JP2015062244A - 積層セラミック電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部電極間ショート及び剥離不良を改善するとともに、電圧印加時に発生するアコースティックノイズを低減する積層セラミック電子部品を提供する。【解決手段】複数の第1内部電極121と、複数の第2内部電極122と、第1及び第2外部電極と、セラミック本体110の第1側面、第1端面及び第2端面に形成される絶縁層と、を含む。複数の第1内部電極及び第2内部電極の第2側面との離隔距離は異なり、複数の第1及び第2内部電極のうち3個以上が一つのブロックを形成し、ブロックが繰り返し積層され、各ブロックを形成する第1および第2内部電極の幅は最外側から内部に向かって増加して減少し、互いに隣接するブロックの境界では同一幅の内部電極が隣接しており、複数の第1及び第2内部電極のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.76≰T2/T1≰0.97を満たす。【選択図】図3

Description

本発明は、内部電極間ショート及び剥離不良を改善するとともに、電圧印加時に積層セラミック電子部品によって発生するアコースティックノイズを低減させることができる積層セラミック電子部品に関する。
セラミック材料を用いる電子部品には、キャパシタ、インダクター、圧電素子、バリスタまたはサーミスタなどがある。
このようなセラミック電子部品のうち積層セラミックキャパシタ(MLCC:Multi−Layered Ceramic Capacitor)は小型、且つ高容量が保障され、実装が容易であるという長所がある。
このような積層セラミックキャパシタはコンピューター、個人携帯用端末機(PDA:Personal Digital Assistants)または携帯電話など、様々な電子製品の回路基板に装着され、電気を充電または放電させる重要な役割をするチップ状のコンデンサーであり、用いられる用途及び容量によって多様なサイズと積層形態を有する。
特に、最近では、電子製品の小型化に伴って、このような電子製品に用いられる積層セラミックキャパシタも超小型化及び超高容量化が要求されている。
そこで、製品の超小型化のために誘電体層及び内部電極を薄くし、超高容量化のために多数の誘電体層を積層した積層セラミックキャパシタが製造されている。
その中に、外部電極が全て下面に位置する積層セラミックキャパシタがあり、このような構造の積層セラミックキャパシタは、実装密度及び容量に優れ、ESLが低いという長所を有するが、セラミック本体の切断時における切断ストレスにより対向する内部電極の位置ずれ現象による内部電極間のショート不良が発生しやすいという短所がある。
また、高容量積層セラミックキャパシタを具現するために積層数が増加するにつれ、内部電極が形成されない領域と形成された領域間の段差による剥離不良が発生するという問題がある。
日本公開特許2004−022859
本発明は、内部電極間ショート及び剥離不良を改善するとともに、電圧印加時に積層セラミック電子部品によって発生するアコースティックノイズを低減させることができる積層セラミック電子部品に関する。
本発明の一形態は、誘電体層を含み、対向する第1及び第2主面、対向する第1及び第2側面、及び対向する第1及び第2端面を有するセラミック本体と、上記セラミック本体の内部に形成され、容量を形成するための重畳領域を有し、上記第1側面、第1端面及び第2端面に露出した容量部と上記容量部から上記第1側面に露出するように延長形成された第1リード部を有し、上記第2側面と一定距離離隔された複数の第1内部電極と、上記誘電体層を介して上記第1内部電極と交互に積層され、上記第1内部電極と絶縁され、且つ上記容量部から第1側面に露出するように延長形成された第2リード部を有し、上記第2側面と一定距離離隔された複数の第2内部電極と、上記第1リード部及び第2リード部とそれぞれ連結されて形成される第1及び第2外部電極と、上記セラミック本体の第1側面、第1端面及び第2端面に形成される絶縁層と、を含み、上記複数の第1内部電極及び第2内部電極の上記第2側面との離隔距離は異なり、上記複数の第1及び第2内部電極のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.76≦T2/T1≦0.97を満たす、積層セラミック電子部品を提供する。
上記複数の第1及び第2内部電極のうち3個以上が一つのブロックを形成し、上記ブロックが繰り返し積層されることができる。
各ブロックを形成する第1および第2内部電極の幅は最外側から内部に向かって増加して減少し、互いに隣接するブロックの境界では同一幅の内部電極が隣接している。
上記ブロックのそれぞれは、内部の第1及び第2内部電極パターンが同じ形状で配置されることができる。
上記ブロックの個数は5個以上であることができる
上記複数の第1及び第2内部電極のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.85≦T2/T1≦0.90を満たすことができる。
上記第1及び第2内部電極は、上記セラミック本体の実装面に対して垂直に配置されることができる。
上記第1外部電極は、上記セラミック本体の第1主面、第2主面及び第2側面のうち一つ以上に延長形成されることができる。
上記第2外部電極は上記セラミック本体の第1主面、第2主面及び第2側面のうち一つ以上に延長形成されることができる。
上記絶縁層はエポキシ、耐熱性高分子、ガラス及びセラミックからなる群より選ばれる一つ以上を含むことができる。
