JP2002165540A - リール脚固定装置 - Google Patents

リール脚固定装置

Info

Publication number
JP2002165540A
JP2002165540A JP2000365906A JP2000365906A JP2002165540A JP 2002165540 A JP2002165540 A JP 2002165540A JP 2000365906 A JP2000365906 A JP 2000365906A JP 2000365906 A JP2000365906 A JP 2000365906A JP 2002165540 A JP2002165540 A JP 2002165540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
leg
hood
reel leg
mounting surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000365906A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Kimura
州一 木村
Shinya Takizawa
真也 滝沢
Masaru Akiba
勝 秋葉
Tomoyoshi Tsurufuji
友義 鶴藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Seiko Co Ltd filed Critical Daiwa Seiko Co Ltd
Priority to JP2000365906A priority Critical patent/JP2002165540A/ja
Publication of JP2002165540A publication Critical patent/JP2002165540A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fishing Rods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】強く握りしめ易く、握持し易く操作性に優れ、
しかも、長時間にわたって操作することのできるリール
脚固定装置を提供すること 【解決手段】魚釣用リールを取付けるシート本体12に
形成され、リールの取付脚部6を載置するリール脚載置
面22と、このリール脚載置面の長手方向に沿って対向
配置され、リールの取付脚部を保持する一対のフード1
6,18とを備え、これらの一対のフードの一方を、リ
ール脚載置面上の所要位置に配置可能な移動フードとし
て形成したリール脚固定装置であって、リール脚載置面
22に隣接するシート本体12の側面部に配置され、一
対のフードで保持された取付脚部6と共にシート本体を
握持して操作するときに、握持した手の移動フード側1
6の指先の滑りを防止する滑り止め領域36を備えるリ
ール脚固定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣竿に用いるリー
ル脚固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、釣竿のリール脚固定装置は、魚
釣用リールの取付脚部が載置されるリール脚載置面と、
このリール脚載置面の軸方向に沿って互いに対向させて
設けられ、それぞれが取付脚部を受け入れる開口を有
し、かつ、一方がリール脚載置面に対して移動し、所要
位置に固定可能な移動フードである一対のフードとを備
えている。これらの一対のフード間に取付脚部を挟持さ
せることにより、リールを釣竿に装着する。このような
リール脚固定装置には、ナット部材の締め付け動作によ
って移動フードを移動および固定するナット式のもの、
あるいは、レバーの起伏操作によって移動フードを移動
および固定するレバー式のもの等、従来から様々なタイ
プのものが知られている。また、リール脚載置面に関し
ても、リング状あるいは板状等の各種の形状のシート本
体に設けられたものが知られている。
【0003】このようなリール脚固定装置について、実
用新案登録第2525024号公報には、一対のフード
で保持されたリールの取付脚部の中央部に近接した位置
たシート本体の側面に指掛け部を形成し、この指掛け部
に指先を当てがうことにより、長時間にわたって微妙な
釣竿操作を容易に行うことを可能とする技術が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、リールの取付
脚部を例えば中指と薬指との間又は人差指と中指との間
に挟み、中指、薬指および小指の3本の指を握り込んで
強く握持する場合、通常は、小指部分または小指および
薬指部分が固定フードよりも後方に配置された移動フー
ドに懸かる。この場合には、上述の実用新案登録第25
25024号公報に記載のリール脚固定装置では、一対
の移動フード間に配置された指掛け部に指を引っかけに
