JP2008293039A - 画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 重量平均粒径が4〜9μmであって、水系媒体中で生成されたトナー粒子と、疎水化処理されており、且つレーザー回折型粒度分布計による体積基準粒度分布において、少なくとも0.04μm以上1μm未満と1μm以上100μm未満の範囲にそれぞれピークを有し、全ピークに対する0.04μm以上1μm未満の頻度比率が10〜80%であり、全ピークに対する20μm以上2000μm未満の頻度比率が16%未満であるシリカ微粉体とを含有するトナーを用い画像形成を行う。
【選択図】 なし
Description
該トナー粒子は、重量平均粒径が4〜9μmであり、
該外添剤が、疎水化処理されたシリカ微粉体(A)を少なくとも有し、
該シリカ微粉体(A)は、レーザー回折型粒度分布計による体積基準粒度分布において、少なくとも0.04μm以上1μm未満と1μm以上100μm未満の範囲にそれぞれピークを有し、全ピークに対する0.04μm以上1μm未満の頻度比率が10〜80%であり、全ピークに対する20μm以上2000μm未満の頻度比率が16%未満であることを特徴とするトナーに関する。
少なくともトナー粒子及び外添剤を有するトナーを使用する画像形成方法であって、
該トナー粒子は、重量平均粒径が4〜9μmであり、
該外添剤が、疎水化処理されたシリカ微粉体(A)を少なくとも有し、
該シリカ微粉体(A)は、レーザー回折型粒度分布計による体積基準粒度分布において、少なくとも0.04μm以上1μm未満と1μm以上100μm未満の範囲にそれぞれピークを有し、全ピークに対する0.04μm以上1μm未満の頻度比率が10〜80%であり、全ピークに対する20μm以上2000μm未満の頻度比率が16%未満であることを特徴とする画像形成方法に関する。
例えば、ジメチルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、α−メチルスチレン変性シリコーンオイル、クロルフェニルシリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイルが挙げられる。上記シリコーンオイルは、25℃における粘度が50〜100mm2/sのものが好ましく用いられる。
RmSiYn ・・・(1)
R:アルコキシ基または塩素原子
m:1〜3の整数
Y:アルキル基またはビニル基、グルシドキシ基またはメタクリル基を含む炭化水素基
n:1〜3の整数
形状係数SF−1は、粒子の丸さの度合を示す。
MO・Fe2O3 ・・・(1)
M・Fe2O4 ・・・(2)
(式中、Mは3価、2価又は1価の金属イオンを示す。)
a)像担持体(感光ドラム)
1は回転ドラム型の像担持体(以下、感光ドラムと記す)である。この感光ドラム1は、図2の層構成模型図のように、アルミニウム製シリンダー(導電性ドラム基体)1aの表面に、光の干渉を抑え、上層の接着性を向上させる下引き層1bと、光電荷発生層1cと、電荷輸送層1dの3層を下から順に塗り重ねた構成をしている。
2は感光ドラム1の周面を一様に帯電処理する帯電手段としての接触帯電装置(接触帯電器)であり、本例は帯電ローラー(ローラー帯電器)である。
図2において、2は帯電部材、2aは導電性支持体、2bは弾性層、2cは抵抗制御層、2dは表面層を示す。帯電ローラーは抵抗制御層2cのない弾性層2bと表面層2dの構成であってもよい。
3は帯電処理された感光ドラム1の面に静電潜像を形成する情報書き込み手段としては露光である。LEDアレイを用いる方法、半導体レーザーを用いる方法、液晶シャッタアレイを用いた方などがある。
4は感光ドラム1上の静電潜像に現像剤(トナー)を供給し静電潜像を可視化する現像手段としての現像装置(現像器)であり、本例は二成分磁気ブラシ現像方式の反転現像装置である。
5は転写装置であり、本例は転写ローラーである。この転写ローラー5は感光ドラム1に所定の押圧力をもって圧接させてあり、その圧接ニップ部が転写部dである。この転写部dに不図示の給紙機構部から所定の制御タイミングにて転写材(被転写部材、記録材)Pが給送される。
本例のプリンターはクリーナーレスであり、転写材Pに対するトナー画像転写後の感光ドラム1面に若干量残留する転写残トナーを除去する専用のクリーニング装置は具備させていない。転写後の感光ドラム1面上の転写残トナーは引き続く感光ドラム1の回転に伴い帯電部a、露光部bを通って現像部cに持ち運ばれて、現像装置4により現像兼クリーニング(回収)される(クリーナーレスシステム)。
