JPH0962816A - 非接触icカードおよびこれを含む非接触icカードシステム - Google Patents

非接触icカードおよびこれを含む非接触icカードシステム

Info

Publication number
JPH0962816A
JPH0962816A JP7244738A JP24473895A JPH0962816A JP H0962816 A JPH0962816 A JP H0962816A JP 7244738 A JP7244738 A JP 7244738A JP 24473895 A JP24473895 A JP 24473895A JP H0962816 A JPH0962816 A JP H0962816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
phase
resonance circuit
contact
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7244738A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Yamaguchi
敦男 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP7244738A priority Critical patent/JPH0962816A/ja
Priority to TW084110293A priority patent/TW324868B/zh
Priority to US08/538,890 priority patent/US5698838A/en
Priority to EP95115711A priority patent/EP0706151B1/en
Priority to DE69532399T priority patent/DE69532399T2/de
Priority to CN95117764A priority patent/CN1111299C/zh
Priority to KR1019950034376A priority patent/KR100223989B1/ko
Publication of JPH0962816A publication Critical patent/JPH0962816A/ja
Priority to US08/905,213 priority patent/US5801372A/en
Priority to US08/905,132 priority patent/US5874725A/en
Priority to US08/904,360 priority patent/US5831257A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/0008General problems related to the reading of electronic memory record carriers, independent of its reading method, e.g. power transfer
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/0723Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips the record carrier comprising an arrangement for non-contact communication, e.g. wireless communication circuits on transponder cards, non-contact smart cards or RFIDs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードとR/Wの間の通信距離によって受信
する信号レベルが変化するが、カード側において受信レ
ベルが調整可能なものがなかった。 【解決手段】 データ送受信用のアンテナ共振回路4の
受信信号レベルを比較器7により検出し、検出されたレ
ベルに従って可変抵抗素子8によりアンテナ共振回路4
のクオリティファクタQを変え、入力される受信信号レ
ベルを好ましい値に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信媒体として
電磁波を使用する非接触ICカード、およびこの非接触
ICカードを使用する非接触ICカードシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図43には、通信媒体として電磁波を使
用した非接触ICカードを含むシステムの一般的な構成
を示す。図において、1は非接触ICカード(以下カー
ドとする)、2はリーダライタ(以下R/Wとする)、3
はこのR/W2が接続されたホストコンピュータであ
る。
【0003】非接触ICカードを使用するためのシステ
ムは、通常、カード1と、これのデータの読み出しおよ
び書き込みを行うR/W2、およびシステム全体を制御
するホストコンピュータ3で構成される。そしてカード
1とR/W2との間で電磁波を媒体としてデータの送受
信が行われる。なお、R/W2とホストコンピュータ3
を含めてR/Wとする場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の非接触ICカー
ドシステムは以上のように構成されているが、以下のよ
うな課題があった。
【0005】まず、電池の内蔵を必要としないカード、
いわゆる電池レスカードが、コスト削減、電池寿命から
の解放、環境問題への対応等で必要である。
【0006】また、カードとR/Wの間で必要な距離
は、応用分野によって様々であるが、通信距離によって
受信する信号のレベルが変化するため、カード側におい
て受信レベルが調整可能なものが求められる。
【0007】また、電池レスのカードで長い通信距離を
実現するには、カード内の消費電力を極力抑えることが
必要である。さらに、効率的に電力を受信することも要
求される。
【0008】また、R/Wからカードへ送信を行う際に
は、電力を供給しながらデータの伝送を行う必要がある
が、振幅変調では連続的な電力供給が不可能で、位相変
調又は周波数変調を行う必要がある。そしてカード側で
は受信時、消費電流の少ない復調を行うことが求められ
る。
【0009】さらに、R/W側でカードからの送信デー
タを受信する際には、カード側への電力伝送を一旦、停
止する場合がある。従ってカードは送信時、電力伝送時
に蓄えたエネルギのみで効率的に動作しないと、必要な
量のデータを送信することができない。従って、カード
側では効率的な変調を行うことが要求される。
【0010】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、受信信号のレベルに従ってアン
テナの感度が切り換えられる等の特徴を有する非接触I
Cカードおよび非接触ICカードシステムを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明の第1の発明は、通信媒体として電磁波を使用する
電池を内蔵しない非接触ICカードであって、データ送
受信用のアンテナ共振回路に接続されて受信信号レベル
を検出する受信レベル検出手段と、同様にアンテナ共振
回路に接続され、上記受信レベル検出手段で検出された
レベルに従ってアンテナ共振回路のクオリティファクタ
Qを変えるためのクオリティファクタ調整手段と、を備
えたことを特徴とする非接触ICカードにある。
【0012】この発明の第2の発明は、通信媒体として
電磁波を使用する電池を内蔵しない非接触ICカードで
あって、データ送受信用のアンテナ共振回路の自由振動
の位相を検出する位相検出手段と、送信時に上記アンテ
ナ共振回路へこれの自由振動と同相で、エネルギ蓄積回
路からエネルギを供給するエネルギ補充手段と、を備え
たことを特徴とする非接触ICカードにある。
【0013】この発明の第3の発明は、通信媒体として
電磁波を使用する電池を内蔵しない非接触ICカードで
あって、データ送受信用のアンテナ共振回路の自由振動
の位相を検出する位相検出手段と、出力データおよびこ
れの変化のいずれかと上記位相検出手段の出力に従って
上記アンテナ共振回路にコンデンサを接続/切り離しし
て上記アンテナ共振回路の共振周波数を変える共振周波
数切換手段と、を備え、周波数変調および位相変調のい
ずれかでデータの送信を行うことを特徴とする非接触I
Cカードにある。
【0014】この発明の第4の発明は、電池を内蔵せ
ず、通信媒体として電磁波を使用する位相変調方式の非
接触ICカードであって、直列共振回路で構成されたデ
ータ送受信用のアンテナ共振回路を備えたことを特徴と
する非接触ICカードにある。
【0015】この発明の第5の発明は、通信媒体として
電磁波を使用する電池を内蔵しない非接触ICカードで
あって、データ送受信用のアンテナ共振回路の電圧の、
受信信号による位相変化を振幅変化から検出する位相変
化検出手段と、この位相変化検出手段により検出された
位相変化に従ってデータの復調を行う復調手段と、を備
えたことを特徴とする非接触ICカードにある。
【0016】この発明の第6の発明は、通信媒体として
電磁波を使用する電池を内蔵しない非接触ICカードで
あって、直列共振回路で構成されたデータ送受信用のア
ンテナ共振回路の両端を出力データに従って短絡するス
イッチング手段を備え、上記スイッチング手段によるア
ンテナ共振回路の負荷の変動に基づく送信を行うことを
特徴とする非接触ICカードにある。
【0017】この発明の第7の発明は、通信媒体として
電磁波を使用する電池を内蔵しない非接触ICカードと
リーダライタからなる非接触ICカードシステムであっ
て、上記非接触ICカードが、直列共振回路で構成され
たデータ送受信用のアンテナ共振回路の両端を出力デー
タに従って短絡するスイッチング手段を含み、このスイ
ッチング手段によるアンテナ共振回路の負荷の変動に基
づく送信を行い、上記リーダライタが、送受信用アンテ
ナ共振回路に接続された電力伝達調整用抵抗に生じる変
化よりカード側の負荷の変動を検出して復調を行う復調
手段を含む、ことを特徴とする非接触ICカードシステ
ムにある。
【0018】この発明の第8の発明は、通信媒体として
電磁波を使用する電池を内蔵しない請求項3ないし請求
項5のいずれかの非接触ICカードと、リーダライタか
らなる非接触ICカードシステムであって、上記リーダ
ライタが、送信用アンテナ共振回路の両端間に接続さ
れ、データの変化に対し±90°の範囲で上記送信用ア
ンテナ共振回路の両端を短絡し、送信信号の位相を強制
的に反転させる強制位相反転手段を含む、ことを特徴と
する非接触ICカードシステムにある。
【0019】この発明の第9の発明は、上記強制位相反
転手段に接続され、強制的な位相反転の際の上記送信用
アンテナ共振回路での電圧の急峻な変化を抑えるための
強制位相反転速度調整手段をさらに備えたことを特徴と
する請求項8の非接触ICカードシステムにある。
【0020】この発明の第10の発明は、アンテナ共振
回路に受信信号により誘起されている電圧の位相と共振
回路の振動の位相を同相にする位相調整手段を備えたこ
とを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれかの非
接触ICカードにある。
【0021】この発明の第11の発明は、位相の変化を
検出して位相を変えても、既に変化しているため、再
度、振幅が小さくなっても不要なデータを復調すること
を防止するために、位相変化が検出された後、所定期
間、検出を禁止する位相変化検出禁止手段を備えたこと
を特徴とする請求項10の非接触ICカードにある。
【0022】この発明の第12の発明は、通信媒体とし
て電磁波を使用する電池を内蔵しない非接触ICカード
であって、データ送受信用のアンテナ共振回路からの信
号を整流するブリッジ整流回路と、上記アンテナ共振回
路の両端の電圧の低い方を接地し、高い方の電圧を信号
として選択するように切換信号に従って切り換えを行う
切換手段と、を備えたことを特徴とする非接触ICカー
ドにある。
【0023】この発明の第13の発明は、上記切換手段
が、上記アンテナ共振回路の高い方の信号が負のレベル
になった時に出力が反転する切換信号を発生する信号発
生回路を備えたことを特徴とする請求項12に記載の非
接触ICカードにある。
【0024】この発明の第14の発明は、受信信号が負
になったことを示す信号を入力としこれに同調した出力
を発生するPLLを有し、位相変調信号を受けた時の上
記切換信号を上記PLLの出力に基づいて半周期毎にサ
ンプリングして復調を行う検波手段を備えたことを特徴
とする請求項12または13に記載の非接触ICカード
にある。
【0025】この発明の第15の発明は、上記切換信号
の反転を、アンテナ共振回路の波形のゼロクロスポイト
の所定の数おきに実行し、電力用の周波数と異なる送信
用の周波数を発生し、電力の供給を受けながら送信が行
えることを特徴とする請求項12に記載の非接触ICカ
ードにある。
【0026】この発明の第16の発明は、上記切換信号
の反転を、アンテナ共振回路の波形のゼロクロスポイト
の1つおきに実行し、変調する時点ではアンテナ共振回
路の波形のゼロクロスポイトを3つ置いて上記切換信号
を反転させることにより位相変調を行うことを特徴とす
る請求項15に記載の非接触ICカードにある。
【0027】この発明の第17の発明は、変調する時点
では、アンテナ共振回路の波形のゼロクロスポイントの
0ないし3のいずれかの間を置いて上記切換信号を反転
させることにより4種類の位相に基づく位相変調を行う
ことを特徴とする請求項15に記載の非接触ICカード
にある。
【0028】この発明の第18の発明は、受信信号が負
になったことを示す信号を入力としこれに同調した出力
を発生するPLLを有し、このPLLの出力から半周期
を得て、変調時にゼロクロスポイントより半周期の間、
上記アンテナ共振回路の両端を短絡して位相変調を行う
ことを特徴とする非接触ICカードにある。
【0029】この発明の第19の発明は、受信信号が負
になったことを示す信号を入力としこれに同調した出力
を発生するPLLを有し、このPLLの出力から半周期
を得て、変調時にゼロクロスポイントより半周期の間、
上記アンテナ共振回路の両端を短絡して復調を行うこと
を特徴とする非接触ICカードにある。
【0030】この発明の第20の発明は、上記アンテナ
共振回路にコンデンサを接続する周期を1周期、接続し
ない周期を2周期として、電力用の周波数の1/2の送
信用の周波数を発生し、電力の供給を受けながら送信を
行うことを特徴とする請求項3または10に記載の非接
触ICカードにある。
【0031】この発明の第21の発明は、変調する時点
で、コンデンサを接続しない周期を1周期として位相変
調を行うことを特徴とする請求項20に記載の非接触I
Cカードにある。
【0032】この発明の第1の発明では、データ送受信
用のアンテナ共振回路における受信信号レベルを検出
し、この信号レベルに従ってアンテナ共振回路のクオリ
ティファクタQを変えるようにした。
【0033】この発明の第2の発明では、データ送受信
用のアンテナ共振回路の自由振動の位相を検出し、送信
時にアンテナ共振回路へこれの自由振動と同相で、エネ
ルギ蓄積回路からエネルギを供給するようにした。
【0034】この発明の第3の発明では、データ送受信
用のアンテナ共振回路に、出力データおよびその変化の
いずれかに従ってコンデンサを接続/切り離しして、ア
ンテナ共振回路の共振周波数を変え、これによる周波数
変調および位相変調のいずれかでデータの送信を行うよ
うにした。
【0035】この発明の第4の発明では、データ送受信
用のアンテナ共振回路を、共振インピーダンスの低い直
列共振回路で構成し、電力の受信を効率良く行うように
した。
【0036】この発明の第5の発明では、データの変調
方式を位相変調とし、カード側ではデータ送受信用のア
ンテナ共振回路の電圧の、受信信号による位相変化を振
幅変化から検出し、検出された位相変化に従ってデータ
の復調を行うようにした。
【0037】この発明の第6の発明では、直列共振回路
で構成されたデータ送受信用のアンテナ共振回路の両端
を出力データに従って短絡し、アンテナ共振回路の負荷
の変動に基づく送信を行うようにした。
【0038】この発明の第7の発明では、カード側で
は、直列共振回路で構成されたデータ送受信用のアンテ
ナ共振回路の両端を出力データに従って短絡し、アンテ
ナ共振回路の負荷の変動に基づく送信を行うようにし、
リーダライタ側では送受信用アンテナ共振回路に接続さ
れた電力伝達調整用抵抗に生じる変化よりカード側の負
荷の変動を検出して復調を行うようにした。
【0039】この発明の第8の発明では、リーダライタ
側において、送信用アンテナ共振回路のQが高い場合に
も高速のデータ変調が行えるように、強制位相反転手段
により、データの変化に対し±90°の範囲で送信用ア
ンテナ共振回路の両端を短絡し、送信信号の位相を強制
的に反転させるようにした。
【0040】この発明の第9の発明では、第8の発明に
おいて、カードとリーダライタが近付いてカードのアン
テナ共振回路のQが低い時でも正常な通信が行えるよう
に、リーダライタ側の送信用アンテナ共振回路に強制位
相反転速度調整手段をさらに設け、強制的な位相反転の
際の送信用アンテナ共振回路での電圧の急峻な変化を抑
えるようにした。
【0041】この発明の第10の発明では、カード側に
おいて、アンテナ共振回路のQが高い場合にも高速のデ
ータ復調が行えるように位相調整手段により、アンテナ
共振回路に受信信号により誘起されている電圧の位相と
共振回路の振動の位相を強制的に同相にするようにし
た。
【0042】この発明の第11の発明では、カードとリ
ーダライタが近付いてカードのアンテナ共振回路のQが
低い時でも正常な通信が行えるように、カード側のアン
テナ共振回路に位相変化検出禁止手段を設け、位相の変
化を検出して位相を変えても、既に変化しているため、
再度、振幅が小さくなっても、不要なデータを復調する
ことを防止するために、位相変化が検出された後、所定
期間、検出を禁止するようにした。
【0043】この発明の第12の発明では、データ送受
信用のアンテナ共振回路からの信号を整流する回路をブ
リッジ整流回路とし、アンテナ共振回路の両端の電圧の
低い方を接地し、高い方の電圧を信号として選択するよ
うに切換手段により回路を切り換えるようにしたことに
より、アンテナ共振回路の振幅を大きくとることがで
き、また取り出した信号がすべて正の信号なので処理を
容易にした。
【0044】この発明の第13の発明では、切換手段に
おいて、アンテナ共振回路の高い方の信号が負のレベル
になった時に出力が反転する切換信号を発生する信号発
生回路を設け、自律的に低い方を接地、高い方を信号と
