JP2006006229A - 釣竿 - Google Patents

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Katsuhiro Oikawa
勝広 及川
Yoshihisa Kato
好尚 加藤
Hidenori Onari
秀範 小斎
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Globeride Inc
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Abstract

【課題】竿先部に超弾性合金材を使用した竿の先端部にトップガイドを安定して装着固定する。
【解決手段】 少なくとも竿先部に超弾性合金材10aを使用した竿本体を有する外ガイド付き釣竿であって、竿本体の先端から4〜20mmの範囲の所定位置L1までが略ストレート部10Aであり、該ストレート部に連続して後方に向かって拡径する急テーパ部10Bが形成され、該急テーパ部に連続してストレートを許容する緩テーパ部を設けているよう構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、超弾性合金材を使用した竿先部を有する外ガイド付き釣竿に関する。
下記特許文献1にはNi−Ti系合金等の超弾性合金材を使用した釣竿が開示されている。この超弾性合金は、大まかに言ってガラス繊維の弾性率と同程度の縦弾性率を有し、破断伸度が6〜8%程度と大きい。従って、特に大きく撓ませる必要のある部位に使用するとよい。そのため、カワハギ竿やキス竿等に適用が考えられる。この場合、材料のみでは竿先の適切な大撓み特性を得ることは難しく、撓み剛性の変化を大きくすべく大きなテーパ率で先細テーパ状に形成することが効果的である。また、特許文献2には、外ガイド付きの撓み易くて鋭敏な反応をする穂先竿が開示されている。このため、竿先端から50〜150mmの長さの領域をストレート部に形成している。一見であるが、本願と類似しているように見えるため列挙しておく。
特開2001−37378号公報 特開2002−315475号公報
然しながら、竿本体には釣糸ガイドを装着する必要が有り、筒状の装着脚部を有するトップガイドは、この筒状部を竿本体先端部に被せて接着剤で固定する必要が有るが、大きなテーパ率で先細テーパ状に形成した先端部を筒状部内に挿入しても、該先端部外周と筒状部内面との隙間が変化すると共に大きくて接着固定が安定し難い。更には、針金状や板状の装着脚部の場合、これを急テーパ部に装着すると、竿の延伸方向と異なる傾斜方向に指向することになり、好ましくない。
従って解決しようとする課題は、竿先部に超弾性合金材を使用した竿の先端部にトップガイドを安定して装着固定することである。
請求項1に係る発明では、少なくとも竿先部に超弾性合金材を使用した竿本体を有する外ガイド付き釣竿であって、竿本体の先端から4〜20mmの範囲の所定位置までが略ストレート部であり、該ストレート部に連続して後方に向かって拡径する急テーパ部が形成され、該急テーパ部に連続してストレートを許容する緩テーパ部を設けていることを特徴とする外ガイド付き釣竿を提供する。このストレート部はトップガイド装着のための存在であり、好ましくは4〜15mm、更に好ましくは4〜12mmである。
請求項2では、竿本体の少なくとも前記緩テーパ部近くを除いた急テーパ部は超弾性合金材製であり、該急テーパ部は、外径差を長手方向距離で除したテーパ率が6/1000〜15/1000である請求項1記載の外ガイド付き釣竿を提供する。
請求項3では、トップガイドが筒状の装着脚部を有しており、該筒状装着脚部の挿入凹所はストレート状であるが、その深さは前記ストレート部の長さよりも長い請求項1又は2記載の外ガイド付き釣竿を提供する。
