JPH05135220A - 半導体記憶媒体におけるデータの非接触転送方法 - Google Patents

半導体記憶媒体におけるデータの非接触転送方法

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JPH05135220A
JPH05135220A JP3323716A JP32371691A JPH05135220A JP H05135220 A JPH05135220 A JP H05135220A JP 3323716 A JP3323716 A JP 3323716A JP 32371691 A JP32371691 A JP 32371691A JP H05135220 A JPH05135220 A JP H05135220A
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JP3323716A
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Eiichi Komatsu
栄一 小松
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICカードとリーダライタ装置との間を物理
的に非接触な状態に保ったまま、より信頼性の高い正確
なデータ転送を行う。 【構成】 転送情報(a) として、5ビットの情報「00
110」を送信する。信号波(b) には、所定の周期Tで
トリガーパルス(周期Tの先頭のパルス)が配置され、
このトリガーパルスの立上がり時点から時間t+δだけ
遅延した時点にビット情報が配置される。ビット情報
は、ビットパルスの有無によって表現され、有がビット
1、無がビット0を表現する。信号波(b) は、所定の搬
送波にのせられて、変調波(c) としてICカードへ送信
される。ICカードは、これを復調して信号波(b) を取
り出し、トリガーパルスの立上がり時点から時間t+δ
だけ経過したときの信号波のレベルを検出することによ
りビット情報を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶媒体における
データの非接触転送方法に関し、特に、ICカードに対
するデータ転送を非接触で行うのに適したデータ転送方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新しい情報記憶媒体として、IC
カードが注目を集めている。ICカードは、形態に便利
なカード状の記憶媒体でありながら半導体記憶素子を内
蔵しており、磁気カードなどに比べて極めて大容量の情
報記録が可能である。また、CPU内蔵型のICカード
では、ICカード自身が演算処理機能を有するため、高
度のセキュリティが必要な用途への利用価値も高い。
【0003】上述したICカードをはじめとする半導体
記憶媒体に対してデータを書き込んだり、データを読出
したりするには、リーダライタ装置が用いられる。この
リーダライタ装置側の入出力端子をICカード側の入出
力端子に電気的に接触させれば、リーダライタ装置から
ICカードへ電力やクロックの供給を行うことができ、
また、両者間でのデータ転送が可能になる。両者間のデ
ータ転送を行う新しい方式として、最近では、両者を物
理的に非接触の状態においたまま、データの転送を行う
方法が提案されている。すなわち、リーダライタ装置側
に設けられた第1のコイルと、ICカード側に設けられ
た第2のコイルとにより、両者を電磁界により結合し、
電力やクロックの供給とともに、データ転送を行うよう
にするものである。このような非接触方式のデータ転送
を行うようにすれば、外部入出力端子が不要になり、I
Cカードなどはより携帯性が便利になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の半導体記憶媒体におけるデータの非接触転送方
法には、正確なデータ転送を行うことができないという
問題がある。一般に、非接触状態でのデータ転送は、電
気的な接触が確保された状態でのデータ転送に比べる
と、正確な情報転送を行うという点では非常に不利にな
る。すなわち、非接触状態でデータ転送を行うために
は、データ信号を搬送波によって変調し、この変調波を
第1のコイルから第2のコイルへと電磁誘導によって伝
達した後、変調波に対する復調を行ってもとのデータ信
号を抽出するという処理を行わねばならない。このた
め、復調後のデータ信号は、もとのデータ信号に比べて
かなり波形がなまった状態となり、いわゆるビット落ち
が発生する可能性が高くなる。また、外部からのノイズ
の混入も受けやすい。したがって、信頼性の高いデータ
転送を実現するためには、十分なエラーチェック処理な
どを行う必要がある。
【0005】そこで本発明は、より信頼性の高い正確な
データ転送を行うことのできる半導体記憶媒体における
データの非接触転送方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体記憶媒
