット信号の発生回路を設け、ま
た、受信搬送波φ1x、φ2xをそれぞれ波形整形回路
9、10で波形整形してデータ波φ1、φ2を出力し、
クロック切換回路13で、データの変化状態をもとに、
そのいずれか一方を選択してシステムクロック信号とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、磁気結合を
用いて非接触に電源、データ、クロック信号の送受信を
行う非接触式ICカード等の非接触式情報記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近、情報記録媒体としてのICカード
の信頼性向上のため、機械的な接点部をなくし、電磁結
合を用いて非接触に電源、データの送受信を行う非接触
式ICカードが考案されている。このような非接触式I
Cカード(以下、単にICカードと呼ぶ)は、2つの結
合コイルを具備し、PSK(Phase Shift Keying)変調
方式により変調された信号を磁気変動を通じて受信し、
その搬送波を整流することにより、ICカード内の電源
電圧を供給するようになっている。また、この2つの結
合コイルの負荷を変動させることにより発生する磁気変
動により信号を送信している。さらに、このICカード
は、CPUを内蔵してるため、CPUを動作させるため
リセット信号およびクロック信号といった制御信号が必
要となる。一般に、このクロック信号は、カード内部に
具備された発振回路からのクロック信号を、PLL(Pf
ase-Locked Loop )回路を用いて、受信したPSK変調
された信号から抽出したクロック信号に同期させたもの
を用いている。また、リセット信号は、電源電圧を監視
して、ある一定電圧以下になったときにある時定数だけ
遅れてCPUをリセットするよう出力されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなICカード
に内蔵されたCPUの動作のために必要なクロック信号
を生成するためのPLL回路や発振器は、アナログ回路
の時定数をもった部分を含み、回路を半導体の集積回路
上に構成すること(LSI化)が困難であるという問題
点があった。
【0004】また、同じくCPU動作のために必要なリ
セット信号を、前述したような単純なリセット信号発生
回路で生成した場合、磁気結合の物理的な距離の変化に
よる電源電圧の変動等により不用意にリセット信号が発
生したりして、CPUの動作が不安定になってしまうと
いう問題点があった。
【0005】また、データの送受信を行なうための回路
構成をICカードに内蔵しなければならないため、回路
構成部品の配置に制約が多く、特に、結合コイルの磁気
結合状態によっては安定したデータの送受信が困難であ
るという問題点もあった。
【0006】そこで、本発明は、PLL回路や発振器を
内蔵することなく、安定したクロック信号を供給し、ま
た電源電圧の変動に対してより安定な動作が確保でき、
しかも安定したデータの送受信が可能となり、LSI化
も容易な非接触式情報記録媒体を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の非接触式情報記
録媒体は、受信した搬送波から内部回路の電源電圧を得
る非接触式情報記録媒体において、搬送波を受信する受
信手段と、この受信手段で受信された搬送波を整流して
直流電圧を供給する電圧供給手段と、この電圧供給手段
で供給された直流電圧を一定電圧に調節して前記電源電
圧を供給する電圧調整手段と、この電圧調整手段で供給
される電源電圧が前記内部回路の動作保証電圧より低く
なったとき、前記内部回路をリセット状態にし、前記電
圧調整手段で供給される電源電圧が、前記内部回路の規
定動作電圧より高くなったとき前記内部回路のリセット
状態を解除するよう制御するリセット制御手段とを具備
している。
【0008】また、本発明の非接触式情報記録媒体は、
受信した搬送波からデータ信号を復調するとともに、そ
の搬送波を内部回路の動作クロック信号として利用する
非接触式情報記録媒体において、位相が互いにずれてい
る2つの搬送波をそれぞれ受信する2つの搬送波受信手
段と、この2つの搬送波受信手段のそれぞれで受信され
た搬送波のそれぞれに対して波形整形を行う2つの波形
整形手段と、この2つの波形整形手段のそれぞれで波形
整形された搬送波からデータ信号を復調する復調手段
と、この復調手段で復調されたたデータ信号からデータ
変化状態を検出する検出手段と、この検出手段で検出さ
れたデータ変化状態に応じて前記波形整形手段で波形整
形された2つの搬送波のうちどちらか一方を選択して前
記動作クロック信号とする選択手段とを具備している。
【0009】また、本発明の非接触式情報記録媒体は、
受信した搬送波からデータ信号を復調するとともに、内
部回路の電源電圧を得る非接触式情報記録媒体におい
て、位相が互いにずれている2つの搬送波をそれぞれ受
信する2つの搬送波受信手段と、この2つの搬送波受信
手段のそれぞれで受信された搬送波のそれぞれを整流し
て得られる直流電圧および前記搬送波に伴う交流電流を
それぞれ供給する2つの電圧電流供給手段と、この2つ
の電圧電流供給手段のそれぞれで供給された交流電流の
それぞれをもとに、前記2つの搬送波のそれぞれの波形
整形を行う2つの波形整形手段と、前記2つの電圧電流
供給手段でそれぞれ供給された直流電圧を一定電圧にな
るよう調節して前記電源電圧を供給するとともに、前記
2つの波形整形手段に供給される交流電流をほぼ等しく
なるよう制御する制御手段と、前記波形整形手段で波形
整形された前記2つの搬送波をもとにデータ信号を復調
する復調手段とを具備している。
【0010】また、本発明の非接触式情報記録媒体は、
受信した搬送波を内部回路の動作クロック信号として利
用し、その動作クロック信号をもとに、生成された送信
データ信号を変調し、その送信搬送波を送信する非接触
式情報記録媒体において、交流信号である前記送信搬送
波の半サイクルを短絡する短絡手段と、この短絡手段で
半サイクルを短絡された送信搬送波により、磁気結合さ
れたコイルの負荷を変動させて前記送信搬送波を送信す
る送信手段とを具備している。
【0011】さらに、本発明の非接触式情報記録媒体
は、受信した搬送波からデータ信号を復調するととも
に、その搬送波を内部回路の動作クロック信号として利
用し、その動作クロック信号をもとに生成された送信デ
ータ信号を変調し、その送信搬送波を送信する非接触式
情報記録媒体において、位相が互いにずれている2つの
搬送波をそれぞれ受信する2つの搬送波受信手段と、こ
の2つの搬送波受信手段のそれぞれで受信された搬送波
のそれぞれの波形整形を行う2つの波形整形手段と、こ
の2つの波形整形手段で波形整形された2つの搬送波の
うちいずれか一方を選択して前記動作クロック信号とす
る選択手段と、前記送信搬送波を前記2つの搬送波受信
手段のいずれか一方を用いて送信する送信手段と、この
送信手段で前記送信搬送波を送信するとき、前記選択手
段に対し、前記送信手段で用いられていない方の前記搬
送波受信手段で受信された搬送波を選択するよう制御す
る制御手段とを具備している。
【0012】
【作用】搬送波を受信して、その受信した搬送波を整流
して直流電圧を供給し、この供給された直流電圧を一定
電圧に調整して、非接触式情報記録媒体の内部回路の電
源電圧を供給し、この供給された電源電圧が前記内部回
路の動作保証電圧より低くなったとき前記内部回路をリ
セット状態にし、前記電源電圧が前記内部回路の規定動
作電圧より高くなったとき前記内部回路のリセット状態
を解除するように、ヒステリシス特性を持たせて前記内
部回路へのリセット制御を行うことにより、前記内部回
路が前記電源電圧の変動に対してより安定な動作が確保
できる。
【0013】また、位相が互いにずれている2つの搬送
波をそれぞれ受信し、この受信されたそれぞれの搬送波
に対して波形整形を行い、この波形整形されたそれぞれ
