JP2007301829A - 画像形成装置、印刷制御プログラム、アプリケーションプログラム、及び、印刷システム - Google Patents

画像形成装置、印刷制御プログラム、アプリケーションプログラム、及び、印刷システム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷開始が指示される度に画像形成装置からキャリブレーション情報を取得することなく、古いキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データを使用して補正された画像データを受信して印刷する受信印刷処理が画像形成装置によって実行されることを防止すること。
【解決手段】プリンタ1に記憶されているサンプリングデータ32は、新たなキャリブレーションデータ31が取得される毎に作成される。クライアント端末装置2で印刷開始が指示されると、画像データの補正に使用される補正データ36の基となったサンプリングデータ35がプリンタ1へ送信される。プリンタ1の制御部5は、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが一致するか否かを判定し、一致しないことを条件に、補正された画像データを受信して印刷する受信印刷処理を一時停止する。
【選択図】図8

Description

本発明は、外部装置から受信した画像データの印刷処理を実行可能な画像形成装置、画像形成装置の印刷処理を制御する印刷制御プログラム、画像形成装置に画像データの印刷処理を指示するコンピュータのアプリケーションプログラム、及び、画像形成装置と外部装置とを含む印刷システムに関するものである。
PCなどから受信した画像データの印刷処理を実行する画像形成装置では、装置の使用環境や経過時間等によって画像出力特性が変化する。例えば、電子写真方式のレーザプリンタでは、同じ画像データを印刷処理したとしても、トナーの消費、ドラムの感光特性の経年変化等により出力画像の画質が異なるものとなる。この画像出力特性を校正するために、画像形成装置で印刷処理される画像データは、補正データを使用して補正されるようになっている。補正データは、画像出力特性を校正すべく画像形成装置において取得されたキャリブレーションデータに基づいて作成されるデータである。ここで、キャリブレーションデータは、例えば感光体ドラムにテストパターンを転写してそのテストパターンをセンサで読み取ることにより取得される実測濃度データである。画像データの補正をPCなどのコンピュータで行う場合、補正データは、画像形成装置から転送されたキャリブレーションデータに基づいてコンピュータで作成される。そして、印刷すべき画像データが、作成された補正データを使用して補正されるようになっている。
例えば、特許文献1には、印刷処理すべき画像データを補正データを使用して補正し、補正した画像データを印刷処理すべく画像形成装置へ送信する情報処理装置が開示されている。特許文献1に記載されている情報処理装置は、自装置において印刷要求があった際に、画像形成装置に対してキャリブレーション情報を要求してキャリブレーション情報を取得する。次に、取得したキャリブレーション情報に基づいて補正テーブル(補正データ)を作成し、作成した補正テーブルを使用して印刷処理すべき画像データを補正して画像形成装置へ送信する。画像形成装置は、情報処理装置において補正された画像データを受信して印刷処理する。情報処理装置では、印刷の度にキャリブレーション情報が取得されるため、古いキャリブレーション情報に基づいて作成された補正テーブルを使用して画像データが補正されることが防止される。
特開2000−155653号公報
ところで、画像形成装置は、例えばLANなどを介して接続された複数の情報処理装置によって利用されることが一般的である。また、画像形成装置は、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを併せ持つ、所謂複合機であることが多い。そのため、キャリブレーション情報を要求した情報処理装置とは異なる情報処理装置により画像形成装置が使用中である場合や、例えば画像形成装置のファクシミリ機能が使用されているような場合、キャリブレーション情報が直ちに送信されないといった状況が起こり得る。したがって、特許文献1に開示されている情報処理装置のように、印刷が指示される度に画像形成装置からキャリブレーション情報を取得する形態では、場合によっては、印刷処理が終了するまでに相当の時間がかかり、ユーザにとって大変不便であるという問題点がある。
また、予め取得したキャリブレーション情報が、画像形成装置に記憶されている最新のキャリブレーション情報と同一のものであっても情報処理装置は画像形成装置に対してキャリブレーション情報を要求する。したがって、画像形成装置に印刷処理を実行させる際に、無駄な処理が行われる場合があるという問題点がある。
さらに、印刷処理される画像データの補正を画像形成装置で行うようにした場合、画像形成装置に高性能のCPUを搭載する必要がある。また、情報処理装置から受信した補正前の画像データを一時的に蓄積するためのバッファが必要となる。結果として、画像形成装置のコストが上昇するという問題点がある。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、補正データを使用して補正された画像データを印刷すべく画像形成装置へ送信する際に、印刷開始が指示される度に画像形成装置からキャリブレーション情報を取得することなく、古いキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データを使用して補正された画像データを受信して印刷する受信印刷処理が画像形成装置によって実行されることを防止することを目的とする。
(1) 本発明に係る画像形成装置は、補正された画像データを受信して印刷する受信印刷処理を実行可能な画像形成装置であって、キャリブレーション情報を作成するキャリブレーション情報作成手段と、上記作成されたキャリブレーション情報を識別可能な第1識別情報を作成する識別情報作成手段と、上記画像データの補正に使用される補正データの基となったキャリブレーション情報を識別可能な第2識別情報を受信する受信手段と、上記作成された第1識別情報と上記受信された第2識別情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、上記判定手段により一致しないと判定されたことを条件に、上記受信印刷処理を一時停止する印刷制御手段と、を具備するものである。
例えば、補正データを用いて補正した画像データを送信する外部装置と、外部装置から補正された画像データを受信して印刷する受信印刷処理を実行可能な画像形成装置とが、LANなどを介して通信可能に接続されている。なお、外部装置は、複数であってもよい。
画像形成装置は、例えば、電子写真方式のレーザプリンタである。画像形成装置は、画像出力特性が変化する。すなわち、画像形成装置では、トナーの消費、感光体ドラムの感光特性の経年変化等により出力画像の濃度が変化する。この画像出力特性の変化を校正するために、画像形成装置により印刷される画像データは、補正データを使用して補正される。この補正は、印刷される画像データを画像形成装置へ送信する外部装置において行われる。画像形成装置では、例えば、感光体ドラムにテストパターンを転写してそのテストパターンをセンサで読み取ることにより、キャリブレーション情報が取得される。キャリブレーション情報が取得されると、取得されたキャリブレーション情報を識別可能な情報である第1識別情報が作成される。画像形成装置では画像出力特性が変化するので、キャリブレーション情報は、例えば、所定時間が経過する毎に、或いは、所定枚数の被記録媒体に画像データが記録される毎に取得される。キャリブレーション情報が作成されると、既に記憶されている古いキャリブレーション情報は、作成されたキャリブレーション情報に書き換えられる。第1識別情報は、このキャリブレーション情報を識別可能な情報であるので、キャリブレーション情報が新たに取得されたことを条件に作成される。第1識別情報が作成されると、既に記憶されている第1識別情報は、作成された第1識別情報に書き換えられる。このようにして、キャリブレーション情報及び第1識別情報が所定のタイミングで更新される。なお、キャリブレーション情報は、上記テストパターンをセンサで読み取って得られた実測データである所謂キャリブレーションデータであってもよいし、或いは、キャリブレーションデータを再現可能な当該キャリブレーションデータのサンプリングデータであってもよい。
外部装置には、画像形成装置の画像出力特性を校正するための補正データが記憶されている。この補正データは、画像形成装置から予め取得されたキャリブレーション情報に基づいて作成されたものである。外部装置では、印刷開始が指示されると画像形成装置に印刷させる画像データが生成される。生成された画像データは、補正データに基づいて補正されるようになっている。外部装置には、第2識別情報が記憶されている。第2識別情報は、補正データが作成された際にその補正データの基となったキャリブレーション情報を識別可能な情報である。補正データがそのキャリブレーション情報に基づいて作成されたものであるため、第2識別情報は補正データと対応する情報である。外部装置において印刷開始が指示されたことを条件に、第2識別情報が画像形成装置へ送信される。そして、この第2識別情報に対応する補正データに基づいて画像データが補正され、補正された画像データが画像形成装置へ送信される。
画像形成装置では、例えば印刷開始を指示するためのPJLコマンドを受信することにより、受信印刷処理が開始される。受信印刷処理は、外部装置から画像データを受信する受信処理と、受信処理により受信された画像データを印刷する印刷処理とを含む処理である。受信印刷処理が開始されると、まず、外部装置から送信された第2識別情報が受信手段により受信される。画像形成装置には、識別情報作成手段により作成された第1識別情報が記憶されている。画像形成装置では、第2識別情報が受信されたことを条件に、第1識別情報と第2識別情報とが一致するか否かが判定手段により判定される。これにより、外部装置において画像データの補正に使用される補正データが、画像形成装置で新たに取得された最新のキャリブレーション情報に基づいて作成されたものであるか否かが判定される。一致すると判定されると、印刷すべき画像データが、外部装置によって最新のキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データを使用して補正されたと判断される。すなわち、キャリブレーションが適正に行われたと判断される。そのため、画像形成装置により受信印刷処理が実行される。
