JPH02306608A - 磁器コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents
磁器コンデンサ及びその製造方法Info
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- JPH02306608A JPH02306608A JP12813489A JP12813489A JPH02306608A JP H02306608 A JPH02306608 A JP H02306608A JP 12813489 A JP12813489 A JP 12813489A JP 12813489 A JP12813489 A JP 12813489A JP H02306608 A JPH02306608 A JP H02306608A
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Landscapes
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、磁器コンデンサ及びその製造方法に関し、電
極型なり面積を高精度で調整し、所定容量を有する磁器
コンデンサを高歩留りで量産できるようにしたものであ
る。
極型なり面積を高精度で調整し、所定容量を有する磁器
コンデンサを高歩留りで量産できるようにしたものであ
る。
〈従来の技術〉
第9図は従来よりよく知られた積層形の磁器コンデンサ
の断面図、第10図は同じく電極対向関係を示す平面図
であり、誘電体磁器1の内部に誘電体磁器層101〜1
07を介して対向する複数の電極201〜208を有し
、隣り合う電極を相対する両端部に設けた端部電極3.
4にそれぞれ導通させた構造となっている。8電120
1〜208は、幅W、がほぼ等しくなっていて、幅方向
の全体が重なり合うように対向配置されている(第10
図参照)。
の断面図、第10図は同じく電極対向関係を示す平面図
であり、誘電体磁器1の内部に誘電体磁器層101〜1
07を介して対向する複数の電極201〜208を有し
、隣り合う電極を相対する両端部に設けた端部電極3.
4にそれぞれ導通させた構造となっている。8電120
1〜208は、幅W、がほぼ等しくなっていて、幅方向
の全体が重なり合うように対向配置されている(第10
図参照)。
上述の磁器コンデンサは、通常、帯状の未焼成誘電体磁
器層上に電極パターンをスクリーン印刷する印刷工程、
誘電体磁器層から各電極パターン毎にカード状の誘電体
磁器シートを取出すシート化工程、得られた誘電体磁器
シートを積層する積層工程、積層体に対するプレス工程
、各対向電極毎に切断して積層磁器コンデンサ単体を取
出す切断工程、脱バイダ焼成工程、端子電極付与工程、
端子電極に対する電気メツキ工程等を経て製造される。
器層上に電極パターンをスクリーン印刷する印刷工程、
誘電体磁器層から各電極パターン毎にカード状の誘電体
磁器シートを取出すシート化工程、得られた誘電体磁器
シートを積層する積層工程、積層体に対するプレス工程
、各対向電極毎に切断して積層磁器コンデンサ単体を取
出す切断工程、脱バイダ焼成工程、端子電極付与工程、
端子電極に対する電気メツキ工程等を経て製造される。
第11図〜第13図は上記工程のうち、印刷工程、シー
ト化工程及び積層工程の1例を示す。
ト化工程及び積層工程の1例を示す。
第11図(a) 、(b)は印刷工程であり、搬送帯5
上の未焼成誘電体磁器層1に対し、スクリーン印刷によ
り電極パターン2を印刷する。電極パターン2は、横方
向にm個の電極が、また縦方向に6個の電極が間隔を隔
てて配列されるm行、6列の行列パターンとなるように
印刷しである。電極に付された参照符号のうち、1桁目
は当該電極の属する列を示し、2桁目は同じく属する行
を示している。行列数は任意である。
上の未焼成誘電体磁器層1に対し、スクリーン印刷によ
り電極パターン2を印刷する。電極パターン2は、横方
向にm個の電極が、また縦方向に6個の電極が間隔を隔
てて配列されるm行、6列の行列パターンとなるように
印刷しである。電極に付された参照符号のうち、1桁目
は当該電極の属する列を示し、2桁目は同じく属する行
