JPH059140Y2 - - Google Patents

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JPH059140Y2
JPH059140Y2 JP14748187U JP14748187U JPH059140Y2 JP H059140 Y2 JPH059140 Y2 JP H059140Y2 JP 14748187 U JP14748187 U JP 14748187U JP 14748187 U JP14748187 U JP 14748187U JP H059140 Y2 JPH059140 Y2 JP H059140Y2
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sprue
cavity
resin
mold
annular
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、光デイスク等のデイスク成形金型
に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、一般的なデイスク成形金型のスプルーと
キヤビテイとを接続する樹脂通路は、例えば、特
公昭58−58214号公報に記載されている如く、ス
プルー側からキヤビテイ側に向つて先細りとして
材料樹脂の流れの乱れを最小限に押さえると共
に、キヤビテイの内周面に均一に分配してキヤビ
テイ内に射出するようになつている。
従つて、この場合、樹脂通路に先に流入した樹
脂が後から流入した樹脂に押出されるようにして
順次キヤビテイ内に流入させられるため、殊に射
出初期にノズル先端部に滞溜した樹脂或いは射出
中にスプルー穴やゲートランドの内壁面に接触し
て冷却されて半溶融状態になつた樹脂等の変質樹
脂が一旦前記樹脂通路に侵入すると全てキヤビテ
イ内に射出されてしまうことになる。
ところが、このような変質樹脂は物性が異なる
ため、例えば光デイスクを成形した場合、デイス
クの光学的性質に悪影響を及ぼすことになる。
このため、従来キヤビテイ内に変質樹脂が侵入
するおそれがある場合、スプルー形状を大きくし
て、該スプルーに変質樹脂を収納する樹脂溜り部
を設けるか或いは射出初期のスプルー穴に樹脂が
充填されるまでの間の射出速度を遅くしてスプル
ー穴の内面に接触して変質した樹脂が剥離してキ
ヤビテイ内に射出されないようにする等の方法が
とられていたが、これらの方法による場合、必要
以上にスプルーの形状を大くしたり、射出速度を
遅くしたりしなればならず、いずれも満足のいく
解決手段とはなり得なかつた。
また、本考案とは全く目的を異にしたものでは
あるが、特開昭62−27124号公報に記載されてい
る如く、樹脂通路の一部を拡張して、該拡張部に
アンダーカツト部を形成してスプルーの抜取り抵
抗を与えるようにしたものも公知ではあるが、こ
の場合、樹脂通路の中心線を挟んで一方側のみに
拡張部を設けたものであるため、拡張部への流入
口と拡張部からの流出口とは同一軸線上にあるの
で、流入口から拡張部に流入した樹脂は直進して
流出口に導びかれ直接キヤビテイ内に射出するこ
とになるから変質樹脂をアンダーカツト部(拡張
部)に溜めておく機能は小さく、本願考案の目的
を十分達成することはできなかつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は、固定側金型と可動側金型との間に
円環状のキヤビテイを形成し、かつ該キヤビテイ
にスリーブに設けたスプルー穴を介して成形材料
を射出するようにしたデイスク成形金型におい
て、固定スリーブと可動スリーブとの間に設けた
キヤビテイとスプルーとを接続する樹脂通路のス
プルー側開口部とキヤビテイ側開口部とを型締方
向に位置をずらして設けると共に、両開口部間に
開口部の断面積よりも大きい断面積を有する滞溜
部を形成したことを特徴とするものである。
(実施例) 以下、図面に示した実施例に沿い説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す縦断面図で
ある。同図において、 1は固定側金型、2は可動側金型、3は固定側
金型1と可動側金型2が型締め状態にある時形成
される円環状のキヤビテイで、該キヤビテイ3内
