JP2001334551A - 射出成形装置及びノズルアダプタ - Google Patents

射出成形装置及びノズルアダプタ

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JP2001334551A
JP2001334551A JP2000158497A JP2000158497A JP2001334551A JP 2001334551 A JP2001334551 A JP 2001334551A JP 2000158497 A JP2000158497 A JP 2000158497A JP 2000158497 A JP2000158497 A JP 2000158497A JP 2001334551 A JP2001334551 A JP 2001334551A
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Chiyoutarou Kouzu
兆太郎 神津
Akio Momoi
昭夫 桃井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成によりコールドランナとホットラ
ンナの両方の仕様の金型に容易に対応できるようにし生
産性を向上できる射出成形装置及びこの装置に用いられ
るノズルアダプタを提供する。 【解決手段】 この射出成形装置は、成形用樹脂を加熱
し溶融する加熱部3の先端に設けられたホットランナ仕
様の金型のためのノズル21に、加熱部からの溶融樹脂
をノズルを通してコールドランナ仕様の金型7へ流すた
めに、ノズルアダプタ31を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形装置及び
この装置に用いられるノズルアダプタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、成形金型を備えた射出成形装置は
各種の部品の製造に広く用いられているが、成形金型に
はコールドランナ仕様のものと、ホットランナ仕様のも
のとがある。コールドランナ仕様の金型ではランナやス
プル部の内の樹脂は廃棄されるので、樹脂が無駄となっ
てしまう。また、これらの廃棄樹脂を再利用することも
あるのだが、樹脂の耐熱性や耐衝撃性等の特性が低下す
ることや、使用できる色が限られてしまうことから、全
てを無駄なく使用するのは困難である。これに対し、金
型内にヒータを設け、廃棄する樹脂をなくしてしまうホ
ットランナ仕様の金型がある。このタイプの金型では樹
脂の無駄が無い点で優れるが、金型が高価なものになっ
てしまう。このため、製造する製品に応じてメリットの
ある仕様の金型が用いられている。
【0003】ところが、コールドランナとホットランナ
の金型仕様では射出成形装置のノズルの形状が全く異な
るので、金型仕様が変わるたびにノズルの交換が必要と
なり、その度に交換工程に手間がかかり、時間的なロス
が大きかった。このため、射出成形工程が非能率になっ
てしまい、また、射出成形装置の稼働率が低下してしま
うため、生産性に悪影響を及ぼしていた。
【0004】なお、特開平9−123220号号公報
は、廃棄樹脂を減らすために用いられるロングノズル用
のスプルーブッシュに標準ノズル用のスプルーブッシュ
アダプタを装着可能とする構成を開示するが、いずれの
ノズルもコールドランナ仕様の金型に使用され、上述の
問題を解決するものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来技術の問題に鑑み、簡単な構成によりコールドラ
ンナとホットランナの両方の仕様の金型に容易に対応で
きるようにし生産性を向上できる射出成形装置及びこの
装置に用いられるノズルアダプタを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による射出成形装置は、成形用樹脂を加熱し
溶融する加熱部の先端に設けられたホットランナ仕様の
金型のためのノズルに、前記加熱部からの溶融樹脂を前
記ノズルを通してコールドランナ仕様の金型へ流すため
に、ノズルアダプタを取り付けることを特徴とする。
【0007】この射出成形装置によれば、金型をコール
ドランナ仕様の金型に交換する場合、ホットランナ仕様
の金型のためのノズルにノズルアダプタを取り付けるだ
けの簡単な構成で、コールドランナ仕様の金型による射
出成形が可能となる。また、ノズルアダプタを取り外す
だけでホットランナ仕様の金型に対応可能となる。この
ため、ノズルを金型交換の度に交換する必要がなく、交
換工程が簡単となり、時間的なロスがなく、射出成形装
置の稼働率を向上できる。このように、コールドランナ
とホットランナの両方の仕様の金型に容易に対応でき、
生産性を向上できる。
【0008】また、本発明による射出成形装置は、成形
用樹脂を加熱し溶融する加熱部と、この加熱部の先端に
設けられたホットランナ仕様の金型のためのノズルと、