して取り出せるようにした。
【0045】この発明の第14の発明では、受信信号が
負になったことを示す信号を入力としこれに同調した出
力を発生するPLLを設け、位相変調信号を受けた時の
切換信号をPLLの出力に基づいて半周期毎にサンプリ
ングして復調を行うことにより、カードの受信電圧の変
動に強い検波が行える。
【0046】この発明の第15の発明では、切換信号の
反転をアンテナ共振回路の波形のゼロクロスポイトの所
定の数おきに実行し、電力用の周波数と異なる送信用の
周波数を発生し、電力の供給を受けながら送信が行える
ようにした。
【0047】この発明の第16の発明では、第15の発
明において、切換信号の反転をアンテナ共振回路の波形
のゼロクロスポイトの1つおきとし、変調する時点では
3つ置いて切換信号を反転させることにより位相変調を
行うようにした。
【0048】この発明の第17の発明では、第15の発
明において、変調する時点では0ないし3のいずれかの
間を置いて切換信号を反転させることにより4種類の位
相に基づく位相変調を行うようにした。
【0049】この発明の第18の発明では、受信信号が
負になったことを示す信号を入力としこれに同調した出
力を発生するPLLを設け、このPLLの出力から半周
期を得て、変調時にゼロクロスポイントより半周期の
間、アンテナ共振回路の両端を短絡して位相変調を行う
ようにした。
【0050】この発明の第19の発明では、受信信号が
負になったことを示す信号を入力としこれに同調した出
力を発生するPLLを設け、このPLLの出力から半周
期を得て、変調時にゼロクロスポイントより半周期の
間、アンテナ共振回路の両端を短絡して復調を行うよう
にした。
【0051】この発明の第20の発明では、第3または
第10の発明における位相変調回路をもとに、アンテナ
共振回路にコンデンサを接続する周期を1周期、接続し
ない周期を2周期として、電力用の周波数の1/2の送
信用の周波数を発生し、電力の供給を受けながら送信を
行うようにした。
【0052】この発明の第21の発明では、第20の発
明において、変調する時点で、コンデンサを接続しない
周期を1周期として位相変調を行うようにした。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に従って説明する。図1はこの発明の一実施の形態によ
る非接触ICカードシステムの構成を示す図である。図
において、100は非接触ICカードシステム、10は
電池レスの非接触ICカード(以下カードとする)、20
はリーダライタ(以下R/Wとする)である。
【0054】カード10において、4はアンテナコイル
4aとコンデンサ4bより並列共振回路を構成するアン
テナ共振回路である。5は整流素子5a、5bからなる
整流回路、6は整流後のエネルギを蓄えるためのエネル
ギ蓄積用コンデンサ6a、6bからなるエネルギ蓄積回
路である。なお、図1では全波倍電圧整流回路の場合を
示している。
【0055】7は整流後の電圧が所定値を越えたことを
検出する比較器で、7aは上記所定値を発生する基準電
源である。8はアンテナ共振回路4に並列に接続された
例えばMOSFETトランジスタからなる可変抵抗素子
であり、比較器7が整流後の電圧が所定値を越えたこと
を検出した時に、所定値を越えた量に応じて、アンテナ
共振回路4のクオリティファクタQを変える。
【0056】9および11は出力用トランジスタ、出力
用コンデンサ、12は後述するトランジスタ駆動回路、
14は制御信号14aにより送信時に動作状態になるド
ライバ、15はこのドライバの出力側に接続された抵抗
である。
【0057】16aはアンテナ共振回路4の高い電位側
の振幅レベルが所定値(例えばVcc)以上になったことを
検出する高電位側レベル比較器、16bはアンテナ共振
回路4の低電位側の振幅レベルが所定値(例えばGND)
以下になったことを検出する低電位側レベル比較器、1
6cはアンテナ共振回路4が所定値(例えば1/2Vcc)
より高いか低いかを検出する中位レベル比較器、17は
制御部、そして18はデータが格納されるメモリ部であ
る。なお、メモリ部18はカード10が電池レスである
ため、バックアップの不要なEEPROM等が使用され
る。
【0058】一方、R/W20において、201は直列
共振回路を構成するアンテナコイル201aとコンデン
サ201bよりなる送信用アンテナ共振回路である。2
02はR/W20からの電力伝達の大きさを調整する電
力伝達調整用抵抗、203はドライバ、204はこのド
ライバ203の入力側に接続されたEX−OR回路から
なる変調回路であり、データ204aとキャリア(搬送
波)204bが入力される。
【0059】210は並列共振回路を構成するアンテナ
コイル210aとコンデンサ210bよりなる受信用ア
ンテナ共振回路である。211は受信した信号を増幅す
る増幅回路、212は復調回路である。
【0060】実施の形態1.実施の形態1では、電力供
給はR/W20とカード10との距離によって大きく変
動するので、その変動を吸収するため、カード10側に
おいて、整流後の電圧に応じてアンテナ共振回路4のク
オリティファクタQを変化させ、カード10に誘起され
る電圧を安定化するようにした。
【0061】なお、比較器7および基準電源7aが受信
レベル検出手段を構成し、可変抵抗素子8がクオリティ
ファクタ調整手段を構成する。
【0062】次に動作について説明すると、比較器7に
より整流後の電圧が所定値を越えたことが検出される
と、可変抵抗素子8はその越えた量に応じて、アンテナ
共振回路4のクオリティファクタQが低くなるように調
整される。そしてQが低くなることにより、受信電圧が
調整される。これにより、R/W20とカード10との
間の距離の変化に対して、カード10に誘起される電圧
が安定化される。
【0063】実施の形態2.カード10からR/W20
へのデータ伝送は、送信電力の大きいR/W20からの
送信を停止して行うが、この場合には電力供給が停止す
るため、カード10に蓄えられたエネルギを効率良く使
うことが必要となる。そこでこの実施の形態では、カー
ド10のアンテナ共振回路4に発生している自由振動を
そのまま利用し、アンテナ共振回路4にエネルギ蓄積用
コンデンサ6a、6bに蓄えられたエネルギを少しずつ
補給して、自由振動が減衰する時間を長くするようにし
た。
【0064】なお、中位レベル比較器16cが位相検出
手段を構成し、ドライバ14および抵抗15がエネルギ
補充手段を構成する。
【0065】次に動作について説明する。ドライバ14
は電源と基準電位の間、すなわちエネルギ蓄積回路6の
両端にPchトランジスタとNchトランジスタが直列に接
続された回路からなり、エネルギ蓄積回路6のエネルギ
を抵抗15を介してアンテナ共振回路4に供給する回路
である。このドライバ14は、制御信号14aにより送
信時に動作可能な状態となる。
【0066】そして中位レベル比較器16cの出力か
ら、アンテナ共振回路4の位相を検出し、同相で、エネ
ルギ蓄積用コンデンサ6a、6bからエネルギを、自由
振動を持続するのに必要な量のみ供給する。この際の供
給量の調節は抵抗15の抵抗値による。これにより、カ
ード10からの送信時間を長く持続させることができ
る。
【0067】実施の形態3.カード10からR/W20
へのデータ伝送のための変調方式についても、エネルギ
の消耗が少ないことが必要である。そのためこの実施の
形態では、アンテナ共振回路4の定数を変化させて変調
を行う。送信すべきデータの変化に対応してアンテナ共
振回路4の定数を変化させて、位相変調方式を実現す
る。
【0068】なお、中位レベル比較器16cが位相検出
手段を構成し、出力用トランジスタ9、出力用コンデン
サ11およびトランジスタ駆動回路12が共振周波数切
換手段を構成する。
【0069】次に動作について説明する。トランジスタ
駆動回路12は制御部17からのパルス状の出力データ
に変化が生じた時に、出力用トランジスタ9に信号を発
生する回路である。位相変調方式の場合、トランジスタ
駆動回路12は出力データが変化すると180°の位相
の期間続く180°パルスを発生する。この180°の
期間は、中位レベル比較器16cの出力より求められ
る。
【0070】そしてこの180°パルスに従って、出力
用トランジスタ9がオン/オフすることにより、出力用
コンデンサ11のアンテナ共振回路4への接続/切り離
しが行われ、アンテナ共振回路4の共振周波数をデータ
の変化に従って変えるようにした。出力用コンデンサ1
1をアンテナ共振回路4へ接続することは、アンテナ共
振回路4の回路定数を変化させることになる。
【0071】図2には動作を説明するための波形図を示
した。図2において、(a)はデータ、(b)はキャリア
(搬送波)、(c)は位相変調後の波形、(d)は位相変調の
際のトランジスタ9のベースへの信号(180°パル
ス)、(e)は後述する周波数変調後の波形、(f)は周波
数変調を行った場合のトランジスタ9のベースへの信号
を示す。
【0072】図2の(a)〜(d)に示すように、出力デー
タに変化(HレベルからLレベルおよびLレベルからH
レベルへの変化)があった時に、180°の期間、周波
数を変え、その周波数を元の周波数の1/2とすれば、
2相の位相変調が実現される。
【0073】すなわち、図2の(c)に示すように、位相
変調後の信号はデータが変化した後180°の期間、す
なわちAとBの間の期間およびCとDの間の期間で周波
数が1/2になっており、これによりBとCの間の期間
では位相が反転している。
【0074】また、中位レベル比較器16cの出力より
位相を考慮して、制御部17からの出力データの変化そ
のものに従って出力用トランジスタ9をオン/オフすれ
ば、図2の(e)および(f)に示すように周波数が1/2
になる周波数変調となる。
【0075】これらの変調方式は共に、アンテナ共振回
路4を駆動して変調するものではないので、カード10
における変調に要するエネルギは少ないものとなる。
【0076】なお、図1では整流回路5およびエネルギ
蓄積回路6からなる部分を全波倍電圧整流回路で構成し
たが、図3のカード10aに示すように、整流素子5
a、5bを含む整流回路5と、1つのコンデンサよりな
るエネルギ蓄積回路6とで構成される半波倍電圧整流回
路としてもよい。さらに、整流回路の整流方式として半
波方式やブリッジ方式等のその他の方式のものでも実現
可能である。
【0077】図4はこの発明の別の実施の形態による非
接触ICカードシステムの構成を示す図である。このカ
ードシステムは特に実施の形態4〜6に関連するもので
ある。図において、110は非接触ICカードシステ
ム、10bはカード、20aはR/Wである。
【0078】図4のシステム110において、図1と同
一もしくは相当する部分は同一符号で示し、説明を省略
する。図4において、R/W20aは送受信兼用の送受
信用アンテナ共振回路201Aを備えている。また、カ
ード10bでは、実施の形態1〜3だけに関連する部分
は削除されている。
【0079】実施の形態4.カード10bの消費電流が
大きい場合、R/W20aからカード10bへ効率的に
電力伝送するにはアンテナ共振回路4Aのインピーダン
スを低くする必要がある。
【0080】そこで実施の形態4では、カード10bの
アンテナ共振回路4Aをアンテナコイル4aとコンデン
サ4bを直列に接続した直列共振回路とし、この共振イ
ンピーダンスの低い直列共振回路からなるアンテナ共振
回路4Aにより電力を受信するようにした。これによ
り、カード10bにおいて効率的に電力を受信すること
ができる。
【0081】実施の形態5.R/W20aからカード1
0bへ電力を供給しながらデータを伝送するには、振幅
変調では、連続的な電力供給は不可能である。そこで、
位相変調もしくは周波数変調が必要となる。
【0082】そこで実施の形態5では、R/W20aか
らカード10bへのデータ伝送と電力供給とを両立させ
るため、データの変調方式を位相変調とし、カード10
b側では、アンテナ共振回路4で受信した信号の位相変
化を電圧変化すなわち振幅変化として検出してデータの
復調を行うようにした。
【0083】なお、高電位側レベル比較器16aおよび
低電位側レベル比較器16bが位相変化検出手段を構成
し、中位レベル比較器16cおよび制御部17等が復調
手段を構成する。
【0084】図5に、データの変調方式を位相変調とし
た場合の、カード10bで受信信号を復調する場合の動
作を説明するための波形図を示した。(a)はアンテナ共
振回路4Aの波形、(b)は高電位側レベル比較器16a
の出力波形、(c)は低電位側レベル比較器16bの出力
波形、そして(d)は中位レベル比較器16cの出力波形
を示す。
【0085】カード10bでの受信信号の復調は、受信
信号の位相が変化する時にその受信信号の振幅が変化す
ることを検出して行う。比較器16a、16bの出力か
ら、整流後の電圧を受信信号(振幅)が越えない時に位相
変化が生じたと判断し、これに従ってデータを復調す
る。位相変化を振幅変化から検出することにより、カー
ド10b側の動作電流を減らすことができる。
【0086】これにより、データ伝送と電力供給との両
立を可能にすると共に、カード側での復調時の動作エネ
ルギを抑えることが可能となる。なお、上記説明では図
4のカード10bに従って説明したが、この発明の図1
に示すカード10等でも実施可能である。
【0087】実施の形態6.カード10bからR/W2
0aへのデータ伝送のための変調方式についても、エネ
ルギの消耗が少ないことが必要である。そのためこの実
施の形態では、カード10bからR/W20aへのデー
タの伝送は、カード10bの直列共振回路で構成された
アンテナ共振回路4Aの両端、すなわち負荷の両端を出
力用トランジスタ9により、伝送すべきデータに応じて
短絡することにより行う。出力用トランジスタ9は制御
部17からの出力データによりオン/オフされる。
【0088】一方、R/W20aでのデータの受信は、
R/W20aからの電力伝送の大きさを調整する電力伝
達調整用抵抗202の両端より、増幅回路211および
復調回路212によりカード10b側の負荷変化を検出
して行う。この変調方式も、アンテナ共振回路4Aを駆
動して変調するものではないので、カード10bにおけ
る変調に要するエネルギは少ないものとなる。
【0089】なお、カード10b側の出力用トランジス
タ9がスイッチング手段を構成し、R/W20a側の電
力伝達調整用抵抗202、増幅回路211および復調回
路212が復調手段を構成する。
【0090】また、図4では整流回路5およびエネルギ
蓄積回路6からなる部分を全波倍電圧整流回路で構成し
たが、図6のカード10cに示すように、整流素子5
a、5bを含む整流回路5と、1つのコンデンサよりな
るエネルギ蓄積回路6とで構成される半波倍電圧整流回
路としてもよい。さらに、整流回路の整流方式として半
波方式やブリッジ方式等のその他の方式のものでも実現
可能である。
【0091】実施の形態7.R/Wからカードへのデー
タ伝送速度に関し、上記実施の形態のような位相変調に
よる非接触ICカードシステムの場合、R/Wの直列共
振回路からなる送信用アンテナ共振回路(図1の201
参照)のドライブ抵抗を小さくし、Qを高くする程、ア
ンテナ共振回路の両端の電圧が大きくなり、遠くへ電力
を送ることができる。しかしながら、R/W側でその信
号を変調する時には、Qが高い程、変調するのに時間が
かかるようになり、データ送信の速度が遅くなる。すな
わち、通信距離が長くなる程、通信速度は遅くなる。
【0092】図7にはR/Wの送信用アンテナ共振回路
のQを高くした時の送信信号の波形を示す。この送信信
号にはAの位置にデータの変化点があるが、Qが高いた
めに送受信用アンテナ共振回路の電圧の変化が遅くなっ
ている。
【0093】そこで実施の形態7では、R/W側の送受
信アンテナ共振回路のQが高くても、高速のデータ変調
を行うことができ、高速のデータ伝送が行えるようにし
た。
【0094】図8に、この実施の形態および後述する実
施の形態8によるR/W20bの構成を示す。このR/
W20bには、送信用アンテナ共振回路201に並列
に、この共振回路201の両端を短絡するための短絡用
トランジスタ220および電流の逆流を防止するための
ダイオード221が接続されている。なお、抵抗222
は実施の形態8に関するもので、この実施の形態では設
けられていないものとする。また、図9には図8のA〜
Fの波形を示す。
【0095】なお、短絡用トランジスタ220およびダ
イオード221が強制位相反転手段を構成する。
【0096】次に、図8および図9によりR/W20b
の送信時の動作を説明する。まず、搬送波BはデータA
で位相変調させデータCとする。ドライバ203から出
力されるデータDは反転されている。このデータDの変
化に対し±90°の範囲で共振回路201の両端を短絡
する信号Eが短絡用トランジスタ220に印加される。
その時の共振回路201の電圧はFのようになる。
【0097】すなわち、図9のFに示すように、共振回
路201の電圧が0になった時から180°の間、共振
回路201の両端が短絡される。この短絡する素子が短
絡用トランジスタ220である。ダイオード221は、
図9のF点が負側に振れた時に、短絡用トランジスタ2
20に電流が流れないようにする逆流防止用のダイオー
ドである。
【0098】これにより、R/W20bでは図10に示
すように電圧の立ち上がりの遅れが発生することなく位
相変調が行われ、R/W側の送受信アンテナ共振回路の
Qが高くても、高速なR/Wからカードへのデータ伝送
が行える。
【0099】実施の形態8.上記実施の形態1のカード
ではカードをR/Wに近付けると、カードの電源電圧が
上がり過ぎないようにQが低くなるように動作するが、
Qがどんどん低下すると、R/Wのアンテナ共振回路の
波形からの遅れが小さくなり、カードのアンテナ共振回
路の波形がR/Wのアンテナ共振回路の波形に近付いて
いく。
【0100】この状態で図11の(a)のAに示すよう
に、上記実施の形態7の強制的に位相を反転させる動作
を行うと、カード側では、図11の(b)に示すような受
信信号となり、振幅が減少するのが瞬間的であるために
変化点が検出できず、復調ができなくなる。
【0101】そこで実施の形態8では、カードをR/W
に近付けた時においても、カードがデータを受信できる
ようにした。
【0102】この実施の形態では、実施の形態7で示し
た図8のR/W20bの短絡用トランジスタ220に直
列に強制位相反転速度調整手段を構成する抵抗222を
挿入した。
【0103】次に、動作について説明する。R/W20
b側で高速でデータ変調する時に、波形の振幅をカード
(図1の10参照)側で復調可能なレベルになるようにま
で小さくするようにした。そのため短絡用トランジスタ
220に直列に抵抗222を挿入して損失を発生させ、
送信用アンテナ共振回路201の振幅を小さくするよう
にした。
【0104】これにより図12の(a)に示すように、R
/W20bの送信信号の波形はなだらかな変化となり、
