JP2000342125A - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

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JP2000342125A
JP2000342125A JP15735299A JP15735299A JP2000342125A JP 2000342125 A JP2000342125 A JP 2000342125A JP 15735299 A JP15735299 A JP 15735299A JP 15735299 A JP15735299 A JP 15735299A JP 2000342125 A JP2000342125 A JP 2000342125A
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JP
Japan
Prior art keywords
rod
fitted
fishing rod
handle portion
tubular body
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Pending
Application number
JP15735299A
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English (en)
Inventor
Takayuki Tsukihara
孝行 月原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 竿本体が嵌入される部位の強度を確保しつつ
ハンドル部を軽量化することを課題とする。 【解決手段】 ハンドル部1と竿本体2とが分離可能に
構成され、前記ハンドル部1は、カーボン繊維等の強化
繊維に合成樹脂が含浸されて形成された管状体13から
構成され、前記竿本体2が嵌入される管状体13の竿先
側端部には、金属製の補強管14が外嵌装着されてなる
ことを解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドル部に竿本
体が抜き差し自在に嵌入される釣竿の改良に関し、特に
大物釣りの船竿に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の釣竿には、例えば、図6
の如く、リールが装着されるハンドル部51と、ガイド
を備えた竿本体52とが分離可能に構成されたものが公
知である。
【0003】前記ハンドル部51は金属管から構成され
てなり、その竿先側に前記竿本体52の竿元側が嵌入さ
れることでハンドル部51と竿本体52とが連結され
る。そして、竿本体52の竿元側端面53に形成された
凹溝54を、内部に取り付けた係止ピン55に係合させ
ることで、竿本体52の嵌入が止まると共にハンドル部
51に対する竿本体52の回転が防止される。
【0004】また、竿本体52に回転自在に外装着され
た締結リング56をハンドル部51の雄ネジ部57に螺
合させて締め付けることで、竿本体52の抜けが防止さ
れ、凹溝54が係止ピン55に押圧されてハンドル部5
1と竿本体52とが一体化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
釣竿にあっては、ハンドル部51が金属管から構成され
てなるので、竿本体52が嵌入される竿先側の強度も十
分に得ることができる一方、ハンドル部51全体が金属
製なるためにハンドル部51自体の重量が大きく、該ハ
ンドル部51を持って釣りをする場合の釣り人の負担が
大きくなる。
【0006】そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑み
てなされ、竿本体が嵌入される部位の強度を確保しつつ
ハンドル部を軽量化することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたものであり、本発明に係る釣竿は、ハ
ンドル部1と竿本体2とが分離可能に構成され、前記ハ
ンドル部1は、カーボン繊維等の強化繊維に合成樹脂が
含浸されて形成された管状体13から構成され、前記竿
本体2が嵌入される管状体13の竿先側端部には、金属
製の補強管14が外嵌装着されてなることを特徴とす
る。
【0008】該構成の釣竿にあっては、カーボン繊維等
の強化繊維に合成樹脂が含浸されて形成された管状体1
3からハンドル部1が構成されてなるのでハンドル部1
の重量を抑制でき、しかも、管状体13の竿先側端部に
外嵌装着された金属製の補強管14によって、竿本体2
が嵌入される部位が局所的に補強される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る釣竿の一実施
形態について、図1乃至図5を参酌しつつ、ハンドル部
1と竿本体2とが分離、連結自在に構成されてなる釣竿
について以下説明する。
