JP3391917B2 - 移動体の運行管理システム - Google Patents

移動体の運行管理システム

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JP3391917B2
JP3391917B2 JP29858694A JP29858694A JP3391917B2 JP 3391917 B2 JP3391917 B2 JP 3391917B2 JP 29858694 A JP29858694 A JP 29858694A JP 29858694 A JP29858694 A JP 29858694A JP 3391917 B2 JP3391917 B2 JP 3391917B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の移動体に移
動経路を指示して誘導する運行管理システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】GPS(Global Positio
ning System)を利用した自動車等の移動体
のナビゲーションシステムが実用化され、広く普及しつ
つある。そしてこのようなナビゲーションシステムを応
用して最短距離や最短時間の経路を走行できるようにし
たシステムが特開平4−371990号公報などで提供
されている。この特開平4−371990号公報のもの
は自動車などの移動体に設けたナビゲーションシステム
を操作してディスプレイ上において目的地を入力し、G
PS等で検出した移動体の自位置と目的地との間の経路
のうち最短時間の経路あるいは最短距離の経路を表示す
るようにしたものである。
【0003】そして特開平4−371990号公報のナ
ビゲーションシステムを宅配便などの運送業に応用する
ことによって、荷物の配送の効率を非常に高めることが
可能になる。例えば、移動体に搭載したナビゲーション
システムを操作して、出発地、荷物を配送する各地点
(これを経由地とする)、目的地(通常は出発地に戻る
ので出発地と同じになる)等のデータを入力し、各地点
間の経路のうち最短時間の経路あるいは最短距離の経路
を計算させると共にこの経路をディスプレイ上に表示
し、GPS等で検出した移動体がこの経路上を走行する
ように誘導することによって、最短時間や最短距離で荷
物の配送先を回ることができ、荷物の配送の効率を高め
ることができるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのデー
タの入力の操作は手間が掛かって面倒であり、移動体を
運転して荷物を配送する運転手が、それぞれ担当する移
動体のナビゲーションシステムへのデータの入力の操作
を行なう場合、一般に運転手はこのような入力操作に慣
れていないために入力ミス等のおそれがあって、配送に
支障を来す可能性が高い。従って入力ミスを避けるため
には、専門のオペレーターが各移動体毎にナビゲーショ
ンシステムへのデータの入力を行なう必要があるが、多
くの台数の移動体に一々乗り込んでオペレーターが入力
をおこなうとなると、オペレーターの負担が大きくな
り、また入力の作業効率も悪くなるという問題がある。
【0005】また、上記のようなナビゲーションシステ
ムを用いることによって、荷物の配送の他にセールスマ
ンの得意先やユーザーなどの外回りの効率を高めること
ができるが、得意先回りやユーザー回りをどのようにし
て行なうかは各セールスマンの経験やノウハウに属する
ことが多く、セールスマンが代わったときにはこれらの
蓄積は生かされず、また一から始めることになり、ナビ
ゲーションシステムによる業務の向上には限界があっ
た。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、出発地や経由地や目的地等の入力は一箇所でおこ
なうことができると共に各移動体では運転手によって簡
単に操作することができ、運用が容易な移動体の運行管
理システムを提供することを目的とし、さらに業務の向
上にも資することができる移動体の運行管理システムを
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
移動体の運行管理システムは、地図データ記憶手段1
と、地図データ記憶手段1から呼び出された地図データ
上において出発地・経由地・目的地の各地点を設定する
地点設定手段2と、地図データ上において地点間の推奨
経路を計算する経路計算手段3と、経由地や目的地での
業務内容等の指示事項を入力する指示事項入力手段11