を示している。行列数は任意である。
第12図(a)、(b)はシート化工程であり、電極パ
ターン3を含む領域で未焼成誘電体磁器層2を切断して
、6行m列の電極パターン2を含むカード状の誘電体磁
器シート1を取出す。
ターン3を含む領域で未焼成誘電体磁器層2を切断して
、6行m列の電極パターン2を含むカード状の誘電体磁
器シート1を取出す。
第13図(a)、(b)は積層工程であり、シート化工
程で得られた多数の誘電体磁器シート1を所定の位置関
係となるように積層する。積層に当っては、隣り合う誘
電体磁器シート1−1間では、列方向で見て、一方の電
極パターン2の各電極が他方の電極パターンの電極間に
またがって対向するように積層する。
程で得られた多数の誘電体磁器シート1を所定の位置関
係となるように積層する。積層に当っては、隣り合う誘
電体磁器シート1−1間では、列方向で見て、一方の電
極パターン2の各電極が他方の電極パターンの電極間に
またがって対向するように積層する。
次に、図示しないプレス工程を経た後、第13図(a)
の切断位置x0〜Xll及びY。〜Y、で切断して、積
層磁器コンデンサ単体を取出す。
の切断位置x0〜Xll及びY。〜Y、で切断して、積
層磁器コンデンサ単体を取出す。
通常は、量産に先立ち、先行試作を行なう。そして、先
行試作品の静電容量値を測定し、得られた測定値の目標
値からのズレを修正するように、積層位置合せ修正を行
なってから量産に入る。
行試作品の静電容量値を測定し、得られた測定値の目標
値からのズレを修正するように、積層位置合せ修正を行
なってから量産に入る。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、上述した従来技術には次のような問題点
があった。
があった。
(イ)第9図及び第10図に明らかなように、幅W1の
ほぼ等しい電極201〜208を、幅方向の全体が重な
り合うように対向配置するのを基本としているため、各
電極201〜208の位置合せがきわめて困難である。
ほぼ等しい電極201〜208を、幅方向の全体が重な
り合うように対向配置するのを基本としているため、各
電極201〜208の位置合せがきわめて困難である。
殆どの場合、積層工程を遂行する作業員の個人的な測定
誤差等のために、対向する電極、例えば201−202
間に幅方向の位置ズレ△Wlを生じる。この位置ズレ△
Wlにより、電極重なり面積が変動し、取得容量にバラ
ツキを生じてしまう。積層磁器コンデンサは、多数の電
極重なり部分を持つため、上述の位置ズレによる取得容
量のバラツキが、電極重なり数に応じで集積される。こ
のため、全体として得られる静電容量の目標値からのズ
レが許容範囲を越えてしまい、歩留りの低下を招いてい
た。
誤差等のために、対向する電極、例えば201−202
間に幅方向の位置ズレ△Wlを生じる。この位置ズレ△
Wlにより、電極重なり面積が変動し、取得容量にバラ
ツキを生じてしまう。積層磁器コンデンサは、多数の電
極重なり部分を持つため、上述の位置ズレによる取得容
量のバラツキが、電極重なり数に応じで集積される。こ
のため、全体として得られる静電容量の目標値からのズ
レが許容範囲を越えてしまい、歩留りの低下を招いてい
た。
(ロ)得られる静電容量値は、各電極201〜208が
完全に重なり合って対向するときが最大であって、この
時の静電容量がほぼ目標値になる。このため、静電容量
不足を招いたときに、それを増大させる位置合せを行な
おうとしても、その調整幅が極めて小さくなり、結果的
に調整不能を招ぎ、歩留り低下を招く。
完全に重なり合って対向するときが最大であって、この
時の静電容量がほぼ目標値になる。このため、静電容量
不足を招いたときに、それを増大させる位置合せを行な
おうとしても、その調整幅が極めて小さくなり、結果的
に調整不能を招ぎ、歩留り低下を招く。
そこで、本発明の課題は、上述する従来の問題点を解決
し、電極の印刷位置ズレによる容量変動を小さくし、所
定容量を有する磁器コンデンサを高歩留りで量産できる
ようにすることである。
し、電極の印刷位置ズレによる容量変動を小さくし、所
定容量を有する磁器コンデンサを高歩留りで量産できる
