JP2861197B2 - ピリドンモノアゾ化合物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 - Google Patents

ピリドンモノアゾ化合物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法

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JP2861197B2
JP2861197B2 JP2034940A JP3494090A JP2861197B2 JP 2861197 B2 JP2861197 B2 JP 2861197B2 JP 2034940 A JP2034940 A JP 2034940A JP 3494090 A JP3494090 A JP 3494090A JP 2861197 B2 JP2861197 B2 JP 2861197B2
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哲也 宮本
豊 栢根
尚樹 原田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はヒドロキシル基及び/又はアミド基を含有す
る材料、特にセルロース繊維、天然又は合成ポリアミド
繊維、ポリウレタン繊維あるいは皮革等、更にはそれら
の混紡繊維を染色及び捺染するに適し、耐光堅牢かつ耐
湿潤堅牢な黄色染色を可能にする改良された化合物、並
びにその適用に関する。
〈従来の技術〉 同一分子内にトリアジニル基および複数個のビニルス
ルホン系反応基を有するピリドンモノアゾ化合物は、特
開昭63−161060公報において公知であるが、染色性能
面、例えばビルドアップ性において不充分であり、更に
レベルアップが望まれている。
〈発明が解決しようとする課題〉 従来、種々の反応染料は繊維材料の染色及び捺染の分
野に広く使用されている。しかし現在の技術水準は、特
定の染色法に対する適性に関する高い要求水準ならびに
染色物の堅牢性に関する要求の高度化の点から満足すべ
きものとは言えない。
前記した公知の反応染料は、溶解性、染色性能(例え
ばビルドアップ性等)及び堅牢性の面で不十分であり、
更に改良された染料の提供が強く望まれている。
ビルドアップ性に優れることの重要性は、染色方法の
経済性に対する要求レベルがますます高くなってきてい
る今日、極めて重要な要素である。
本発明者らは、上述の公知染料の欠点を改良し、さら
に染料に対して要求される要件を広く満足できる新規な
化合物を見い出す目的で鋭意検討した結果、本発明を完
成した。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、遊離酸の形で下記一般式(I) 〔式中、Xは、−NR2R3、−OR4または−SR5を、Z1およ
びZ2は互いに独立に−SO2CH=CH2又は−SO2CH2CH2Z′を
表し、Z′はアルカリの作用で脱離する基を表す。Aは
置換されていてもよいフェニレン、ナフチレンまたはア
ルキレン基を表す。R1は水素又は置換されていてもよい
アルキル基を、R2,R3,R4およびR5は互いに独立に水素ま
たは置換されていてもよいアルキル、フェニル、ナフチ
ルもしくはベンジル基を表す。R6は水素又は置換されて
いてもよいアルキル基を、R7は水素、シアノ基、カルバ
モイル基、スルホ基、スルホアルキル基またはハロゲン
基を、R8はアルキル基を表す。Dは置換されていてもよ
いフェニレンまたはナフチレン基を表す。Wはアルキレ
ン基をあらわす。〕 で示されるピリドンモノアゾ化合物およびそれを用いる
ことを特徴とする繊維材料を染色または捺染方法を提供
するものである。
一般式(I)において、Aで表されるフェニレンおよ
びナフチレンとしては、好ましくはメチル、エチル、メ
トキシ、エトキシ、クロロ、ブロモ及びスルホの群から
選ばれる、1又は2個の置換基により置換されていても
よいフェニレン、およびスルホで置換されていてもよい
ナフチレンが例示され、例えば、 (式中、星印で示した結合は、 基に通じている結合を意味する。) 等をあげることができる。また、Aで表されるアルキレ
ンとしては下記式、 (式中、星印で示した結合は、前記の意味を有する。al
kは1乃至6個の炭素原子を有するポリメチレン基また
はその枝別れ異性体、R′は水素、塩素、臭素、フッ
素、ヒドロキシ、スルファト、1乃至4個の炭素原子を
有するアシルオキシ、シアノ、カルボキシ、1乃至5個
の炭素原子を有するアルコキシカルボニルまたはカルバ
モイル、R″は、水素又はC1〜6アルキル、alk′は
互いに独立に2乃至6個の炭素原子を有するポリメチレ
ン基またはその枝別れ異性体を意味し、alk′とR″は
互いにメチレン基を通じて環を形成してもよい。nは1
乃至6,mは1乃至6の整数である。)で示される基があ
げられる。
上記式(a)、(b)および(c)においてalkで表
されるポリメチレン基は好ましくはメチレン、エチレ
ン、メチルメチレン、プロピレン、ブチレンである。
