JP2006254822A - 釣竿 - Google Patents

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Masaru Akiba
勝 秋葉
Hiroyuki Mori
裕幸 森
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Globeride Inc
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Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

【課題】 所望の任意形状領域を簡便に粗し作業ができると共に、その領域において滑りを防止できる釣竿を提供する。
【解決手段】釣竿の把持領域10の表面部に、その周辺領域A1よりも突出した突出領域を有し、該突出領域は、釣竿の中心軸回りに回転した環状面とは異なる異形状をしており、この表面は表面粗しされており、その粗し表面の上に、前記周辺領域A1よりも滑り摩擦抵抗の大きな滑り防止層12を設けるよう構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リール装着部やグリップ部等の把持部に特徴を有する釣竿に関する。
下記特許文献1には、植毛等の滑り止め部材を釣竿の握り部等に貼り付けて設ける構造が開示されている。この文献1のように貼り付けるのではなく、握り部等の表面部に、滑り止め部材を混在させた塗装を施したり、また、植毛を設ける場合にも、その基盤として粘着層を設けることがある。こうした塗装膜や粘着層が釣竿表面から剥れ難い工夫が必要であるが、そのために釣竿の所望領域表面を粗し作業することが行われている。
特開2004−24013号公報
然しながら、表面粗しの作業は、対象表面が部材の中心軸を中心にした回転表面、即ち、例えば所定長さの円筒表面のように、中心軸方向の位置と長さがどの円周位置においても同じである表面領域であれば、部材を機械で回転させつつ容易に粗しが可能であるが、対象表面が任意形状をしていると、サンドペーパー等を用いた手作業に頼ることになってしまう。この場合、作業結果として、粗しの対象領域に隣接し、粗しを行わない領域にまで粗しが行われてしまうことがある。これでは釣竿の品質が低下してしまい、これを修正するのはまたまた大変な作業になる。
従って解決しようとする課題は、所望の任意形状領域を簡便に粗し作業ができると共に、その領域において滑りを防止できる釣竿を提供することである。
請求項1に係る発明では、釣竿の把持領域の表面部に、その周辺領域よりも突出した突出領域を有し、該突出領域は、釣竿の中心軸回りに回転した環状面とは異なる異形状をしており、この表面は表面粗しされており、その粗し表面の上に、前記周辺領域よりも滑り摩擦抵抗の大きな滑り防止層を設けていることを特徴とする釣竿を提供する。
把持領域とは、リール装着部、グリップ部、玉口等、把持する可能性のある領域であり、リール装着部は、例えば筒状のリールシート本体であり、グリップ部は元側のリアグリップ、先側のフォアグリップ等である。滑り防止層としては、塗膜層や、粘着層に植えられた植毛等がある。
請求項2では、前記突出領域とその周辺領域との境界部に溝を設けている請求項1記載の釣竿を提供する。境界部には、突出領域の縁部の段差壁面の途中も含む。
請求項3では、前記突出領域の輪郭縁部の段差壁面にも前記滑り防止層が設けられている請求項1又は2記載の釣竿を提供する。
本発明の請求項1では、粗し対象領域は周辺領域よりも突出しているため、その周辺領域に手間の掛かるマスキングを施す作業をしなくても、所望領域のみにサンドペーパーや、スポンジ研磨材等を使用した粗し作業が簡便に行える。この突出量としては0.2〜0.3mm程度が好ましいが任意である。この粗しを行った表面に滑り防止層を設けるため、この層が剥離し難い。スポンジ研磨材は、曲面部に馴染み易く、細かい部位にも適する研磨材であり、例えば住友3M社製がある。目の粗さがJISの800〜1000番に対応するウルトラファインや、1200〜1500番に対応するマイクロファイン等が好適に使用できる。
請求項2では、境界部に溝を設けているため、突出領域表面に塗装膜や粘着層を設ける際に、突出領域の輪郭縁部の段差壁面に垂れた塗料等をこの溝が吸収し、誤って周辺領域を塗装等しないで済み、後修正もいらず、仕上がりが綺麗である。
請求項3では、突出領域の輪郭縁部の段差壁面にも滑り防止層を設けていると、突出領域表面に設けた滑り防止層の縁部が段差壁面に現われないで済み、その結果、縁部からの剥れが防止できる。その他、段差壁面の分、滑り防止効果が高まる。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る釣竿に設けるリール装着部に使用の筒状リールシート本体10の側面図である。図2は図1の矢視線B−Bによる拡大断面図である。図3は図1のリールシート本体を装着した釣竿の該リール装着部を把持した状態の図である。エポキシ樹脂等の合成樹脂をマトリックスとし、炭素繊維等の強化繊維で強化した繊維強化樹脂製竿杆8を挿通させて、所定位置の外側に接着固定する筒状のリールシート本体10の側面図である。この本体には固定フードRAと移動フードRBとが設けられている。RCはリール載置面である。
