JP2001286251A - 釣り用仕掛け - Google Patents

釣り用仕掛け

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JP2001286251A JP2000105332A JP2000105332A JP2001286251A JP 2001286251 A JP2001286251 A JP 2001286251A JP 2000105332 A JP2000105332 A JP 2000105332A JP 2000105332 A JP2000105332 A JP 2000105332A JP 2001286251 A JP2001286251 A JP 2001286251A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、幹糸とハリスとが絡みにく
く、幹糸とハリスとの結び目で糸が切れにくい釣り用の
仕掛けを提供することにある。 【解決手段】 本発明は、主糸2と、主糸2に端部3a
が連結された枝糸3と、を備えた釣り用仕掛け1に関す
る発明である。図2に示すように、主糸2と枝糸3との
結び目8の近傍に、主糸2と枝糸3とを通す連通孔9を
有し、連通孔9、結び目8の幅よりも小さい幅となる部
分を有する結束部材4が配置されている。図5(B)に
示すように、主糸2と枝糸3との結び目8の少なくとも
一部を覆うように、結束部材4が配置されるように構成
してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は釣り用仕掛けに係
り、特に幹糸にハリスを複数連結した釣り用仕掛けに関
する。
【0002】
【従来の技術】図14に示す釣り用の仕掛けが広く用い
られている。この仕掛けは、釣り竿21に道糸23を取
り付け、その先に幹糸2を連結し、幹糸2に分岐するよ
うにハリス3を結び付け、ハリス3の先に釣り針5を結
び付けたものである。棚釣りの場合には、図14に示す
ように、幹糸2の先端に錘7を連結する。底釣りの場合
には、図示しないが、幹糸2の先端にも、釣り針5を取
り付ける。
【0003】この仕掛けは、釣り針5に餌を付けて水中
に投げ込んで使用する。この仕掛けは、ハリス3が上向
きになるように幹糸2に結び付けられているため、釣り
針5が、水中で幹糸2と離れる方向に配置されることと
なり、魚がかかり易くなるという特長がある。
【0004】この仕掛けを投げ込むと、魚は、釣り針5
に付いた餌に、吸い込むようにして食いつく。このとき
に、釣り針5が魚ののど等に刺さるため、釣り糸を引き
上げることによって魚が釣り上げられるのである。魚
は、釣り針5が刺さると、逃げようとして水中を泳ぎ回
る。このとき、ハリス2と幹糸3とには、互いに異なる
方向に、非常に大きな引張荷重が掛かる。一般的に、2
本の糸とを結んだ場合、双方の糸を異なる方向に引っ張
る力が掛かると、結び目で切れ易いことが知られてい
る。図14の従来の仕掛けでは、ハリス3と幹糸2と
に、互いに異なる方向の大きな引張荷重が掛かったと
き、幹糸2とハリス3との結び目で糸が切れ易いという
問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するためになされたものであり、本発明の目的
は、幹糸とハリスとが絡みにくく、幹糸とハリスとの結
び目で糸が切れにくい釣り用の仕掛けを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1に
係る発明によれば、主糸と、該主糸に端部が連結された
枝糸と、を備えた釣り用仕掛けであって、前記主糸と前
記枝糸との連結部の近傍に、前記主糸と前記枝糸を束ね
る結束部材が配置されたことにより解決される。このよ
うに構成することにより、主糸と枝糸との連結部でなく
結束部材に引張荷重がかかるようになるため、主糸と枝
糸との連結部で糸が切れにくくなる。したがって、切れ
にくい太い糸を使用する必要がないため、魚が吸い込み
易い細い糸を使用することができ、魚の掛かりのよい仕
掛けを作成することが可能となる。さらに、連結部の近
傍に結束部材を配置しているため、主糸と枝糸とがから
みにくくなる。その結果、魚が掛かったときに、リール
の巻き上げを迅速に行うことができるなど、手がえしを
速くすることが可能となる。また、糸のヨリ、カラミ等
のトラブルが起こりにくくなり、また、これらのトラブ
ルが起こった場合であっても、迅速にトラブルを解消す
ることができる。そのため、仕掛けを水中から引き上げ
た後、迅速に、再び水中に投げ入れることが可能とな
る。
【0007】このとき、前記連結部は、前記主糸と前記
枝糸との結び目からなり、前記結束部材は、前記主糸と
前記枝糸とを通す連通孔を有し、該連通孔は、前記結び
目の幅よりも小さい幅となる部分を有すると好適であ
る。このように構成することにより、主糸と枝糸との結
び目でなく、結束部材の連通孔に引張荷重がかかるよう
になるため、主糸と枝糸との結び目で糸が切れにくくな