R″としては水素、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−
ブチル、ペンチル、ヘキシルなどが例示され、好ましく
は水素である。alk′で表されるポリメチレン基は好ま
しくはエチレン、プロピレンまたはブチレンである。
n,mの表す数は好ましくは互いに独立に2、3または
4である。
Dとしては、好ましくはメチル、エチル、メトキシ、
エトキシ、クロロ、ブロモ及びスルホの群から選ばれ
る、1又は2個の置換基により置換されていてもよいフ
ェニレン又は、スルホで置換されていてもよいナフチレ
ンが例示され、例えば、 (式中、**で示した結合は、−N=N−基に通じてい
る結合を意味する。) 等をあげることができる。
中でも、アゾ基のオルソ位にスルホ基を有するものが
好ましく、例えば、 (式中、**で示した結合は前記の意味を有する。) 等を挙げることができる。
Z′で示されるアルカリの作用で脱離する基として
は、例えば、硫酸エステル、チオ硫酸エステル、リン酸
エステル、酢酸エステル、ハロゲン等がこれに該当し、
中でも硫酸エステルが好ましい。
R1およびR6で示される置換基を有していてもよいアル
キルとしては、C1〜C4のアルキルが好ましく、置換され
ていてもよい基としては、ヒドロキシ、シアノ、アルコ
キシ、ハロゲン、カルバモイル、カルボキシ、アルコキ
シカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、スルホおよ
びスルファモイルが好ましい。
好ましいR1およびR6としては、例えば、水素、メチ
ル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチ
ル、iso−ブチル、sec−ブチル、2−ヒドロキシエチ
ル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピ
ル、2−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシブチル、4
−ヒドロキシブチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3,4
−ジヒドロキシブチル、シアノメチル、2−シアノエチ
ル、3−シアノプロピル、メトキシメチル、エトキシメ
チル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、3−
メトキシプロピル、3−エトキシプロピル、2−ヒドロ
キシ−3−メトキシプロピル、クロロメチル、ブロモメ
チル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、3−クロ
ロプロピル、3−ブロモプロピル、4−クロロブチル、
4−ブロモブチル、カルボキシメチル、2−カルボキシ
エチル、3−カルボキシプロピル、4−カルボキシブチ
ル、1,2−ジカルボキシエチル、カルバモイルメチル、
2−カルバモイルエチル、3−カルバモイルプロピル、
4−カルバモイルブチル、メトキシカルボニルメチル、
エトキシカルボニルメチル、2−メトキシカルボニルエ
チル、2−エトキシカルボニルエチル、3−メトキシカ
ルボニルプロピル、3−エトキシカルボニルプロピル、
4−メトキシカルボニルブチル、4−エトキシカルボニ
ルブチル、メチルカルボニルオキシメチル、エチルカル
ボニルオキシメチル、2−メチルカルボニルオキシエチ
ル、2−エチルカルボニルオキシエチル、3−メチルカ
ルボニルオキシプロピル、3−エチルカルボニルオキシ
プロピル、4−メチルカルボニルオキシブチル、4−エ
チルカルボニルオキシブチル、スルホメチル、2−スル
ホエチル、3−スルホプロピル、4−スルホブチル、ス
ルファモイルメチル、2−スルファモイルエチル、3−
スルファモイルプロピル、4−スルファモイルブチルを
あげることができる。中でも特に好ましくは、水素、メ
チルまたはエチルである。
R2及びR3で表される置換されていてもよいアルキルと
しては、例えば、1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
シ、スルホ、カルボキシ、ヒドロキシ、クロロ、フェニ
ル及びスルファートの群から選ばれる、1又は2個の置
換基により置換されていてもよい炭素原子1〜4個を有
するアルキルが好ましい。
中でも特に好ましくは、メチル、エチル、n−プロピ
ル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−
ブチル、β−ヒドロキシエチル、β−スルファートエチ
ル、β−スルホエチル、β−メトキシエチル及びβ−カ
ルボキシエチル等が挙げられる。
又、R2及びR3で表される置換されていてもよいフェニ
ルとしては、例えば、1〜4個の炭素原子を有するアル
キル、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、スル
ホ、カルボキシ、クロロ及びブロモの群から選ばれる、
1又は2個の置換基により置換されていてもよいフェニ
ルが好ましい。
中でも特に好ましくは、フェニル、2−、3−又は4