の搬送波からデータ信号を復調し、復調されたデータ信
号からデータ変化状態を検出し、検出されたデータ変化
状態に応じて前記波形整形された2つの搬送波のうちど
ちらか一方を選択して前記内部回路の動作クロック信号
とすることにより、安定したクロック信号を供給するこ
とが可能となる。
【0014】また、位相が互いにずれている2つの搬送
波をそれぞれ受信し、この受信された2つの搬送波をそ
れぞれ整流して直流電圧を供給すると同時に、前記2つ
の搬送波に伴う交流電流をそれぞれ供給し、この供給さ
れた交流電流のそれぞれをもとに前記2つの搬送波のそ
れぞれの波形整形を行い、前記供給された直流電圧を一
定電圧に調整して、非接触式情報記録媒体の内部回路の
電源電圧を供給するとともに、前記供給されたそれぞれ
の交流電流がほぼ等しくなるように制御することによ
り、安定したデータの受信が可能となる。
【0015】また、変調された送信データ信号の搬送波
の半サイクルを短絡し、この短絡された搬送波により、
磁気結合されたコイルの負荷を変動させて前記搬送波を
送信することにより、前記非接触式情報記録媒体の内部
回路の電力損失が無く、安定したデータの送信が可能と
なる。
【0016】また、位相が互いにずれている2つの搬送
波を2つの搬送波受信手段でそれぞれ受信し、この受信
された搬送波のそれぞれに対して波形整形し、その波形
整形された搬送波のいずれか一方を非接触式情報記録媒
体の内部回路の動作クロック信号として利用し、その動
作クロック信号をもとに生成された送信データ信号を変
調し、その搬送波を前記2つの搬送波受信手段のいずれ
か一方を用いて送信するとき、前記搬送波受信手段うち
送信のために用いられていない方の搬送波受信手段で受
信された搬送波を選択して前記動作クロック信号とする
ことにより、安定したクロック信号を供給することが可
能となる。さらに、以上の構成、効果から、PLL回路
や発振器等のアナログ回路が不要となり、LSI化も容
易となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の非接触式情報記録媒体
としての非接触式ICカードの構成を概略的に示したも
のである。
【0018】図1において、非接触式ICカード(以
下、単に、ICカードと呼ぶ。)Pには、カードリーダ
ライタ1に具備された結合コイル1a、1bを介して、
PSK変調されたデータ信号の搬送波が送信されるよう
になっている。このカードリーダライタ1は、通信回線
2を介してホストコンピュータ3と接続されていて、こ
のホストコンピュータ3の制御のもと動作するようにな
っている。すなわち、カードリーダライタ1で、ICカ
ードPからのデータ信号の搬送波を受信すると、データ
信号を復調し、そのデータを通信回線2を介してホスト
コンピュータ3に送信すると、ホストコンピュータ3で
は、そのデータに対して種々の処理を施す。また、ホス
トコンピュータ3からの送信データは、通信回線2を介
してカードリーダライタ1に送信され、カードリーダラ
イタ1では、その送信データをデータ信号としてPSK
変調して、その搬送波をICカードPに対して送信す
る。
【0019】カードリーダライタ1とICカードPとの
間のデータ等の送受信は、送信側のカードリーダライタ
1の結合コイル1a、1b、あるいは、ICカードPの
結合コイル4、5のそれぞれにおける負荷の変動により
生じる高周波の磁界の変動を受信側の結合コイルで受け
ることにより成り立っている。
【0020】カードリーダライタ1からICカードPが
データ等を受信する場合、カードリーダライタ1の結合
コイル1a、1bから、ICカードPの結合コイル4、
5に、それぞれ、受信搬送波として、位相が90°ずれ
た高周波の磁界が与えられる。その結果、結合コイル
4、5のそれぞれには電磁誘導により、位相が互いに9
0°ずれた交流の誘導電圧、誘導電流が発生する。
【0021】この結合コイル4、5は、それぞれ整流回
路6、7に接続されいて、ここでその交流電圧が整流さ
れて直流電圧となる。この整流回路6、7からの直流電
圧は、電圧調整回路8に入力され、ここで一定電圧に調
整され、ICカードPの電源電圧を取り出すようになっ
ている。この整流回路6、7からの直流電圧は、結合コ
イル4、5の磁気結合の状態により大きく変動し、IC
カードP内部の回路を安定に動作させることができな
い。従って、この電圧調整回路8により内部の回路を安
定に動作させるために一定の電源電圧に安定するよう調
整されるようになっている。
【0022】結合コイル4からの受信搬送波φ1xは、
整流回路6で一定の出力電流として取り出され、この一
定の出力電流は波形整形回路9に入力されて、なまった
波形がきれいにされてパルス信号としてのデータ波φ1
が出力される。
【0023】一方、結合コイル5からの受信搬送波φ2
xは、整流回路7で一定の出力電流として取り出され、
この一定の出力電流は波形整形回路10に入力されて、
なまった波形がきれいにされてパルス信号としてのデー
タ波φ2が出力される。尚、データ波φ1とデータ波φ
2は互いに位相が90°ずれている。
【0024】このように、2つのコイルを用いた方式で
は広い通信帯域で安定した直流電圧が得られるように整
流回路6、7が結合コイル4、5のそれぞれに接続され
る(図1参照)。しかし、単純にそれぞれを接続した場
合、結合コイル4、5の磁気結合の状態により、整流回
路6、7のどちらか一方の出力電圧が高い方のみ多くの
電流が流れ、他方に流れる電流が少なくなり、その波形
整形回路の出力に安定したパルス信号のデータ波を出力
することができなくなる。そこで、各整流回路にほぼ等
しい電流を流すようにするため、電圧調整回路8で調整
されている。その結果、波形整形回路9、10からは安
定してデータ波が抽出できるようになっている。
【0025】電圧調整回路8は、さらに、CPU20等
をリセット状態にしたり、そのリセット状態を解除する
ためのリセット信号を生成するようになっている。この
リセット信号は、電源電圧がICカードPの内部回路の
動作が保証できる電圧(動作保証電圧)より低くなった
ときにリセット状態にし、電源電圧がICカードPの内
部回路が動作可能となる電圧(動作電圧)より高くなっ
たとき、リセット状態を解除するといった、電源電圧を
監視してリセット状態になるときとリセット状態を解除
するときの電源電圧の閾値にヒステリシス特性を持たせ
ている。リセット信号はリセットタイマ11に入力され
る。
【0026】リセットタイマ11は、ICカードPのC
PU20およびその周辺回路のリセット信号、すなわ
ち、システムリセット信号を生成するためのものであ
る。すなわち、電圧調整回路8からリセット状態が解除
されるようにリセット信号が出力されてからて一定時間
後にCPU20およびその周辺回路を動作を開始させる
ようなシステムリセット信号を生成する。
【0027】復調回路12には、波形整形回路9からの
データ波φ1、波形整形回路10からのデータ波φ2が
入力され、ここで、PSK変調信号として受信された受
信データ信号が復調される。
【0028】ICカードP内の回路の動作タイミングと
してのシステムクロック信号は、データ波φ1あるいは
φ2を直接クロック信号として利用することにより得る
ことが可能である。
【0029】クロック切換回路13は、データ波φ1、
φ2のいずれか一方を、復調回路12からの出力信号か
ら検出したデータの変化点をもとに生成した切換タイミ
ング信号により切換えて、システムクロック信号を出力
するようになっている。すなわち、データ波φ1、φ2
は、それぞれ位相が90°づれたものとなっているが、
これらは、PSK変調が行われた際に、ICカードPの
結合コイル4、5や、それに磁界を与えるカードリーダ
ライタ1の周波数特性による帯域制限により、大きな包
絡線変動が生じ、データ波φ1、φ2のそれぞれから連
続したクロック信号を取り出すことは難しい。このこと