ようにすることである。
く課題を解決するための手段〉
上述する課題を解決するため、本発明に係る磁器コンデ
ンサは、誘電体磁器層を介して対向する少なくとも一対
の電極を有し、前記対の電極を、相対する両端部に設け
た端部電極にそれぞれ導通させた磁器コンデンサであっ
て、 前記対の電極は、前記端部電極を設けた方向を長さ方向
とし、長さ方向と直交する方向を幅方向としたとき、幅
方向の両端録側に重なりを生じないギャップを有するこ
と を特徴とする。
ンサは、誘電体磁器層を介して対向する少なくとも一対
の電極を有し、前記対の電極を、相対する両端部に設け
た端部電極にそれぞれ導通させた磁器コンデンサであっ
て、 前記対の電極は、前記端部電極を設けた方向を長さ方向
とし、長さ方向と直交する方向を幅方向としたとき、幅
方向の両端録側に重なりを生じないギャップを有するこ
と を特徴とする。
また、本発明に係る磁器コンデンサの製造方法は、少な
くとも一対の電極パターンが誘電体磁器層を介して重な
るように、前記誘電体磁器層及び前記電極パターンを積
層する工程を含む磁器コンデンサの製造方法であって、 前記電極パターンは、個々の電極が横方向及び縦方向に
間隔を隔てて配列され、横方向に隣り合う電極列では、
対応する個々の電極が縦方向に所定寸法だけ異なるよう
に配列し、 一方の電極パターンに対する他方の電極パターンの重な
りを横方向に調整して、前記一方の電極パターンに含ま
れる各電極と、前記他方の二極パターンに含まれる各電
極との横方向の重なり面積を調整すること を特徴とする。
くとも一対の電極パターンが誘電体磁器層を介して重な
るように、前記誘電体磁器層及び前記電極パターンを積
層する工程を含む磁器コンデンサの製造方法であって、 前記電極パターンは、個々の電極が横方向及び縦方向に
間隔を隔てて配列され、横方向に隣り合う電極列では、
対応する個々の電極が縦方向に所定寸法だけ異なるよう
に配列し、 一方の電極パターンに対する他方の電極パターンの重な
りを横方向に調整して、前記一方の電極パターンに含ま
れる各電極と、前記他方の二極パターンに含まれる各電
極との横方向の重なり面積を調整すること を特徴とする。
く作用〉
対の電極は、端部電極を設けた方向を長さ方向とし、長
さ方向と直交する方向を幅方向としたとき、幅方向の端
縁側に重なりを生じないギャップを有するので、ギャッ
プ制御により、電極重なり面積を調整し、取得される静
電容量を、目標値に容易に設定できる。
さ方向と直交する方向を幅方向としたとき、幅方向の端
縁側に重なりを生じないギャップを有するので、ギャッ
プ制御により、電極重なり面積を調整し、取得される静
電容量を、目標値に容易に設定できる。
上述の磁器コンデンサの製造方法において、電極パター
ンは、個々の電極が横方向及び縦方向に間隔を隔てて配
列され、横方向に隣り合う電極列では、対応する個々の
電極が縦方向に所定寸法だけ異なるように配列する。
ンは、個々の電極が横方向及び縦方向に間隔を隔てて配
列され、横方向に隣り合う電極列では、対応する個々の
電極が縦方向に所定寸法だけ異なるように配列する。
そして、積層工程において、一方の電極パターンに対す
る他方の電極パターンの重なりを横方向に調整して、一
方の電極パターンに含まれる各電極と、他方の電極パタ
ーンに含まれる各電極との横方向の重なり面積を調整す
る。
る他方の電極パターンの重なりを横方向に調整して、一
方の電極パターンに含まれる各電極と、他方の電極パタ
ーンに含まれる各電極との横方向の重なり面積を調整す
る。
これにより、電極重なり面積を高精度で調整し、所定容
量を有する磁器コンデンサを高歩留りで量産できる。
量を有する磁器コンデンサを高歩留りで量産できる。
〈実施例〉
第1図は本発明に係る積層形磁器コンデサの断面図、第
2図は第1図A + A +線上における断面図、第
3図は第1図A2−A2線における断面図である。図に
おいて、第9図及び第10図と同一の参照符号は同一性
ある構成部分を示している。誘電体磁器層101〜10
7を介して対向する複数層の電極201〜20Bのうち
、奇数番目の電極201,203111.と、偶数番目
の電極202.2041. 、は、端部電極3.4を設