る。また、主糸と枝糸とがからみにくくなる。
【0008】上記課題は、請求項3に係る発明によれ
ば、主糸と、該主糸に端部が連結された枝糸と、を備え
た釣り用仕掛けであって、前記主糸と前記枝糸との連結
部の少なくとも一部を覆うように、前記主糸と前記枝糸
を束ねる結束部材が配置されたことにより解決される。
このように構成することにより、主糸と枝糸との連結部
が、結束部材によりガードされ、主糸と枝糸との連結部
で糸が切れにくくなる。
【0009】このとき、前記連結部は、前記主糸と前記
枝糸との結び目からなり、前記結束部材は、前記主糸と
前記枝糸とを通す連通孔を有し、該連通孔は、前記結び
目の幅よりも小さい幅となる部分を有すると共に、前記
結び目側の幅が、他方の幅よりも大きく形成されている
ことことにより解決される。このように、該連通孔は、
前記結び目の幅よりも小さい幅となる部分を有すると共
に、前記結び目側の幅が、他方の幅よりも大きく形成さ
れているため、結び目の少なくとも一部を覆うように結
束部材を配置することが可能となり、主糸と枝糸との結
び目が、結束部材によりガードされ、主糸と枝糸との結
び目で糸が切れにくくなる。
【0010】上記課題は、請求項5に係る発明によれ
ば、幹糸と、該幹糸に対して分岐状に設けられたハリス
と、を備えた釣り用仕掛けであって、前記幹糸とハリス
とを連結する折曲された筒状体が配置され、該筒状体に
は、その一端から折曲部まで前記幹糸が通され、前記筒
状体の他端には、前記筒状体と前記ハリスを接続するた
めのハリス接続部材が配設されていることにより解決さ
れる。このように構成されているため、水中で、ハリス
およびハリスの先端の釣り針を幹糸から離れる方向に保
持することが可能となり、同時に複数の魚を釣り上げや
すくなる。
【0011】上記課題は、請求項6に係る発明によれ
ば、幹糸と、該幹糸に端部が結び付けられたハリスと、
を備えた釣り用仕掛けであって、前記幹糸と前記ハリス
との結び目の近傍に、折曲された筒状体と、該筒状体を
前記幹糸に固定する固定部材とが配置され、前記筒状体
には、前記結び目側の端部から折曲部まで前記幹糸が通
されると共に、前記筒状体の全長にわたって前記ハリス
が通されていることにより解決される。このように構成
されていることにより、水中で、ハリスおよびハリスの
先端釣り針を幹糸から離れる方向に保持することが可能
となり同時に複数の魚を釣り上げやすくなる。また、ハ
リスを幹糸に固定しているため、魚が釣り針に掛かった
ときの振動が、釣り人の手に伝わりやすくなる。
【0012】上記課題は、請求項7に係る発明によれ
ば、幹糸と、該幹糸に端部が結び付けられたハリスと、
を備えた釣り用仕掛けであって、前記幹糸および前記ハ
リスの結び目との間で力が伝達可能な位置に配置され
た、前記幹糸および前記ハリスの長さ方向に弾性を有す
る弾性体と、該弾性体の結び目他端側に設けられた、前
記弾性体に対して前記幹糸及び前記ハリスの長さ方向の
力を伝達する伝達部材と、を備え、前記伝達部材には、
前記幹糸および前記ハリスを通す連通孔を備えたことに
より解決される。このように構成されていることによ
り、幹糸とハリスとが離れる方向に引張荷重がかかった
場合に、弾性体がこの力を吸収し、幹糸とハリスとの結
び目で糸が切れにくくなる。その結果、魚が泳ぐ距離と
しての錘から釣り針までの長さを短くすることが可能と
なるため、魚が釣り針に掛かったときの振動が、釣り人
の手に伝わりやすくなり、魚が掛かった後に、釣り人が
反応を迅速に行うことが可能となる。また、弾性体の弾
性により、魚の口に釣り針が引っかかりやすくなり、魚
が掛かる可能性を高くすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、主糸2と、主糸2に端
部3aが連結された枝糸3と、を備えた釣り用仕掛け1
に関する発明である。本発明では、図2に示すように、
主糸2と枝糸3との連結部8の近傍に、主糸2と枝糸3
を束ねる結束部材4が配置されている。そして、連結部
8は、主糸2と枝糸3との結び目8からなり、結束部材
4は、主糸2と枝糸3とを通す連通孔9を有し、連通孔
9、結び目8の幅よりも小さい幅となる部分を有する。
【0014】また、本発明は、図5(B)に示すよう
に、主糸2と枝糸3との連結部8の少なくとも一部を覆
うように、主糸2と枝糸3を束ねる結束部材4が配置さ
れるようにも構成される。この場合、連結部8は、主糸
2と枝糸3との結び目からなり、結束部材4は、主糸2
と枝糸3とを通す連通孔9を有し、連通孔9は、結び目
8の幅よりも小さい幅となる部分を有すると共に、結び
目側の幅9Cが、他方の幅9Bよりも大きく形成されて
いる。
【0015】また、本発明は、図9に示すように、幹糸
2と、幹糸2に対して分岐状に設けられたハリス3と、
を備えた釣り用仕掛け1である。幹糸2とハリス3とを
連結する折曲された筒状体45が配置され、筒状体45
には、その一端45aから折曲部49まで幹糸2が通さ
れ、筒状体45の他端には、筒状体45とハリス3を接
続するためのハリス接続部材50が配設されている。