は、データ波φ1、φ2のそれぞれを直接システムクロ
ック信号として利用する際、致命的な欠点となる。一般
に、結合コイル4、5に磁界を与えるために共振回路が
利用されるが、この共振回路が前記包絡線変動の原因と
なる。
【0030】そこで、このクロック切換回路13では、
伝送中心周波数からのずれが低い周波数にずれるのに対
し、高い周波数にずれた場合の減衰量が少ないことに着
目して、PSK変調波の位相が進みから遅れ位相に変化
する状態の信号のみをクロック信号として利用すること
により、連続したシステムクロック信号が得られるよう
になっている。その原理を図2、図3、図4を参照して
以下に説明する。
【0031】図2は、PSK変調されている受信搬送波
φ1x、φ2xの位相遷移の具体例を示したものであ
る。図2において、受信搬送波波φ1xは、データ
「0」からデータ「1」に変化するとき、位相が0°か
ら270°に90°遅れるが、受信搬送波φ2xはデー
タ「0」からデータ「1」に変化するとき、位相が90
°から180°に90°進むようになっている。また、
受信搬送波φ1xは、データ「1」からデータ「0」に
変化したとき、位相が270°から0°に90°進む
が、受信搬送波φ2xは、位相が180°から90°に
90°遅れるようになっている。このように、受信搬送
波φ1とφ2とでは逆に変化する。
【0032】尚、データの変化に伴う位相の変化は、上
記の場合に限らず、図2の説明において、受信搬送波φ
1xを受信搬送波φ2xに、受信搬送波φ2xを受信搬
送波φ1xに読み替えてもよい。以下の説明では、前者
の場合に限るものである。
【0033】図3は、受信搬送波φ1x、φ2xの包絡
線変動の様子を説明するためのものである。図3(a)
は、包絡線変動を受けない理想の受信搬送波φ1x、φ
2xを示したものであり、図3(b)は、帯域制限によ
る包絡線変動を受けた場合の受信搬送波φ1x、φ2x
を示したものである。
【0034】図3(a)において、データ変化点で、デ
ータ「1」からデータ「0」に変化した場合、遅れから
進み位相に変化する受信搬送波φ1xからはクロック信
号の再生に影響を及ぼすほどの変動は生じていない。包
絡線変動を受けると、図3(b)に示すように、データ
変化点で、データ「1」からデータ「0」に変化した場
合、遅れから進み位相に変化する受信搬送波φ1xは、
データ変化後、包絡線変動による減衰量が大きく、クロ
ック信号の再生が不可能となる。一方、進みから遅れ位
相に変化する受信搬送波φ2xは、包絡線変動による減
衰量は少なく、クロック信号の再生は可能である。
【0035】図4は、クロック切換回路13において、
システムクロック信号を選択する際のシステムクロック
信号の様子を説明するためのものである。図4(a)
は、クロック切換回路13では、まず、システムクロッ
ク信号として、データ波φ1が選択されていたとき、デ
ータ「1」からデータ「0」に変化したことにより、ク
ロック切換回路13では、システムクロック信号として
データ波φ1からデータ波φ2に切換えた場合を示した
ものである。このとき、復調回路12の出力からデータ
の変化点を検出し、データの位相が安定しているタイミ
ングで切換えるようにしている。すなわち、一般に、デ
ータの変化点と変化点との間の中心から後半が最も安定
している状態で、その時点で切換えることが望ましい。
このようにして切換えたとき、その切換時点付近のシス
テムクロック信号の周期はほぼ1/4サイクルだけ長く
なる。すなわち、通常の周期をTとすると、切換時点付
近のシステムクロック信号の周期は1.25Tとなるだ
けで、そのシステムクロック信号を動作タイミング信号
とするCPUの動作には何等影響を与えない。また、P
SK変調により、データ波φ1、φ2の位相が変化する
ときは、図1の結合コイル4、5に磁界を与えるための
共振回路の影響で、1度に変化せず、数周期にわたって
変化するためクロック周期の変動はわずかである。以上
の理由により、動作周波数の上限付近でのCPUの動作
も保証できる。
【0036】図4(b)は、クロック切換回路13で
は、まず、システムクロック信号として、データ波φ2
が選択されていたとき、データ「0」からデータ「1」
に変化したことにより、クロック切換回路13では、シ
ステムクロック信号としてデータ波φ2からデータ波φ
1に切換えた場合を示したものである。この場合の説明
も図4(a)と同様である。
【0037】次に、図1の説明に戻る。復調回路12か
ら出力された復調された受信データ信号は、極性判別回
路14において、システムリセット信号が発生して解除
されたときに、初期状態の論理(例えば「0」)に設定
されるようになっている。
【0038】極性判別回路14を経由した受信データ信
号は、シリアルインタフェイス部15に入力される。こ
こで、シリアルに入力された受信データを、システムク
ロック信号のタイミングに同期させて、後段のCPU2
0の制御のもと実行されるデジタル処理が可能なよう
に、例えば16ビット、32ビットのパラレル信号に変
換される。
【0039】CPU20には、シリアルインタフェイス
部15、ROM21、RAM22、EEPROM23等
のメモリがバスを介して接続されていて、クロック切換
回路13からのシステムクロック信号のタイミングに従
って動作するようになっている。
【0040】ROM21は、CPU20の制御プログラ
ム等が格納されていて、CPU20は、このプログラム
をもとに制御を行うようになっている。RAM22に
は、CPU20による制御処理中に発生する各種データ
等を一時的に格納するようになっていて、EEPROM
23には、ICカードPの所有者に固有な情報、すなわ
ち、所有者の認証番号等の認証情報等の各種情報が格納
されている。
【0041】CPU20は、シリアルインタフェイス部
15から送られる受信データをもとに、ROM21に格
納された制御プログラムに従って、各種制御処理を実行
する。
【0042】ICカードPからカードリーダライタ1に
対し、データを送信する場合、その送信データはCPU
20の制御のもと、シリアルインタフェイス部15に送
られる。
【0043】シリアルインタフェイス部15では、CP
U20からのパラレルな送信データをシリアルに変換し
て、その送信データ信号を変調回路16に出力する。変
調回路16では、送信データに応じて、カードリーダラ
イタ1からの搬送波の負荷を変化させるもので、この搬
送波は整流回路7に入力される。このとき、その搬送波
の半サイクルを短絡することにより、整流回路7では、
結合コイル5の負荷を変動させて、その負荷変動に伴う
磁界の変動をカードリーダライタ1に伝送するようにな
っている。一般には、結合コイル4、5のいずれかまた
は両方の負荷を変動させればよいが、本実施例では、結
合コイル5に対しての負荷を変動するようになってい
る。変動の方法としては、一般に、整流回路7に対し定
電流あるいは抵抗性の負荷を加えることで可能だが、こ
の方法だと負荷の電力損失による発熱があったり、負荷
の変動量が小さいと、その結果PSK変調された信号を
受信するカードリーダライタ1での検出が困難となる。
さらに、結合コイル4、5の結合状態がICカードP内
における物理的位置により大きく変化し、この変化に対
し安定して送信データを伝送することが困難である。そ
こで、本実施例では、高周波信号である搬送波の半サイ
クルを短絡することによりICカードP内の電力損失が
なく、また安定に送信データを送信することができるよ
うになっている。また、送信データのS/N比(Signal
to Noise Ratio )を大幅に向上させることが可能とな
る。
【0044】さらに、このとき、受信されたデータ波φ
2については、そのデューティサイクルは変化するが、
位相そのものは保つことができるので、データ送信時も
データ受信が可能である。CPU20等の動作のために
用いるシステムクロック信号として、デューティサイク
