JPH11240045A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPH11240045A
JPH11240045A JP4359198A JP4359198A JPH11240045A JP H11240045 A JPH11240045 A JP H11240045A JP 4359198 A JP4359198 A JP 4359198A JP 4359198 A JP4359198 A JP 4359198A JP H11240045 A JPH11240045 A JP H11240045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
flow path
runner
head
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4359198A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Hozumi
勝 保積
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP4359198A priority Critical patent/JPH11240045A/ja
Publication of JPH11240045A publication Critical patent/JPH11240045A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動する樹脂が、樹脂流路に置かれたロック
ピンの頭部に絡み付くと同時に、頭部の流動抵抗によっ
て一部、2次スプルーの方にも流れ込む傾向があって、
コールドスラグ溜めの効果が阻害され、射出初期の流動
樹脂が成形キャビティに混入してフローマークやシルバ
ーストリークが発生する。 【解決手段】 スプルー部樹脂1又はランナー部樹脂2
をランナープレート32側に引き止めるためのロックピ
ン4の頭部41の周囲の樹脂流路壁203に窪み部5を
形成し、前記頭部41を前記窪み部5内に位置させるこ
とにより、頭部端面410が前記樹脂流路壁203とほ
ぼ面一になるようにしたことを特徴とする射出成形用金
型である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フローマークやシ
ルバーストリークがない成形品を成形するための射出成
形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形用金型は例えば、図2に
部分断面図を示すように、図示しない射出機のノズルか
ら射出された溶融樹脂が、1次スプルー101、ランナ
ー20、2次スプルー102などの流路を通ってピンゲ
ート21から成形キャビティ90に流れ込み冷却固化さ
れて、成形キャビティ90に応じた形状の射出成形品を
得るものである。
【0003】この射出成形品には、射出成形時に溶融し
て流動する樹脂が一部冷えて固化した状態で、成形キャ
ビティ90に流れ込むために、流れの方向に模様が生ず
るフローマークや流れの方向に生ずる条痕が銀色に光っ
て見えるシルバーストリークが発生する場合がある。
【0004】これを防ぐために、1次スプルー101の
先端およびランナー20の先端等にコールドスラグ溜め
103、202を形成して、射出初期の固化しやすい流
動樹脂をここに溜め込んで成形キャビティ90にいかな
いようにしている。
【0005】一方、射出成形時にロックピン4を樹脂流
路に置き、その先端のアンダーカット形状とされた頭部
41に流動する樹脂が絡み付くようにして、射出成形が
完了し、射出成形品を取り出す際に射出成形型を分割し
た時に、2次スプルー部樹脂1やランナー部樹脂2が金
型のランナープレート32側から剥離することを防ぎ、
射出成形品側に取られないようにすることが行われてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の射出成形型では、流動する樹脂が、樹脂流路に置か
れたロックピンの頭部41に絡み付くと同時に、頭部4
1の流動抵抗によって一部、矢印Bのように2次スプル
ー102の方にも流れ込む傾向があって、コールドスラ
グ溜め202の効果が阻害され、射出初期の流動樹脂が
成形キャビティ90に混入してフローマークやシルバー
ストリークが発生するという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決し、フローマークやシルバーストリークの発生を防止
せんとするものであり、スプルー部樹脂乃至ランナー部
樹脂をランナープレート側に引き止めるためのロックピ
ン端部の頭部の周囲の樹脂流路壁に窪み部を形成し、前
記頭部を前記窪み部内に位置させることにより、頭部端
面が前記樹脂流路壁とほぼ面一になるようにしたことを
特徴とする射出成形用金型である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て説明する。
【0009】図1は本発明の射出成形用金型の一例を示
す一部断面の正面図、図2は従来の射出成形用金型の一
例を示す一部断面の正面図である。
【0010】本発明は、図1に示すように、スプルー部
樹脂1又はランナー部樹脂2をランナープレート32側
に引き止めるためのロックピン4の頭部41の周囲の樹
脂流路壁203に窪み部5を形成し、前記頭部41を前
記窪み部5内に位置させることにより、頭部端面410
が前記樹脂流路壁203とほぼ面一になるようにしたこ
とを特徴とする射出成形用金型3である。
【0011】本発明の射出成形用金型3は、図1に示す
ように例えば、図示しない射出機が取り付けられる位置
決めリング6や、射出機のノズルが接するノズルタッチ
部7などを備えた取付板31と、ランナープレート32
と、キャビティプレート33および図示しないが、コア
8を保持するコアプレートなどが備えられた通常の構造
のものが使用できる。
【0012】そして、溶融した樹脂の流路としては、ノ
ズルタッチ部7から取付板31とランナープレート32
を貫通する1次スプルー101が形成され、ランナープ
レート32とキャビティプレート33との間にランナー
20が形成され、さらにランナー20先端からキャビテ
ィプレート33及びキャビティブロック9を貫通して、
ピンゲート21を通り、キャビティ90に連通する2次
スプルー102が形成されている。
【0013】さらに、1次スプルー101の先端前方に
は1次コールドスラグ溜め103が形成され、ランナー
20の先端前方には2次コールドスラグ溜め202が形
成されている。
【0014】本例では、取付板31およびランナープレ
ート32を貫通し、ランナー20に通ずるロックピン4
