JP5344758B2 - 筒状リールシート - Google Patents

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本発明は、リールシート本体にリールの脚部を保持する一対のフードとリール脚を載置するリール脚載置面を設けてある筒状リールシートに関する。
リール脚載置面における両側端縁は、竿先側から竿元側に至る程細くなる状態に形成されており、かつ、その両側端縁に繋がる横側面にはリールシート本体の外周面と同一の外径を有する円弧面に形成されていた(特許文献1参照)。
特開2006−25683号公報(公報段落番号〔0032〕〔0033〕、及び、図6図7)
しかし、上記した構成においては、リール脚とリールシートとを共握りした釣竿を保持する際に、ルール脚を越えて反対側の横側面に至る中指や薬指が、リールシート本体の外径と同じ外径を呈する大径部分に掛ることとなって、指の回り込みが十分ではなく、握り難い構成となっていた。
その一方、握り易い形状とした場合には、リール脚の形状が種々あることから、またリール脚の形状が変形(ひずみ)等している場合も多いことから、リールを取り付けた際はガタが発生し、強固にリールシート部に取付けられないという問題があった。
本発明の目的は、リール脚載置面における両側端縁の形状に改善を施すことによって、指を回し易く握り易い筒状リールシートを提供する点にある。
〔構成〕
請求項1に係る発明の特徴構成は、リールシート本体にリール脚を保持する一対のフードとリール脚を載置するリール脚載置面を設け、前記リール脚載置面における両側端縁を、前記一対のフードの中間に位置する部分程、互いに近接する状態に凹入する湾曲形状に形成し、前記凹入する湾曲形状に形成された前記両側端縁から左右の横側面に、前記凹入する湾曲形状を維持しながら周方向に延びるとともに前記側端縁から周方向に離れる程竿元側に偏位する凹入面を形成し、前記リール本体に対する側面視において前記凹入面の下端を決める下突出縁を前記竿先側に位置するフードの開口縁から延長して形成するとともに、前記下突出縁の上方側に両側端縁のうちの一方の側端縁の竿元側端から延長してある上突出縁を設け、前記上下突出縁の間に前記凹入面を形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
リール脚載置面の両側端縁が前記一対のフードの中間に位置する部分程互いに近接する凹入湾曲形状に形成してあるので、リール脚面を越えて反対側の側端縁まで回した中指等が、容易に凹入面まで達して握りやすくなっている。
しかも、凹入面は、前記側端縁から周方向に離れる程竿元側に偏位する状態で設けてあるので、凹入面に達した中指等の指の向きと一致するものとなり、指自体が痛みや圧迫感を感じることが少ない。
そして、側端縁及び凹入面ともに、中間部分が凹入する凹入面及び湾曲面に形成してあるので、その部分にあてがわれた指が動き難く安定しているので、リール脚を握る手指に過重な負担が掛らない。
〔構成〕
請求項2に係る発明の特徴構成は、前記凹入面は、前記側端縁の湾曲形状に段差なく繋がる湾曲状でかつその側端縁から離れる程徐々に浅くなり、竿元側端位置でリールシート本体と段差なく繋がる形状に形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
凹入面は中指等の指が載置される側端縁に近い部分では側端縁と同様の湾曲形状を維持して、載置される指の安定度を確保しながら、側端縁より離れる部分では指が届かい部分であるので、徐々に浅くしリールシート本体と段差なく繋がる形状に形成してある。そして、指が回されている両横側面の一方側とは竿軸心を挟んで反対側の横側面では、リールシートとリール脚とを共握りする手の掌がこの凹入面にあてがわれることとなる。その部分が徐々に浅くなりリールシート本体と段差なく繋がる形状に形成してあるので、手の掌にも圧迫感を与えることが少なく、長時間握っても疲れ難いリールシートを提供できるに至った。
〔構成〕
請求項3に係る発明の特徴構成は、リール脚載置面を形成している面に対して竿軸線を挟んで180度反対側の面には、弾性の高いゴム系の塗料が施され側面視において山形状を呈しかつ裏面視において略菱形状を呈する裏面膨出部が形成されている点にあり、その作用効果は次の通りである。
