JP4135789B2 - 釣竿 - Google Patents

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本発明は、超弾性合金線材を使用した竿先部を有する釣竿に関する。
下記特許文献1には超弾性合金線材を使用した釣竿が開示されている。こうした竿の竿先部は繊細に反応するように特に細く形成されていると共に、特に大きく撓んでも破損し難いことが特徴である。
特開2001−37378号公報
然しながら、竿先部が特に細いため、竿先部で当たりをとる竿種では視認し難く、魚信を捉え難い。そこで、竿先部に視認し易い色を塗装することが考えられるが、既述の如く、特に大きな撓みをするため、塗膜が剥れ易い。そこで、視認し易い色に染めた綿糸を巻回し、この巻回糸を糸止め固定するために、透明なクリヤーを多めに(巻回糸の凹凸が平滑になる程度に)塗布して固定していた。この色付きの巻回糸の動きによって魚信(当り)を捉えていた。然しながら、竿先部の大撓みのために、巻回糸を固定している透明クリヤー層にクラックが入り、このクラックが白濁して目立ち、製品品質を低下させていた。
従って解決しようとする課題は、魚信の捉え易い穂先部であって、大撓みによるクラックの入り難い構造にすると共に、仮りにクラックが入っても目立たない釣竿を提供することである。
請求項1に係る発明では、少なくとも竿先部に超弾性合金線材を使用した竿本体の竿先部外周において、着色された糸を密に巻回し、該糸と同系色の糸止め剤を、大部分の隣接糸間の凹部を埋めてしまわない程度に塗布した領域を有することを特徴とする釣竿を提供する。糸止め剤にはウレタン樹脂塗料やエポキシ樹脂塗料等があり、塗料と呼ばれるものでもよく、要は糸止め作用をすればよい。
請求項2に係る発明では、前記糸の巻回領域における前記竿本体表面には、前記糸と同系色の糸止め剤か塗料が塗布されている請求項1記載の釣竿を提供する。
請求項3に係る発明では、前記超弾性合金線材の先端外径が0.5〜1.1mmであり、先端から100mmの間に、外径差を長手方向距離で除したテーパ率が3/1000〜12/1000の値を有するテーパ部を有する請求項1又は2記載の釣竿を提供する。
本発明の請求項1では、超弾性合金線材を使用した竿先部故大撓み可能であり、ここに着色糸を密に巻回しているため、視認し易い。この糸に糸止め剤を塗布して糸止めしているが、この糸と同系色であるため、仮に糸止め層にクラックが入っても目立ち難く、更には、その糸止め剤は大部分の隣接糸間の凹部を埋めてしまわない程度に塗布しているため、この凹部に入った糸止め剤表面は、穂先の中心軸線からの距離において、従来のクリヤー層の場合よりも小さな半径位置に位置しており、このため、大撓みした場合の引張り等の応力が小さくなり、それだけクラックが入り難くなる。
請求項2では、請求項1の発明によってもクラックが生じた場合においても、竿本体表面に糸と同系色の糸止め剤か塗料の層が形成されているので、生じたクラックを通して見たとしても、同系色に見えるためクラックが分り難い。
請求項3に記載の寸法は、竿先部として非常に細径であると共に急テーパであり、このような場合に大撓みによる竿先部の部分的な大変形が生じ易いが、請求項1や2による構造のお陰でクラックが生じ難く、また目立ち難いという効果が大きい。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る釣竿の例としてのカワハギ竿の側面図である。竿本体10は超弾性合金線材を使用しており、先部領域を除いてその線材の他領域外周に繊維強化樹脂プリプレグを巻回して加熱一体化成形させる場合もある。また、繊維強化樹脂製竿管と接続接着固定する場合もある。この例では、150mmの超弾性合金線材の先部50mm程を除いた他領域100mm程には繊維強化樹脂プリプレグを巻回して一体化させており、更には、この後端部を段差状に小径化させ、これを80cm程の繊維強化樹脂製竿管先端部に挿入接着固定している。竿本体10には幾つかの釣糸ガイドGが装着固定されており、その後方の所定位置にはリール載置部12が形成されている。14Aは後側グリップ、14Bは前側グリップである。
竿先端に近い領域を図2に拡大図示している。図示領域は超弾性合金線材だけの領域であり、テーパ率が10/1000の急テーパに形成されており、竿先端は外径が0.63mmである。この図2以外の領域も含め、竿先端から100mm程度の範囲の竿先部の竿本体外周を、綿糸20を隣接綿糸間隙間が殆ど生じないように密な巻回によって被覆している。その綿糸20は、ここでは朱色に染められている。この巻回綿糸を糸止め保持固定するために、ウレタン樹脂系やエポキシ樹脂系であって、綿糸20と同系統の色の糸止め剤30を巻回綿糸の上から塗布している。
