JP6392009B2 - 付属品付きゴルフクラブ - Google Patents

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本発明は、ゴルフクラブに関する。
近年、ユーザの要望に応じて、シャフトを交換できるゴルフクラブが提案されている。シャフトの交換は、長さの変更のほか、硬度の異なるシャフトに付け替えることで撓りを変更するために行われる。しかしながら、撓りの変更のためにシャフト自体を交換すると、コストが高くなるという問題がある。そこで、特許文献1には、シャフトを交換せず、硬度を変更することができるゴルフクラブが提案されている。
すなわち、特許文献1のゴルフクラブでは、ゴルフクラブヘッドのホーゼル部にシャフトをそのまま取り付ける第1の態様と、ホーゼル部の開口に筒状の延長部材を取り付けることで、ホーゼルの長さ(以下、「ホーゼル長」とも記載する)を長くした上で、シャフトを取り付ける第2の態様をとり得るように構成されている。これにより、ホーゼル長を変更することかできるので、シャフト自体を変更することなく、シャフトの撓りやすさを変更することができる。
特許第5447141号公報
しかしながら、上記のようなゴルフクラブでは、延長部材を取り付けることによって、ヘッド本体のホーゼル部の上端からシャフトエンドの方にホーゼルを延ばすことで、シャフトの撓りやすさを変更する。そのため、ヘッド本体のホーゼル部の上端から上方の領域において、延長部材の長さの分だけ、シャフトとヘッドとを結合する部分(以下、「ネック」とも記載する)の長さが長くなってしまい、このネックの長さの変化がユーザに違和感を感じさせるという問題点があった。
本発明は、一側面では、このような点を考慮してなされたものであり、その目的は、ネックの長さを変更することなく、シャフトの撓りやすさを変更可能なゴルフクラブを提供することである。
本発明の一側面に係るゴルフクラブは、先端部及び後端部を有するシャフトと、前記シャフトを取り付けるための開口を含むホーゼル部を有するゴルフクラブヘッドと、前記ホーゼル部の内部空間に配置され、前記シャフトの先端部が固定されるシャフト固定部材、前記ホーゼル部の開口に係合可能に構成され、前記シャフトの外周面を覆う筒状の係合部材、及び前記シャフトの外周面を覆う筒状に形成され、前記シャフト固定部材と前記係合部材との間に配置可能なインサート部材を含み、当該インサート部材に基づいて前記シャフトを拘束する軸方向の長さを調節可能に構成される第1調節機構と、前記シャフトの後端部に連続して設けられ、前記シャフトの後端部に着脱可能な延長部材を含み、当該延長部材に基づいて前記シャフトの軸方向の長さを調節可能に構成される第2調節機構と、を備え、前記第2調節機構は、前記第1調節機構によって前記シャフトの先端部を拘束する軸方向の長さが増減した分だけ前記シャフトの軸方向の長さを増減可能に構成される。
当該構成に係るゴルフクラブでは、第1調節機構によって、シャフトの先端部を拘束する軸方向の長さが調節される。具体的には、ゴルフクラブヘッドのホーゼル部の開口に係合する係合部材とシャフトの先端部を固定する固定部材との間にインサート部材が配置可能に構成される。そのため、当該構成に係るゴルフクラブでは、ホーゼル部の開口と係合部材との位置関係を変えることなく、インサート部材の着脱又は長さの異なるインサート部材間の交換により、ホーゼル部にシャフトを挿入する深さを変えることができる。
すなわち、インサート部材の着脱又は長さの異なるインサート部材間の交換によっては、ホーゼル部の開口と係合部材との位置関係は変化しないため、ネックの長さは変化しない。一方で、インサート部材の着脱又は長さの異なるインサート部材間の交換により、ホーゼル部にシャフトを挿入する深さを変えることができるため、シャフトの先端部における拘束部分の長さを変化させることができる。このシャフトの先端部における拘束部分の長さは、シャフトの先端部における撓らない部分の長さに対応する。したがって、当該構成に係るゴルフクラブによれば、ネックの長さを変更することなく、シャフトの撓りやすさを変更することができる。
ただし、第1調節機構によってホーゼル部にシャフトを挿入する深さが変化すると、グリップエンドからゴルフクラブヘッドまでの長さ(以下、「クラブ長」とも称する)も変化する。このクラブ長の変化はユーザに違和感を感じさせる可能性がある。そこで、当該構成に係るゴルフクラブでは、第1調節機構によってホーゼル部にシャフトを挿入する深さが増減した分だけ、シャフトの軸方向の長さを増減可能な第2調節機構が設けられている。この第2調節機構によって、クラブ長を一定に保つことができるため、ユーザに違和感を感じさせることなく、シャフトの撓りやすさを変更可能なゴルフクラブを提供することができる。
また、上記一側面に係るゴルフクラブの別の形態として、前記延長部材の軸方向の長さは、前記インサート部材の軸方向の長さに対応するように構成されてもよく、前記第1調節機構は、前記シャフト固定部材に前記係合部材が取り付けられた第1の態様と、前記シャフト固定部材と前記係合部材との間に前記インサート部材が配置される第2の態様と、を取り得るように構成されてもよく、前記第2調節機構は、前記延長部材を前記シャフトの後端部から取り外した第1の態様と、前記延長部材を前記シャフトの後端部に取り付けた第2の態様と、を取り得るように構成されてもよい。
また、上記一側面に係るゴルフクラブの別の形態として、前記第2調節機構は、軸方向の長さが相違する複数の前記延長部材を含んでもよく、前記複数の延長部材の軸方向の長さの差分は、前記インサート部材の軸方向の長さに対応するように構成されてもよい。更に、前記第1調節機構は、前記シャフト固定部材に前記係合部材が取り付けられた第1の態様と、前記シャフト固定部材と前記係合部材との間に前記インサート部材が配置される第2の態様と、を取り得るように構成されてもよく、前記第2調節機構は、前記複数の延長部材のうちの1つを選択的に前記シャフトの後端部に取り付けることで、前記シャフトの軸方向の長さを調節可能に構成されてもよい。
また、上記一側面に係るゴルフクラブの別の形態として、前記第1調節機構は、軸方向の長さが相違する複数の前記インサート部材を含んでもよく、前記延長部材の軸方向の長さは、前記複数のインサート部材の軸方向の長さの差分に対応するように構成されてもよい。また、前記第1調節機構は、前記複数のインサート部材のうちの1つを選択的に前記シャフト固定部材と前記係合部材との間に配置することで、前記シャフトを拘束する軸方向の長さを調節可能に構成されてもよく、前記第2調節機構は、前記延長部材を前記シャフトの後端部から取り外した第1の態様と、前記延長部材を前記シャフトの後端部に取り付けた第2の態様と、を取り得るように構成されてもよい。
また、上記一側面に係るゴルフクラブの別の形態として、前記第1調節機構は、軸方向の長さが相違する複数の前記インサート部材を含んでもよく、前記第2調節機構は、軸方向の長さが相違する複数の前記延長部材を含んでもよい。更に、前記複数の延長部材の軸方向の長さの差分は、前記複数のインサート部材の軸方向の長さの差分に対応するように構成されてもよい。そして、前記第1調節機構は前記複数のインサート部材のうちの1つを選択的に前記シャフト固定部材と前記係合部材との間に配置することで、前記シャフトを拘束する軸方向の長さを調節可能に構成されてもよく、前記第2調節機構は、前記複数の延長部材のうちの1つを選択的に前記シャフトの後端部に取り付けることで、前記シャフトの軸方向の長さを調節可能に構成されてもよい。
また、上記一側面に係るゴルフクラブの別の形態として、当該後端部側に開口する凹部が設けられてもよく、前記延長部材の一端部には、前記凹部に嵌合可能に形成される凸部が設けられてもよい、
また、上記一側面に係るゴルフクラブの別の形態として、前記シャフトは、前記後端部側に開口する中空部を有し、前記シャフトの後端部には、前記中空部を径方向外方から囲う環状の外壁部が設けられてもよい。また、前記延長部材の一端部には、径方向外方から前記外壁部に嵌合可能に形成される外環部、及び当該外環部の径方向内方に配置され、前記シャフトの中空部に差し込むことのできる内環部、が設けられてもよい。
なお、インサート部材は、シャフトの外周面を覆う筒状の状態と、周方向に分割されシャフトの外周面から離脱する分割状態と、を取り得るように構成されてもよい。また、係合部材は、シャフトの軸方向に移動可能に構成されてもよい。そして、係合部材が第1の態様からシャフトに沿って軸方向に移動した後に、インサート部材を、シャフト固定部材と係合部材との間に配置することで、第2の態様が取られてもよい。
本発明によれば、ネックの長さを変更することなく、シャフトの撓りやすさを変更可能なゴルフクラブを提供することができる。