体と、この半導体記憶媒体に対するデータの書き込み/
読出しを行うリーダライタ装置と、の両者間でデータ転
送を行うために、リーダライタ装置側では、信号波と搬
送波とを重畳して変調波を生成し、この変調波を第1の
コイルに与えて送信を行い、半導体記憶媒体側では、第
2のコイルにより前記変調波を受信し、受信した変調波
を復調することにより信号波を検出し、両者を物理的に
非接触の状態においたまま、データ転送を行うデータの
非接触転送方法において、所定の周期Tで配置されるト
リガー情報と、このトリガー情報の配置位置から所定の
時間t(t<T)だけ遅れた位置に配置されるビット情
報と、により信号波を形成するようにしたものである。
【0007】
【作 用】従来の一般的なデータの転送方法では、転送
すべきデータをビット情報の羅列として表わし、この一
連のビット情報を搬送波にのせて転送するという形式を
採っていたが、本発明に係るデータの転送方法では、ビ
ット情報はトリガー情報とともに搬送波にのせられて転
送される。すなわち、1つのトリガー情報に1ビットの
ビット情報が後続するという形式を周期Tで繰り返す信
号波が搬送波にのせられて転送される。トリガー情報と
これに後続するビット情報との間隔は所定の時間間隔t
に設定される。したがって、復調後の信号波がなまりを
生じていたとしても、まずトリガー情報を検出し、続い
てこのトリガー情報から時間tだけ遅れた位置に存在す
るビット情報を検出するという手順を踏むことにより、
ビット情報を確実に検出することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図1は、本発明に係るデータの非接触転送方法
の適用対象となるリーダライタ装置100およびICカ
ード200を示すブロック図である。リーダライタ装置
100には第1のコイル110が、ICカード200に
は第2のコイル210が、それぞれ備わっている。これ
らのコイルを電磁的に結合させることにより、両者間で
のデータ転送が行われる。より具体的には、リーダライ
タ装置100からICカード200に対して、電力およ
びクロックが供給されるとともに、両者間でデータ信号
が送受される。
【0009】リーダライタ装置100は、転送すべきデ
ータに関する情報を含んだ信号波と、所定周波数の搬送
波とを重畳して変調波を生成し、この変調波を第1のコ
イル110に与えて送信を行う。一方、ICカード20
0は、送信された変調波を第2のコイル210によって
受信し、受信した変調波を整流することにより電源電力
を発生し、受信した変調波から所定周波数成分を抽出す
ることによりクロック信号を発生し、受信した変調波を
復調することにより信号波を検出する。
【0010】図2に、上述した搬送波、信号波、変調波
の一例を示す。図2(a) に示す搬送波は、便宜上、三角
波の例を示してあるが、正弦波あるいは矩形波の搬送波
を用いても勿論かまわない。図2(b) に示す信号波は、
レベルLまたはHのいずれかをとる二値データである。
本発明の本質は、この二値データによる情報の表現方法
にあり、これについては後に詳述する。図2(c) に示す
変調波は、図2(b) に示す信号波を図2(a) に示す搬送
波によって変調した波形であり、搬送波と信号波とを重
畳することによって得られる。第1のコイル110に
は、図2(c) に示すような変調波が与えられ、この変調
波はICカード200側の第2のコイル210によって
受信される。
【0011】図3は、ICカード200の入力段の内部
構成を示すブロック図である。この入力段は、電力入力
部10、クロック入力部20、信号入力部30、の3つ
の主たる構成要素からなり、第2のコイル210で受信
した受信信号、すなわち変調波は、これらの各構成要素
に与えられる。電力入力部10に与えられた変調波は、
整流ブリッジ11によって整流され、リプルフィルタ1
2を通って平滑化され、レギュレータ13によって安定
した電源電圧VCCに変換される。なお、リプルフィル
タを通すかわりに、コンデンサを用いて平滑化してもよ
い。また、電源電圧VCCをより安定化するには、電源
ラインと接地ラインとの間にコンデンサを設けるのが好
ましい。こうして、電力入力部10は、受信信号から、
ICカードの動作に必要な電源電力を取り出す。一方、
クロック入力部20に与えられた変調波は、キャリアク
ロック・レベルシフタ21に入力される。ここで、搬送
波のもつ周波数成分が抽出され、更に、分周回路22に
おいて所定の分周比に分周され、所定の周波数のクロッ
ク信号CLKが生成される。こうして、クロック入力部
20は、受信信号から、ICカードの動作に必要なクロ
ック信号を取り出す。また、信号入力部30に与えられ
た変調波は、AM復調回路31において復調される。す
なわち、図2(c) に示すような変調波から、図2(b) に
示すような信号波が抽出されることになる。この信号波
は、トリガーパルス検出回路32および受信データ復調
