JP3067419B2 - 宅配ナビゲーションシステム - Google Patents

宅配ナビゲーションシステム

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JP3067419B2 JP25862492A JP25862492A JP3067419B2 JP 3067419 B2 JP3067419 B2 JP 3067419B2 JP 25862492 A JP25862492 A JP 25862492A JP 25862492 A JP25862492 A JP 25862492A JP 3067419 B2 JP3067419 B2 JP 3067419B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配送に関する情報を記
憶すると共に、質問器からの質問信号に応答して記憶さ
れた配送情報を送信する応答回路を備えた電子荷札を用
いたナビゲーションシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
宅配便の配達は、配達トラックのドライバー(宅配作業
人)が地図を片手に配達先を探しながら配達するのが一
般的であった。しかし、この場合、地名等を知らないと
配達先の場所がなかなか見つからなかったり、探すのに
時間がかかってしまう。また、そうしたことがないよう
に、予め最適・最短の配達経路を探し出して地図上に記
入しておくこともできるが、その最適・最短の配達経路
を探し出すこと自体、豊富な経験が必要である。
【0003】さらに、こうした配達前の努力にもかかわ
らず、配達漏れや配達忘れ等のミスが起こることもあ
り、その場合同じ方向に2度出向いたりして配達効率が
非常に悪くなる。その上、無駄な排ガスを放出すること
になり公害を助長することにもつながる。これらの原因
としては、従来の宅配システム自体が、宅配作業人の経
験に頼る部分が多いことが挙げられる。そのため、新人
が一人前に成るためには時間がかかってしまうのであ
る。
【0004】そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、経験の浅い宅配作業人であっても、経験
を積んだ作業人並みに配達経路を設定でき、配達ミス
効果的に防止できるようにした宅配ナビゲーションシス
テムを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に成された本発明の宅配ナビゲーションシステムは、配
送に関する情報を記憶すると共に、質問器からの電波に
よる質問信号に応答して記憶された上記配送情報を送信
する応答回路を備える電子荷札を用いた宅配ナビゲーシ
ョンシステムであって、宅配に用いる車両は、荷物を降
ろす際に開かれる扉部材に設けられた前記質問器と、前
自車両の現在位置を上記電波航法により検出し、車室
内の表示装置に表示した地図上にその現在位置を表示可
能なナビゲーション手段を備えており、上記電子荷札よ
り読み取られ上記ナビゲーション手段に入力された配送
情報の内、次に配達予定のものを任意に選択指示可能に
構成されており、 前記ナビゲーション手段は、上記電子
荷札が貼付されている荷物を上記宅配用車両から降ろす
際、その添付された電子荷札より読み取られた配送情報
が上記選択指示された位置情報に対応しないものであれ
ば、警告を発するように構成されたことを特徴とする。
【0006】なお、電子荷札より配送情報を読み取って
ナビゲーション手段に入力する方法としては、例えば、
電子荷札の添付された荷物を車両に積み込む際に質問器
で個別に読み取って入力する方法や、荷物の仕分け時に
一括して収集した配送情報をICカードやCDROM等
に記憶させ、それを用いて車両のナビゲーション手段に
入力する方法等が考えられる。
【0007】また、上記ナビゲーション手段は、上記配
達先の位置情報を上記表示装置に表示された地図上に表
示可能であり、かつ、上記地図上に表示されている配達
先の位置情報の内、次に配達予定のものを任意に選択指
示可能に構成されており、上記電子荷札が貼付されてい
る荷物を上記宅配用車両から降ろす際、その添付された
電子荷札より読み取られた配送情報が上記選択指示され
た位置情報に対応するものであれば、上記地図上におい
て上記選択指示された位置情報を他の位置情報とは区別
可能に表示あるいは消去するように構成してもよい。
【0008】
【作用】上記構成を有する本発明の宅配ナビゲーション
システムによれば、ナビゲーション手段の表示装置に表
示された地図上には、自車両の現在位置が表示される。
