JP2019131816A - 気泡ポリマー材料 - Google Patents

気泡ポリマー材料 Download PDF

Info

Publication number
JP2019131816A
JP2019131816A JP2019045572A JP2019045572A JP2019131816A JP 2019131816 A JP2019131816 A JP 2019131816A JP 2019045572 A JP2019045572 A JP 2019045572A JP 2019045572 A JP2019045572 A JP 2019045572A JP 2019131816 A JP2019131816 A JP 2019131816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polypropylene
bubble
insulated
cellular
based material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019045572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7014747B2 (ja
Inventor
デイヴィド ディー. サン
D Sun David
デイヴィド ディー. サン
ジョン ビー. ユーラ
B Euler John
ジョン ビー. ユーラ
クリス ケイ. レサー
K Leser Chris
クリス ケイ. レサー
チャールズ ティ. ウォレス
T Wallace Charles
チャールズ ティ. ウォレス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Berry Global Inc
Original Assignee
Berry Global Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Berry Global Inc filed Critical Berry Global Inc
Publication of JP2019131816A publication Critical patent/JP2019131816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7014747B2 publication Critical patent/JP7014747B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/0061Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof characterized by the use of several polymeric components
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/20Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of indefinite length
    • B29C44/22Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of indefinite length consisting of at least two parts of chemically or physically different materials, e.g. having different densities
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2201/00Foams characterised by the foaming process
    • C08J2201/02Foams characterised by the foaming process characterised by mechanical pre- or post-treatments
    • C08J2201/03Extrusion of the foamable blend
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2323/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers
    • C08J2323/02Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers not modified by chemical after treatment
    • C08J2323/10Homopolymers or copolymers of propene
    • C08J2323/12Polypropene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2423/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers
    • C08J2423/02Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers not modified by chemical after treatment
    • C08J2423/10Homopolymers or copolymers of propene
    • C08J2423/12Polypropene

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Abstract

【課題】断熱カップなど丸い物品を形成するように曲げられる場合に著しく折り目が無く且つしわが無い表面を形成する押出シートを提供すること。【解決手段】配合物は、ポリマー材料、造核剤、及び界面活性剤を含む。配合物を使用して、断熱容器を形成できる。本開示による断熱容器は、飲料カップにも食品保存カップにもなり得るが、押出プロセスで製造されたシート状押出物又は筒状押出物から製造される。例示的実施形態において、押出物は気泡ポリマー材料である。【選択図】図1