と、設定した各地点のデータや推奨経路のデータ及び入
力した指示事項のデータを記憶媒体4に書き込む書込み
手段5とを備えるデータ入力装置6及び、移動体7の自
位置を検出する自位置検出手段8と、上記記憶媒体4に
書き込まれたデータを読み取る読み取り手段9と、この
読み取られた地点や推奨経路のデータと自位置検出手段
8で検出された自位置のデータに基づいて経路誘導をす
る経路誘導手段10と、経路誘導手段10によって移動
体7が所定の経由地あるいは目的地に到着するかあるい
は近付いたことを検知したときに指示事項を表示する指
示事項表示手段12とを備える移動体7から成ることを
特徴とするものである。
【0008】また本発明の請求項2に係る移動体の運行
管理システムは、出発地・経由地・目的地の各地点を設
定する地点設定手段2と、経由地や目的地での業務内容
等の指示事項を入力する指示事項入力手段11と、設定
した各地点のデータ及び入力した指示事項のデータを記
憶媒体4に書き込む書込み手段5とを備えるデータ入力
装置6及び、移動体7の自位置を検出する自位置検出手
段8と、地図データ記憶手段1と、上記記憶媒体4に書
き込まれたデータを読み取る読み取り手段9と、この読
み取られた地点間の推奨経路を地図データ記憶手段1か
ら呼び出された地図データ上において計算する経路計算
手段3と、推奨経路のデータと自位置検出手段8で検出
された自位置のデータに基づいて経路誘導をする経路誘
導手段10と、経路誘導手段10によって移動体7が所
定の経由地あるいは目的地に到着するかあるいは近付い
たことを検知したときに指示事項を表示する指示事項表
示手段12とを備える移動体7から成ることを特徴とす
るものである。
【0009】
【0010】上記指示事項表示手段12は指示事項を文
字表示するディスプレーで形成することができ、あるい
は指示事項を音声で表示する音声発生装置で形成するこ
とができる。
【0011】
【作用】本発明の請求項1の移動体の運行管理システム
は、地図データ記憶手段1と、地図データ記憶手段1か
ら呼び出された地図データ上において出発地・経由地・
目的地の各地点を設定する地点設定手段2と、地図デー
タ上において地点間の推奨経路を計算する経路計算手段
3と、設定した各地点や推奨経路のデータを記憶媒体4
に書き込む書込み手段5とを備えるデータ入力装置6を
有するので、オペレーターがデータ入力装置6の地点設
定手段2を操作することによって、各地点間の推奨経路
を経路計算手段3で計算させてこのデータを記憶媒体4
に書き込むことができるものであり、そして移動体7に
は、移動体7の自位置を検出する自位置検出手段8と、
上記記憶媒体4に書き込まれたデータを読み取る読み取
り手段9と、この読み取られた地点や推奨経路のデータ
と自位置検出手段8で検出された自位置のデータに基づ
いて経路誘導をする経路誘導手段10とを備えるので、
移動体7の運転手は記憶媒体4を読み取り手段9に読み
取らせる操作をおこなうだけで、経路誘導手段10によ
って経路誘導をさせることができる。
【0012】また本発明の請求項2の移動体の運行シス
テムは、出発地・経由地・目的地の各地点を設定する地
点設定手段2と、設定した各地点のデータを記憶媒体4
に書き込む書込み手段5とを備えるデータ入力装置6を
有するので、オペレーターがデータ入力装置6の地点設
定手段2を操作することによって、各地点のデータを記
憶媒体4に書き込むことができるものであり、そして移
動体7には、移動体7の自位置を検出する自位置検出手
段8と、地図データ記憶手段1と、上記記憶媒体4に書
き込まれたデータを読み取る読み取り手段9と、この読
み取られた地点間の推奨経路を地図データ記憶手段1か
ら呼び出された地図データ上において計算する経路計算
手段3と、推奨経路のデータと自位置検出手段8で検出
された自位置のデータに基づいて経路誘導をする経路誘
導手段10とを備えるので、移動体7の運転手は記憶媒
体4を読み取り手段9に読み取らせる操作をおこなうだ
けで、経路計算手段3で推奨経路を計算させて経路誘導
手段10によって経路誘導をさせることができる。
【0013】さらに請求項1又は2の発明では、経由地
や目的地での業務内容等の指示事項を入力する指示事項
入力手段11と、入力した指示事項のデータを上記記憶
媒体4に書き込む書込み手段5とをデータ入力装置6に
備え、記憶媒体4に書き込まれた指示事項のデータを読
み取る読み取り手段9と、上記経路誘導手段10によっ
て移動体7が所定の経由地あるいは目的地に到着するか
あるいは近付いたことを検知したときに指示事項を表示