カード側では図12の(b)に示すように変化点を正確に
検出することができる。
【0105】従って、R/W側の変調時の損失(強制的
位相反転)を適度にすることにより、カードへのデータ
伝送において、高速のデータ伝送と、より近い距離での
通信を可能にすることを両立させることが可能となる。
【0106】実施の形態9.実施の形態7はR/Wから
カードへのデータ伝送速度を上げることに関し、特にR
/W側での変調に関するものであったが、実施の形態9
は同様のデータ伝送速度に関し、特にカード側でR/W
からのデータを受信した時の復調に関するものである。
【0107】カード側のアンテナ共振回路(図1の4参
照)は、電力供給を受けるため、Qが高いほうがいい
が、Qが高いと図13に示すように受信したデータによ
って共振回路に現れる振幅が変化するのに時間がかか
り、データ伝送速度を速くすることが困難である。
【0108】上記各実施の形態では、カードにおいてデ
ータの検出をアンテナ共振回路の電圧が低下したことを
検出して行っているが、上述のようにアンテナ共振回路
のQを高くすると、検出した後のアンテナ共振回路の電
圧の回復が遅く、これが原因となってデータ伝送速度が
遅くなっている。
【0109】そこでこの実施の形態では、カードにおい
てデータ検出後、アンテナ共振回路に誘起されている電
圧の位相と共振回路の振動の位相を同相にすることによ
り、早く共振回路の振幅を回復させるようにした。
【0110】カードの構成としては、図1に示すカード
10と基本的に同じであるが、この実施の形態では受信
の際にも実施の形態3に関する図2の(c)に示されてい
るような位相変調の際の、周波数を1/2にする動作を
行うため、制御部を17aとした。
【0111】なお、出力用トランジスタ9、出力用コン
デンサ11、トランジスタ駆動回路12、および制御部
17aの一部が位相調整手段を構成する。出力用トラン
ジスタ9、出力用コンデンサ11、トランジスタ駆動回
路12は実施の形態3の共振周波数切換手段と兼用とな
る。
【0112】次に動作を説明すると、図14に示すよう
にデータ変化を検出した後、半周期(180°)の間、出
力用トランジスタ9をオン状態にして、出力用コンデン
サ11をアンテナ共振回路4に接続し、共振回路4の共
振周波数を1/2にして位相を同相にする。これは、カ
ードからR/Wへのデータ伝送時の変調回路を共用可能
であり、メリット大である。
【0113】これにより、R/Wからカードへのデータ
伝送において、カード側で変化を検出してから回復する
までの時間を短くすることができるので、データ伝送速
度を早くすることができる。
【0114】なお、上述のように、カードからR/Wへ
のデータ伝送時の変調の際に使用される実施の形態3に
関する共振周波数切換手段を共用することが可能であ
り、メリット大である。
【0115】実施の形態10.カードがR/Wに近い時
のカードのデータ受信を確実にすることに関し、上記実
施の形態9において、カードがR/Wに近い時には、カ
ードのアンテナ共振回路のQは低くなり、アンテナ共振
回路による遅れが極めて少なくなる。また、R/Wの送
信用アンテナ共振回路の変調速度も速いため、図15に
示すように位相の変化があることをAの位置で検出し
て、実施の形態9のように位相を変えるようにしても、
既に変化しているため、Bで示すように再度、振幅が小
さくなることが発生する。
【0116】そこでこの実施の形態では、実施の形態9
に基づいて一度、変化点が検出されると、所定の期間
は、変化点の検出を禁止するようにして、誤動作が発生
しないようにした。
【0117】図16には、この実施の形態によるカード
10dの特徴部分の概略的構成を示す。基本的な構成は
図1に示すものと同じであり、検出部40は図1の変化
点を検出する部分を示す。そして遅延回路41は、検出
部40で変化点が検出されると、予め設定された期間、
検出を禁止させるために遅延を行うためのもので、これ
らの出力はANDゲート42を介して制御部(図1の1
7、17a参照)に供給される。
【0118】なお、検出部40および遅延回路41が位
相変化検出禁止手段を構成する。
【0119】このように構成することにより、位相の変
化があることを検出した後、再度、振幅が小さくなって
も、不要なデータを復調することを回避でき、近い距離
でも安定なデータの受信が可能となる。
【0120】なお、図7、10〜15の波形は、コンピ
ュータによるシュミレーション解析のものである。
【0121】実施の形態11.図17には、この実施の
形態によるカードの構成の一部を示す。この実施の形態
では整流回路をブリッジ整流回路5Aとすることによ
り、アンテナ共振回路4の振幅を電源電圧Vccまで、す
なわち図1に示す半波倍電圧整流回路の場合の2倍にと
ることができるようにしたものである。半波倍電圧整流
回路の場合は入力された信号を倍にして使用するため、
カードの回路が3Vで動作する場合には、R/Wとカー
ドとの間でやり取りされる信号は1.5Vのものであっ
たが、ブリッジ整流回路5Aを使用した場合にはカード
の回路の動作電圧すなわち3Vの信号を扱うことができ
るため、より確実な信号の授受が行える。
【0122】図17において、上記実施の形態と同一あ
るいは相当する部分は同一符号で示す。5Aは整流素子
5a〜5dからなる全波整流のブリッジ整流回路、30
はインバータ、31はNチャネルトランジスタ31a〜
31dからなる切換回路、33は一定の電源電圧を得る
ためのツェナーダイオード、6は整流された電圧を平滑
してエネルギを蓄積するエネルギ蓄積回路、R1は抵抗
である。また、図18の(a)には図17のアンテナ共振
回路4の両端の電圧A、(b)にはブリッジ整流回路5A
の前の出力Fを示す(但し(a)と同期して示されていな
い)。
【0123】信号の抽出する際、アンテナ共振回路4は
正弦波振動しており、Vccを越えている期間はブリッジ
整流回路5Aに電流が流れ、アンテナ共振回路4の電圧
の低い方の端子はGNDより少し低い値、高い方の端子
はVccより高い値となっているが、アンテナ共振回路4
の電圧がVccより低い期間は、ブリッジ整流回路5Aに
電流が流れないため、アンテナ共振回路4はVcc−GN
D間で浮いた状態となり、信号を取り出すときに不安定
になる。
【0124】そのために、アンテナ共振回路4の低い方
の端子をGND電位にし、高い方を信号として取り出
す。これは、図17に示す切換信号Cおよびこれに従っ
て切り換えられる切換回路31(接地手段)により行われ
る。これにより、アンテナ共振回路4の振幅を大きくと
ることができることから、より大きい信号を扱うことが
でき、正確な処理が行える。また、取り出した信号は整
流した形となるので振幅の正負による問題がなくなり、
処理が容易となる。
【0125】実施の形態12.また、図19には、アン
テナ共振回路4の低い方の端子を接地する切換回路31
への切換信号を発生する信号発生回路の一例を示す。図
において、34は比較器、35はD型フリップフロップ
である。また、図20には図17および19の回路の波
形を示す。入力信号Bが破線で示す接地レベルより低下
したことを比較器34で検出し、アンテナ共振回路4の
低い方を接地する信号を反転させる。このように構成す
ることにより、自律的に低い方を接地し高い方を信号と
して取り出すことができる。
【0126】実施の形態13.この実施の形態は特に、
位相変調によるデータ伝送を行うカードにおいて、R/
Wとカードの距離が変動することによるカードの受信電
圧の変動に強い検波を行うことを実現するものである。
上述の実施の形態では位相の変化を信号の振幅から判断
していたのに対し、この実施の形態では、位相ロックル
ープ回路により基準位相信号を得て、この基準位相信号
と受信した信号との位相を比較することにより、これら
の位相の差から位相の変化を検出するようにしたもので
ある。これにより信号の振幅の変化による影響を受ける
ことがない。図21にはこの実施の形態によるカードの
制御部(例えば図17の回路の左側)に設けられる検波部
分(検波手段)の構成、図22には波形図を示す。図21
において、36はPLL(位相ロックループ回路)、37
はEX−OR回路、38a、38bはD型フリップフロ
ップである。また信号C、Dは、それぞれ例えば図19
の回路から得ることができる。
【0127】PLL36を内蔵し、入力信号Bが接地レ
ベルより低下したことを示す信号D(図19参照)をPL
L36への入力とし、それに同調した出力信号D'を発
生させる。PLL36の出力信号D'をD型フリップフ
ロップ38bにより1/2に分周してこれを基準位相信
号D"とし、EX−OR37によりこの基準位相信号D"
と実施の形態12における切換信号CとのEX−ORを
とり、D型フリップフロップ38a(信号Eのひげ取り
用)でPLL36の出力信号D'で半周期毎にサンプリン
グして検波出力E'を得る。なお、切換信号Cは受信さ
れた信号の位相に対応している。これにより、切換信号
Cと基準位相信号D"のEX−ORをとり、半周期毎に
サンプリングすることで、品質のよい検波出力が得られ
る。
【0128】実施の形態14.この実施の形態では特
に、R/Wとカードの距離がある程度ひらいても高速で
通信を行うために、R/W側からカード側へ連続的に電
力を送りながらカードからのデータをR/Wで受信する
ことができるように、R/Wからカードへの電力用の周
波数と、カードからR/Wへの通信用の周波数(キャリ
ア)をそれぞれ異なる周波数にするようにしたものであ
る。図23にはその時の波形図を示す。
【0129】実施の形態12において切換信号Cは、例
えば図20に示すようにアンテナ共振回路4の両端の電
圧波形Aの振幅がゼロクロスポイント(極性が反転する
ところ)を通過する毎に、アンテナ共振回路4の低い方
の端子をGNDに接続し、高い方の端子の電圧を信号と
して取り込むように、反転していた。
【0130】この実施の形態では、ゼロクロスポイント
を切る毎でなく、図23のCの点で示すように一回置き
のゼロクロスポイント毎に切換信号Cを反転するように
する。このようにすると、切換信号Cが反転しない時に
は、 ゼロクロス前 ゼロクロス後 低い方はGND、高い方は信号 → 高い方はGND、低い方は信号 高い方はGND、低い方は信号 → 低い方はGND、高い方は信号 となる。高い方の信号はブリッジ整流回路5Aを介して
Vccを充電し、低い方の信号はブリッジ整流回路5Aを
介してGND−α(GNDより少し低い)でクランプされ
る。
【0131】すなわち、ツェナーダイオード33による
クランプが、Vccで2回、GNDで2回の繰り返しとな
り、図23のFで示す波形となる。これは図24に示す
よに、基本周波数Rとこれの1/2の周波数R/2の合
成波Mと同じである。従って、アンテナ共振回路4の両
端の電圧Aは、電力用受信波の1/2の周波数のデータ
送信用キャリアを含むものとなっていることがわかる。
なお、図17の抵抗R1はカードからの送信キャリアの
強度を調整するものである。
【0132】切換信号が反転しないときに反転するフリ
ップフロップを設け、その信号とEX−ORを取ること
により、受信時と同じ入力信号を得ることができる。こ
れにより、構成が簡単、受信時と同じ入力信号を得られ
るので制御回路の構成が容易、さらに接地することによ
りキャリアを発生するので、整流して蓄えたエネルギの
消費が少なくてすむ、等の効果が得られ。なお、他の方
法としてPLLを用い接地用のトラジスタ(図17の3
1c、31d参照)を同時にONするようにしてもよ
い。また、後述するようにデータ送信用キャリアは電力
用受信波の1/2の周波数に限らず、例えば電力用受信
波を分周することで、電力用受信波の1/4、1/8等
の周波数とすることも可能であり、この場合においても
同様の効果を奏する。
【0133】実施の形態15.この実施の形態では特
に、実施の形態14で発生したキャリアの変調を実現す
る。これは、実施の形態14において、変調する時点で
の切換信号Cの長さを図25に示すように2倍にするこ
とにより、2相PSK(Binary Phase Shift Keying)方
式での変調を実現する。別の言い方で言えば、実施の形
態14で1つ置きに反転させるところを変調する時には
3つ置いて(図25のDの部分参照)反転させる。また図
26の(a)と(b)にはAとFの実際の信号を示し、Dは
変調された部分を示す。
【0134】これにより、電力を受けながらこの電力用
の周波数の1/2の周波数の送信用キャリアを発生さ
せ、この送信用キャリアを位相変調してデータを例えば
R/W側に送信することができる。また、この実施の形
態においても後述するように、データ送信用キャリアは
電力用受信波の1/2の周波数に限らず、例えば電力用
受信波を分周することで、電力用受信波の1/4、1/
8等の周波数とすることも可能であり、この場合におい
ても同様の効果を奏する。
【0135】実施の形態16.この実施の形態では特
に、1つの信号の情報量を増やすことにより、実施の形
態15による方式よりも一層のデータ伝達速度の向上を
計った。実施の形態15においては、図25に示される
ように、切換信号Cを、アンテナ共振回路4の両端の電
圧波形Aのゼロクロスポイントを3つ間を置いて切り換
えることで(3つ飛ばし)、2相PSK方式を実現してい
る。この実施の形態では、図27の(a)に示す、アンテ
ナ共振回路4の両端の電圧波形Aのゼロクロスポイント
を2つ間を置く場合(2つ飛ばし)と、(b)に示す間を置
かずに連続する場合(0飛ばし)を追加することにより、
4相PSK(Quad Phase Shift Keying)方式(0°、90
°、180°、270°の4種類の位相に基づく位相変
調)を実現する。
【0136】4相PSK方式にすれば2相PSK方式に
比べ、2倍の情報を送ることができ、実質的に2倍のデ
ータ伝達速度が得られる。これにより、同一の変調速度
で2倍のデータ伝達速度(2倍の伝送情報量)が得られ
る。なお、上記実施の形態14、15では、さらに展開
が可能である。
【0137】図28ないし図32には、上記実施の形態
14ないし16に関し、R/Wからカードへの電力用の
周波数と、カードからR/Wへの送信用の周波数(キャ
リア)をそれぞれ異なる周波数とし、これに基づいて2
相PSK方式あるいは4相PSK方式の位相変調による
データ伝送を行うカードの構成例を示す。
【0138】図28および29は、電力用周波数の1/
2周波数のキャリアによる2相PSK方式(0°と18
0°の2種類の位相に基づく位相変調)のデータ伝送を
行うカードの構成を示す。また、図30は電力用周波数
の1/2周波数のキャリアによる4相PSK方式(0
°、90°、180°、270°の4種類の位相に基づ
く位相変調)のデータ伝送を行うカードの構成、図31
は電力用周波数の1/4周波数のキャリアによる2相P
SK方式のデータ伝送を行うカードの構成、そして図3
2は電力用周波数の1/4周波数のキャリアによる4相
PSK方式のデータ伝送を行うカードの構成を示す。
【0139】各図において、上述の実施の形態のものと
同一もしくは相当する部分は同一符号で示す。301な
いし305はD型フリップフロップ、310、311は
EX−OR回路、320ないし329はORゲートまた
はNORゲート、340ないし344はANDゲートま
たはNANDゲート、そして360〜362はインバー
タである。
【0140】まず、図28の回路について説明する。こ
の回路は電力用周波数の1/2周波数のキャリアによる
2相PSK方式のデータ伝送を行うものである。PLL
36、EX−OR回路37、D型フリップフロップ38
a、38bは復調回路すなわち受信回路を構成する(図
21参照)。比較器34、EX−OR回路310、31
1、ORゲート320〜323、D型フリップフロップ
301〜303は、受信時には正常な切換信号C(図1
9、図20等参照)を発生すると共に、送信時にはD型
フリップフロップ301により電力用周波数を1/2分
周して、これの1/2周波数のキャリアを発生し、AN
Dゲート340からの送信データとなる信号に従って2
相PSK方式の変調を行う回路である。
【0141】ORゲート321に入力される送信/受信
切換信号は受信時にはLレベルとなり、これによりD型
フリップフロップ301は固定状態となり分周は行われ
ないが、送信時にはHレベルとなり、これによりD型フ
リップフロップ301は、電力用周波数を1/2分周し
て、これの1/2周波数のキャリアを発生する。そして
このキャリアに対して、ANDゲート340からの送信
データとなる信号に従って2相PSK方式の変調が行わ
れる。ANDゲート340では、送信データに基づく反
転信号をタイミング信号によりゲートした信号が出力さ
れる。
【0142】また、D型フリップフロップ302に関係
する作用について説明する。図33には比較器34の出
力D、D型フリップフロップ302の出力U、EX−O
R回路310の出力D1および切換信号を示し、(a)は
受信時、(b)は送信時のものを示す。電力用周波数を分
周して送信を行う際、切換信号が反転しない時に反転す
る信号UをD型フリップフロップ302が発生し、二値
化した比較器34の信号DとEX−OR回路310でE
X−ORをとることにより、受信時および送信時で信号
Dが変化しても変化しない信号D1を得るようにした。
この信号D1はPLL36の入力として用いられる。
【0143】データ受信時には、切換信号がキャリアの
位相を表す信号となっているが、送信時には送信キャリ
アの影響を受け、受信データがあると誤認識してしま
う。そこで、信号Uと切換信号を示す信号DのEX−O
Rをとった信号D1をPLL36を含む復調回路へ出力
する。これにより、送信時にデータ受信を誤認識するこ
とがない。
【0144】次に、図29の回路も図28のものと同様
に、電力用周波数の1/2周波数のキャリアによる2相
PSK方式のデータ伝送を行うものである。異なる点
は、インバータ360、NANDゲート341、NOR
ゲート324、D型フリップフロップ304およびOR
ゲート325からなる部分であり、EX−OR回路31
0の出力D1およびD型フリップフロップ301の出力
Qのタイミングを見ながら、変調させるための信号が発
生される。その他の動作は基本的に図28の回路と同様
である。したがって、図28のものでは変調を行う回路
のタイミングが考慮されていないが(結果的にはこれで
も問題はない)、図29ではEX−OR回路310の出
力D1およびD型フリップフロップ301の出力Q等の
タイミングが考慮されている。
【0145】次に図30の回路は、電力用周波数の1/
2周波数のキャリアによる4相PSK方式のデータ伝送
を行うものである。図28および図29の回路と異なる
点は、ORゲート325、326、インバータ360、
362、ANDゲート342〜344、NORゲート3
24、327およびD型フリップフロップ304からな
る部分で、この構成により4相PSK方式の変調を行わ
せるための信号を発生する。そして信号を与えない場合