Description

優先権の主張
本願は、米国特許法第119条(e)に基づき、引用により本明細書に明確に組み込ま
れる、2013年3月13日に出願された米国仮特許出願第61/779,951号の優
先権を主張する。
本開示は、容器、特に断熱するポリマー材料を製造するように形成できるポリマー材料
に関する。より詳細には、本開示は、断熱容器などの便利な物品に変えることができる気
泡ポリマー材料のモルホロジー及び結晶構造に関する。
本開示の一態様において、押出プロセスにおいて生産されたシート状押出物又は筒状押
出物から製造される、(例えば)飲料カップにも食品保存カップにもなり得る、本開示に
よる断熱容器が提供される。例示的実施形態において、押出物は気泡ポリマー材料である
例示的実施形態において、本開示による断熱容器は、押出プロセスにおいて生産された
筒状押出物から製造される。例示的実施形態において、押出物は、カップの巻込み又は賦
形の間に防折り目性及び/又は防しわ性を与えるように構成された断熱気泡ポリプロピレ
ン系材料である。
例示的実施形態において、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの
気泡モルホロジーは押出角度の関数であり、押出角度は、それにより形成される断熱容器
などの物品の品質に影響を有する。とりわけ、気泡モルホロジーは、本開示によるポリプ
ロピレン系材料が押出機ダイリップを通って密閉されたダイ体積を出る角度により影響を
受け、形成された物品内側の深い折り目及び/又はしわの、解消でないとしても低減に関
連する。
例示的実施形態において、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの
気泡モルホロジーは配合及び加工条件の関数であり、それらの条件は、それにより形成さ
れる断熱容器などの物品の品質に影響を有する。とりわけ、そのような条件の気泡密度及
び気泡寸法属性に対する影響、並びに最終的には防折り目性/防しわ性に対する影響は、
べき乗則回帰に基づく防しわ性予測モデルを生み出す。
例示的実施形態において、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの
気泡アスペクト比は、機械的巻込みの間のその材料の防しわ性に影響を有する。気泡密度
及びアスペクト比などのパラメーターは、最終的に、押出シートの防しわ性モデルを生み
出す管理限界を決定する。
例示的実施形態において、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの
縦方向気泡アスペクト比は、ウェブ横断方向の気泡アスペクト比よりも、機械的巻込みの
間のその材料の防しわ性に大きな影響を有する。
例示的実施形態において、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの
向きは、機械的巻込みの間のその材料の防しわ性に影響を有する。とりわけ、円形物品に
形成される場合、シートは、円形物品の円周が、シートの材料の流れの向きに−45°〜
+45°平行であるように向かなくてはならない。形成される円形物品のシートの向きな
どのパラメーターの影響は、最終的に、それらの防しわ能力に影響を及ぼす。
例示的実施形態において、気泡ポリマー材料は、約50%〜約100%の一次樹脂、0
〜約50%の二次樹脂、0〜約2%の化学発泡剤、0〜約20%の物理的造核剤、0〜約
20%の着色剤、及び約0〜約10%のスリップ剤を含む。
本開示の別の態様において、押出プロセスにおいて製造されたシート状押出物又は筒状
押出物から製造された、本開示による断熱容器が提供される。例示的実施形態において、
押出物は気泡ポリマー材料であり、断熱容器は、後に、飲料カップ、食品保存、カップ、
又は容器を与えるように形成される。
例示的実施形態において、本開示による断熱容器は、押出プロセスにおいて生産された
筒状押出物から製造される。例示的実施形態において、押出物は、カップ巻込み又は付形
の間に防折り目性及び/又は防しわ性を与えるように構成された断熱気泡ポリプロピレン
系材料である。
例示的実施形態において、断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出チューブは、スライス
すると断熱気泡ポリプロピレン系材料のストリップを与えることができる押出チューブ内
側(inside−of−extruded−tube)(InET)表面/層及び押出
チューブ外側(outside−of−extruded−tube)(OET)表面/
層を有する。本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出チューブは、X線広角回
折分析によって同定されるβ晶ポリプロピレン相を含む表面モルホロジーを有するが、こ
の相は示差走査熱量測定(DSC)によっては観察可能でない。
例示的実施形態において、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出チューブ
の表面モルホロジーは、それにより形成される断熱カップなどの物品の品質に顕著な影響
を有する。とりわけ、断熱カップの内側に向いた押出チューブ表面/層(InET又はO
ET)の具体的な結晶構造は、形成された断熱カップ内側の目に見える深い折り目及び/
又はしわの、解消でないとしても低減に直接関連する。
例示的実施形態において、明示された配合で、明示された加工及び形成条件下で調製さ
れた断熱カップ内の顕著な折り目のない表面につながる、本開示による断熱気泡ポリプロ
ピレン系材料のシートのための表面品質が存在する。とりわけ、そのような表面品質は、
ポリプロピレン系材料の結晶相の性質によって決まる。より詳細には、そのような表面品
質は、ポリプロピレン系材料中に存在するα晶相とβ晶相の両方の相対的な大きさ及び相
対的な量によって決まる。
例示的実施形態において、本開示によるカップ形成プロセスにより断熱カップが提供さ
れる。カップ形成プロセスは、しわ及び/又は折り目を最低限にすることも行い、断熱気
泡ポリプロピレン系材料の押出チューブから切られるべき形状を、OET表面/層がカッ
プの内側を向いた状態で、ウェブ横断方向(CD)に配置する工程を含む。
例示的実施形態において、固定された化学組成を有し、制御された押出加工条件下で制
御された加工パラメーターによって作られた断熱気泡ポリプロピレン系材料の折り目及び
/又はしわは、打ち抜き部品がCD方向に向けられる場合、基本的には解消可能である。
その結果、1に近い気泡アスペクト比及び1に近い異方性係数が与えられる。
例示的実施形態において、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの
性能は、α晶及びβ晶ドメインサイズ及びK値によって決定されるβ相の相対的な含量の
関数になり得る。
本開示の追加の特徴は、現在のところ理解されている本開示を実施する最良の形態を例
示する説明的な実施形態を考察すると、当業者には明らかであろう。
気泡長さ及び幅の寸法モルホロジーを定量化するために使用された、本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料からの44°−押出シートストリップの顕微鏡画像である。 寸法モルホロジーを定量化するために使用された、本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料からの44°−押出シートストリップの気泡壁測定の顕微鏡画像である。 寸法モルホロジーを定量化するために使用された、本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料からの90°−押出シートストリップの顕微鏡画像である。 約2.32のアスペクト比及び約1,216,000気泡/インチ3の気泡密度を有する気泡を示す画像であり、この気泡は、防しわ挙動を示した巻き込まれた製品でCD方向からとられた。 約3.25のアスペクト比及び約1,159,000気泡/インチ3の気泡密度を有する気泡を示す画像であり、この気泡は、ミクロな折り目及びマクロな折り目挙動を示した巻き込まれた製品でCD方向からとられた。 約1.94のアスペクト比及び約1,631,000気泡/インチ3の気泡密度を有する気泡を示す画像であり、この気泡は、防しわ挙動を示した巻き込まれた製品でMD方向からとられた。 約3.63のアスペクト比及び約933,000気泡/インチ3の気泡密度を有する気泡を示す画像であり、この気泡は、ミクロな折り目及びマクロな折り目挙動を示した巻き込まれた製品でMD方向からとられた。 本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料のx−yプロットにおける気泡密度対気泡長さのべき乗則回帰フィットのグラフであり、気泡密度に対して気泡長さを予測する、べき乗則方程式は、y=999,162,715.083x-2.613でありR2=0.972である。 本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料の対数−対数プロットにおける気泡密度対気泡長さのべき乗則回帰フィットのグラフであり、気泡密度に対して気泡長さを予測する、べき乗則方程式は、y=999,162,715.083x-2.613でありR2=0.972である。 本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料のx−yプロットにおける気泡密度対気泡幅のべき乗則回帰フィットのグラフであり、気泡密度に対して気泡幅を予測する、べき乗則方程式は、y=287,106,186.479x-3.295でありR2=0.974である。 本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料の対数−対数プロットにおける気泡密度対気泡幅のべき乗則回帰フィットのグラフであり、気泡密度に対して気泡を予測する、べき乗則方程式は、y=287,106,186.479x-3.295でありR2=0.974である。 本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料のx−yプロットにおける気泡密度対気泡壁厚さのべき乗則回帰フィットのグラフであり、気泡密度に対して気泡壁厚さを予測する、べき乗則方程式は、y=448,002.648x-3.053でありR2=0.973である。 本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料の対数−対数プロットにおける気泡密度対気泡壁厚さのべき乗則回帰フィットのグラフであり、気泡密度に対して気泡壁厚さを予測する、べき乗則方程式は、y=448,002.648x-3.053でありR2=0.973である。 本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料のx−yプロットにおける気泡密度対気泡長さのべき乗則回帰フィットのグラフであり、気泡密度に対して気泡長さを予測する、べき乗則方程式は、y=1,243,388,528.484x-2.626でありR2=0.945である。 本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料のx−yプロットにおける気泡密度対気泡幅のべき乗則回帰フィットのグラフであり、気泡密度に対して気泡幅を予測する、べき乗則方程式は、y=426,736,129.761x-3.417でありR2=0.939である。 折り目に対するMD気泡モルホロジーの影響を示す、気泡密度対縦方向(MD)気泡アスペクト比のx−yプロットである。 折り目に対するCD気泡モルホロジーの影響を示す、気泡密度対横方向(CD)気泡アスペクト比のx−yプロットである。 一部を拡大して内側ダイリップ角度X及び外側ダイリップ角度Yを示す、本開示による押出ノズルの正面図である。 試料が断熱カップ側壁の面から切り出され、2つの垂直な方向:カップの上部から底部に向かうビューA及び横向きに見るビューBで分析された顕微鏡法及びX線分析のためのサンプリングを表す。 OETが断熱カップの外側であり、断熱カップ側壁がカップ形成の間の圧縮でつぶれて、折り目深さが0.23mmの折り目の形成につながっていることを示す、例5のカップ(印刷フィルムがフォームに積層されている)の断熱カップ側壁のビューA顕微鏡画像を示す。 OETが断熱カップの外側であり、やはり折り目/深いしわが、図20/カップ5と同様に断熱カップの内側に形成したことを示す、例3の断熱カップ(ラミネートされた印刷フィルムはなく、画像を明るくするように光の反射をなくすために黒色マーカーが使用された)の断熱カップ側壁のビューA顕微鏡画像を示す。 本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料の再昇温の間にβ晶相(すなわちβ−結晶性)が検出されない、示差走査熱量測定(DSC)グラフを示す。 99Åの結晶サイズ及び57.8%の結晶性パーセントを有する、カップ1〜5に使用された断熱気泡ポリプロピレン系材料のシートからのOET表面試料の広角X線回折(WAXD)パターンを示す。 OETがInETよりも小さい結晶ドメインサイズを有しβ晶相が存在していることを示す、カップ1〜5に使用された断熱気泡ポリプロピレン系材料のシートのInET表面とOET表面のWAXDパターンの比較を示す。 3つの試料の相の同定を示す:上のトレース−余分なタルク試料1番のWAXDパターン、InET表面が16.1°にβ晶相ピークの存在を示す;中間のトレース−余分なタルク試料2番のWAXDパターン、InET表面が16.1°にβ晶相ピークの存在を示す;下のトレース−試料B=16.1°にβ晶相ピークが全く存在しない従来の気泡ポリプロピレン材料のWAXDパターン。
本開示の第一の態様
本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの例示的実施形態で予想外で
あった特徴は、断熱カップなど丸い物品を形成するように曲げられる場合に著しく折り目
が無く且つしわが無い表面を形成するシートの性質である。特に大きい気泡アスペクト比
を持つ低密度材料で、圧縮力が典型的には材料を容易に押しつぶし、且つ/又は折り目を
付ける場合に、表面にはカップの内側ですらしわが無い。例示的実施形態において、顕微
鏡法によって検出される断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの表面プロファイル
は、カップ形成の間に伸展力及び圧縮力を受け易い場合、カップ表面の外側及び内側に自
然に発生するくぼみ(すなわち折り目及び/又はしわ)の深さが約100ミクロン未満に
なり得るようなものである。一例示的な実施形態において、表面プロファイルは、約50
ミクロン未満のくぼみを含み得る。他の例示的な実施形態において、表面プロファイルは
、約5ミクロン以下のくぼみを含み得る。約10ミクロン以下の深さでは、カップ表面の
ミクロなしわ及び/又は折り目は通常肉眼には見えない。
一の例示的実施形態において、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料のスキン及
びストリップを含むシートから形成された断熱カップは、カップの上部からカップの底部
に及ぶ約200ミクロンの深さの典型的な折り目(すなわち深いしわ)を有した。他の例
示的実施形態において、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料のストリップのみ(
スキンなし)を含むシートから形成された断熱カップは、カップの上部からカップの底部
に及ぶ約200ミクロンの深さの典型的な折り目を有した。約100ミクロン〜約500
ミクロンの深さを有するそのような折り目は、典型的には、圧縮を受けるカップの内側に
形成される。折り目及び深いしわは、そのような表面の特徴を有するカップを使用不能又
は望ましいものではないものとする不満足な表面品質の問題を呈し得る。折り目は、シー
トがスキンを含む場合にも、スキンを除外している場合にも形成し得る。
本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの気泡モルホロジーが、断熱
カップなどの形成された物品の品質に影響を有することが意外にも見出された。断熱気泡
ポリプロピレン系材料の防しわ性に対する気泡モルホロジーの影響は、様々な押出機ダイ
リップの角度の効果を調査することで説明できる。例示的実施形態において、本開示によ
る断熱気泡ポリプロピレン系材料が密閉された体積を出る角度は、材料の防しわ性に影響
し得る。断熱気泡ポリプロピレン系材料の明示された配合及び明示されたカップ形成条件
で、ダイ出口角度が異なると、押出シート巻込みの間の物品表面の折り目及び/又はしわ
のレベルが顕著に異なることが見出された。本開示において調査のために選択された2つ
の幾何学的出口角度は、ポリエチレンフォーム生産に通常利用される角度、すなわち90
°の出口角度、及びポリスチレンフォーム生産に通常利用される角度、すなわち44°の
出口角度である(例1参照)。
例示的実施形態において、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料はシートとして
押出されることがある。顕微鏡画像は、一のシートが高い湾曲のダイ出口角度で製造され
、他方のシートが低い湾曲ダイ出口角度で製造される場合にそのような押出シート内に別
個の気泡モルホロジーが存在すること、すなわち、気泡構造の相違を示す。生じたシート
が、横方向及び縦方向で切断され、顕微鏡で調査されると、2つのシートの間の気泡モル
ホロジーの差異を検出できる。
ポリマー気泡構造の直接的な証拠は、顕微鏡試験によって与えられる。分子構造の規則
性と柔順性の間には密接な関係がある。気泡モルホロジーは、ポリマー気泡密度、気泡構
造、気泡壁厚さ、気泡形状、及び気泡の気泡サイズ分布を説明する。ポリマー気泡構造は
、圧倒的に卵形の気泡から構成される同じ一般的形状及び外観並びに同じ対数正規の気泡
分布を有し得るが、異なる気泡アスペクト比及び気泡壁厚さを有する。説明的には、気泡
アスペクト比は、卵形ポリマー気泡長さと卵形ポリマー気泡幅との比である。説明すると
、気泡壁厚さは、個々のポリマー気泡の間の固体ポリマー間の距離である。
一の例示的実施形態において、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シー
トは、90°の角度で密閉されたダイ体積から出ることがある。他の例示的実施形態にお
いて、断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートは、44°の角度で密閉されたダイ体
積から出ることがある。説明的には、断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートは、4
4°と90°の間の角度で密閉されたダイ体積から出ることがある。一方は出口角度44
°で製造され、他方は出口角度90°で製造されたそのような2つのシートは、縦方向か
横方向のいずれかでストリップとして調製され、デジタル顕微鏡法によって分析できる。
処方、温度、及び冷却速度などの押出パラメーターが同じである場合、押出シートの気泡
密度、気泡分布、気泡形状、気泡アスペクト比、及び気泡壁厚さは一定に保つことができ
る。本開示において、しわの付いた材料の形成は、出口角度の湾曲が44°から90°に
増加した場合に起こることが見出された(例1、図1〜3参照)。理論により拘束される
ことは望まないが、妥当な説明の1つは、気泡密度及び寸法モルホロジーが密閉されたダ
イ体積出口角度の関数であり、すなわち気泡密度及び寸法モルホロジーが、異なる密閉さ
れたダイ体積出口角度から出る際に変化することがあり、それによりしわの付いた材料を
作るということである。CO2を発泡剤とする断熱気泡ポリプロピレン系材料の製造は、
まだ工業的には初期及び発達期にあるので、本開示は、ダイ角度形状の利用及び気泡モル
ホロジーに対するそれらの影響を含む新プロセス開発の基礎を提供する。
本明細書の開示は、断熱気泡材料を製造する方法を提供する。一実施形態において、断
熱気泡材料はポリプロピレン系である。一実施形態において、断熱気泡材料は、防しわ性
及び/又は防折り目性である。一実施形態において、断熱気泡材料を製造する方法は、本
明細書に開示される配合物を、0°〜約60°の出口角度で押出機ダイリップを通して押
し出すことを含む。一実施形態において、配合物はダイリップを通って押し出され、出口
角度は0°〜約10°、約10°〜約20°、約20°〜約30°、約30°〜約40°
、約40°〜約50°、約50°〜約60°、約40°〜約45°、0°〜約20°、0
°〜約30°、0°〜約40°、0°〜約50°、約10°〜約60°、約10°〜約5
0°、約10°〜約40°、約10°〜約30°、約20°〜約60°、約20°〜約5
0°、約20°〜約40°、約30°〜約60°、約30°〜約50°、又は約40°〜
約60°である。一実施形態は、ダイ出口角度が、約10°、20°、30°、40°、
41°、42°、43°、44°、45°、46°、47°、48°、49°、50°、
又は60°であり得る方法を含む。
断熱気泡材料を製造する方法の一実施形態において、配合物は、i)少なくとも1種の
高溶融強度ポリプロピレンホモポリマーを含む第一ポリマー材料、並びにii)結晶性ポ
リプロピレンホモポリマー、インパクトポリプロピレンコポリマー、及びこれらの混合物
からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む第二ポリマー材料を含む。一
実施形態において、配合物は、少なくとも1種の造核剤をさらに含む。一実施形態におい
て、配合物は、少なくとも1種のスリップ剤をさらに含む。断熱気泡材料を製造する方法
の一実施形態において、気泡寸法属性はy=AxKに従い、xとyのいずれかが断熱気泡
ポリプロピレン系材料の気泡密度であり、気泡密度以外の変数は、断熱気泡ポリプロピレ
ン系材料の気泡長さ、気泡幅、又は気泡壁厚さである。
本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの気泡モルホロジー、特に気
泡密度が、それにより形成されたカップなどの形成された物品の品質に影響を有すること
が意外にも見出された。断熱気泡ポリプロピレン系材料の防しわ性に対する、気泡密度及
び寸法属性の影響は、異なる配合物及び加工条件からの気泡モルホロジーデータの調査に
よって表すことができ、それにより、べき乗則回帰に基づく防しわ性予測モデルが作り出
される。
例示的実施形態において、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の気泡密度は、
材料の防しわ性に影響し得る。他の例示的実施形態において、断熱気泡ポリプロピレン系
材料の総気泡数は、材料のしわに対する防しわ性に影響し得る。他の例示的実施形態にお
いて、縦方向、すなわち断熱気泡ポリプロピレン系材料の流れに平行な方向の気泡アスペ
クト比は、材料の防しわ性に影響し得る。他の例示的実施形態において、横方向、すなわ
ち断熱気泡ポリプロピレン系材料の流れに垂直な方向の気泡アスペクト比は、材料の防し
わ性に影響し得る。他の例示的実施形態において、断熱気泡ポリプロピレン系材料の全体
的な気泡長さは、材料の防しわ性に影響し得る。他の例示的実施形態において、断熱気泡
ポリプロピレン系材料の全体的な気泡厚さは、材料の防しわ性に影響し得る。他の例示的
実施形態において、断熱気泡ポリプロピレン系材料の気泡長さは、材料の防しわ性に影響
し得る。他の例示的実施形態において、断熱気泡ポリプロピレン系材料の気泡幅は、材料
の防しわ性に影響し得る。他の例示的実施形態において、断熱気泡ポリプロピレン系材料
の気泡壁厚さは、材料の防しわ性に影響し得る。他の例示的実施形態において、気泡寸法
属性は、配合及び加工条件とは独立した、べき乗則に従うことがある(例2、図8〜15
参照)。
したがって、CO2を発泡剤とする断熱気泡ポリプロピレン系材料の製造は、依然とし
て工業的には初期及び発達期にあるものの、本開示は、材料配合及び加工条件とは独立で
ある断熱気泡ポリプロピレン系材料の防しわ性を予測するプロセスノウハウ及び基礎も与
える。
本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料は、断熱カップなどの物品に形成することがで
き、本明細書記載の防しわ性及び防折り目性の特徴、並びに断熱性能、リサイクル性、耐
破壊性、耐破砕性、及び電子レンジ調理可能性の特徴の全てでないとしても多くを含む材
料の長年の必要性を満たすが、これらの特徴は、どちらも引用により本明細書にその全体
として組み込まれる米国特許出願第13/491,007号及び同第13/491,32
7号に記載されている。他のものは、添付される請求項に表されたこれらの特徴の組み合
わせを達成する材料を提供していない。
造核剤は、溶融している配合混合物中で気泡が形成する部位を提供する化学的又は物理
的物質を意味する。造核剤は、化学的造核剤及び物理的造核剤を含み得る。造核剤は配合
物とブレンドすることができ、それが押出機のホッパーに導入される。或いは、造核剤は
、押出機中で、溶融した樹脂混合物に加えることができる。
好適な物理的造核剤は、望ましい粒径、アスペクト比、及びトップカット性を有する。
例には、タルク、CaCO3、マイカ、及び前記の少なくとも2つの混合物があるが、こ
れらに限定されない。ある代表的な例は、Heritage Plastics HT6
000直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)系タルクコンセントレートである。
好適な化学的造核剤は、化学反応温度に達すると分解して、溶融している配合物中に気
泡をつくる。これらの小さな気泡は、物理的又は他の種類の発泡剤からの、より大きな気
泡成長のための核生成部位として作用する。一例において、化学的造核剤はクエン酸又は
クエン酸系物質である。ある代表的な例は、クエン酸及び結晶性造核剤を含むHYDRO
CEROL(商標)CF−40E(Clariant Corporationから市販
)である。
「発泡剤」は、核生成部位を膨張させるように作用する物理発泡剤又は化学発泡剤(又
は物質の組み合わせ)を指す。発泡剤は、化学発泡剤のみ、物理発泡剤のみ、これらの組
み合わせ、又は数種の化学発泡剤と物理発泡剤を含み得る。発泡剤は、核生成部位で、溶
融した配合物中に気泡を形成することにより密度を低下させるように作用する。発泡剤は
、押出機中で溶融した樹脂混合物に加えることができる。
化学発泡剤は、劣化又は反応して気体を発生する物質である。化学発泡剤は、吸熱性の
ことも、発熱性のこともある。化学発泡剤は、典型的には、ある温度で劣化し、分解して
気体を放出する。化学発泡剤の一例は、クエン酸又はクエン酸系物質である。ある代表的
な例は、クエン酸及び結晶性造核剤を含むHYDROCEROL(商標)CF−40E(
Clariant Corporationから市販)である。ここで、クエン酸は、溶
融している配合物中で適切な温度で分解して、気体を形成し、それが、溶融している配合
物中で核生成部位に向けて移動し、気泡を成長させる。十分な化学発泡剤が存在する場合
、化学発泡剤は、造核剤と発泡剤の両方として作用し得る。
別の例において、化学発泡剤は、アゾジカルボンアミド;アゾジイソブチロ−ニトリル
;ベンゼンスルホンヒドロジド(benzenesulfonhydrazide);4
,4−オキシベンゼンスルホニルセミカルバジド;p−トルエンスルホニルセミ−カルバ
ジド;アゾジカルボン酸バリウム;N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロソテレフタ
ルアミド;トリヒドラジノトリアジン;メタン;エタン;プロパン;n−ブタン;イソブ
タン;n−ペンタン;イソペンタン;ネオペンタン;メチルフルオリド;ペルフルオロメ
タン;エチルフルオリド;1,1−ジフルオロエタン;1,1,1−トリフルオロエタン
;1,1,1,2−テトラフルオロエタン;ペンタフルオロエタン;ペルフルオロエタン
;2,2−ジフルオロプロパン;1,1,1−トリフルオロプロパン;ペルフルオロプロ
パン;ペルフルオロブタン;ペルフルオロシクロブタン;塩化メチル;塩化メチレン;塩
化エチル;1,1,1−トリクロロエタン;1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン;1
−クロロ−1,1−ジフルオロエタン;1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエ
タン;1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン;トリクロロモノフルオロメ
タン;ジクロロジフルオロメタン;トリクロロトリフルオロエタン;ジクロロテトラフル
オロエタン;クロロヘプタフルオロプロパン;ジクロロヘキサフルオロプロパン;メタノ
ール;エタノール;n−プロパノール;イソプロパノール;炭酸水素ナトリウム;炭酸ナ
トリウム;炭酸水素アンモニウム;炭酸アンモニウム;亜硝酸アンモニウム;N,N’−
ジメチル−N,N’−ジニトロソテレフタルアミド;N,N’−ジニトロソペンタメチレ
ンテトラミン;アゾビスイソブチロニトリル;アゾシクロヘキシルニトリル;アゾジアミ
ノベンゼン;アゾジカルボン酸バリウム;ベンゼンスルホニルヒドラジド;トルエンスル
ホニルヒドラジド;p,p’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド);ジフェニ
ルスルホン−3,3’−ジスルホニルヒドラジド;カルシウムアジド;4,4’−ジフェ
ニルジスルホニルアジド;p−トルエンスルホニルアジド;及びこれらの組み合わせから
なる群から選択され得る。
例示的実施形態において、造核剤は、約0.1%〜約20%(w/w)、約0.25%
〜約20%、約0.5%〜約20%、約0.75%〜約20%、約1%〜約20%、約1
.5%〜約20%、約2%〜約20%、約2.5%〜約20%、約3%〜約20%、約3
.5%〜約20%、約4%〜約20%、約4.5%〜約20%、約5%〜約20%、約0
.1%〜約10%、約0.25%〜約10%、約0.5%〜約10%、約0.75%〜約
10%、約1.0%〜約10%、約1.5%〜約10%、約1.0%〜約10%、約2.
0%〜約10%、約2.5%〜約10%、約3.0%〜約10%、約3.5%〜約10%
、約4.0%〜約10%、約4.5%〜約10%、約5.0%〜約10%、約0.1%〜
約5%、約0.25%〜約5%、約0.5%〜約5%、約0.75%〜約5%、約1%〜
約5%、約1.5%〜約5%、約1%〜約5%、約2%〜約5%、約2.5%〜約5%、
約3%〜約5%、約3.5%〜約5%、又は約4%〜約5%、又は約4.5%〜約5%に
なり得る。一実施形態において、造核剤は、約0.5%、約1%、約1.5%、約2%、
約2.5%、約3%、約4%、又は約5%(w/w)になり得る。一実施形態において、
ポリマー材料は造核剤を欠いている。一実施形態において、ポリマー材料はタルクを欠い
ている。
例示的実施形態において、化学発泡剤は、0〜約5%(w/w)、約0.1%〜約5%
(w/w)、約0.25%〜約5%、約0.5%〜約5%、約0.75%〜約5%、約1
%〜約5%、約1.5%〜約5%、約2%〜約5%、約3%〜約5%、約4%〜約5%、
0〜約4%(w/w)、約0.1%〜約4%(w/w)、約0.25%〜約4%、約0.
5%〜約4%、約0.75%〜約4%、約1%〜約4%、約1.5%〜約4%、約2%〜
約4%、約3%〜約4%、0〜約3%(w/w)、約0.1%〜約3%(w/w)、約0
.25%〜約3%、約0.5%〜約3%、約0.75%〜約3%、約1%〜約3%、約1
.5%〜約3%、約2%〜約3%、0〜約2%、約0.1%〜約2%(w/w)、約0.
25%〜約2%、約0.5%〜約2%、約0.75%〜約2%、約1%〜約2%、約1.
5%〜約2%、0〜約1%、約0.1%〜約1%、約0.5%〜約1%、又は約0.75
%〜約1%になり得る。例示的実施形態において、化学発泡剤は、約0.1%、0.5%
、0.75%、1%、1.5%、又は約2%になり得る。本開示の一態様において、化学
発泡剤が使用される場合、化学発泡剤は材料配合物に導入することができ、それがホッパ
ーに加えられる。
物理発泡剤の一例は窒素(N2)である。N2は、押出機のポートを経て、超臨界流体と
して、溶融している配合物にポンプで送られる。次いで、N2が懸濁している溶融材料は
、ダイを経て押出機から出て、そこで圧力降下が起こる。圧力降下が起こると、N2は懸
濁状態から核生成部位へと動き、そこで気泡が成長する。過剰な気体は押出の後に吹き出
し、残りの気体は押出物中に形成された気泡中に捕捉されている。物理発泡剤の他の好適
な例には、二酸化炭素(CO2)、ヘリウム、アルゴン、空気、ペンタン、ブタン、又は
上記のものの他のアルカン混合物などがあるが、これらに限定されない。
本開示の一態様において、少なくとも1種のスリップ剤が配合物に組み込まれて、生産
速度の増加を支援する。スリップ剤(加工助剤としても知られる)は、配合物に加えられ
、転化の間及びその後にポリマーに表面の潤滑を与える物質の全般的な種類を記載するの
に使用される用語である。スリップ剤は、目やにを低減又は解消することもできる。スリ
ップ剤物質の代表例には、エルカミド及びオレアミドなどがあるがこれらに限定されない
、脂肪又は脂肪酸のアミドがある。一の例示的態様において、オレイル(単一の不飽和C
−18)からエルシル(C−22単一不飽和)のアミドが使用され得る。スリップ剤物質
の他の代表例には、低分子量アミド及びフルオロエラストマーがある。2種以上のスリッ
プ剤の組み合わせを使用できる。スリップ剤は、マスターバッチペレット形態で提供でき
、樹脂配合物とブレンドできる。好適なスリップ剤の一例はAmpacet 10282
3 Process Aid PE MB LLDPEである。
一実施形態において、スリップ剤は、約0%〜約10%(w/w)、約0.5%〜約1
0%(w/w)、約1%〜約10%(w/w)、約2%〜約10%(w/w)、約3%〜
約10%(w/w)、約4%〜約10%(w/w)、約5%〜約10%(w/w)、約6
%〜約10%(w/w)、約7%〜約10%(w/w)、約8%〜約10%(w/w)、
約9%〜約10%(w/w)、約0%〜約9%(w/w)、約0.5%〜約9%(w/w
)、約1%〜約9%(w/w)、約2%〜約9%(w/w)、約3%〜約9%(w/w)
、約4%〜約9%(w/w)、約5%〜約9%(w/w)、約6%〜約9%(w/w)、
約7%〜約9%(w/w)、約8%〜約9%(w/w)、約0%〜約8%(w/w)、約
0.5%〜約8%(w/w)、約1%〜約8%(w/w)、約2%〜約8%(w/w)、
約3%〜約8%(w/w)、約4%〜約8%(w/w)、約5%〜約8%(w/w)、約
6%〜約8%(w/w)、約7%〜約8%(w/w)、約0%〜約7%(w/w)、約0
.5%〜約7%(w/w)、約1%〜約7%(w/w)、約2%〜約7%(w/w)、約
3%〜約7%(w/w)、約4%〜約7%(w/w)、約5%〜約7%(w/w)、約6
%〜約7%(w/w)、約0%〜約6%(w/w)、約0.5%〜約6%(w/w)、約
1%〜約6%(w/w)、約2%〜約6%(w/w)、約3%〜約6%(w/w)、約4
%〜約6%(w/w)、約5%〜約6%(w/w)、約0%〜約5%(w/w)、約0.
5%〜約5%(w/w)、約1%〜約5%(w/w)、約2%〜約5%(w/w)、約3
%〜約5%(w/w)、約4%〜約5%(w/w)、約0%〜約4%(w/w)、約0.
5%〜約4%(w/w)、約1%〜約4%(w/w)、約2%〜約4%(w/w)、約3
%〜約4%(w/w)、約0%〜約3%(w/w)、約0.5%〜約3%(w/w)、約
1%〜約3%(w/w)、約2%〜約3%(w/w)、約0%〜約2%(w/w)、約0
.5%〜約2%(w/w)、約1%〜約2%(w/w)、約0%〜約1%(w/w)、又
は約0.5%〜約1%(w/w)になり得る。一実施形態において、スリップ剤は、約0
.5%、約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、
又は約10%(w/w)になり得る。一実施形態において、配合物はスリップ剤を欠いて
いる。
一実施形態において、着色剤は、約0%〜約20%(w/w)、約0%〜約15%(w
/w)、約0%〜約10%(w/w)、約0%〜約5%(w/w)、約0%〜約4%(w
/w)、約0.1%〜約4%、約0.25%〜約4%、約0.5%〜約4%、約0.75
%〜約4%、約1.0%〜約4%、約1.5%〜約4%、約2.0%〜約4%、約2.5
%〜約4%、約3%〜約4%、約0%〜約3.0%、約0%〜約2.5%、約0%〜約2
.25%、約0%〜約2.0%、約0%〜約1.5%、約0%〜約1.0%、約0%〜約
0.5%、約0.1%〜約3.5%、約0.1%〜約3.0%、約0.1%〜約2.5%
、約0.1%〜約2.0%、約0.1%〜約1.5%、約0.1%〜約1.0%、約1%
〜約5%、約1%〜約10%、約1%〜約15%、約1%〜約20%、又は約0.1%〜
約0.5%になり得る。一実施形態において、配合物は着色剤を欠いている。
一の例示的実施形態において、気泡ポリマー材料の製造に使用される配合物は少なくと
も1種のポリマー材料を含む。ポリマー材料は、1種以上の原樹脂を含み得る。一例にお
いて、原樹脂はポリプロピレンである。例示的実施形態において、原樹脂は、Borea
lis WB140 HMSポリプロピレンホモポリマーを含み得る。他の例示的実施形
態において、原樹脂は、Braskem F020HCポリプロピレンホモポリマーを含
み得る。一実施形態において、原樹脂は、Borealis WB140 HMSポリプ
ロピレンホモポリマーとBraskem F020HCポリプロピレンホモポリマーを両
方含み得る。
2種以上のポリプロピレンコポリマー原樹脂を含む実施形態において、配合物中に望ま
れる属性に応じて、異なるポリプロピレンコポリマーを使用できる。望まれる特性に応じ
て、2種のポリプロピレン樹脂の比率は、例えば、10%/90%、20%/80%、2
5%/75%、30%/70%、35%/65%、40%/60%、45%/55%、5
0%/50%など、変えることができる。一実施形態において、配合物は、原樹脂中に3
種のポリプロピレン樹脂を含む。やはり、望まれる特性に応じて、3種のポリプロピレン
樹脂のパーセンテージは、33%/33%/33%、30%/30%/40%、25%/
25%/50%など、変えることができる。
例示的実施形態において、ポリマー材料は、一次原樹脂を含む。例示的実施形態におい
て、原樹脂はポリプロピレンであり得る。例示的実施形態において、断熱気泡非芳香族ポ
リマー材料は、高溶融強度を有するポリプロピレン原樹脂、ポリプロピレンコポリマー又
はホモポリマー(又は両方)を含む。一実施形態において、ポリマー材料の配合物は、約
50wt%〜約100wt%、約70wt%〜約100wt%、約50wt%〜約99w
t%、50wt%〜約95wt%、約50wt%〜約85wt%、約55wt%〜約85
wt%、約80wt%〜約85wt%、約80wt%〜約90wt%、約80wt%〜約
91wt%、約80wt%〜約92wt%、約80wt%〜約93wt%、約80wt%
〜約94wt%、約80wt%〜約95wt%、約80wt%〜約96wt%、約80w
t%〜約97wt%、約80wt%〜約98wt%、約80wt%〜約99wt%、約8
5wt%〜約90wt%、又は約85wt%〜約95wt%の一次原樹脂を含む。一実施
形態において、着色剤は、約80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%
、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%
、97%、98%、99%、又は100%になり得る。
本明細書中で先に定義された通り、任意の好適な一次原樹脂を使用できる。好適なポリ
プロピレン原樹脂の実例となる例は、高溶融強度構造異性体変性ポリプロピレンホモポリ
マーであるDAPLOY(商標)WB140ホモポリマー(Borealis A/Sか
ら市販)である。
例示的実施形態において、ポリマー材料は二次樹脂を含み、二次樹脂は、ポリプロピレ
ンコポリマーでもホモポリマー(又は両方)でもよい。他の実施形態において、二次樹脂
は、約0wt%〜約50wt%、約0wt%〜約30wt%、約0wt%〜約25wt%
、約0wt%〜約20wt%、約0wt%〜約15wt%、約10wt%〜約50wt%
、約10wt%〜約40wt%、約10wt%〜約30wt%、約10wt%〜約25w
t%、約10wt%〜約20wt%、又は約10wt%〜約15wt%の二次樹脂であり
得る。一実施形態において、ポリマー材料は、二次樹脂の、約0wt%、約10wt%、
約15wt%、約20wt%、約25wt%、又は約30wt%を含み得る。一実施形態
において、ポリマー材料は二次樹脂を有しない。特定の実施形態において、二次樹脂は、
F020HC(Braskemから市販)又はPP527K(Sabicから市販)など
の高結晶性ポリプロピレンホモポリマーであり得る。一実施形態において、ポリマー材料
は二次樹脂を欠いている。
用語ダイ出口角度は、トーピードマンドレルの中心軸と、押出装置の出口リップに隣接
するトーピードマンドレルの外部表面によって境界づけられる角度を示すように理解され
るだろう。そのような角度は、内側リップ角度とも称されることがあり、通常図18の角
度Xを示すように理解される。好適には、ダイ出口角度は、以下の番号付きパラグラフ1
〜15のいずれかに定義された角度である。
1)1〜60°
2)10〜60°
3)20〜60°
4)30〜60°
5)30〜58°
6)32〜58°
7)35〜58°
8)35〜56°
9)37〜54°
10)40〜54°
11)40〜52°
12)40〜50°
13)40〜48°
14)42〜48°
15)42〜46°
本開示の特定の実施形態において、ダイ出口角度は、図18でXと特定されている内側
リップ角度と、図18でYと特定されている外側リップ角度によって形成され得る。外側
リップ角度Yは、押出装置のリップと、トーピードマンドレルの中心軸によって境界づけ
られている角度である。内側リップ角度Xは、図18に示される通り、トーピードマンド
レルの中心軸と、押出装置のリップに隣接するトーピードマンドレルの外部表面によって
境界づけられている角度である。好適には、角度X及びYは、以下の番号付きパラグラフ
16〜22のいずれかに定義されるとおりである。
16)Xは45〜60°であり、Yは35〜55°である
17)Xは47〜58°であり、Yは37〜50°である
18)Xは47〜56°であり、Yは37〜48°である
19)Xは47〜54°であり、Yは39〜46°である
20)Xは48〜54°であり、Yは40〜45°である
21)Xは49°であり、Yは41°である
22)Xは53°であり、Yは41°である
一実施形態において、製造方法は、上記の番号付きパラグラフ1〜22に定義された角
度のいずれかで配合物を押し出すことを含み、配合物は、
50〜100wt%の一次原樹脂
0〜50wt%の二次樹脂
0〜5wt%の化学発泡剤
0.1〜20wt%の造核剤
0〜20wt%の着色剤
0〜10wt%のスリップ剤
を含む。
一実施形態において、製造方法は、上記の番号付きパラグラフ1〜20に定義された角
度のいずれかで配合物を押し出すことを含み、配合物は、
50〜100wt%の一次原樹脂
0〜50wt%の二次樹脂
0〜2wt%の化学発泡剤
0〜20wt%の物理的造核剤
0〜20wt%の着色剤
0〜10wt%のスリップ剤
を含む。
一実施形態において、製造方法は、上記の番号付きパラグラフ1〜20に定義された角
度のいずれかで配合物を押し出すことを含み、配合物は、
75〜85wt%の一次原樹脂
10〜20wt%の二次樹脂
0〜0.1wt%の化学発泡剤
0.1〜3wt%の造核剤
0〜2wt%の着色剤
0〜4wt%のスリップ剤
を含む。
一実施形態において、製造方法は、上記の番号付きパラグラフ1〜20に定義された角
度のいずれかで配合物を押し出すことを含み、配合物は、
50〜99.65wt%の一次原樹脂
0〜50wt%の二次樹脂
0〜10wt%のスリップ剤
0〜10wt%の着色剤
0.35〜1.5wt%の造核剤
を含む。
一実施形態において、製造方法は、上記の番号付きパラグラフ1〜20に定義された角
度のいずれかで配合物を押し出すことを含み、配合物は、
50〜95wt%の一次原樹脂
0〜50wt%の二次樹脂
0〜10wt%のスリップ剤
0〜10wt%の着色剤
0.4〜1.2wt%の造核剤
を含む。
一実施形態において、製造方法は、上記の番号付きパラグラフ1〜20に定義された角
度のいずれかで配合物を押し出すことを含み、配合物は、
55〜85wt%の一次原樹脂
0〜50wt%の二次樹脂
0〜10wt%のスリップ剤
0〜10wt%の着色剤
0.45〜1.25wt%の造核剤
を含む。
一実施形態において、製造方法は、上記の番号付きパラグラフ1〜20に定義された角
度のいずれかで配合物を押し出すことを含み、配合物は、
50〜99.69wt%の一次原樹脂
0〜50wt%の二次樹脂
0〜10wt%のスリップ剤
0〜10wt%の着色剤
0.01〜1.5wt%の一次造核剤
0.3〜1.7wt%の二次造核剤
を含む。
一実施形態において、製造方法は、上記の番号付きパラグラフ1〜20に定義された角
度のいずれかで配合物を押し出すことを含み、配合物は、
50〜95wt%の一次原樹脂
0〜50wt%の二次樹脂
0〜10wt%のスリップ剤
0〜10wt%の着色剤
0.02〜1.0wt%の一次造核剤
0.4〜1.5wt%の二次造核剤
を含む。
一実施形態において、製造方法は、上記の番号付きパラグラフ1〜20に定義された角
度のいずれかで配合物を押し出すことを含み、配合物は、
55〜85wt%の一次原樹脂
0〜50wt%の二次樹脂
0〜10wt%のスリップ剤
0〜10wt%の着色剤
0.03〜0.7wt%の一次造核剤
0.45〜1.25wt%の二次造核剤
を含む。
一実施形態において、製造方法は、上記の番号付きパラグラフ1〜20に定義された角
度のいずれかで配合物を押し出すことを含み、配合物は、
78〜83wt%の一次原樹脂
14〜16wt%の二次樹脂
0〜0.05wt%の化学発泡剤
0.25〜2wt%の造核剤
1〜2wt%の着色剤
1.5〜3.5wt%のスリップ剤
を含む。
前述の実施形態において、一次原樹脂はポリプロピレンを含み得る。好適には、一次原
樹脂は、Borealis WB140HMSポリプロピレンホモポリマーとBrask
em F020HCポリプロピレンホモポリマーの少なくとも一方を含む。より好適には
、一次原樹脂はBorealis WB140HMSポリプロピレンホモポリマーである
上記実施形態において、二次樹脂は、少なくとも1種のポリプロピレンコポリマー又は
ポリプロピレンホモポリマーを含み得る。好適には、二次樹脂は、Braskem F0
20HCポリプロピレンホモポリマーとPP527K(Sabicから市販)の少なくと
も一方を含む。より好適には、二次樹脂はBraskem F020HCポリプロピレン
ホモポリマーである。
上記実施形態において、化学発泡剤は、クエン酸又はクエン酸系物質を含み得る。好適
には、化学発泡剤はHydrocerol(商標)CF−40E(Clariant C
orporationから市販)である。
上記実施形態において、造核剤は、タルク、CaCO3、マイカ、及びこれらの混合物
を含み得る。好適には、造核剤は、HT4HPタルク(Heritage Plasti
csから市販)及びHT6000直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)(Herita
ge Plasticsから市販)及びTechmer PM PPM 16466シリ
カの1つ以上である。より好適には、造核剤は、HT4HPタルク(Heritage
Plasticsから市販)又はTechmer PM PPM 16466シリカであ
る。一次造核剤は、それ自体造核剤を含む、化学発泡剤又は化学起泡剤であると定義され
得る。特定の実施形態において、一次造核剤はHydrocerol(商標)CF−40
E(商標)(Clariant Corporationから市販)である。特定の実施
形態において、二次造核剤は、HPR−803i繊維(Millikenから市販)又は
タルクから選択される。
上記実施形態において、着色剤は、Colortech 11933−19 TiO2
PPとCell Stabilizerの少なくとも一方を含み得る。好適には、着色
剤はColortech 11933−19 TiO2 PPである。
上記実施形態において、スリップ剤は、エルカミド及びオレアミドなどの脂肪又は脂肪
酸の1種以上のアミドを含み得る。スリップ剤は、1種以上の低分子量アミド及びフルオ
ロエラストマーも含み得る。好適には、スリップ剤はAmpacet 102823 P
rocess Aid PE MB LLDPEである。
上記実施形態のいずれの方法も、押出の前に、CO2を配合物に1〜4ポンド/時の速
度で加えることを含み得る。好適には、CO2は2〜3ポンド/時の速度で加えられる。
より好適には、CO2は、2.2〜2.8ポンド/時の速度で加えられる。そのような実
施は、物理発泡剤を加える、とも称されることがある。
本開示の第二の態様
本開示による断熱容器は、押出プロセスにおいて生産された断熱気泡非芳香族ポリマー
材料のシートから製造される。次いで、断熱気泡非芳香族ポリマー材料のシートは、図1
9に示唆されるような飲料カップ又は食品保存カップとして使用できる断熱カップ又は容
器を与えるように形成される。本開示の断熱気泡非芳香族ポリマー材料は、カップ巻込み
、付形、又は形成の間に防折り目性及び/又は防しわ性を与えるように構成された断熱気
泡ポリプロピレン系材料である。図20〜25は、カップの巻き込み、賦形、及び形成の
間に、本開示の材料がどのように折り目及び/又はしわに耐えることができるかを説明す
る種々の理論を説明する一連の図である。
例示的実施形態において、本開示による押し出された断熱気泡ポリプロピレン系材料の
チューブは、材料が押し出されたときに異なる冷却条件下で形成される2つの表面を有す
る。表面の1つは、本明細書で押出チューブ外側(OET)表面と称され、空気と接触し
ており、膨張を制限する物理的な障壁を有しない。OET表面は、圧縮空気を吹き付ける
ことにより、毎秒12°F以上の冷却速度で冷却される。断熱気泡ポリプロピレン系材料
の押出チューブの反対側の表面は、本明細書で押出チューブ内側(InET)表面と称さ
れる。InET表面は、押出チューブの内側を物理的に制限し、水と圧縮空気の組み合わ
せによって毎秒10°F未満の冷却速度で冷却されているトーピードマンドレルの金属冷
却表面上で、押出チューブがウェブ方向すなわち縦方向に延伸される時に形成される。例
示的実施形態において、冷却水温度は約135°F(57.22℃)である。他の例示的
実施形態において、冷却水温度は約85°F(29.44℃)である。異なる冷却機構及
び/又は速度の結果として、OET表面とInET表面は異なる表面特性を有する。冷却
の速度及び方法は、ポリプロピレンの結晶化プロセスに影響を与え、それによりそのモル
ホロジー(結晶ドメインの大きさ)及びトポグラフィー(表面プロファイル)が変わる。
本明細書に記載される断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの例示的実施形態の
予想外の特徴は、断熱カップなど丸い物品を形成するように曲げられる場合に著しく折り
目が無く且つしわが無い表面を形成するシートの性質である。特に大きい気泡サイズを持
つ低密度材料で、圧縮力が典型的には材料を容易に押しつぶし、且つ/又は折り目を付け
る場合に、表面にはカップの内側ですらしわが無い。例示的実施形態において、顕微鏡法
により検出される断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの表面プロファイルは、カ
ップ形成の間に伸展力及び圧縮力を受けやすい場合カップ表面の外側及び内側に自然に発
生するくぼみ(すなわち折り目及び/又はしわ)の深さが約100ミクロン未満になり得
るようなものである。一例示的な実施形態において、表面プロファイルは、約50ミクロ
ン未満であり得る。一例示的な実施形態において、表面プロファイルは、約5ミクロン以
下であり得る。約10ミクロン以下の深さでは、カップ表面のミクロなしわは通常肉眼で
は見えない。
一例示的実施形態において、断熱気泡ポリプロピレン系材料のスキン及びストリップを
含むシートから形成された断熱カップは、カップの上部からカップの底部に及ぶ約200
ミクロンの深さの典型的な折り目(すなわち深いしわ)を有した。一例示的実施形態にお
いて、断熱気泡ポリプロピレン系材料のストリップのみ(スキンなし)を含むシートから
形成された断熱カップは、カップの上部からカップの底部に及ぶ約200ミクロンの深さ
の典型的な折り目を有した。約100ミクロン〜約500ミクロンの深さを有するそのよ
うな折り目は、典型的には、圧縮モードでInETがカップの内側に面する場合に形成さ
れる。折り目及び深いしわは、最終的なカップを使用不能又は望ましいものとなくさせる
不満足な表面品質の問題を呈し得る。折り目は、シートがスキンを含む場合にも、スキン
を除外している場合にも形成し得る。
例示的実施形態において、断熱気泡ポリプロピレン系材料はストリップとして押出され
得る。しかし、顕微鏡画像は、押し出されたストリップ内に、2つの異なる層、すわわち
、無光沢のOET層と光沢のあるInET層が存在することを示す。2つの層の間の差異
は、結晶ドメインサイズの差異による表面の反射率にある。黒色マーカーを使用して顕微
鏡法によって調査される表面が着色されると、反射がなくなり、2つの表面の間の差異は
最小限又は検知不可能になり得る。一例示的実施形態において、断熱気泡ポリプロピレン
系材料の試料ストリップが、全くスキンなしで調製された。黒色マーカーを使用して、層
の間の反射率の差異をなくした。画像は、気泡サイズ及び気泡分布がストリップの厚さ全
体で同じであることを示した。
TA Instruments DSC 2910で、窒素雰囲気中で実施された示差
走査熱量測定(DSC)分析によって、以下の表Aに示される通り、冷却速度の増加と共
に、ストリップの断熱気泡ポリプロピレン系ポリマーマトリックスでは結晶化温度及び結
晶化度が低下することが示された。
このように、示差走査熱量測定データは、結晶化温度、その後の再昇温融解温度、及び
結晶性パーセントの、結晶化の間の冷却速度に対する依存性を示している。断熱気泡ポリ
プロピレン系材料のストリップの例示的実施形態は、約160℃(320°F)〜約17
2℃(341.6°F)の融解温度、約108℃(226.4°F)〜約135℃(27
5°F)の結晶化温度、及び約42%〜約62%の結晶性パーセントを有し得る。
例示的実施形態において、防しわ性ポリマー容器を製造する方法は、押出チューブから
ウェブ横断方向(CD)に形状を切ることを含むが、押出チューブ外側(OET)表面又
は層は容器の内側を向いている。一実施形態において、防しわ性ポリマー容器を製造する
方法は、一次ポリプロピレン樹脂を含む樹脂混合物の押出チューブを与えること、及び押
出チューブからウェブ横断方向(CD)に形状を切ることを含むが、押出チューブ外側(
OET)表面又は層は容器の内側を向いている。一実施形態において、広角X線回折によ
って決定されるα相ポリプロピレンの結晶ドメインサイズは100Å未満である。一実施
形態において、広角X線回折によって決定されるβ相ポリプロピレンの結晶ドメインサイ
ズは190Å超である。
例示的実施形態において、断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートは、毎分10℃
の加熱速度及び冷却速度での示差走査熱量測定によって決定して、約162℃(323.
6°F)の融解温度、約131℃(267.8°F)の結晶化温度、及び約46%の結晶
化度を有した。
示差走査熱量測定(DSC)は、本明細書に記載される全ての例示的なカップ配合物(
カップ1〜6)で、β結晶性がDSC再昇温カーブにはないが(図22)、広角X線回折
であれば同定できる(図23〜25)ことを意外にも明らかにした。当業者に公知である
従来のポリプロピレン系フォームでは、X線広角回折によって同定されるβ結晶性があれ
ば、β結晶性が示差走査熱量測定によっても同定されるという予想につながるだろう。そ
のため、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の特徴は、広角X線回折によって同
定されるが、示差走査熱量測定によっては同定されないβ結晶性である。
さらに、従来のポリプロピレン系フォームは、広角X線回折によって検出されるα相及
びβ相を含むことが期待されることがある。しかし、本明細書に記載される全ての例示的
な断熱気泡ポリプロピレン材料の広角X線回折パターン中で16.1°に存在する特別な
ピーク(図23〜25参照)は、ポリプロピレンのβ晶相、すなわちβ多形体の存在に、
より具体的には、β(300)面からの結晶反射の回折に帰することができ、従来のポリ
プロピレン系フォームの試料(図25の試料B)の広角X線回折パターンには注目すべき
ことに存在しない。そのため、従来のポリプロピレン系フォームは純粋なα相を含むよう
であるが、本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料は、α晶相とβ晶相の混合物を含む。
OET表面が、圧縮モードにおいて、目に見えるほどの折り目を起こさずに好都合に作
用すること、及びそのため断熱カップ(又は他の構造)を、OET表面が断熱カップの内
側に向いた状態で製造できることが意外にも見出された。例示的実施形態において、In
ET表面が断熱カップの内側を向いている場合、圧縮力下で気泡壁がつぶれる場所で約2
00ミクロンの深さの折り目がたたみ目として観察された(図20及び図21参照)。圧
縮力に対するInET層とOET層の抵抗の違いは、それらが異なる冷却速度で結晶化し
たので、層のモルホロジーの差異によるものであり得る。しかし、興味深いことに、顕微
鏡法は、表面に近い層における気泡サイズの外観がInETとOETで同じであるように
見えることを明らかにしたが、示差走査熱量測定によってはInETとOETの間に差異
は全く検出されない。
断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの形成の例示的実施形態において、InE
T表面は、水冷と圧縮空気の組み合わせによって冷却され得る。OET表面は、循環水と
空気出口と共にトーピードを使用することにより、圧縮空気によって冷却され得る。さら
に速い冷却は、より小さいサイズの結晶の形成をもたらし得る。典型的には、冷却速度が
高いほど、形成されるより小さな結晶の相対量が増える。断熱気泡ポリプロピレン系材料
の例示的な押出シートのX線回折分析を、45KV/40mAでCu線を利用してPan
alytical X’pert MPD Pro回折計で行った。結晶化度がInET
とOETで同じであっても、OET表面は約99Åの最小のαドメインサイズ、最高のβ
ドメインサイズ(231Å)、及び28のK値を有する一方で、OET表面と比べたIn
ET表面は、約121Åの、より大きいαドメインサイズ、183Åの、より小さいβド
メインサイズ、及び37のK値から見られるβドメインの、より高い含量を有することが
確認された(表7のカップ1〜5参照)。理論により拘束されることは望まないが、OE
T表面の、より高い冷却速度がその中の結晶ドメインサイズに影響し、それにより、結果
として、OET表面がその独特なモルホロジーによって、不可逆な変形を生じることなく
、さらに良好に圧縮力に耐えることができると考えられる。
ポリマーの部分的に結晶性の構造の最も直接的な証拠は、X線回折試験によって与えら
れる。分子構造の規則性と、ポリマーが結晶化する性質の間には密接な関係がある。用語
ラメラは、ポリマー単結晶として記載される構造を指す。異なるポリマーのラメラは、厚
さ約100Åで、しばしば横寸法で多ミクロンである薄く平らな小板で構成された、同じ
一般的な外観を有する。ラメラの厚さは、結晶化温度及びその後のアニール処理に依存す
る。ポリマーを含む分子は長さが少なくとも1000Åであり、ラメラは厚さがわずか約
100Åであるので、唯一の妥当な説明は、ポリマー鎖が折り畳まれているということで
ある。メルトから形成されたポリマー結晶の構造の房状ミセルモデル又は房結晶モデルは
、ポリマー鎖が、クリスタライトの寸法に相当する距離に亘って正確に整列していると述
べるが、それらの周囲の非晶質領域の、より無秩序なセグメントを示している。
高結晶性ポリマーの欠陥構造は、ポリマー結晶のX線回折パターンを説明するのに利用
される別の理論である。欠陥結晶概念は、(1)空いている部位及びポリマー鎖末端など
の点欠陥、(2)ポリマー端の転位、(3)折り畳み表面の2次元欠陥、(4)鎖無秩序
欠陥、及び(5)非晶質欠陥によるX線回折パターンブロードニングを説明する。列記さ
れた因子は全て部分的にX線のラインブロードニングに寄与するが、各具体的なポリマー
にとってそのような影響力がどの程度大きいのかは正確には知られていない。大きい結晶
ドメインサイズ又は小さい結晶ドメインサイズの点で、あるポリマー構造を別のポリマー
構造に対して比較し格付けする実際的な全ての目的で、広角X線回折が通常利用される。
広角X線回折において、最終的な結晶ドメインサイズはオングストローム(Å)の単位で
得られる。
結晶ドメインサイズの観点から、本開示の態様をランク付けし、測定し、記載する実用
的な全ての目的で、広角X線散乱が試験方法として利用された。本開示において、用語結
晶ドメインサイズはラメラ厚さを意味し、用語X線は広角X線回折を指す。
例示的実施形態において、断熱気泡ポリプロピレン系材料の押し出されたストリップは
、約200Å未満のαドメインサイズ、200Åを超えるβドメインサイズ、及び18〜
30のK値を有し得る。例示的実施形態において、断熱気泡ポリプロピレン系材料の押し
出されたストリップは、好ましくは約115Å未満のαドメインサイズ、220Å超のβ
ドメインサイズ、及び25〜28のK値を有し得る。例示的実施形態において、断熱気泡
ポリプロピレン系材料の押し出されたストリップは、30未満のK値を有し得る。
本開示は、モルホロジー及び防折り目性を制御するポリプロピレンフォームの結晶構造
により特徴づけられる材料を提供する。
本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料は、断熱カップなどの物品に形成することがで
き、本明細書記載の防しわ性及び防折り目性の特徴、並びに、断熱性能、リサイクル性、
耐破壊性、耐破砕性、及び電子レンジ調理可能性の特徴の全てではないとしても多くを含
む材料の必要性を満たすが、これらの特徴は、どちらも引用により本明細書にその全体と
して組み込まれる米国特許出願第13/491,007号及び同第13/491,327
号に記載されている。そのようなポリマー材料は、X線分析によって検出可能なα相及び
β相を有するが、α相のみがDSCによって同定可能である。
例示的実施形態において、配合物は少なくとも2種のポリマー材料を含む。一の例示的
実施形態において、一次ポリマー又はベースポリマーは、長鎖分岐を有する高溶融強度ポ
リプロピレンを含む。一の例示的実施形態において、ポリマー材料は不均一な分散性も有
する。長鎖分岐は、そのポリマーの他の共有結合している鎖による、又はグラフトコポリ
マーの場合には他の種類の鎖による、モノマーサブユニット上の置換基、例えば、水素原
子の置換によって起こる。例えば、重合中の連鎖移動反応は、ポリマーの分岐を起こし得
る。長鎖分岐は、直鎖ポリマー鎖の平均臨界絡み合い距離よりも長い側鎖ポリマー鎖の長
さを有する分岐である。長鎖分岐は、重合に使用される具体的なモノマー構造によって、
少なくとも20の炭素原子を有するポリマー鎖を含むと一般的に理解されている。分岐の
別の例は、重合が完了した後のポリマーの架橋によるものである。長鎖分岐ポリマーの一
部は、架橋なしに形成される。ポリマー鎖分岐は、材料の性質に著しい影響を有し得る。
例示的実施形態において、ポリマー材料は一次原樹脂を含む。例示的実施形態において
、原樹脂はポリプロピレンであり得る。例示的実施形態において、断熱気泡非芳香族ポリ
マー材料は、高溶融強度を有するポリプロピレン原樹脂、ポリプロピレンコポリマー、又
はホモポリマー(又は両方)を含む。一実施形態において、ポリマー材料の配合物は、約
50〜約100wt%の一次原樹脂を含む。好適には、配合物は、約70〜約100wt
%の一次原樹脂を含む。好適には、配合物は、約50〜約99wt%の一次原樹脂を含む
。好適には、配合物は、約50〜約95wt%の一次原樹脂を含む。好適には、配合物は
、約55〜約85wt%の一次原樹脂を含む。本明細書で先に定義された通り、任意の好
適な一次原樹脂を使用できる。好適なポリプロピレン原樹脂の代表的な一例は、DAPL
OY(商標)WB140ホモポリマー(Borealis A/Sから市販)、高溶融強
度構造異性体変性ポリプロピレンホモポリマー(溶融強度=36、引用により本明細書に
組み込まれているISO 16790に従って試験され、ISO 11357を利用した
融解温度=325.4°F(163℃)のものである。
例示的実施形態において、ポリマー材料は、ポリプロピレンコポリマー又はホモポリマ
ー(又は両方)を含む。他の実施形態において、ポリマー材料は、約0〜約50wt%の
二次樹脂を含む。一実施形態において、ポリマー材料は、約0〜約50wt%の二次樹脂
を含む。一実施形態において、ポリマー材料は、約0〜約50wt%の二次樹脂を含む。
一実施形態において、ポリマー材料は二次樹脂を有しない。特別な実施形態において、二
次樹脂は、F020HC(Braskemから市販)及びPP 527K(Sabicか
ら市販)などの高結晶性ポリプロピレンホモポリマーであり得る。
例示的実施形態において、二次樹脂は、ポリエチレンであっても、ポリエチレンを含ん
でいてもよい。例示的実施形態において、二次樹脂は、低密度ポリエチレン、直鎖低密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−エチ
ルアクリレートコポリマー、エチレン−アクリル酸コポリマー、上記のものの少なくとも
2つのポリメチルメタクリレート混合物などを含んでよい。
ポリマー樹脂は、任意の追加の望まれる成分とブレンドされ、溶融されて樹脂配合物を
形成し得る。
本開示の一態様において、少なくとも1種のスリップ剤がポリマー材料の配合物に組み
込まれて、生産速度を増加させる。スリップ剤(加工助剤としても知られる)は、樹脂混
合物に加えられ、転化の間及びその後にポリマーに表面の潤滑を与える物質を全般的に記
載するために使用される用語である。スリップ剤は、目やにを低減又は解消することもで
きる。スリップ剤物質の代表例には、エルカミド及びオレアミドなどがあるがこれらに限
定されない、脂肪又は脂肪酸のアミドがある。一例示的態様において、オレイル(単一の
不飽和C18)からエルシル(C22単一不飽和)のアミドが使用され得る。スリップ剤物質
の他の代表例には、低分子量アミド及びフルオロエラストマーがある。2種以上のスリッ
プ剤の組み合わせを使用できる。スリップ剤は、マスターバッチペレット形態で提供でき
、樹脂配合物とブレンドできる。
他の実施形態において、配合物は、約0〜約10wt%のスリップ剤を含む。一実施形
態において、配合物は、約0〜約5wt%のスリップ剤を含む。さらなる実施形態におい
て、配合物は、約0〜約3wt%のスリップ剤を含む。任意の好適なスリップ剤を利用で
きる。特定の実施形態において、スリップ剤は、直鎖低密度ポリエチレン、Ampace
t(商標)102823である。
他の実施形態において、配合物は、約0〜約10wt%の着色剤を含む。一実施形態に
おいて、配合物は、約0〜約5wt%の着色剤を含む。さらなる実施形態において、配合
物は、約0〜約3wt%の着色剤を含む。他の実施形態において、配合物は、約0.5〜
約1.5wt%の着色剤を含む。任意の好適な着色剤を使用できる。特定の実施形態にお
いて、着色剤はTiO2である。
1種以上の造核剤が使用され、核生成部位を与えて制御して、押出プロセスの間に、溶
融している樹脂中の気泡、泡、又は空隙の形成が促進される。造核剤は、溶融している樹
脂混合物中で気泡が形成する部位を与える化学的又は物理的物質を指す。造核剤は、物理
的作用剤でも、化学的作用剤でもよい。好適な物理的造核剤は、望ましい粒径、アスペク
ト比、及びトップカット性、形状、及び表面適合性を有する。例には、タルク、CaCO
3、マイカ、カオリン粘土、キチン、アルミノシリケート、グラファイト、セルロース、
及び上記のものの少なくとも2つの混合物があるが、これらに限定されない。造核剤はポ
リマー樹脂配合物とブレンドすることができ、それがホッパーに導入される。或いは、造
核剤は、押出機中で、溶融している樹脂混合物に加えることができる。化学反応温度に達
すると、造核剤は、溶融している樹脂中で気泡を作り出す泡の形成を可能にするように作
用する。化学発泡剤の代表的な例は、クエン酸又はクエン酸系物質である。分解の後、化
学発泡剤は小さな気体気泡を形成し、それが、物理発泡剤又はその他の種類からの、より
大きい気泡成長のための核生成部位としてさらに作用する。一の代表例は、クエン酸及び
結晶性造核剤を含むHydrocerol(商標)CF−40E(商標)(Claria
nt Corporationから市販)である。他の代表例は、クエン酸及び結晶性造
核剤を含むHydrocerol(商標)CF−05E(商標)(Clariant C
orporationから市販)である。例示的な実施形態において、1種以上の触媒又
は他の反応物を加えて、気泡の形成を加速又は促進することができる。
特定の例示的実施形態において、1種以上の発泡剤を組み込むことができる。発泡剤は
、核生成部位を膨張させるように作用する物理発泡剤又は化学発泡剤(又は物質の組み合
わせ)を意味する。造核剤と発泡剤は一緒に作用することがある。発泡剤は、溶融してい
る樹脂中で気泡を形成することによって密度を低下させるように作用する。発泡剤は、押
出機中で、溶融している樹脂混合物に加えることができる。物理発泡剤の代表例には、二
酸化炭素、窒素、ヘリウム、アルゴン、空気、水蒸気、ペンタン、ブタン、又は上記のも
のの他のアルカン混合物などがあるが、これらに限定されない。特定の例示的実施形態に
おいて、物理発泡剤の溶解度を高める加工助剤を使用できる。或いは、物理発泡剤は、R
134aとしても知られる1,1,1,2−テトラフルオロエタンなどのハイドロフルオ
ロカーボン、HFO−1234zeとしても知られる1,3,3,3−テトラフルオロプ
ロペンがあるがこれに限定されないハイドロフルオロオレフィン、又は他のハロアルカン
若しくはハロアルカン冷媒であってもよい。発泡剤の選択には、環境への影響が考慮され
ることがある。
例示的実施形態において、物理発泡剤は、典型的には、押出機のポートを経て、溶融し
ている樹脂中に、圧力を付与されて液体として導入される気体である。溶融している樹脂
が、押出機及びダイヘッドを通過すると、圧力が降下するので物理発泡剤が液体から気体
に相を変え、それにより押出された樹脂中に気泡をつくりだす。過剰な気体は押出の後に
吹き出し、残りの気体は押出物中の気泡に捕捉されている。
化学発泡剤は、劣化又は反応して気体を生み出す物質である。化学発泡剤は、吸熱性の
ことも、発熱性のこともある。化学発泡剤は、典型的には、ある温度で劣化して、分解し
気体を放出する。一の態様において、化学発泡剤は、アゾジカルボンアミド;アゾジイソ
ブチロ−ニトリル;ベンゼンスルホンヒドラジド;4,4−オキシベンゼンスルホニルセ
ミカルバジド;p−トルエンスルホニルセミ−カルバジド;アゾジカルボン酸バリウム;
N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロソテレフタルアミド;トリヒドラジノトリアジ
ン;メタン;エタン;プロパン;n−ブタン;イソブタン;n−ペンタン;イソペンタン
;ネオペンタン;メチルフルオリド;ペルフルオロメタン;エチルフルオリド;1,1−
ジフルオロエタン;1,1,1−トリフルオロエタン;1,1,1,2−テトラフルオロ
−エタン;ペンタフルオロエタン;ペルフルオロエタン;2,2−ジフルオロプロパン;
1,1,1−トリフルオロプロパン;ペルフルオロプロパン;ペルフルオロブタン;ペル
フルオロシクロブタン;塩化メチル;塩化メチレン;塩化エチル;1,1,1−トリクロ
ロエタン;1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン;1−クロロ−1,1−ジフルオロエ
タン;1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン;1−クロロ−1,2,2,
2−テトラフルオロエタン;トリクロロモノフルオロメタン;ジクロロジフルオロメタン
;トリクロロトリフルオロエタン;ジクロロテトラフルオロエタン;クロロヘプタフルオ
ロプロパン;ジクロロヘキサフルオロプロパン;メタノール;エタノール;n−プロパノ
ール;イソプロパノール;炭酸水素ナトリウム;炭酸ナトリウム;炭酸水素アンモニウム
;炭酸アンモニウム;亜硝酸アンモニウム;N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロソ
テレフタルアミド;N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン;アゾジカルボンア
ミド;アゾビスイソブチロニトリル;アゾシクロヘキシルニトリル;アゾジアミノベンゼ
ン;アゾジカルボン酸バリウム;ベンゼンスルホニルヒドラジド;トルエンスルホニルヒ
ドラジド;p,p’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド);ジフェニルスルホ
ン−3,3’−ジスルホニルヒドラジド;カルシウムアジド;4,4’−ジフェニルジス
ルホニルアジド;及びp−トルエンスルホニルアジドからなる群から選択される1種以上
の物質であり得る。
本開示の一態様において、化学発泡剤が使用される場合、化学発泡剤を樹脂配合物に導
入することができ、それがホッパーに加えられる。
本開示の一態様において、発泡剤は、分解時に気体を形成する分解性の物質であり得る
。そのような物質の代表例はクエン酸又はクエン酸系物質である。本開示の一例示的態様
において、物理発泡剤と化学発泡剤の混合物を使用することが可能なことがある。
他の実施形態において、配合物は、約0〜約20wt%の造核剤を含む。一実施形態に
おいて、配合物は、約0〜約10wt%の造核剤を含む。他の実施形態において、配合物
は、約0〜約5wt%の造核剤を含む。他の実施形態において、配合物は、約0.1〜約
2.5wt%の造核剤を含む。一実施形態において、配合物は、約0.35〜約1.5w
t%の造核剤を含む。任意の好適な造核剤又は複数の造核剤を利用できる。特定の実施形
態において、造核剤は、Hydrocerol(商標)CF−40E(商標)(Clar
iant Corporationから市販)、HPR−803i繊維(Millike
nから市販)、タルク、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
他の実施形態において、造核剤は一次造核剤及び二次造核剤を含む。一実施形態におい
て、配合物は、約0.01〜約10wt%の一次造核剤を含む。一実施形態において、配
合物は、約0.01〜約5wt%の一次造核剤を含む。一実施形態において、配合物は、
約0.01〜約0.15wt%の一次造核剤を含む。一実施形態において、配合物は、約
0.02〜約0.1wt%の一次造核剤を含む。一実施形態において、配合物は、約0.
03〜約0.7wt%の一次造核剤を含む。任意の好適な一次造核剤を利用できる。一次
造核剤は、それ自体造核剤を含んでいる、化学発泡剤又は化学起泡剤であると定義され得
る。特定の実施形態において、一次造核剤は、Hydrocerol(商標)CF−40
E(商標)(Clariant Corporationから市販)である。
一実施形態において、配合物は、約0.01〜約10wt%の二次造核剤を含む。一実
施形態において、配合物は、約0.01〜約5wt%の二次造核剤を含む。一実施形態に
おいて、配合物は、約0.1〜約2.2wt%の二次造核剤を含む。一実施形態において
、配合物は、約0.3〜約1.7wt%の二次造核剤を含む。一実施形態において、配合
物は、約0.4〜約1.5wt%の二次造核剤を含む。一実施形態において、配合物は、
約0.45〜約1.25wt%の二次造核剤を含む。任意の好適な二次造核剤を利用でき
る。特定の実施形態において、二次造核剤は、HPR−803i繊維(Milliken
から市販)又はタルクから選択される。
本明細書に記載される配合物を使用して、断熱性のポリマー容器を形成できる。一実施
形態において、容器はカップであり得る。一実施形態において、容器は電子レンジ調理可
能なトレイであり得る。
<例>
以下の例は、説明のみを目的としたものである。そのような例に表れる部及びパーセン
テージは、他に規定されない限り、重量によるものである。
本開示の第一の態様
例1:配合物、押出、及びシート形成
本開示を説明するのに使用される例示的な配合物は以下に表され、その開示が引用によ
り全体として本明細書に組み込まれる米国仮特許出願第61/719,096号に記載さ
れている。
DAPLOY(商標)WB140ポリプロピレンホモポリマー(Borealis A
/Sから市販)を、ポリプロピレン原樹脂として使用した。Braskemから市販のF
020HC、ポリプロピレンホモポリマー樹脂を二次樹脂として使用した。2つの樹脂を
、化学発泡剤としてのHydrocerol(商標)CF−40E(商標)、造核剤とし
てのタルク、発泡剤としてのCO2、スリップ剤、及び着色剤としての二酸化チタンと混
合した。パーセンテージは以下の通りであった:
81.45%の一次樹脂:高溶融強度ポリプロピレンBorealis WB140 H
MS
15%の二次樹脂:F020HC(Braskem)ホモポリマーポリプロピレン
0.05%の化学発泡剤:Clariant Hyrocerol CF−40E(商標