する指示事項表示手段12を移動体7に備えるために、
移動体7の運転手やセールスマン等は所定の経由地ある
いは目的地ごとに業務内容やその他の今までの営業活動
で蓄積された各種の情報を指示事項として得ることがで
き、予め総ての指示事項を覚えておいたりメモしておい
たりする必要がなくなって、運転手やセールスマンの負
担を軽減することができると共に指示事項を忘れたり間
違えたりするようなことがなくなり、さらに各種の情報
を生かした営業を行なうことが可能になるものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。デ
ータ入力装置6は図2(a)に示すようにパーソナルコ
ンピュータによって形成することができるものであり、
このデータ入力装置6には図1(a)に示すようにデー
タの集中制御をおこなわせる演算処理装置21が組み込
んである。そして予め地図をベクトルモードにて画素単
位でディジタル情報化して記憶させたハードディスクな
どで形成される地図データ記憶手段1がデータ入力装置
6に設けてあり、演算処理装置21によって地図データ
記憶手段1から地図データを呼び出し、この地図データ
に基づいてCRTなどのディスプレー22に地図を表示
するようにしてある。
【0015】またマウス23やキーボードなどで形成さ
れる地点設定手段2がデータ入力装置6に接続してあ
り、地点設定手段2を操作することによって演算処理装
置21内の地図データ上において出発地と、経由地と、
目的地の各地点を入力して設定することができるように
してある。勿論、場合によっては出発地と目的地だけの
場合もあり、出発地と目的地とが同じ場合もある。この
ように演算処理装置21内の地図データ上に設定された
出発地・経由地・目的地の各地点のデータはディスプレ
ー22に出力され、ディスプレー22の地図の上に重ね
て表示されるようにしてある。またこのように地図デー
タ上において出発地・経由地・目的地の各地点を設定す
ると、出発地と各経由地と目的地の各地点を順につなぐ
経路が地図データ上で幾つか計算されるが、各地点間の
幾つかの経路のうち最短距離(あるいは最短時間)の経
路を地図データ上において推奨経路として計算する経路
計算手段3が演算処理装置21に接続してあり、経路計
算手段3で計算された推奨経路のデータは演算処理装置
21に一旦入力された後にディスプレー22に出力さ
れ、デイスプレー22の地図の上に重ねて表示されるよ
うにしてある。
【0016】上記のように地点設定手段3で入力された
出発地・経由地・目的地の各地点のデータや、経路計算
手段3で計算された推奨経路のデータは演算処理装置2
1に接続されたメモリー24に記憶されるようになって
いる。このメモリー24に記憶されたデータと演算処理
装置21に呼び出された地図データはフロッピーディス
クドライブ25等で形成される書込み手段5によってフ
ロッピーディスクなどの記憶媒体4に書き込むことがで
きる。この記憶媒体4としては、フロッピーディスクの
他に、磁気カードやICメモリーカードなど外部記憶手
段として使用されている任意のものを用いることができ
る。
【0017】一方、移動体7としては貨物自動車など自
動車が適用されるものであり、移動体7には図2(b)
に示すようにノート型パーソナルコンピュータなどで形
成される端末機26とGPSセンサ32とが積み込んで
ある。端末機26とGPSセンサ32には自動車のシガ
ーソケットを通じて車載のバッテリーから給電すること
ができる。そして端末機26には図1(b)に示すよう
にデータの集中制御をおこなわせる演算処理装置27が
組み込んであり、上記の記憶媒体4に書き込まれた出発
地・経由地・目的地の各地点のデータや、各地点間の推
奨経路のデータや、地図データをフロッピーディスクド
ライブ等で形成される読み取り手段9で演算処理装置2
7に読み取ることができるようにしてある。このように
読み取られたデータは演算処理装置27からディスプレ
ー28に出力され、ディスプレー28に地図が表示され
ると共にこの地図の上に重ねて出発地・経由地・目的地
の各地点と各地点を結ぶ推奨経路が表示されるようにし
てある。
【0018】移動体7の現在の自位置を検出する自位置
検出手段8はGPSセンサ32で構成されるものであ
り、GPSセンサ32はGPS衛星からのGPS信号を
受信するアンテナと、この受信したGPS信号に基づい
て位置を計算する測位装置とを具備して形成されるもの
である。このGPSセンサ32で構成される自位置検出
手段8は図1(b)に示すように端末機26の演算処理