けた方向を長さ方向とし、長さ方向と直交する方向を幅
方向としたとき、幅方向の端縁側に重にりを生じないギ
ャップG 1、G 2が生じるように、幅方向に位置を
違えて積層する。電極201〜208は、その幅W1が
実質的に等しいので、ギャップG1−02はほぼ等しく
なる。
2図は第1図A + A +線上における断面図、第
3図は第1図A2−A2線における断面図である。図に
おいて、第9図及び第10図と同一の参照符号は同一性
ある構成部分を示している。誘電体磁器層101〜10
7を介して対向する複数層の電極201〜20Bのうち
、奇数番目の電極201,203111.と、偶数番目
の電極202.2041. 、は、端部電極3.4を設
けた方向を長さ方向とし、長さ方向と直交する方向を幅
方向としたとき、幅方向の端縁側に重にりを生じないギ
ャップG 1、G 2が生じるように、幅方向に位置を
違えて積層する。電極201〜208は、その幅W1が
実質的に等しいので、ギャップG1−02はほぼ等しく
なる。
上記構成であれば、ギャップGl、G2の寸法を制御す
ることにより、電極201〜208の重なり面積を調整
し、取得される静電容量を、目標値に設定できる。
ることにより、電極201〜208の重なり面積を調整
し、取得される静電容量を、目標値に設定できる。
電Vi20i〜208の重なり面積は、電極201〜2
08が完全に重なる位置を最大静電容量取得位置として
、ギャップG、、G2内において、連続的に調整できる
。このため、電極201〜208の重なり面積及び静電
容量の調整をきわめて容易に、かつ、高精度で行なうこ
とができる。
08が完全に重なる位置を最大静電容量取得位置として
、ギャップG、、G2内において、連続的に調整できる
。このため、電極201〜208の重なり面積及び静電
容量の調整をきわめて容易に、かつ、高精度で行なうこ
とができる。
次に、本発明に係る磁器コンデンサの製造方法について
説明する。
説明する。
まず、第4図(a)、(b) に示すように、通気性の
良好なポリエチレン、テレフタレート等でなる搬送f5
の上に、誘電体磁器層1及び電極パターン2を積層する
。電極パターン2は、個々の電極が横方向及び縦方向に
間隔を隔てて配列されている。実施例において、各電極
は、横方向にm行となるように、また縦方向には、各奇
数列で6行、各偶数列では5行となるように配列しであ
る。電極に付された参照符号のうち、1桁目は当該電極
の属する列を示し、2桁目は同じく属する行を示してい
る。行数及び列数は任意である。
良好なポリエチレン、テレフタレート等でなる搬送f5
の上に、誘電体磁器層1及び電極パターン2を積層する
。電極パターン2は、個々の電極が横方向及び縦方向に
間隔を隔てて配列されている。実施例において、各電極
は、横方向にm行となるように、また縦方向には、各奇
数列で6行、各偶数列では5行となるように配列しであ
る。電極に付された参照符号のうち、1桁目は当該電極
の属する列を示し、2桁目は同じく属する行を示してい
る。行数及び列数は任意である。
上記電極のうち、横方向に隣り合う電極列、例えば第1
列に属する電極211〜261と、第2列に属する電極
212〜252では、対応する個々の電極(211と2
21)〜(261と262)が縦方向に所定寸法1だけ
異なるように配列しである。寸法℃は、電極間ピッチ2
℃の1/2が適当である。
列に属する電極211〜261と、第2列に属する電極
212〜252では、対応する個々の電極(211と2
21)〜(261と262)が縦方向に所定寸法1だけ
異なるように配列しである。寸法℃は、電極間ピッチ2
℃の1/2が適当である。
次に、各電極パターン毎に切断して、第5図(a)、(
b)に示すようなカード状の誘電体磁器シート1を製造
する。誘電体磁器シート1は、切断の前または後に剥離
する。
b)に示すようなカード状の誘電体磁器シート1を製造
する。誘電体磁器シート1は、切断の前または後に剥離
する。
次に、第6図(a) 、 (b) に示すように、先に
得られたカード状の磁器シートIA上に、今回得られた
磁器シートIBを重ね合せる。このとき、先に得られた
誘電体磁器シートIA上の電極パターン2と、今回得ら
れた誘電体磁器シートIB上の電極パターン2との間に
