JP3015825B2 - コンクリート製品用型枠 - Google Patents

コンクリート製品用型枠

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボックスカルバートの
底板部分等のように上向き面を下向きの型板面をもって
成形するようにしたコンクリート製品型枠に関するもの
である。
【0002】なお本発明にいうコンクリート製品には、
砂利,砂,セメントからなる、いわゆるコンクリート製
品の他、砂,セメントからなるモルタル及びセメントミ
ルクによる製品を含む。
【0003】
【従来の技術】従来、例えばボックスカルバートを横打
成形する場合には、図4に示すように外型枠1の内側に
ボックスカルバートの厚さ分の間隔を隔てて内型枠2を
挿入し、その両型枠1,2間の成形部分にコンクリート
3を充填して角筒状の製品を成形している。
【0004】この場合、コンクリート3内に混入した気
泡は、両側壁部及び天井部分では型枠の上部開放部分か
ら抜けるが、底壁部3a内に混入している気泡は内型枠
2の底板部2aに遮られてその下面に集まり、ボックス
カルバート2の底板上面に気泡による巣4ができ、その
補修に多くの労力を要するという問題がある。
【0005】このため、従来はコンリート中に混入した
気泡を除くため、図5に示すように底板部2aに多数の
小透孔5を開口させ、その内面に濾布6を貼り付けたも
のが使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、型板に透孔を
あけ、濾布を貼る従来の方法では、一度使用すると濾布
及び小孔が目詰りするため、再使用の際には、濾布を剥
し、透孔内の主としてセメントミルクによる目詰りを1
個づつ除去し、濾布を新しく貼るという作業が必要にな
る。そしてこれらの作業は全て手作業で行われなければ
ならないため、長時間を要するという問題があった。
【0007】本発明はこのような従来の問題にかんが
み、気泡抜きのための透孔や濾布を必要とせず、再使用
に際し、通常の清掃を行うのみで良く、しかも気泡によ
る巣ができないコンクリート製品用型枠の提供を目的と
してなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
下向きの型板面を有する型枠下にコンクリートを打設す
ることにより前記下向きの型板面をもってコンクリート
製品の上向き面を形成するコンクリート製品用型枠にお
いて、前記下向きの型板面の全面もしくは一部を微細な
凹凸状としたことにある。尚、下向きの型板面が、外型
枠内に間隔を隔てて設置する内型枠の下向き面であるこ
と、凹凸状を形成している凸部の頂面が凹部に向けて傾
斜していることが好ましい。
【0009】
【作用】本発明のコンクリート製品用型枠は、製品の上
向き面が成形される下向きの型板下にコンクリートが打
ち込まれると、そのコンクリート内に混入している空気
が上昇し、下向きの型板下に溜る。このとき、その下向
きの型板面が凹凸状であるため、気泡は凹凸状の凹部内
に入り込んで広範囲に分散されることとなり、コンクリ
ート製品表面は粗面になるが、凸部の高さより深い巣は
できない。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を図1〜図3について説
明する。
【0011】図1はボックスカルバート用の横打型枠を
示しており、図中11は上方が開放された外型枠であ
り、12は断面が略方形状をした内型枠である。
【0012】両型枠11,12間にてボックスカルバー
ト10の両側壁部10a,10b及び底壁部10cが成
形され、内型枠12の天板12a上に天井部10dがそ
れぞれ一体化されて成形されるようにしている。
【0013】この両型枠11,12の内、ボックスカル
バート10の上向き面を成形する下向きの型板面下、即
ち内型枠12の底面型板12bの下面に型面材14が張
り付けられている。この型面材14は発泡スチロールそ
の他の合成樹脂材やゴム等の材料が使用されており、そ
の下面が図2に示す如き断面の凹凸状面13となってい
る。この凹凸状面は微細な凹部13aを略均一に成形し
たものであり、上述のように型面材14を使用する他、
図3に示すように型板12bの下面に直接成形してもよ
い。更に図に示していないが、合成樹脂類を吹き付けて
成形しても良い。 また、この凹部13aの個々の大き
さは、円形の場合は直径2mm以下、方形の場合は一辺の
長さ2mm以下とし、凹部13aの面積は型枠内面1m
当り0.05〜0.6mとするのが好ましい。
【0014】また凸部13の頂部は水平ではなく、凸部
13aに向けて傾斜した形状が好ましい。
【0015】次に本発明に係る型枠を用いた実験例につ
いて説明する。
【0016】型枠は内寸1000×1000mm、肉厚100mm のボ
ックスカルバートを模したもので、長さは500mm のもの
を用い、本発明品としては、内型枠12の底面型板12
bの下面に図2に示す如き凹凸状をなし直径1mm 程度の
凹部13aをもつ発泡スチロールからなる型面材14を