元竿のリールシートにスピンニングリールを取り付けた状態を示す側面図である。 可動フード及び受止体を取付ていないリールシートを示す平面図である。 リールシートの左側面を示す側面図である。 リールシートの前後リール脚載置面と竿軸線を挟んで180度反対側に位置する裏面膨出部を示す下面図である。 図4におけるI―I線断面図である。 可動フードを取り付けず、かつ、受止体を取り外した状態を示す斜視図である。 (a)受止体を取付台に装着する前の状態を示す縦断背面図、(b)受止体を取付台に装着した状態を示す縦断背面図、(c)受止体を取付台に装着した状態を示す横断平面図である。 (a)受止体を示す縦断側面図、(b)受止体の内部を下から見た状態を示す下面図である。 ロック機構を備えた可動フードを取り付けた状態を示す斜視図である。 (a)可動フードのロック構造において、ロック状態を解除している状態を示す縦断側面図、(b)可動フードのロック構造において、ロック状態を示す縦断側面図である。
海釣り、磯釣り等に使用される釣り竿1について説明する。
釣り竿1は、釣竿用竿体としての元竿2、複数の中竿、穂先竿とを夫々糸ガイドを備えて振出式の釣り竿に構成してあり、図1に示すように、元竿2の中間部にリール3を取り付けるリールシート5を外嵌装着してある。
元竿2等は、基本的には、ガラス繊維かカーボン繊維等の強化繊維にエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグをマンドレルに巻回して筒状に形成し、その筒状に形成した竿素材を焼成して形成されている。
リールシート5の構成について説明する。
図1及び図2に示すように、リールシート5は、ポリエチレン・テレフタレート(PET)やABS樹脂等のエンジニアリング樹脂をインジェクションによって成形されている
。リール3のリール脚3Aを取り付ける表側には、固定フード(竿先側フード)6がリールシート本体5Aと一体形成されており、固定フード6の竿尻側には金属製の可動フード(竿尻側フード)7が竿芯方向にスライド移動自在に装着されている。
リールシート本体5Aにおけるリール脚載置面部分の構成について説明する。図2及び図3に示すように、固定フード6の脚挿入開口6aに対応する部分から可動フード側に向けて一定の横幅を備え、後端部で円弧状を呈する浅い凹入溝5Bを形成し、その凹入溝5Bの底面に長方形状の凹入部5bを形成してある。
長方形状の凹入部5bは、型番を記したラベル(シール)や竿のネーミングを記した銘板等の薄板状部材Lを貼付する部分であり、竿先側に位置する前端は、固定フード6の内部空間内に入り込む状態に形成してある。薄板状部材Lの厚みは、凹入部5bの底面に貼付した状態で凹入部5bの上端より突出しない程度に形成されている。
このように、リール脚載置面5Cより一段凹入する状態でかつ固定フード6の内部空間内まで延出してあるので、銘板等が凹入部5bより突出することがなく、剥がれ難く、かつ、装飾性も高い。
凹入溝5Bの左右両側には、リール脚3Aから前方に向けて延出された前足部を支持する前リール脚載置面5Cが形成してある。前リール脚載置面5Cの両側端縁は、平面視において、長方形状の凹入部5bの後端に対応する位置で最も近接する状態にあり、その後端より竿先側及び竿元側に位置する程互いに遠ざかる状態となるように、湾曲形成されている。このような構成によって、前リール脚載置面5Cは、固定フード6に近接する竿先側端から竿元側に位置する程側端縁が竿軸線X側に絞り込まれる状態となり、長方形状の凹入部5bの後端に対応する中間部分5jが最も横幅が狭くなり、その横幅の狭い中間部分5jから竿先側及び竿元側に位置する程横側方に広がる形状に形成されている。
したがって、リール脚3Aとリールシート5を共握りする際に、前リール脚載置面5Cの側端縁が絞り込まれているので、横幅が狭いだけに握りやすくかつ竿先側及び竿元側程広がっているので握った手が竿先側や竿元側に動き難く安定した握りを確保できるようになっている。
なお、凹入溝5Bの左右端においては、前リール脚載置面5Cから凹入溝5B内に入り込む傾斜面5dが形成されている。また、前リール脚載置面5Cは、固定フード側から可動フード側に近づく程やや下り傾斜する状態に形成してある。
