JP4618672B2 - 半導体集積回路および無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路および無線通信装置に関し、非接触ICカードと非接触ICカード用のリーダライタの機能を有する半導体集積回路および無線通信装置に関する。
近年、非接触ICカードを利用した定期券情報や電子マネー情報の管理システムが普及しつつあり、ユーザは、例えば、改札口において、定期券情報が保持された非接触ICカードを改札機に近接させるだけで改札口を通過することができたり、あるいは、電子マネー情報が保持された非接触ICカードを無線リーダライタに近接させるだけで商品の代金を電子マネーにより支払うことができる。
ところで、ユーザが常時持ち歩くものの1つとして携帯電話機があり、近年、上述した非接触ICカード機能を搭載した携帯電話機が市販されている。ユーザは、その携帯電話機を利用して、通話や電子メールなどの各種の通信を行うだけでなく、改札口を通過することができたり、あるいは、商品の代金を支払うことができ、非常に便利である。
また、携帯電話機などの端末に、非接触ICカード機能だけでなく、非接触ICカード用の無線リーダライタ(以下、単にリーダライタと称する)機能を搭載することも提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、ユーザは、携帯電話機から外部のリーダライタに所定のデータを読み取らせるだけでなく、外部の非接触ICカードに記憶されている情報の書き換えなどを、携帯電話機に搭載されているリーダライタを利用することにより行うことができる。
携帯電話機などの端末に、非接触ICカード機能とリーダライタの両方の機能を実装する場合、非接触ICカード用のLSI(Large Scale Integration)とリーダライタ用のLSIを別々のチップにより実現したり、両方の機能を有する1チップのLSIとして実現したりすることが考えられる。
図1は、非接触ICカードとリーダライタの両方の機能を有する1チップのLSIである非接触ICカードリーダライタ1の構成例を示している。非接触ICカードリーダライタ1は、半導体集積回路11、および、2つのアンテナ12,13により構成される。半導体集積回路11は、非接触ICカード回路21、リーダライタ送信回路22、およびリーダライタ受信回路23を有している。アンテナ12は、ループコイル31とコンデンサ32から構成される共振回路を有している。
図2は、図1の非接触ICカード回路21のアナログ回路のフロントエンド(以下、アナログフロントエンドと称する)の構成例を示している。
図示せぬ外部の無線リーダライタ(以下、外部リーダライタと称する)から送信された電磁波は、アンテナ12により受信され、電気信号(以下、外部リーダライタ送信信号と称する)に変換される。外部リーダライタ送信信号は、ダイオード41およびコンデンサ42により構成される半波整流平滑回路により、半波整流平滑化される。半波整流平滑化された外部リーダライタ送信信号に基づいて、外部リーダライタから送信されたデータが取得されるとともに、クランプ回路43および電圧レギュレータ(Reg)45により、半波整流平滑化された外部リーダライタ送信信号から得られる電力が所定の直流電圧に安定化され、半導体集積回路11の各部に電力源として供給される。
また、外部リーダライタ送信信号は、キャリア検出回路46およびクロック抽出回路47に供給される。キャリア検出回路46は、アンテナ12からの外部リーダライタ送信信号の供給の有無に基づいて、外部リーダライタからの電磁波(搬送波)の輻射の有無、すなわち、外部リーダライタが非接触ICカードリーダライタ1に近接されているか否かを検出し、検出結果を示す信号を半導体集積回路11の各部に供給する。クロック抽出回路47は、外部リーダライタ送信信号からクロック成分を抽出し、抽出したクロック成分をクロック信号として、半導体集積回路11の各部に供給する。
さらに、非接触ICカード回路21は、ロードスイッチ43の内部に設けられているスイッチをオンまたはオフすることにより、アンテナ12を介して電磁結合されている外部リーダライタのアンテナの負荷を変化させることにより、外部リーダライタにデータを送信する。
このように、非接触ICカード回路21のアナログフロントエンドは、アンテナ12に対して非対称型の回路を構成している。
図1に戻り、リーダライタ送信回路22は、図示せぬ外部の非接触ICカード(以下、外部非接触ICカードと称する)に送信するデータに応じて、所定の周波数の送信キャリア信号を変調して、変調した信号をアンテナ13を介して、外部非接触ICカードに送信する。リーダライタ送信回路22は、少ない電力で効率よく外部非接触ICカードに信号を送信するために、アンテナ13の両端にて差動で駆動する。具体的には、リーダライタ送信回路22は、送信キャリア信号と送信データとを重畳した信号を出力端子TPから出力するとともに、出力端子TPから出力する信号の極性を反転させた逆位相の信号を出力端子TMから出力する。
リーダライタ受信回路23は、外部非接触ICカードから送信された応答信号を受信して、そのデータを復調して受信データを取得する。リーダライタ受信回路23は、外部非接触ICカードの負荷変調による微弱な磁界変動をとらえる必要があるため、アンテナ13の両端間の差動電圧により応答信号を取得する。
従って、リーダライタ送信回路22およびリーダライタ受信回路23の図示せぬアナログフロントエンドは、アンテナ13に対して対称型の回路構成となる。
また、特許文献1に記載の発明においても、図1および図2に示される回路と同様に、非接触ICカード部のアナログフロントエンドは、半波整流回路により構成され、アンテナに対して非対称型の回路となり、リーダライタ部のアナログフロントエンドは、差動信号により動作し、アンテナに対して対称型の回路となっている。
特開2004−151750号公報
非接触ICカードリーダライタ1のように非接触ICカード機能とリーダライタ機能の両方の機能を有するチップ(LSI)は、上述したように、携帯電話機などの端末に搭載するために、より小型化することが課題となっている。
しかしながら、図1の非接触ICカードリーダライタ1は、非接触ICカード機能を実現する回路およびアンテナと、リーダライタを実現する回路およびアンテナとが全く独立して設けられているため、チップが大型化してしまうという課題があった。
また、特許文献1に記載の発明では、非接触ICカード部とリーダライタ部のアンテナが共通化されているが、非接触ICカード部の回路とリーダライタ部の回路とが独立して設けられているため、チップが大型化してしまうという課題があった。さらに、特許文献1に記載の発明では、アンテナに対して対称型のリーダライタ部のアナログフロントエンドと、アンテナに対して非対称型の非接触ICカード部のアナログフロントエンドの2つの互いに相性の悪い回路を1つのアンテナに接続して使用することにより、リーダライタ部の受信感度が低下したり、リーダライタ部の送信効率が低下してしまうという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、受信感度や送信効率を低下させずに、非接触ICカード機能とリーダライタ機能とを有するチップをより小型化することができるようにするものである。
本発明の半導体集積回路は、非接触ICカード機能と非接触ICカード用の無線リーダライタ機能とを有し、近接された非接触ICカードまたは近接された非接触ICカード用の無線リーダライタと通信を行うための第1のアンテナが接続される半導体集積回路であって、第1のアンテナを介して受信した、無線リーダライタから送信されてきた第1の受信信号、および、非接触ICカードから送信されてきた第2の受信信号を復調する復調手段と、第1の受信信号を全波整流平滑化する全波整流平滑化手段と、第1のアンテナを介して、無線リーダライタに第1の送信信号を送信する第1の送信手段と、第1のアンテナを介して、非接触ICカードに第2の送信信号を送信する第2の送信手段とを含むことを特徴とする。