【0010】前記竿本体2は、全長に亘って中実状に形
成されてなり、具体的には、中実状のソリッド体4の外
周面にプリプレグが巻装されて構成されてなる。前記プ
リプレグは、ソリッド体4の竿元側の所定領域を除いて
巻装されてなり、また、ソリッド体4及びプリプレグ
は、強化繊維としてのカーボン繊維に合成樹脂が含浸さ
れて形成されてなる。尚、図1において、5はガイドで
ある。
【0011】また、竿本体2の竿元側は、竿基部として
のソリッド体4に、ガラスが所定量(30%)含有され
たポリブチレンテレフタレート(PBT)から成形によ
り筒状に形成された差込パイプ6が外嵌装着されてな
り、差込パイプ6の竿元側端部には尻ゴム7が装着され
てなり、該ソリッド体4と差込パイプ6とから、前記嵌
入孔3に嵌入される竿本体2の嵌入部が構成される。
尚、竿基部は、プリプレグが巻装されたソリッド体4と
してもよく、差込パイプ6は、合成樹脂製若しくは金属
製とすることが好ましい。
【0012】そして、該差込パイプ6の竿先側には、係
止突起8が径方向に突設され、該係止突起8は180度
対向して一対設けられ、該係止突起8の竿先側には環状
フランジ9が形成されて、環状フランジ9と両係止突起
8,8とは一体的に形成されてなる。尚、図2の如く、
環状フランジ9の突出量は、係止突起8のそれよりも大
きくなっている。図2(ロ)は、差込パイプ6の単体の
側面図である。
【0013】そして、該差込パイプ6の竿先側には、竿
先側端部がラッパ状に広がったテーパ鍔部10aを有す
るステンレス製のグリップリング10が前記ソリッド体
4に外装着され、該グリップリング10の竿元側は前記
差込パイプ6の竿先側端部に外嵌されて固定されてな
る。また、該グリップリング10には、竿先側端部外周
面に雄ネジ部11aを有するスレンレス製の締結リング
11が回転自在に外装着されてなり、該締結リング11
は、グリップリング10のテーパ鍔部10aと前記環状
フランジ9との間を軸方向にスライド自在になってい
る。そして、該グリップリング10の竿先側にはフロン
トグリップ12が外装着されてなる。
【0014】次に、上記構成からなる竿本体2の前記嵌
入部が嵌入されるハンドル部1について説明する。
【0015】該ハンドル部1は、全体として筒状に形成
され、強化繊維としてのカーボン繊維に合成樹脂が含浸
されて円筒状に形成された管状体13から構成されてな
り、該管状体13の竿先側に前記竿本体2の嵌入部が嵌
入される。そして、該管状体13の竿先側端部には、ス
テンレス製の補強管14が外嵌装着され、該補強管14
は、管状体13より薄肉で且つ均一径のストレート管1
5と、該ストレート管15の竿先側に位置し且つストレ
ート管15より大径の連結管16とから構成されてな
る。
【0016】前記補強管14は、図4の如く、竿本体2
の嵌入部が嵌入される管状体13の嵌入領域に略全長に
亘って外嵌装着されて、該嵌入領域の管状体13を補強
する。また、前記連結管16は、竿元側にテーパ部16
aを有して全体として竿先側に広がった先広がり形状を
呈しており、前記管状体13の竿先側端面13aから所
定長さ竿先側に突出するように管状体13に外嵌装着さ
れてなる。そして、該管状体13から竿先側に突出した
突出部17には、図3の如く、前記締結リング11の雄
ネジ部11aと螺合する雌ネジ部18が竿先側内周面に
形成されてなり、該雌ネジ部18の径は管状体13の外
径よりも大きくなっている。
【0017】更に、雌ネジ部18の竿元側(管状体13
の竿先側端面13aの手前)には、環状の内突起19が
形成されてなる。該内突起19の竿先側端面19aは、
竿本体2の嵌入時に前記環状フランジ9の竿元側端面9
aが当接する当て面となる。また、該内突起19には、
前記係止突起8が凹凸係合する係止部としての係止用切
欠20が、内突起19を軸方向に貫通するよう係止突起
8と同様に180度対向して一対形成されてなる。この
ように、係止用切欠20は、前記嵌入孔3の開口部近傍
において係止突起8と係合するよう開口部近傍に設けら
れてなる。
【0018】更に、図5の如く、環状フランジ9が内突
起19に軸方向に当接した状態において、管状体13の
竿先側端面13aと係止突起8との間に軸方向に所定の
間隙21を形成できるように、内突起19の竿先側端面
19aと管状体13の竿先側端面13aとの間の距離、
及び係止突起8の軸方向長さとが設定されてなる。尚、
図1のように、管状体13にはパイプ状のリールシート
3が外装され、また、管状体13の竿元側端部には、尻
栓用雄ネジ部が外周面に形成された尻栓取付パイプ22
が外嵌装着されてなり、該尻栓取付パイプ22に尻栓2
3が着脱自在に螺合してなる。尚、図4ではリールシー
ト3を省略している。
【0019】本実施形態の釣竿は以上の構成からなり、
竿本体2の嵌入部を管状体13の竿先側に嵌入すること
によって、ハンドル部1と竿本体2とを連結することが
でき、嵌入部が管状体13と嵌合した状態で、係止用切
欠20に係止突起8が凹凸係合することにより、嵌入さ
れた竿本体2が係止用切欠20で係止されてハンドル部
