JPH08335528A - 積層セラミック電子部品およびその製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品およびその製造方法

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JPH08335528A
JPH08335528A JP7140667A JP14066795A JPH08335528A JP H08335528 A JPH08335528 A JP H08335528A JP 7140667 A JP7140667 A JP 7140667A JP 14066795 A JP14066795 A JP 14066795A JP H08335528 A JPH08335528 A JP H08335528A
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JP
Japan
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ceramic
ceramic element
color
electronic component
layer
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JP7140667A
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English (en)
Inventor
Keiichi Inoue
恵一 井上
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学的に識別できる方向性識別マークがセラ
ミック素子の外表面に形成された積層セラミック電子部
品およびその製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 内部に内部電極が埋設されたセラミック素子
と、前記内部電極と導通する外部電極とから構成された
積層セラミック電子部品において、前記セラミック素子
の少なくとも一表面が、そのセラミック素子の内部の色
とコントラストのある層で形成されており、かつその層
に前記セラミック素子の内部の色が確認できるような凹
部が形成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層セラミック電子部
品およびその製造方法に関し、特に、電子部品本体に光
学的に識別できる方向性識別マークを形成した積層セラ
ミック電子部品およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント基板上における実装密度
を上げるため、ランド寸法を、取り付けられる電子部品
の側面から極力はみ出さないようにすることが考えられ
ている。このため、図3に示すように、電子部品の外部
電極20が部品素子10の一側面に並んで形成されたも
のが案出されている。
【0003】ところで、例えば、積層セラミックコンデ
ンサや積層LCフイルタなどの積層セラミック電子部品
の形状は略直方体が多く、このため、部品素子(以下、
セラミック素子と言う)の、上記のような特定の面に外
部電極を形成する際には、そのセラミック素子を一定方
向に整列する必要がある。この整列は、通常、セラミッ
ク素子の少なくとも一表面に引出された内部電極の露出
面を識別して行なわれる。
【0004】しかしながら、積層セラミック電子部品
は、セラミック素子の色と露出した内部電極の色とのコ
ントラストが小さい場合、内部電極の露出した面を光学
的に識別することが困難であった。よって、セラミック
素子を一定方向に整列する自動化が困難であり、このた
め、電子部品本体であるセラミック素子には、その立体
的方向、すなわち、表裏、左右、上下を光学的に識別で
きる特別な手段などが求められている。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、光学的に識別できる方向性識別マークがセラミック
素子の外表面に形成された積層セラミック電子部品およ
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するため手段】本発明は、内部に内部電極
が埋設されたセラミック素子と、前記内部電極と導通す
る外部電極とから構成された積層セラミック電子部品に
おいて、前記セラミック素子の少なくとも一表面が、そ
のセラミック素子の内部の色とコントラストのある層で
形成されており、かつその層に前記セラミック素子の内
部の色が確認できるような凹部が形成されていることを
特徴とする積層セラミック電子部品である。
【0007】また、内部電極が形成されたセラミックグ
リーンシートと、内部電極が形成されていないセラミッ
クグリーンシートとを複数枚、積重ね、圧着して生の積
層体を形成し、その積層体を焼成してセラミック素子を
得て、そのセラミック素子の外表面に引出された内部電
極と導通する外部電極をセラミック素子の外表面に形成
する積層セラミック電子部品の製造方法において、前記
生の積層体の少なくとも一表面には、その積層体を焼成
して得られたセラミック素子の内部の色とコントラスト
のある色を有し、かつ一部に貫通孔が形成されたセラミ
ックグリーンシートが積重ねられていることを特徴とす
る積層セラミック電子部品の製造方法である。
【0008】
【作用】本発明では、積層セラミック電子部品の本体で
あるセラミック素子の少なくとも一表面が、そのセラミ
ック素子の内部の色とコントラストのある層で形成さ
れ、かつその層に前記セラミック素子の内部の色が確認
できるような凹部が形成されているため、その凹部から
見える色を光学的に識別できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】図1は、本発明にかかる積層セラミック電
子部品の一つである積層セラミックコンデンサのセラミ
ック素子1の分解斜視図を例示し、図2(a)は本発明
のセラミック素子1を示し、図2(b)はセラミック素
子1に外部電極80を形成した完成品の斜視図を示す。
なお、この積層セラミック電子部品の例は、実装密度を
上げるために、外部電極70、80がセラミック素子1
の一側面に並んで、二箇所に形成されたタイプのもので
ある。
【0011】本発明の積層セラミック電子部品は、図2
(a)および(b)に示すように、セラミック素子1の
一側面に内部電極7、8が露出され、そしてセラミック
素子1の一側面に、内部電極7、8と導通する外部電極
70、80が形成されている。また、セラミック素子1
の一表面は、セラミック素子1の内部の色とコントラス
