JP2003044176A - パワーオンリセット回路およびこれを備えたicカード - Google Patents

パワーオンリセット回路およびこれを備えたicカード

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    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/22Modifications for ensuring a predetermined initial state when the supply voltage has been applied

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部の電力供給源から取得する電力の立ち上
がりが変動する場合でも、確実で効果的なリセット信号
を出力するパワーオンリセット回路を提供する。 【解決手段】 第1リセット回路21によって、ロジッ
ク部に供給されるVCC2Vを検出することによって第
1リセット信号RST1が生成されるとともに、第2リ
セット回路22によって、外部の電力供給源から取得し
た電源電圧を整流する整流回路の出力電圧であるREG
IN電圧を検出することによって第2リセット信号RS
T2が生成される。そして、NOR回路23によって、
RST1およびRST2のいずれか一方が、リセット信
号P−RSTとして出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電磁波など
を介して非接触で外部の電力供給源から電力を取得する
ICカードなどに用いられるパワーオンリセット回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カードに半導体集積回路装置を搭
載したICカードが普及しつつある。ICカードは、外
部のリーダライタ装置と、ICカード内に搭載された半
導体集積回路装置との間で情報交換を行うことが可能と
なっている。これにより、半導体集積回路装置が内蔵し
ている不揮発性メモリへ必要な情報を格納したり、逆に
不揮発性メモリから情報を読み出したりというような処
理を行うことが可能となっている。このようなICカー
ドによれば、従来の磁気カードによって行われている様
々な機能を実現することが可能である。
【0003】このICカードは、近年の集積技術の進歩
によって、より容量の大きい不揮発性メモリを内蔵する
ようになってきている。よって、複数のアプリケーショ
ンを1枚のICカードに収納した多目的ICカードも普
及しつつある。
【0004】また、ICカードに対して、数MHz〜数
10MHz程度のキャリア周波数を用いた電磁波を利用
して、非接触で電力を供給するとともに、データ通信を
も行う非接触型ICカードシステムが検討されている。
非接触型通信を行う場合、接触させるための端子などが
不要となるので、このような端子における接点部での破
損などが生じることがなくなり、メンテナンスコストの
低下や、取り扱いの容易さなどの利点を有することにな
る。
【0005】非接触型ICカードシステムのひとつの大
きな特徴は、接触型に比べて、操作が容易でかつ迅速に
情報交換処理を行うことが可能なシステムを構成するこ
とができることである。例えば、鉄道やバスなどの乗車
券として非接触型ICカードを用いる場合、改札ゲート
に非接触型ICカードをかざしたり(以降、かざし処理
と称する)、瞬間的に接触させたり(以降、タッチ&ゴ
ー処理と称する)するのみで改札処理を行うことが可能
となる。
【0006】このように、非接触型ICカードシステム
においては、ICカードとリーダライタ装置との間での
情報交換の形態としては、様々な方法が考えられる。例
を挙げると、(1)リーダライタ装置から数cm程度以
内で離れた空間にICカードをかざす方法(かざし処
理)、(2)リーダライタ装置に設置されたカードホル
ダにICカードを挿入する方法(落とし込み処理)、
(3)リーダライタ装置にカードをセットした後、電源
スイッチを投入することによって電圧を供給する方法、
などが考えられる。
【0007】これらの方法は、それぞれICカードをリ
ーダライタ装置に接近させる方法が異なっていることに
なる。よって、リーダライタ装置からICカードに電磁
誘導によって給電を行う際にも、ICカード内での電源
電圧の発生条件も異なることになる。また、電磁誘導に
よる給電では、大容量の電力を供給することはできず、
また供給も不安定であるので、電力供給開始時のパワー
オンリセット動作には、高い信頼性が要求されることに
なる。
【0008】以下、従来の非接触型ICカードにおい
て、どのようなパワーオンリセットまたはリセット回路
の誤動作防止回路が使用されているかについて例示す
る。
【0009】例えば特開平10−269327号公報に
は、非接触型ICカードにおけるパワーオンリセットを
行う回路構成について開示されている。ここで開示され
ている技術では、ロジック回路の動作が保証できないう
ちは、ロジック回路を用いずに、電源電圧をアナログ方
式で検出することによるリセット動作でロジック回路の
電源を切るようにしている。これにより、リセット動作
時に、マイコンへの入出力回路、およびマイコン回路部
に電圧を与えないようにしている。以下、この構成につ
いてより詳細に説明する。
【0010】図10は、この回路構成例を示す回路図で
ある。アンテナコイル51から供給された電圧は、レギ
ュレータ回路としてのREG−A55、REG−B5
6、および基準電圧発生回路としてのVREF57へ供
給された後に各回路部に供給される。REG−A55か
らは、マイコン64およびそのインターフェース部に電
圧が供給される。また、REG−B56からは、CLK
再生回路53、リセット発生回路54、変調回路として
のMOD66、復調回路としてのDEMO67、および
比較回路59の(+)端子に電圧が供給される。
【0011】基準電圧発生回路としてのVREF57か
らの出力は、REG−A55およびREG−B56に供
給されるものであるが、電源立ち上げシーケンスを制御
するために、REG−A55への経路にはスイッチ60
が設けられている。また、VREF57からの出力は、
スイッチ60のON/OFFを制御するための比較回路
58の(+)端子にも接続されている。
【0012】REG−A55およびREG−B56の出
力電圧は、同電位であっても異なる電位であってもよい
が、レギュレータの構成自体は、同じ回路構成とするほ
うが好ましい。
【0013】ここで、抵抗61およびダイオード62に
よって構成されるアナログ検出部、VREF57、RE
G−A55、およびREG−B56における電源立ち上
がり時の速さを比較すると、REG−A55およびRE
G−B56の立ち上がり速さが最も遅く、VREF5
7、アナログ検出部の順で立ち上がり速さが速くなって
いる。この電源立ち上がり速さの違いを利用して、電源
立ち上げを次のように制御している。
【0014】まず、比較回路59は、REG−B56と
VREF57とで、どちらの出力電圧が高いかを判定す
る。通常の動作時においては、REG−B56の出力電
圧の方が高くなっている。しかしながら、REG−B5
6は、上記のように比較的電源立ち上がりの速さが遅い
ので、非接触型ICカードをリーダライタ装置にかざし
た瞬間などは、VREF57の出力電圧の方が高くな
る。
【0015】このような状態の時は、マイコン64に与
える電源電圧が、安定動作を得るには不十分であるの
で、マイコン64をリセット状態にする必要がある。よ
って、リセット発生回路54は、比較回路59における
比較結果に基づいてリセット信号を生成する。このリセ
ット信号は、バッファ回路69Dを介してマイコン64
に与えられる。これにより、マイコン64は、安定な動
作に十分な電源電圧が供給されている時のみ、リセット
状態が解除されて動作することになる。
【0016】しかしながら、バッファ回路69A〜69
Dの出力は、リセット発生回路54を始めとするロジッ
ク回路の動作が安定しないうちは、所期の信号が得られ
るとは限らない。すなわち、電源電圧の低い間など、R
EG−A55の出力がマイコン64へ与えられないうち
に、リセット解除信号が出力されることが起こり得る。
この場合、マイコン64の電源端子よりも他の端子電圧
が高くなり、素子の破壊や誤動作を招く原因となる。ま
た、同様のことが、クロックの端子およびデータの端子
