JP7266550B2 - 釣竿用リールシート、釣竿用ハンドル部材及び釣竿 - Google Patents

釣竿用リールシート、釣竿用ハンドル部材及び釣竿 Download PDF

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Description

本発明は、釣竿用リールシート、該リールシートを備える釣竿用ハンドル部材、及びこれらを備えた釣竿に関する。
従来より、釣竿用リールシート及びグリップを備えた様々な釣竿が知られている。
このような釣竿では、通常、竿体の上に釣竿用リールシートと釣竿用グリップが載置され、該釣竿用リールシートには、本体の上側又は下側にリール脚を載置するためのリール脚載置部が形成される。
このような釣竿として、例えば、特許文献1には、竿体と、該竿体の周面に設けられ外周に凹凸面が形成された筒状の補強樹脂層と、該補強樹脂層の外周面上に射出成形されたリールシートとを備えた釣竿が開示されている。
また、特許文献2には、リールの脚部が載置されるリール脚載置部を有する筒状のリールシート本体を備えたリールシートの後側に、リアグリップ部を備えた釣竿であって、竿本体と、プリプレグから中空竿体を形成する際にその後部を竿本体の径の変化率よりも大きい径の変化率で大径化することによりリアグリップ部が一体的に形成されたリアグリップ竿体とを備え、竿本体の後部とリアグリップ竿体の前部とが所定長さの重ね合わせ部を形成するようにして内外に重ね合わせられて接合一体化され、該重ね合わせ部の少なくとも一部がリールシート本体の内側に位置している釣竿が開示されている。
特開平11-137132号公報 特開2013-21923号公報
しかしながら、特許文献1に開示の釣竿では、竿体に筒状の補強樹脂層に該補強樹脂層の外周面上に射出成形された中実のリールシートを設けるため、重量が増大してしまい、またリールシートに肉厚があることからこれが緩衝材として機能してしまうために釣竿の感度が大幅に低下してしまうという問題があった。
また、特許文献2に開示の釣竿でも、竿本体にリアグリップ竿体とリールシート本体を接合するため、接着のための重量増加が不可避であり、また接着部分や複数の層が介在するためにこれらが緩衝材として機能してしまい、釣竿の感度が大幅に低下してしまうという問題があった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、軽量かつ竿体からの振動が減衰しにくい、釣竿用リールシート、該リールシートを備える釣竿用ハンドル部材、及びこれらを備えた釣竿を提供することにある。本発明のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材は、リール脚が載置されるリール脚載置部が形成されたリールシート本体と、該リールシート本体に接続されるグリップとが一体成形されるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材において、該釣竿用ハンドル部材は中空に形成されるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材において、該釣竿用ハンドル部材は炭素繊維強化プラスチックにより形成されるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材において、釣竿用竿体の端部が、該リールシート本体の一方の端部であって、該グリップとは反対側の端部に取付けられるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材において、該リールシート本体の端部の長さは、20-50mmであるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材において、該炭素繊維強化プラスチック
の炭素繊維が、該釣竿用ハンドル部の長手方向に沿って連続に形成されるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿は、上記の釣竿用ハンドル部材と、竿体とを備えるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシート本体は、一端に釣竿用竿体が取付けられ、他端に釣竿用グリップが取り付けられ、リール脚が載置されるリール脚載置部を備え、全体が一体成形されるよう構成される。
上記実施形態によれば、軽量かつ竿体からの振動が減衰しにくい、釣竿用リールシート、該リールシートを備える釣竿用ハンドル部材、及びこれらを備えた釣竿を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る釣竿を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートを示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材の断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材の断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材の断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材の断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材の断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材の断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材の断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材の断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材の断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材の断面を示す図である。
