JP2017018104A - 互換的な構成要素を備えたモジュール式釣り竿 - Google Patents

互換的な構成要素を備えたモジュール式釣り竿 Download PDF

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Abstract

【課題】多要素式釣り竿、及び、それを構成して組立てる方法を提供する。【解決手段】釣り竿の各構成要素は、取手構成要素、リールシート構成要素、及び、主要ロッド構成要素を含み得る。前記各構成要素は、ユーザにより所望に応じて相互に交換可能に結合され得る。前記結合は、前記構成要素の各々に対して取付けられ且つ相互に噛合すべく設計された夫々の螺条付き領域により実施され得る。前記釣り竿の各構成要素は、該各構成要素が交換可能に結合されるときに他の構成要素上への一つの構成要素の回転を制限すべく使用される整列ブレーキにより整列される。前記リールシート構成要素、並びに、一つ以上の他の構成要素は、性能を増進する把持表面を含み得る。【選択図】図1

Description

本出願は、(「把持表面を備えたリールシート」と称されて)2015年7月14日に出願された米国仮特許出願第62/192,453号の特典を主張する(「把持表面を備えたリールシート」と称されて)2016年6月23日に出願された米国特許出願第15/191,125号の一部継続出願である。本出願はまた、(「互換的な構成要素を備えたモジュール式釣り竿」と称されて)2015年7月14日に出願された米国仮特許出願第62/192,514号、及び、(「互換的な構成要素を備えたモジュール式釣り竿」と称されて)2015年7月14日に出願された米国仮特許出願第62/192,453号の特典も主張する。優先権主張における出願の各々の開示内容は、言及したことによりそれらの全体が本明細書に組み入れられる。
本明細書中に開示される幾つかの実施例は、釣り竿(fishing pole)及びその構成、並びに、把持表面を備えたリールシート(reel seat)の取入れ法に関する。
関連技術の説明
娯楽である魚釣りにおいては、使用される多くの釣り竿が在る。最も一般的な釣り竿は、ロッド・シャフトと、釣用リールを固着するためのリールシートと、取手部分とを含んでいる。前記構成は典型的に、リールシートと、該シート上に固着された取手とを有するというロッド・シャフトを具備する単一シャフトに由来する。これに加え、入手可能なリールシートは概略的に、アルミニウム又はグラファイトの如き、固体材料で構成されると共に、所望の性能特性を提供する表面を欠いている(例えば、特許文献1参照。)。
米国特許第8,518,505号明細書
本明細書における開示内容は、複数の互換的な構成要素を備えるモジュール式釣り竿を提供する。前記互換的な構成要素は、釣り人に対し、性能及び美観的特性の更に大きなカスタマイズ性を提供する。該開示内容はまた、竿を通しての振動の伝達性を維持し乍ら更に良好な快適さ及び制御性を提供する優れた把持表面を備えるリールシート、及び、斯かるリールシートを作製する方法も提供する。
この概要に対し、本明細書においては、本発明の幾つかの見地、利点、及び、新規な特徴が記述される。必ずしも、斯かる利点の全てが、本発明の任意の特定の実施例に従って達成されるのでないことは理解される。故に、たとえば、当業者であれば、本発明は、本明細書において教示もしくは示唆され得る他の利点を必ずしも達成せずに、本明細書において教示される一つの利点又は一群の利点を達成する様式で具現もしくは実施され得ることを理解し得よう。
幾つかの実施例においては、多要素式釣竿が提供される。該多要素式釣竿は、当該第1ロッド区画の一部に沿って長手方向に配設された第1螺条付き領域と、当該第1ロッド区画の回りで径方向に位置された第1グリップと、を具備する第1ロッド区画を具備し得る。前記多要素式釣竿は、当該第2ロッド区画の一部に沿って長手方向に配設された第2螺条付き領域と、当該第2ロッド区画の回りで径方向に位置された第2グリップと、を具備する第2ロッド区画を更に具備し得る。前記多要素式釣竿は、前記第1ロッド区画の前記第1螺条付き領域と噛合すべく構成された第1螺条付き表面を有する第1整列ブレーキと、前記第2ロッド区画の前記第2螺条付き領域と噛合すべく構成された第2螺条付き表面を有する第2整列ブレーキと、を更に具備し得る。前記多要素式釣竿は、第3螺条付き領域を有するリールシートであって、前記第3螺条付き領域は、前記第1ロッド区画の前記第1螺条付き領域及び前記第2ロッド区画の前記第2螺条付き領域と噛合すべく構成されるというリールシートを更に具備し得る。
幾つかの実施例において、前記多要素式釣竿は、前記第1ロッド区画内へと部分的に挿入されるべく構成された第1側面と、前記第2ロッド区画内へと部分的に挿入されるべく構成された第2側面とを有するコネクタを更に具備し得る。幾つかの実施例において、前記コネクタは、前記第1ロッド区画の第1内径よりも大きく且つ前記第2ロッド区画の第2内径よりも大きい直径を有する停止部を更に具備する。
前記多要素式釣竿の幾つかの実施例において、前記第1ロッド区画が螺合移動されて前記第1整列ブレーキと係合し、且つ、前記第2ロッド区画が螺合移動されて前記第2整列ブレーキと係合したとき、前記第1グリップ、前記第2グリップ及び前記リールシートは整列される。
幾つかの実施例においては、多要素式釣竿を組立てる方法が提供される。該方法は、釣竿の第1区画の第1端部に対して第1の外部螺条付きバーを取付ける段階を含み得る。前記方法は、前記釣竿の第2区画の第2端部に対して第2の外部螺条付きバーを取付ける段階を更に含み得る。前記方法は、前記第1の外部螺条付きバー上へと、内部螺条を有する第1整列ブレーキを螺着する段階を更に含み得る。前記方法は、前記第2の外部螺条付きバー上へと、内部螺条を有する第2整列ブレーキを螺着する段階を更に含み得る。前記方法は、リールシートの中空キャビティ内へと内部螺条付きインサートを取付ける段階を更に含み得る。前記方法は、釣竿の前記第1区画の前記第1端部内へとコネクタを挿入する段階を更に含み得る。前記方法は、前記第1の外部螺条付きバーを前記内部螺条付きインサート内へと螺着する段階を更に含み得る。前記方法は、前記コネクタの少なくとも一部が前記釣竿の前記第2区画内へと挿入される如く、前記第2の外部螺条付きバーを前記内部螺条付きインサート内へと螺着する段階を更に含み得る。多要素式釣竿を組立てる前記方法を実施した後、前記釣竿の前記第1区画、前記釣竿の前記第2区画、及び、前記リールシートは実質的に整列される。
幾つかの実施例においては、多要素式釣竿を組立てる方法が提供される。該方法は、第1ロッド区画に対して取付けられた第1の外部螺条付きバー上へと、内部螺条を有する第1整列ブレーキを螺着する段階を更に含み得る。前記方法は、第2ロッド区画に対して取付けられた第2の外部螺条付きバー上へと、内部螺条を有する第2整列ブレーキを螺着する段階を更に含み得る。前記方法は、前記第1の外部螺条付きバーを、内部螺条付きインサートを有するリールシート内へと螺着する段階を更に含み得る。前記方法は、前記釣り竿の前記リールシート及び前記第1区画を整列させる段階を更に含み得る。前記方法は、コネクタの少なくとも一部が前記釣竿の前記第2区画内に挿入される如く、前記第2の外部螺条付きバーを前記リールシートの前記内部螺条付きインサート内へと螺着する段階を更に含み得る。前記方法は、前記釣竿の前記リールシート及び前記第2区画を整列させる段階を更に含み得る。
幾つかの実施例において、多要素式釣竿を組立てる前記方法は、釣竿の前記第1区画の前記第1端部内へとコネクタを挿入する段階を更に具備する。幾つかの実施例において、多要素式釣竿を組立てる前記方法に依れば、前記釣竿の前記リールシート及び前記第1区画を整列させる前記段階は、前記第1整列ブレーキに当接して締着されるまで、前記リールシートを前記第1の外部螺条付きバー上で締め付ける段階と、前記リールシートが、前記釣竿の前記第1区画との整列から過少回転されていることを決定する段階と、前記リールシートを緩めて前記整列ブレーキの移動を許容する段階と、前記整列ブレーキを前記外部螺条付きバー上で締め付ける段階と、前記リールシートがもはや過少回転されない様に前記整列ブレーキに当接して締着されるまで、前記リールシートを前記第1の外部螺条付きバー上で締め付ける段階と、を具備する。幾つかの実施例において、多要素式釣竿を組立てる前記方法に依れば、前記釣竿の前記リールシート及び前記第1区画を整列させる前記段階は、前記第1整列ブレーキに当接して締着されるまで、前記リールシートを前記第1の外部螺条付きバー上で締め付ける段階と、前記リールシートが、前記釣竿の前記第1区画との整列から過剰回転されていることを決定する段階と、前記リールシートを緩めて前記整列ブレーキの移動を許容する段階と、前記整列ブレーキを前記外部螺条付きバー上で緩める段階と、前記リールシートがもはや過剰回転されない様に前記整列ブレーキに当接して締着されるまで、前記リールシートを前記第1の外部螺条付きバー上で締め付ける段階と、を具備する。
幾つかの実施例においては、多要素式釣竿が提供される。該多要素式釣竿は、当該主要ロッド構成要素に沿って長手方向に配設された第1螺条付き領域を具備する主要ロッド構成要素と、当該取手構成要素に沿って長手方向に配設された第2螺条付き領域を具備する取手構成要素と、前記主要ロッド構成要素の前記第1螺条付き領域と前記取手構成要素の前記第2螺条付き領域とに対して噛合すべく構成された第3螺条付き領域を有するリールシートと、を具備し得る。幾つかの実施例において、前記リールシートは、第1端部及び第2端部を画成する本体部分を具備する。幾つかの実施例において、前記本体部分は、該本体部分の前記第1端部から該本体部分の前記第2端部まで延在して釣り竿の取手部分を受容すべく構成された長手中空キャビティと、釣用リール・アームの第1部分を受容すべく構成された第1挿入部分と、釣用リール・アームの第2部分を受容すべく構成された第2挿入部分と、前記リールシートの当該本体部分の外側部分の少なくとも幾分かの回りに延在する凹状形成領域と、を具備する。幾つかの実施例において、リールシートは、弾性材料を具備する把持部材であって、前記本体部分に対して装着されたときに該把持部材が前記凹状形成領域を実質的に満たす如く、前記本体部分の前記凹状形成領域に対応して形状化されたという把持部材であって、該把持部材は、該把持部材が前記凹状形成領域を実質的に満たす如く前記本体部分に対して接着される、という把持部材を更に具備し得る。
幾つかの実施例においては、第1外径を備える第1端部を画成して有する主要シャフトと、前記主要シャフトに沿い長手方向に配設された主要ロッド螺条付き領域と、前記主要シャフトの回りで径方向に位置された前側グリップと、を具備する、多要素式釣竿のための主要ロッド構成要素が提供される。
幾つかの実施例においては、第2外径を備える第2端部を画成する取手シャフトと、前記取手シャフトに沿い長手方向に配設された第2螺条付き領域と、前記取手シャフトの回りで径方向に位置された後側グリップと、を具備する、多要素式釣竿のための取手構成要素が提供される。
幾つかの実施例においては、第1端部及び第2端部を画成する本体部分と、前記本体部分の前記第1端部から前記本体部分の前記第2端部まで延在する長手中空キャビティと、前記長手中空キャビティの内側面上の螺条付き領域と、を具備する、多要素式釣竿のためのリールシート構成要素が提供される。
幾つかの実施例においては、内径及び外径を画成する中実材料と、前記内径と前記外径との間に位置されたキャビティと、シャフト構成要素の外側面と噛合すべく構成された螺条付き表面と、を具備する、多要素式釣竿の各構成要素を整列させるために使用される整列ブレーキが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、取手構成要素とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、リールシート構成要素とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、リールシート構成要素と、取手構成要素とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、取手構成要素と、リールシート構成要素とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、取手構成要素と、整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、リールシート構成要素と、整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、リールシート構成要素と、取手構成要素と、整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、リールシート構成要素と、取手構成要素と、整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、取手構成要素と、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、リールシート構成要素と、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、リールシート構成要素と、取手構成要素と、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、取手構成要素と、整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、リールシート構成要素と、整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、リールシート構成要素と、取手構成要素と、整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、リールシート構成要素と、取手構成要素と、整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、取手構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、リールシート構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、取手構成要素と、整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、リールシート構成要素と、整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、主要ロッド構成要素と、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、取手構成要素と、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、リールシート構成要素と、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキットが提供される。
幾つかの実施例においては、多要素式釣竿が提供される。該多要素式釣竿は、第1ロッド区画及び第2ロッド区画を具備し得る。前記第1ロッド区画は、第1係合領域及び第1グリップを具備し得る。前記第2ロッド区画は、第2係合領域及び第2グリップを具備し得る。前記多要素式釣竿は、前記第1ロッド区画の前記第1係合領域と噛合すべく構成された第1係合部分を有する第1整列ブレーキを更に具備し得る。前記多要素式釣竿は、前記第2ロッド区画の前記第2係合領域と噛合すべく構成された第2係合部分を有する第2整列ブレーキを更に具備し得る。前記多要素式釣竿は、前記第1ロッド区画の前記第1係合領域及び前記第2ロッド区画の前記第2係合領域と噛合すべく構成された第3係合領域を有するリールシートを更に具備し得る。
幾つかの実施例においては、多要素式釣竿を組立てる方法が提供される。該方法は、第1係合領域を含む釣竿の第1区画を配備する段階を含み得る。前記方法は、第2係合領域と第2整列ブレーキとを含む前記釣竿の第2区画を配備する段階を含み得る。前記方法は、上記釣竿の前記第1及び第2の区画の第1及び第2の係合領域と係合すべく構成された係合領域を含むリールシートを配備する段階を含み得る。前記方法は、前記第1係合領域を前記リールシートに対して結合する段階を含み得る。前記方法は、前記釣竿の前記第2区画内へとコネクタの少なくとも一部が挿入される如く、前記第2係合領域を前記リールシートに対して結合する段階であって、前記釣竿の前記第1区画、前記釣竿の前記第2区画、及び、前記リールシートが実質的に整列されるという段階を含み得る。
幾つかの実施例において、前記方法は、前記釣り竿の前記第1及び第2の区画と係合すべく構成された安定化部材を配備する段階を更に含み得る。幾つかの実施例において、前記方法は、前記コネクタを、前記釣竿の前記第1区画の前記第1端部内に挿入する段階を更に含み得る。幾つかの実施例において、前記方法は、前記釣り竿の前記第1区画に対して取付けられるべく構成された第1整列ブレーキを配備する段階を更に含み得る。幾つかの実施例において、前記方法は、前記第1整列ブレーキを調節して、前記リールシートの位置に対する前記釣り竿の前記第1区画の位置を制御する段階を更に含み得る。
幾つかの実施例においては、釣り竿と共に使用されるリールシートが提供される。該リールシートは、第1端部及び第2端部を画成する本体部分を含み得る。前記本体部分は、当該本体部分の前記第1端部から当該本体部分の前記第2端部まで延在し、釣り竿の取手部分を受容すべく構成された長手中空キャビティと、釣用リール・アームの第1部分を受容すべく構成された第1挿入部分と、釣用リール・アームの第2部分を受容すべく構成された第2挿入部分とを含む固着部分と、当該リールシートの当該本体部分の外側部分の少なくとも幾分かの回りに延在する凹状形成領域であって、深度と、凹状形成領域形状を画成する外周縁とを含む、という凹状形成領域と、を具備し得、前記凹状形成領域の近傍で前記本体部分を形成している材料とは異なる特性を有する材料を具備する把持材料であって、該把持部材の外周縁は前記凹状形成領域形状に対応し、該把持部材は、該把持部材が前記凹状形成領域内に固着される如く前記本体部分に対して固着される。
幾つかの実施例においては、釣り竿と共に使用されるリールシートを作成する方法が提供される。該方法は、第1端部及び第2端部を画成する本体部分であって、当該本体部分の前記第1端部から当該本体部分の前記第2端部まで延在し、釣り竿の取手部分を受容すべく構成された長手中空キャビティと、釣用リール・アームの第1部分を受容すべく構成された第1挿入部分と、釣用リール・アームの第2部分を受容すべく構成された第2挿入部分とを含む固着部分と、当該リールシートの当該本体部分の外側部分の少なくとも幾分かの回りに延在する凹状形成領域と、を具備する、という本体部分を配備する段階と、前記凹状形成領域の近傍で前記本体部分を形成している材料とは異なる特性を有する材料を具備する把持材料であって、該把持部材の外周縁は前記凹状形成領域形状に対応する、という把持部材を配備する段階と、前記把持部材が前記凹状形成領域内に固着される如く、前記把持部材を前記本体部分上に固着する段階と、を具備し得る。
幾つかの実施例においては、弾性インサートを備えたリールシートが提供される。該リールシートは、第1端部及び第2端部を画成する本体部分を具備し得る。前記本体部分は、該本体部分の前記第1端部から該本体部分の前記第2端部まで延在する長手中空キャビティであって、釣り竿の取手部分を受容すべく構成されたという長手中空キャビティを含み得る。前記本体部分はまた、釣用リール・アームの第1部分を受容すべく構成された第1挿入部分、及び、釣用リール・アームの第2部分を受容すべく構成された第2挿入部分も含み得る。前記本体部分はまた、前記リールシートの該本体部分の外側部分の少なくとも幾分かの回りに延在する凹状形成領域も含み得る。前記リールシートは更に、弾性材料を具備する把持部材であって、前記本体部分に対して装着されたときに該把持部材が前記凹状形成領域を実質的に満たす如く、前記本体部分の前記凹状形成領域に対応して形状化されたという把持部材を具備し得る。前記把持部材は、該把持部材が前記凹状形成領域を実質的に満たす如く前記本体部分に対して接着され得る。
幾つかの実施例において、前記リールシートは、釣り竿の取手部分に対して取付けられる。前記釣り竿は、前側グリップ、後側グリップ、及び、根元グリップを具備し得る。前記リールシートの前記把持部材は、前記前側グリップ、前記後側グリップ、又は、前記根元グリップの少なくとも一部の材料又は外観に対応し得る。幾つかの実施例においては、前記増進されたリールシートが、本明細書中に開示された多要素式釣竿のためのリールシートとして使用される。
添付図面中には例示目的で種々の実施例が示されるが、決して、各実施例の有効範囲を制限すると解釈されてはならない。これに加え、開示された種々の実施例の種々の特徴は組み合わされることで、本開示内容の一部である付加的実施例を構成し得る。
