JP2003070396A - 釣り竿 - Google Patents
釣り竿Info
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- JP2003070396A JP2003070396A JP2001264416A JP2001264416A JP2003070396A JP 2003070396 A JP2003070396 A JP 2003070396A JP 2001264416 A JP2001264416 A JP 2001264416A JP 2001264416 A JP2001264416 A JP 2001264416A JP 2003070396 A JP2003070396 A JP 2003070396A
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- Japan
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- hood
- fishing rod
- seat body
- reel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】握りしめ易く、握持が容易で、手あるいは指の
位置がずれても容易かつ確実に握持して操作を容易とす
る釣り竿を提供すること 【解決手段】筒状のシート本体12に、魚釣用リールの
取付脚部6を載置するリール脚載置面22を形成し、こ
の載置面上に、取付脚部の足部4を保持する固定フード
18と移動フード16とを長手方向に対向配置し、この
移動フードに、起伏自在の緊締レバー36と爪部を持つ
係止バネ38とを配設し、この緊締レバーを起伏操作す
ることで、シート本体に設けた係止凹凸部24に前記爪
部を係止させて移動フードを固定し、移動フードよりも
前側に配置された固定フード16に、この移動フードよ
りもより深く足部4を受入れ可能な空間を形成し、シー
ト本体12は、載置面22上に足部4を保持したときの
移動フードが位置する後部部位よりも、固定フードに近
接する前部部位で横幅を大きく形成する。
位置がずれても容易かつ確実に握持して操作を容易とす
る釣り竿を提供すること 【解決手段】筒状のシート本体12に、魚釣用リールの
取付脚部6を載置するリール脚載置面22を形成し、こ
の載置面上に、取付脚部の足部4を保持する固定フード
18と移動フード16とを長手方向に対向配置し、この
移動フードに、起伏自在の緊締レバー36と爪部を持つ
係止バネ38とを配設し、この緊締レバーを起伏操作す
ることで、シート本体に設けた係止凹凸部24に前記爪
部を係止させて移動フードを固定し、移動フードよりも
前側に配置された固定フード16に、この移動フードよ
りもより深く足部4を受入れ可能な空間を形成し、シー
ト本体12は、載置面22上に足部4を保持したときの
移動フードが位置する後部部位よりも、固定フードに近
接する前部部位で横幅を大きく形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣用リールを取
付けて用いる釣り竿に関する。
付けて用いる釣り竿に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、魚釣用リールを取付けて用いる
釣り竿には、筒状のシート本体に、魚釣用リールの取付
脚部を載置するリール脚載置面を形成したものがある。
この載置面上には、取付脚部の足部を保持する固定フー
ドとスライド自在の移動フードとが長手方向に沿って対
向配置され、この移動フードに、起伏自在の緊締レバー
と爪部を持つ係止バネとが配設され、この緊締レバーを
起伏操作することにより、シート本体に設けた係止凹凸
部に前記爪部を係止させて移動フードを固定することが
できる。このような緊締レバーの起伏操作でリールを固
定するレバー式のものは、ナット部材の締め付け動作に
よって移動および固定するナット式の移動フードより
も、リールの着脱操作を迅速に行うことができる。
釣り竿には、筒状のシート本体に、魚釣用リールの取付
脚部を載置するリール脚載置面を形成したものがある。
この載置面上には、取付脚部の足部を保持する固定フー
ドとスライド自在の移動フードとが長手方向に沿って対
向配置され、この移動フードに、起伏自在の緊締レバー
と爪部を持つ係止バネとが配設され、この緊締レバーを
起伏操作することにより、シート本体に設けた係止凹凸
部に前記爪部を係止させて移動フードを固定することが
できる。このような緊締レバーの起伏操作でリールを固
定するレバー式のものは、ナット部材の締め付け動作に
よって移動および固定するナット式の移動フードより
も、リールの着脱操作を迅速に行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなレ
バー式の移動フードにあっては、リールを取付ける際、
緊締レバーを起した状態で固定フード側に移動し、固定
フードと移動フードとの間に取付脚部の足部を締付け、
この後、緊締フードを倒して係止バネの爪部を係止凹凸
部に係止することで固定するため、十分な固定力を形成
し難く、使用中にリールががたついたり、釣り竿操作が
し難いことがある。
バー式の移動フードにあっては、リールを取付ける際、
緊締レバーを起した状態で固定フード側に移動し、固定
フードと移動フードとの間に取付脚部の足部を締付け、
この後、緊締フードを倒して係止バネの爪部を係止凹凸
部に係止することで固定するため、十分な固定力を形成
し難く、使用中にリールががたついたり、釣り竿操作が
し難いことがある。
【0004】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、握りしめ易く、握持が容易で、手あるいは
指の位置がずれても容易かつ確実に握持して操作を容易
とする釣り竿を提供することを目的とする。
れたもので、握りしめ易く、握持が容易で、手あるいは
指の位置がずれても容易かつ確実に握持して操作を容易
とする釣り竿を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の釣り竿によると、元竿に設けられた筒状の
シート本体に、魚釣用リールの取付脚部を載置するリー
ル脚載置面を形成し、この載置面上に、取付脚部の足部
を保持する固定フードとスライド自在の移動フードとを