においても起こり得る。
【0017】このことを防ぐために、図10に示す構成
では、まずREG−A55に与える基準電圧の経路にス
イッチ60を設け、動作に十分な電圧を保証できないう
ちは経路を切断して、マイコン64へ電源を与えないよ
うにしている。また、バッファ回路69A〜69Dに対
して、マイコン64と同じ電源を接続することによっ
て、マイコン64の他の端子にも電源端子以上の電圧が
印加されないようにしている。
【0018】また、リセット発生回路54をはじめとす
るロジック回路の動作が安定しない期間に誤動作が起き
ないように、スイッチ60は、AND回路63で発生す
る論理で切り換え動作が行われる。AND回路63は、
リセット発生回路54、比較回路59、および比較回路
58の各出力の論理積を出力するものとなっている。こ
のようなAND回路63は、簡単なトランジスタロジッ
クで実現することができるので、電源電圧が低い状態で
も安定に動作することが可能である。
【0019】比較回路58は、VREF57の出力と、
ダイオード62の順方向電圧とを比較している。一般
に、抵抗61からのバイアス電流で得られるダイオード
62の順方向電圧の立ち上がりは速いものであるので、
比較回路58は、VREF57の出力が立ち上がるま
で、AND回路63に対して論理“L”を出力すること
になる。したがって、AND回路63からの出力によっ
て、VREF57の出力が立ち上がるまで、スイッチ6
0が確実にGND側に接続され、REG−A55が誤っ
て立ち上がらないようになっている。
【0020】また、比較回路59は、REG−B56と
VREF57との出力を比較している。一般に、VRE
F57の立ち上がりは、REG−B56の立ち上がりよ
りも速いものであるので、比較回路59は、REG−B
56の出力が立ち上がるまで、AND回路63に対して
論理“L”を出力することになる。したがって、AND
回路63からの出力によって、REG−B56の出力が
立ち上がるまで、スイッチ60が確実にGND側に接続
されることになる。
【0021】さらに、リセット信号が十分に論理“H”
にならない期間は、スイッチ60がGND側に接続され
るように、リセット発生回路54の出力がAND回路6
3に入力されている。
【0022】以上のように、抵抗61およびダイオード
62から構成されるアナログ検出部から、VREF5
7、REG−A55、およびREG−B56に確実に動
作を継続された後に、リセットの解除が行われるので、
誤動作が生じないことになる。
【0023】一方、近年では、非接触型ICカードシス
テムの需要の増加に伴って、従来の接触型ICカード
に、非接触型の機能を含めて、目的に応じて使い分ける
という利用形態が考えられる。したがって、非接触型と
接触型とを1枚のICカードに収めたコンビネーション
カードは、非接触型ICカードシステムおよび接触型I
Cカードシステムの両方に対応することが可能であるの
で、今後主流となることが予想される。
【0024】なお、非接触型ICカードシステムは、そ
の通信距離に応じて、近接型、近傍型などがあり、それ
らは現在、それぞれISO/IEC14443およびI
SO/IEC10536において標準化が進められてい
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、非接触
型ICカードの利用形態は多様であり、各使用状況によ
って、非接触リーダライタ装置から供給される電圧の立
ち上がり波形が異なることになる。これにより、ICカ
ードに搭載される半導体集積回路装置における電圧検出
が難しくなっている。すなわち、パワーオンリセットの
条件設定の技術的難易度が高いので、半導体集積回路装
置の設計が困難となっている。
【0026】ここで、上記のような使用状況において、
リーダライタ装置から給電された電圧の立ち上がり波
形、および期待すべきリセット期間について、図11お
よび図12を参照しながら以下に説明する。これらの図
において、REGIN電圧は、ブリッジダイオードによ
って整流された電圧を示しており、図10に示す構成の
例では、ダイオードブリッジ52からREG−A55な
どへの出力に相当する電圧である。また、VCC2V電
圧は、REGIN電圧からレギュレータを通じて生成さ
れるロジック系の2V電源であり、図10に示す構成の
例では、REG−A55の出力電圧に相当する電圧であ
る。
【0027】図11は、リーダライタ装置のスイッチ動
作による電圧の立ち上がり波形を示している。このとき
のREGIN電圧の立ち上がり波形は急峻となってお
り、REGIN電圧の立ち上がり時間は、アンテナコイ
ル(図10ではアンテナコイル51)、ダイオードブリ
ッジ(図10ではダイオードブリッジ52)、および平
滑コンデンサ(図10では平滑コンデンサ68)による
整流作用にも影響されている。本動作では、REGIN
電圧の立ち上がり期間をtREGIN期間と設定する。
【0028】このとき、ロジック用電圧VCC2Vを発
生させるレギュレータの立ち上がり期間は、REGIN
電圧の立ち上がり期間にほぼ匹敵しており、VCC2V
電圧は、REGIN電圧より若干遅れて立ち上がり、か
つ、立ち上がり波形が急峻となっている。実測では、t
REGIN期間は数10μsec程度である。このよう
な立ち上がり波形の場合、リセット信号は、VCC2V
電圧の立ち上がりを起点として、システムの初期化に必
要な所要期間後に解除されるようにすればよい。
【0029】図12は、前記したかざし動作時、落とし
込み動作時、およびタッチ&ゴー動作時などにおける電
圧立ち上がり波形を示している。このときのREGIN
電圧の立ち上がり波形は緩やかとなっており、その立ち
上がり期間であるtREGIN期間は、実測で数100
msec程度となる。このような場合、レギュレータの
設定によっても異なるが、REGIN電圧がある一定の
電圧レベルに達すると、VCC2V電圧が立ち上がり始
める。すなわち、REGIN電圧の立ち上がり波形が緩
やかな場合、REGIN電圧が完全に立ち上がるまでに
VCC2V電圧は目標電圧に達することになる。
【0030】このような立ち上がり波形の場合、リセッ
ト信号は、VCC2V電圧の立ち上がりを起点とすれば
よいことになるが、主電源となるREGIN電圧の立ち
上がり以降にリセット信号を解除する必要があり、図1
1に示す場合と比較して、非常に長いリセット期間を要
することになる。
【0031】前記した図10で示した回路では、このよ
うに電圧の立ち上がりが緩やかであった場合、VCC2
V電圧に相当するREG−B56からの出力が過渡的に
立ち上がっていく過程で、AND63などのゲート出力
が不安定となり、スイッチ60の誤動作を引き起こし、
結果的に正常にリセット解除ができなくなる可能性があ
る。
【0032】このように、電圧立ち上がりが急峻な場合
と、緩やかである場合とでは、リセット期間が異なって
くるので、同一のリセット回路でリセット期間を生成す
ることは困難であるという課題がある。
【0033】また、従来の非接触型ICカードシステム
で使用されるICカードにおいて、LSIが利用できる
消費電流は10mW以下となっている。しかしながら、
近年の多目的ICカードにおいては、不揮発性メモリに
格納されるアプリケーションの数が増えており、大容量
化が要求されているので、LSIに必要とされる消費電
流は約200mW程度に増大している。このことは、上
記したように電力の供給能力に制約のある非接触型IC
カードシステムにおいては大きな課題となり、特に大き
な電力を消費する不揮発性メモリへの書き込み/消去時
に電源電圧の降下をもたらす可能性が生じることにな
る。すなわち、このときの電源電圧の変動が、電源電圧
の立ち上がりと誤認識される可能性があるという課題
が、非接触型ICカードシステムには存在しており、リ
セット回路に回路的工夫を施す必要がある。
【0034】また、リセット回路での更なる消費電流の
増大を回避するためには、電源電圧検出に、A/Dコン
バータや精度の高いアナログ検出回路などを採用するこ
とは避けなければならない。このような構成を採用する
と、消費電流の増大を招くばかりでなく、回路規模の増
大も招く可能性が生じることになる。
【0035】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、外部の電力供給源から取得
する電力の立ち上がりが変動する場合でも、確実で効果
的なリセット信号を出力するパワーオンリセット回路、