全波整流平滑化手段により全波整流平滑化された第1の受信信号から得られる電力を安定化する安定化手段をさらに設けるようにすることができる。
第1の送信手段は、全波整流平滑化手段の後段に接続され、無線リーダライタのアンテナであって、第1のアンテナと電磁結合されているアンテナである第2のアンテナの負荷を変化させることにより第1の送信信号を無線リーダライタに送信するようにすることができる。
第2の送信手段の一端は第1のアンテナの一端に接続され、第2の送信手段の他の一端は第1のアンテナが有する中間タップに接続されるようにすることができる。
第2の送信手段は、所定の周波数の送信キャリア信号と非接触ICカードに送信するデータに基づいて生成した差動信号である第2の送信信号を送信するようにすることができる。
復調手段は、差動信号である第1の受信信号または差動信号である第2の受信信号を復調するようにすることができる。
前記非接触カード機能を実現する回路のフロントエンドおよび前記無線リーダライタ機能を実現する回路のフロントエンドがともに、前記第1のアンテナに対して対称型であるようにすることができる。
前記第1の受信信号および前記第2の受信信号の両方を復調する1つの前記復調手段を含むようにすることができる。
本発明の無線通信装置は非接触ICカード機能と非接触ICカード用の無線リーダライタ機能とを有し、近接された非接触ICカードまたは近接された非接触ICカード用の無線リーダライタと通信を行う無線通信装置であって、非接触ICカードまたは無線リーダライタと通信を行うためのアンテナと、アンテナを介して受信した、無線リーダライタから送信されてきた第1の受信信号、および、非接触ICカードから送信されてきた第2の受信信号を復調する復調手段と、第1の受信信号を全波整流平滑化する全波整流平滑化手段と、アンテナを介して、無線リーダライタに第1の送信信号を送信する第1の送信手段と、アンテナを介して、非接触ICカードに第2の送信信号を送信する第2の送信手段とを含むことを特徴とする。
本発明の半導体集積回路および無線通信装置においては、非接触ICカードまたは無線リーダライタと通信を行うためのアンテナを介して受信した、無線リーダライタから送信されてきた第1の受信信号、および、非接触ICカードから送信されてきた第2の受信信号が復調され、第1の受信信号が全波整流平滑化され、アンテナを介して、無線リーダライタに第1の送信信号が送信され、アンテナを介して、非接触ICカードに第2の送信信号が送信される。
本発明の発明によれば、外部の非接触ICカード用の無線リーダライタおよび外部の非接触ICカードと通信することができる。また、本発明によれば、受信感度や送信効率を低下させずに、非接触ICカード機能と非接触ICカード用の無線リーダライタ機能とを有する半導体集積回路および無線通信端末をより小型化することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の半導体集積回路(例えば、図4の半導体集積回路101)は、非接触ICカード機能と非接触ICカード用の無線リーダライタ機能とを有し、近接された非接触ICカード(例えば、外部非接触ICカード)または近接された非接触ICカード用の無線リーダライタ(例えば、外部リーダライタ)と通信を行うための第1のアンテナ(例えば、図4のアンテナ211)が接続される半導体集積回路であって、前記第1のアンテナを介して受信した、前記無線リーダライタから送信されてきた第1の受信信号(例えば、外部リーダライタ送信信号)、および、前記非接触ICカードから送信されてきた第2の受信信号(例えば、外部ICカード送信信号)を復調する復調手段(例えば、図4のASK復調回路149)と、前記第1の受信信号を全波整流平滑化する全波整流平滑化手段(例えば、図4のダイオード231,232およびコンデンサ233により構成される全波整流平滑回路)と、前記第1のアンテナを介して、前記無線リーダライタに第1の送信信号(例えば、内蔵ICカード送信信号)を送信する第1の送信手段(例えば、図4のロードスイッチ142)と、前記第1のアンテナを介して、前記非接触ICカードに第2の送信信号(例えば、内蔵リーダライタ送信信号)を送信する第2の送信手段(例えば、図4のリーダライタ送信回路151)とを含むことを特徴とする。
請求項2に記載の半導体集積回路(例えば、図4の半導体集積回路101)は、前記全波整流平滑化手段により全波整流平滑化された前記第1の受信信号から得られる電力を安定化する安定化手段(例えば、図4のクランプ回路234および電圧レギュレータ235)を含むことを特徴とする。
請求項4に記載の半導体集積回路(例えば、図9の半導体集積回路101)においては、前記第2の送信手段の一端は前記第1のアンテナの一端に接続され、前記第2の送信手段の他の一端は前記第1のアンテナが有する中間タップに接続されることを特徴とする。
請求項5に記載の半導体集積回路(例えば、図4の非接触ICカードリーダライタ201)においては、前記第2の送信手段は、送信キャリア信号(例えば、送信キャリア信号)と前記非接触ICカードに送信するデータ(例えば、内蔵リーダライタ送信データ)に基づいて生成した差動信号としての前記第2の送信信号を送信することを特徴とする。
請求項に記載の無線通信装置(例えば、図4の非接触ICカードリーダライタ201、図7の非接触ICカードリーダライタ301、図8の非接触ICカードリーダライタ401、図9の非接触ICカードリーダライタ501、または、図10の携帯電話機601)は、非接触ICカード機能と非接触ICカード用の無線リーダライタ機能とを有し、近接された非接触ICカード(例えば、外部非接触ICカード)または近接された非接触ICカード用の無線リーダライタ(例えば、外部リーダライタ)と通信を行う無線通信装置であって、前記非接触ICカードまたは前記無線リーダライタと通信を行うためのアンテナ(例えば、図4のアンテナ211、または、図8のアンテナ411)と、前記アンテナを介して受信した、前記無線リーダライタから送信されてきた第1の受信信号(例えば、外部リーダライタ送信信号)、および、前記非接触ICカードから送信されてきた第2の受信信号(例えば、外部ICカード送信信号)を復調する復調手段(例えば、図4のASK復調回路149)と、前記第1の受信信号を全波整流平滑化する全波整流平滑化手段(例えば、図4のダイオード231,232およびコンデンサ233により構成される全波整流平滑回路、図7のダイオード312,313およびコンデンサ233により構成される全波整流平滑回路、または、図8のダイオード231,232、412、413、および、コンデンサ233により構成される全波整流平滑回路)と、前記アンテナを介して、前記無線リーダライタに第1の送信信号(例えば、内蔵ICカード送信信号)を送信する第1の送信手段(例えば、図4のロードスイッチ142)と、前記アンテナを介して、前記非接触ICカードに第2の送信信号(例えば、内蔵リーダライタ送信信号)を送信する第2の送信手段(例えば、図4のリーダライタ送信回路151)とを含むことを特徴とする。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図3は、本発明を適用した半導体集積回路101の一実施の形態を示すブロック図である。半導体集積回路101は、アナログフロントエンド部111、SPU(Signal Processing Unit)112、CPU(Central Processing Unit)113、暗号回路114、RAM(Random Access Memory)115、ROM(Read Only Memory)116、不揮発性メモリ117、および、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)118により構成される。アナログフロントエンド部111はSPU112と接続され、SPU112、CPU113、暗号回路114、RAM115、ROM116、不揮発性メモリ117、およびUART118は、バス119を介して相互に接続されている。また、半導体集積回路101には、外部端子RC,XIN,XOUT,RP,RM,TP,TM,VDD,TXD,およびRXD、並びに、接地端子GNDが設けられている。UART118は、外部端子TXD,RXDに接続されている。