0.5%の造核剤:Heritage Plastics HT4HP タルク
1%の着色剤:Colortech 11933−19 TiO2 PP
2%のスリップ剤:Ampacet Corporationから市販のAmpacet
(商標)102823 Process Aid LLDPE(直鎖低密度ポリエチレン
上述の配合物を、押出機ホッパーに加えた。押出機は配合物を加熱し、溶融している樹
脂混合物を形成した。この混合物に、2.2ポンド/時のCO2を加えたが、CO2を樹脂
ブレンドに注入し、樹脂を膨張させ、密度を低下させた。このように形成された混合物を
、その開示が引用により全体として本明細書に組み込まれる米国特許出願第13/491
,007号に記載の通り、ダイヘッドを通して押し出してシートにした。
高分解能顕微鏡法を利用して、ミクロ気泡ポリマー材料の寸法特性を決定できる。Ke
yence VHX−1000デジタル顕微鏡を利用して、本開示の断熱気泡ポリプロピ
レン系材料気泡の寸法特性を決定した。一の例示的実施形態において、気泡長さは、縦方
向に平行に流れる気泡の上部から底部への最大距離を示す寸法特性であり得る。他の例示
的実施形態において、気泡長さは、横方向に平行に流れる気泡の上部から底部への最大距
離を示す寸法特性でもあり得る。さらに他の例示的実施形態において、気泡幅は、縦方向
及び横方向に垂直に流れる気泡の上部から底部への最大距離を示す寸法特性であり得る。
さらに他の例示的実施形態において、気泡壁厚さは、縦方向及び横方法に垂直に流れる線
にわたる分離された気泡空隙間の最大距離を示す寸法特性であり得る。
断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シートの気泡モルホロジーの、それにより形成さ
れたカップなどの物品の品質に対する影響を評価し、材料の細長い一片全長に亘たる整合
性を確認するために、長さ及び幅の寸法的性質のそれぞれに対して最低で700の測定点
を選択した。断熱気泡ポリプロピレン系材料の細長い一片全長に亘たる整合性を確認する
ために、寸法的性質としての気泡壁厚さに対して、最低で200の測定点を選択した。一
の例示的実施形態において、断熱気泡ポリプロピレン系材料のシートを、密閉されたダイ
体積から、44°の角度で押出すことができる。他の例示的実施形態において、断熱気泡
ポリプロピレン系材料のシートを、密閉されたダイ体積から、90°の角度で押出すこと
ができる。44°の角度で押し出された断熱気泡ポリプロピレン系材料のシートを、本明
細書において材料Cと称する。90°の角度で押し出された断熱気泡ポリプロピレン系材
料のシートを、本明細書において材料Dと称する。44°及び90°の出口角度からの断
熱気泡ポリプロピレン系材料のストリップを、図1〜3に示される通りに定量的に比較し
た。
例1:試験方法
気泡モルホロジー測定に利用した一般的な試験方法は以下の通りである:
1.断熱気泡ポリプロピレン系材料のストリップを、横方向(CD)及び縦方向(MD)
に沿って切る。
2.材料をフラットクランプで保持し、かみそりの刃を使ってスムーズに削ぐ(perf
orm a fine shave)。
3.顕微鏡を100倍で焦点を合わせ、材料への照明を調整する。
4.CD方向及びMD方向で独特な気泡のそれぞれの長さ及び幅の測定を実施し、値を記
録する(図1参照)。
5.CD方向及びMD方向で独特な気泡のそれぞれの全体的な長さに接する3〜4の線に
わたって気泡壁厚さの測定を実施し、値を記録する(図2参照)。
6.最も上にある不完全な気泡の底がスクリーンの底部に触るように顕微鏡視野を動かす