画像形成装置において、第1識別情報と第2識別情報とが一致しないと判定されると、印刷すべき画像データが、外部装置によって最新のキャリブレーション情報ではなく、古いキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データを使用して補正されたと判断される。すなわち、キャリブレーションが適正に行われなかったと判断される。この場合、画像形成装置による画像データの受信印刷処理が一時停止される。例えば、外部装置から受信された画像データの印刷が開始されない状態や、或いは、外部装置から画像データを受信しない状態となる。
(2) 上記キャリブレーション情報作成手段により作成されたキャリブレーション情報、及び、上記識別情報作成手段により作成された第1識別情報を定期的に外部へ送信する第1送信手段を具備してもよい。
画像形成装置には、上記のように更新されたキャリブレーション情報及び第1識別情報が記憶されている。換言すれば、キャリブレーション情報作成手段により作成されたキャリブレーション情報と、識別情報作成手段により作成された第1識別情報とが記憶されている。画像形成装置に記憶されているキャリブレーション情報及び第1識別情報は、定期的に外部装置へ送信される。換言すれば、最新のキャリブレーション情報及びそのキャリブレーション情報を識別可能な第1識別情報が外部装置へ送信される。
外部装置には、補正データ及び第2識別情報が記憶されている。補正データは、画像形成装置から予め取得されたキャリブレーション情報に基づいて作成されたものであり、画像データの補正に使用されるデータである。第2識別情報は、その補正データの基となったキャリブレーション情報を識別可能な情報である。外部装置は、上記のように、外部装置から定期的に送信されるキャリブレーション情報及び第1識別情報を取得する。送信されたキャリブレーション情報が取得されると、取得されたキャリブレーション情報に基づいて新たな補正データが作成される。既に記憶されている補正データは、作成された補正データに書き換えられる。これにより、外部装置に記憶されている補正データは、定期的に更新される。また、補正データが、画像形成装置から送信されたキャリブレーション情報に基づいて作成されたものに更新されているので、第2識別情報は第1識別情報に書き換えられる。すなわち、第2識別情報は、補正データと共に更新される。
上記のように、第2識別情報が画像形成装置から送信された第1識別情報に書き換えられている状態では、受信印刷処理が開始された場合、第1識別情報と第2識別情報とが一致すると判定手段により判定される。ところで、画像形成装置におけるキャリブレーション情報及び第1識別情報を作成する処理と、作成されたこれらの情報を外部装置へ送信する処理とは、非同期で行われる。画像形成装置においてキャリブレーション情報及び第1識別情報が作成されてからこれらの情報が外部装置へ送信されるまでの間に、外部装置から印刷が指示される場合がある。この場合、画像形成装置に記憶されている第1識別情報と、外部装置から画像形成装置へ送信された第2識別情報とは異なるものとなるので、画像形成装置による受信印刷処理が一時停止されることとなる。
(3) 上記判定手段により一致しないと判定されたことを条件に、一致しない旨を報知する報知手段を具備してもよい。これにより、画像データが、古いキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データを使用して補正されたことがユーザに通知される。したがって、ユーザは、印刷処理をキャンセルさせたり、或いは、最新のキャリブレーション情報を画像形成装置から取得して補正データを作成し、画像データを再印刷させることが可能となる。
(4) 上記判定手段により一致しないと判定されたことを条件に、印刷再開又は印刷中止を選択させる第1選択画面を提供する第1提供手段と、印刷再開又は印刷中止を選択する第1操作入力を受け付ける第1受付手段と、を具備し、上記印刷制御手段は、上記第1受付手段により印刷再開を選択する第1操作入力が受け付けられたことに応じて、上記一時停止を解除して受信印刷処理を再開し、上記第1受付手段により印刷中止を選択する第1操作入力が受け付けられたことに応じて、上記一時停止した受信印刷処理を再開せずに当該受信印刷処理を終了するものであってもよい。
画像形成装置において、第1識別情報と第2識別情報とが一致しないと判定されると、印刷再開又は印刷中止を選択させる第1選択画面が提供される。例えば、印刷再開又は印刷中止の選択を指示するメッセージなどを含む第1選択画面が表示される。この第1選択画面が提供されることにより、ユーザは、印刷再開又は印刷中止を選択することが可能となる。画像形成装置において、印刷再開を選択するユーザの第1操作入力が受け付けられると、最新のキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データによる画像データの補正は不要であると判断される。この場合、受信印刷処理の一時停止が解除されて画像データの受信印刷処理が再開される。画像形成装置において、印刷中止を選択するユーザの第1操作入力が受け付けられると、画像データが、最新のキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データにより補正されていないので、一時停止した受信印刷処理を行う必要がないと判断される。この場合、一時停止されていた画像データの受信印刷処理が再開されずに終了される。
(5) 上記判定手段により一致しないと判定されたことを条件に、再印刷又は印刷再開を選択させる第2選択画面を提供する第2提供手段と、再印刷又は印刷再開を選択する第2操作入力を受け付ける第2受付手段と、上記第2受付手段により再印刷を選択する第2操作入力が受け付けられたことに応じて、上記識別情報作成手段により作成された第1識別情報及び当該第1識別情報に対応するキャリブレーション情報を外部へ送信する第2送信手段と、を具備し、上記印刷制御手段は、上記第2受付手段により再印刷を選択する第2操作入力が受け付けられたことに応じて、上記一時停止した受信印刷処理を再開せずに当該受信印刷処理を終了し、上記第2受付手段により印刷再開を選択する第2操作入力が受け付けられたことに応じて、上記一時停止を解除して受信印刷処理を再開するものであってもよい。
画像形成装置において、第1識別情報と第2識別情報とが一致しないと判定されると、再印刷又は印刷再開を選択させる第2選択画面が提供される。例えば、再印刷又は印刷再開の選択を指示するメッセージなどを含む第2選択画面が表示される。この第2選択画面が提供されることにより、ユーザは、再印刷又は印刷再開を選択することが可能となる。画像形成装置において印刷再開を選択するユーザの第2操作入力が受け付けられると、最新のキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データによる画像データの補正は不要であると判断される。この場合、受信印刷処理の一時停止が解除されて画像データの受信印刷処理が再開される。
画像形成装置において再印刷を選択する第2操作入力が受け付けられると、画像データを、古いキャリブレーション情報ではなく最新のキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データを使用して補正する必要があると判断される。この場合、一時停止されていた画像データの受信印刷処理が再開されずに終了される。そして、画像形成装置に記憶されている第1識別情報及び第1識別情報に対応するキャリブレーション情報が画像データの送信元である外部装置へ送信される。第1識別情報は、画像形成装置において、新たなキャリブレーション情報が作成される毎に作成される当該キャリブレーション情報を識別可能な情報である。そのため、外部装置へ送信されるキャリブレーション情報は、最新のキャリブレーション情報である。
画像形成装置からキャリブレーション情報及び第1識別情報が送信されることにより、外部装置では以下の処理が可能となる。すなわち、外部装置では、画像形成装置から送信されたキャリブレーション情報及び第1識別情報が受信される。受信されたキャリブレーション情報は、最新のキャリブレーション情報である。この最新のキャリブレーション情報に基づいて補正データが作成される。このように、新たな補正データが作成されるので、それに対応して第2識別情報が第1識別情報に更新される。画像形成装置には、古いキャリブレーションデータを使用して補正する前の画像データが記憶されている。この画像データは、作成された補正データを用いて補正される。画像データが補正されるに際して、その補正に使用される補正データに対応する第2識別情報が画像形成装置へ送信される。送信される第2識別情報は、画像形成装置から送信された第1識別情報である。そのため、画像形成装置に記憶されている第1識別情報と一致する。したがって、画像形成装置では、最新のキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データを使用して補正された画像データの受信印刷処理が、画像形成装置により一時停止されることなく実行される。
(6) また、本発明に係る印刷制御プログラムは、補正された画像データを受信して印刷する受信印刷処理を実行可能な画像形成装置の制御部により実行される印刷制御プログラムであって、キャリブレーション情報を作成するキャリブレーション情報作成手段と、上記作成されたキャリブレーション情報を識別可能な第1識別情報を作成する識別情報作成手段と、上記画像データの補正に使用される補正データの基となったキャリブレーション情報を識別可能な第2識別情報を受信する受信手段と、上記作成された第1識別情報と上記受信された第2識別情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、上記判定手段により一致しないと判定されたことを条件に、上記受信印刷処理を一時停止する印刷制御手段として上記制御部を機能させるものとして捉えることもできる。
(7) また、本発明に係るアプリケーションプログラムは、補正された画像データを受信して印刷する受信印刷処理を実行可能な画像形成装置と通信可能に接続されたコンピュータのアプリケーションプログラムであって、上記画像形成装置に印刷させる画像データを、予め作成した補正データを使用して補正する補正手段と、上記補正手段による補正に使用される補正データの基となったキャリブレーション情報を識別可能な識別情報を上記画像形成装置へ送信する識別情報送信手段と、上記識別情報送信手段により上記識別情報が送信された後に、上記補正手段により補正された画像データを上記画像形成装置へ送信する画像データ送信手段として上記コンピュータを機能させるものである。