長手方向に沿って対向配置し、この移動フードに、起伏
自在の緊締レバーと爪部を持つ係止バネとを配設し、こ
の緊締レバーを起伏操作することにより、シート本体に
設けた係止凹凸部に前記爪部を係止させて移動フードを
固定する釣り竿であって、前記固定フードは、移動フー
ドよりも前側に配置され、この移動フードよりもより深
く前記足部を受入れ可能な空間を有し、前記シート本体
は、載置面上に前記足部を保持したときの移動フードが
位置する後部部位よりも、固定フードに近接する前部部
位で横幅を大きく形成されたことを特徴とする。
め、本発明の釣り竿によると、元竿に設けられた筒状の
シート本体に、魚釣用リールの取付脚部を載置するリー
ル脚載置面を形成し、この載置面上に、取付脚部の足部
を保持する固定フードとスライド自在の移動フードとを
長手方向に沿って対向配置し、この移動フードに、起伏
自在の緊締レバーと爪部を持つ係止バネとを配設し、こ
の緊締レバーを起伏操作することにより、シート本体に
設けた係止凹凸部に前記爪部を係止させて移動フードを
固定する釣り竿であって、前記固定フードは、移動フー
ドよりも前側に配置され、この移動フードよりもより深
く前記足部を受入れ可能な空間を有し、前記シート本体
は、載置面上に前記足部を保持したときの移動フードが
位置する後部部位よりも、固定フードに近接する前部部
位で横幅を大きく形成されたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1から図4は、本発明の好まし
い実施形態による釣り竿10を示す。本実施形態の釣り
竿10は、手元部の元竿を形成する繊維強化樹脂製であ
るのが好ましい竿管本体8に、合成樹脂等からなる筒状
のシート本体12を配置してある。このシート本体12
には、長手方向に沿う一対のガイド溝14に沿って移動
可能な移動フード16が配置され、このシート本体12
の内部に竿管本体8が貫通する。本実施形態のシート本
体12は竿管本体8と別体に形成し、この竿管本体8に
接着剤等で固定するようになっているが、竿管本体8と
一体構造に形成してもよい。また、シート本体12は図
示のような筒状構造に限らず、例えば断面U字状構造あ
るいは複数の板状部材を組合せる等の他の構造に形成し
てもよい。
い実施形態による釣り竿10を示す。本実施形態の釣り
竿10は、手元部の元竿を形成する繊維強化樹脂製であ
るのが好ましい竿管本体8に、合成樹脂等からなる筒状
のシート本体12を配置してある。このシート本体12
には、長手方向に沿う一対のガイド溝14に沿って移動
可能な移動フード16が配置され、このシート本体12
の内部に竿管本体8が貫通する。本実施形態のシート本
体12は竿管本体8と別体に形成し、この竿管本体8に
接着剤等で固定するようになっているが、竿管本体8と
一体構造に形成してもよい。また、シート本体12は図
示のような筒状構造に限らず、例えば断面U字状構造あ
るいは複数の板状部材を組合せる等の他の構造に形成し
てもよい。
【0007】シート本体12は、ガイド溝14よりも前
端側に、魚釣用リールを支える取付脚部6の足部4の一
端側を係止する固定フード18が形成されている。この
固定フード18は、足部4の一端側を受入れ可能な空間
と、この空間内に足部4を導入するための開口部20と
を有している。また、この固定フード18の外側には、
開口部20の前端側で滑らかにシート本体12に移行す
る部位の両側に、凹状部17を形成してあり、釣り竿1
0を握持したときに、人差指を引っ掛け易く形成してあ
る。
端側に、魚釣用リールを支える取付脚部6の足部4の一
端側を係止する固定フード18が形成されている。この
固定フード18は、足部4の一端側を受入れ可能な空間
と、この空間内に足部4を導入するための開口部20と
を有している。また、この固定フード18の外側には、
開口部20の前端側で滑らかにシート本体12に移行す
る部位の両側に、凹状部17を形成してあり、釣り竿1
0を握持したときに、人差指を引っ掛け易く形成してあ
る。
【0008】この固定フード18の開口部20の後端側
で、シート本体12は、取付脚部6の足部4を載置する
ための平坦なリール脚載置面22を形成されており、こ
のリール脚載置面22の後端側の両側縁部に延在する一
対のガイド溝14に沿って、移動フード16が摺動自在
に装着される。そして、このリール脚載置面22の後端
側には、移動フード16を固定するために一連の凹凸状
の歯をリール脚載置面22の長手方向に沿って配置した
係止凹凸部24を配置してある。この係止凹凸部24は
本実施形態ではシート本体12に一体に形成してある
が、別部材で形成してもよい。
で、シート本体12は、取付脚部6の足部4を載置する
ための平坦なリール脚載置面22を形成されており、こ
のリール脚載置面22の後端側の両側縁部に延在する一
対のガイド溝14に沿って、移動フード16が摺動自在
に装着される。そして、このリール脚載置面22の後端
側には、移動フード16を固定するために一連の凹凸状
の歯をリール脚載置面22の長手方向に沿って配置した
係止凹凸部24を配置してある。この係止凹凸部24は
本実施形態ではシート本体12に一体に形成してある
が、別部材で形成してもよい。
【0009】リール脚載置面22の高さ方向でみて反対
側すなわちリール脚載置面22と径方向に対向する部位
には握り部26が配置されている。本実施形態の握り部
26は、握持するときに手の平を当てて握持し易くする
ために、移動フード16と固定フード18との間の範囲
にわたるシート本体12の一部を軸芯方向に沿って外方
に滑らかに膨出させた湾曲面で形成してある。
側すなわちリール脚載置面22と径方向に対向する部位
には握り部26が配置されている。本実施形態の握り部
26は、握持するときに手の平を当てて握持し易くする
ために、移動フード16と固定フード18との間の範囲
にわたるシート本体12の一部を軸芯方向に沿って外方
に滑らかに膨出させた湾曲面で形成してある。
【0010】本実施形態のリール脚載置面22は、リー
ル取付脚部6の足部4を移動フード16および固定フー
ド18で固定したときに、この足部4の固定状態を維持
し、釣り竿操作に支障のない程度の硬質部材で形成して
ある。このような硬質部材としては、金属、合成樹脂あ
るいはセラミックス等の他にも、木材あるいは石材等の
天然材料を用いることができる。金属材料で形成する場