−スルホフェニル、2,4−又は2,5−ジスルホフェニル、
2−、3−又は4−カルボキシフェニル、2−、3−又
は4−クロロフェニル、2−、3−又は4−メチルフェ
ニル及び2−、3−又は4−メトキシフェニル等が挙げ
られる。
又、R2及びR3で表される置換されていてもよいナフチ
ルとしては、例えば、ヒドロキシ、カルボキシ、スル
ホ、1〜4個の炭素原子を有するアルキル、1〜4個の
炭素原子を有するアルコキシ及びクロロの群から選ばれ
る、1,2又は3個の置換基により置換されていてもよい
ナフチルが好ましい。
中でも特に好ましくは、2−、3−、4−、5−、6
−、7−又は8−スルホ−1−ナフチル、1−、5−、
6−、7−又は8−スルホ−2−ナフチル、1,5−、5,7
−、6,8−、4,8−、4,7−、3,8−、4,6−、3,7−又は3,
6−ジスルホ−2−ナフチル、4,6,8−、2,4,7−又は3,
6,8−トリスルホ−1−ナフチル、1,5,7−、4,6,8−又
は3,6,8−トリスルホ−2−ナフチル等が挙げられる。
又、R2及びR3で表される置換されていてもよいベンジ
ルとしては、例えば、1〜4個の炭素原子を有するアル
キル、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、スルホ
及びクロロの群から選ばれる、1又は2個の置換基によ
り置換されていてもよいベンジルが好ましい。
中でも特に好ましくは、ベンジル、2−、3−又は4
−スルホベンジル等が挙げられる。
本発明においては、R2及びR3のいずれか一方が水素、
メチル又はエチルであり、他方がC1〜4アルキル、C
1〜4アルコキシ、スルホ、カルボキシ又はハロゲノで
置換されていてもよいフェニルである場合が染料特性上
特に好ましい。
前記一般式(I)において、Xが−NR2R3であると
き、そのような基を形成するために用いられる、HNR2R3
で示される化合物としては、例えば、アンモニアあるい
は1−アミノベンゼン、1−アミノ−2−,−3−又は
−4−メチル−ベンゼン、1−アミノ−3,4−又は−3,5
−ジメチルベンゼン、1−アミノ−2−,−3−又は−
4−エチルベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−
4−メトキシベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は
−4−エトキシベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又
は−4−クロルベンゼン、3−又は4−アミノ−フェニ
ルメタンスルホン酸、2−、3−又は4−アミノベンゼ
ンスルホン酸、3−メチルアミノベンゼンスルホン酸、
3−エチルアミノベンゼンスルホン酸、4−メチルアミ
ノベンゼンスルホン酸、4−エチルアミノベンゼンスル
ホン酸、5−アミノベンゼン−1,3−ジスルホン酸、6
−アミノベンゼン−1,3−ジスルホン酸、6−アミノベ
ンゼン−1,4−ジスルホン酸、4−アミノベンゼン−1,2
−ジスルホン酸、4−アミノ−5−メチルベンゼン−1,
2−ジスルホン酸、2−、3−又は4−アミノ安息香
酸、5−アミノベンゼン−1,3−ジカルボン酸、5−ア
ミノ−2−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、4−アミノ
−2−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、5−アミノ−2
−エトキシベンゼンスルホン酸、N−メチルアミノベン
ゼン、N−エチルアミノベンゼン、1−メチルアミノ−
3−又は−4−メチルベンゼン、1−エチルアミノ−4
−クロルベンゼン、1−エチルアミノ−3−又は−4−
メチルベンゼン、1−(2−ヒドロキシエチル)−アミ
ノ−3−メチルベンゼン、3−又は4−メチルアミノ安
息香酸、3−又は4−メチルアミノベンゼンスルホン
酸、2−アミノナフタレン−1−スルホン酸、4−アミ
ノナフタレン−1−スルホン酸、5−アミノナフタレン
−1−スルホン酸、6−アミノナフタレン−1−スルホ
ン酸、7−アミノナフタレン−1−スルホン酸、8−ア
ミノナフタレン−1−スルホン酸、1−アミノナフタレ
ン−2−スルホン酸、4−アミノナフタレン−2−スル
ホン酸、5−アミノナフタレン−2−スルホン酸、6−
アミノナフタレン−2−スルホン酸、7−アミノナフタ
レン−2−スルホン酸、7−メチルアミノナフタレン−
2−スルホン酸、7−エチルアミノナフタレン−2−ス
ルホン酸、7−ブチルアミノナフタレン−2−スルホン
酸、7−イソブチルアミノナフタレン−2−スルホン
酸、8−アミノナフタレン−2−スルホン酸、4−アミ
ノナフタレン−1,3−ジスルホン酸、5−アミノナフタ
レン−1,3−ジスルホン酸、6−アミノナフタレン−1,3
−ジスルホン酸、7−アミノナフタレン−1,3−ジスル
ホン酸、8−アミノナフタレン−1,3−ジスルホン酸、
2−アミノナフタレン−1,5−ジスルホン酸、3−アミ
ノナフタレン−1,5−ジスルホン酸、4−アミノナフタ
レン−1,5−ジスルホン酸、4−アミノナフタレン−1,6