上記絶縁層は、上記セラミック本体の第1側面から測定される第1及び第2外部電極の高さより小さく形成されることができる。
本発明の他の形態は、誘電体層を含み、対向する第1及び第2主面、対向する第1及び第2側面、及び対向する第1及び第2端面を有するセラミック本体と、上記セラミック本体の内部に形成され、容量を形成するための重畳領域を有し、上記第1側面、第1端面及び第2端面に露出した容量部と上記容量部から上記第1側面に露出するように延長形成された第1リード部を有し、上記第2側面と一定距離離隔された複数の第1内部電極と、上記誘電体層を介して上記第1内部電極と交互に積層され、上記第1内部電極と絶縁され、且つ上記容量部から第1側面に露出するように延長形成された第2リード部を有し、上記第2側面と一定距離離隔された複数の第2内部電極と、上記第1リード部及び第2リード部とそれぞれ連結されて形成される第1及び第2外部電極と、上記セラミック本体の第1側面、第1端面及び第2端面に形成される絶縁層と、を含み、上記第1リード部及び第2リード部の上記セラミック本体の長さ方向の長さが異なり、上記複数の第1及び第2内部電極のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.76≦T2/T1≦0.97を満たす、積層セラミック電子部品を提供する。
上記複数の第1及び第2内部電極のうち3個以上が一つのブロックを形成し、上記ブロックが繰り返し積層されることができる。
上記ブロックのそれぞれは、内部の第1及び第2内部電極パターンが同じ形状で配置されることができる。
上記ブロックの個数は5個以上であることができる。
上記複数の第1及び第2内部電極のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.85≦T2/T1≦0.90を満たすことができる。
上記第1及び第2内部電極は、上記セラミック本体の実装面に対して垂直に配置されることができる。
上記第1外部電極は、上記セラミック本体の第1主面、第2主面及び第2側面のうち一つ以上に延長形成されることができる。
上記第2外部電極は、上記セラミック本体の第1主面、第2主面及び第2側面のうち一つ以上に延長形成されることができる。
上記絶縁層はエポキシ、耐熱性高分子、ガラス及びセラミックからなる群より選ばれる一つ以上を含むことができる。
上記絶縁層は、上記セラミック本体の第1側面から測定される第1及び第2外部電極の高さより小さく形成されることができる。
本発明の一実施形態によると、第1内部電極と第2内部電極の幅またはリード部の長さに差が出るように形成することで、誘電体層と内部電極間の段差を最小化し、内部電極間のショート不良及び剥離不良を改善することができる。
本発明の一形態によると、容量部を形成する第1及び第2内部電極の重畳領域が増加し、積層セラミックキャパシタの容量が増加することができる。
また、外部から異なる極性の電圧が印加される第1及び第2内部電極間の距離が近くなり、カレントループ(current loop)が短くなることができる。これにより等価直列インダクタンス(ESL、Equivalent Series Inductance)が低くなることができる。
また、本発明の一形態による積層セラミックキャパシタによると、印刷回路基板上の実装面積を最小化することができ、アコースティックノイズを著しく減少させることができる。
本発明の一実施形態による積層セラミックキャパシタの概略的な構造を示した斜視図である。 図1に図示された積層セラミックキャパシタのセラミック本体を示した概略的な斜視図である。 図2のA−A’断面図である。 図1の第1内部電極の構造を示した断面図である。 図1の第2内部電極の構造を示した断面図である。 図1の他の第1内部電極の構造を示した断面図である。 図1の第1及び第2内部電極と第1及び第2外部電極の結合構造を示した断面図である。 他の実施形態による積層セラミックキャパシタのセラミック本体を示した概略的な斜視図である。 図8のA−A’断面図である。 図8の第1内部電極の構造を示した断面図である。 図8の第2内部電極の構造を示した断面図である。 図8の他の第1内部電極の構造を示した断面図である。 図8の他の第2内部電極の構造を示した断面図である。 図8の第1及び第2内部電極と第1及び第2外部電極の結合構造を示した断面図である。
以下では、添付の図面を参照し、本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当業界で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。従って、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがあり、図面上に同じ符号で示される要素は同一要素である。
図1は、本発明の一実施形態による積層セラミックキャパシタの概略的な構造を示した斜視図である。
図2は、図1に図示された積層セラミックキャパシタのセラミック本体を示した概略的な斜視図である。
図3は、図2のA−A’断面図である。
図4は、図1の第1内部電極の構造を示した断面図である。
図5は、図1の第2内部電極の構造を示した断面図である。
図6は、図1の他の第1内部電極の構造を示した断面図である。
図7は、図1の第1及び第2内部電極と第1及び第2外部電極の結合構造を示した断面図である。
本実施形態による積層セラミックキャパシタは、2端子垂直積層型キャパシタであることができる。「垂直積層型(vertically laminated or vertical multilayer)」とは、キャパシタ内に積層された内部電極が回路基板の実装領域面に垂直に配置されることを意味し、「2端子(2−terminal)」とは、キャパシタの端子として2個の端子が回路基板に接続されることを意味する。