コールドランナ仕様の金型とを具備し、前記加熱部から
の溶融樹脂を前記ノズルを通して前記コールドランナ仕
様の金型へ流すためにノズルアダプタを前記ノズルの先
端に着脱自在に取り付け前記コールドランナ仕様の金型
のゲート部に当接するように配置することを特徴とす
る。
【0009】この射出成形装置によれば、金型をコール
ドランナ仕様の金型に交換する場合、ノズルアダプタを
ホットランナ仕様の金型のためのノズルの先端に着脱自
在に取り付けかつコールドランナ仕様の金型のゲート部
に当接するように配置するだけの簡単な構成で、コール
ドランナ仕様の金型による射出成形が可能となる。ま
た、ノズルアダプタを取り外すだけでホットランナ仕様
の金型に対応可能となる。このため、ノズルを金型交換
の度に交換する必要がなく、交換工程が簡単となり、時
間的なロスがなく、射出成形装置の稼働率を向上でき
る。このように、コールドランナとホットランナの両方
の仕様の金型に容易に対応でき、生産性を向上できる。
【0010】この場合、前記ノズルと前記ノズルアダプ
タとが連結する前記ノズル側の溶融樹脂の通路の内径を
d1、前記ノズルアダプタの溶融樹脂の通路の内径をd
2、前記コールドランナ仕様の金型のゲート径をd3と
したときに、d1<d2<d3であることが好ましい。
ノズルとノズルアダプタとが連結する部分及びノズルア
ダプタと金型のゲート部とが連結する部分において、溶
融樹脂が流れる方向に各通路の径が大きくなっているか
ら、溶融樹脂の流れが各連結部分で妨げられることはな
い。このため、ノズルアダプタを使用しても従来と差の
ない成形が可能であり、ノズルアダプタを設けたことに
よる不利な点はない。
【0011】また、前記ノズルと前記ノズルアダプタと
は互いの斜面部で当接して両者の芯出しがなされること
が好ましい。ノズルアダプタをノズルに取り付けたとき
に各斜面部が当接して芯出しが行われるので、芯出し工
程が不要となる。このため、アダプタを使用しても従来
と差がなく、不利な点はない。
【0012】また、前記ノズルにリング状ヒータが設け
られ前記ノズルアダプタにまで達するように配置されて
いることが好ましい。このヒータによりノズルのみなら
ずノズルアダプタの内部の樹脂を加熱することができる
ので、アダプタを使用しても従来と差のない成形が可能
であり、ノズルアダプタを設けたことによる不利な点は
ない。
【0013】また、前記ノズルの内部に前記ノズルの通
路を開閉するように動作する遮断部材が設けられた場
合、ノズルアダプタを用いることによりノズルを交換す
る必要がないので、コールドランナとホットランナの仕
様の金型のいずれの場合にも、遮断部材を交換する必要
がなく、交換工程が簡単となる。
【0014】また、本発明によるノズルアダプタは、成
形用樹脂を加熱し溶融する加熱部の先端に設けられるホ
ットランナ仕様の金型のためのノズルと、コールドラン
ナ仕様の金型とを備える射出成形装置に、前記加熱部か
らの溶融樹脂を前記ノズルを通して前記コールドランナ
仕様の金型に流すために取り付けられることを特徴とす
る。
【0015】この場合、前記ノズルアダプタの外周面に
取り外しのための切欠き部を設けることにより、射出成
形装置にホットランナ仕様の金型を取り付ける場合等
に、取り外しに便利となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて図面を用いて説明する。図5は本発明による実施
の形態の射出成形装置の側面図であるが、この射出成形
装置は一般的な射出成形機であり、プラスチック樹脂を
射出成形できる。
【0017】図5の射出成形装置1は、金型が配置され
る金型取付部6と、成形時に金型内に溶融樹脂が入り込
むときの通路を有するノズル部2と、ノズル部2に溶融
樹脂を供給するために樹脂を加熱して溶融する加熱筒3
と、加熱筒3に樹脂を供給するホッパ4と、加熱筒3内
の溶融樹脂をノズル部2を通して金型内に射出するため
に加圧する射出シリンダ5とを備える。図5の射出成形
装置1では、成形用の樹脂がホッパ4から加熱筒3に供
給され、加熱筒3で加熱溶融されて図面の右から左方向
に進み、ノズル部2から金型のスプルブッシュを介して
金型内に射出され、製品が成形される。
【0018】図1は、図5の射出成形装置1に適用でき
るコールドランナ仕様の金型のスプルブッシュとノズル
の部分を示す断面図である。図1に示すように、図5の
ノズル部2には、コールドランナ仕様の金型に用いられ
る一般的なノズルであるRノズル11が配置される。R
ノズル11は、円錐状で先端が丸くなった先端部11d
と、内部に形成されて比較的太い樹脂通路11bと、樹
脂通路11bと連通し先端部11dに開口した比較的細
い樹脂通路11aとを備える。Rノズル11の外周面1
1eには内部の樹脂を加熱するリング状ヒータ14が取
り付けられている。加熱筒3には端面3aから内部にね
じ穴が形成されRノズル11のねじ部11cがねじ止め
