JPH0243554Y2 - - Google Patents

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JPH0243554Y2
JPH0243554Y2 JP1985005557U JP555785U JPH0243554Y2 JP H0243554 Y2 JPH0243554 Y2 JP H0243554Y2 JP 1985005557 U JP1985005557 U JP 1985005557U JP 555785 U JP555785 U JP 555785U JP H0243554 Y2 JPH0243554 Y2 JP H0243554Y2
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cavity forming
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cavity
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、精密な成型品の鋳造に供されるダイ
キヤスト金型の使用に際し、その型内に残留した
水分や他の異物を除去して清掃するダイキヤスト
金型の清掃装置に関する。
(従来技術) 鋳造により形成される自動車部品において、自
動変速機の油圧回路を構成するコントロールバル
ブ構体は、極めて精密な構造を有している。斯か
るコントロールバルブ構体は、例えば、第4図に
示される如くに、アツパーボデイ40、セパレー
トプレート42及びロアボデイ44を主要部とし
て成り、これらアツパーボデイ40及びロアボデ
イ44は、それに設けられるオイル流路部46に
多数の緻密な隔壁が滑らかな鋳肌をもつて形成さ
れることが要求されるものとなる。
このような緻密な形状を有する成型品を高精度
をもつて得ることができ、しかも、生産性に優れ
た鋳造法として、金型内に形成されるキヤビテイ
に高速・高圧で溶湯を充填し、それを凝固させて
成型品を得るダイキヤスト法が知られており、斯
かるダイキヤスト法による鋳造においては、例え
ば、実開昭54−152116号公報にも示される如く、
通常、鋳造物の離型を促進すべく金型のキヤビテ
イ形成部分の表面に離型剤を塗布する工程が含ま
れるものとされる。
斯かる場合に使用される離型剤は、それが塗布
される金型のキヤビテイ形成部分の表面が過熱状
態にあると、その構成成分の蒸発を来してキヤビ
テイ形成部分の表面への付着が充分でなくなり、
所望の目的を達することができないことになつて
しまう。このため、キヤビテイ形成部分の表面に
おける離型剤の付着状態を良好なものとすべく、
注湯により加熱されたキヤビテイ形成部分の表面
に冷却水を散布して、適度な温度(250℃前後)
にした後、離型剤の塗布を行うようにされる。こ
のとき、キヤビテイ形成部分の表面に散布された
冷却水は空気の吹き付けにより除去されるものと
されるが、従来においては、キヤビテイ形成部分
の全面に対して空気を供給する空気供給手段によ
つての空気の吹き付けが行われている。
しかしながら、上述の如くの緻密な形状を有す
る成型品を得るべく多数の複雑な突起型部が設け
られたキヤビテイ形成部分を有した金型において
は、単にそのキヤビテイ形成部分の表面に空気が
吹き付けられるだけでは、複数の突起型部の下端
部近傍等において、突起型部により空気の流入が
阻止されて冷却水が残留する部位ができてしま
う。そして、キヤビテイ形成部分にこのような残
留水分を伴う部位が生じた状態でキヤビテイに溶
湯が注入される場合には、残留水分はその蒸発に
より著しい体積膨張を生じ、これにより、成型品
に鋳巣が発生するという不都合を生じることにな
る。
また、成型品に有孔突起等の所定形状をとる部
分を設けるべく注湯に際して金型のキヤビテイ形
成部分に挿入される中子が用いられる場合には、
この中子とこれを受けるキヤビテイ形成部分に設
けられた突起型部等との間の微小な隙間に浸入し
た溶湯の凝固により薄ばりが形成されるが、従来
の空気供給手段によつての空気の吹付けでは斯か
る薄ばりが残留し易く、その結果、キヤビテイ形
成部分における中子の移動や位置規制が適正に行
われなくなる虞がある。
(考案の目的) 斯かる点に鑑み本考案は、ダイキヤスト金型の
キヤビテイ形成部分に付着した水分や薄ばり等の
異物を充分に除去してキヤビテイ形成部分を清掃
することができ、しかも、斯かる異物の除去を比
較的簡単な構成のもとに極めて効率的に行うこと
ができるダイキヤスト金型の清掃装置を提供する
ことを目的とする。
(考案の構成) 本考案に係るダイキヤスト金型の清掃装置は、
ダイキヤスト金型におけるキヤビテイ形成部分の
外側に形成され、キヤビテイ形成部分に設けられ
た突起型部に穿設された透孔に中子を案内するガ
イド孔と、構かるガイド孔を形成する壁面部にそ
れに対する接線方向をもつて開口するものとされ
た連通路を含み、その連通路を通じた空気をガイ
ド孔から突起型部に穿設された透孔を介してキヤ
ビテイ形成部分に吹き付けて、キヤビテイ形成部
分を清掃する空気通路とにより構成される。
このように構成されることにより、ダイキヤス
ト金型のキヤビテイ形成部分及びガイド孔に付着
