JP3183607B2 - 繊維集束方法およびこれに用いられる二重エプロンドローイング装置 - Google Patents
繊維集束方法およびこれに用いられる二重エプロンドローイング装置Info
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Description
イング処理の最終ローラ対に続いて、スライバー供与ロ
ーラ対が設けられている、繊維集束処理圏を有する、紡
糸機用二重エプロンドローイング装置に関するものであ
る。
9067号公報)は、繊維集束処理圏において、最終ロ
ーラ対の周囲を走行するさらに追加的なエプロン対が設
けられており、これはドローイング処理圏の最終ローラ
対から出て来るスライバーないし繊維束を直ちに供給ロ
ーラ対に案内し、その下方エプロン部分は、また最終ロ
ーラ対の下方ローラ周囲を供給ローラ対として走行す
る。供給ローラ対の上方ローラは、環状に配列された空
気吸引開口を具備し、これにより公知のドローイング装
置に対してさらに多量の繊維を集束し、濃密化し、供給
ローラ対において、すべての繊維を集束して、いわゆる
紡糸三角が生じないようにしている。
分に満足すべき処理をなし得ないことが示されている。
最終ローラ対は両方がエプロンで包囲されており、満足
すべきドローイング挾持処理を達成するためには、極め
て大きい圧力を使用しなければならない。さらにこの装
置では、高速度で走行するエプロンの場合において、高
度の気密性が必要となる欠点がある。最終ローラ対から
出て来るスライバーを二重エプロンで案内する場合、供
給ローラ対の上方ローラにおける空気吸引により始めて
これら両ローラのニップにおけるスライバーの結集、集
束を行い得ることが認められ得る。繊維はこの結集に際
して著しく変向し、この変向が部分的に生起するので、
完全な集束が行われ得ない。さらにこの公知装置におい
ては、最終ローラ対と供給ローラ対の両方にわたって下
方エプロンが延びているために、緊張伸展が不可能であ
る。
ら、繊維集束処理圏において、ドローイング処理に続い
て完全伸長されたスライバーを結集させることは公知で
ある。このためドローイング処理装置出口に変向区間が
設けられ、これは下方排出ローラとして構成されてい
る。挾持間隙およびこの排出ローラと同様に協働作用す
る後続押圧ローラの間の帯域において、上記排出ローラ
には伸長された繊維粗糸用の吸引圏が設けられており、
さらにこの吸引圏に対して直交する方向の空気流成分を
もたらすブロアーが設けられている。繊維集束処理はこ
のブロアー空気流のみによって行われ、吸引圏は単にこ
の空気流を案内する役割のみを果たす。しかしながら、
この装置において、変向もまだブロアー空気流も繊維結
集に際して繊維に対しては消極的に作用するに止まり、
従って糸質の改善は望めない。
いしこの分野の技術的課題は、上述した従来技術の欠点
を回避、克服し、スライバーないし繊維束の伸長、集束
処理を改善して、いわゆる紡糸三角の発生を阻止し、繊
維の結集に際しその捲縮をもたらさないようにすること
である。
し技術的課題は、請求項(1)に示される特徴的要件に
より達成され、もしくは解決されることが本発明者らに
より見出された。これにより吸引空気流はほぼ望ましい
スライバー結集幅をもたらし、これによりスライバー結
集幅が吸引空気流のそれより大きい限り、横方向空気流
がスライバーないし繊維束(FB)に対して良好に作用
する。これにより繊維束は空気流に乗り、充分に扁平な
搬送面上において吸引空気流作用に服せしめられ、結集
処理に際して捲縮をもたらすことなく、平行状態に結集
せしめられる。このようにして、繊維束の極めて良好な
濃密化が達成され、従って供給ローラ対からの排出に際
して、いわゆる紡糸三角の形成をもたらさず、糸質なら
びに紡糸速度も著しく改善される。
供給ローラ対の周速度割合は、繊維材料の捲縮度に適合
せしめられる。繊維材料が余りに強い伸長に服せしめら
れると、繊維の結集が阻害される。他方において、繊維
束の良好な搬送を保証するためには、搬送速度に必要な
緊張が行われねばならない。