−ジスルホン酸、8−アミノナフタレン−1,6−ジスル
ホン酸、4−アミノナフタレン−1,7−ジスルホン酸、
3−アミノナフタレン−2,6−ジスルホン酸、4−アミ
ノナフタレン−2,6−ジスルホン酸、3−アミノナフタ
レン−2,7−ジスルホン酸、4−アミノナフタレン−2,7
−ジスルホン酸、6−アミノナフタレン−1,3,5−トリ
スルホン酸、7−アミノナフタレン−1,3,5−トリスル
ホン酸、4−アミノナフタレン−1,3,6−トリスルホン
酸、7−アミノナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸、
8−アミノナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸及び4
−アミノナフタレン−1,3,7−トリスルホン酸の様な芳
香族アミン、或いはメチルアミン、エチルアミン、n−
プロピルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミ
ン、イソブチルアミン、sec−ブチルアミン、ジメチル
アミン、ジエチルアミン、メチルエチルアミン、アリル
アミン、2−クロロエチルアミン、2−メトキシエチル
アミン、2−アミノエタノール、2−メチルアミノエタ
ノール、ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミン、2−
アセチルアミノエチルアミン、1−アミノ−2−プロパ
ノール、3−メトキシプロピルアミン、1−アミノ−3
−ジメチルアミノプロパン、2−アミノエタンスルホン
酸、アミノメタンスルホン酸、2−メチルアミノエタン
スルホン酸、3−アミノ−1−プロパンスルホン酸、2
−スルファトエチルアミン、アミノ酢酸、メチルアミノ
酢酸、ε−アミノカプロン酸、ベンジルアミン、2−、
3−もしくは4−クロロベンジルアミン、4−メチルベ
ンジルアミン、N−メチルベンジルアミン、2−、3−
もしくは4−スルホベンジルアミン、2−フェニルエチ
ルアミン、1−フェニルエチルアミン、1−フェニル−
2−プロピルアミンの様な脂肪族アミンを挙げることが
できる。
中でも特に好ましい、化合物としては、例えば、アニ
リン、N−メチルアニリン、N−エチルアニリン、2
−、3−または4−クロロアニリン、N−メチル−2
−、−3−または−4−クロロアニリン、N−エチル−
2−、−3−または−4−クロロアニリン、2−、3−
又は4−メチルアニリン、アニリン−2,4−又は−2,5−
ジスルホン酸、3−または4−メチルアミノベンゼンス
ルホン酸、3−または4−エチルアミノベンゼンスルホ
ン酸、2−,3−又は4−カルボキシアニリン、タウリ
ン、N−メチルタウリン、モノ−もしくはジ−エタノー
ルアミン等を挙げることができる。
R4及びR5で表される置換されていてもよいアルキルと
しては、例えば1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
シ、スルホ、カルボキシ、ヒドロキシ、クロロ、フェニ
ル、シアノ及びスルファートの群から選ばれる、1又は
2個の置換基により置換されていてもよい炭素原子1〜
4個を有するアルキルが好ましい。
中でも好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、
iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチ
ル、β−ヒドロキシエチル、β−スルファートエチル、
β−スルホエチル、β−メトキシエチル、β−エトキシ
エチル、β−クロロエチル及びβ−カルボキシエチル等
が挙げられる。
又、R4及びR5で表される置換されていてもよいフェニ
ルとしては、例えば、1〜4個の炭素原子を有するアル
キル、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、スル
ホ、カルボキシ、クロロ及びブロモの群から選ばれる、
1又は2個の置換基により置換されていてもよいフェニ
ルが好ましい。
中でも特に好ましくは、フェニル、2−、3−又は4
−スルホフェニル、2,4−又は2,5−ジスルホフェニル、
2−、3−又は4−クロロフェニル、2−、3−又は4
−メチルフェニル、及び2−、3−又は4−メトキシフ
ェニル等が挙げられる。
又、R4及びR5で表される置換されていてもよいナフチ
ルとしては、例えば、ヒドロキシ、カルボキシ、スル
ホ、1〜4個の炭素原子を有するアルキル、1〜4個の
炭素原子を有するアルコキシ及びクロロの群から選ばれ
る、1,2又は3個の置換基により置換されていてもよい
ナフチルが好ましい。
中でも特に好ましくは、2−、3−、4−、5−、6
−、7−又は8−スルホ−1−ナフチル、1−、5−、
6−、7−又は8−スルホ−2−ナフチル、1,5−、5,7
−、6,8−、4,8−、4,7−、3,8−、4,6−、3,7−又は3,
6−ジスルホ−2−ナフチル、4,6,8−、2,4,7−又は3,
6,8−トリスルホ−1−ナフチル、1,5,7−、4,6,8−又
は3,6,8−トリスルホ−2−ナフチル等が挙げられる。
又、R4及びR5で表される置換されていてもよいベンジ