半導体集積回路101は、非接触ICカードおよび非接触ICカード用の無線リーダライタ(以下、単にリーダライタと称する)の機能を有する。図4を参照して後述するように、アナログフロントエンド部111(外部端子RC,XIN,XOUT,RP,RM,TP,およびTM)にアンテナが接続され、半導体集積回路101は、非接触ICカードとして動作する場合、アナログフロントエンド部111に接続されたアンテナを介して外部の無線リーダライタ(以下、外部リーダライタと称する)と通信を行ない、リーダライタとして動作する場合、アナログフロントエンド部111に接続されたアンテナを介して、外部の非接触ICカード(以下、外部非接触ICカードと称する)と通信を行う。
なお、以下、外部リーダライタから半導体集積回路101に送信される信号を、外部リーダライタ送信信号と称し、外部非接触ICカードから半導体集積回路101に送信される信号を外部ICカード送信信号と称する。また、半導体集積回路101がリーダライタとして動作する場合、半導体集積回路101がアナログフロントエンド部111に接続されたアンテナを介して外部非接触ICカードに送信する信号を内蔵リーダライタ送信信号と称し、半導体集積回路101が非接触ICカードとして動作する場合、半導体集積回路101がアナログフロントエンド部111に接続されたアンテナを介して、外部リーダライタに送信する信号を内蔵ICカード送信信号と称する。さらに、外部リーダライタ送信信号により送信されるデータを外部リーダライタ送信データと称し、外部ICカード送信信号により送信されるデータを外部ICカード送信データと称し、内蔵リーダライタ送信信号により送信されるデータを内蔵リーダライタ送信データと称し、内蔵ICカード送信信号により送信されるデータを内蔵ICカード送信データと称する。
アナログフロントエンド部111は、電圧安定化部141、ロードスイッチ(SW)142、キャリア検出回路143、電源検知回路144、電源コントロール回路145、オシレータ146、クロック抽出回路147、クロックセレクタ148、ASK復調回路149、デジタル信号変換部150、および、リーダライタ(R/W)送信回路151により構成される。電圧安定化部141およびロードスイッチ142は外部端子RCに接続され、オシレータ146は外部端子XIN,XOUTに接続され、キャリア検出回路143、クロック抽出回路147、およびASK復調回路149は外部端子RP,RMに接続され、リーダライタ送信回路151は外部端子TP,TMに接続され、電源検知回路144および電源コントロール回路145は外部端子VDDに接続されている。
電圧安定化部141は、例えば、クランプ回路および電圧レギュレータにより構成され、図4を参照して後述するように、外部端子RCを介して外部リーダライタから受信した外部リーダライタ送信信号から得られる電力を所定の直流電圧に安定化させて、その電力(以下、外部リーダライタ電力と称する)を電源コントロール回路145に供給する。
ロードスイッチ142は、図5を参照して後述するように、半導体集積回路101が非接触ICカードとして動作する場合、SPU112から供給される内蔵ICカード送信データに基づいて、内部に設けられているスイッチをオンまたはオフすることにより、アナログフロントエンド部111に接続されているアンテナに電磁結合されている、外部リーダライタのアンテナの負荷を変化させることにより、外部リーダライタに内蔵ICカード送信信号を送信する。
キャリア検出回路143は、外部端子RP,RMを介して外部リーダライタ送信信号を受信することにより、アナログフロントエンド部111に接続されたアンテナに外部リーダライタが近接され、外部リーダライタから輻射された電磁波(搬送波)がアナログフロントエンド部111に接続されたアンテナにより受信されているか否かを検出する。キャリア検出回路143は、外部リーダライタ送信信号の受信を検出した場合、その検出結果を示す信号(以下、外部リーダライタ送信信号検出信号と称する)を電源コントロール回路145に供給する。
電源検知回路144は、外部端子VDDに接続されている外部電源から供給される電力(以下、外部電源電力と称する)の供給の有無を検知し、外部電源電力の供給を検知した場合、その検知結果を示す信号(以下、外部電源検知信号と称する)を電源コントロール回路145に供給する。
電源コントロール回路145は、電圧安定化部141から供給される外部リーダライタ電力、または、外部電源から供給される外部電源電力のうち一方を選択して、半導体集積回路101の各部に供給する。例えば、電源コントロール回路145は、電源検知回路144から外部電源検知信号が供給されている場合、外部電源電力を半導体集積回路101の各部に供給し、電源検知回路144から外部電源検知信号が供給されていない場合、外部リーダライタ電力を半導体集積回路101の各部に供給する。
例えば、半導体集積回路101が携帯電話機に設けられる場合、半導体集積回路101に接続されるアンテナの大きさが制限されたり、携帯電話機の基板などにより外部リーダライタから供給される電磁波が遮断されることにより、外部リーダライタ送信信号から十分な電力を得ることができないときがある。この場合、携帯電話機のバッテリを外部電源として外部端子VDDに接続し、その電力を半導体集積回路101の各部に供給することにより、半導体集積回路101を確実に動作させることができる。また、携帯電話機のバッテリがなくなり、外部端子VDDから電力が供給されなくなった場合でも、外部リーダライタ電力を半導体回路101の各部に供給するように切り替えることにより、半導体集積回路101を継続して動作させることができる。
また、電源コントロール回路145は、外部リーダライタ送信信号検出信号を受信しているとき、または、半導体集積回路101がリーダライタとして動作しているときにのみ、半導体集積回路101の各部に電力を供給するように電力の供給を制御する。これにより、半導体集積回路101が動作するときにのみ半導体集積回路101の各部に電力が供給されるようになり、外部端子VDDに接続される外部電源の消費電力を抑えることができる。
さらに、電源コントロール回路145は、電圧安定化部141から外部リーダライタ電力が供給されていることを示す信号(以下、外部リーダライタ電力供給信号と称する)をクロックセレクタ148に供給する。
オシレータ146は、外部端子XIN,XOUTに接続される水晶発振子、セラミック発振子などの発振子とともにクロック回路を構成し、所定の周波数(例えば13.56MHz)のクロック信号(以下、外部発振クロック信号と称する)を生成し、生成した外部発振クロック信号をクロックセレクタ148に供給する。
クロック抽出回路147は、外部端子RP,RMを介して外部リーダライタから受信した外部リーダライタ送信信号のクロック成分を抽出し、抽出したクロック成分をクロック信号(以下、外部リーダライタクロック信号と称する)としてクロックセレクタ148に供給する。
