JP2019140939A - リールシート及び釣竿 - Google Patents
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Description
リールシート本体は、左右非対称の形状となっている。リールシート本体は、左右両側面のうち何れか一方の側面のみに左右方向の外方に向けて張り出した側方張り出し部16を備えている。本実施形態におけるリールシートは、右側にハンドル105を備えた両軸リール100を取り付けるためのもの、即ち、右ハンドル仕様のものである。そのため、側方張り出し部16は、リールシート本体の左右両側面のうち左側の側面のみに形成されており、左側の側面は右側の側面よりも外側に膨出するように張り出している。側方張り出し部16は前部よりも後部の方が張り出し量が大きく、側方張り出し部16のうち最も張り出し量が大きい箇所である張り出し最大部16aは側方張り出し部16の後部に位置している。張り出し最大部16aは固定フード部12の前後方向の位置に対応してその左側又はその近傍に位置している。図4のような平面視において、あるいは、図5のような底面視において、リールシート本体の左側の側面は側方張り出し部16の存在によって前後方向に沿って外側凸に湾曲している。一方、リールシート本体の右側の側面は、リールシート本体の左側面の湾曲形状に対応して、前後方向に沿って内側凸に湾曲しており、リールシート本体の左側の側面の凸型の湾曲形状とリールシート本体の右側の側面の凹型の湾曲形状は互いに対応している。
側方張り出し部16の後部には、サポート壁部17が上方に向けて突設されている。サポート壁部17は、パーミング時に手の平に当接してその手の平を内側から支えるためのものである。サポート壁部17は、固定フード部12の側方やや後方に離間して位置していて上方に向けて起立している。サポート壁部17は側方張り出し部16の後部を構成している。サポート壁部17は薄肉状であって板状であり、板状の側方張り出し部16と同じ厚さで連続して形成されている。
リールシート本体の下部の後側寄りの位置にパーミンググリップ部18が形成されている。該パーミンググリップ部18は、リールシート本体の下面の後部に下側に向けて大きく膨出している膨出部である。パーミンググリップ部18は中空状に形成されている。従って、パーミンググリップ部18の内側には内部空間30,31が形成されている。内部空間30,31は外壁によってパーミンググリップ部18の外部と区画されている。パーミンググリップ部18の外壁は薄肉の板状に形成されている。パーミンググリップ部18の外壁には内部空間30,31と外部とを連通する水抜き用の貫通孔22が形成されており、内部空間30,31に水が溜まった場合にはその水を貫通孔22から外部に排出することができる。該貫通孔22の位置、大きさ、個数等は任意であるが、本実施形態ではパーミンググリップ部18の後面の上端部に横長の貫通孔22が左右一対形成されている。
リールシート本体の下面の高さは、リールシート本体の前端部から途中の位置まで後側に向けて徐々に緩やかに上昇していて、その後、後側に向けて後側凸に湾曲しつつ下降してパーミンググリップ部18の先端部18aにおいて最も低くなっている。リールシート本体の交換部材8を竿挿通孔10の中心線10aと直交する方向に切断したときの断面形状を図15(a)〜(d)に示している。図15(a)〜(d)はそれぞれ図13のA−A線、B−B線、C−C線、D−D線に対応した断面図(端面図)である。このような横断面視において、リールシート本体の下面の周方向の最も下側に位置する点である最下点を図15(a)〜(d)にそれぞれ符号P1〜P4で示している。このように横断面視におけるリールシート本体の下面の周方向の最下点P1〜P4は竿挿通孔10の中心線10aよりも左側にオフセットしている。最下点P1〜P4の竿挿通孔10の中心線10aからのオフセット量F1〜F4は一定ではなく変化しており、本実施形態では、F1<F2<F3であって、F3>F4であり、この四つの断面図の中では図15(c)のオフセット量F3が最も大きい。このような各横断面図におけるリールシート本体の下面の周方向の最下点を前後に連続的に繋ぐと一つの線となる。この線を下面ピークライン23と称することとする。下面ピークライン23を図5に示している。尚、図5には、リールシート本体の下面のうちパーミンググリップ部18の先端部18aよりも前側の領域について下面ピークライン23を描いている。
次に、本実施形態におけるリールシート本体の部材構成について説明する。リールシート本体は、複数の本体構成部材から構成されている。本体構成部材の個数は任意であるが、本実施形態では、大きく二つに分割されていて、更にその一つが二つに分割された構成となっている。詳細には、リールシート本体は、互いに別体に形成された固定部材7と交換部材8とから構成される。固定部材7と交換部材8は本体構成部材である。固定部材7は、竿本体1に接着固定されている。固定部材7は、リールシート本体の主要部を構成していて、全体として筒状であって、その内側に竿挿通孔10を備えており、リール脚載置部11、固定フード部12、フード用雄ネジ部13、及び延長筒部19を有している。
交換部材8は、各々別々に形成された二つの部材から構成されている。交換部材8は、互いに別体であるグリップ本体80と蓋90とから構成されている。グリップ本体80と蓋90は本体構成部材である。グリップ本体80は交換部材8の大部分を占めており、パーミンググリップ部18の外壁の後部を除いて交換部材8の他の部分の全体を構成している。パーミンググリップ部18の前面18bと左右両側面のうちの前側部分はグリップ本体80によって構成されている。蓋90は、パーミンググリップ部18の外壁の後部を構成している。パーミンググリップ部18の後面18cと左右両側面のうちの後側部分と後部上面18dは蓋90によって構成されている。交換部材8の被押圧面82は三つの領域に区画されていて、周方向の中央領域82bは蓋90に形成され、周方向の両端部近傍領域82cはグリップ本体80に形成されている。突片部83はグリップ本体80に形成されている。