図1から図7を参照すると、本発明の一実施形態による積層セラミックキャパシタ100は、セラミック本体110と、上記セラミック本体の内部に形成される内部電極121、122と、上記セラミック本体の一面に形成される絶縁層141、143、144と、外部電極131、132とを含むことができる。
本実施形態におけるセラミック本体110は、対向する第1主面5及び第2主面6と、上記第1主面及び第2主面を連結する第1側面1、第2側面2、第1端面3及び第2端面4とを有することができる。上記セラミック本体110の形状は、特に制限されないが、図示されたように六面体形状であることができる。本発明の一実施形態によると、セラミック本体の第1側面1は回路基板の実装領域に配置される実装面となることができる。
本発明の一実施形態によると、x−方向は第1及び第2外部電極が所定の間隔を置いて形成される方向であり、y−方向は内部電極が誘電体層を介して積層される方向であり、z−方向は内部電極が回路基板に実装される方向であることができる。
本発明の一実施形態によると、上記セラミック本体110は複数の誘電体層111が積層されて形成されることができる。上記セラミック本体110を構成する複数の誘電体層111は焼結された状態であり、隣接する誘電体層同士の境界は、確認できないほど一体化されていることができる。
上記誘電体層111は、セラミック粉末、有機溶剤及び有機バインダーを含むセラミックグリーンシートを焼成することにより形成することができる。上記セラミック粉末は高い誘電率を有する物質であって、これに制限されないが、チタン酸バリウム(BaTiO)系材料、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)系材料などを用いることができる。
本発明の一実施形態によると、セラミック本体110の内部には内部電極が形成されることができる。
図3から図7を参照すると、第1極性の第1内部電極121と第2極性の第2内部電極122を一対にすることができ、一誘電体層111を介して対向するようにy−方向に配置されることができる。
本発明の一実施形態によると、第1及び第2内部電極121、122は積層セラミックキャパシタの実装面、即ち、第1側面1に垂直に配置されることができる。
本発明において、第1及び第2は異なる極性を意味することができる。
本発明の一実施形態によると、第1及び第2内部電極121、122は導電性金属を含む導電性ペーストにより形成されることができる。
上記導電性金属はこれに制限されないが、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)またはこれらの合金であることができる。
誘電体層を形成するセラミックグリーンシート上に、スクリーン印刷法またはグラビア印刷法のような印刷法により導電性ペーストで内部電極を印刷することができる。
内部電極が印刷されたセラミックグリーンシートを交互に積層して焼成し、セラミック本体を形成することができる。
本発明の一実施形態による積層セラミックキャパシタ100は、上記セラミック本体110の内部に形成され、容量を形成するための重畳領域を有し、上記第1側面1、第1端面3及び第2端面4に露出した容量部120と上記容量部120から上記第1側面1に露出するように延長形成された第1リード部121aを有し、上記第2側面2と一定距離離隔された複数の第1内部電極121と、上記誘電体層111を介して上記第1内部電極121と交互に積層され、上記第1内部電極121と絶縁され、且つ上記容量部120から第1側面1に露出するように延長形成された第2リード部122aを有し、上記第2側面2と一定距離離隔された複数の第2内部電極122を含むことができる。
上記第1及び第2内部電極121、122は異なる極性の外部電極と連結されるためにそれぞれ第1及び第2リード部121a、122aを有し、上記第1及び第2リード部121a、122aは上記セラミック本体110の第1側面1に露出することができる。
本発明の一実施形態によると、積層セラミックキャパシタは垂直積層型であり、第1及び第2リード部121a、122aはセラミック本体の同一面に露出することができる。
本発明の一実施形態によると、内部電極のリード部は、内部電極を形成する導体パターンのうち幅(W)が増加してセラミック本体の一面に露出した領域を意味することができる。
上記第1及び第2内部電極121、122は重畳される領域によって静電容量を形成し、異なる極性の外部電極と連結される第1及び第2リード部121a、122aは重畳領域を有さない。
上記のように第1及び第2リード部121a、122aは重畳されずに絶縁されているため、セラミック本体の切断時における切断ストレスにより対向する内部電極の位置ずれ現象による内部電極間のショート不良を改善することができる。
上記第1リード部121aと第2リード部122aは重畳されないため、上記第1内部電極121と上記第2内部電極122は絶縁されることができる。
本発明の一実施形態によると、上記複数の第1内部電極121及び第2内部電極122の上記第2側面2との離隔距離は、異なることができる。
上記のように、複数の第1内部電極121及び第2内部電極122の上記第2側面2との離隔距離を異なるように形成することで、複数の第1内部電極121及び第2内部電極122が形成された領域と形成されない領域間の段差影響を最小化し、剥離不良を防止することができる。