ルとしては、例えば、1〜4個の炭素原子を有するアル
キル、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、スルホ
及びクロロの群から選ばれる、1又は2個の置換基によ
り置換さていてもよいベンジルが好ましい。
中でも特に好ましくは、ベンジル、2−、3−又は4
−スルホベンジル等があげられる。
前記一般式(I)において、Xが−OR4であるとき、
そのような基を形成するために用いられる、一般式R4OH
で示される化合物としては、例えば、フェノール、1−
ヒドロキシ−2−,−3−又は−4−メチルベンゼン、
1−ヒドロキシ−3,4−又は−3,5−ジメチルベンゼン、
1−ヒドロキシ−2−,−3−又は−4−エチルベンゼ
ン、1−ヒドロキシ−2−,−3−又は−4−メトキシ
ベンゼン、1−ヒドロキシ−2−,−3−又は−4−エ
トキシベンゼン、1−ヒドロキシ−2−,−3−又は−
4−クロルベンゼン、3−又は4−ヒドロキシ−フェニ
ルメタンスルホン酸、3−ヒドロキシベンゼンスルホン
酸、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、5−ヒドロキ
シベンゼン−1,3−ジスルホン酸、6−ヒドロキシベン
ゼン−1,4−ジスルホン酸、4−ヒドロキシベンゼン−
1,2−ジスルホン酸、4−ヒドロキシ−5−メチルベン
ゼン−1,2−ジスルホン酸、3−又は4−ヒドロキシ安
息香酸、5−ヒドロキシベンゼン−1,3−ジカルボン
酸、5−ヒドロキシ−2−エトキシベンゼンスルホン
酸、2−ヒドロキシナフタレン−1−スルホン酸、4−
ヒドロキシナフタレン−1−スルホン酸、5−ヒドロキ
シナフタレン−1−スルホン酸、6−ヒドロキシナフタ
レン−1−スルホン酸、7−ヒドロキシナフタレン−1
−スルホン酸、8−ヒドロキシナフタレン−1−スルホ
ン酸、1−ヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸、4
−ヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸、5−ヒドロ
キシナフタレン−2−スルホン酸、6−ヒドロキシナフ
タレン−2−スルホン酸、7−ヒドロキシナフタレン−
2−スルホン酸、8−ヒドロキシナフタレン−2−スル
ホン酸、4−ヒドロキシナフタレン−1,3−ジスルホン
酸、5−ヒドロキシナフタレン−1,3−ジスルホン酸、
6−ヒドロキシナフタレン−1,3−ジスルホン酸、7−
ヒドロキシナフタレン−1,3−ジスルホン酸、8−ヒド
ロキシナフタレン−1,3−ジスルホン酸、2−ヒドロキ
シナフタレン−1,5−ジスルホン酸、3−ヒドロキシナ
フタレン−1,5−ジスルホン酸、4−ヒドロキシナフタ
レン−1,5−ジスルホン酸、4−ヒドロキシナフタレン
−1,6−ジスルホン酸、8−ヒドロキシナフタレン−1,6
−ジスルホン酸、4−ヒドロキシナフタレン−1,7−ジ
スルホン酸、3−ヒドロキシナフタレン−2,6−ジスル
ホン酸、4−ヒドロキシナフタレン−2,6−ジスルホン
酸、3−ヒドロキシナフタレン−2,7−ジスルホン酸、
4−ヒドロキシナフタレン−2,7−ジスルホン酸、6−
ヒドロキシナフタレン−1,3,5−トリスルホン酸、7−
ヒドロキシナフタレン−1,3,5−トリスルホン酸及び4
−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の様
な芳香族化合物、或いはメタノール、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イ
ソブタノール、sec−ブタノール、2−クロロエタノー
ル、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノー
ル、3−メトキシプロパノール、3−エトキシプロパノ
ール、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、3−ヒドキシ
−1−プロパンスルホン酸、2−シアノエタノール、2
−スルファートエタノール、グリコール酸、3−ヒドロ
キシプロピオン酸、ベンジルアルコール、2−,3−もし
くは4−クロロベンジルアルコール、4−メチルベンジ
ルアルコール、2−,3−もしくは4−スルホベンジルア
ルコール、2−フェニルエタノール、1−フェニル−2
−プロパノールの様な脂肪族化合物、及び前記一般式
(I)において、Xが−SR5であるとき、そのような基
を形成するために用いられる、一般式R5SHで示される化
合物としては、上記化合物のヒドロキシがメルカプトで
ある化合物をあげることができる。
R8で表される低級アルキル基としては、メチル基、エ
チル基およびプロピル基が例示され、特にメチル基が好
ましい。
Wで表されるアルキレン基は、−(CH2−(式
中、lは1〜6を表す。)で示され、これらの中、特
に、l=2または3のものが好ましい。
本発明化合物は遊離酸の形でまたはその塩の形で存在
し、特にアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、中