クロックセレクタ148は、電源コントロール回路145から供給される外部リーダライタ電力供給信号に基づいて、オシレータ146から供給される外部発振クロック信号、または、クロック抽出回路147から供給される外部リーダライタクロック信号のうち一方を選択して、選択したクロック信号を半導体集積回路101の各部に供給する。例えば、クロックセレクタ148は、外部リーダライタ電力供給信号が供給されている場合、すなわち、外部リーダライタ送信信号から外部リーダライタ電力が得られている場合、外部リーダライタクロック信号を半導体集積回路101の各部に供給し、外部リーダライタ電力供給信号が供給されていない場合、すなわち、半導体集積回路101がリーダライタとして動作する場合、または、外部リーダライタ送信信号から外部リーダライタ電力を得られていない場合、外部発振クロック信号を半導体集積回路101の各部に供給する。
ASK復調回路149は、外部リーダライタから送信される外部リーダライタ送信信号、または、外部非接触ICカードから送信される外部ICカード送信信号を外部端子RP,RMを介して受信する。ASK復調回路149は、ASK変調されている外部リーダライタ送信信号または外部ICカード送信信号をASK復調し、復調した信号をデジタル信号変換部150に供給する。すなわち、半導体集積回路101では、外部リーダライタ送信信号および外部ICカード送信信号を復調する回路が共通化されている。
なお、キャリア検出回路143、クロック抽出回路147およびASK復調回路149は、外部端子RP,RMに入力される信号の差動電圧、すなわち、差動信号として入力される外部リーダライタ送信信号または差動信号として入力される外部ICカード送信信号により動作する。従って、キャリア検出回路143、クロック抽出回路147およびASK復調回路149の図示せぬ入力部は、外部端子RP,RMに対して対称型の回路を構成する。
デジタル信号変換部150は、ASK復調回路149から供給される外部リーダライタ送信信号または外部ICカード送信信号を増幅し、増幅した信号をA/D(Analog/digital)変換する。デジタル信号変換部150は、A/D変換した外部リーダライタ送信信号または外部ICカード送信信号をSPU112に供給する。
リーダライタ送信回路151は、クロックセレクタ148から供給されるクロック信号に基づいて、所定の周波数(例えば13.56MHz)の送信キャリア信号を生成する。リーダライタ送信回路151は、図6を参照して後述するように、SPU112から供給される内蔵リーダライタ送信データに基づいて、送信キャリア信号を変調し、変調した信号(内蔵リーダライタ送信信号)を、アナログフロントエンド部111接続されたアンテナを介して、外部非接触ICカードに送信する。
SPU112は、アナログフロントエンド部111から取得した外部リーダライタ送信信号または外部ICカード送信信号に所定の処理(例えば、マンチェスタ符号化されている信号のNRZ(Non Return to Zero)方式の信号への変換、受信した信号に含まれるパケットの整合性の確認など)を施し、処理した信号をCPU113に供給する。また、SPU112は、CPU113から、外部リーダライタに送信する内蔵ICカード送信データ、または、外部非接触ICカードに送信する内蔵リーダライタ送信データを取得し、取得したデータに所定の処理(例えば、送信データのパケット化、NRZ方式の送信データのマンチェスタ符号化など)を施す。SPU112は、所定の処理を施した内蔵ICカード送信データをロードスイッチ142に供給し、所定の処理を施した内蔵リーダライタ送信データをリーダライタ送信回路151に供給する。
CPU113は、半導体集積回路101の各部の処理を制御する。また、CPU113は、半導体集積回路101が非接触ICカードとして動作する場合、外部リーダライタからデータの書込みを指示されたとき、外部リーダライタ送信信号に基づいて、指示されたデータを不揮発性メモリ117に記憶させる。さらに、CPU113は、半導体集積回路101が非接触ICカードとして動作する場合、外部リーダライタからデータの読出しが指示されたとき、外部リーダライタ送信信号に基づいて、指示されたデータを不揮発性メモリ117から読出し、読み出したデータを送信するための内蔵ICカード送信データを生成し、生成した内蔵ICカード送信データをSPU112に供給する。
また、CPU113は、半導体集積回路101がリーダライタとして動作する場合、外部非接触ICカードからデータを読み出すとき、読出しを指示するための内蔵リーダライタ送信データを生成し、生成した内蔵リーダライタ送信データをSPU112に供給する。さらに、CPU113は、半導体集積回路101がリーダライタとして動作する場合、外部非接触ICカードにデータを書込むとき、書込みを指示するための内蔵リーダライタ送信データを生成し、生成した内蔵リーダライタ送信データをSPU112に供給する。
また、CPU113は、アナログフロントエンド部111から取得した外部リーダライタ送信信号または外部ICカード送信信号を、必要に応じて、暗号回路114に供給し、暗号化されている信号を復号化させる。さらに、CPU113は、外部リーダライタに送信する内蔵ICカード送信データ、または、外部非接触ICカードに送信する内蔵リーダライタ送信データを、必要に応じて、暗号回路114に供給し、供給したデータを暗号化させる。
また、CPU113は、外部リーダライタ送信信号から得た外部リーダライタ送信データまたは外部ICカード送信信号から得た外部ICカード送信データを、必要に応じて、RAM115または不揮発性メモリ117に記憶させたり、UART118を介して、端子TXD,RXDに接続されている外部の情報処理装置に送信したりする。さらに、CPU113は、UART118を介して、端子TXD,RXDに接続されている外部の情報処理装置から入力されるデータや制御信号などを取得する。
暗号回路114は、CPU113の制御の基に、データを暗号化したり、暗号化されたデータを復号化したりする。
RAM115は、SPU112またはCPU113の処理の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータやデータを格納する。
ROM116は、CPU113が使用するプログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。
不揮発性メモリ117は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory,磁気抵抗メモリ)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory,強誘電体メモリ)、OUM(Ovonic Unified Memory)などの書き換え可能な不揮発性のメモリにより構成される。不揮発性メモリ117は、例えば、外部リーダライタから書込みが指示された各種のデータを記憶し、不揮発性メモリ117への電力の供給が停止された後も、そのデータを記憶し続ける。
UART118は、外部端子TXD,RXDを介して、外部の情報処理装置と接続され、外部の情報処理装置との通信を制御する。
図4は、図3の半導体集積回路101を用いた非接触ICカードリーダライタ201の一実施の形態を示す図である。非接触ICカードリーダライタ201は、半導体集積回路101、アンテナ211、コンデンサ212,213、および、発振子214により構成され、例えば、1つのモジュールとされる。なお、図4では、半導体集積回路101について、アナログフロントエンド部111のみを図示し、他の部分の図示は省略している。また、図4において、図3と比べて、アナログフロントエンド部111をより詳細に図示している。さらに、図中、図3と対応する部分については、同じ符号を付しており、その説明は繰り返しになるので適宜省略する。