されている。
【0019】加熱筒3内には加熱筒3の中の溶融樹脂が
金型内に移動するのを防止するための遮断部材であるニ
ードル15が配置されている。ニードル15が前進し、
図の右方向に移動すると、その先端部15aが樹脂通路
11aを塞ぎ、溶融樹脂の流れを遮断し、溶融樹脂が金
型内に入り込まない。また、成形時にはニードル15は
後退して樹脂通路11aが開き樹脂が金型内に射出され
る。
【0020】また、図5の金型取付部6に取り付けられ
るコールドランナ仕様の金型7は、図1に示すように、
その内部にスプル13が形成されたスプルブッシュ12
を備える。スプルブッシュ12は、Rノズル11の先端
部11dが当接する凹面状の凹部12aを備える。この
凹部12aのほぼ中央にスプル13と連通するゲート部
13aが開口し、凹部12aに当接するRノズル11の
樹脂通路11aとスプル13が接続する。スプル13は
金型内のキャビティに連通しており、また図1のように
樹脂の流れ方向にその径が漸増している。
【0021】図1では、溶融樹脂が金型内に射出される
と、金型内で徐々に冷却されて固化する。スプル13内
の樹脂も固化し、製品を取り出すときにスプル13内の
樹脂も一緒に取り出される。
【0022】図2は、図5の射出成形装置1に適用でき
るホットランナ仕様の金型のスプルブッシュとノズルの
部分を示す断面図である。図2に示すように、図5のノ
ズル部2には、先端部の長いシリンダーノズル21が配
置される。シリンダーノズル21は、傾斜部21eで径
が減少して長く突き出た先端部21dと、内部に形成さ
れて比較的太い樹脂通路21bと、樹脂通路21bと連
通し先端部21dまで延びて開口した比較的細い樹脂通
路21aとを備える。シリンダーノズル21の外周面2
1fには内部の樹脂を加熱するリング状ヒータ24が取
り付けられている。加熱筒3には端面3aのねじ穴にシ
リンダーノズル21のねじ部21cがねじ止めされてい
る。加熱筒3内には加熱筒3の中の溶融樹脂が金型内に
移動するのを防止するための遮断部材としてのニードル
25が図1と同様に配置されている。
【0023】また、図5の金型取付部6に取り付けられ
るホットランナ仕様金型8は、図2に示すように、その
内部にスプル23が形成されたスプルブッシュ22と、
スプルブッシュ22の外周面に設けられたヒータ26
と、スプール23に連通する樹脂通路24a,24bを
有しかつ熱源を持ったマニホールド24とを備える。ス
プルブッシュ22には円筒状の穴22aが形成され、こ
の穴22aにシリンダーノズル21の先端部21dが嵌
まり込んで、その樹脂通路21aがスプル23のゲート
部23aに連結するので、シリンダーノズル21からの
溶融樹脂がスプル23を通り、樹脂通路24a,24b
へと流れる。
【0024】図2では、ノズル21がマニホールド24
の近くまで達しているので、溶融樹脂が冷却固化される
ことがなく、マニホールド24により金型8内でも樹脂
は溶融状態である。ヒータ26がスプルブッシュ22に
おいてノズル21との接続部(先端部21dと穴22a
との嵌まり込み部分)に設けられているので、樹脂の冷
却を確実に防止できる。
【0025】図1,図2のようにノズルの構造は金型の
仕様により全く異なるので、金型をホットランナ仕様の
金型8からコールドランナ仕様の金型7に変更する際に
は、加熱筒3にねじ止めされたシリンダーノズル21を
取り外してRノズル11へ交換しなければならず、更に
ニードル25を取り外してニードル15に交換しなけれ
ばならない。これは、逆にコールドランナ仕様の金型7
からホットランナ仕様の金型8に変更する場合も同様で
ある。
【0026】そこで、図3に示すようなノズルアダプタ
(以下、「アダプタ」ともいう)31を用いる。ノズル
アダプタ31は、先端部31dがコールドランナ仕様の
金型に使用される一般的なRノズルの形状を有し、その
先端部31dは図1と同様に円錐状で先端が丸く構成さ
れている。ノズルアダプタ31は、図2のシリンダーノ
ズル21の細長の先端部21dを受容できるシリンダー
ノズル先端受容部31bと、この受容部31bに連通し
先端部31dの内部に受容部31bよりも細い貫通孔に
形成された樹脂通路31aと、外周面31cに形成され
た取り外し時に使用される複数の切欠き部31eと、後
端面側に形成された傾斜部31fとを備える。
【0027】傾斜部31fは、図2のシリンダーノズル
21の先端部21dの傾斜部21eと適合した形状とな
っており、アダプタ31をシリンダーノズル21に被せ
たときに、傾斜部31fと傾斜部21eとによりシリン
ダーノズル21に対し芯出しできるような構造となって
いる。
【0028】また、アダプタ31の外周面31cはシリ
ンダーノズル21の外周面21fと同じ径に構成されて
おり、外周面31cと外周面21fとにまたがって後述
の図4のように、図2のリング状のヒータ24の配置が
可能となっている。
【0029】また、アダプタ31の外周面31cの複数