例えばPCなどのコンピュータでは、印刷開始が指示される前に、画像形成装置から予めキャリブレーション情報が取得されている。キャリブレーション情報は、画像形成装置の画像出力特性を校正するためのものであり、画像形成装置において作成されたものである。コンピュータでは、取得されたキャリブレーション情報に基づいて、画像データの補正に使用される補正データが作成される。コンピュータでは、画像形成装置に印刷させる画像データが生成される。生成された画像データは、補正データを使用して補正される。コンピュータには、その画像データの補正に使用される補正データの基となったキャリブレーション情報を識別可能な情報である識別情報が記憶されている。コンピュータにおいて印刷開始が指示されると、その識別情報が画像形成装置へ送信される。識別情報が送信された後に、補正された画像データが画像形成装置へ送信される。したがって、画像形成装置では、識別情報が自装置に記憶されている最新のキャリブレーション情報に対応するものであるか否かに基づいて、コンピュータから受信して印刷すべき画像データが、最新のキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データを使用して補正されたものであるか否かが判定され得る。
(8) 上記アプリケーションプログラムは、上記補正手段により補正される前の画像データを一時的に保存する保存手段として上記コンピュータを機能させるものであり、上記補正手段は、上記補正された画像データの受信印刷処理が終了する前に上記画像形成装置からキャリブレーション情報が送信されたことを条件に、当該キャリブレーション情報に基づいて補正データを作成し、作成した補正データを使用して上記保存手段により保存されている画像データを補正するものであってもよい。
画像形成装置に印刷させるために生成された画像データは、保存手段により保存されると共に、補正データを使用して補正される。すなわち、補正される画像データの複製がメモリに保存される。画像形成装置では、コンピュータから受信した識別情報が自装置に記憶されている識別情報と一致するか否かが判定される。これにより、コンピュータにおける画像データの補正に使用された補正データが、自装置に記憶されている最新のキャリブレーション情報と同一のキャリブレーション情報に基づいて作成されたものであるか否かが判定される。画像形成装置では、一致しないと判定されたことを条件に、一致しない旨が報知される。さらに、受信印刷処理をやり直す再印刷を選択する操作入力が受け付けられる。再印刷を選択する操作入力が受け付けられたことに応じて、受信印刷処理が中止される。それに伴い、画像形成装置に記憶されている最新のキャリブレーション情報がコンピュータへ送信される。コンピュータでは、キャリブレーション情報が送信されたことを条件に、そのキャリブレーション情報に基づいて補正データが作成される。保存されている画像データは、作成された補正データに基づいて補正される。例えば、この補正に使用された補正データの基となったキャリブレーション情報が、識別情報として画像形成装置へ送信された後、補正された画像データが画像形成装置へ送信される。
(9) また、本発明に係る印刷システムは、補正データを使用して画像データを補正する外部装置と、補正された画像データを上記外部装置から受信して印刷する受信印刷処理を実行可能な画像形成装置とが通信可能に接続された印刷システムであって、上記画像形成装置は、キャリブレーション情報を作成するキャリブレーション情報作成手段と、上記作成されたキャリブレーション情報を識別可能な第1識別情報を作成する識別情報作成手段と、上記外部装置から第2識別情報を受信する受信手段と、上記作成された第1識別情報と上記受信された第2識別情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、上記判定手段により一致しないと判定されたことを条件に、上記外部装置から指示された受信印刷処理を一時停止する印刷制御手段と、を具備し、上記外部装置は、上記画像形成装置に印刷させる画像データを、予め作成した補正データを使用して補正する補正手段と、上記補正手段による補正に使用される補正データの基となったキャリブレーション情報を識別可能な上記第2識別情報を上記画像形成装置へ送信する識別情報送信手段と、上記識別情報送信手段により上記第2識別情報が送信された後に、上記補正手段により補正された画像データを上記画像形成装置へ送信する画像データ送信手段と、を具備するものとして捉えることもできる。
(10) 上記画像形成装置は、上記キャリブレーション情報作成手段により作成されたキャリブレーション情報、及び、上記識別情報作成手段により作成された第1識別情報を定期的に外部装置へ送信する更新情報送信手段を具備し、上記外部装置は、上記更新情報送信手段により送信されたキャリブレーション情報に基づいて補正データを作成して上記補正手段に使用される補正データを更新する第1更新手段と、自装置に記憶されている第2識別情報を上記更新情報送信手段により送信された第1識別情報に更新する第2更新手段と、を具備するものであってもよい。
画像形成装置では、例えば、所定時間が経過する毎に、或いは、所定枚数の被記録媒体に画像データが記録される毎にキャリブレーション情報及び第1識別情報が作成される。作成されたキャリブレーション情報及び第1識別情報は、画像形成装置に記憶される。古いキャリブレーション情報及び第1識別情報が記憶されている場合には、これらの情報は作成されたキャリブレーション情報及び第1識別情報に書き換えられることにより更新される。このようにして画像形成装置において所定のタイミングで更新されるキャリブレーション情報及び第1識別情報は、定期的に外部装置へ送信される。
外部装置には、補正データ及び第2識別情報が記憶されてる。補正データは、画像形成装置に印刷させる画像データを補正する処理に使用されるものである。第2識別情報は、上記補正に使用される補正データの基となったキャリブレーション情報を識別可能なものである。外部装置では、画像形成装置からキャリブレーション情報及び第1識別情報が送信されると、送信されたキャリブレーション情報に基づいて補正データが作成される。外部装置に記憶されている補正データは、この作成された補正データに書き換えられることにより更新される。印刷すべく画像形成装置へ送信される画像データは、このようにして更新された補正データを使用して補正された後に画像形成装置へ送信されることとなる。上記のように更新された補正データの基となったキャリブレーション情報は、更新情報送信手段により画像形成装置から送信されたものである。そのキャリブレーション情報を識別可能な情報は、同じく画像形成装置から送信された第1識別情報である。そのため、外部装置に記憶されている第2識別情報は、画像形成装置から送信された第1識別情報に更新される。
画像形成装置に印刷を指示する場合、外部装置から画像形成装置へ第2識別情報が送信される。この第2識別情報は、上記のように第1識別情報に更新されている。そのため、画像形成装置では、記憶されている第1識別情報と受信した第2識別情報とが一致すると判定され、受信印刷処理が停止されることなく実行される。ただし、画像形成装置では、キャリブレーション情報作成手段及び識別情報作成手段により新たなキャリブレーション情報及び第1識別情報が作成される。作成されたキャリブレーション情報及び第1識別情報は、定期的に外部装置へ送信されるものであるため、直ちには送信されない。そのため、このようにして更新されたキャリブレーション情報及び第1識別情報が外部装置へ送信される前に外部装置から印刷が指示されると、画像形成装置に記憶されている第1識別情報と外部装置から受信した第2識別情報とが一致しないこととなる。判定手段により不一致と判定されるので、受信印刷処理が一時停止される。
本発明に係る画像形成装置、印刷制御プログラム、アプリケーションプログラム、及び、印刷システムによれば、補正データを使用して補正した画像データを印刷すべく画像形成装置へ送信する際に、その補正データの基となったキャリブレーション情報を識別可能な識別情報が画像形成装置へ送信される。画像形成装置では、受信した識別情報が自装置に記憶されている最新のキャリブレーション情報の識別情報と一致するか否かが判定される。一致しないと判定されたことを条件に、補正された画像データを受信して印刷する処理が一時停止される。したがって、印刷開始が指示される度に画像形成装置からキャリブレーション情報を取得することなく、古いキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データを使用して補正された画像データを受信して印刷する受信印刷処理が画像形成装置によって実行されることを防止することができる。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、本実施の形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1は、本発明に係るネットワークプリンタ1(画像形成装置の実施形態の一例)と、ネットワークプリンタ1に画像データの印刷を指示するクライアント端末装置2(外部装置、コンピュータの一例)とを含む印刷システム10の一例を示す構成図である。図1に示されるように、この印刷システム10は、3台のクライアント端末装置2と、ネットワークプリンタ1とがLAN(Local Area Network)3を介して通信可能に接続されてなるものである。なお、ネットワークプリンタ1と接続されるクライアント端末装置2は、3台に限定されるものではない。クライアント端末装置2は、1台でもよく、また、3台以外の複数台であってもよい。また、LAN3に複数台のネットワークプリンタ1が接続される形態であってもよい。
以下、ネットワークプリンタ1の構成について詳述する。図2は、ネットワークプリンタ1の制御部5の構成を示すブロック図である。
ネットワークプリンタ1は、クライアント端末装置2から画像データを受信して印刷する受信印刷処理を実行可能なものである。ここで、受信印刷処理は、画像データを受信する受信処理と、受信した画像データを印刷する印刷処理とを含む一連の処理である。なお、後述されるが、受信印刷処理される画像データは、クライアント端末装置2において補正データ36(図3参照)を使用して補正された画像データである。補正データ36は、ネットワークプリンタ1から取得されたサンプリングデータ35(キャリブレーション情報に相当)に基づいて作成されたものである。ネットワークプリンタ1は、ここでは、ページ単位で印刷処理を実行することができる所謂ページプリンタ(page printer)であり、クライアント端末装置2からページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述された画像データ(以下、「PDLデータ」ともいう。)を受信して印刷処理を実行するものである。
ネットワークプリンタ1の制御部5は、ネットワークプリンタ1の全体動作を制御するものである。図2に示されるように、制御部5は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、及び、不揮発性RAM(NVRAM:Non Volatile RAM)14を主とするマイクロコンピュータとして構成されており、バス6を介してHDD(Hard Disk Drive)15、プリンタ部16、操作部17、表示部18、LAN I/F(Local Area Network Interface)19、及び、プリンタポート I/F(Printer Port Interface)20と通信可能に接続されている。なお、ネットワークプリンタ1の構成はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜変更可能である。