合には、ステンレス鋼、黄銅あるいはアルミニューム等
を用いることができる。
ル取付脚部6の足部4を移動フード16および固定フー
ド18で固定したときに、この足部4の固定状態を維持
し、釣り竿操作に支障のない程度の硬質部材で形成して
ある。このような硬質部材としては、金属、合成樹脂あ
るいはセラミックス等の他にも、木材あるいは石材等の
天然材料を用いることができる。金属材料で形成する場
合には、ステンレス鋼、黄銅あるいはアルミニューム等
を用いることができる。
【0011】移動フード16は、シート本体12のガイ
ド溝14に噛合うガイド片を両側から内方に折り曲げ等
で突出させた金属または剛性の高い合成樹脂などで形成
されたフード本体28を有する。このフード本体28
は、固定フード18と同様に取付脚部6の端部が挿入さ
れる空間と、この空間内に取付脚部を導入するための開
口部30とを有し、この開口部30が上述の固定フード
18の開口部20と対向して配置される。フード本体2
8の空間内には、硬質樹脂製の内壁部材32を配置し、
リール脚載置面22に押圧する際に、取付脚部6に損傷
を与えるのを防止するのが好ましい。このような内壁部
材は固定フード18の空間内にも設けることができる。
この移動フード16は、係止凹凸部26の後端側に配置
されたストッパ34により、ガイド溝14から抜出るの
を防止されている。このように形成される移動フード1
6の開口部30およびこれに連通する空間は、リール取
付脚部6の足部4を受入れる長さが、固定フード18の
足部受入れ長さよりも短く形成されている。換言する
と、固定フード18の開口部20および空間の方が、移
動フード16の開口部30および空間よりもより深くま
で足部4を受入れ可能である。
ド溝14に噛合うガイド片を両側から内方に折り曲げ等
で突出させた金属または剛性の高い合成樹脂などで形成
されたフード本体28を有する。このフード本体28
は、固定フード18と同様に取付脚部6の端部が挿入さ
れる空間と、この空間内に取付脚部を導入するための開
口部30とを有し、この開口部30が上述の固定フード
18の開口部20と対向して配置される。フード本体2
8の空間内には、硬質樹脂製の内壁部材32を配置し、
リール脚載置面22に押圧する際に、取付脚部6に損傷
を与えるのを防止するのが好ましい。このような内壁部
材は固定フード18の空間内にも設けることができる。
この移動フード16は、係止凹凸部26の後端側に配置
されたストッパ34により、ガイド溝14から抜出るの
を防止されている。このように形成される移動フード1
6の開口部30およびこれに連通する空間は、リール取
付脚部6の足部4を受入れる長さが、固定フード18の
足部受入れ長さよりも短く形成されている。換言する
と、固定フード18の開口部20および空間の方が、移
動フード16の開口部30および空間よりもより深くま
で足部4を受入れ可能である。
【0012】この移動フード16には、動きを規制する
ための緊締レバー36と、この緊締レバー36で作動さ
れる係止バネ38とが取付けられている。緊締レバー3
6は、後端部をフード本体26に回動自在に取付けら
れ、先端側がフード本体28に重なる位置とこれから立
上がった位置との間を起伏自在となっている。この緊締
レバー36の後端部からは押圧片が突出しており、フー
ド本体28に重なる位置に倒されたときに、係止バネ3
8をリール脚載置面22側に押圧し、この係止バネ38
からリール脚載置面22側に突出する爪部を係止凹凸部
24の凹凸状歯に係合させる。そして、緊締レバー36
をフード本体28から引起すと、押圧片が係止バネ38
の押圧を解除する。これにより、係止バネ38の爪部と
係止受体24の凹凸状歯との噛合いが解除され、移動フ
ード16はリール脚載置面22の長手方向に沿って自由
に動くことができる。
ための緊締レバー36と、この緊締レバー36で作動さ
れる係止バネ38とが取付けられている。緊締レバー3
6は、後端部をフード本体26に回動自在に取付けら
れ、先端側がフード本体28に重なる位置とこれから立
上がった位置との間を起伏自在となっている。この緊締
レバー36の後端部からは押圧片が突出しており、フー
ド本体28に重なる位置に倒されたときに、係止バネ3
8をリール脚載置面22側に押圧し、この係止バネ38
からリール脚載置面22側に突出する爪部を係止凹凸部
24の凹凸状歯に係合させる。そして、緊締レバー36
をフード本体28から引起すと、押圧片が係止バネ38
の押圧を解除する。これにより、係止バネ38の爪部と
係止受体24の凹凸状歯との噛合いが解除され、移動フ
ード16はリール脚載置面22の長手方向に沿って自由
に動くことができる。
【0013】更に、リール脚載置面22には、固定フー
ド18の開口部20に対応した位置、および、この固定
フード18と移動フード16との間の位置に2つの弾性
部材40を配置し、これらの弾性部材40をカバー部材
42でリール脚載置面22上に保持している。これらの
弾性部材40は、リールの足部4をリール脚載置面22
上で弾力的に支え、固定フード18と移動フード16と
で保持した足部4に、リール脚載置面22から離隔する
方向の付勢力を与え、取付脚部6のがたつきを防止す
る。
ド18の開口部20に対応した位置、および、この固定
フード18と移動フード16との間の位置に2つの弾性
部材40を配置し、これらの弾性部材40をカバー部材
42でリール脚載置面22上に保持している。これらの
弾性部材40は、リールの足部4をリール脚載置面22
上で弾力的に支え、固定フード18と移動フード16と
で保持した足部4に、リール脚載置面22から離隔する
方向の付勢力を与え、取付脚部6のがたつきを防止す
る。
【0014】本実施形態では、カバー部材42が、保持
部材40の周部のリール脚載置面22および側面部か
ら、更に、固定フード18の外周部も覆う状態に延設し
てあり、このように形成することで、釣り竿10の外観
を装飾し、固定フード18を薄肉化して強化することが
できる。また、2つの弾性部材40の間に、図2および
図3の(B)に示すようにリール脚載置面22の両側に
凹設部43を形成することにより、握持を容易にしてい
る。これに代え、カバー部材42は弾性部材40を保持
するだけでもよく、あるいは、このようなカバー部材4
2を省略することも可能である。カバー部材42を省略
する場合は、シート本体12に例えば溝等を形成し、こ