でもソーダ塩、カリ塩、リチウム塩が好ましい。
本発明化合物は、例えば次の様にして製造することが
できる。下記一般式(II) 〔式中、D、W、R6、R7、R8、及びZ1は前記の意味を有
する。] で示される化合物と、下記一般式(III) 〔式中、R1、A及びZ2は前記の意味を有する。] で示されるアミン、更に下記一般式(IV)〜(VI) HNR2R3 (IV) HOR4 (V) HSR5 (VI) (式中、R2、R3、R4、及びR5は前記の意味を有する。
で示される化合物のいずれかとを、2,4,6−トリハロゲ
ノ−s−トリアジンに任意の順序で縮合させることによ
り、一般式(I)の化合物を得ることができる。
2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジンとの縮合反応
においてはその順序は特に制限されるものではなく、ま
た反応条件も特に制限されないが、一次的には温度−10
℃乃至40℃でpH2乃至9、二次的には温度0乃至70℃でp
H2乃至9、更に三次的には温度10乃至100℃でpH2乃至7
に調整しながら縮合させて一般式(I)で示される化合
物又はその塩を得ることができる。
原料の2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジンとして
は、特に塩化シアヌルとフッ化シアヌルが好ましい。
本発明化合物は、繊維反応性を有し、ヒドロキシ基含
有またはカルボンアミド基含有材料の染色又は捺染に使
用できる。材料は繊維材料の形で、あるいはその混紡材
料の形で使用されるのが好ましい。
ヒドロキシ基含有材料は天然又は合成ヒドロキシ基含
有材料、たとえばセルロース繊維材料又はその再生生成
物及びポリビニルアルコールである。セルロース繊維材
料は木綿、しかもその他の植物繊維、たとえばリネン、
麻、ジュート及びラミー繊維が好ましい。再生セルロー
ス繊維はたとえばビスコース・ステープル及びフィラメ
ントビスコースである。
カルボンアミド基含有材料はたとえば合成及び天然の
ポリアミド及びポリウレタン、特に繊維の形で、たとえ
ば羊毛及びその他の動物毛、絹、皮革、ポリアミド−6,
6、ポリアミド−6、ポリアミド−11及びポリアミド−
4である。
本発明化合物は、上述の材料上に、特に上述の繊維材
料上に、物理的化学的性状に応じた方法で、染色又は捺
染できる。
例えば、セルロース繊維上に吸尽染色する場合、炭酸
ソーダ、第三燐酸ソーダ、苛性ソーダ等の酸結合剤の存
在下、場合により中性塩、例えば芒硝又は食塩を加え、
所望によっては、溶解助剤、浸透剤又は均染剤を併用
し、比較的低い温度で行われる。染料の吸尽を促進する
中性塩は、本来の染色温度に達した後に初めて又はそれ
以前に、場合によっては分割して添加できる。
パジング法に従ってセルロース繊維を染色する場合、
室温又は高められた温度でパッドし乾燥後、スチーミン
グ又は乾熱によって固着できる。
セルロース繊維に対して捺染を行う場合、一相で、例
えば重曹又はその他の酸縮合剤を含有する捺染ペースト
で捺染し、次いで100〜160℃でスチーミングすることに
よって、あるいは二相で、例えば中性又は弱酸性捺染ペ
ーストで捺染し、これを熱い電解質含有アルカリ性浴に
通過させ、又はアルカリ性電解質含有パジング液でオー
バーパジングし、スチーミング又は乾熱処理して実施で
きる。
捺染ペーストには、例えばアルギン酸ソーダ又は澱粉
エーテルのような糊剤又は乳化剤が、所望によっては、
例えば尿素のような通常の捺染助剤かつ(又は)分散剤
と併用して用いられる。
セルロース繊維上に本発明化合を固定させるに適した
酸結合剤は、例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金属
と無機又は有機酸あるいは加熱状態でアルカリ遊離する
化合物との水溶性塩基性塩である。特にアルカリ金属の
水酸化物及び弱ないし中程度の強さの無機又は有機酸の
アルカリ金属塩が挙げられ、その内、特にソーダ塩及び
カリ塩が好ましい。このような酸結合剤として、例えば
苛性ソーダ、苛性カリ、重曹、炭酸ソーダ、蟻酸ソー
ダ、炭酸カリ、第一、第二又は第三燐酸ソーダ、ケイ酸
ソーダ、トリクロロ酢酸ソーダ等が挙げられる。
合成及び天然のポリアミド及びポリウレタン繊維の染
色は、まず酸性ないし弱酸性の染浴からpH値の制御下に
吸尽させ、次に固着させるため中性、場合によりアルカ
リ性のpH値に変化させることによって行える。染色は通
常60〜120℃の温度で行えるが、均染性を達成するため
に通常の均染剤、例えば塩化シアヌルと3倍モルのアミ
ノベンゼンスルホン酸又はアミノナフタレンスルホン酸
との縮合生成物あるいは例えばステアリルアミンとエチ
レンオキサイドとの付加生成物を用いることもできる。
本発明化合物は繊維材料に対する染色及び捺染におい
て優れた性能を発揮する点に特徴がある。特にセルロー
ス繊維材料の染色に好適であり、良好な耐光性と耐汗日
光性、優れた耐湿潤性、たとえば耐洗濯性、耐過酸化洗
濯性、耐塩素性、耐汗性、耐酸加水分解性及び耐アルカ
リ性、更に良好な耐摩擦性と耐アイロン性を有する。