には0°位相、π/2遅れ信号をHレベルにした場合に
は90°位相、反転信号をHレベルにした場合には18
0°位相、そしてπ/2進み信号をHレベルにした場合
には270°位相、の4種類の位相変調を行わせること
ができる。
【0146】次に図31の回路は、電力用周波数の1/
4周波数のキャリアによる2相PSK方式のデータ伝送
を行うもので、電力用周波数を1/2分周する2つのD
型フリップフロップ301、305を設けて、電力用周
波数の1/4周波数のキャリアを発生するようにしたも
のである。その他の部分は基本的に図28のものと同じ
である。
【0147】そして図32の回路は、電力用周波数の1
/4周波数のキャリアによる4相PSK方式のデータ伝
送を行うもので、図30の回路の4相PSK方式のデー
タ伝送を行う特徴と、図31の回路の電力用周波数の1
/4周波数のキャリアを発生する特徴を組み合わせたも
のである。
【0148】実施の形態17.実施の形態3では出力用
コンデンサ11を半周期の間、アンテナ共振回路4に接
続して行う位相変調が示されている。また、実施の形態
7ではR/W側で送信用アンテナ共振回路201の両端
を半周期の間、短絡する位相変調が示されている。この
実施の形態では、実施の形態13に示すようにカード内
にPLL36(図21参照)を内蔵した場合、PLL36
の出力により半周期の幅を得て、さらにアンテナ共振回
路4の両端間を短絡することで変調を行う。
【0149】図34にはこの実施の形態のカードの構
成、図35にはその波形を示す。この実施の形態では、
PLL36からの出力より半周期を得て、これに基づい
て、出力用トランジスタ9により、変調する時にゼロク
ロスポイントより半周期の間、アンテナ共振回路4を短
絡して2相PSK方式を実現する。これにより、カード
側において、出力用コンデンサ11を用いずに変調でき
る。
【0150】実施の形態18.実施の形態9ではカード
側においてアンテナ共振回路4の振幅が低下してデータ
変化点を検出すると、共振回路4に出力用コンデンサ1
1を半周期の間接続して共振周波数を1/2にして強制
的な復調を行っている。この実施の形態では、実施の形
態13に示すようにカード内にPLL36(図21参照)
を内蔵した場合、PLL36の出力により半周期の幅を
得て、さらにアンテナ共振回路4の両端間を短絡するこ
とで高速な復調を実現する。
【0151】図36の(a)にはこの実施の形態のカード
の構成、(b)には共振回路4の振幅のレベル低下を検出
する比較器16d、図37にはその波形を示す。この実
施の形態では、PLL36からの出力より半周期を得
て、これに基づいて、共振回路4の振幅のレベル低下を
検出すると、出力用トランジスタ9により、半周期の
間、アンテナ共振回路4を短絡して復調の高速化を図っ
た。これにより、出力用コンデンサ11を用いずに高速
の復調が実現でき、さらにアンテナ共振回路4の電圧レ
ベルを検出する比較器16a〜16cもゼロクロスポイ
ント用と振幅低下検出用の2つですむ。
【0152】実施の形態19.この実施の形態では、実
施の形態3や実施の形態9で示した出力用コンデンサ1
1による位相変調回路をもとに、受信波の1/2周波数
の送信用キャリアを発生させるものである。図38にカ
ードの構成、図39に波形を示す。
【0153】この実施の形態では、上記実施の形態の位
相変調回路をもとに、図38および図39に示すよう
に、出力用コンデンサ11を接続する期間を1周期、接
続しない周期を2周期とするように出力用トランジスタ
9のオン/オフを行わせることにより、電力用周波数の
1/2の周波数の送信用キャリアを発生させる。これに
より、電力供給を受けながら送信用キャリアを発生する
ことができる。
【0154】図40には、この実施の形態におけるカー
ド側およびR/W側での波形をコンピュータによるシュ
ミレーション解析で求めたものを示す。図40の(a)は
カード側での波形(図39のAに相当する)、(b)はR/
W側での受信波形、そして(c)は(b)の信号にフィルタ
をかけた時の信号波形を示しており、(c)に示されてい
るように明らかに1/2の周波数が得られることが分か
る。
【0155】実施の形態20.この実施の形態では、実
施の形態19において変調を実現する。この実施の形態
では、図38の回路において、図41に示すように、変
調する時点で、出力用コンデンサ11を接続しない周期
を1周期とすることにより、実施の形態19において、
2相PSK方式の変調が実現できる。
【0156】図42には、この実施の形態におけるカー
ド側およびR/W側での波形をコンピュータによるシュ
ミレーション解析で求めたものを示す。図42の(a)は
カード側での波形(図41のAに相当する)、(b)はR/
W側での受信波形、そして(c)は(b)の信号にフィルタ
をかけた時の信号波形を示しており、(a)のAで示す変
調が(c)のBに示す部分で現れていることが分かる。
【0157】
【発明の効果】以上のようにこの発明の第1の発明で
は、データ送受信用のアンテナ共振回路における受信信
号レベルを検出し、この信号レベルに従ってアンテナ共
振回路のクオリティファクタQを変えるようにしたの
で、R/Wとカードとの間の距離の変化に対して、カー
ドに誘起される電圧が安定化された、通信距離範囲の広
い電池レスの非接触ICカードを提供できる等の効果が
得られる。
【0158】またこの発明の第2の発明では、データ送
受信用のアンテナ共振回路の自由振動の位相を検出し、
送信時にアンテナ共振回路へこれの自由振動と同相で、
エネルギ蓄積回路からエネルギを供給するようにしたの
で、効率的に自由振動を維持することを可能にした、送
信時間の長い電池レスの非接触ICカードを提供できる
等の効果が得られる。
【0159】またこの発明の第3の発明では、データ送
受信用のアンテナ共振回路に、出力データおよびその変
化のいずれかに従ってコンデンサを接続/切り離しし
て、アンテナ共振回路の回路定数を変化させることによ
り共振周波数を変え、これによる周波数変調および位相
変調のいずれかでデータの送信を行うようにしたので、
送信時にエネルギの損失が少ない効率的な変調を行う電
池レスの非接触ICカードを提供できる等の効果が得ら
れる。
【0160】またこの発明の第4の発明では、データ送
受信用のアンテナ共振回路を、共振インピーダンスの低
い直列共振回路で構成したので、電力の供給が効率良く
行える電池レスの非接触ICカードを提供できる等の効
果が得られる。
【0161】またこの発明の第5の発明では、データの
変調方式を位相変調とし、カード側ではデータ送受信用
のアンテナ共振回路の電圧の、受信信号による位相変化
を振幅変化から検出し、検出された位相変化に従ってデ
ータの復調を行うようにしたので、R/Wからカードへ
の送信を、電力の供給とデータの伝送の両立が可能な位
相変調で行うことを可能にすると共に、カード側では位
相変化を振幅変化に応じて復調するので動作エネルギを
抑えることができる電池レスの非接触ICカードを提供
できる等の効果が得られる。
【0162】またこの発明の第6の発明では、直列共振
回路で構成されたデータ送受信用のアンテナ共振回路の
両端を出力データに従って短絡し、アンテナ共振回路の
負荷の変動に基づく送信を行うようにしたので、送信時
にエネルギの損失が少ない効率的な変調を可能とした電
池レスの非接触ICカードを提供できる等の効果が得ら
れる。
【0163】またこの発明の第7の発明では、カード側
では、直列共振回路で構成されたデータ送受信用のアン
テナ共振回路の両端を出力データに従って短絡し、アン
テナ共振回路の負荷の変動に基づく送信を行うように
し、R/W側では送受信用アンテナ共振回路に接続され
た電力伝達調整用抵抗に生じる変化よりカード側の負荷
の変動を検出して復調を行うようにしたので、カード側
において送信時にエネルギの損失が少ない効率的な変調
が行える電池レスの非接触ICカードを含むカードシス
テムを提供できる等の効果が得られる。
【0164】またこの発明の第8の発明では、リーダラ
イタ側において、強制位相反転手段により、データの変
化に対し±90°の範囲で送信用アンテナ共振回路の両
端を短絡し、送信信号の位相を強制的に反転させるよう
にしたので、送信用アンテナ共振回路のQが高い場合に
も高速のデータ変調が行え、ひいてはリーダライタから
カードへのデータ伝送速度を向上させた電池レスの非接
触ICカードを含むカードシステムを提供できる等の効
果が得られる。
【0165】この発明の第9の発明では、第8の発明に
おいて、リーダライタ側の送信用アンテナ共振回路に強
制位相反転速度調整手段を設けることより、強制的な位
相反転の際の送信用アンテナ共振回路での電圧の急峻な
変化を抑えるようにしたので、カードとリーダライタが
近付いてカード側のアンテナ共振回路のQが低い時でも
正常な通信が行える信頼性の高い、電池レスの非接触I
Cカードを含むカードシステムを提供できる等の効果が
得られる。
【0166】この発明の第10の発明では、カード側に
おいて、位相調整手段により、アンテナ共振回路に受信
信号により誘起されている電圧の位相と共振回路の振動
の位相を強制的に同相にするようにしたので、アンテナ
共振回路のQが高い場合にも高速のデータ復調が行え、
ひいてはリーダライタからカードへのデータ伝送速度を
向上させた非接触ICカードを提供できる等の効果が得
られる。
【0167】この発明の第11の発明では、カード側の
アンテナ共振回路に設けた位相変化検出禁止手段によ
り、位相の変化を検出して位相を変えても、既に変化し
ているため、再度、振幅が小さくなって不要なデータを
復調することを防止するために、位相変化が検出された
後、所定期間、検出を禁止するようにしたので、カード
とリーダライタが近付いてカードのアンテナ共振回路の
Qが低い時でも正常な通信が行える信頼性の高い、電池
レスの非接触ICカードを提供できる等の効果が得られ
る。
【0168】この発明の第12の発明では、データ送受
信用のアンテナ共振回路からの信号を整流する回路をブ
リッジ整流回路とし、アンテナ共振回路の両端の電圧の
低い方を接地し、高い方の電圧を信号として選択するよ
うに切換手段により回路を切り換えるようにしたことに
より、アンテナ共振回路の振幅を大きくとることがで
き、また取り出した信号がすべて正の信号なので処理が
容易な非接触ICカードを提供できる等の効果が得られ
る。
【0169】この発明の第13の発明では、切換手段に
おいて、アンテナ共振回路の高い方の信号が負のレベル
になった時に出力が反転する切換信号を発生する信号発
生回路を設け、自律的に低い方を接地、高い方を信号と
して取り出せるようにした非接触ICカードを提供でき
る等の効果が得られる。
【0170】この発明の第14の発明では、受信信号が
負になったことを示す信号を入力としこれに同調した出
力を発生するPLLを設け、位相変調信号を受けた時の
切換信号をPLLの出力に基づいて半周期毎にサンプリ
ングして復調を行うことにより、カードの受信電圧の変
動に強い検波が行える非接触ICカードを提供できる等
の効果が得られる。
【0171】この発明の第15の発明では、切換信号の
反転をアンテナ共振回路の波形のゼロクロスポイントの
所定の数おきに実行し、電力用の周波数と異なる送信用
の周波数を発生し、電力用の周波数と送信用の周波数を
別々にすることにより、電力の供給を受けながら送信が
行える非接触ICカードを提供できる等の効果が得られ
る。
【0172】この発明の第16の発明では、第15の発
明において、切換信号の反転をアンテナ共振回路の波形
のゼロクロスポイントの1おきに実行し、変調する時点
では3つ置いて切換信号を反転させることにより位相変
調を行うことにより、電力を受けながら電力用の周波数
の1/2の周波数の送信用のキャリアを発生し、さらに
これを位相変調することのできる非接触ICカードを提
供できる等の効果が得られる。
【0173】この発明の第17の発明では、第15の発
明において、変調する時点ではアンテナ共振回路の波形
のゼロクロスポイトの0ないし3のいずれかの間を置い
て切換信号を反転させることにより4種類の位相に基づ
く位相変調を行うようにしたので、1つのデータ当たり
の伝送情報量の増大により、より高速なデータ伝送が行
える非接触ICカードを提供できる等の効果が得られ
る。
【0174】この発明の第18の発明では、受信信号が
負になったことを示す信号を入力としこれに同調した出
力を発生するPLLを設け、このPLLの出力から半周
期を得て、変調時にゼロクロスポイントより半周期の
間、アンテナ共振回路の両端を短絡して位相変調を行う
ようにしたので、コンデンサを用いることなく変調が行
える非接触ICカードを提供できる等の効果が得られ
る。
【0175】この発明の第19の発明では、受信信号が
負になったことを示す信号を入力としこれに同調した出
力を発生するPLLを設け、このPLLの出力から半周
期を得て、変調時にゼロクロスポイントより半周期の
間、アンテナ共振回路の両端を短絡して復調を行うよう
にしたので、コンデンサを用いることなく、高速の復調
が実現できる非接触ICカードを提供できる等の効果が
得られる。
【0176】この発明の第20の発明では、第3または
第10の発明における位相変調回路をもとに、アンテナ
共振回路にコンデンサを接続する周期を1周期、接続し
ない周期を2周期として、電力用の周波数の1/2の送
信用の周波数を発生するようにしたので、電力の供給を
受けながら送信用キャリアを発生することのできる非接
触ICカードを提供できる等の効果が得られる。
【0177】この発明の第21の発明では、第20の発
明において、変調する時点で、コンデンサを接続しない
周期を1周期として位相変調を行うようにしたので、電
力の供給を受けながら送信用キャリアを発生し、位相変
調による送信が行える非接触ICカードを提供できる等
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態による非接触ICカ
ードシステムの構成を示す図である。
【図2】 図1の非接触ICカードの動作を説明するた
めの波形図である。
【図3】 図1の非接触ICカードの他の実施の形態を
示す図である。
【図4】 この発明の別の実施の形態による非接触IC
カードシステムの構成を示す図である。
【図5】 図4の非接触ICカードの動作を説明するた
めの波形図である。
【図6】 図4の非接触ICカードの他の実施の形態を
示す図である。
【図7】 実施の形態7におけるデータ伝送の遅れを説
明するための図である。
【図8】 この発明のさらに別の実施の形態による非接
触ICカードシステムのリーダライタの構成を示す図で
ある。
【図9】 図8のリーダライタの動作を説明するための
波形図である。
【図10】 図8のリーダライタでの位相変調を示す波
形図である。
【図11】 共振回路のQが低い場合の実施の形態7に
よる位相変調でのカードにおける受信状態を説明するた
めの波形図である。
【図12】 実施の形態8のリーダライタによる伝送状
態を説明するための波形図である。
【図13】 実施の形態9における共振回路のQが高い
時の受信状態を説明するための波形図である。
【図14】 実施の形態9のカードによる復調を説明す
るための波形図である。
【図15】 共振回路のQが低い場合の実施の形態9に
よる復調を説明するための波形図である。
【図16】 この発明のさらに別の実施の形態による非
接触ICカードの構成を示す図である。
【図17】 実施の形態11による非接触ICカードの
構成の一例を示す図である。
【図18】 図17のカードの波形図である。
【図19】 実施の形態12に係る切換信号を発生する
回路の一例を示す図である。
【図20】 図19の回路の波形図である。
【図21】 実施の形態13に係る非接触ICカードの
検波部分の構成の一例を示す図である。
【図22】 図21の検波部分の波形図である。
【図23】 実施の形態14の非接触ICカードの動作
を説明するための波形図である。
【図24】 基本周波数とこれの1/2の周波数との合
成波を説明するための波形図である。
【図25】 実施の形態15の非接触ICカードの動作
を説明するための波形図である。
【図26】 実施の形態15の実際の信号を示す波形図
である。
【図27】 実施の形態16の非接触ICカードの動作
を説明するための波形図である。
【図28】 電力用周波数の1/2周波数のキャリアに
よる2相PSK方式のデータ伝送を行うカードの構成の
一例を示す回路図である。
【図29】 電力用周波数の1/2周波数のキャリアに
よる2相PSK方式のデータ伝送を行うカードの構成の
別の例を示す回路図である。
【図30】 電力用周波数の1/2周波数のキャリアに
よる4相PSK方式のデータ伝送を行うカードの構成の
一例を示す回路図である。
【図31】 電力用周波数の1/4周波数のキャリアに
よる2相PSK方式のデータ伝送を行うカードの構成の
一例を示す回路図である。
【図32】 電力用周波数の1/4周波数のキャリアに
よる4相PSK方式のデータ伝送を行うカードの構成の
一例を示す回路図である。
【図33】 図28ないし図32の回路の動作を説明す
るための波形図である。
【図34】 実施の形態17の非接触ICカードの構成
の一例を示す図である。
【図35】 図34の回路の波形図である。
【図36】 実施の形態18の非接触ICカードの構成
の一例を示す図である。
【図37】 図36の回路の波形図である。
【図38】 実施の形態19の非接触ICカードの構成
の一例を示す図である。
【図39】 図38の回路の波形図である。
【図40】 実施の形態19におけるカード側およびR
/W側での波形をシュミレーション解析で求めた波形図
である。
【図41】 実施の形態20の非接触ICカードの動作
を説明するための波形図である。
【図42】 実施の形態20におけるカード側およびR
/W側での波形をシュミレーション解析で求めた波形図
である。
【図43】 この種の非接触ICカードシステムの一般
的な構成を示す図である。
【符号の説明】
4,4A アンテナ共振回路、5 整流回路、5A ブ
リッジ整流回路、7比較器、7a 基準電源、8 可変
抵抗素子、9 出力用トランジスタ、11出力用コンデ
ンサ、10,10a,10b,10c,10d 非接触
ICカード(カード)、12 トランジスタ駆動回路、
14 ドライバ、15 抵抗、16a 高電位側レベル
比較器、16b 低電位側レベル比較器、16c 中位
レベル比較器、17 制御部、18 メモリ部、20,
20a,20b リーダライタ(R/W)、30 イン
バータ、31 切換回路、33 ツェナーダイオード、
34 比較器、35,38a,38b,301〜305
D型フリップフロップ、36 PLL、37,31
0,311 EX−OR回路、40 検出部、41 遅
延回路、42,340,342〜344 ANDゲー
ト、100,110非接触ICカードシステム、201
送信用アンテナ共振回路、201A 送受信用アンテ
ナ共振回路、202 電力伝達調整用抵抗、203 ド
ライバ、204 変調回路、210 受信用アンテナ共