本発明を以下に実施例を示すことでより具体的に説明するが、これは本発明になんら限定するものではない。
水媒体中にフェノール/ホルムアルデヒドモノマー(50:50)を混合分散した後、モノマー100質量部に対して、チタンカップリング剤で表面処理した0.25μmのマグネタイト粒子600質量部、0.6μmのヘマタイト粒子400質量部を均一に分散させ、アンモニアを適宜添加しつつモノマーを重合させ、磁性体分散型コートキャリア芯材1(体積基準の50%径33μm、飽和磁化38Am2/kg)を得た。
製造例1において、フェノール/ホルムアルデヒドモノマーの比を(45:55)に変更してキャリア芯材を製造し、そして得られたキャリア芯材を分級する以外は同様にしてキャリアの製造を行った。体積基準による50%径が13μmのコートキャリア2を得た。
製造例1において、フェノール/ホルムアルデヒドモノマーの比を(55:45)に変更してキャリア芯材を製造し、そして得られたキャリア芯材を分級する以外は同様にしてキャリアの製造を行った。体積基準による50%径が70μmのコートキャリア3を得た。
MgO15質量部、MnO10質量部、Fe2O375質量部を使用して微粒化した後、水を添加し造粒した後、1200℃にて焼成し、体積基準による50%径が33μmで、50%径の2/3以下の粒径(2D/3≧)の粒子の含有量が9.4体積%のフェライトキャリア芯材を得た。
製造例4で得られたフェライトキャリア芯材を分級し、体積基準による50%径が38μmで、50%径の2/3以下の粒径(2D/3≧)の粒子の含有量が4.1体積%のフェライトキャリア芯材を得た。上記芯材に、製造例1と同様に樹脂コートを行い、コートキャリア5を得た。
製造例4で得られたフェライトキャリア芯材を粉砕、分級し、体積基準による50%径が36μmで、50%粒径の2/3以下の粒径(2D/3≧)の粒子の含有量が4.2体積%のフェライトキャリア芯材を得た。
製造例1において、マグネタイト200質量部、ヘマタイト800質量部に変更すること以外は同様にして、コートキャリア7を得た。
製造例1において、溶液Iにカーボンブラックを1%含有させること以外は同様にして、コートキャリア8を得た。
製造例1において、マグネタイトを1000質量部とし、ヘマタイトを用いないように変更すること以外は同様にして、コートキャリア9を得た。
EPDM100質量部に対し、導電性カーボンブラック40質量部、パラフィンオイル50質量部と発泡剤、架橋剤及びその他の配合剤を適量添加、混練し、導電性コンパウンド1を作製した。次に、直径6mmのステンレス製芯金に前記コンパウンドを加硫成形した後、外径を研磨し、厚さ3mmの発泡体である弾性層1を作製した。
電気抵抗値:
L/L環境(温度15℃、湿度10%) 1.2×106Ω
H/H環境(温度32.5℃、湿度80%) 1.0×106Ω
表面硬度(アスカーC): 62度
製造例1において、チューブAに使う熱可塑性エラストマーのアスカーC硬度を25度、チューブBに使う熱可塑性エラストマーのアスカーC硬度を25度とする以外は同様にして、帯電ローラー2を得た。
製造例1において、チューブAに使う熱可塑性エラストマーのアスカーC硬度を86度、チューブBに使う熱可塑性エラストマーのアスカーC硬度を86度とする以外は同様にして、帯電ローラー3を得た。
製造例1において、チューブAに使う熱可塑性エラストマーのアスカーC硬度を35度、チューブBに使う熱可塑性エラストマーのアスカーC硬度を35度とする以外は同様にして、帯電ローラー4を得た。
製造例1において、チューブAに使う熱可塑性エラストマーのアスカーC硬度を77度、チューブBに使う熱可塑性エラストマーのアスカーC硬度を77度とする以外は同様にして、帯電ローラー5を得た。
ヘキサメチルジシラザン10質量部およびポリジメチルシロキサン(商品名:KF−96−50cs、信越化学工業社製)15質量部を含有するヘキサン溶液に、気相酸化および高温焼成によって得られた市販のシリカ微粒子アエロジル#90(日本アエロジル社製)100質量部を加え、250℃で疎水化処理を行い、処理後にピンミルを用いて周速50m/秒の条件で解砕処理を行い、更にコアンダ効果を利用した分級処理を行い粒度調整を行い、シリカ微粉末(1)(一次粒子の個数平均長径40nm、実測BET比表面積64m2/g)を得た。得られたシリカ微粉末(1)に対して、レーザー回折型粒度分布計によって測定した体積基準粒度分布のチャートを図8に示す。