に設けられ、スライバー下方の空間から空気を吸引する
のが好ましい。これにより、装置の構成が簡単になさ
れ、およびドローイング装置へのアクセスが容易になさ
れ、従ってまたエプロンの交換も簡単に行い得る。
ラ周囲に設けられる多孔エプロンを具備し、これはドロ
ーイング装置の最終ローラ対直前まで延びている。この
ような構成により、最終ローラ対から出来るスライバー
は、直ちに受領され、結集せしめられるが、この場合同
時にエプロンにより案内される。エプロンには走行方向
中心に微小孔隙が穿設され、これが繊維束の結集を個々
の微細繊維束にまで決定する。従ってエプロンのこの孔
隙の大きさは、紡糸されるべき糸の番手に対応して選定
されるのが好ましい。エプロンの最終ロール対に対する
高さレベルの調整可能性は、最終ローラ対との間隔を変
化させることを可能ならしめ、このためには高さ調整可
能の支持部材を設けるのが好ましい。上方エプロンと上
記押圧ローラとの間における繊維の紡糸三角の範囲にお
ける目詰まりを回避し、これによる繊維の結集を改善す
るために、エプロンの緊張は、排出帯域においてエプロ
ンの押圧ローラが離脱するように調整され得る。あるい
は、エプロンにより包囲されている供給ローラが溝孔の
形態における自由空間を有し、これによりエプロン微小
孔隙を経て吸引される繊維がローラ表面とエプロンの間
に挟まれないように上記調整が行われ得る。
り、多孔走行エプロンを具備する、紡糸機における繊維
フリースの高度伸長のためのドローイング装置は公知で
ある。しかしながら、この場合、走行エプロンは、直列
接続された緩解ローラよりも著しく低い速度で走行する
から、緩解ローラによりほぐされた繊維を粗糸にまで結
集される繊維結集面が重要となる。これにより、スライ
バー搬送方向における繊維の濃密化が行われるが、本発
明による二重エプロンドローイング装置から出て来る完
成粗糸は、搬送方向に直交する方向において濃密化され
る。公知装置はその作用効果と同様にその構成において
も、本発明装置と比較し得ない。
をさらに具体的に説明する。
グ装置は、これまでと同様に第1ローラ対1、1′を具
備し、これはスライバーFBを圧縮ヘッド10を経て給
送する。この第1ローラ対1、1′と第2ローラ対2、
2′の間においてスライバーは予備ドローイング処理さ
れる。スライバーは第2ローラ対に入る前に第2圧縮ヘ
ッド11によりさらに集約される。この第2ローラ対
2、2′と最終ローラ対3、3′の間において、主ドロ
ーイング処理が行われ、スライバーはこれからレザーテ
ープないしエプロン4、4′に給送される。上方エプロ
ンないしレザーテープ4は、従来と同様にエプロンケー
ジ41により展張され、下方エプロン4′は案内部材4
2を経て走行する。案内部材は同時に上方エプロンを支
承する。最終ローラ対3、3′において、スライバーの
ドローイング処理は終結する。このローラ対3、3′と
供給ローラ対5、5′の間において繊維集束処理圏に接
続され、ここで最終ローラ対から出て来るドローイング
処理されたスライバーFB(Faserband)が搬
送方向に対して横方向に集束され、従って供給ローラ対
5、5′からスライバーをより合わせて糸Fを形成する
際にもケバ(Spinndreieck)をもたらさな
い。
と供給ローラ対5、5′の間をほぼ扁平な形態で走行す
る。この扁平走行面は、スライバー(FB)下面を支承
する多孔性エプロン6により形成される。最終ローラ対
3、3′と供給ローラ対5、5′の間には、さらに吸引
空気流を生起させる吸引装置が配設され、この空気流は
多孔性エプロン6により形成される扁平走行面を貫通し
てスライバー(FB)に作用し、スライバーを貫通する
空気はその下方空間から吸引される。吸引空気流の幅
は、エプロンに穿設された孔隙により決定され、この孔
隙穿設幅はスライバーの集束幅に対応する。
に設けられ、搬送方向に逆行して最終ローラ対3、3′
のニップまで延びている。
ジ62により案内され、これはまた空気吸引装置として
構成される。エプロン6と供給ローラ5により包囲され