モジュール式構成要素を有する釣り竿の実施例の斜視図である。 モジュール式構成要素を有する釣り竿の実施例の概観図である。 モジュール式構成要素を有する釣り竿の実施例の分解図である。 組立ての一段階における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の斜視図である。 組立ての一段階における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の斜視図である。 組立ての一段階における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の斜視図である。 組立ての一段階における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の斜視図である。 組立ての一段階における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の斜視図である。 組立ての一段階における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の斜視図である。 組立ての一段階における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の斜視図である。 組立ての一段階における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の斜視図である。 組立ての一段階における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の斜視図である。 組立ての一段階における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の斜視図である。 釣り竿アセンブリを整列させる過程における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の概観図である。 釣り竿アセンブリを整列させる過程における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の概観図である。 釣り竿アセンブリを整列させる過程における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の概観図である。 釣り竿アセンブリを整列させる過程における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の概観図である。 釣り竿アセンブリを整列させる過程における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の概観図である。 釣り竿アセンブリを整列させる過程における、モジュール式構成要素を有する釣り竿の各構成要素の実施例の概観図である。 釣り竿アセンブリの整列ブレーキ要素の実施例の概観図である。 多要素式の取手アセンブリの実施例における各要素の断面図である。 多要素式の取手アセンブリの実施例における各要素の断面図である。 多要素式の取手アセンブリの実施例における各要素の断面図である。 複数のモジュール式構成要素から釣り竿を構築する代表的方法を示すフローチャートである。 複数のモジュール式構成要素から釣り竿を組立てる代表的方法を示すフローチャートである。 釣り竿の複数のモジュール式構成要素を整列させる代表的方法を示すフローチャートである。 釣り竿の複数のモジュール式構成要素を整列させる代表的方法を示すフローチャートである。 把持表面を備えたリールシートを有する釣り竿の実施例の斜視図である。 把持表面を備えたリールシートを有する釣り竿の取手部分の実施例の斜視図である。 把持表面を備えたリールシートを有する釣り竿の取手部分の実施例の側面図である。 把持表面を備えたリールシートを有する釣り竿の取手部分の実施例の側面図である。 把持表面を備えたリールシートを有する釣り竿の取手部分の実施例の側面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の斜視図である。 把持部材を受容すべく構成されたリールシートの実施例の側面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の側面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の背面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の前面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の底面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の平面図である。 リールシートと共に使用されるべく構成された把持部材の実施例の概観図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の斜視図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の側面図である。 把持部材を受容すべく構成されたリールシートの実施例の側面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の前面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の背面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の底面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の平面図である。 リールシートと共に使用されるべく構成された把持部材の実施例の概観図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の斜視図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の側面図である。 把持部材を受容すべく構成されたリールシートの実施例の側面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の前面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の背面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の平面図である。 把持表面を備えたリールシートの実施例の底面図である。 リールシートと共に使用されるべく構成された把持部材の実施例の概観図である。 部分的に装着された把持部材を備えるリールシートの実施例、及び、リールシートに対して把持部材を装着する方法における一段階の斜視図である。
本明細書中には、釣り竿の各構成要素、及び、斯かる構成要素を作成して組立てる方法が開示される。幾つかの実施例において、本明細書中に開示される夫々の釣り竿は、機能的な釣り竿を形成すべく接続され得る複数の個別的な領域へと形成され得る。たとえば、前記竿は、取手構成要素、リールシート構成要素、及び、主要ロッド構成要素を具備し得る。これらの構成要素の各々は、それらを相互に螺着し、又は、別様に一時的に相互に取付けることなどにより、着脱自在に取付けられ得る。これにより、釣り人は、変化した釣り状況、変化した釣りの標的、変化した個人的な嗜好性の如き美観もしくは性能の理由、又は、同様の理由にて、一つの構成要素を別の同様の構成要素に取り替えることが可能とされる。たとえば、釣り人は、一方は乾燥条件用であり且つ他方は湿潤条件用であるという2本の取手を有することがあり、それらは現在の天候に依存して取り替えられ得る。更に、釣り竿の各要素のモジュール式構成によれば、釣竿(fishing rod)の感受性及び検出性が高められ得る。たとえば、釣竿のシャフトに対してリールシートをネジ要素により取付けると、ライン及び/又は釣竿に沿い釣り人に対して伝達される付加的なフィードバックが提供され得る。
実施例において、前記取手構成要素、リールシート構成要素及び主要ロッド構成要素は、一つの構成要素を他の構成要素に螺着することにより接続可能である。前記主要ロッド構成要素は、リールシートの相補的螺条内に螺着されるべく構成された外部又は内部の螺条を備えたシャフトを有し得る。幾つかの実施例において、前記主要ロッド・シャフトは、リールシートの内部螺条内に螺着されるべく構成された外部螺条を含む。同様に、取手構成要素は、前記リールシートの相補的螺条内へと螺着されるべく構成された外部又は内部の螺条を有し得る。幾つかの実施例において、前記取手は、リールシートの内部螺条内へと螺着されるべく構成された外部螺条を含む。故に、前記の3つの構成要素は、接続されることで、釣り人により使用される単一本の釣り竿とされ得る。幾つかの実施例においては、釣り竿を組立てるために、更に少ない又は付加的な構成要素が在り得る。たとえば、釣り人が前記取手を更に改変することを可能とする取手構成要素及び根元グリップ構成要素が在り得る。たとえば、釣り人は、所望の長さのシャフト構成要素を備える根元グリップを選択し、自身の個人的な嗜好性を満足し得る。
幾つかの実施例において、前記釣り竿の各構成要素は、前記螺条に対するブレーキを用いて、軸心的、回転的のいずれか、及び/又は、軸心的及び回転的の両方に整列され得る。たとえば、前記螺条上ではブレーキが螺合移動され得ると共に、該ブレーキは、各構成要素が整列される如く、リールシートが釣竿のシャフト上で更に螺合移動されることを停止すべく位置決めされ得る。前記ブレーキは、前記螺条に沿い前方もしくは後方に調節されることで、前記リールシートを他の各構成要素に対して整列して停止させ得る。幾つかの実施例において、釣り竿の各構成要素は、前記リールシートの螺条付き部分をシャフトの外部螺条付き部分の回りに回転させることで整列され得る一方、前記リールシートと、釣り竿の取手のシャフト又は主要ロッド区画とを、整列溝が整列させる。幾つかの実施例において、前記釣り竿の各モジュール式構成要素の内の一つ以上は、他の手段により相互に対して可逆的に結合され得る。たとえば、各部材片は、スプリング繋止機構、ピン、クランプ、捻り繋止機構、レバー繋止機構、ソケット繋止機構、差込継手、又は、他の固着手段を用いて、相互に整列して繋止され得る。
図1は、主要ロッド構成要素3と、リール7を固着するためのリールシート5と、取手構成要素9とを含む釣り竿1を示している。主要ロッド構成要素3は、主要シャフト15に対して取付けられた複数のガイド11を具備する。主要ロッド構成要素3は、前側グリップ20も含み得る。幾つかの実施例において、主要シャフト15は、竿の分解を可能とする口金にて結合され得る複数の部材片で作成され得る。取手構成要素9は、取手シャフト25と、後側グリップ30及び根元グリップ55の如き一つ以上のグリップとを含み得る。図2は、本明細書に開示された如き取手構成要素9及びリールシート5の各実施例の拡大図を示している。取手構成要素9、リールシート5及び主要ロッド構成要素3を整列させるために、整列ブレーキ35A及び35Bが使用される。
図3は、主要ロッド構成要素3、リールシート5及び取手構成要素9で作成された釣り竿の実施例の分解図を示している。主要ロッド構成要素3は、主要シャフト15、前側グリップ20、及び、螺条付き領域40Aを含む。幾つかの実施例において、主要ロッド構成要素3は前側グリップ20を含まないこともある。主要シャフト15は、限定的なものとしてで無く、グラファイト、カーボン、ガラス繊維、プラスチック、ウッド、又は、複合材料などの種々の材料で作成され得る。
幾つかの実施例においては、図3に示された如く、螺条付き領域40Aは、主要シャフト15に対して装着されて所定位置に接着された該シャフトとは別体的な構成要素であり得る。たとえば、螺条付き領域40Aは、シリコーンゴム接着剤により主要シャフト15に対して接着されたアルミニウムの如き軽量金属で構成された螺条付きロッドであり得る。幾つかの実施例において、前記螺条付き領域は、主要シャフト15に対し、他の手段により固定され、接着され、又は、別様に固着される。幾つかの実施例において、螺条付き領域40Aは、主要シャフト15の最初の構築の間において該主要シャフトの一部として形成される。幾つかの実施例において、螺条付き領域40Aは、前側グリップ20の下側に延在する。幾つかの実施例において、螺条付き領域40Aは、前側グリップ20にて停止し、又は、前側グリップ20と螺条付き領域40Aとの間には間隙があり得る。幾つかの実施例において、螺条付き領域40Aは、別形態の繋止機構又は係合領域であり得る。
幾つかの実施例において、前記釣竿の各構成要素は、前側グリップ20、後側グリップ30、又は、根元グリップ55の内の一つ以上を含む。グリップ20、30及び35は、エチレン酢酸ビニル(EVA)、コルク、又は、釣竿上で使用されるに適した別の材料で作成され得る。たとえば、グリップ20、30及び35は、言及したことによりその全体が本明細書に組み入れられる特許文献1に記述された如く作成され得る。幾つかの実施例において、リールシート5は、本明細書中に記述された如き前側グリップ20、後側グリップ30又は根元グリップ55の内の一つ以上と同一又は同様の材料で作成された把持表面も含み得る。
前記釣竿の各構成要素は、個人的な嗜好性を満足するために、釣り人により変更され得る。釣り人は、リールシート、主要ロッド、及び、取手の任意の組合せを選択し得る。たとえば、釣り人は、釣りをするときに美観又は性能の理由で自身が使用を好む特定のリールシート及び取手を有することがある。しかし、釣り人は、異なる重量、長さ又は作用の種々の竿を有することがある。故に、釣り人は、好適な取手構成要素及びリールシート構成要素を維持し乍ら、主要ロッド構成要素を取り替え得る。別の例として、釣り人は、特定の釣用リールに対して設定されたリールシートと主要ロッドとの組み合わせを有し得る。しかし、釣り人が釣りを行うにつれ、条件は変化して、グリップ又は把持部材の一つ以上の性能に影響することがある。たとえば、特定のグリップは、通常的な釣り条件に対しては、良好な快適さ及び振動伝達性を有し得る。しかし、雨が降り始めると、前記グリップは、釣り人により好まれる滑り抵抗を提供しないこともある。故に、釣り人は、取手構成要素を、湿潤条件下で更に大きな粘着性を備えることで滑りを阻止するというグリップへと取り替え得る。一定の状況において、釣り人は、リールシートを、湿潤条件に対して更に良好な性能のグリップを備えるリールシートへと変更することも好み得る。種々の状況下で、釣り人は、前記釣竿の任意の構成要素を変更することで、変化した嗜好性又は状況で使用を行い得る。
幾つかの実施例において、前記釣竿は、主要ロッド構成要素3に対してリールシートを整列させるべく使用される整列ブレーキ35Aを含んでいる。たとえば、前記リールシートは、釣用リールに出入りするラインが、主要シャフト15と干渉せずに各ラインガイド11に向けて導向される如く、前記釣り竿の各ラインガイドと整列されねばならない。美観的な目的に対しても、前記リールシートは、前側グリップ20上の任意のパターンに整列すべきである。整列ブレーキ35Aは、該ブレーキの内面部上の螺条付き領域37Aであって、主要ロッド構成要素3の螺条付き領域40Aと噛合すべく構成されたという螺条付き領域37Aを有し得る。幾つかの実施例において、螺条付き領域37Aは、主要ロッド構成要素3の係合領域に係合すべく構成された別形態の繋止機構又は係合部分であり得る。故に、一方向に回転することにより、整列ブレーキ35Aは釣り竿1の先端に向けて前方に移動し、且つ、他方向に回転することにより、整列ブレーキ35Aは釣り竿1の先端から離間して後方に移動する。リールシート5を主要ロッド構成要素3に対して整列させる整列ブレーキ35Aの用法は、以下において更に論じられる。
リールシート5は、本体部分及び螺条付きインサート45を含み得る。前記リールシートは、釣り動作の間においてリールを保持するに必要な強度を提供する一方で十分に軽量の構成を提供するグラファイト、アルミニウム、プラスチック、又は、他の適切な材料で作成され得る。前記リールシートは、スピニングリール、ベイトキャストリール、スピンキャストリール、フライリール、トローリングリール、又は、釣り竿と共に一般的に使用される他の任意の形式の釣用リールを受容すべく構成され得る。幾つかの実施例において、螺条付きインサート45は、アルミニウム、チタン、別の金属、又は、螺条付き領域40A及び/又は40Bを固着するに十分な構造を提供する合金で構成され得る。幾つかの実施例において、リールシート5は、他の釣り竿構成要素上の螺条付き領域と噛合すべく構成された螺条付きインサート45を受容すべく特定的に構成され得る。幾つかの実施例において、螺条付きインサート45は、別形態の繋止機構又は係合領域であり得る。幾つかの実施例において、単一の螺条付きインサート45の代わりに、複数の螺条付きインサートが在り得る。たとえば、主要シャフト15上の螺条付き領域と噛合する螺条付き前側インサート、及び、取手シャフト25上の螺条付き領域と噛合する螺条付き後側インサートが在り得る。これにより、螺条付きインサート45を備えたリールシート5を構成する材料の重量及びコストが低減され得る。これに加え、複数個のインサートを使用すると、リールシートは、異なる外径を夫々有する取手シャフト25及び主要シャフト15に対して噛合し得る。幾つかの実施例において、リールシート5は、別体的なインサートを有する代わりに、内部中空キャビティ内に構築された螺条を有し得る。幾つかの実施例において、リールシートは、その最初の構成から、螺条付きインサート45を受容すべく改変され得る。たとえば、リールシート5は、該リールシートの内径が螺条付きインサートを受容すべく十分に大寸であり且つ十分に平行である如く、該シート自身を貫通して中刳りされた更に大きな長手方向キャビティを有し得る。幾つかの実施例において、前記螺条付きインサートは、シリコーン・ゴム又は別の接着剤を用いて前記リールシートに対して接着される。幾つかの実施例において、前記螺条付きインサートは、前記リールシートに対し、他の手段により、固定、接着又は別様に固着される。
取手構成要素9は、螺条付き領域40B、後側グリップ30、取手シャフト25、及び、根元グリップ55を含み得る。幾つかの実施例において、取手構成要素9は更に少ない又は付加的なグリップを含み得る。たとえば、取手構成要素9は根元グリップ55を含まないこともある。取手シャフト25は、限定的なものとしてで無く、グラファイト、カーボン、ガラス繊維、プラスチック、ウッド、又は、複合材料などの種々の材料で作成され得る。幾つかの実施例において、取手シャフト25は主要シャフト15と同一の材料で構成される一方、他の実施例において、各シャフトは異なる材料で作成され得る。たとえば、取手シャフト25は、操作の間においては更に良好な制御性を可能とすべく主要シャフト15と比較して低減された可撓性を備えるが、釣りの間においては魚又は餌を制御するために主要シャフト15の端部にては更に良好な可撓性を備えるという材料で構成され得る。幾つかの実施例において、取手シャフト25及び主要シャフト15は、単一本のロッド素材として構成され、これは2つの部材片へと切断され、一方は取手シャフト25となり、他方は主要シャフト15とされた。
幾つかの実施例においては、図3に示された如く、螺条付き領域40Bは、取手シャフト25に対して装着され且つ所定位置に接着された該シャフトとは別体的な構成要素であり得る。たとえば、螺条付き領域40Bは、シリコーンゴム接着剤により取手シャフト25に対して接着されたアルミニウムの如き軽量金属で構成された螺条付きロッドであり得る。幾つかの実施例において、前記螺条付き領域は、他の手段により取手シャフト25に対して固定、接着又は別様に固着される。幾つかの実施例において、螺条付き領域40Bは、取手シャフト25の最初の構築の間において該取手シャフトの一部として形成される。幾つかの実施例において、螺条付き領域40Bは後側グリップ30の下側に延在する。幾つかの実施例において、螺条付き領域40Bは後側グリップ30にて停止し、又は、後側グリップ30と螺条付き領域40Bとの間には間隙があり得る。幾つかの実施例において、螺条付き領域40Bは、別形態の繋止機構又は係合領域であり得る。
幾つかの実施例において、前記釣竿は、リールシート5を取手構成要素9に対して整列させるべく使用される整列ブレーキ35Bを含む。たとえば、リールシート5は、取手構成要素9の美観的パターン及び人間工学的な特性が該リールシート5と一致する如く、釣り竿の後側グリップ30及び根元グリップ55と整列すべきである。幾つかの実施例において、取手構成要素9は中央軸心に関して概略的に対称的であり得、その場合、前記竿は整列ブレーキ35Bを含まないこともある、と言うのも、取手構成要素9の機能に対して整列は重要でないからである。整列ブレーキ35Bは、該ブレーキの内面部上の螺条付き領域37Bであって、取手構成要素9の螺条付き領域40Bと噛合すべく構成されたという螺条付き領域37Bを有し得る。幾つかの実施例において、螺条付き内側部分37は、主要ロッド構成要素3の係合領域に係合すべく構成された別形態の繋止機構又は係合部分であり得る。故に、一方向に回転することにより、整列ブレーキ35Bは釣り竿1の根元に向けて戻り移動し、且つ、他方向に回転することにより、整列ブレーキ35Bは釣り竿1の根元から離間して前方移動する。リールシート5を取手構成要素9に対して整列させる整列ブレーキ35Bの用法は、以下において更に論じられる。