トのある色の層で形成されている。その層の一部には、
セラミック素子1の内部の色が確認できるような凹部が
形成されている。このため、凹部から見える色は光学的
に識別できる方向性識別マークとして機能する。
【0012】次に、本発明の電子部品の製造方法を説明
する。まず、例えば焼成後の色が白色系のチタン酸ネオ
ジウム系セラミック材料からなるセラミックグリーンシ
ート6を用意する。そのシートの左手前部分には、図1
に示すように、パンチングなどにより貫通孔9が形成さ
れている。なお、貫通孔9の位置は、シートの左手前部
分に限らず、方向性識別可能な、右手前部分、中央奥行
部分など、その他の位置であってもよい。また、貫通孔
の形状は、円や四角などや、他の形状であってもよい。
【0013】次、焼成後の色が茶色系のチタン酸バリウ
ム系セラミック材料からなるセラミックグリーンシート
2〜5を用意する。セラミックグリーンシート3上に
は、図1に示すように、そのシートの手前一端の右側に
導出している方形状の内部電極7が、また、セラミック
グリーンシート4上には、そのシートの手前一端の左側
に導出している方形状の内部電極8が、スクリーン印刷
などで塗布して形成されている。
【0014】次に、上記セラミックグリーンシート3、
4を交互に複数枚、積重ねることにより、対向する内部
電極7、8の間でセラミック層を挟んで容量を得るコン
デンサ部100を形成する。そして、このコンデンサ部
100を、内部電極7、8が形成されていないセラミッ
クグリーンシート2、5で挟むようにして積重ね、更に
セラミックグリーンシート5の上部に、上記セラミック
グリーンシート6を積重ね、圧着して生の積層体を形成
する。なお、セラミックグリーンシート6を、セラミッ
クグリーンシート5の上部に限らず、セラミックグリー
ンシート5の上部とセラミックグリーンシート2の下部
の両側に積重ね、圧着して生の積層体を形成してもよ
い。なお、この場合は、シート6の貫通孔9の位置が、
生の積層体を上から見た場合と下から見た場合に、同じ
位置になるようにしたりして、どちらから見ても、方向
性の識別ができるように配慮することが望ましい。
【0015】その後、圧着された生の積層体を焼成する
ことにより、セラミック素子1を得る。得られたセラミ
ック素子1の手前側面には、図2(a)に示すように、
内部電極7、8が積層面に対して直交する方向に露出し
ている。また、セラミック素子1の上面のセラミック層
の左手前部分には、貫通孔9からなる凹部が形成されて
いる。このセラミック素子1の上面のセラミック層の色
は白色系で、凹部から見えるセラミック層の色は茶色系
であり、この両者の色にコントラストがあるため、凹部
の位置を光学的に識別できる。すなわち、この凹部から
見える色は方向性識別マークとして機能する。
【0016】次に、上記凹部から見える方向性識別マー
クを利用して、セラミック素子1を、その内部電極7、
8が露出している面を上側に向けて整列させる。そし
て、セラミック素子1の内部電極7、8が露出している
面に外部電極70、80をスクリーン印刷などで塗布、
焼付けして形成し、図2(b)に示す、積層セラミック
コンデンサが作製される。なお、このような方向性識別
マークは、上記実施例のようなセラミック素子1の特定
の面への外部電極の形成だけでなく、電子部品の測定や
表示などの形成の際にも利用することができる。
【0017】また、積層セラミックコンデンサ本体のセ
ラミック素子1の色が白色の場合には、その少なくとも
一表面には、その白色系とコントラストのある、例えば
茶色系を有するセラミック層で形成すればよい。
【0018】上記のような本発明の積層セラミック電子
部品およびその製造方法によれば、セラミック素子の少
なくとも一表面が、そのセラミック素子の内部の色とコ
ントラストのある層で形成され、かつその層に前記セラ
ミック素子の内部の色が確認できるような凹部が形成さ
れているため、その凹部から見える色を光学的に識別で
きる。よって、凹部から見える色は方向性識別マークと
して機能する。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、セラミ
ック素子1の一表面に形成された凹部からみえる方向性
識別マークが光学的に識別できる。よって、セラミック
素子1の特定の面を一定方向に整列することを、光学的
に自動化できる。このため、セラミック素子1の特定の
面を一定方向に整列して加工する、例えば外部電極を形
成するための生産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層セラミック電子部品の一実施例を
説明するためのセラミック素子の分解斜視図である。
【図2】本発明のセラミック素子(a)と、その完成品
の電子部品(b)の斜視図である。
【図3】従来例の電子部品の斜視図である。
【符号の説明図】
1・・・セラミック素子 2〜6・・・セラミックグリーンシート 7、8・・・内部電極 9・・・貫通孔 80・・・外部電極 100・・・コンデンサ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に内部電極が埋設されたセラミック
    素子と、前記内部電極と導通する外部電極とから構成さ
    れた積層セラミック電子部品において、 前記セラミック素子の少なくとも一表面が、そのセラミ
    ック素子の内部の色とコントラストのある層で形成され
    ており、かつその層に前記セラミック素子の内部の色が
    確認できるような凹部が形成されていることを特徴とす
    る積層セラミック電子部品。
  2. 【請求項2】 内部電極が形成されたセラミックグリー
    ンシートと、内部電極が形成されていないセラミックグ
    リーンシートとを複数枚、積重ね、圧着して生の積層体
    を形成し、その積層体を焼成してセラミック素子を得
    て、そのセラミック素子の外表面に引出された内部電極
    と導通する外部電極をセラミック素子の外表面に形成す
    る積層セラミック電子部品の製造方法において、 前記生の積層体の少なくとも一表面には、その積層体を
    焼成して得られるセラミック素子の内部の色とコントラ
    ストのある色を有し、かつ一部に貫通孔が形成されたセ
    ラミックグリーンシートが積重ねられていることを特徴
    とする積層セラミック電子部品の製造方法。
JP7140667A 1995-06-07 1995-06-07 積層セラミック電子部品およびその製造方法 Pending JPH08335528A (ja)

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Effective date: 20040420