JP2000270501A - 基地局通信装置、及び携帯無線通信装置への電力供給方法 - Google Patents
基地局通信装置、及び携帯無線通信装置への電力供給方法Info
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- JP2000270501A JP2000270501A JP11075587A JP7558799A JP2000270501A JP 2000270501 A JP2000270501 A JP 2000270501A JP 11075587 A JP11075587 A JP 11075587A JP 7558799 A JP7558799 A JP 7558799A JP 2000270501 A JP2000270501 A JP 2000270501A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基地局通信機器（ＤＣＥ）から携帯無線通信
機器（ＤＴＥ）への電磁誘導による電力供給を効率良く
行う。 【解決手段】 基地局通信機器（ＤＣＥ）の送受信アン
テナに対向して共振周波数の調節が可能な共振回路をも
うける。共振回路の共振周波数を調整して、電力伝送を
効率良く行い、また、基地局通信機器（ＤＣＥ）と携帯
無線通信機器（ＤＴＥ）間の協調動作によって送信電力
を変化させることができる。
機器（ＤＴＥ）への電磁誘導による電力供給を効率良く
行う。 【解決手段】 基地局通信機器（ＤＣＥ）の送受信アン
テナに対向して共振周波数の調節が可能な共振回路をも
うける。共振回路の共振周波数を調整して、電力伝送を
効率良く行い、また、基地局通信機器（ＤＣＥ）と携帯
無線通信機器（ＤＴＥ）間の協調動作によって送信電力
を変化させることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＩＣカードのよう
な携帯用無線機器（ＤＴＥ）に、基地局通信機器（ＤＣ
Ｅ）から電磁誘導を介して動作電力を供給し、通信を行
う装置及び方法に関する。
な携帯用無線機器（ＤＴＥ）に、基地局通信機器（ＤＣ
Ｅ）から電磁誘導を介して動作電力を供給し、通信を行
う装置及び方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】携帯無線通信機器（ＤＴＥ；Data Termi
nating Equipment）は、接触型携帯通信機器のように外
部に電極を持たないため携帯無線通信機器（ＤＴＥ）は
経時変化に強い。また、この携帯無線通信機器（ＤＴ
Ｅ）と通信を行う基地局通信機器（ＤＣＥ；Data Circu
it Terminating Equipment）も電極部や通信機器出し入
れに伴う可動機械部がないため日常の維持管理労力が大
幅に軽減される。さらに、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）
内部の集積回路にＩＤ番号、データなどを記録でき暗号
処理機能などを保有することによりセキュリティが確保
できるなどの利点があり、テレホンカードやバス・電車
乗車券、高速道路の料金徴収など様々な分野での応用が
期待されている。この携帯無線通信機器（ＤＴＥ）に本
発明を用いることにより、単機能カードから多機能カー
ド、及び例えばテレフォンカードと定期券または乗車券
などを兼ねた様な複合カード、電子マネー用カードな
ど、電力消費量の違う多種多様の携帯無線通信機器（Ｄ
ＴＥ）を同一の基地局通信機器（ＤＣＥ）で一元的に処
理することができ、情報通信産業及び電子商取引の分野
においてきわめて有効である。この分野の従来の技術と
して、本出願人は先に特願平１０−１３７４１８を出願
した。
nating Equipment）は、接触型携帯通信機器のように外
部に電極を持たないため携帯無線通信機器（ＤＴＥ）は
経時変化に強い。また、この携帯無線通信機器（ＤＴ
Ｅ）と通信を行う基地局通信機器（ＤＣＥ；Data Circu
it Terminating Equipment）も電極部や通信機器出し入