幾つかの実施例において、整列ブレーキ35A及び35Bは、同一もしくは同様であり得ると共に、使用に際しては互換的であり得る。幾つかの実施例においては、リールシート5と、前側グリップ20又は後側グリップ30に対する整列ブレーキ35A又は35Bとの間の接続が実質的に円滑である如く、整列ブレーキ35A及び35Bはグリップ20及び20の外径とサイズが同様の外径を有する。図3に示された如く、幾つかの実施例において、各整列ブレーキは、平坦側面及び凹状側面を有し得る。たとえば、整列ブレーキ35Aは平坦側面33Aを示し、且つ、整列ブレーキ35Bは凹状側面39Bを示している。整列ブレーキ35A及び35Bの各々の逆側は、夫々、凹状であり得ると共に、平坦であり得る。たとえば側面33Aなどの平坦側面は、リールシート5が螺条付き領域40A上にて螺合移動されるときに、該リールシート5に係合すべく構成され得る。たとえば、側面39Bなどの凸状側面は、中空領域内へと少なくとも部分的にグリップが嵌合し得る如く構成され得る。たとえば、後側グリップ30は、螺条付き領域40B又は取手シャフト25との間に間隙を有することで、整列ブレーキ35Bの凸状側面39Bの内側縁部を受容し得る。凸状側面39Bの外側縁部は、後側グリップ30の一部が、整列ブレーキ35Bにより画成された中空領域に嵌合する如く、前記後側グリップの外径と実質的に同様である外径を有すべく構成され得る。
幾つかの実施例において、釣り竿1はコネクタ50を含む。該コネクタ50は、主要シャフト15及び/又は取手シャフト25の内径とサイズが実質的に同様である外径を有すべく構成され得る。前記コネクタは、主要シャフト15と取手シャフト25との間の接続箇所に対して付加的な強度を提供し得る。幾つかの実施例において、前記コネクタはシリコーン・ゴムで作成される。幾つかの実施例において、前記コネクタは、アルミニウム、グラファイト、又は、強度及び重量の要件を満足する合金で作成され得る。幾つかの実施例において、主要シャフト15及び取手シャフト25は、異なる直径を有し得る。斯かる実施例において、前記コネクタは、異なる夫々のシャフトサイズに対処すべく、一側においては他側とは異なる外径を有し得る。コネクタ50は、主要シャフト15又は取手シャフト25の内径よりも大きな外径を有する停止部53を含み得る。停止部53は、前記コネクタが主要シャフト15又は取手シャフト25内へと完全に滑り込むことを阻止し得る。幾つかの実施例において、釣り竿1の各構成要素は、コネクタ50の使用なしで組立てられ得る。
図4〜図8は、本明細書中に開示された種々の構成要素から釣り竿を組立てる過程における種々の段階の実施例を示している。図4は、整列ブレーキ35A及び35Bが螺条付き領域40A及び40B上へと部分的に螺着されているという組立ての一段階の実施例を示している。これに加え、コネクタ50は主要シャフト15内へと挿入される。幾つかの実施例において、コネクタ50は、使用されなくても良く、又は、主要シャフト15の代わりに取手シャフト25内に挿入され得る。
図5は、整列ブレーキ35Aは前側グリップ20まで螺合移動され、且つ、リールシート5は、それが整列ブレーキ35Aと係合するまで、螺条付き領域40A上にて螺合移動されるという組立ての一段階の実施例を示している。図6は、整列ブレーキ35Bは後側グリップ30に接近して螺着され、且つ、リールシート5は、それが整列ブレーキ35Bに係合するまで、螺条付き領域40A上にて螺合移動されるという組立ての一段階の実施例を示している。図6に示された如く、後側グリップ30及びリールシート5は、竿のシャフトに沿って整列はされない。図7は、整列ブレーキ35Bは後側グリップ30に接近して螺着され、且つ、リールシート5は螺条付き領域40A上にて螺合移動されるという組立ての一段階の実施例を示している。リールシート5及び後側グリップ30は、釣り竿1のシャフトに沿って整列している。
図8は、主要ロッド構成要素3、リールシート5及び取手構成要素9で作成された釣り竿の実施例の分解図を示している。図3に示された実施例と比較して、図8における実施例は、トリガ・グリップを備えたリールシートを含んでいる。たとえば、図8におけるリールシートは、スピニングリールとは対照的に、ベイトキャスティング・リールを受容すべく構成され得る。図8に示された残りの構成要素は、図3に関して前記に記述されたものと同一又は同様であり得る。たとえば、図1に示された実施例は、前側グリップ20と、螺条付き領域40Aを有する主要シャフト15と、整列ブレーキ35Aと、内側螺条45を有するリールシート5と、螺条付き領域40Bを有する取手シャフト25と、根元グリップ55とを含んでいる。
図9〜図13は、本明細書中に開示された種々の構成要素から釣り竿を組立てる過程における種々の段階の実施例を示している。図9は、整列ブレーキ35Bが螺条付き領域40B上に部分的に螺着されているという組立ての一段階の実施例を示している。これに加え、コネクタ50は取手シャフト15内に挿入される。図10は、整列ブレーキ35Bは後側グリップ20まで螺合移動され、且つ、リールシート5は、それが整列ブレーキ35Bに係合するまで、螺条付き領域40B上にて螺合移動されるという組立ての一段階の実施例を示している。但し、後側グリップ30はリールシート5と整列されていない。これに加え、整列ブレーキ35Aは、主要ロッド構成要素3の螺条付き領域40A上へと部分的に螺着される。図11は、リールシート5が後側グリップ30と整列されるという組立ての一段階の実施例を示している。
図12は、整列ブレーキ35Aは前側グリップ20に接近して螺合移動され、且つ、リールシート5は、それが整列ブレーキ35Aに係合するまで、螺条付き領域40A上にて螺合移動されるという組立ての一段階の実施例を示している。図12に示された如く、前側グリップ20及びリールシート5は、竿のシャフトに沿って整列されてはいない。図13は、整列ブレーキ35Aは前側グリップ20に接近して螺合移動され、且つ、リールシート5は螺条付き領域40A上にて螺合移動されるという組立ての一段階の実施例を示している。リールシート5及び後側グリップ30は、釣り竿1のシャフトに沿って整列される。
図14〜図16は、リールシート5を後側グリップ30に対して整列させる各段階の実施例を示している。図14から開始すると、リールシート5が整列ブレーキ35Bに係合して該リールシート5が後側グリップ30と整列することが停止される如く、整列ブレーキ35Bは螺条付き領域40B上に螺着され、且つ、リールシート5は螺条付き領域40B上にて螺合移動される。図14において、前記リールシートは、後側グリップ30との整列と比較して、過剰回転されている。すなわち、リールシート5を後側グリップ30に対して整列させる最も直接的な手法は、リールシート5を後側グリップ30から離間して螺合移動させることである。斯かる状況において、リールシート5は緩められて、整列ブレーキ35Bから離脱され得る。次に、リールシート5が戻し螺合移動されて整列ブレーキ35Bと係合したとき、それは、それが先に在った箇所に至らずに停止する如く、整列ブレーキ35Bは後側グリップ30から離間して螺合移動され得る。更に少ない回転にてリールシート5を停止させると、該リールシート5は、それが軸心の回りで少なく回転された位置に整列されると共に、後側グリップ30に対して更に忠実に整列され得る。
図15において、前記リールシートは、後側グリップ30との整列と比較して過少回転されている。すなわち、リールシート5を後側グリップ30に対して整列させる最も直接的な手法は、リールシート5が回転して後側グリップ30と整列する如く、リールシート5を後側グリップ30に向けて螺合移動させることである。斯かる状況において、リールシート5は緩められて、整列ブレーキ35Bから離脱し得る。次に、リールシート5が戻し螺合移動されて整列ブレーキ35Bと係合したとき、それが螺条付き領域40Bの回りで更に回転して後側グリップ30と整列する如く、整列ブレーキ35Bは後側グリップ30に向けて更に螺合移動され得る。図16は、後側グリップ30に対するリールシート5の完成された整列を示している。図15に示された配置構成においては、整列ブレーキ35Bと後側グリップ30との間には間隙が在ることが銘記される。リールシート5が後側グリップ30との整列にもたらされた後、図16に示された如く、整列ブレーキ35Bと後側グリップ30との間の間隙。
一定の事情及び状況において、前記リールシートを後側グリップに整列させるプロセスは、数回の反復を必要とし得る。たとえば、過剰回転されたリールシート5が後側グリップ30との整列へともたらされる前に、整列ブレーキ35Bは複数回に亙り緩められることが必要なこともある。別の例として、過少回転のリールシート5が後側グリップ30との整列へともたらされる前に、整列ブレーキ35Bは複数回に亙り締め付けられることが必要なこともある。一定の状況において、リールシート5は過少回転又は過剰回転であり得、その場合には、整列ブレーキ35Bの締め付け又は緩め動作の反復の後、リールシート5は逆動作とされ得る。そのとき、整列ブレーキ35Bは、整列を修正すべく他方向における移動を反復することを必要とする。図14〜図16は、リールシート5を後側グリップ30に対して整列させるプロセスを示しているが、前側グリップ20に対するリールシート5の整列に関し、同様のプロセス及び用語が使用され得る。
図17〜図19は、リールシート5を後側グリップ30に対して整列させる各段階の実施例を示している。図17から開始すると、リールシート5が整列ブレーキ35Bに係合して該リールシート5が後側グリップ30と整列することが停止される如く、整列ブレーキ35Bは螺条付き領域40B上に螺着され、且つ、リールシート5は螺条付き領域40B上にて螺合移動される。幾つかの実施例において、前記グリップ上の視覚的目印は、示された如く、たとえば前記竿上の他の構成要素に対して前記グリップを整列させるべく使用され得る。図17において、前記リールシートは、後側グリップ30との整列と比較して、過剰回転されている。すなわち、リールシート5を後側グリップ30に対して整列させる最も直接的な手法は、リールシート5を後側グリップ30から離間して螺合移動させることである。斯かる状況において、リールシート5は緩められて、整列ブレーキ35Bから離脱され得る。次に、リールシート5が戻し螺合移動されて整列ブレーキ35Bと係合したとき、それは、それが先に在った箇所に至らずに停止する如く、整列ブレーキ35Bは後側グリップ30から離間して螺合移動され得る。更に少ない回転にてリールシート5を停止させると、該リールシート5は、それが軸心の回りで少なく回転された位置に整列されると共に、後側グリップ30に対して更に忠実に整列され得る。図17に示された如く、前記整列グリップは、それが後側グリップ30を部分的に覆う如き位置に在る。幾つかの実施例において、後側グリップ30は部分的に、整列ブレーキ35Bのキャビティ39Bの内側に嵌合される。
図18において、前記リールシートは、後側グリップ30との整列と比較して過少回転されている。すなわち、リールシート5を後側グリップ30に対して整列させる最も直接的な手法は、リールシート5が回転して後側グリップ30と整列する如く、リールシート5を後側グリップ30に向けて螺合移動させることである。斯かる状況において、リールシート5は緩められて、整列ブレーキ35Bから離脱し得る。次に、リールシート5が戻し螺合移動されて整列ブレーキ35Bと係合したとき、それが螺条付き領域40Bの回りで更に回転して後側グリップ30と整列する如く、整列ブレーキ35Bは後側グリップ30に向けて更に螺合移動され得る。図18に示された実施例においては、前記後側グリップの更に多くが露出される如く、前記整列ブレーキは前記後側グリップから十分に離間後退されている。EVA又はコルクの如き、下側に位置する取手構造上に重ねられた多層グリップを備える幾つかの実施例においては、下側に位置する取手構造の一部も露出され得る。
図19は、後側グリップ30に対するリールシート5の完成された整列を示している。図19に示された配置構成においては、整列ブレーキ35Bが図17及び図18に示された各実施例と比較して中間位置に在ることが銘記される。たとえば、前記リールシートを整列させるプロセスは、過剰回転されたリールシートを以て図17において開始し得るものであり、該シートは次に、図18に示された如く過少回転された箇所まで緩められてから、図19における如く適切に整列される。図17〜図19は、リールシート5を後側グリップ30に対して整列させるプロセスを示しているが、前側グリップ20に対するリールシート5の整列に関し、同様のプロセス及び用語が使用され得る。幾つかの実施例において、釣り竿の互換的な構成要素は、該構成要素を如何にして取り外し、交換し、又は、設置するか、及び、如何にして該構成要素を整列させるかを記述する手引書を備え得る。たとえば、手引書は、図24〜図26に示された流れ図において具現されたプロセスに従うなどして、如何にして種々の構成要素を整列させるかの説明を備え得る。
図20は、実施例において使用される整列ブレーキ35の拡大図を示している。整列ブレーキ35は、前側グリップもしくは後側グリップを整列させるための、又は、他の構成要素を整列させるためのブレーキとして使用され得る。図20に示された如く、前記整列ブレーキは、螺条付き内側部分37及びキャビティ39を含んでいる。幾つかの実施例において、前記整列ブレーキはキャビティ39を含まないこともあるが、代わりに、該整列ブレーキは単に、各構成要素が組立てられたときにリールシート5に接触するためのプレートを有し得る。
幾つかの実施例において、前記整列ブレーキの円周は、該整列ブレーキが接触するグリップ部分の円周と略々同一であり得る。たとえば、図20に示された距離D1は、前側グリップ20又は後側グリップ30の外径と同一又は同様であり得る。整列ブレーキ35の内径D2は、釣り竿の前記シャフトの外側螺条付き領域を受容すべく構成され得る。たとえば、内径D2は、主要シャフト15又は取手シャフト25の外径と実質的に同様であり得る。そのときに、当該グリップが前記整列ブレーキの内側に部分的に嵌合し得る如く、距離D3は略々、釣り竿のシャフトに対して取付けられたグリップの厚みであり得る。幾つかの実施例において、キャビティ39の奥行は、整列ブレーキ35の該キャビティ39の少なくとも一部がグリップの一部を受容し乍ら、リールシート5が任意の径方向に整列され得る如きであり得る。たとえば、キャビティ39の奥行により画成される距離は、竿のシャフトの回りにおいて前記リールシートが一回転を行うために必要とされる該シャフトの長さよりも長くされ得る。故に、グリップの一部がキャビティ39の内側とされ且つ前記リールシートが該グリップと整列されて、整列ブレーキ35が位置決めされる、という少なくとも一つの箇所が在る。
図21は、後側グリップ30に対するリールシート5の接続を示す、多要素式の取手アセンブリの実施例における各要素の断面図である。図21に示された如く、リールシート5は、それが所定位置に固着される如く、整列ブレーキ35Bと係合される。後側グリップ30は、整列ブレーキ35B内に部分的に挿入される。整列ブレーキ35Bのキャビティ39Bは、リールシート5を整列させるために必要なら、後側グリップ30の更に多くを受容する付加的な容量を有し得る。幾つかの実施例において、整列ブレーキ35Aは、後側グリップ30の一部である多層把持部材60上に延在しないほどに十分に小さな奥行を有し得る。幾つかの実施例において、整列ブレーキ35Aは、後側グリップ30の一部を構成する多層グリップ60の一部上に延在し得る。
幾つかの実施例においては、図21に示された如く、リールシート5に対して取付けられた螺条付きインサート45は、該リールシートの端部まで延在する。故に、螺条付きインサート45もまた、整列ブレーキ35Bと係合される。幾つかの実施例において、前記螺条付きインサートはリールシート5の端部までは延在しないこともあり、その場合、整列ブレーキ35Bに係合しない。好適実施例において、螺条付きインサート45は、リールシート5の端部を越えて延在することが阻止されることで、リールシート5と整列ブレーキ35Bとの間の間隙を回避し得る。斯かる間隙は、完成されたアセンブリが各部材間で円滑な遷移部を有することを阻害することがある。
幾つかの実施例において、前記アセンブリは、該アセンブリの各構成要素間の接続に対して付加的な支持体を加えるコネクタ50を含む。該コネクタ50は、主要シャフト15から取手シャフト25まで延在し得る。コネクタ50は、図21に示された如く、リールシート5の内側に位置決めされ得る。幾つかの実施例において、コネクタ50は、取手シャフト25の内径に実質的に合致した外径を有する。図21におけるコネクタ50は、リールシート5の内側に位置される。たとえば、幾つかの実施例において、コネクタ50がリールシート5を越えて延在しない様に、コネクタ50は、リールシート5の長さよりも実質的に短く、且つ、取手シャフト25及び主要シャフト15によりリールシート5の中央に十分に接近して維持される。幾つかの実施例において、コネクタ50は、更に長寸であり得ると共に、該コネクタは、前記リールシートの端部を越えて、整列ブレーキ35Bもしくは後側グリップ30により囲繞された取手シャフト25の部分内へと延在し得る。たとえば、幾つかの実施例において、コネクタ50は、それがリールシート5よりも更に延在する如く、リールシート5の長さよりも長寸であり得る。
図22は、前側グリップ20に対するリールシート5の接続を示す、多要素式の取手アセンブリの実施例における各構成要素の断面図である。図22に示された如く、リールシート5は、それが所定位置に固着される如く、整列ブレーキ35Aと係合される。前側グリップ20は、整列ブレーキ35A内に部分的に挿入される。整列ブレーキ35Aのキャビティ39Aは、リールシート5を整列させるために必要なら、前側グリップ20の更に多くを受容する付加的な容量を有し得る。更に、リールシート5が後方離間されて整列される必要があるなら、それが、整列ブレーキ35Aと前側グリップ20との間に間隙を生成せずに前側グリップ20から離間して位置されることで該リールシート5を整列させ得る如く、整列ブレーキ35Aは部分的に前側グリップ20を越えて延在する。幾つかの実施例において、整列ブレーキ35Aは、前側グリップ20の一部である多層把持部材60上に延在しないほどに十分に小さな奥行を有し得る。幾つかの実施例において、整列ブレーキ35Aは、前側グリップ20の一部を構成する多層グリップ60の一部上に延在し得る。幾つかの実施例において、前側グリップ20は、多層把持部材60を含まないが、代わりに、EVA、コルク、プラスチック、別の材料から直接的である如き別の方法、又は、グリップを材料に装着する別のプロセスにより作成される。
幾つかの実施例においては、図22に示された如く、リールシート5に対して取付けられた螺条付きインサート45は、該リールシートの端部まで延在する。故に、螺条付きインサート45もまた、整列ブレーキ35Aと係合される。幾つかの実施例において、前記螺条付きインサートはリールシート5の端部までは延在しないこともあり、その場合、整列ブレーキ35Aに係合しない。好適実施例において、螺条付きインサート45は、リールシート5の端部を越えて延在することが阻止されることで、リールシート5と整列ブレーキ35Aとの間の間隙を回避し得る。斯かる間隙は、完成されたアセンブリが各部材間で円滑な遷移部を有することを阻害することがある。
幾つかの実施例において、前記アセンブリは、該アセンブリの各構成要素間の接続に対して付加的な支持体を加えるコネクタ50を含む。該コネクタ50は、主要シャフト15から取手シャフト25まで延在し得る。コネクタ50は、図22に示された如く、リールシート5の内側に位置決めされ得る。幾つかの実施例において、コネクタ50は、取手シャフト25の内径に実質的に合致した外径を有する。図22におけるコネクタ50は、リールシート5の内側に位置される。たとえば、幾つかの実施例において、コネクタ50がリールシート5を越えて延在しない様に、コネクタ50は、リールシート5の長さよりも実質的に短く、且つ、取手シャフト25及び主要シャフト15によりリールシート5の中央に十分に接近して維持される。幾つかの実施例において、コネクタ50は、更に長寸であり得ると共に、該コネクタは、前記リールシートの端部を越えて、整列ブレーキ35Bもしくは後側グリップ30により囲繞された主要シャフト15の部分内へと延在し得る。たとえば、幾つかの実施例において、コネクタ50は、それがリールシート5よりも更に延在する如く、リールシート5の長さよりも長寸であり得る。
図23は、主要シャフト15と取手シャフト25とに対するリールシート5の接続を示す多要素式の取手アセンブリの実施例における各構成要素の断面図である。幾つかの実施例において、螺条付き領域40A及び40Bは、図23に示された如く、夫々、略々同一長さL2及びL3であり得る。螺条付き領域40A及び40Bは、少なくとも部分的に、夫々のグリップ20又は30の下側に嵌合すべく構成される。幾つかの実施例において、螺条付き領域40A及び40Bは、グリップ20もしくは30の下側に延在する前に、該グリップの近傍にて停止する。