図1は、実施の形態に係るゴルフクラブの全体構造を例示する斜視図である。 図2は、実施の形態に係るゴルフクラブヘッドを例示する平面図である。 図3は、実施の形態に係るゴルフクラブヘッドとシャフトとの連結構造を例示する分解図である。 図4は、実施の形態に係るホーゼル部の内部空間を模式的に例示する断面図である。 図5は、実施の形態に係るシャフト固定部材を模式的に例示する正面図である。 図6は、実施の形態に係る係合部材を模式的に例示する正面図である。 図7Aは、実施の形態に係るインサート部材(筒状の状態)を模式的に例示する正面図である。 図7Bは、実施の形態に係るインサート部材(分割状態)を模式的に例示する斜視図である。 図8は、実施の形態に係る延長部材を模式的に例示する断面図である。 図9は、実施の形態に係るゴルフクラブの2つの態様におけるクラブ長の比較例を示す。 図10は、変形例に係るゴルフクラブの2つの態様におけるクラブ長の比較例を示す。 図11は、変形例に係るゴルフクラブの2つの態様におけるクラブ長の比較例を示す。 図12は、変形例に係るゴルフクラブの2つの態様におけるクラブ長の比較例を示す。 図13は、変形例に係るシャフト固定部材を模式的に例示する正面図である。 図14Aは、変形例に係るインサート部材(筒状の状態)を模式的に例示する。 図14Bは、変形例に係るインサート部材(分割状態)を模式的に例示する斜視図である。 図15は、変形例に係るインサート部材とシャフト固定部材との固定方法を例示する。 図16は、変形例に係る延長部材を例示する。 図17Aは、延長部材をシャフトに取り付ける機構(延長部材を外した状態)の変形例を示す。 図17Bは、延長部材をシャフトに取り付ける機構(延長部材を取り付けた状態)の変形例を示す。 図18Aは、延長部材をシャフトに取り付ける機構の変形例を示す。 図18Bは、変形例に係る延長部材を例示する。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形が行われてもよい。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、以下の説明では、説明の便宜のため、図面内の向きを基準として説明を行う。
§1.ゴルフクラブの全体構造
まず、図1〜図3を用いて、ゴルフクラブの全体構造を説明する。図1は、本実施形態に係るゴルフクラブ100の全体構造を例示する斜視図である。図2は、本実施形態に係るゴルフクラブヘッド1を例示する平面図である。また、図3は、シャフト2とゴルフクラブヘッド1との連結構造を例示する分解図である。
図1及び図2に例示されるように、本実施形態に係るゴルフクラブ100は、シャフト2と、その端部(下端部21)に連結されるゴルフクラブヘッド1(以下、単に「ヘッド」とも称する)とを備えている。図3に例示されるように、このシャフト2とゴルフクラブヘッド1とは、後述する第1調節機構(係合部材4、インサート部材5、シャフト固定部材6)を介して連結されている。また、シャフト2のグリップエンド231には、後述する第2調節機構(延長部材7)が連結可能に構成される。これによって、本実施形態では、クラブ長及びネック長を変更することなく、シャフトの撓りやすさを変更することができる。なお、クラブ長は、シャフト2のグリップエンド231側の端からヘッド1の底面までの概ねの長さを示すことができれば、厳密に定義されなくてもよい。クラブ長は、例えば、ゴルフ規則に規定される60度法、ヒールエンド法等によって測定することができる。また、ネック長は、ホーゼル部3の上端(上端部36)から係合部材4の上端(上端部43)までの概ねの長さを示すことができれば、厳密に定義されなくてもよい。
シャフト2は、中空の筒状に形成されるシャフト本体20と下端側に開口した筒状のグリップ23と、を備えている。シャフト本体20は、軸方向の両端に下端部21及び上端部22を有し、下端部21から上端部22にいくにしたがって外形が太くなるように構成されている。シャフト本体20の下端部21には、ゴルフクラブヘッド1が連結されている。また、図3に例示されるように、シャフト本体20の上端部22には、ゴム等で形成されたグリップ23が固定されている。このグリップ23のグリップエンド231には、後述する延長部材7が取り付け可能となっている。
シャフト本体20の材料は、実施の形態に応じて適宜選択されてよく、例えば、CFRP(carbon fiber reinforced plastic)、スチール等が利用されてもよい。なお、シャフト本体20の下端部21は、本発明の「シャフトの先端部」に相当する。また、グリップエンド231は、本発明の「シャフトの後端部」に相当する。更に、このシャフト2(シャフト本体20)の延びる方向は、本発明の「軸方向」に相当する。ただし、「軸方向」は、各部材の上端部と下端部とを結ぶ方向を示すことが可能であれば、厳密に定義されなくてもよい。
また、ゴルフクラブヘッド1は中空構造を有している。図1及び図2に例示されるように、このゴルフクラブヘッド1の外面は、フェース部11、クラウン部12、ソール部13、サイド部14、及びホーゼル部3によって形成されている。フェース部11は、ゴルフボールを打つ面であるフェース面を有している。クラウン部12は、フェース部11と隣接し、ヘッド1の上面を構成する。ソール部13は、ヘッド1の底面を構成し、フェース部11及びサイド部14と隣接する。また、サイド部14は、クラウン部12とソール部13との間の部位であり、フェース部11のトウ側からヘッド1のバック側を通ってフェース部11のヒール側へと延びる部位である。
更に、ホーゼル部3は、クラウン部12のヒール側に隣接して設けられる円筒状の部位であり、シャフト2を取り付けるための取付孔(開口)31を有している。詳細には、当該取付孔31には、シャフト2の先端部に固定される後述のシャフト固定部材6がシャフト2と共に差し込まれる。ホーゼル部3の内部構造については、後述で詳細に説明する。なお、本実施形態で説明されるヘッド1は、ドライバー(#1)又はフェアウェイウッドといったウッド型であるが、そのタイプは限定されず、いわゆるユーティリティ型、ハイブリッド型、アイアン型等の種々のタイプであってもよい。
§2 シャフトとゴルフクラブヘッドとの連結構造(第1調節機構)
次に、図3及び図4〜図7Bを用いて、シャフト2とゴルフクラブヘッド1との連結構造について説明する。図3で例示されるように、シャフト本体20の下端部21はシャフト固定部材6により固定されている。シャフト固定部材6の上端側には係合部材4が配置されており、この係合部材4とシャフト固定部材6との間にはインサート部材5を配置することが可能になっている。これにより、シャフト本体20の下端部21を固定(拘束)する長さを延長することができる。
そして、インサート部材5及びシャフト固定部材6は、ホーゼル部3の取付孔31に挿入可能に構成されているが、係合部材4は、ホーゼル部3の上端(取付孔31の開口周縁)に係合するように構成されている。そのため、インサート部材5を取り付けた状態であってもそうでない状態であっても、係合部材4がホーゼル部3の上端に係合するまで、シャフト固定部材6を取付孔31に差し込んで、シャフト本体20の下端部21をホーゼル部3の内部空間に挿入することができる。このとき、ワッシャ93及び固定具9を用いて、シャフト固定部材6(及びインサート部材5)を、ホーゼル部3の内部空間に収容された状態で固定することができる。これにより、シャフト2(シャフト本体20)とゴルフクラブヘッド1とは連結される。以下、この連結構造の各構成要素について説明する。
[ホーゼル部]
まず、図4を用いて、インサート部材5及びシャフト固定部材6が挿入されるホーゼル部3の内部空間を説明する。図4は、ホーゼル部3の内部空間を模式的に例示する断面図である。図4に例示されるように、本実施形態に係るホーゼル部3の内部空間は、上端部36側から順に、第1径部32と、第2径部33と、第3径部35と、で構成されている。
第1径部32は、円筒状に形成されており、上端部36側に開口している。また、第2径部33は、第1径部32と連続しており、当該第1径部32よりもやや小径の円筒状に形成されている。第2径部33の内周面には、後述するシャフト固定部材6の第2円筒部62の外周面に形成される複数の突条621に対応する複数の溝条が設けられている(不図示)。本実施形態では、このような第1径部32及び第2径部33によって、上端部36側に開口する取付孔31が形成されている。
第2径部33の下端側には円筒状の第3径部35が配置されており、この第3径部35と第2径部33との間には隔壁341が設けられている。この隔壁341には、第2径部33及び第3径部35よりも小径で円状の開口部34が設けられており、この開口部34は上下方向に貫通している。そのため、隔壁341は円環状に形成され、第2径部33と第3径部35とはこの開口部34を介して連通している。なお、第3径部35は下端部37側に開口している。これにより、ホーゼル部3の内部空間は、概ねシャフト2の軸方向と平行にヘッド1のサイド部14側及びソール部13側まで貫通している。