回路33に与えられる。トリガーパルス検出回路32
は、受信データの復調に必要なトリガーパルスの検出を
行い、検出タイミングを受信データ復調回路33に知ら
せる。受信データ復調回路33は、この検出タイミング
に基づいて、受信データの復調を行い、リーダライタ装
置100からの転送データDATAを取り出す。なお、
この復調方法については後述する。
【0012】以上のような構成により、リーダライタ装
置100からICカード200へ、物理的に非接触の状
態を保ちながら、電力、クロック、データの転送が可能
になる。ここで、転送すべきデータの表現形式について
考えてみる。転送すべき情報は、図2(b) に示すような
二値データによって表現された信号波として転送され
る。従来からの一般的な二値データによる情報表現は、
図4に示すように、レベルLおよびレベルHに、いずれ
か一方のビット状態を定義することによってなされる。
たとえば、レベルLにビット“0”を、レベルHにビッ
ト“1”を、それぞれ定義すれば、図4に示す二値デー
タは、“01110100101”という情報を示すこ
とになる。ところが、図4に示すような二値データを信
号波として用い、これを搬送波にのせて送信した場合、
正確な情報伝達が損なわれる可能性がある。図2に示し
た各波の波形は、理論的な波形を示したものであり、実
際の波形には歪みやなまりが生じる。特に、ICカード
200が受信した変調波は、かなりなまったものとな
る。したがって、図4に示すような信号波を送信したと
しても、ICカード200側で復調された信号波は、こ
のようなきれいな波形にはならないため、正確なビット
情報が復元できない可能性がある。
【0013】本発明に係るデータ転送方法は、このよう
な環境においても、より信頼性の高い正確なデータ転送
を行うことができるデータの表現形式を提案するもので
ある。いま、図5に示すように、所定の周期Tでトリガ
ーパルスP1,P2,P3,…を配置する。そして、各
トリガーパルスP1,P2,P3,…の配置位置から、
所定の時間t(t<T)だけ遅れた位置にビット情報B
1,B2…を配置する。この実施例では、ビット情報と
して、ビットパルスの有無に関する情報を配置してい
る。より具体的に説明すれば、所定位置にビットパルス
が存在するか、存在しないか、という情報により、ビッ
トを表現するのである。たとえば、図5において、ビッ
ト情報B1は、トリガーパルスP1から所定時間tだけ
遅れた位置にビットパルスが存在するのでビット“1”
を表現しており、ビット情報B2は、トリガーパルスP
2から所定時間tだけ遅れた位置にビットパルスが存在
しないのでビット“0”を表現している。このように、
トリガーパルスP1,P2,P3,…は、周期Tごとに
必ず現れるパルスであるが、ビットパルスB1,B2,
B3…は、トリガーパルスから時間tだけ遅れて現れた
り現れなかったりするパルスである。もっとも、トリガ
ーパルスもビットパルスも、1つのパルス波形としてみ
れば、全く同一のパルスであり、その存在位置によって
のみ区別されるものである。
【0014】このようにして、本発明の方法では、転送
すべき情報の1ビットが、周期Tごとに表現されること
になる。トリガーパルスの周期Tおよびビット情報の配
置遅延時間tを予め設定しておけば、図5に示すような
信号波から、1ビットずつ情報を取り出すことができ
る。すなわち、受信側では、まず、トリガーパルスP
1,P2,P3,…を検出し、これに基づいてビットパ
ルスの検出を行えばよい。具体的には、トリガーパルス
P1,P2,P3,…が立上がった時点から、時間tだ
け経過した時点で、ビットパルスが立上がるか否かを検
出すればよい。実際には、時間tに所定の余裕δ(たと
えば、ビットパルスの幅の1/2の値を余裕δとする)
を加えた時間t+δを設定時間とし、トリガーパルスP
1,P2,P3,…が立上がった時点から、この設定時
間t+δだけ経過した時点において、信号波がレベルH
にあるかレベルLにあるかを検出する処理を行うのが好
ましい。信号波がレベルHにあればビット“1”が、レ
ベルLにあればビット“0”が、それぞれ検出されるこ
とになる。
【0015】図6は、本発明のより具体的な実施例を示
す波形図である。いま、図6(a) に示すように、「00
110」なる5ビットの情報を転送する場合を考える。
この場合、図6(b) に示すような信号波を用意すればよ
い。この信号波には、所定の周期Tごとにトリガーパル
スが配置されており、各トリガーパルスの立上がり時点
から、所定の設定時間t+δだけ経過した時点における
ビットパルスの有無によって、図6(a) のビット情報が
表現されている。すなわち、第1周期および第2周期に
はビットパルスは存在せず、「00」なるビット情報が
表現され、第3周期および第4周期にはビットパルスが
存在し、「11」なるビット情報が表現され、第5周期
にはビットパルスが存在せず、「0」なるビット情報が
表現されていることになる。このような信号波に基づい
て、図6(c) に示すような変調波が得られ、このような