以下、本発明に係る釣竿の実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。複数の図面において共通する構素には当該複数の図面を通じて同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
図1a、bは、本発明に係る釣竿の一実施形態を示す図である。図示のように、本発明の一実施形態による釣竿1は、竿体2と、竿体2にリールシート9を介して取り付けられたリールRと、竿体2に取り付けられた釣糸ガイド10と、を備える。図示の実施形態においては、リールシート9及び釣糸ガイド10の各々が、竿体の外周面に取り付けられる取付部品に該当する。また、図1aでは、リールRとしてベイトリールが設けられており、他方、図1bでは、リールRとしてスピニングリールが設けられているが、これらは一例である。
竿体2は、例えば、元竿3、中竿5、及び穂先竿7等を連結することによって構成されている。これらの各竿体は、例えば、並継ぎ式に継合される。元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、振出方式、逆並継方式、インロー方式、又はこれら以外の公知の任意の継合方式により継合され得る。竿体2は、単一の竿体から構成されていても良い。
元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、例えば、繊維強化樹脂製の管状体で構成されている。この繊維強化樹脂製の管状体は、強化繊維にマトリクス樹脂を含浸させた繊維強化樹脂プリプレグ(プリプレグシート)を芯金に巻回し、このプリプレグシートを加熱して硬化させることにより作成される。このプリプレグシートに含まれる強化繊維として、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、及びこれら以外の任意の公知の強化繊維を用いることができる。当該プリプレグシートに含まれるマトリクス樹脂として、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。プリプレグシートが硬化された後には、芯金が脱芯される。また、管状体の外表面は、適宜研磨される。各竿体は、中実状に構成されてもよい。
図示の実施形態において、元竿3、中竿5及び穂先竿7には、リールシート9に装着されるリール6から繰り出される釣糸を案内する複数の釣糸ガイド10(釣糸ガイド10A~10D)が設けられている。より具体的には、元竿3には釣糸ガイド10Aが設けられ、中竿5には釣糸ガイド10Bが設けられ、穂先竿7には釣糸ガイド10Cが設けられている。穂先竿7の先端には、トップガイド10Dが設けられているが、詳細は省略する。
次に、図2を参照して、リールシート本体12及びリールシート9について説明する。リールシート本体12は、魚釣用リール6のリール脚6aが載置されるリール脚載置面12aをその軸方向に沿って有するリールシート本体12を備えている。リールシート本体12は、全体として筒状に形成されている。リールシート本体12は、例えば、60-160mmの長さを有するよう構成できるが、これに限られない。
また、このリールシート本体12は、リール脚載置面12aの反対側を僅かに膨出させ、握持する手で握り込んだときに、母指球またはその近部を支えることで握持し易い湾曲形状の外面を有する握り部12bを形成してある。
リールシート本体12のリール脚載置面12aは、平坦または、リールシート本体12のリール脚載置面12aに隣接する他の周方向の部位(例えば握り部12b)よりも大きな曲率をもって略平坦に形成することができ、かつ、図2に示すリールシート本体12の軸方向に延びた状態に形成されている。リールシート本体12には、一端(竿元側)に固定フード14が一体的に配設されている。リールシート本体12のリール脚載置面12aの一端は、固定フード14の内部に配設されている。
リールシート本体12には、他端(竿先側)に移動フード22が軸方向に移動自在に装着される。該リールシート本体12と該移動フード22を含めてリールシート9と呼ぶことがあるが、詳細は省略する。
次に、図3(及び図2)を参照して、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20について説明する。ここで、釣竿用ハンドル部材20とは、既述のリールシート本体12と、該リールシート本体12に隣接して形成されたグリップ4を含むものとする。なお、既述のリールシート9と、該グリップ4を含めて釣竿用ハンドル部材20と呼んでも構わないが、本実施形態では上記の通り定義する。