れに伴う可動機械部がないため日常の維持管理労力が大
幅に軽減される。さらに、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）
内部の集積回路にＩＤ番号、データなどを記録でき暗号
処理機能などを保有することによりセキュリティが確保
できるなどの利点があり、テレホンカードやバス・電車
乗車券、高速道路の料金徴収など様々な分野での応用が
期待されている。この携帯無線通信機器（ＤＴＥ）に本
発明を用いることにより、単機能カードから多機能カー
ド、及び例えばテレフォンカードと定期券または乗車券
などを兼ねた様な複合カード、電子マネー用カードな
ど、電力消費量の違う多種多様の携帯無線通信機器（Ｄ
ＴＥ）を同一の基地局通信機器（ＤＣＥ）で一元的に処
理することができ、情報通信産業及び電子商取引の分野
においてきわめて有効である。この分野の従来の技術と
して、本出願人は先に特願平１０−１３７４１８を出願
した。
【０００３】高いセキュリティを持つ携帯無線通信機器
（ＤＴＥ）が磁気カードや接触型ＩＣカードなどの接触
型携帯通信機器に代わって使用されるようになってきて
いる。この携帯無線通信機器（ＤＴＥ）、一例として非
接触ＩＣカードでは内部の集積回路部への電力は電磁結
合（電磁波）を利用して、基地局通信機器（ＤＣＥ）か
ら供給され、かつ同時に、この電磁波は相互通信の目的
にも共用される。通常、想定する携帯無線通信機器（Ｄ
ＴＥ）の消費電力に合わせて、供給する電力を設計して
いるが、高機能な携帯無線通信機器（ＤＴＥ）はより多
くの電力を要求する。
（ＤＴＥ）が磁気カードや接触型ＩＣカードなどの接触
型携帯通信機器に代わって使用されるようになってきて
いる。この携帯無線通信機器（ＤＴＥ）、一例として非
接触ＩＣカードでは内部の集積回路部への電力は電磁結
合（電磁波）を利用して、基地局通信機器（ＤＣＥ）か
ら供給され、かつ同時に、この電磁波は相互通信の目的
にも共用される。通常、想定する携帯無線通信機器（Ｄ
ＴＥ）の消費電力に合わせて、供給する電力を設計して
いるが、高機能な携帯無線通信機器（ＤＴＥ）はより多
くの電力を要求する。
【０００４】しかし、供給電力を増加させることは、電
波法などの法規制に抵触するのみならず、周囲の電子機
器への影響もあり、むやみに増加させることはできな
い。また、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）の受信アンテナ
の共振周波数は、複数が同時に使用される場合、アンテ
ナ間の結合で共振周波数が小さくなるため、通常、基地
局通信機器（ＤＣＥ）の送信アンテナの共振周波数より
大きな共振周波数に設計されることが多い。しかし、１
つの携帯無線通信機器（ＤＴＥ）を使用する場合で、電
力伝送効率が低下し、想定数以上の携帯無線通信機器
（ＤＴＥ）の利用では、共振周波数が下がり過ぎて、電
力伝送効率が低下するという問題点があった。
波法などの法規制に抵触するのみならず、周囲の電子機
器への影響もあり、むやみに増加させることはできな
い。また、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）の受信アンテナ
の共振周波数は、複数が同時に使用される場合、アンテ
ナ間の結合で共振周波数が小さくなるため、通常、基地
局通信機器（ＤＣＥ）の送信アンテナの共振周波数より
大きな共振周波数に設計されることが多い。しかし、１
つの携帯無線通信機器（ＤＴＥ）を使用する場合で、電
力伝送効率が低下し、想定数以上の携帯無線通信機器
（ＤＴＥ）の利用では、共振周波数が下がり過ぎて、電
力伝送効率が低下するという問題点があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】携帯無線通信機器（Ｄ
ＴＥ）は基地局通信機器（ＤＣＥ）から動作可能通信範
囲内であれば、基地局通信機器（ＤＣＥ）と離れた状態
でも動作させることができるため扱いが非常に容易であ
る。また、通信機器表面に電気的端子を持たないため湿