製造例1に比べやや低温にて焼成処理を行い原体シリカを製造し、その後製造例1と同様の疎水化処理を行い、さらに解砕処理および分級処理を行い粒度調整を行い、シリカ微粉末(3)(一次粒子の個数平均長径40nm、実測BET比表面積72m2/g)を得た。
製造例1に比べやや高温にて焼成処理を行い原体シリカを製造し、その後製造例1と同様の疎水化処理を行い、さらに解砕処理および分級処理を行い粒度調整を行い、シリカ微粉末(4)(一次粒子の個数平均長径40nm、実測BET比表面積68m2/g)を得た。
製造例1と同様に原体シリカを製造し、その後製造例1と同様の疎水化処理を行い、さらに解砕処理のみを行い、シリカ微粉末(5)(一次粒子の個数平均長径40nm、実測BET比表面積78m2/g)を得た。
製造例1と同様に原体シリカを製造し、その後製造例1と同様の疎水化処理を行い、さらに分級処理のみを行い、シリカ微粉末(6)(一次粒子の個数平均長径40nm、実測BET比表面積59m2/g)を得た。
製造例1と同様に原体シリカを製造し、疎水化処理を行わず、シリカ微粉末(7)(一次粒子の個数平均長径55nm、実測BET比表面積65m2/g)とした。
製造例2に比べやや低温にて焼成処理を行い原体シリカを製造し、その後製造例1と同様の疎水化処理を行い、さらに分級処理のみを行い粒度調整を行い、シリカ微粉末(8)(一次粒子の個数平均長径40nm、実測BET比表面積72m2/g)を得た。
製造例3に比べやや高温にて焼成処理を行い原体シリカを製造し、その後製造例1と同様の疎水化処理を行い、さらに分級処理のみを行い粒度調整を行い、シリカ微粉末(9)(一次粒子の個数平均長径40nm、実測BET比表面積76m2/g)を得た。
製造例3と同様に原体シリカを製造し、その後製造例1と同様の疎水化処理を行い、解砕処理や分級処理を行わずシリカ微粉末(10)(一次粒子の個数平均長径40nm、実測BET比表面積51m2/g)を得た。
製造例1に比べ1次粒径のやや大きな原体シリカを製造し、その後得られた原体シリカ微粒子100部に対して、ジメチルポリシロキサン(商品名:KF−96−50cs、信越化学工業社製)15部のみにより疎水化処理を行い、処理後に解砕処理および分級処理を行い粒度調整を行い、シリカ微粉末(11)(一次粒子の個数平均長径60nm、実測BET比表面積35m2/g)を得た。
製造例3に比べ更に高温(350℃以上)にて焼成処理を行い原体シリカを製造し、その後製造例1と同様の疎水化処理、解砕処理および分級処理を行い、シリカ微粉末(12)(一次粒子の個数平均長径40nm、実測BET比表面積25m2/g)を得た。
製造例2に比べ更に低温(200℃未満)にて焼成処理を行い原体シリカを製造し、その後製造例1と同様の疎水化処理、解砕処理および分級処理を行いシリカ微粉末(13)(一次粒子の個数平均長径40nm、実測BET比表面積130m2/g)を得た。
製造例1と同様に原体シリカを製造し、その後得られた原体シリカ微粒子100部に対して、ヘキサメチルジシラザン10部およびジメチルポリシロキサン(商品名:KF−96−50cs、信越化学工業社製)2部により疎水化処理を行い、処理後に解砕処理および分級処理を行い粒度調整を行い、シリカ微粉末(14)(一次粒子の個数平均長径40nm、実測BET比表面積84m2/g)を得た。
製造例1と同様に原体シリカを製造し、その後得られた原体シリカ微粒子100部に対して、ヘキサメチルジシラザン10部およびジメチルポリシロキサン(商品名:KF−96−50cs、信越化学工業社製)38部により疎水化処理を行い、処理後に解砕処理および分級処理を行い粒度調整を行い、シリカ微粉末(15)(一次粒子の個数平均長径40nm、実測BET比表面積57m2/g)を得た。
高速撹拌装置TK−ホモミキサーを備えた2リットル用四つ口フラスコ中に、イオン交換水910質量部とポリビニルアルコール1質量部を添加し回転数を12000回転に調整し、60℃に加温せしめ分散剤系とした。
スチレン単量体 165質量部
n−ブチルアクリレート単量体 35質量部
フタロシアニン顔料(C.I.Pigment Blue15:3) 10質量部
飽和ポリエステル樹脂(ビスフェノールAプロピレンオキサイドとテレフタル酸との縮重合物、Mw10000、Mn6000、酸価10mgKOH/g、ガラス転移点70℃) 10質量部
ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 3質量部
ジビニルベンゼン 0.2質量部
低軟化点物質(パラフィンワックスMw=1200,Mn=750,Mw/Mn=1.6) 30質量部
・シリカ微粉体(1)[平均一次粒径40nm、BET比表面積64m2/g] 0.6質量部
・ポリジメチルシロキサンにより疎水化処理を行ったシリカ微粒子(2)[平均一次粒径13nm、BET比表面積135m2/g] 0.3質量部
・ヘキサメチルジシラザンにより疎水化処理を行った酸化チタン微粒子(1)[平均一次粒径30nm、BET比表面積110m2/g] 0.3質量部
を加え、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)を用いて拡散しシアントナー(1)を得た。得られたシアントナー(1)の処方及び物性を表3及び4に示す。
製造例1におけるシアントナー(1)において、それぞれ表3及び4に示すように、使用するシリカ微粉体の種類及び/又は添加量を変更し、シアントナー(2)〜(17)を得た。得られたシアントナー(2)〜(17)の処方及び物性を表3及び4に示す。
スチレン−2−エチルヘキシルアクリレート−ジビニルベンゼン共重合体(ガラス転移点65℃) 100質量部
フタロシアニン顔料(C.I.Pigment Blue15:3) 7質量部
飽和ポリエステル樹脂(ビスフェノールAプロピレンオキサイドとテレフタル酸との縮重合物、Mw10000、Mn6000、酸価10mgKOH/g、ガラス転移点65℃) 5質量部
ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 1質量部
低軟化点物質(パラフィンワックス、Mw=1200,Mn=750,Mw/Mn=1.6) 8質量部
製造例18におけるシアントナー粒子(2)に対して、羽根が回転して機械式に処理を行う形式の表面処理装置を用いて球形化処理を行いシアントナー粒子(3)を得た。得られたシアントナー粒子(3)の平均円形度は0.955であった。
フタロシアニン顔料に替えて、着色剤としてマゼンタ着色剤(C.I.ピグメントレッド122)、イエロー着色剤(C.I.ピグメントイエロー93)、またはブラック着色剤(グラフトカーボンブラック)を使用することを除いて、製造例1と同様にしてマゼンタトナー(1)、イエロートナー(1)およびブラックトナー(1)を調製した。
製造例1で得られたシアントナー粒子(1)100質量部に対し、
・市販のシリカ微粉体R972[日本アエロジル社製;平均一次粒径15nm、BET比表面積130m2/g] 0.6質量部
・ヘキサメチルジシラザンにより疎水化処理を行った酸化チタン微粒子(1)[平均一次粒径30nm、BET比表面積110m2/g] 0.6質量部
を加え、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)を用いて拡散しシアントナー(20)を得た。得られたシアントナー(20)の処方及び物性を表3及び4に示す。
製造例1で得られたシアントナー粒子(1)100質量部に対し、
・市販のシリカ微粉体RX200[日本アエロジル社製;平均一次粒径12nm、BET比表面積145m2/g] 0.6質量部
・ヘキサメチルジシラザンにより疎水化処理を行った酸化チタン微粒子(1)[平均一次粒径30nm、BET比表面積110m2/g] 0.6質量部
を加え、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)を用いて拡散しシアントナー(21)を得た。得られたシアントナー(21)の処方及び物性を表3及び4に示す。
シアントナー1とコートキャリア1とをトナー濃度8%で混合してシアン二成分系現像剤1を作製した。
(画像濃度変化)
画像濃度はマクベス濃度計またはカラー反射濃度計(例えばColor reflection densitometer X−RITE 404Amanufactured by X−Rite Co.)で測定する。
A:0.1%以下。
B:0.1%を超え0.2%以下。
C:0.2%を超え0.3%以下。
D:0.3%を超える。
カブリの測定は、REFLECTOMETER MODEL TC−6DS(東京電色社製)を用いて反射率を測定し、下記式により算出した。カブリ値は少ない方が良好である。尚、サンプルとしては、1万枚耐久後の画像を用いた。
カブリ(%)=(標準紙の反射率;%)−(サンプルの白べた部の反射率;%)