【0016】また、本発明は、図7、図8に示すよう
に、幹糸2と、幹糸2に端部が結び付けられたハリス3
と、を備えた釣り用仕掛け1である。幹糸2とハリス3
との結び目8の近傍に、折曲された筒状体45と、筒状
体45を幹糸2に固定する固定部材46,47とが配置
され、筒状体45には、結び目8側の端部45aから折
曲部49まで幹糸2が通されると共に、筒状体45の全
長にわたってハリス3が通されている。
【0017】また、本発明は、図10に示すように、幹
糸2およびハリス3の結び目8との間で力が伝達可能な
位置に配置された、幹糸2およびハリス3の長さ方向に
弾性を有する弾性体52と、弾性体52の結び目他端側
に設けられた、弾性体52に対して幹糸2及びハリス3
の長さ方向の力を伝達する伝達部材47と、幹糸2の端
部に連結された錘7と、を備え、伝達部材47は、幹糸
2およびハリス3を通す連通孔を備えるようにも構成さ
れる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。 (実施例1)本例の釣り用仕掛け1は、請求項1乃至4
に係る発明の実施例であり、図1に示すように、釣り具
において、使用されるものである。この釣り具は、舟釣
り、海釣り、サビキ釣り、川釣り、磯釣り、投げ釣り等
種々の釣りに使用することができるものであり、カワハ
ギ、アイナメ、カレイ、ソイ、ヒラメ、ナマズ、ウグイ
等種々の魚を釣るために用いることができるものであ
る。本例の釣り用仕掛け1を備えた釣り具は、例えば、
釣り竿21と、釣り竿21に取り付けられたリール22
と、リールに巻回された道糸23と、道糸23の端部に
ヨリモドシ24等の連結具を介して連結された本例の釣
り用仕掛け1と、からなる。なお、本例では、リール2
2を用いているが、リール22を用いずに、釣り竿21
の端部に、直接道糸25を取り付けるようにしてもよ
い。
【0019】本例の釣り用仕掛け1は、主糸としての幹
糸2と、幹糸2に結び付けられた複数の枝糸としてのハ
リス3と、幹糸2とハリス3との結び目8の上に配設さ
れた結束部材としてのビーズ4と、それぞれのハリス3
の端部に結び付けられた釣り針5と、幹糸2の下端部に
スナップ付ヨリモドシ6を介して取り付けられた錘7
と、を主要構成要素とする。
【0020】幹糸2は、釣りで一般的に用いられるナイ
ロン製の釣糸からなる。幹糸2は、図1に示すように、
ヨリモドシ24を介して道糸23に連結されている。幹
糸2には、図1に示すように、複数のハリス3が、枝状
に分岐するように結びつけられている。ハリス3は、一
般的に用いられるナイロン製の釣糸からなり、幹糸2よ
りも細い糸が用いられる。ハリス3は、「枝ハリス」と
も呼ばれるものであり、図2に示すように、端部3aが
幹糸2の途中に結び付けられて、幹糸2に連結される。
このとき、ハリス3が、幹糸2の上方向に伸びるように
結び付けられる。幹糸2とハリス3との結び方は、引張
荷重に対して充分耐え得る結び方であればよく、例え
ば、結ぶ工程で糸が八の字の形になる結び方が用いられ
る。この結び方によれば、結び目の両側で糸がねじれ
ず、質の高い釣り用の仕掛けを作成することが可能であ
る。なお、本例では、幹糸2およびハリス3をナイロン
製の糸から構成しているが、テトロン(登録商標)系、
金属系等、他の釣り糸を用いてもよい。
【0021】ビーズ4は、プラスチック製で、連通孔9
を有するリング状体からなる。本例では、プラスチック
製のビーズ4を用いているが、これに限定されるもので
なく、ゴム製、金属製、セラミクス製等、魚がかかった
ときに掛かる力に充分耐え得る材質から形成してもよ
い。金属製のものを用いる場合には、水に漬けたり、湿
気の多い場所に長時間おいたりしても錆びにくい材質,
例えば真鍮、ステンレス等を用いるとよい。また、ビー
ズを、金属等の割れにくい材質で形成すると、本発明特
有の結び目8で切れにくいという効果をさらに充分に得
ることができる。なお、ビーズ4として、水中で光る材
質のもの、発色の良い材質のものを用いると、魚を寄せ
付けるための飾りとしての役割をも果たす。
【0022】ビーズ4の連通孔9の幅および径は、すべ
ての箇所において、幹糸2とハリス3とを通すに充分な
大きさとして形成されている。また、連通孔9の幅およ
び径は、最も小さい径となる箇所9aが、結び目8が素
通りすることのない大きさとして、結び目8よりも小さ
く形成されている。ビーズ4は、図2,図5(A)に示
すように、結び目8の近傍上側に、幹糸2とハリス3と
を共に直接束ねるように配置され、幹糸2とハリス3に
沿って移動可能にされている。釣り針5と幹糸2とを異
なる方向に引っ張る力がかかったときには、ビーズ4
は、結び目8に押着されることとなる。
【0023】本例では、ビーズ4の形状は、外側面4
a、内側面4b、上端面4c、下端面4dのすべてが丸
みを帯びたリング状体として形成されている。ただし、
これに限定されるものではない。例えば、ビーズ4の外
側面4aの形状は、図4(A)に示すように多角形等と