装置27に接続してあり、移動体7の自位置のデータを
演算処理装置27に入力するようにしてある。
【0019】この移動体7の自位置のデータは経路誘導
手段10の位置比較部29で演算処理装置27に読み込
まれた地図データと比較され、移動体7の自位置と、出
発地・経由地・目的地の各地点や各地点を結ぶ推奨経路
との関係が演算されると共に、ディスプレー28の地図
の上に重ねて移動体7の現在の自位置が表示されるよう
になっている。そして経路誘導手段10の位置比較部2
9によって推奨経路上での移動体7の自位置が交差点に
近づいたことが検知されると、推奨経路の地図データに
基づいて直進するか、右折するか、左折するか等の指示
のデータが指示誘導部30に入力され、指示誘導部30
から直進するか、右折するか、左折するか等の指示が出
力される。この指示は例えば「直進して下さい」、「右
折して下さい」、「左折して下さい」等の音声合成した
音声でおこなわせることができ、あるいはディスプレー
28の地図上に進む方向を表示することによっておこな
わせることもできる。また経路誘導手段10の位置比較
部29で比較演算される推奨経路のデータと移動体7の
自位置のデータの間に誤差の範囲以上の差があるときに
は、移動体7は推奨経路から外れていると判断し、警報
部31に信号を送って作動させて警報をおこなうように
してある。警報は、ブザー音等の音を鳴らしたり、音声
合成装置で合成した音声を使ったりして任意の方法で行
なうことができる。
【0020】データ入力装置6や移動体7の端末機26
の上記実施例に付加して、経由地や目的地でおこなう業
務内容等の指示事項を端末機26から得ることができる
ようにすることもできる。すなわち、データ入力装置6
の演算処理装置21にはキーボード等で形成される指示
事項入力手段11が接続してあり、業務内容や、今まで
の営業活動で蓄積された各種の情報や、その他運転や巡
回に必要な情報、例えば交通取締り情報、天気予報、地
域の行事予定など、指示事項の内容を文字入力等するこ
とによって演算処理装置21に入力できるようにしてあ
る。この指示事項は、既述のように出発地・経由地・目
的地の各地点のデータや、推奨経路のデータや地図デー
タを書込み手段5によって記憶媒体4に書き込む際に、
同時に記憶媒体4に書き込まれるようにしてある。また
記憶媒体4に書き込まれた指示事項のデータは、既述の
ように出発地・経由地・目的地の各地点のデータや、各
地点間の推奨経路のデータや、地図データを読み取り手
段9で読み取る際に、同時に記憶媒体4から端末機26
の演算処理装置27に読み取られるようにしてある。そ
して演算処理装置27に読み取られた指示事項のデータ
は、経路誘導手段10によって移動体7が所定の経由地
あるいは目的地に到着するかあるいは近付いたことを検
知したときに、指示事項表示手段12に出力されて指示
事項が表示されるようになっている。
【0021】指示事項表示装置12は例えば、端末機2
6のディスプレー28で構成することができ、このとき
にはディスプレー28に指示事項を文字で表示させるよ
うにすることができる。また、指示事項表示装置12を
音声発生装置で構成し、音声合成した音声で指示事項を
表示させるようにすることもできる。さらにこのように
音声で指示事項を表示させる場合には、指示事項をテー
プ等に録音してMIDIを介して端末機26に入力する
ようにすることもできる。
【0022】上記の実施例では、地図データ記憶手段1
や経路計算手段3をデータ入力装置6に設けたが、図3
(a)(b)に示すように、地図データ記憶手段1や経
路計算手段3をデータ入力装置6に設けず、移動体7の
端末機26に設けるようにしてもよい。この実施例で
は、データ入力装置6には地点設定手段2で出発地・経
由地・目的地の各地点を設定する入力や指示事項入力手
段11で指示事項の入力がおこなわれ、これらのデータ
が書込み手段5で記憶媒体4に書き込まれるだけであ
り、出発地・経由地・目的地の各地点のデータが記憶媒
体4から読み取り手段9によって移動体7の端末機26
に読み込まれると、端末機26においてこの読み取られ
た地点間の推奨経路が地図データ記憶手段1から呼び出
された地図データ上において経路計算手段3で計算さ
れ、ディスプレー28に表示されるようになっている。
【0023】次に、本発明を移動体7として貨物自動車
を用い、荷物を配送する宅配便等の運送業を実例に挙げ
て具体的に説明する。データ入力装置6は運送業者の荷
物の集配所や営業所などに設置されるものであり、ま
物の集配所を出発地として、荷物の各配送先を経由地