A:1.2%以下。
B:1.2%を超え1.6%以下。
C:1.6%を超え2.0%以下。
D:2.0%を超える。
帯電量変化は、現像容器内の現像剤の耐久初期及び1万枚通紙後の帯電量値の変化量を下記評価基準に基づいて評価した。
A:変化量が耐久初期を基準として10%以下。
B:変化量が耐久初期を基準として10%を超え15%以下。
C:変化量が耐久初期を基準として15%を超え20%以下。
D:変化量が耐久初期を基準として20%を超える。
トナーの摩擦帯電量(mC/kg)=(C×V)/(W1−W2)
帯電ローラー汚れは、ローラー表面及びハーフトーン画像を目視で観察し、下記評価基準に基づいて評価した。
A:ローラー表面、画像ともに欠陥は全く認められない。
B:耐久後半、ローラー表面に汚れが若干認められるが、画像には現れない。
C:耐久後半、ローラー表面に汚れが若干認められ、画像にも若干の濃度ムラが生じている。
D:耐久後半、ローラー表面の汚れがひどく、画像にも濃度ムラが生じている。
転写効率は、1万枚通紙後の現像剤を図1に示す画像形成装置を用い、常温常湿条件(N/N:23.5℃/50%)下、感光体に現像したトナー坪量に対する紙上に転写したトナー坪量の割合を下記評価基準に基づいて評価した。
A:90%以上。
B:80%を超え90%未満。
C:70%を超え80%未満。
D:70%未満。
得られた転写紙上のベタ部画像は5点の濃度差でA、B、C、Dと評価した。尚、サンプルとしては、1万枚耐久後の画像を用いた。
A:0.1%以下。
B:0.1%を超え0.2%以下。
C:0.2%を超え0.3%以下。
D:0.3%を超える。
ドラム削れは、1万枚耐久後のドラム表面及び画像を目視で観察し、下記評価基準に基づいて評価した。
A:ドラム表面、画像ともに欠陥は全く認められない。
B:耐久後半、ドラム表面光沢の低下が若干認められるが、画像には現れない。
C:耐久後半、ドラム表面に傷が若干認められ、画像にも若干のスジが生じている。
D:耐久後半、ドラム表面に深い傷が認められ、画像にもスジが生じている。
ドラム融着は、1万枚耐久後のドラム表面及びベタ白画像を目視で観察し、下記評価基準に基づいて評価した。
A:ドラム表面、画像ともに欠陥は全く認められない。
B:耐久後半、ドラム表面に汚れが若干認められるが、画像には現れない。
C:耐久後半、ドラム表面に汚れが若干認められ、画像にも若干の黒ポチが生ずる。
D:耐久後半、ドラム表面の汚れがひどく、画像にも黒ポチが生ずる。
実施例1において、表5、6に示すようなナンバーのトナーとコートキャリアと帯電ローラーを使用すること以外は同様にして評価を行った。評価結果を表5、6に示す。
実施例1に変えてトナー帯電制御手段を取り外すこと以外、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表5、6に示す。
実施例1に変えてトナー帯電制御手段を取り外し、クリーニングブレードを装着すること以外、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表5、6に示す。
実施例1に変えて感光ドラムの最表面層樹脂をポリアリレート樹脂から表5、6に示す分子量のポリエステル樹脂にすること以外、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表5、6に示す。
実施例1において、使用したシアン二成分系現像剤と同様にして、イエロートナー1を用いてイエロー二成分系現像剤、マゼンタトナー1を用いてマゼンタ二成分系現像剤、ブラックトナー1を用いてブラック二成分系現像剤をそれぞれ得た。上記4色の二成分系現像剤を図7に示す構成の画像形成装置を入れ、2万枚のフルカラー画出しを行ったところ、実施例1同様に良好な結果が得られた。
Claims (17)
- 像担持体と、像担持体面を帯電する帯電手段と、帯電された像担持体に静電潜像を形成する情報書き込み手段と、静電潜像をトナーによって可視化する現像手段と、可視化したトナー像を中間転写体を介してまたは介さずに転写材に転写する転写手段とを有する画像形成装置を用い、
少なくともトナー粒子及び外添剤を有するトナーを使用する画像形成方法であって、
該トナー粒子は、重量平均粒径が4〜9μmであって、水系媒体中で生成されたものであり、
該外添剤が、疎水化処理されたシリカ微粉体(A)を少なくとも有し、