気や塵埃に強い、記憶内容が内部に閉ざされているため
高いセキュリティを持つなどの特徴を有し、そのため広
範囲な用途への適用が期待されている。
ＴＥ）は基地局通信機器（ＤＣＥ）から動作可能通信範
囲内であれば、基地局通信機器（ＤＣＥ）と離れた状態
でも動作させることができるため扱いが非常に容易であ
る。また、通信機器表面に電気的端子を持たないため湿
気や塵埃に強い、記憶内容が内部に閉ざされているため
高いセキュリティを持つなどの特徴を有し、そのため広
範囲な用途への適用が期待されている。
【０００６】しかし、基地局通信機器（ＤＣＥ）の通信
範囲内に複数台の携帯無線通信機器（ＤＴＥ）が存在す
る場合は、携帯無線通信機器間の相互結合のため、基地
局通信機器（ＤＣＥ）からみた携帯無線通信機器（ＤＴ
Ｅ）の共振周波数が低下して、携帯無線通信機器（ＤＴ
Ｅ）の受信電力が低下する。このため、携帯無線通信機
器（ＤＴＥ）それぞれ１台の場合の共振周波数を高めに
設計することによって、複数台の携帯無線通信機器（Ｄ
ＴＥ）と基地局通信機器（ＤＣＥ）との通信を可能にし
ている。
範囲内に複数台の携帯無線通信機器（ＤＴＥ）が存在す
る場合は、携帯無線通信機器間の相互結合のため、基地
局通信機器（ＤＣＥ）からみた携帯無線通信機器（ＤＴ
Ｅ）の共振周波数が低下して、携帯無線通信機器（ＤＴ
Ｅ）の受信電力が低下する。このため、携帯無線通信機
器（ＤＴＥ）それぞれ１台の場合の共振周波数を高めに
設計することによって、複数台の携帯無線通信機器（Ｄ
ＴＥ）と基地局通信機器（ＤＣＥ）との通信を可能にし
ている。
【０００７】しかし、この場合、１台の携帯無線通信機
器（ＤＴＥ）の場合、共振周波数のずれが大きくなり、
受信できる電力が小さくなるという問題点があった。今
後、ＣＰＵなどを搭載した高機能携帯無線通信機器（Ｄ
ＴＥ）が、広く使用されるようになれば、各携帯無線通
信機器（ＤＴＥ）における電力要求量も増すと考えられ
る。そのため、１台から複数台まで同時に使用可能な携
帯無線通信機器（ＤＴＥ）のアンテナ設計が困難になる
という問題点があった。
器（ＤＴＥ）の場合、共振周波数のずれが大きくなり、
受信できる電力が小さくなるという問題点があった。今
後、ＣＰＵなどを搭載した高機能携帯無線通信機器（Ｄ
ＴＥ）が、広く使用されるようになれば、各携帯無線通
信機器（ＤＴＥ）における電力要求量も増すと考えられ
る。そのため、１台から複数台まで同時に使用可能な携
帯無線通信機器（ＤＴＥ）のアンテナ設計が困難になる
という問題点があった。
【０００８】そこで、電力伝送効率の優れ、１台から複
数台まで同時に携帯無線通信機器（ＤＴＥ）が使用可能
な携帯無線通信機器及び基地局通信機器間での電力供給
通信装置が求められている。
数台まで同時に携帯無線通信機器（ＤＴＥ）が使用可能
な携帯無線通信機器及び基地局通信機器間での電力供給
通信装置が求められている。
【０００９】本発明は、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）に
高効率で電力を基地局通信機器（ＤＣＥ）から電磁誘導
を介して供給することによって、１枚または複数の携帯
無線通信機器（ＤＴＥ）の使用を実現することを目的と
する。
高効率で電力を基地局通信機器（ＤＣＥ）から電磁誘導
を介して供給することによって、１枚または複数の携帯
無線通信機器（ＤＴＥ）の使用を実現することを目的と
する。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、複数の携
帯無線通信機器（ＤＴＥ）間でアンテナの結合が発生
し、基地局通信機器（ＤＣＥ）のアンテナからみた、携
帯無線通信機器（ＤＴＥ）の共振周波数が低下すること
にあった。そこで、基地局通信機器（ＤＣＥ）の送受信
アンテナに対向する共振周波数の制御可能な共振回路を
持つことによって、基地局通信機器（ＤＣＥ）から１台
及び複数台の携帯無線通信機器（ＤＴＥ）への電力伝送
効率を上げることができる。
帯無線通信機器（ＤＴＥ）間でアンテナの結合が発生