7.ストリップの少なくとも0.500インチを測定するまで、新しい独特な気泡のそれ
ぞれに工程4〜5を繰り返す。
本明細書に記載される通りに製造された断熱気泡ポリプロピレン系材料のシートは、典
型的には、約0.1615g/cm3の密度及び約0.066インチ(1.6764mm
)の材料厚さを有した。
例1:試験結果
44°及び90°の角度で密閉されたダイ体積から出た断熱気泡ポリプロピレン系材料
の押出シートの気泡モルホロジーは、気泡の高さ、気泡幅、気泡アスペクト比、及び気泡
壁厚さの点で大きく異なった(表1参照)。縦方向すなわちMDで、材料Cは、19.5
4ミル(49.63mm)の平均長さ、8.53ミル(21.67mm)の平均幅、1.
02ミル(2.59mm)の平均の気泡壁厚さ、及び2.29の平均アスペクト比を有し
た。縦方向すなわちMDで、材料Dは、17.01ミル(43.21mm)の平均長さ、
5.22ミル(13.26mm)の平均幅、0.77ミル(1.96mm)の平均の気泡
壁厚さ、及び3.26の平均アスペクト比を有した。
ウェブ横断方向すなわちCDで、材料Cは、18.45ミル(46.86mm)の平均
長さ、8.28ミル(21.03mm)の平均幅、0.96ミル(2.44mm)の平均
の気泡壁厚さ、及び2.23の平均アスペクト比を有した。ウェブ横断方向すなわちCD
で、材料Dは、16.43ミル(41.73mm)の平均長さ、5.30ミル(13.4
6mm)の平均幅、0.84ミル(2.13mm)の平均の気泡壁厚さ、及び3.10の
平均アスペクト比を有した。
さらに、しわのついた断熱気泡ポリプロピレン系材料の形成が、出口角度の湾曲が44
°から90°に増加した場合に起こることが見出された(例1、図1〜3参照)。これら
の結果に基づき、処方及び加工条件が一定に保たれる場合、密閉されたダイ体積からのダ
イ出口角度が、異なる防しわ性及び/又は防折り目性と共に、異なる材料モルホロジーを
作ると結論付けることができる。一の例示的実施形態において、防しわ性断熱気泡ポリプ
ロピレン系材料は、ダイ出口角度の低下に伴って作ることができる。ダイ出口の角度が低
いほど、気泡アスペクト比を制御し、向ける(orient)ことが容易になり、そのた
め1に近い気泡アスペクト比を有する断熱気泡ポリプロピレン系材料のシートの調製が可
能である。例示的実施形態において、両端を含む50°〜60°の範囲内のダイ出口角度
は、防しわ性断熱気泡ポリプロピレン系材料を生み出すことができる。他の例示的実施形
態において、両端を含む40°〜50°の範囲内のダイ出口角度は、防しわ性断熱気泡ポ
リプロピレン系材料を生み出すことができる。他の例示的実施形態において、両端を含む
30°〜40°の範囲内のダイ出口角度は、防しわ性断熱気泡ポリプロピレン系材料を生
み出すことができる。他の例示的実施形態において、両端を含む20°〜30°の範囲内
のダイ出口角度は、防しわ性断熱気泡ポリプロピレン系材料を生み出すことができる。他
の例示的実施形態において、両端を含む10°〜20°の範囲内のダイ出口角度は、防し
わ性断熱気泡ポリプロピレン系材料を生み出すことができる。他の例示的実施形態におい
て、両端を含む0°〜10°の範囲内のダイ出口角度は、防しわ性断熱気泡ポリプロピレ
ン系材料を生み出すことができる。ダイ出口の角度が高いほど、特にMD方向に、すなわ
ち断熱気泡ポリプロピレン系材料の流れに平行な方向に気泡アスペクト比がさらに向かう
ようになる。理論により拘束されることは望まないが、より低い気泡アスペクト比は、断
熱気泡ポリプロピレン系材料の巻込みの間に経験される局所的ストレス濃度を低減させる
ことができ、そのため、防しわ性及び/又は防折り目性材料を生み出す。
例2:配合物、押出、及びシート形成
高分解能顕微鏡法を利用して、ミクロ気泡ポリマー材料の寸法的性質を決定することが
できる。Keyence VHX−1000 Digital Microscope及
びKeyence VHX−2000 Digital Microscopeを利用し
て、本開示からの断熱気泡ポリプロピレン系材料気泡の寸法的性質を決定した。
異なる加工条件(表2参照)による9種の特定された配合物は、高精度でべき乗則モデ
ルに従うとともに、防しわ性を有し得る材料を生じる気泡寸法的性質を生み出した。以下
の変数は、繰り返し1〜18の間一定に保った:1°押出機温度、2°温度、押出機速度
、シート引き速度、冷却マンドレル直径、冷却マンドレル温度、及び全体的なダイ温度(
表3A参照)。以下の変数は、上述の試行繰り返しの間に変化させた:配合、出口ダイ圧
力、ダイリップ角度、ダイ冷却環冷却[l/分]、及び向き(表3A参照)。以下の変数
は、繰り返し19〜45の間一定に保った:1°押出機温度、押出機速度、シート引き速
度、冷却マンドレル直径、冷却マンドレル温度、及び全体的なダイ温度(表3B参照)。
以下の変数は、上述の試行繰り返しの間変化させた:2°温度、出口ダイ圧力、ダイ冷却
環冷却[l/分]、CO2%、及び向き(表3B参照)。断熱気泡ポリプロピレン系材料
の円形物品への巻込みの間の折り目の発生を調査するために、繰り返し46〜50を、繰
り返し1〜45と同様に実施した(表3C参照)。
図1〜3に示される通り、高い正確度及び精度のために十分なデータを生み出すために
、9種の明示された配合物による50の異なる繰り返しのウェブ横断方向及び縦方向の寸
法属性を分析に組み込んだ。例1で先に記載された具体的な配合物並びに他の8種の配合
物を利用して、本開示のこの態様を説明した(表2参照)。
例2:試験方法
気泡モルホロジー測定に利用した典型的な試験方法は以下の通りであった:
1.断熱気泡ポリプロピレン系材料のストリップを横方向(CD)及び縦方向(MD)に
沿って切る。
2.材料をフラットクランプで保持し、かみそりの刃を使ってスムーズに削ぐ。
3.顕微鏡を100倍で焦点を合わせ、材料への照明を調整する。
4.CD方向及びMD方向で独特な気泡のそれぞれの長さ及び幅の測定を実施し、値を記
録する(図1参照。
5.測定された独特な気泡の数を数え、値を記録する(図1参照)。
6.CD方向及びMD方向で独特な気泡のそれぞれの全体的な長さに接する3〜4の線に
わたって気泡壁厚さの測定を実施し、値を記録する(図2参照)。
7.最初に測定した気泡群の底部から始まって、気泡群の真ん中へ、気泡群の上部へと3
つの全体的なストリップ厚さ測定を実施する(図3参照)。
8.最も低い完全な気泡から始めて、最も高い完全な気泡へ全体的な長さ測定を実施する
(図3参照)。
9.最も上にある不完全な気泡の底がスクリーンの底部に触るように、顕微鏡視野を動か
す。
10.ストリップの約0.200インチ〜0.800インチを測定するまで、新しい独特
な気泡のそれぞれに工程4〜9を繰り返す。全体的な長さと、気泡組成が重ならないよう
ことを確実にする。最初の測定後、以前の最も高い完全な気泡上部から、現在の最も高い
完全な気泡上部へ、それぞれ全長の測定が行われる。
本明細書に記載されるとおりに製造された断熱気泡ポリプロピレン系材料のシートは、
典型的には、約0.1615g/cm3の密度及び約0.066インチ(1.6764m
m)の材料厚さを有した。
例2:試験分析
先に記載された種々の方法で製造された50の異なる試料から得た7500を超える独
特な気泡単位に対して、全気泡測定を実施した。Keyenceデジタル顕微鏡の最大ウ
ィンドウ視野範囲は100ミル×100ミルであったが、各気泡が独特であり、測定され
たストリップの全体的な高さ及び幅が値の平均であることを確実にするように注意を払っ
た。繰り返し1〜18で、全部で6つの異なる寸法パラメーターを測定した。一の例示的
実施形態において、全体的なストリップ長さ(L)、全体的なストリップ厚さ(T)、及
び測定されたストリップ領域中の気泡の総数(n)の寸法パラメーターは、全体的な気泡
の性質を表すので、バルク性質と分類できる。他の例示的実施形態において、気泡長さ(
l)、気泡幅(w)、及び気泡壁厚さ(t)の寸法パラメーターは、各気泡単位を表すの
で、気泡性質と分類できる。繰り返し19〜50で、全部で5つの異なる寸法パラメータ
ーを測定した。一の例示的実施形態において、全体的なストリップ長さ(L)、全体的な
ストリップ厚さ(T)、及び測定されたストリップ領域中の気泡の総数(n)の寸法パラ
メーターは、全体的な気泡の性質を表すので、バルク性質と分類できる。他の例示的実施
形態において、気泡長さ(l)及び気泡幅(w)の寸法パラメーターは、各気泡単位を表
すので、気泡性質と分類できる。寸法値の各組を別々に分類して、バルク性質と気泡性質
の間の相関を確認した。50の繰り返しのそれぞれは、異なるストリップ幾何形状のため
面積当たり異なる気泡数(気泡/m2)を有していたので、気泡密度(p)を利用して、
各気泡数値を標準化した。気泡密度を、式1に示される通り、あるストリップ中の気泡総
数(n)を、全体的なストリップ長さ(L)及び全体的なストリップ厚さ(T)で割り、
3/2乗して計算する。式2に示される通り、気泡アスペクト比(A)を、ある繰り返し
の平均気泡長さ(l)を平均の気泡幅(w)で割って計算する。
式1:
p=(n/TL)3/2
式2:
A=(l/w)
式1は、単位面積当たりの気泡(気泡/インチ2)を単位体積当たりの気泡(気泡/イ
ンチ3)に、単位を変換する。分母の数学的操作によって、面積(m2)は3/2乗され、
寸法的性質を正しい単位を有する体積(m3)に変換する。同じ相関効果が、整合性のた
めに気泡数にも適用される。したがって、気泡密度は、表4及び表5に示される通り、独
立に、平均バルク性質から測定及び計算する。やはり表4及び表5に示される通り、気泡
長さ、気泡幅、及び気泡壁厚さなどの気泡性質も独立に測定し、平均を計算する。独立し
た値の比較によって、定量的な相関を確立して、独立変数の比較のみに基づいて、防しわ
性材料の発生を予測することができる。
例2:試験結果
気泡密度バルク性質を、気泡長さ、気泡幅、及び気泡壁厚さ気泡性質と相関させること
によって、気泡密度に対して寸法的性質を、次いで気泡面積を予測できる強い相関が見出
された。Microsoft Excel 2010べき乗則回帰フィットによって生じ
た決定係数(R2)値は、フィッティングされたべき乗則に基づくモデルの有効性に関し
て高度な正確度を表す。べき乗則は、式3及び式4に示される通り、2つの従属変数、x
及びy、並びに2つの独立変数又は定数、A及びKの方程式を有する:
式3:
y=AxK
式4:
x=(y/A)1/K
例示的実施形態において、気泡密度は、気泡長さ、気泡幅、及び気泡壁厚さを、0.9
45、0.939、及び0.973のR2値で予測できる(それぞれ、図14、図15、
及び図12参照)。R2値が1に近いほど、モデルフィットはさらに正確である。0.8
5を超える回帰フィット値が、この場合はバルク性質及び気泡性質によって表されている
2つの独立変数の間の強い定量的な相関を表すことが一般に認められている。
例示的実施形態において、気泡密度に対して気泡長さを予測する式は、y=1,243
,388,528.483x-2.626になり得るが、気泡密度に対して気泡長さを予測する
、べき乗則定数は、A=1,243,388,528.483及びK=−2.626であ
る。他の例示的実施形態において、気泡密度に対して気泡幅を予測する式はy=426,
736,129.761x-3.417になり得るが、気泡密度に対して気泡幅を予測する、べ
き乗則定数は、A=426,736,129.761及びK=−3.417である。他の
例示的実施形態において、気泡密度に対して気泡壁厚さを予測する式は、y=448,0
02.648x-3.053になり得るが、気泡密度に対して気泡壁厚さを予測する、べき乗則
定数は、A=448,002.648及びK=−3.053である。
データは、合格及び不合格によって定義される、断熱気泡ポリプロピレン系材料が防し
わ性を有するか、又は全くしわが無い満足できる範囲も表すが、合格はしわ及び/又は折
り目が存在しないことを意味し、不合格はしわ及び/又は折り目が存在することを意味す
る。図16及び図17に示されるとおり、データは、縦方向とウェブ横断方向の両方でま
とめることができる。図16のデータの解釈から、円周に平行に走る(すなわちMD、縦
方向)気泡のアスペクト比が、防しわ性の決定に重要な役割を果たすだけでなく、円周に
垂直に走る(すなわちCD、横方向、図17に示される通り)気泡の気泡密度か気泡のア
スペクト比のいずれかの、より重要な役割を果たし得ることが分かる。
例示的実施形態(図16参照)において、約2.75未満のMD方向の気泡アスペクト
比を有する断熱気泡ポリプロピレン系材料は、巻き込まれて断熱カップなどの物品になる
場合、しわにならないことがある。説明的には、2.5以下のMD方向の気泡アスペクト
比を有する断熱気泡ポリプロピレン系材料は、巻き込まれて断熱カップなどの物品になる
場合、しわにならないことがある。他の例示的実施形態(図17参照)において、約2.
75未満のCD方向の気泡アスペクト比を有する断熱気泡ポリプロピレン系材料は、巻き
込まれて断熱カップなどの物品になる場合、しわにならないことがある。説明的には、2
.5以下のCD方向の気泡アスペクト比を有する断熱気泡ポリプロピレン系材料は、巻き
込まれて断熱カップなどの物品になる場合、しわにならないことがある。他の例示的実施
形態(図17参照)において、約2.75〜約4.00のCD方向の気泡アスペクト比及
び約300,000気泡/インチ3〜約900,000気泡/インチ3の気泡密度を有する
断熱気泡ポリプロピレン系材料は、巻き込まれて断熱カップなどの物品になる場合、しわ
にならないことがある。他の例示的実施形態(図16参照)において、約2.75〜約3
.5のMD方向での気泡アスペクト比及び約300,000気泡/インチ3〜約700,
000気泡/インチ3の気泡密度を有する断熱気泡ポリプロピレン系材料は、巻き込まれ
て断熱カップなどの物品になる場合、しわにならないことがある。
気泡予測モデルは、気泡幅、気泡長さ、及び気泡壁厚さカテゴリーにおける気泡成長を
正確に記載し、多くの自然現象に見られるものと同様にべき乗則機能性も有する。対数−
対数プロットフォームに載せると、相関は、意外にも、全データ点の近く又はそれらを正
確に貫く直線である。この展開は、べき乗則相関のさらなる証拠を与え、次いで、図8〜
13に示される通り、気泡成長をモデル化し予測する能力をさらに与える。
図4〜7に示される防しわ性対ミクロな折り目/マクロな折り目結果から予知される通
り、且つ図16及び図17に簡潔に表されている通り、本開示は、気泡アスペクト比及び
気泡密度に関する制御範囲の特定を可能にするが、その範囲により、しわにならず、且つ
/又は折り目が付かない断熱カップの製造が可能になる。図16は、縦方向の気泡アスペ
クト比の関数として、(カップ)巻込みプロセスにおける気泡密度を表し、図17は、横
方向の気泡アスペクト比の関数として、(カップ)巻込みプロセスにおける気泡密度を表
す。図16及び図17において、合格する気泡密度は、カップ巻込みの間にしわ及び/又
は折り目が開始することなく許容される。逆に、カップ巻込みの間のしわ及び/又は折り
目に関連する、すなわち不合格である図16及び図17における気泡密度は、ミクロな折
り目及び/又はマクロな折り目を生じさせるが、ミクロな折り目及び/又はマクロな折り
目は以下のとおり定義される:
ミクロな折り目は、中間、上部、及び特に底部領域に見られるカップ内側の小さな折り目
を定義する。それらは、通常、長さが1/4インチ〜1/2インチであり、探索しない限
り肉眼ではほぼ見えない。
マクロな折り目は、底部から上部へずっと又はカップに接して走るカップ内側の大きな折
り目を定義する。それらは、通常カップの長さであり、非常に目に見えやすい。
本開示の第二の態様
例3:試料カップ配合物及び押出
本開示を説明するのに利用される例示的な配合物を以下に与えるが、その開示が引用に
より本明細書にその全体として組み込まれる、2012年6月7日に出願の「断熱容器用
のポリマー材料(POLYMERIC MATERIAL FOR AN INSULA
TED CONTAINER)」という名称の米国特許出願第13/491/327号に
記載されている。
DAPLOY(商標)WB140高溶融強度ポリプロピレンホモポリマー(Borea
lis A/Sから市販)を一次原樹脂として使用した。Braskemから市販のF0
20HC、ポリプロピレンホモポリマー樹脂を二次樹脂として使用した。2つの樹脂を、
一次造核剤としてのHydrocerol(商標)CF−40E(商標)、二次造核剤と
してのタルク、発泡剤としてのCO2、スリップ剤、及び着色剤としての二酸化チタンと
ブレンドした。配合物1は以下の通りであった:
80.7% 一次樹脂:高溶融強度ポリプロピレンBorealis WB140 HM

15.0% 二次樹脂:F020HC(Braskem)
0.05% 化学発泡剤Clariant Hydrocerol(商標)CF−40E
(商標)
0.25% 造核剤:タルク
2.0% 着色剤:TiO2 PE(或いは、PPを使用できる)
2.0% スリップ剤:Ampacet(商標)102823 LLDPE(直鎖低密度
ポリエチレン)、Ampacet Corporationから市販
上述の配合物を押出機ホッパーに加えた。押出機は配合物を加熱し、溶融している樹脂
混合物を形成した。この混合物に、3.4ポンド/時のCO2を加えたが、CO2を樹脂ブ
レンドに注入し、樹脂が膨張し、密度が低下した。このように形成された混合物を、ダイ
ヘッドを通して押し出して、シートにした。次いで、その開示が引用により全体として本
明細書に組み込まれる2012年6月7日に出願の「断熱容器(INSULATED C
ONTAINER)」という名称の米国特許出願第13/491,007号に記載の通り
、シートを打ち抜き、カップに形成した。
例4:試料カップ調合物
カップ1
断熱気泡ポリプロピレン系材料を、上述の配合で押し出した。物品の長い面がウェブ方
向に沿って向くように、打ち抜き物品形状をMD(縦方向)に向けた。断熱カップを、O
ETが断熱カップの外側を向くように形成すると、5mmよりも深いものもある多数の折
り目及びしわが生じた。図21は、物品形成の間にフォーム気泡壁がつぶれ折り目が形成
された顕微鏡画像を示す。断熱カップは使用不可能であった。
カップ2
カップ1と同じ断熱気泡ポリプロピレン系材料を使用して、MD方向に打ち抜き形状を
作ったが、OETが断熱カップの内側を向くように物品を形成した。意外にも、断熱カッ
プ表面に折り目はなく、断熱カップは使用可能であった。
カップ3
カップ1と同じ断熱気泡ポリプロピレン系材料を使用して、物品の長い面がウェブを横
切るように向けて、CD(ウェブ横断方向)に打ち抜き形状を作った。OETが断熱カッ
プの外側を向くように、断熱カップを形成した。カップ2に比べて外観はさらに向上した
。断熱カップは使用可能であった。
カップ4
カップ1と同じ断熱気泡ポリプロピレン系材料を使用して、物品の長い面がウェブを横
切るように向けて、CDに打ち抜き形状を作った。OETチューブが断熱カップの内側を
向くように、断熱カップを形成した。カップ3に比べて外観はさらに向上した。断熱カッ
プは使用可能であり、折り目は全くなかった。
カップ5
印刷されたポリプロピレン(PP)フィルムを、例3の断熱気泡ポリプロピレン系材料
のOET層に積層し、物品形状をMDで打ち抜き、印刷された層が断熱カップの外側を向
くように断熱カップを形成した。外観は最悪であり、深さ5mmを超える折り目があった