CPU11は、ROM12などに格納されているプログラムに従って、このネットワークプリンタ1を構成する各部を制御する。RAM13は、CPU11の主メモリ、ワークエリア等として機能し、各種設定情報を格納する。クライアント端末装置2から送信されたPDLデータは、このRAM13に一時的に格納される。RAM13に格納されたPDLデータは、プリンタ部16において印刷処理される。不揮発性RAM14は、ネットワークプリンタ1に関する各種設定データであって電源オフ後も保持すべきデータを記憶する記憶手段である。この不揮発性RAM14には、キャリブレーションデータ31とサンプリングデータ32(キャリブレーション情報に相当、第1識別情報の一例)とが対応付けられて記憶されている。これらCPU11、ROM12、RAM13、不揮発性RAM14からなる制御部5により、本発明に係るキャリブレーション情報作成手段、識別情報作成手段、受信手段、判定手段、印刷制御手段、第1送信手段(更新情報送信手段)、及び、第2送信手段が構成される。ここで、キャリブレーションデータ31及びサンプリングデータ32は、ネットワークプリンタ1の画像出力特性を校正するためのものである。キャリブレーションデータ31は、プリンタ部16の感光体ドラム(不図示)にテストパターンを転写してそのテストパターンをセンサで読み取ることにより得られた実測データである。サンプリングデータ32は、そのキャリブレーションデータ31を識別可能な情報(識別情報)である。サンプリングデータ32は、キャリブレーションデータ31から一部のデータを抽出して得られたデータであり、ここでは、キャリブレーションデータ31を再現可能なデータである。そのため、サンプリングデータ32が不揮発性RAM14に記憶されていれば、キャリブレーションデータ31は、必ずしも記憶されている必要はない。キャリブレーションデータ31及びサンプリングデータ32については、後に詳述される。
HDD15は、大容量のメモリ領域を有する記憶媒体を内蔵する記憶装置である。HDD15には、各種プログラムが格納されている。本発明に係る印刷制御プログラムは、このHDD15に格納されている。印刷制御プログラムは、クライアント端末装置2からPDLデータを受信して印刷する受信印刷処理を実行可能なネットワークプリンタ1の制御部5により実行されるプログラムである。印刷制御プログラムは、制御部5を後述されるキャリブレーション情報作成手段、識別情報作成手段、受信手段、判定手段、印刷制御手段、第1送信手段(更新情報送信手段)、及び、第2送信手段として機能させるものである。
プリンタ部16は、クライアント端末装置2から受信したPDLデータの印刷処理を実行するものである。PDLデータは、1又は複数のページデータ(1ページ分の画像データ)を含む。プリンタ部16は、各ページデータ毎に印刷処理(以下、単に「印刷」ともいう。)を実行する。プリンタ部16は、図示しないが、本実施形態においては、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成するための光書き込み光源として、半導体レーザ(LD:Laser Diode)を用いる所謂レーザプリンタである。プリンタ部16は、本実施形態においては、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)の4色のトナーを使用してページデータの画像を記録用紙などの被記録媒体に記録するものである。なお、プリンタ部16は、キャリブレーションが必要であるプリンタであれば特に限定されるものではなく、例えばインクジェットプリンタなどであってもよい。
操作部17は、ネットワークプリンタ1に設けられた各種操作キー等から構成されている。ユーザによる各種の操作入力は、この操作部17を介して行われる。操作部17には、GOボタンやCANCELボタンが設けられている。これらのボタンは、例えばクライアント端末装置2からページデータを受信して印刷する受信印刷処理が一時停止された場合に使用される。GOボタンは、印刷再開、或いは、再印刷を選択するために使用される(図9及び図13参照)。CANCELボタンは、印刷中止、或いは、印刷再開を選択するために使用される(図9及び図13参照)。すなわち、操作部17は、本発明に係る第1受付手段、第2受付手段を構成するものである。後に詳述されるが、印刷再開は、一時停止された受信印刷処理の再開の指示である。再印刷は、一時停止された受信印刷処理を中止して受信印刷処理をやり直す指示である。印刷中止は、一時停止された受信印刷処理の中止の指示である。ネットワークプリンタ1は、この操作部17からの操作入力に基づいて動作し、また、クライアント端末装置2からプリンタドライバ等を介して送信される指示に基づいても動作する。
表示部18は、ネットワークプリンタ1に設けられた液晶表示パネルから構成されており、各種の設定状態やネットワークプリンタ1の動作状態などを表示するものである。表示部18は、本発明に係る報知手段、第1提供手段、第2提供手段を構成するものである。
LAN I/F19は、LAN3とネットワークプリンタ1とを通信可能に接続するインターフェースである。プリンタポート I/F20は、ネットワークプリンタ1にクライアント端末装置2を接続するためのインターフェースである。本実施形態においては、LAN I/F19を介してネットワークプリンタ1とクライアント端末装置2とが通信可能に接続されるようになっているが、ネットワークプリンタ1とクライアント端末装置2とをプリンタポート I/F20を介して接続することも当然可能である。
ネットワークプリンタ1のプリンタ部16は、詳述しないが、帯電器、感光体ドラム、露光器、現像器、転写器、定着器等を具備している。このプリンタ部16の画像出力特性は、ネットワークプリンタ1の使用環境や経過時間等により変化する。すなわち、プリンタ部16では、トナーの消費、感光体ドラムの感光特性の経年変化等により出力画像(記録用紙などに記録される画像の濃度)が変化する。この画像出力特性の変化を校正するために、制御部5は、プリンタ部16を制御してキャリブレーションデータを取得する。キャリブレーションデータは、例えば、感光体ドラムにテストパターンを転写してそのテストパターンをセンサで読み取ることにより取得される。すなわち、キャリブレーションデータは、センサによって読み取られたテストパターンの画像の実測濃度を示すデータである。
キャリブレーション情報作成手段、識別情報作成手段として機能する制御部5は、キャリブレーション情報を作成し、作成されたキャリブレーション情報を識別可能な第1識別情報を作成する。本実施形態においては、サンプリングデータ32がキャリブレーション情報であり、また第1識別情報でもある。そのため、制御部5は、キャリブレーション情報及び第1識別情報として、サンプリングデータ32を作成する。このサンプリングデータ32は、キャリブレーションデータ31に基づいて作成されるものであるため、キャリブレーションデータ31が取得された際に併せて作成される。
制御部5は、例えば、1日に1回、プリンタ部16のセンサを用いてC,M,Y,Kの4つの色成分のキャリブレーションデータを取得する。なお、キャリブレーションデータを取得する方法は周知であるため、ここではその方法の説明は省略される。制御部5は、不揮発性RAM14に記憶されているキャリブレーションデータ31を、取得したキャリブレーションデータに書き換える。これにより、不揮発性RAM14に記憶されている古いキャリブレーションデータ31が最新のキャリブレーションデータ31に更新される。サンプリングデータ32は、キャリブレーションデータ31に対応する情報である。したがって、制御部5は、不揮発性RAM14のキャリブレーションデータ31を更新すると共に、キャリブレーションデータ31から一部のデータを抽出して新たなサンプリングデータを作成する。制御部5は、不揮発性RAM14に記憶されているサンプリングデータ32を、作成したサンプリングデータに書き換える。このようにして、不揮発性RAM14に記憶されているキャリブレーションデータ31及びサンプリングデータ32は、例えば1日毎、或いは、100枚の被記録媒体に画像データが記録される毎に制御部5により更新される。なお、本実施形態においては、キャリブレーションデータ31及びサンプリングデータ32が1日毎に更新される場合について説明する。
第1送信手段(更新情報送信手段)に相当する制御部5は、作成されたキャリブレーション情報及び第1識別情報を定期的にクライアント端末装置2へ送信する。本実施形態においては、制御部5は、不揮発性RAM14に記憶されているサンプリングデータ32を3日毎にクライアント端末装置2へ送信する。クライアント端末装置2には、ネットワークプリンタ1から取得したサンプリングデータ35がHDD24に記憶されている(図3参照)。このサンプリングデータ35は、ネットワークプリンタ1からサンプリングデータ32が送信されたことを条件に、サンプリングデータ32に書き換えられることにより更新される。
上記説明したように、ネットワークプリンタ1のサンプリングデータ32は1日毎に更新され、クライアント端末装置2のサンプリングデータ35は3日毎に更新される。すなわち、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とは、非同期で更新されるようになっている。そのため、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが同一のデータである場合もあれば、異なるデータである場合もある。
以下、クライアント端末装置2の構成について詳述する。図3は、クライアント端末装置2の制御部7の構成を示すブロック図である。
クライアント端末装置2は、例えばパーソナルコンピュータである。クライアント端末装置2は、受信印刷処理を実行可能なネットワークプリンタ1と通信可能に接続されている。クライアント端末装置2は、補正データ36を使用して画像データを補正し、補正した画像データ(ここでは、PDLデータ)を印刷すべくネットワークプリンタ1へ送信する。
制御部7は、このクライアント端末装置2の全体動作を制御するものである。制御部7は、CPU21、ROM22、RAM23を主とするマイクロコンピュータとして構成されており、バス8を介してHDD24、操作部25、表示部26、LAN I/F27、及び、プリンタポート I/F28と通信可能に接続されている。なお、クライアント端末装置2の構成はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜変更可能である。