貼り付けたものを使用した。また比較対象品としては本
発明品の型面材14を除いたものを使用した。
【0017】実験に用いたコンクリートの配合は表1に
示すとおりである。
【0018】
【表1】 なお表1中Cはセメントでありポルトランドセメント
を、Sは砕砂でありFM2,90のものを、Gは砕石で
あり2005のものを、SPは混和剤であり高性能減水
剤であるマイテイ150(花王社製商標)をそれぞれ使
用した。また表中MSは粗骨材、SLはスランプ、W/
Cは水セメント比、s/aは細骨材率、Wは水を示して
いる。
【0019】本発明品及び対象品の型枠内にコンクリー
トを打ち込み、脱型した後、底部上面の気泡の発生状況
を調べた。その結果は表2に示す如くであり、本発明品
は図5に示した従来の穴開き型枠を用いた場合と同等の
表面が得られた。
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】上述したように本発明のコンクリート製
型枠は、下向きの型枠面を微細な凹凸状としたことによ
り、コンクリートに混入して打ち込まれ、型枠面下に浮
き上がる気泡が大きく嵩高く成長することなく凹凸状の
広範囲の凹部内に分散されるため、成形後に補修を要す
るような巣ができない。
【0022】また、型枠の再使用に際しても、通常の型
枠と同様に掃除するのみで良く、従来の透孔を開けたも
のに比べ、その労力が著しく削減されることとなったも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る型枠の一例を示す断面図である。
【図2】図1中のA部の拡大断面図である。
【図3】本発明の他の例の図1のA部に対応する部分の
拡大断面図である。
【図4】従来の型枠の一例を示す断面図である。
【図5】従来の型枠の下向きの底面型板部分を示す拡大
断面図である。
【符号の説明】
10 ボックスカルバート 10a,10b 側壁部 10c 底壁部 10d 天井部 11 外型枠 12 内型枠 12a 天板 12b 底面型板 13 凹凸状面 13a 凹部 13b 凸部 14 型面材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 7/00 B28B 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下向きの型板面を有する型枠下にコンクリ
    ートを打設することにより前記下向きの型板面をもって
    コンクリート製品の上向き面を形成するコンクリート製
    品用型枠において、前記下向きの型板面の全面もしくは
    一部を微細な凹凸状としたことを特徴としてなるコンク
    リート製品用型枠。
  2. 【請求項2】下向きの型板面が、外型枠内に間隔を隔て
    て設置する内型枠の下向き面である請求項1に記載のコ
    ンクリート製品用型枠。
  3. 【請求項3】凹凸状を形成している凸部の頂面が凹部に
    向けて傾斜している請求項1もしくは2に記載のコンク
    リート製品用型枠。
JP3262728A 1991-09-13 1991-09-13 コンクリート製品用型枠 Expired - Fee Related JP3015825B2 (ja)

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JPH0569427A JPH0569427A (ja) 1993-03-23
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EP0715230B1 (en) * 1994-11-28 2001-10-10 Canon Kabushiki Kaisha Image forming method
DE69802323T2 (de) * 1997-03-11 2002-07-11 Canon K.K., Tokio/Tokyo Toner für die Entwicklung elektrostatischer Bilder, und Bildherstellungsverfahren
DE69818912T2 (de) * 1997-06-18 2004-08-19 Canon K.K. Toner, Zweikomponenten-Entwickler und Bilderzeugungsverfahren
EP1406129B8 (en) 2002-10-02 2012-05-23 Canon Kabushiki Kaisha Silica fine particle, toner, two-component developer and image forming method
US7452651B2 (en) 2004-11-05 2008-11-18 Canon Kabushiki Kaisha Carrier, two-component developer, and image forming method

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