振回路、211 増幅回路、212復調回路、341
NANDゲート、320〜323,325,326,3
28,329 ORゲート、324,327 NORゲ
ート、360〜362 インバータ。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信媒体として電磁波を使用する電池を
    内蔵しない非接触ICカードであって、データ送受信用
    のアンテナ共振回路に接続されて受信信号レベルを検出
    する受信レベル検出手段と、同様にアンテナ共振回路に
    接続され、上記受信レベル検出手段で検出されたレベル
    に従ってアンテナ共振回路のクオリティファクタQを変
    えるためのクオリティファクタ調整手段と、を備えたこ
    とを特徴とする非接触ICカード。
  2. 【請求項2】 通信媒体として電磁波を使用する電池を
    内蔵しない非接触ICカードであって、データ送受信用
    のアンテナ共振回路の自由振動の位相を検出する位相検
    出手段と、送信時に上記アンテナ共振回路へこれの自由
    振動と同相で、エネルギ蓄積回路からエネルギを供給す
    るエネルギ補充手段と、を備えたことを特徴とする非接
    触ICカード。
  3. 【請求項3】 通信媒体として電磁波を使用する電池を
    内蔵しない非接触ICカードであって、データ送受信用
    のアンテナ共振回路の自由振動の位相を検出する位相検
    出手段と、出力データおよびこれの変化のいずれかと上
    記位相検出手段の出力に従って上記アンテナ共振回路に
    コンデンサを接続/切り離しして上記アンテナ共振回路
    の共振周波数を変える共振周波数切換手段と、を備え、
    周波数変調および位相変調のいずれかでデータの送信を
    行うことを特徴とする非接触ICカード。
  4. 【請求項4】 電池を内蔵せず、通信媒体として電磁波
    を使用する位相変調方式の非接触ICカードであって、
    直列共振回路で構成されたデータ送受信用のアンテナ共
    振回路を備えたことを特徴とする非接触ICカード。
  5. 【請求項5】 通信媒体として電磁波を使用する電池を
    内蔵しない非接触ICカードであって、データ送受信用
    のアンテナ共振回路の電圧の、受信信号による位相変化
    を振幅変化より検出する位相変化検出手段と、この位相
    変化検出手段により検出された位相変化に従ってデータ
    の復調を行う復調手段と、を備えたことを特徴とする非
    接触ICカード。
  6. 【請求項6】 通信媒体として電磁波を使用する電池を
    内蔵しない非接触ICカードであって、直列共振回路で
    構成されたデータ送受信用のアンテナ共振回路の両端を
    出力データに従って短絡するスイッチング手段を備え、
    上記スイッチング手段によるアンテナ共振回路の負荷の
    変動に基づく送信を行うことを特徴とする非接触ICカ
    ード。
  7. 【請求項7】 通信媒体として電磁波を使用する電池を
    内蔵しない非接触ICカードとリーダライタからなる非
    接触ICカードシステムであって、上記非接触ICカー
    ドが、直列共振回路で構成されたデータ送受信用のアン
    テナ共振回路の両端を出力データに従って短絡するスイ
    ッチング手段を含み、このスイッチング手段によるアン
    テナ共振回路の負荷の変動に基づく送信を行い、上記リ
    ーダライタが、送受信用アンテナ共振回路に接続された
    電力伝達調整用抵抗に生じる変化よりカード側の負荷の
    変動を検出して復調を行う復調手段を含む、ことを特徴
    とする非接触ICカードシステム。
  8. 【請求項8】 通信媒体として電磁波を使用する電池を
    内蔵しない請求項3ないし請求項5のいずれかの非接触
    ICカードと、リーダライタからなる非接触ICカード
    システムであって、上記リーダライタが、送信用アンテ
    ナ共振回路の両端間に接続され、データの変化に対し±
    90°の範囲で上記送信用アンテナ共振回路の両端を短
    絡し、送信信号の位相を強制的に反転させる強制位相反
    転手段を含む、ことを特徴とする非接触ICカードシス
    テム。
  9. 【請求項9】 上記強制位相反転手段に接続され、強制
    的な位相反転の際の上記送信用アンテナ共振回路での電
    圧の急峻な変化を抑えるための強制位相反転速度調整手
    段をさらに備えたことを特徴とする請求項8の非接触I
    Cカードシステム。
  10. 【請求項10】 上記アンテナ共振回路に受信信号によ
    り誘起されている電圧の位相と共振回路の振動の位相を
    同相にする位相調整手段を備えたことを特徴とする請求
    項3ないし請求項5のいずれかの非接触ICカード。
  11. 【請求項11】 位相の変化を検出して位相を変えて
    も、既に変化しているため、再度、振幅が小さくなって
    も不要なデータを復調することを防止するために、位相
    変化が検出された後、所定期間、検出を禁止する位相変
    化検出禁止手段を備えたことを特徴とする請求項10の
    非接触ICカード。
  12. 【請求項12】 通信媒体として電磁波を使用する電池
    を内蔵しない非接触ICカードであって、データ送受信
    用のアンテナ共振回路からの信号を整流するブリッジ整
    流回路と、上記アンテナ共振回路の両端の電圧の低い方
    を接地し、高い方の電圧を信号として選択するように切
    換信号に従って切り換えを行う切換手段と、を備えたこ
    とを特徴とする非接触ICカード。
  13. 【請求項13】 上記切換手段が、上記アンテナ共振回
    路の高い方の信号が負のレベルになった時に出力が反転
    する切換信号を発生する信号発生回路を備えたことを特
    徴とする請求項12に記載の非接触ICカード。
  14. 【請求項14】 受信信号が負になったことを示す信号
    を入力としこれに同調した出力を発生するPLLを有
    し、位相変調信号を受けた時の上記切換信号を上記PL
    Lの出力に基づいて半周期毎にサンプリングして復調を
    行う検波手段を備えたことを特徴とする請求項12また
    は13に記載の非接触ICカード。
  15. 【請求項15】 上記切換信号の反転を、アンテナ共振
    回路の波形のゼロクロスポイトの所定の数おきに実行
    し、電力用の周波数と異なる送信用の周波数を発生し、
    電力の供給を受けながら送信が行えることを特徴とする
    請求項12に記載の非接触ICカード。
  16. 【請求項16】 上記切換信号の反転を、アンテナ共振
    回路の波形のゼロクロスポイトの1つおきに実行し、変
    調する時点ではアンテナ共振回路の波形のゼロクロスポ
    イトを3つ置いて上記切換信号を反転させることにより
    位相変調を行うことを特徴とする請求項15に記載の非
    接触ICカード。
  17. 【請求項17】 変調する時点では、アンテナ共振回路
    の波形のゼロクロスポイトの0ないし3のいずれかの間
    を置いて上記切換信号を反転させることにより4種類の
    位相に基づく位相変調を行うことを特徴とする請求項1
    5に記載の非接触ICカード。
  18. 【請求項18】 受信信号が負になったことを示す信号
    を入力としこれに同調した出力を発生するPLLを有
    し、このPLLの出力から半周期を得て、変調時にゼロ
    クロスポイントより半周期の間、上記アンテナ共振回路
    の両端を短絡して位相変調を行うことを特徴とする非接
    触ICカード。
  19. 【請求項19】 受信信号が負になったことを示す信号
    を入力としこれに同調した出力を発生するPLLを有
    し、このPLLの出力から半周期を得て、変調時にゼロ
    クロスポイントより半周期の間、上記アンテナ共振回路
    の両端を短絡して復調を行うことを特徴とする非接触I
    Cカード。
  20. 【請求項20】 上記アンテナ共振回路にコンデンサを
    接続する周期を1周期、接続しない周期を2周期とし
    て、電力用の周波数の1/2の送信用の周波数を発生
    し、電力の供給を受けながら送信を行うことを特徴とす
    る請求項3または10に記載の非接触ICカード。
  21. 【請求項21】 変調する時点で、コンデンサを接続し
    ない周期を1周期として位相変調を行うことを特徴とす
    る請求項20に記載の非接触ICカード。
JP7244738A 1994-10-06 1995-09-22 非接触icカードおよびこれを含む非接触icカードシステム Pending JPH0962816A (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7244738A JPH0962816A (ja) 1994-10-06 1995-09-22 非接触icカードおよびこれを含む非接触icカードシステム
TW084110293A TW324868B (en) 1994-10-06 1995-10-03 Non-contact type IC card and system thereof
US08/538,890 US5698838A (en) 1994-10-06 1995-10-04 Non-contact IC card including antenna circuit with adjustable resonant frequency
EP95115711A EP0706151B1 (en) 1994-10-06 1995-10-05 Non-contact type IC card
DE69532399T DE69532399T2 (de) 1994-10-06 1995-10-05 Kontaktlose IC-Karte
CN95117764A CN1111299C (zh) 1994-10-06 1995-10-06 非接触式ic卡与非接触式ic卡系统
KR1019950034376A KR100223989B1 (ko) 1994-10-06 1995-10-06 비접촉형 ic 카드 및 그 시스템
US08/905,213 US5801372A (en) 1994-10-06 1997-08-01 Non-contact IC card with antenna switching circuit
US08/905,132 US5874725A (en) 1994-10-06 1997-08-01 Non-contact IC card with phase variation detector
US08/904,360 US5831257A (en) 1994-10-06 1997-08-01 Non-contact IC card including phase-locked loop circuitry

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-243097 1994-10-06
JP24309794 1994-10-06
JP6-307834 1994-12-12
JP30783494 1994-12-12
JP14781795 1995-06-14
JP7-147817 1995-06-14
JP7244738A JPH0962816A (ja) 1994-10-06 1995-09-22 非接触icカードおよびこれを含む非接触icカードシステム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005040518A Division JP3900299B2 (ja) 1994-10-06 2005-02-17 非接触icカード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0962816A true JPH0962816A (ja) 1997-03-07

Family

ID=27472810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7244738A Pending JPH0962816A (ja) 1994-10-06 1995-09-22 非接触icカードおよびこれを含む非接触icカードシステム

Country Status (7)

Country Link
US (4) US5698838A (ja)
EP (1) EP0706151B1 (ja)
JP (1) JPH0962816A (ja)
KR (1) KR100223989B1 (ja)
CN (1) CN1111299C (ja)
DE (1) DE69532399T2 (ja)
TW (1) TW324868B (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09298485A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Yamatake Honeywell Co Ltd 非接触データ送受信方法およびその装置
JPH10145987A (ja) * 1996-09-13 1998-05-29 Hitachi Ltd 電力伝送システムおよびicカード並びにicカードを用いた情報通信システム
WO1998053423A1 (fr) * 1997-05-19 1998-11-26 Rohm Co., Ltd. Dispositif de reponse dans un systeme de communication a carte a circuit integre
WO1998058347A1 (fr) * 1997-06-18 1998-12-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Syteme de cartes a circuit integre sans contact et carte a circuit integre sans contact
JP2000270501A (ja) * 1999-03-19 2000-09-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 基地局通信装置、及び携帯無線通信装置への電力供給方法
JP2000341884A (ja) * 1999-04-07 2000-12-08 Stmicroelectronics Sa 非常に密な結合で動作する電磁トランスポンダ
US6164532A (en) * 1997-05-15 2000-12-26 Hitachi, Ltd. Power transmission system, power transmission/communication system and reader and/or writer
US6176433B1 (en) * 1997-05-15 2001-01-23 Hitachi, Ltd. Reader/writer having coil arrangements to restrain electromagnetic field intensity at a distance
US6321067B1 (en) 1996-09-13 2001-11-20 Hitachi, Ltd. Power transmission system IC card and information communication system using IC card
US6894602B2 (en) 1998-03-30 2005-05-17 Intel Corporation System and method for active detection of connection to a network
KR100540890B1 (ko) * 2000-12-22 2006-01-10 한국전자통신연구원 비접촉식 ic 카드 시스템의 비접촉식 ic 카드 리더
WO2006115196A1 (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Daifuku Co., Ltd. 無接触給電設備の2次側受電回路
JP2007094886A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Keyence Corp 無線タグリーダ/ライタ及び無線タグリード/ライト方法
JP2008104295A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Voltex:Kk 非接触電源装置
JP2012165602A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Renesas Electronics Corp 電力伝送装置
US8285224B2 (en) 2007-07-26 2012-10-09 Tdk Corporation Transmitter/receiver for radio communication, RFID system and receiving method for transmitter/receiver for radio communication
KR101226213B1 (ko) * 2005-08-23 2013-01-28 인사이드 씨큐어 전원공급장치의 전압 추출 수단을 포함하는 유도성 결합리더
JP2014023328A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Heads Corp 非接触給電装置
JP2015517794A (ja) * 2012-05-20 2015-06-22 アクセス ビジネス グループ インターナショナル リミテッド ライアビリティ カンパニー ワイヤレス電源システムにおいて通信を行うシステム及び方法
US9124120B2 (en) 2007-06-11 2015-09-01 Qualcomm Incorporated Wireless power system and proximity effects
US9774086B2 (en) 2007-03-02 2017-09-26 Qualcomm Incorporated Wireless power apparatus and methods
JP2018074903A (ja) * 2012-01-24 2018-05-10 アクセス ビジネス グループ インターナショナル リミテッド ライアビリティ カンパニー 無線電力コントロール・システム

Families Citing this family (130)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0981701A (ja) * 1995-09-19 1997-03-28 Toshiba Corp 非接触式情報記録媒体および非接触式情報伝送方法
