JP2006014679A - ハリス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】合成樹脂モノフィラメントからなり、一端を道糸側、他端を釣り針側にそれぞれ連結して使用するハリスであって、少なくとも前記釣り針側に、本体部1よりも直径が大きい太径部2を形成し、かつ、この太径部2の長さを前記本体部1の長さより短くしたことを特徴とするハリス。
【選択図】図1
Description
前記道糸側端部の直径が、前記本体部の直径よりも大きいこと、
前記道糸側端部の直径が、前記本体部の直径と同等であること
前記合成樹脂モノフィラメントがポリフッ化ビニリデンからなること、および
前記本体部の直径が0.1〜0.8mmであること
が、いずれも好ましい条件として挙げられ、これらの条件を満たすことによって一層優れた効果を得ることができる。
試料を20℃、65%RHの温湿度調整室で24時間放置後、ハリスの本体部、太径部両方が測定できるように長さを調整してチヌ針3号に外掛け本結びで針結びし、(株)オリエンテック社製『テンシロンUTM−4−100型』引張試験機を用い、上部チャックに針を直接把持させ、下部チャックにハリス本体部を把持させ、試長250mm、引張速度300mm/分の条件で強力を測定し、本体部の繊度で割返して強度MPaを算出した。
試料を20℃、65%RHの温湿度調整室で24時間放置後、ハリスの本体部、太径部両方が測定できるように長さを調整してサルカン16号にダブルクリンチノットでサルカン結びし、(株)オリエンテック社製『テンシロンUTM−4−100型』引張試験機を用い、上部チャックにサルカンの片側を直接把持させ、下部チャックにハリス本体部を把持させ、試長250mm、引張速度300mm/分の条件で強力を測定し、本体部の繊度で割返して強度MPaを算出した。
MITUTOYO製デジタルマイクロメータを使い、道糸側、本体部、針側それぞれについてランダムに5点測定し、その平均値を求めた。
複数の釣り人に実際に歯の鋭い尾長グレを狙って釣りをしてもらい直径0.205mmの同素材のハリスを基準に比較評価をしてもらい、次の二段階に評価した。
◎…早く自然に仕掛を沈めることができ、尾長グレに針を飲み込まれてもチモト切れすることなく大きな魚を取り込むことができ充分に満足する釣果が得られた。
×…早く自然に仕掛を沈めることができずにポイントを外してしまい魚を掛けることができなかったり、せっかく掛けた魚の歯に糸が擦られてしまい、チモト切れを起こし、魚に逃げられてしまったりと満足のいく釣果が得られなかった。
ポリフッ化ビニリデン樹脂(ソルベイソレクシス社製1012:融点176℃)をエクストルーダー型紡糸機に供給し、260℃で溶融混練した後、孔径2.0mmのノズルから押出紡出させる際の吐出量を、延伸、リラックス工程終了後に、道糸側太径部3の直径が0.287mm、テーパー部5の長さを含む道糸側太径部3の長さcが1.0m、本体部1の直径が0.205mm、本体部1の長さbが3.4m、釣り針側太径部2の直径が0.287mm、テーパー部4の長さを含む釣り針側太径部2の長さaが1.0m、太径部2、3の長さに含まれるテーパー部の長さが道糸側5、釣り針側4それぞれ0.2mになるように経時的に変化させ、短い気体ゾーンを通過させた後、直ちに温度20℃のポリエチレングリコール液中で冷却固化させることにより、道糸側端部Yから釣り針側端部Xにかけて、太径部、テーパー部、本体部、テーパー部、太径部を有する未延伸モノフィラメントを得た。
ハリスの形態を、本体部1の直径が0.205mm、長さbが4.7m、釣り針側太径部2の直径が0.287mm、テーパー部4を含む釣り針側太径部2の長さaが0.5m、テーパー部4長さが0.2mになるようにし、釣り針側端部Xの両端の直径のみを太くした以外は、実施例1と同様の方法で表1に示したモノフィラメントを得た。
モノフィラメントの素材を共重合ナイロン樹脂(東レ製CM6041:融点195℃)に変更し、エクストルーダー型紡糸機に供給し、260℃で溶融混練した後、孔径2.0mmのノズルから押出紡出させる際の吐出量を、延伸、リラックス工程終了後に道糸側太径部3の直径が0.287mm、テーパー部5の長さを含む道糸側太径部3の長さcが0.5m、本体部1の直径が0.205mm、本体部の長さbが4.4m、釣り針側太径部2の直径が0.287mm、テーパー部4の長さを含む釣り針側太径部2の長さaが0.5m、太径部2、3の長さに含まれるテーパー部の長さが道糸側5、釣り針側4それぞれ0.2mになるように経時的に変化させ、短い気体ゾーンを通過した後、直ちに温度10℃の冷水中で冷却固化させることにより、太径部、テーパー部、本体部、テーパー部、太径部を有する未延伸モノフィラメントを得た。
実施例1において、本体部1の太さを、道糸側太径3の太さ、釣り針側太径部2の太さに合わせ、ハリス全体を太くした以外は、実施例1と同様の条件で表1に示したモノフィラメントを得た。
実施例1において、釣り針側太径部2の太さ、道糸側大径部3の太さを本体部1の太さに合わせ、ハリス全体を細くした以外は、実施例1と同様の条件で表1に示したモノフィラメントを得た。
実施例2で得られたモノフィラメントの釣り針側太径部2を道糸につないで使った時、すなわち、道糸側太径部3の直径を0.287mmと太くし、本体部1および釣り針側太径部2の直径を0.205mmと細くして使った時の評価結果を表1に示す。
実施例2において、本体部1の長さbを2.0m、釣り針側太径部2の長さaと道糸側太径部3の長さcを足した太径部の長さを3.4mと、ハリス本体部の長さbより、太径部の長さを長くした以外は、実施例1と同様の条件で表1に示したモノフィラメントを得た。
2 釣り針側太径部
3 道糸側大径部
4 テーパー部
5 テーパー部
a 釣り針側太径部の長さ
b 本体部の長さ
c 道糸側太径部の長さ
X 釣り針側端部
Y 道糸側端部
Claims (5)
- 合成樹脂モノフィラメントからなり、一端を道糸側、他端を釣り針側にそれぞれ連結して使用するハリスであって、少なくとも前記釣り針側に、本体部よりも直径が大きい太径部を形成し、かつ、この太径部の長さを前記本体部の長さより短くしたことを特徴とするハリス。
- 前記道糸側端部の直径が、前記本体部の直径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のハリス。
- 前記道糸側端部の直径が、前記本体部の直径と同等であることを特徴とする請求項1に記載のハリス。
- 前記合成樹脂モノフィラメントがポリフッ化ビニリデンからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のハリス。
- 前記本体部の直径が0.1〜0.8mmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のハリス。
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JP2004196795A JP2006014679A (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | ハリス |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010150673A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Toray Monofilament Co Ltd | フッ化ビニリデン系樹脂モノフィラメント及び釣り糸 |
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-
2004
- 2004-07-02 JP JP2004196795A patent/JP2006014679A/ja active Pending
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