ゴルフクラブ100を組み立てる際には、ホーゼル部3の第1径部32及び第2径部33には、上端部36側からシャフト固定部材6(及びインサート部材5)が挿入される。シャフト固定部材6(及びインサート部材5)の上端側には係合部材4が配置されており、係合部材4の外径は第1径部32よりも大径に形成されている。そのため、係合部材4の下端部44がホーゼル部3の上端(上端部36)に係合するまで、シャフト固定部材6(及びインサート部材5)を軸方向下方に挿入することができる。一方、第3径部35には、下端部37側からワッシャ93及びネジ状の固定具9が挿入される。この固定具9とシャフト固定部材6とはネジ締結される。これにより、シャフト2とゴルフクラブヘッド1とは、取り外し可能に固定される。
なお、図3に例示されるように、固定具9は、頭部91と、当該頭部91に連結されるネジ部92と、で形成されている。ネジ部92は、開口部34に挿通して下端部37側から第2径部33に到達できるように、開口部34の径よりも小径に形成される。一方、固定具9全体が開口部34を通過してしまわないように、頭部91の外径は、開口部34の径よりも大径に形成される。そして、この頭部91には、レンチが挿入される矩形状の凹部が形成されている(不図示)。そのため、ユーザは、当該凹部にレンチを嵌めて操作することで、ゴルフクラブヘッド1とシャフト2とを固定したり、取り外したりすることができる。
[シャフト固定部材]
次に、図5を用いて、本実施形態に係るシャフト固定部材6を説明する。図5は、本実施形態に係るシャフト固定部材6を模式的に例示する正面図である。図5で例示されるように、本実施形態に係るシャフト固定部材6は、軸方向(図の上下方向)の両端に上端部65と下端部66とを有している。そして、シャフト固定部材6は、上端部65側から順に、凸部67、第1円筒部61、及び第2円筒部62を備えている。
第1円筒部61は、ホーゼル部3の第1径部32に挿通する部分である。第1円筒部61の外径は、ホーゼル部3の第2径部33の内径よりも大径で、かつ、ホーゼル部3の第1径部32に挿通可能な程度に形成されている。そのため、後述する係合部材4を考慮しなかった場合には、シャフト固定部材6は、第1円筒部61の下端部66側の端面611が第1径部32と第2径部33との間に形成される段差部分に当接するまで、ホーゼル部3の内部空間に挿入することができる。
この第1円筒部61の下端側に配置される第2円筒部62は、ホーゼル部3の第2径部33に挿通する部分である。そのため、第2円筒部62の外径は、第1円筒部61の外径よりも小径で、かつ、ホーゼル部3の第2径部33に挿通可能な程度に形成される。そして、第2円筒部62の外周面には軸方向に延びる複数の突条621が形成されており、これら複数の突条621は、ホーゼル部3の第2径部33の内周面に形成される溝条に対応している。
そのため、ホーゼル部3の取付孔31にシャフト固定部材6を軸方向に沿って挿入させたときには、シャフト固定部材6の第2円筒部62に形成される複数の突条621とホーゼル部3の第2径部33に形成される複数の溝条とが係合する。これによって、シャフト固定部材6とホーゼル部3とが軸回り(周方向)に回転不能に連結する。なお、ここでいう「連結」とは少なくとも両者が動かないように接していればよく、両者が外力を加えても分離しないことまでは要求されない。以下で用いる「連結」についても同様である。
また、第1円筒部61の上端側には、上方へ突出する円筒状の凸部67が形成されている。この凸部67の外径は、第1円筒部61の外径よりも小径に形成されている。そして、凸部67の外周面には、後述する係合部材4の凹部42及びインサート部材5の凹部54と連結するための雄ネジ部が形成されている。
また、シャフト固定部材6は、上下方向に沿って延びる外形を有しており、凸部67の上端から第1円筒部61の下端付近までの領域に、上端部75側に開口するシャフト用凹部63を備えている。シャフト用凹部63は、上下方向に沿って延びる円筒状の内周面を有している。このシャフト用凹部63には、シャフト本体20の下端部21が挿入される。そして、シャフト本体20は、接着剤等の固定手段によって、シャフト用凹部63に固定される。これにより、シャフト2の軸心S(図1及び図2参照)は、シャフト用凹部63の延びる方向(図5の上下方向)に沿って延びるように固定される。なお、シャフト本体20を固定する接着剤は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
更に、シャフト固定部材6は、ほぼ第2円筒部62の存在する領域に、下端部66側に開口する固定具用凹部64を備えている。固定具用凹部64の内径は固定具9のネジ部92の外径に対応しており、その内周面には、ネジ部92の外周面に形成された雄ネジ(不図示)が螺合する雌ネジ(不図示)が形成されている。そのため、ホーゼル部3の取付孔31にシャフト固定部材6を挿入した後に、ホーゼル部3の下端部37側から内部空間に固定具9を挿入して、固定具9のネジ部92をシャフト固定部材6の固定具用凹部64に螺合させることで、固定具9とシャフト固定部材6とをネジ締結することができる。
[係合部材]
次に、図6を用いて、本実施形態に係る係合部材4を説明する。図6は、本実施形態に係る係合部材4を模式的に例示する正面図である。図6で例示されるように、本実施形態に係る係合部材4は、シャフト本体20の外周面を覆うことができるように円筒状に形成されており、シャフト固定部材6の凸部67又は後述するインサート部材5の凸部51に取り付けられる。
係合部材4は、上端部43側及び下端部44側共に開口し、上下方向に貫通する円柱状の貫通孔41を備えている。貫通孔41の上端部43側の領域の内径はシャフト本体20が挿通可能な程度に形成されている。一方、貫通孔41の下端部44側には、この上端部43側の領域よりも内径の大きい円柱状の凹部42が形成されている。
この凹部42には、シャフト固定部材6の凸部67及び後述するインサート部材5の凸部51が嵌まり込む。そのため、この凹部42の内径は、両凸部(51、67)が挿通可能な程度に形成される。なお、この凹部42の内周面には、各凸部(51、67)に形成される雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成されている。
一方、係合部材4の外周面45は、下端部44側にいくにしたがってその外径が拡がるようなテーパ状に形成されている。そして、係合部材4の下端における外周面45の外径は、ホーゼル部3の第1径部32の内径よりも大径に形成される。これにより、係合部材4はホーゼル部3の第1径部32に嵌まり込まず、係合部材4の下端部44側の端面441がホーゼル部3の上端部36(開口周縁)に係合する。
この係合部材4は、予めシャフト本体20に挿通される。すなわち、シャフト本体20の下端部21にシャフト固定部材6を装着する前に係合部材4がシャフト本体20に挿通され、その後、シャフト本体20の下端部21にシャフト固定部材6を装着して固定する。そのため、係合部材4は、後述するインサート部材5を考慮しなければ、凹部42の雌ネジ部とシャフト固定部材6の凸部67の雄ネジ部とを螺合させていない限り、シャフト本体20に沿って軸方向に移動可能となっている。
[インサート部材]
次に、図7A及び図7Bを用いて、インサート部材5について説明する。図7Aは、筒状の状態にあるインサート部材5を模式的に例示する正面図である。また、図7Bは、分割状態にあるインサート部材5を模式的に例示する斜視図である。
インサート部材5は、シャフト本体20に取り付けられたときに係合部材4とシャフト固定部材6との間に配置されるものであり、係合部材4よりも軸方向の長さが長くなるように構成することができる。ただし、インサート部材5の軸方向の長さは、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。図7Aに例示されるように、インサート部材5は、シャフト本体20の外周面を覆うことができるように円筒状に形成されており、上端部55側から順に、凸部51と本体部52とを備えている。
凸部51は、上記のとおり、係合部材4の凹部42に嵌まり込む部分であり、シャフト固定部材6の凸部67と同様に構成される。すなわち、凸部51は円筒状に形成され、凸部51の外周面には凹部42の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が形成されている。
一方、本体部52は、インサート部材5がシャフト本体20に取り付けられたときに、ホーゼル部3の第1径部32に挿通する部分であり、シャフト固定部材6の第1円筒部61と同様に構成される。すなわち、本体部52は円筒状に形成され、本体部52の外径は、第1円筒部61の外径とほぼ同じで、ホーゼル部3の第1径部32に挿通可能な程度に形成されている。
この本体部52は、係合部材4とシャフト固定部材6との間にインサート部材5を配置したときにシャフト本体20の下端部21を固定する長さを延長する部分に相当する。そのため、この本体部52の軸方向の長さは、インサート部材5を装着したときにシャフト本体20の下端部21を拘束する軸方向の長さが増加した分に相当する。