した水分や薄ばり等の異物が、連通路を通じてガ
イド孔内にそれを形成する壁面部に沿つて吹き出
され、ガイド孔内で旋回流を形成する空気によ
り、効率良く除去されることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は、本考案に係るダイキヤスト金型の清
掃装置の一例を、それが適用されたダイキヤスト
金型の一部とともに示す。第1図において、ダイ
キヤスト金型を形成する固定金型10は、例え
ば、前述した自動車の自動変速機に用いられるコ
ントロールバルブ構体を構成するアツパーボデイ
等の精密な成型品の鋳造に供されるものとされ、
成型品の形状に対応する多数の突起型部12aが
設けられたキヤビテイ形成部分12を有するもの
とされている。キヤビテイ形成部分12内の所定
の位置において配列形成された複数の突起型部1
2aには、それらを貫通する透孔14が穿設され
ていて、そこに中子が挿入されるようになされて
おり、また、固定金型10における透孔14の
夫々を臨む位置には、各透孔14に挿入される中
子を導く複数のガイド孔18が配設されている。
ガイド孔18の夫々には、第1図における−
線に沿う断面を表わす第2図に示される如く、
成型品(アツパーボデイ)のバルブスプール孔を
成形するための、所定の抜き勾配を有した中子1
6が外部の油圧シリンダ(図示せず)に連結され
て挿入自在に配置され、ガイド孔18は、この中
子16をキヤビテイ形成部分12における突起型
部12aに穿設された透孔14に挿入されるべく
案内する。
さらに、第1図及び第2図に示される如く、固
定金型10内には、ガイド孔18より下方の所定
位置において各ガイド孔18と略直交するように
して伸び、固定金型10の端面部に開口部20a
を有する空気通路20が配設されている。そし
て、空気通路20と夫々のガイド孔18とが交差
する位置には、空気通路20とガイド孔18とを
連通せしめる連通路22が設けられている。即
ち、空気通路20は、連通路22を介して、ガイ
ド孔18を形成する内壁面部に開口しているので
ある。この連通路22は、第2図における−
線に沿う断面を表わす第3図に示される如く、ガ
イド孔18の略中心の下方位置からガイド孔18
を形成する内壁面部に対する接線方向に向かうべ
く、所定の傾斜角度をもつて穿設されるものとな
されている。ここで、本考案に係るダイキヤスト
金型の清掃装置の一例は、上述のガイド孔18、
開口部20aを有する空気通路20及び連通路2
2を含んで構成されているのである。
このような構成のもとに鋳造が行われる場合に
は、中子16が固定金型10のガイド孔18から
挿入されて、第2図において一点鎖線で示される
如く、キヤビテイ形成部分12の突起型部12a
に穿設された透孔14に嵌合せしめられ、この中
子16が装着された固定金型10に図示されてい
ない可動金型が締結された後、溶湯がキヤビテイ
形成部分12により形成されるキヤビテイに注入
されて凝固せしめられることになるが、斯かる作
業が行われるに先立ち、固定金型10のキヤビテ
イ形成部分12に対する冷却、清掃及び離型剤の
塗布が行われる。キヤビテイ形成部分12に対す
る冷却は、それ以前に行われた鋳造により得られ
た成型品をキヤビテイ形成部分12から取り出し
た後、キヤビテイ形成部分12の全面に冷却水が
散布されて行われる。そして、散布された冷却水
を他の異物と共にキヤビテイ形成部分12に吹き
付けられる空気により除去する清掃が行われ、そ
の後、キヤビテイ形成部分12の表面に離型剤が
塗布されるのである。
斯かる一連のダイキヤスト工程において、上述
した本考案に係るダイキヤスト金型の清掃装置の
一例による固定金型10のキヤビテイ形成部分1
2に対する清掃は、以下に述べる如くに行われ
る。
先ず、固定金型10内に配設された空気通路2
0に、固定金型10の端面部に形成されたその開
口部20aから、図示されていない空気供給手段
により空気を供給する。空気通路20に送り込ま
れた空気は、第1図において矢印Fで示される如
くに進行し、ガイド孔18と交差する位置に到達
する。このとき、ガイド孔18は中子16が抜き
出された状態にあるため、空気は空気通路20か
ら連通路22を通じてガイド孔18内へと導かれ
る。このとき連通路22は、前述の如く、ガイド
孔18を形成する内壁面部にそれぞれ対する接線
方向をもつて開口するものとされているので、ガ
イド孔18内に導かれた空気は、ガイド孔18を
形成する内壁面部に沿つて第3図において矢印R
で示される如くの旋回流を形成する。斯かる旋回
流Rを形成する空気は、ガイド孔18に導かれて
固定金型10のキヤビテイ形成部分12側に吹き
出されて、キヤビテイ形成部分12に設けられた
突起型部12aに吹き付けられ、さらに、突起型
部12aに穿設された透孔14を介してキヤビテ
イ形成部分12の各部に吹き付けられる。このガ
イド孔18から吹き出され、突起型部12aに穿
設された透孔14を介してキヤビテイ形成部分1
2に吹き付けられる空気は、隣合うキヤビテイ形
成部分12の相互間にまでも充分に到達し、それ
により、キヤビテイ形成部分12に付着した水分
は各突起型部12aの下端部近傍に残留したもの