図2及び図3に示すように、凹入溝5Bの後端より竿元側には、リール脚3Aの竿元側に延出された後足部を支持する後リール脚載置面5Dが形成されている。後リール脚載置面5Dは、前リール脚載置面5Cより若干高く(竿軸線からの径方向間隔が大きい)位置する状態に形成してあり、略平坦面に形成されている。後リール脚載置面5Dの左右中心位置には、中心凹入溝5Eが形成してあり、固定フード6に近接する側に円弧状の前端5gが形成されている。中心凹入溝5Eは、前端5gが位置する側においては、比較的浅い底部5eに形成されており、浅い底部5eの竿元側にはやや深い底部5fが形成されている。
この中心凹入溝5Eには、後記する鋸歯状の受止歯8が嵌めこみ固定される。
後リール脚載置面5Dは、左右端に向う程僅かに下向き傾斜状態に形成されており、竿先側の前端部の左右中心位置が僅かに高くなっている。後リール脚載置面5Dの前端5gは竿先側に突出する円弧状に形成してあり、その前端5gに下方側程前方に位置する傾斜面5iを形成してある。後リール脚載置面5Dの横側面には、内向きのガイド溝5hが形成してあり、可動フード7の前後移動を案内すべく構成してある。
上記の如く、前リール脚載置面5C及び後リール脚載置面5Dが形成されているので、リール脚の種々形状であっても、また、多少リール脚の形状が変形しているようなものであっても、リールはガタなく強固にリールシート部に取付られる。
次に、リールシート本体5Aの横側面に形成されているウエイブ(指当て)構造について説明する。図2〜図4、図6及び図9に示すように、前リール脚載置面5Cにおける左右方向における両側端縁は、平面視で竿軸線に近接するように凹入する湾曲形状に形成されており、その両側端縁から左右の横側面にかけて、側端縁から周方向に離れる程竿元側に偏位する凹入面を形成してある。
この凹入面の構成について詳述すると、凹入面は、前リール脚載置面5Cの側端縁より周方向に沿ってその側端縁の湾曲形状を維持しながら側端縁から周方向に離れる程竿元側に偏位するように凹入形成されている第1凹入面5cと、この第1凹入面5cに連続する状態で略軸線方向に沿った姿勢で延出されている第2凹入面6eとで構成される。
前記した両側端縁より側面視で上方に位置する固定フード6においては、その脚挿入開口6aの開口縁6bを下方程竿元側に下り傾斜する状態に形成してある。そして、その開口縁6bは、第1凹入面5cと第2凹入面6eの下端縁を形成する下突出縁6cに繋がっている。その下突出縁6cは、側面視において側端縁から離れる下方に位置する程竿元側に偏位する円弧状に形成され、徐々に終端位置で水平状態に切り換わるように形成されている。
一方、第1凹入面5cと第2凹入面6eを挟んで下突出縁6cの上方には、凹入面の上端位置を現出する上突出縁6dが形成してあり、この上突出縁6dは、前リール脚載置面5Cの側端縁における竿元側端から、下突出縁6cに対して略一定の間隔を維持しながら、緩やかに後方水平状態に向けて湾曲するように形成してある。
上下突出縁6c、6dの間の凹入面は、前リール脚載置面5Cの両側端縁が呈する凹入形状を維持するように、上下突出縁6c、6dの中間部程凹入深さを僅かに深くしながら、中間部の凹入深さを竿元側の水平域に向けて徐々に浅くなるようにウエイブ構造を形成し、後リール脚載置面5Dの竿元端に対応する位置でリールシート本体5Aの外周面に段差なく連なっている。
同様に、上突出縁6dと後リール脚載置面5Dの横側縁との間の部分6fも両者の間の中間部程凹入深さを僅かに深くするウエイブ構造に形成されている。
このような構造によって、次のようなことが言える。図1で示すように、リールシート5とリール脚3Aとを共握りする手指の内、中指の先端が凹入面にあてがわれることとなって、中指の握り状態が安定する。一方、上突出縁6dと後リール脚載置面5Dの横側縁との間の部分6fには、薬指があてがわれることとなり、薬指の載置状態が安定する。
図3〜図5に示すように、リールシート5の前リール脚載置面5Cと後リール脚載置面5Dとを形成している面に対して竿軸線Xを挟んで180度反対側の面には、裏面膨出部5Hが形成されている。裏面膨出部5Hは、側面視において山形状を呈しかつ裏面視において略菱形状を呈する細溝5rによって区画されている。
この裏面膨出部5Hにおいては表面に、弾性の高いゴム系の塗料が施されて、リール脚3Aとリールシート5とを共握りした場合に、手の掌がこの裏面膨出部5Hにあてがわれることとなり、裏面膨出部5Hが握り易く手に圧迫感を受け難い握り心地を与えるものである。
次に、可動フード7に対する受止体9についての取付構造について説明する。図1に示すように、受止体9は、可動フード7より後方の竿元側に取付られて、可動フード7を所定位置に装着する場合には取り外され、装着後は所定位置に取付られて可動フード7の抜け出しを抑制する。