図17〜図19に、竿本体1に装着したリールシートに両軸リール100を取り付けた状態を示している。両軸リール100が釣竿の上側に位置する状態を通常の状態とする。両軸リール100のハンドル105は右側に位置し、側方張り出し部16とサポート壁部17はハンドル105とは反対側である左側に位置する。図19のように、側方張り出し部16は、平面視において、両軸リール100の左側の側壁部103よりも外側には突出せず、内側、即ち、竿本体1の中心線側に位置する。図17のように、側方張り出し部16の上端部は、両軸リール100の左側の側壁部103の下側に所定の隙間を空けつつ対峙する。サポート壁部17は、両軸リール100の左側の側壁部103の直後に位置する。図19のように、サポート壁部17は、平面視において、両軸リール100の左側の側壁部103よりも外方には突出せず、それよりも内側に位置するようにしてよい。
図18及び図19にパーミング時における左手を二点鎖線で示している。パーミング時には、左手で両軸リール100とリールシートを包み込むようにして把持する。具体的には、左手の親指の腹の部分を両軸リール100の左側の側壁部103の上面に当てる。人差し指から小指までの四本の指は、リールシート本体の下面のうち前端部からパーミンググリップ部18の先端部18aまでの領域に位置させる。パーミング時に、人差し指から小指までの四本の指でパーミンググリップ部18を把持することができ、サポート壁部17に手の平の母指球を当接させることができる。また、パーミング時にリールシートを斜め方向に把持することができる。更に、側方張り出し部16の外面に人差し指から小指の付け根に位置する触球部を当接させることができる。このようにリールシート本体の左側部に側方張り出し部16及びサポート壁部17が形成されているので、パーミング時の密着感、フィット感が向上し、また、良好なフィット感が得られる。従って、釣り人の手の負担が軽減され、長時間楽に釣りを行うことができる。
図8のように保持用ナット5を緩めて後側に後退させた状態で交換部材8を固定部材7に対して着脱できる。交換部材8の取付、取り外し作業は、釣竿にリールシートが取り付けられた状態のままで行うことができる。竿本体1に固定部材7が取り付けられた状態で、交換部材8を取り付けたり、取り外したりすることができる。従って、他の種類の交換部材8を準備しておけば、釣竿にリールシートが取り付けられている状態のまま交換部材8のみを交換することができる。例えば、左側にサポート壁部17が形成された交換部材8から、右側にサポート壁部17が形成された交換部材8に交換することもできる。従って、交換部材8のみを交換することで、右側のハンドル105を備えた両軸リール100から左側にハンドル105を備えた両軸リール100に付け替えることができる。また、サポート壁部17の形状や大きさ、側方張り出し部16の張り出し量、パーミンググリップ部18の位置や大きさやその有無等、種々の仕様の交換部材8に容易に取り替えて楽しむことができる。また、交換部材8の材質や色、デザイン等が異なる他の交換部材8に容易に交換することもできる。そのため、釣り人の好みや両軸リール100の種類、対象魚や状況等に応じて、釣り人が自由にリールシートをカスタマイズして楽しむことができる。
2 フード用ナット
3 可動フード
4 延長スリーブ
5 保持用ナット
6 開口リング
7 固定部材(本体構成部材)
8 交換部材(本体構成部材)
10 竿挿通孔
10a 中心線
11 リール脚載置部
12 固定フード部
13 フード用雄ネジ部
14 第一の保持用雄ネジ部
15 第二の保持用雄ネジ部
16 側方張り出し部
16a 張り出し最大部
17 サポート壁部
17a 最上部
18 パーミンググリップ部(膨出部)
18a 先端部
18b 前面
18c 後面
18d 後部上面
18e ピーク部分
19 延長筒部
20 肉抜き凹部
21 グリップ模様部
22 貫通孔
23 下面ピークライン
23a オフセット部分
PF オフセット最大部
30 前側の部屋(内部空間)
31 後側の部屋(内部空間)
40 接合ライン
41 接合ライン
42 接合ライン
43 接合ライン
50 左側の接合ライン
51 右側の接合ライン
70 係止凸部
80 グリップ本体(本体構成部材)
80a 左側の開口縁部
80b 右側の開口縁部
81 係止凹部
82 被押圧面
82a 両端部
82b 中央領域
82c 両端部近傍領域
83 突片部
83a 両端部
84 区画壁
85 連通孔
90 蓋(本体構成部材)
90a 開口縁部
91 縦壁部
92 横壁部
93 フランジ部
94 ネジボス
100 両軸リール
101 リール脚
102 右側の側壁部
103 左側の側壁部
104 スプール
105 ハンドル
106 クラッチ
Claims (5)
- 竿本体に装着される筒状のリールシート本体を備えたリールシートであって、
リールシート本体は複数に分割された本体構成部材から構成されていて、該リールシート本体の表面には本体構成部材同士の接合ラインが形成されており、
リールシート本体は接合ラインとつながった内部空間を有する中空状の膨出部を備え、該膨出部には、接合ラインとは異なる位置に、内部空間と外部とを連通する貫通孔が形成されていることを特徴とするリールシート。 - 貫通孔は、膨出部の後面に形成されている請求項1記載のリールシート。
- リールシートをその中心線が上下方向となるように縦向きとしたときに膨出部の後面において最も下側となる位置又はその近傍に、貫通孔が形成されている請求項2記載のリールシート。
- リールシート本体は、本体構成部材として固定部材と交換部材とを備えており、固定部材は竿本体に対して着脱不能に構成され、交換部材は竿本体に対して着脱自在に構成され、該交換部材に、貫通孔を有する中空状の膨出部が形成されている請求項1乃至3の何れかに記載のリールシート。
- 請求項1乃至4の何れかに記載のリールシートを備えた釣竿。
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-
2018
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