図4では、図3と比べて、アナログフロントエンド部111において、ダイオード231,232およびコンデンサ233を追加して図示し、図3の電圧安定化部141を、クランプ回路234および電圧レギュレータ(Reg)235に分けて図示している。また、図4では、図3と比べて、図3の外部端子RP,RMを、外部端子RP1乃至RP3および外部端子RM1乃至RM3の3つの外部端子に分けて図示するとともに、外部端子RP1乃至RP3が半導体集積回路101の外部で接続され、外部端子RM1乃至RM3が半導体集積回路101の外部で接続されるように変更して図示している。
アンテナ211は、ループコイル221とコンデンサ222から構成される共振回路を有している。アンテナ211の一端は、半導体集積回路101の外部端子RP1乃至RP3、および、コンデンサ212の一端に接続されている。アンテナ211の他の一端は、半導体集積回路101の外部端子RM1乃至RM3、および、コンデンサ213の一端に接続されている。また、アンテナ211のループコイル221の中央から中間タップが引き出されており、アンテナ211の中間タップは、半導体集積回路101の外部端子RCに接続されている。後述するように、外部リーダライタとの通信と外部非接触ICカードとの通信とが、共通のアンテナ211を介して行なわれる。
コンデンサ212の一端であって、アンテナ211の一端と接続されている一端とは異なる一端は、外部端子TPに接続されている。コンデンサ213の一端であって、アンテナ211の一端と接続されている一端とは異なる一端は、外部端子TMに接続されている。なお、コンデンサ212,213を半導体集積回路101の内部に設けるようにしてもよい。
例えば、水晶発振子、セラミック発振子などにより構成される発振子214は、半導体集積回路101の外部端子XIN,XOUTに接続されている。外部端子VDDには、例えば、バッテリなどの外部電源が接続される。
アナログフロントエンド部111のダイオード231のカソードは外部端子RP1に接続され、ダイオード231のアノードは接地されている。ダイオード232のカソードは外部端子RM1に接続され、ダイオード232のアノードは接地されている。コンデンサ233の一端は外部端子RCに接続され、コンデンサ233の他の一端は接地されている。ダイオード231,232およびコンデンサ233により、アンテナ211に対して対称型の回路である、センタータップ型の全波整流平滑回路が構成される。
クランプ回路234の一端は外部端子RCに接続され、クランプ回路234の他の一端は接地されている。電圧レギュレータ235の一端は外部端子RCに接続され、電圧レギュレータ235の他の一端は電源コントロール回路145に接続されている。外部端子RP1,RM1にはASK復調回路149が接続され、外部端子RP2,RM2にはキャリア検出回路143が接続され、外部端子RP3,RM3にはクロック抽出回路147が接続されている。
次に、非接触ICカードリーダライタ201のアナログフロントエンド部111の処理について説明する。
まず、非接触ICカードリーダライタ201が非接触ICカードとして動作し、外部リーダライタから外部リーダライタ送信信号を受信する場合のアナログフロントエンド部111の処理について説明する。
外部リーダライタがアンテナ211に近接された場合、外部リーダライタからアンテナ211に電磁波が輻射される。アンテナ211は、受信した電磁波を、電気信号(外部リーダライタ送信信号)に変換する。外部リーダライタ送信信号は、所定の周波数(例えば、13.56MHz)の搬送波をASK変調した信号であり、この信号によりデータの書込みや読出しを指示する外部リーダライタ送信データが送信される。
外部端子RCから入力された外部リーダライタ送信信号は、ダイオード231,232およびコンデンサ233により構成される全波整流平滑回路により全波整流平滑化される。クランプ回路234および電圧レギュレータ235は、全波整流平滑化された外部リーダライタ送信信号から得た電力(外部リーダライタ電力)を、所定の直流電圧に安定化させて、電力源として電源コントロール回路145に供給する。
また、カソードが外部端子RP1乃至RP3に接続されているダイオード231、および、カソードが外部端子RM1乃至RM3に接続されているダイオード232のアノードがともに接地されているので、外部リーダライタ送信信号は差動信号として、端子RP2,RM2を介して、アンテナ211からキャリア検出回路143に供給され、端子RP3,RM3を介して、アンテナ211からクロック抽出回路147に供給され、端子RP1,RM1を介して、ASK復調回路149に供給される。
キャリア検出回路143は、外部リーダライタ送信信号の受信に伴い、外部リーダライタ送信信号検出信号を電源コントロール回路145に供給する。電源検知回路144は、外部端子VDDに接続されている外部電源から外部電源電力が供給されている場合、外部電源検知信号を電源コントロール回路145に供給する。電源コントロール回路145は、電源検知回路144から外部電源検知信号が供給されている場合、外部電源電力を半導体集積回路101の各部に供給し、電源検知回路144から外部電源検知信号が供給されていない場合、外部リーダライタ電力を半導体集積回路101の各部に供給する。
このように、半導体集積回路101では、全波整流平滑化した外部リーダライタ送信信号から半導体集積回路101の各部に供給する電力を得るので、図2の非接触ICカード回路21のように、半波整流平滑化した外部リーダライタ送信信号から電力を得る場合に比べて、整流効率が向上し、外部リーダライタ送信信号からより多くの電力を得ることができる。
また、電源コントロール回路145は、外部リーダライタ電力供給信号をクロックセレクタ148に供給する。
オシレータ146は、所定の周波数(例えば13.56MHz)の外部発振クロック信号をクロックセレクタ148に供給する。クロック抽出回路147は、外部リーダライタ送信信号からクロック成分を抽出し、抽出したクロック成分を外部リーダライタクロック信号としてクロックセレクタ148に供給する。いまの場合、外部リーダライタ電力供給信号が供給されているので、クロックセレクタ148は、クロック抽出回路147から供給される外部リーダライタクロック信号を半導体集積回路101の各部に供給する。
ASK復調回路149は、ASK変調されている外部リーダライタ送信信号を復調し、復調した外部リーダライタ送信信号をデジタル信号変換部150に供給する。デジタル信号変換部150は、外部リーダライタ送信信号を増幅し、増幅した信号をA/D変換し、A/D変換したデジタル信号をSPU112に供給する。
ASK復調回路149は、差動信号で外部リーダライタ送信信号を処理するため、図2の非接触ICカード回路21のように、外部リーダライタ送信信号を半波整流平滑化してから処理する場合に比べて、外部リーダライタ送信信号の受信感度が向上する。また、キャリア検出回路143およびクロック抽出回路147も、差動信号で外部リーダライタ送信信号を処理するため、図2の非接触ICカード回路21のように、シングルエンド信号で外部リーダライタ送信信号を処理する場合に比べて、外部リーダライタ送信信号の検出精度または外部リーダライタ送信信号のクロック成分の抽出精度が向上する。
次に、非接触ICカードリーダライタ201が非接触ICカードとして動作し、外部リーダライタに内蔵ICカード送信信号を送信する場合のアナログフロントエンド部111の処理について説明する。