また優れたビルドアップ性、均染性及びウオッシュオ
フ性、さらに良好な溶解性と吸尽・固着性を有する点、
染色温度や染浴比の変動による影響を受けにくく安定し
た品質の染色物が得られる点において特徴を有する。
また、得られた染色物のフイックス処理時や樹脂加工
時における変色が少なく、保存時の塩基性物質との接触
による変化が少ないことも特徴である。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。例中、
部および%は夫々重量部および重量%を表す。
実施例1 1−(β−アミノエチル)−4−メチル−6−ヒドロ
キシ−2−ピリドン3.4部をアニリン−2,5−ジスルホン
酸5.1部と塩化シアヌル3.7部を反応することで得られた
縮合物を含む水溶液200部に加え、pH7〜9、10〜30℃で
反応が終了するまで攪拌した。この反応液に、2−アミ
ノ−1−スルホナフタレン−6−β−スルファートエチ
ルスルホン8.2部を通常の方法でジアゾ化した水溶液100
部を、pH5〜7に調整しながら、0〜20℃で加え、同温
度、同pHでカップリングが終了するまで攪拌した。反応
終了後、アニリン−3−β−スルファートエチルスルホ
ン5.6部を加え、pH2〜3、60〜80℃で反応が終了するま
で攪拌することによって、遊離酸の形で、下記構造式の
ピリドンモノアゾ化合物を得た。
実施例2 実施例1において使用した1−(β−アミノエチル)
−4−メチル−6−ヒドロキシ−2−ピリドンの代わり
に第2欄のピリドン化合物を、2−アミノ−1−スルホ
ナフタレン−6−β−スルファートエチルスルホンの代
わりに、第3欄のアミンをそれぞれ等モル用いて、実施
例1と同様の方法で行う事によって、対応するピリドン
モノアゾ化合物を得た。
実施例3 実施例1および2で使用した、アニリン−2,5−ジス
ルホン酸の代わりに、以下に示す化合物の等モルを用い
て、実施例1と同様の方法で行う事によって、対応する
ピリドンモノアゾ化合物を得た。
(1)オルタニル酸 (2)メタニル酸 (3)スルファニル酸 (4)1−アミノナフタレン−3,6−ジスルホン酸 (5)1−アミノナフタレン−4,6,8−トリスルホン酸 (6)2−アミノナフタレン−1,5−ジスルホン酸 (7)2−アミノナフタレン−4,8−ジスルホン酸 (8)2−アミノナフタレン−3,6,8−トリスルホン酸 (9)2−アミノナフタレン−4,6,8−トリスルホン酸 (10)アニリン−2,4−ジスルホン酸 (11)アニリン (12)N−メチルアニリン (13)N−エチルアニリン (14)m−トルイジン (15)p−トルイジン (16)m−クロルアニリン (17)p−アニシジン (18)p−アミノ安息香酸 (19)アンモニア (20)エチルアミン (21)β−ヒドロキシエチルアミン (22)β−アラニン (23)タウリン (24)N−メチルタウリン (25)o−アミノ安息香酸 (26)p−クロルアニリン 実施例4 実施例1〜3で用いたアニリン−3−β−スルファー
トエチルスルホンの代わりに、等モルの下記のアミンを
用い実施例1と同様の方法によって、対応するピリドニ
モノアゾ化合物を得た。
実施例5 実施例1で用いた、アニリン−2,5−ジスルホン酸と
塩化シアヌルの縮合物の代わりに、等モルの2−メトキ
シ−4,6−ジクロロ−s−トリアジンを用いて、実施例
1と同様の方法で操作することによって、下記構造式の
ピリドンモノアゾ化合物を得た。
実施例6 実施例5で用いた2−メトキシ−4,6−ジクロロ−s
−トリアジンの代わりに、以下の化合物を用いることに
よって、対応するピリドンモノアゾ化合物を得た。
実施例7 実施例5および6において使用した1−(β−アミノ
エチル)−4−メチル−6−ヒドロキシ−2−ピリドン
および2−アミノ−1−スルホナフタレン−6−β−ス
ルファートエチルスルホンの代わりに、実施例2の表中
の第2欄のピリドン化合物および第3欄のアミンをそれ
ぞれ用いて、実施例5と同様の方法で行う事によって、
対応するピリドンモノアゾ化合物を得た。
実施例8 実施例1〜7に記載の各々のピリドンモノアゾ化合物
0.1、0.3及び0.6部を各々水200部に溶解し、芒硝10部と
木綿10部を加え、60℃に昇温し炭酸ソーダ4部を加えて
1時間染色した。水洗、ソーピング、水洗そして乾燥を
行い、諸堅牢度に優れ、良好なビルドアップ性を有する
黄色の染色物が得られた。
実施例9 実施例1〜7に記載の各々のピリドンモノアゾ化合物
のそれぞれを用いて、以下の組成をもつ色糊を作った。
ピリドンモノアゾ化合物 5部 尿素 5部 アルギン酸ソーダ(5%)元糊 50部 熱湯 25部 重曹 2部 バランス 13部 この色糊をシルケット加工綿ブロード上に印捺し、中
間乾燥後、100℃で5分間スチーミングを行い、湯洗
い、ソーピング、湯洗いそして乾燥し、諸堅牢度に優れ
た黄色の捺染物が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−168066(JP,A) 特開 昭61−47887(JP,A) 特開 昭58−65759(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09B 62/51 D06P 1/38 CA(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離酸の形で、下記一般式(I) [式中、Xは、−NR2R3、−OR4または−SR5を表し、Z1