幾つかの実施例において、コネクタ50は少なくとも、それが主要シャフト15及び取手シャフト25内へと部分的に挿入されるに十分なほど長寸である長さL4を有すべく構成され得る。幾つかの実施例において、コネクタ50は、部分的に中空とされることで、接続に対する付加的な支持体を提供し乍ら、該コネクタの重量を減少し得る。幾つかの実施例において、コネクタ50は中実であり得るか、又は、コネクタ50なしで接続構造が組立てられ得る。停止部53は、コネクタ50が一方のシャフト又は他方のシャフト内に完全に滑り込まない様に、該取手シャフト25の端部又は該主要シャフト15の端部の内径よりも大きい外径を有すべく構成され得る。幾つかの実施例において、各構成要素は、コネクタ50なしで接続され得る。たとえば、各シャフト構成要素の外側螺条付き領域40A及び40Bと噛合するリールシート5の内側螺条付き領域45は、コネクタからの付加的な支持体が必要でない様に、十分な構造を提供し得る。
幾つかの実施例において、一つの構成要素から別の構成要素への実質的に円滑な遷移が在る様にリールシート5の各端部が整列停止部35A又は35Bに接触し得る如く、内側螺条付き領域45は、リールシート5の長さと同一か、それよりも短い縦方向長さL1を有すべく構成され得る。
幾つかの実施例においては、図23に示された如く、各シャフト構成要素は実質的にリールシート5内へと延在する。幾つかの実施例において、螺条付き領域40A及び40Bは、螺条付き部分同士が付加的な支持のために最大の表面積に沿って噛合する如く、シャフト構成要素15及び25の端部の近傍に取付けられる。幾つかの実施例においては、主要シャフト15又は取手シャフト25の区画であって、螺条付き領域40A及び40Bを越えてリールシート5内へと延在するという区画があり得る。
幾つかの実施例において、整列ブレーキ35A及び35Bは、L5の長手方向幅を有し得る。L5の幅は、図23に示された如く、整列ブレーキ35の内側に部分的にグリップが嵌合し得る如く、整列ブレーキ35内にキャビティ39が形成される如きであり得る。幾つかの実施例において、長さL5は更に短寸とされることで、リールシート5と前側グリップ20もしくは後側グリップ30との間における更に小寸の遷移区画を提供し得る。幾つかの実施例において、長さL5は更に長寸とされることで、各グリップを整列させるプロセスが更に容易であり得る如く、前側グリップ20又は後側グリップ30の一部を前記リールシートにより受容することを促進し得る。たとえば、斯かる状況において、前記螺条は、各整列ブレーキを調節する感度を減少すべく、更に区切られ得る。幾つかの実施例において、ユーザは、グリップ部分の一方に対する前記リールシートの整列の間において、前記取手アセンブリの長さを調節し得る。たとえば、ユーザは、整列ブレーキ及びリールシートをグリップの一方に向けて更に螺合移動することで、取手アセンブリ全体の長さを短縮化し得る。前記取手アセンブリを長寸化するために、ユーザは、前記グリップから離間してリールシート及び整列ブレーキを後退させて、取手アセンブリを長寸化し得る。故に、幾つかの実施例において、前記取手アセンブリは、前記整列ブレーキ内の間隙により覆われるグリップの部分を調節することにより、短縮化又は長寸化を行い得る。幾つかの実施例において、ユーザは、前記グリップから離間して整列ブレーキを移動させて該グリップと該整列ブレーキとの間に間隙を残置することにより、前記整列ブレーキを、故に前記リールシートを、グリップから離間移動させ得る。
図24は、モジュール式構成要素から釣り竿を構成する代表的方法を示すフローチャートである。ブロック200から開始し、前記主要ロッド・シャフトの端部に対しては、螺条付きアダプタが取付けられる。これは、前記において図3及び図8に関して記述された螺条付き領域35Aであり得る。たとえば、前記螺条付きアダプタは、外部螺条を備えた中空ロッドであり得る。前記螺条付きロッドの内径は、取付けの箇所における前記主要シャフトの外径よりもサイズが僅かに大きいが、それと同様であり得る。そのとき、前記螺条付きアダプタは、シリコーン・ゴム、別の接着剤を用いて前記主要シャフトに対して取付けられるか、該シャフトに対して別様に固着され得る。幾つかの実施例において、ブロック200において前記主要シャフトに対して螺条を固着するプロセスは不要であり、たとえば、前記主要シャフトは既に螺条が取付けられているか、又は、該主要シャフトは、該シャフトに一体的に形成された螺条と共に構成されていても良い。
ブロック210に移ると、前記取手シャフトの端部に対し、螺条付きアダプタが取付けられる。たとえば、前記螺条付きアダプタは、外部螺条を備えた中空ロッドであり得る。前記螺条付きロッドの内径は、取付けの箇所にて前記取手シャフトの外径よりもサイズが僅かに大きいが、それと同様であり得る。そのとき、前記螺条付きアダプタは、シリコーン・ゴム、別の接着剤を用いて前記取手シャフトに対して取付けられるか、該シャフトに対して別様に固着され得る。幾つかの実施例において、ブロック210において前記取手シャフトに対して螺条を固着するプロセスは不要であり、たとえば、前記取手シャフトは既に螺条が取付けられているか、又は、該取手シャフトは、該シャフトに一体的に形成された螺条と共に構成されていても良い。
ブロック220においては、前記リールシート内に螺条付きインサートが固着される。たとえば、前記螺条付きインサートは、内部螺条を備えた中空ロッドであり得る。前記内部螺条は、前記主要シャフト及び取手シャフト上の夫々の外側螺条付き領域と噛合すべく構成され得る。前記リールシートの内径は、前記螺条付きインサートが該リールシートに嵌合する如く、前記螺条付きインサートの外径とサイズが同様であり得る。幾つかの実施例において、リールシートは、該リールシートの内径が、取付けられるべき螺条付きインサートを受容すべく十分に大寸であり且つ十分に平行である如く、該シート自身を貫通する更に大寸の長手方向の中空キャビティを有すべく中刳りされ得る。そのとき、前記螺条付きアダプタは、シリコーン・ゴム、別の接着剤を用いて前記リールシートに対して取付けられるか、別様にリールシートに対して固着され得る。幾つかの実施例において、ブロック220において前記リールシートに対して螺条を固着するプロセスは不要であり、たとえば、前記リールシートは既に螺条が取付けられて得るか、又は、該リールシートは、該リールシートに一体的に形成された螺条と共に構成されていても良い。
ブロック230に移ると、前記リールシートは前記主要シャフトに対して取付けられる。たとえば、前記螺条付きインサートは、ブロック200において取付けられた前記主要シャフトの螺条付き領域上に螺着され得る。幾つかの実施例において、前記主要シャフトの螺条付き領域及び前記リールシートは、該リールシートが前記螺条付き領域上へと締め付けられたときに各構成要素が自動的に整列する如く構成され得る。幾つかの実施例において、前記リールシート及び前記主要シャフトは、整列される必要はない。幾つかの実施例において、前記リールシート及び前記主要シャフトは、図26Aに関して以下に更に記述される如く、整列ブレーキを用いて整列され得る。
ブロック240に移ると、前記リールシートが前記取手シャフトに対して取付けられる。たとえば、前記リールシートに対して取付けられた螺条付きインサートは、ブロック210において取付けられた取手シャフトの螺条付き領域上に螺着され得る。幾つかの実施例において、前記取手シャフトの螺条付き領域及び前記リールシートは、前記リールシートが前記螺条付き領域上へと手動で締め付けられたときに各構成要素が自動的に整列する如く構成され得る。幾つかの実施例において、前記リールシート及び前記取手シャフトは、整列される必要はない。たとえば、前記取手シャフトは、回転対称的であり得ると共に、整列は不要である。幾つかの実施例において、前記リールシート及び前記取手シャフトは、前記にて論じられた如く且つ図26Bに関して以下に更に記述される如く、整列ブレーキを用いて整列され得る。幾つかの実施例において、図23に示されたブロックは、異なる順序で実施され得る。たとえば、前記螺条付きアダプタ及び各インサートは、それらの対応するシャフト又はリールシートに対し、任意の順序で固着され得る。更に、前記リールシートは、それが前記主要シャフトに対して取付けられる前に前記取手シャフトに対して取付けられ得ると共に、一つ以上の構成要素は、各螺条付きアダプタ又はインサートがブロック200、210又は220において固着される前に、ブロック230又は240に従い取付けられ得る。
図25は、複数のモジュール式構成要素から釣り竿を組立てる代表的方法を示すフローチャートである。ブロック310において開始し、釣り竿のリールシート構成要素は主要シャフト構成要素上に螺着される。ブロック320に移ると、前記リールシート構成要素及び主要シャフト構成要素は整列される。たとえば、前記主要シャフト構成要素は、前記リールシートと整列されるべく取付けられたグリップを有し得る。これに加え、前記釣り竿の主要シャフト上の各ラインガイドは、前記リールシートと整列されて、釣用リールの適切な動作を許容せねばならない。幾つかの実施例において、前記リールシートを前記主要シャフトに対して整列させるプロセスは、以下において図26Aに関して記述される方法に従って実施され得る。
ブロック330において、前記リールシート構成要素は、前記取手シャフト上に螺着される。ブロック340に移ると、前記リールシート構成要素及び主要シャフト構成要素が整列される。たとえば、前記取手シャフト構成要素は、前記リールシートと整列されるべく取付けられたグリップを有し得る。幾つかの実施例において、前記取手シャフト、及び、取付けられたグリップ又は各グリップは、回転対称的であり、前記リールシートに対して整列される必要はない。幾つかの実施例において、前記リールシートを前記主要シャフトに整列させるプロセスは、以下において図26Bに関して記述される方法に従って実施され得る。
図26Aは、整列ブレーキを用いてリールシート構成要素を主要シャフトと整列させる方法の実施例を示すフローチャートである。ブロック410にて開始すると、前記主要シャフトの螺条付き領域上には整列ブレーキが螺着される。前記整列ブレーキは、前記主要シャフト上へと前記リールシートが螺着されるときに、それに対する停止箇所を設定すべく使用される。ブロック420に移ると、前記リールシートは、それが前記整列ブレーキに係合するまで、前記主要シャフト上にて螺合移動される。前記リールシートが前記ブレーキに係合したとき、該ブレーキに当接する前記リールシートの長手方向力は、前記ブレーキの内部螺条と前記主要シャフトの外部螺条との間に、前記リールシートが前記主要シャフト上に更に締め付けられることを停止させるに十分な摩擦を生成する。故に、前記リールシートの整列は、それが前記整列ブレーキに係合する回転箇所により設定される。ブロック430に移ると、一定の状況において、前記リールシート及び前記主要シャフトは、この時点において整列され得る。もし各構成要素が整列されたなら、前記方法はブロック490へと移り、整列は完了する。
もし各構成要素が整列していなければ、前記方法はブロック440に移り、前記リールシートが、前記主要シャフト上の前側グリップに対する整列から過少回転されているのか過剰回転されているのかが決定される。幾つかの実施例において、前記主要シャフトは、前側グリップを有さないこともある。代わりに、前記リールシートは、前記主要シャフト上の一つ以上のラインガイドに対する整列、又は、主要シャフトの別の構成要素に対する整列に関して比較され得る。もし、前記リールシートを前記主要シャフトから離間させて戻し回転させるよりも少ない角度を以て前記リールシートを前記主要シャフト上で更に回転させると該リールシートが整列されるなら、前記リールシートは前記主要シャフトに関して過少回転されていると見做され得る。もし、前記リールシートを前記主要シャフト上で更に回転させるよりも少ない角度を以て前記リールシートを前記主要シャフトから離間させて戻し回転させると該リールシートが整列されるなら、前記リールシートは前記主要シャフトに関して過剰回転されていると見做され得る。
もし前記リールシートが過少回転されているなら、前記プロセスはブロック450へと継続し、且つ、前記リールシートは、整列ブレーキに対する係合から外して緩められる。次に、ブロック460において、前記整列ブレーキは、前記主要シャフト上で更に螺合移動される。前記整列ブレーキは好適には、前記リールシートが整列から外れた角度に対応する角度まで回転され得る。たとえば、もし前記リールシートが30°だけ過少回転されたなら、前記整列ブレーキは、過少回転を補償するために約30°だけ回転され得る。次に、前記リールシートが前記整列ブレーキとの係合に戻されたとき、該リールシートは、前記主要シャフト上の前側グリップに対して適切に整列され得る。
もし、前記リールシートが過剰回転されているなら、前記プロセスはブロック470へと継続し、且つ、前記リールシートは、整列ブレーキに対する係合から外して緩められる。次に、ブロック480において、前記整列ブレーキは、前記主要シャフト上で更に螺合移動される。前記整列ブレーキは好適には、前記リールシートが整列から外れた角度に対応する角度まで回転され得る。たとえば、もし前記リールシートが10°だけ過剰回転されたなら、前記整列ブレーキは、過剰回転を補償するために約10°だけ回転され得る。次に、前記リールシートが前記整列ブレーキとの係合に戻されたとき、該リールシートは、前記主要シャフト上の前側グリップに対して適切に整列され得る。
ブロック460又は480にて前記整列ブレーキを再位置決めした後、前記方法はブロック420に戻り得ると共に、前記リールシートは前記ブレーキとの係合へと戻され得る。そのとき、整列はブロック430において再び検証され得る。もし前記リールシートが今や整列されたなら、前記方法は完了される。但し、もし前記リールシートが前記主要シャフトと整列されないなら、前記システムは、前記整列ブレーキの位置決めを再び反復して、前記主要シャフトを前記リールシートに対して適切に整列させ得る。
図26Bは、整列ブレーキを用いてリールシート構成要素を取手シャフトと整列させる方法の実施例を示すフローチャートである。ブロック410にて開始すると、前記取手シャフトの螺条付き領域上には整列ブレーキが螺着される。前記整列ブレーキは、前記取手シャフト上へと前記リールシートが螺着されるときに、それに対する停止箇所を設定すべく使用される。釣り竿の各構成要素を組立てる一定のプロセスにおいては、前記リールシートを前記取手構成要素上に螺着する代わりに、前記取手構成要素が前記リールシート内に螺着され得る。但し、図26Bのフローチャートに示された方法は、取手構成要素上へと螺着されるリールシートの観点から見たならば、いずれの状況においても、前記リールシートと前記取手構成要素のグリップとを整列させるものである。ブロック420に移ると、前記リールシートは、それが前記整列ブレーキに係合するまで、前記取手シャフト上にて螺合移動される。前記リールシートが前記ブレーキに係合したとき、該ブレーキに当接する前記リールシートの長手方向力は、前記ブレーキの内部螺条と前記取手シャフトの外部螺条との間に、前記リールシートが前記取手シャフト上に更に締め付けられることを停止させるに十分な摩擦を生成する。故に、前記リールシートの整列は、それが前記整列ブレーキに係合する回転箇所により設定される。ブロック430に移ると、一定の状況において、前記リールシート及び前記取手シャフトは、この時点において整列され得る。もし各構成要素が整列されたなら、前記方法はブロック490へと移り、整列は完了する。
もし各構成要素が整列していなければ、前記方法はブロック440に移り、前記リールシートが、前記取手シャフト上の後側グリップに対する整列から過少回転されているのか過剰回転されているのかが決定される。もし、前記リールシートを前記取手シャフトから離間させて戻し回転させるよりも少ない角度を以て前記リールシートを前記取手シャフト上で更に回転させると該リールシートが整列されるなら、前記リールシートは前記取手シャフトに関して過少回転されていると見做され得る。もし、前記リールシートを前記取手シャフト上で更に回転させるよりも少ない角度を以て前記リールシートを前記取手シャフトから離間させて戻し回転させると該リールシートが整列されるなら、前記リールシートは前記取手シャフトに関して過剰回転されていると見做され得る。
もし前記リールシートが過少回転されているなら、前記プロセスはブロック450へと継続し、且つ、前記リールシートは、整列ブレーキに対する係合から外して緩められる。次に、ブロック460において、前記整列ブレーキは、前記取手シャフト上で更に螺合移動される。前記整列ブレーキは好適には、前記リールシートが整列から外れた角度に対応する角度まで回転され得る。たとえば、もし前記リールシートが30°だけ過少回転されたなら、前記整列ブレーキは、過少回転を補償するために約30°だけ回転され得る。次に、前記リールシートが前記整列ブレーキとの係合に戻されたとき、該リールシートは、前記取手シャフト上の後側グリップに対して適切に整列され得る。
もし、前記リールシートが過剰回転されているなら、前記プロセスはブロック470へと継続し、且つ、前記リールシートは、整列ブレーキに対する係合から外して緩められる。次に、ブロック480において、前記整列ブレーキは、前記取手シャフト上で更に螺合移動される。前記整列ブレーキは好適には、前記リールシートが整列から外れた角度に対応する角度まで回転され得る。たとえば、もし前記リールシートが10°だけ過剰回転されたなら、前記整列ブレーキは、過剰回転を補償するために約10°だけ回転され得る。次に、前記リールシートが前記整列ブレーキとの係合に戻されたとき、該リールシートは、前記取手シャフト上の後側グリップに対して適切に整列され得る。
ブロック460又は480にて前記整列ブレーキを再位置決めした後、前記方法はブロック420に戻り得ると共に、前記リールシートは前記ブレーキとの係合へと戻され得る。そのとき、整列はブロック430において再び検証され得る。もし前記リールシートが今や整列されたなら、前記方法は完了される。但し、もし前記リールシートが前記取手シャフトと整列されないなら、前記システムは、前記整列ブレーキの位置決めを再び反復して、前記取手シャフトを前記リールシートに対して適切に整列させ得る。
把持表面を備えるリールシート構成要素
娯楽である魚釣りにおいては、使用される多くの釣り竿が在る。最も一般的なグリップは、エチレン酢酸ビニル又はコルクを利用して把持表面を提供してきた。グリップに対する新たな改善によれば、釣り竿のグリップの種々の視覚的及び性能的な見地を増進するという、これまでは利用できない機会が導入されてきた。しかし、釣り竿のリールシートは、前記の新たな材料を利用する様には改変されてこなかった。
本明細書中に開示される一実施例においては、竿を通しての振動の伝達性を維持し乍ら、更に良好な快適さ及び制御性を提供する優れた把持表面を備えるリールシート、及び、斯かるリールシートを作製する方法が提供される。この概要に対し、本明細書においては、本発明の幾つかの見地、利点、及び、新規な特徴が記述される。必ずしも、斯かる利点の全てが、本発明の任意の特定の実施例に従って達成されるのでないことは理解される。故に、たとえば、当業者であれば、本発明は、本明細書において教示もしくは示唆され得る他の利点を必ずしも達成せずに、本明細書において教示される一つの利点又は一群の利点を達成する様式で具現もしくは実施され得ることを理解し得よう。これに加え、これらのリールシートの各実施例は、本明細書中に記述される多要素式釣り竿と共に使用されるリールシート構成要素として使用され得る。
I.概要
本明細書中には、釣用リールを釣り竿に対して固着するために使用されるリールシート、斯かるリールシートを作成する方法、及び、斯かるリールシートが取付けられた釣り竿が開示される。幾つかの実施例において、本明細書中に開示されるリールシートは、釣竿からの振動の伝達性、美的外観、及び、快適な表面を提供するグリップ部分を有する。釣り竿は概略的に、該竿と共に動作する釣用リールを受容かつ固着すべく構成されたリールシートを含む。釣用リールは典型的に、該釣用リールのリール脚部を受容するリールシートにより、釣り竿に対して固着される。釣りをしている間、釣り人は多くの場合、竿の取手を通し、竿の振動の伝達を感じることを望んでいる。故にリールシートは多くの場合にグラファイト又はアルミニウムで作成されることで、竿のシャフトから釣り人の手に対する伝達を許容する。しかし、斯かるリールシートは、他の材料と比較して快適さを欠くことが多く、且つ、特に濡れたときに、釣り人に対して好適である粘着性を欠くこともある。本明細書中に開示される各実施例は、リールシート上に、快適で機能的であると共に、美的に優れた把持表面も提供し乍ら、該リールシートを通しての振動の伝達性を提供する。
