JPH0191729A - 魚釣り糸及び魚釣り具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は道糸の先端に仕掛部を接続して成る魚釣り具
に関する。

（従来技術及び発明が解決しようとする問題点）魚釣り
具における道糸から先の仕掛部は、通常、幹糸と幹糸に
接続されたハリス、釣針等から構成されているが、従来
これら幹糸、ハリスとして一般にナイロン糸が用いられ
ており、而してこのナイロン糸は伸縮を繰り返すと次第
に縮れて来て幹糸、ハリス等が互いに絡まり合うなどの
不具合が生じていた。

例えばハリス先端の釣針に大きな魚が食い付いたり、或
いは魚を何度も釣り上げたりしているうちにハリスのナ
イロン糸が伸縮して縮れを起し。

幹糸に絡まるようになる。而してハリスのナイロン糸が
幹糸に絡まるとその長さが短くなって魚の食い付きが悪
くなるし、また糸の絡まりを解きほぐそうとしてもその
作業はなかなか面倒で、例え絡まりを解きほぐしてもす
ぐにまた絡まってしまうのである。

（問題点を解決するための手段） 本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
のであり、その要旨は、道糸の先端に仕掛部を接続して
成る魚釣り具において、少なくとも該仕掛部の幹糸部分
を形状記憶合金製の細線材にて構成したことにある。

（作用） 本発明によれば、ハリスにナイロン糸を用いた場合であ
っても、ハリスが幹糸に絡まらないようになる。幹糸は
ハリスのナイロン糸とは異材質であり、しかも所謂層が
強いからである。また例えハリスが幹糸に絡まったとし
ても、これを容易に解きほぐすことができる。幹糸を成
す形状記憶合金製細線材を予め直線形状に形状記憶させ
ておき、そしてその変態温度を水温より僅かに高い温度
に設定しておけば、仕掛部を水中より上に引き上げると
幹糸が直線形状にピンと張った状態となるからである。

一方において形状記憶合金は０．１　ｍｍ程度の細径ま
で引抜加工でき、しかも変態点以下では非常に軟らかい
性質を有しているから、水中に投ずれば幹糸は軟らかい
糸となってナイロン糸と同様に水中に漂う如くなり、魚
の食い付きは従来のナイロン糸を用いた場合と何等変り
ない。

（実施例） 次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。

第１図においてｌＯは道糸で、その先端に仕掛部１４が
接続金具１２を介して接続されている。

この仕掛部１４は形状記憶合金製の幹糸１６と、幹糸１
６に接続されたハリス（ナイロン糸）１８．２０と、各
ハリス１８．２０の先端に固定された釣針２２から成っ
ている。

形状記憶合金でできた幹糸１６は太さ０．１腸璽のもの
であって、予め直線形状に形状記憶させてあり、且つそ
の変態温度が水温より僅かに高い温度に設定しである。

本例における仕掛部の幹糸１６は、水中では軟らかい糸
となって漂い、ハリス１８．２０のナイロン糸と同じよ
うに挙動する。

一方において幹糸１６はナイロン糸に比べれば腰が強い
からハリス１８は幹糸１６に絡まりにくく、また例え絡
まったとしてもこれを水中より引き上げれば、幹糸１６
が予め記憶している直線形状に戻ってピンと張った状態
になるから、絡まったハリス１８．２０を幹糸１６から
容易に外すことができる。

本例の釣り具では、第２図に示すようにハリス１８の接
続部付は根が形状記憶合金製の幹糸１６から何方に突き
出した状態となる。このためハリス１８の取扱操作が容
易であって、ハリス１８を取り替える際の作業が簡単で
ある利点も有している。

釣り具における仕掛部の形態は魚の種類や釣り方その他
に応じて様々であるが、本発明はこれら様々な形態の仕
掛部に適用することができる。

第３図はその一例を示している０本例では幹糸２４の先
端に重錘が接続され、また幹糸２４には三本のハリス２
８が接続されている。

第４図は調材仕掛けに適用した例を示している。形状記
憶合金でできた幹糸３ｏは太さ０．２１腸で、４木のハ
リス３１が接続されていて。

ハリス３１は０．１４層厘の形状記憶合金製の糸３２と
その先にナイロン糸３３が接続されて構成されている。

第５図はサビキ仕掛けに適用した例を示していて釣針４
４に疑似パリを使用した例である。尚。

４０は形状記憶合金製の幹糸であり、４１は形状記憶合
金製の糸４２とナイロン糸４３から成るハリスである。

本発明はこの他道糸の先端に天秤を接続し、更にその先
に幹糸を接続した形態の仕掛けに対しても適用可能であ
るし、海釣り、川釣りの如何によらず、または磯釣り、
船釣り、投釣り等の如何に拘らず種々形態の仕掛けを有
する釣り具に対して適用可能である。また必要であれば
道糸の一部を形状記憶合金製の細線材で構成したり、場
合によってハリス全体を形状記憶合金製細線材で形成す
ることも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しな
い範囲において、様々に変更した形態で構成可能である
。

（発明の効果） 以上詳述したように、本発明は魚釣り具において少なく
とも仕掛部の幹糸部分の材質を形状記憶合金製としたも
のである。

これによりハリスが幹糸に絡まりにくくなり。

また絡まった場合でも容易に解きほぐすことができるよ
うになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である魚釣り具の要部正面図
であり、第２図は第１図におけるハリスの幹糸への接続
部を示す要部正面図である。 第３図、第４図、第５図は本発明の他の実施例である魚
釣り具の要部正面図である。 １０：道糸 １４：仕掛部 １６．２４，３０，４０：幹糸

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 道糸の先端に仕掛部を接続して成る魚釣り具において、
   少なくとも該仕掛部の幹糸部分を形状記憶合金製の細線
   材にて構成したことを特徴とする魚釣り具。