くく、したがって、釣竿の握持性および操作性が悪くな
り、長時間にわたって操作することが困難となる。
【0005】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、強く握りしめ易く、握持し易く操作性に優
れ、しかも、長時間にわたって操作することのできるリ
ール脚固定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によると、魚釣用リールを取付けるシート本
体に形成され、リールの取付脚部を載置するリール脚載
置面と、このリール脚載置面の長手方向に沿って対向配
置され、リールの取付脚部をこの載置面上に保持する一
対のフードとを備え、これらの一対のフードの少なくと
も一方を、前記リール脚載置面上の所要位置に配置可能
な移動フードとして形成したリール脚固定装置であっ
て、前記リール脚載置面に隣接するシート本体の側面部
に配置され、前記一対のフードで保持された取付脚部と
共にシート本体を握持して操作するときに、握持した手
の移動フード側の指先の滑りを防止する滑り止め領域を
備えるリール脚固定装置が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1から図4は、本発明の好まし
い実施形態によるリール脚固定装置10を示す。本実施
形態のリール脚固定装置10は、釣竿の手元部(竿尻側
端部)に位置する繊維強化樹脂製であるのが好ましい竿
管8に設けられている。このリール脚固定装置10は、
図3および図4に示すように、内部に竿管8が貫通して
装着される合成樹脂等からなる筒状のシート本体12
と、シート本体12の長手方向に沿う一対のガイド溝1
4に沿って移動可能な移動フード16とを備えている。
本実施形態のシート本体12は竿管8と別体に形成さ
れ、竿管8に接着剤等によって固定されているが、竿管
8と一体に形成してもよい。また、シート本体12は図
示のような筒状構造に限らず、板状に形成してもよい。
【0008】シート本体12は、その先端部に、魚釣用
リールの取付脚部6の一方側を受けてこれを係止させる
固定フード18が形成されている。この固定フード18
は、取付脚部6が挿入される空間と、この空間内に前記
取付脚部を導入するための開口20とを有している。こ
の開口20の後端側に、シート本体12は、取付脚部6
を載置するための平坦なリール脚載置面22を形成され
ており、このリール脚載置面22の基端側の両側縁部に
延在する一対のガイド溝14に沿って移動フード16が
摺動自在に装着される。
【0009】リール脚載置面22の反対側すなわちリー
ル脚載置面22と径方向に対向する部位には、握持する
ときに手の平を当てて握持し易くするための膨出部13
が形成してある。この膨出部13は、シート本体12の
一部を軸芯方向に沿って外方に滑らかに膨出させた湾曲
面で形成してあり、移動フード16と固定フード18と
の間の範囲にわたって形成するのが好ましい。この膨出
部13を形成する部位は、図4に示すように、シート本
体の幅をWとし、リール脚載置面22と膨出部13との
間の寸法である高さをHとしたときに、H>Wとするこ
とにより、シート本体12の回動防止を容易にすること
ができる。符号24は、後述する係止爪34を固定する
ために一連の横溝をリール脚載置面22の長手方向に沿
って配置した係止受体を示す。この係止受体24は本実
施形態のようにシート本体12と別部材で形成してもよ
く、あるいは、これと一体構造に形成してもよい。
【0010】本実施形態のリール脚載置面22は、リー
ル取付脚部6を移動フード16および固定フード18を
通じて固定したときに、このリール取付脚部6の固定状
態を維持し、釣竿操作に支障のない程度の硬質部材で形
成してある。このような硬質部材としては、金属、合成
樹脂あるいはセラミックス等の他にも、木材あるいは石
材等の天然材料を用いることができる。金属材料で形成
する場合には、ステンレス鋼、黄銅あるいはアルミニュ
ーム等を用いることができる。
【0011】移動フード16は、シート本体12のガイ
ド溝14に噛合うガイド片を両側から内方に折り曲げ等
で突出させた金属または剛性の高い合成樹脂などで形成
されたフード本体26を有する。このフード本体26
は、固定フード18と同様に取付脚部6の端部が挿入さ
れる空間と、この空間内に取付脚部を導入するための開
口28とを有し、この開口28が上述の固定フード18
の開口20と対向して配置される。フード本体26の空
間内には、硬質樹脂製の内壁部材30を配置し、リール
脚載置面22に押圧する際に、取付脚部6に損傷を与え
るのを防止するのが好ましい。このような内壁部材は固
定フード18の空間内にも設けることができる。
【0012】図1および図2に示すように、移動フード
16には、動きを規制するためにフード本体26に起伏
自在に装着された緊締レバー32と、この緊締レバー3
2で作動される係止爪34とが設けられている。緊締レ
バー32は、後端部に設けられた支持部をフード本体2