横方向の重なりΔXが生じるように重ね合せる。第7図
はこの重ね合せの様子を拡大して示す図で、誘電体磁器
シートIAの各電極と、今回積層された誘電体磁器シー
トIBの各電極とは、所定の横方向の重なりΔXを生じ
るように重ねられる。例えば、誘電体磁器シートIAの
第2列目の各電極212.222.232111.と誘
電体磁器シートIBの第1列目の多電tr!71211
.221.2311121.を考えた場合、誘電体磁器
シートIB上の電極211が誘電体磁器シートIAの電
極212に対して、横方向にズレな状態で、重なりΔX
で重なり、電極221が電極212及び222に対して
、重なり△Xで重なる如くである。
得られたカード状の磁器シートIA上に、今回得られた
磁器シートIBを重ね合せる。このとき、先に得られた
誘電体磁器シートIA上の電極パターン2と、今回得ら
れた誘電体磁器シートIB上の電極パターン2との間に
横方向の重なりΔXが生じるように重ね合せる。第7図
はこの重ね合せの様子を拡大して示す図で、誘電体磁器
シートIAの各電極と、今回積層された誘電体磁器シー
トIBの各電極とは、所定の横方向の重なりΔXを生じ
るように重ねられる。例えば、誘電体磁器シートIAの
第2列目の各電極212.222.232111.と誘
電体磁器シートIBの第1列目の多電tr!71211
.221.2311121.を考えた場合、誘電体磁器
シートIB上の電極211が誘電体磁器シートIAの電
極212に対して、横方向にズレな状態で、重なりΔX
で重なり、電極221が電極212及び222に対して
、重なり△Xで重なる如くである。
上述の工程を経て、まず、先行試作品を製造し、その静
電容量を測定する。静電容量と対応する重なりΔXとの
関係は、第8図に示すように、予め分かっている。第8
図の横軸方向には、電極の重なり状態を示してあり、縦
軸には静電容量値をとっである。従って、先行試作品の
静電容量値の目標値からのズレを算出し、そのズレを修
正するように、重なりΔXを定める。この後に、上記工
程を使用して量産を行なう。これにより、容量精度の高
い磁器コンデンサを量産できる。
電容量を測定する。静電容量と対応する重なりΔXとの
関係は、第8図に示すように、予め分かっている。第8
図の横軸方向には、電極の重なり状態を示してあり、縦
軸には静電容量値をとっである。従って、先行試作品の
静電容量値の目標値からのズレを算出し、そのズレを修
正するように、重なりΔXを定める。この後に、上記工
程を使用して量産を行なう。これにより、容量精度の高
い磁器コンデンサを量産できる。
実施例では、シート化された誘電体磁器シートを積層す
る工程を示したが、誘電体磁器層の上に電極パターンを
印刷し、その上に誘電体磁器ペーストを塗布して別の誘
電体磁器層を形成し、その上に前記電極パターンと対向
する他の電極パターンを形成する工程を繰返す工程にも
適用できる。
る工程を示したが、誘電体磁器層の上に電極パターンを
印刷し、その上に誘電体磁器ペーストを塗布して別の誘
電体磁器層を形成し、その上に前記電極パターンと対向
する他の電極パターンを形成する工程を繰返す工程にも
適用できる。
この工程をとる場合は、電極パターンの印刷位置を調整
して、一方の電極パターンに対する他方の電極パターン
の重なりを横方向に調整して、前記一方の電極パターン
に含まれる各電極と、前記他方の電極パターンに含まれ
る各電極との横方向の重なり面積を調整することになる
。
して、一方の電極パターンに対する他方の電極パターン
の重なりを横方向に調整して、前記一方の電極パターン
に含まれる各電極と、前記他方の電極パターンに含まれ
る各電極との横方向の重なり面積を調整することになる
。
〈発明の効果〉
以上述べたように、本発明に係る磁器コンデンサは、対
の電極が、端部電極を設けた方向を長さ方向とし、長さ
方向と直交する方向を幅方向としたとき、幅方向の両端
縁側に重なりを生じないギャップを有するので、電極重
なり面積を高精度で調整でき、容量精度の高い磁器コン
デンサを提供できる。
の電極が、端部電極を設けた方向を長さ方向とし、長さ
方向と直交する方向を幅方向としたとき、幅方向の両端