このインサート部材5は、上端部55側及び下端部56側共に開口しており、上下方向に貫通する円柱状の貫通孔53を備えている。係合部材4の貫通孔41と同様に、貫通孔53の上端部55側の領域の内径はシャフト本体20が挿通可能な程度に形成されている。一方、貫通孔53の下端部56側には、この上端部55側の領域よりも内径の大きい円柱状の凹部54が形成されている。
この凹部54は、係合部材4の凹部42とほぼ同様に構成される。係合部材4とシャフト固定部材6との間にインサート部材5を配置したときには、この凹部54には、シャフト固定部材6の凸部67が嵌まり込む。そのため、凹部54の内径はこの凸部67が挿通可能な程度に形成され、凹部54の内周面には、凸部67に形成される雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ部が形成されている。
したがって、インサート部材5の凹部54(雌ネジ部)とシャフト固定部材6の凸部67(雄ネジ部)とを螺合させ、インサート部材5の凸部51(雄ネジ部)と係合部材4の凹部42(雌ネジ部)とを螺合させることができる。そして、これにより、係合部材4とシャフト固定部材6との間にインサート部材5を配置するとともに、インサート部材5をシャフト本体20に取り付けることができる。
ここで、シャフト本体20の下端部21は、シャフト固定部材6のシャフト用凹部63に挿入されて固定されている。すなわち、シャフト固定部材6のシャフト用凹部63は、下端部21から上方の一領域を拘束している。また、係合部材4は、貫通孔41によってシャフト本体20の外周面を覆うことで、シャフト本体20を拘束する。更に、インサート部材5は、貫通孔53によってシャフト本体20の外周面を覆うことで、シャフト本体20を拘束する。
そのため、シャフト固定部材6の凸部67に係合部材4を取り付けた場合には、シャフト固定部材6のシャフト用凹部63及び係合部材4の軸方向の長さの分だけ、シャフト本体20の下端部21は軸方向に拘束されることになる。一方、インサート部材5をシャフト本体20に取り付けた場合には、シャフト本体20の下端部21は、このインサート部材5の軸方向の長さの分だけ、軸方向に更に拘束されることになる。したがって、本実施形態では、インサート部材5を着脱することによって、シャフト本体20を拘束する部分の軸方向の長さを調節することができる。すなわち、本実施形態では、係合部材4、インサート部材5、及びシャフト固定部材6によって、シャフト2を拘束する軸方向の長さを調節可能な第1調節機構が構成される。
また、このインサート部材5は、図7Bに例示されるように、周方向に2つに分割可能となっている。より詳細には、断面円弧状の2つのインサート片50を組み合わせることで、円筒状のインサート部材5を形成するようになっている。なお、インサート片50同士を固定するように構成することもできる。例えば、一方のインサート片50に凸部、他方のインサート片50に凹部を設け、これらを係合させてもよい。または、一方のインサート片50にキー溝、他方のインサート片50にキーを設け、これらを係合させてもよい。両インサート片50を固定する方法は、特に限定されていなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。なお、インサート部材5の具体的な着脱方法については、後述する。
なお、係合部材4、インサート部材5、及びシャフト固定部材6の材料はそれぞれ、実施の形態に応じて適宜選択されてもよく、例えば、金属、樹脂、FRP等が利用されてもよい。また、係合部材4は、一般にソケット、フェルール、フェラル等と呼ばれる装飾用部材を兼ねるように構成してもよい。
§3 シャフトの長さの延長機構(第2調節機構)
次に、図8を用いて、本実施形態に係るシャフト2の長さの延長機構(第2調節機構)について説明する。図8は、本実施形態に係る延長部材7とシャフト2の後端部とを模式的に例示する断面図である。図8に例示されるように、シャフト2のグリップエンド231には、円柱状の凹部24が設けられている。図8に例示されるように、この凹部24の内周面は、グリップ23よりも硬質の樹脂、金属等のコーティング部材240に覆われていてもよく、このコーティング部材の内周面には雌ネジ部が形成されてもよい。
一方、延長部材7は、上端部側から、本体部71及び凸部72を備えている。本体部71の外径は、シャフト2のグリップエンド231に延長部材7を取り付けたときにシャフト2と延長部材7との外形が連続するように、グリップエンド231付近におけるグリップ23の外径とほぼ同様に構成されている。また、凸部72は、シャフト2の凹部24に対応する円柱状に形成されており、当該凹部24の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が凸部72の外周面に形成されている。なお、延長部材7の材料は、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、延長部材7は、ゴム、樹脂等で形成されてもよい。また、この凸部72の外周面は、凹部24と同様に、延長部材7の材料よりも硬質の樹脂、金属等でコーティングされてもよい。
したがって、本実施形態では、シャフト2の凹部24(雌ネジ部)に延長部材7の凸部72(雄ネジ部)を螺合させることで、シャフト2のグリップエンド231に延長部材7を取り付けることができる。これによって、シャフト2の軸方向の長さは、延長部材7(本体部71)の軸方向の長さの分だけ増加する。よって、本実施形態では、この延長部材7を着脱することによって、シャフト2の軸方向の長さを調節することができる。すなわち、本実施形態では、この延長部材7によって、シャフト2の軸方向の長さを調節可能な第2調節機構が構成される。なお、本実施形態では、雄ネジ部及び雌ネジ部によって、シャフト2と延長部材7とが着脱可能に構成される。しかしながら、シャフト2及び延長部材7の着脱機構は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
§4 使用方法
次に、図9を用いて、上記のように構成された各調節機構の使用方法を説明する。本実施形態に係る第1調節機構は、シャフト固定部材6にそのまま係合部材4を取り付けた、換言すると、インサート部材5を取り付けていない第1の態様と、シャフト固定部材6と係合部材4との間にインサート部材5を配置した第2の態様とを取ることができる。同様に、本実施形態に係る第2調節機構は、シャフト2のグリップエンド231に延長部材7を取り付けていない、換言すると、シャフト2のグリップエンド231から延長部材7を取り外した第1の態様と、シャフト2のグリップエンド231に延長部材7を取り付けた第2の態様とを取ることができる。図9は、両調節機構においてそれぞれ第1の態様及び第2の態様の2つの態様におけるクラブ長の比較例を示す。
図9(a)では、第1調節機構及び第2調節機構共に第1の態様を取っている。この態様では、係合部材4をシャフト固定部材6に固定する。ここで、係合部材4はシャフト本体20に挿通されており、シャフト固定部材6はシャフト本体20の下端部21に固定されている。そのため、係合部材4をシャフト本体20に沿って移動させて、係合部材4の凹部42をシャフト固定部材6の凸部67に螺合させることで、係合部材4をシャフト固定部材6に固定することができる。また、この態様では、シャフト2のグリップエンド231に延長部材7が取り付けられている場合には、シャフト2のグリップエンド231から延長部材7を取り外す。
この状態では、係合部材4とシャフト固定部材6とによって拘束されている下端部21側の部分(長さB1+B2)は、ユーザのスイング時に撓りをもたらさない。そのため、シャフト2において、係合部材4の上端部43(ネック端面)からシャフト2のグリップエンド231までの範囲(長さL1)が、ユーザのスイング時に撓りをもたらす範囲、換言すると、シャフト2の撓りに関与する範囲となる。具体的には、シャフト本体20の上端部22より上方及びユーザが握る部分は撓らない。そのため、ユーザがこのゴルフクラブ100のグリップ23を握ってスイングした際には、シャフト2において、係合部4の上端部43からユーザが握る範囲の端までの範囲が撓る。
続いて、図9(b)に例示される第2の態様について説明する。第1調節機構において第1の態様から第2の態様へ移行するには、まず、係合部材4をシャフト固定部材6から取り外す。次に、係合部材4をシャフト本体20に沿って移動させ、シャフト固定部材6から離間させる。そして、図9(b)に例示されるように、インサート部材5をシャフト本体20に取り付ける。
ここで、インサート部材5をシャフト本体20に取り付けるためには、まず、一対のインサート片50をシャフト本体20の外周で、円筒状になるように組み合わせて、インサート部材5を形成する。このとき、両インサート片50を配置する軸方向の位置は、シャフト固定部材6と係合部材4との間である。次に、インサート部材5の下端部56側の凹部54(雌ネジ部)をシャフト固定部材6の凸部67(雄ネジ部)に螺合する。これにより、インサート部材5とシャフト固定部材6とが固定される。そして最後に、係合部材4の凹部42(雌ネジ部)をインサート部材5の上端部55側の凸部51(雄ネジ部)に螺合する。これによって、第1調節機構は第2の態様に移行する。