6に回転自在に支えられ、この支持部を中心として、移
動フード本体26に重なる状態に倒した位置(図1に実
線で示す位置)と、移動フード本体26から起立させた
位置(図1に想像線で示す位置)との間を移動すること
ができる。また、係止爪34は先端部をフード本体26
に装着され、その後端部から図示しない爪部をリール脚
載置面22側に突出させたばね板で形成されており、通
常は、この爪部がリール脚載置面22から離隔する方向
に付勢されている。
【0013】緊締レバー32は、支持部31に近接した
後端部に押圧片33を形成されており、この押圧片33
は、この緊締レバー32が図1に想像線で示す位置に引
起されたときに、リール脚載置面22とほぼ平行に配置
され、図3に実線で示す位置に倒されたときに、リール
脚載置面22とほぼ直交する状態に配置される。したが
って、緊締レバー32がフード本体26から引起される
と、係止爪34と係止受体24との噛合いが解除され、
移動フード16はリール脚載置面22の長手方向に沿っ
て自由に動くことができる。一方、緊締レバー32がフ
ード本体26上に重なる状態に倒されると、押圧片33
が係止爪34の後端部から突出する爪部をリール脚載置
面22に向けて押圧し、係止受体24の対応した1の横
溝と噛合わせ、これにより、移動フード16をリール脚
載置面22に対して固定する。
【0014】本実施例における緊締レバー32は、起伏
操作する際の操作性を損なうことなく握持性を良好にす
るため、固定フード18に近接する先端側がフード本体
26の側面部まで延びる幅広部32aに形成され、後端
側がフード本体26の幅よりも狭い幅狭部32bに形成
されている。この幅広部32aの長さは指を掛けやすく
するために例えば3〜8mmの長さに形成し、また、幅狭
部32bは、緊締レバー32の全長の半分以上の長さに
わたって形成するのが好ましい。そして、この緊締レバ
ー32の側縁部は、握持した手の指が当ったときに、指
を傷をつけあるいは痛みを生じさせることがないよう
に、角部をなくし、全体的に曲面状に形成するのが好ま
しい。
【0015】更に、シート本体12には、リール脚載置
面22に隣接する側面部上で、固定フード18の開口2
0の後方位置から後方に向けて滑り止め領域36が形成
されている。この滑り止め領域36は、標準サイズのリ
ールの取付脚部を移動フード16および固定フード18
でリール脚載置面22上に装着した状態で、移動フード
16の開口28に隣接する位置から後方すなわち固定フ
ード18から離隔する方向に向けて延びると共に、シー
ト本体12の軸芯を越えて膨出部13の方向にも延在す
る。この滑り止め領域36の延在する部位は、釣竿を握
ったときに指先が当る位置から設定することができる。
すなわち、釣竿あるいはリール脚固定装置10を握持す
る際、強く握り締める小指や薬指の位置は、移動フード
16の位置となり、握った状態では、これらの指が更に
後方すなわち固定フード18から離隔する方向に向けて
斜めに延びるような位置で握持される。したがって、移
動フード16の開口28より後方のシート本体12の側
面部の指が位置する範囲をカバーする領域に滑り止め領
域36を設定することが好ましい。
【0016】このような滑り止め領域36は、例えば被
膜形成、天然あるいは合成ゴム等の柔軟性部材の配設、
粗面形成、あるいは凹凸部の形成等の適宜手段により、
行うことができる。シート本体12に後から取付ける場
合は、接着剤あるいはねじ等の適宜の固定手段を用いる
ことができる。この滑り止め領域36は、その全領域に
わたって滑り止め処理を施してもよく、あるいは、シー
ト本体12の表面の一部を部分的に、この滑り止め領域
36で外部に露出させてもよい。
【0017】シート本体の表面が部分的に露出する場合
には、柔軟性部材で滑り止め手段を形成したときでも、
この柔軟性部材の変形による釣竿操作のタイミング遅れ
を確実に防止することができる。一方、滑り止め手段と
して例えば合成樹脂やゴム等のシート本体12よりも軟
質の柔軟性部材をコーティング等により滑り止め領域の
全体に配置し、シート本体12の表面を露出させない場
合には、この柔軟性部材の厚さを約0.5mm以下にする
ことが好ましい。このような厚さとすることで、タイミ
ング遅れを生じさせることなく迅速な操作が可能とな
る。なお、シート本体12の表面に直接粗面形成し、あ
るいは、凹凸部を形成する場合には、操作遅れを確実に
防止でき、一方、柔軟性部材を用いて滑り止め処理をす
る場合には、手にソフトな感触を与え、握り心地を良く
することが可能であり、このような柔軟性部材の表面に
凹凸部を形成し、あるいは、粗面処理することも可能で
ある。また、シート本体12と同程度の硬さの塗料ある
いは粒子(硬質)を混入した塗料を、シート本体12に
直接あるいは他の被覆剤上にコーティングすることによ
り、タイミングの遅れをより確実に防止することができ
る。
【0018】このような滑り止め領域36を形成する部
位は、周部に位置するシート本体12の外面よりも、曲