その塗布は、図3に示すように隣接綿糸間の凹部を埋めてしまわず、この凹部における糸止め層表面30Sが、綿糸20の頂部よりも低い位置となるようにする。勿論、綿糸表面には糸止め剤の膜が形成される。この巻回綿糸20の上に、適宜な間隔で釣糸ガイドGが配設され、各釣糸ガイドはその足部GFを、ここでは黒色に染めた綿糸22を密に巻回することによって固定している。その綿糸を糸止め固定保持するために、その上からウレタン樹脂系やエポキシ樹脂系の糸止め剤(ここでは無色透明)を塗布している。これにより、竿先部に朱色と黒色の領域が交互に並び、視認性が向上する。綿糸20は、上記例のように釣糸ガイドGの位置する領域の竿本体にも巻回することなく、この領域には巻回せず、釣糸ガイドの足部GFを竿本体表面に直接装着してもよい。
上記綿糸20のサイズは、直径が0.1mm〜0.23mm程度が好ましく、これは100番〜30番(5.9テックス〜19.7テックス)程度である。この例では、50番(11.8テックス)の0.17mmである。また、綿糸22も綿糸20と同じ綿糸を使用しているが、異なってもよい。更には、綿糸22の固定用の糸止め剤は無色としている他は糸止め剤30と同じ材料(エポキシ樹脂系塗料)を使用しているが、別のものでもよい。また、綿糸22に施した糸止め剤は隣接綿糸22間の凹部が埋まる程多めに使用しているが、綿糸20に塗布したように、凹部が埋まってしまわないようにしてもよく、更には、綿糸22と同系色にしてもよい。綿糸22の場合、凹部が埋まるように塗布しても、釣糸ガイドの足部GFの存在する竿のこの局所領域は、該足部GFの存在によって剛性がアップし、大撓みし難いため、巻回綿糸20の竿領域よりは糸止め剤層にクラックが入り難いからである。
以上のように綿糸20と同系統の色の糸止め剤30を塗布すると、仮に、この糸止め剤の層にクラックが入ったとしても、目立ち難い。また、隣接綿糸間の凹部の糸止め剤の層はその表面30Sが綿糸頂部よりも低い位置にあるため、竿が大撓みした場合に、竿軸心よりの半径が小さいので、発生応力が小さく、それだけクラックが入り難い。
なお、綿糸20には綿糸巻回後に糸止め剤30を少なめに塗布することになるため、図3に示すようには、隣接した綿糸間の隙間であって竿本体10の表面近くにまで糸止め剤が充分侵入しているとは限らない。このため、予め、綿糸20の巻回領域である超弾性合金線材等の竿本体表面に、綿糸20と同系統の色の塗膜を施しておけば、仮に綿糸20に塗布した糸止め剤が充分に侵入しておらず、かつ、凹部における糸止め剤層にクラックが入ったとしても、竿本体10の表面が直接見えることを防止できる。従って、クラックの存在が分り難くなる。
ある荷重を繰り返し掛け、竿先部に繰り返しの撓み変形を起こさせる試験を行った。1つは実施例で説明した本願形態の竿であり、比較対象の竿としては、綿糸20に塗布した糸止め剤を隣接綿糸20間凹部が埋まり、綿糸の頂部と同じ程度の高さになるように塗布したものである。結果は、竿が折れる等の竿本体強度の問題は無いと共に、本願構成の場合の方がクラックが入り難く、また、入っても目立ち難い。
以上では巻回糸20を綿糸としたが、これに限らず、例えば、ビニロン、ナイロン、アクリル、ポリエステル、絹糸等の他の種類の糸でもよい。また、綿糸20の色は朱色以外でもよい。綿糸22の色も黒色以外でもよく、朱色等、綿糸20と同じでもよい。
本発明は、カワハギ竿、キス竿等に利用できる。
図1は本発明に係る釣竿の側面図である。 図2は図1の竿先部の一部領域の拡大図である。 図3は図2の部分拡大図である。
符号の説明
10 竿本体
20 巻回糸
30 糸止め剤
G 釣糸ガイド

Claims (3)

  1. 少なくとも竿先部に超弾性合金線材を使用した竿本体の竿先部外周において、着色された糸を密に巻回し、該糸と同系色の糸止め剤を、大部分の隣接糸間の凹部を埋めてしまわない程度に塗布した領域を有することを特徴とする釣竿。
  2. 前記糸の巻回領域における前記竿本体表面には、前記糸と同系色の糸止め剤か塗料が塗布されている請求項1記載の釣竿。
  3. 前記超弾性合金線材の先端外径が0.5〜1.1mmであり、先端から100mmの間に、外径差を長手方向距離で除したテーパ率が3/1000〜12/1000の値を有するテーパ部を有する請求項1又は2記載の釣竿。
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