JP4803504B2 - 釣餌 - Google Patents

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この発明は、釣り針に取り付けて使用する釣餌に関するものである。
従来、釣りで使用されるオキアミや貝等の餌は、そのまま釣り針に刺して取り付けられる(例えば特許文献1の図2)。このような釣餌は、全体が剥き出しの状態であり、これをガードするものがないため、いわゆる「エサ取り」と呼ばれる、釣針にかからずに餌だけを取っていく魚に部分的に食いちぎられていき、目的の魚を釣ることができないままになってしまうことが多い。
特開2008−5776号公報
そこで、この発明は、魚に食いちぎられにくい釣餌を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、この発明は次のような技術的手段を講じている。
この発明の釣餌は、釣針1に取り付けられる餌本体2に、弾性繊維からなる糸3を巻回したものであって、糸3をポリウレタン繊維からなるものとしており、糸3を、餌本体2の両側から互いに逆向きに螺旋状に巻回して交差させたものとしている。なお、餌本体2は、オキアミや貝の剥き身等、従来より釣餌として
一般的に使用されているものとすることができる。
この発明の釣餌は、上述のような構成を有しており、餌本体2に弾性繊維からなる糸3が巻回されているため、魚に食いちぎられにくく、「エサ取り」の魚が多数いるような状況でも、長時間使用することができる。
図1は、この発明の実施例1の釣餌を釣針に取り付けた状態の説明図である。 図2は、実施例1の餌本体が一部食われた状態を示す説明図である。 図3は、実施例1の釣餌の製造工程を示す説明図である。 図4は、この発明の実施例2の釣餌の製造工程を示す説明図である。
以下、この発明の好適な実施形態を、図面を参照して説明する。
この釣餌は、図1に示したように、釣針1に取り付けられる餌本体2に、弾性繊維からなる糸3を巻回したものとしている。餌本体2を取り付ける釣針1は、一般的なJ字状に曲がったものを使用することができる。餌本体2はオキアミとしている。釣針1に取り付けられた餌本体2は、従来のものと同様に、図示したように曲がった状態に保持される。
糸3は、弾性繊維、すなわちゴム状弾性をもっている繊維からなるものであり、この実施例では、ポリウレタンを溶剤に溶かして紡糸した弾性繊維を紡績してなるものとしている。この糸3は、ストッキング、靴下、各種のスポーツウェア等に使用されているスパンデックスの材料となるものであり、優れた引張り強度と伸縮性を有している。
このような糸3は、ベア天と呼ばれる生地を製造する際に、綿やレーヨンなど丸編みの天竺組織に挿入されるが、従来、前記生地を製造した際に残った糸は、産業廃棄物として廃棄されていた。この発明では、このような廃棄されてきた糸を有効に利用することが可能である。
糸3の太さは、目立たないようになるべく細くすることが望ましく、22〜33デシテックス程度とするとよい。糸3は、餌本体2の左右各側から螺旋状に巻回されており、各側から巻回された糸3が交差することにより、餌本体2をその略全長にわたって、互いに逆向きの螺旋が交差してなる格子状に包囲している糸3は、フリーテンション、すなわちほとんど張力のかかっていない状態とすることが望ましい。
糸3を螺旋状に巻回する間隔は適宜でよいが、目的の魚が餌本体2を感知しやすいようにするため、餌本体2の表面をびっしりと糸3が覆ってしまうようなことは望ましくなく、糸3どうしの平均的な間隔を数mm程度とし、1m程度離れた場所からでは、糸3が巻かれているのかどうか目視ではっきり分からない程度とすればよい。
この釣餌は、餌本体2が糸3に包囲されてガードされた状態にあるため、仕掛けを降ろす間はもちろん、いわゆる「エサ取り」と呼ばれる、釣針にかからずに餌を取っていくフグ等の魚が多いときでも、長時間もたせることができる。2枚刃のカミソリのような歯を持つフグ類等にかじられても、糸3は、フリーテンションで巻回されていれば、ほとんど切断されることはない。
また、餌本体2の一部が魚に食いちぎられていったん魚の口の中に入っても、糸3は、その弾性により伸びた状態から収縮するため、前記餌本体2の一部は、魚の口から引き出される。魚の口から引き出された前記餌本体2の一部2aは、図2に示したように、元の位置より釣針1から離れて浮遊した状態となるが、このような状態となることにより、かえって魚をおびき寄せやすくなる。