CPU21は、クライアント端末装置2の各部の動作を制御するものであり、オペレーティングシステム(OS)や、各種のハードウェアを制御するためのドライバ(例えば、プリンタドライバ)や、各種のアプリケーションソフトウェア等のプログラムに基づいて動作する。ROM22には、クライアント端末装置2の制御や演算を実行するためのプログラム等が格納されている。RAM23は、CPU21が上記プログラム等を実行する際に用いる各種データを一時的に記憶するCPU21の主メモリ、ワークエリア等として使用される。保存手段として機能する制御部7は、後述される補正データ36に基づいて補正される前の画像データをRAM23に一時的に保存する。これらCPU21、ROM22、及びRAM23からなる制御部7により、本発明に係る補正手段、識別情報送信手段、画像データ送信手段、保存手段、第1更新手段、第2更新手段が構成される。
HDD24は、大容量のメモリ領域を有する記憶媒体を内蔵する記憶装置である。HDD24は、クライアント端末装置2において利用されるプログラムやデータファイルを記憶している。制御部5は、HDD24に記憶されているデータファイルに基づいて画像データを生成する。生成された画像データは、補正データ36に基づいて補正された後、印刷すべくネットワークプリンタ1へ送信される。
HDD24には、サンプリングデータ35(キャリブレーション情報に相当、第2識別情報の一例、識別情報の一例)や補正データ36が記憶されている。補正データ36は、ネットワークプリンタ1の画像出力特性を校正すべく画像データの補正に使用されるデータである。ネットワークプリンタ1に印刷させる画像データがこの補正データ36を使用して補正されることにより、所謂キャリブレーションが行われる。ネットワークプリンタ1により印刷される画像データは、補正データ36により補正された後にPDLデータとしてネットワークプリンタ1へ送信される。
サンプリングデータ35は、上記のようにネットワークプリンタ1から送信されたものである。サンプリングデータ35は、ネットワークプリンタ1において取得されたキャリブレーションデータから一部のデータを抽出して作成されたものであり、そのキャリブレーションデータを再現可能なものである。制御部7は、ネットワークプリンタ1からサンプリングデータ35を取得すると、取得したサンプリングデータ35に基づいて、基となったキャリブレーションデータを再現する。そして、再現したキャリブレーションデータに基づいて補正データ36を作成する。
サンプリングデータ35は、サンプリングデータ32(図2参照)と同様に作成されたものである。サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とは、上記のように非同期で更新される。そのため、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが同一のものである場合もあれば、異なるものである場合もある。サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが同一のものである場合、補正データ36は、キャリブレーションデータ31と同じキャリブレーションデータに基づいて作成されることになる。そのため、この場合、ネットワークプリンタ1に印刷させる画像データが、最新のキャリブレーションデータ31に基づいて作成された補正データ36により補正されることとなる。逆に、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが同一のものではない場合、補正データ36は、キャリブレーションデータ31とは異なるキャリブレーションデータに基づいて作成されることになる。そのため、この場合、ネットワークプリンタ1に印刷させる画像データが、最新のキャリブレーションデータ31ではなく、古いキャリブレーションデータに基づいて作成された補正データ36により補正されることとなる。
HDD24には、通信可能に接続されたネットワークプリンタ1へ印刷すべき画像データを送信するためのプリンタドライバ(本発明に係るアプリケーションプログラム)が記憶されている。制御部7は、このプリンタドライバに従って、補正手段、識別情報送信手段、画像データ送信手段、保存手段、第1更新手段、第2更新手段として機能する。
また、後述されるが、HDD24に格納されているデータファイルをネットワークプリンタ1で印刷する場合、データファイルに基づいてPDLで記述された画像データであるPDLデータが生成される。生成されたPDLデータは、ネットワークプリンタ1へ送信される。PDLデータは、ページ毎に区切られたページデータとして送信される。
操作部25は、キーボードや各種ポインティングデバイスなどを用いてなるものであり、クライアント端末装置2に対する動作指示や設定等の操作入力を受け付けるものである。表示部26は、CRTや液晶ディスプレイなどを用いてなるものであり、各種画面情報を提供する。具体的には、クライアント端末装置2の動作状態や、ネットワークプリンタ1に指示する印刷処理の印刷条件を設定するための設定画面等を表示する。
LAN I/F27は、LAN3とクライアント端末装置2とを通信可能に接続するインターフェースである。プリンタポート I/F28は、クライアント端末装置2にネットワークプリンタ1を接続するためのインターフェースである。本実施形態においては、クライアント端末装置2とネットワークプリンタ1とがLAN I/F27を介して通信可能に接続されるようになっているが、プリンタポート I/F28を介して通信可能に接続される形態でもよい。
サンプリングデータ35は、ネットワークプリンタ1において取得されたC,M,Y,Kの色成分毎にそれぞれ256階調(0〜255)のキャリブレーションデータから、色成分毎に一部のデータ(ここでは、11点のデータ)を抽出して得られたものである。制御部7は、サンプリングデータ35に基づいて、基となったキャリブレーションデータを再現し、再現したキャリブレーションデータに基づいて補正データ36を作成する。
図4は、サンプリングデータ35と補正データ36の関係について説明するための説明図である。HDD24には、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)の色成分毎にサンプリングデータ35及び補正データ36が記憶されている。図4には、一例として、シアン(C)成分のサンプリングデータ35と補正データ36との関係が示されている。
制御部7は、例えばシアン(C)の補正データ36を作成する場合、まず、図4に示されるように、シアンのサンプリングデータ35からサンプリングデータ35の基となったキャリブレーションデータの曲線を再現する。図4に示されている11個の各代表点60は、このシアンのサンプリングデータ35の各データを示しており、曲線61は、再現されたキャリブレーションデータを示している。図4において、横軸は、理論濃度値を示している。縦軸は、与えられた理論濃度値に対して実際に記録される画像の濃度である実濃度値を示している。制御部7は、上記11個の代表点60を通るようにキャリブレーションデータの曲線61を求める。これにより、サンプリングデータ35の基となったキャリブレーションデータが再現される。図4における62は、理論曲線を示している。キャリブレーションデータの曲線61は、ネットワークプリンタ1の画像出力特性を再現したものである。理論曲線62と比べてもわかるように、感光体ドラムにテストパターンを転写してそのテストパターンをセンサで読み取った場合に、与えられた理論濃度値よりも実際にセンサで読み取られた実濃度値が大きくなる傾向にあることが判る。制御部7は、ネットワークプリンタ1のシアン成分の画像出力特性を示す曲線61が理論曲線62の特性に近づくように、補正データ36の各データをプロットした曲線である補正曲線63を求める。曲線61から補正曲線63を求める方法は周知であるため、ここではその方法の説明は省略される。
HDD24に記憶される補正データ36は、補正曲線63上のデータである。補正データ36は、C,M,Y,Kの各色に対応するものである。各色の補正データ36には、いずれも256個の数値データが含まれている。これら256個の数値データは、図示しないが、クライアント端末装置2において指定された濃淡レベル(濃度値)に一致する濃淡レベルで実際に印刷を行いたい場合に、ネットワークプリンタ1に与えるべき濃淡レベルに該当する数値データである。補正データ36は、指定され得る濃淡レベル(0〜255)の順に、印刷の際に実際にネットワークプリンタ1に与えられることになる濃淡レベルが並べられたものである。したがって、例えば、濃淡レベル「254」が指定された場合、補正データ36の中から、先頭を0番とする254番目の数値データを読み出すことにより、ネットワークプリンタ1に与えるべき濃淡レベル「253」を得ることができる。なお、ここではシアン(C)の補正データ36を例に説明したが、他のマゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の補正データ36も同様のものであるため、ここではその説明は省略される。
上記のように、ネットワークプリンタ1からクライアント端末装置2へ、サンプリングデータ32が定期的に(ここでは、3日毎に)送信されるようになっている。第1更新手段として機能する制御部7は、ネットワークプリンタ1の制御部5により送信されたキャリブレーション情報に基づいて補正データを作成し、印刷すべき画像データの補正に使用される補正データを更新する。具体的には、制御部7は、クライアント端末装置2に対して印刷開始が指示されていない状況において、ネットワークプリンタ1からサンプリングデータ32が送信されたことを条件に、まず、サンプリングデータ32の基となったキャリブレーションデータを再現する。そして、再現したサンプリングデータに基づいて補正データを作成する。制御部7は、HDD24に記憶されている補正データ36を作成した補正データに書き換えることにより、補正データ36を更新する。
また、第2更新手段として機能する制御部7は、クライアント端末装置2に記憶されているサンプリングデータ35(第2識別情報)を制御部5により送信されたサンプリングデータ32(第1識別情報)に更新する。具体的には、制御部7は、制御部5によってサンプリングデータ32が送信されたことを条件に、サンプリングデータ35を受信したサンプリングデータ32に書き換えることによりサンプリングデータ35を更新する。このようにして、クライアント端末装置2のHDD24に記憶されているサンプリングデータ35及び補正データ36は、3日毎に更新される。
図5は、印刷開始命令が入力された場合にクライアント端末装置2において行われる処理動作の一例を示すフローチャートである。図6は、クライアント端末装置2とネットワークプリンタ1との間で伝送されるデータを示す説明図である。