このように現在位置が表示されることで、その現在位置
を基準として配達先を把握することができ、例えば、経
験の浅い宅配作業者であっても経験を積んだ作業者並み
に配達経路を設定できるため、配達ミス(特に配達漏れ
や配達忘れ)も効果的に防止できる。そして、電子荷札
より非接触で読み取られナビゲーション手段に入力され
た配送情報の内、次に配達予定のものを任意に選択指示
可能であり、ナビゲーション手段は、電子荷札が貼付さ
れている荷物を宅配用車両から降ろす際、その添付され
た電子荷札より読み取られた配送情報が選択指示された
位置情報に対応しないものであれば、警告を発するた
め、間違った荷物を降ろした場合にすぐに見つけること
ができ、配達ミスがなくなる。
【0009】また、配達先の位置情報を表示装置に表示
された地図上に表示し、その中から次に配達予定のもの
を任意に選択指示可能に構成し、荷物を宅配用車両から
降ろす際、その貼付された電子荷札より読み取られた配
送情報が選択指示された位置情報に対応するものであれ
ば、地図上において選択指示された位置情報を他の位置
情報とは区別可能に表示あるいは消去するようにすれ
ば、配達済み荷物に関する位置情報とこれから配達する
荷物の位置情報とが混乱することはなく、配達ミス(特
に配達忘れ)の防止という面でもより効果的である。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1(A)は本実施例の宅配ナビゲーション
システムに用いられる宅配用車両100の、図1(B)
はナビゲーション装置60の表示画面のそれぞれ説明
図、また図2はナビゲーション装置60の全体構成を示
す概略ブロック図である。本宅配ナビゲーションシステ
ムに用いられる宅配用車両100は、ナビゲーション手
段としてのナビゲーション装置60、質問器70等を備
えている。
【0011】最初に、ナビゲーション装置60の詳細か
ら説明する。ナビゲーション装置60は、図2に示すよ
うに位置検出器1、地図データ入力器2、操作スイッチ
3、これらに接続されたCPU5、そして、CPU5に
接続されたメモリ6、表示装置としての表示器7等を備
えている。
【0012】位置検出器1は、周知の地磁気センサ11
と、ジャイロスコープ13、距離センサ15、衛星から
の電波を受信し、受信した電波に基づいて車両の位置を
検出するGPS(Global Positioning Sistem )のため
のGPS受信機17を有している。そして、GPS受信
機17は、GPS衛星80に搭載されたGPS送信機
(図示せず)から送信される信号電波を受信するGPS
アンテナ19を有している。
【0013】これらのセンサ等11,13,15,17
は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセ
ンサにより、各々補間しながら使用するように構成され
ている。なお、精度によっては上述した内の一部で構成
してもよく、さらには、ステアリングの回転センサ、各
転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
【0014】地図データ入力器2は、位置検出の精度向
上のための、いわゆるマップマッチング用データ、及び
地図データ、経路案内を含む各種データを入力するため
の装置である。媒体としては、そのデータ量からCDR
OMを用いるのが一般的であるが、メモリカード等の他
の媒体を用いてもよい。
【0015】表示器7は宅配用車両100の運転席10
5に設置されており、この表示器7には、位置検出器1
から入力された車両の位置情報と地図データ入力器2よ
り入力されたナビゲーションマップNMとを重ねて表示
することができる(図1(B)参照)。また、本ナビゲ
ーション装置60は、操作スイッチ3により目的地を入
力すると、現在位置からその目的地までの代表的なルー
トを案内表示する、いわゆる経路案内機能も備えてい
る。操作スイッチ3は、例えば、表示器7と一体になっ
たタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用
いられ、各種入力に使用される。
【0016】一方、質問器70は、本実施例では宅配用
車両100の貨物室101の扉103に取り付けられて
おり、荷物25に添付される電子荷札としての宅配便伝
票21に対して質問信号を放射し、その内部に記憶した
配送情報を送信させるものである。
【0017】まず、宅配便伝票21について説明する。
この宅配便伝票21は、図3に示すように、依頼者控、
配達伝票、届け先控え等の複数の伝票片22が、その端