およびこれを備えたICカードを提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係るパワーオンリセット回路は、外部の
電力供給源から電磁誘導により非接触で電源電圧を取得
し、この電源電圧を所定の電圧に変換して、論理演算を
行うロジック部に供給するシステムに設けられ、上記シ
ステムのリセット状態を制御するリセット信号を生成す
るパワーオンリセット回路において、上記ロジック部に
供給される電圧の値を検出して第1リセット信号を生成
する第1リセット回路と、上記外部の電力供給源から取
得した電源電圧を整流する整流回路の出力電圧を検出し
て第2リセット信号を生成する第2リセット回路と、上
記第1リセット信号および上記第2リセット信号のいず
れか一方を上記リセット信号として出力するリセット信
号出力回路とを備えていることを特徴としている。
【0037】外部の電力供給源から電磁誘導によって非
接触で電力を取得する場合、状況に応じて電源電圧の発
生条件が変化することになる。例えば、電源電圧が急峻
に立ち上がる場合や、緩やかに立ち上がる場合などが考
えられる。
【0038】電源電圧が急峻に立ち上がる場合は、整流
回路の出力電圧も急峻に立ち上がり、その後、ロジック
部に供給される電圧も急峻に立ち上がることになる。こ
の場合、ロジック部に供給される電圧が立ち上がったこ
とが確認できれば、整流回路の出力電圧も立ち上がって
いることになる。したがって、リセット信号出力回路
が、ロジック部に供給されている電圧を検出する第1リ
セット回路による第1リセット信号をリセット信号とし
て出力すればよいことになる。
【0039】一方、電源電圧が緩やかに立ち上がる場合
は、整流回路の出力電圧、および、ロジック部に供給さ
れる電圧も緩やかに立ち上がることになる。ここで、完
全に立ち上がった状態での整流回路の出力電圧は、完全
に立ち上がった状態でのロジック部に供給される電圧よ
りも高いものであるので、電源電圧が緩やかに立ち上が
る場合には、ロジック部に供給される電圧の立ち上がり
の方が早く完了することになる。したがって、リセット
信号出力回路が、整流回路の出力電圧を検出する第2リ
セット回路による第2リセット信号をリセット信号とし
て出力すればよいことになる。
【0040】このように、上記の構成によれば、電源電
圧が急峻に立ち上がる場合、および緩やかに立ち上がる
場合のどちらにおいても、システムのリセット状態を的
確に制御することが可能なパワーオンリセット回路を提
供することができる。
【0041】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記の構成において、上記第1リセット回路が、
電源電圧を整流する整流回路の出力電圧から所定の電圧
に変換するレギュレータ回路において用いられる基準電
圧と、上記ロジック部に供給される電圧とを比較する比
較回路を備え、この比較回路の出力に基づいて、上記第
1リセット信号を生成することを特徴としている。
【0042】上記の構成によれば、第1リセット信号
は、レギュレータ回路において用いられる基準電圧と、
ロジック部に供給される電圧との比較の結果に基づいて
生成されることになる。基準電圧の立ち上がりは、整流
回路の出力電圧の立ち上がりにほぼ等しいものであるの
で、ロジック部に供給される電圧よりも早く立ち上がる
ことになる。したがって、完全に立ち上がった状態での
両者の電圧値を適宜調整して比較すれば、ロジック部に
供給される電圧が立ち上がっていない状態では、基準電
圧の方が電圧値が高く、ロジック部に供給される電圧が
十分に立ち上がった時点で、ロジック部に供給される電
圧の方が電圧値が高くなることになる。すなわち、上記
の構成によれば、ロジック部に供給される電圧の立ち上
がりを、比較的簡単な構成によって、的確に検出するこ
とが可能となる。
【0043】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記の構成において、上記ロジック部に供給され
る電圧が、遅延回路を介して上記比較回路に入力される
ことを特徴としている。
【0044】上記の構成によれば、ロジック部に供給さ
れる電圧の立ち上がりは、遅延回路によって遅延された
後に比較回路に入力されることになる。したがって、ロ
ジック部に供給される電圧の立ち上がりは、実際の立ち
上がりから遅延回路による遅延時間の後に検出されるこ
とになる。したがって、この遅延時間を、システムを初
期化するのに必要とされる時間が得られるように設定す
ることによって、システムを起動する際の誤動作を防止
することが可能となる。なお、システムの初期化に必要
とされる時間とは、リセット信号が起動してから各周辺
ブロックが初期化されるまでの時間に相当するものであ
る。
【0045】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記の構成において、上記第2リセット回路が、
電源電圧を整流する整流回路の出力電圧から所定の電圧
に変換するレギュレータ回路において用いられる基準電
圧と、上記整流回路の出力電圧とを比較する比較回路を
備え、この比較回路の出力に基づいて、上記第2リセッ
ト信号を生成することを特徴としている。
【0046】上記の構成によれば、第2リセット信号
は、レギュレータ回路において用いられる基準電圧と、
整流回路の出力電圧との比較の結果に基づいて生成され
ることになる。基準電圧の立ち上がりは、整流回路の出
力電圧の立ち上がりにほぼ等しいものである。また、完
全に立ち上がった状態では、基準電圧は、整流回路の出
力電圧よりも低い値となるものである。したがって、完
全に立ち上がった状態での両者の電圧値を適宜調整して
比較すれば、整流回路の出力電圧が立ち上がっていない
状態では、基準電圧の方が電圧値が高く、整流回路の出
力電圧が十分に立ち上がった時点で、整流回路の出力電
圧の方が電圧値が高くなることになる。すなわち、上記
の構成によれば、整流回路の出力電圧の立ち上がりを、
比較的簡単な構成によって、的確に検出することが可能
となる。
【0047】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記の構成において、上記整流回路の出力電圧
が、遅延回路を介して上記比較回路に入力されることを
特徴としている。
【0048】上記の構成によれば、整流回路の出力電圧
の立ち上がりは、遅延回路によって遅延された後に比較
回路に入力されることになる。したがって、整流回路の
出力電圧の立ち上がりは、実際の立ち上がりから遅延回
路による遅延時間の後に検出されることになる。したが
って、この遅延時間を、システムを初期化するのに必要
とされる時間が得られるように設定することによって、
システムを起動する際の誤動作を防止することが可能と
なる。
【0049】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記の構成において、上記リセット信号出力回路
が、上記第1リセット信号および上記第2リセット信号
の両方がリセット状態を解除する旨の信号となった時点
で、システムのリセット状態を解除する旨のリセット信
号を出力することを特徴としている。
【0050】上記の構成によれば、電源電圧が急峻に立
ち上がる際には、第2リセット信号がリセット状態を解
除する旨の信号となるタイミングが、第1リセット信号
がリセット状態を解除する旨の信号となるタイミングよ
りも早くなるので、システムのリセット状態を解除する
旨のリセット信号は、第1リセット信号に基づくものと
なる。すなわち、電源電圧の立ち上がりが急峻な場合に
的確にリセットを解除する第1リセット回路からの第1
リセット信号に基づいてリセット解除が行われることに
なる。
【0051】一方、電源電圧が緩やかに立ち上がる際に
は、第1リセット信号がリセット状態を解除する旨の信
号となるタイミングが、第2リセット信号がリセット状
態を解除する旨の信号となるタイミングよりも早くなる
ので、システムのリセット状態を解除する旨のリセット
信号は、第2リセット信号に基づくものとなる。すなわ
ち、電源電圧の立ち上がりが緩やかな場合に的確にリセ
ットを解除する第2リセット回路からの第2リセット信
号に基づいてリセット解除が行われることになる。
【0052】すなわち、上記の構成によれば、電源電圧
の立ち上がりが急峻な場合、および緩やかな場合の両方