変調波の形式で転送情報がICカード200へと送信さ
れる。
【0016】図3に示すICカード200の入力段で
は、まず、AM復調回路31によって、図6(c) に示す
変調波から図6(b) に示す信号波が取り出される。そし
て、トリガーパルス検出回路32は、この信号波から、
所定の周期Tごとに現れるトリガーパルスを検出し、こ
の検出タイミングから所定時間t+δだけ経過した時点
でトリガー信号を受信データ復調回路33に与える。受
信データ復調回路33は、このトリガー信号が与えられ
た時点で、信号波のレベルを検出し、レベルHであれば
ビット“1”を、レベルLであればビット“0”を、そ
れぞれ出力し、こうして出力されたビット列により転送
データDATAが形成される。このようなビット検出方
法を用いれば、信号波がなまりを生じていたとしても、
正確なビット検出が可能になる。
【0017】なお、データビットを検出する別な方法と
して、トリガーパルス検出タイミングから所定時間t+
δ´経過するまでに検出されるパルス数を計数する方法
も考えられる。パルス計数値が1である場合は、トリガ
ーパルスのみしか存在しないことを意味し、ビット
“0”が検出されたことになる。これに対し、パルス計
数値が2である場合は、トリガーパルスとビットパルス
との両方が存在することを意味し、ビット“1”が検出
されたことになる。すなわち、図6に示すように、期間
t+δ´内に検出されるパルスが1つの場合は情報
“0”、2つの場合は、情報“1”を示すことになる。
【0018】上述の実施例では、リーダライタ装置10
0からICカード200へデータを転送する例を示した
が、逆にICカード200からリーダライタ装置100
へデータを転送する場合にも本発明を適用することがで
きる。図7はこの場合のICカード200の入出力段の
構成を示すブロック図である。電源入力部10により電
源入力を行い、クロック入力部20によりクロック入力
を行う点は、前述の実施例と同様であるが、この実施例
では信号出力部40によってCPUから与えられたデー
タDATAがリーダライタ装置100へ転送される。
【0019】信号出力部の動作は次のとおりである。ま
ず、トリガーパルス発生回路42は、分周回路22から
与えられるクロック信号CLKに基づいて、所定のタイ
ミングでトリガーパルスを発生し、このタイミングから
所定時間tだけ経過した時点でトリガー信号を送信デー
タ変調回路43に与える。送信データ変調回路43は、
与えられたデータDATAがビット“1”であればトリ
ガー信号に同期したデータパルスを発生し、ビット
“0”であればデータパルスは発生しない。AM変調回
路41は、トリガーパルス発生回路42から与えられる
トリガーパルスと送信データ変調回路43から与えられ
るデータパルスとを合成し、これをAM変調してリーダ
ライタ装置100へ転送する。転送方法としては、受信
信号とは別個の電磁波を送信することもできるが、本実
施例では、リーダライタ装置100が送信する電磁波
(これを受信して電源電圧およびクロック信号を生成し
ている)をそのまま搬送波として利用したAM変調を行
っている。具体的には、AM変調回路41は、トリガー
パルスおよびデータパルスに同期して、コイル210の
入力インピーダンスを変化させる動作を行う。こうして
受信側での負荷変動により、リーダライタ装置100が
送信する電磁波に振幅変動を起こさせることができ、I
Cカード200からリーダライタ装置100への情報伝
達が可能になる。
【0020】以上、本発明を図示する実施例に基づいて
説明したが、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。た
とえば、上述の実施例では、トリガーパルスとして単一
のパルスを用いていたが、複数のパルスをトリガーパル
スに用いるようにしてもかまわない。また、上述の実施
例では、トリガーパルスとビットパルスとを、全く同じ
波形のパルスによって構成していたが、両者のパルス幅
を変えるようにすることも可能である。更に、上述の実
施例では、リーダライタ装置100からICカード20
0へ電源およびクロックを供給しているが、ICカード
側に電源あるいはクロック発生器を内蔵したシステムに
も本発明は適用可能である。また、上述の実施例では、
ICカードに本発明を適用した例を示したが、本発明は
ICカードをはじめとするあらゆる半導体記憶媒体に適
用可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係るデータの非
接触転送方法によれば、所定の周期Tで配置されるトリ
ガー情報と、このトリガー情報の配置位置から所定の時
間t(t<T)だけ遅れた位置に配置されるビット情報
と、により信号波を形成するようにしたため、より信頼
性の高い正確なデータ転送を行うことができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータの非接触転送方法の適用対