として、貨物自動車(移動体7)の車庫を目的地とし
て、マウス23などの地点設定手段2でデータ入力装置
6に入力して設定する。集配所に戻るときには目的地は
出発地に重なることになる。このとき、地図データ記憶
手段1から呼び出された地図データに基づいディスプ
レー22に表示されている地図の上にカーソルを移動さ
せながら出発地や経由地や目的地を入力することができ
るようにしてある。そしてこのように出発地や経由地や
目的地を入力すると、経路計算手段3が働いて最短距離
(あるいは最短時間)の経路が推奨経路として計算さ
れ、この推奨経路はデスプレー22の地図の上に重ね
て表示され。また、キーボードなどの指示事項入力手
段11で各配送先での業務事項、例えば、配送先の会社
名や届ける部署、配送する荷物名、その他、営業活動で
蓄積された各種の情報、交通取締り情報、天気予報、地
域の行事予定などの指示事項をデータ入力装置6に入力
する。
【0024】次に、このように入力した出発地・経由地
・目的地の各地点のデータや指示事項のデータ、経路計
算手段3で計算された推奨経路のデータ、地図データ記
憶手段1から呼び出された地図データをフロッピーディ
スクドライブ等の書込み手段5によってフロッピーディ
スク等の記憶媒体4に書き込む。上記のデータ入力装置
6への出発地・経由地・目的地のデータや指示事項のデ
ータの入力の操作及び、記憶媒体4への書込みの操作
は、オペレータによっておこなうものであり、そして運
送業者が保有する各貨物自動車毎に、同様のデータ入力
操作や記憶媒体4への書込み操作をおこなって、各貨物
自動車に対応した記憶媒体4をオペレータに作製させ
る。
【0025】このようにオペレータによって作製された
記憶媒体4を運転手に渡し、各運転手は自分の受け持つ
貨物自動車に搭載した端末機26のフロッピーディスク
ドライブ等で形成される読み取り手段9に記憶媒体4を
差し込む。次に貨物自動車のエンジンを始動させると、
端末機26及び自位置検出手段8を構成するGPSセン
サ32のパワーが自動的にONになるようにしてあり、
記憶媒体4に書き込まれている出発地・経由地・目的地
の各地点のデータ、推奨経路のデータ、地図データ、及
び指示事項のデータが読み取り手段9によって端末機2
6に読み取られる。そしてこれらのデータに基づいて端
末機26のディスプレー28に地図が表示され、さらに
この地図の上に重ねて出発地・経由地・目的地の各地点
と各地点を結ぶ推奨経路が例えば図4のように表示され
る。図4には地図の図示は省略してあるが、地図の上
に、出発地a、経由地b1 〜b8 、目的地c、これらの
地点を順に結ぶ推奨経路dが表示され、さらにGPSセ
ンサ32(自位置検出手段8)で検出される貨物自動車
の自位置eが表示されるようにしてある。
【0026】そして運転手はディスプレー28の地図上
の自位置eが推奨経路dを外れないように運転すればよ
いのであり、貨物自動車の自位置eが交差点に近づくと
直進するか、右折するか、左折するかの指示が音声等で
なされ、経由地b1 〜b8 へと誘導される。また、経由
地b1 〜b8 からの道のりで500m手前に貨物自動車
の自位置eが達すると、指示事項が音声で知らされる。
さらに経由地b1 〜b 8 に貨物自動車の自位置eが達す
ると、先程の指示事項がディスプレー28に文字で表示
されると共に、「業務終了」のボタン絵がディスプレー
28上に表示されるようになっている。荷物の配達を終
えた後、ディスプレー28上の「業務終了」のボタンを
押して次の経由地b1 〜b8 へと向かう。
【0027】これを繰り返すことによって、各経由地b
1 〜b8 で荷物を配達した後、目的地cに到着すること
ができるものであり、最短距離(あるいは最短時間)の
推奨経路dに従って貨物自動車を走行させることで、最
も効率の良い荷物の配送を行なうことができるものであ
る。尚、記憶媒体4に書き込んで移動体7の端末機26
に入力したデータを更新する必要のある場合がある。特
に交通取締り情報や天気予報などは刻々変化するのでデ
ータを更新する必要がある。このときには、例えば端末
機26にモデムと電話回線を接続してデータ入力装置6
からのデータ通信で更新をおこなうことができる。移動
体7がタクシーや宅配便の貨物自動車のように街中を走
行するもののときには、赤外線ビーコンや光ビーコンを
立てておき、移動体7がこの下を通過したときに紫外線
や光を媒体としてデータ入力装置6からのデータ通信で
端末機26に入力したデータを更新するようにすること
もでき、また地方の場合にはローカル局のFM多重放送