請求項4では、前記ストレート部の曲げ剛性が0.51〜1615kgf・mm(5.0〜15827N・mm)である請求項1〜3の何れか1記載の外ガイド付き釣竿を提供する。好ましくは、8.17〜467kgf・mm(80.1〜4576.6N・mm)である。超弾性合金製中実芯材の外径でいえば、5.0〜15827N・mmの剛性に対応して、0.2〜1.5mmであり、80.1〜4576.6N・mmの剛性に対応して、0.4〜1.1mmである。
本発明の請求項1では、竿先部に超弾性合金材を使用しており、先部に前細の急テーパ部があるため、竿先の大撓み特性に優れていると共に、先端部の4〜20mmという小さな範囲のストレート部にトップガイドの装着脚部を装着すれば、該脚部が筒状であろうと針金状や板状であろうと、装着が良好になる。特に、筒状部では、接着剤の介在する隙間が筒の軸方向(竿の長手方向)において一定となり、接着作業性や接着強度が向上する。
請求項2では、急テーパ部の大半が超弾性合金材製であり、上記の急テーパ率を有しているため、撓み剛性変化を大きくできると共に、材質的に柔軟であって大撓みが可能な竿先となり、こうした竿先にトップガイドが良好に装着できる。
請求項3では、ストレート部の長さよりも長い深さの挿入凹所を有する筒状装着脚部の装着では、その先端部が急テーパ部の先端部近くに圧入されると共に、接着剤によっても固定される。従って、トップガイドの装着固定がより安定する。仮に、急テーパ部が繊維強化樹脂で作られていれば、筒状装着脚部先端を該急テーパ部に押し付けて圧入した場合に、強化繊維が折れて小さな曲げ力が作用しても折損する可能性が高いが、この急テーパ部が超弾性合金材を使って形成されているため柔軟性を有しており、筒状装着脚部先端を急テーパ部に押し付けて圧入しても折損の虞が非常に少なくなる。
請求項4では、竿の先端部としての代表のストレート部の曲げ剛性が上記のような値であり、竿先部の曲げ剛性が従来に比べて小さく、非常に繊細な竿先部を有する釣竿といえる。これは、竿先部に超弾性合金材を使っていることによる。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る釣竿の例としてのカワハギ用釣竿の側面図を示す。図2はその穂先部の拡大断面図を示す。竿本体10の穂先部は、超弾性合金製中実材(中空材でもよい)10aを使用しており、この先部所定領域を除いて強化繊維に樹脂を含浸したプリプレグを巻回して加熱一体化成形して竿杆を形成し、この竿杆の後端部を繊維強化樹脂製の中空竿管に接続固定して竿本体10を形成している。この竿本体の後方部の適宜位置にはリールを載置固定するリール載置部12があり、その後側に前側グリップ14Bと後側グリップ14Aを設けてある。また、リール載置部の前方領域には複数個の釣糸ガイドGが設けられている。
竿本体10の先部所定領域にはプリプレグを巻回した層が無く、超弾性合金材10aそのものが竿本体であり、その先端部所定領域L1(ここでは先端から8mmの範囲)はストレート部10Aであり、これに連続した後方所定領域10Bは、直径差を距離で除したテーパ率が10/1000の急テーパ部であり、その後部領域は3/1000程度の緩テーパ部が存在する。急テーパ部の長さは略50mm程度であり、少なくとも後部の緩テーパ部との境界近くを除き、その前方領域は超弾性合金材10aそのもので竿本体を形成している。この例のストレート部の外径は0.63mm程である。また、曲げ剛性は50.3kgf・mm(493N・mm)程である。
超弾性合金は、大まかに言ってガラス繊維の弾性率と同程度の縦弾性率を有し、破断伸度が6〜8%程度(Ni−Ti系合金の場合)と大きい。従って、特に大きく撓み易く、撓んでも破損し難い。こうした特性のため、急テーパ部10Bと先端部のストレート部10Aとの境界はテーパ率の変換点であり、これらの部位10A,10Bは、通常、外面研削作業によって形成する。釣竿使用時に変換点である境界部に応力が集中するが、これが既述の柔軟な超弾性合金であるため、折損し難い。