カップ6
印刷されたポリプロピレン(PP)フィルムを、例3の断熱気泡ポリプロピレン系材料
のOET層に積層し、物品形状をCDで打ち抜き、印刷された層が断熱カップの外側を向
くように断熱カップを形成した。カップ5に比べると外観は向上したが、カップ2、3、
及び4に比べて劣っていた。
しわ及び/又は折り目を最も少なくした(カップ4)のカップ形成プロセスは、OET
表面/層をカップの内側に向けて、断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出チューブから、
ウェブ横断方向(CD)で形状を切ることを含む。(a)カップ形状をCDで切り取り、
且つ、(b)カップ6のように、印刷されたポリプロピレンフィルムの、カップの外側を
向いているOET表面/層への積層からカップが得られた場合、外観に著しい向上があっ
た。(a)形状をCDで切り、且つ、(b)印刷されたポリプロピレンフィルムをInE
T表面/層に積層した場合、外観及び縁の形状は、カップ6に比べてさらに向上した。
顕微鏡画像(図20及び図21)から明らかな通り、カップは、InETがカップの内
側にある場合圧縮力を受けて折れ曲がり、しわ及び折り目が生じる。意外にも、カップの
内側としてのOETは折れ曲がらない。示差走査熱量測定によってInETとOETの間
に検出される差異は全くないという事実にもかかわらず、OETは圧縮力に耐えることが
できる。さらに、表面に近い層中の気泡サイズは、顕微鏡法によって確認するとInET
とOETで同じように見える。
InETとOETの間の差異を、広角X線回折(WAXD)分析によって調査した。W
AXD分析を以下の通り実施した。標準的な試料ホルダーに固定した1インチ×1インチ
の大きさの試料切片を、45KV/40mAでCu線を利用するPanalytical
X’pert MPD Pro回折計内に置いた。5°〜50°の範囲にわたり、ステ
ップサイズ0.0157°及びステップあたりの計数時間50秒でスキャンを行った。試
料のInET及びOET表面の回折パターンを決定した。ポリプロピレンのWAXDパタ
ーンは、14.2°、16.1°、17.1°、及び18.6°に位置する5つの主なピ
ークを示したが、これらはそれぞれα(110)、β(300)、α(040)、α(1
30)、及びγ(117)面からの結晶反射の回折に相当する。α(110)ピークを利
用して、図23に示される通り結晶ドメインサイズを計算した。
RIR法(参照強度比)を利用してK値を計算し、以下の式に従って材料中のβ相の相
対含量を特性化した。
K値=(Aβ/(Aα+Aβ)×100、
式中、
K値は、パーセント(%)として表されたβドメインの含量であり;
Aαは、α(110)面からの結晶反射の回折に相当するWAXDパターングラフ上のα
ドメインピークの総面積であり;
Aβは、β(300)面からの結晶反射の回折に相当するWAXDパターングラフ上のβ
ドメインピークの総面積である。
結晶化度(パーセント)がInETとOETで同じであっても、結晶ドメインの大きさ
は異なっていた(表7)。この大きさの差異は、不可逆な変形なしに圧縮力によってうま
く耐えることができるOET中の結晶構造を与えた特異な冷却速度によるものだった可能
性がある。理論により拘束されないが、OETとInETの間の表面モルホロジー及び結
晶構造の差異は、折り目及び/又はしわの発生の重要な因子であった可能性がある。
結晶ドメインサイズは、材料配合に敏感であった。表7に示される通り、折り目を示し
た、余分なタルク(2%タルク)を含む試料のα相結晶ドメインサイズは、99Åと測定
されたカップ1〜5のOETのさらに小さいα相結晶ドメインサイズに比べて、非常に大
きく、即ち、InETで158Å及びOETで164Åであった。カップ1〜5のInE
T表面は、121Åのα相結晶ドメインサイズを有した。InET及びOETフォーム表
面の気泡サイズ、ポリプロピレン融点、結晶化温度、及び結晶化度(示差走査熱量測定及
びX線分析によって測定)はほぼ同じであった。
カップ1〜4のOET表面は、OETがカップの内側を向いている場合に最適なカップ
外観を有し、カップ形成の間に圧縮力に対する最良の耐性を有した。これらのカップは、
以下の特徴の独特な組み合わせも有していた。
最小のα相結晶ドメインサイズ;
最大のβ相結晶ドメインサイズ;及び
30未満のK値(表7)
窒素雰囲気下で、加熱−冷却−加熱、10℃/分を利用して、示差走査熱量測定(DS
C)分析を、TA Instruments DSC 2910で実施した。示差走査熱
量測定は、上述のカップ形成の全ての例で、β結晶性が、DSC再昇温曲線(図22)に
はなかったが、X線広角回折によって特定可能であることを意外にも明らかにした。公知
の従来のポリプロピレン系フォームでは、X線広角回折によって特定されるβ結晶性があ
れば、β結晶性が示差走査熱量測定によっても特定されるという予想につながっただろう
。このように、本開示による断熱気泡ポリプロピレン系材料の特徴は、広角X線回折によ
って特定可能であるが、示差走査熱量測定によって特定可能でないβ結晶性を含む。
β相含量(231Å)は、最良の性能をもたらした材料で最高であった(表7)。さら
なる試験を、同等なαドメインサイズ及び同等なβ相ドメインサイズ(全て200Å超)
並びにK値によって記載される様々なβ相含量を有する試料で実施した。意外にも、K値
と、しわのない高い表面品質カップを形成する能力との間の関係性は比例しなかった。優
れたPPフォーム表面を生み出した最適なK値の領域があった。最良のカップ外観は、1
8〜30の、より好ましくは22〜28のK値に相当した。
配合物2:
81.45% 一次樹脂:高溶融強度ポリプロピレンBorealis WB140 H
MS
15.0% 二次樹脂:F020HC(Braskem)
0.05% 化学発泡剤Clariant Hydrocerol(商標)CF−40E
(商標)
0.5% 造核剤:タルク
1.0% 着色剤:Colortech 11933−19 TiO2−PP
2.0% スリップ剤:Ampacet(商標)102823
配合物3:
81.45% 一次樹脂:高溶融強度ポリプロピレンBorealis WB140 H
MS
15.0% 二次樹脂:F020HC(Braskem)
0.05% 化学発泡剤Clariant Hydrocerol(商標)CF−40(
商標)
0.5% 造核剤:Techmer PPM 16464シリカ
1.0% 着色剤:Colortech 11933−19 TiO2−PP
2.0% スリップ剤:Ampacet(商標)102823
配合物4:
81.45% 一次樹脂:高溶融強度ポリプロピレンBorealis WB140 H
MS
15.0% 二次樹脂:F020HC(Braskem)
0.05% 化学発泡剤Clariant Hydrocerol(商標)CF−40E
(商標)
0.5% 造核剤:Heritage Plastics HT4HPタルク
1.0% 着色剤:Colortech 11933−19 TiO2−PP
2.0% スリップ剤:Ampacet(商標)102823
配合物5:
78.96% 一次樹脂:高溶融強度ポリプロピレンBorealis WB140 H
MS
14.99% 二次樹脂:F020HC(Braskem)
0.05% 化学発泡剤Clariant Hydrocerol(商標)CF−40E
(商標)
2.0% 造核剤:タルク
1.0% 着色剤:Colortech 11933−19 TiO2−PP
3.0% スリップ剤:Ampacet(商標)102823
表8の試料では、α相及びβ相の結晶ドメインサイズは様々であったが、最高のカップ
表面品質に対応する約20〜約30の最適なK値範囲があった。
例5:気泡密度及び寸法モルホロジー
フォーム気泡モルホロジーの試験は、防しわ性及び防折り目性断熱気泡ポリプロピレン
系材料を形成する能力の見識を与えた。防しわ性及び防折り目性は、断熱気泡ポリプロピ
レン系材料のシートのカップ巻込み又は賦形の間に、しわの形成及び/又は折り目のない
ことを指す。
気泡長さ及び気泡高さを、本開示の断熱気泡ポリプロピレン系材料の押出シート(試料
A、上述の配合物使用)及び従来のポリプロピレンフォームのシート(試料B)で、走査
型電子顕微鏡法(SEM)によって測定した。顕微鏡画像を目視で評価し、代表的な気泡
を気泡長さ及び気泡幅の測定のために選択した。3〜10点でなされた測定に基づく気泡
サイズ決定のそのような方法は周知であったが、フォーム製造において品質管理ツールと
して通常利用されている。測定の目的は、典型的又は平均/代表的な気泡サイズを見つけ
ることであり、気泡サイズ分布を与えることではなかった。同じ明示された方向の(MD
又はCD)気泡長さを気泡幅で割ることによって、アスペクト比を計算した。
試料B(従来のフォーム)は、試料Aフォームよりも相当に高いMD気泡アスペクト比
を有しており、すなわち、試料Bの気泡は長く狭かった(表8)。試料Bフォームは、C
D方向で2.0未満のアスペクト比も有していたが、それは、試料Bフォームの気泡が長
く狭いことと一致していた。対照的に、試料Aフォームの気泡は、試料Bフォームの気泡
よりもかなり低いMD気泡アスペクト比及びCD方向で2.0未満のアスペクト比を有し
、さらに丸い形状の気泡を示していた。
異方性係数を、MDの気泡幅(又は高さ)と、反対方向(CD)の同じパラメーターの
比として計算した。表9に示される通り、試料Bフォームは非常に異方性が高かった。対
照的に、試料Aは、MD対CDにおいてそれほど差異が無く、したがって低い異方性係数
を有する。
同一の押出プロセスで同じ加工パラメーターで製造された、化学組成が固定された気泡
材料のしわは、打ち抜き部品がCD方向に向けられていて、1に近い気泡アスペクト比及
び1に近い異方性係数が与えられる場合に解消された。
本開示のごく一部の例示的実施形態が上で詳細に記載されたが、当業者は、新規な教示
及び利点から大きく逸脱せずに、多くの変更が例示的実施形態に可能であることに容易に
気付くだろう。したがって、そのような変更は全て、以下の請求項に定義される本開示の
範囲内に含まれるものとする。
本明細書及び添付される請求項では、単数形「a(1つの」、「an(1つの)」、及
び「the(その)」は、文脈上そうでないとする明確な指示がない限り、複数の指示対
象も含む。範囲は、本明細書において、「約」ある特定の値から、及び/又は、「約」他
の特定の値までとして表され得る。そのような範囲が表される場合、他の実施形態は、あ
る特定の値から、及び/又は、他の特定の値までを含む。同様に、先行する「約」を使用
して値が近似値として表される場合、特定の値が他の実施形態を形成することが理解され
るだろう。範囲のそれぞれの終点が、他の終点との関連においても、他の終点とは独立の
場合でも重要であることがさらに理解されるだろう。
「任意選択の」又は「任意選択で」は、その後に記載される事象又は状況が起こること
も起こらないこともあり、記載が、前記事象又は状況が起こる場合及びそれが起こらない
場合を含むことを意味する。
本明細書の記載及び請求項全体で、言葉「含む(comprise)」並びに「含んで
いる(comprising)」及び「含む(comprises)」などのその言葉の
変形体は、「含むがこれらに限定されない」を意味し、例えば、他の添加物、成分、整数
、又は工程を除外するものではない。「例示的な」は、「の一例」を意味し、好ましい又
は理想的な実施形態の指摘を伝えるものではない。「など」は、限定的な意味でなく、説
明のための目的で使用される。
開示された方法を実施し、開示された材料を調製するのに使用できる成分が開示される
。これらの成分及び他の成分は本明細書に開示され、これらの成分の組み合わせ、サブセ
ット、相互作用、群などが開示される場合、これらの種々の個別及び集合的な組み合わせ
及び交換のそれぞれの具体的な言及が明確に開示されないことがあっても、それぞれは、
全方法及び材料に関して本明細書において具体的に企図され、記載されることが理解され
る。これは、開示された方法における工程があるがこれに限定されない、本願の全態様に
当てはまる。そのため、実施できる種々の追加工程がある場合、これらの追加工程のそれ
ぞれが、開示された方法の任意の具体的な実施形態又は実施形態の組み合わせと共に実施
できることが理解される。
本開示の範囲又は趣旨から逸脱せずに、種々の改良及び変形を行えることは当業者には
明らかであろう。他の実施形態は、本明細書に開示される明細書及び慣例を考察すれば、
当業者には明らかだろう。明細書及び例が単に例示的であるとみなされることが意図され
る。
以下の番号付きパラグラフは、本開示の特定の実施形態に関するものである:
1.一次ポリプロピレン樹脂を含み、
β相結晶性が広角X線回折によって特定可能であり、示差走査熱量測定によっては特定可
能ではない、断熱気泡ポリマー材料。
2.ポリプロピレン二次樹脂をさらに含む、パラグラフ1の断熱気泡ポリマー材料。
3.スリップ剤をさらに含む、パラグラフ1又は2の断熱気泡ポリマー材料。
4.少なくとも1種の造核剤をさらに含む、パラグラフ1、2、又は3の断熱気泡ポリマ
ー材料。
5.β相結晶性ピークが、β(300)面からの結晶反射の回折からの回折パターンに存
在する、任意の上記パラグラフの断熱気泡ポリマー材料。
6.K値が約18〜約30である、一次ポリプロピレン樹脂を含む断熱気泡ポリマー材料

7.K値が約22〜約28である、パラグラフ6の断熱気泡ポリマー材料。
8.ポリプロピレン二次樹脂をさらに含む、パラグラフ6又は7の断熱気泡ポリマー材料

9.スリップ剤をさらに含む、パラグラフ6、7、又は8の断熱気泡ポリマー材料。
10.少なくとも1種の造核剤をさらに含む、パラグラフ6〜9のいずれかの断熱気泡ポ
リマー材料。
11.一次ポリプロピレン樹脂を含み、
α相ポリプロピレンの結晶ドメインサイズが約100Å未満であり、
結晶ドメインサイズが広角X線回折によって決定される、断熱気泡ポリマー材料。
12.一次ポリプロピレン樹脂を含み、
β相ポリプロピレンの結晶ドメインサイズが約190Åよりも大きく、
結晶ドメインサイズが広角X線回折によって決定される、断熱気泡ポリマー材料。
13.断熱気泡ポリマー材料が、21〜25ページに表れたパラグラフのいずれかに定義
された配合物のいずれか1つを含む、任意の上記パラグラフの断熱気泡ポリマー材料。
14.一次ポリプロピレン樹脂を含む樹脂混合物の押出チューブを与える工程、及び
押出チューブからウェブ横断方向(CD)で形状を切る工程を含み、押出チューブ外側(
OET)表面又は層が容器の内側を向いている、防しわ性ポリマー容器を製造する方法。
本開示のさらなる特定の実施形態は、以下の番号付きパラグラフに与えられる:
15.i)少なくとも1種の高溶融強度ポリプロピレンホモポリマーを含む第一ポリマー
材料、並びに
ii)結晶性ポリプロピレンホモポリマー、インパクトポリプロピレンコポリマー、及び
これらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む第二ポリマー
材料
を含み、
防しわ性又は防折り目性である断熱気泡ポリプロピレン系材料。
16.少なくとも1種の造核剤をさらに含む、パラグラフ15の断熱気泡ポリプロピレン
系材料。
17.少なくとも1種のスリップ剤をさらに含む、パラグラフ15又は16の断熱気泡ポ
リプロピレン系材料。
18.約2.75未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ15、16、又
は17の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
19.約2.5未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ15〜18の断熱
気泡ポリプロピレン系材料。
20.約2.75未満の横方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ15〜19の断
熱気泡ポリプロピレン系材料。
21.約2.5未満の横方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ15〜20の断熱
気泡ポリプロピレン系材料。
22.約2.75〜約3.75の横方向の気泡アスペクト比及び約800,000気泡/
インチ3の気泡密度を有する、パラグラフ15〜21の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
23.約200,000気泡/インチ3〜約700,000気泡/インチ3の気泡密度及び
約2.75〜約3.5の縦方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ15〜22の断
熱気泡ポリプロピレン系材料。
24.約200,000気泡/インチ3〜約900,000気泡/インチ3の気泡密度及び
約2.75〜約4.0の横方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ15〜23の断
熱気泡ポリプロピレン系材料。
25.約700,000気泡/インチ3〜約2,000,000気泡/インチ3の気泡密度
及び約2.75〜約4.5の縦方向の気泡アスペクト比を有し、ミクロな折り目がつくか
、又はマクロな折り目がつく、パラグラフ15〜24の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
26.約900,000気泡/インチ3〜約2,000,000気泡/インチ3の気泡密度
及び約2.75〜約4.5の横方向の気泡アスペクト比を有し、ミクロな折り目がつくか
、又はマクロな折り目がつく、パラグラフ15〜25の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
27.3.5よりも大きい縦方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ15〜26の
断熱気泡ポリプロピレン系材料。
28.約800,000気泡/インチ3の気泡密度を有する、パラグラフ15〜27の断
熱気泡ポリプロピレン系材料。
29.約200,000気泡/インチ3〜約700,000気泡/インチ3の気泡密度を有
する、パラグラフ15〜28の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
30.約200,000気泡/インチ3〜約900,000気泡/インチ3の気泡密度を有
する、パラグラフ15〜29の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
31.β相結晶性が広角X線回折によって特定可能であり、示差走査熱量測定によっては
特定可能でない、パラグラフ15〜30の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
32.β相結晶性ピークがβ(300)面からの結晶反射の回折からの回折パターンに存
在する、パラグラフ15〜31の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
33.K値が約18〜約30である、パラグラフ15〜32の断熱気泡ポリプロピレン系
材料。
34.K値が約22〜約28である、パラグラフ15〜33の断熱気泡ポリプロピレン系
材料。
35.α相ポリプロピレンの結晶ドメインサイズが約100Å未満であり、
結晶ドメインサイズが広角X線回折によって決定される、
パラグラフ15〜34の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
36.β相ポリプロピレンの結晶ドメインサイズが約190Åよりも大きく、
結晶ドメインサイズが広角X線回折によって決定される、
パラグラフ15〜35の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
37.断熱気泡ポリマー材料が、21〜25ページに表れるパラグラフのいずれかに定義
された配合物のいずれか1つを含む、パラグラフ15〜36の断熱気泡ポリプロピレン系
材料。
38.0°〜約60°のダイ出口角度で押出機ダイリップを通して
i)少なくとも1種の高溶融強度ポリプロピレンホモポリマーを含む第一ポリマー材料、
ii)結晶性ポリプロピレンホモポリマー、インパクトポリプロピレンコポリマー、及び
これらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む第二ポリマー
材料、
iii)少なくとも1種の造核剤、並びに
iv)少なくとも1種のスリップ剤
を含む配合物を押し出すことによって、一次ポリプロピレン樹脂を含む樹脂混合物の押出
チューブを与える工程、並びに、
次いでウェブ横断方向(CD)で押出チューブから形状を切る工程を含み、
押出チューブ外側(OET)表面又は層が容器の内側を向いている、防しわ性ポリマー容
器を製造する方法。
39.ダイ出口角度が0°〜約10°である、パラグラフ38の製造方法。
40.ダイ出口角度が約10°〜約20°である、パラグラフ38又は39の製造方法。
41.ダイ出口角度が約20°〜約30°である、パラグラフ38、39、又は40の製
造方法。
42.ダイ出口角度が約30°〜40°である、パラグラフ38〜41のいずれかの製造
方法。
43.ダイ出口角度が約44°である、パラグラフ38〜42のいずれかの製造方法。
44.ダイ出口角度が約40°〜約50°である、パラグラフ38〜43のいずれかの製
造方法。
45.ダイ出口角度が約50°〜約60°である、パラグラフ38〜44のいずれかの製
造方法。
46.押出機ダイリップを通して、
i)少なくとも1種の高溶融強度ポリプロピレンホモポリマーを含む第一ポリマー材料、
ii)結晶性ポリプロピレンホモポリマー、インパクトポリプロピレンコポリマー、及び
これらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む第二ポリマー
材料、
iii)少なくとも1種の造核剤、並びに、
iv)少なくとも1種のスリップ剤
を含む配合物を押し出すことによって、一次ポリプロピレン樹脂を含む樹脂混合物の押出
チューブを与える工程、並びに、
次いで、ウェブ横断方向(CD)で押出チューブから形状を切る工程を含み、押出チュー
ブ外側(OET)表面又は層が容器の内側を向いており、
気泡寸法属性がy=AxKに従い、式中、xかyのいずれかが断熱気泡ポリプロピレン系
材料の気泡密度であり、気泡密度以外の変数が、断熱気泡ポリプロピレン系材料の気泡長
さ、気泡幅、又は気泡壁厚さである、
防しわ性ポリマー容器を製造する製造方法。
47.べき乗則定数Aが9×108〜1.3×109の範囲であり、べき乗則定数Kが−2
.4〜−2.8の範囲であり、x及びyがそれぞれ気泡長さ及び気泡密度を表す、パラグ
ラフ46の製造方法。
48.べき乗則定数Aが2×108〜4.3×108の範囲であり、べき乗則定数Kが−3
.1〜−3.5の範囲であり、x及びyがそれぞれ気泡幅及び気泡密度を表す、パラグラ
フ46又は47の製造方法。
49.べき乗則定数Aが4×105〜5×105の範囲であり、べき乗則定数Kが−2.8
〜−3.2の範囲であり、x及びyがそれぞれ気泡壁厚さ及び気泡密度を表す、パラグラ
フ46、47、又は48の製造方法。
50.約45°〜60°の内側ダイリップ角度で内側ダイリップを、約35°度〜約55
°の角度で外側ダイリップを含む押出機ノズルを通して
i)少なくとも1種の高溶融強度ポリプロピレンホモポリマーを含む第一ポリマー材料、
ii)結晶性ポリプロピレンホモポリマー、インパクトポリプロピレンコポリマー、及び
これらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む第二ポリマー
材料、
iii)少なくとも1種の造核剤、並びに
iv)少なくとも1種のスリップ剤
を含む配合物を押し出すことによって、一次ポリプロピレン樹脂を含む樹脂混合物の押出
チューブを与える工程、並びに、
次いで、ウェブ横断方向(CD)で押出チューブから形状を切る工程を含み、押出チュー
ブ外側(OET)表面又は層が容器の内側を向いている、防しわ性ポリマー容器を製造す
る製造方法。
51.内側ダイリップ角度が約48°〜約57°である、パラグラフ50の製造方法。
52.内側ダイリップ角度が約49°である、パラグラフ50又は51の製造方法。
53.外側ダイリップ角度が約40°〜約49°である、パラグラフ50、51、又は5
2の製造方法。
54.外側ダイリップ角度が約41°である、パラグラフ50〜53の製造方法。
55.外側ダイリップ角度が約40°〜約49°である、パラグラフ50〜54の製造方
法。
56.外側ダイリップ角度が約41°である、パラグラフ50〜55の製造方法。
57.配合物が、21〜25ページに表れるパラグラフのいずれかに定義されているとお
りである、パラグラフ38〜56のいずれかの製造方法。
本開示のさらなる特定の実施形態は、以下の番号付きパラグラフに与えられる:
58.約61°〜約90°のダイ出口角度で、押出機ダイリップを通して
i)少なくとも1種の高溶融強度ポリプロピレンホモポリマーを含む第一ポリマー材料、
ii)結晶性ポリプロピレンホモポリマー、インパクトポリプロピレンコポリマー、及び
これらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む第二ポリマー
材料、
iii)少なくとも1種の造核剤、並びに、
iv)少なくとも1種のスリップ剤を含む配合物を押し出して、断熱気泡ポリプロピレン
系材料を製造することを含む、断熱気泡ポリプロピレン系材料を製造する製造方法。
59.ダイ出口角度が約70°〜約90°である、パラグラフ58の製造方法。
60.ダイ出口角度が約80°〜約90°である、パラグラフ59の製造方法。
61.ダイ出口角度が約85°〜約90°である、パラグラフ60の製造方法。
62.ダイ出口角度が約90°である、パラグラフ61の製造方法。
63.i)少なくとも1種の高溶融強度ポリプロピレンホモポリマーを含む第一ポリマー
材料、並びに、
ii)結晶性ポリプロピレンホモポリマー、インパクトポリプロピレンコポリマー、及び
これらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む第二ポリマー
材料を含み、しわ又は折り目を含む、断熱気泡ポリプロピレン系材料。
64.少なくとも1種の造核剤をさらに含む、パラグラフ63の断熱気泡ポリプロピレン
系材料。
65.少なくとも1種のスリップ剤をさらに含む、パラグラフ63の断熱気泡ポリプロピ
レン系材料。
66.約2.75よりも大きい縦方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ58〜6
3の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
67.約3.0よりも大きい縦方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ58〜63
の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
68.約2.75よりも大きい横方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ58〜6
3の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
69.約3.0よりも大きい横方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ58〜63
の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
70.2.75よりも大きい横方向の気泡アスペクト比及び約800,000気泡/イン
3よりも大きい気泡密度を有する、パラグラフ58〜63の断熱気泡ポリプロピレン系
材料。
71.1,000,000気泡/インチ3未満の気泡密度及び約2.9よりも大きい縦方
向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ58〜63の断熱気泡ポリプロピレン系材料