図5は、ダイオード231,232およびコンデンサ233により構成される全波整流平滑回路の後段に接続されるロードスイッチ142の詳細を示す図である。
ロードスイッチ142は、送信データ供給部251、FET(Field Effect Transistor)252、および、抵抗253により構成される。抵抗253の一端は外部端子RCに接続され、抵抗253の他の一端はFET252のドレインと接続されている。FET252のソースは接地され、FET252のゲートは送信データ供給部251に接続されている。
SPU112は、CPU113の制御の基に、外部リーダライタに送信する内蔵ICカード送信データを送信データ供給部251に供給する。なお、内蔵ICカード送信データは、HighまたはLowのいずれかの値をとる。内蔵ICカード送信データの値に基づいて、FET252のオンまたはオフが切り替えられることにより、内蔵ICカード送信データの値に応じて、抵抗253がアンテナ211に対して並列に接続されている状態と接続されていない状態とが切り替えられる。これにより、アンテナ211を介して電磁結合されている回路のインピーダンス(外部リーダライタに設けられているアンテナの負荷)が変化し、非接触ICカードリーダライタ201から外部リーダライタに対して、内蔵ICカード送信データに基づく内蔵ICカード送信信号が送信される。
次に、非接触ICカードリーダライタ201がリーダライタとして動作し、外部非接触ICカードに内蔵リーダライタ送信信号を送信する場合のアナログフロントエンド部111の処理について説明する。
図6は、リーダライタ送信回路151の詳細を示す図である。
リーダライタ送信回路151は、送信キャリア供給部271、送信データ供給部272、および、インバータ273乃至277により構成される。
送信キャリア供給部271は、クロックセレクタ148から供給されるクロック信号に基づいて、所定の周波数(例えば、13.56MHz)の送信キャリア信号を生成し、生成した送信キャリア信号をインバータ273、276および277に供給する。
SPU112は、CPU113の制御の基に、外部非接触ICカードに送信する内蔵リーダライタ送信データを送信データ供給部272に供給する。送信データ供給部272は、内蔵リーダライタ送信データをインバータ275および277に供給する。なお、内蔵リーダライタ送信データは、HighまたはLowのいずれかの値をとる。
インバータ273は、送信キャリア信号の極性を反転した逆位相の信号(以下、逆位相キャリア信号と称する)をインバータ274および275に供給する。インバータ274は、逆位相キャリア信号の極性を反転した信号、すなわち、元の送信キャリア信号を出力する。インバータ275は、内蔵リーダライタ送信データの値がHighの場合、信号の出力を停止し、内蔵リーダライタ送信データの値がLowの場合、逆位相キャリア信号の極性を反転した信号、すなわち、元の送信キャリア信号を出力する。インバータ274および275から出力された信号は重畳され(ASK変調され)、重畳された信号が端子TPを介して、コンデンサ212に出力される。すなわち、端子TPからは、内蔵リーダライタ送信データの値がHighの場合、インバータ274のみを駆動し、内蔵リーダライタ送信データの値がLowの場合、インバータ274とインバータ275の両方を駆動することにより、ASK変調された送信キャリア信号が出力される。
インバータ276は、送信キャリア信号の極性を反転した逆位相キャリア信号を出力する。インバータ277は、内蔵リーダライタ送信データの値がHighの場合、信号の出力を停止し、内蔵リーダライタ送信データの値がLowの場合、逆位相キャリア信号を出力する。インバータ276および277から出力された信号は重畳され(ASK変調され)、重畳された信号が、端子TMを介してコンデンサ213に出力される。すなわち、端子TMからは、内蔵リーダライタ送信データの値がHighの場合、インバータ276のみを駆動し、内蔵リーダライタ送信データの値がLowの場合、インバータ276とインバータ277の両方を駆動することにより、ASK変調された逆位相の送信キャリア信号が出力される。
端子TPから出力された信号は、コンデンサ212によりその直流成分が除去されてからアンテナ211に供給され、端子TMから出力された信号は、コンデンサ213によりその直流成分が除去されてからアンテナ211に供給される。アンテナ211からは、コンデンサ212および213を通過した信号に対応する電磁波が輻射され、外部非接触ICカードは、その電磁波を受信する。すなわち、アンテナ211は、リーダライタ送信回路151から出力される差動信号である内蔵リーダライタ送信信号により駆動される。
次に、非接触ICカードリーダライタ201がリーダライタとして動作し、外部非接触ICカードから外部ICカード送信信号を受信する場合のアナログフロントエンド部111の処理について説明する。
外部非接触ICカードは、外部ICカード送信信号を送信する場合、上述した非接触ICカードリーダライタ201が外部リーダライタに内蔵ICカード送信信号を送信する場合と同様の処理により、外部非接触ICカードのアンテナと電磁結合されているアンテナ211の負荷を変化させることにより、ASK変調された外部ICカード送信信号を非接触ICカードリーダライタ201に送信する。
外部ICカード送信信号は、外部リーダライタ送信信号と同様に、差動信号として、端子RP1,RM1を介してASK復調回路149に供給される。ASK復調回路149は、ASK変調されている外部ICカード送信信号を復調し、復調した外部ICカード送信信号をデジタル信号変換部150に供給する。デジタル信号変換部150は、外部ICカード送信信号を増幅し、さらに、デジタル信号にA/D変換し、変換したデジタル信号をSPU112に供給する。
なお、ASK復調回路149は、図1の非接触ICカードリーダライタ1のリーダライタ受信回路23と同様に、差動信号で外部ICカード送信信号を受信し、復調するので、非接触ICカードリーダライタ201の外部ICカード送信信号の受信感度は、図1の非接触ICカードリーダライタ1の受信感度とほとんど変わらない。
以上のように、非接触ICカード用のアンテナとリーダライタ用のアンテナとを1つに共通化し、非接触ICカード用のASK復調回路とリーダライタ用のASK復調回路とを1つに共通化することにより、非接触ICカード機能とリーダライタ機能とを有する非接触ICカードリーダライタのチップがより小型化される。また、差動信号で外部リーダライタ送信信号を処理することにより、外部リーダライタ送信信号(非接触ICカード機能)の受信感度が向上する。さらに、全波整流平滑化した外部リーダライタ送信信号から外部リーダライタ電力を得ることにより、電力変換効率が向上する。
また、上述したように、非接触ICカード機能を実現する回路のアンテナ211に対するフロントエンド(ダイオード231,232、およびコンデンサ233により構成される全波整流平滑回路、並びに、差動信号を受信するキャリア検出回路143、クロック抽出回路147、および、ASK復調回路149の入力部)をアンテナ211に対して対称型とすることにより、同じくアンテナ211に対して対称型である、リーダライタ機能を実現する回路のフロントエンド(ASK復調回路149の入力部およびリーダライタ送信回路151)との相性がよくなるため、アンテナを共通化しても、リーダライタ機能の送信効率は低下しない。
図7は、図4の非接触ICカードリーダライタ201と異なる他の実施の形態である非接触ICカードリーダライタ301の構成の例を示す図である。図中、図4と対応する部分については、同じ符号を付しており、その説明は繰り返しになるので適宜省略する。