このストレート部10Aの大半を除いて、少なくとも急テーパ部10Bには下巻糸20を密に巻回し、糸止め剤を塗布している。下巻糸は無くてもよいが、色を付して視認性向上のためや、合金材に直接塗装した場合の塗膜のクラック防止を図った装飾塗膜代わりや、釣糸ガイド装着時のガイド脚部による竿本体への応力集中防止や、釣糸ガイド脚部装着の安定化等の目的で設けられる。
釣糸ガイドの内、トップガイドG1はその装着脚部GA1が筒状体の場合と、針金状や板状の場合がある。この例では、筒状体を図示している。筒状の脚部GA1の挿入凹所はストレート状であり、深さ(長さ)は前記ストレート部10Aの長さL1よりも短い。筒状脚部GA1をストレート部10Aに被せ、間に接着剤を介在させてトップガイドG1を装着固定する。このため、両部材10AとGA1間の隙間は、半径において0.05mm程度が理想的である。
筒状脚部GA1を被せる相手部材が、(急)テーパ部でなくストレート部10Aであるため、この理想的な隙間を一定に保持でき、接着強度を向上安定化できる。接着剤としては、エポキシ系やシアノアクリレート系の瞬間接着剤が好ましい。また、隙間が長手方向においてほぼ一定である為、接着作業中にトップガイドが傾き難い。筒状脚部GA1は、ステンレス、真鍮、チタン、ナイロン等の樹脂材で形成される。
トップガイド以外の釣糸ガイドとしての第2ガイドG2等は、前記下巻糸20の上に板状等の装着脚部GA2を載置し、糸状体22で巻回保持し、該糸状体を固定するために糸止め剤を塗布し、これにより装着固定する。
上記筒状脚部に代わって、板状等の脚部の場合は、これを載置して糸状体と糸止め剤によって固定してもよい。この場合、ストレート部10Aの表面に、フライス加工によって平面部を形成し、ここに載置すると、装着作業時の作業性がよく、また、装着後に力を受けても回動し難くてよい。
図3は、図2の例と多少異なった例を図示している。それは、トップガイドG1’の筒状装着脚部GA1’の挿入凹所はストレート状であるが、その深さ(長さ)は前記ストレート部10Aの長さL1よりも幾分長いことが異なる。従って、寸法にも依存するが、筒状脚部の装着では、その先端部が急テーパ部10Bの先端部近くに圧入され、更に接着剤によっても固定される。従って、トップガイドの装着固定がより安定する。なお、下巻糸20はこの筒状脚部GA1’の先端までしか至っていない。その他は図2の場合と同様である。
本発明は、カワハギ竿に限らずキス竿やイカ竿等の外ガイド付きの釣竿全般に利用できる。
図1は本発明に係る釣竿の側面図である。 図2は図1の要部の拡大断面図である。 図3は図2の変形例である。
符号の説明
10a 超弾性合金製中実材
10A ストレート部
10B 急テーパ部
G1 トップガイド

Claims (4)

  1. 少なくとも竿先部に超弾性合金材を使用した竿本体を有する外ガイド付き釣竿であって、竿本体の先端から4〜20mmの範囲の所定位置までが略ストレート部であり、該ストレート部に連続して後方に向かって拡径する急テーパ部が形成され、該急テーパ部に連続してストレートを許容する緩テーパ部を設けていることを特徴とする外ガイド付き釣竿。
  2. 竿本体の少なくとも前記緩テーパ部近くを除いた急テーパ部は超弾性合金材製であり、該急テーパ部は、外径差を長手方向距離で除したテーパ率が6/1000〜15/1000である請求項1記載の外ガイド付き釣竿。
  3. トップガイドが筒状の装着脚部を有しており、該筒状装着脚部の挿入凹所はストレート状であるが、その深さは前記ストレート部の長さよりも長い請求項1又は2記載の外ガイド付き釣竿。
  4. 前記ストレート部の曲げ剛性が0.51〜1615kgf・mm(5.0〜15827N・mm)である請求項1〜3の何れか1記載の外ガイド付き釣竿。
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