し、基地局通信機器（ＤＣＥ）のアンテナからみた、携
帯無線通信機器（ＤＴＥ）の共振周波数が低下すること
にあった。そこで、基地局通信機器（ＤＣＥ）の送受信
アンテナに対向する共振周波数の制御可能な共振回路を
持つことによって、基地局通信機器（ＤＣＥ）から１台
及び複数台の携帯無線通信機器（ＤＴＥ）への電力伝送
効率を上げることができる。
【００１１】本発明によると、基地局通信機器（ＤＣ
Ｅ）から携帯無線通信機器（ＤＴＥ）への電力送信を高
効率化できるため、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）の拡張
性、多機能性を殺ぐことなく、１台の基地局通信機器
（ＤＣＥ）で複数の携帯無線通信機器（ＤＴＥ）との通
信が可能となる。
Ｅ）から携帯無線通信機器（ＤＴＥ）への電力送信を高
効率化できるため、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）の拡張
性、多機能性を殺ぐことなく、１台の基地局通信機器
（ＤＣＥ）で複数の携帯無線通信機器（ＤＴＥ）との通
信が可能となる。
【００１２】また、電力伝送効率を改善するために、基
地局通信機器（ＤＣＥ）と携帯無線通信機器（ＤＴＥ）
のアンテナ以外の第３のアンテナ（共振回路）を用いて
携帯無線通信機器（ＤＴＥ）の共振周波数を制御する。
地局通信機器（ＤＣＥ）と携帯無線通信機器（ＤＴＥ）
のアンテナ以外の第３のアンテナ（共振回路）を用いて
携帯無線通信機器（ＤＴＥ）の共振周波数を制御する。
【００１３】また、基地局通信機器（ＤＣＥ）の送信電
力をモニターすることによって、基地局通信機器（ＤＣ
Ｅ）と携帯無線通信機器（ＤＴＥ）のアンテナ以外の第
３のアンテナ（共振回路）の共振周波数を最適化する。
力をモニターすることによって、基地局通信機器（ＤＣ
Ｅ）と携帯無線通信機器（ＤＴＥ）のアンテナ以外の第
３のアンテナ（共振回路）の共振周波数を最適化する。
【００１４】また、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）が要求
に応じて、基地局通信機器（ＤＣＥ）に出力の増加する
機構を有する。
に応じて、基地局通信機器（ＤＣＥ）に出力の増加する
機構を有する。
【００１５】また、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）と基地
局通信機器（ＤＣＥ）での電力伝送量の上限を過負荷回
避用回路で決めることによって、法規制などの条件を満
足することができる。
局通信機器（ＤＣＥ）での電力伝送量の上限を過負荷回
避用回路で決めることによって、法規制などの条件を満
足することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に沿って説
明する。
明する。
【００１７】［実施例１］本発明による基地局通信装置
（ＤＣＥ）の１つの利用形態であるリーダ／ライタ１０
は、図１に示すようにリーダ／ライタ送受信用アンテナ
部１２と回路部１４（内蔵）及び共振周波数調整用対向
アンテナ１６を持っている。
（ＤＣＥ）の１つの利用形態であるリーダ／ライタ１０
は、図１に示すようにリーダ／ライタ送受信用アンテナ
部１２と回路部１４（内蔵）及び共振周波数調整用対向
アンテナ１６を持っている。
【００１８】図２Ａはリーダ／ライタ１０のブロック図
で、その内蔵電子回路１４は、無線送受信機構と、供給
電力制御機構と、過負荷回避用回路と、記憶処理回路
と、サービス提供機構とを有し、外部ネットワークに結
合している。また、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）に電力
を供給すると共に通信を行うための送受信アンテナ１２
を具備する。
で、その内蔵電子回路１４は、無線送受信機構と、供給
電力制御機構と、過負荷回避用回路と、記憶処理回路
と、サービス提供機構とを有し、外部ネットワークに結
合している。また、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）に電力