該シリカ微粉体(A)は、レーザー回折型粒度分布計による体積基準粒度分布において、少なくとも0.04μm以上1μm未満と1μm以上100μm未満の範囲にそれぞれピークを有し、全ピークに対する0.04μm以上1μm未満の頻度比率が10〜80%であり、全ピークに対する20μm以上2000μm未満の頻度比率が16%未満であることを特徴とする画像形成方法。 - 該画像形成方法がタンデム方式であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
- 該画像形成装置中の像担持体に当接するクリーニングブレードを持つことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成方法。
- 該現像手段が、静電潜像の現像と共に、転写残トナーの回収を行う現像兼回収方式であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成方法。
- 該シリカ微粉体(A)が、レーザー回折型粒度分布計による体積基準粒度分布において、全ピークに対する0.04μm以上1μm未満の頻度比率が20〜70%であり、全ピークに対する20μm以上2000μm未満の頻度比率が12%未満であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成方法。
- 該シリカ微粉体(A)が、レーザー回折型粒度分布計による体積基準粒度分布において、1μm以上100μm未満の範囲の最大ピークの半値幅が5〜25μmであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成方法。
- 該シリカ微粉体(A)は、シランカップリング剤及び/又はシリコーンオイルにより疎水化処理されていることを特徴とする1乃至6のいずれかに記載の画像形成方法。
- 該シリカ微粉体(A)が、シリコーンオイルによって処理されており、該シリコーンオイルの添加量がシリカ微粉体の原体100質量部に対して3〜35質量部であることを特徴とする1乃至6のいずれかに記載の画像形成方法。
- 該トナーは、該シリカ微粉体(A)より一次粒子の平均長径が小さい微粉体(B)を少なくとも1種以上有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成方法。
- 該微粉体(B)のBET比表面積は100m2/g以上200m2/g以下であることを特徴とする請求項9に記載の画像形成方法。
- 該微粉体(B)は、アルミナ微粒子、酸化チタン微粒子、酸化ジルコニウム微粒子、酸化マグネシウム微粒子、シリカ微粒子およびそれらの複合微粒子からなるグループから選ばれることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成方法。
- 該微粉体(B)は、少なくともシリコーンオイルにより処理されたシリカ微粒子又は少なくともシランカップリング剤により処理された酸化チタン微粒子であることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の画像形成方法。
- トナー粒子100質量部に対し該微粉体(B)を0.1〜2.0質量部有していることを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の画像形成方法。
- トナー粒子100質量部に対し該シリカ微粉体(A)を0.05〜1.0質量部有していることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の画像形成方法。
- 該トナーが、非磁性トナーであることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の画像形成方法。
- 該トナー粒子のフロー式粒子像分析装置により測定される平均円形度が0.950乃至0.995であることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の画像形成方法。
- 該トナー粒子は、重合性モノマーおよび着色剤を少なくとも含有する重合性モノマー組成物を、重合開始剤の存在下、溶媒中で重合することによって製造されたものであることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の画像形成方法。
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