図示のように、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20は、リール脚6bが載置されるリール脚載置部12aが形成されたリールシート本体12と、該リールシート本体12に接続されるグリップ4とが一体成形されるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20によれば、ハンドル部材が一体成形されることで大幅な軽量化が実現でき、また一体成形のために竿体からの振動の減衰を低減することができるため、釣竿の感度を向上させることが可能となる。
次に、図4a、4bを参照して、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20について説明する。図示のように、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20において、該釣竿用ハンドル部材は中空に形成される。このようにして、釣竿に与える感度に影響させることなく大幅に重量を低減することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20において、該釣竿用ハンドル部材20は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)により形成されるよう構成される。また、このように、該釣竿用ハンドル部材20の材料として、CFRTP(連続繊維)、CFRTP(不連続繊維)又はハイブリッドで形成するようにしてもよい。このような材料で形成することで、釣竿に用いるハンドル部材20として、十分な剛性や強度を確保しつつ重量の増大を抑制することができる。
また、図4a、4bに示すように、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20において、釣竿用竿体3の端部13が、該リールシート本体12の一方の端部15であって、該グリップ4とは反対側の端部15に取付けられるよう構成される。このようにすることで、従来の多くの方法とは異なり、竿体を釣竿用ハンドル部材20全体若しくは略全体に通す必要がなくなるため、重量の大幅な低減を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20において、該リールシート本体12の端部15の長さ(A)は、20-50mmであるよう構成される。このようにすることで、既述の通り、竿体を釣竿用ハンドル部材20全体若しくは略全体に通す必要がなくなるため、重量の大幅な低減を図ることができる。
ここで、釣竿用竿体3の端部13の釣竿用ハンドル部材20への取付方法は、例えば、勘合(圧入)、接着又は締結が考えられる、これらに限られない。ここで挙げた取付方法により、竿体とハンドル部材の着脱がより容易となるといった利点がある。
次に、図5a‐5cを参照して、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20について説明する。図示のように、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20において、当該釣竿用ハンドル部材は中空に形成されるが、釣竿用竿体3の端部13を、該リールシート本体12の一方の端部15であって、該グリップ4とは反対側の端部15に取付ける領域に周方向リブ23を備えるようにしてもよい。このようにして、釣竿に与える感度に影響させることなく大幅に重量を低減すると共に、周方向の剛性(つぶれ剛性)を高めることが可能となる。
図5b、5cは、図5aの周方向リブ23の断面形状をそれぞれ示したものである。図5bに示すように、当該周方向リブ23が、リールシート本体12の内面に1周するようにして設けられている。一方、図5cに示すように、当該周方向リブ23を、リールシート本体12の内面に断続的に設けるようにしてもよい(図示の例では、3つの周方向リブ23が設けられている)。周方向リブ23の位置、数、形状、構造には様々な態様が考えられ、上記態様に限定されるものではない。
次に、図6a‐6cを参照して、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20について説明する。図示のように、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20において、当該釣竿用ハンドル部材は中空に形成されるが、釣竿用竿体3の端部13を、該リールシート本体12の一方の端部15であって、該グリップ4とは反対側の端部15に取付ける領域に周方向壁24を備えるようにしてもよい。このようにして、釣竿に与える感度に影響させることなく大幅に重量を低減すると共に、周方向の剛性(つぶれ剛性)を高めることが可能となる。
図6b、6cは、図6aの周方向壁24の断面形状をそれぞれ示したものである。図6
bに示すように、当該周方向壁24が、リールシート本体12の内面に壁を形成するよう
に設けられている。一方、図6cに示すように、当該周方向壁24を、リールシート本体12の内面にいくつかの貫通孔が形成された壁を設けるようにしてもよい(図示の例では、周方向壁24に3つの円形の孔が設けられている)。周方向壁24の位置、数、形状、構造には様々な態様が考えられ、上記態様に限定されるものではない。