72.約3.1よりも大きい縦方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ71の断熱
気泡ポリプロピレン系材料。
73.約1,200,000気泡/インチ3未満の気泡密度及び約3.0〜約4.5の横
方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ58〜63の断熱気泡ポリプロピレン系材
料。
74.約3.0よりも大きい縦方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ58〜63
の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
75.1,200,000気泡/インチ3未満の気泡密度を有する、パラグラフ74の断
熱気泡ポリプロピレン系材料。
76.2.75よりも大きい横方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ74の断熱
気泡ポリプロピレン系材料。
77.800,000気泡/インチ3よりも大きく1,500,000気泡/インチ3未満
の気泡密度を有する、パラグラフ76の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
78.押出機ダイリップを通して、
i)少なくとも1種の高溶融強度ポリプロピレンホモポリマーを含む第一ポリマー材料、
ii)結晶性ポリプロピレンホモポリマー、インパクトポリプロピレンコポリマー、及び
これらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む第二ポリマー
材料、
iii)少なくとも1種の造核剤、並びに、
iv)少なくとも1種のスリップ剤
を含む配合物を押し出して、断熱気泡ポリプロピレン系材料を製造することを含み、
気泡寸法属性がy=AxKに従い、xかyのいずれかが断熱気泡ポリプロピレン系材料の
気泡密度であり、気泡密度以外の変数が、断熱気泡ポリプロピレン系材料の気泡長さ、気
泡幅、又は気泡壁厚さであり、
断熱気泡ポリプロピレン系材料がしわ又は折り目を含む、断熱気泡ポリプロピレン系材料
を製造する製造方法。
79.べき乗則定数Aが9×108〜1.3×109の範囲であり、べき乗則定数Kが−2
.4〜−2.8の範囲であり、x及びyがそれぞれ気泡長さ及び気泡密度を表し、気泡密
度が約2×105気泡/インチ3〜約7×105気泡/インチ3である、パラグラフ78の製
造方法。
80.べき乗則定数Aが2×108〜4.3×108の範囲であり、べき乗則定数Kが−3
.1〜−3.5の範囲であり、x及びyがそれぞれ気泡密度及び気泡幅を表し、気泡密度
が約1×105気泡/インチ3よりも大きく約1×106気泡/インチ3未満である、パラグ
ラフ78の製造方法。
81.べき乗則定数Aが4×105〜5×105の範囲であり、べき乗則定数Kが−2.8
〜−3.2の範囲であり、x及びyがそれぞれ気泡密度及び気泡壁厚さを表し、気泡密度
が約4×105気泡/インチ3よりも大きく約8×105気泡/インチ3未満である、パラグ
ラフ78の製造方法。
82.約70°〜約90°のダイ出口角度で押出機ダイリップを通して配合物が押し出さ
れる、パラグラフ78〜81の製造方法。
83.ダイ出口角度が約70°〜約90°である、パラグラフ82の製造方法。
84.ダイ出口角度が約80°〜約90°である、パラグラフ83の製造方法。
85.ダイ出口角度が約85°〜約90°である、パラグラフ84の製造方法。
86.ダイ出口角度が約90°である、パラグラフ85の製造方法。
87.約2.75よりも大きい縦方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ83〜8
6の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
88.約3.0よりも大きい縦方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ83〜86
の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
89.約2.75よりも大きい横方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ83〜8
6の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
90.約3.0よりも大きい横方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ83〜86
の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
91.2.75よりも大きい横方向の気泡アスペクト比及び約800,000気泡/イン
3よりも大きい気泡密度を有する、パラグラフ83〜86の断熱気泡ポリプロピレン系
材料。
92.1,000,000気泡/インチ3未満の気泡密度及び約2.9よりも大きい縦方
向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ83〜86の断熱気泡ポリプロピレン系材料

93.約3.1よりも大きい縦方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ91の断熱
気泡ポリプロピレン系材料。
94.約1,200,000気泡/インチ3未満の気泡密度及び約3.0〜約4.5の横
方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ83〜86の断熱気泡ポリプロピレン系材
料。
95.3.0よりも大きい縦方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ83〜86の
断熱気泡ポリプロピレン系材料。
96.1,200,000気泡/インチ3未満の気泡密度を有する、パラグラフ95の断
熱気泡ポリプロピレン系材料。
97.2.75よりも大きい横方向の気泡アスペクト比を有する、パラグラフ95の断熱
気泡ポリプロピレン系材料。
98.800,000気泡/インチ3よりも大きく1,500,000気泡/インチ3未満
の気泡密度を有する、パラグラフ97の断熱気泡ポリプロピレン系材料。

Claims (45)

  1. 0°〜約60°のダイ出口角度で押出機ダイリップを通して
    i)少なくとも1種の高溶融強度ポリプロピレンホモポリマーを含む第一ポリマー材料、
    ii)結晶性ポリプロピレンホモポリマー、インパクトポリプロピレンコポリマー、及び
    これらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む第二ポリマー
    材料、
    iii)少なくとも1種の造核剤、並びに
    iv)少なくとも1種のスリップ剤
    を含む配合物を押し出して、断熱気泡ポリプロピレン系材料を製造することを含む、断熱
    気泡ポリプロピレン系材料を製造する製造方法。
  2. 前記ダイ出口角度が0°〜約10°である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記ダイ出口角度が約10°〜約20°である、請求項1に記載の製造方法。
  4. 前記ダイ出口角度が約20°〜約30°である、請求項1に記載の製造方法。
  5. 前記ダイ出口角度が約30°〜約40°である、請求項1に記載の製造方法。
  6. 前記ダイ出口角度が約44°である、請求項1に記載の製造方法。
  7. 前記ダイ出口角度が約40°〜約50°である、請求項1に記載の製造方法。
  8. 前記ダイ出口角度が約50°〜約60°である、請求項1に記載の製造方法。
  9. 押出機ダイリップを通して
    i)少なくとも1種の高溶融強度ポリプロピレンホモポリマーを含む第一ポリマー材料、
    ii)結晶性ポリプロピレンホモポリマー、インパクトポリプロピレンコポリマー、及び
    これらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む第二ポリマー
    材料、
    iii)少なくとも1種の造核剤、並びに
    iv)少なくとも1種のスリップ剤
    を含む配合物を押し出して、断熱気泡ポリプロピレン系材料を製造することを含み、
    気泡寸法属性がy=AxKに従い、xとyのいずれかが前記断熱気泡ポリプロピレン系材
    料の気泡密度であり、気泡密度以外の変数が、前記断熱気泡ポリプロピレン系材料の気泡
    長さ、気泡幅、又は気泡壁厚さである、断熱気泡ポリプロピレン系材料を製造する製造方
    法。
  10. べき乗則定数Aが9×108〜1.3×109の範囲であり、べき乗則定数Kが−2.4
    〜−2.8の範囲であり、x及びyがそれぞれ気泡長さ及び気泡密度を表す、請求項9に
    記載の製造方法。
  11. べき乗則定数Aが2×108〜4.3×108の範囲であり、べき乗則定数Kが−3.1
    〜−3.5の範囲であり、x及びyがそれぞれ気泡幅及び気泡密度を表す、請求項9に記
    載の製造方法。
  12. べき乗則定数Aが4×105〜5×105の範囲であり、べき乗則定数Kが−2.8〜−
    3.2の範囲であり、x及びyがそれぞれ気泡壁厚さ及び気泡密度を表す、請求項9に記
    載の製造方法。
  13. i)少なくとも1種の高溶融強度ポリプロピレンホモポリマーを含む第一ポリマー材料
    、並びに
    ii)結晶性ポリプロピレンホモポリマー、インパクトポリプロピレンコポリマー、及び
    これらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む第二ポリマー
    材料
    を含み、防しわ性又は防折り目性である、断熱気泡ポリプロピレン系材料。
  14. 少なくとも1種の造核剤をさらに含む、請求項13に記載の断熱気泡ポリプロピレン系
    材料。
  15. 少なくとも1種のスリップ剤をさらに含む、請求項13に記載の断熱気泡ポリプロピレ
    ン系材料。
  16. 約2.75未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項13に記載の断熱気泡ポ
    リプロピレン系材料。
  17. 約2.5未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項13に記載の断熱気泡ポリ
    プロピレン系材料。
  18. 約2.75未満の横方向の気泡アスペクト比を有する、請求項13に記載の断熱気泡ポ
    リプロピレン系材料。
  19. 約2.5未満の横方向の気泡アスペクト比を有する、請求項13に記載の断熱気泡ポリ
    プロピレン系材料。
  20. 約3.5未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項19に記載の断熱気泡ポリ
    プロピレン系材料。
  21. 約3.25未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項20に記載の断熱気泡ポ
    リプロピレン系材料。
  22. 約3.0未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項21に記載の断熱気泡ポリ
    プロピレン系材料。
  23. 約2.75未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項22に記載の断熱気泡ポ
    リプロピレン系材料。
  24. 約2.5未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項23に記載の断熱気泡ポリ
    プロピレン系材料。
  25. 約3.5未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項18に記載の断熱気泡ポリ
    プロピレン系材料。
  26. 約3.25未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項25に記載の断熱気泡ポ
    リプロピレン系材料。
  27. 約3.0未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項26に記載の断熱気泡ポリ
    プロピレン系材料。
  28. 約2.75未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項27に記載の断熱気泡ポ
    リプロピレン系材料。
  29. 約2.5未満の縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項28に記載の断熱気泡ポリ
    プロピレン系材料。
  30. 約2.75〜約3.75の横方向の気泡アスペクト比及び約800,000気泡/イン
    3の気泡密度を有する、請求項13に記載の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
  31. 約200,000気泡/インチ3〜約700,000気泡/インチ3の気泡密度及び約2
    .75〜約3.5の縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項13に記載の断熱気泡ポ
    リプロピレン系材料。
  32. 約200,000気泡/インチ3〜約900,000気泡/インチ3の気泡密度及び約2
    .75〜約4.0の横方向の気泡アスペクト比を有する、請求項13に記載の断熱気泡ポ
    リプロピレン系材料。
  33. 約700,000気泡/インチ3〜約2,000,000気泡/インチ3の気泡密度及び
    約2.75〜約4.5の縦方向の気泡アスペクト比を有し、ミクロな折り目がつくか、又
    はマクロな折り目がつく、請求項13に記載の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
  34. 約900,000気泡/インチ3〜約2,000,000気泡/インチ3の気泡密度及び
    約2.75〜約4.5の横方向の気泡アスペクト比を有し、ミクロな折り目がつくか、又
    はマクロな折り目がつく、請求項13に記載の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
  35. 3.5より大きい縦方向の気泡アスペクト比を有する、請求項13に記載の断熱気泡ポ
    リプロピレン系材料。
  36. 約800,000気泡/インチ3の気泡密度を有する、請求項13に記載の断熱気泡ポ
    リプロピレン系材料。
  37. 約200,000気泡/インチ3〜約700,000気泡/インチ3の気泡密度を有する
    、請求項13に記載の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
  38. 約200,000気泡/インチ3〜約900,000気泡/インチ3の気泡密度を有する
    、請求項13に記載の断熱気泡ポリプロピレン系材料。
  39. 約45°〜約60°の内側ダイリップ角度で内側ダイリップを、約35°度〜約55°
    の角度で外側ダイリップを含む押出機ノズルを通して
    i)少なくとも1種の高溶融強度ポリプロピレンホモポリマーを含む第一ポリマー材料、
    ii)結晶性ポリプロピレンホモポリマー、インパクトポリプロピレンコポリマー、及び
    これらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む第二ポリマー
    材料、
    iii)少なくとも1種の造核剤、並びに
    iv)少なくとも1種のスリップ剤
    を含む配合物を押し出して、断熱気泡ポリプロピレン系材料を製造することを含む、断熱
    気泡ポリプロピレン系材料を製造する製造方法。
  40. 前記内側ダイリップ角度が約48°〜約57°である、請求項39に記載の製造方法。
  41. 前記内側ダイリップ角度が約49°である、請求項40に記載の製造方法。
  42. 前記外側ダイリップ角度が約40°〜約49°である、請求項41に記載の製造方法。
  43. 前記外側ダイリップ角度が約41°である、請求項42に記載の製造方法。
  44. 前記外側ダイリップ角度が約40°〜約49°である、請求項39に記載の製造方法。
  45. 前記外側ダイリップ角度が約41°である、請求項44に記載の製造方法。
JP2019045572A 2013-03-13 2019-03-13 気泡ポリマー材料 Active JP7014747B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361779951P 2013-03-13 2013-03-13
US61/779,951 2013-03-13

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016501945A Division JP2016511179A (ja) 2013-03-13 2014-03-13 気泡ポリマー材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019131816A true JP2019131816A (ja) 2019-08-08
JP7014747B2 JP7014747B2 (ja) 2022-02-01

Family

ID=51523472

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016501945A Pending JP2016511179A (ja) 2013-03-13 2014-03-13 気泡ポリマー材料
JP2019045572A Active JP7014747B2 (ja) 2013-03-13 2019-03-13 気泡ポリマー材料

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016501945A Pending JP2016511179A (ja) 2013-03-13 2014-03-13 気泡ポリマー材料

Country Status (12)

Country Link
US (1) US9957365B2 (ja)
EP (1) EP2969450A4 (ja)
JP (2) JP2016511179A (ja)
KR (1) KR102393710B1 (ja)
CN (1) CN104968480A (ja)
AU (1) AU2014244210B2 (ja)
BR (1) BR112015015982A2 (ja)
CA (1) CA2896256C (ja)
MX (1) MX2015008525A (ja)
RU (1) RU2015143426A (ja)
SG (1) SG11201504756TA (ja)
WO (1) WO2014160044A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10059037B2 (en) 2014-09-23 2018-08-28 Dart Container Corporation Insulated container and methods of making and assembling
WO2016118838A1 (en) * 2015-01-23 2016-07-28 Berry Plastics Corporation Polymeric material for an insulated container
KR101740606B1 (ko) * 2015-07-21 2017-05-26 에스케이씨 주식회사 열전도 이방성 자성 시트 복합체
EP3127951B1 (en) * 2015-08-03 2019-10-09 Borealis AG Polypropylene composition suitable for foamed sheets and articles
CN105885240A (zh) * 2016-04-25 2016-08-24 中山诗兰姆汽车零部件有限公司 一种微发泡复合材料及其制备方法
JP6801536B2 (ja) * 2017-03-16 2020-12-16 日本ポリプロ株式会社 発泡フィルム
US11242180B2 (en) 2018-05-25 2022-02-08 Dart Container Corporation Drink lid for a cup
CA3116210A1 (en) * 2018-10-12 2020-04-16 Berry Global, Inc. Machine direction-oriented polymeric film, and method of making the machine direction-oriented polymeric film

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3327038A (en) * 1965-06-24 1967-06-20 Koppers Co Inc Extrusion die
JP2001348454A (ja) * 2000-04-03 2001-12-18 Sumitomo Chem Co Ltd 熱可塑性樹脂シートおよび容器
JP2004067820A (ja) * 2002-08-05 2004-03-04 Jsp Corp ポリプロピレン系樹脂発泡シート
JP2005138508A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Kaneka Corp ポリプロピレン系樹脂発泡シートの製造方法
JP2011212968A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sekisui Plastics Co Ltd 樹脂発泡シートの製造方法及び反射シート
US20130052385A1 (en) * 2011-08-31 2013-02-28 Berry Plastics Corporation Polymeric material for an insulated container