ルが保証されたクロック信号が必要な場合は、データの
送信時には、送信搬送波を送信するのに使用していない
方の結合コイル、すなわち、本実施例の場合、結合コイ
ル4で受信されたデータ波φ1をシステムクロックとし
て選択するようにすればよい。この場合、CPU20か
らデータ送信を通知する信号をクロック切換回路13に
入力し、クロック切換回路13では、その信号をもと
に、データ送信時には、データ波φ1を選択してシステ
ムクロック信号とするようにすればよい。
【0045】次に、図5、図6を参照いて、前述した各
部の回路構成の具体例について説明する。尚、図5、図
6においては、図1と同一部分には同一符号を付してあ
る。図5において、整流回路6は、現在最も多く用いら
れているダイオード6a、6b、6c、6dを4個ブリ
ッジ形に接続したブリッジ整流回路である。すなわち、
結合コイル4の両端はそれぞれダイオード6aのカソー
ドとダイオード6bのアノードの接続点O1、ダイオー
ド6cのカソードとダイオード6dのアノードの接続点
O2に接続され、結合コイル4に高周波の磁界が与えら
れると、その出力である交流電圧は、このブリッジ整流
回路により整流されて、ダイオード6bのカソードとダ
イオード6dのカソードの接続点O3から直流電圧が得
られる。尚、ダイオード6aのアノードとダイオード6
cのアノードの接続点は接地されている。
【0046】整流回路7も整流回路6と同様で、ダイオ
ード7a、7b、7c、7dを4個ブリッジ形に接続し
たブリッジ整流回路である。すなわち、結合コイル5の
両端はそれぞれダイオード7aのカソードとダイオード
7bのアノードの接続点O5、ダイオード7cのカソー
ドとダイオード7dのアノードの接続点O6に接続さ
れ、結合コイル5に高周波の磁界が与えられると、その
出力である交流電圧は、このブリッジ整流回路により整
流されて、ダイオード7bのカソードとダイオード7d
のカソードの接続点O7から直流電圧が得られる。尚、
ダイオード7aのアノードとダイオード7cのアノード
の接続点は接地されている。
【0047】整流回路6、7のそれぞれから出力される
直流電圧は電圧調整回路8に入力される。すなわち、整
流回路6の接続点O3は電圧調整回路8を構成するpチ
ャンネルMOSFET(以下、簡単にFETと呼ぶ)3
0のソース端子に接続され、整流回路7の接続点O7は
電圧調整回路8を構成するpチャンネルMOSFET
(以下、簡単にFETと呼ぶ)31のソース端子に接続
される。
【0048】以下、電圧調整回路8について説明する。
FET30のゲート端子は、nチャンネルMOSFET
(以下、簡単にFETと呼ぶ)32のドレイン端子に接
続される。FET32のソース端子は抵抗33の一端に
接続され、抵抗33の他端は接地される。
【0049】一方、FET31のゲート端子は、nチャ
ンネルMOSFET(以下、簡単にFETと呼ぶ)34
のドレイン端子に接続される。FET34のソース端子
は抵抗35の一端に接続され、抵抗35の他端は接地さ
れる。
【0050】FET32のゲート端子は、FET35の
ゲート端子に接続され、その接続点O10には抵抗36
の一端が接続され、抵抗36の他端は、FET31のソ
ース端子に接続される。さらに、接続点O10にはnチ
ャンネルMOSFET(以下,簡単にFETと呼ぶ)3
7のドレイン端子が接続され、FET37のソース端子
は接地される。また、FET37のゲート端子には、抵
抗38、39のそれぞれの一端が接続され、抵抗38の
他端は接地されている。
【0051】FET30のドレイン端子とFET31の
ドレイン端子は接続され、その接続点O11からの出力
である電源電圧は、抵抗40の一端に入力され、抵抗4
0の他端はオペアンプである誤差増幅器41の非反転入
力端子に入力され、さらに抵抗42の一端に接続され
て、その抵抗42の他端は接地されている。また、誤差
増幅器41の反転入力端子には、基準電圧源43が接続
されてる。誤差増幅器41の出力端子には、抵抗39の
他端が接続され、その接続点O20には抵抗44の一端
が接続される。抵抗44の他端には、抵抗45の一端が
接続され、さらにnチャンネルMOSFET(以下、簡
単にFETと呼ぶ)46のゲート端子に接続されてい
る。FET46のドレイン端子は、抵抗47の一端に接
続され、抵抗47の他端には、接続点O11から出力さ
れる電源電圧が入力される。また、FET46のソース
端子は接地されている。FET46のドレイン端子は、
nチャンネルMOSFET(以下、簡単にFETと呼
ぶ)47のゲート端子に接続されていて、FET47の
ドレイン端子は抵抗48の一端に接続されている。抵抗
48の他端には接続点O11から出力される電源電圧が
入力される。また、FET47のソース端子は接地され
ている。さらに抵抗45の他端はFET47のドレイン
端子に接続されていて、その接続点O21からはリセッ
ト信号が出力される。
【0052】このような構成において、整流回路6、7
のそれぞれから出力される電圧が、動作電圧より高くな
ると、誤差増幅器41の出力電圧が上昇し、FET3
7、FET34、FET32、FET30、FET31
の動作により、接続点O11に対し整流回路6、7から
の直流電圧が一定電圧になるよう調整する所定の動作が
行われる。さらに、誤差増幅器41の出力電圧は抵抗4
4を通しFET46、FET47を動作させ、接続点O
21からのリセット信号をリセット状態が解除されるよ
うに出力する。
【0053】ところが、整流回路6、7のそれぞれから
出力される電圧が低くなると、接続点O11の電圧を一
定電圧とすることができなくなり、誤差増幅器41の出
力電圧は低下する。しかし、一度リセット状態が解除さ
れている接続点O21からのリセット信号は、抵抗45
の働きによって接続点O11から出力される電源電圧の
値が最低動作保証電圧より低い値になった時にリセット
状態となるようなリセット信号が出力される。
【0054】さらに、この状態から整流回路6、7のそ
れぞれから出力される電圧が高くなり、再び動作電圧よ
り高くなると、誤差増幅器41の出力により、各FET
が動作状態となり所定の動作を行って、電源電圧を供給
するとともに、リセット状態が解除されるようにリセッ
ト信号が出力されるようになっている。
【0055】このように、誤差増幅器41の出力電圧に
よってリセット信号を出力する回路に抵抗45等により
正帰還を行い、基準電圧源43の電圧値と電源電圧を比
較して得られる定電圧よりかなり低い電圧値である最低
動作保証電圧に、リセット状態となる閾値を設定し、基
準電圧源43の電圧値より高い電圧値である動作電圧に
リセット状態を解除する閾値を設定してヒステリシス特
性を持たせることにより、結合コイル4、5に与えられ
た磁界の変動により、電源電圧が少々変動したとして
も、リセット状態となることを防ぎ、回路全体を安定に
動作させることが可能となる。
【0056】この電圧調整回路8では、整流回路6、7
のそれぞれに、誤差増幅器41の出力電圧による制御の
もと、整流回路6にはFET30、FET32、抵抗3
3で構成され、整流回路7にはFET31、FET3
4、抵抗35で構成された個別の電圧調整回路を設けて
あるので、結合コイル4、5の磁気結合の状態等により
磁界の強さが均一でないときも、各整流回路には、ほぼ
等しい電流が常に流れるようになっている。
【0057】整流回路6の接続点O1からは交流信号で
ある受信搬送波φ1xが出力されて波形整形回路9に入
力され、整流回路7の接続点O5からは交流信号である
受信搬送波φ2xが出力されて、波形整形回路10に入
力される。すなわち、整流回路6の接続点O1は、波形
整形回路9を構成するコンデンサ9aの一端に接続さ
れ、コンデンサ9aの他端は、インバータ回路9bの入
力端子および抵抗9cの一端に接続される。さらに、イ
ンバータ回路9bの出力端子および抵抗9cの他端は接
続され、その接続点O15からは、なまった波形が整形