に材料樹脂を射出して光デイスク等の円盤状成形
品を成形する。
4はスプルーブツシユ(固定スリーブ)で、前
記固定側金型1の中心部に嵌入され、かつ該ブツ
シユ4の一端面は前記キヤビテイ3の略中間部迄
延長されると共に他端面には図示しない射出装置
(射出ノズル)が当接されている。
そして、前記スプルーブツシユ4の中心部には
射出装置側から遠ざかるに従つて拡大するスプル
ー穴5が穿設されている。
6はカツトパンチ(可動スリーブ)で、前記可
動側金型2の中心部に移動可能に嵌入され、かつ
該パンチ6の一端面は前記スプルーブツシユ4と
一定の間隔を置いて対向するように前記キヤビテ
イ3の略中間部迄延長されている。
そして、このカツトパンチ6の中心部には、同
一円形の突出ピン穴7と該穴7のスプルーブツシ
ユ側に連なり、かつスプルーブツシユ4に近ずく
につれて拡大するスプルー穴8が穿設されてい
る。
よつて、スプルーブツシユ4に設けたスプルー
穴5とカツトパンチ6に設けたスプルー穴8とに
よりスプルー9が形成される。
10は前記突出ピン穴7に摺動可能に嵌入され
た突出ピンである。
そして、前記スプルーブツシユ4のカツトパン
チ6側端面には、スプルー9側とキヤビテイ3側
に夫々カツトパンチ6側に突出する環状突起11
と12が設けられており、かつ該環状突起の突出
量はスプルー9側の突起11の方がキヤビテイ3
側の突起12より大きく(高く)なつている。
一方、前記カツトパンチ6のスプルーブツシユ
4側端面には、キヤビテイ3側に前記スプルーブ
ツシユ4側に突出する環状突起13が設けられて
いる。
よつて、前記金型1,2を型締した時、スプル
ーブツシユ4とカツトパンチ6との対向面間には
スプルー9側に開口する環状開口部14とキヤビ
テイ3側に開口する環状開口部15が形成され、
かつ両開口部14と15は型締方向に位置をずら
して設けられている。
従つて、前記スプルー9とキヤビテイ3とを接
続する樹脂通路16は、両端部の前記環状開口部
14及び15と略同一断面積を有する直線部と、
その中間に設けた前記両開口部14,15の断面
積より大きい断面積を有する滞溜部とにより構成
されている。
第2図及び第3図は夫々本考案の他の実施例を
示す縦断面図で、全体構成は第1図に示した実施
例と略同様で、互に対向するスプルーブツシユ4
とカツトパンチ6の端面形状を異にし、樹脂通路
16の形状が異なるのみであるから第1図に示し
た実施例と同一構成部分には同一符号を付して詳
細な説明は割愛し、主として相違点についてのみ
説明する。
第2図において、 スプルーブツシユ4のカツトパンチ6側端面に
は、スプルー9側とキヤビテイ3側に夫々カツト
パンチ6側に突出する環状突起11aと12aが
設けられており、かつ該環状突起の突出量はスプ
ルー9側の突起11aの方がキヤビテイ3側の突
起12aよりも大きくなつている。
一方、カツトパンチ6のスプルーブツシユ4側
端面には、キヤビテイ3側に、キヤビテイ3側の
方がスプルー9側よりも高い断面視階段状の環状
突起13aが設けられている。
よつて、前記金型1,2を型締めした時、スプ
ルーブツシユ4とカツトパンチ6との対向面間に
はスプルー9側に開口する環状開口部14aとキ
ヤビテイ3側に開口する環状開口部15aが形成
されると共に、両開口部14a,15aは型締め
方向に位置をずらして設けられている。
従つて、前記スプルー9とキヤビテイ3とを接
続する樹脂通路16aは、前記環状開口部14a
と略同一断面積を有し、スプルー9側からキヤビ
テイ3側に向つて直進した後、スプルーブツシユ
4側に鉤状に折曲げられた折曲げ部と、前記環状
開口部15aと略同一断面積を有する直線部と、
この両者間を接続する両開口部14a,15aの
断面積より大きい断面積を有する滞溜部とにより
構成されている。
また、第3図に示した実施例は第2図に示した
実施例とは逆に、スプルーブツシユ4にはカツト
パンチ6側端面のキヤビテイ3側にキヤビテイ3
側の方がスプルー9側より高い断面視階段状の環
状突起13bが設けられている。
そして、カツトパンチ6のスプルーブツシユ4
側端面にはスプルー9側とキヤビテイ3側に
夫々、スプルーブツシユ4側に突出する環状突起
11bと12bが設けられており、かつ該環状突