以下、印刷開始命令が入力された場合に、クライアント端末装置2において行われる処理動作について説明する。制御部7は、操作部25からの印刷開始を指示する所定の操作入力の有無に基づいて、印刷開始命令があったか否かを判断する(S1)。印刷開始命令がないと判断した場合(S1:NO)、待機状態となる。印刷開始命令があったと判断した場合(S1:YES)、識別情報送信手段として機能する制御部7は、印刷処理を実行させるネットワークプリンタ1へサンプリングデータ35(図3参照)を送信する(S2、P1)。サンプリングデータ35は、画像データの補正に使用される補正データ36の基となった、本発明におけるキャリブレーション情報を識別可能な情報である。そのため、ここではサンプリングデータ35の識別情報としてサンプリングデータ35自体が送信されるようになっている。なお、サンプリングデータ35の送信前に、クライアント端末装置2からネットワークプリンタ1へPJL(Print Job Language)コマンドが送信されるようになっている。ネットワークプリンタ1の制御部5は、受信したPJLコマンドに基づいて、受信したデータが印刷処理すべきPDLデータではなく第2識別情報として送信されたサンプリングデータ35であると判断するようになっている。
次に、制御部7は、ネットワークプリンタ1に印刷処理させる画像データであるページデータを生成する(S3)。ここで生成されるページデータは、上記のようにPDL(ページ記述言語)で記述されたPDLデータであり、1ページ分の画像データである。画像データ送信手段として機能する制御部7は、サンプリングデータ35が送信された後に、LAN I/F27を介してステップS3で生成されたページデータをネットワークプリンタ1へ送信する(S4、P2)。なお、後述されるが、ここで送信されるページデータは、HDD24に記憶されている補正データ36を使用して補正されたものである。
ページデータを送信した制御部7は、次ページがあるか否かを判断する(S5)。次ページがあると判断した場合(S5:YES)、その次ページについてステップS3及びS4の処理動作を行う。このように、ネットワークプリンタ1に印刷させる画像データは、ページ単位で生成及び送信される。逆に、次ページがないと判断した場合(S5:NO)、印刷が指示された画像データがネットワークプリンタ1へ全ページ送信されたものとみなして処理が完了される。
このように、制御部7により補正に使用された補正データ36に対応するサンプリングデータ35がネットワークプリンタ1へ送信される。換言すれば、制御部7による補正に使用される補正データ36の基となったキャリブレーション情報を識別可能な情報であるサンプリングデータ35がネットワークプリンタ1へ送信される。そして、補正データ36に基づいて補正された画像データであるPDLデータが、ページデータ毎にネットワークプリンタ1へ送信される。
図7は、図5のステップS3におけるページデータ生成処理の詳細フローチャートである。
制御部7は、ステップS2においてHDD24に記憶されているサンプリングデータ35を送信すると、RGB形式(RGB表色系)のページ画像データを生成する(S31)。具体的には、アプリケーションからの描画命令(テキスト描画や図形描画)に基づいてレッド(R)・グリーン(G)・ブルー(B)の3つの色成分からなる1ページ分の画像データを生成する。なお、ここで生成されるページ画像データは、多値のカラー画像データであり、RGBの色成分毎に8bit(256階調)で表現される。
次に、制御部7は、生成したRGB形式のページ画像データをCMYK形式に変換する(S32)。すなわち、RGB形式のページ画像データに基づいて、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)の4つの色成分からなるページ画像データを生成する。そして、ステップS2で送信したサンプリングデータ35に対応する補正データ36を使用してCMYK形式のページ画像データを補正する(S33)。この補正処理は、CMYKの色成分毎に行われる。このように、補正手段として機能する制御部7は、ネットワークプリンタ1に印刷させる画像データ(ここでは、CMYK形式の多値のページ画像データ)を、予め作成した補正データ36を使用して補正する。
次に、制御部7は、補正データ36に基づいて補正されたCMYK形式の多値のページ画像データを誤差拡散処理やディザ処理により2値化する(S34)。そして、2値化されたCMYK形式のページ画像データに用紙情報やレイアウト情報を付加してページデータを生成する(S35)。そして、ステップS4へ処理が戻されて、生成されたページデータがネットワークプリンタ1へ送信される。
上記説明したように、クライアント端末装置2では、ネットワークプリンタ1の画像出力特性を校正するための補正データ36がHDD24に記憶されている。補正データ36は、サンプリングデータ35と共に例えば3日に一度更新される。すなわち、3日に一度、ネットワークプリンタ1からサンプリングデータ35が取得される。取得されたサンプリングデータ35に基づいてキャリブレーションデータが再現され、再現されたキャリブレーションデータに基づいて補正データが作成される。HDD24に記憶されている補正データ36は、この作成された補正データに書き換えられる。これにより、サンプリングデータ35及び補正データ36が3日毎に更新される。
クライアント端末装置2では、印刷開始が指示されると、ネットワークプリンタ1に印刷させるページ画像データが生成される。生成されたページ画像データは、予め作成された補正データ36に基づいて補正される。クライアント端末装置2には、サンプリングデータ35が記憶されている。サンプリングデータ35は、ページ画像データの補正に使用される補正データ36の基となったキャリブレーション情報を識別可能な情報である。クライアント端末装置2において印刷開始が指示されたことを条件に、第2識別情報としてサンプリングデータ35がネットワークプリンタ1へ送信される。そして、このサンプリングデータ35に対応する補正データ36を使用してページ画像データが補正される。補正されたページ画像データは、ページデータとしてネットワークプリンタ1へ送信される。
図8は、サンプリングデータ35を受信した場合にネットワークプリンタ1において行われる処理動作の一例を示すフローチャートである。
以下、クライアント端末装置2からサンプリングデータ35を受信したネットワークプリンタ1において行われる処理動作について、図8に基づき説明する。ネットワークプリンタ1の制御部5は、クライアント端末装置2から送信されたサンプリングデータ35を受信したか否かを判断する(S11)。この判断処理は、印刷処理を指示したクライアント端末装置2から受信したPJLコマンドに基づいて行われる。ここで、サンプリングデータ35を受信していないと判断した場合(S11:NO)、待機状態となる。サンプリングデータ35を受信したと判断した場合(S11:YES)、サンプリングデータ35に続きクライアント端末装置2から送信されるページデータを受信する(S12)。このように、受信手段として機能する制御部5は、クライアント端末装置2において画像データの補正に使用される補正データ36の基となったキャリブレーション情報を識別可能な情報であるサンプリングデータ35をクライアント端末装置2から受信する。そして、実際に補正データ36に基づいて補正された画像データであるページデータを受信する。続いて制御部5は、ネットワークプリンタ1に記憶されている最新のキャリブレーションデータ31に対応するサンプリングデータ32と、ステップS11で受信したと判断されたサンプリングデータ35とを比較する(S13)。
そして、判定手段として機能する制御部5は、更新された不揮発性RAM14のサンプリングデータ32と、クライアント端末装置2から受信したサンプリングデータ35とが一致するか否かを判定する(S14)。不揮発性RAM14のサンプリングデータ32と受信したサンプリングデータ35とが一致すると判定した場合(S14:YES)、ステップS12で受信したページデータの印刷を実行する(S15)。具体的には、クライアント端末装置2から受信してRAM13に一時的に格納されているページデータの印刷処理をプリンタ部16に実行させる。一連の印刷ジョブとしてクライアント端末装置2から受信した全てのページデータに対するステップS15の処理が完了すると、処理がステップS11へ戻される。
印刷制御手段として機能する制御部5は、不揮発性RAM14のサンプリングデータ32と受信したサンプリングデータ35とが一致しないと判定した場合(S14:NO)、受信したページデータの印刷を一時停止する(S16)。すなわち、第1識別情報と第2識別情報とが一致しないと判定されたことを条件に、クライアント端末装置2から指示された受信印刷処理を一時停止する。なお、本実施形態においては、印刷すべきPDLデータ(ページデータ)の受信を開始した後にステップS14の判定が行われる。そのため、一致しないと判定されたことを条件に、受信処理に続いて行われる印刷処理が途中で中断されるようになっているが、この判定処理(ステップS13及びS14の処理)が、ページデータを受信する前(ステップS12の処理の前)に行われる形態でもよい。
図9は、第1選択画面40の一例を示す画面図である。
表示部18(報知手段、第1提供手段に相当する)は、ステップS14においてサンプリングデータ32とサンプリングデータ35が一致しないと判定されたことを条件に、一致しない旨を報知する(S17)。そして、同様に一致しないと判定されたことを条件に印刷再開又は印刷中止を選択させる第1選択画面40を提供する(S18)。具体的には、図9に示されるように、「キャリブレーションデータが異なります。」等のサンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが異なる旨を示すメッセージと、「このまま印刷すると最適な印刷結果になりませんが、印刷しますか?」等の印刷再開又は印刷中止の選択を指示するメッセージとを含む第1選択画面40を提供する。
なお、ここでは一致しない旨の報知が第1選択画面40により併せて行われるようになっているが、一致しない旨の報知と印刷再開又は印刷中止を選択させる第1選択画面40の提供とを個別に行うようにしてもよい。例えば、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが異なる旨を示すブザー音を出力し、ブザー音の出力を条件に、印刷再開又は印刷中止を選択させる第1選択画面40が提供されるような形態であってもよい。ここで、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが異なるとは、キャリブレーションデータ31に基づいて作成される補正データが補正データ36とは異なることを意味する。
制御部5は、操作部17を介して印刷再開又は印刷中止を選択する第1操作入力が行われたか否かを判断する(S19)。具体的には、そのまま印刷すること(印刷再開)を選択するGOボタンと、印刷の中止(印刷中止)を選択するCANCELボタンとのいずれか一方のボタンが押下されたか否かを判断する。第1操作入力が行われていない場合には(S19:NO)、第1操作入力が行われるまでステップS17及びS18の処理動作が継続して行われる。第1操作入力が行われた場合(S19:YES)、操作部17(第1受付手段に相当する)は、印刷再開又は印刷中止を選択する第1操作入力を受け付ける。