されて、パルス信号としてのデータ波φ1が出力され
る。同様に、整流回路7の接続点O5は、波形整形回路
10を構成するコンデンサ10aの一端に接続され、コ
ンデンサ10aの他端は、インバータ回路10bの入力
端子および抵抗10cの一端に接続される。さらに、イ
ンバータ回路10bの出力端子および抵抗10cの他端
は接続され、その接続点O16からはなまった波形が整
形されて、パルス信号としてのデータ波φ2が出力され
る。
【0058】前述したように、整流回路6、7には、そ
れぞれ個別の電圧調整回路が設けてあり、各整流回路
6、7にはほぼ等しい電流が流れるようになっているた
め、波形整形回路9、10からは、安定したデータ波φ
1、φ2が取り出すことが可能である。
【0059】次に、図6に示した回路構成について説明
する。リセットタイマ11は、カウンタ回路11aで構
成されていて、電圧調整回路8からのリセット信号はカ
ウンタ回路11aのリセット入力端子に接続され、デー
タ波φ2はカウンタ回路11aのクロック入力端子に接
続され、カウンタ回路11aのデータ入力端子には、常
に論理レベルがハイレベルの信号が入力されるように電
圧VDDが接続されている。リセット信号がハイレベル
からロウレベルに変化してリセット状態となると、それ
と同時にカウンタ回路11aのデータ出力端子から出力
されるシステムリセット信号はロウレベルとなりリセッ
ト状態となる。また、リセット信号がハイレベルとなっ
て、リセット状態が解除されると、その時点からカウン
タ回路11aに設定されたカウンタ値に応じて定まる一
定時間後に、カウンタ回路11aのデータ出力端子から
出力されるシステムリセット信号はハイレベルとなりリ
セット状態は解除される。
【0060】復調回路12は、フリップフロップ回路
(以下、簡単にFF回路と呼ぶ)12aで構成されるも
のである。PSK変調信号であるデータ波φ1、φ2、
は互いに位相が90°ずれていて、FF回路12aで簡
単に復調できることが、このPSK変調の特徴である。
すなわち、データ波φ1をFF回路12aのデータ入力
端子に接続し、データ波動φ2をFF回路12aのクロ
ック入力端子に接続する。その結果、FF回路12aの
データ出力端子から、復調された受信データ信号が出力
される。
【0061】クロック切換回路13では、まず、フリッ
プフロップ回路(以下、簡単にFF回路と呼ぶ)13a
のデータ入力端子には、復調回路12のFF回路12a
のデータ出力端子が接続され、FF回路13aのクロッ
ク入力端子にはデータ波φ2が接続されている。さら
に、FF回路13aのデータ出力端子にはイクスクルー
シブオア回路(以下、簡単に、EXOR回路と呼ぶ)1
3bの一方の入力端子が接続されている。EXOR回路
13bの他方の入力端子には、復調回路12のFF回路
12aのデータ出力端子が接続されている。その結果、
EXOR回路13bの出力端子からは、受信データの変
化点が検出されることになる。
【0062】また、カウンタ回路13cのデータ入力端
子、フリップフロップ回路(以下、簡単にFF回路と呼
ぶ)13dのデータ入力端子にも、復調回路12のFF
回路12aのデータ出力端子が接続されている。
【0063】カウンタ回路13cのクロック入力端子に
はデータ波φ2が接続され、カウンタ回路13cのリセ
ット入力端子にはEXOR回路13bの出力端子が接続
されている。
【0064】カウンタ回路13cのデータ出力端子はF
F回路13dのクロック入力端子に接続されている。F
F回路13dのデータ出力端子からは切換タイミング信
号が出力される。すなわち、前述したように、EXOR
回路13bで受信データの変化点が検出された時点か
ら、カウンタ回路13cに設定されたカウンタ値に応じ
て所定時間遅延させて、データの位相が安定している時
点でデータ波φ1、φ2を切換えるタイミングが生成さ
れて、切換タイミング信号が出力されている。
【0065】データ送信時に、送信搬送波を送信するの
に使用していない方の結合コイル、すなわち、結合コイ
ル4で受信されたデータ波φ1をシステムクロックとし
て選択する必要がある場合は、例えば、CPU20から
データ送信を通知する信号がオア回路(図示せず)の入
力端子の一方に入力され、他方の入力端子には前述の切
換タイミング信号が入力されて、そのオア回路の出力端
子から出力される信号を新たな切換タイミング信号とし
て用いればよい。受信搬送波φ1x、φ2xの位相遷移
が図2に示したようなとき、CPU20からデータ送信
を通知する信号が「1」のとき、データ波φ1が選択さ
れ、システムクロック信号となる。
【0066】この切換タイミング信号は切換スイッチ1
3eに入力され、切換スイッチ13eでは、切換えタイ
ミング信号に従ってデータ波φ1、φ2のいずれか一方
に切換えてシステムクロック信号として出力するもので
ある。
【0067】極性判別回路14では、まず、フリップフ
ロップ回路(以下、簡単にFF回路と呼ぶ)14aのデ
ータ入力端子に、復調回路12のFF回路12aの出力
端子が接続され、FF回路14aのクロック入力端子に
はシステムクロック信号が接続されている。また、FF
回路14aの出力端子はEXOR回路14bの一方の入
力端子が接続され、EXOR回路14bの他方の入力端
子には、復調回路12のFF回路12aの出力端子が接
続されている。その結果、EXOR回路14bの出力端
子からは、システムリセット信号が発生して解除された
ときに、初期状態の論理に設定された、受信データ信号
が出力されるようになっている。
【0068】図5の説明に戻り、変調回路16から出力
される送信データは送信スイッチング回路を構成するn
チャンネルMOSFET(以下、簡単にFETと呼ぶ)
50のゲート端子に接続される。FET50のソース端
子は接地され、そのドレイン端子は整流回路7の接続点
O6に接続される。その結果、FET50がオン状態と
なったとき、高周波数の交流信号である搬送波の半サイ
クルが短絡されたものが出力され、この信号により、結
合コイル5の負荷を変動させるようになっている。
【0069】以上説明したように、上記実施例によれ
ば、結合コイル4、5のそれぞれで位相が互いに90°
ずれている搬送波を受信し、その受信された搬送波のそ
れぞれを整流回路6、7で整流して直流電圧を出力し、
その直流電圧を電圧調整回路8で一定電圧になるよう調
整して、ICカードPの内部回路の電源電圧を出力し、
この電圧調整回路8において、誤差増幅器41の出力電
圧によってリセット信号を出力する回路に抵抗45等に
よりヒステリシス特性を持たせて、電源電圧がICカー
ドPの内部回路の動作が保証できる電圧(動作保証電
圧)より低くなったときにリセット状態にし、電源電圧
がICカードPの内部回路が動作するのに最適な電圧
(動作電圧)より高くなったときリセット状態を解除す
るようなリセット信号を発生することにより、結合コイ
ル4、5に与えられた磁界の変動により、電源電圧が少
々変動したとしても、リセット状態となることを防ぎ、
回路全体を安定に動作させることが可能となる。また、
受信される搬送波の変動に対してICカードPの内部回
路の動作可能な範囲が広くなり、通信エリアを大きくす
ることが可能となる。
【0070】また、結合コイル4、5のそれぞれで受信
された位相が互いに90°ずれている受信搬送波φ1
x、φ2xをそれぞれ波形整形回路9、10で波形整形
してデータ波φ1、φ2を出力し、このデータ波φ1、
φ2をもとに復調回路12で受信データ信号を復調し、
クロック切換回路13において、その復調されたデータ
信号のデータの変化点を検出して、データが「0」から
「1」に変化したとき、および、CPU20からデータ
送信を通知する信号として「1」が入力されたときにデ
ータ波φ1を選択し、データが「1」から「0」に変化
したときにデータ波φ2を選択する切換タイミング信号
を生成し、その切換タイミング信号に基づき、データ波
φ1、φ2にうちいずれか一方を選択してシステムクロ