本発明の各実施例は、リールシートの少なくとも一部上で十分な捩れ耐性を備えた軽量/低密度の把持表面を提供する。幾つかの実施例において、リールシートの完成グリップ部分は、リールを竿に対して保持するシートの構造部分に対して弾性的である弾性材料を含み得る。幾つかの実施例において、リールシートの完成グリップ部分は、EVA基部層に対して接着された組み合わせ式のポリウレタン/薄寸布地層を含み得る。幾つかの実施例において、これによれば、依然として、繊細な振動感覚と、濡れたときにでも水上に浮かび得る構造的な利点とを提供し乍ら、リールシートの表面上に、軽量な耐水性のグリップが提供され得る。
幾つかの実施例において、リールシートの表面は、補足的な把持材料を受容すべく構成され得る一つ以上の凹所を含み得る。たとえば、前記把持材料は、言及したことによりその全体が本明細書に組み入れられる特許文献1に記述されたものであり得る。幾つかの実施例において、前側グリップ、後側グリップ、及び/又は、根元グリップの把持材料は、同一もしくは同様の材料で作成され得る。幾つかの実施例において、前記把持材料は代替的に、射出成形、3D印刷、又は、別の適切なプロセスにより生成され得る。
図27は、本明細書に開示された如きリールシート1012を含む釣り竿1001を示している。釣り竿は概略的に、竿の(幾つかの部材片であり得る)シャフト1002、一連の鳩目もしくはラインガイド1003、リールシート1012、及び、一連のグリップ1006、1008及び1010などの、幾つかの基本構成要素を有する。図27に示された取手は、前側グリップ1006と、幾つかの実施例においては根元キャップ1010を含むべく分割され得る後側グリップ1008とを含む。リールシート1012は、釣用リール1004を受容して固着すべく構成される。リールシートは概略的に、釣用リールの脚部の一つの端部を各々が受容する2つの挿入部分を具備する。幾つかの実施例において、挿入部分の少なくとも一方は、釣用リールを所定位置に固着すべく調節可能である。幾つかの実施例において、挿入部分は、切欠きスリーブ、調節可能スリーブ、クランプ、又は、釣用リールの一端を所定位置に固着する別の機構を具備し得る。性能要件及び釣り人の嗜好性に基づいて選択され得る種々の形式の釣用リールが在る。リールの一般的な形式としては、たとえば、ベイトキャスト・リール、スピンキャスト・リール、スピニングリール、トローリング・リール、及び、フライリールが挙げられる。図27に示された実施例はスピニングリールを含むが、本明細書中に記述されるリールシートは、これらの形式の内の任意の形式の釣用リールを受容すべく構成され得る。
図28は、本明細書に開示された如くリールシート1012を含む釣り竿の取手部分の拡大図を示している。幾つかの実施例において、前記リールシートは、本体部分1016及び固着部分1014を含む。幾つかの実施例において実現される本体部分1016及び固着部分1014の各構成要素は、以下に詳細に記述される種々のサイズ及び設計態様の種々の釣用リールを受容すべく構成される。図29〜図31は、種々の釣用リールを受容すべく構成されたリールシートを備えた釣り竿を示している。図29は、ベイトキャスト・リール又はスピンキャスト・リールを受容すべく構成されたリールシート1012を備えた釣り竿の実施例を示している。図30及び図31は、スピニングリールを受容すべく構成されたリールシート1012を備えた釣り竿を示している。図29〜図31の実施例において示された如きリールシート1012は、優れた性能特性を提供する把持部材1018をお含む。幾つかの実施例において、前記リールシートは、異なる構成を有し得るか、又は、種々の型式の釣用リールを受容すべく構成され得る。
幾つかの実施例において、把持部材1018は、釣り竿の前側グリップ1006、後側グリップ1008、又は、根元キャップ1010の把持部分1019として使用されたのと同一の材料で製造され得る。たとえば、図29は、前側グリップ1006、後側グリップ1008、リールシート1012、及び、根元キャップ1010の間の一つ以上の一貫した特性を備えた把持部材1018を有する釣り竿を示している。幾つかの実施例において、リールシート上に存在する把持部材1018は、取手の他の部分の設計態様に一致すべく構成されるが、異なる材料で作成され得る。幾つかの実施例において、たとえば図30に示された如く、把持部材1018は、前側グリップ1006、後側グリップ1008、又は、根元キャップ1010の把持部分1019として使用されたのとは異なる材料で作成され且つ異なる設計態様を有し得る。幾つかの実施例において、把持部材1018は、釣り竿取手の他の一定の把持部分に一致し得るが、取手部分の全てには一致しなくても良い。たとえば、図31に示された如く、把持部材1018は、後側グリップ1008と同一もしくは同様の材料又は設計態様を使用するが、根元グリップ1010と同一もしくは同様の材料又は設計態様は使用しない。
幾つかの実施例において、把持部材1018は、リールシート1012に対して結合され、接着され、又は、別様に取付けられ得る薄寸の可撓パネルを具備し得る。把持部材1018は、幾つかの実施例において、リールシート1012に対して取付けられるべく構成された射出成形ポリマで作成され得る。幾つかの実施例において、把持部材1018は、リールシート1012に対して取付けられる硬質プラスチックの如き堅固な構成要素として製造され得る。幾つかの実施例において把持部材1018に使用され得る例示的な材料は、以下において更に記述される。幾つかの実施例において、把持部材1018は、相互に取付けられることでリールシート1012に対する所望の形状を形成する数個の部材片で製造され得る。たとえば、把持部材1018は、接続されたときにリールシート1012の所望形状を形成する頂部部分及び底部部分、又は、左右の部分として製造され得る。幾つかの実施例において、把持部材1018は、所望の箇所においてリールシート1012上に成膜される。
幾つかの実施例、実例、及び、図示内容が開示されるが、当業者であれば、本明細書中に記述された発明は、特に開示された実施例、実例、及び、図示内容を越えて及ぶと共に、発明の他の用法、及び、その自明な改変物及び均等物を包含することは理解される。本発明の各実施例は、全体に亙り同様の番号が同様の要素を参照するという添付図面に関して記述される。本明細書中に呈される説明において使用される用語は、何らかの制限された又は限定的な様式で解釈されることは意図されない、と言うのも、単に、それは本発明の一定の特定実施例の詳細な説明に関して使用されるからである。これに加え、本発明の各実施例は幾つかの新規な特徴を具備し得るのであり、何らかの単一の特徴のみが、その好適な属性の原因となるのではなく、あるいは、本明細書中に記述される発明の実用化に必須となるのでもない。
II.ベイトキャスト・リールシート
図32〜図38に示された如き幾つかの実施例において、本明細書中に開示されるリールシートは、ベイトキャスト・リールを受容して固着すべく構成され得る。斯かる実施例又は同様の実施例は、スピンキャスト・リールを受容して固着するようにも構成され得る。幾つかの実施例において、リールシート1012は、本体部分1016及び固着部分1014を具備する。幾つかの実施例において、前記本体部分は、前記固着部分の一部又は全てを含む。本体部分1016は、螺条付き領域1020と、リール脚部受容領域1022と、トリガ1024と、長手キャビティ1028と、把持部材1018を受容すべく構成された凹状形成受容部分1026とを具備し得る。図32〜図38に示された如く、本体部分1016は、第1端部及び第2端部を画成し得る。幾つかの実施例において、前記第1端部は把持部分1019に対して固定される。幾つかの実施例において、前記第1端部は、釣り竿1001の取手部分に対して直接的に固定され得る。前記本体部分1016の第2端部は、調節可能であり得る。幾つかの実施例において、前記第2端部は、複数の異なる前側グリップの内の一つの前側グリップを受容すべく構成され得る。以下で論じられる如く、前記第2端部は、螺条付き領域1020を含み得る。
固着部分1014は、第1挿入部分及び第2挿入部分を具備し得る。前記第1挿入部分は、釣用リール・アームの第1部分を受容すべく構成され得る。前記第2挿入部分は、釣用リール・アームの第2部分を受容すべく構成され得る。前記第1挿入部分は、前記第2挿入部分よりも、本体部分1016の第1端部に接近して配設され得る。前記第1挿入部分は、前記本体部分に対して固定され得る。幾つかの実施例において、前記第1挿入部分は、リールシート1012の本体部分1016に沿って長手方向に平行移動すべく構成され得る。前記第1挿入部分は、前記第2挿入部分とは逆側に位置され得る。前記第2挿入部分はリールシート1012の本体部分1016に沿って長手方向に平行移動すべく構成され得る。幾つかの実施例において、前記固着部分は、調節可能スリーブ1030及び固着用ナット1032を具備し得る。本体部分1016は、基本的に、アルミニウム、グラファイト、ポリマ材料、又は、他の材料から構成され得る。固着部分1014は、前記本体部分と同一材料から構成され得るが、他の材料から構成されても良い。
本体部分1016は、釣り竿1001の取手部分を受容すべく構成された内部長手キャビティ1028を具備する。長手キャビティ1028は、前記本体部分の第1端部から、該本体部分の第2端部まで延在し得る。幾つかの実施例において、内部長手キャビティ1028は、形状が実質的に円筒状であり得る。たとえば、幾つかの実施例において、内部キャビティ1028は、互換的な釣り竿の取手部分と実質的にサイズが同様である内径を有することで、前記釣り竿に対する前記リールシートの設置を可能とし得る。幾つかの実施例において、内部キャビティ1028は、互換的な釣り竿の取手部分よりも大きな直径を有することで、種々のサイズの釣り竿を受容し得る。幾つかの実施例において、長手キャビティ1028は実質的に平行であり、他の実施例において、前記キャビティはテーパ付けされることで、特定の釣り竿取手を収容して確実に嵌合し得る。幾つかの実施例において、テーパ付けされた長手キャビティは、リールシートの取手に沿う適切な箇所に該リールシートを位置決めすることを好適に支援し得る。幾つかの実施例において、長手キャビティ1028は、リールシートが釣り竿上に取付けられたときに釣り竿の一部を露出する一つ以上の切欠き部分1029を有し得る。好適には、一つ以上の切欠き部分1029は、リールシートが取付けられた釣り竿を用いる釣り人が、釣りを行うとき、自身が釣り竿を直接的に感じ得る如く、位置決めされ得る。これにより、釣り竿から釣り人に対する振動の直接的な伝達が可能とされ得る一方、釣り人はまた、リールシート1012に取付けられた快適な把持部材1018を実質的に把持もし得る。幾つかの実施例において、前記本体部分は、この特徴を提供すべく、且つ、リールシートの全体的な重量を減少すべく、2つの別個の部材片へと分割され得る。
幾つかの実施例において、ベイトキャスト・リールを固着すべく構成されたリールシート1012の本体部分1016は、指用部分も含み得る。幾つかの実施例において、前記釣用リールシートは、釣り人の持ち手の一本以上の指を受容すべく構成された複数の指用部分を含み得る。たとえば、図33に示された如く、前記指用部分は、複数の指用部分の内の第1指用部分及び第2指用部分を含み得る。前記第1指用部分は、トリガ1024を含み得る。トリガ1024は、釣り人の手の第1指を受容すべく構成され得る。幾つかの実施例において、トリガ1024は、釣り人の手の複数の指を受容すべく構成され得る。トリガ1024は、互換的な釣用リールが固着されたとき、釣り人が、自身の持ち手の一本以上の指により前記トリガ部分を自然に把持し得る如く、リールシート1012上に位置決めされ得る。図32〜図38に示された如く、たとえば、トリガ1024は、前記本体部分から下方に延在し得る。トリガ1024は、前記本体部分の周縁部の下方に延在し得る。幾つかの実施例において、トリガ1024は、前記本体部分の周縁部の下方に、本体部分1016の外径の長さの略々2/3の距離だけ延在し得る。
幾つかの実施例において、トリガ1024は中実の特定構造であり得る。幾つかの実施例において、トリガ1024は、代替的に、中実の特定構造の代わりに、中空又は部分的に中空の特定構造であり得る。たとえば、図33に示された如く、トリガ1024は中空部分1025を含む。開示された如きリールシートの種々の実施例において、前記トリガは、種々の形状及びサイズの中空部分を具備し得る。前記トリガの中空部分を含めると、前記リールシートの全体的な重量、及び、リールシートを製造するために必要とされる材料が減少され得る。これに加え、中空部分は美観的に好ましくあり得る。幾つかの実施例において、前記第2指用部分は、切欠き部分1029を含み得る。図33に示された如く、切欠き部分1029は、釣り人の手の第2指を受容すべく構成され得る。
開示された如きリールシートの本体部分1016は、互換的な釣用リールの脚部分を受容すべく構成された脚部受容領域1022を含む固着部分1014を具備する。幾つかの実施例において、リールシート1012の脚部受容領域1022は、たとえば他端上の調節可能スリーブ1030などの第2挿入部分に対向する一端における、たとえば切欠きスリーブ1034などの第1挿入部分を備えた実質的に平坦な部分であり得る。幾つかの実施例において、前記切欠きスリーブ及び前記調節可能スリーブは、前記リールシートの各端部上に在り得る。幾つかの実施例において、釣用リールを受容すべく、他の挿入部分、又は、挿入部分の組み合わせが使用され得る。たとえば、前記リールシートは、複数の調節可能スリーブ、切欠きスリーブとクランプ、クランプと調節可能スリーブ、又は、他の組み合わせを含む。前記平坦部分は、互換的な釣用リールの脚部と形状及びサイズが同様であり得る。切欠きスリーブ1034は、釣用リール脚部の片側を受容すべく形状化され得る。幾つかの実施例において、前記切欠きスリーブは、テーパ付けされることで、種々のサイズの脚部を備えた釣用リールを確実に結着し得る。
幾つかの実施例において、切欠きスリーブ1034と対向し、釣用リール脚部の他端を受容すべく整列された調節可能スリーブ1030が在り得る。調節可能スリーブ1030は、前記リールシートの本体部分の外側幾何学形状と実質的に同一のサイズ及び形状の内側幾何学形状を有し得る。調節可能スリーブ1030は、釣用リール脚部の一端を受容すべく構成された脚部受容部分を含み得る。幾つかの実施例において、調節可能スリーブ1030と本体部分1016との間の間隙であって、互換的な釣用リールの脚部の一部を受容すべく構成され得るキャビティ1036を生成するという間隙が在る如く、調節可能スリーブ1030は、本体部分1016の外側幾何学形状を径方向に越えて延在すべく構成された部分を含み得る。調節可能スリーブ1030のキャビティ1036は、前記リールシートの切欠きスリーブ1034とサイズが実質的に同様であり得る。幾つかの実施例において、前記リールシートは、一つの切欠きスリーブ1034及び一つの調節可能スリーブ1030を配備する代わりに、相互に対向する夫々のキャビティ1036を備える2つの調節可能スリーブ1030を具備する。
幾つかの実施例において、調節可能スリーブ1030は、該調節可能スリーブ1030を切欠きスリーブ1034に対して整列させるべく構成された整列用隆起部1038も含み得る。整列用隆起部1038は、リールシート1012の本体部分1016上に配置された整列用凹所1040内を辿るべく構成される。各図に示された如く、前記隆起部はキャビティ1036に対して径方向に逆側に載置されるが、該隆起部1038は前記調節可能スリーブ上の他の箇所に載置され得る。幾つかの実施例において、調節可能スリーブ1030は、整列用隆起部1038を有さなくても良く、又は、一つより多い整列用隆起部1038を有し得る。幾つかの実施例において、調節可能スリーブ1030は、整列用隆起部の代わりに整列用凹所を有する。幾つかの実施例において、前記リールシートの本体部分は、整列用凹所の代わりに整列用隆起部を含み得る。幾つかの実施例において、前記調節可能スリーブは単一の材料から構成される。幾つかの他の実施例において、前記調節可能スリーブは、一種類より多い種類の材料から構成される。たとえば、調節可能スリーブ1030は基本的にプラスチック材料から構成され得るが、付加的な支持のためにアルミニウム支持リングを具備し得る。幾つかの実施例において、支持リングは他の材料から構成され得る。
前記調節可能スリーブは、固着用ナット1032を用いて、前記切欠きスリーブに更に接近し、又は、更に離間して調節され得る。固着用ナット1032は、本体部分1016の螺条付き領域1020上の螺条に嵌合すべく構成される。幾つかの実施例において、調節可能スリーブ1030が、固着用ナット1032が時計方向に旋回されたときには一方向に、且つ、固着用ナット1032が反時計方向に旋回されたときには他方向に、本体部分1016に沿って移動する如く、固着用ナット1032は調節可能スリーブ1030に対して取付けられ得る。幾つかの実施例において、固着用ナット1032は、調節可能スリーブ1030に対して取付けられなくても良いが、調節可能スリーブ1030を釣用リール脚部の一部上に固着すべく構成され得る。固着用ナット1032及び調節可能スリーブ1030は、同一材料又は異なる材料から構成され得る。幾つかの実施例において、釣り竿1001の前側グリップ1006は、固着用ナット1032が前側グリップ1006の少なくとも一部上に嵌合し得る如く構成される。これにより、更に大寸のリールシートを必要とせずに、更に大寸の釣用リールを装着することが可能とされ得る。たとえば、固着用ナット1032が前側グリップ1006に嵌合しないなら、切欠きスリーブ1034と調節可能スリーブ1030との間の距離は、リールシート1012の長さにより制限される。しかし、前記固着用ナットが前記前側グリップの第1部分上に嵌合するなら、切欠きスリーブ1034と調節可能スリーブ1030との間の間隔は、それが、リールシート1012の長さと、固着用ナット1032が嵌合する前側グリップ1006の付加的領域1033とにより制限される如く、延長される。
リールシート1012の本体部分1016はまた、把持部材1018を受容すべく構成された凹状形成領域1026も含み得る。凹状形成領域1026は、釣り人が釣り竿を使用しているときに釣り人の手に対して把持部材1018を呈示する如き様式で、本体部分1016上に位置決めされ得る。凹状形成領域1026はまた、美観的に好ましい構成を提供する様式にても、本体部分1016の回りに配置され得る。図33及び図34に示された如く、幾つかの実施例において、凹状形成領域1026は、それが受容すべく構成された把持材料1018の厚みTと実質的に同一の深度Dである。これにより、把持材料がリールシートに対して取付けられた後、把持材料を備えるリールシートの部分から、把持材料のない部分への円滑な遷移が提供される。たとえば、図34の箇所1040A、1040B、1040C及び1040Dに示された如く、把持部材1018から、リールシートの本体部分1016の対応する非凹状形成部部への遷移である。凹状形成領域1026は、約1mm〜2mmの深度であり得る。幾つかの実施例において、前記凹所は、取付けられるべき材料の厚み、又は、たとえば、振動の伝達又は快適さの如き所望のグリップ特性を提供する厚みに依存して、更に浅底又は更に深底とされ得る。把持部材1018は好適には、竿上にリールを確かに支持するはずの堅固で構造的に堅牢な主要部分とは対照的に、本体部分1016上に快適な、及び/又は、美観的に好ましい表面を提供する。
幾つかの実施例において、たとえば、図32〜図38に示された如く、凹状形成領域1026は親指部分を含み得る。幾つかの実施例において、前記親指部分は、把持部材1018を受容することで、釣り人の親指に対して自然な着座位置にて把持表面を呈すべく形状化される。たとえば、図38の領域1042Aにて示された如く釣り人の親指に対する自然な着座箇所が、釣り人に対して呈される。図38に示された如く、前記親指部分は、本体部分1016の長さの約半分未満であり得る。幾つかの実施例において、前記親指部分は、前記固着部分の長さの半分未満である。幾つかの実施例において、凹状形成領域1026はまた、把持部材1018が、釣り人が取手を保持するであろう箇所にて竿の取手部分の回りにグリップを提供する形態にて、リールシート1012の回りに把持表面を呈する様にも構成される。たとえば、図37の領域1042Bにおいて示された如く、把持部材1018は、釣り人が把持表面上で前記取手を把持し得る如く、凹状形成領域1026に嵌合する。幾つかの実施例において、前記凹所は、前記トリガ上に、又は、リールシートの底部に沿い、又は、リールシートの他の任意の部分上に、把持部分が提供され得る如く、構成され得る。
図32〜図38に示された如く、前記親指部分は、リールシート1012の本体部分1016の第1側面上に配設される。前記本体部分の第1側面は、該本体部分1016の長手軸心であって、該本体部分1016の第1端部から第2端部までリールシート1012の中心を貫通して延在するという長手軸心の上方に配設され得る。前記親指部分は、本体部分1016の第1端部から第2端部に向けて延在し得る。幾つかの実施例において、前記親指部分は前記長手軸心に対して平行である。幾つかの実施例において、前記親指部分は、前記第1側面から前記本体部分の第2側面に向けて延在する。図32〜図38に示された如く、前記親指部分は、前記指用部分とは逆側に位置され得る。たとえば、前記指用部分は、本体部分1016の第2側面上に位置され得る。本体部分1016の第2側面は、該本体部分1016の長手軸心の下方に配設され得る。本体部分1016の第2側面は、該本体部分の第1側面とは逆側に配設され得る。前記親指部分は、本体部分1016の第1端部から、前記指用部分の一部上へと延在し得る。幾つかの実施例において、前記親指部分及び前記指用部分は、重なり合わない。