において、システムのリセット状態を的確に制御するこ
とが可能なパワーオンリセット回路を提供することがで
きる。
【0053】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記の構成において、上記第2リセット回路が、
上記整流回路の出力電圧の変動に対してヒステリシス特
性を有することを特徴としている。
【0054】上記の構成によれば、第2リセット回路
は、整流回路の出力電圧が変動する方向に応じて、第2
リセット信号の生成を変化させることが可能となる。例
えば、電源電圧が立ち上がる場合には、確実にリセット
状態を維持する一方、例えば大容量のメモリにおける書
き込み動作や消去動作が行われるなどによって、一時的
に消費電流が増大することによって、整流回路の出力電
圧が一時的に降下する場合には、不要にリセットがかか
ることを防止することが可能となる。
【0055】詳しく説明すると、電源電圧が立ち上がる
場合には、整流回路の出力電圧の変動は上昇方向とな
る。この場合には、整流回路の出力電圧が完全に立ち上
がった時点で、リセット状態を解除する第2リセット信
号を出力するようにヒステリシス特性を設定する。一
方、電源電圧の立ち上がりが完了し、定常的に電源電圧
が供給されている状態で、一時的に消費電流が増大する
ことによって整流回路の出力電圧が一時的に降下する場
合には、整流回路の出力電圧の変動は下降方向となる。
この場合には、ある程度の電圧の低下であれば、リセッ
ト状態への移行が行われないようにヒステリシス特性を
設定する。
【0056】このように、上記の構成によれば、大電流
消費による電源電圧降下に伴うリセットの誤動作を防止
することが可能となるので、このような大電流を消費す
る大容量不揮発性メモリを搭載するシステムを構築する
ことが可能となる。
【0057】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記の構成において、上記システムが、外部の電
力供給源から接触型の電力供給をも行うとともに、上記
リセット信号出力回路が、上記第1リセット信号、上記
第2リセット信号、および、上記接触型の電力供給に伴
って入力される第3リセット信号のいずれか一方を上記
リセット信号として出力することを特徴としている。
【0058】上記の構成では、非接触による電力供給と
ともに、接触型の電力供給が行われるシステムとなって
いる。そして、リセット信号出力回路は、第1リセット
信号および第2リセット信号に加えて、接触型の電力供
給に伴って入力される第3リセット信号にも基づいてリ
セット信号を出力することが可能となっている。これに
より、非接触型、および接触型のどちらの方式で電力が
供給されても、システムのリセット状態を的確に制御す
ることが可能なパワーオンリセット回路を提供すること
ができる。
【0059】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記の構成において、上記リセット信号出力回路
が、上記第3リセット信号が入力されている際には、該
第3リセット信号を最優先してリセット信号として出力
することを特徴としている。
【0060】上記の構成によれば、接触型の電力供給が
行われている場合には、リセット動作が、第3リセット
信号に即座に応答して行われることになるので、周囲の
電磁波の影響を受けることなく、的確に接触型の電力供
給に対応したリセット動作を行うことが可能となる。
【0061】また、本発明に係るICカードは、上記の
パワーオンリセット回路を備えたことを特徴としてい
る。
【0062】上記のようなパワーオンリセット回路をI
Cカードに適用することによって、例えば、外部の電力
供給源からの電力供給が安定しない非接触型ICカード
においても、ICカード内の各種機能ブロックに対し
て、的確にリセット動作を制御することが可能となる。
したがって、安定動作が保証されたICカードを実現す
ることができる。
【0063】また、例えば、上記のような非接触型IC
カードに、接触型の端子を設けるなどをすれば、非接触
型および接触型を兼用したICカードを実現することも
可能である。
【0064】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0065】図5は、本実施形態に係る半導体回路装置
の概略構成を示すブロック図である。この半導体回路装
置は、接触型および非接触型の両方に対応したICカー
ドに内蔵されるものであり、パワーオンリセット回路を
採用したものとなっている。
【0066】この半導体回路装置は、電磁波を用いた通
信を行うRF(Radio Frequency)部1
A、各種論理演算を行う論理回路を複数備えたロジック
部1B、不揮発性メモリ部8、電圧制御回路部9などを
備えた構成となっている。ロジック部1Bは、データ処
理用のCPU(Central Processing
Unit)2、暗号を高速処理するためのセキュリテ
ィ用プロセッサ3、演算処理における作業領域としての
ワークRAM(Random AccessMemor
y)4、起動時に用いられるブートROM(Read
Only Memory)5、プロトコル制御回路6、
リセット回路7などを備えた構成となっている。
【0067】また、RF部1Aは、電磁誘導を起動させ
るアンテナコイル13、アンテナコイル13の接続端子
およびショットキーダイオードなどから構成される整流
回路14、変調回路15、復調回路16、クロック抽出
回路17、およびパワーオンリセット回路18を備えた
構成となっている。
【0068】本実施形態に係る半導体回路装置は、以下
に詳述するパワーオンリセット回路18の構成、およ
び、フラッシュメモリに代表される大容量の不揮発性メ
モリ部8を備えている点を特徴としている。
【0069】まず、上記の構成における動作の概要を説
明する。電磁誘導によって生じた電力は、整流回路14
によって整流される。整流回路14によって全波整流さ
れた電源電圧であるREGIN電源は、電圧制御回路部
9に入力され、この電圧制御回路部9において各ブロッ
クに最適な電圧が生成され、各ブロックに供給される。
また、整流回路14からの搬送波形がクロック抽出回路
17によって抽出され、クロック信号が生成される。
【0070】さらに、変調回路15および復調回路16
によって、振幅変調によりデータ通信が行われる。受信
した信号は、復調回路16によって復調信号に変換さ
れ、セレクタ回路11を介してプロトコル制御回路6に
入力され、CPU2によって処理される。またCPU2
において送信信号が生成されると、この送信信号がプロ
トコル制御回路6からセレクタ回路11を介して変調回
路15に入力され、変調回路15において送信に適した
信号に変換した後に、アンテナコイル13から送信され
る。
【0071】なお、本実施形態において用いられるIC
カード、およびこのICカードに対応したリーダライタ
装置は、ISO/IEC14443のtypeB規格に
準拠するものとしている。また、RF部1Aは、リーダ
ライタ装置が送信する13.56MHzのキャリア波を
受信し、変調回路15および復調回路16は、ASK
(Amplitude Shift Keying)1
0%振幅変調によってキャリア波に重畳されたデータを
変復調するものとしている。
【0072】次に、図5に示す各構成における動作につ
いて詳細に説明していく。リーダライタ装置から送信さ
れたキャリア波は、給電に最適に構成されたアンテナコ
イル13によって受信される。そして、このアンテナコ
イル13によって起動される電力は、ショットキーバリ
アダイオードなどによって構成された整流回路14によ
って整流される。
【0073】整流回路14において生成される電気的信
号は、キャリア波からクロック抽出回路17において抽
出される13.56MHzのCLK信号と、復調回路1
6においてASK10%振幅変調されたデータ信号と、
整流回路14で全波整流された電源電圧(ここではRE
GIN電源と称する)との3種類となっている。
【0074】前記したように、非接触型ICカードの磁
場への進入の方法は様々であり、電源電圧の立ち上がり
方も様々であるが、ここでは、典型的な場合として、次
に示す2種類の場合について説明する。
【0075】1つ目の場合として、非接触型ICカード
をリーダライタ装置にセットした後に、リーダライタ装
置からICカードに対して電圧を供給する場合を想定す
る。この場合のREGIN電源の電圧(REGIN電