受止体9の取付構造は、次のようになっている。図2及び図3、図6から図9に示すように、後リール脚載置面5Dの竿元側に着脱部位としての凹入着脱部5Fが形成されており、この凹入着脱部5Fは、平面視で後端側程横幅を狭める半楕円状に形成してある。図6に示すように、凹入着脱部5Fの底面5kには、平面視十字状を呈する取付台5Gが立設してあり、この取付台5Gに対して上方側から受止体9を差し込むように構成してある。
図2及び図3に示すように、取付台5Gは、竿先側に横向きの板状の第2受止部としての「前受止部5mを立設するとともに、前受止部5mの竿元側に同じく横向き板状の第1受止部としての後受止部5nが立設してある。前受止部5mの横幅が後受止部5nより広く、高さが高い。前受止部5mと後受止部5nとは、竿軸線X方向に沿った板状繋ぎ部によって一体的に連結されて、構成されている。
図7(a)に示すように、前受止部5mの横側面には、上端部分に横向きに張り出す引っ掛け係止部5pが形成されており、後記するように、受止体9の上方への抜け出しを防止すべく構成する。引っ掛け係止部5pの上方には、上端角部を円弧状に形成した誘導ガイド面5qが設けてあり、受止体9の取付台5Gへの取付易さを確保している。
次に、受止体9の構成について説明する。図7及び図8に示すように、受止体9は、本体部分9Aの断面が略チャンネル状を呈しており、竿元側に位置することとなる後端部分で左右の側壁部分9Bがその下端縁9bを円弧状に形成して、図8(a)に示すように、その下端縁9bが後端側程上方に位置するように上向き円弧状に形成してある。本体部分9Aの天井部9aは略平板面であるが、後端側においてやや下向きに傾斜した状態に形成されている。
図8(a)(b)に示すように、本体部分9Aの内面には、取付台5Gの前後受止部5m,5nに係合する前後に位置する第2突起としての前係合突起9Cと第1突起としての後係合突起9Dが形成してある。本体部分9Aの内周面は、左右の中心部に上向きにやや円弧状を呈する中央面9cと、その中央面9cを囲むように第1傾斜面9dが形成されており、第1傾斜面9dを更に囲むように、第1傾斜面9dより傾斜が緩やかな第2傾斜面9eが形成してある。
第1傾斜面9dにおける左右部分に、夫々、前係合突起9Cが形成されている。前係合突起9Cは前後向き姿勢の板状体であり、内側側面の下端部分に下端側程内側から外側に傾斜する傾斜誘導面9fを形成してある。前係合突起9Cの上端面9gは直線水平面に形成してある。後突起9Dは、中央面9cと第1傾斜面9dとの境界に跨るように形成されており、横向きに長くなる板状を呈している。
以上のような構成によって、受止体9を着脱部位に設けた取付台5Gに装着して構成する規制機構について説明する。受止体9を装着するには、図7(a)に示す状態から所定位置において下方に押し込むと、前係合突起9Cが前受止部5mの誘導ガイド面5qに当接しながらその傾斜構造に誘導され、引っ掛け係止部5pの下方に回り込んで、その引っ掛け係止部5pに係合する。このような装着構造は、受止体9が弾性変形可能な構造を採っているからである。
ここに、前係合突起9Cと前受止部5mとで係合規制機構を構成する。
一方、後突起9Dは後受止部5nの竿先側に挿入され、後受止部5nに対して前方側から当接して、受止体9が竿元側に抜け出すことを防止する構成を採っている。
ここに、後突起9Dと後受止部5nとで当接規制機構を構成する。
可動フード7の取付構造について説明する。図9及び図10に示すように、可動フード7は、断面チャンネル状の本体部7Aと本体部7Aの後端部に一体形成されている左右一対のドーム型軸受け部7Bとを備えるとともに、本体部7A内の天井面に柔軟材製のリール脚保持体7Cと、リール脚保持体7Cの後端部に片持ち支持されるロック片7Dと、左右一対のドーム型軸受け部7Bに揺動自在に支持されているロック操作具7Eとで構成されている。
本体部7Aの左右側壁部7aの下端には本体部7Aの内側に向けて折り返えされた係合片7bが形成してあり、この係合片7bをリールシート5の両側面に形成したガイド溝5hに係合させて、係合片7bがガイド溝5hに沿って移動するように、可動ガイド7を竿軸線X方向に沿ってスライド移動可能に構成してある。ここに、ガイド溝5hと係合片7bとで、可動ガイド7をスライド移動可能にガイドするガイド機構を構成する。