率を小さく形成し、周部に位置するシート本体12の外
面よりも径方向内側に位置させ、より平坦面に近い面領
域として形成することもできる。すなわち、滑り止め領
域36は、シート本体12を横断面図でみたときに、略
直線状あるいは緩やかな凹状曲線を持つ平面状あるいは
緩やかな凹面状に形成し、周部に位置するシート本体1
2の外方に突出した円筒状の外周面に対して凹設された
状態の領域に形成することができる。この滑り止め領域
36は、特に膨出部13側で、シート本体12の外周面
との間の輪郭線として稜線部を形成するのが好ましい。
この稜線部は、例えばリール脚載置面22から膨出部1
3の方向に向けて山形状に突出した滑らかな曲線をシー
ト本体12の側面部に形成してもよいが、このような曲
線を描くことは必ずしも必要はない。例えば輪郭線半径
野大きな断面形状を有する場合には、滑り止め領域36
からシート本体12の外面に次第に移行するため、明瞭
な輪郭線は現れてこない。
【0019】なお、滑り止め領域36は、図3および図
4に示すように、シート本体12の両側部に設けてもよ
く、その一方のみに設けてもよい。両側部に設ける場合
は、それぞれ別個の滑り止め手段により、滑り止め領域
36を形成してもよい。更に、このような滑り止め領域
36を形成すると共に、上述のように緊締レバー32に
幅狭部32bを形成することにより、移動フード16を
指の中に握り込み易くなり、握持性と操作性とを更に向
上することができる。この場合、緊締レバー32の全体
を幅狭部32bで形成することも可能である。更に、シ
ート本体12の横断面形状を、上述のように高さHと幅
Wとの関係をH>Wに形成し、このシート本体12の側
面部に滑り止め領域36を形成することにより、釣竿の
回動をより小さな力で確実に防止することが可能であ
る。もちろん、シート本体12の寸法は、H>Wに限ら
ず、H=WあるいはH<Wとなる関係に形成することも
可能である。
【0020】更に、本実施形態のリール脚固定装置10
には、固定フード18の開口20に対応した位置、およ
び、この固定フード18と移動フード16との間の位置
に2つの弾性部材38を配置し、これらの弾性部材38
をカバー部材40でリール脚載置面22上に保持してい
る。これらの弾性部材38は、固定フード18と移動フ
ード16とで保持したリールの取付脚部6をリール脚載
置面22から離隔する方向に付勢し、取付脚部6のがた
つきを防止する。
【0021】このようなリール脚固定装置10を用いて
リールを固定する場合は、次のように行う。まず、緊締
レバー32の幅広部32aに指を当て、この緊締レバー
32をフード本体26から引起す。緊締レバー32を引
起すと、基端部側の押圧片33がリール脚載置面22と
ほぼ平行な方向に移動され、係止爪34と係止受体24
との噛合が解除される。これにより、移動フード16
は、ガイド溝14に沿ってリール脚載置面22上を自由
に移動することができる。移動フード16を所要位置に
移動した後、リールの取付脚部6の端部を固定フード1
8の開口20から内部の空間内に挿入し、更に、移動フ
ード16を固定フード18の方向に移動しつつ、取付脚
部6を固定フード18側に押圧する。これにより、取付
脚部6がリール脚載置面22側に付勢され、弾性部材3
8を圧縮しつつリール脚載置面22に当接する。この状
態で緊締レバー32をフード本体26上に倒すことによ
り、押圧片33がリール脚載置面22にほぼ垂直な方向
に配置され、これにより係止爪34と係止受体24とが
噛合い、移動フード16が固定される。取付脚部6は、
リール脚載置面22の硬質部材と当接し、更に弾性部材
38で付勢されているため、がたつを防止されて、確実
に固定される。
【0022】そして、リールの取付脚部6を取外す場合
は、弾性部材38の付勢力が取付脚部6と爪部材34と
を介して緊締レバー32に作用しているが、この緊締レ
バー32の指当部36が支持部31の方向に指が滑るの
を防止するため、容易に緊締レバー32を引起すことが
できる。
【0023】このリール脚固定装置10によれば、シー
ト本体12の側面部に上述の実施形態と同様な手段で形
成された滑り止め領域46を有する。この滑り止め領域
46は、特に移動フード16の開口28から後方に向か
って、把持する指の指先が当る部位に滑り止め領域36
が形成されていることにより、強く握り込む指先の滑り
が防止され、したがって、握持し易く、釣操作をタイミ
ングよく迅速に行うことができる。
【0024】図5は、他の実施形態によるリール脚固定
装置10を示す。なお、以下の実施形態は上述の実施形
態とほぼ同様であるため、上述と同様な部位には同様な
符号を付してその詳細な説明を省略する。図5に示すよ
うに、本実施形態のシート本体12は、移動フード16
の移動範囲に沿う側面部に滑り止め領域46を形成して
あり、この滑り止め領域46は、ガイド溝14から膨出
部13の方向に向けて、シート本体12の軸芯を僅かに
越えた位置まで延びている。更に、握持した手の中の全