して形成してもよい。但し、ビーズ4の内側面から上端
面にかけての部分4eは、図4(B)に示すように、丸
みを帯びるように形成されていることが好ましい。この
ように構成すると、魚が釣り針5に掛かったときの幹糸
2とハリス3との連結部に掛かる引張荷重により、ビー
ズ上端面4cが擦れて糸が弱くなることや、ビーズ上端
面4cで糸が切れることを防止することが可能となる。
【0024】また、結束部材は、内側面から上端面にか
けての部分4eが丸みを帯びるように形成されているも
のであればよく、ビーズ4のように一体として形成され
ていなくてもよい。例えば、針金を巻回して円筒状体と
したもの、円筒形チューブの端部外側にリング状体を固
定して端部を強化したもの、円筒形チューブに針金、糸
等を巻回して強化したもの等、種々用いることができ
る。
【0025】また、本例では、結束部材としてのビーズ
4は、一つの連通孔9を有し、幹糸2とハリス3とを共
に、この連通孔9に通しているが、複数の連通孔を有す
る結束部材を用い、異なる連通孔に、幹糸2とハリス3
とを別個に通すように構成してもよい。また、この複数
の連通孔は、平行に設けられたものに限らず、例えば、
2つの連通孔が互いに垂直になるように設けられていて
もよい。
【0026】また、結束部材として、ビーズ4の代わり
に、図3(B)のように、一方の連通孔端部9bの幅9
Bが、他方の連通孔端部9cの幅9Cよりも大きくなる
ように形成されたビーズ4’を用いてもよい。このビー
ズ4’は、図5(B)のように、幹糸2とハリス3を通
すと共に、幹糸2とハリス3との結び目8を覆うように
配置される。このとき、幹糸2を図面上方向に引っ張り
ながらビーズ4’を図面下方向に押すことによって、結
び目8がビーズ4’に食い込むように配置するとよい。
【0027】釣り針5は、釣りで一般的に用いられる釣
り用の釣り針からなる。釣り針5は、図2に示すよう
に、ハリス3の端部3bに結びつけられている。釣り針
5は、図1、図2、図7、図10に示すように、針の先
端部が上向きになるように結びつけられていると好適で
ある。スナップ付ヨリモドシ6は、幹糸2と錘7とを連
結するとともに、糸のヨリを防ぐ役割を果たすものであ
り、例えば、図7に示す形状のものが用いられている。
本例では、幹糸2の先端にスナップ付ヨリモドシ6およ
び錘7を配置しているが、これに限定されず、幹糸2の
先端に、ヨリモドシを介してハリスおよび釣り針5を連
結してもよい。
【0028】本例の釣り用仕掛け1を備えた釣り具は、
釣り針5に餌をつけて釣り用仕掛け1を水中に投げ込ん
で使用する。水中では、錘7の重さで幹糸2が略鉛直に
下がった状態となる。ハリス3が幹糸2に対して上方向
に伸びるように結びつけられているため、水中でハリス
3は幹糸2から離れる。したがって、各釣り針5の距離
が離れて、同時に複数の魚が釣り上げ易くなるととも
に、釣り針5が水中で揺れ、魚を寄せ易くなる。魚は、
釣り針5の近くに来ると、吸い込むようにして釣り針5
に付いた餌に食いつく。釣り針5が魚に刺さると、魚
は、逃げようとして泳ぎ回り、ハリス3と幹糸2とがか
らみやすくなる。また、このときの魚が引っ張る力によ
り、結び目8に大きな力が掛かる。しかし、本例では、
結び目8の上にビーズ4を配置しているため、ハリス3
と幹糸2との間のからみが防止されるとともに、結び目
8で糸が切れにくくなる。
【0029】ここで、ビーズ4を配置することにより結
び目8で糸が切れにくくなる機構について説明する。ビ
ーズ4を備えない釣り用仕掛け1に魚が掛かった場合、
結び目8に、図6(A)のように、引張荷重Wがかか
る。この引張荷重Wが、結び目8が耐え得る荷重W
より小さいときは、結び目8で糸が切断されることはな
い。しかし、魚が水中で釣り針5を引っ張りながら泳ぎ
回り、結び目8にかかる引張荷重WがWよりも大き
くなったとき(W>W)、結び目8で、幹糸2また
はハリス3が切れるのである。
【0030】一方、本例の釣り用仕掛け1を用いた場合
には、主にビーズ4に、引張荷重W がかかる。この引
張荷重Wが、ビーズ4の耐え得る荷重Wよりも大き
くなったとき(W>W)、結び目8で、幹糸2また
はハリス3が切れるのである。そして、本例では、プラ
スチック等からなるビーズ4を用いているため、ビーズ
4の耐え得る荷重Wは、結び目8が耐え得る荷重W
より大きく(W>W )、ビーズ4を結び目8の上に
配置することにより、結び目8で糸が切れにくくなるの
である。また、ビーズ4を結び目8の上に配置しない図
6(A)の場合には、釣り用仕掛け1を何度か用いてい
るうちに、幹糸2とハリス3とがからむことにより結び
目8の強度(結び目8が耐え得る荷重W)が徐々に弱
くなり、糸が切れやすくなる。それに対し、本例の釣り
用仕掛け1(図6(B))では、主にビーズ4で引張荷
重Wを受けているが、ビーズ4は、釣り用仕掛け1を
使用しても強度が弱くなり難いため、釣り用仕掛け1が
長持ちするという特長がある。
【0031】次に、本発明の釣り用仕掛けの他の実施例
について説明する。 (実施例2)本例は、請求項6に係る発明である釣り用