の溝に弾性部材40を直接取付けることも可能である。
部材40の周部のリール脚載置面22および側面部か
ら、更に、固定フード18の外周部も覆う状態に延設し
てあり、このように形成することで、釣り竿10の外観
を装飾し、固定フード18を薄肉化して強化することが
できる。また、2つの弾性部材40の間に、図2および
図3の(B)に示すようにリール脚載置面22の両側に
凹設部43を形成することにより、握持を容易にしてい
る。これに代え、カバー部材42は弾性部材40を保持
するだけでもよく、あるいは、このようなカバー部材4
2を省略することも可能である。カバー部材42を省略
する場合は、シート本体12に例えば溝等を形成し、こ
の溝に弾性部材40を直接取付けることも可能である。
【0015】更に、シート本体12には、リール脚載置
面22に隣接する側面部上で、固定フード18の開口部
20の後方位置から更に後方に向けて指当領域44が凹
設された状態に配設されている。この指当領域44は、
標準サイズのリール取付脚部6の足部4を移動フード1
6と固定フード18とを介してリール脚載置面22上に
装着したときに、移動フード16の開口部30に隣接す
る位置から後方すなわち固定フード18から離隔する方
向に向けて軸方向に延びると共に、シート本体12の軸
芯位置を越えて握り部26の方向にも延在する。この指
当領域44が延在する部位は、後述するように釣り竿を
握ったときに、指先が当る位置から設定することができ
る。なお、本実施形態では、標準サイズのリール脚取付
脚部6は、例えば幅15mm、長さ63mmの足部4を有
し、この足部4のほぼ中央に脚部6が位置する。
面22に隣接する側面部上で、固定フード18の開口部
20の後方位置から更に後方に向けて指当領域44が凹
設された状態に配設されている。この指当領域44は、
標準サイズのリール取付脚部6の足部4を移動フード1
6と固定フード18とを介してリール脚載置面22上に
装着したときに、移動フード16の開口部30に隣接す
る位置から後方すなわち固定フード18から離隔する方
向に向けて軸方向に延びると共に、シート本体12の軸
芯位置を越えて握り部26の方向にも延在する。この指
当領域44が延在する部位は、後述するように釣り竿を
握ったときに、指先が当る位置から設定することができ
る。なお、本実施形態では、標準サイズのリール脚取付
脚部6は、例えば幅15mm、長さ63mmの足部4を有
し、この足部4のほぼ中央に脚部6が位置する。
【0016】図4は、リール取付脚部6をシート本体1
2のリール脚載置面22上に固定した釣り竿10を握持
したときの状態を示す。この釣り竿10は、標準サイズ
のリール取付脚部6の足部4を、上述のように移動フー
ド16よりも固定フード18内により深く挿入した状態
で固定している。本実施形態では、固定フード18の足
部挿入深さ4Aは、7.0mm以上で好ましくは10mm以
上であり、移動フード16の足部挿入深さ4Bは、10
mm未満で、固定フード18の足部挿入深さ4Aよりも短
くなっている。これにより、足部挿入深さ4A,4Bを
等しく形成した場合に比し、リールの取付脚部6の位置
が前方に移動するため、固定フード18と取付脚部6と
の間に配置される足部の長さ4Cが短くなり、握持感お
よび釣り竿の操作性を変えることができる。
2のリール脚載置面22上に固定した釣り竿10を握持
したときの状態を示す。この釣り竿10は、標準サイズ
のリール取付脚部6の足部4を、上述のように移動フー
ド16よりも固定フード18内により深く挿入した状態
で固定している。本実施形態では、固定フード18の足
部挿入深さ4Aは、7.0mm以上で好ましくは10mm以
上であり、移動フード16の足部挿入深さ4Bは、10
mm未満で、固定フード18の足部挿入深さ4Aよりも短
くなっている。これにより、足部挿入深さ4A,4Bを
等しく形成した場合に比し、リールの取付脚部6の位置
が前方に移動するため、固定フード18と取付脚部6と
の間に配置される足部の長さ4Cが短くなり、握持感お
よび釣り竿の操作性を変えることができる。
【0017】このシート本体12は、固定フード18に
近接する前部部位Fで、指当領域44間の幅寸法すなわ
ち横幅が22.5〜24mmであるのが好ましい22mmか
ら25mmの範囲に形成し、リール脚載置面22と径方向
に対向する握り部26との間の径方向寸法すなわち高さ
を例えば24〜27mmに形成し、この高さを横幅よりも
大きく形成してある。また、足部4を保持したときの移
動フード16が位置する後部部位Rでは、横幅を20〜
22mmであるのが好ましい15mmから23mmの範囲に形
成し、高さを例えば23〜26mmに形成し、高さを幅寸
法よりも大きく形成してある。この後部部位の横幅は、
例えば15.2〜17.2mmに形成したリール脚載置面
22の横幅よりも大きく形成してある。いずれの寸法と
した場合でも、前部部位の方が後部部位よりも横幅およ
び高さの双方について大きく形成してある。特に横幅に
ついては、前部部位と後部部位との間に、1〜4mmの範
囲内で差を設けることが好ましい。また、その最大高さ
は、移動フード16と固定フード18との間に位置する
ように形成するのが好ましい。なお、この指当領域44
は、前部部位Fでは1本の指を添えやすい長手方向寸法
及び形状とし、後部部位Rでは2本の指が当接し易い長
手方向寸法及び形状に形成することが好ましい。
近接する前部部位Fで、指当領域44間の幅寸法すなわ
ち横幅が22.5〜24mmであるのが好ましい22mmか
ら25mmの範囲に形成し、リール脚載置面22と径方向
に対向する握り部26との間の径方向寸法すなわち高さ
を例えば24〜27mmに形成し、この高さを横幅よりも
大きく形成してある。また、足部4を保持したときの移
動フード16が位置する後部部位Rでは、横幅を20〜
22mmであるのが好ましい15mmから23mmの範囲に形
成し、高さを例えば23〜26mmに形成し、高さを幅寸
法よりも大きく形成してある。この後部部位の横幅は、
例えば15.2〜17.2mmに形成したリール脚載置面
22の横幅よりも大きく形成してある。いずれの寸法と
した場合でも、前部部位の方が後部部位よりも横幅およ
び高さの双方について大きく形成してある。特に横幅に
ついては、前部部位と後部部位との間に、1〜4mmの範
囲内で差を設けることが好ましい。また、その最大高さ
は、移動フード16と固定フード18との間に位置する