また、第2調節機構において第1の態様から第2の態様へ移行するには、シャフト2のグリップエンド231に延長部材7を取り付ける。シャフト2のグリップエンド231に設けられた凹部24(雌ネジ部)に延長部材7の凸部72(雄ネジ部)を螺合することで、シャフト2のグリップエンド231に延長部材7を取り付けることができる。
この状態では、インサート部材5(長さD)を取り付けた分だけ、ホーゼル部3にシャフト2(シャフト本体20)を挿入する深さが長くなる。そのため、係合部材4の上端部43からシャフト2のグリップエンド231までの長さL2は、第1の態様の長さL1よりもDだけ短くなっている。すなわち、インサート部材5を取り付けると、インサート部材5の長さDの分だけ、クラブ長が短くなってしまう。
そこで、本実施形態では、シャフト2のグリップエンド231に延長部材7を取り付けることにより、シャフト2の軸方向の長さを延長する。具体的には、延長部材7の軸方向の長さAがインサート部材5の軸方向の長さDに対応するように長さAと長さDとを同じにすることで、係合部材4の上端部43からシャフト2のグリップエンド231側の端までの長さを第1の態様と第2の態様とで一定に保つことができる。係合部材4の上端部43からシャフト2のグリップエンド231側の端までの長さが同じであれば、第1の態様と第2の態様とでネック長及びヘッド1の大きさは同じであるため、クラブ長も同じになる。したがって、本実施形態によれば、インサート部材5の長さに対応する長さを有する延長部材7を利用することで、クラブ長を一定に保つことができる。
また、この状態では、係合部材4、インサート部材5、及びシャフト固定部材6によって拘束されている先端部21側の部分(B1+B2+D)は、ユーザのスイング時に撓りをもたらさない。つまり、シャフト2の先端部において、インサート部材5の軸方向の長さDの分だけ、第1の態様と比べて、ユーザのスイング時に撓りをもたらさない部分が増加している。ただし、シャフト2のグリップエンド231に取り付けられる延長部材7の長さAは、インサート部材5の長さDと同じである。そのため、シャフト2の後端側から同一の範囲をユーザが握ると仮定すると、シャフト2の撓りに関与する部分の長さは、第1の態様と第2の態様とで一定になっている。
しかしながら、シャフト2の撓りに関与する部分の長さを一定に保ったとしても、次の理由により、シャフト2の撓りやすさは変化する。すなわち、シャフト2は、その構成方法によって、先端部から後端部にかけて曲げ剛性が変化するように形成される。一般的には、シャフト本体20は、上端部22側よりも下端部21側が曲がりやすいように構成される。そして、図9に例示されるように、第1の態様と第2の態様とで比較した場合に、シャフト2の撓りに関与する部分の長さは一定に保たれているが、シャフト2の撓りに関与する部分は軸方向に沿ってシフトする。そのため、シャフト2の撓りに関与する部分の長さに変化しなくても、シャフト2の先端部側と後端部側とで曲げ剛性が異なるため、シャフト2の撓りやすさは変化する。したがって、本実施形態によれば、シャフト2の先端部における拘束範囲の長さを変えることで、シャフト2の撓りやすさを変化させることができる。具体的には、シャフト2の先端部における拘束範囲が長くなっている分だけ、第2の態様に係るゴルフクラブ100は、第1の態様に比べて撓り難くなっている。
更に、第2の態様では、第1の態様に比べて、スイング時に撓りをもたらさない部分が増加しているものの、ホーゼル部3の上端部36から係合部材4の上端部までのネック長(B1)は変化していない。したがって、本実施形態によれば、ネック長を変更することなく、シャフト2の撓りやすさを変更することができる。
以上により、本実施形態によれば、ネック長及びクラブ長を変化させることなく、シャフト2の撓りやすさを変更することができる。よって、ネック長及びクラブ長の変化に起因する違和感をユーザに感じさせることなく、シャフト2の撓りやすさを変更することができる。なお、インサート部材5は、1種類だけではなく、軸方向の長さの異なる複数種類を用意してもよい。また、これに応じて、延長部材7も、軸方向の長さの異なる複数種類を用意してもよい。これによって、シャフト2の撓りやすさを段階的に変化することができる。
なお、ホーゼル部3の内部空間に挿入される長さが比較的に短くなる第1の態様を選択した場合であっても、シャフト固定部材6の第2円筒部62はホーゼル部3の第2径部33に到達するように構成されている。そのため、この場合であっても、シャフト固定部材6の第2円筒部62に形成される複数の突条621をホーゼル部3の第2径部33に形成される複数の溝条に係合させて、シャフト固定部材6をホーゼル部3に軸回りに回転不能に連結することができる。そして、この場合に、下端部37側から挿入した固定具9のネジ部92がシャフト固定部材6の固定具用凹部64の雌ネジ部に螺合するように構成されている。よって、シャフト2とヘッド1とを適切に固定することができる。
また、ホーゼル部3の内部空間に挿入される長さが比較的に長くなる第2の態様を選択した場合であっても、シャフト固定部材6の下端部66がホーゼル部3の第2径部33の下端に到達しないように構成されている。また、この場合に、シャフト固定部材6の第1円筒部61と第2円筒部62との間の端面611がホーゼル部3の第1径部32と第2径部33との間の段差部分に到達しないように構成されている。そのため、ホーゼル部3の内部空間に挿入される長さが比較的に長くなる第2の態様を選択した場合であっても、係合部材4の下端部44(端面441)から下方の部分は全てホーゼル部3の内部空間に収容される。
§5 変形例
以上、本発明の実施形態を説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、上記ゴルフクラブ100の各構成要素に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が行われてもよい。また、上記ゴルフクラブ100の各構成要素の形状及び大きさも、実施の形態に応じて、適宜、設定されてよい。例えば、以下の変更が可能である。なお、説明の便宜のため、以下で説明する変形例の各構成要素に関して、上記実施形態と同様に構成される構成要素については、上記実施形態と同じ符号を利用した。また、上記実施形態と同様の内容に関しては適宜省略する。
<5.1>
例えば、上記実施形態では、第1調節機構は、インサート部材5を利用する態様(第2の態様)と利用しない態様(第1の態様)とで、シャフト2を拘束する軸方向の長さを調節した。しかしながら、第1調節機構の調節方法は、このような例に限定されなくてもよく、例えば、軸方向の長さの異なる複数のインサート部材5を用いることで、シャフト2を拘束する軸方向の長さを調節してもよい。以下、図10を用いて、2つのインサート部材(5A、5B)を利用する例を説明する。ただし、インサート部材5の数は、2つに限定されなくてもよく、3つ以上であってもよい。なお、両インサート部材(5A、5B)は、本体部52の軸方向の長さが相違する以外は、上記実施形態のインサート部材5と同様に構成されている。
図10は、本変形例に係る2つの態様におけるクラブ長の比較例を示す。この場合、本変形例に係る第1調節機構は、比較的に軸方向の長さの短いインサート部材5A(長さD1)を取り付けた第1の態様と、比較的に軸方向の長さの長いインサート部材5B(長さD2)を取り付けた第2の態様とを取ることができる。
図10(a)では、第1調節機構及び第2調節機構共に第1の態様を取っている。第1調節機構が第1の態様を取るには、上述の取付方法で、比較的に軸方向の長さの短いインサート部材5Aをシャフト本体20に取り付ければよい。この状態では、シャフト2において、係合部材4の上端部43からシャフト2のグリップエンド231までの範囲(長さL3)が、ユーザのスイング時に撓りをもたらす範囲、換言すると、シャフト2の撓りに関与する範囲となる。
一方、図10(b)では、第1調節機構及び第2調節機構共に第2の態様を取っている。第1調節機構において第1の態様から第2の態様へ移行するためには、比較的に軸方向の長さの短いインサート部材5Aをシャフト2から取り外し、比較的に軸方向の長さの長いインサート部材5Bをシャフト本体20に取り付ければよい。この状態では、シャフト2において、係合部材4の上端部43からシャフト2のグリップエンド231までの部分の長さL4は、第1の態様における長さL3に比べて、インサート部材5Aの軸方向の長さD1とインサート部材5Bの軸方向の長さD2との差分D3だけ短くなっている。一方で、シャフト2のグリップエンド231に延長部材7が取り付けられることにより、シャフト2の軸方向の長さは、延長部材7の軸方向の長さAの分だけ長くなっている。そのため、本実施形態では、延長部材7の軸方向の長さAが両インサート部材(5A、5B)の軸方向の長さの差分D3に対応するように、長さAと差分D3とを同じにすることで、第1の態様と第2の態様とでクラブ長を一定に保つことができる。