圧)およびVCC2V電圧の波形は、前記したように、
図11に示すような波形となる。この場合、REGIN
電圧は、電源スイッチを入れてから数10μsecで立
ち上がり、その立ち上がり波形は急峻となっている。
【0076】なお、このように電源スイッチを投入して
電圧の供給を行う場合、電圧立ち上がりにチャタリング
が発生する場合があり、これを考慮してリセット期間を
設定する必要がある。
【0077】VCC2V電圧は、図5にも示すように、
ロジック部1Bおよび不揮発性メモリ部8へ供給される
電源電圧であり、電圧制御回路部9を構成するレギュレ
ータの出力である。整流回路14から供給されるREG
IN電圧が立ち上がった後、電圧制御回路部9内部で構
成される基準電圧発生回路で基準電圧VREFが発生さ
れる。そして、この基準電圧VREFが十分な電圧に達
した際に、レギュレータからVCC2V電圧が発生され
る。図11において、REGIN電圧の立ち上がりとV
CC2V電圧の立ち上がりとの間に時間差が生じている
のはこのためである。なお、基準電圧VREFは、GN
Dレベルから電源電圧レベルの中で、最適な電圧値(例
えば1.5V)に設定しておく必要がある。
【0078】2つ目の場合として、かざし動作、落とし
込み動作、およびタッチ&ゴー動作などの処理によっ
て、リーダライタ装置からICカードに対して電圧を供
給する場合を想定する。この場合のREGIN電圧およ
びVCC2V電圧の波形は、前記したように、図12に
示すような波形となる。この場合、REGIN電圧の立
ち上がり期間は数100msecとなり、その立ち上が
り波形は緩やかになっている。
【0079】本実施形態に係るパワーオンリセット回路
18は、上記のようないずれの電源電圧の立ち上がりの
場合でも、リセット信号の出力および解除を確実に行う
ことが可能となっている。以下、このパワーオンリセッ
ト回路18の詳細について、図1に示すブロック図を参
照しながら説明する。
【0080】パワーオンリセット回路18は、第1リセ
ット回路21、第2リセット回路22、NOR回路(リ
セット信号出力回路)23、NAND回路24、および
インバータ25を備えた構成となっている。第1リセッ
ト回路21は、REGIN電圧、VCC2V電圧、およ
び基準電圧VREFを入力するとともに、RST1信号
(第1リセット信号)を出力するようになっている。第
2リセット回路22は、REGIN電圧および基準電圧
VREFを入力するとともに、RST2信号(第2リセ
ット信号)を出力するようになっている。
【0081】NOR回路23は、第1リセット回路21
からRST1を入力し、第2リセット回路22からRS
T2を入力するとともに、そのNOR論理を出力する。
また、NAND回路24は、NOR回路23からの出力
およびRSTB信号を入力するとともに、そのNAND
論理であるP−RSTB信号を出力する。インバータ2
5は、P−RSTB信号を反転させたパワーオンリセッ
ト信号としてのP−RST信号を出力する。なお、RS
TB信号、およびNAND回路24については後述す
る。
【0082】以上の構成において、第1リセット回路2
1は、基準電圧VREFを基準として、VCC2V電圧
の立ち上がりを検出してRST1信号を出力している。
また、第2リセット回路22は、基準電圧VREFを基
準として、REGIN電圧の立ち上がりを検出してRS
T2信号を出力している。これにより、電圧が急峻に立
ち上がる場合、および緩やかに立ち上がる場合の両方に
対応可能なリセット回路を実現している。以下に、第1
リセット回路21および第2リセット回路22について
詳細に説明する。
【0083】まず、第1リセット回路21の構成につい
て図2を参照しながら説明する。第1リセット回路21
は、REGIN電圧を電源電圧とする比較回路26、お
よびインバータ27によって構成されている。比較回路
26の(+)端子には、VCC2V電圧が抵抗R1と容
量C1とからなる直並列回路を介して入力されている。
また、比較回路26の(−)端子には、基準電圧VRE
Fが入力されている。このような構成によって、第1リ
セット回路21は、VCC2V電圧の立ち上がりを検出
して出力するようになっている。なお、インバータ27
は、リセット信号としてのRST1信号の極性を決める
ために設けられているものである。
【0084】ここで、第1リセット回路21から出力さ
れるRST1信号は、出力が開始されてから、抵抗R1
と容量C1とからなる直並列回路による時定数R1C1
だけ遅延した時間の後に、出力が解除されることにな
る。したがって、時定数R1C1は、VCC2V電圧が
立ち上がってからシステムを初期化するのに必要とされ
る時間が得られるように設定されることになる。
【0085】すなわち、第1リセット回路21は、図1
1に示したような、REGIN電圧の立ち上がりが急峻
な場合に応答する回路となる。以下にこれについて詳述
する。
【0086】前記したように、REGIN電圧の立ち上
がりが急峻な場合、基準電圧VREFの立ち上がりは速
く、ほぼREGIN電圧の立ち上がりと等しくなってい
る。このような基準電圧VREFが、比較回路26の
(−)端子に入力されている。一方、VCC2V電圧の
立ち上がりは、REGIN電圧の立ち上がりから若干遅
れたものとなっている。このようなVCC2V電圧が、
直並列回路による時定数R1C1だけ遅延されて比較回
路26の(+)端子に入力されている。すなわち、時定
数R1C1による遅延時間を与えることによって、リセ
ット期間を確保していることになる。
【0087】REGIN電圧の立ち上がり時には、立ち
上がりの速い基準電圧VREFが入力されている比較回
路26の(−)端子電圧が、立ち上がりが若干遅いVC
C2V電圧が入力されている(+)端子電圧よりも高く
なるので、インバータ27を介して出力されるRST1
信号は“H”レベルとなる。その後、VCC2V電圧が
時定数R1C1による遅延時間の後に電圧が上昇し、こ
れにしたがって(+)端子電圧が立ち上がり、(−)端
子電圧よりも大きくなった時点でRST1信号は“L”
レベルになる。ここで、RST1信号が“H”レベルと
なっている期間がリセット期間となる。
【0088】次に、第2リセット回路22の構成につい
て図3を参照しながら説明する。第2リセット回路22
は、REGIN電圧を電源電圧とする比較回路28、お
よびインバータ29によって構成されている。比較回路
28の(+)端子には、REGIN電圧を抵抗R3・R
4で分割した電圧が、並列に接続された容量C2を介し
て入力されている。また、比較回路28の(−)端子に
は、基準電圧VREFが入力されている。このような構
成によって、第2リセット回路22は、REGIN電圧
の立ち上がりを検出してリセットを解除する信号を出力
するようになっている。なお、インバータ29は、リセ
ット信号としてのRST2信号の極性を決めるために設
けられているものである。
【0089】ここで、第2リセット回路22から出力さ
れるRST2信号は、REGIN電圧が立ち上がってか
ら、分割抵抗R3・R4および容量C2による時定数R
4R3C2/(R4+R3)だけ遅延した時間の後に、
リセット状態を解除する信号として出力されることにな
る。したがって、時定数R4R3C2/(R4+R3)
は、REGIN電圧が立ち上がってシステムを初期化す
るのに必要とされる時間が得られるように設定すること
になる。
【0090】すなわち、第2リセット回路22は、図1
2に示したような、REGIN電圧の立ち上がりが緩や
かな場合に応答する回路となる。以下にこれについて詳
述する。
【0091】前記したように、REGIN電圧の立ち上
がりが緩やかな場合、基準電圧VREFの出力は、RE
GIN電圧の立ち上がりに追従している。これは、基準
電圧VREFの応答が、REGIN電圧の立ち上がりよ
りも速いからである。
【0092】基準電圧VREFが所定の電圧に達した場
合、電圧制御回路部9の内部で構成されているレギュレ
ータ出力回路からVCC2V電圧が出力される。
【0093】比較回路28の(+)端子には、REGI
N電圧が抵抗分割された電圧が入力されているので、R
EGIN電圧の立ち上がり当初では、比較回路28の
(+)端子の電位は、基準電圧VREFが入力されてい
る(−)端子の電位よりも低くなっている。よって、イ
ンバータ29を介して出力されるRST2信号は“H”
レベルとなる。
【0094】その後、基準電圧VREFが、例えば1.