即ち、交互に積層される第1及び第2内部電極121、122を、上記第2側面2と離隔される距離に差が出るように形成することで、同じ距離の場合に比べて段差による影響を最小化することができる。
本発明の一実施形態によると、上記複数の第1及び第2内部電極121、122のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.76≦T2/T1≦0.97を満たすことができる。
図3を参照すると、上記複数の第1及び第2内部電極121、122のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離T1は、セラミック本体110の内部に積層されている複数の第1及び第2内部電極121、122のうち最外側の内部電極間の厚さ方向の最長距離と定義することができる。
上記複数の第1及び第2内部電極121、122のそれぞれは、上記セラミック本体110の厚さ方向に曲がる形状で存在し、この場合、上記複数の第1及び第2内部電極121、122のうち最外側の内部電極の間には、上記セラミック本体110の厚さ方向に最長距離と最短距離が存在することができる。
本発明の一実施形態によると、上記T1は、セラミック本体110の内部に積層されている複数の第1及び第2内部電極121、122のうち最外側の内部電極間の厚さ方向の最長距離と定義することができる。
一方、上記複数の第1及び第2内部電極121、122は、上記セラミック本体110の厚さ方向に曲がる形状で存在するため、上記上部及び下部の最外側の内部電極のそれぞれは、上記セラミック本体110の厚さ方向に最高点及び最低点を有することができる。
本発明の一実施形態によると、上記上部及び下部の最外側の内部電極において、上記セラミック本体110の厚さ方向の最低点間の間隔をT2と定義することができる。
上記0.76≦T2/T1≦0.97を満たすように調節する方法は、後述する本発明の他の実施形態による積層セラミックキャパシタの製造方法においてさらに詳しく説明する。積層セラミックキャパシタの作製過程において複数のブロック積層体を形成し、上記ブロック積層体を積層することで具現することができる。
上記ブロック積層体は、複数の第1及び第2内部電極121、122のうち3個以上を一つのブロックBとするのと同様に、幅の異なる第1及び第2内部電極パターンが形成された複数のセラミックグリーンシートのうち3個以上を積層して形成することができる。
これにより、本発明の一実施形態による積層セラミックキャパシタは、0.76≦T2/T1≦0.97を満たすことができ、層間剥離不良を防止することができ、信頼性を向上させることができる。
上記T2/T1の値が0.76未満の場合には、上記複数の第1及び第2内部電極121、122のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離T1と最短距離T2の差が大きくなり、剥離不良などの信頼性に問題が生じることがある。
上記T2/T1の値が0.97を超える場合には、上記複数の第1及び第2内部電極121、122のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離T1と最短距離T2の差が殆どなくて、剥離不良などの信頼性に問題が生じることがある。
特に、本発明の一実施形態によると、上記複数の第1及び第2内部電極121、122のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.85≦T2/T1≦0.90を満たす場合、信頼性により優れることができる。
上記複数の第1及び第2内部電極121、122のうち3個以上が一つのブロックBを形成するが、これに制限されず、本発明の目的を達成するために多様な個数の第1及び第2内部電極121、122を一つのブロックBとすることができる。
上記ブロックの個数は5個以上であることができるが、これに制限されず、積層セラミックキャパシタの容量を考慮し、上記ブロックの個数を決めることができる。
また、上記セラミック本体110は、上記ブロックが繰り返し積層されて形成されることができる。
図3は、第1及び第2内部電極121、122の総数が3個の場合を一つのブロックとして提供するものを示す。
図3を参照すると、上記一つのブロックが含む第1及び第2内部電極121、122の総数が3個の場合、第1内部電極、第2内部電極及び第1内部電極が順に積層され、この場合、第2内部電極の幅が第1内部電極の幅より大きくてよい。
上記のように第1及び第2内部電極121、122の総数が3個から5個またはそれ以上を一つのブロックBとし、同一ブロックBを複数個積層してセラミック本体110を形成することで、誘電体層111と複数の第1及び第2内部電極121、122間の段差問題を解決し、信頼性に優れた積層セラミックキャパシタを具現することができる。
上記複数の第1及び第2内部電極の積層数は特に制限されず、例えば、150層以上であることができる。
特に、上記のように上記複数の第1及び第2内部電極121、122のうち3個以上が一つのブロックBを形成し、上記ブロックBを繰り返し積層することで、上記複数の第1及び第2内部電極121、122のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.76≦T2/T1≦0.97を満たすことができる。
一般的に、積層セラミックキャパシタの積層数が増加するに伴って、セラミック本体の幅方向において、上記複数の第1及び第2内部電極121、122が形成された領域と形成されない領域間の段差が増加するという問題がある。
上記段差によって、上記セラミック本体の切断時に剥離不良が生じることがあり、これにより深刻な信頼性不良の問題が発生することがある。