を供給すると共に通信を行うための送受信アンテナ１２
を具備する。
【００１９】図２Ｂは共振回路１６のブロック図で電流
検査回路、制御回路、チューニング回路、過負荷回避用
回路を含み、送受信アンテナ１２と対向する共振回路１
６を有する。この基地局通信装置（ＤＴＥ）の開口部Ａ
に、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）の一例である非接触Ｉ
Ｃカード１８を１枚または複数枚挿入することにより、
携帯無線通信機器（ＤＴＥ）は基地局通信装置（ＤＣ
Ｅ）と電波を用いて通信することが可能となる。
検査回路、制御回路、チューニング回路、過負荷回避用
回路を含み、送受信アンテナ１２と対向する共振回路１
６を有する。この基地局通信装置（ＤＴＥ）の開口部Ａ
に、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）の一例である非接触Ｉ
Ｃカード１８を１枚または複数枚挿入することにより、
携帯無線通信機器（ＤＴＥ）は基地局通信装置（ＤＣ
Ｅ）と電波を用いて通信することが可能となる。
【００２０】１枚の非接触ＩＣカードの場合、共振周波
数が大きくずれているため、リーダ／ライタからの電力
伝送効率が悪くなり、通信範囲及びカード起動電力が不
足する可能性がある。そこで、共振周波数調整用対向ア
ンテナに流れる電流を電流検査回路で、モニターして、
最大の電流が流れるように制御回路が、チューニング回
路１７のインダクタンスまたはキャパシタンスを調整し
て、共振周波数を最適値に設定して、電力伝送効率を最
適化する。この際の手順を図４に示す。
数が大きくずれているため、リーダ／ライタからの電力
伝送効率が悪くなり、通信範囲及びカード起動電力が不
足する可能性がある。そこで、共振周波数調整用対向ア
ンテナに流れる電流を電流検査回路で、モニターして、
最大の電流が流れるように制御回路が、チューニング回
路１７のインダクタンスまたはキャパシタンスを調整し
て、共振周波数を最適値に設定して、電力伝送効率を最
適化する。この際の手順を図４に示す。
【００２１】図４において、始めにＤＣＥがＤＴＥの挿
入を検出する（４０）。次いで、チューニング回路を流
れる電流をモニターし（４２）、チューニング回路の共
振周波数を調節する（４４）。そしてモニター電流が最
大となる最良のチューニング状態に設定する（４４）。
設定後、ＤＣＥとＤＴＥの通信を開始する（４８）。
入を検出する（４０）。次いで、チューニング回路を流
れる電流をモニターし（４２）、チューニング回路の共
振周波数を調節する（４４）。そしてモニター電流が最
大となる最良のチューニング状態に設定する（４４）。
設定後、ＤＣＥとＤＴＥの通信を開始する（４８）。
【００２２】次に、複数枚の非接触ＩＣカードの場合、
非接触ＩＣカード間の結合で、共振周波数は下がる。そ
こで、図５に示すように、共振周波数調整用対向アンテ
ナを開放することによって、共振周波数に与える影響を
回避する。本発明を用いることによって、非接触ＩＣカ
ードの枚数にかかわらず、効率の良い電力伝送が実現で
きる。
非接触ＩＣカード間の結合で、共振周波数は下がる。そ
こで、図５に示すように、共振周波数調整用対向アンテ
ナを開放することによって、共振周波数に与える影響を
回避する。本発明を用いることによって、非接触ＩＣカ
ードの枚数にかかわらず、効率の良い電力伝送が実現で
きる。
【００２３】［実施例２］本発明による基地局通信装置
（ＤＣＥ）の１つの利用形態であるリーダ／ライタの共
振周波数調整用対向アンテナ及びチューニング回路を用
いて、共振周波数を下げて、電力伝送効率を最適化した
のち非接触ＩＣカードより、送信電力の増加の要求があ
った場合、図６に示す手順に従い、リーダ／ライタから
の電力を増加させることができる。基地局通信機器（Ｄ
ＣＥ）内部にリーダ／ライタ送受信用アンテナに流れる
電流をモニターすることにより、法規制や非接触ＩＣカ
ードの受電耐電圧を越えないように制御する過負荷回避
用回路が組み込まれている。