体を滑り止めするために、滑り止め領域56が膨出部1
3に配置してある。この膨出部13に配置した滑り止め
領域56も、上述と同様な手段で形成することが可能で
ある。
【0025】図6は、ナット式の移動フード16を有す
るリール脚固定装置10を示す。本実施形態の移動フー
ド16は、シート本体12上を軸方向にのみ移動可能な
パイプ状のフード本体62と、このフード本体62に対
して回動可能でかつ軸方向に移動不能に連結されたナッ
ト部材64とを有し、このナット部材64がシート本体
12に形成されたねじ60に螺合する。このナット部材
64をシート本体12上で回動することにより、フード
本体62が開口28を固定フード20に対向させた状態
で進退する。
【0026】本実施形態のフード本体62は、シート本
体の膨出部13に近接する側に大きな開口部72を形成
してある。そして、リール脚載置面22に近接するフー
ド本体62の側縁部が内方に折曲げ形成され、この折曲
げ部をシート本体12に形成したガイド溝14内に突入
させている。これにより、ナット部材64を回転させた
ときに、フード本体62はシート本体12に対して回転
することなく軸方向にのみ移動することができる。
【0027】更に、上述と同様な滑り止め領域66がシ
ート本体12の側面部に形成してあり、フード本体62
に形成した上述の開口部72が、この滑り止め領域66
を外部に露出させている。勿論、フード本体62は、滑
り止め領域66を露出させるものであれば、このような
開口部72に限らず、適宜の形状あるいは構造に形成す
ることが可能である。例えばフード本体に上述のような
開口部を形成することなく円筒状構造とする場合には、
図1,図5あるいは図6に示す滑り止め領域36,4
6,56,66と対応するフード本体62の側面部に上
述のような滑り止め領域を形成することが可能である。
これらの実施形態によるリール脚固定装置の場合にも、
握持した手の指先の滑りが防止され、したがって、握持
し易く、釣操作をタイミングよく迅速に行うことができ
る。
【0028】上述のような滑り止め領域36,46,5
6,66は、周部の面に対して凹設した状態あるいは凸
設した状態に形成することが可能であるが、周部の面と
同一面となるように形成することが好ましい。シート本
体12の側面部に設ける滑り止め領域46,66につい
ては、滑り止め領域36との関連で説明したように、円
筒状面よりもより平坦な平面状あるいは緩やかな凹面状
の面部に滑り止め処理を施すことにより、形成すること
も可能である。また、フード本体26,62にも上述の
ような滑り止め領域(図示しない)を設けることも可能
なことは明らかである。
【0029】なお、上述の各実施形態では、基端側のフ
ードのみを移動フード16として形成したが、これに限
らず、先端側のフードを移動フードとして形成してもよ
く、あるいは、一対のフードの双方を移動フードとして
形成してもよいことは明らかである。更に、シート本体
12についても、上述のような円筒状構造に限らず、板
状等他の形状に形成してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上明らかなように、本発明によれば、
強く握りしめ易く、握持し易く操作性に優れ、しかも、
長時間にわたって操作することのできるリール脚固定装
置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態によるリール脚固定
装置の側面図。
【図2】図1のリール脚固定装置の平面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】他の実施形態によるリール脚固定装置の図2と
同様な側面図。
【図6】更に他の実施形態によるリール脚固定装置の側
面図。
【符号の説明】
6…取付脚部、10…リール脚固定装置、12…シート
本体、13…膨出部、14…ガイド溝、16,18…フ
ード、22…リール脚載置面、26,62…フード本
体、32…緊締レバー、36,46,56,66…滑り
止め領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋葉 勝 東京都東久留米市前沢3丁目14番16号 ダ イワ精工株式会社内 (72)発明者 鶴藤 友義 東京都東久留米市前沢3丁目14番16号 ダ イワ精工株式会社内 Fターム(参考) 2B019 CA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚釣用リールを取付けるシート本体に形
    成され、リールの取付脚部を載置するリール脚載置面
    と、このリール脚載置面の長手方向に沿って対向配置さ
    れ、リールの取付脚部をこの載置面上に保持する一対の
    フードとを備え、これらの一対のフードの少なくとも一
    方を、前記リール脚載置面上の所要位置に配置可能な移
    動フードとして形成したリール脚固定装置であって、 前記リール脚載置面に隣接するシート本体の側面部に配