本発明の一実施形態によると、上記複数の第1及び第2内部電極121、122のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.76≦T2/T1≦0.97を満たすように調節することで、セラミック本体の幅方向において、複数の第1内部電極121及び第2内部電極122が形成された領域と形成されない領域間の段差を減少させることができる。
これにより、上記セラミック本体の切断時における剥離不良問題を改善することができ、信頼性に優れた積層セラミックキャパシタを具現することができる。
図7を参照すると、セラミック本体110の第1側面1に引出された第1内部電極121の第1リード部121aと連結されるように第1外部電極131が形成され、セラミック本体110の第1側面1に引出された第2内部電極122の第2リード部122aと連結されるように第2外部電極132が形成されることができる。
上記第1外部電極131は第1リード部121aと連結されるために上記セラミック本体の第1側面1に形成され、上記セラミック本体の第1端面3に延長形成されることができるが、これに制限されない。
また、上記第2外部電極132は第2リード部122aと連結されるために上記セラミック本体の第1側面1に形成され、上記セラミック本体の第2端面4に延長形成されることができるが、これに制限されない。
即ち、上記第1外部電極131は、上記セラミック本体110の第1主面5、第2主面6及び第2側面2のうち一つ以上に延長形成されることができる。
また、上記第2外部電極132は、上記セラミック本体110の第1主面5、第2主面6及び第2側面2のうち一つ以上に延長形成されることができる。
従って、本発明の一実施形態によると、上記第1外部電極131は、上記セラミック本体110の第1側面1に引出された第1内部電極121の第1リード部121aと連結され、且つ上記セラミック本体110の長さ方向の一側端部を囲むように形成されることができる。
また、上記第2外電極132は、上記セラミック本体110の第1側面1に引出された第2内部電極122の第2リード部122aと連結され、且つ上記セラミック本体110の長さ方向の他側端部を囲むように形成されることができる。
上記第1及び第2外部電極131、132は、導電性金属を含む導電性ペーストにより形成されることができる。
上記導電性金属はこれに制限されないが、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、すず(Sn)またはこれらの合金であることができる。
上記導電性ペーストは絶縁性物質をさらに含むことができ、これに制限されないが、例えば、上記絶縁性物質はガラスであることができる。
上記第1及び第2外部電極131、132の形成方法は、特に制限されず、上記セラミック本体をディッピング(dipping)して形成することも、メッキなどの他の方法を用いることもできる。
一方、本発明の一実施形態によると、図7に示されたように、セラミック本体110の第1側面、第1端面及び第2端面1、3、4には絶縁層141、143、144が形成されることができる。
上記第1側面1に形成された絶縁層141は、第1及び第2外部電極131、132の間に形成されることができる。
上記第1側面1に形成された絶縁層141は、第1側面に露出した第1リード部121aを覆うように形成され、第1側面に露出した第1及び第2内部電極121、122の重畳領域を全て覆うように形成されることができる。
本発明の一実施形態によると、図7に示されたように上記第1側面1に形成された絶縁層141は、第1及び第2外部電極の間のセラミック本体の一面を完全に埋めるように形成されることができる。
また、図示しなかったが、本発明の一実施形態によると、第1側面1に形成された絶縁層141は、第1リード部121aのみを覆うように形成され、第1及び第2外部電極131、132と所定間隔を置いて形成されることができる。
一方、第1及び第2端面3、4には、露出した第1及び第2内部電極121、122の露出部分を全て覆うように絶縁層143、144が形成されることができる。
本発明の一実施形態によると、第1側面1に形成された絶縁層141の高さは、第1外部電極131または第2外部電極132の高さより低く形成されることができる。上記絶縁層及び外部電極の高さは実装面、即ち、第1側面を基準に測定されることができる。
本実施形態によると、上記第1側面1に形成された絶縁層141の高さが第1及び第2外部電極131、132の高さより低いため、積層セラミックキャパシタ100が回路基板上により安定的に実装されることができる。
また、第1及び第2外部電極131、132は、セラミック本体の第1側面1の一部に形成されることができる。
上記絶縁層141、143、144は特に制限されないが、例えば、エポキシ、耐熱性高分子、ガラス及びセラミックからなる群より選ばれる一つ以上を含むことができる。
本発明の一実施形態によると、上記絶縁層141、143、144はセラミックスラリーで形成されることができる。
上記セラミックスラリーの量及び形状を調節することで、絶縁層141、143、144の形成位置及び高さを調節することができる。
上記絶縁層141、143、144は、焼成工程によりセラミック本体を形成した後、上記セラミック本体にセラミックスラリーを塗布及び焼成して形成することができる。
他の方法としては、セラミック本体を形成するセラミックグリーンシート上に絶縁層を形成するセラミックスラリーを塗布し、セラミックグリーンシートとともに焼成して形成することができる。