ここで、延長部材7の長さと両インサート部材(5A、5B)の差分D3とが同じであるため、第1の態様と第2の態様とで撓りに関与する部分の長さは同じである。しかしながら、上記実施形態と同様の原理により、第2の態様に係るゴルフクラブ100は、シャフト本体20の下端部21における拘束部分の長さがD3だけ長くなっているため、第1の態様に比べて撓り難くなっている。なお、上記実施形態と同様の原理により、第1の態様と第2の態様とでネック長も一定に保たれている。
<5.2>
また、例えば、上記実施形態では、第2調節機構は、延長部材7を利用する態様(第2の態様)と利用しない態様(第1の態様)とで、シャフト2の軸方向の長さを調節した。しかしながら、第2調節機構の調節方法は、このような例に限定されなくてもよく、例えば、軸方向の長さの異なる複数の延長部材7を用いることで、シャフト2の軸方向の長さを調節してもよい。以下、図11及び図12を用いて、2つの延長部材(7A、7B)を利用する例を説明する。ただし、延長部材7の数は、2つに限定されなくてもよく3つ以上であってもよい。なお、両延長部材(7A、7B)は、本体部71の軸方向の長さが相違する以外は、上記実施形態に係る延長部材7と同様に構成されている。
ここで、第2調節機構の調節方法に問わず、第1調節機構の調節方法として、上記実施形態の方法及び上記変形例<5.1>の方法のいずれを採用してもよい。図11は、第1調節機構が上記実施形態と同様の方法を採用する例を示す。一方、図12は、第1調節機構が上記変形例<5.1>の方法を採用する例を示す。
まず、第1調節機構が上記実施形態と同様の方法を採用する例を説明する。図11は、本変形例に係る2つの態様におけるクラブ長の比較例を示す。この場合、本変形例に係る第2調節機構は、比較的に軸方向の長さの短い延長部材7A(長さA1)を取り付けた第1の態様と、比較的に軸方向の長さの長い延長部材7B(長さA2)を取り付けた第2の態様とを取ることができる。
図11(a)では、第1調節機構及び第2調節機構共に第1の態様を取っている。第2調節機構が第1の態様を取るには、上述の取付方法で、比較的に軸方向の長さの短い延長部材7Aをシャフト2のグリップエンド231に取り付ければよい。この状態では、係合部材4の上端部43からシャフト2のグリップエンド231側の端までの長さは(L1+A1)になっている。なお、ユーザのスイング時に撓りをもたらす範囲は、上記実施形態と同様に、係合部材4の上端部43からシャフト2のグリップエンド231までの範囲(長さL1)である。
一方、図11(b)では、第1調節機構及び第2調節機構共に第2の態様を取っている。第2調節機構において第1の態様から第2の態様へ移行するためには、比較的に軸方向の長さの短い延長部材7Aをシャフト2のグリップエンド231から取り外し、比較的に軸方向の長さの長い延長部材7Bをシャフト2のグリップエンド231に取り付ければよい。この状態では、シャフト2において、係合部材4の上端部43からシャフト2のグリップエンド231までの部分の長さL2は、第1の態様における長さL1に比べて、インサート部材5の軸方向の長さDの分だけ短くなっている。一方、シャフト2のグリップエンド231に比較的に軸方向の長さの長い延長部材7が取り付けられることにより、シャフト2の軸方向の長さは、第1の態様と比べて、延長部材7Aの長さA1と延長部材7Bの長さA2との差分A3の分だけ長くなっている。そのため、本実施形態では、両延長部材(7A、7B)の軸方向の長さの差分A3がインサート部材5の軸方向の長さDに対応するように、差分A3と長さDとを同じにすることで、第1の態様と第2の態様とでクラブ長を一定に保つことができる。
また、インサート部材5の長さDと両延長部材(7A、7B)の差分A3とが同じであるため、第1の態様と第2の態様とで撓りに関与する部分の長さは同じである。しかしながら、上記実施形態と同様の原理により、第2の態様に係るゴルフクラブ100は、シャフト本体20の下端部21における拘束部分の長さがDだけ長くなっているため、第1の態様に比べて撓り難くなっている。なお、この変形例において、上記実施形態と同様の原理により、第1の態様と第2の態様とでネック長も一定に保たれている。
次に、第1調節機構が上記変形例<5.1>と同様の方法を採用する例を説明する。図12は、本変形例に係る2つの態様におけるクラブ長の比較例を示す。
図12(a)では、第1調節機構及び第2調節機構共に第1の態様を取っている。この状態では、係合部材4の上端部43からシャフト2のグリップエンド231側の端までの長さは(L3+A1)になっている。なお、ユーザのスイング時に撓りをもたらす範囲は、上記変形例<5.1>と同様に、係合部材4の上端部43からシャフト2のグリップエンド231までの部分(長さL3)からグリップ23を除いた範囲である。
一方、図12(b)では、第1調節機構及び第2調節機構共に第2の態様を取っている。この状態では、シャフト2において、係合部材4の上端部43からシャフト2のグリップエンド231までの部分の長さL4は、第1の態様における長さL3に比べて、インサート部材5Aの軸方向の長さD1とインサート部材5Bの軸方向の長さD2との差分D3だけ短くなっている。一方で、シャフト2のグリップエンド231に比較的に軸方向の長さの長い延長部材7が取り付けられることにより、シャフト2の軸方向の長さは、第1の態様と比べて、延長部材7Aの長さA1と延長部材7Bの長さA2との差分A3の分だけ長くなっている。そのため、本実施形態では、両延長部材(7A、7B)の軸方向の長さの差分A3が両インサート部材(5A、5B)の軸方向の長さの差分D3に対応するように、差分A3と差分D3とを同じにすることで、第1の態様と第2の態様とでクラブ長を一定に保つことができる。
また、両インサート部材(5A、5B)の差分D3と両延長部材(7A、7B)の差分A3とが同じであるため、第1の態様と第2の態様とで撓りに関与する部分の長さは同じである。しかしながら、上記実施形態と同様の原理により、第2の態様に係るゴルフクラブ100は、シャフト本体20の下端部21における拘束部分の長さがD3だけ長くなっているため、第1の態様に比べて撓り難くなっている。なお、この変形例においても、上記実施形態と同様の原理により、第1の態様と第2の態様とでネック長も一定に保たれている。
<5.3>
また、例えば、上記実施形態では、係合部材4、インサート部材5、及びシャフト固定部材6はネジによって固定しているが、雄ネジ(凸部)と雌ネジ(凹部)との関係は反対であってもよい。例えば、図13、図14A、及び図14Bは、インサート部材5とシャフト固定部材6との間で凸部と凹部とを入れ替えた例を示す。
図13は、本変形例に係るシャフト固定部材6Aを例示する。図14A及び図14Bは、本変形例に係るインサート部材5Cを例示する。図13で例示されるように、本変形例に係るシャフト固定部材6Aでは、シャフト用凹部63の上端部側に、下端部側の領域632よりも内径の大きい凹部631が形成される。そして、この凹部631の内周面には、雌ネジ部が形成される。
一方、図14A及び図14Bで例示されるように、本変形例に係るインサート部材5Cでは、下端部56側に軸方向下方に突出する凸部57が形成される。凸部57の外径は凹部631の内径に対応するように形成されており、凸部57の外周面には、凹部631に形成された雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が形成される。これにより、インサート部材5Cの凸部57(雄ネジ部)をシャフト固定部材6Aの凹部631(雌ネジ部)に螺合させることで、インサート部材5Cをシャフト固定部材6Aに取り付けることができる。このような凸部と凹部との入れ替えは、各部材間で行われてよい。
<5.4>
また、例えば、上記実施形態では、係合部材4、インサート部材5、及びシャフト固定部材6はネジによって固定しているが、ネジ以外の固定も可能である。各部材を固定する方法は、着脱自在に固定する方法であれば、実施の形態に応じて適宜選択されてもよい。例えば、図15に例示されるようにスナップ式の取付機構が設けられてもよい。
図15は、インサート部材5Dとシャフト固定部材6との間でスナップ式の取付機構を利用する例を示す。図16では、インサート部材5Dの下端部に、シャフト固定部材6の凸部67を径方向外側から挟む環状の突起58が設けられている。そして、この突起58の内周面には、シャフト固定部材6の凸部67と係合する抜け止め用の突片581が設けられている。そして、この突片501は弾性変形可能な材料で構成される。これにより、ネジ留めによらず、インサート部材5Dを固定することができる。この機構は、係合部材とインサート部材との固定に利用してもよい。
<5.5>
また、例えば、上記実施形態では、延長部材7は、一体形成されている。しかしながら、延長部材7の構造は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、図16に例示されるように、延長部材7は、異なる部材を組み合わせることで、形成されてもよい。