    置され、前記一対のフードで保持された取付脚部と共に
    シート本体を握持して操作するときに、握持した手の移
    動フード側の指先の滑りを防止する滑り止め領域を備え
    ることを特徴とするリール脚固定装置。
  2. 【請求項2】 前記一対のフードの他方は、移動フード
    の前方で、前記シート本体に対して移動不能の固定フー
    ドとして形成され、前記滑り止め領域は、この固定フー
    ドの後方位置からシート本体の軸芯を越えて、リール脚
    載置面の径方向反対側に形成された膨出部の方向に延
    び、かつ、移動フードを越えて後方に延びることを特徴
    とする請求項1に記載のリール脚固定装置。
  3. 【請求項3】 前記滑り止め領域は、シート本体よりも
    軟質の柔軟性部材で形成されることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のリール脚固定装置。
JP2000365906A 2000-11-30 2000-11-30 リール脚固定装置 Pending JP2002165540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000365906A JP2002165540A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 リール脚固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000365906A JP2002165540A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 リール脚固定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002165540A true JP2002165540A (ja) 2002-06-11

Family

ID=18836599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000365906A Pending JP2002165540A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 リール脚固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002165540A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009268379A (ja) * 2008-05-01 2009-11-19 Shimano Inc リールシート及び釣竿

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009268379A (ja) * 2008-05-01 2009-11-19 Shimano Inc リールシート及び釣竿

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6367787B1 (en) Hand clamp
US8052015B2 (en) Holder apparatus adapted for gripping and operating a sprayer
GB2310195A (en) Measuring tape
JPH07144072A (ja) 固定可能な刃を有するポケットナイフ
EP1123781A2 (en) Wrench
US6682053B1 (en) Winch of a lashing rope
US20050183268A1 (en) Folding knife assembly with positionable blade
JP2002165540A (ja) リール脚固定装置
JP2003070396A (ja) 釣り竿
US9321607B2 (en) Hand-held tape dispenser
KR100947812B1 (ko) 릴 시트
JP4374132B2 (ja) リール脚固定装置
JP2006204115A (ja) 釣竿
JP2002165541A (ja) リール脚固定装置
JP2009296989A (ja) リールシート及び釣り竿
JP4688197B2 (ja) リール脚固定装置
JP2001275523A (ja) 釣竿のリール脚固定装置
JP4021692B2 (ja) リール脚固定装置
JPH07115879A (ja) 釣竿用キャスティングハンドル
JP5000568B2 (ja) 釣り竿
JPH08140866A (ja) 携帯容器の把手構造
JPH0729823Y2 (ja) 筒状リールシート
JP2000287587A (ja) 釣竿用リールシート
JPH0715373U (ja) 軸体のグリップ
JP3031518U (ja) 釣用リールのサムレスト