非接触ICカードリーダライタ301は、図4の非接触ICカードリーダライタ201と比較して、半導体集積回路101が半導体集積回路311に置き換えられ、ダイオード312および313が追加され、アンテナ211の中間タップが接地されている点が異なる。半導体集積回路311は、図4の半導体集積回路101と比較して、アナログフロントエンド部111がアナログフロントエンド部321に置き換えられている点が異なる。なお、図4と同様に、半導体集積回路311について、アナログフロントエンド部321のみ図示し、他の部分の図示は省略しているが、図示を省略した部分については、図3に示される半導体集積回路101と同様の構成となる。アナログフロントエンド部321は、図4のアナログフロントエンド部111と比較して、ダイオード231,232が設けられていない点が異なる。
ダイオード312のアノードは外部端子RP1に接続され、ダイオード312のカソードは外部端子RCに接続されている。ダイオード313のアノードは外部端子RM1に接続され、ダイオード313のカソードは外部端子RCに接続されている。これにより、図4の非接触ICカードリーダライタ201において、アナログフロントエンド部111のダイオード231,232、およびコンデンサ233により構成されていた全波整流平滑回路の代わりに、非接触ICカードリーダライタ301において、半導体集積回路311の外部に外付けされているダイオード312,313、および半導体集積回路311のコンデンサ233により全波整流平滑回路が構成される。ダイオード312,313を外付けすることにより、図4の半導体集積回路101と比べて、半導体集積回路311は、その設計が容易になるとともに、小型化することができる。
図8は、図4の非接触ICカードリーダライタ201とさらに異なる他の実施の形態である非接触ICカードリーダライ401の構成の例を示す図である。図中、図4と対応する部分については、同じ符号を付しており、その説明は繰り返しになるので適宜省略する。
非接触ICカードリーダライタ401は、図4の非接触ICカードリーダライタ201と比較して、アンテナ211が、ループコイル421とコンデンサ422から構成される共振回路を有するアンテナ411に置き換えられ、ダイオード412および413が追加されている点が異なる。
ダイオード412のアノードは外部端子RP1に接続され、ダイオード412のカソードは外部端子RCに接続されている。ダイオード413のアノードは外部端子RM1に接続され、ダイオード413のカソードは外部端子RCに接続されている。これにより、図4の非接触ICカードリーダライタ201において、アナログフロントエンド部111のダイオード231,232、およびコンデンサ233により構成されていたセンタータップ型の全波整流平滑回路の代わりに、非接触ICカードリーダライタ401において、アナログフロントエンド部111のダイオード231,232、およびコンデンサ233、並びに、半導体集積回路101の外部に外付けされているダイオード412,413によりブリッジ型の全波整流回路が構成される。
これにより、非接触ICカードリーダライタ401において、アンテナ411のように、図4のアンテナ211に設けられていた中間タップを設ける必要がなくなり、アンテナ211と比べて、アンテナ411は、その設計自由度が高くなるとともに、ループコイル421の巻数などの細かな調整が可能となる。
図9は、図4の非接触ICカードリーダライタ201とさらに異なる他の実施の形態である非接触ICカードリーダライタ501の構成の例を示す図である。図中、図4と対応する部分については、同じ符号を付しており、その説明は繰り返しになるので適宜省略する。
非接触ICカードリーダライタ501は、図4の非接触ICカードリーダライタ201と比較して、コンデンサ213の一端であって、外部端子TMと接続されている一端とは異なる一端が、アンテナ211の中間タップに接続されている点が異なる。
これにより、図9のリーダライタ送信回路151がアンテナ211を駆動するとき、アンテナ211のループコイル221の半分の巻線にのみ電流が流れるようになるので、図4におけるリーダライタ送信回路151と同じ電流を流して、アンテナ211を駆動する場合、リーダライタ送信回路151の駆動能力を半分に抑えることができる。また、アンテナ211のループコイル221の残りの半分の巻線にも電磁誘導により電流が流れ、この2次放射によりリーダライタ機能の送信効率を上げることができる。
図10は、図4の非接触ICカードリーダライタ201を用いた携帯電話機601の構成の例を示すブロック図である。
CPU618は、ROM(Read Only Memory)619に格納されている制御プログラムをRAM(Random Access Memory)620に展開し、制御プログラムに従って携帯電話機601の全体の動作を制御する。例えば、CPU618は、ユーザからの指示に基づいて、DSP(Digital Signal Processor)614を制御し、基地局との間で音声情報などの各種の情報を送受信する。
また、CPU618は、端子TXD,RXD(図3)を介して、非接触ICカードリーダライタ201と接続されている。CPU618は、ユーザからの指示に基づいて、外部リーダライタの代わりに、非接触ICカードリーダライタ201に記憶されているデータを書き替えたり、読み込んだりすることができる。さらに、CPU618は、ユーザの指示に基づいて、非接触ICカードリーダライタ201をリーダライタとして動作させることにより、近接された非接触ICカードとの間で、電磁誘導を利用した近距離無線通信を行わせる。
送信部612および受信部613においては、例えば、PDC(Personal Digital Cellular)方式、またはW-CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)方式に準拠した通信が行われる。
送信部612は、DSP614から音声情報が供給されてきたとき、ディジタルアナログ変換処理、および周波数変換処理等の所定の処理を施し、得られた音声信号を、基地局により選択された所定の送信キャリア周波数の無線チャネルによりアンテナ611から送信する。
受信部613は、例えば、音声通話モード時において、アンテナ611で受信されたRF信号を増幅して周波数変換処理およびアナログディジタル変換処理等の所定の処理を施し、得られた音声情報をDSP614に出力する。
DSP614は、受信部613から供給されてきた音声情報に対して、例えば、スペクトラム逆拡散処理を施し、得られたデータを音声処理部615に出力する。また、DSP614は、音声処理部615から供給されてきた音声情報に対してスペクトラム拡散処理を施し、得られたデータを送信部612に出力する。
音声処理部615は、マイクロフォン617により集音されたユーザの音声を音声情報に変換し、それをDSP614に出力する。また、音声処理部615は、DSP614から供給されてきた音声情報をアナログ音声信号に変換し、対応する音声信号をスピーカ616から出力する。
表示部621は、LCD(Liquid Crystal Display)などにより構成され、CPU618から供給されてきた情報に基づいて、対応する画面を表示する。入力部622は、携帯電話機の筐体表面に設けられているテンキー、通話ボタン、および電源ボタン等の各種のボタンに対するユーザの入力を検出し、対応する信号をCPU618に出力する。
なお、携帯電話機601において、非接触ICカードリーダライタ201の代わりに、非接触ICカードリーダライタ301、401、または501を用いることができる。