図16は、本変形例に係る延長部材7Cを例示する。図16に例示されるように、延長部材7Cの本体部71C及び凸部72Cは互いに異なる部材で構成されてもよい。ここで、例えば、本体部71Cは、ゴム、樹脂等の比較的に軟質の材料で構成されてもよい。また、凸部72Cは、金属、樹脂等の、本体部71Cよりも比較的に硬質の材料で構成されてもよい。なお、図16で例示される延長部材7Cの本体部71Cには、六角レンチ等のレンチを挿入するための挿入孔711が設けられている。この延長部材7Cをシャフト2に取り付ける場合には、まず、ユーザは、挿入孔711にレンチを挿入して、凸部72Cの上端部に設けられる六角形等の多角形の凹部(不図示)にレンチを差し込む。そして、ユーザは、レンチを操作することで、延長部材7Cをシャフト2に取り付けることができる。
<5.6>
また、例えば、上記実施形態では、シャフト2のグリップエンド231に設けられる凹部24(雌ネジ部)に延長部材7の凸部72(雄ネジ部)を螺合させることで、シャフト2のグリップエンド231に延長部材7を取り付けている。しかしながら、シャフト2に延長部材7を取り付ける構造は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてもよい。以下では、シャフト2に延長部材7を取り付ける変形例を2つ示す。
まず、図17A及び図17Bを用いて、固定具26を用いて、シャフト2Aに延長部材7Dを取り付ける例を示す。図17Aは、延長部材7Dが取り付けられていない状態のシャフト2Aの後端部を例示する。また、図17Bは、延長部材7Dが取り付けられている状態のシャフト2Aの後端部を例示する。
図17A及び図17Bで例示されるシャフト2Aでは、シャフト本体20の上端部22に嵌合部材25が嵌合している。嵌合部材25は、上下方向に貫通する貫通孔251を有しており、この貫通孔251の内周面には後述する固定具26のネジ部262(雄ネジ部)に螺合する雌ネジ部が形成されている。なお、この嵌合部材25は、例えば、金属、樹脂等で形成される。
また、グリップ23は、この嵌合部材25と共にシャフト本体20の上端部22を覆っている。このグリップ23のグリップエンド231には、後述する固定具26の頭部261の形状に対応する凹部24Aが設けられている。そして、この凹部24には、上下方向に貫通する貫通孔241が連結している。そのため、グリップエンド231は、凹部24及び貫通孔241を介して、グリップ23の中空部に連通している。
これに対して、固定具26は、円柱状の頭部261と、当該頭部261よりも径の小さい円柱状のネジ部262と、を備えている。このネジ部262の外周面には、嵌合部材25の貫通孔251の内周面に形成された雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が形成されている。そのため、延長部材7Dを取り付けていない状態では、固定具26の頭部261がグリップエンド231の凹部24Aに嵌まり込むまで固定具26を貫通孔241に差し込んで、固定具26のネジ部262を嵌合部材25の貫通孔251に螺合させることができる。これにより、図17Aに例示されるように、固定具26をグリップエンド231に取り付けることができる。
そして、延長部材7Dには、本体部71D及び凸部72Dにかけて上下方向に貫通する貫通孔が設けられている。この貫通孔は、シャフト2の凹部24Aと同径の大径部712と、凹部24Aの貫通孔241と同径の小径部713と、を有している。また、凸部72Dは、固定具26の頭部261と同径に形成されている。そのため、延長部材7Dの凸部72Dをグリップエンド231の凹部24Aに差し込むことができる。そして、固定具26の頭部261が延長部材7Dの大径部712に嵌まり込むまで固定具26のネジ部262を延長部材7Dの小径部713に差し込んで、固定具26のネジ部262を嵌合部材25の貫通孔251に螺合させることができる。これにより、図17Bに例示されるように、延長部材7Dをシャフト2に取り付けることができる。
なお、図17A及び図17Bに例示されるように、この変形例では、延長部材7Dと取り付けるか否かに関わらず、固定具26のネジ部262は、シャフト本体20の円柱状の中空部201に到達するように構成されている。これにより、固定具26のネジ部262(雄ネジ部)と嵌合部材25の雌ネジ部とが螺合する長さを適切に確保することができる。
次に、図18Aを用いて、グリップエンド231Bを凸状に形成し、延長部材7Eの下端部を凹状に形成する例を示す。図18Aは、本変形例に係るシャフト2Bの後端部を例示する。図18Aで例示されるシャフト2Bでは、シャフト本体20の中空部201が、グリップエンド231B側に開口している。そして、グリップエンド231Bから所定の領域には、この中空部201を径方向外方から囲う環状の外壁部232が設けられている。この外壁部232の外径は、後述する延長部材7Eの外環部73に対応するように、グリップ23Bの他の領域の外径よりも小さくなっている。なお、この外壁部232の外周面には雄ネジ部が形成されていてもよい。
一方、延長部材7Eの下端部側には、軸方向に沿って延びる円環状の外環部73と、この外環部73の内側に配置される円環状の内環部74と、が設けられている。外環部73がシャフト2Bの外壁部232に径方向外方から嵌合可能なように、外環部73の内周面731の内径は、外壁部232の外径に合わせて形成される。また、内環部74は、外環部73よりも軸方向の長さが長くなっており、シャフト2Bの中空部201に差し込むことが可能になっている。なお、図18Aに例示されるように、この内環部74は、本体部71Eを構成する部材とは異なる部材で構成されてよい。この場合、内環部74は、本体部71Eの材料よりも硬質な材料が利用される。例えば、内環部74は、金属、樹脂等で形成される。
そのため、延長部材7Eの内環部74をシャフト2の中空部201に差し込み、延長部材7Eの外環部73をグリップエンド231Bに形成された外壁部232に嵌め込むことで、延長部材7Eをシャフト2に取り付けることができる。具体的には、延長部材7Eの内環部74と外環部73との間にシャフト2Bの外壁部232が挟み込まれた状態で、延長部材7Eはシャフト2に取り付けられる。
これにより、本変形例では、次のような効果を得ることができる。すなわち、上記実施形態では、図8で例示されるように、延長部材7とシャフト2とを取り付けた場合には、本体部71と凸部72との間に形成される段差の幅(左右方向の長さ)に対応する深さの溝が、延長部材7とシャフト2との境目に形成されうる。一方、本変形例では、延長部材7Eとシャフト2Bとの境目に形成される溝の深さは、グリップ23の他領域と外壁部232との間に形成される段差の幅(左右方向の長さ)に過ぎない。そのため、本変形例では、延長部材7Eとシャフト2Bとの境目に形成されうる溝の深さを浅くすることができ、延長部材7Eを取り付ける部分の見栄えを良くすることができる。
ここで、このようにシャフト2Bを構成すると、シャフト2Bのグリップエンド231B側では、外壁部232が突起となって上方に突出する。そのため、このような取付機構は、シャフト2Bのグリップエンド231Bに軸方向の長さが相違する複数の延長部材7Eのうちの1つを選択的に取り付ける上記<5.2>の例で利用するのが好ましい。
なお、延長部材7Eはシャフト2Bに着脱可能に構成されればよく、延長部材7Eをシャフト2Bに固定する機構は実施の形態に応じて適宜選択されてもよい。例えば、シャフト2Bの外壁部232に雄ネジ部を形成し、延長部材7Eの外環部73の内周面731に当該雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を形成してもよい。これにより、シャフト2Bの外壁部232と延長部材7Eの外環部73とを螺合させることで、延長部材7Eをシャフト2Bに固定することができる。同様に、延長部材7Eの内環部74の外周面に雄ネジ部を形成し、シャフト本体20のグリップエンド231B側の内周面に雌ネジ部を形成してもよい。
また、図18Bに例示されるように、延長部材7Eの内環部74を構成する部材は、延長部材7Eを上下方向に貫通してもよい。図18Bは、本変形例に係る延長部材7Eを例示する。上記のとおり、内環部74は本体部71Eの材料よりも硬質の材料で形成される。そのため、このように内環部74を上下方向に貫通させることで、延長部材7Eを変形しにくくすることができる。
<5.7>
また、例えば、上記実施形態では、インサート部材5は周方向に2つに分割されるように構成されている。しかしながら、インサート部材5の分割可能な数は、2つに限定されなくてもよく、3つ以上であってもよい。いずれにしても、このようにインサート部材5が分割可能に構成される場合には、インサート部材5をシャフト本体20に挿通させることなく、径方向から組み立ててシャフト本体20の外周面を覆うことができる。
<5.8>
また、例えば、上記実施形態では、係合部材4は、環状に形成されている。しかしながら、係合部材4の構成は、このような例に限定されなくてもよく、例えば、インサート部材5と同様に分割可能に構成されてもよい。