DE19629646C2 (de) * 1996-07-23 1998-09-10 Wolf Gmbh Richard Verfahren und Vorrichtung zur automatischen Identifikation von Komponenten medizinischer Gerätesysteme
US5949823A (en) * 1996-09-13 1999-09-07 Hitachi, Ltd. Data communication system and radio IC card system
JPH10187916A (ja) * 1996-12-27 1998-07-21 Rohm Co Ltd 非接触icカード通信システムにおける応答器
US5930304A (en) * 1997-03-20 1999-07-27 Motorola, Inc. Wireless powered communication device with adaptive data detection and method
DE69838364T2 (de) 1997-06-20 2008-05-29 Hitachi Kokusai Electric Inc. Schreib-/Lesevorrichtung, Stromversorgungssystem und Kommunikationssystem
JPH1166248A (ja) * 1997-08-12 1999-03-09 Mitsubishi Electric Corp 非接触型icカード
FR2768875B1 (fr) * 1997-09-23 2000-06-02 Sgs Thomson Microelectronics Detecteur de signaux radiofrequence pour carte a puce sans contact
GB2330957B (en) * 1997-11-01 2002-06-05 Motorola Inc Power supply clamp and method in a smartcard
US6211799B1 (en) * 1997-11-06 2001-04-03 Massachusetts Institute Of Technology Method and apparatus for transbody transmission of power and information
EP1163630A4 (en) * 1998-01-23 2002-07-31 Motorola Inc PORTABLE DATA CARRIER AND METHOD FOR SWITCHING BETWEEN PERFORMANCE AND DATA MODE
EP1057277B1 (en) * 1998-01-29 2007-04-25 Magellan Technology Pty. Limited A transceiver
EP0949593A2 (en) 1998-03-30 1999-10-13 Citicorp Development Center System, method and apparatus for value exchange utilizing value-storing apparatus
US8108307B1 (en) 1998-03-30 2012-01-31 Citicorp Development Center, Inc. System, method and apparatus for value exchange utilizing value-storing applications
FR2776865B1 (fr) * 1998-03-31 2000-05-05 Commissariat Energie Atomique Dispositif de teletransmission par couplage inductif
FR2778521B1 (fr) 1998-05-06 2000-06-16 Sgs Thomson Microelectronics Circuit codeur bpsk
DE19827691C1 (de) * 1998-06-22 2000-01-13 Skidata Ag Verfahren zur Kommunikation zwischen berührungslos arbeitenden Datenträgern und Endgeräten
FR2780221B1 (fr) 1998-06-22 2000-09-29 Sgs Thomson Microelectronics Emission d'une consigne de fonctionnement par une ligne d'alimentation alternative
FR2780220A1 (fr) 1998-06-22 1999-12-24 Sgs Thomson Microelectronics Transmission de donnees numeriques sur une ligne d'alimentation alternative
FR2781074B1 (fr) * 1998-07-08 2006-04-28 Commissariat Energie Atomique Interface analogique pour circuit d'echange d'informations autonome
US6173897B1 (en) * 1998-07-27 2001-01-16 John W. Halpern Universal card interface module for contact free cards
EP1117064B1 (en) * 1998-07-31 2005-01-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. A dual-purpose non-contact chip card, a system with terminal appartus and card, and a communication method
JP3649374B2 (ja) * 1998-11-30 2005-05-18 ソニー株式会社 アンテナ装置及びカード状記憶媒体
FR2787260B1 (fr) * 1998-12-09 2003-01-24 Gemplus Card Int Dispositif electronique de communication sans contact a source d'energie auxiliaire optionnelle
TW484101B (en) * 1998-12-17 2002-04-21 Hitachi Ltd Semiconductor device and its manufacturing method
WO2000039750A1 (en) * 1998-12-23 2000-07-06 Corporation Hypersecur Inc. Transceiver interface with selective secure and insecure data exchange modes
DE60042139D1 (de) * 1999-02-19 2009-06-18 Nippon Telegraph & Telephone Kontaktlose Chipkarte und System hierfür
FR2792134B1 (fr) 1999-04-07 2001-06-22 St Microelectronics Sa Detection de distance entre un transpondeur electromagnetique et une borne
US6650226B1 (en) * 1999-04-07 2003-11-18 Stmicroelectronics S.A. Detection, by an electromagnetic transponder reader, of the distance separating it from a transponder
FR2792136B1 (fr) 1999-04-07 2001-11-16 St Microelectronics Sa Transmission en duplex dans un systeme de transpondeurs electromagnetiques
FR2792132B1 (fr) 1999-04-07 2001-11-02 St Microelectronics Sa Borne de lecture d'un transpondeur electromagnetique fonctionnant en couplage tres proche
FR2792135B1 (fr) 1999-04-07 2001-11-02 St Microelectronics Sa Fonctionnement en complage tres proche d'un systeme a transpondeur electromagnetique
US6659352B1 (en) * 1999-06-02 2003-12-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit, a contactless information medium having the semiconductor integrated circuit, and a method of driving the semiconductor integrated circuit
FR2795891B1 (fr) * 1999-07-01 2007-04-20 France Telecom Composant micro-electronique integrant des moyens de traitement numerique asynchrone et une interface de couplage electromagnetique sans contact
US6134130A (en) * 1999-07-19 2000-10-17 Motorola, Inc. Power reception circuits for a device receiving an AC power signal
FR2796781A1 (fr) * 1999-07-20 2001-01-26 St Microelectronics Sa Dimensionnement d'un systeme a transpondeur electromagnetique pour un fonctionnement en hyperproximite
US7049935B1 (en) 1999-07-20 2006-05-23 Stmicroelectronics S.A. Sizing of an electromagnetic transponder system for a dedicated distant coupling operation
JP3824451B2 (ja) * 1999-07-29 2006-09-20 富士通株式会社 非接触icカードの有無検出回路
ATE386309T1 (de) 1999-09-22 2008-03-15 Em Microelectronic Marin Sa Transponder für unterschiedliche einsatzzwecke
EP1087332B1 (fr) * 1999-09-22 2008-02-13 EM Microelectronic-Marin SA Transpondeur destiné à plusieurs applications différentes
EP1141879B1 (en) 1999-10-22 2013-08-07 Nxp B.V. Data carrier with load modulation means and with improved power supply in the process of load modulation
DE59913798D1 (de) * 1999-12-16 2006-10-05 Infineon Technologies Ag Chipkarte mit zwei Demodulationseinrichtungen
FR2804557B1 (fr) * 2000-01-31 2003-06-27 St Microelectronics Sa Adaptation de la puissance d'emission d'un lecteur de transpondeur electromagnetique
DE50015169D1 (de) * 2000-03-22 2008-07-03 Infineon Technologies Ag Chipkarte
EP1282884B1 (en) * 2000-05-05 2009-09-23 Nxp B.V. Data carrier having means for changing the resonant frequency of its resonant circuit
FR2808942B1 (fr) * 2000-05-12 2002-08-16 St Microelectronics Sa Validation de la presence d'un transpondeur electromagnetique dans le champ d'un lecteur a demodulation de phase
FR2808945B1 (fr) 2000-05-12 2002-08-16 St Microelectronics Sa Evaluation du nombre de transpondeurs electromagnetiques dans le champ d'un lecteur
FR2808946A1 (fr) 2000-05-12 2001-11-16 St Microelectronics Sa Validation de la presence d'un transpondeur electromagnetique dans le champ d'un lecteur
FR2808941B1 (fr) 2000-05-12 2002-08-16 St Microelectronics Sa Validation de la presence d'un transpondeur electromagnetique dans le champ d'un lecteur a demodulation d'amplitude
FR2809235A1 (fr) * 2000-05-17 2001-11-23 St Microelectronics Sa Antenne de generation d'un champ electromagnetique pour transpondeur
FR2809251B1 (fr) * 2000-05-17 2003-08-15 St Microelectronics Sa Dispositif de production d'un champ electromagnetique pour transpondeur
FR2812986B1 (fr) * 2000-08-09 2002-10-31 St Microelectronics Sa Detection d'une signature electrique d'un transpondeur electromagnetique
US20030169169A1 (en) 2000-08-17 2003-09-11 Luc Wuidart Antenna generating an electromagnetic field for transponder
JP3818045B2 (ja) * 2000-10-20 2006-09-06 株式会社日立製作所 改札機
FR2820532A1 (fr) * 2001-02-02 2002-08-09 Tagproduct Dispositif de communication sans contact avec une etiquette electronique
DE10162310A1 (de) * 2001-12-19 2003-07-03 Philips Intellectual Property Verfahren und Anordnung zur Übertragung von Signalen von erzeugenden Funktionseinheiten an verarbeitende Funktionseinheiten elektrischer Schaltungen
JP2005516510A (ja) * 2002-02-01 2005-06-02 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ タグのコイル電圧の電磁界強度への適応
FR2835946A1 (fr) * 2002-02-11 2003-08-15 St Microelectronics Sa Transpondeur electromagnetique a code programmable
US6906612B2 (en) * 2002-04-11 2005-06-14 Lear Corporation System and method for vehicle passive entry having inside/outside detection
JP2004132890A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Fujitsu Component Ltd 非接触icカードリーダ/ライタ装置、非接触icカード、入力装置、及び非接触icカードの位置算出方法
US6882236B2 (en) * 2002-11-05 2005-04-19 Magneto-Inductive Systems Limited Dynamically tuned amplifier for frequency shift keyed signals
JP2004166384A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Sharp Corp 非接触型給電システムにおける電磁結合特性調整方法、給電装置、および非接触型給電システム
JP4564239B2 (ja) * 2003-04-11 2010-10-20 オリンパス株式会社 内視鏡装置
JP4104502B2 (ja) * 2003-07-25 2008-06-18 アルプス電気株式会社 パッシブキーレスエントリ装置