図39は、図32〜図38に示された如きリールシート1012の本体部分1016に対して取付けられるべく構成された把持部材1018の形状の実施例を示している。幾つかの実施例において、把持部材1018は、リールシートの異なる凹状形成領域1026又は異なる本体部分1026に一致すべく、異なる形状である。幾つかの実施例において、前記把持部材の外周縁は、凹状形成領域形状に対応し得る。図39に示された如く、把持部材1018は、リールシート1012の回りに巻回され得る平坦形状で製造されるか、又は、本体部分1016の設計態様に適合すべく別様に形状化され得る。図39に示された如く、把持部材1018は、基礎部分、及び、一つ以上の延長部分を含み得る。前記基礎部分は、リールシート1012の本体部分1016の第1端部の近傍の箇所にて、該本体部分の回りに巻回され得る。幾つかの実施例において、前記基礎部分は、前記本体部分の一部の回りにのみ巻回される。幾つかの実施例において、前記基礎部分は、本体部分1016の回りに巻回されて継目1044を形成する。幾つかの実施例において、把持部材1018の各延長部分は、前記基礎部分から前記本体部分の第2端部に向けて延在し得る。幾つかの実施例において、各延長部分は、前記本体部分に沿い、該本体部分の垂直軸心に直交して延在する。幾つかの実施例において、各延長部分は、内方に角度付けられて、前記本体部分に沿って延在する。幾つかの実施例において、各延長部分は、本体部分1016の相当の長さに沿って延在する。各延長部分の一部は、本体部分1016の長手軸心の上方に配設され得る。幾つかの実施例において、各延長部分は全体的に、本体部分1016の長手軸心の上方に配設される。
幾つかの実施例において、把持部材1018は、立体的な把持部分を形成する方法により製造され得る。把持部材1018は、凹状形成領域1026内に固着すべく構成され得る。幾つかの他の実施例において、前記把持部材は、それが製造の間においてリールシートに対して固着される如く製造され得る。たとえば、把持部材1018は、凹状形成領域1026内に直接的に成膜された材料から作成され得る。幾つかの実施例において、把持部材1018は、凹状形成領域1026の近傍で本体部分1016を形成している材料とは異なる特性を有する材料を具備する。幾つかの実施例において、凹状形成領域1026、及び、対応する把持部材は、図32〜図38に示された領域に加えて、又は、代替的に、前記リールシートのトリガ1024上に把持表面を生成する形状で構成され得る。幾つかの実施例において、調節可能スリーブ1030及び/又は固着用ナット1032もまた、把持部材を受容する凹状形成領域を備えて構成され得る。
前記で論じられた如く、凹状形成領域1026及び/又は把持部材1018は、リールシート1012の異なる形状の本体部分1026に対応すべく、又は、本体部分1026の異なる部分を覆うべく、異なる形状であり得る。図33に示された如く、たとえば、凹状形成領域1026は、本体部分1026の一部を覆い得る。幾つかの実施例において、第1凹状形成領域1026は、前記第1挿入部分の少なくとも一部上に延在する。幾つかの実施例において、凹状形成領域1026は、前記本体部分の表面積の少なくとも1/3を覆う。幾つかの実施例において、凹状形成領域1026は、前記本体部分の表面積の少なくとも1/10、1/9、1/8、1/7、1/6、1/5、1/4、及び/又は、1/2を覆う。幾つかの実施例において、凹状形成領域1026は、前記本体部分全体を覆う。幾つかの実施例において、前記凹状形成部分の大部分は、本体部分1016の長手軸心の上方に配設される。
III.スピニングリールシート
幾つかの実施例において、本明細書に開示されたリールシートは、スピニングリールを受容すべく構成され得る。スピニングリールを受容すべく構成された実施例は、本明細書中に開示された他の実施例と同様に、幾つかの実施例においてはフライロッドにも対処し得る。図40〜図47は、幾つかの実施例において実現されるスピニングリールを受容すべく構成されたリールシートを示し、且つ、図48〜図58は、幾つかの他の実施例において実現されるスピニングリールを受容すべく構成されたリールシートを示している。図40〜図58は、前記で論じられた図27〜図39に示されたリールシートと、多くの観点において同様もしくは同一であるリールシートの実施例を示している。たとえば、図40〜図58に示されたリールシートは、本体部分1016及び固着部分1014を含み得る。幾つかの実施例において、前記本体部分は、前記固着部分を含んでいる。本体部分1016は、螺条付き領域1020と、長手キャビティ1028と、把持部材1018を受容すべく構成された凹状形成グリップ受容部分1026とを具備し得る。把持部材1018は、該把持部材を通して振動の伝達を提供することで釣り人が釣り竿の動きを正確に感じることを可能とし乍ら、優れた把持性能を提供すべく構成され得る。図40〜図58に示されたリールシートは、上述されたリールシートの各特徴の内の任意の一つの特徴、又は、任意の組合せを含み得る。
前記で論じられた如く、幾つかの実施例において、リールシートは、本体部分1016及び固着部分1014を含んでいる。図40〜図56に示された如く、本体部分1016は、第1端部及び第2端部を画成し得る。幾つかの実施例において、前記第1端部は本体部分1016に対して固定される。幾つかの実施例において、前記第1端部は、釣り竿1001の取手部分に対して直接的に固定され得る。本体部分1016の第2端部は、調節可能であり得る。幾つかの実施例において、前記本体部分の第2端部は固定される。幾つかの実施例において、前記第2端部は、一つの前側グリップ、又は、複数の異なる前側グリップを受容すべく構成され得る。前記第2端部は、螺条付き領域1020を含み得る。
固着部分1014は、第1挿入部分及び第2挿入部分を具備し得る。前記第1挿入部分は、釣用リール・アームの第1部分を受容すべく構成され得る。前記第2挿入部分は、釣用リール・アームの第2部分を受容すべく構成され得る。前記第1挿入部分は、前記第2挿入部分よりも、本体部分1016の第1端部に対して更に接近して配設され得る。前記第1挿入部分は、前記本体部分に関して固定され得る。幾つかの実施例において、前記第1挿入部分は、リールシート1012の本体部分1016に沿って長手方向に平行移動すべく構成され得る。前記第1挿入部分は、前記第2挿入部分とは逆側に位置され得る。前記第2挿入部分は、リールシート1012の本体部分1016に沿って長手方向に平行移動すべく構成され得る。
幾つかの実施例において、固着部分1014は、調節可能スリーブ1030及び固着用ナット1032を含み得る。幾つかの実施例において、固着部分1014、調節可能スリーブ1030及び固着用ナット1032は、ベイトキャスト・リールを受容すべく構成されたリールシートの実施例に関して前記に開示されたものと同一もしくは同様であり得る。図40〜図42に示された如く、調節可能スリーブ1030は、本体部分の1/2未満の長さを有し得る。幾つかの実施例において、調節可能スリーブ1030の長さは、本体部分1016の長さの約1/4である。調節可能スリーブ1030は、第1側面及び第2側面を含み得る。調節可能スリーブ1030の第1側面は、本体部分1016の第2端部に向けてテーパ付けされ得る。幾つかの実施例において、調節可能スリーブ1030の第2側面は、本体部分1016の長手軸心に対して実質的に平行である。幾つかの実施例において、調節可能スリーブ1030の第2側面は、本体部分1016の第2側面に対して実質的に平行である。図40〜図42に示された如く、前記固着部分は、釣用リールの脚部の第2端部を受容すべく構成されたキャビティ1036を形成し得る。幾つかの実施例において、固着部分1014は、上述されたベイトキャスト・リールを受容すべく構成されたものと比較して、スピニングリールを受容すべく構成された実施形態に対して更に大寸もしくは更に小寸であり得る。幾つかの実施例において、調節可能スリーブ1030と本体部分1016との間に形成されたキャビティ1036は、ベイトキャスト・リールを受容すべく構成された実施例において使用されたのと異なる形状もしくはサイズであり得る。
幾つかの実施例において、図40〜図46に示された実施例において示された如く、リールシートは、釣用リールの脚部の第1端部を受容すべく構成された第2スリーブ1031を具備し得る。幾つかの実施例において、前記固着部分の第1挿入部分は、釣用リールの脚部の第1端部を受容すべく構成された第2スリーブ1031を具備し得る。幾つかの実施例において、前記固着部分の第1挿入部分は、釣用リールの脚部の第1端部を受容すべく構成されたキャビティ1037を形成し得る。幾つかの実施例において、第2スリーブ1031は、調節可能スリーブ1030と形状及びサイズが同一もしくは同様であり得る。図40〜図42に示された如く、第2スリーブ1031は、第1側面及び第2側面を含み得る。第2スリーブ1031の第1側面は、本体部分1016の第1端部に向けてテーパ付けされ得る。幾つかの実施例において、第2スリーブ1031の第2側面は、本体部分1016の長手軸心に対して実質的に平行である。幾つかの実施例において、第2スリーブ1031の第2側面は、本体部分1016の第2側面に対して実質的に平行である。幾つかの実施例において、第2スリーブ1031は、本体部分1016の一部であり得るか、又は、本体部分1016に対して永続的に取付けられた別体的な部材片であり得る。幾つかの実施例において、第2スリーブ1031は、調節可能であり、且つ、釣用リールを固着すべく独立的に調節され得る。第2スリーブ1031は、釣用リールの脚部が、調節可能スリーブ1030により形成されたキャビティ1036と、第2スリーブ1031により形成されたキャビティ1037との間に固着され得る如く、調節可能スリーブ1030と整列され得る。
幾つかの実施例において、リールシート1012の本体部分1016は、補足的な把持部材1018を受容すべく構成された凹状形成領域1026を具備し得る。図42及び図50に示された如く、凹状形成領域1026は、リールシート上で、釣りをしている間に釣り人が釣り竿を自然に保持する箇所に位置決めされ得る。幾つかの実施例において、固着部分1014は、本体部分1016の第1側面上に位置決めされ得る。斯かる実施例において、前記凹状形成部分は、本体部分1016の第1側面から、該第1側面とは逆側である本体部分の第2側面まで延在し得る。たとえば、凹状形成領域1026は、釣り竿によりキャスティング及び回収動作を実施する間に、釣り人の手の掌が把持部材1018に接触する如く、把持部材1018を受容すべく構成され得る。幾つかの実施例においては、本体部分1016が親指部分を含む。幾つかの実施例においては、第2スリーブ1031が親指部分を含み得る。前記親指部分は、第2スリーブ1031の第1側面に沿って配設され得る。前記親指部分は、実質的に平坦であり得る。幾つかの実施例において、前記親指部分は、前記本体部分の第1端部に向けてテーパ付けされ得る。
幾つかの実施例において、図42に示された如く、前記凹状形成部分は、リールシート1012の外側部分の回りに部分的に巻回される把持部材1018を受容すべく構成される。幾つかの実施例において、前記把持部材は、取付けられた釣用リールの脚部が、該釣用リールの脚部を受容すべく構成されたリールシート1012の中実部分に当接して固着される様に、リールシートの回りに全体的に巻回されなくても良い。幾つかの実施例において、凹状形成部分1026は、リールシート1012の回りに巻回された把持部材1018を受容すべく構成され得る。把持部材1018は、該把持部材1018が凹状形成領域1026内に固着される如く、本体部分1016に対して固着され得る。これにより、把持部材1018は、リールシート1012の回りに巻回され、且つ、継目にて一端を他端に接続して確実な接続を生成する機能が提供され得る。幾つかの実施例においては、凹状形成領域1026の一部のみが、リールシート1012の回りに完全に巻回され得る。
図40〜図45に示された如く、凹状形成領域1026は、本体部分1016に沿って種々の長さで延在し得る。たとえば、凹状形成領域1026は、本体部分1016の第1端部から第2端部に向けて、該本体部分に沿って相当の長さに亙り延在し得る。幾つかの実施例において、凹状形成領域1026は、第2スリーブ1031から前記第2端部に向けて本体部分1016に沿い相当の長さに亙り延在する。幾つかの実施例において、凹状形成領域1026は、本体部分1016の長さの約1/2だけ延在する。幾つかの実施例において、凹状形成領域1026は、本体部分1016の長さの約3/4だけ延在する。更なる他の実施例において、凹状形成領域1026は、本体部分1016の長さの約1/4だけ延在する。
幾つかの実施例において、前記凹状形成部分は、深度が0.1mm〜1mmであり得る。幾つかの実施例において、前記凹状形成部分は、深度が1mm〜2mmであり得る。幾つかの実施例において、凹状形成領域1026の深度は、該凹状形成領域全体を通して同一もしくは実質的に同様であり得、幾つかの実施例において、凹状形成領域1026の異なる部分は異なる深度を有し得る。これにより、たとえば、リールシートの種々の部分に対する最適な性能特徴が提供され得る。たとえば、把持部材1018は、凹状形成領域1026の深度に合致すべく、異なる厚みを有し得る。そのときに前記把持部材は、リールシートの他の部分を通して更に良好な振動の検出性を提供し乍ら、リールシートの幾つかの部分にて更に良好な把持性及び快適さを提供し得る。
幾つかの実施例において、図48〜図56に示された実施形態において示された如く、リールシート1012の脚部受容領域は、実質的に平坦な部分を含み得る。リールシート1012の脚部受容領域は、一端上に、他端上の調節可能スリーブ1030に対向する切欠きスリーブ1034を含み得る。故に、示された如く、幾つかの実施例において、固着部分1014は固定端部及び調節可能端部を有し得る。
前記平坦部分は、互換的な釣用リールの脚部と形状及びサイズが同様であり得る。切欠きスリーブ1034は、釣用リール脚部の片側を受容すべく形状化され得る。幾つかの実施例において、切欠きスリーブ1034は、種々のサイズの脚部を備える釣用リールを確実に締着すべく、テーパ付けされ得る。幾つかの実施例において、切欠きスリーブ1034は、前記固着部分の第1挿入部分を含み得る。切欠きスリーブ1034は、釣用リールの脚部の第1端部を受容すべく構成され得る。
幾つかの実施例において、図48〜図56に示された如く、凹状形成領域1026の一部はリールシート1012の回りに延在する一方、凹状形成領域1026の他の部分は、前記リールシートの回りに延在しない。幾つかの実施例において、凹状形成部分1026は、本体部分1016の第1側面に沿って親指部分を含み得る。幾つかの実施例において、把持部材1018は、本体部分1016の第1側面に沿って親指部分を含み得る。図48〜図58に示された如く、前記親指部分は、把持部材1018の第1側面に沿い、本体部分1016の第1端部に向けて配設され得る。前記親指部分は、前記第1端部から本体部分1016の第2端部に向けて延在し得る。前記親指部分は、前記第1端部から前記本体部分の第2端部に向けて上方にテーパ付けされ得る。幾つかの実施例において、前記親指部分は実質的に平坦である。図48〜図56に示された如く、前記親指部分は、本体部分1016に沿って種々の距離に亙り延在し得る。たとえば、前記親指部分は、前記平坦部分の長さと略々等しい長さに亙り延在し得る。幾つかの実施例において、前記親指部分は、凹状形成領域1026及び/又は把持部材1018の長さの約1/2の長さに亙り延在し得る。幾つかの実施例において、前記親指部分は、凹状形成領域1026及び/又は把持部材1018の長さの約1/2未満の長さに亙り延在し得る。凹状形成領域1026及び/又は把持部材1018は、実質的に本体部分1016の長さに亙り延在し得る。幾つかの実施例において、凹状形成領域1026は、本体部分1016の長さの約1/2に亙り延在する。幾つかの実施例において、凹状形成領域1026は、本体部分1016の長さの約3/4に亙り延在する。
図48〜図56に示された如く、本体部分18の第2側面は、実質的に平坦であり得る。斯かる実施例において、本体部分18の第2側面は、前記平坦部分に対して略々平行であり得る。
幾つかの実施例において、把持部材1018は、リールシート1012の凹状形成領域1026の表面に対し、接着され、結合され、又は、別様に取付けられ得る。これに加え、把持部材1018の各端部は、継目1044にて取付けられ得る。幾つかの実施例において、把持部材1018は、図56に示された如き平坦パネルとして製造され得る。前記パネルは、凹状形成領域1026に嵌合する形状で構成され得る。幾つかの実施例において、前記パネルは、凹状形成領域1026の深度と実質的に同様の厚みであり得る。幾つかの実施例において、前記パネルは、実質的に均一な厚みである。幾つかの他の実施例において、前記パネルは、把持部材1018の把持表面の異なる領域が、釣り人に対して異なる有用な特性を提供する如く、変化する厚みを有し得る。
IV.把持部材
幾つかの実施例において、前記に記述され且つ図32〜図39に示されたベイトキャストリールシート、及び、前記に記述され且つ図40〜図56に示されたスピニングリールシートの実施例の如きリールシートに対して取付けられた把持部材は、種々の材料で作成されて、釣り人に対して所望される性能特性を提供し得る。たとえば、幾つかの実施例において、前記把持部材は、重量が軽く且つ水分の吸収を減少もしくは排除するグリップを提供し得る。幾つかの実施例は、グリップの重量/密度を最小限とし乍ら、粘着性の感覚を提供する。本明細書中に記述されるグリップの幾つかの実施例は、エチレン酢酸ビニル(EVA)であり得る弾性的な基部又は下張りと、EVA内側又は裏打ち層を含む把持部分とを含む。幾つかの実施例において、前記把持部材は、複数の層を含み得る。たとえば、幾つかの実施例において、前記把持部分は、EVA内側層に対して結合されたポリウレタンと薄寸布地層との組み合わせ物を含み得る。前記布地層は、ポリウレタンで含浸され得る。幾つかの実施例において、前記ポリウレタンは、含浸された布地層の外側に配設された織布メッシュ層を更に含む。
幾つかの実施例において、把持部材1018は、リールシート1012に対して装着されたとき、それの凹状形成領域1026に概略的に対応すべく形状化される。幾つかの実施例において、図56に示された如く、(たとえば図55に示された如く)パネルの形態の把持部材1018は、リールシート1012の凹状形成領域1026の回りに重ね付けられ、又は、巻回され得る。平坦なパネルをリールシートの回りに重ね付け又は巻回すると、リールシートの長手軸心に実質的に平行な継目が形成される。幾つかの実施例において、前記継目に依れば、把持部材1018の種々の材料層が同様の材料層に対して結合されることが可能とされ得る。幾つかの実施例において、把持部材1018の幾つかの縁部は、斜断され得る。たとえば、継目1044に遭遇する把持部材1018の縁部は、継目1044に沿い、同様の層に概略的に接触している同様の層と重なり合うために、斜断され得る。
幾つかの実施例において、斯かる継目1044は、好適には把持部材1018を貫通延在する縫い糸により縫い閉じられる。幾つかの実施例において、把持部材1018は、種々の層を具備し得る。斯かる実施例において、継目における縫い糸は、把持部材1018の層の各々を貫通延在し得るか、又は、幾つかの層のみを貫通して延在し得る。たとえば、把持部材1018は、ポリウレタン層及びEVA層を具備し得る。前記ポリウレタン層は、ポリウレタン/フェルト層を含んでも良く、含まなくても良い。幾つかの実施例において、前記縫い糸は、ポリウレタン又はポリウレタン/フェルト層のみを貫通して延在し、EVA層は貫通延在しない。幾つかの実施例において、前記把持部材は、外側面を内向きとして裏返しで縫い合わされ得ると共に、継目1044を縫い合わせた後、把持部材は、それがリールシート1012に対して装着されるとき、完成したリールシート1012上で前記外側面が外方を向く如く、反転され得る。たとえば、把持部材1018の外側面はポリウレタン材料を具備し得ると共に、把持部材1018の内側面はEVA材料を具備し得る。各層は、たとえば、前記外側層の内側部に対し、前記内側層の外側部に対し、又は、両方の層に対し、接着剤を塗付することにより、接着され、結合され、又は、別様に取付けられ得る。
幾つかの実施例において、接着剤は、リールシート1012の凹状形成領域1026、把持部材1018の内側面1050、又は、凹状形成領域1026及び把持部材の内側面1050の両方に対し、吹き付けられ、塗装され、又は、別様に適用される。把持部材1018が凹状形成領域1026に対して重ね付けられ、巻回され、又は、別様に装着されるにつれ、前記接着剤は確実な様式で、前記把持部材を前記リールシートに対して取付け得る。