起の突出量はスプルー9側の突起11bの方がキ
ヤビテイ3側の突起12bよりも大きくなつてい
る。
よつて、前記金型1,2を型締めした時、スプ
ルー4とカツトパンチ6との対向面間にはスプル
ー9側に開口する環状開口14bとキヤビテイ3
側に開口する環状開口15bが形成され、かつ両
開口部14bと15bとは型締め方向に位置をず
らして設けられている。
従つて、スプルー9とキヤビテイ3とを接続す
る樹脂通路16bは、前記環状開口部14bと略
同一断面積を有しスプルー9側からキヤビテイ3
側に向つて直進した後、カツトパンチ6側に鉤状
に折曲げられた折曲げ部と前記環状開口部15b
と略同一断面積を有する直線部と、この両者間を
接続する前記両開口部14b,15bの断面積よ
り大きい断面積を有する滞溜部とにより構成され
ている。
次にその作用を説明する。なお、第1図乃至第
3図に夫々示した各実施例の作用は基本的には同
一であるから併せて説明する。
まず、常法により図示しない射出装置を作動し
てスプルー穴5,7に材料樹脂を射出すると、該
樹脂はスプルー穴5,7を充満した後、環状開口
部14、14a,14bから樹脂通路16,16
a,16bを経てキヤビテイ3に導びかれる。
この時、第1図に示した実施例では、スプルー
9側の直線部から直接滞溜部に導びかれ、また、
第2図及び第3図に示した実施例ではスプルー9
側の鉤状折曲げ部から滞溜部に導びかれる。
そして、この滞溜部に導びかれた樹脂は、第1
図に示す実施例では環状開口部14と15の位置
がずれており、また第2図及び第3図に示す実施
例では、環状開口部14a,14bと15a,1
5bの位置がずれていると共に滞溜部に流入する
方向と流出する方向も異なつているため、滞溜部
内を廻るように乱流して流動性の悪い半溶融樹脂
等は滞溜部の角部によどみキヤビテイ3側には流
出せず流動性の良い均質の樹脂のみが環状開口部
15,15a,15bを経てキヤビテイ3に充填
される。
(考案の効果) この考案によれば、射出時にノズル先端部に滞
溜した樹脂やスプルー穴の内壁面に接触して半溶
融状態になつた樹脂等の変質樹脂がキヤビテイ内
に射出されることがないから材質が均一で光学的
性質も良い成形品が得られる。
しかも、従来の如く、キヤビテイ内への変質樹
脂の流入を防止するためのスプルーの形状を大き
くしたり、射出速度を遅くしたりする必要もない
から、金型(スプルー)が大きくなつたり成形サ
イクルが長くなる等の不具合もない。等の効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は夫々本考案の異なる実施例
を示す縦断面図である。 3……キヤビテイ、4……固定スリーブ(スプ
ルーブツシユ)、6……可動スリーブ(カツトパ
ンチ)、14,14a,14b,15,15a,
15b……開口部、9……スプルー、16,16
a,16b……樹脂通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定側金型と可動側金型との間に円環状のキヤ
    ビテイを形成し、かつ該キヤビテイにスリーブに
    設けたスプルー穴を介して成形材料を射出するよ
    うにしたデイスク成形金型において、固定スリー
    ブと可動スリーブとの間に設けたキヤビテイとス
    プルーとを接続する樹脂通路のスプルー側開口部
    とキヤビテイ側開口部とを型締方向に位置をずら
    して設けると共に、両開口部間に開口部の断面積
    よりも大きい断面積を有する滞溜部を形成したこ
    とを特徴とするデイスク成形金型。
JP14748187U 1987-09-29 1987-09-29 Expired - Lifetime JPH059140Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14748187U JPH059140Y2 (ja) 1987-09-29 1987-09-29

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JPS6452724U JPS6452724U (ja) 1989-03-31
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