仕掛けの他の実施例であり、幹糸2とハリス3との連結
部は、図7で示すように構成されている。本例の釣り用
仕掛け41は、図7、図8に示すように、幹糸2と、幹
糸2に結び付けられたハリス3と、幹糸2とハリス3と
の結び目8の上に配設されたビーズ44と、ビーズ44
の上側に配設された筒状体としてのチューブ45と、こ
のチューブ45内に配置された針金48と、チューブ4
5の周囲に固定された固定部材としてのパイプ46およ
び第2のビーズ47と、それぞれのハリス3の端部に結
び付けられた釣り針5と、幹糸2の下端部にスナップ付
ヨリモドシ6を介して取り付けられた錘7と、を主要構
成要素とする。なお、図8は、図の理解の容易のため、
幹糸2、ハリス3、針金48を、1本の線で描いてい
る。
【0032】本例のビーズ44は、幹糸2とハリス3と
の結び目8の上に、幹糸2とハリス3を通して配置され
ている。本例の筒状体としてのチューブ45は、塩化ビ
ニル製の可撓性のチューブからなる。チューブ45は、
太さがビーズ44の幅よりも大きいものから選択されて
いる。チューブ45は、ビーズ44の上に配置され、折
曲部49でくの字状に折り曲げられている。チューブ4
5のくの字形は、後述する針金48によって保持されて
いる。チューブ45の下端部45aから折曲部49まで
は、チューブ45には幹糸2およびハリス3が通され、
折曲部49から上端部45bまでは、ハリス3が通され
ている。幹糸2は、チューブ45を突き破って、折曲部
49からチューブ45の外へ導かれている。
【0033】本例の針金48には、チューブ45内に通
すことができ、かつ折曲部49でチューブ45に適当な
弾性を与えることができる太さのものが用いられてい
る。また、針金48の長さは、チューブ45の全長より
僅かに短く形成されている。
【0034】本例の固定部材としてのパイプ46は、真
鍮製の略円筒状体からなり、断面が楕円形になるように
押圧された支持部46a,46bが形成されている。パ
イプ46の太さは、チューブ45よりも僅かに大きく形
成されている。パイプ46の組付けは、次のように行わ
れる。すなわち、チューブ45の外側に、パイプ下端部
46cがチューブ下端部45aの位置よりも下になるよ
うに配置される。支持部46aで、図7の紙面に対して
垂直の方向に、パイプ46がペンチで押圧され、また、
支持部46bで、図7の左右の方向に、パイプ46がペ
ンチで押圧され、断面楕円形の支持部46a,46bと
される。これにより、パイプ46がチューブ45を押圧
し、チューブ45が上下方向に移動しにくくなる。
【0035】固定部材としての第2のビーズ47は、そ
の内径がチューブ45の外径と略同じ大きさからなる。
つまり、第2のビーズ47には、ビーズ44よりも大き
いものが用いられている。第2のビーズ47は、折曲部
49とパイプ46との間に、チューブ45が貫通するよ
うに固定されている。第2のビーズ47は、幹糸2とハ
リス3とを異なる方向に引っ張る力がかかったときに、
チューブ45の折曲部49下の部分が、ハリス3および
針金48により破れることを防止する役割を果たす。
【0036】本例の釣り用仕掛けの他の構成は、実施例
1と同様であるので、その説明を省略する。本例の釣り
用仕掛け1を備えた釣り具は、釣り針5に餌をつけて釣
り用仕掛け1を水中に投げ込んで使用する。水中では、
錘7の重さで幹糸2が略鉛直に下がった状態となる。ハ
リス3と幹糸2との間に弾性を有するチューブ45およ
び針金48を備えているため、水中でハリス3は幹糸2
から離れる。したがって、各釣り針5の距離が離れて、
同時に複数の魚が釣り上げ易くなるとともに、チューブ
45および針金48の弾性により、釣り針5が水中で揺
れ、魚を寄せ易くなる。魚は、釣り針5の近くに来る
と、吸い込むようにして釣り針5に付いた餌に食いつ
く。釣り針5が魚に刺さると、魚は、逃げようとして泳
ぎ回り、ハリス3と幹糸2とがからみやすくなる。ま
た、このときの魚が引っ張る力により、結び目8に大き
な力が掛かる。しかし、本例では、結び目8の上にチュ
ーブ45等を配置しているため、ハリス3と幹糸2との
間のからみが防止される。また、第2のビーズ47およ
びパイプ46により結び目8の上の部分が強化されてい
るため、結び目8で糸が切れにくくなる。
【0037】なお、本例では、幹糸2とハリス3とを結
びつけ、幹糸2に対してハリス3を固定しているが、幹
糸2に対してハリス3を移動可能としてもよい。例え
ば、請求項5に基づき、釣り用仕掛け1を、図9のよう
に、幹糸2と、下端部45aから折曲部49まで幹糸2
が通された筒状体としてのチューブ45と、このチュー
ブ45内に配置された針金48と、針金48の上端に設
けられたハリス接続部材としての連結部50と、連結部
50に結び付けられたハリス3と、それぞれのハリス3
の端部に結び付けられた釣り針5と、幹糸2の下端部に
スナップ付ヨリモドシ6を介して取り付けられた錘7
と、から構成するとよい。幹糸2は、チューブ45を突
き破って、折曲部49からチューブ45の外へ導かれて