上記セラミックスラリーの塗布方法は特に制限されないが、例えば、スプレー方式で噴射したり、ローラーを利用して塗布することができる。
上記第1側面1に形成された絶縁層141は、セラミック本体の一面に露出した第1リード部121aを覆って内部電極間の短絡を防止し、耐湿特性低下などの内部欠陥を防止することができる。
図8は、他の実施形態による積層セラミックキャパシタのセラミック本体を示した概略的な斜視図である。
図9は、図8のA−A’断面図である。
図10は、図8の第1内部電極の構造を示した断面図である。
図11は、図8の第2内部電極の構造を示した断面図である。
図12は、図8の他の第1内部電極の構造を示した断面図である。
図13は、図8の他の第2内部電極の構造を示した断面図である。
図14は、図8の第1及び第2内部電極と第1及び第2外部電極の結合構造を示した断面図である。
図8から図14を参照すると、本発明の他の実施形態による積層セラミック電子部品は、誘電体層111を含み、対向する第1及び第2主面5、6、対向する第1及び第2側面1、2、及び対向する第1及び第2端面3、4を有するセラミック本体110と、上記セラミック本体110の内部に形成され、容量を形成するための重畳領域を有し、上記第1側面1、第1端面3及び第2端面4に露出した容量部120と上記容量部120から上記第1側面1に露出するように延長形成された第1リード部121a’を有し、上記第2側面2と一定距離離隔された複数の第1内部電極121と、上記誘電体層111を介して上記第1内部電極121と交互に積層され、上記第1内部電極121と絶縁され、且つ上記容量部120から第1側面1に露出するように延長形成された第2リード部122a’を有し、上記第2側面2と一定距離離隔された複数の第2内部電極122と、上記第1リード部121a’及び第2リード部122a’とそれぞれ連結されて形成される第1及び第2外部電極131、132と、上記セラミック本体110の第1側面1、第1端面3及び第2端面4に形成される絶縁層141、143、144と、を含み、上記第1リード部121a’及び第2リード部122a’の上記セラミック本体110の長さ方向の長さが異なり、上記複数の第1及び第2内部電極121、122のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.76≦T2/T1≦0.97を満たすことができる。
上記複数の第1及び第2内部電極のうち3個以上が一つのブロックを形成し、上記ブロックが繰り返し積層されることができる。
上記ブロックのそれぞれは、内部の第1及び第2内部電極パターンが同じ形状で配置されることができる。
上記ブロックの個数は5個以上であることができる。
上記複数の第1及び第2内部電極のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.85≦T2/T1≦0.90を満たすことができる。
上記第1及び第2内部電極は、上記セラミック本体の実装面に対して垂直に配置されることができる。
上記第1外部電極は、上記セラミック本体の第1主面、第2主面及び第2側面のうち一つ以上に延長形成されることができる。
上記第2外部電極は、上記セラミック本体の第1主面、第2主面及び第2側面のうち一つ以上に延長形成されることができる。
上記絶縁層はエポキシ、耐熱性高分子、ガラス及びセラミックからなる群より選ばれる一つ以上を含むことができる。
上記絶縁層は、上記セラミック本体の第1側面から測定される第1及び第2外部電極の高さより低く形成されることができる。
上述した本発明の一実施形態と異なる構成要素を中心に説明し、同じ構成要素に対する詳しい説明は省略する。
本発明の他の実施形態による積層セラミックキャパシタ100は、上記第1リード部121a’及び第2リード部122a’の上記セラミック本体110の長さ方向の長さが異なることができる。
図8を参照すると、上記一つのブロックが含む第1及び第2内部電極121、122の総数が4個の場合、第1内部電極、第2内部電極、第1内部電極及び第2内部電極が順に積層され、この場合、第1リード部121a’のそれぞれと第2リード部122a’のそれぞれの長さが異なることが分かる。
上記のように、複数の第1内部電極121及び第2内部電極122の第1リード部121a’及び第2リード部122a’の上記セラミック本体110の長さ方向の長さを異なるように形成することで、複数の第1リード部121a’及び第2リード部122a’が形成された領域と形成されない領域間の段差影響を最小化し、剥離不良を防止することができる。
即ち、交互に積層される第1及び第2内部電極121、122の上記第1リード部121a’及び第2リード部122a’の上記セラミック本体110の長さ方向の長さを異なるように形成することで、同じ長さの場合に比べて段差による影響を最小化することができる。
また、上記のように第1リード部121a’及び第2リード部122a’の長さを異なるように形成することで、上記複数の第1及び第2内部電極121、122のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.76≦T2/T1≦0.97を満たすことができる。
以下では、積層セラミック電子部品の製造方法について、特に、積層セラミックキャパシタで説明するが、これに制限されない。
本発明の一実施形態による積層セラミックキャパシタの製造方法は、まず、セラミック粉末を含むスラリーを利用して複数のセラミックグリーンシートを設けることができる。
上記セラミック粉末は特に制限されず、例えば、チタン酸バリウム(BaTiO)粉末であることができる。
次に、上記複数のセラミックグリーンシート上に金属粉末を含む導電性ペーストを利用し、幅の異なる第1及び第2内部電極パターンをそれぞれ形成することができる。