また、以上の説明では、携帯電話機を例に用いたが、本発明は、有線で接続される固定電話、小型の情報機器である携帯情報端末(Personal Digital Assistants)、時計、コンピュータなど、非接触ICカード機能と非接触ICカード無線リーダライタの機能とを搭載可能な他の機器に、非接触ICカード機能と非接触ICカード無線リーダライタの機能とを搭載する場合にも適用することができる。なお、それらの機器には、非接触ICカードおよびリーダライタの通信機能以外の、有線または無線の通信機能を設けるようにしてもよい。また、非接触ICカード/リーダライタ用のIC、または、非接触ICカード/リーダライタ用のICとアンテナなどを組み合わせたモジュールをそれらの機器に着脱できるようにしてもよいし、内蔵するようにしてもよい。さらに、非接触ICカード/リーダライタ用のIC、または、非接触ICカード/リーダライタ用のICとアンテナなどを組み合わせたモジュールを内蔵したICカード、または、メモリカード等の外部記憶媒体などをそれらの機器に着脱できるようにしてもよい。
以上のように、非接触ICカードまたは無線リーダライタと通信を行うためのアンテナを介して受信した、無線リーダライタから送信されてきた第1の受信信号、または、非接触ICカードから送信されてきた第2の受信信号を復調し、第1の受信信号を全波整流平滑化し、アンテナを介して、無線リーダライタに第1の送信信号を送信し、アンテナを介して、非接触ICカードに第2の送信信号を送信するようにした場合には、外部の非接触IDカード用の無線リーダライタおよび外部の非接触ICカードと通信することができる。また、受信感度や送信効率を低下させずに、非接触ICカード機能と非接触ICカード用の無線リーダライタ機能とを有する半導体集積回路および無線通信端末をより小型化することができる。
従来の非接触ICカードリーダライタの構成の例を示すブロック図である。 図1の非接触ICカード回路のアナログフロントエンドの構成の例を示すブロック図である。 本発明を適用した半導体集積回路の一実施の形態を示すブロック図である。 本発明を適用した非接触ICカードリーダライタの一実施の形態を示す図である。 図4のロードスイッチの詳細を示す図である。 図4のリーダライタ送信回路の詳細を示す図である。 本発明を適用した非接触ICカードリーダライタの他の実施の形態を示す図である。 本発明を適用した非接触ICカードリーダライタのさらに他の実施の形態を示す図である。 本発明を適用した非接触ICカードリーダライタのさらに他の実施の形態を示す図である。 本発明を適用した携帯電話機の一実施の形態を示すブロック図である。
符号の説明
101 半導体集積回路, 111 アナログフロントエンド部, 112 SPU, 113 CPU, 117 不揮発性メモリ, 141 電圧安定化部, 142 ロードスイッチ, 143 キャリア検出回路, 144 電源検知回路, 145 電源コントロール回路, 147 クロック抽出回路, 148 クロックセレクタ, 149 ASK復調回路, 150 デジタル信号変換部, 151 リーダライタ送信回路, 201 非接触ICカードリーダライタ, 211 アンテナ, 231,232 ダイオード, 233 コンデンサ, 234 クランプ回路, 235 電圧レギュレータ, 251 送信データ供給部, 252 FET, 253 抵抗, 271 送信キャリア供給部, 272 送信データ供給部, 273乃至277 インバータ, 301 非接触ICカードリーダライタ, 311 半導体集積回路, 312,313 ダイオード411 アナログフロントエンド部, 401 非接触ICカードリーダライタ, 411 アンテナ, 412,413 ダイオード, 501 非接触ICカードリーダライタ, 601 携帯電話機, 618 CPU

Claims (9)

  1. 非接触ICカード機能と非接触ICカード用の無線リーダライタ機能とを有し、近接された非接触ICカードまたは近接された非接触ICカード用の無線リーダライタと通信を行なうための第1のアンテナが接続される半導体集積回路において、
    前記第1のアンテナを介して受信した、前記無線リーダライタから送信されてきた第1の受信信号、および、前記非接触ICカードから送信されてきた第2の受信信号を復調する復調手段と、
    前記第1の受信信号を全波整流平滑化する全波整流平滑化手段と、
    前記第1のアンテナを介して、前記無線リーダライタに第1の送信信号を送信する第1の送信手段と、
    前記第1のアンテナを介して、前記非接触ICカードに第2の送信信号を送信する第2の送信手段と
    を含むことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記全波整流平滑化手段により全波整流平滑化された前記第1の受信信号から得られる電力を安定化する安定化手段を
    さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記第1の送信手段は、前記全波整流平滑化手段の後段に接続されており、前記無線リーダライタのアンテナであって、前記第1のアンテナと電磁結合されているアンテナである第2のアンテナの負荷を変化させることにより前記第1の送信信号を前記無線リーダライタに送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 前記第2の送信手段の一端は前記第1のアンテナの一端に接続され、前記第2の送信手段の他の一端は前記第1のアンテナが有する中間タップに接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  5. 前記第2の送信手段は、所定の周波数の送信キャリア信号と前記非接触ICカードに送信するデータに基づいて生成した差動信号である前記第2の送信信号を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  6. 前記復調手段は、差動信号である前記第1の受信信号または差動信号である前記第2の受信信号を復調する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  7. 前記非接触カード機能を実現する回路のフロントエンドおよび前記無線リーダライタ機能を実現する回路のフロントエンドがともに前記第1のアンテナに対して対称型である
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  8. 前記第1の受信信号および前記第2の受信信号の両方を復調する1つの前記復調手段を
    含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  9. 非接触ICカード機能と非接触ICカード用の無線リーダライタ機能とを有し、近接された非接触ICカードまたは近接された非接触ICカード用の無線リーダライタと通信を行なう無線通信装置において、
    前記非接触ICカードまたは前記無線リーダライタと通信を行なうためのアンテナと、
    前記アンテナを介して受信した、前記無線リーダライタから送信されてきた第1の受信信号、および、前記非接触ICカードから送信されてきた第2の受信信号を復調する復調手段と、
    前記第1の受信信号を全波整流平滑化する全波整流平滑化手段と、
    前記アンテナを介して、前記無線リーダライタに第1の送信信号を送信する第1の送信手段と、
    前記アンテナを介して、前記非接触ICカードに第2の送信信号を送信する第2の送信手段と
    を含むことを特徴とする無線通信装置。
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