ック信号とすることにより、安定したクロック信号を供
給することが可能となる。
【0071】また、結合コイル4、5のそれぞれで位相
が互いに90°ずれている搬送波を受信し、その受信さ
れた搬送波のそれぞれを整流回路6、7で整流して直流
電圧を出力し、その直流電圧を電圧調整回路8におい
て、それぞれ個別の電圧調整回路を使用して2つの整流
回路6、7にほぼ等しい電流が流れるように調整するこ
とにより、結合コイル4、5の磁気結合の状態等により
磁界の強さが均一でないときも、結合コイル4、5のそ
れぞれで受信された搬送波に伴う交流電流をほぼ等しく
することにより、受信搬送波φ1x、φ2xをそれぞれ
波形整形回路9、10で波形整形する際、安定したデー
タ波φ1、φ2を得ることが可能となる。
【0072】また、データ送信時に、送信データ信号を
変調回路16で変調した送信搬送波をFET50で構成
される送信スイッチング回路により、その半サイクルを
短絡した信号により、結合コイル5の負荷を変動させ
て、搬送波を変調しデータを送信することにより、IC
カードP内の電力損失がなく、また安定に送信データを
送信することが可能となり、送信データのS/N比を大
幅に向上させることが可能となる。さらに、以上の構
成、効果からPLL回路や発振器等のアナログ回路を内
蔵することなくLSI化も容易となる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、P
LL回路や発振器を内蔵することなく、安定したクロッ
ク信号を供給し、また電源電圧の変動に対してより安定
な動作が確保でき、しかも安定したデータの送受信が可
能となり、LSI化も容易な非接触式情報記録媒体を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】非接触式ICカードの構成を概略的に示すブロ
ック図。
【図2】受信搬送波の位相遷移の具体例を示した図。
【図3】受信搬送波の包絡線変動の様子を説明するため
の図。
【図4】クロック切換回路から出力されるシステムクロ
ック信号の様子を説明するための図。
【図5】図1の各部の回路構成の具体例を示した図。
【図6】図1の各部の回路構成の具体例を示した図。
【符号の説明】
1…カードリーダライタ、1a…結合コイル、1b…結
合コイル、2…通信回線、3…ホストコンピュータ、P
…非接触式ICカード、4、5…結合コイル、6、7…
整流回路、8、…電圧調整回路、9、10…波形整形回
路、11…リセットタイマ、12…復調回路、13…ク
ロック切換回路、14…極性判別回路、15…シリアル
インタフェイス部、、20…CPU、21…ROM、2
2…RAM、23…EEPROM、φ1x、φ2x…受
信搬送波、φ1、φ2…データ波。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した搬送波から内部回路の電源電圧
    を得る非接触式情報記録媒体において、 搬送波を受信する受信手段と、 この受信手段で受信された搬送波を整流して直流電圧を
    供給する電圧供給手段と、 この電圧供給手段で供給された直流電圧を一定電圧に調
    節して前記電源電圧を供給する電圧調整手段と、 この電圧調整手段で供給される電源電圧が前記内部回路
    の動作保証電圧より低くなったとき、前記内部回路をリ
    セット状態にし、前記電圧調整手段で供給される電源電
    圧が、前記内部回路の規定動作電圧より高くなったとき
    前記リセット状態を解除するよう制御するリセット制御
    手段と、 を具備したことを特徴とする非接触式情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 受信した搬送波からデータ信号を復調す
    るとともに、その搬送波を内部回路の動作クロック信号
    として利用する非接触式情報記録媒体において、 位相が互いにずれている2つの搬送波をそれぞれ受信す
    る2つの搬送波受信手段と、 この2つの搬送波受信手段のそれぞれで受信された搬送
    波のそれぞれに対して波形整形を行う2つの波形整形手
    段と、 この2つの波形整形手段のそれぞれで波形整形された搬
    送波からデータ信号を復調する復調手段と、 この復調手段で復調されたたデータ信号からデータ変化
    状態を検出する検出手段と、 この検出手段で検出されたデータ変化状態に応じて前記
    波形整形手段で波形整形された2つの搬送波のうちどち
    らか一方を選択して前記動作クロック信号とする選択手
    段と、 を具備したことを特徴とする非接触式情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 受信した搬送波からデータ信号を復調す
    るとともに、内部回路の電源電圧を得る非接触式情報記
    録媒体において、 位相が互いにずれている2つの搬送波をそれぞれ受信す
    る2つの搬送波受信手段と、 この2つの搬送波受信手段のそれぞれで受信された搬送
    波のそれぞれを整流して得られる直流電圧および前記搬
    送波に伴う交流電流をそれぞれ供給する2つの電圧電流
    供給手段と、 この2つの電圧電流供給手段のそれぞれで供給された交
    流電流のそれぞれをもとに、前記2つの搬送波のそれぞ
    れの波形整形を行う2つの波形整形手段と、 前記2つの電圧電流供給手段でそれぞれ供給された直流
    電圧を一定電圧になるよう調節して前記電源電圧を供給
    するとともに、前記2つの波形整形手段に供給される交
    流電流をほぼ等しくなるよう制御する制御手段と、 前記波形整形手段で波形整形された前記2つの搬送波を
    もとにデータ信号を復調する復調手段と、 を具備したことを特徴とする非接触式情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 受信した搬送波を内部回路の動作クロッ
    ク信号として利用し、その動作クロック信号をもとに生
    成された送信データ信号を変調し、その送信搬送波を送
    信する非接触式情報記録媒体において、 交流信号である前記送信搬送波の半サイクルを短絡する
    短絡手段と、 この短絡手段で半サイクルを短絡された送信搬送波によ
    り、磁気結合されたコイルの負荷を変動させて前記送信
    搬送波を送信する送信手段と、 を具備したことを特徴とする非接触式情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 受信した搬送波からデータ信号を復調す
    るとともに、その搬送波を内部回路の動作クロック信号
    として利用し、その動作クロック信号をもとに生成され
    た送信データ信号を変調し、その送信搬送波を送信する
    非接触式情報記録媒体において、 位相が互いにずれている2つの搬送波をそれぞれ受信す
    る2つの搬送波受信手段と、 この2つの搬送波受信手段のそれぞれで受信された搬送
    波のそれぞれの波形整形を行う2つの波形整形手段と、 この2つの波形整形手段で波形整形された2つの搬送波
    のうちいずれか一方を選択して前記動作クロック信号と
    する選択手段と、 前記送信搬送波を前記2つの搬送波受信手段のいずれか
    一方を用いて送信する送信手段と、 この送信手段で前記送信搬送波を送信するとき、前記選
    択手段に対し、前記送信手段で用いられていない方の前
    記搬送波受信手段で受信された搬送波を選択するよう制
    御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする非接触式情報記録媒体。