部で結束されて一体とされたものであり、荷物25(図
1(A))に添付される伝票片22には手書き記入欄2
3と応答回路24とが形成されている。
【0018】手書き記入欄23は、届け先や発送元等の
情報に加え、着店を示す仕分けコードや料金等が手書き
で記入される部分である。また、応答回路24は、デー
タのやり取りを行なうアンテナ30と、回路の制御及び
配送データの記憶を行なうIC31と、IC31に電力
を供給する電池32とから構成されており、この応答回
路24に、配送区域を示す仕分けコード等が、荷物25
の取次の際に入力される。
【0019】次に、上記応答回路4の電気的構成を図4
に基づいて説明する。図4に示すように、応答回路24
に備えられたIC31には、変調器44、復調器45、
レベル比較器46、CPU47、クロック発生器48、
メモリ49が内蔵される。レベル比較器46は、オペア
ンプ46aを備え、復調器45の出力信号の電圧を基準
電圧と比較して、出力信号の電圧が基準電圧より高けれ
ば電池32をCPU47とクロック発生器48に接続す
る構成を有する。メモリ49はCPU47が実行するプ
ログラムの他、受信したデータをストアするものであ
る。
【0020】上記応答回路24は以下のように動作す
る。復調器45はアンテナ30が受信した電波から質問
信号を取り出す。質問信号はレベル比較器46とCPU
47の両方に出力される。レベル比較器46では復調器
45の出力信号の電圧レベルを基準電圧と比較する。そ
して、復調器45の出力信号の電圧が基準電圧より高い
場合には、電池32をCPU47とクロック発生器48
に接続するので、CPU47とクロック発生器48が起
動される。CPU47は起動されると、クロックに基づ
いてメモリ49に格納されているプログラムを実行す
る。
【0021】また、復調器45から出力される受信デー
タが届け先等のデータの場合は、受信データをメモリ4
9に格納する。一方、受信データが届け先等のデータの
要求指令の場合は、CPU47はメモリ49に予め格納
されているプログラムを実行して、メモリ49に格納し
たデータを読み出し、データに応じた信号を変調器44
に出力する。この変調器44のダイオード44aは、C
PU47から出力される信号により、その導通・非導通
が変わる。従って、この様にインピーダンスを変更する
ことで、後述する仕分けの際に用いられる質問器70
(図3)からの電波を変調して、データをアンテナ30
より送信する。
【0022】次に、上記応答回路24に向けて電波を放
射して配送データを取り出す質問器70について説明す
る。図5に示すように、質問器70には、送信電波の搬
送波を作るキャリア発振回路51と、搬送波に情報を重
畳させる変調器52と、送信波と受信波を分離するサー
キュレータ53と、電波の出入り口である送受信アンテ
ナ54と、受信波から情報を取り出す復調器55と、変
調器52と復調器55を制御して情報の処理を行なう信
号処理部56よりなる。また信号処理部56は、情報処
理及び外部との通信を行なうCPU57と、CPU57
に動作クロックを供給するクロック発生器58よりな
る。なお、本質問器70はナビゲーション装置60と接
続されている。
【0023】続いて、上述した回路構成の質問器70の
動作を説明する。質問器70からの送信波は、キャリア
発振回路51により作られた搬送波が変調器52によっ
て変調されて作られる。つまり、送信波には信号処理部
56から前記変調器52に送られたデータが重畳されて
いる。
【0024】このように作られた送信波はサーキュレー
タ53に送られ、そこから送受信アンテナ54に送られ
て空中に放射される。そして、宅配便伝票21の応答回
路24から応答信号が返送されてくれば、それを送受信
アンテナ54で受信する。その受信波はサーキュレータ
53を介して復調器55に送られ、そこで受信波に含ま
れている情報が取り出され信号処理部56に送られて処
理される。
【0025】また、信号処理部56は、外部インターフ
ェース61から入力された制御信号や各種情報を受け
て、変調器52に送信データを送り、更に、復調器55
から応答回路24の識別情報等のデータを受け取ってそ
れを外部インターフェース61に出力する。これらのデ
ータはナビゲーション装置60のCPU5に入力する。
【0026】次に、本システムを用いた宅配作業の手順
と、それに伴う情報の流れとを図6を参照しながら説明
する。まず、宅配取り次ぎ店等で、起票器(図示せず)
を使って宅配便伝票21に、配達位置情報(例えば住
所)を、GPS情報に対応して経緯度で入力する。ま