ように形成するのが好ましい。なお、この指当領域44
は、前部部位Fでは1本の指を添えやすい長手方向寸法
及び形状とし、後部部位Rでは2本の指が当接し易い長
手方向寸法及び形状に形成することが好ましい。
【0018】この釣り竿10を握持する際、握持する手
の中指を、固定フード18と取付脚部6との間すなわち
固定フード18に近接する前部部位Fに配置すると、そ
の指先はシート本体12の側面部に沿って握り部26側
に延びる。取付脚部6が固定フード18に近接した状態
で取付けられているため、人差指は、親指と共に固定フ
ード18の前端側に位置する前端部位Tに配置すること
ができ、親指を握り部26上に置いたときに、その指先
は、両側に凹状部17を配置した小径の湾曲構造を持つ
頂部にかるく添えた状態となる。また、薬指および小指
は移動フード16が位置する後部部位Rで、移動フード
16を越えてシート本体12の側面部に沿い、握り部2
6側に延びる。このときの薬指は、先端部が最も握り部
26側に近接して位置し、シート本体12を強く握り締
めることができる。小指はこれよりもリール脚載置面2
2側で薬指に当接し易い位置となる。このようにシート
本体12を握持したときのそれぞれの指先を結ぶ曲線に
より、指当領域44の輪郭線あるいは稜線部46が定め
られる。
の中指を、固定フード18と取付脚部6との間すなわち
固定フード18に近接する前部部位Fに配置すると、そ
の指先はシート本体12の側面部に沿って握り部26側
に延びる。取付脚部6が固定フード18に近接した状態
で取付けられているため、人差指は、親指と共に固定フ
ード18の前端側に位置する前端部位Tに配置すること
ができ、親指を握り部26上に置いたときに、その指先
は、両側に凹状部17を配置した小径の湾曲構造を持つ
頂部にかるく添えた状態となる。また、薬指および小指
は移動フード16が位置する後部部位Rで、移動フード
16を越えてシート本体12の側面部に沿い、握り部2
6側に延びる。このときの薬指は、先端部が最も握り部
26側に近接して位置し、シート本体12を強く握り締
めることができる。小指はこれよりもリール脚載置面2
2側で薬指に当接し易い位置となる。このようにシート
本体12を握持したときのそれぞれの指先を結ぶ曲線に
より、指当領域44の輪郭線あるいは稜線部46が定め
られる。
【0019】図1および図4に示す稜線部46は、固定
フード18の後方位置から上述の中指の先端部に沿って
後方かつ握り部26側に延び、上述の薬指の先端部の位
置すなわち取付脚部16を保持した移動フード16に対
応する位置で最も握り部26側に突出し、この後、ガイ
ド溝14の後端部に向けて後方かつリール脚載置面22
の方向に滑らかに延び、ガイド溝14の近部で終端す
る。図示の実施形態では、稜線部46が最も握り部26
側に突出して最大幅を形成する位置44aは、移動フー
ド16の位置からシート本体12の軸芯Cを越えてシー
ト本体12の径のほぼ3/4の位置に達する。稜線部4
6の後方の終端位置すなわち最もガイド溝14に近接す
る位置は、足部4を締付け保持した移動フード16から
の軸方向距離を約5mm以上に形成し、特に約10〜25
mm程度に形成するのが好ましい。勿論、この握持方法に
限らず、握持の際に必要とする指先の位置に応じて、所
要の指当領域44および稜線部46の形状を設定するこ
とができる。
フード18の後方位置から上述の中指の先端部に沿って
後方かつ握り部26側に延び、上述の薬指の先端部の位
置すなわち取付脚部16を保持した移動フード16に対
応する位置で最も握り部26側に突出し、この後、ガイ
ド溝14の後端部に向けて後方かつリール脚載置面22
の方向に滑らかに延び、ガイド溝14の近部で終端す
る。図示の実施形態では、稜線部46が最も握り部26
側に突出して最大幅を形成する位置44aは、移動フー
ド16の位置からシート本体12の軸芯Cを越えてシー
ト本体12の径のほぼ3/4の位置に達する。稜線部4
6の後方の終端位置すなわち最もガイド溝14に近接す
る位置は、足部4を締付け保持した移動フード16から
の軸方向距離を約5mm以上に形成し、特に約10〜25
mm程度に形成するのが好ましい。勿論、この握持方法に
限らず、握持の際に必要とする指先の位置に応じて、所
要の指当領域44および稜線部46の形状を設定するこ
とができる。
【0020】このような指当領域44は、周部に位置す
るシート本体12の外面よりも、曲率の小さい平面状部
として形成されており、周部に位置するシート本体12
の外面よりも径方向内側に位置し、より平坦面に近い面
領域を形成する。すなわち、指当領域44は、図3の
(C)に示す横断面図でみたときに、略直線状となる平
坦面状、又は、緩やかな凸状と凹状との一方あるいは双
方の曲線を持つ緩やかな凸面状と凹面状との一方あるい
は双方の曲面を持つ形状に形成されており、周部に位置
するシート本体12の外方に突出した円筒状の外周面に
対して凹設された状態の平面状部を形成する。この指当
領域44は、特に握り部26側で、シート本体12の外
周面との間に稜線部46を形成する。
るシート本体12の外面よりも、曲率の小さい平面状部
として形成されており、周部に位置するシート本体12
の外面よりも径方向内側に位置し、より平坦面に近い面
領域を形成する。すなわち、指当領域44は、図3の
(C)に示す横断面図でみたときに、略直線状となる平
坦面状、又は、緩やかな凸状と凹状との一方あるいは双
方の曲線を持つ緩やかな凸面状と凹面状との一方あるい
は双方の曲面を持つ形状に形成されており、周部に位置
するシート本体12の外方に突出した円筒状の外周面に
対して凹設された状態の平面状部を形成する。この指当
領域44は、特に握り部26側で、シート本体12の外
周面との間に稜線部46を形成する。
【0021】本実施形態における稜線部46は、図1に
示すように、リール脚載置面22から握り部26の方向
に向けて山形状に突出した滑らかな曲線をシート本体1
2の側面部に形成しているが、この曲線は図示を明瞭に
するためのものであり、明瞭な輪郭線を描くことは必ず
しも必要はない。例えば輪郭線を形成する稜線部46が
図3に示すシート本体12の横断面で見たときに、半径
5mm程度の断面形状を有する場合には、指当領域44か
らシート本体12の外面に滑らかに移行するため、明瞭
な輪郭線としては現れてこない。この稜線部46が形成
する断面形状の半径は、1〜4mm程度の範囲にあるのが