5Vで飽和した場合、比較回路28の(+)端子の電位
は上昇を継続し、やがては比較回路28の(+)端子の
電位が(−)端子の電位を上回るようになる。この時点
で、RST2信号は“L”レベルとなる。ここで、RE
GIN電圧の入力は、時定数R4R3C2/(R4+R
3)による遅延時間分だけ遅延しているので、RST2
信号が“L”レベルとなるのは、REGIN電圧が立ち
上がってから遅延時間が経過した後になる。
【0095】そして、パワーオンリセット回路18は、
以上のような動作を行う第1リセット回路21および第
2リセット回路22を備えた構成となっており、パワー
オンリセット信号P−RSTは、それぞれの出力RST
1信号およびRST2信号をOR演算した出力によって
得られることになる。すなわち、パワーオンリセット回
路18は、REGIN電圧が急峻に立ち上がる場合およ
び緩やかに立ち上がる場合のどちらの場合においても、
最適なリセット期間を設定することが可能なパワーオン
リセット信号P−RSTを出力することが可能となって
いる。
【0096】次に、電源電圧が急峻に立ち上がる場合お
よび緩やかに立ち上がる場合について、パワーオンリセ
ット回路18内における各信号の変化について、図6お
よび図7を参照しながら以下に説明する。
【0097】図6において、REGIN電圧の立ち上が
り期間tREGINは、数μsecとなっている。すな
わち、図6は、REGIN電圧が急峻に立ち上がる場合
を示している。前記したように、REGIN電圧の立ち
上がりからVCC2V電圧の立ち上がりまでには、レギ
ュレータ動作などのために時間差がある。一方、RST
1信号およびRST2信号は、REGIN電圧の立ち上
がりと同様のタイミングで立ち上がっている。
【0098】まず最初に、REGIN電圧が立ち上がっ
たことを第2リセット回路22が検出し、RST2信号
が“L”レベルとなる。REGIN電圧の立ち上がりが
急峻であるほどRST2信号が“L”レベルとなるのが
速くなる。なお、本実施形態では、REGIN電圧が約
4.0V程度に立ち上がったときに、RST2信号が
“L”レベルとなるように設定している。
【0099】次に、VCC2V電圧が立ち上がり、この
立ち上がりから時定数R1C1による遅延時間によって
決定されるリセット期間tRST1を経過した後に、R
ST1信号が“L”レベルとなる。このときに、P−R
ST信号は“H”となり、リセットが解除される。この
ように、REGIN電圧の立ち上がりが急峻な場合に
は、第1リセット回路21が有効に働いている。
【0100】図7において、REGIN電圧の立ち上が
り期間tREGINは、数100msecとなってい
る。すなわち、図7は、REGIN電圧が緩やかに立ち
上がる場合を示している。前記したように、REGIN
電圧の立ち上がりとともに、基準電圧VREFも同様に
立ち上がっており、この基準電圧VREFが所定の電圧
に達した場合に、VCC2V電圧が出力し始めている。
このとき、第1リセット回路21が、最初にVCC2V
電圧の立ち上がりを検出して、RST1信号が“L”レ
ベルに確定される。
【0101】次に、RST2信号は、REGIN電圧の
立ち上がりに沿って“H”レベルで出力され、REGI
N電圧が所定電圧(例えば約4.0V)に達した際に、
これを検出して、時定数R4R3C2/(R4+R3)
による遅延時間が経過した後に“L”レベルに変更され
る。このときに、P−RST信号は“H”となり、リセ
ットが解除される。このように、REGIN電圧の立ち
上がりが緩やかな場合には、第2リセット回路22が有
効に働いている。
【0102】なお、本実施形態では、電源電圧の立ち上
がりに対して、第1リセット回路21および第2リセッ
ト回路22の誤動作を起こさないように、それぞれの回
路における動作範囲が重なるように設計している。すな
わち、第1リセット回路21は、tREGIN期間が数
μsecから数msecまでの範囲で動作し、第2リセ
ット回路22は、tREGIN期間が数100μsec
から数100msec以上の範囲で動作するように設定
している。回路の切り換わりはtREGIN期間が数1
00μsecから数msecとなる時点とし、その範囲
では、両方の回路が動作することになるが、第2リセッ
ト回路22の方を優先するものとしている。
【0103】次に、図1において、NAND回路24に
入力されるRSTB信号について説明する。このRST
B信号(第3リセット信号)は、外部から入力されるリ
セット信号であり、論理“L”をアクティブとする信号
である。本実施形態に係る半導体回路装置が、非接触型
および接触型を兼用したICカードであるコンビネーシ
ョンカードに用いられる場合、RSTB信号は、接触型
の外部端子から入力されるリセット信号に相当すること
になる。
【0104】本実施形態では、図1に示す構成からわか
るように、外部からのリセット信号であるRSTB信号
が、RST1信号およびRST2信号よりも優先度が高
くなるように設定している。しかしながら、適用するI
Cカードの仕様に合わせて、これらの信号の優先順位を
適宜変更してもよい。この優先順位を変更するには、N
AND回路24に相当する回路を変更することによって
対応することが可能である。
【0105】外部からのリセット信号を最優先とした場
合、本実施形態におけるパワーオンリセット回路18を
用いたICカードとして用いた場合、リセット動作は、
外部端子からのリセット信号入力によって即座に応答す
ることになり、リーダライタ装置を含む周辺の電磁波の
影響を除外することが可能となる。
【0106】次に、前記において課題として挙げてい
る、消費電流の増大に対する対策について説明する。非
接触型ICカードシステムにおいては、ICカードに供
給される電源は比較的小さい容量となっている。この場
合、消費電流が増大すると、電源電圧レベルが下降する
可能性がある。したがって、例えば非接触型のICカー
ド内に大容量の不揮発性メモリを設け、大きな電力を必
要とする書き込みあるいは消去動作を行う場合にも、リ
セット信号の誤動作を防止する手段が必要となる。
【0107】図4は、このようなリセット信号の誤動作
を防止する手段を備えた第2リセット回路22の構成例
を示している。この第2リセット回路22は、図3に示
す第2リセット回路22の構成と比較して、分割抵抗R
3・R4および容量C2から比較回路28の(+)端子
までの間に、抵抗R5を挿入するとともに、比較回路2
8の出力から(+)端子に対して抵抗R6による正方向
のフィードバックをかけている点で異なっており、その
他の構成は同様となっている。このような回路は、ヒス
テリシスコンパレータと呼ばれるものであり、第2リセ
ット回路22にヒステリシス特性を与えるのに都合がよ
いものである。
【0108】抵抗R5・R6およびオペアンプから構成
されるヒステリシスコンパレータの構成を図8(a)
に、このヒステリシスコンパレータの動作波形を図8
(b)にそれぞれ示す。図8(a)において、Vrは、
オペアンプの(+)端子に入力される電圧を示し、Vi
nは、(−)端子に入力される電圧を示し、Vout
は、オペアンプからの出力を示している。また、図8
(b)において、横軸はVinを示し、縦軸はVout
を示している。
【0109】Vinの上限電圧VHおよび下限電圧VL
は、次の式によって示される。 VH=R5/(R5+R6)*(VoutH−Vr)+Vr (1) VL=R5/(R5+R6)*(VoutL−Vr)+Vr (2) 上式のように、抵抗R5・R6の設定によって、ヒステ
リシス動作電圧の上限電圧VHおよび下限電圧VLを決
定することが可能となる。
【0110】図4に示す構成のように、このヒステリシ
スコンパレータを、図1に示すパワーオンリセット回路