た、仕分け情報やID情報等その他のデータも同時に入
力する。そして、データが入力された宅配便伝票21を
荷物25に貼付する。
【0027】宅配便伝票21の貼付された荷物25は配
送センターへ集められ、宅配便伝票21内の仕分け情報
に基づき、仕分け器(図示せず)によって自動仕分けさ
れる。次に、この荷物25を宅配用車両100に積み込
む際、貨物室101の扉103に設置された質問器70
で、荷物25に貼付されている宅配便伝票21から配達
位置情報及びその他の情報(例えばID情報)を読み取
る。読み取った情報は、運転席105の表示器7のナビ
ゲーションマップNM上に、積み込んだ荷物25の宅配
位置指示マークM1として表示される。このナビゲーシ
ョンマップNM上には、GPS衛星80から送信され、
宅配用車両100のGPSアンテナ19で受信したGP
S信号等に基づき測位した宅配用車両100の現在位置
が、現在位置表示マークM2として表示される。
【0028】読み取りの終わった荷物25を宅配用車両
100に積み込んだ後、宅配に向かう。運転手(宅配作
業者)は、表示器7上のナビゲーションマップNMを見
ながら目的地まで向かう。この際、宅配用車両100の
現在位置とナビゲーション装置60に入力された多くの
荷物25に関する配達位置情報とから、現在位置から最
も近い宅配位置指示マークM1を、他の宅配位置指示マ
ークM1と区別が付くように表示させるとより効果的で
ある。区別の付け方としては、例えば、マークの色や形
を他と変えたり(図1(B)参照)、点滅させたりする
ことが考えられる。
【0029】また、ナビゲーション装置60の操作スイ
ッチ3を操作することにより、上記区別を付けた宅配位
置指示マークM1に対応する荷物25の内容(配達先名
等)を表示器7に示すようにしてもよい。なお、距離的
に一番近いものから順に配送していくことだけが必ずし
も配送効率がよいとは言えないことも考慮し、荷物25
の内容を示す宅配位置指示マークM1を指定する場合、
操作スイッチ3での所定の操作によって、順番に指定候
補マークを移動していけるようにしてもよい。
【0030】目的地に着くと、荷物25は宅配用車両1
00から降ろされる。この際、再び貨物室101の扉1
03に設置された質問器70で、荷物25に貼付されて
いる宅配便伝票21から配達位置情報やID情報を読み
取り、その情報をナビゲーション装置60に送信する。
【0031】ナビゲーション装置60では、読み取られ
た配送情報が選択指示された宅配位置指示マークM1に
対応するものであれば、ナビゲーションマップNM上に
おいて選択指示された宅配位置指示マークM1を、それ
が配達済みであることが判るように他の宅配位置指示マ
ークM1とは区別可能に表示するか、あるいは消去して
しまう。なお、ここでいう宅配位置指示マークM1が選
択指示されている状態とは、例えば、宅配位置指示マー
クM1に対応する荷物25の内容が表示器7上に示され
ていれば自動的に選択指示状態であるとすること等が考
えられる。
【0032】一方、読み取られた配送情報が選択指示さ
れた宅配位置指示マークM1に対応しないものであれ
ば、図示しないアラームにより警告を発する。このよう
にすれば、間違った荷物25を降ろした場合にすぐに見
つけることができると共に、配達済み荷物25に関する
宅配位置指示マークM1とこれから配達する荷物25の
宅配位置指示マークM1とが混乱することはなく、配達
ミスや配達忘れの防止により効果的である。
【0033】なお、いつ誰がどこで、どの荷物25を降
ろしたかをICカード等に記憶させ、配送センターへ戻
った際、配送センター内のホストコンピュータへダウン
ロードするようにすれば、後日必要に応じて、ある特定
の荷物のトレースが簡単に行える。
【0034】以上が作業手順と情報の流れであるが、さ
らに理解を容易にするため、ナビゲーション装置60の
作動に限定して見てみると、図7に示すフローチャート
のようになる。電源がオンされて作動を開始すると(ス
テップ100)、GPS信号を受信し(ステップ11
0)、表示器7上に現在位置を示すナビゲーションマッ
プNMを表示する(ステップ120)。そして、荷物2
5を積み込む際に質問器70によって読み取られた配達
位置情報やID情報が入力されると(ステップ13
0)、その情報を基にして、ナビゲーションマップNM
上に、積み込んだ荷物25に対応する宅配位置指示マー
クM1を表示する(ステップ140)。このステップ1
30,140の処理を荷物25を全て積み込むまで行
う。
【0035】荷物25の積み込み終了後、図示しない積
み込み終了を指示するスイッチ等が操作されことにより