幾つかの実施例において、把持部材1018の一つ以上の層はEVAを具備することで、完成されたリールシートの重量を減少し且つ密度を低下させると共に、水又は他の流体を吸収して保持する傾向が少ない緩衝材料を提供する。このことは特に、たとえば、釣り竿が水中に落下されたときなど、釣り竿の用途において有用である、と言うのも、本発明の実施例に係る軽量/低密度の把持部材1018は好適に、濡れたときにも浮くからである。幾つかの実施例において、EVA層は、約0.5〜1.5ミリメートルの厚みであり得る。幾つかの実施例において、EVA層は、約0.75〜1.25ミリメートルの厚みであり得る。好適実施例において、EVA層は約1ミリメートルの厚みであり得る。幾つかの実施例において、EVA部材は、約0.1〜0.5ミリメートルの厚みであり得る。
幾つかの実施例において、把持部材1018の外側面は、ポリウレタン材料を具備し得る。幾つかの実施例において、前記ポリウレタン材料は、たとえば、当該薄寸布地層をポリウレタン浴内に浸漬することによりポリウレタンで浸潤された薄寸の不織布層として製造され得る。前記ポリウレタンは、好適には、凝固されることで、一つ以上の独立気泡又は空隙を形成する。前記不織布層は、外側面及び内側面を有し、且つ、ナイロン、綿、ポリエステルなどの如き適切な材料で作製され得ると共に、フェルトであり得る。幾つかの実施例において、前記布地層は、圧縮されることで、自身に対するポリウレタンの適用に先立ち、自身の厚みを減少し得る。幾つかの実施例において、前記圧縮によれば、布地層の剛性も高められる。幾つかの実施例において、前記圧縮によれば、不織繊維が拡開されて、薄寸布地層内へのポリウレタンの浸透性も高められる。薄寸布地層内へのポリウレタンの浸透及び浸潤の量を増大すると、把持部材1018内に浸漬して捕捉される水及び他の流体が利用できる空間の量が減少される。このことは、釣り竿の用途において特に有用である。幾つかの実施例において、前記薄寸不織布層は、約0.1〜0.5ミリメートルである。幾つかの実施例において、前記薄寸不織布層は、約0.3〜0.4ミリメートル厚みである。幾つかの実施例において、前記薄寸不織布層は、約0.3〜0.35ミリメートル厚みである。幾つかの実施例において、前記薄寸布地層は、約0.35ミリメートル厚みである。
示されない幾つかの実施例においては、薄寸の布地シートがポリウレタン浴から取り出された後であり且つポリウレタンが凝固する前に、前記シートを覆う未凝固のポリウレタンの上面に対し、付加的な液体状ポリウレタンが加えられ得る。前記第2のポリウレタンは、前記第1のポリウレタンと異なる一つ以上の特性を含むことで、把持部材1018上にコントラストを提供し得ると共に、それらは、一緒に凝固することで、異なる特性の連続的なポリウレタン層を形成し得る。たとえば、前記第2のポリウレタンは、異なる色、硬度、又は、粘着のレベルを有し得る。幾つかの実施例において、増進された耐水性のために、把持部材1018の外側面上には、ポリウレタン又は他のポリマの塗付層が含まれ得る。
幾つかの実施例において、一旦形成されたなら、前記把持部材は、互換的なリールシート1012の凹状形成領域1026に対応する適切な形状へと切断され得る。更に、前記把持部材の表面上にはパターンが刻印されることで、リールシートに対する付加的な把持機能を実現する大きな摩擦が提供され得る。幾つかの実施例において、把持部材1018がリールシート1012の凹状形成領域1026の回りに重ね付けられ又は巻回されたときに、角度付き継目1044に沿い、斜断縁部同士が、同様の層同士が接触して接着され乍ら重なり合う如く、把持部材1018の縁部は平行様式で斜断され得る。幾つかの実施例においては、リールシート1012の凹状形成領域1026の回りに巻回されたときに、相互に接触する各側縁部にて又はそれらの近傍にて、継目が各外側面を以て縫い合わされ得る如く、各側縁部は、非平行様式で斜断される。
幾つかの実施例において、把持部材1018の厚みは概略的に凹状形成領域1026の深度に対応することで、把持部材1018からリールシート1012の他の部分への円滑な遷移部の生成が促進される。幾つかの実施例において、把持部材1018の厚みは、前記リールシートの異なる部分に対して種々の性能利点を提供すべく、変化せしめられ得る。幾つかの実施例において、前記リールシートの縁部は、厚みが、凹状形成領域1026の深度に対応することで、把持部材1018の表面からリールシート1012への円滑な遷移部の生成が促進され得る。
幾つかの実施例において、把持部材1018は、前記に記述されたのとは異なる材料から構成され得る。たとえば、把持部材1018は、互換的なリールシート1012の凹状形成領域1026に対応する形状へと射出成形されたポリウレタンであり得る。幾つかの実施例において、把持部材1018は、凹状形成領域1026上に形成され得る。たとえば、把持部材1018は、凹状形成領域1026内に弾性材料を成膜し、前記リールシート上のグリップを形成し得る。幾つかの実施例において、把持部材1018は、フェルト層なしで層状化されたポリウレタン及びEVA、単一のポリウレタン層、皮革、布地、コルク、ウッド、ゴムなどの天然材料、又は、他の天然の材料もしくは生成物、他の天然又は合成のポリマ材料、又は、釣り人に対する好適な性能的又は美観的な特性を提供する他の任意の弾性材料、の如き、他の材料で作成され得る。
幾つかの実施例において、把持部材1018は、互換的なリールシート1012から取り外されて、別の把持部材1018と交換され得る。これにより、釣り人は、リールシート1012上で摩滅又は破損したグリップに起因して生ずる問題を解決し得る。幾つかの実施例において、これによれば、釣り人は、リールシート1012の美観的な外観を変更し、又は、把持部材1018の性能特性を変更して自身の嗜好又は特定の動作の要件に適応することも可能とされ得る。たとえば、もし釣り人が、異なる種類の釣りに対し、新たなリールを備えた竿を装備するなら、釣り人は、先に使用されたリールとは異なる把持特性を備えるリールシートを使用することを好み得る。
V.釣り竿の用途
本明細書中に開示されるリールシートは、好適には、互換的な釣り竿に対して取付けられる。たとえば、図27に示された如く、本明細書中に開示されたリールシート1012は、釣り竿1001の取手部分に対して取付けられ得る。前記リールシートを釣り竿1001に対して取付けるために、前記釣り竿のシャフト1002の取手部分は、リールシート1012の長手キャビティ1028内へと挿入され得る。幾つかの実施例において、シャフト1002は、前記取手部分に亙りテーパ付けされ得る。斯かる実施例において、リールシート1012は、釣り竿1001の小径の先端から、該釣り竿1001のシャフト1002上へと摺動され得る。幾つかの実施例において、このためには、この時点で、釣り竿1001のシャフト1002には各鳩目1003が取付けられていないことが必要であり得る。幾つかの実施例において、リールシート1012の長手キャビティ1028は、シャフト1002の根元端部よりも大きな直径を有し得る。リールシート1012が、釣り竿の取手に沿う適切な箇所に一旦位置決めされたなら、それは、接着剤又はエポキシにより所定位置に固着され得る。
幾つかの実施例において、リールシート1012は、釣り竿1001と共に使用されるべく製造され得る。たとえば、本明細書中に記述された如き本体部分1016が配備され得る。幾つかの実施例において、前記把持部材が配備され得る。本明細書中に記述された如く、把持部材1018は、凹状形成領域1026の近傍で、本体部分1016を形成する材料とは異なる特性を備える材料を具備し得る。幾つかの実施例において、前記把持部材の外周縁は、凹状形成領域1026の形状に対応する。幾つかの実施例において、前記把持部材は、該把持部材1018が前記凹状形成領域内に固着される如く、本体部分1016上に固着される。把持部材1018を前記本体部分に対して固着するために、該把持部材1018は、前記本体部分に対して接着され得る。幾つかの実施例において、前記凹状形成領域内に把持部材1018を固着すると、該凹状形成領域1026の近傍における把持部材1018と本体部分1016との間の遷移部が円滑である如く、該凹状形成領域は満たされる。
幾つかの実施例においては、図27〜図31に示された如く、本明細書中に開示された如きリールシートは、前側グリップ1006、後側グリップ1008及び根元キャップ1010の如き一つ以上のグリップ間に位置され得る。幾つかの実施例において、釣り竿は、各図中に示されたよりも少ない又は付加的なグリップを含み得る。たとえば、本明細書に開示された如きリールシートを備えた釣り竿は、前側グリップ及び後側グリップを有し得るが、別体的な根元キャップは有さないこともある。幾つかの実施例において、前記釣り竿は、前側グリップを有さないこともあり、又は、後側グリップを有さないこともある。たとえば、本明細書に開示された如きリールシートを備えるフライロッドは前側グリップを有し得るが、前記リールシートは、竿の端部におけるものとされ得るので、後側グリップは無くても良い。
幾つかの実施例において、リールシート1012の把持部材1018は、釣り竿上の他のグリップの把持表面1019に一致すべく構成される。たとえば、図27、図28及び図29に示された如く、各グリップの把持表面1019は、共通の設計態様である。幾つかの実施例において、各把持表面1019は、同一材料で構成もされ得る。幾つかの実施例において、前記リールシートの把持部材1018は、釣り竿の取手上の他のグリップとは異なる設計態様もしくは材料を有し得る。たとえば、図30に示された如く、前記リールシートの把持部材1018は、他のグリップ部分の把持表面1019とは異なっている。幾つかの実施例において、前記リールシートの把持部材1018は、他のグリップ部分の把持表面1019とは異なる設計態様を有し得るが、同一もしくは同様の材料で構成され得る。幾つかの実施例において、リールシート1012は、他の把持表面1019の一つ以上に一致するが他の把持表面には一致しないという把持部材1018を有し得る。たとえば、図31に示された如く、リールシートの把持部材1018は、根元キャップの把持表面1019と一致するが、前側グリップ1006及び後側グリップ1008の把持表面1019とは一致しない。
幾つかの実施例において、各把持表面1019は、把持部材1018とは異なる材料を具備することで、異なる性能利点を提供し得る。たとえば、把持部材1018は、釣り人が、魚を誘い、魚の食い付きを感じ、又は、魚をリール引きすることを能動的に試行する間に、僅かな動きを感じ得る様に、釣り人の手に対して釣り竿のシャフト1002からの振動が集中的に伝達されるべく構成され得る。他方、釣り竿の後側グリップは、基本的にキャスティングに対して使用され得ると共に、釣り人に対する振動の伝達は優先事項ではないこともあるが、代わりに、粘着性及び快適さが性能の目的であり得る。幾つかの実施例において、異なるグリップに対して好適な性能特性を提供するために、異なる材料が使用され得る。幾つかの実施例において、異なるグリップに対して好適な性能特性を提供するためには、同一もしくは同様の材料が使用され得るが、材料の厚み又は材料の一つ以上の層は、異なる特性を提供すべく異なり得る。従って、各グリップを如何にして釣り竿上に取入れるかの説明と共に、対応する用途及び/又は外観に基づく特性を備えた複数のグリップの異なる組み合わせ物を含むキットが提供され得る。
上述された種々の特徴及びプロセスは、相互に独立的に使用され得るか、又は、種々の様式で組み合わされ得る。全ての可能的な組み合わせ又は下位組み合わせは、本開示内容の有効範囲内に収まることが意図される。これに加え、幾つかの方法又はプロセスは、幾つかの実施形態においては省略され得る。本明細書中に記述された方法及びプロセスはまた、任意の特定の順序に制限されるものでもない。たとえば、記述された方法は、詳細に開示された以外の順序で実施され得るか、又は、複数の段階は、組み合わされて単一の段階とされ得るか、又は、他の一定の段階と並行して実施され得る。本明細書中に記述された例示的なシステム及び構成要素は、記述されたのとは異なる様に構成され得る。たとえば、各要素は、開示された例示的な実施例に対し、付加され、それらから省略され、又は、それらと比較して再配置され得る。
幾つかの用語は、前記説明中では参照のためにのみ使用され得ることから、限定的であることは意図されない。たとえば、「上方」及び「下方」などの語句は、図面中において参照が為される方向を指している。「前側」、「後側」、「左側」、「右側」、「後方」及び「側方」などの語句は、一貫しているが任意であるという参照の枠組みであって、論じられつつある構成要素又は要素を記述する本文及び関連する図面に対する参照により明確化されるという枠組み内で、構成要素又は要素の一部の配向及び/又は箇所を記述している。更に、「第1」、「第2」、「第3」などの如き語句は、別体的な構成要素を記述すべく使用され得る。斯かる用語は、前記にて特に言及された語句、その派生物、及び、同様の重要さの語句を包含し得る。
別様に特に述べられるのでなければ、又は、使用される文脈において別様に理解されるのでなければ、たとえば、特に、「し得る」、「し得た」、「し得たかもしれない」、又は、「しても良い」という条件的語句は、概略的に、他の実施例は含まないが、一定の実施例は一定の特徴、要素及び/又は段階を含み得ることを伝達することが意図される。故に、斯かる条件付き語句は概略的に、特徴、要素及び/又は段階が任意の特定の実施例に含まれ又は該実施例において実施されるべきであるか否かに関わらず、これらの特徴、要素及び/又は段階が一つ以上の実施例に対して何らか必要とされること、又は、一つ以上の実施例が必然的に、ユーザの入力もしくは催促ありでもしくはなしで、判断のための論理を含むこと、を意味することは意図されない。
各要素が特に容認可能な例であると理解されるべき上述の実施例に対しては、多くの変更及び改変が為され得ることが強調されるべきである。本明細書において、斯かる改変及び変更の全ては、本開示内容の有効範囲内に包含されることが意図される。上述の説明は、幾つかの実施例を詳述している。しかし、前記内容が本文又は各図において如何に詳述されていても、前記システム及び方法は、多くの様式で実用化され得ることは理解される。同様に前述された如く、本発明の一定の特徴又は見地を記述するときにおける特定の用語の使用は、該用語が、該用語が関連付けられたシステム及び方法の特徴又は見地の任意の特定の特性を包含すると限定されるべく本明細書において再定義されつつあることを意味すると解釈されるべきでないことを銘記すべきである。
本発明は、一定の実施例及び実例に関して論じられてきたが、本発明は、詳細に開示された実施例を越えて、他の代替的な実施例、及び/又は、発明の使用、及び、その自明な改変例及び均等物に及ぶことを理解すべきである。幾つかの実施例は、添付図面に関して記述されてきた。しかし、各図は縮尺通りには描かれていないことを理解すべきである。距離、角度などは、例示的であり、必ずしも、図示されたデバイスの実際の寸法及びレイアウトに対する正確な関係を裏付けるものでない。各構成要素は、付加、省略、及び/又は、再配置され得る。付加的に、当業者であれば、上述の方法の内の任意のものは、任意の適切な装置を用いて実施され得ることを理解し得よう。更に、種々の実施例に関する任意の特定の特徴、見地、方法、特性、特質、品質、属性、要素などの本明細書における開示内容は、本明細書中に示された他の全ての実施例において使用され得る。付加的に、各処理段階は、付加、省略、又は、再配置され得る。種々の設計態様及び手法が可能である。
本開示内容に対し、本明細書においては、各実施例の一定の見地、利点及び新規な特徴が記述される。斯かる全ての利点は、必ずしも、本発明の任意の特定の実施例に従って達成され得るのではないことは理解される。故に、たとえば、当業者であれば、本発明は、必ずしも、本明細書において教示もしくは示唆され得る他の利点を達成せずに、本明細書において教示される一つの利点又は一群の利点を達成する様式で具現又は実施され得ることを理解し得よう。
D1 整列ブレーキ35の外径距離
D2 整列ブレーキ35の内径
D3 略々、グリップの厚みであり得る距離
L1 螺条付きインサート45の縦方向長さ
L2 螺条付き領域40Aの長さ
L3 螺条付き領域40Bの長さ
L4 コネクタ50の長さ
L5 整列ブレーキ35A、35Bの長さ
1 釣り竿
3 主要ロッド構成要素
5 リールシート
7 リール
9 取手構成要素
11 ラインガイド
15 主要シャフト/シャフト構成要素
20 前側グリップ
25 取手シャフト/シャフト構成要素
30 後側グリップ
33A 平坦側面
35 整列ブレーキ
35A 整列ブレーキ
35B 整列ブレーキ
37 螺条付き内側部分
37A 螺条付き領域
37B 螺条付き領域
39 キャビティ
39A キャビティ
39B 凹状側面/キャビティ
40A 外側螺条付き領域
40B 外側螺条付き領域
45 螺条付きインサート/内側螺条付き領域
50 コネクタ
53 停止部
55 根元グリップ
60 多層把持部材
200 ブロック
210 ブロック
220 ブロック
230 ブロック
310 ブロック
320 ブロック
330 ブロック
340 ブロック
410 ブロック
420 ブロック
430 ブロック
440 ブロック
450 ブロック
460 ブロック
470 ブロック
480 ブロック
490 ブロック
1001 釣り竿
1002 シャフト
1003 鳩目/ラインガイド
1004 釣用リール
1006 前側グリップ
1008 後側グリップ
1010 根元グリップ
1012 リールシート
1014 固着部分
1016 本体部分
1018 把持部材
1019 把持部分/把持表面
1020 螺条付き領域
1022 リール脚部受容領域
1024 トリガ
1025 中空部分
1026 凹状形成受容部分/凹状形成部分
1028 内部長手キャビティ/内部キャビティ
1029 切欠き部分
1030 調節可能スリーブ
1031 第2スリーブ
1032 固着用ナット
1033 付加的領域
1034 切欠きスリーブ
1036 キャビティ
1037 キャビティ
1038 整列用隆起部
1040 整列用凹所
1040A 箇所
1040B 箇所
1040C 箇所
1040D 箇所
1042A 領域
1042B 領域
1044 継目
1050 内側面

Claims (64)

  1. 第1ロッド区画であって、
    該第1ロッド区画の一部に沿って長手方向に配設された第1螺条付き領域と、
    該第1ロッド区画の回りで径方向に位置された第1グリップと、
    を具備する第1ロッド区画と、
    第2ロッド区画であって、
    該第2ロッド区画の一部に沿って長手方向に配設された第2螺条付き領域と、
    該第2ロッド区画の回りで径方向に位置された第2グリップと、
    を具備する第2ロッド区画と、
    前記第1ロッド区画の前記第1螺条付き領域と噛合すべく構成された第1螺条付き表面を有する第1整列ブレーキと、
    前記第2ロッド区画の前記第2螺条付き領域と噛合すべく構成された第2螺条付き表面を有する第2整列ブレーキと、
    第3螺条付き領域を有するリールシートであって、前記第3螺条付き領域は、前記第1ロッド区画の前記第1螺条付き領域及び前記第2ロッド区画の前記第2螺条付き領域と噛合すべく構成されるというリールシートと、
    を具備する、多要素式釣竿。
  2. 前記第1ロッド区画内へと部分的に挿入されるべく構成された第1側面と、前記第2ロッド区画内へと部分的に挿入されるべく構成された第2側面とを有するコネクタを更に具備する、請求項1に記載の多要素式釣竿。
  3. 前記コネクタは、前記第1ロッド区画の第1内径よりも大きく且つ前記第2ロッド区画の第2内径よりも大きい直径を有する停止部を更に具備する、請求項2に記載の多要素式釣竿。
  4. 前記第1ロッド区画が螺合移動されて前記第1整列ブレーキと係合し、且つ、前記第2ロッド区画が螺合移動されて前記第2整列ブレーキと係合したとき、前記第1グリップ、前記第2グリップ及び前記リールシートは整列される、請求項1に記載の多要素式釣竿。
  5. 釣竿の第1区画の第1端部に対して第1の外部螺条付きバーを取付ける段階と、
    前記釣竿の第2区画の第2端部に対して第2の外部螺条付きバーを取付ける段階と、
    前記第1の外部螺条付きバー上へと、内部螺条を有する第1整列ブレーキを螺着する段階と、
    前記第2の外部螺条付きバー上へと、内部螺条を有する第2整列ブレーキを螺着する段階と、
    リールシートの中空キャビティ内へと内部螺条付きインサートを取付ける段階と、
    釣竿の前記第1区画の前記第1端部内へとコネクタを挿入する段階と、
    前記第1の外部螺条付きバーを前記内部螺条付きインサート内へと螺着する段階と、
    前記コネクタの少なくとも一部が前記釣竿の前記第2区画内へと挿入される如く、前記第2の外部螺条付きバーを前記内部螺条付きインサート内へと螺着する段階と、
    を具備し、
    前記釣竿の前記第1区画、前記釣竿の前記第2区画、及び、前記リールシートは実質的に整列される、
    多要素式釣竿を組立てる方法。