縁側に重なりを生じないギャップを有するので、電極重
なり面積を高精度で調整でき、容量精度の高い磁器コン
デンサを提供できる。
また、本発明に係る磁器コンデンサの製造方法はう少な
くとも一対の電極パターンが誘電体磁器層を介して重な
るように、誘電体磁器層及び電極パターンを積層する場
合に、電極パターンは、個々の電極が横方向及び縦方向
に間隔を隔てて配列され、横方向に隣り合う電極列では
、対応する個々の電極が縦方向に所定寸法だけ異なるよ
うに配列されており、一方の電極パターンに対する他方
の電極パターンの重なりを横方向に調整して、一方の電
極パターンに含まれる各電極と、他方の電極パターンに
含まれる各電極との横方向の重なり面積を調整するよう
にしたから、電極重なり面積を高精度で調整し、容量精
度の高い磁器コンデンサを高歩留りで量産できる。
くとも一対の電極パターンが誘電体磁器層を介して重な
るように、誘電体磁器層及び電極パターンを積層する場
合に、電極パターンは、個々の電極が横方向及び縦方向
に間隔を隔てて配列され、横方向に隣り合う電極列では
、対応する個々の電極が縦方向に所定寸法だけ異なるよ
うに配列されており、一方の電極パターンに対する他方
の電極パターンの重なりを横方向に調整して、一方の電
極パターンに含まれる各電極と、他方の電極パターンに
含まれる各電極との横方向の重なり面積を調整するよう
にしたから、電極重なり面積を高精度で調整し、容量精
度の高い磁器コンデンサを高歩留りで量産できる。
しかも、電極パターンは、個々の電極が横方向及び縦方
向に間隔を隔てて配列され、横方向に隣り合う電極列で
は、対応する個々の電極が縦方向に所定寸法だけ異なる
ように配列されているので、同一のスクリーン印刷版を
使用して電極パターンを連続して印刷形成し、積層時に
電極パターンの重なりを調整することにより、容量調整
を行なうことができるので、スクリーン製版が容易にな
ると共に、印刷工程が合理化される等の利点も得られる
。
向に間隔を隔てて配列され、横方向に隣り合う電極列で
は、対応する個々の電極が縦方向に所定寸法だけ異なる
ように配列されているので、同一のスクリーン印刷版を
使用して電極パターンを連続して印刷形成し、積層時に
電極パターンの重なりを調整することにより、容量調整
を行なうことができるので、スクリーン製版が容易にな
ると共に、印刷工程が合理化される等の利点も得られる
。
第1図は本発明に係る積層形磁器コンデサの断面図、第
2図は第1図A、−A、線上における断面図、第3図は
第1図A2−A2線における断面図、第4図(a)、(
b)は本発明における電極パターン印刷工程を示す図、
第5図(a)、(b)は同じくシート化工程を示す図、
第6図(a)、 (b)は同じく積層工程を示す図、第
7図は同じく積層工程における積層体の要部拡大図、第
8図は本発明における電極爪なりと静電容量との関係を
示す図、第9図は従来よりよく知られた積層形の磁器コ
ンデンサの断面図、第10図は同じく電極対向関係を示
す平面図、第11図(a)、(b)は従来の電極パター
ン印刷工程を示す図、第12図(a) 、 (b)は従
来のシート化工程を示す図、第13図(a)、(b)は
従来の積層工程を示す図である。 1・・・誘電体磁器または誘電体磁器シート101〜1
07・・・誘電体磁器層 201〜208 ・ ・ ・電極 3.4・・・端部電極 第1図 第5図
2図は第1図A、−A、線上における断面図、第3図は
第1図A2−A2線における断面図、第4図(a)、(
b)は本発明における電極パターン印刷工程を示す図、
第5図(a)、(b)は同じくシート化工程を示す図、
第6図(a)、 (b)は同じく積層工程を示す図、第
7図は同じく積層工程における積層体の要部拡大図、第
8図は本発明における電極爪なりと静電容量との関係を
示す図、第9図は従来よりよく知られた積層形の磁器コ
ンデンサの断面図、第10図は同じく電極対向関係を示
す平面図、第11図(a)、(b)は従来の電極パター
ン印刷工程を示す図、第12図(a) 、 (b)は従
来のシート化工程を示す図、第13図(a)、(b)は
従来の積層工程を示す図である。 1・・・誘電体磁器または誘電体磁器シート101〜1