まで充分に除去され、さらに、中子16が突起型
部12aの透孔14に嵌合した状態において中子
16と突起型部12aの透孔14を形成する内面
部との間に生じる微小な隙間に流入した溶湯が凝
固して形成され、透孔14の周囲に付着した薄ば
り等の異物も充分に除去される。
このようにして、キヤビテイ形成部分12に、
ガイド孔18から吹き出された空気が突起型部1
2aに穿設された透孔14を介して吹き付けられ
るようになされることにより、キヤビテイ形成部
分12に設けられた複雑な形状を有する突起型部
12aの下端部近傍、あるいは、突起型部12a
に穿設された透孔14の周囲等の、単にキヤビテ
イ形成部分12の全面に空気が吹き付けられるこ
とによつては異物を除去することが困難な部位に
残留する異物をも充分に除去することができ、キ
ヤビテイ形成部分12に対する清掃を短時間のう
ちに効果的に行えることになる。しかも、斯かる
キヤビテイ形成部分12に対しての空気の吹き付
けは、固定金型10に元来設けられている、ガイ
ド孔18に空気通路20を連通せしめて空気通路
20内に空気を供給することにより、特殊な空気
供給手段を必要とすることなく行われる。
また、ガイド孔18内に吹き出された空気の一
部は中子16側にも旋回しながら放出され、中子
16の表面も同時に清掃される。
(考案の効果) 以上の説明から明らかな如く、本考案に係るダ
イキヤスト金型の清掃装置によれば、ダイキヤス
ト金型のキヤビテイ形成部分に対し、そのキヤビ
テイ形成部分が複雑な形状を有した多数の突起型
部が設けられた緻密なものである場合にも、それ
ら突起型部の下端部近傍、隣合う突起型部の相互
間、さらには、突起型部に穿設された透孔の周囲
等に至るまで、特殊な空気供給手段を必要とする
ことなく、空気通路から連通路を通じてガイド孔
内に吹き出され、ガイド孔内で旋回流を形成する
空気を充分に吹き付けることができ、それによ
り、キヤビテイ形成部分の各部に付着した水分や
薄ばり等の異物を効率良く除去することができ
る。従つて、ダイキヤスト金型のキヤビテイ形成
部分を、簡単な構成のもとに、極めて効果的に清
掃できることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るダイキヤスト金型の清掃
装置の一例をそれが適用されたダイキヤスト金型
の一部分と共に示す部分平面図、第2図は第1図
における−線に従う断面図、第3図は第2図
における−線に従う断面図、第4図はダイキ
ヤスト法により鋳造される緻密な形状を有した成
形品の一例を示す概略斜視図である。 図中、10は固定金型、12はキヤビテイ形成
部分、16は中子、18はガイド孔、20は空気
通路、22は連通路である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ダイキヤスト金型におけるキヤビテイ形成部分
    の外側に形成され、該キヤビテイ形成部分に設け
    られた突起型部に穿設された透孔に中子を案内す
    るガイド孔と、 該ガイド孔を形成する壁面部に、該壁面部に対
    する接線方向をもつて開口するものとされた連通
    路を含み、該連通路を通じた空気を上記ガイド孔
    から上記突起型部に穿設された透孔を介して上記
    キヤビテイ形成部分に吹き付けて、該キヤビテイ
    形成部分を清掃する空気通路と、 から成るダイキヤスト金型の清掃装置。
JP1985005557U 1985-01-19 1985-01-19 Expired JPH0243554Y2 (ja)

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JP1985005557U JPH0243554Y2 (ja) 1985-01-19 1985-01-19

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JPS61122054U JPS61122054U (ja) 1986-08-01
JPH0243554Y2 true JPH0243554Y2 (ja) 1990-11-20

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170112113A1 (en) * 2015-07-14 2017-04-27 Ben Huang Modular fishing pole with interchangeable components
US10653124B2 (en) 2017-05-03 2020-05-19 Winn Incorporated Reel component and method of manufacturing same
US10925271B2 (en) 2009-04-10 2021-02-23 Ben Huang Multi-layered grip

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5221702Y2 (ja) * 1974-12-27 1977-05-18

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