を利用してデータの更新をおこなうこともできる。ま
た、荷物の配送等の業務が一日で終了せず、やり残しが
あるときには、やり残しの部分をベースにして翌日のデ
ータ入力がなされるようにするのがよい。
【0028】
【発明の効果】上記のように請求項1の発明は、地図デ
ータ記憶手段と、地図データ記憶手段から呼び出された
地図データ上において出発地・経由地・目的地の各地点
を設定する地点設定手段と、地図データ上において地点
間の推奨経路を計算する経路計算手段と、経由地や目的
地での業務内容等の指示事項を入力する指示事項入力手
段と、設定した各地点のデータや推奨経路のデータ及び
入力した指示事項のデータを記憶媒体に書き込む書込み
手段とを備えるデータ入力装置及び、移動体の自位置を
検出する自位置検出手段と、上記記憶媒体に書き込まれ
たデータを読み取る読み取り手段と、この読み取られた
地点や推奨経路のデータと自位置検出手段で検出された
自位置のデータに基づいて経路誘導をする経路誘導手段
とを備える移動体から成るので、オペレーターが一箇所
のデータ入力装置の地点設定手段及び指示事項入力手段
を操作することによって、各移動体毎の推奨経路を経路
計算手段で計算させてこのデータを記憶媒体に書き込む
ことができると共に指示事項入力手段で入力した指示事
項のデータを記憶媒体に書き込むことができ、そして各
移動体の運転手は記憶媒体を読み取り手段に読み取らせ
る操作をおこなうだけで、データを入力する操作をおこ
なう必要なく経路誘導手段によって経路誘導をさせるこ
とができるものであり、運行管理システムの運用が容易
になるものである。しかも、上記経路誘導手段によって
移動体が所定の経由地あるいは目的地に到着するかある
いは近付いたことを検知したときに指示事項を表示する
指示事項表示手段を移動体に備えるので、移動体の運転
手やセールスマン等は所定の経由地あるいは目的地ごと
に業務内容やその他の今までの営業活動で蓄積された各
種の情報を指示事項として得ることができ、予め総ての
指示事項を覚えておいたりメモしておいたりする必要が
なくなって、運転手やセールスマンの負担を軽減するこ
とができると共に指示事項を忘れたり間違えたりするよ
うなことがなくなり、さらに各種の情報を生かした営業
を行なうことが可能になって、業務の向上にも資するこ
とができるものである。
【0029】また、請求項2の発明は、出発地・経由地
・目的地の各地点を設定する地点設定手段と、経由地や
目的地での業務内容等の指示事項を入力する指示事項入
力手段と、設定した各地点のデータ及び入力した指示事
項のデータを記憶媒体に書き込む書込み手段とを備える
データ入力装置及び、移動体の自位置を検出する自位置
検出手段と、地図データ記憶手段と、上記記憶媒体に書
き込まれたデータを読み取る読み取り手段と、この読み
取られた地点間の推奨経路を地図データ記憶手段から呼
び出された地図データ上において計算する経路計算手段
と、推奨経路のデータと自位置検出手段で検出された自
位置のデータに基づいて経路誘導をする経路誘導手段と
を備える移動体から成るので、オペレーターが一箇所の
データ入力装置の地点設定手段及び指示事項入力手段
操作することによって、各地点のデータを記憶媒体に書
き込むことができると共に指示事項入力手段で入力した
指示事項のデータを記憶媒体に書き込むことができ、そ
して移動体の運転手は記憶媒体を読み取り手段に読み取
らせる操作をおこなうだけで、経路計算手段で推奨経路
を計算させて経路誘導手段によって経路誘導をさせるこ
とができるものであり、運行管理システムの運用が容易
になるものである。しかも、上記経路誘導手段によって
移動体が所定の経由地あるいは目的地に到着するかある
いは近付いたことを検知したときに指示事項を表示する
指示事項表示手段を移動体に備えるので、移動体の運転
手やセールスマン等は所定の経由地あるいは目的地ごと
に業務内容やその他の今までの営業活動で蓄積された各
種の情報を指示事項として得ることができ、予め総ての
指示事項を覚えておいたりメモしておいたりする必要が
なくなって、運転手やセールスマンの負担を軽減するこ
とができると共に指示事項を忘れたり間違えたりするよ
うなことがなくなり、さらに各種の情報を生かした営業
を行なうことが可能になって、業務の向上にも資するこ
とができるものである。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、(a)は
データ入力装置のブロック回路図、(b)は移動体側の
ブロック回路図である。
【図2】本発明の一実施例を示すものであり、(a)は