<5.9>
また、例えば、上記実施形態では、1つの部材で延長部材7が形成されている。しかしながら、延長部材を構成する部材の数は1つに限定されなくてもよく、複数の部材で1つの延長部材を形成するようにしてもよい。例えば、上記実施形態に係る延長部材7同士を連結可能に構成することで、当該延長部材7を1つの部材として扱って、複数の部材で1つの延長部材を形成することができる。
なお、延長部材7同士を連結する構造は、実施の形態に応じて適宜選択可能である。例えば、延長部材7の上端部に、シャフト2のグリップエンド231に形成されている凹部24と同様の凹部を設けることで、複数の延長部材7を連結することが可能になる。これによって、複数の部材で1つの延長部材を形成してもよい。
<5.10>
また、例えば、上記実施形態では、シャフト用凹部63は、シャフト固定部材6の軸線(図5の上下方向)に沿って延びるように形成されている。しかしながら、シャフト用凹部63の形状はこのような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜設計されてもよい。例えば、シャフト用凹部63は、シャフト固定部材6の軸線から傾斜して延びるように形成されてもよい。これにより、シャフト本体20の軸心S(図1及び図2参照)をシャフト固定部材6の軸線から傾斜して延びるように固定することができる。
<5.11>
また、例えば、上記実施形態に係るゴルフクラブヘッド1は中空構造を有する。そのため、このゴルフクラブヘッド1は、2以上の部材を接合することにより製造されてもよい。すなわち、ゴルフクラブヘッド1は、中空部に通じる1または2以上の開口が形成されたヘッド本体と、開口を塞ぐ別部材とを接合することで製造されてもよい。例えば、クラウン部12及びフェース部11をそれぞれ別部材で構成して、これらをヘッド本体と組み合わせることで、ヘッド1を構成することができる。また、ソール部13又はサイド部14に開口を設けたヘッド本体を形成し、この開口を別部材で塞ぐことで、ヘッド1を構成することもできる。そして、このようなヘッド本体は、例えば、公知のロストワックス精密鋳造法等の鋳造によって製造することができる。
1…ゴルフクラブヘッド、100…ゴルフクラブ
11…フェース部、12…クラウン部、13…ソール部、14…サイド部、
2…シャフト、
20…シャフト本体、201…中空部、21…下端部(先端部)、22…上端部、
23…グリップ、231…グリップエンド(後端部)、232…外壁部、
24…凹部、241…貫通孔、25…嵌合部材、251…貫通孔、
26…固定具、261…頭部、262…ネジ部、
3…ホーゼル部、
31…差込孔(開口)、32…第1径部、33…第2径部、34…開口部、341…隔壁、
35…第3径部、36…上端部、37…下端部、
4…係合部材、
41…貫通孔、42…凹部、43…上端部、44…下端部、45…外周面、
441…端面、
5…インサート部材、50…インサート片、
51…凸部、52…本体部、53…貫通孔、54…凹部、55…上端部、56…下端部、
57…凸部、
6…シャフト固定部材、
61…第1円筒部、611…端面、
62…第2円筒部、621…突条、
63…シャフト用凹部、631…第1径部、632…第2径部、
64…固定具用凹部、65…上端部、66…下端部、67…凸部、
7…延長部材、71…本体部、711…挿入孔、712…大径部、713…小径部、
72…凸部、73…外環部、731…内周面、74…内環部、
8…インサート部材、81…スリット、
9…固定具、91…頭部、92…ネジ部、93…ワッシャ

Claims (7)

  1. 先端部及び後端部を有するシャフトと、
    前記シャフトを取り付けるための開口を含むホーゼル部を有するゴルフクラブヘッドと、
    前記ホーゼル部の内部空間に配置され、前記シャフトの先端部が固定されるシャフト固定部材、前記ホーゼル部の開口に係合可能に構成され、前記シャフトの外周面を覆う筒状の係合部材、及び前記シャフトの外周面を覆う筒状に形成され、前記ホーゼル部の内部空間において、前記シャフト固定部材と前記係合部材との間に配置可能なインサート部材を含み、当該インサート部材に基づいて前記シャフトを拘束する軸方向の長さを調節可能に構成される第1調節機構と、
    前記シャフトの後端部に連続して設けられ、前記シャフトの後端部に着脱可能な延長部材を含み、当該延長部材に基づいて前記シャフトの軸方向の長さを調節可能に構成される第2調節機構と、
    を備え、
    前記第2調節機構は、前記第1調節機構によって前記シャフトの先端部を拘束する軸方向の長さが増減した分だけ前記シャフトの軸方向の長さを増減可能に構成され、
    前記延長部材の軸方向の長さは、前記インサート部材の軸方向の長さに対応するように構成され、
    前記第1調節機構は、前記シャフト固定部材に前記係合部材が取り付けられた第1の態様と、前記シャフト固定部材と前記係合部材との間に前記インサート部材が配置される第2の態様と、を取り得るように構成され、
    前記第2調節機構は、前記延長部材を前記シャフトの後端部から取り外した第1の態様と、前記延長部材を前記シャフトの後端部に取り付けた第2の態様と、を取り得るように構成されている、
    付属品付きゴルフクラブ。
  2. 前記延長部材の軸方向の長さは、前記インサート部材の軸方向の長さに対応するように構成され、
    前記第1調節機構は、前記シャフト固定部材に前記係合部材が取り付けられた第1の態様と、前記シャフト固定部材と前記係合部材との間に前記インサート部材が配置される第2の態様と、を取り得るように構成され、
    前記第2調節機構は、前記延長部材を前記シャフトの後端部から取り外した第1の態様と、前記延長部材を前記シャフトの後端部に取り付けた第2の態様と、を取り得るように構成されている、
    請求項1に記載の付属品付きゴルフクラブ。
  3. 前記第2調節機構は、軸方向の長さが相違する複数の前記延長部材を含み、
    前記複数の延長部材の軸方向の長さの差分は、前記インサート部材の軸方向の長さに対応するように構成され、
    前記第1調節機構は、前記シャフト固定部材に前記係合部材が取り付けられた第1の態様と、前記シャフト固定部材と前記係合部材との間に前記インサート部材が配置される第2の態様と、を取り得るように構成され、
    前記第2調節機構は、前記複数の延長部材のうちの1つを選択的に前記シャフトの後端部に取り付けることで、前記シャフトの軸方向の長さを調節可能に構成されている、
    請求項1に記載の付属品付きゴルフクラブ。
  4. 前記第1調節機構は、軸方向の長さが相違する複数の前記インサート部材を含み、
    前記延長部材の軸方向の長さは、前記複数のインサート部材の軸方向の長さの差分に対応するように構成され、
    前記第1調節機構は、前記複数のインサート部材のうちの1つを選択的に前記シャフト固定部材と前記係合部材との間に配置することで、前記シャフトを拘束する軸方向の長さを調節可能に構成され、
    前記第2調節機構は、前記延長部材を前記シャフトの後端部から取り外した第1の態様と、前記延長部材を前記シャフトの後端部に取り付けた第2の態様と、を取り得るように構成されている、
    請求項1に記載の付属品付きゴルフクラブ。
  5. 前記第1調節機構は、軸方向の長さが相違する複数の前記インサート部材を含み、
    前記第2調節機構は、軸方向の長さが相違する複数の前記延長部材を含み、
    前記複数の延長部材の軸方向の長さの差分は、前記複数のインサート部材の軸方向の長さの差分に対応するように構成され、
    前記第1調節機構は前記複数のインサート部材のうちの1つを選択的に前記シャフト固定部材と前記係合部材との間に配置することで、前記シャフトを拘束する軸方向の長さを調節可能に構成され、
    前記第2調節機構は、前記複数の延長部材のうちの1つを選択的に前記シャフトの後端部に取り付けることで、前記シャフトの軸方向の長さを調節可能に構成されている、
    請求項1に記載の付属品付きゴルフクラブ。
  6. 前記シャフトの後端部には、当該後端部側に開口する凹部が設けられ、
    前記延長部材の一端部には、前記凹部に嵌合可能に形成される凸部が設けられている、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の付属品付きゴルフクラブ。
  7. 前記シャフトは、前記後端部側に開口する中空部を有し、
    前記シャフトの後端部には、前記中空部を径方向外方から囲う環状の外壁部が設けられ、
    前記延長部材の一端部には、径方向外方から前記外壁部に嵌合可能に形成される外環部、及び当該外環部の径方向内方に配置され、前記シャフトの中空部に差し込むことのできる内環部、が設けられている、
    請求項3又は5に記載の付属品付きゴルフクラブ。
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