積み込み終了と判断すると(ステップ150)、現在位
置から最も近い宅配位置指示マークM1を、他の宅配位
置指示マークM1と区別が付くように表示させる共に、
その宅配位置指示マークM1に対応する荷物25の内容
(配達先名や荷物情報等)を表示器7に示す(ステップ
160)。なお、荷物25の内容を示す宅配位置指示マ
ークM1の指定は操作スイッチ3の操作により任意に変
更できることは既に述べたのでここでは省略する。
【0036】目的地に着いて荷物25が宅配用車両10
0から降ろされる際、質問器70で読み取った配達位置
情報やID情報が入力されると(ステップ170)、そ
の読み取られた情報が選択指示された宅配位置指示マー
クM1に対応するものであるか否かを判断する(ステッ
プ180)。対応しておれば(ステップ180:YE
S)、選択指示された宅配位置指示マークM1をナビゲ
ーションマップNM上より消去すると共に、ICカード
に記憶させる(ステップ190)。なお、消去する代わ
りに、上述したように他の宅配位置指示マークM1とは
区別可能に表示しておいてもよい。
【0037】一方、読み取られた情報が選択指示された
宅配位置指示マークM1に対応しないものであれば(ス
テップ180:NO)、アラームにより警告を発生させ
る(ステップ200)。なお、作業者が気付き、正しい
荷物25の宅配便伝票21からの情報が入力されると、
ステップ180の処理に戻ってYES判断される。
【0038】上記ステップ170〜200の処理を全て
の荷物25に対して行った後、図示しない積み降ろし終
了を指示するスイッチ等が操作されて積み降ろし終了だ
と判断すると(ステップ210:YES)、表示器7上
に宅配が終了した旨の表示を示す(ステップ220)。
【0039】上述したように、本実施例の宅配ナビゲー
ションシステムによれば、ナビゲーション装置60の表
示器7に表示されたナビゲーションマップNM上には、
自車両の現在位置と共に宅配便伝票21より読み取った
配送情報の内、少なくとも配達先の位置情報が表示され
る。このように作業者に対して逐次配達先を示すことが
できるため、例えば、経験の浅い宅配作業者であって
も、ナビゲーションマップNM上の自車両位置(現在位
置表示マークM2)と配達先位置(宅配位置指示マーク
M1)とを見て、それに導かれて配達して行けば配達漏
れや配達忘れも効果的に防止できる。
【0040】また、荷物25を宅配用車両100から降
ろす際、読み取られた配送情報が選択指示された位置情
報に対応するものであれば、ナビゲーションマップNM
上において選択指示された位置情報を消去し、一方、対
応しないものであれば警告を発するようにしているた
め、間違った荷物25を降ろした場合にすぐに見つける
ことができると共に、配達済み荷物25に関する位置情
報とこれから配達する荷物の位置情報とが混乱すること
はなく、配達ミスや配達忘れの防止により効果的であ
る。
【0041】次に、別実施例について説明する。上記実
施例では、ナビゲーション装置60への配送情報の入力
は、荷物25を宅配用車両100へ積み込む際に質問器
70で個別に読み取って行っていたが、配送センターに
おいて行き先別に荷物25を仕分けるとき、または、あ
る特定の宅配用車両100に積み込む荷物25をストッ
クするときに一括して収集した配送情報をICカードや
磁気フロッピーディスクに記憶させ、それを用いてナビ
ゲーション装置60に入力してもよい。
【0042】この場合、宅配用車両100への積込作業
時には、一つ一つ読み取る必要がなく、単に荷物25を
積み込むだけの作業で良いため、積み込み作業者の負担
が減る。また、上記実施例では、配送情報のみをナビゲ
ーション装置60に入力し、ナビゲーションマップNM
の関するデータは装置自体が備えているものを用いてい
たが、配送情報をナビゲーションマップNMと組み合わ
せて、予めCD等の情報媒体に記憶させておき、それを
ナビゲーション装置60の地図データ入力器2より入力
させるようにしてもよい。
【0043】この場合、宅配用車両100への積込作業
時には単に荷物25を積み込むだけの作業で良いため、
積み込み作業者の負担が減ると共に、ナビゲーション装
置60側の構成も簡略化・低コスト化できる。例えば、
ナビゲーションマップNMに関するデータをナビゲーシ
ョン装置60自体がそれぞれ持つようにすると、配達の
可能性のある地域(例えば全国)の全てのナビゲーショ
ンマップNMを持たなくてはいけなくなる可能性もある
が、この方式であれば、予め配達区域のみのナビゲーシ
ョンマップNMと組み合わせればよく、データ量として