Family Cites Families (430)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3344222A (en) 1967-09-26 Method of making containers from expandable plastic sheets
US1435120A (en) 1920-06-19 1922-11-07 Vortex Mfg Co Paper vessel
US1396282A (en) 1920-10-23 1921-11-08 Nat Paper Can Corp Paper container
US1920529A (en) 1931-07-13 1933-08-01 Specialty Automatic Machine Co Paper container
US1969030A (en) 1931-12-16 1934-08-07 Guardian Trust Company Container
US2097899A (en) 1935-12-05 1937-11-02 David C Shepard Method of forming containers
US2103831A (en) 1936-12-11 1937-12-28 Oswego Falls Corp Cup
US2809776A (en) 1956-03-29 1957-10-15 Somerville Ltd Corner lock cartons
US3227664A (en) 1961-12-07 1966-01-04 Du Pont Ultramicrocellular structures of crystalline organic polymer
NL295996A (ja) 1962-07-30
US3252387A (en) 1962-09-04 1966-05-24 Owens Illinois Inc Apparatus for fabricating tube bodies
US3221954A (en) 1963-06-11 1965-12-07 Haveg Industries Inc Blow molded foamed plastic container
US3312383A (en) 1963-10-07 1967-04-04 Sweetheart Cup Corp Plastic container
US3290198A (en) 1963-10-23 1966-12-06 Haveg Industries Inc Method of forming a series of unfilled containers from thermoplastic tubing
GB1078326A (en) 1964-04-30 1967-08-09 Robert Georges Eugene Durat Improvements in or relating to cardboard yoghurt pots and like containers
GB1089561A (en) 1964-07-09 1967-11-01 Monsanto Chemicals Improvements relating to foamed aliphatic thermoplastic resin products
US3381880A (en) 1966-08-01 1968-05-07 Phillips Petroleum Co Carton blank
US3409204A (en) 1966-08-01 1968-11-05 Phillips Petroleum Co Carton blank
US3547012A (en) 1967-02-16 1970-12-15 Owens Illinois Inc Two-piece plastic container and method of making same
US3468467A (en) 1967-05-09 1969-09-23 Owens Illinois Inc Two-piece plastic container having foamed thermoplastic side wall
US3658615A (en) 1967-05-09 1972-04-25 Owens Illinois Inc Two-piece plastic containers having foamed thermoplastic side wall and method of making same
US3443715A (en) 1968-01-18 1969-05-13 Illinois Tool Works Double wall container
US3583624A (en) 1969-02-04 1971-06-08 Phillips Petroleum Co Containers and method of manufacture thereof
USRE28658E (en) 1969-11-24 1975-12-23 Insulated plastic bucket
US3661282A (en) 1970-03-04 1972-05-09 Scott Paper Co Method of continously moving containers through a treatment process
US3733381A (en) 1970-12-31 1973-05-15 Standard Oil Co Continuous process for making thermoformed articles of manufacture
US3981412A (en) 1971-03-29 1976-09-21 Asmus Richard W Container closure
US4197948A (en) 1971-12-23 1980-04-15 Owens-Illinois, Inc. Nestable foam cup
JPS4875671A (ja) 1972-01-14 1973-10-12
US3793283A (en) 1972-03-16 1974-02-19 Shell Oil Co Impact-improved polypropylene compositions
CA1041261A (en) 1972-12-08 1978-10-31 Ikuya Shimano Method for producing receptacles from thermoplastic resin foam sheet
DE2331933C3 (de) 1973-06-26 1979-11-08 Sumitomo Chemical Co., Ltd., Osaka (Japan) Verschäumbare Formmasse und Verfahren zur Herstellung einer Propylenpolymerisatschaumstofflage
US3969173A (en) 1973-11-23 1976-07-13 Owens-Illinois, Inc. Method and apparatus for fabricating thermoplastic containers
US3973721A (en) 1973-12-19 1976-08-10 Sekisui Jushi Kabushiki Kaisha Packing case and apparatus for producing the same
US3907193A (en) 1974-04-08 1975-09-23 Autoplex Corp Plastic folding containers and process and apparatus for making same
US4106397A (en) 1974-06-14 1978-08-15 Owens-Illinois, Inc. Pick-up head assembly for use in apparatus for fabricating thermoplastic containers
US4049122A (en) 1974-10-21 1977-09-20 Maxwell Earl G Nestable non-corrosive container for pressurized beverages and processes for manufacture and handling thereof
US4026458A (en) 1975-03-27 1977-05-31 International Paper Company Deep drawn paperboard container and process for making it
US3971696A (en) 1975-10-01 1976-07-27 The Moore & White Company Paper web decurling apparatus
US4306849A (en) 1976-03-10 1981-12-22 Maryland Cup Corporation Apparatus for providing bottom blanks for containers in a manufacturing process
JPS52123043A (en) 1976-04-06 1977-10-15 Mitsubishi Plastics Ind Ltd Pallet for preventing luggage from slipping
US4070513A (en) 1976-09-20 1978-01-24 Owens-Illinois, Inc. Heat seal apparatus and seamed sleeve article made thereby
US4349400A (en) 1977-05-10 1982-09-14 Maryland Cup Corporation Method for manufacturing two-piece containers from filled thermoplastic sheet material
US4299349A (en) 1977-05-10 1981-11-10 Maryland Cup Corporation Two-piece containers made from filled thermoplastic sheet material
US4214054A (en) 1977-10-21 1980-07-22 Asahi-Dow Limited Expanded olefin polymer
US4171085A (en) 1977-10-26 1979-10-16 Maryland Cup Corporation Tear tab disposable cup or container structure
US4284226A (en) 1978-01-24 1981-08-18 Maryland Cup Corporation Two-piece pleated foam cup
US4365460A (en) 1978-04-25 1982-12-28 Maryland Cup Corporation Method and apparatus for manufacturing foam plastic containers by use of a tubular forming mandrel
US4240568A (en) 1978-06-05 1980-12-23 Robert R. Pool Attachment for liquid carrying container
DE2831240A1 (de) 1978-07-15 1980-01-24 Rissen Gmbh Maschf Bechergefaess aus geschaeumtem kunststoff
US4288026A (en) 1979-09-06 1981-09-08 American Can Company Container structure
US4298331A (en) 1979-11-09 1981-11-03 Owens-Illinois, Inc. Container fabricating machine
US4310369A (en) 1979-12-12 1982-01-12 Dixico Incorporated Apparatus and method for fabricating a flexible cylinder from multi-ply flexible web material having metal and plastic plies
US4300891A (en) 1980-03-27 1981-11-17 Bemiss Robert P Apparatus for decurling a continuous web
CA1200663A (en) 1980-12-23 1986-02-18 Charles E. Busse Method and apparatus for producing finished foam plastic containers
US4490130A (en) 1981-08-10 1984-12-25 Paper Machinery Corporation Machine for forming seams of two-piece paper cups
JPS5829618A (ja) 1981-08-18 1983-02-21 Dainippon Printing Co Ltd 紙カツプの口縁に成型リングを接着する方法
US4391666A (en) 1981-10-19 1983-07-05 Owens-Illinois, Inc. Container manufacturing machine
DE3271665D1 (en) 1982-02-02 1986-07-17 Rissen Gmbh Maschf Method of processing a thermoplastic foam web
US4706873A (en) 1982-06-25 1987-11-17 James River-Norwalk, Inc. Disposable cup with sidewall pop-out
US4409045A (en) 1982-07-20 1983-10-11 Maryland Cup Corporation Method and apparatus for sealing the sidewall and bottom seam portions of two-piece containers during manufacture thereof
US4720023A (en) 1982-09-29 1988-01-19 Jeff Michael J Combination insulated mug and beverage can holder
US4550046A (en) 1983-06-20 1985-10-29 Miller Stephen D Insulating material
US4579275A (en) 1984-01-23 1986-04-01 Standard Oil Company (Indiana) Containers
US4604324A (en) 1984-09-28 1986-08-05 Mobil Oil Corporation Multi-layer polypropylene film structure and method of forming the same
US4621763A (en) 1985-09-12 1986-11-11 International Paper Company Container end construction
NO863756L (no) * 1986-09-22 1988-03-23 Spydevold Baard Metode for fremstilling av celleplast.
US5160674A (en) 1987-07-29 1992-11-03 Massachusetts Institute Of Technology Microcellular foams of semi-crystaline polymeric materials
US5286428A (en) 1987-10-16 1994-02-15 Sekisui Kaseihin Kogyo Kabushiki Kaisha Polypropylene resin foamed sheet for thermoforming and process for producing the same
GB8726201D0 (en) 1987-11-09 1987-12-16 Exxon Chemical Patents Inc Adhesive foams
US4878970A (en) 1988-05-27 1989-11-07 Amoco Corporation Heating of a foam cup to increase stiffness
US4856989A (en) 1988-07-25 1989-08-15 Uly-Pak, Inc. Preheater for heat-sealing system for plastic containers
US4940736A (en) 1988-09-12 1990-07-10 Amoco Corporation Production of low density polypropylene foam
JPH02129040U (ja) 1989-03-31 1990-10-24
JP2520013B2 (ja) 1989-04-12 1996-07-31 ムサシ化成工業株式会社 飲料容器の断熱カバ―
US5078817A (en) 1989-07-12 1992-01-07 Sumitomo Bakelite Company Limited Process for producing printed container for food packaging
US5116881A (en) 1990-03-14 1992-05-26 James River Corporation Of Virginia Polypropylene foam sheets
US5082608A (en) 1990-06-14 1992-01-21 Owens-Illinois Plastic Products Inc. Polystyrene foam sheet manufacture
US5366791A (en) 1990-07-06 1994-11-22 Paramount Packaging Corporation Thermoformable laminate material with registered print and method of making the same
US5256462A (en) 1991-02-05 1993-10-26 Callahan William S Waterproof thermal resistant packaging wrap
US5158986A (en) 1991-04-05 1992-10-27 Massachusetts Institute Of Technology Microcellular thermoplastic foamed with supercritical fluid
JP3330963B2 (ja) 1991-08-09 2002-10-07 石福金属興業株式会社 高耐蝕性チタン合金
US5236963A (en) 1991-08-23 1993-08-17 Amoco Corporation Oriented polymeric microporous films
JP2767513B2 (ja) 1992-04-13 1998-06-18 積水化成品工業株式会社 ポリプロピレン系樹脂発泡シ−ト
NZ245868A (en) 1992-05-13 1995-12-21 Grace W R & Co Producing foam sheet from polypropylene with long chain branching or from rubber modified linear polypropylene by injection of carbon dioxide into melt, and extruding
JP3140847B2 (ja) 1992-06-18 2001-03-05 株式会社ジェイエスピー 成形用プロピレン系樹脂積層発泡シート
JP2779882B2 (ja) 1992-07-02 1998-07-23 積水化成品工業株式会社 外観美麗なポリプロピレン系樹脂発泡シ−トの製造方法
US5928741A (en) 1992-08-11 1999-07-27 E. Khashoggi Industries, Llc Laminated articles of manufacture fashioned from sheets having a highly inorganically filled organic polymer matrix
IT1255364B (it) 1992-09-15 1995-10-31 Himont Inc Processo per la preparazione di manufatti in polipropilene espanso mediante produzione di granuli pre-espansi e termoformatura per sinterizzazione degli stessi
WO1994012328A1 (en) 1992-11-25 1994-06-09 E. Khashoggi Industries Highly inorganically filled compositions
US5348795A (en) 1992-12-09 1994-09-20 The Dow Chemical Company Process for making a dimensionally-stable open-cell polypropylene foam with organic blowing agents
US5507640A (en) 1992-12-11 1996-04-16 Amoco Corporation Apparatus and method useful in manufacture of two piece cups
ES2146608T5 (es) 1992-12-17 2004-10-16 The Dow Chemical Company Espuma extruida de polimero propileno de celulas abiertas y su procedimiento de fabricacion.
US5308568A (en) 1993-05-20 1994-05-03 Corning Incorporated Extrusion die and method
US5414027A (en) 1993-07-15 1995-05-09 Himont Incorporated High melt strength, propylene polymer, process for making it, and use thereof
JPH0761436A (ja) 1993-08-23 1995-03-07 Nippon Tetrapack Kk 包装容器及びその成形方法
US5866053A (en) 1993-11-04 1999-02-02 Massachusetts Institute Of Technology Method for providing continuous processing of microcellular and supermicrocellular foamed materials
US6455150B1 (en) 1993-12-09 2002-09-24 Karen A. Sheppard Multi-layer oriented heat sealable film structure of improved machinability
JP2824895B2 (ja) 1993-12-22 1998-11-18 株式会社日本デキシー 断熱性紙製容器及びその製造方法
US5385260A (en) 1994-01-19 1995-01-31 Sherwood Industries, Inc. Disposable cup assembly system and method
WO1995020622A1 (fr) 1994-01-31 1995-08-03 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Mousse de resine polymere de propylene extrudee
US5626339A (en) 1994-02-03 1997-05-06 Huffy Corporation Structural foam basketball backboard with inmold graphics
US5445315A (en) 1994-04-01 1995-08-29 John R. Sexton Insulated beverage receptacle holder
US5580588A (en) 1994-04-14 1996-12-03 Eastman Kodak Company Apparatus for decurling a strip of photosensitive material
US5769311A (en) 1994-08-02 1998-06-23 Toppan Printing Co., Ltd. Heat insulating cup and method of manufacturing the same
JPH0867758A (ja) 1994-08-31 1996-03-12 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd ポリプロピレン系樹脂発泡体およびその製法
US5819507A (en) 1994-12-05 1998-10-13 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Method of filling a packaging container
JP3644992B2 (ja) 1994-12-05 2005-05-11 日本テトラパック株式会社 包装容器の充填方法
US5564455A (en) 1995-01-06 1996-10-15 The Charles Machine Works, Inc. Hydraulic circuit for automatic control of a horizontal boring machine
US5622308A (en) 1995-04-26 1997-04-22 Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. Paper container for fluid substances, and inside lid therefor
US5674630A (en) 1995-05-08 1997-10-07 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Polymer compositions and cast films
US5547124A (en) 1995-07-18 1996-08-20 Michael Hoerauf Maschinenfabrik Gmbh & Co. Kg Heat insulating container
JP3569362B2 (ja) 1995-07-25 2004-09-22 鐘淵化学工業株式会社 改質ポリプロピレン系樹脂からなる板状発泡体およびその製法
US5868309A (en) 1996-07-26 1999-02-09 Fort James Corporation Carton having buckle-controlled brim curl and method and blank for forming the same
US5895614A (en) 1995-08-22 1999-04-20 Tenneco Protective Packaging Inc. Method of forming a microcellular foam plank
US5628453A (en) 1996-01-16 1997-05-13 Packaging Resources, Inc. Cup with thermally insulated side wall
KR100443904B1 (ko) 1996-02-07 2005-01-31 컨비니언스 푸드 시스템스 비.브이. 개방용기를제조하기위한열성형발포판
US5766709A (en) 1996-02-23 1998-06-16 James River Corporation Of Virginia Insulated stock material and containers and methods of making the same
WO1997034817A1 (fr) 1996-03-15 1997-09-25 Athena Kogyo Co., Ltd. Recipient isolant thermique et son procede de fabrication
US5759624A (en) 1996-06-14 1998-06-02 Insulation Dimension Corporation Method of making syntactic insulated containers
BE1010400A3 (fr) 1996-07-02 1998-07-07 Solvay Composition a base de polyolefines et de copolymere ethylene-acetate de vinyle.
US5817705A (en) 1996-10-15 1998-10-06 Tenneco Protective Packaging Inc. Short time frame process for producing extruded closed cell low density propylene polymer foams
US6136396A (en) 1996-08-12 2000-10-24 Tenneco Packaging Inc. Polymeric articles having antistatic properties and methods for their manufacture
US6884377B1 (en) * 1996-08-27 2005-04-26 Trexel, Inc. Method and apparatus for microcellular polymer extrusion
AU755441B2 (en) 1996-08-27 2002-12-12 Trexel, Inc. Method and apparatus for microcellular polymer extrusion
US5713512A (en) 1996-09-03 1998-02-03 Polytainers, Inc. Polymeric insulated container
GB2322100A (en) 1997-02-18 1998-08-19 Christopher Peter Devereux Absorbent tray for packaging meat and other foods
US6224954B1 (en) 1997-03-26 2001-05-01 Fort James Corporation Insulating stock material and containers and methods of making the same
US6218023B1 (en) 1997-04-21 2001-04-17 Montell North America, Inc. Co-extruded laminate comprising at least one propylene graft copolymer layer
US5916672A (en) 1997-04-25 1999-06-29 Brunswick Corporation Thermoplastic multi-layer composite structure
DE19720975A1 (de) 1997-05-20 1998-11-26 Danubia Petrochem Polymere Polyolefinschaumstoffe hoher Wärmeformbeständigkeit
US6565934B1 (en) 1997-06-06 2003-05-20 Fort James Corporation Heat insulating paper cups
US6416829B2 (en) 1997-06-06 2002-07-09 Fort James Corporation Heat insulating paper cups
EP0991435B1 (en) 1997-06-11 2007-03-14 Dow Global Technologies Inc. Absorbent, extruded thermoplastic foams
US6235380B1 (en) 1997-07-24 2001-05-22 Trexel, Inc. Lamination of microcellular articles
US5944225A (en) 1997-09-04 1999-08-31 The Meyer Company Insulated faucet for dispensing hot liquids
US6982107B1 (en) 1997-09-15 2006-01-03 3M Innovative Properties Company Release liner for pressure sensitive adhesives
FI973816A0 (fi) 1997-09-26 1997-09-26 Borealis As Polypropen med hoeg smaeltstyrka
US6083611A (en) 1997-11-12 2000-07-04 Tenneco Packaging, Inc. Roll wrap film
WO1999032544A1 (en) 1997-12-19 1999-07-01 Trexel, Inc. Microcellular foam extrusion/blow molding process and article made thereby
US6231942B1 (en) 1998-01-21 2001-05-15 Trexel, Inc. Method and apparatus for microcellular polypropylene extrusion, and polypropylene articles produced thereby
US6139665A (en) 1998-03-06 2000-10-31 Fort James Corporation Method for fabricating heat insulating paper cups
KR100759164B1 (ko) 1998-05-20 2007-09-14 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 단열 용기
DE69903593T2 (de) 1998-06-11 2003-06-18 Jsp Corp Geformter Gegenstand aus geschäumten und expandierten Propylenperlen
US6379802B2 (en) 1998-06-22 2002-04-30 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Thermoplastic skin sheet for interior parts of automobiles and method for producing such skin sheet
EP0972727A1 (en) 1998-07-13 2000-01-19 Dow Deutschland Inc. Propylene polymer foam for thermal insulation of containers
MY118653A (en) 1998-07-16 2004-12-31 Mitsui Chemicals Inc Addition method of supercritical carbon dioxide, and production process of expanded thermoplastic resin product by making use of the addition method.
US6749913B2 (en) 1998-07-17 2004-06-15 Sanyo Pax Kabushiki Kaisha Stock material for container body of insulating paper container, insulating paper container and process for making them
JP3748170B2 (ja) * 1998-08-03 2006-02-22 住友化学株式会社 樹脂発泡体の製造方法
DE19840046A1 (de) 1998-09-02 2000-03-09 Convenience Food Sys Bv Verpackungsmaterial mit einer Schicht aus geschäumtenm Polyolefin
US6521675B1 (en) 1998-09-03 2003-02-18 Bp Corporation North America Inc. Foamed polypropylene sheet having improved appearance and a foamable polypropylene composition therefor
DE19840841B4 (de) 1998-09-07 2007-02-08 Michael Hörauf Maschinenfabrik GmbH & Co. KG Wärmeisolierender Becher
US6720362B1 (en) 1998-09-17 2004-04-13 The Dow Chemical Company Perforated foams
JP2000085852A (ja) 1998-09-18 2000-03-28 Dainippon Printing Co Ltd 断熱容器
KR20070032831A (ko) 1998-09-18 2007-03-22 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 단열 용기
JP2000128255A (ja) 1998-10-27 2000-05-09 Risu Pack Co Ltd 複合カップ容器
US6257485B1 (en) 1998-11-30 2001-07-10 Insulair, Inc. Insulated cup and method of manufacture
CA2291607A1 (en) 1998-12-07 2000-06-07 Anthony L. Digiesi Single and double wall insulated containers
US6378733B1 (en) 1998-12-23 2002-04-30 Fleurfontein Mountain Estates (Proprietary) Limited Box
KR100565151B1 (ko) 1999-02-04 2006-03-30 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 폴리프로필렌 블록 공중합체 수지 및 제조 방법
US6174930B1 (en) 1999-04-16 2001-01-16 Exxon Chemical Patents, Inc. Foamable polypropylene polymer
BE1012637A3 (fr) 1999-04-29 2001-01-09 Solvay Polyolefines et procede pour leur fabrication.
US6103153A (en) 1999-06-02 2000-08-15 Park; Chul B. Production of foamed low-density polypropylene by rotational molding
US6613811B1 (en) 1999-06-03 2003-09-02 Trexel, Inc. Microcellular thermoplastic elastomeric structures
BR0012197A (pt) 1999-06-24 2002-03-12 Dow Chemical Co Composição de poliolefina com propriedade de impacto melhoradas e artigo fabricado da mesma
CA2315866A1 (en) 1999-08-23 2001-02-23 Patrick L. Maynard (Deceased) Method and apparatus for making heat-insulative foamed layer containers and making a web of heat-insulative foamed layer material
GB9921713D0 (en) 1999-09-14 1999-11-17 Windmill Plastics A water filter cartridge
US6541105B1 (en) 1999-09-16 2003-04-01 Dow Global Technologies Inc. Acoustical open-cell polylefins and process for making
KR100306320B1 (ko) 1999-09-21 2001-10-29 김창석 열절연 종이컵의 제조장치
US6142331A (en) 1999-10-06 2000-11-07 Fort James Corporation Container with indicia covering brim, blank for making such a container, and methods for making the container and blank
DE60006146T2 (de) 1999-11-04 2004-09-30 Exxonmobil Chemical Patents Inc., Baytown Propylencopolymerschäume und deren verwendung
US20010041236A1 (en) 2000-01-12 2001-11-15 Nobuhiro Usui Foamed polyolefin-based resin container and process for producing the same
DE60102917T2 (de) 2000-01-24 2005-04-07 Dow Global Technologies, Inc., Midland Zusammensetzung und folien daraus
US6802938B2 (en) 2000-01-26 2004-10-12 International Paper Company Low density paper and paperboard articles
JP2001206335A (ja) 2000-01-27 2001-07-31 Sumitomo Chem Co Ltd 中空ポリオレフィン系発泡樹脂容器及びその製造方法
JP2001315277A (ja) 2000-03-02 2001-11-13 Sekisui Plastics Co Ltd ポリプロピレン系樹脂積層発泡体とそれを用いた成形容器
US6926507B2 (en) 2000-03-07 2005-08-09 Trexel, Inc. Blowing agent delivery system
AU2001252594A1 (en) 2000-04-26 2001-11-07 Kao Corporation Insulating container
JP2001310429A (ja) 2000-04-26 2001-11-06 Jsp Corp ポリプロピレン系樹脂発泡シート積層体
US6593384B2 (en) 2000-05-25 2003-07-15 Trexel, Inc. Polymer foam processing with low blowing agent levels
US6468451B1 (en) 2000-06-23 2002-10-22 3M Innovative Properties Company Method of making a fibrillated article
US20030029876A1 (en) 2000-07-17 2003-02-13 Jean-Pierre Giraud Dual wall insulated cup assembly and a method of manufacturing an insulated cup assembly
US6616434B1 (en) 2000-08-10 2003-09-09 Trexel, Inc. Blowing agent metering system
AU2001295342A1 (en) 2000-10-19 2002-04-29 Hanson Manufacturing Inc. Drinking cup and lid
WO2002034824A2 (en) 2000-10-23 2002-05-02 Dow Global Technologies Inc. Propylene polymer foams
US6852391B2 (en) 2000-11-14 2005-02-08 Sealed Air Corporation (Us) Insulating composite materials and methods for producing and using same
US6596814B2 (en) 2000-12-07 2003-07-22 Sunoco Inc. (R&M) Polypropylene film having good drawability in a wide temperature range and film properties
CN101531260B (zh) 2000-12-14 2011-01-26 大日本印刷株式会社 微波炉用纸杯
US6420024B1 (en) 2000-12-21 2002-07-16 3M Innovative Properties Company Charged microfibers, microfibrillated articles and use thereof
US6827888B2 (en) 2001-01-23 2004-12-07 Genpak Llc Polymeric foam sheet using ambient gas blowing agent via controlled expansion
US7074466B2 (en) 2001-04-05 2006-07-11 Appleton Papers Inc. Beverage and food containers, inwardly directed foam
US20020172818A1 (en) 2001-04-05 2002-11-21 Appleton Papers Inc. Beverage and food containers and substrates
US7811644B2 (en) 2001-04-05 2010-10-12 Appleton Papers Inc. Insulated beverage or food container
US6811843B2 (en) 2001-04-05 2004-11-02 Appleton Papers Inc. Insulated beverage or food container
US6852381B2 (en) 2001-06-18 2005-02-08 Appleton Papers, Inc. Insulated beverage or food container
US20030211310A1 (en) 2001-06-21 2003-11-13 Haas Christopher K. Foam and method of making
US6536657B2 (en) 2001-07-20 2003-03-25 Fort James Corporation Disposable thermally insulated cup and method for manufacturing the same
US20030108695A1 (en) 2001-08-28 2003-06-12 Freek Michael A. Polyethylene terephthalate disposable tumblers
RU2301819C2 (ru) 2001-10-01 2007-06-27 Дау Глобал Текнолоджиз Инк. Полипропиленовая труба
EP1323779A1 (en) 2001-12-21 2003-07-02 Borealis GmbH Foamed polyolefin sheets with improved property spectrum
US7052636B2 (en) 2002-01-15 2006-05-30 3M Innovative Properties Company Heat treated profile extruded hook
AU2003225704A1 (en) 2002-03-07 2003-09-22 Sentinel Products Corp. Polypropylene foam and foam core structure
JP2003292663A (ja) 2002-04-04 2003-10-15 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd ポリプロピレン系樹脂押出発泡シートおよび成形体
JP4011962B2 (ja) 2002-04-26 2007-11-21 株式会社カネカ ポリプロピレン系樹脂押出発泡シートの製造方法、製造された押出発泡シートおよび該発泡シートからなる成形体
US6649666B1 (en) 2002-05-21 2003-11-18 Dow Global Technologies Inc. Propylene polymer coupling and foams
US20030225172A1 (en) * 2002-05-31 2003-12-04 Miller Larry M. To enhance the thermal insulation of polymeric foam by reducing cell anisotropic ratio and the method for production thereof
US20030228336A1 (en) 2002-06-07 2003-12-11 Carla Gervasio Cosmetic compositions and container therefor
US20030232210A1 (en) 2002-06-18 2003-12-18 3M Innovative Properties Company Ink-receptive foam article
JP2004018101A (ja) 2002-06-20 2004-01-22 Dainippon Printing Co Ltd 紙カップおよびその製造方法
US6779662B2 (en) 2002-07-18 2004-08-24 Polypac, Inc. Moisture resistant coil package
US7998579B2 (en) 2002-08-12 2011-08-16 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polypropylene based fibers and nonwovens
US7629416B2 (en) 2002-08-12 2009-12-08 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Plasticized polyolefin compositions
US8003725B2 (en) 2002-08-12 2011-08-23 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Plasticized hetero-phase polyolefin blends
US20040038018A1 (en) 2002-08-22 2004-02-26 Trexel, Inc. Thermoplastic elastomeric foam materials and methods of forming the same
JP4257826B2 (ja) 2002-09-30 2009-04-22 株式会社ジェイエスピー ポリプロピレン系樹脂発泡成形体の製造方法
DE60331602D1 (de) 2002-10-07 2010-04-15 Dow Global Technologies Inc Hochkristallines Polypropylen mit niedriger Xylollöslichkeit
US6814253B2 (en) 2002-10-15 2004-11-09 Double Team Inc. Insulating sleeve for grasping container and manufacturing method
US7144532B2 (en) 2002-10-28 2006-12-05 Trexel, Inc. Blowing agent introduction systems and methods
ATE391082T1 (de) 2002-11-20 2008-04-15 Ds Smith Uk Ltd Behälter
GB2395948A (en) 2002-12-06 2004-06-09 Pactiv Europ B V Polyolefin foam
US7938635B2 (en) 2002-12-20 2011-05-10 The Procter & Gamble Company Apparatus for producing a web substrate having indicia disposed thereon and elastic-like behavior imparted thereto
US6883677B2 (en) 2003-03-28 2005-04-26 Fort James Corporation Disposable drinking device
JP4297715B2 (ja) 2003-03-31 2009-07-15 ユニ・チャーム株式会社 シール装置および前記シール装置を用いたシール方法
US7056563B2 (en) 2003-04-04 2006-06-06 Weyerhaeuser Company Hot cup made from an insulating paperboard
US7820282B2 (en) 2003-04-10 2010-10-26 3M Innovative Properties Company Foam security substrate
US7655296B2 (en) 2003-04-10 2010-02-02 3M Innovative Properties Company Ink-receptive foam article
KR100522618B1 (ko) 2003-04-18 2005-10-20 박종한 단열용 컵 홀더
JP2004330464A (ja) 2003-04-30 2004-11-25 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd ポリプロピレン系樹脂発泡シートの製造方法、発泡シートおよびその成形体
EP1479716A1 (en) 2003-05-22 2004-11-24 Nmc S.A. High temperature resistant, flexible, low density polypropylene foams
US7883769B2 (en) 2003-06-18 2011-02-08 3M Innovative Properties Company Integrally foamed microstructured article
JP5079325B2 (ja) 2003-07-07 2012-11-21 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 薄い発泡ポリエチレンシート
DE20310622U1 (de) 2003-07-10 2003-11-06 Seda Spa Behälter
US20050040218A1 (en) 2003-08-22 2005-02-24 Hinchey Timothy J. Unitary double walled container and method for making
WO2005019345A1 (ja) 2003-08-25 2005-03-03 Kaneka Corporation 耐熱性の改善された硬化性組成物
US7423071B2 (en) 2003-09-12 2008-09-09 Kaneka Corporation Polypropylene based resin composition, expanded moldings comprising the same and method for production thereof
WO2005032806A2 (en) 2003-10-03 2005-04-14 Grupo Convermex, S.A. De C.V. Method and apparatus for producing labeled, plastic foam containers, and product of same
WO2005035639A1 (ja) 2003-10-09 2005-04-21 Mitsui Chemicals, Inc. 超高分子量ポリエチレン発泡体、及びその製造方法
JP2004168421A (ja) 2003-10-22 2004-06-17 Risu Pack Co Ltd 包装用容器
DE10350237A1 (de) 2003-10-27 2005-06-02 Cfs Kempten Gmbh Verpackungsmaterial mit einer Schicht aus geschäumtem Polyolefin
US7124891B2 (en) 2003-10-28 2006-10-24 Foldware, Inc. Nestable containers with reversibly deformable closures
US7699216B2 (en) 2003-11-26 2010-04-20 Solo Cup Operating Corporation Two-piece insulated cup
US7358282B2 (en) 2003-12-05 2008-04-15 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Low-density, open-cell, soft, flexible, thermoplastic, absorbent foam and method of making foam
US20050121457A1 (en) 2003-12-05 2005-06-09 Charles Wilson Container wrap
US6946495B2 (en) * 2004-01-28 2005-09-20 Zwynenburg James L Foamable composition using recycled or offgrade polypropylene
US7585557B2 (en) 2004-02-17 2009-09-08 Eastman Kodak Company Foam core imaging element with gradient density core
US20050184136A1 (en) 2004-02-24 2005-08-25 Fort James Corporation Adjustable portion cup with invertible sidewall panel
US7355089B2 (en) 2004-03-17 2008-04-08 Dow Global Technologies Inc. Compositions of ethylene/α-olefin multi-block interpolymer for elastic films and laminates
CN1976965B (zh) 2004-03-17 2012-10-10 陶氏环球技术有限责任公司 用于形成乙烯多嵌段共聚物的包含梭移剂的催化剂组合物
US7803728B2 (en) 2004-03-17 2010-09-28 Dow Global Technologies Inc. Fibers made from copolymers of ethylene/α-olefins
US7666918B2 (en) 2004-03-17 2010-02-23 Dow Global Technologies, Inc. Foams made from interpolymers of ethylene/α-olefins
US7863379B2 (en) 2004-03-17 2011-01-04 Dow Global Technologies Inc. Impact modification of thermoplastics with ethylene/alpha-olefin interpolymers
NZ549262A (en) 2004-03-17 2010-08-27 Dow Global Technologies Inc Catalyst composition comprising shuttling agent for higher olefin multi-block copolymer formation
US7671131B2 (en) 2004-03-17 2010-03-02 Dow Global Technologies Inc. Interpolymers of ethylene/α-olefins blends and profiles and gaskets made therefrom
US7608668B2 (en) 2004-03-17 2009-10-27 Dow Global Technologies Inc. Ethylene/α-olefins block interpolymers
US7741397B2 (en) 2004-03-17 2010-06-22 Dow Global Technologies, Inc. Filled polymer compositions made from interpolymers of ethylene/α-olefins and uses thereof
US7504347B2 (en) 2004-03-17 2009-03-17 Dow Global Technologies Inc. Fibers made from copolymers of propylene/α-olefins
US7524911B2 (en) 2004-03-17 2009-04-28 Dow Global Technologies Inc. Adhesive and marking compositions made from interpolymers of ethylene/α-olefins
US7582716B2 (en) 2004-03-17 2009-09-01 Dow Global Technologies Inc. Compositions of ethylene/α-olefin multi-block interpolymer for blown films with high hot tack
US7662881B2 (en) 2004-03-17 2010-02-16 Dow Global Technologies Inc. Viscosity index improver for lubricant compositions
US7897689B2 (en) 2004-03-17 2011-03-01 Dow Global Technologies Inc. Functionalized ethylene/α-olefin interpolymer compositions
US7622529B2 (en) 2004-03-17 2009-11-24 Dow Global Technologies Inc. Polymer blends from interpolymers of ethylene/alpha-olefin with improved compatibility
US7795321B2 (en) 2004-03-17 2010-09-14 Dow Global Technologies Inc. Rheology modification of interpolymers of ethylene/α-olefins and articles made therefrom
US7915192B2 (en) 2004-03-17 2011-03-29 Dow Global Technologies Llc Catalyst composition comprising shuttling agent for ethylene copolymer formation
US7622179B2 (en) 2004-03-17 2009-11-24 Dow Global Technologies Inc. Three dimensional random looped structures made from interpolymers of ethylene/α-olefins and uses thereof
US8273838B2 (en) 2004-03-17 2012-09-25 Dow Global Technologies Llc Propylene/α-olefins block interpolymers
US7687442B2 (en) 2004-03-17 2010-03-30 Dow Global Technologies Inc. Low molecular weight ethylene/α-olefin interpolymer as base lubricant oils
US7579408B2 (en) 2004-03-17 2009-08-25 Dow Global Technologies Inc. Thermoplastic vulcanizate comprising interpolymers of ethylene/α-olefins
US7671106B2 (en) 2004-03-17 2010-03-02 Dow Global Technologies Inc. Cap liners, closures and gaskets from multi-block polymers
US7714071B2 (en) 2004-03-17 2010-05-11 Dow Global Technologies Inc. Polymer blends from interpolymers of ethylene/α-olefins and flexible molded articles made therefrom
US7514517B2 (en) 2004-03-17 2009-04-07 Dow Global Technologies Inc. Anti-blocking compositions comprising interpolymers of ethylene/α-olefins
US7557147B2 (en) 2004-03-17 2009-07-07 Dow Global Technologies Inc. Soft foams made from interpolymers of ethylene/alpha-olefins
AR053693A1 (es) 2004-03-17 2007-05-16 Dow Global Technologies Inc Composiciones de interpolimero de etileno/alfa-olefina multibloque adecuado para peliculas
US8273826B2 (en) 2006-03-15 2012-09-25 Dow Global Technologies Llc Impact modification of thermoplastics with ethylene/α-olefin interpolymers
US20050208245A1 (en) 2004-03-19 2005-09-22 Pepsico, Inc. Insulated label
JP4739686B2 (ja) 2004-03-23 2011-08-03 ダイセル化学工業株式会社 無架橋ポリオレフィン系樹脂組成物及びそれを用いた発泡体
US7055715B2 (en) 2004-04-15 2006-06-06 Berry Plastics Corporation Drink cup and lid
US20060000882A1 (en) 2004-07-01 2006-01-05 Raymond Darzinskas Cup holder
US7217767B2 (en) 2004-07-06 2007-05-15 Fina Technology, Inc. Blends of polypropylene impact copolymer with other polymers
US20060289609A1 (en) 2004-08-02 2006-12-28 Paper Machinery Corporation Polymeric container
JP2006096390A (ja) 2004-09-29 2006-04-13 Risu Pack Co Ltd 底面にラベルまたはシートを貼付したカップ状容器、及び底面に対するラベルまたはシートの貼付方法
CN101035676B (zh) 2004-10-07 2011-04-13 特里奥凡德国有限公司及两合公司 用于深拉法的标签膜
JP2006142008A (ja) 2004-10-19 2006-06-08 Nario Tanaka ハンデーカバー
ES2299101T3 (es) 2004-10-22 2008-05-16 Dow Global Technologies Inc. Espuma de polipropileno de celdas intrinsecamente abiertas con tamaño de celda grande.
FI20041370A0 (fi) 2004-10-22 2004-10-22 Huhtamaeki Oyj Paperikuppi ja menetelmä sen valmistamiseksi
US7117066B2 (en) 2004-11-02 2006-10-03 Solo Cup Operating Corporation Computer controlled cup forming machine
US7121991B2 (en) 2004-11-02 2006-10-17 Solo Cup Operating Corporation Bottom sealing assembly for cup forming machine
JP2006130814A (ja) 2004-11-08 2006-05-25 Kaneka Corp ポリプロピレン系樹脂積層発泡シートおよびその成形体
US7281649B2 (en) 2004-11-19 2007-10-16 Solo Cup Operating Corporation Bottom seal for container
JP2006185505A (ja) 2004-12-27 2006-07-13 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ヘッドスライダ及びディスク装置
US7673564B2 (en) 2004-12-30 2010-03-09 Cryovac, Inc. Method of making a lined tray
US20060148920A1 (en) 2004-12-30 2006-07-06 Fina Technology, Inc. Foamed polypropylene with improved cell structure
US20060289610A1 (en) 2005-01-26 2006-12-28 Kling Daniel H Insulated cup or container
US8076416B2 (en) 2005-02-04 2011-12-13 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Thermoplastic vulcanizates and their use
US8084537B2 (en) 2005-03-17 2011-12-27 Dow Global Technologies Llc Polymer blends from interpolymers of ethylene/α-olefin with improved compatibility
US7737215B2 (en) 2005-03-17 2010-06-15 Dow Global Technologies Inc. Compositions of ethylene/α-olefin multi-block interpolymer for elastic films and laminates
AR055879A1 (es) 2005-03-17 2007-09-12 Dow Global Technologies Inc Fibras realizadas de copolimeros de etileno/(alpha)-olefinas
JP5231987B2 (ja) 2005-03-17 2013-07-10 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー エチレン/α−オレフィン共重合体から製造される接着剤およびマーキング用組成物
US7910658B2 (en) 2005-03-17 2011-03-22 Dow Global Technologies Llc Compositions of ethylene/α-olefin multi-block interpolymer for elastic films and laminates
TWI374151B (en) 2005-03-17 2012-10-11 Dow Global Technologies Llc Compositions of ethylene/alpha-olefin multi-block interpolymer for elastic films and laminates
US7786216B2 (en) 2005-03-17 2010-08-31 Dow Global Technologies Inc. Oil based blends of interpolymers of ethylene/α-olefins
MY142099A (en) 2005-03-17 2010-09-15 Dow Global Technologies Inc Cap liners, closures and gaskets from multi-block polymers
CN101142082B (zh) 2005-03-19 2010-10-06 特里奥凡德国有限公司及两合公司 吹塑法用标签膜
US7281650B1 (en) 2005-03-24 2007-10-16 Michael Milan Beverage cup
US8076381B2 (en) 2005-04-14 2011-12-13 Kaneka Corporation Polyhydroxyalkanoate-based resin foamed particle, molded article comprising the same and process for producing the same
JP4005123B2 (ja) 2005-04-19 2007-11-07 積水化成品工業株式会社 反射板用発泡シート、反射板及び反射板用発泡シートの製造方法
KR101338569B1 (ko) 2005-05-12 2013-12-12 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 감소된 광택을 갖는 열성형된 압출 시팅
US7754814B2 (en) 2005-05-16 2010-07-13 Fina Technology, Inc. Polypropylene materials and method of preparing polypropylene materials
CN101180338B (zh) 2005-05-25 2011-05-04 旭硝子株式会社 软质聚氨酯泡沫塑料及其制造方法、利用该软质聚氨酯泡沫塑料的汽车用座垫
US7818866B2 (en) 2005-05-27 2010-10-26 Prairie Packaging, Inc. Method of reinforcing a plastic foam cup
US7814647B2 (en) 2005-05-27 2010-10-19 Prairie Packaging, Inc. Reinforced plastic foam cup, method of and apparatus for manufacturing same
US7624911B2 (en) 2005-06-29 2009-12-01 International Paper Co. Container with freestanding insulating encapsulated cellulose-based substrate
US7513386B2 (en) 2005-06-30 2009-04-07 Dixie Consumer Products Llc Container employing an inner liner for thermal insulation
AU2006265203A1 (en) 2005-07-01 2007-01-11 Basell Poliolefine Italia S.R.L. Propylene polymers having broad molecular weight distribution
ATE394448T1 (de) 2005-08-19 2008-05-15 Borealis Tech Oy Polyolefin-schaum
US20070056964A1 (en) 2005-08-26 2007-03-15 Chef'n Corporation Portable beverage container
US7234629B2 (en) 2005-09-07 2007-06-26 Arcadyan Technology Corporation Packaging box
US20070065615A1 (en) 2005-09-16 2007-03-22 Odle Roy R Annular or tubular shaped articles of novel polymer blends
US7695812B2 (en) 2005-09-16 2010-04-13 Dow Global Technologies, Inc. Fibers made from copolymers of ethylene/α-olefins
US7906587B2 (en) 2005-09-16 2011-03-15 Dow Global Technologies Llc Polymer blends from interpolymer of ethylene/α olefin with improved compatibility
US20080118738A1 (en) 2006-11-17 2008-05-22 Boyer James L Microporous materials and multi-layer articles prepared therefrom
JP4801408B2 (ja) 2005-09-30 2011-10-26 東罐興業株式会社 カップ状紙容器
DE202005017057U1 (de) 2005-10-28 2005-12-29 Rotho Kunststoff Ag Behälter für Lebensmittel
JP2007154172A (ja) 2005-11-10 2007-06-21 Kaneka Corp ポリプロピレン系樹脂発泡シート、積層発泡シートおよびポリプロピレン系樹脂発泡シートの製造方法ならびにそれらの成形体
US7922971B2 (en) 2005-11-30 2011-04-12 Abbott Diabetes Care Inc. Integrated meter for analyzing biological samples
CN101370873A (zh) 2005-12-21 2009-02-18 通用电气公司 新型聚合物共混物的环状或管状制品
ITRM20060064A1 (it) 2006-02-07 2007-08-08 Irca Spa Sistema di controllo temperatura di elementi riscaldanti
MX2008010781A (es) 2006-02-22 2009-03-02 Pactiv Corp Espumas de poliolefina expandidas y extruidas que estan hechas con agentes de soplado basados en formiato de metilo.
EP2006314B2 (en) 2006-03-29 2019-07-31 Mitsui Chemicals, Inc. Propylene random block copolymer, resin compositions containing the copolymer, and moldings of both
US20090208718A1 (en) 2006-05-16 2009-08-20 Klaus Stoll Mono-and multi-layer blown films
DE102006025612A1 (de) 2006-05-24 2007-11-29 Michael Hörauf Maschinenfabrik GmbH & Co. KG Wärmeisolierender Becher
BRPI0713178B1 (pt) 2006-07-14 2018-06-12 Dow Global Technologies Inc. Estrutura composta multicamada de película- espuma
JP5047668B2 (ja) 2006-09-29 2012-10-10 日本製紙株式会社 紙製容器およびその製造方法
US8012550B2 (en) 2006-10-04 2011-09-06 3M Innovative Properties Company Ink receptive article
US8003176B2 (en) 2006-10-04 2011-08-23 3M Innovative Properties Company Ink receptive article
US7458504B2 (en) 2006-10-12 2008-12-02 Huhtamaki Consumer Packaging, Inc. Multi walled container and method
EP1916673A1 (en) 2006-10-27 2008-04-30 Borealis Technology Oy Semiconductive polyolefin composition
EP2078055B1 (en) 2006-11-01 2017-11-22 Dow Global Technologies LLC Blends and aqueous dispersions comprising nonpolar polyolefin and polyurethane
EP1921023A1 (en) 2006-11-08 2008-05-14 President Packaging Industrial Corp. Disposable drinking cup
US8708880B2 (en) 2006-11-15 2014-04-29 Pactiv LLC Three-layered containers and methods of making the same
JP5557373B2 (ja) 2006-11-21 2014-07-23 アボット ラボラトリーズ 薬剤溶出性コーティングにおけるテトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、及びフッ化ビニリデンのターポリマーの使用
JP2010510941A (ja) 2006-11-28 2010-04-08 エイチティーエスエス・キャピタル・エルエルシー 飲料用容器のための抗スプラッシュ装置
US7977397B2 (en) 2006-12-14 2011-07-12 Pactiv Corporation Polymer blends of biodegradable or bio-based and synthetic polymers and foams thereof
TWI438238B (zh) 2006-12-21 2014-05-21 Dow Global Technologies Llc 聚烯烴組成物與由其製備之物件,以及其之製造方法
US20080156857A1 (en) 2006-12-28 2008-07-03 Weyerhaeuser Co. Method For Forming A Rim And Edge Seal For An Insulating Cup
JP2010517813A (ja) 2007-02-05 2010-05-27 アメリカン フジ シール インコーポレイテッド 熱収縮性フォームシート
US7622881B2 (en) 2007-02-28 2009-11-24 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method and apparatus for estimating system inertia where number of motor rotations are restricted
US20100196610A1 (en) 2007-05-29 2010-08-05 Sheng-Shu Chang Method of container with heat insulating surface layer
PL2164893T3 (pl) 2007-05-31 2013-11-29 Saudi Basic Ind Corp Pianka polietylenowa
US20080302800A1 (en) 2007-06-05 2008-12-11 Shin-Jai Chou Plastic portable heat insulation cup
JP4363469B2 (ja) 2007-07-25 2009-11-11 ソニー株式会社 投射型表示装置
JP2009066856A (ja) 2007-09-12 2009-04-02 Kyugi Kofun Yugenkoshi 断熱性紙容器の製造方法
WO2009035580A1 (en) 2007-09-13 2009-03-19 Exxonmobil Research And Engineering Company In-line process for producing plasticized polymers and plasticized polymer blends
US7906588B2 (en) 2007-10-26 2011-03-15 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Soft heterogeneous isotactic polypropylene compositions
US20090110855A1 (en) 2007-10-30 2009-04-30 Dixie Consumer Products Llc Filled Polystyrene Compositions and Uses Thereof
JP5405735B2 (ja) 2007-11-22 2014-02-05 株式会社カネカ 変性ポリオレフィン系樹脂組成物
JP2009138029A (ja) 2007-12-03 2009-06-25 Daicel Novafoam Ltd オレフィン系樹脂組成物
JP5076948B2 (ja) 2008-02-14 2012-11-21 大日本印刷株式会社 断熱性容器及び断熱性容器の製造方法
TW200936460A (en) 2008-02-29 2009-09-01 xi-qing Zhang Cup structure and manufacturing method thereof
CN101538387B (zh) 2008-03-17 2012-05-02 合肥会通中科材料有限公司 聚丙烯发泡材料及其生产方法
CN105949874B (zh) 2008-03-31 2019-08-16 日清食品控股株式会社 印刷用亮度油墨组合物、使用该亮度油墨组合物的纸制容器材料和隔热性发泡纸制容器
EP2296874A1 (en) 2008-06-20 2011-03-23 The Procter & Gamble Company Foamed film package
DE102008031812A1 (de) 2008-06-26 2009-12-31 Michael Hörauf Maschinenfabrik GmbH & Co. KG Verfahren und Vorrichtung zum Verpressen mehrerer Lagen eines Bechers oder einer Dose
WO2010006272A1 (en) 2008-07-11 2010-01-14 Dixie Consumer Products Llc Thermally insulated sidewall, a container made therewith and a method of making the container
CN102089370A (zh) 2008-07-14 2011-06-08 北欧化工公司 具有低clte的聚烯烃组合物
WO2010019146A1 (en) 2008-08-14 2010-02-18 C2 Cups, Llc Multi-wall container
CN101429309B (zh) 2008-10-29 2012-04-25 上海赛科石油化工有限责任公司 一种抗冲聚丙烯组合物及其制造方法
US20100108695A1 (en) 2008-11-04 2010-05-06 The Coca-Cola Company Air-pocket insulated disposable plastic cup
RU2481372C2 (ru) 2008-11-07 2013-05-10 Сэнт-Гобэн Перформанс Пластикс Корпорейшн Способ формования уплотнительного кольца (варианты)
TW201021747A (en) 2008-12-01 2010-06-16 xi-qing Zhang Method for producing foam cup
US8227547B2 (en) 2008-12-15 2012-07-24 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Foamable thermoplastic reactor blends and foam article therefrom
WO2010077516A2 (en) 2008-12-17 2010-07-08 Dow Global Technologies Inc. Continuous process for manufacturing a shaped foam article
CN201347706Y (zh) 2008-12-18 2009-11-18 游龙 一种易于折叠的窗帘
US7935740B2 (en) 2008-12-30 2011-05-03 Basell Poliolefine Italia S.R.L. Process for producing high melt strength polypropylene
TWM362648U (en) 2009-01-06 2009-08-11 Shih-Ying Huang Heat insulation container
US20100181328A1 (en) 2009-01-16 2010-07-22 Cook Matthew R Protective sleeve
US8679604B2 (en) 2009-01-20 2014-03-25 Curwood, Inc. Peelable film and package using same
JP5386186B2 (ja) 2009-01-30 2014-01-15 積水化成品工業株式会社 樹脂発泡シートの製造方法
WO2010111869A1 (en) 2009-03-31 2010-10-07 Dow Global Technologies Inc. Film made from heterogeneous ethylene/alpha-olefin interpolymer
JP5371094B2 (ja) 2009-04-15 2013-12-18 株式会社ジェイエスピー 中空発泡ブロー成形体
US7998728B2 (en) 2009-04-27 2011-08-16 Ralph Rhoads Multiple tray vermicomposter with thermal siphon airflow
WO2010126773A1 (en) 2009-05-01 2010-11-04 Arkema Inc. Foamed polyvinylidene fluoride structure
CA2765489C (en) 2009-06-23 2017-11-28 Teruaki Iyori Retort cup
EP2266894B1 (en) 2009-06-24 2012-12-19 Unilever PLC Packaging for ice cream cones
AU2010265939A1 (en) 2009-06-26 2012-02-02 Metabolix, Inc. PHA compositions comprising PBS and PBSA and methods for their production
US20110009513A1 (en) 2009-07-08 2011-01-13 Dow Global Technologies, Inc. Imide-Coupled Propylene-Based Polymer and Process
WO2011008845A1 (en) 2009-07-14 2011-01-20 Toray Plastics (America), Inc. Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength
US9284088B2 (en) 2009-08-14 2016-03-15 Fresh Bailiwick Inc. Thermal container, liner therefor, and liner forming dies
IT1395925B1 (it) 2009-09-25 2012-11-02 Novamont Spa Poliestere biodegradabile.
CA2775121C (en) 2009-09-25 2018-02-27 Arkema Inc. Biodegradable foams with improved dimensional stability
EP2487199B1 (en) 2009-10-06 2017-01-25 Kaneka Corporation Polypropylene resin expanded particles and polypropylene resin in-mold expanded molded body
CN102655998A (zh) 2009-10-16 2012-09-05 陶氏环球技术有限责任公司 用于制造成型的泡沫制品的改进方法
JP5803086B2 (ja) 2009-10-31 2015-11-04 キョーラク株式会社 発泡成形体の成形方法及び発泡成形体
EP2325248B1 (en) 2009-11-16 2012-05-16 Borealis AG Melt blown fibers of polypropylene compositions
JP5572364B2 (ja) 2009-11-18 2014-08-13 積水化成品工業株式会社 樹脂発泡シート
CN102762350A (zh) 2009-11-24 2012-10-31 陶氏环球技术有限责任公司 用于形成双面成型泡沫制品的方法
EP2338930A1 (en) 2009-12-23 2011-06-29 Borealis AG Blownfilm grade showing superior stiffness, transparency and processing behaviour
EP2338931A1 (en) 2009-12-23 2011-06-29 Borealis AG Blown grade showing superior stiffness, transparency and processing behaviour
CN102115561B (zh) 2009-12-30 2013-02-20 李晓丽 一种物理发泡聚丙烯片材
US20120199641A1 (en) 2010-01-21 2012-08-09 Hsieh Albert Heat-insulating paper cup
CN102884093B (zh) 2010-01-22 2014-03-12 中国石油化工股份有限公司 一种具有高熔体强度的丙烯均聚物及其制备方法
US8828170B2 (en) 2010-03-04 2014-09-09 Pactiv LLC Apparatus and method for manufacturing reinforced containers
JP5602468B2 (ja) 2010-03-24 2014-10-08 株式会社ジェイエスピー ポリプロピレン系樹脂発泡ブロー成形体の製造方法
JP4594445B1 (ja) 2010-04-02 2010-12-08 株式会社環境経営総合研究所 発泡体及びその製造方法
EP2386601B1 (en) 2010-05-11 2012-07-04 Borealis AG High flowability long chain branched polypropylene
EP2386584A1 (en) 2010-05-11 2011-11-16 Borealis AG Polypropylene composition suitable for extrusion coating
US20120004087A1 (en) 2010-06-30 2012-01-05 Xerox Corporation Dynamic sheet curl/decurl actuator
EP2743293B1 (en) 2010-08-12 2016-11-30 Borealis AG Easy tear polypropylene film without notch
US20130140320A1 (en) 2010-08-18 2013-06-06 Microgreen Polymers Inc. Containers and Overwraps Comprising Thermoplastic Polymer Material, and Related Methods for Making the Same
US20120043374A1 (en) 2010-08-23 2012-02-23 Paper Machinery Corporation Sidewall blank for substantially eliminating twist in deep bottom containers
EP2423257B1 (en) 2010-08-27 2012-10-24 Borealis AG Stiff polypropylene composition with excellent elongation at break
WO2012044730A1 (en) 2010-09-30 2012-04-05 Dow Global Technologies Llc Polymeric composition and sealant layer with same
US8777046B2 (en) 2010-10-08 2014-07-15 Berry Plastics Corporation Drink cup with rolled brim
EP2633104A1 (en) 2010-10-28 2013-09-04 Lummus Novolen Technology Gmbh Nonwoven and yarn polypropylene with additivation
TW201217469A (en) 2010-10-28 2012-05-01 Chou Tai Chang Ambient-temperature self-curable and fluorine containing aqueous-based polyurethane (PU) dispersion and manufacturing method of the same and its coated film applications
US8802762B2 (en) 2011-01-17 2014-08-12 Milliken & Company Additive composition and polymer composition comprising the same
DE102011000399A1 (de) 2011-01-28 2012-08-02 Benecke-Kaliko Ag Verfahren zur Herstellung einer mehrschichtigen Kunststofffolie
US8546504B2 (en) 2011-02-09 2013-10-01 Equistar Chemicals, Lp Extrusion processes using high melt strength polypropylene
US8575252B2 (en) 2011-02-09 2013-11-05 Equistar Chemicals, Lp Controlled rheology formulations containing high melt strength polypropylene for extrusion coating
US20120220730A1 (en) 2011-02-24 2012-08-30 Fina Technology, Inc. High Melt Strength Polypropylene and Methods of Making Same
CA2832644A1 (en) 2011-04-21 2012-10-26 Pactiv LLC Disposable lid having polymer composite of polyolefin and mineral filler
MX2013014905A (es) 2011-06-17 2014-11-14 Berry Plastics Corp Manguito aislante para taza.
WO2012174422A2 (en) 2011-06-17 2012-12-20 Berry Plastics Corporation Insulated container with molded brim
JP6235466B2 (ja) 2011-06-17 2017-11-22 ベリー プラスチックス コーポレイション 断熱容器
US9067705B2 (en) 2011-06-17 2015-06-30 Berry Plastics Corporation Process for forming an insulated container having artwork
CN102391570B (zh) 2011-09-05 2013-07-31 浙江俊尔新材料有限公司 具有较低热成型温度的挤出发泡聚丙烯珠粒及其制备方法
KR101196666B1 (ko) 2011-11-15 2012-11-02 현진제업주식회사 발포 종이용기 및 그 발포 종이용기의 제조방법
GB2485077B (en) 2011-12-08 2012-10-10 John Christopher Dabbs Point-of-sale and re-usable box packaging
CN103252891A (zh) 2012-02-21 2013-08-21 深圳富泰宏精密工业有限公司 具有编织纹路壳体的制造方法及制得的壳体
US11292163B2 (en) 2012-03-30 2022-04-05 Mucell Extrusion, Llc Method of forming polymeric foam and related foam articles
US9327895B2 (en) 2013-03-15 2016-05-03 Huhtamaki, Inc. Container having embossed outer sleeve