リールシート本体10はABS樹脂やナイロン、金属等で形成される。リール載置面RCの径方向反対側を主体とした所定領域A2(12)は、リールシート本体におけるその他の領域A1よりも段差Hだけ、具体的には0.2〜0.3mm程度突出している。この所定領域は、図3に示すように、主としてスピニングリールRを装着した場合のパーミング時に掌が概ね当接する領域であり、単純な円筒形ではない異形状である。段差量Hが上記値を下回れば、サンドペーパー等を使用した手作業によって突出領域A2を研磨作業して表面粗しを施す際に、周辺領域A1をも粗してしまう虞が高くなり、逆により大きければ、釣竿として使用する際に、突出領域の縁部に手が引っ掛り易く、握持性が低下する。
上記突出領域はその突出のお陰で、粗し作業時には周辺領域A1をマスキングする必要は無いが、粗し作業の後、該突出領域に塗装する作業ではマスキングが必要な場合がある。粗し対象領域が突出しているため、リールシート本体10を回転させつつ粗し作業を行うこともできる。こうして粗した後、ウレタンビーズ(大きさが10〜80μ)等の各種ビーズ等の微小な滑り止め部材を混入させた塗料や、ソフトフィール塗料やラバータッチ塗料と呼ばれている柔軟性のあるポリウレタン樹脂又はアクリルウレタン樹脂の塗料を塗布して滑り止め塗膜層12を形成する。この例では、この塗膜の他、図示程度の大きさの凹部や凸部14を設け、更に滑りを防止している。塗膜層では、無色透明の層とすれば、該層の下の突出領域表面の各種模様を視認できる。有色透明でも視認可能である。
突出領域はその突出量だけ周辺領域A1よりも厚いため、凹部の形成に適し、文字や他の彫り込み模様が形成でき、これに滑り止めを兼ねさせる事もできる。
塗膜層の他、接着剤等の粘着層を設けることもあり、粘着層の表面に、静電植毛等の方法によって植毛する。こうして滑り止め作用を果たさせる。こうした滑り止め層は、その基盤となる突出領域A2表面が粗されているため、密着力が強く、剥れ難い。また、こうした塗装や粘着剤を塗布した場合に、突出領域A2の輪郭縁部の段差壁面Kにも塗料等が垂れて塗膜等が生じ得る。この段差壁面の塗膜等の層は、突出領域A2表面の塗膜層等の厚さと比較すれば薄くなり易い。更には、この縁部壁面を伝わって流れ落ちた塗料等は、突出領域とその周辺領域A1との境界部に設けた溝Mに入り、該周辺領域には塗料等が付着し難い。従って、突出領域A2への塗布作業を、ガン吹きでは無く刷毛等を使用した手作業の場合、周辺領域のマスキングを不要とすることも可能である。また、上記溝Mは、突出領域縁部の段差壁面Kの下端位置に設けた例であるが、壁面Kの途中位置に設けてもよい。
この段差壁面Kは、図示の様に傾斜状に形成すると、把持した際に掌への強い引っ掛りが防止でき、釣り操作が快適になると共に、把持した際の違和感が防止される。また、段差壁面に塗膜等が形成されていると、突出領域表面の塗膜12等の縁部が現われないため、縁部からの剥離が防止される。
図4は釣竿のグリップ部に滑り止め部を形成した要部側面図である。繊維強化樹脂製竿杆8の後端部領域に、ABS樹脂やナイロン等の合成樹脂材によって形成した滑り止め部材を接着固定し、その表面を滑り止め形態にしている。この部材の塗膜層12の下の突出領域と、該滑り止め部材におけるその周辺領域A1との段差形態や粗し作業、塗布作業等については、上記リールシート本体において説明したことと同様である。
本発明は各種釣竿の把持可能性のある部位に利用できる。
図1は本発明に係る釣竿に装着するリール装着部の側面図である。 図2は図1の矢視線B−Bによる拡大断面図である。 図3は図1のリールシート本体を装着した釣竿を把持した状態図である。 図4は本発明に係る釣竿の他の形態例の部分図である。
符号の説明
10 筒状リールシート本体
12 滑り止め塗膜層
A1 周辺領域
A2 突出領域
K 段差壁面
M 溝

Claims (3)

  1. 釣竿の把持領域の表面部に、その周辺領域よりも突出した突出領域を有し、該突出領域は、釣竿の中心軸回りに回転した環状面とは異なる異形状をしており、この表面は表面粗しされており、その粗し表面の上に、前記周辺領域よりも滑り摩擦抵抗の大きな滑り防止層を設けていることを特徴とする釣竿。
  2. 前記突出領域とその周辺領域との境界部に溝を設けている請求項1記載の釣竿。
  3. 前記突出領域の輪郭縁部の段差壁面にも前記滑り防止層が設けられている請求項1又は2記載の釣竿。
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