の切欠き部31eによりアダプタ31が取り外し易い。
樹脂の射出時にノズルの先端部は大きな力でスプルブッ
シュのゲート部に押しつけられるので、アダプタ31を
取り付けるときにはシリンダーノズル21の先端部21
dにアダプタ31を差し込んで被せるだけでよい。アダ
プタ31を取り外すときにはノズルが十分に冷えていれ
ば問題ないが、高温状態では外れ難いので切欠き部31
eを利用して工具等で取り外すことができる。
【0030】次に、上述のようなアダプタ31を適用し
た例を図4により説明する。図4は図3のアダプタ31
をホットランナ仕様の金型に使用される図2のシリンダ
ーノズル21に取り付け、コールドランナ仕様の金型に
使用するようにしたものである。
【0031】図4のように、図5のノズル部2として図
2と同様にシリンダーノズル21がそのねじ部21cで
加熱筒3の端面3aのねじ部にねじ止めされている。こ
のシリンダーノズル21の先端部21dに図3のアダプ
タ31をそのシリンダーノズル先端受容部31bから差
し込む。このとき、シリンダーノズル21の傾斜面21
eとアダプタ31の傾斜面31fの形状が適合している
ので、シリンダーノズル21に対するアダプタ31の芯
出しがなされる。また、図5の金型取付部6には図1の
金型7が取り付けられる。そして、アダプタ31の先端
部31dを金型7のスプルブッシュ12の凹部12aに
押しつけ当接させる。
【0032】以上のように、図5の射出成形装置1にお
いて、ホットランナ仕様の金型用シリンダーノズル21
を加熱筒3に取り付け、図2のホットランナ仕様の金型
8を金型取付部6に取り付けた状態では、図2のように
ホットランナ仕様の金型8により成形が可能である。こ
の状態の射出成形装置1でコールドランナ仕様の金型に
交換する場合には、図4のように、アダプタ31をホッ
トランナ仕様の金型用シリンダーノズル21の先端部2
1dに取り付け、コールドランナ仕様の金型7に交換す
るだけで交換が完了し、従来のようなノズルの交換及び
ニードルの交換が不要となる。また、アダプタ31を取
り外すだけでホットランナ仕様の金型に対応可能とな
る。このため、交換工程が簡単となり、時間的なロスが
なく、射出成形工程を効率的に行うことができ、また、
射出成形装置の稼働率を向上できる。
【0033】また、図4において、シリンダーノズル2
1の樹脂通路21aの径をd1、アダプタ31の樹脂通
路31aの径をd2、金型7のスプルブッシュ12のゲ
ート部13aのゲート径をd3としたときに、d1<d
2<d3となるように各寸法が設定されている。これに
より、溶融樹脂が射出されるときに、樹脂通路21aと
の樹脂通路31aとの連結部及び樹脂通路31aとゲー
ト部13aとの連結部で樹脂の抵抗となるものが形成さ
れないので、樹脂の流れが各連結部で妨げられず好まし
い。
【0034】また、ノズル部に取り付けられたヒータ2
4をアダプタ31に達するように配置することにより、
溶融樹脂の冷却を防止できる。即ち、図4ではアダプタ
31を取り付けた時に、シリンダーノズル21に使われ
るリング状ヒータ24の位置をずらして対応できる。
【0035】以上のように、本実施の形態によれば、ア
ダプタの着脱のみでホットランナ及びコールドランナの
両方の仕様の金型に対応できるので、ノズル交換及びニ
ードル交換の必要がなく、作業時間の短縮となるので、
生産性を向上できる。また、シリンダーノズルとアダプ
タの傾斜部21e,31fの形状、各樹脂通路の内径の
関係(d1<d2<d3)、及びヒータの配置等に工夫
を加えているので、アダプタを使用しても従来と差のな
い成形が可能である。
【0036】以上のように本発明を実施の形態により説
明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、
本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能であ
る。例えば、ノズルアダプタの外周面に配置されるヒー
タは、アダプタ31の長さに合わせた別のリング状ヒー
タであってもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成によりコー
ルドランナとホットランナの両方の仕様の金型に容易に
対応できるようにし生産性を向上できる射出成形装置及
びこの装置に用いられるノズルアダプタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態で使用可能なコールドランナ仕様
の金型のノズル部の断面図である。
【図2】本実施の形態で使用可能なホットランナ仕様の
金型のノズル部の断面図である。
【図3】本実施の形態によるノズルアダプタの断面図で
ある。
【図4】図2のシリンダーノズルに図3のアダプタを取
り付けた本実施の形態を示す断面図である。