いる。
【0038】また、この図9に示す釣り用仕掛けは、チ
ューブ45を、幹糸2の長さ方向に移動可能であるが、
チューブ45内に、下端部45aから折曲部49まで毛
糸、竹串等を挿入し、水中でチューブ45が移動しにく
くなるように構成してもよい。この図9に示す釣り用仕
掛けは、チューブ45を、幹糸2の長さ方向に沿って移
動させることができるため、その時によって泳ぐ深さが
異なるフナ等を釣る場合に適している。
【0039】(実施例3)本例は、釣り用仕掛けのさら
に他の実施例であり、請求項7に係る実施例である。幹
糸2とハリス3との連結部は、図10で示すように構成
されている。本例の釣り用仕掛け41は、図10に示す
ように、幹糸2と、幹糸2に結び付けられたハリス3
と、幹糸2とハリス3との結び目8の上に配設されたビ
ーズ44と、ビーズ44の上側に配設されたチューブ4
5と、このチューブ45内に配置された弾性体としての
コイルバネ52と、チューブ45の上端に嵌合された伝
達部材としての第2のビーズ47と、第2のビーズ47
の上に配置された第3のビーズ51と、それぞれのハリ
ス3の端部に結び付けられた釣り針5と、幹糸2の下端
部にスナップ付ヨリモドシ6を介して取り付けられた錘
7と、を主要構成要素とする。
【0040】本例のチューブ47は、塩化ビニル製の可
撓性のチューブからなり、ビーズ44の上に、配置され
ている。チューブ47は、コイルバネ52を内側に配置
可能な太さのものが用いられている。チューブ47は、
その上端に伝達部材としての連通孔を備えた第2のビー
ズ47が嵌合されている。弾性体としてのコイルバネ5
2は、ビーズ44の上のチューブ47内に配置されてい
る。コイルバネ52は、チューブ47内に配置したとき
に、コイルバネ52の端部が若干チューブ47からはみ
出る長さに形成され、コイルバネが縮むことができるよ
うに構成されている。コイルバネ52は、ビーズ44を
介して結び目8との間で力が伝達可能に構成されてい
る。なお、本例では、コイルバネ52からの力がビーズ
44を介して結び目8に伝達されるように構成している
が、結び目8の上にもう一つ別の結び目を作り、この上
にビーズ44、コイルバネ52、チューブ45等を配置
して、この別の結び目に力が伝達されるように構成する
こともできる。この場合には、結び目8には、コイルバ
ネ52の力は伝達されないこととなる。また、この別の
結び目の代わりに、クリップ等の固定部材によりコイル
バネ52からの力を受けるように構成することもでき
る。
【0041】チューブ47の上には、第3のビーズ51
が配置されている。幹糸2及びハリス3は、結び目8で
互いに結ばれ、ビーズ44、コイルバネ52、チューブ
52、第2のビーズ47、第3のビーズ51内を通され
ている。
【0042】本例の釣り用仕掛けの他の構成は、実施例
1と同様であるので、その説明を省略する。本例の釣り
用仕掛け1を備えた釣り具は、釣り針5に餌をつけて釣
り用仕掛け1を水中に投げ込んで使用する。水中では、
錘7の重さで幹糸2が略鉛直に下がった状態となる。ハ
リス3が幹糸2に対して上方向に伸びるように結びつけ
られているため、水中でハリス3は幹糸2から離れる。
したがって、各釣り針5の距離が離れて、同時に複数の
魚が釣り上げ易くなるとともに、コイルバネ52の弾性
により、釣り針5が水中で揺れ、魚を寄せ易くなる。
【0043】魚は、釣り針5の近くに来ると、吸い込む
ようにして釣り針5に付いた餌に食いつく。釣り針5が
魚に刺さると、魚は、逃げようとして泳ぎ回り、ハリス
3と幹糸2とがからみやすくなる。また、このときの魚
が引っ張る力により、結び目8に大きな力が掛かる。し
かし、本例では、結び目8の上にチューブ52、第3の
ビーズ51等を配置しているため、ハリス3と幹糸2と
の間のからみが防止される。また、幹糸2とハリス3と
が離れる方向に引張荷重がかかった場合、コイルバネ5
2が縮んで、引張荷重がコイルバネ52で緩和されるた
め結び目8に直接引張荷重がかからず、結び目8で糸が
切れにくくなる。
【0044】請求項7に係る発明は、図11に示すよう
に構成してもよい。図11の釣り用仕掛けは、幹糸2
と、幹糸2に結び付けられたハリス3と、幹糸2とハリ
ス3との結び目8の上に配設されたビーズ44と、ビー
ズ44の上側に配置された弾性体としてのゴムリング5
3と、ゴムリング53の上に配置された伝達部材として
の第2のビーズ47と、それぞれのハリス3の端部に結
び付けられた釣り針5と、幹糸2の下端部にスナップ付
ヨリモドシ6を介して取り付けられた錘7と、を主要構
成要素とする。また、図11のゴムリング53の代わり
に、弾性体として、比較的短いビニールチューブ、比較
的短いコイルスプリング等を配置してもよい。ゴムリン
グ53、比較的短いビニールチューブ、比較的短いコイ
ルスプリング等を用いた場合には、弾性体が力を受けて
も、幹糸2の径方向に折り曲げられ難いため、図10の
パイプ45を周設する必要がない。
【0045】次に、本発明の作用効果を確認するため
に、本発明の実施例1の釣り用仕掛けと、従来例の釣り