ている空間は、エプロン6に穿設されている孔隙を経て
空気吸引を有効に行えるように側方が密閉閉鎖されてい
る。エプロンケージ62はケーシングとして形成される
のが好ましく、これは導管67により中央減圧装置と連
結される。
引装置69は、下方ローラ3′および5′の下方におい
て機枠に装着されている。この中央吸引装置69は全ド
ローイング装置にわたって延びており、各ドローイング
装置には接続管68が設けられており、吸引導管67が
これに開口している。接続管68と吸引管67は、相互
はめ込み結合されており、従って上方ローラ3、5の揚
挙に際して、吸引導管67は接続管68から分離され得
る。ドローイング装置桁材が上方ローラと共に降下する
ときは、再び接続管68と結合される。
溝孔66として形成され、供給ローラ5に対して閉鎖さ
れており、従って空気吸引作用はここに及ばない。ただ
し溝孔66の前方端は開放されており、従って最終ロー
ラ対3、3′のニップ部分に突出しているエプロン6の
走行変向には、同様の吸引効果がもたらされる。この溝
孔の幅は、問題になるエプロン穿設孔隙幅と対応させる
のが好ましく、これにより常に満足すべき空気吸引およ
びエプロン6の案内が行われる。効率の改善、従って溝
孔66の密閉をもたらすため、エプロンケージ62の下
面も、長手方向において僅かに弯曲させることができ
る。
より、最終ローラ対3、3′のニップに対向するエプロ
ン6の姿勢調整し得る。エプロン6全体のエプロンケー
ジ62に対する傾斜の変化により、最終ローラ対3、
3′間の間隔、従ってまた密閉開始が調整される。この
エプロン6のエプロンケージ62に対する傾斜調整は、
ドローイング装置において慣用の、特定の傾斜ごとに準
備された各クリップにより行われ得る。図1に示される
ように、エプロンケージ62の降下により、最終ローラ
対の下方ローラ3′との間隔は短くなる。しかしなが
ら、この間隔は、送り出されて来るスライバーFBがエ
プロン6と下方ローラ3′の間において支障なく走行し
得るように、充分に大きい寸法になされねばならない。
示す通りである。最終ローラ対3、3′から排出される
スライバーは、直ちにエプロン6の領域に入る。エプロ
ンの孔隙61から出て来る吸引空気流は、エプロン6上
のスライバーを吸引する。この孔隙61からの吸引空気
流は集束され、これに対応する力がスライバーの各繊維
に及ぼされる。吸引空気流の幅は、孔隙61の幅に応じ
て決定される。これは、吸引空気流かエプロン6の孔隙
61に流入する際に好ましい集束幅を有するように選択
される。すなわち、吸引空気流が単に孔隙61に対して
直角方向に作用するだけでなく、横方向作用をももたら
すことを意味する。これによりスライバーFBの搬送方
向に対して横方向の集束がもたらされる。この集束は、
最終ローラ対からスライバーが排出されてから始まり、
これにより供給ローラ対5、5′の挾持ライン(ニッ
プ)に達するまで、少なくとも吸引空気流長さにわたり
行われる。これにより、繊維集束圏における搬送の間、
孔隙61によりもたらされる幅に結集するに充分な時間
がスライバーに与えられる。
いる溝孔66により、この帯域においても吸引装置62
の作用が及ぶ。これには最終ローラ対3、3′の挾持ラ
インから出て来る繊維が直ちに吸引され、エプロン6に
もたらされる利点がある。さらに、このような空気吸引
は最終ローラ3におけるループ形成を阻止する効果もあ
る。また繊維材料がどの程度強く捲縮するかに対応し
て、最終ローラ対3、3′と供給ローラ対5、5′の間
の周速度割合をこれに適合させ、僅かな前走行もしくは
後走行をもたらす。これにより、一方において強く捲縮
する繊維が集束に悪影響をもたらす過度の緊張が生ずる
ことが回避され、また他方においてスライバーFBの満
足すべき搬送を保証するため、搬送速度に不可避の緊張
が存在することを回避される。
3′と供給ローラ対5、5′の間の距離により決定され
る。これは主ドローイング処理圏におけるローラ対2、
2′とローラ対3、3′の間の距離とほぼ等しい。この
場合、原則的に繊維長さのほぼ1.5倍の挾持ライン間