は相対的に小さくて済むからである。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明の宅配ナビゲー
ションシステムによれば、配達先の位置情報をナビゲー
ション手段によって把握できる一方、配達先で荷物を降
ろす際には、扉部材によって車両より降ろされる荷物の
位置情報を非接触で読み取り、位置情報が異なる際には
誤った荷物を降ろしたものとして警告するため、経験を
積んだ作業者並みに配達経路を設定でき、且つ配達ミス
も効果的に防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本実施例の宅配ナビゲーションシス
テムに用いられる宅配用車両の、(B)はナビゲーショ
ン装置の表示画面のそれぞれ説明図である。
【図2】 ナビゲーション装置の全体構成を示す概略ブ
ロック図である。
【図3】 電子荷札である宅配便伝票の概略構成を表す
概略構成図である。
【図4】 宅配便伝票に構成された応答回路の電気的構
成を示す回路図である。
【図5】 質問器の電気的構成を示す回路図である。
【図6】 本システムを用いた宅配作業の手順と、それ
に伴う情報の流れを示す説明図である。
【図7】 ナビゲーション装置の作動を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
M1…宅配位置指示マーク、 M2…現在位置表示
マーク、 NM…ナビゲーションマップ、 1…位置検出器、 2…地図データ入力器、 7…表示器、 17
…GPS受信機、 19…GPSアンテナ、 21…宅配便伝票、 24
…応答回路、 25…荷物、 60…ナビゲーション装置、 70
…質問器、 80…GPS衛星、 100…宅配用車両
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−9500(JP,A) 特開 平2−112100(JP,A) 特開 昭61−122933(JP,A) 特開 昭62−203021(JP,A) 特開 昭61−194600(JP,A) 特開 昭62−154097(JP,A) 特開 平2−90361(JP,A) 特開 平3−233681(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/00 G08G 1/0969 G01C 21/00 B65G 47/49

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配送に関する情報を記憶すると共に、質問
    器からの電波による質問信号に応答して記憶された上記
    配送情報を送信する応答回路を備える電子荷札を用いた
    宅配ナビゲーションシステムであって、 上記配送情報を上記電子荷札に記憶させる際、配達先の
    位置情報を電波航法に用いる測位情報に対応した経緯度
    で入力すると共に、宅配に用いる車両は、荷物を降ろす際に開かれる扉部材
    設けられた前記質問器と、前記自車両の現在位置を上
    記電波航法により検出し、車室内の表示装置に表示した
    地図上にその現在位置を表示可能なナビゲーション手段
    を備えており、上記電子荷札より読み取られ上記ナビゲーション手段に
    入力された配送情報の内、次に配達予定のものを任意に
    選択指示可能に構成されており、 前記ナビゲーション手段は、上記電子荷札が貼付されて
    いる荷物を上記宅配用車両から降ろす際、その添付され
    た電子荷札より読み取られた配送情報が上記選択指示さ
    れた位置情報に対応しないものであれば、警告を発する
    ように構成されたこと を特徴とする宅配ナビゲーション
    システム。
  2. 【請求項2】上記ナビゲーション手段は、上記配達先の位置情報を上記表示装置に表示された地図
    上に表示可能であり、かつ、上記地図上に表示されてい
    る配達先の位置情報の内、次に配達予定のものを任意に
    選択指示可能に構成されており、 上記 電子荷札が貼付されている荷物を上記宅配用車両か
    ら降ろす際、その添付された電子荷札より読み取られた
    配送情報が上記選択指示された位置情報に対応するもの
    であれば、上記地図上において上記選択指示された位置
    情報を他の位置情報とは区別可能に表示あるいは消去
    ように構成されたことを特徴とする請求項1記載の宅
    配ナビゲーションシステム。
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