1に対する相対回転が防止される。そして、係止突起8
が係止用切欠20に係合すると同時に、環状フランジ9
が内突起19に軸方向に当接して竿本体2の嵌入が止ま
る。
【0020】その後、締結リング11の雄ネジ部11a
を連結管16に螺入していくと、締結リング11の竿元
側端面11bが環状フランジ9をハンドル部1側へと軸
方向に押圧することとなり、締結リング11を締め付け
ることで、環状フランジ9が内突起19と締結リング1
1とで軸方向に押圧挟持されて、竿本体2がハンドル部
1と完全に一体化してハンドル部1からの竿本体2の抜
けを防止できる。逆に、使用後においては、締結リング
11を緩めて竿本体2をハンドル部1から抜くことで容
易に分離することができる。
【0021】以上の如く当該釣竿は、竿本体2とハンド
ル部1とを分離して持ち運ぶことができ、また、竿本体
2及びハンドル部1の大部分が共にカーボン製であるた
めに釣竿全体が軽く持ち運びが楽である。
【0022】更に、釣竿を把持して長時間釣りをして
も、主にハンドル部1の軽量化によってその負担が従来
の金属管のハンドル部に比して少なく、また、軽量化し
つつも、竿本体2が嵌入される部位は補強管14で補強
され、特に、アルミニウムよりも強度の大きなステンレ
スから補強管14を形成してなるので、竿本体2に大き
な力が作用しても、連結部分であるハンドル部1の竿先
側端部の強度を十分に確保することができる他、スレン
レス製なるため、海水等による腐食も確実に防止でき、
補強効果が長期間維持できる。
【0023】このようにハンドル部1の竿先側端部のみ
に金属製の補強管14を設けて、局所的にカーボン製の
管状体13と金属製の補強管14とからなる多層(二
層)構造を採用したことにより、従来のハンドル部全体
が金属管の釣竿に比して大幅な軽量化を達成でき、しか
も、係止用切欠20、当て面(内突起19の竿先側端面
19a)及び雌ネジ部18も全て補強管14に設けてな
るので、強度が必要となる係止用切欠20等を別部材に
各々設けた場合に比しても軽量化できるのである。特
に、大径の連結管16に雌ネジ部18等を形成すること
によって、ストレート管15の肉厚を抑制できるという
利点もある。
【0024】尚、上記実施形態では、ソリッド体4や管
状体13の強化繊維としてカーボン繊維を用いたが、そ
の他にも例えばガラス繊維を用いることも可能である。
その他、本発明の意図する範囲内で種々の設計変更が可
能である。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明の釣竿にあって
は、ハンドル部を金属管とする従来の釣竿とは異なり、
大きな強度が要求される部位である竿先側端部を金属製
の補強管で局所的に補強する構成を採用したことによ
り、十分な強度を確保しつつハンドル部全体として軽量
化することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における釣竿の要部を示す
正面図。
【図2】同実施形態の釣竿の要部を示し、(イ)は竿本
体の竿元側を示す断面図、(ロ)は差込パイプを竿元側
から見た側面図。
【図3】同実施形態の釣竿の要部を示し、(イ)はハン
ドル部を竿先側から見た側面図、(ロ)は同ハンドル部
の竿先側の断面図。
【図4】同実施形態の釣竿において、ハンドル部と竿本
体とを一体化した状態を示す要部断面図。
【図5】図4のP部拡大図。
【図6】従来の釣竿を示す要部断面図。
【符号の説明】
1…ハンドル部、2…竿本体、13…管状体、14…補
強管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル部(1)と竿本体(2)とが分
    離可能に構成され、前記ハンドル部(1)は、カーボン
    繊維等の強化繊維に合成樹脂が含浸されて形成された管
    状体(13)から構成され、前記竿本体(2)が嵌入さ
    れる管状体(13)の竿先側端部には、金属製の補強管
    (14)が外嵌装着されてなることを特徴とする釣竿。
JP15735299A 1999-06-04 1999-06-04 釣 竿 Pending JP2000342125A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115334877A (zh) * 2020-03-27 2022-11-11 古洛布莱株式会社 钓竿用卷线器座、钓竿用把手部件以及钓竿

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115334877A (zh) * 2020-03-27 2022-11-11 古洛布莱株式会社 钓竿用卷线器座、钓竿用把手部件以及钓竿
CN115334877B (zh) * 2020-03-27 2023-10-31 古洛布莱株式会社 钓竿用卷线器座、钓竿用把手部件以及钓竿

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