EP1667336B1 (en) * 2003-09-19 2013-05-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Radio tag reader/writer
JP2005117153A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Toshiba Corp 無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信媒体
WO2005073904A1 (en) 2004-01-30 2005-08-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
JP4392256B2 (ja) * 2004-02-05 2009-12-24 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路装置及び非接触型icカード
JP2005229512A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Seiko Epson Corp データ通信システム、データ通信装置、非接触通信媒体およびデータ通信装置制御プログラム
DE102004014203B4 (de) * 2004-03-23 2006-02-02 Infineon Technologies Ag Kontaktloser Datenträger mit Stromdemodulation
KR100663376B1 (ko) * 2004-07-23 2007-01-02 주식회사 모팩소프트 무선 통신 장치 및 그 방법
GB2464856B (en) * 2004-09-24 2010-06-30 Vision Rt Ltd Image processing system for use with a patient positioning device
FR2879382A1 (fr) * 2004-12-14 2006-06-16 St Microelectronics Sa Detection d'erreurs dans un signal en modulation d'amplitude
US7490817B2 (en) * 2005-01-04 2009-02-17 Bfs Diversified Products Llc Distance indicating system and method
WO2006103599A1 (en) * 2005-03-30 2006-10-05 Nxp B.V. Integrated circuit providing an external switching functionality
US7364144B2 (en) * 2005-04-27 2008-04-29 Bfs Diversified Products, Llc Sensing and communication system and method
DE102005020101A1 (de) * 2005-04-29 2007-01-25 Giesecke & Devrient Gmbh Tragbarer Datenträger und Verfahren zum Betreiben eines tragbaren Datenträgers
KR20080014064A (ko) * 2005-05-23 2008-02-13 엔엑스피 비 브이 전자 통신 시스템, 베이스 스테이션, 트랜스폰더 스테이션,통신 방법 및 전자 통신 시스템의 이용
DE102005044194B4 (de) * 2005-09-09 2007-11-15 Infineon Technologies Ag Messvorrichtung und Verfahren zum Messen von relativen Phasenlagen von digitalen Signalen
US7420462B2 (en) * 2006-01-23 2008-09-02 Bfs Diversified Products, Llc Air spring distance indicating system and method
WO2007090114A2 (en) * 2006-02-01 2007-08-09 Vitaly Drucker Rfid tag, interrogator and system with improved symbol encoding and decoding
US7733239B2 (en) * 2006-05-08 2010-06-08 Bfs Diversified Products, Llc Distance determining system and method
CN101149816B (zh) * 2006-09-20 2010-05-26 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 具有磁场过强保护功能的无源射频识别芯片
JP5325415B2 (ja) * 2006-12-18 2013-10-23 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US7554473B2 (en) * 2007-05-02 2009-06-30 Cirrus Logic, Inc. Control system using a nonlinear delta-sigma modulator with nonlinear process modeling
DE602008002596D1 (de) 2007-05-30 2010-10-28 Nxp Bv Rfid-vorrichtung, rfid-system und signalverzerrung
JP4285576B1 (ja) * 2007-12-04 2009-06-24 オムロン株式会社 非接触ic媒体通信装置とその方法、およびそのプログラム
US8576589B2 (en) 2008-01-30 2013-11-05 Cirrus Logic, Inc. Switch state controller with a sense current generated operating voltage
ITMO20080053A1 (it) * 2008-02-29 2009-09-01 Alma Mater Studiorum Uni Di Bologna Metodo e apparato per la comunicazione in sistemi rfid a banda ultra-larga
CN102037479B (zh) * 2008-05-19 2013-05-15 Nxp股份有限公司 Rfid发射机应答器
US8222872B1 (en) * 2008-09-30 2012-07-17 Cirrus Logic, Inc. Switching power converter with selectable mode auxiliary power supply
WO2010041189A1 (en) * 2008-10-09 2010-04-15 Nxp B.V. Antenna with a controllable switching element connecting two antenna portions
JP4668315B2 (ja) * 2008-12-02 2011-04-13 フェリカネットワークス株式会社 情報処理装置、通信制御方法、およびプログラム
SI23044A (sl) * 2009-04-14 2010-10-29 Ids D.O.O. Postopek in vezje za amplitudno moduliranje nosilnega signala s predpisanim modulacijskim faktorjem
JP5278197B2 (ja) * 2009-06-29 2013-09-04 ソニー株式会社 非接触通信装置および非接触通信方法
US9178415B1 (en) 2009-10-15 2015-11-03 Cirrus Logic, Inc. Inductor over-current protection using a volt-second value representing an input voltage to a switching power converter
US8487591B1 (en) 2009-12-31 2013-07-16 Cirrus Logic, Inc. Power control system with power drop out immunity and uncompromised startup time
US8313028B2 (en) * 2010-02-17 2012-11-20 On Track Innovations Ltd. Multiple antenna reading system suitable for use with contactless transaction devices
US8195236B2 (en) 2010-06-16 2012-06-05 On Track Innovations Ltd. Retrofit contactless smart SIM functionality in mobile communicators
US8729811B2 (en) 2010-07-30 2014-05-20 Cirrus Logic, Inc. Dimming multiple lighting devices by alternating energy transfer from a magnetic storage element
US8866452B1 (en) 2010-08-11 2014-10-21 Cirrus Logic, Inc. Variable minimum input voltage based switching in an electronic power control system
US9510401B1 (en) 2010-08-24 2016-11-29 Cirrus Logic, Inc. Reduced standby power in an electronic power control system
US8424757B2 (en) 2010-12-06 2013-04-23 On Track Innovations Ltd. Contactless smart SIM functionality retrofit for mobile communication device
JP5844631B2 (ja) * 2010-12-15 2016-01-20 東海旅客鉄道株式会社 受電装置、及び受電方法
CN103636109B (zh) 2011-06-03 2016-08-17 塞瑞斯逻辑公司 用于操作开关电力转换器的方法和装置以及电力分配系统
CN103583082B (zh) 2011-06-03 2016-11-02 皇家飞利浦有限公司 用于控制开关功率变换器的方法和设备以及功率变换设备
JP5834655B2 (ja) * 2011-09-09 2015-12-24 ソニー株式会社 送信装置、送受信装置、及び集積回路
US9721721B2 (en) 2011-09-29 2017-08-01 Lg Innotek Co., Ltd. Wireless power transmitter, wireless power receiver and impedence control method
DE102011115721B4 (de) * 2011-10-12 2022-02-03 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. System zur drahtlosen Energieübertragung
CN102364500B (zh) * 2011-10-18 2015-07-29 山东华翼微电子技术股份有限公司 无源rfid或非接触式智能卡芯片动态频率调整电路
EP2597773B1 (en) * 2011-11-25 2014-06-11 Oticon A/s RF transmitter for electrically short antenna
EP2792037A2 (en) 2011-12-14 2014-10-22 Cirrus Logic, Inc. Multi-mode flyback control for a switching power converter with dimmer
US9520794B2 (en) 2012-07-25 2016-12-13 Philips Lighting Holding B.V Acceleration of output energy provision for a load during start-up of a switching power converter
CN103048538B (zh) * 2012-11-29 2015-07-22 焦作市神盾科技有限公司 射频卡综合频率测试方法和实现该方法的测试仪
KR102076586B1 (ko) 2013-03-07 2020-02-13 삼성전자주식회사 근거리 무선 통신 장치 및 이를 포함하는 전자 시스템
US9024541B2 (en) 2013-03-07 2015-05-05 Cirrus Logic, Inc. Utilizing secondary-side conduction time parameters of a switching power converter to provide energy to a load
WO2014186776A1 (en) 2013-05-17 2014-11-20 Cirrus Logic, Inc. Charge pump-based circuitry for bjt power supply
US9253833B2 (en) 2013-05-17 2016-02-02 Cirrus Logic, Inc. Single pin control of bipolar junction transistor (BJT)-based power stage
EP2830229B1 (en) * 2013-07-25 2017-04-19 Nxp B.V. A multichannel transponder and a method of determining a most strongly coupled channel or more strongly coupled channels
WO2015017315A1 (en) 2013-07-29 2015-02-05 Cirrus Logic, Inc. Compensating for a reverse recovery time period of a bipolar junction transistor (bjt) in switch-mode operation of a light-emitting diode (led)-based bulb
WO2015017317A2 (en) 2013-07-29 2015-02-05 Cirrus Logic, Inc. Two terminal drive of bipolar junction transistor (bjt) for switch-mode operation of a light emitting diode (led)-based bulb
US9161401B1 (en) 2014-03-20 2015-10-13 Cirrus Logic, Inc. LED (light-emitting diode) string derived controller power supply
EP2930647B1 (en) 2014-04-11 2018-08-08 Nxp B.V. Contactless communication device with receiver input voltage stabilization
US9214862B2 (en) 2014-04-17 2015-12-15 Philips International, B.V. Systems and methods for valley switching in a switching power converter
KR102232725B1 (ko) 2014-08-04 2021-03-26 삼성전자주식회사 Nfc 장치의 동작 방법 및 nfc 장치
US9325236B1 (en) 2014-11-12 2016-04-26 Koninklijke Philips N.V. Controlling power factor in a switching power converter operating in discontinuous conduction mode
US9504118B2 (en) 2015-02-17 2016-11-22 Cirrus Logic, Inc. Resistance measurement of a resistor in a bipolar junction transistor (BJT)-based power stage
US9609701B2 (en) 2015-02-27 2017-03-28 Cirrus Logic, Inc. Switch-mode drive sensing of reverse recovery in bipolar junction transistor (BJT)-based power converters
US9603206B2 (en) 2015-02-27 2017-03-21 Cirrus Logic, Inc. Detection and control mechanism for tail current in a bipolar junction transistor (BJT)-based power stage
CN112649784B (zh) * 2020-12-07 2023-07-04 西华大学 一种基于标签等效阻抗模型的无源射频标签测距技术

Family Cites Families (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL7802132A (nl) * 1978-02-27 1979-08-29 Philips Nv Draagbaar element voor het opnemen, onthouden, afbeelden en afgeven van digitale informatie en reserveerinrichting voor gebruik in een reser- veringssysteem.