JP6214954A 1994-09-08 1994-09-08 非接触式情報記録媒体 Pending JPH0877318A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6214954A JPH0877318A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 非接触式情報記録媒体
US08/524,523 US5670772A (en) 1994-09-08 1995-09-07 Non-contact data recording medium
DE69523844T DE69523844T2 (de) 1994-09-08 1995-09-08 Kontaktloses Datenaufzeichnungsmedium
EP95114132A EP0701222B1 (en) 1994-09-08 1995-09-08 Non-contact data recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6214954A JPH0877318A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 非接触式情報記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0877318A true JPH0877318A (ja) 1996-03-22

Family

ID=16664320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6214954A Pending JPH0877318A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 非接触式情報記録媒体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5670772A (ja)
EP (1) EP0701222B1 (ja)
JP (1) JPH0877318A (ja)
DE (1) DE69523844T2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09298485A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Yamatake Honeywell Co Ltd 非接触データ送受信方法およびその装置
JPH10145987A (ja) * 1996-09-13 1998-05-29 Hitachi Ltd 電力伝送システムおよびicカード並びにicカードを用いた情報通信システム
JP2002521770A (ja) * 1998-07-29 2002-07-16 インフィネオン テクノロジース アクチエンゲゼルシャフト 入力制御機能を有したデータ担体
JP2003044176A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Sharp Corp パワーオンリセット回路およびこれを備えたicカード
WO2005101304A1 (ja) 2004-04-15 2005-10-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 半導体集積回路、及びこれを搭載した非接触型情報システム
JP2018085036A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置、通信装置およびリセット方法

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3565967B2 (ja) * 1995-12-21 2004-09-15 富士通株式会社 Icカード読み取り/書き込み装置及びicカードシステム
FR2746939B1 (fr) * 1996-03-26 1998-05-22 Schlumberger Ind Sa Dispositif de transfert d'informations entre un objet portable et un lecteur
FR2752076B1 (fr) * 1996-08-05 1998-09-11 Inside Technologies Systeme d'alimentation electrique pour microcircuit a fonctionnement mixte, avec ou sans contact
SG54559A1 (en) * 1996-09-13 1998-11-16 Hitachi Ltd Power transmission system ic card and information communication system using ic card
JPH10135882A (ja) * 1996-10-24 1998-05-22 Toshiba Corp 非接触式情報記録媒体及びそのデータ送信方式
JP3646472B2 (ja) * 1997-05-19 2005-05-11 株式会社日立製作所 非接触型icカードおよび送受信回路
DE69838364T2 (de) 1997-06-20 2008-05-29 Hitachi Kokusai Electric Inc. Schreib-/Lesevorrichtung, Stromversorgungssystem und Kommunikationssystem
FR2768875B1 (fr) * 1997-09-23 2000-06-02 Sgs Thomson Microelectronics Detecteur de signaux radiofrequence pour carte a puce sans contact
JP3531477B2 (ja) * 1998-06-05 2004-05-31 株式会社日立製作所 非接触カードの通信方法及び該通信に用いる集積回路
CN1171175C (zh) * 1998-07-07 2004-10-13 皇家菲利浦电子有限公司 带有电路的数据载体和用于数据载体的电路
US6173897B1 (en) * 1998-07-27 2001-01-16 John W. Halpern Universal card interface module for contact free cards
FR2795891B1 (fr) * 1999-07-01 2007-04-20 France Telecom Composant micro-electronique integrant des moyens de traitement numerique asynchrone et une interface de couplage electromagnetique sans contact
US7055752B2 (en) * 2000-05-22 2006-06-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. IC card
JP2003296683A (ja) * 2002-04-04 2003-10-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非接触icカード
WO2003091819A1 (fr) * 2002-04-26 2003-11-06 Hitachi, Ltd. Dispositif semi-conducteur et carte ci
JP4403372B2 (ja) * 2003-08-21 2010-01-27 ソニー株式会社 データ通信装置
EP2518587B1 (en) * 2011-04-05 2015-06-10 Nxp B.V. Management of secure element deadlock