可動フード7のリール脚保持状態を維持するロック機構Rについて説明する。図10(b)に示すように、前記したリール脚保持体7Cより後方に向けてロック片7Dが片持ち状態で延出されている点について言及した。このロック片7Dは、バネ板材等の板材で形成されており、弾性復元変形力が高く、かつ、先端側においてドーム状の係止部7dが形成されている。
一方、リールシート5における中心凹入溝5Eには、鋸歯状の受止歯8が嵌めこみ固定される点について言及した。この受止歯8の歯部8aに対してロック片7Dの係止部7dの先端が係合して、可動フード7が竿元側に移動することを阻止すべく構成してある。
ロック操作具7Eは、左右一対のドーム型軸受け部7Bに上下揺動自在に支持された部分より前方に向けて摘み操作部7eが延出してあり、摘み操作部7eの基端部にドーム型軸受け部7Bに支持される支持片(図示せず)とともにロック片7Dに作用する作用部7fを形成してある。
図10(b)に示すように、作用部7fでロック片7Dのドーム状の係止部7dを押さえることによって、ロック片7Dのドーム状の係止部7dを受止歯8の歯部8aに対して係合させることができる。
図10(a)に示すように、ロック操作具7Eを起こしてロック状態を解除した状態で摘み操作部7eを持って、図10(b)に示すように、ロック操作具7Eを倒して可動フード7の本体部7Aに被せると、前記したように、摘み操作部7eの作用部7fがロック片7Dのドーム状の係止部7dを係合させてロック状態を現出する。
ロック操作具7Eの摘み操作部7eは板状部材をチャンネル状に屈曲形成したものであり、左右の横側辺部7gを指で摘むことによって、揺動操作が可能である。そこで、横側辺部7gを摘み易くする為に、図9で示す横側辺部7gの下端部に、ショットピーニングによる滑り止め機構aを施してある。滑り止め機構aとしては、梨地処理を施してもよい。
このような構成によって、撒餌の付いた指で摘むことがあっても滑り難く揺動操作が行いやすい。
〔別実施の形態〕
(1) 凹入部6eとしては、側面視で円弧状を呈する形状に形成されている必要はなく、側面視で下端側に位置する程竿元側に位置する状態に形成してあればよい。
(2) 凹入部6eの上下突出縁6c、6dの間の部分が終端位置で徐々に浅くなる必要はなく、一定の深さを維持する構成を採ってもよい。
(3) 本発明の実施形態においては、凹入面6eを形成してあればよく、
(イ) 受止体9の凹入装着部5Fに対する着脱構造、
(ロ) リールシート本体5Aのリール脚載置面5Cにおける銘板L取付用凹部5bを形成した構造
(ハ) ロック片7Eへの滑り止め構造
については、適宜選択して実施することが可能である。
本発明は、筒状リールシートを備える磯竿や船竿に適用することができる。
3A リール脚
5A リールシート本体
5C 前リール脚載置面(リール脚載置面)
5c 第1凹入面(凹入面)
5H 裏面膨出部
6 固定フード(フード)
6e 第2凹入面(凹入面)
7 可動フード(フード)
竿軸線

Claims (3)

  1. リールシート本体にリール脚を保持する一対のフードとリール脚を載置するリール脚載置面を設け、前記リール脚載置面における両側端縁を、前記一対のフードの中間に位置する部分程、互いに近接する状態に凹入する湾曲形状に形成し、前記凹入する湾曲形状に形成された前記両側端縁から左右の横側面に、前記凹入する湾曲形状を維持しながら周方向に延びるとともに前記側端縁から周方向に離れる程竿元側に偏位する凹入面を形成し、前記リール本体に対する側面視において前記凹入面の下端を決める下突出縁を前記竿先側に位置するフードの開口縁から延長して形成するとともに、前記下突出縁の上方側に両側端縁のうちの一方の側端縁の竿元側端から延長してある上突出縁を設け、前記上下突出縁の間に前記凹入面を形成してある筒状リールシート。
  2. 前記凹入面は、前記側端縁の湾曲形状に段差なく繋がる湾曲状でかつその側端縁から離れる程徐々に浅くなり、竿元側端位置でリールシート本体と段差なく繋がる形状に形成してある請求項1記載のリールシート。
  3. リール脚載置面を形成している面に対して竿軸線を挟んで180度反対側の面には、弾性の高いゴム系の塗料が施され側面視において山形状を呈しかつ裏面視において略菱形状を呈する裏面膨出部が形成されている請求項1又は2記載の筒状リールシート
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