上記金属粉末は、パラジウム(Pd)、パラジウム−銀(Pd−Ag)合金、ニッケル(Ni)及び銅(Cu)からなる群より選ばれる一つ以上を含むことができる。
次に、上記複数のセラミックグリーンシートのうち3個以上を積層して複数のブロック積層体を形成することができる。
上記複数のブロック積層体を構成する複数のセラミックグリーンシート上に形成された第1及び第2内部電極パターンの幅は、互いに異なることができる。
また、上記複数のブロック積層体のそれぞれは、内部の第1及び第2内部電極パターンが同じ形状で配置されることができる。
即ち、上記複数のブロック積層体が3個のセラミックグリーンシートを積層して形成される場合、第1内部電極、第2内部電極及び第1内部電極が順に積層され、この場合、第2内部電極の幅が上下に積層された第1内部電極の幅より大きくてよい。
一方、これに制限されないが、上記複数のブロック積層体を形成する段階後に上記複数のブロック積層体を圧着する段階をさらに含むことができる。
上記複数のブロック積層体のそれぞれを圧着してから上記複数のブロック積層体を積層することで、上記セラミック本体内の上記複数の第1及び第2内部電極のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.76≦T2/T1≦0.97を満たすことができる。
即ち、セラミック本体内の複数の第1及び第2内部電極を全て積層して圧着及び焼成することより、上記のように幅の異なる第1及び第2内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートを3個以上で分けてブロック積層体を形成して圧着する場合、段差問題を解消することができる。
次に、上記複数のブロック積層体を積層して焼成し、複数の第1及び第2内部電極を含むセラミック本体を形成することができる。
上記工程によりセラミック本体を形成することができ、この場合、上記複数の第1及び第2内部電極の積層数は150層以上であることができるが、これに制限されない。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれにより制限されない。
本実施例による積層セラミックキャパシタは、下記のような段階で作製された。
まず、平均粒径が0.1μmであるチタン酸バリウム(BaTiO)などの粉末を含んで形成されたスラリーをキャリアフィルム(carrier film)上に塗布及び乾燥し、1.05μm及び0.95μmの厚さに製造された複数個のセラミックグリーンシートを用意し、これにより誘電体層を形成する。
次に、粒子の平均大きさが0.1から0.2μmであるニッケル粉末を含む内部電極用導電性ペーストを用意した。
上記内部電極用導電性ペーストには、ニッケル粉末とは別途にチタン酸バリウム(BaTiO)粉末をさらに添加して製作した。
上記セラミックグリーンシート上に上記内部電極用導電性ペーストをスクリーン印刷工法で塗布するが、幅が異なるように形成した後、3個以上のセラミックグリーンシートを積層して複数のブロック積層体を形成した。
次に、上記複数のブロック積層体を積層し、第1及び第2内部電極の積層数を300層に作製し、上記ブロック積層体内の第1及び第2内部電極の総層数は10層に作製した。
その後、圧着及び切断して0603サイズのチップを作り、上記チップをH0.1%以下の還元雰囲気の温度1050〜1200℃で焼成した。
次に、外部電極の形成及びメッキなどの工程を行って積層セラミックキャパシタを作製した。
比較例は、一般的な積層セラミックキャパシタの製造工程で製造した。
上記実施例及び比較例に対して剥離試験を施した結果、本発明の一実施形態により作製された実施例は、100個の試料全部で剥離不良が発生しなかったが、比較例は、100個のうち38個の試料で剥離不良の問題が発生した。
本発明の一実施形態によると、第1及び第2内部電極は第1側面に露出する部分にも重畳領域が形成され、積層セラミックキャパシタの容量が増加することができる。
また、外部から異なる極性の電圧が印加される第1及び第2内部電極間の距離が近くなり、カレントループ(current loop)が短くなることができる。これにより等価直列インダクタンス(ESL、Equivalent Series Inductance)が低くなることができる。
本発明は上述した実施形態及び添付の図面により限定されず、添付の請求の範囲により限定される。従って、請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で当技術分野の通常の知識を有する者により多様な形態の置換、変形及び変更が可能で、これも本発明の範囲に属する。
100 積層セラミックキャパシタ
110 セラミック本体
111 誘電体層
120 容量部
121、122 第1及び第2内部電極
121a、121a’、122a、122a’ 第1及び第2リード部
131、132 第1及び第2外部電極
141、143、144 絶縁層

Claims (16)

  1. 誘電体層を含み、対向する第1及び第2主面、対向する第1及び第2側面、及び対向する第1及び第2端面を有するセラミック本体と、
    前記セラミック本体の内部に形成され、容量を形成するための重畳領域を有し、前記第1側面、第1端面及び第2端面に露出した容量部と前記容量部から前記第1側面に露出するように延長形成された第1リード部を有し、前記第2側面と一定距離離隔された複数の第1内部電極と、