CN103235969B (zh) * 2013-04-01 2016-01-13 北京工业大学 一种适用于非接触式智能(ic)卡信号发送的调制方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1502273A (en) * 1975-02-06 1978-03-01 Nat Res Dev Phase demodulation systems
FR2403695A1 (fr) * 1977-09-16 1979-04-13 Cii Honeywell Bull Dispositif pour assurer l'alimentation et la transmission de signaux electriques entre deux dispositifs par l'intermediaire de contacts en nombre reduit
US4692604A (en) * 1984-10-25 1987-09-08 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Flexible inductor
GB2197107B (en) * 1986-11-03 1990-12-12 Mars Inc Data-storing devices
US4918416A (en) * 1987-03-18 1990-04-17 Sielox Systems, Inc. Electronic proximity identification system
JP2597623B2 (ja) * 1987-10-08 1997-04-09 株式会社トキメック 電磁誘導結合による電源供給方式
ATE135835T1 (de) * 1990-07-16 1996-04-15 Siemens Ag Einrichtung zur berührungslosen daten- und energieübertragung sowie verwendung einer solchen
JP3014142B2 (ja) * 1990-11-14 2000-02-28 トローヴァン リミテッド 誘導性結合された情報検索システム
JPH0528330A (ja) * 1991-07-24 1993-02-05 Mitsubishi Electric Corp 非接触型可搬担体及びその初期化方法
JPH05128324A (ja) * 1991-11-07 1993-05-25 Mitsubishi Electric Corp 非接触カード、非接触カード用端末機及び非接触伝送システム
JP2713529B2 (ja) * 1992-08-21 1998-02-16 三菱電機株式会社 信号受信用コイルおよびこれを使用した非接触icカード

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09298485A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Yamatake Honeywell Co Ltd 非接触データ送受信方法およびその装置
JPH10145987A (ja) * 1996-09-13 1998-05-29 Hitachi Ltd 電力伝送システムおよびicカード並びにicカードを用いた情報通信システム
JP2002521770A (ja) * 1998-07-29 2002-07-16 インフィネオン テクノロジース アクチエンゲゼルシャフト 入力制御機能を有したデータ担体
JP2003044176A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Sharp Corp パワーオンリセット回路およびこれを備えたicカード
WO2005101304A1 (ja) 2004-04-15 2005-10-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 半導体集積回路、及びこれを搭載した非接触型情報システム
US7850086B2 (en) 2004-04-15 2010-12-14 Panasonic Corporation Semiconductor integrated circuit and noncontact information system including it
JP2018085036A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置、通信装置およびリセット方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0701222A2 (en) 1996-03-13
US5670772A (en) 1997-09-23
DE69523844D1 (de) 2001-12-20
DE69523844T2 (de) 2002-08-29
EP0701222B1 (en) 2001-11-14
EP0701222A3 (en) 1997-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0877318A (ja) 非接触式情報記録媒体
US7271677B2 (en) Inductive data and power link suitable for integration
US8872385B2 (en) Wireless power transmission system
EP0706151B1 (en) Non-contact type IC card
US5418353A (en) Non-contact, electromagnetically coupled transmission and receiving system for IC cards
KR100471655B1 (ko) 단말기와원격으로전력이투입되는휴대품간의비접촉통신에의한데이터교환시스템
JPH0981701A (ja) 非接触式情報記録媒体および非接触式情報伝送方法
JP3931500B2 (ja) 非接触icカードおよびそのデータ処理方法
JPH08167012A (ja) データ記憶媒体
JP2000332648A (ja) 非常に接近した結合で動作する電磁トランスポンダ読み取り端末
WO1988003594A1 (en) Identification system
JP3867854B2 (ja) 電磁誘導結合装置
CN109101849B (zh) 集成电路及具有经改进ask解调的应答器电路
US20020003168A1 (en) Integrated circuit card
EP1486903B1 (en) Reader/writer for performing efficient transmission/reception with no-battery information storage medium
JP3829577B2 (ja) 電磁トランスポンダシステムの全二重伝送方法
JP4263023B2 (ja) 2線式データ通信方法、システム、コントロール装置およびデータ記憶装置
WO1998058347A1 (fr) Syteme de cartes a circuit integre sans contact et carte a circuit integre sans contact
JP3968948B2 (ja) 電磁トランスポンダからの距離の検出
JP2005535213A (ja) 2電源電圧付き中継器
JPH06325229A (ja) 携帯可能な情報記録媒体
US20090278704A1 (en) Receiving apparatus
US8330578B2 (en) Transponder device and method for providing a supply voltage
JP2005236998A (ja) 非接触icカード
JP3850297B2 (ja) 接触式データキャリア