用仕掛けとについて、幹糸とハリスとの結び目の強度対
比を行ったので、以下に説明する。
【0046】(対比例1)本例では、本発明の実施例1
に対応するものとして、結び目にビーズを配置した釣り
糸と、従来例に対応するものとして、結び目にビーズを
配置しない釣り糸との結び目の強度の対比を行った。具
体的には、実施例1品として、図12(A)のように、
釣り糸32,33の結び目38を作り、ビーズ34に釣
り糸32,33を通したものを用いた。従来品として、
図12(B)のように、釣り糸32,33の結び目38
を作ったものを用いた。なお、図12は、理解の容易の
ため、ビーズ34および結び目38の部分のみ大きく描
いている。本例では、釣り糸32,33として、GOS
EN社製ホンテロンGP2号(直径0.235mm)、
2.5号(直径0.260mm)、3号(直径0.28
5mm)を用いた。
【0047】本例では、釣り糸33の端部に天秤36を
結びつけ、釣り糸32の端部を支えて、釣り糸32,3
3の下に天秤36をつり下げた(図12(A)
(B))。この状態で、天秤36の上に錘37を載せて
いき、結び目38で糸が切れるとき、またはビーズ34
が割れるときの錘37の重さMmaxの測定を行った。
実施例1品と従来品とについて上記測定を行い、両者の
Mmaxの値を対比した。
【0048】上記対比実験の結果を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】表1のように、従来品と対比して、実施例
1品は、明らかにMmaxが大きく、結び目38で糸が
切れにくいことが分かった。また、実施例1品のMma
xは、従来品のMmaxよりも25〜45%程度大きか
った。本例では、Mmaxは、ビーズ34が割れた場合
も含まれているため、ビーズが割れた後結び目で糸が切
れる場合を考慮すると、結び目の強さは、25〜45%
以上強くなるということができるものである。
【0051】また、本例において、ビーズ34の連通孔
内に結び目38が入り込んだときには、Mmaxは、
4.3kgであった。この結果より、図3(B)、図5
(B)のように、ビーズ34の連通孔内に結び目38が
入るように構成した場合には、結び目38に隣接してビ
ーズ34が配置される図3(A)、図5(A)、図12
(A)の場合よりもさらに結び目38の強度が強くなる
ことが分かった。
【0052】(対比例2)本例では、上記対比例1と異
なる方法により、本発明の実施例1に対応する結び目に
ビーズを配置した釣り糸と、従来例に対応する結び目に
ビーズを配置しない釣り糸との間で、結び目の強度の対
比を行った。具体的には、従来例に対応する結び目とし
て釣り糸61,62の結び目66を作り、実施例1に対
応する結び目として釣り糸62,63の結び目67を作
り、糸の両端部64、65を引っ張って、結び目66,
67のいずれで糸が切れるかを調べた。本例では、釣り
糸61,62,63を、GOSEN社製スーパーホンテ
ロンGP GS−250X 2号(直径0.235m
m)、2.5号(直径0.260mm)、3号(直径
0.285mm)のいずれかから選択して行った。
【0053】上記対比実験の結果を表2に示す。
【0054】
【表2】
【0055】表2のように、糸61〜63に同じ太さの
糸を用いた場合(実験1)および、糸61,62に太さ
0.260mmの糸、糸63に太さ0.235mmの糸
を用いた場合(実験2)は、3回とも従来品の結び目6
6で糸が切れた。また、糸61,62に太さ0.285
mmの糸、糸63に太さ0.235mmの糸を用いた場
合(実験2)は、3回のうち2回が、従来品の結び目6
6で糸が切れた。以上より、本発明の実施例1によれ
ば、結び目で糸が切れにくくなることが分かった。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、主糸と枝
糸との連結部の近傍に、主糸と枝糸を束ねる結束部材が
配置されているため、主糸と枝糸との連結部でなく結束
部材に力がかかるようになり、主糸と枝糸との連結部で
糸が切れにくくなる。また、主糸と枝糸とがからみにく
くなる。また、主糸と枝糸との連結部の少なくとも一部
を覆うように、主糸と枝糸を束ねる結束部材が配置され
ているため、主糸と枝糸との連結部が、結束部材により
ガードされ、主糸と枝糸との連結部で糸が切れにくくな
る。さらに、本発明では、折曲された筒状体が配置され
ているため、水中で、ハリスおよびハリスの先端の釣り
針を幹糸から離れる方向に保持することが可能となり同
時に複数の魚を釣り上げやすくなる。また、幹糸および
ハリスの長さ方向に弾性を有する弾性体と、該弾性体の
結び目他端側に設けられた、前記弾性体に対して前記幹
糸及びハリスの長さ方向の力を伝達する伝達部材と、を
備え、前記伝達部材には、前記幹糸および前記ハリスを
通す連通孔を備えるように構成したことにより、幹糸と
ハリスとが離れる方向に力がかかった場合に、弾性体が
この力を吸収するため、幹糸とハリスとの結び目で糸が
切れにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至4に係る発明の一実施例の釣り用
仕掛けを適用した釣り具の説明図である。
【図2】請求項1および2に係る発明の一実施例の釣り
用仕掛けの部分説明図である。
【図3】請求項1および2に係る発明の一実施例の釣り
用仕掛けで用いる結束部材の断面説明図である。
【図4】請求項1乃至4に係る発明の一実施例の釣り用
仕掛けで用いる結束部材の断面説明図である。
【図5】請求項1乃至4に係る発明の一実施例の釣り用
仕掛けの部分説明図である。
【図6】請求項1乃至4に係る発明の一実施例の結び目
にかかる引張荷重の説明図である。
【図7】請求項6に係る発明の一実施例の釣り用仕掛け
の部分説明図である。
【図8】図7の概略縦断面図である。
【図9】請求項5に係る発明の一実施例の釣り用仕掛け
の部分説明図である。
【図10】請求項7に係る発明の一実施例の釣り用仕掛
けの部分説明図である。
【図11】請求項7に係る発明の他の実施例の釣り用仕
掛けの部分説明図である。
【図12】対比例1の概略説明図である。
【図13】対比例2の概略説明図である。
【図14】従来の釣り用仕掛けを適用した釣り具の説明
図である。
【符号の説明】
1 釣り用仕掛け 2 幹糸 3 ハリス 3a,3b 端部 4,4’,34,44 ビーズ 4a 外側面 4b 内側面 4c 上端面 4d 下端面 4e 内側面から上端面にかけての部分 5 釣り針 6 スナップ付ヨリモドシ 7,37 錘 8,38,66,67 結び目 9 連通孔 9b,9c 連通孔端部 9B,9C 幅 21 釣り竿 22 リール 23 道糸 24 ヨリモドシ 25 道糸 32,33,61,62,63 釣り糸 36 天秤 45 チューブ 45a 下端部 46 パイプ 46a,46b 支持部 47 第2のビーズ 48 針金 49 折曲部 50 連結部 51 第3のビーズ 52 コイルバネ 53 ゴムリング 64,65 端部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主糸と、該主糸に端部が連結された枝糸
    と、を備えた釣り用仕掛けであって、 前記主糸と前記枝糸との連結部の近傍に、前記主糸と前
    記枝糸を束ねる結束部材が配置されたことを特徴とする
    釣り用仕掛け。
  2. 【請求項2】 前記連結部は、前記主糸と前記枝糸との
    結び目からなり、 前記結束部材は、前記主糸と前記枝糸とを通す連通孔を
    有し、 該連通孔は、前記結び目の幅よりも小さい幅となる部分
    を有することを特徴とする請求項1記載の釣り用仕掛
    け。
  3. 【請求項3】 主糸と、該主糸に端部が連結された枝糸
    と、を備えた釣り用仕掛けであって、 前記主糸と前記枝糸との連結部の少なくとも一部を覆う
    ように、前記主糸と前記枝糸を束ねる結束部材が配置さ
    れたことを特徴とする釣り用仕掛け。
  4. 【請求項4】 前記連結部は、前記主糸と前記枝糸との
    結び目からなり、 前記結束部材は、前記主糸と前記枝糸とを通す連通孔を
    有し、 該連通孔は、前記結び目の幅よりも小さい幅となる部分
    を有すると共に、前記結び目側の幅が、他方の幅よりも
    大きく形成されていることを特徴とする請求項3記載の
    釣り用仕掛け。
  5. 【請求項5】 幹糸と、該幹糸に対して分岐状に設けら
    れたハリスと、を備えた釣り用仕掛けであって、 前記幹糸とハリスとを連結する折曲された筒状体が配置
    され、 該筒状体には、その一端から折曲部まで前記幹糸が通さ
    れ、 前記筒状体の他端には、前記筒状体と前記ハリスを接続
    するためのハリス接続部材が配設されていることを特徴
    とする釣り用仕掛け。
  6. 【請求項6】 幹糸と、該幹糸に端部が結び付けられた
    ハリスと、を備えた釣り用仕掛けであって、 前記幹糸と前記ハリスとの結び目の近傍に、折曲された
    筒状体と、該筒状体を前記幹糸に固定する固定部材とが
    配置され、 前記筒状体には、前記結び目側の端部から折曲部まで前
    記幹糸が通されると共に、前記筒状体の全長にわたって
    前記ハリスが通されていることを特徴とする釣り用仕掛
    け。
  7. 【請求項7】 幹糸と、該幹糸に端部が結び付けられた
    ハリスと、を備えた釣り用仕掛けであって、 前記幹糸および前記ハリスの結び目との間で力が伝達可
    能な位置に配置された、前記幹糸および前記ハリスの長
    さ方向に弾性を有する弾性体と、 該弾性体の結び目他端側に設けられた、前記弾性体に対
    して前記幹糸及び前記ハリスの長さ方向の力を伝達する
    伝達部材と、 前記幹糸の端部に連結された錘と、を備え、 前記伝達部材には、前記幹糸および前記ハリスを通す連
    通孔を備えたことを特徴とする釣り用仕掛け。
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