餌本体2に糸3を巻回するには、図3に示したような装置4を利用することができる。この装置4は、床面に対して垂直に設けられた固定板5と、固定板5の前面側に設けられた前方へ水平に延びる軸棒6と、外周面に糸3を反時計回りに巻回した短い円筒状のスプール7を有しており、スプール7はその内周面の上端が前記軸棒6に接するように軸棒6に掛けられて揺動可能に保持されている。
この装置4の前方の位置において、餌本体2を回転させながら、前記スプール7から送り出される糸3を餌本体2に螺旋状に巻き付けていく。餌本体2は、その全長より長い直線状の線材8を餌本体2の長尺方向に貫通させ、この線材8を回転軸として指で回転させながら糸3を巻き付かせていくとよい。
前記線材8は丸棒状のカーボンソリッドとすることができる。線材8の太さは、直径0.8mm程度とするとよい。
糸3を餌本体2に巻き付けるには、図3(a)〜(c)に示したように、餌本体2をその長尺方向が図中の左右方向となるように配置し、餌本体2の右端部付近に糸3を載せ、前記線材8の端部を指で回転させていく。スプール7から送り出される糸3の位置は、スプール7の右側から上側中央、左側へと移動し、餌本体2にはその左端付近にまで糸3が巻き付けられた状態になる。そして、スプール7から送り出される糸3の位置は、スプール7の左側から下側中央、右側へと移動し、餌本体2にはその右端付近にまで糸3が巻き付けられ、前述の右側から巻き付けられた糸3と交差した状態となる。
糸3の巻き付けは、餌本体2が20回転する間に糸3が餌本体2の左右両端間を1往復する位の巻き数で、これを2往復程度行うとよい。エサ取りが多い場所やシーズンに釣をする場合は、糸3を比較的多めに巻回し、糸3どうしの間隔を短くすることが望ましい。巻き終わったら、糸3の終端をはさみで切断する。糸3の終端は、餌本体2に絡みつくので特に解けないように処理する必要はない。
この装置4においては、スプール7から餌本体2までの距離を調節することにより、全長の異なる餌本体2に対応することができる。全長が比較的長い餌本体2の場合は、前記距離を短くし、全長が比較的短い餌本体2の場合は、前記距離を長くするとよい。
この釣餌は、上記のような工程で製造し、複数個ずつまとめて包装して販売することができる。また、これを購入した釣り人は、余計な作業をすることなく、すぐに釣針1に取り付けて釣を開始することができる。
実施例2は、餌本体2をアサリ等の貝の剥き身としたものである。この発明の釣餌における餌本体2は、実施例1のオキアミのような全体を釣針1に沿って曲げられる細長いものに限定されず、この実施例2に示す貝のような幅や厚みのあるものとすることができる。
糸3は、前述の実施例1と同様のものとすることができる。餌本体2に糸3を巻回するには、図4に示したように、餌本体2に突き刺す平行な2本の直線状の線材8a,8bと、回転軸となる別の1本の線材8cと、これらの線材8a,8b,8cを固定する取付具9からなる回転用具10を利用する。
取付具9は直径5mm程度の硬質発泡スチロール製であり、前記2本の線材8a、8bは直径0.8mm程度の丸棒状のカーボンソリッドで、その一端側を接着テープ11で取付具9に巻きつけることにより固定しており、前記右側の線材8cは、直径1mm程度の丸棒状のカーボンソリッドで、エポキシ接着剤等で取付具9に固定したものとすることができる。
2本の線材8a、8b、取付具9、及び右側の線材8cは互いに平行であり、前記右側の線材8cを指で回転させながら、前述の実施例1の場合と同様に餌本体2に糸3を巻き付かせていくことができる。
なお、餌本体2としては、前述のもの以外に、赤アミ等のアミ類その他従来から一般的に各種の釣用の餌として使用されているものとすることができる。
以上がこの発明の好適な実施形態であるが、この発明は上述の実施形態の構成に限定されるものではなく、素材、形状、寸法等を適宜変更して実施することができる。
海釣り等各種の釣に使用することが可能であり、複数まとめてパッケージして販売することができる。
1 釣針
2 餌本体
3 糸

Claims (1)

  1. 釣針(1)に取り付けられる餌本体(2)に、弾性繊維からなる糸(3)を巻回したものであって、糸(3)をポリウレタン繊維からなるものとしており、糸(3)を、餌本体(2)の両側から互いに逆向きに螺旋状に巻回して交差させていることを特徴とする釣餌。
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