次に、図7a‐7cを参照して、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20について説明する。図示のように、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20において、当該釣竿用ハンドル部材は中空に形成されるが、釣竿用竿体3の端部13を、該リールシート本体12の一方の端部15であって、該グリップ4とは反対側の端部15に取付ける領域に、当該領域から該リールシート本体12の長手方向に延びる軸方向リブ25を備えるようにしてもよい。このようにして、釣竿に与える感度に影響させることなく大幅に重量を低減すると共に、曲げ剛性を高めることが可能となる。
図7b、7cは、図7aの軸方向リブ25の断面形状をそれぞれ示したものである。図7bに示すように、当該軸方向リブ25が、リールシート本体12の内面から突出するように設けられている。一方、図7cに示すように、当該軸方向リブ25を、リールシート本体12の内面の複数個所から突出するように設けるようにしてもよい(図示の例では、3つの軸方向リブ25が設けられている)。軸方向リブ25の位置、数、形状、構造には様々な態様が考えられ、上記態様に限定されるものではない。
次に、図8a‐8dを参照して、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20について説明する。図示のように、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20において、当該釣竿用ハンドル部材は中空に形成されるが、釣竿用竿体3の端部13を、該リールシート本体12の一方の端部15であって、該グリップ4とは反対側の端部15に取付ける領域に、当該領域から該リールシート本体12の長手方向に延びる軸方向壁26を備えるようにしてもよい。このようにして、釣竿に与える感度に影響させることなく大幅に重量を低減すると共に、曲げ及びつぶれ剛性を高めることが可能となる。
図8b、8c、8dは、図8aの軸方向壁26の断面形状をそれぞれ示したものである
。図8bに示すように、当該軸方向壁26が、リールシート本体12の内面から径方向の
一方向に延びるように設けられている。一方、図8dに示すように、当該軸方向壁26が
、リールシート本体12の内面から紙面に示す方向へ複数延びるように設けるようにして
もよい(図示の例では、3つの軸方向壁26が設けられている)。また、図8に示すよ
うに、2つの当該軸方向壁26が、リールシート本体12の内面から径方向の一方向に交
差するように延びるようにしてもよい。当該軸方向壁26の位置、数、形状、構造には様
々な態様が考えられ、上記態様に限定されるものではない。
なお、上記各態様は、それぞれ任意に組み合わせるような態様にしても構わない。また、上記軸方向、周方向に対して一部若しくは全てが傾斜したり、湾曲したりしても構わない。また、上述の開口部を有する周方向リブ23や周方向壁24については、それらの開口部を楕円形状等の形状補強構造としてもよい。
本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20において、該炭素繊維強化プラスチ
ック(CFRP)の炭素繊維が、該釣竿用ハンドル部の長手方向に沿って連続に形成されるよう構成される。このようにすることで、曲げ剛性の確保による軽量化や魚の当たりによる竿の振動を手元に敏感に伝えることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る釣竿1は、上述した釣竿用ハンドル部材20と、竿体2とを備えるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿によれば、ハンドル部材が一体成形されることで大幅な軽量化が実現でき、また一体成形のために竿体からの振動の減衰を低減することができるため、釣竿の感度を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシート本体12は、一端に釣竿用竿体3が取付けられ、他端に釣竿用グリップ4が取り付けられ、リール脚6aが載置されるリール脚載置部12aを備え、全体が一体成形されるよう構成される。これにより、軽量化や高感度化が可能となる。
次に、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20の成形方法について説明する。まず、釣竿用ハンドル部材20の形状や寸法に合わせてコア部材の寸法や形状(例えば、釣竿用ハンドル部材20より0.5-1mm程度内側にオフセットさせる)を決定する(コア部材の設計)。PVAを使用して、当該コア部材の寸法や形状に合わせて3Dプリンターによりコア部材(半割状態のコア部材を2つ)を形成する。半割状態の2つのコア部材を接着し、コア部材を組立てる。
次に、当該コア部材の周りに炭素繊維強化プラスチック(CFRP)のプリフォームを
形成する(RTM成形、AC成形、VaRTM成形、F/成形、S/W成形、I/P成
形等)。当該プリフォームにテーピングやバギングを行いキュアする(80℃以上の熱加
工を行う)。その後、コア部材を水(温水、流水)で溶解させる。最後に、成形品にトリ
ミングや塗装等を施し、釣竿用ハンドル部材20が形成される。