制御部5は、操作部17が受け付けた第1操作入力が印刷再開を選択するものであるか、又は、印刷中止を選択するものであるかをGOボタンとCANCELボタンのいずれのボタンが操作されたかに基づいて判断する(S20)。制御部5は、操作部17により受け付けられた第1操作入力が印刷再開を選択するものである場合(S20:印刷再開)、印刷の一時停止を解除し(S21)、ステップS15の処理を実行することにより、ステップS16で一時停止した印刷を再開する。すなわち、受信印刷処理の一時停止を解除してその受信印刷処理を再開する。再開した受信印刷処理が完了すると、処理がステップS11へ戻される。
制御部5は、操作部17により受け付けられた第1操作入力が印刷中止を選択するものである場合(S20:印刷中止)、ステップS16で一時停止した印刷を再開せずに終了する(S22)。すなわち、一時停止した受信印刷処理を再開せずに終了する。この場合、クライアント端末装置2から受信されてRAM13に格納されているページデータは、不要であるため削除され、処理がステップS11へ戻される。
このように、印刷制御手段として機能する制御部5は、操作部17により印刷再開を選択する第1操作入力が受け付けられたことに応じて、一時停止を解除して受信印刷処理を再開し、操作部17により印刷中止を選択する第1操作入力が受け付けられたことに応じて、一時停止した受信印刷処理を再開せずに終了する。
上記の説明から明らかなように、クライアント端末装置2において印刷開始が指示されたことを条件に、サンプリングデータ35がネットワークプリンタ1へ送信される。このサンプリングデータ35は、印刷処理すべき画像データの補正に使用される補正データ36の基となったキャリブレーション情報を識別可能な情報である。ネットワークプリンタ1では、受信印刷処理が開始され、まずサンプリングデータ35が受信される。ネットワークプリンタ1には、制御部5によりキャリブレーションデータ31が取得された際に作成されたサンプリングデータ32が不揮発性RAM14に記憶されている。このサンプリングデータ32は、キャリブレーションデータ31を識別可能な情報である。ネットワークプリンタ1では、不揮発性RAM14に記憶されているサンプリングデータ32と、受信されたサンプリングデータ35とが一致するか否かが判定される。これにより、クライアント端末装置2において画像データの補正に使用される補正データ36の基となったサンプリングデータ35が、ネットワークプリンタ1に記憶されている最新のサンプリングデータ32と同一のものであるか否かが判定される。換言すれば、クライアント端末装置2における画像データの補正が、最新のキャリブレーションデータ31に基づいて作成された補正データを使用して行われたか否かが判定される。
不揮発性RAM14に記憶されているサンプリングデータ32と、受信されたサンプリングデータ35とが一致すると判定された場合、PDLデータがクライアント端末装置2によって最新のキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データ36を使用して補正されたと判断される。ここで、最新のキャリブレーション情報は、不揮発性RAM14に記憶されているサンプリングデータ32と同一のデータである。すなわち、キャリブレーションが適正に行われたと判断される。そのため、ネットワークプリンタ1によりPDLデータ(ページデータ)を受信して印刷する受信印刷処理が実行される。
不揮発性RAM14に記憶されているサンプリングデータ32と、受信されたサンプリングデータ35とが一致しないと判定された場合、PDLデータがクライアント端末装置2によって最新のキャリブレーションデータ31ではなく、古いキャリブレーションデータに基づく補正データを使用して補正されたと判断される。すなわち、キャリブレーションが適正に行われなかったと判断される。そのため、一致しないと判定されたことを条件に、PDLデータを受信して印刷する受信印刷処理が一時停止される。したがって、印刷開始が指示される度にネットワークプリンタ1からキャリブレーション情報を取得することなく、古いキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データを使用して補正された画像データの受信印刷処理がネットワークプリンタ1においてそのまま実行されることが確実に防止される。
また、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが一致しないと判定されたことを条件に、第1選択画面40が提供され、印刷再開又は印刷中止が選択可能となる。印刷再開を選択するユーザの第1操作入力が受け付けられると、最新のキャリブレーションデータ31に基づく補正は不要であると判断され、受信印刷処理の一時停止が解除されて受信印刷処理が再開される。印刷中止を選択するユーザの第1操作入力が受け付けられると、一時停止されていたPDLデータの受信印刷処理が再開されずに終了される。したがって、ユーザの操作入力に基づいて受信印刷処理が制御されるため、ユーザが意図しない印刷結果が出力されることが防止される。
以下、本発明の実施形態の変形例について説明する。なお、この変形例に係るネットワークプリンタ1及びクライアント端末装置2は、上記実施形態と同様に構成されたものであるため、主に異なる点について以下に説明する。
図10は、本実施形態の変形例において、印刷開始命令が入力された場合にクライアント端末装置2において行われる処理動作の一例を示すフローチャートである。図11は、本実施形態の変形例において、クライアント端末装置2とネットワークプリンタ1との間で伝送されるデータを示す説明図である。図12は、本実施形態の変形例において、サンプリングデータ35を受信した場合にネットワークプリンタ1において行われる処理動作の一例を示すフローチャートである。
クライアント端末装置2の制御部7は、ステップS1(図5参照)と同様に、印刷開始命令があったか否かを判断する(S41)。印刷開始命令がないと判断した場合(S41:NO)、待機状態となる。印刷開始命令があったと判断した場合(S41:YES)、制御部7は、クライアント端末装置2の印刷モードを「初期印刷」に設定する(S42)。ここで、印刷モードは、後述されるS44のページデータ生成処理の設定情報であり、印刷モードに基づいてページデータが生成されるようになっている。この印刷モードは、RAM23に格納される。RAM23に格納されている印刷モードは、「初期印刷」と「再印刷」のいずれかである。印刷モードが「初期印刷」に設定されている場合、印刷すべき画像データは、予め作成された補正データ36を使用して補正されるようになっている。印刷モードが「再印刷」に設定されている場合、ネットワークプリンタ1からサンプリングデータ32が取得され、取得されたサンプリングデータ32に基づいてキャリブレーションデータが再現される。すなわち、キャリブレーションデータ31が再現される。そして、再現されたキャリブレーションデータに基づいて、補正データ36とは異なる新たな補正データが作成され、作成された補正データを使用して印刷すべき画像データが補正されるようになっている。印刷モードに基づいて実行されるS44のページデータ生成処理については、後に図14を用いて詳述される。
制御部7は、ステップS42において印刷モードを「初期印刷」に設定した後、ステップS2の処理動作と同様に、第2識別情報としてHDD24に記憶されているサンプリングデータ35をLAN I/F27を介してネットワークプリンタ1へ送信する(S43,P11)。そして、印刷すべき画像データであるページデータを生成し(S44)、生成したページデータをネットワークプリンタ1へ送信する(S45,P12)。
制御部7は、ステップS45においてページデータを送信した後、次ページがあるか否かを判断する(S46)。次ページがあると判断した場合(S46:YES)、その次ページについてステップS44及びS45の処理動作を行う。このように、クライアント端末装置2は、サンプリングデータ35を送信した後に、印刷処理すべき全ページのページデータをネットワークプリンタ1へ送信する。
これに対して、ネットワークプリンタ1の制御部5は、図12に示されるように、クライアント端末装置2から送信されたサンプリングデータ35を受信したか否かを判断する(S61)。サンプリングデータ35を受信していないと判断した場合(S61:NO)、待機状態となる。サンプリングデータ35を受信したと判断した場合(S61:YES)、サンプリングデータ35に続きクライアント端末装置2から送信されるページデータを受信する(S62)。
次に、制御部5は、サンプリングデータ35を受信したことを条件に、印刷結果を「印刷処理中」に設定する(S63)。ここで、印刷結果は、ネットワークプリンタ1における印刷処理の進捗状況などを示す情報である。この印刷結果は、RAM13に格納される。RAM13に格納されている印刷結果は、「印刷処理中」、「印刷終了」、「再印刷」のいずれかである。「印刷処理中」は、受信印刷処理が終了していないことを示す情報である。「印刷終了」は、受信印刷処理が終了したことを示す情報である。「再印刷」は、受信印刷処理を最後まで実行することなく中止し、印刷をやり直す必要があることを示す情報である。クライアント端末装置2の制御部7は、ネットワークプリンタ1から印刷結果を取得することにより、印刷処理が終了したか否かを判断する。また、印刷すべき画像データの補正をやり直してPDLデータを再送する必要があるか否かを判断する。
制御部5は、ステップS63において印刷結果を「印刷処理中」に設定した後、ステップS61で受信されたと判断したサンプリングデータ35と、不揮発性RAM14に記憶されているサンプリングデータ32とを比較する(S64)。そして、ステップS14と同様に、これらのサンプリングデータ32,35が一致するか否かを判定する(S65)。サンプリングデータ35とサンプリングデータ32とが一致すると判定した場合(S65:YES)、プリンタ部16を制御して、受信されたページデータの印刷を実行し(S66)、受信された全てのページデータの印刷が完了した後に、RAM13の印刷結果を「印刷終了」に設定して(S67)、処理がステップS61へ戻される。
制御部5は、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが一致しないと判定した場合(S65:NO)、ステップS62で受信したページデータの印刷を一時停止する(S68)。これにより、ネットワークプリンタ1において、古いキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データ36を使用して補正されたページデータの印刷処理がそのまま実行されることが防止される。
図13は、第2選択画面50の一例を示す画面図である。