    およびZ2は、互いに独立に、−SO2CH=CH2又は−SO2CH2
    CH2Z′を表し、Z′は硫酸エステル基、チオ硫酸エステ
    ル基、リン酸エステル基、酢酸エステル基又はハロゲン
    基を表す。 Aは、無置換のナフチレン基、スルホで置換されたナフ
    チレン基、無置換のフェニレン基、メチル、エチル、メ
    トキシ、エトキシ、クロロ、ブロモおよびスルホの群か
    ら選ばれる置換基で置換されたフェニレン基を表すか、
    或いは、下記式(a)、(b)又は(c) {式中、*印で示した結合は、−N(R1)−基に通じて
    いる結合を意味する。alkは1乃至6個の炭素原子を有
    するポリメチレン基又はその枝別れ異性体を表し、R′
    は水素、塩素、臭素、フッ素、ヒドロキシ、スルファー
    ト、炭素数1〜4のアルキルカルボニルオキシ、シア
    ノ、カルボキシ、炭素数1〜5のアルコキシカルボニル
    又はカルバモイルを表し、R″は、水素又は炭素数1〜
    6のアルキルを表し、alk′は互いに独立に炭素数2〜
    6のポリメチレン基又はその枝別れ異性体を意味し、al
    k′とR″は、互いにメチレン基を通じて環を形成して
    もよい。nは1乃至6の整数を表し、mは1乃至6の整
    数である。} で示されるアルキレン基を表す。 R1およびR6は、互いに独立に、水素、無置換のアルキル
    基、或いは、ヒドロキシ、シアノ、アルコキシ、ハロゲ
    ン、カルバモイル、カルボキシ、アルコキシカルボニ
    ル、アルキルカルボニルオキシ、スルホおよびスルファ
    モイルからなる群より選ばれる置換基で置換されたアル
    キル基を表す。 R2およびR3は、互いに独立に、水素、無置換のアルキル
    基、無置換のフェニル基、無置換のナフチル基、無置換
    のベンジル基、アルコキシ、スルホ、カルボキシ、ヒド
    ロキシ、クロロ、フェニルおよびスルファートの群から
    選ばれる置換基により置換されたアルキル基、アルキ
    ル、アルコキシ、スルホ、カルボキシ、クロロおよびブ
    ロモの群から選ばれる置換基により置換されたフェニル
    基、ヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アルキル、アル
    コキシおよびクロロの群から選ばれる置換基により置換
    されたナフチル基、或いは、アルキル、アルコキシ、ス
    ルホおよびクロロの群から選ばれる置換基により置換さ
    れたベンジル基を表す。 R4およびR5は、互いに独立に、水素、無置換のアルキル
    基、無置換のフェニル基、無置換のナフチル基、無置換
    のベンジル基、アルコキシ、スルホ、カルボキシ、ヒド
    ロキシ、クロロ、フェニル、シアノおよびスルファート
    の群から選ばれる置換基により置換されたアルキル基、
    アルキル、アルコキシ、スルホ、カルボキシ、クロロお
    よびブロモの群から選ばれる置換基により置換されたフ
    ェニル基、ヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アルキ
    ル、アルコキシおよびクロロの群から選ばれる置換基に
    より置換されたナフチル基、或いは、アルキル、アルコ
    キシ、スルホおよびクロロの群から選ばれる置換基によ
    り置換されたベンジル基を表す。 R7は水素、シアノ基、カルバモイル基、スルホ基、スル
    ホアルキル基又はハロゲン基を表し、R8はアルキル基を
    表す。 Dは、無置換のフェニレン基、無置換のナフチレン基、
    メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、クロロ、ブロモ
    およびスルホの群から選ばれる置換基により置換された
    フェニレン基、または、スルホで置換されたナフチレン
    基を表す。 Wはアルキレン基を表す。] で示されるピリドンモノアゾ化合物。
  2. 【請求項2】Dが、アゾ基のオルソ位にスルホ基を有
    し、更に、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、クロ
    ロ、ブロモおよびスルホの群から選ばれる置換基により
    置換されたフェニレン基またはスルホで置換されたナフ
    チレン基である請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のピリドンモノアゾ化合物
    を用いることを特徴とする繊維材料の染色または捺染方
    法。
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