18において、電源電圧となるREGIN電圧を直接検
出する第2リセット回路22に適用することによって、
電源電圧が微小変動する場合に、これに効果的に対応す
ることができる。
【0111】すなわち、図8(b)に示すように、この
ヒステリシスコンパレータは、Vinが上昇している際
には、上限電圧VHにおいて出力電圧がVoutHから
VoutLに変化する一方、Vinが下降する際には、
下限電圧VLにおいて出力電圧がVoutLからVou
tHに変化することになる。つまり、REGIN電圧の
立ち上がり時には、上限電圧VHに対応する電圧となっ
た時点でRST2信号が“H”から“L”へ変化する一
方、過大な消費電流が生じるなどの理由によってREG
IN電圧が下がった場合は、REGIN電圧が下限電圧
VLに対応する電圧となるまで、RST2信号は変化し
ないことになる。
【0112】図9は、第2リセット回路22を図4に示
すような構成とした場合の各信号の動作波形を示してい
る。なお、この図9は、半導体回路装置内で過大な消費
電流が発生した場合のリセット回路動作時の動作例を示
している。図中、(1)から(2)の間の期間で過大な
消費電流が発生したものとし、これにより、REGIN
電圧値が下がっている。
【0113】ここで、REGIN電圧が立ち上がったこ
とを検出する電圧を4.0Vとしているものとし、上記
のREGIN電圧の下降が4.0Vを下回ったとする
と、図3に示す第2リセット回路22の場合には、RS
T2信号が“L”から“H”へ変化する誤作動を起こす
ことになる。
【0114】これに対して、図4に示す第2リセット回
路22の場合には、オペアンプの入力部にヒステリシス
を与えることによってREGIN電圧の変動を吸収する
ことができるので、パワーオンリセット回路18の誤動
作を防止することが可能となる。
【0115】このような構成によれば、大電流消費によ
る電源電圧降下に伴うリセット回路の誤動作が防止され
るので、半導体回路装置に、大電流を消費する大容量不
揮発性メモリを搭載することが可能となり、複数のアプ
リケーションソフトを格納した多目的ICカードを実現
することが可能となる。
【0116】本実施形態では、非接触型のICカードに
対してRF給電を行うための半導体回路装置について説
明したが、ICカード以外にも、RF給電を行うシステ
ムであれば、本発明を適用することが可能である。ま
た、荷物に取り付けるタグとの間で、非接触で情報をや
り取りする非接触タグシステムなどにも適用することが
可能である。
【0117】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るパワーオン
リセット回路は、外部の電力供給源から電磁誘導により
非接触で電源電圧を取得し、この電源電圧を所定の電圧
に変換して、論理演算を行うロジック部に供給するシス
テムに設けられ、上記システムのリセット状態を制御す
るリセット信号を生成するパワーオンリセット回路にお
いて、上記ロジック部に供給される電圧の値を検出して
第1リセット信号を生成する第1リセット回路と、上記
外部の電力供給源から取得した電源電圧を整流する整流
回路の出力電圧を検出して第2リセット信号を生成する
第2リセット回路と、上記第1リセット信号および上記
第2リセット信号のいずれか一方を上記リセット信号と
して出力するリセット信号出力回路とを備えている構成
である。
【0118】これにより、電源電圧が急峻に立ち上がる
場合、および緩やかに立ち上がる場合のどちらにおいて
も、システムのリセット状態を的確に制御することが可
能なパワーオンリセット回路を提供することができると
いう効果を奏する。
【0119】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記第1リセット回路が、電源電圧を整流する整
流回路の出力電圧から所定の電圧に変換するレギュレー
タ回路において用いられる基準電圧と、上記ロジック部
に供給される電圧とを比較する比較回路を備え、この比
較回路の出力に基づいて、上記第1リセット信号を生成
する構成である。
【0120】これにより、上記の構成による効果に加え
て、ロジック部に供給される電圧の立ち上がりを、比較
的簡単な構成によって、的確に検出することが可能とな
るという効果を奏する。
【0121】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記ロジック部に供給される電圧が、遅延回路を
介して上記比較回路に入力される構成である。
【0122】これにより、上記の構成による効果に加え
て、ロジック部に供給される電圧の立ち上がりは、実際
の立ち上がりから遅延回路による遅延時間の後に検出さ
れることになる。したがって、この遅延時間を、システ
ムを初期化するのに必要とされる時間が得られるように
設定することによって、システムを起動する際の誤動作
を防止することが可能となるという効果を奏する。
【0123】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記第2リセット回路が、電源電圧を整流する整
流回路の出力電圧から所定の電圧に変換するレギュレー
タ回路において用いられる基準電圧と、上記整流回路の
出力電圧とを比較する比較回路を備え、この比較回路の
出力に基づいて、上記第2リセット信号を生成する構成
である。
【0124】これにより、上記の構成による効果に加え
て、整流回路の出力電圧の立ち上がりを、比較的簡単な
構成によって、的確に検出することが可能となるという
効果を奏する。
【0125】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記整流回路の出力電圧が、遅延回路を介して上
記比較回路に入力される構成である。
【0126】これにより、上記の構成による効果に加え
て、整流回路の出力電圧の立ち上がりは、実際の立ち上
がりから遅延回路による遅延時間の後に検出されること
になる。したがって、この遅延時間を、システムを初期
化するのに必要とされる時間が得られるように設定する
ことによって、システムを起動する際の誤動作を防止す
ることが可能となるという効果を奏する。
【0127】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記リセット信号出力回路が、上記第1リセット
信号および上記第2リセット信号の両方がリセット状態
を解除する旨の信号となった時点で、システムのリセッ
ト状態を解除する旨のリセット信号を出力する構成であ
る。
【0128】これにより、上記の構成による効果に加え
て、電源電圧の立ち上がりが急峻な場合、および緩やか
な場合の両方において、システムのリセット状態を的確
に制御することが可能なパワーオンリセット回路を提供
することができるという効果を奏する。
【0129】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記第2リセット回路が、上記整流回路の出力電
圧の変動に対してヒステリシス特性を有する構成であ
る。
【0130】これにより、上記の構成による効果に加え
て、大電流消費による電源電圧降下に伴うリセットの誤
動作を防止することが可能となるので、このような大電
流を消費する大容量不揮発性メモリを搭載するシステム
を構築することが可能となるという効果を奏する。
【0131】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記システムが、外部の電力供給源から接触型の
電力供給をも行うとともに、上記リセット信号出力回路
が、上記第1リセット信号、上記第2リセット信号、お
よび、上記接触型の電力供給に伴って入力される第3リ
セット信号のいずれか一方を上記リセット信号として出