【図5】本実施の形態による射出成形装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 射出成形装置 2 ノズル部 3 加熱筒(加熱部) 3a 加熱筒の端面 6 金型取付部 7 コールドランナ仕様の金型 8 ホットランナ仕様の金型 11 Rノズル 11a,11b 樹脂通路 11d 先端部 12 スプルブッシュ 12a 凹部 13 スプル 13a ゲート部 14 ヒータ 15 ニードル(遮断部材) 21 シリンダーノズル 21a 樹脂通路 21d 先端部 21e 傾斜部 22 スプルブッシュ 22a シリンダーノズル先端受容部 23 スプル 23a ゲート部 24,26 ヒータ 25 ニードル(遮断部材) 31 アダプタ 31a 樹脂通路 31e 切欠き部 31f 傾斜部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形用樹脂を加熱し溶融する加熱部の先
    端に設けられたホットランナ仕様の金型のためのノズル
    に、前記加熱部からの溶融樹脂を前記ノズルを通してコ
    ールドランナ仕様の金型へ流すために、ノズルアダプタ
    を取り付けることを特徴とする射出成形装置。
  2. 【請求項2】 成形用樹脂を加熱し溶融する加熱部と、
    この加熱部の先端に設けられたホットランナ仕様の金型
    のためのノズルと、コールドランナ仕様の金型と、を具
    備し、前記加熱部からの溶融樹脂を前記ノズルを通して
    前記コールドランナ仕様の金型へ流すためにノズルアダ
    プタを前記ノズルの先端に着脱自在に取り付け前記コー
    ルドランナ仕様の金型のゲート部に当接するように配置
    することを特徴とする射出成形装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズルと前記ノズルアダプタとが連
    結する前記ノズル側の溶融樹脂の通路の内径をd1、前
    記ノズルアダプタの溶融樹脂の通路の内径をd2、前記
    コールドランナ仕様の金型のゲート径をd3としたとき
    に、d1<d2<d3であることを特徴とする請求項1
    または2に記載の射出成形装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルと前記ノズルアダプタとは互
    いの斜面部で当接して両者の芯出しがなされることを特
    徴とする請求項1,2または3に記載の射出成形装置。
  5. 【請求項5】 前記ノズルにリング状ヒータが設けられ
    前記ノズルアダプタにまで達するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    射出成形装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズルの内部に前記ノズルの通路を
    開閉するように動作する遮断部材が設けられていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の射出
    成形装置。
  7. 【請求項7】 成形用樹脂を加熱し溶融する加熱部の先
    端に設けられるホットランナ仕様の金型のためのノズル
    と、コールドランナ仕様の金型と、を備える射出成形装
    置に、前記加熱部からの溶融樹脂を前記ノズルを通して
    前記コールドランナ仕様の金型に流すために取り付けら
    れることを特徴とするノズルアダプタ。
  8. 【請求項8】 前記ノズルアダプタの外周面に取り外し
    のための切欠き部を設けたことを特徴とする請求項7に
    記載のノズルアダプタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1974888A1 (en) 2007-03-29 2008-10-01 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Injection mold nozzle structure
JP2011000814A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Stanley Electric Co Ltd 糸引き防止ホットスプルブッシュ及び射出成形金型
KR101265681B1 (ko) * 2012-12-14 2013-05-22 아진금형 주식회사 핫 런너용 노즐장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1974888A1 (en) 2007-03-29 2008-10-01 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Injection mold nozzle structure
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