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3327038A (en) * 1965-06-24 1967-06-20 Koppers Co Inc Extrusion die
JP2001348454A (ja) * 2000-04-03 2001-12-18 Sumitomo Chem Co Ltd 熱可塑性樹脂シートおよび容器
JP2004067820A (ja) * 2002-08-05 2004-03-04 Jsp Corp ポリプロピレン系樹脂発泡シート
JP2005138508A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Kaneka Corp ポリプロピレン系樹脂発泡シートの製造方法
JP2011212968A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sekisui Plastics Co Ltd 樹脂発泡シートの製造方法及び反射シート
US20130052385A1 (en) * 2011-08-31 2013-02-28 Berry Plastics Corporation Polymeric material for an insulated container

Also Published As

Publication number Publication date
KR102393710B1 (ko) 2022-05-02
EP2969450A4 (en) 2016-11-23
AU2014244210A1 (en) 2015-07-02
KR20150130985A (ko) 2015-11-24
BR112015015982A2 (pt) 2017-07-11
US20140264139A1 (en) 2014-09-18
CA2896256C (en) 2022-11-29
SG11201504756TA (en) 2015-07-30
JP7014747B2 (ja) 2022-02-01
WO2014160044A1 (en) 2014-10-02
AU2014244210B2 (en) 2018-03-29
RU2015143426A (ru) 2017-04-19
JP2016511179A (ja) 2016-04-14
CN104968480A (zh) 2015-10-07
MX2015008525A (es) 2016-03-11
CA2896256A1 (en) 2014-10-02
US9957365B2 (en) 2018-05-01
EP2969450A1 (en) 2016-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7014747B2 (ja) 気泡ポリマー材料
JP5512672B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂発泡粒子及び発泡粒子成形体
TW201522445A (zh) 用於絕熱容器之聚合材料
RU2605398C2 (ru) Полимерный материал для теплоизолированного контейнера
US10173359B2 (en) Multi-layer tube and process of making the same
AU2013334155B2 (en) Polymeric material for an insulated container
TW201505928A (zh) 容器
JP2016534908A (ja) 多層チューブおよびその製造方法
TW201512274A (zh) 用於容器之聚合材料
JP2016028883A (ja) 表皮材被覆発泡粒子成形体の製造方法
KR20150094642A (ko) 용기를 위한 블랭크
US9840049B2 (en) Cellular polymeric material
US20160083570A1 (en) Cellular polymeric material
US9758655B2 (en) Cellular polymeric material
TW201521999A (zh) 用於容器之聚合材料
JP5877111B2 (ja) 熱成形用ポリ乳酸系樹脂発泡シートの製造方法、及び、シート成形品の製造方法
JPH1081774A (ja) ポリカーボネート樹脂板状発泡体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190412

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200114

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220120