力する構成である。
【0132】これにより、上記の構成による効果に加え
て、非接触型、および接触型のどちらの方式で電力が供
給されても、システムのリセット状態を的確に制御する
ことが可能なパワーオンリセット回路を提供することが
できるという効果を奏する。
【0133】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、上記リセット信号出力回路が、上記第3リセット
信号が入力されている際には、該第3リセット信号を最
優先してリセット信号として出力する構成である。
【0134】これにより、上記の構成による効果に加え
て、周囲の電磁波の影響を受けることなく、的確に接触
型の電力供給に対応したリセット動作を行うことが可能
となるという効果を奏する。
【0135】また、本発明に係るICカードは、上記の
パワーオンリセット回路を備えた構成である。
【0136】これにより、例えば、外部の電力供給源か
らの電力供給が安定しない非接触型ICカードにおいて
も、ICカード内の各種機能ブロックに対して、的確に
リセット動作を制御することが可能となる。したがっ
て、安定動作が保証されたICカードを実現することが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体回路装置が備
えるパワーオンリセット回路の概略構成を示すブロック
図である。
【図2】上記パワーオンリセット回路が備える第1リセ
ット回路の概略構成を示すブロック図である。
【図3】上記パワーオンリセット回路が備える第2リセ
ット回路の概略構成を示すブロック図である。
【図4】上記第2リセット回路にヒステリシスコンパレ
ータを適用した場合の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図5】上記半導体回路装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図6】REGIN電圧が急峻に立ち上がる場合の、各
信号の動作波形を示す説明図である。
【図7】REGIN電圧が緩やかに立ち上がる場合の、
各信号の動作波形を示す説明図である。
【図8】同図(a)は、ヒステリシスコンパレータの概
略構成を示す回路図であり、同図(b)は、ヒステリシ
スコンパレータの動作波形を示す説明図である。
【図9】大電流が消費される場合に、ヒステリシスコン
パレータを適用した第2リセット回路を用いた場合の、
各信号の動作波形を示すブロック図である。
【図10】従来の半導体装置回路の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図11】REGIN電圧が急峻に立ち上がる場合の、
REGIN電圧およびVCC2V電圧の波形を示す説明
図である。
【図12】REGIN電圧が緩やかに立ち上がる場合
の、REGIN電圧およびVCC2V電圧の波形を示す
説明図である。
【符号の説明】
1A RF部 1B ロジック部 2 CPU 8 不揮発性メモリ部 9 電圧制御回路部 13 アンテナコイル 14 整流回路 15 変調回路 16 復調回路 17 クロック抽出回路 18 パワーオンリセット回路 21 第1リセット回路 22 第2リセット回路 26・28 比較回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B035 AA11 BB09 CA12 CA23 5B054 BB01 BB11 CC05 DD30 5J055 AX21 AX57 BX41 CX17 DX02 EX02 EY01 EY05 EY10 EY12 EZ10 EZ15 EZ23 EZ25 EZ29 EZ30 EZ39 EZ50 FX18 FX38 GX01 GX02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部の電力供給源から電磁誘導により非接
    触で電源電圧を取得し、この電源電圧を所定の電圧に変
    換して、論理演算を行うロジック部に供給するシステム
    に設けられ、上記システムのリセット状態を制御するリ
    セット信号を生成するパワーオンリセット回路におい
    て、 上記ロジック部に供給される電圧の値を検出して第1リ
    セット信号を生成する第1リセット回路と、 上記外部の電力供給源から取得した電源電圧を整流する
    整流回路の出力電圧を検出して第2リセット信号を生成
    する第2リセット回路と、 上記第1リセット信号および上記第2リセット信号のい
    ずれか一方を上記リセット信号として出力するリセット
    信号出力回路とを備えていることを特徴とするパワーオ
    ンリセット回路。
  2. 【請求項2】上記第1リセット回路が、電源電圧を整流
    する整流回路の出力電圧から所定の電圧に変換するレギ
    ュレータ回路において用いられる基準電圧と、上記ロジ
    ック部に供給される電圧とを比較する比較回路を備え、
    この比較回路の出力に基づいて、上記第1リセット信号
    を生成することを特徴とする請求項1記載のパワーオン
    リセット回路。
  3. 【請求項3】上記ロジック部に供給される電圧が、遅延
    回路を介して上記比較回路に入力されることを特徴とす
    る請求項2記載のパワーオンリセット回路。
  4. 【請求項4】上記第2リセット回路が、電源電圧を整流
    する整流回路の出力電圧から所定の電圧に変換するレギ
    ュレータ回路において用いられる基準電圧と、上記整流
    回路の出力電圧とを比較する比較回路を備え、この比較
    回路の出力に基づいて、上記第2リセット信号を生成す
    ることを特徴とする請求項1、2、または3記載のパワ
    ーオンリセット回路。
  5. 【請求項5】上記整流回路の出力電圧が、遅延回路を介
    して上記比較回路に入力されることを特徴とする請求項
    4記載のパワーオンリセット回路。
  6. 【請求項6】上記リセット信号出力回路が、上記第1リ
    セット信号および上記第2リセット信号の両方がリセッ
    ト状態を解除する旨の信号となった時点で、システムの
    リセット状態を解除する旨のリセット信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載
    のパワーオンリセット回路。
  7. 【請求項7】上記第2リセット回路が、上記整流回路の
    出力電圧の変動に対してヒステリシス特性を有すること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の
    パワーオンリセット回路。
  8. 【請求項8】上記システムが、外部の電力供給源から接
    触型の電力供給をも行うとともに、上記リセット信号出
    力回路が、上記第1リセット信号、上記第2リセット信
    号、および、上記接触型の電力供給に伴って入力される
    第3リセット信号のいずれか一方を上記リセット信号と
    して出力することを特徴とする請求項1ないし7のいず
    れか一項に記載のパワーオンリセット回路。
  9. 【請求項9】上記リセット信号出力回路が、上記第3リ
    セット信号が入力されている際には、該第3リセット信
    号を最優先してリセット信号として出力することを特徴
    とする請求項8記載のパワーオンリセット回路。
  10. 【請求項10】請求項1ないし9のいずれか一項に記載
    のパワーオンリセット回路を備えたことを特徴とするI
    Cカード。
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