隔が適当である。吸引空気流長さはこれより短い。空気
消費量を低減するため、吸引空気流長さは、最大限で半
区間有効であるようにするのが好ましい。これより長い
場合には、繊維集束圏において全体的に好結果がもたら
されない。最終ローラ対3、3′と供給ローラ対5、
5′は、ほぼ同じ周速度で、あるいは繊維材料、搬送速
度に応じて上述したように僅かな緊張をもたらすように
駆動回転せしめられる。
ローラ5′を包囲し、これによりスライバーFBがエプ
ロン6に載置されるようになされる。搬送面上面の上方
供給ローラ5における包囲態様は、エプロン6が容易に
交換され得るようにするのが有利である。ドローイング
装置負荷アームにおいて上方供給ローラ5が軸承されて
いるからである。エプロン6の下方と、対向搬送面の上
方との間の空間は、開放されており、従って一方面のみ
が案内されているスライバーは、搬送方向に対して横方
向の空気流により、妨害されることなく自由に走行せし
められ得る。
隙を経て吸引され、繊維端部はエプロン6と上方供給ロ
ーラの間に挾持され、厄介な故障をもたらすに至る。こ
れら繊維は糸Fにより合わされるスライバーFBの方向
に走行し得ず、これからそれる方向に引張られるからで
ある。エプロン6の対応する緊張力調整により、これら
繊維は流出面上で緩解され、供給ローラ5表面から引上
げられる(図1に示されるように)。これにより孔隙6
1に吸引された繊維端部は釈放され、糸により合わされ
るべきスライバー走行方向をたどり得る。
め、吸引装置として形成されるエプロンケーシング62
を、長孔65により機枠担体63に装着する。この機枠
担体63は、供給ローラ5のシャフトに装着され、適当
な態様で吸引導管67を具備し、これによりエプロンケ
ージ62は減圧発生装置と接続される。
プロンを構成する材料の適当な選択により支持される。
すなわち、エプロンはドローイング装置に使用されるエ
プロンを構成する一般的材料よりも大きい弾性を有する
材料で構成するのが好ましい。このような大きい弾性
は、例えば繊維集束圏において使用されるエプロンが織
成体補強材料を具備しないことにより達成され得る。
エプロンの孔隙穿設範囲において供給ローラ5にスナッ
プリング溝孔51(図5)の形態における空所を設ける
ことによっても達成される。これによってもエプロン6
と上方供給ローラ5の間に吸引繊維が挟まれてからみ、
これにより糸の形成が阻害されることを防止し得る。こ
れにより慣用の織成体補強材を充填したエプロンを使用
することができる。これによりスライバー供給速度が高
い場合にも、良好な糸質がもたらされる。
の構成材料の選択とは無関係に、例えば供給ローラ対
6、6′の挾持ライン以後の逆回転ローラ面において制
動することによっても達成され得る。これは例えば板発
条載置などにより簡単な方法で行われ得る(図示せ
ず)。
は搬送方向に対して直交する方向において集束される
が、これはエプロン孔隙61の大きさに依存する。そこ
でエプロン6の走行方向中心に微小孔隙61を穿設し、
これを経て吸引空気流が排出されるようにする。番手の
大きい糸が紡糸される場合、集束される繊維束の幅は大
きくなされる。従って、エプロン孔隙61の大きさは、
搬送方向に対して直交する方向において、番手の小さい
糸を紡糸する場合にくらべて若干大きく選定され、この
場合繊維ケバをもたらさないように繊維束は対応して狭
い幅に集束される。エプロン孔隙61の間隔とその大き
さは、繊維端部の吸引をなるべく回避するように選定さ
れる。このために搬送方向におけるエプロン孔隙61間
の間隔は、この孔隙61の直径より2倍の寸法になされ
る。さらに圧縮度も減圧により影響を受ける。減圧の調
節により所望の圧縮度が達成され得るので、紡糸ケバを
もたらし、あるいはもたらさない極端な場合には、減圧
の選定により処理され得る。このようにして、ケバの多
いことなどの糸の特性は影響を受ける。
にも適する。このため無端糸E、例えばフィラメント
が、ドローイング装置の供給ローラ対3、3′に直接導
入される。この糸Eは繊維束FBと共に、最終ローラ対
3、3′と供給ローラ対5、5′の間における繊維集束