US4388524A (en) * 1981-09-16 1983-06-14 Walton Charles A Electronic identification and recognition system with code changeable reactance
JPS58151722A (ja) * 1982-03-05 1983-09-09 Arimura Giken Kk データ送信装置
JPS58154080A (ja) * 1982-03-05 1983-09-13 Arimura Giken Kk 識別信号発生装置
JPS58154081A (ja) * 1982-03-05 1983-09-13 Arimura Giken Kk 信号発生装置
US4546241A (en) * 1982-12-10 1985-10-08 Walton Charles A Electronic proximity identification system
GB8509135D0 (en) * 1985-04-10 1985-05-15 Gen Electric Co Plc Transaction system
US4837556A (en) * 1985-04-15 1989-06-06 Kabushiki Kaisha Nihon Denzai Kogyo Kenkyusho Signal transmission device
JPS62179994A (ja) * 1986-02-04 1987-08-07 カシオ計算機株式会社 電子カ−ド
DE3707173A1 (de) * 1986-03-07 1987-09-10 Iskra Sozd Elektro Indus Schaltungsanordnung einer lesevorrichtung fuer elektromagnetische identifikationskarten
US4797541A (en) * 1986-04-14 1989-01-10 American Telephone and Telegraph Company--AT&T Information Systems Power regulator for a contactless credit card system
NL8601021A (nl) * 1986-04-22 1987-11-16 Nedap Nv Programmeerbare responder.
GB2197107B (en) * 1986-11-03 1990-12-12 Mars Inc Data-storing devices
JPS63221951A (ja) * 1987-03-06 1988-09-14 Omron Tateisi Electronics Co 物品識別システム
US4918296A (en) * 1987-03-06 1990-04-17 Omron Tateisi Electronics Company Article identifying system
US4918416A (en) * 1987-03-18 1990-04-17 Sielox Systems, Inc. Electronic proximity identification system
IL82025A (en) * 1987-03-27 1993-07-08 Galil Electro Ltd Electronic data communications system
EP0393089B1 (en) * 1987-11-18 1995-07-05 The University Of Western Australia Transponder
US5045770A (en) * 1988-02-04 1991-09-03 Magellan Corporation (Aust.) Pty. Ltd. Shunt regulator for use with resonant input source
JPH01123269U (ja) * 1988-02-16 1989-08-22
US5126745A (en) * 1989-05-05 1992-06-30 Texas Instruments Deutschland Gmbh Circuit arrangement for generating a control signal in dependence upon the occurrence of an extreme value of a sinusoidal oscillation and use of such a circuit arrangement
US5227740A (en) * 1989-05-05 1993-07-13 Texas Instruments Deutschland Gmbh Oscillation maintenance circuit
JPH03171384A (ja) * 1989-11-30 1991-07-24 Sony Corp 情報読取装置
JPH0772907B2 (ja) * 1989-12-21 1995-08-02 三菱電機株式会社 マイクロコンピュータ及びこれを用いた非接触icカード
JP2569194B2 (ja) * 1990-03-13 1997-01-08 三菱電機株式会社 マイクロコンピュータ及びこれを用いた非接触icカード
JP2527267B2 (ja) * 1990-04-19 1996-08-21 三菱電機株式会社 非接触型可搬担体
US5241160A (en) * 1990-12-28 1993-08-31 On Track Innovations Ltd. System and method for the non-contact transmission of data
DK0510220T3 (ja) * 1991-04-23 1997-02-17 Siemens Ag
JPH0528330A (ja) * 1991-07-24 1993-02-05 Mitsubishi Electric Corp 非接触型可搬担体及びその初期化方法
JPH05128319A (ja) * 1991-11-06 1993-05-25 Mitsubishi Electric Corp 情報カードシステム
JPH05128324A (ja) * 1991-11-07 1993-05-25 Mitsubishi Electric Corp 非接触カード、非接触カード用端末機及び非接触伝送システム
JPH05135224A (ja) * 1991-11-08 1993-06-01 Omron Corp 非接触通信装置
EP0542229B1 (en) * 1991-11-12 2002-06-05 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Method for contactless communication between a semiconductor data recording medium and a reader/writer device
JP2690229B2 (ja) * 1991-11-26 1997-12-10 三菱電機株式会社 非接触icカード
DE4227551A1 (de) * 1992-08-20 1994-02-24 Eurosil Electronic Gmbh Chip-Karte mit Feldstärkedetektor
US5434396A (en) * 1992-11-10 1995-07-18 Xicor Inc. Wireless powering and communication system for communicating data between a host system and a stand-alone device
JP2896031B2 (ja) * 1992-12-28 1999-05-31 三菱電機株式会社 非接触icカードの端末機および非接触icカードシステム
JPH087059A (ja) * 1994-06-21 1996-01-12 Sony Chem Corp 非接触情報カード
US5451763A (en) * 1994-07-05 1995-09-19 Alto Corporation Personal medical IC card and read/write unit
JPH08102701A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Toshiba Corp 磁気結合回路駆動方式

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09298485A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Yamatake Honeywell Co Ltd 非接触データ送受信方法およびその装置
US6321067B1 (en) 1996-09-13 2001-11-20 Hitachi, Ltd. Power transmission system IC card and information communication system using IC card
JPH10145987A (ja) * 1996-09-13 1998-05-29 Hitachi Ltd 電力伝送システムおよびicカード並びにicカードを用いた情報通信システム
US6427065B1 (en) 1996-09-13 2002-07-30 Hitachi, Ltd. Power transmission system, IC card and information communication system using IC card
US6164532A (en) * 1997-05-15 2000-12-26 Hitachi, Ltd. Power transmission system, power transmission/communication system and reader and/or writer
US6176433B1 (en) * 1997-05-15 2001-01-23 Hitachi, Ltd. Reader/writer having coil arrangements to restrain electromagnetic field intensity at a distance
CN1099654C (zh) * 1997-05-15 2003-01-22 株式会社日立制作所 功率传送系统,功率传送/通信系统和读取器和/或写入器
US6601770B1 (en) 1997-05-19 2003-08-05 Rohm Co., Ltd. Response device in contact/contactless IC card communication system
WO1998053423A1 (fr) * 1997-05-19 1998-11-26 Rohm Co., Ltd. Dispositif de reponse dans un systeme de communication a carte a circuit integre
WO1998058347A1 (fr) * 1997-06-18 1998-12-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Syteme de cartes a circuit integre sans contact et carte a circuit integre sans contact
US6747548B1 (en) 1997-06-18 2004-06-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Non-contact IC card system and non-contact IC card
US7119701B2 (en) 1998-03-30 2006-10-10 Intel Corporation Techniques for detection of an active connection to a network
US6894602B2 (en) 1998-03-30 2005-05-17 Intel Corporation System and method for active detection of connection to a network
JP2000270501A (ja) * 1999-03-19 2000-09-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 基地局通信装置、及び携帯無線通信装置への電力供給方法
JP2000341884A (ja) * 1999-04-07 2000-12-08 Stmicroelectronics Sa 非常に密な結合で動作する電磁トランスポンダ
KR100540890B1 (ko) * 2000-12-22 2006-01-10 한국전자통신연구원 비접촉식 ic 카드 시스템의 비접촉식 ic 카드 리더
JPWO2006115196A1 (ja) * 2005-04-22 2008-12-18 株式会社ダイフク 無接触給電設備の2次側受電回路
JP4539718B2 (ja) * 2005-04-22 2010-09-08 株式会社ダイフク 無接触給電設備の2次側受電回路
WO2006115196A1 (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Daifuku Co., Ltd. 無接触給電設備の2次側受電回路
TWI406470B (zh) * 2005-04-22 2013-08-21 Daifuku Kk 無接觸供電設備的二次側電力接收電路
KR101226213B1 (ko) * 2005-08-23 2013-01-28 인사이드 씨큐어 전원공급장치의 전압 추출 수단을 포함하는 유도성 결합리더
JP2007094886A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Keyence Corp 無線タグリーダ/ライタ及び無線タグリード/ライト方法
JP2008104295A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Voltex:Kk 非接触電源装置
US9774086B2 (en) 2007-03-02 2017-09-26 Qualcomm Incorporated Wireless power apparatus and methods
US9124120B2 (en) 2007-06-11 2015-09-01 Qualcomm Incorporated Wireless power system and proximity effects
US8285224B2 (en) 2007-07-26 2012-10-09 Tdk Corporation Transmitter/receiver for radio communication, RFID system and receiving method for transmitter/receiver for radio communication
JP2012165602A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Renesas Electronics Corp 電力伝送装置
JP2018074903A (ja) * 2012-01-24 2018-05-10 アクセス ビジネス グループ インターナショナル リミテッド ライアビリティ カンパニー 無線電力コントロール・システム
JP2015517794A (ja) * 2012-05-20 2015-06-22 アクセス ビジネス グループ インターナショナル リミテッド ライアビリティ カンパニー ワイヤレス電源システムにおいて通信を行うシステム及び方法
US10250083B2 (en) 2012-05-20 2019-04-02 Philips Ip Ventures B.V. System and method for communication in wireless power supply systems
JP2014023328A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Heads Corp 非接触給電装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE69532399D1 (de) 2004-02-12
CN1143227A (zh) 1997-02-19
US5801372A (en) 1998-09-01
US5831257A (en) 1998-11-03
US5874725A (en) 1999-02-23
CN1111299C (zh) 2003-06-11
EP0706151A3 (en) 1996-12-18
DE69532399T2 (de) 2004-10-21
EP0706151A2 (en) 1996-04-10
KR960015323A (ko) 1996-05-22
KR100223989B1 (ko) 1999-10-15
US5698838A (en) 1997-12-16
TW324868B (en) 1998-01-11
EP0706151B1 (en) 2004-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0962816A (ja) 非接触icカードおよびこれを含む非接触icカードシステム
US5862174A (en) Data storage medium
JPH08186513A (ja) 無線カード通信装置
JP4238265B2 (ja) 半導体集積回路、及びこれを搭載した非接触型情報システム
JP3931500B2 (ja) 非接触icカードおよびそのデータ処理方法
TW200530934A (en) Radio frequency identification and communication device
JP2008536424A (ja) 非同期変調及び非同期復調に基づく非接触式通信方法
JP2011022923A (ja) 非接触icカード及び無線システム
JP3829577B2 (ja) 電磁トランスポンダシステムの全二重伝送方法
KR20010083951A (ko) Ask-복조 방법 및 ask-복조기
JP3900299B2 (ja) 非接触icカード
US8076970B2 (en) Adaptive demodulator
JPH05236031A (ja) データ伝送方式
US7215723B2 (en) Demodulator for an amplitude-modulated alternating signal
US8253469B2 (en) Semiconductor device
US20060158243A1 (en) Amplitude demodulator for an electromagnetic transponder
JP3205260B2 (ja) 非接触データ送受信方法およびその装置
JP3961215B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH05135226A (ja) 非接触型情報媒体
US7400874B2 (en) Integrated circuit comprising a clock-signal generator, smart card comprising an integrated circuit of this kind and associated method for the generation of clock signals
JPH10210096A (ja) 復調回路および半導体集積回路並びにicカード
JP2005151033A (ja) Rfid通信におけるvpm変調方式
EP0651539A1 (en) System for contactless information transfer with phase modulation
JPH0440039A (ja) 受信方式および受信装置
JP2010109699A (ja) 通信装置および半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050412