    前記誘電体層を介して前記第1内部電極と交互に積層され、前記第1内部電極と絶縁され、且つ前記容量部から第1側面に露出するように延長形成された第2リード部を有し、前記第2側面と一定距離離隔された複数の第2内部電極と、
    前記第1リード部及び第2リード部とそれぞれ連結されて形成される第1及び第2外部電極と、
    前記セラミック本体の第1側面、第1端面及び第2端面に形成される絶縁層と、を含み、
    前記複数の第1内部電極及び第2内部電極の前記第2側面との離隔距離は異なり、前記複数の第1及び第2内部電極のうち3個以上が一つのブロックを形成し、前記ブロックが繰り返し積層され、各ブロックを形成する前記第1および第2内部電極の幅は最外側から内部に向かって増加して減少し、互いに隣接するブロックの境界では同一幅の内部電極が隣接しており、前記複数の第1及び第2内部電極のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.76≦T2/T1≦0.97を満たす、積層セラミック電子部品。
  2. 前記ブロックのそれぞれは、内部の第1及び第2内部電極パターンが同じ形状で配置される、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  3. 前記複数の第1及び第2内部電極のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.85≦T2/T1≦0.90を満たす、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  4. 前記第1及び第2内部電極は前記セラミック本体の実装面に対して垂直に配置される、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  5. 前記第1外部電極は、前記セラミック本体の第1主面、第2主面及び第2側面のうち一つ以上に延長形成された、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  6. 前記第2外部電極は前記セラミック本体の第1主面、第2主面及び第2側面のうち一つ以上に延長形成された、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  7. 前記絶縁層はエポキシ、耐熱性高分子、ガラス及びセラミックからなる群より選ばれる一つ以上を含む、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  8. 前記絶縁層は前記セラミック本体の第1側面から測定される第1及び第2外部電極の高さより小さく形成される、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  9. 誘電体層を含み、対向する第1及び第2主面、対向する第1及び第2側面、及び対向する第1及び第2端面を有するセラミック本体と、
    前記セラミック本体の内部に形成され、容量を形成するための重畳領域を有し、前記第1側面、第1端面及び第2端面に露出した容量部と前記容量部から前記第1側面に露出するように延長形成された第1リード部を有し、前記第2側面と一定距離離隔された複数の第1内部電極と、
    前記誘電体層を介して前記第1内部電極と交互に積層され、前記第1内部電極と絶縁され、且つ前記容量部から第1側面に露出するように延長形成された第2リード部を有し、前記第2側面と一定距離離隔された複数の第2内部電極と、
    前記第1リード部及び第2リード部とそれぞれ連結されて形成される第1及び第2外部電極と、
    前記セラミック本体の第1側面、第1端面及び第2端面に形成される絶縁層と、
    を含み、
    前記第1リード部及び第2リード部の前記セラミック本体の長さ方向の長さが異なり、前記複数の第1及び第2内部電極のうち3個以上が一つのブロックを形成し、前記ブロックが繰り返し積層され、各ブロックを形成する前記第1および第2内部電極の幅は最外側から内部に向かって増加して減少し、互いに隣接するブロックの境界では同一幅の内部電極が隣接しており、前記複数の第1及び第2内部電極のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.76≦T2/T1≦0.97を満たす、積層セラミック電子部品。
  10. 前記ブロックのそれぞれは内部の第1及び第2内部電極パターンが同じ形状で配置される、請求項9に記載の積層セラミック電子部品。
  11. 前記複数の第1及び第2内部電極のうち上部及び下部の最外側の内部電極間の最長距離をT1、最短距離をT2とするとき、0.85≦T2/T1≦0.90を満たす、請求項9に記載の積層セラミック電子部品。
  12. 前記第1及び第2内部電極は前記セラミック本体の実装面に対して垂直に配置される、請求項9に記載の積層セラミック電子部品。
  13. 前記第1外部電極は前記セラミック本体の第1主面、第2主面及び第2側面のうち一つ以上に延長形成された、請求項9に記載の積層セラミック電子部品。
  14. 前記第2外部電極は前記セラミック本体の第1主面、第2主面及び第2側面のうち一つ以上に延長形成された、請求項9に記載の積層セラミック電子部品。
  15. 前記絶縁層はエポキシ、耐熱性高分子、ガラス及びセラミックからなる群より選ばれる一つ以上を含む、請求項9に記載の積層セラミック電子部品。
  16. 前記絶縁層は前記セラミック本体の第1側面から測定される第1及び第2外部電極の高さより小さく形成される、請求項9に記載の積層セラミック電子部品。
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