圏を走行せしめられ、繊維は集束によりすでに無端糸と
当接されており、供給ローラ対5、5′を去るに際して
コアヤーンEFとより合わされる(図5)。
の不純物が付着する状態がもたらされ得る。このエプロ
ン6の自動的浄化を行うために、浄化用開口70をエプ
ロンケージ62下方に穿設する。この浄化作用開口70
は、エプロン6の幅にわたって、吸引溝孔66に対し横
方向に延びておりその両端において浄化用開口70は閉
じられているので、吸引作用はエプロン6の内方面にの
み作用する。
集束および紡糸ケバの回避により、紡糸の際の高度の材
料利用効率が達成される。紡糸ケバをもたらす紡糸の際
と同様の強度を達成するための回転は、著しく低減され
得る。これは紡糸ボビン当たりの生産性を約20%から
30%高めることを意味する。
断面図である。
図である。
図である。
図である。
を示す図面である。
Claims (26)
- 【請求項1】 二重エプロンドローイング装置で梳整処
理されたスライバー(FB)を、梳整処理に次いで繊維
集束処理圏において集束させ、より合わせて糸を形成す
るに際して、ドローイング装置の最終ローラ対を走過し
たスライバー(FB)が、繊維集束処理圏長さにわたっ
て、搬送方向に対して横方向の吸引空気流作用に服せし
められる繊維集束方法において、スライバー(FB)を
最終ローラ対(3、3’)と、供給ローラ対(5,
5’)の間で集束させつつ、その一方面を搬送面(6)
で支承する区間をほぼ扁平な形態で走行させ、吸引空気
流を搬送面(6)の貫通によりスライバー(FB)のみ
に作用させることにより、吸引空気流の作用でスライバ
ーが集束されるようにしたことを特徴とする繊維集束方
法。 - 【請求項2】 最終ローラ対(3、3′)と供給ローラ
対(5、5′)の周速度割合を、繊維材料の捲縮度に適
合させることを特徴とする、請求項(1)による方法。 - 【請求項3】 搬送面(6)の速度を、供給ローラ対
(5、5′)により決定することを特徴とする、請求項
(2)による方法。 - 【請求項4】 スライバー(FB)の集束処理を、吸引
空気流の強さの変化に応じて変化させることを特徴とす
る、請求項(1)から(3)のいずれかによる方法。 - 【請求項5】 コアヤーンを形成するために無端糸
(E)を最終ローラ対(3、3′)に直接給送し、これ
をスライバー(FB)と共に最終ローラ対(3、3′)
と供給ローラ対(5、5′)の間の区間を走行させ、次
いでこれを糸(EF)に紡糸することを特徴とする、請
求項(1)から(4)のいずれかによる方法。 - 【請求項6】 主梳整処理圏の最終ローラ対に続いて供
給ローラ対が設けられ、この最終ローラ対と供給ローラ
対との間の繊維集束処理圏に空気圧縮装置が配設されて
いる、梳整処理されたスライバー(FB)を集束させる
ための紡糸機用二重エプロンドローイング装置であっ
て、空気圧縮装置が、最終ローラ対(3、3′)と供給
ローラ対(5、5′)の間においてスライバー(FB)
を支承す るために用いられる多孔エプロン(6)を具備
し、上記空気圧縮装置がさらに空気吸引装置(62、6
7)を具備し、これが最終ローラ対(3、3′)と供給
ローラ対(5、5′)の間において、多孔エプロン
(6)により形成された搬送面まで伸びており、かつ多
孔エプロンとスライバー(FB)とを経て空気を吸引す
ることを特徴とする二重エプロンドローイング装置。 - 【請求項7】 空気吸引装置(62、67)が、上方ロ
ーラ(5、3)の帯域においてスライバー(FB)の搬
送面(6)の上方に配設され、かつスライバー(FB)
の下方空間から空気を吸引することを特徴とする、請求
項(6)による装置。 - 【請求項8】 多孔エプロン(6)が供給ローラ(5)
周囲において案内されており、スライバー(FB)走行
方向に平行して最終ローラ対(3、3′)直前まで延び
ていることを特徴とする、請求項(6)あるいは(7)
による装置。 - 【請求項9】 エプロン(6)が空気方向中心に穿設さ
れたエプロン孔隙(61)を有し、これを経て吸引空気
流が貫通することを特徴とする、請求項(8)による装