好ましく、特に、1〜2mm程度に形成することが好まし
い。これらの稜線部46間の距離Wは、好適な握持性お
よび操作性を与えるために15〜23mmの範囲に形成す
ることが好ましい。なお、シート本体12の強度を保持
するため、指当領域44を形成した部分の側面部の肉厚
を1〜2mm程度に保持することが好ましい。
示すように、リール脚載置面22から握り部26の方向
に向けて山形状に突出した滑らかな曲線をシート本体1
2の側面部に形成しているが、この曲線は図示を明瞭に
するためのものであり、明瞭な輪郭線を描くことは必ず
しも必要はない。例えば輪郭線を形成する稜線部46が
図3に示すシート本体12の横断面で見たときに、半径
5mm程度の断面形状を有する場合には、指当領域44か
らシート本体12の外面に滑らかに移行するため、明瞭
な輪郭線としては現れてこない。この稜線部46が形成
する断面形状の半径は、1〜4mm程度の範囲にあるのが
好ましく、特に、1〜2mm程度に形成することが好まし
い。これらの稜線部46間の距離Wは、好適な握持性お
よび操作性を与えるために15〜23mmの範囲に形成す
ることが好ましい。なお、シート本体12の強度を保持
するため、指当領域44を形成した部分の側面部の肉厚
を1〜2mm程度に保持することが好ましい。
【0022】本実施形態では、指当領域44は、シート
本体12の両側に対向させて形成してあり、これらの対
向配置の指当領域44は、ほぼ平行に配置され、あるい
は、握り部26側で僅かに近接する状態に配置されてい
る。そして、この指当領域44には、指先を容易に締め
付けることができるように、例えば被膜形成、天然ある
いは合成ゴム等の柔軟性部材の配設、粗面形成、あるい
は凹凸部の形成等の適宜手段により、滑り止め処理を施
しておくことができる。シート本体12に後から取付け
る場合は、接着剤あるいはねじ等の適宜の固定手段を用
いることができる。この指当領域44は、その全領域に
わたって滑り止め処理を施してもよく、あるいは、シー
ト本体12の表面の一部を部分的に、この指当領域44
で外部に露出させてもよい。
本体12の両側に対向させて形成してあり、これらの対
向配置の指当領域44は、ほぼ平行に配置され、あるい
は、握り部26側で僅かに近接する状態に配置されてい
る。そして、この指当領域44には、指先を容易に締め
付けることができるように、例えば被膜形成、天然ある
いは合成ゴム等の柔軟性部材の配設、粗面形成、あるい
は凹凸部の形成等の適宜手段により、滑り止め処理を施
しておくことができる。シート本体12に後から取付け
る場合は、接着剤あるいはねじ等の適宜の固定手段を用
いることができる。この指当領域44は、その全領域に
わたって滑り止め処理を施してもよく、あるいは、シー
ト本体12の表面の一部を部分的に、この指当領域44
で外部に露出させてもよい。
【0023】シート本体の表面が部分的に露出する場合
には、この柔軟性部材の変形による釣り竿操作のタイミ
ング遅れを確実に防止することができる。一方、滑り止
め手段として例えば合成樹脂やゴム等のシート本体12
よりも軟質の柔軟性部材をコーティング等により指当領
域44の全体に配置し、シート本体12の表面を露出さ
せない場合には、この柔軟性部材の厚さを約0.5mm以
下にすることが好ましい。このような厚さとすること
で、タイミング遅れを生じさせることなく迅速な操作が
可能となる。なお、指当領域44の表面に直接粗面形成
し、あるいは、凹凸部を形成する場合には、操作遅れを
確実に防止でき、一方、柔軟性部材を用いて滑り止め処
理をする場合には、手にソフトな感触を与え、握り心地
を良くすることが可能であり、このような柔軟性部材の
表面に凹凸部を形成し、あるいは、粗面処理することも
可能である。また、シート本体12と同程度の硬さの塗
料あるいは粒子(硬質)を混入した塗料を、シート本体
12の指当領域44に直接あるいは他の被覆剤上にコー
ティングすることにより、迅速かつ確実な竿操作を行う
ことができる。
には、この柔軟性部材の変形による釣り竿操作のタイミ
ング遅れを確実に防止することができる。一方、滑り止
め手段として例えば合成樹脂やゴム等のシート本体12
よりも軟質の柔軟性部材をコーティング等により指当領
域44の全体に配置し、シート本体12の表面を露出さ
せない場合には、この柔軟性部材の厚さを約0.5mm以
下にすることが好ましい。このような厚さとすること
で、タイミング遅れを生じさせることなく迅速な操作が
可能となる。なお、指当領域44の表面に直接粗面形成
し、あるいは、凹凸部を形成する場合には、操作遅れを
確実に防止でき、一方、柔軟性部材を用いて滑り止め処
理をする場合には、手にソフトな感触を与え、握り心地
を良くすることが可能であり、このような柔軟性部材の
表面に凹凸部を形成し、あるいは、粗面処理することも
可能である。また、シート本体12と同程度の硬さの塗
料あるいは粒子(硬質)を混入した塗料を、シート本体
12の指当領域44に直接あるいは他の被覆剤上にコー
ティングすることにより、迅速かつ確実な竿操作を行う
ことができる。
【0024】このような釣り竿10にリールを固定する
場合は、次のように行う。まず、緊締レバー36をフー
ド本体28から引起し、係止バネ38と係止凹凸部24
との噛合を解除する。これにより、移動フード16は、
ガイド溝14に沿ってリール脚載置面22上を自由に移
動することができる。移動フード16を所要位置に移動
した後、リール取付脚部6の足部4を固定フード18の
開口部20から内部の空間内に挿入し、更に、移動フー
ド16を固定フード18の方向に移動しつつ、足部4を
固定フード18側に押圧する。これにより、足部4がリ
ール脚載置面22側に付勢され、弾性部材40を圧縮し
つつリール脚載置面22に当接する。この状態で緊締レ
バー36をフード本体28上に倒すことにより、係止バ
ネ38と係止凹凸部24とが噛合い、移動フード16が
固定される。足部4は、移動フード16内よりも固定フ
ード18内により深く挿入されるため、リール取付脚部
6は、固定フード18側により近接した位置に配置され
る。足部4は、リール脚載置面22の硬質部材と当接
し、更に弾性部材40で付勢されているため、がたつを
防止されて、確実に固定される。リールを取外す場合
は、再度緊締レバー36を引起し、移動フード16を移
動する。
場合は、次のように行う。まず、緊締レバー36をフー