を取り付けてあり、該ロックピン4端部の頭部41がラ
ンナー20の樹脂流路に対面するようにしてある。
【0015】そして、前記ランナー20の樹脂流路壁2
03に、ロックピン4の頭部41よりも大径の凹陥部を
設けた状態で、ロックピン4を樹脂流路に対面する位置
に置いたときに、頭部41の周囲の樹脂流路壁203に
窪み部5を形成することができ、このようにして前記頭
部41を前記窪み部5内に位置させることにより、頭部
端面410が前記樹脂流路壁203とほぼ面一になるよ
うにしてある。
【0016】本発明の射出成形用金型3を用いて射出成
形を行う場合には、図1に示すように緊締固定された金
型3のノズルタッチ部7に接続された、図示しない射出
機から射出された溶融樹脂が、まず1次スプルー101
を通り、射出初期の流動樹脂が1次コールドスラグ溜め
103に溜まり、その後の流動樹脂は左右のランナー2
0に分流する。
【0017】さらにランナー20を流動する先頭の樹脂
は2次コールドスラグ溜め202にぶつかって溜まり、
その後の流動樹脂は2次スプルー102に流れ込み、ピ
ンゲート21を通ってキャビティ90に流入し、射出成
形品となる。
【0018】このとき、初期の流動樹脂はロックピン頭
部41の周囲の窪み部5内に流れ込みながら、頭部41
に絡み付くが、頭部端面410が前記樹脂流路壁203
とほぼ面一になるようにしてあるため、頭部41が樹脂
流路内に突き出して流動抵抗になる恐れがなく、初期の
流動樹脂は矢印Aで示すようにスムーズに2次コールド
スラグ溜め202に流れて溜まるから、2次スプルー1
02に混ざり込むことがない。
【0019】したがって、ロックピン4によりスプルー
部樹脂1乃至ランナー部樹脂2をランナープレート32
側に引き止めることができるばかりでなく、コールドス
ラグ溜めの効果を充分発揮することができ、初期の流動
樹脂が成形キャビティ90に混入して、射出成形品にフ
ローマークやシルバーストリークが発生する恐れがな
い。
【0020】こうして、射出成形が終了すると型開きが
行われるのであるが、まず、ランナープレート32から
キャビティプレート33が離れ、ランナー樹脂2はロッ
クピン頭部41に絡み付いた状態でランナープレート3
2側に固着され、ランナー樹脂2に接続した2次スプル
ー樹脂1が射出成形品から離れると共にキャビティプレ
ート33から抜ける。
【0021】続いて、取付板31とランナープレート3
2とが離れることにより、ロックピン4がランナープレ
ート32から抜けかけて、窪み部5から引っ込み、ロッ
クピン頭部41とランナー樹脂2との係合が外れて、ラ
ンナー樹脂2は接続する1次スプルー樹脂1と共に、ラ
ンナープレート32から離れて落下する。
【0022】一方、キャビティプレート33から、図示
しないコアプレートが離れることにより、コアプレート
に接続されたコア8が、キャビティ90中の射出成形品
を引き剥がしながら、キャビティブロック9から離れる
ので、その後コア8から射出成形品を離型させて、製品
を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、スプルー部樹脂又はランナー
部樹脂をランナープレート側に引き止めるためのロック
ピンの頭部の周囲の樹脂流路壁に窪み部を形成し、前記
頭部を前記窪み部内に位置させることにより、頭部端面
が前記樹脂流路壁とほぼ面一になるようにしたことを特
徴とする射出成形用金型であるので、ロックピンにより
スプルー部樹脂乃至ランナー部樹脂をランナープレート
側に引き止めることができるばかりでなく、コールドス
ラグ溜めの効果を充分発揮することができ、初期の流動
樹脂が成形キャビティに混入して、射出成形品にフロー
マークやシルバーストリークが発生する恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形用金型の一例を示す一部断面
正面図
【図2】従来の射出成形用金型の一例を示す一部断面正
面図
【符号の説明】
1 スプルー部樹脂 2 ランナー部樹脂 203 樹脂流路壁 3 金型 32 ランナープレート 4 ロックピン 41 頭部 410 頭部端面 5 窪み部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプルー部樹脂乃至ランナー部樹脂をラ
    ンナープレート側に引き止めるためのロックピンの頭部
    の周囲の樹脂流路壁に窪み部を形成し、前記頭部を前記
    窪み部内に位置させることにより、頭部端面が前記樹脂
    流路壁とほぼ面一になるようにしたことを特徴とする射
    出成形用金型。
JP4359198A 1998-02-25 1998-02-25 射出成形用金型 Pending JPH11240045A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4359198A JPH11240045A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 射出成形用金型

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4359198A JPH11240045A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 射出成形用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11240045A true JPH11240045A (ja) 1999-09-07

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ID=12668048

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JP4359198A Pending JPH11240045A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 射出成形用金型

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JP (1) JPH11240045A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100320608B1 (ko) * 2000-06-02 2002-02-06 나우주 코어교체식 사출금형
KR20190009305A (ko) * 2016-04-22 2019-01-28 유니버설 스마트 아이엔씨. 사출성형장치 및 사용방법

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