象となるリーダライタ装置100およびICカード20
0を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデータの非接触転送方法において
用いられる搬送波、信号波、変調波の一例を示す波形図
である。
【図3】図1に示すICカード200の入力段の構成を
示すブロック図である。
【図4】従来の転送方法における信号波の表現内容を示
す波形図である。
【図5】本発明の転送方法における信号波の表現内容を
示す波形図である。
【図6】本発明の一実施例に係る転送方法における転送
情報、信号波、変調波の関係を示す図である。
【図7】本発明の別な実施例に係るICカード200の
入出力段の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…電力入力部 11…整流ブリッジ 12…リプルフィルタ 13…レギュレータ 20…クロック入力部 21…キャリアクロック・レベルシフタ 22…分周回路 30…信号入力部 31…AM復調回路 32…トリガーパルス検出回路 33…受信データ復調回路 40…信号出力部 41…AM変調回路 42…トリガーパルス発生回路 43…送信データ変調回路 100…リーダライタ装置 110…第1のコイル 200…ICカード 210…第2のコイル P1,P2,P3…トリガーパルス B1,B2…ビットパルス(ビット情報)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体記憶媒体と、この半導体記憶媒体
    に対するデータの書き込み/読出しを行うリーダライタ
    装置と、の両者間でデータ転送を行うために、 リーダライタ装置側では、信号波と搬送波とを重畳して
    変調波を生成し、この変調波を第1のコイルに与えて送
    信を行い、 半導体記憶媒体側では、第2のコイルにより前記変調波
    を受信し、受信した変調波を復調することにより信号波
    を検出し、 両者を物理的に非接触の状態においたまま、データ転送
    を行うデータの非接触転送方法において、 所定の周期Tで配置されるトリガー情報と、このトリガ
    ー情報の配置位置から所定の時間t(t<T)だけ遅れ
    た位置に配置されるビット情報と、により信号波を形成
    するようにしたことを特徴とする半導体記憶媒体におけ
    るデータの非接触転送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータの非接触転送方
    法において、 トリガー情報をトリガーパルスの配置によって、ビット
    情報をビットパルスの有無によって、それぞれ表現し、
    データをビットパルスの有無に対応するバイナリデータ
    の形式で転送することを特徴とする半導体記憶媒体にお
    けるデータの非接触転送方法。
JP3323716A 1991-11-12 1991-11-12 半導体記憶媒体におけるデータの非接触転送方法 Pending JPH05135220A (ja)

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EP92119290A EP0542229B1 (en) 1991-11-12 1992-11-11 Method for contactless communication between a semiconductor data recording medium and a reader/writer device
DE69232627T DE69232627T2 (de) 1991-11-12 1992-11-11 Verfahren zur kontaktfreien Kommunikation zwischen einem Halbleiter- Datenaufzeichnungsträger und einer Lese-/Schreibvorrichtung
US07/975,434 US5362954A (en) 1991-11-12 1992-11-12 Data transfer method for use in semiconductor data recording medium

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10145987A (ja) * 1996-09-13 1998-05-29 Hitachi Ltd 電力伝送システムおよびicカード並びにicカードを用いた情報通信システム

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JPH10145987A (ja) * 1996-09-13 1998-05-29 Hitachi Ltd 電力伝送システムおよびicカード並びにicカードを用いた情報通信システム

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