置。 - 【請求項10】 エプロン孔隙(61)の大きさが、紡
糸されるべき糸の番手に対応して決定され、番手が大き
い場合には、小さい番手の場合に対して大きい孔隙が設
けられることを特徴とする、請求項(8)あるいは
(9)による装置。 - 【請求項11】 上記エプロン(6)が、梳整処理圏エ
プロンに使用される材料より大きい弾性を有する材料で
構成されることを特徴とする、請求項(8)から(1
0)のいずれかによる装置。 - 【請求項12】 エプロン(6)が織成補強材を含有し
ないことを特徴とする、請求項(11)による装置。 - 【請求項13】 エプロン(6)の高さレベルが、最終
ローラ対(3、3′)に対して調整可能になされている
ことを特徴とする、請求項(8)から(12)のいずれ
かによる装置。 - 【請求項14】 高さレベルを調整し得るエプロン支承
体(7)が設けられていることを特徴とする、請求項
(13)による装置。 - 【請求項15】 最終ローラ対(3、3′)と供給ロー
ラ対(5、5′)の間において、エプロン(6)により
包囲される空間が、その両側において閉鎖され、かつ減
圧装置と接続されていることを特徴とする、請求項
(8)から(14)のいずれかによる装置。 - 【請求項16】 エプロンゲージ(62)のエプロン
(6)の下面が長手方向にわずかに湾曲していることを
特徴とする、請求項(7)〜(15)のいずれかによる
装置。 - 【請求項17】 吸引装置(62、67)が、ケーシン
グ様ケージ(62)を具備し、これが最終ローラ対
(3、3′)と供給ローラ対(5、5′)の間において
エプロン(6)により包囲される空間内に配置されてい
ることを特徴とする、請求項(6)から(16)のいず
れかによる装置。 - 【請求項18】 エプロンケージ(62)が、エプロン
孔隙(61)の穿設範囲において空気吸引溝孔(66)
を有し、これが空気吸引導管(67)に開口しているこ
とを特徴とする、請求項(17)による装置。 - 【請求項19】 吸引装置(62、67)が、供給ロー
ラ(5)に対して閉鎖されていることを特徴とする、請
求項(6)から(18)のいずれかによる装置。 - 【請求項20】 吸引装置(62、67)が、供給ロー
ラ対(5、5′)ののニップに対して開口していること
を特徴とする、請求項(6)から(19)のいずれかに
よる装置。 - 【請求項21】 吸引装置(62、67)に、これに対
して作用する吸引空気流を変化させるための装置が設け
られていることを特徴とする、請求項(6)から(2
0)のいずれかによる装置。 - 【請求項22】 エプロンケージ(62)が、浄化用開
口(70)を有し、これがエプロン(6)の内面を指向
し、空気吸引導管に接続されていることを特徴とする、
請求項(6)から(21)のいずれかによる装置。 - 【請求項23】 浄化用開口(70)が、吸引溝孔(6
6)に対して直交する方向においてエプロン(6)の帯
域まで延びていることを特徴とする、請求項(22)に
よる装置。 - 【請求項24】 下方ローラ(3′、5′)の帯域にお
いて、機枠に装着された空気吸引導管(69)が延びて
おり、これと、上方ローラ(3、5)と共に運動可能の
吸引装置(62、67)とがそれぞれ接続可能になされ
ていることを特徴とする、請求項(15)から(23)
のいずれかによる装置。 - 【請求項25】 エプロン緊張力が調整可能になされて
おり、これによりエプロン(6)をスライバー排出帯域
において供給ローラ(5)から分離し得るようになされ
ていることを特徴とする、請求項(8)から(24)の
いずれかによる装置。 - 【請求項26】 エプロン(6)により包囲されている
供給ローラ(5)が、エプロン孔隙(61)の穿設帯域
において、自由空間(51)を有することを特徴とす
る、請求項(8)から(25)のいずれかによる装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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