（ＤＣＥ）の１つの利用形態であるリーダ／ライタの共
振周波数調整用対向アンテナ及びチューニング回路を用
いて、共振周波数を下げて、電力伝送効率を最適化した
のち非接触ＩＣカードより、送信電力の増加の要求があ
った場合、図６に示す手順に従い、リーダ／ライタから
の電力を増加させることができる。基地局通信機器（Ｄ
ＣＥ）内部にリーダ／ライタ送受信用アンテナに流れる
電流をモニターすることにより、法規制や非接触ＩＣカ
ードの受電耐電圧を越えないように制御する過負荷回避
用回路が組み込まれている。
【００２４】図６において、ＤＣＥがＤＴＥの挿入を検
出し（６０）、チューニング状態を最良の状態に設定し
て（６２）、ＤＣＥとＤＴＥの通信を開始する（６
４）。その後、ＤＣＥがＤＴＥの電力増要求を受信する
と（６６）、ＤＣＥは送信電力を増加する（６８）。こ
のとき、過負荷回避用回路が、送信電力が規定値の範囲
内か否かをチェックし（７０）、規定値を越えるときは
ＤＣＥは送信電力の増加を停止する（７２）。一方、Ｄ
ＴＥから送信電力増加停止要求を受信すると（７４）、
ＤＣＥは送信電力増加を停止する。
出し（６０）、チューニング状態を最良の状態に設定し
て（６２）、ＤＣＥとＤＴＥの通信を開始する（６
４）。その後、ＤＣＥがＤＴＥの電力増要求を受信する
と（６６）、ＤＣＥは送信電力を増加する（６８）。こ
のとき、過負荷回避用回路が、送信電力が規定値の範囲
内か否かをチェックし（７０）、規定値を越えるときは
ＤＣＥは送信電力の増加を停止する（７２）。一方、Ｄ
ＴＥから送信電力増加停止要求を受信すると（７４）、
ＤＣＥは送信電力増加を停止する。
【００２５】本発明は、上述の実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨に含まれる全ての変形を含む。
また、上述のある種の手段は、その目的を果たさない変
形において、除去しても良い。
ではなく、本発明の要旨に含まれる全ての変形を含む。
また、上述のある種の手段は、その目的を果たさない変
形において、除去しても良い。
【００２６】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に示す基地
局通信機器（ＤＣＥ）は共振周波数調整可能な対向アン
テナを有し、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）との間での電
力伝送効率を高めることができる。また、携帯無線通信
機器（ＤＴＥ）からの要求に応じて、法規制等の条件内
で、基地局通信機器（ＤＣＥ）に出力の増加する機構を
有する。さらに、本発明の基地局通信機器（ＤＣＥ）を
用いて使用可能な携帯無線通信機器（ＤＴＥ）の台数を
増やすために、１台時の共振周波数を高めに設計するこ
とが可能となり、１台の基地局通信機器（ＤＣＥ）に対
して、より多くの携帯無線通信機器（ＤＴＥ）との交信
が可能となる。
局通信機器（ＤＣＥ）は共振周波数調整可能な対向アン
テナを有し、携帯無線通信機器（ＤＴＥ）との間での電
力伝送効率を高めることができる。また、携帯無線通信
機器（ＤＴＥ）からの要求に応じて、法規制等の条件内
で、基地局通信機器（ＤＣＥ）に出力の増加する機構を
有する。さらに、本発明の基地局通信機器（ＤＣＥ）を
用いて使用可能な携帯無線通信機器（ＤＴＥ）の台数を
増やすために、１台時の共振周波数を高めに設計するこ
とが可能となり、１台の基地局通信機器（ＤＣＥ）に対
して、より多くの携帯無線通信機器（ＤＴＥ）との交信
が可能となる。
【図１】本発明における基地局通信機器（ＤＣＥ）の１
つの利用形態であるリーダ／ライタの概略図を示す。
つの利用形態であるリーダ／ライタの概略図を示す。
【図２Ａ】本発明における基地局通信機器（ＤＣＥ）の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図２Ｂ】本発明における共振周波数調整用対向アンテ
ナと電気回路部の概略図を示す。
ナと電気回路部の概略図を示す。
【図３】本発明における基地局通信機器（ＤＣＥ）の１