ド本体28から引起し、係止バネ38と係止凹凸部24
との噛合を解除する。これにより、移動フード16は、
ガイド溝14に沿ってリール脚載置面22上を自由に移
動することができる。移動フード16を所要位置に移動
した後、リール取付脚部6の足部4を固定フード18の
開口部20から内部の空間内に挿入し、更に、移動フー
ド16を固定フード18の方向に移動しつつ、足部4を
固定フード18側に押圧する。これにより、足部4がリ
ール脚載置面22側に付勢され、弾性部材40を圧縮し
つつリール脚載置面22に当接する。この状態で緊締レ
バー36をフード本体28上に倒すことにより、係止バ
ネ38と係止凹凸部24とが噛合い、移動フード16が
固定される。足部4は、移動フード16内よりも固定フ
ード18内により深く挿入されるため、リール取付脚部
6は、固定フード18側により近接した位置に配置され
る。足部4は、リール脚載置面22の硬質部材と当接
し、更に弾性部材40で付勢されているため、がたつを
防止されて、確実に固定される。リールを取外す場合
は、再度緊締レバー36を引起し、移動フード16を移
動する。
【0025】この釣り竿10によれば、リール取付脚部
6の足部4が移動フード16よりも更に深く固定フード
18内に挿入されることにより、取付脚部6が固定フー
ド16側により近接して配置される。このため、取付脚
部6と固定フード18との間の前部部位Fの軸方向寸法
が短く、取付脚部6に中指を添えて握持したときに、こ
の中指の位置を確定しやすく、ずれ難い。更に、この固
定フード18に近接する前部領域Fの横幅が移動フード
16の位置する後部部位Rの横幅よりも大きいため、薬
指と小指とを、幅狭の後部領域Rでそれぞれの腹部を指
当領域44に押し当てて強く握り締めることができ、中
指は釣り竿10の回転を防止しあるいは竿操作をし易く
する程度にその前部部位Fの指当領域44に添えるだけ
で確実に把持することができる。この状態では、人差指
を完全にフリーの状態とすることができる。
6の足部4が移動フード16よりも更に深く固定フード
18内に挿入されることにより、取付脚部6が固定フー
ド16側により近接して配置される。このため、取付脚
部6と固定フード18との間の前部部位Fの軸方向寸法
が短く、取付脚部6に中指を添えて握持したときに、こ
の中指の位置を確定しやすく、ずれ難い。更に、この固
定フード18に近接する前部領域Fの横幅が移動フード
16の位置する後部部位Rの横幅よりも大きいため、薬
指と小指とを、幅狭の後部領域Rでそれぞれの腹部を指
当領域44に押し当てて強く握り締めることができ、中
指は釣り竿10の回転を防止しあるいは竿操作をし易く
する程度にその前部部位Fの指当領域44に添えるだけ
で確実に把持することができる。この状態では、人差指
を完全にフリーの状態とすることができる。
【0026】このように把持した状態では、中指に僅か
な力が入るだけで、人差指が完全にフリーの状態である
ため、前腕部の親指側にはほとんど力が作用せず、釣り
竿10を持つ側の前腕部の柔軟な状態を保持した状態で
確実に釣り竿10を保持することができる。したがっ
て、釣り竿10を持つ腕の自由度が高く、操作し易い状
態で確実に把持することができ、長時間にわたって把持
しても疲れにくい。更に、中指が固定フード18に近接
して位置するため、フリー状態の人差指を固定フード1
8の開口部20の前端側から更に前方に延ばして凹状部
17に近接する頂部引っ掛け易く、例えばサミング操作
等の必要が生じた場合には、直ちに移行することができ
る。
な力が入るだけで、人差指が完全にフリーの状態である
ため、前腕部の親指側にはほとんど力が作用せず、釣り
竿10を持つ側の前腕部の柔軟な状態を保持した状態で
確実に釣り竿10を保持することができる。したがっ
て、釣り竿10を持つ腕の自由度が高く、操作し易い状
態で確実に把持することができ、長時間にわたって把持
しても疲れにくい。更に、中指が固定フード18に近接
して位置するため、フリー状態の人差指を固定フード1
8の開口部20の前端側から更に前方に延ばして凹状部
17に近接する頂部引っ掛け易く、例えばサミング操作
等の必要が生じた場合には、直ちに移行することができ
る。
【0027】このように、軽く把持した状態であって
も、前部部位Fおよび後部部位Rは高さの方が横幅より
も大きな寸法に形成してあることにより、握持性および
操作性が一層向上する。また、各指の腹部をシート本体
12の側面部に配置した曲率の小さい指当領域44に当
接するため、小さい力でも握持が容易で、釣り竿10を
扱い易くなる。特に、指当領域44の前部部位Fおよび
後部部位Rにおける長手方向寸法がそれぞれ1本の指お
よび2本の指が当接し易いものに形成されることによ
り、指位置を決めやすく、操作が容易となる。
も、前部部位Fおよび後部部位Rは高さの方が横幅より
も大きな寸法に形成してあることにより、握持性および
操作性が一層向上する。また、各指の腹部をシート本体
12の側面部に配置した曲率の小さい指当領域44に当
接するため、小さい力でも握持が容易で、釣り竿10を
扱い易くなる。特に、指当領域44の前部部位Fおよび
後部部位Rにおける長手方向寸法がそれぞれ1本の指お
よび2本の指が当接し易いものに形成されることによ
り、指位置を決めやすく、操作が容易となる。
【0028】更に、リールの足部4が移動フード16と
固定フード18とでリール脚載置面22上に保持された
状態では、弾性部材40がこの足部4をリール脚載置面
22から離隔する方向に付勢して弾力的に支えるため、
釣り竿10の操作中にリールが動くのを防止できる。こ
れにより、釣り竿10の操作性が一層向上する。
固定フード18とでリール脚載置面22上に保持された
状態では、弾性部材40がこの足部4をリール脚載置面
22から離隔する方向に付勢して弾力的に支えるため、
釣り竿10の操作中にリールが動くのを防止できる。こ
れにより、釣り竿10の操作性が一層向上する。
【0029】なお、上述の各実施形態では、基端側のフ
ードのみを移動フード16として形成したが、これに限
らず、先端側のフードを移動フードとして形成してもよ
く、あるいは、一対のフードの双方を移動フードとして
形成してもよいことは明らかである。更に、シート本体
12についても、上述のような円筒状構造に限らず、板
状等他の形状に形成してもよい。
ードのみを移動フード16として形成したが、これに限