  6. 第1ロッド区画に対して取付けられた第1の外部螺条付きバー上へと、内部螺条を有する第1整列ブレーキを螺着する段階と、
    第2ロッド区画に対して取付けられた第2の外部螺条付きバー上へと、内部螺条を有する第2整列ブレーキを螺着する段階と、
    前記第1の外部螺条付きバーを、内部螺条付きインサートを有するリールシート内へと螺着する段階と、
    前記釣り竿の前記リールシート及び前記第1区画を整列させる段階と、
    コネクタの少なくとも一部が前記釣竿の前記第2区画内に挿入される如く、前記第2の外部螺条付きバーを前記リールシートの前記内部螺条付きインサート内へと螺着する段階と、
    前記釣竿の前記リールシート及び前記第2区画を整列させる段階と、
    を具備する、多要素式釣竿を組立てる方法。
  7. 釣竿の前記第1区画の前記第1端部内へとコネクタを挿入する段階を更に具備する、請求項6に記載の多要素式釣竿を組立てる方法。
  8. 前記釣竿の前記リールシート及び前記第1区画を整列させる前記段階は、
    前記第1整列ブレーキに当接して締着されるまで、前記リールシートを前記第1の外部螺条付きバー上で締め付ける段階と、
    前記リールシートが、前記釣竿の前記第1区画との整列から過少回転されていることを決定する段階と、
    前記リールシートを緩めて前記整列ブレーキの移動を許容する段階と、
    前記整列ブレーキを前記外部螺条付きバー上で締め付ける段階と、
    前記リールシートがもはや過少回転されない様に前記整列ブレーキに当接して締着されるまで、前記リールシートを前記第1の外部螺条付きバー上で締め付ける段階と、
    を具備する、請求項6に記載の釣竿を組立てる方法。
  9. 前記釣竿の前記リールシート及び前記第1区画を整列させる前記段階は、
    前記第1整列ブレーキに当接して締着されるまで、前記リールシートを前記第1の外部螺条付きバー上で締め付ける段階と、
    前記リールシートが、前記釣竿の前記第1区画との整列から過剰回転されていることを決定する段階と、
    前記リールシートを緩めて前記整列ブレーキの移動を許容する段階と、
    前記整列ブレーキを前記外部螺条付きバー上で緩める段階と、
    前記リールシートがもはや過剰回転されない様に前記整列ブレーキに当接して締着されるまで、前記リールシートを前記第1の外部螺条付きバー上で締め付ける段階と、
    を具備する、請求項6に記載の釣竿を組立てる方法。
  10. 当該主要ロッド構成要素に沿って長手方向に配設された第1螺条付き領域を具備する主要ロッド構成要素と、
    当該取手構成要素に沿って長手方向に配設された第2螺条付き領域を具備する取手構成要素と、
    前記主要ロッド構成要素の前記第1螺条付き領域と前記取手構成要素の前記第2螺条付き領域とに対して噛合すべく構成された第3螺条付き領域を有するリールシートであって、該リールシートは、
    第1端部及び第2端部を画成する本体部分であって、
    該本体部分の前記第1端部から該本体部分の前記第2端部まで延在して釣り竿の取手部分を受容すべく構成された長手中空キャビティと、
    釣用リール・アームの第1部分を受容すべく構成された第1挿入部分と、
    釣用リール・アームの第2部分を受容すべく構成された第2挿入部分と、
    前記リールシートの当該本体部分の外側部分の少なくとも幾分かの回りに延在する凹状形成領域と、
    を具備するという本体部分と、
    弾性材料を具備する把持部材であって、前記本体部分に対して装着されたときに該把持部材が前記凹状形成領域を実質的に満たす如く、前記本体部分の前記凹状形成領域に対応して形状化されたという把持部材であって、
    該把持部材は、該把持部材が前記凹状形成領域を実質的に満たす如く前記本体部分に対して接着される、
    という把持部材と、
    を具備するというリールシートと、
    を具備する、多要素式釣竿。
  11. 第1外径を備える第1端部を画成して有する主要シャフトと、
    前記主要シャフトに沿い長手方向に配設された主要ロッド螺条付き領域と、
    前記主要シャフトの回りで径方向に位置された前側グリップと、
    を具備する、釣り竿の主要ロッド構成要素。
  12. 第2外径を備える第2端部を画成する取手シャフトと、
    前記取手シャフトに沿い長手方向に配設された第2螺条付き領域と、
    前記取手シャフトの回りで径方向に位置された後側グリップと、
    を具備する、釣り竿の取手構成要素。
  13. 第1端部及び第2端部を画成する本体部分と、
    前記本体部分の前記第1端部から前記本体部分の前記第2端部まで延在する長手中空キャビティと、
    前記長手中空キャビティの内側面上の螺条付き領域と、
    を具備する、釣り竿のリールシート構成要素。
  14. 内径及び外径を画成する中実材料と、
    前記内径と前記外径との間に位置されたキャビティと、
    シャフト構成要素の外側面と噛合すべく構成された螺条付き表面と、
    を具備する、釣り竿の各構成要素を整列させるために使用される整列ブレーキ。
  15. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項12に記載の取手構成要素とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  16. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項13に記載のリールシート構成要素とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  17. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項13に記載のリールシート構成要素と、請求項12に記載の取手構成要素とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  18. 請求項12に記載の取手構成要素と、請求項13に記載のリールシート構成要素とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  19. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項12に記載の取手構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  20. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項13に記載のリールシート構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  21. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項13に記載のリールシート構成要素と、請求項12に記載の取手構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  22. 請求項13に記載のリールシート構成要素と、請求項12に記載の取手構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  23. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項12に記載の取手構成要素と、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  24. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項13に記載のリールシート構成要素と、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  25. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項13に記載のリールシート構成要素と、請求項12に記載の取手構成要素と、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  26. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項12に記載の取手構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  27. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項13に記載のリールシート構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  28. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項13に記載のリールシート構成要素と、請求項12に記載の取手構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  29. 請求項13に記載のリールシート構成要素と、請求項12に記載の取手構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  30. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  31. 請求項12に記載の取手構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  32. 請求項13に記載のリールシート構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキとを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  33. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  34. 請求項12に記載の取手構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  35. 請求項13に記載のリールシート構成要素と、請求項14に記載の整列ブレーキと、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  36. 請求項11に記載の主要ロッド構成要素と、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  37. 請求項12に記載の取手構成要素と、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  38. 請求項13に記載のリールシート構成要素と、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書とを具備する、多要素式釣り竿のキット。
  39. 第1係合領域と第1グリップとを具備する第1ロッド区画と、
    第2係合領域と第2グリップとを具備する第2ロッド区画と、
    前記第1ロッド区画の前記第1係合領域と噛合すべく構成された第1係合部分を有する第1整列ブレーキと、
    前記第2ロッド区画の前記第2係合領域と噛合すべく構成された第2係合部分を有する第2整列ブレーキと、
    前記第1ロッド区画の前記第1係合領域及び前記第2ロッド区画の前記第2係合領域と噛合すべく構成された第3係合領域を有するリールシートと、
    を具備する、多要素式釣竿。
  40. 第1係合領域を含む釣竿の第1区画を配備する段階と、
    第2係合領域と第2整列ブレーキとを含む前記釣竿の第2区画を配備する段階と、
    上記釣竿の前記第1及び第2の区画の第1及び第2の係合領域と係合すべく構成された係合領域を含むリールシートを配備する段階と、
    前記第1係合領域を前記リールシートに対して結合する段階と、
    前記釣竿の前記第2区画内へとコネクタの少なくとも一部が挿入される如く、前記第2係合領域を前記リールシートに対して結合する段階であって、前記釣竿の前記第1区画、前記釣竿の前記第2区画、及び、前記リールシートが実質的に整列されるという段階と、
    を具備する、多要素式釣竿を組立てる方法。
  41. 前記釣り竿の前記第1及び第2の区画と係合すべく構成された安定化部材を配備する段階を更に具備する、請求項40に記載の方法。
  42. 前記コネクタを、前記釣竿の前記第1区画の前記第1端部内に挿入する段階を更に具備する、請求項41に記載の方法。
  43. 前記釣り竿の前記第1区画に対して取付けられるべく構成された第1整列ブレーキを配備する段階を更に具備する、請求項40に記載の方法。
  44. 前記第1整列ブレーキを調節して、前記リールシートの位置に対する前記釣り竿の前記第1区画の位置を制御する段階を更に具備する、請求項43に記載の方法。
  45. 第1整列ブレーキを備えたブレーキアセンブリであって、前記第1整列ブレーキが、
    第1係合領域を備えた、釣り竿の主要ロッド構成要素と、
    第2係合領域を備えた、前記釣り竿の取手構成要素と、
    第3係合領域を有する、前記釣り竿のリールシートであって、前記第3係合領域が、前記主要ロッド構成要素の前記第1係合領域及び前記取手構成要素の前記第2係合領域と噛合すべく構成されており、前記リールシートが第1端部及び第2端部を画成する本体部分を備え、前記本体部分は、前記本体部分の前記第1端部から前記本体部分の前記第2端部まで延在して釣り竿の取手部分を受容すべく構成された長手中空キャビティを備えた、前記釣り竿のリールシートとを備えたリストから選択される一つ以上の構成要素の所望の位置で整列しうる第1整列ブレーキを備えたブレーキアセンブリを具備する、多要素式釣竿又は多要素式釣り竿のキット。
  46. 前記リールシートの前記本体部分が、更に、
    釣用リール・アームの第1部分を受容すべく構成された第1挿入部分と、
    前記釣用リール・アームの第2部分を受容すべく構成された第2挿入部分と、
    前記リールシートの当該本体部分の外側部分の少なくとも幾分かの回りに延在する凹状形成領域とを具備する、請求項45に記載の多要素式釣竿又は多要素式釣り竿のキット。
  47. 前記リールシートが、更に、弾性材料を具備する把持部材であって、前記把持部材が前記本体部分に対して装着されたときに該把持部材が前記凹状形成領域を実質的に満たす如く、前記本体部分の前記凹状形成領域に対応して形状化されたという把持部材であって、該把持部材は、該把持部材が前記凹状形成領域を実質的に満たす如く前記本体部分に対して接着される、という把持部材を具備する、請求項46に記載の多要素式釣竿又は多要素式釣り竿のキット。
  48. 前記把持部材の前記弾性材料は、前記凹状形成領域の近傍で前記リールシートの前記本体部分を形成している材料とは異なる特性を有する材料を具備する、請求項47に記載の多要素式釣竿又は多要素式釣り竿のキット。
  49. 前記主要ロッド構成要素は、更に、
    第1外径を備える第1端部を有する主要シャフトと、
    前記主要シャフトの回りで径方向に位置された前側グリップとを具備し、
    前記主要ロッド構成要素の前記第1係合領域が、前記主要ロッド構成要素に沿い長手方向に配設された、請求項45〜48のいずれか一項に記載の多要素式釣竿又は多要素式釣り竿のキット。
  50. 前記取手構成要素が、更に、
    第2外径を備える第2端部を有する取手シャフトと、
    前記取手シャフトの回りで径方向に位置された後側グリップとを備え、
    前記取手構成要素の前記第2係合領域は、前記取手構成要素に沿い長手方向に配設された、請求項45〜49のいずれか一項に記載の多要素式釣竿又は多要素式釣り竿のキット。
  51. 前記第1整列ブレーキは、更に、
    内径及び外径を画成する中実材料と、
    前記内径と前記外径との間に位置されたキャビティと、
    構成要素の前記係合領域と噛合すべく構成された係合領域とを具備する、請求項45〜50のいずれか一項に記載の多要素式釣竿又は多要素式釣り竿のキット。
  52. 前記多要素式釣竿又は多要素式釣り竿のキットは、更に、当該多要素式釣り竿の各構成要素を如何に整列させるかの説明を提供する手引書を具備する、請求項45〜51のいずれか一項に記載の多要素式釣竿又は多要素式釣り竿のキット。
  53. 前記多要素式釣竿又は多要素式釣り竿のキットは第2整列ブレーキを更に具備し、前記第2整列ブレーキは、第2ロッド構成要素の所望の位置で整列しうる、請求項45〜52のいずれか一項に記載の多要素式釣竿又は多要素式釣り竿のキット。
  54. 前記第2整列ブレーキの前記係合領域は、螺条付き表面を有し、
    第2構成要素の係合領域は、螺条付き表面を有し、
    前記第2整列ブレーキの前記係合領域は、前記第2構成要素の前記係合領域と噛合すべく構成された、請求項53に記載の多要素式釣竿又は多要素式釣り竿のキット。
  55. 第1整列ブレーキと、
    以下の構成要素、すなわち、
    第1係合領域を備えた、釣り竿の主要ロッド構成要素と、
    第2係合領域を備えた、釣り竿の取手構成要素と、
    第3係合領域,を有する、釣竿のリールシートであって、前記第3係合領域が、前記主要ロッド構成要素の前記第1係合領域及び前記取手構成要素の前記第2係合領域と噛合すべく構成されており、前記リールシートが第1端部及び第2端部を画成する本体部分を備え、前記本体部分は、前記本体部分の前記第1端部から前記本体部分の前記第2端部まで延在して釣り竿の取手部分を受容すべく構成された長手中空キャビティを備えた、前記釣り竿のリールシートの中の一つ以上の構成要素とを配備する段階と、
    前記一つ以上の構成要素を所望の整列位置に整列させるために前記第1整列ブレーキを使用するための説明を提供する段階とを具備する、多要素式釣竿を組立てる方法。
  56. 前記第1整列ブレーキは、前記構成要素の前記第1係合領域、前記第2係合領域及び前記第3係合領域と噛合すべく構成された内側螺条付き表面を有する、請求項55に記載の多要素式釣竿を組立てる方法。
  57. 前記第1整列ブレーキを調節して、前記リールシートの位置に対する前記釣り竿の前記主要ロッド構成要素の位置を制御する段階を更に具備する、請求項55又は56に記載の多要素式釣竿を組立てる方法。
  58. 第2整列ブレーキを更に具備し、前記第2整列ブレーキは、前記一つ以上の構成要素の中の第2構成要素の所望の位置で整列しうる、請求項55〜57のいずれか一項に記載の多要素式釣竿を組立てる方法。
  59. 前記釣り竿の前記一つ以上の構成要素の中の第1構成要素及び第2構成要素と係合すべく構成された安定化部材を配備する段階を更に具備する、請求項55〜58のいずれか一項に記載の多要素式釣竿を組立てる方法。
  60. 前記所望の整列位置に対して前記主要ロッド構成要素を整列させる段階を更に具備する、請求項55〜59のいずれか一項に記載の多要素式釣竿を組立てる方法。
  61. 前記所望の整列位置に対して前記取手構成要素を整列させる段階を更に具備する、請求項55〜60のいずれか一項に記載の多要素式釣竿を組立てる方法。
  62. 前記所望の整列位置に対して前記リールシートを整列させる段階を更に具備する、請求項55〜61のいずれか一項に記載の多要素式釣竿を組立てる方法。
  63. 前記第1整列ブレーキを調節する段階は、更に、
    前記リールシートが、前記一つ以上の構成要素の中の前記第1構成要素の所望の整列位置に対して調整中であるということを決定する段階と、
    前記リールシートを緩めて前記第1整列ブレーキの移動を許容する段階と、
    前記第1整列ブレーキを前記第1構成要素の前記第1係合領域上で締め付ける段階と、
    前記リールシートが前記第1整列ブレーキに締め付けられて前記リールシートが調整中でなくなるまで、前記リールシートを前記第1構成要素の前記第1係合領域上で締め付ける段階とを具備する、請求項57〜62のいずれか一項に記載の多要素式釣竿を組立てる方法。
  64. 前記第1整列ブレーキを調節する段階は、更に、
    前記リールシートが前記第1整列ブレーキに締め付けられるまで、前記リールシートを前記一つ以上の構成要素の中の前記第1構成要素の前記第1係合領域に締め付ける段階と、
    前記リールシートが前記第1構成要素との整列から過剰調節されているということを決定する段階と、
    前記リールシートを緩めて前記第1整列ブレーキの移動を許容する段階と、
    前記第1整列ブレーキを前記第1構成要素の前記第1係合領域上で締め付ける段階と、
    前記第1構成要素の前記第1係合領域上の前記第1整列ブレーキを緩める段階と、
    前記リールシートが前記第1整列ブレーキに締め付けられて前記リールシートが過剰調節されなくなるまで、前記リールシートを前記第1構成要素の前記第1係合領域上で締め付ける段階とを具備する、請求項57〜63のいずれか一項に記載の多要素式釣竿を組立てる方法。
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