このようにして形成された本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20によれば、ハンドル部材が一体成形されることで大幅な軽量化が実現でき、また一体成形のために竿体からの振動の減衰を低減することができるため、釣竿の感度を向上させることが可能となる。
次に、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20のその他の成形方法について説明する。まず、釣竿用ハンドル部材20の形状や寸法に合わせてコア部材の寸法や形状(例えば、釣竿用ハンドル部材20より0.5-1mm程度内側にオフセットさせる)を決定する(コア部材の設計)。水溶性の砂を使用して、当該コア部材の寸法や形状に合わせて砂型コア部材を形成する。
次に、当該コア部材の周りに樹脂が含侵されていないカーボンを使用して、プリフォームを形成する。具体的には、クロス材(織物)、NCF(ノンクリンプファブリック)、ブレイド(組紐)、UDテープを用いることができるが、これらに限られない。また、コア部材には、炭素繊維を賦形させる必要があるが、その際バインダーを使用しタック性を付与する。当該バインダーの種類としては、エポキシ系、ロジン系、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリフェニレンエーテル、ポリイミド、ポリアミドイミド、フェノキシなどが考えられるが、これらに限られない。ここで、上記例では、樹脂が含侵されていないカーボンを使用する場合を説明したが、樹脂をカーボンクロス等に予め含侵したプリプレグを直接コアの周りにハンドレイアップ法等で積層配置し、成形(硬化)する方法であってもよい。当該プリフォームを金型にセットし、樹脂を注入する(RTM成形法)。その後、砂型のコア部材を水中で除去する。最後に、成形品にバリ取り、研磨、塗装等を施し、釣竿用ハンドル部材20が形成される。
このようなRTM成形法では、低粘度の樹脂を流し込む製法により、ハンドルのような
複雑形状であっても、樹脂枯れ、ボイド等の樹脂の未含侵部分が極力避けられるという利
点が得られる。また、プリプレグよりも賦形性の良い材料を使用きることにより、複雑
形状の成形においても繊維に必要以上に負荷をかけることなく賦形できる。さらには、外
部は金型により形成され、内部はコア材で形成されるために、外部、内部とも所望の寸法
で成形することが可能となり、いずれも表面状態のよい成形物ができるという利点がある
。以上のように、RTM成形法では品質の安定化や強度不足を回避することが可能となる
次に、本発明の一実施形態に係る釣竿用ハンドル部材20のその他の成形方法について簡単に説明する。まず、釣竿用ハンドル部材20の形状や寸法に合わせて成型された金型を用意する。当該金型に、プリフォームとしてプリプレグを入れ、空気圧の力で金型内の外型に押し付ける(内圧成形)ようにして成形品を形成する。その後、成形品にバリ取り、研磨、塗装等を施し、釣竿用ハンドル部材20が形成される。このような内圧成形法では、プリプレグが内圧によって金型(外型)に押し付けられて成形されることにより、成形品の外表面がより良好に成形することができる。また、プリプレグを使用することで、樹脂量が比較的少ない成形品を製作できるため、製品の軽量化が可能となる。
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
1 釣竿
2 竿体
3 元竿
4 グリップ
5 中竿
6 リール
6a リール脚
7 穂先竿
9 リールシート
10 釣糸ガイド
12 リールシート本体
12a リール脚載置面
13 端部
14 固定フード
15 端部
20 釣竿用ハンドル部材
22 移動フード
23 周方向リブ
24 周方向壁
25 軸方向リブ
26 軸方向壁
A 端部領域の長さ

Claims (6)

  1. 釣竿用ハンドル部材であって、
    該釣竿用ハンドル部材は、リール脚が載置されるリール脚載置部が形成されたリールシート本体と、該リールシート本体に接続されるグリップとが一体成形されるものであり、
    該釣竿用ハンドル部材は、炭素繊維強化プラスチックにより形成され、かつ該釣竿用ハンドル部材の長手方向に貫通するように中空に形成されることを特徴とする釣竿用ハンドル部材。
  2. 釣竿用竿体の端部が、前記リールシート本体の一方の端部であって、前記グリップとは
    反対側の端部に取付けられる、請求項に記載の釣竿用ハンドル部材。
  3. 前記リールシート本体の端部の長さは、20-50mmである、請求項に記載の釣竿用ハンドル部材。
  4. 前記炭素繊維強化プラスチックの炭素繊維が、前記釣竿用ハンドル部材の長手方向に沿って連続に形成されている、請求項に記載の釣竿用ハンドル部材。
  5. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の釣竿用ハンドル部材と、竿体とを備えた釣竿。
  6. 一端に釣竿用竿体が取付けられ、他端に釣竿用グリップが取り付けられるリールシート
    本体であって、リール脚が載置されるリール脚載置部を備え、全体が一体成形されるものであり、
    前記リールシート本体は、炭素繊維強化プラスチックにより形成され、かつ該リールシート本体の長手方向に貫通するように中空に形成される、釣竿用リールシート本体。
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