つの利用形態であるリーダ／ライタを用いて、１枚の非
接触ＩＣカード使用時の共振周波数と、対向アンテナに
よって、チューニングした場合の共振周波数の変化を説
明する図である。
つの利用形態であるリーダ／ライタを用いて、１枚の非
接触ＩＣカード使用時の共振周波数と、対向アンテナに
よって、チューニングした場合の共振周波数の変化を説
明する図である。
【図４】本発明における基地局通信機器（ＤＣＥ）と携
帯無線通信機器（ＤＴＥ）間の電力伝送効率を上げる手
順を説明する図である。
帯無線通信機器（ＤＴＥ）間の電力伝送効率を上げる手
順を説明する図である。
【図５】本発明における基地局通信機器（ＤＣＥ）の１
つの利用形態であるリーダ／ライタを用いて、複数枚の
非接触ＩＣカード使用時の共振周波数低下と、対向アン
テナを開放した場合の共振周波数を説明する図である。
つの利用形態であるリーダ／ライタを用いて、複数枚の
非接触ＩＣカード使用時の共振周波数低下と、対向アン
テナを開放した場合の共振周波数を説明する図である。
【図６】本発明における基地局通信機器（ＤＣＥ）と携
帯無線通信機器（ＤＴＥ）間の通信及び電力制御手順を
説明する図である。
帯無線通信機器（ＤＴＥ）間の通信及び電力制御手順を
説明する図である。
１０ リーダ／ライタ １２ 送受信用アンテナ １４ 内蔵電子回路 １６ 対向アンテナ １７ チューニング回路 １８ 携帯無線装置 Ａ 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 幸嗣 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 大谷 佳光 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日本 電信電話株式会社内 Ｆターム(参考） 5B035 AA00 AA11 BB09 BC00 BC02 CA11 CA12 CA22 CA23 CA31 CA35 5K067 AA13 BB34 DD27 EE02 EE10 EE39 GG01 HH23 KK01 KK05
Claims (5)
- 【請求項１】 携帯無線通信機器（ＤＴＥ）への動作電
力の供給を電磁誘導を介して行う、無線送受信機構とサ
ービス提供機構と記憶処理機構と供給電力制御機構とを
有する基地局通信装置（ＤＣＥ）において、 共振周波数の調節可能な共振回路が送受信アンテナに対
向してもうけられ、この共振回路の制御部が共振回路に
流れる電流を監視することにより自律的に共振周波数を
最適値に可変制御することによって、携帯無線通信機器
（ＤＴＥ）に高効率で電力を基地局通信機器（ＤＣＥ）
から供給し、１台または複数台の携帯無線通信機器（Ｄ
ＴＥ）への電力供給を可能とすることを特徴とする基地
局通信装置。 - 【請求項２】 携帯無線通信機器（ＤＴＥ）からの電力
変化の要求を受けて、所望の電力供給状態への移行を可
能とする電力制御機構を持つ請求項１に記載の基地局通
信装置。 - 【請求項３】 過負荷回避用回路を具備する、請求項１
または２に記載の基地局通信装置。 - 【請求項４】 １または複数の携帯無線通信機器（ＤＴ
Ｅ）への電力供給を、基地局通信機器（ＤＣＥ）の送受
信アンテナから電磁誘導を介して行う、携帯無線通信装
置への電力供給方法において、 共振周波数の調節可能な共振回路を前記送受信アンテナ
に対向してもうけ、この共振回路の制御部が共振回路に
流れる電流を監視することにより自律的に共振周波数を
最適値に可変制御することによって、携帯無線通信機器
（ＤＴＥ）に高効率で電力を基地局通信機器（ＤＣＥ）
から供給し、１台または複数台の携帯無線通信機器（Ｄ
ＴＥ）への電力供給を可能とすることを特徴とする携帯
無線通信装置への電力供給方法。 - 【請求項５】 複数の携帯無線通信機器に電力供給する
ときに、前記共振回路を開放することを特徴とする、請
求項４記載の携帯無線通信装置への電力供給方法。
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