らず、先端側のフードを移動フードとして形成してもよ
く、あるいは、一対のフードの双方を移動フードとして
形成してもよいことは明らかである。更に、シート本体
12についても、上述のような円筒状構造に限らず、板
状等他の形状に形成してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上明らかなように、本発明によれば、
握りしめ易く、握持が容易で、手あるいは指の位置がず
れても容易かつ確実に握持して操作を容易とする釣り竿
が提供される。
握りしめ易く、握持が容易で、手あるいは指の位置がず
れても容易かつ確実に握持して操作を容易とする釣り竿
が提供される。
【図1】本発明の好ましい実施形態による釣り竿の一部
の側面図。
の側面図。
【図2】図1の釣り竿の平面図。
【図3】図2の釣り竿のA−A線、B−B線およびC−
C線に沿う各部の断面図。
C線に沿う各部の断面図。
【図4】図1の釣り竿を握持した状態の説明図。
4…足部、6…取付脚部、10…釣り竿、12…シート
本体、14…ガイド溝、16…移動フード、18…固定
フード、22…リール脚載置面、24…係止凹凸部、3
6…緊締レバー。
本体、14…ガイド溝、16…移動フード、18…固定
フード、22…リール脚載置面、24…係止凹凸部、3
6…緊締レバー。
Claims (4)
- 【請求項1】 元竿に設けられた筒状のシート本体に、
魚釣用リールの取付脚部を載置するリール脚載置面を形
成し、この載置面上に、取付脚部の足部を保持する固定
フードとスライド自在の移動フードとを長手方向に沿っ
て対向配置し、この移動フードに、起伏自在の緊締レバ
ーと爪部を持つ係止バネとを配設し、この緊締レバーを
起伏操作することにより、シート本体に設けた係止凹凸
部に前記爪部を係止させて移動フードを固定する釣り竿
であって、 前記固定フードは、移動フードよりも前側に配置され、
この移動フードよりもより深く前記足部を受入れ可能な
空間を有し、前記シート本体は、載置面上に前記足部を
保持したときの移動フードが位置する後部部位よりも、
固定フードに近接する前部部位で横幅を大きく形成され
たことを特徴とする釣り竿。 - 【請求項2】 前記シート本体は、前部部位で22ミリ
メートルから25ミリメートルの範囲の横幅とこの横幅
よりも大きな高さとを有し、後部部位で15ミリメート
ルから23ミリメートルの範囲の横幅とこの横幅よりも
大きな高さを有することを特徴とする請求項1に記載の
釣り竿。 - 【請求項3】 前記シート本体は、後部部位の側面部
に、リール脚載置面から離隔する方向に延びる平面状部
を有し、この平面状部は、平面、曲率の小さな曲面又は
これらの面の組合せで形成されることを特徴とする請求
項1又は2に記載の釣り竿。 - 【請求項4】 前記リール脚載置面に、前記足部を弾力
的に支える弾性部材が配置されることを特徴とする請求
項1から3のいずれか1に記載の釣り竿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001264416A JP2003070396A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 釣り竿 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001264416A JP2003070396A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 釣り竿 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003070396A true JP2003070396A (ja) | 2003-03-11 |
Family
ID=19091017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001264416A Pending JP2003070396A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 釣り竿 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003070396A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009240251A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Daiwa Seiko Inc | 釣竿 |
JP2010273587A (ja) * | 2009-05-27 | 2010-12-09 | Shimano Inc | 筒状リールシート |
JP2011067122A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Shimano Inc | 筒状リールシート |
US20170112113A1 (en) * | 2015-07-14 | 2017-04-27 | Ben Huang | Modular fishing pole with interchangeable components |
US10653124B2 (en) | 2017-05-03 | 2020-05-19 | Winn Incorporated | Reel component and method of manufacturing same |
US10925271B2 (en) | 2009-04-10 | 2021-02-23 | Ben Huang | Multi-layered grip |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001264416A patent/JP2003070396A/ja active Pending
Cited By (6)
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JP2009240251A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Daiwa Seiko Inc | 釣竿 |
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