データ入力装置の概略斜視図、(b)は移動体側の概略
図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すものであり、(a)
はデータ入力装置のブロック回路図、(b)は移動体側
のブロック回路図である。
【図4】本発明の上記各実施例における端末機のデイス
プレーの表示を示す正面図である。
【符号の説明】
1 地図データ記憶手段 2 地点設定手段 3 経路計算手段 4 記憶媒体 5 書込み手段 6 データ入力装置 7 移動体 8 自位置検出手段 9 読み取り手段 10 経路誘導手段 11 指示事項入力手段 12 指示事項表示手段
フロントページの続き (72)発明者 岡 英樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 奥野 健治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 手塚 義隆 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 小林 敦 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−265376(JP,A) 特開 平8−22595(JP,A) 特開 平6−111197(JP,A) 特開 平5−94129(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/137 G01C 21/00 G08G 1/123

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データ記憶手段と、地図データ記憶
    手段から呼び出された地図データ上において出発地・経
    由地・目的地の各地点を設定する地点設定手段と、地図
    データ上において地点間の推奨経路を計算する経路計算
    手段と、経由地や目的地での業務内容等の指示事項を入
    力する指示事項入力手段と、設定した各地点のデータや
    推奨経路のデータ及び入力した指示事項のデータを記憶
    媒体に書き込む書込み手段とを備えるデータ入力装置及
    び、移動体の自位置を検出する自位置検出手段と、上記
    記憶媒体に書き込まれたデータを読み取る読み取り手段
    と、この読み取られた地点や推奨経路のデータと自位置
    検出手段で検出された自位置のデータに基づいて経路誘
    導をする経路誘導手段と、経路誘導手段によって移動体
    が所定の経由地あるいは目的地に到着するかあるいは近
    付いたことを検知したときに指示事項を表示する指示事
    項表示手段とを備える移動体から成ることを特徴とする
    移動体の運行管理システム。
  2. 【請求項2】 出発地・経由地・目的地の各地点を設定
    する地点設定手段と、経由地や目的地での業務内容等の
    指示事項を入力する指示事項入力手段と、設定した各地
    点のデータ及び入力した指示事項のデータを記憶媒体に
    書き込む書込み手段とを備えるデータ入力装置及び、移
    動体の自位置を検出する自位置検出手段と、地図データ
    記憶手段と、上記記憶媒体に書き込まれたデータを読み
    取る読み取り手段と、この読み取られた地点間の推奨経
    路を地図データ記憶手段から呼び出された地図データ上
    において計算する経路計算手段と、推奨経路のデータと
    自位置検出手段で検出された自位置のデータに基づいて
    経路誘導をする経路誘導手段と、経路誘導手段によって
    移動体が所定の経由地あるいは目的地に到着するかある
    いは近付いたことを検知したときに指示事項を表示する
    指示事項表示手段とを備える移動体から成ることを特徴
    とする移動体の運行管理システム。
  3. 【請求項3】 指示事項表示手段は指示事項を文字表示
    するディスプレイで形成されて成ることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の移動体の運行管理システム。
  4. 【請求項4】 指示事項表示手段は指示事項を音声で表
    示する音声発生装置で形成されて成ることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の移動体の運行管理システム。
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