07・・・誘電体磁器層 201〜208 ・ ・ ・電極 3.4・・・端部電極 第1図 第5図
Claims (2)
- (1)誘電体磁器層を介して対向する少なくとも一対の
電極を有し、前記対の電極を、相対する両端部に設けた
端部電極にそれぞれ導通させた磁器コンデンサであって
、 前記対の電極は、前記端部電極を設けた方向を長さ方向
とし、長さ方向と直交する方向を幅方向としたとき、幅
方向の両端縁側に重なりを生じないギャップを有するこ
と を特徴とする磁器コンデンサ。 - (2)少なくとも一対の電極パターンが誘電体磁器層を
介して重なるように、前記誘電体磁器層及び前記電極パ
ターンを積層する工程を含む磁器コンデンサの製造方法
であって、 前記電極パターンは、個々の電極が横方向及び縦方向に
間隔を隔てて配列され、横方向に隣り合う電極列では、
対応する個々の電極が縦方向に所定寸法だけ異なるよう
に配列されており、 一方の電極パターンに対する他方の電極パターンの重な
りを横方向に調整して、前記一方の電極パターンに含ま
れる各電極と、前記他方の電極パターンに含まれる各電
極との横方向の重なり面積を調整すること を特徴とする磁器コンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12813489A JPH02306608A (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | 磁器コンデンサ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12813489A JPH02306608A (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | 磁器コンデンサ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02306608A true JPH02306608A (ja) | 1990-12-20 |
Family
ID=14977245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12813489A Pending JPH02306608A (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | 磁器コンデンサ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02306608A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140177128A1 (en) * | 2012-12-20 | 2014-06-26 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Multilayer ceramic electronic component |
-
1989
- 1989-05-22 JP JP12813489A patent/JPH02306608A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140177128A1 (en) * | 2012-12-20 | 2014-06-26 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Multilayer ceramic electronic component |
US9230738B2 (en) * | 2012-12-20 | 2016-01-05 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Multilayer ceramic electronic component including a lateral surface and internal electrodes having different distances from the lateral surface |
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