表示部18(報知手段、第2提供手段に相当する)は、ステップS65においてサンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが一致しないと判定されたことを条件に、一致しない旨を報知する(S69)。そして、同様に一致しないと判定されたことを条件に再印刷又は印刷再開を選択させる第2選択画面50を提供する(S70)。具体的には、図13に示されるように、「キャリブレーションデータが異なります。」等のサンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが異なる旨を示すメッセージと、「このまま印刷すると最適な印刷結果になりません。キャリブレーションデータを再取得して、印刷をやり直しますか?」等の再印刷又は印刷再開の選択を指示するメッセージとを含む第2選択画面50を提供する。
なお、ここでは一致しない旨の報知が第2選択画面50により併せて行われるようになっているが、一致しない旨の報知と再印刷又は印刷再開を選択させる第2選択画面50の提供とを個別に行うようにしてもよい。例えば、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが異なる旨を示すブザー音を出力し、ブザー音の出力を条件に、再印刷又は印刷再開を選択させる第2選択画面50が提供されるような形態でもよい。ここで、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが異なるとは、キャリブレーションデータ31に基づいて作成される補正データが補正データ36とは異なることを意味する。
制御部5は、操作部17を介して再印刷又は印刷再開を選択する第2操作入力が行われたか否かを判断する(S71)。具体的には、最新のキャリブレーションデータ31(本変形例においてはサンプリングデータ32)を取得して再印刷することを選択するGOボタンと、そのまま印刷すること(印刷再開)を選択するCANCELボタンとのいずれか一方のボタンが押下されたか否かを判断する。第2操作入力が行われていない場合には(S71:NO)、第2操作入力が行われるまでステップS69及びS70の処理動作が継続して行われる。第2操作入力が行われた場合(S71:YES)、第2受付手段として機能する操作部17は、再印刷又は印刷再開を選択する第2操作入力を受け付ける。制御部5は、操作部17が受け付けた第2操作入力が再印刷を選択するものであるか、又は、印刷再開を選択するものであるかをGOボタンとCANCELボタンのいずれのボタンが操作されたかに基づいて判断する(S72)。制御部5は、操作部17により受け付けられた第2操作入力が印刷再開を選択するものである場合(S72:印刷再開)、印刷の一時停止を解除し(S73)、ステップS66の処理を実行することにより、ステップS68で一時停止した印刷を再開する。すなわち、受信印刷処理の一時停止を解除してその受信印刷処理を再開する。再開した受信印刷処理が完了すると、制御部5は、RAM13の印刷結果を「印刷終了」に設定し、処理がステップS61へ戻される。
制御部5は、操作部17により受け付けられた第2操作入力が再印刷を指示するものである場合(S72:再印刷)、ステップS68で一時停止したページデータの印刷を再開せずに終了する(S74)。この場合、クライアント端末装置2から受信されてRAM13に格納されているページデータは削除される。制御部5は、ネットワークプリンタ1に対して印刷処理を指示したクライアント端末装置2にキャリブレーションを再度実行させるために、最新のキャリブレーションデータ31のサンプリングデータ32を、クライアント端末装置2へ送信する(S75)。具体的には、不揮発性RAM14に記憶されているサンプリングデータ32をクライアント端末装置2へ送信する。そして、RAM13の印刷結果を「再印刷」に設定して(S76)、処理がステップS61へ戻される。なお、ステップS75で送信されるサンプリングデータ32は、クライアント端末装置2において、不揮発性RAM14に記憶されているキャリブレーションデータ31を再現可能なものである。
このように、印刷制御手段として機能する制御部5は、操作部17により再印刷を選択する第2操作入力が受け付けられたことに応じて、一時停止した受信印刷処理を再開せずに終了し、操作部17により印刷再開を選択する第2操作入力が受け付けられたことに応じて、一時停止を解除して受信印刷処理を再開する。また、第2送信手段として機能する制御部5は、操作部17により再印刷を選択する第2操作入力が受け付けられたことに応じて、第1識別情報及び当該第1識別情報に対応するキャリブレーション情報をクライアント端末装置2へ送信する。本実施形態においては、サンプリングデータ32が第1識別情報であると同時にキャリブレーション情報であるので、サンプリングデータ32のみがクライアント端末装置2へ送信される。
一方、ネットワークプリンタ1に印刷を指示したクライアント端末装置2の制御部7は、次ページがないと判断した場合(S46:NO)、ネットワークプリンタ1から印刷結果を取得する(S47,P13)。次いで、取得した印刷結果が「印刷処理中」であるか否かを判断する(S48)。この判断処理は、ネットワークプリンタ1の不揮発性RAM14の印刷結果を取得することにより行われる。印刷結果が「印刷処理中」であると判断した場合(S48:YES)、ステップS47へ処理が戻される。印刷結果が「印刷処理中」ではないと判断した場合(S48:NO)、印刷結果が「再印刷」であるか「印刷終了」であるかを判断する(S49)。制御部7は、印刷結果が「印刷終了」であると判断した場合(S49:印刷終了)、後述されるが、RAM23に一時的に保存されているCMYK形式のページ画像データを削除する(S50)。印刷結果が「再印刷」であると判断した場合(S49:再印刷)、ネットワークプリンタ1から最新のキャリブレーションデータ31のサンプリングデータ32を取得する(S51,P14)。具体的には、ステップS75の処理によりネットワークプリンタ1から送信されたサンプリングデータ32を受信する。そして、クライアント端末装置2の印刷モードを「再印刷」に設定して(S52)、処理がステップS43へ戻される。
図14は、図10のステップS44におけるページデータ生成処理の詳細フローチャートである。
制御部7は、ステップS43において、HDD24に記憶されているサンプリングデータ35を送信すると、RAM23の印刷モードが「初期印刷」であるか、又は、「再印刷」であるかを判断する(S441)。印刷モードが「初期印刷」であると判断した場合(S441:初期印刷)、ステップS31と同様にRGB形式のページ画像データを生成し(S442)、ステップS32と同様にRGB形式のページ画像データをCMYK形式に変換する(S443)。保存手段として機能する制御部7は、このようにして生成されたCMYK形式のページ画像データを保存する(S444)。具体的には、生成されたCMYK形式のページ画像データをRAM23の所定領域に一時的に格納する。ここで一時的に保存されるページ画像データは、補正データ36を使用して補正される前の画像データである。上記ステップS50で削除されるページ画像データは、このステップS444で保存されたページ画像データである。なお、ステップS444の処理によって保存されるページ画像データは、CMYK形式に変換される前のRGB形式のページ画像データであってもよい。すなわち、S442の処理で生成されたページ画像データを保存しておくようにしてもよい。そして、ステップS33の処理と同様に、ステップS43で送信したサンプリングデータ35に対応する補正データ36を使用してCMYK形式のページ画像データを補正する(S445)。
制御部7は、印刷モードが「再印刷」であると判断した場合(S441:再印刷)、ステップS51においてネットワークプリンタ1から取得したサンプリングデータ32に基づいて補正データを作成する(S446)。このステップS446の処理は、図4に基づいて説明したのと同様の方法で行われる。そして、上記のように印刷モードが「初期印刷」に設定されていた際にCMYK形式のページ画像データがRAM23に保存されているので、そのCMYK形式のページ画像データをRAM23から読み出す(S447)。制御部7は、ステップS447で作成した補正データを使用して、読み出したCMYK形式のページ画像データを補正する(S448)。
上記ステップS446〜S448の処理は、以下のように行われる。ネットワークプリンタ1において、再印刷を選択する第2操作入力が受け付けられると、ステップS75の処理が行われる。すなわち、サンプリングデータ32がクライアント端末装置2へ送信される。補正手段として機能する制御部7は、補正された画像データの受信印刷処理が終了する前にネットワークプリンタ1からサンプリングデータ32が送信されたことを条件に、HDD24に記憶されているサンプリングデータ35をサンプリングデータ32に書き換える。これにより、サンプリングデータ35が更新される。そして、そのサンプリングデータ32に基づいて、キャリブレーションデータを再現する。ここで再現されるキャリブレーションデータは、不揮発性RAM14に記憶されているキャリブレーションデータ31と同一のものである。制御部7は、再現したキャリブレーションデータに基づいて新たな補正データを作成して補正データ36を更新する。これにより、最新のキャリブレーションデータ31に対応する補正データが得られる。上記S448の処理で使用される補正データは、このようにして得られた補正データ36である。そして、制御部7は、作成した補正データを使用して、RAM23に保存されている画像データ(CMYK形式のページ画像データ)を補正する。
このように、印刷モードが「初期印刷」である場合には、HDD24に予め記憶されている補正データ36を使用してCMYK形式のページ画像データを補正する。印刷モードが「再印刷」である場合には、ネットワークプリンタ1から新たに取得したサンプリングデータ35に基づいて作成した補正データを使用してCMYK形式のページ画像データを補正する。換言すれば、制御部7は、補正された画像データの受信印刷処理が終了する前にネットワークプリンタ1からサンプリングデータ32が送信されたことを条件に、そのサンプリングデータ32に基づいて補正データを作成し、作成した補正データを使用して保存されている画像データを補正する。
続いて、制御部7は、ステップS445又はS448の処理により補正されたCMYK形式の多値のページ画像データを誤差拡散処理やディザ処理により2値化する(S450)。そして、2値化されたCMYK形式のページ画像データに用紙情報やレイアウト情報を付加してページデータを生成する(S451)。そして、ステップS45へ処理が戻される。
上記の説明から明らかなように、本実施形態の変形例においては、ネットワークプリンタ1においてサンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが一致しないと判定されたことを条件に、画像データ(ここでは、PDLデータ)を受信して印刷する受信印刷処理が一時停止される。そして、第2選択画面50が提供され、再印刷又は印刷再開が選択可能となる。印刷再開を選択するユーザの第2操作入力が受け付けられると、最新のキャリブレーションデータ31に基づく補正は不要であると判断され、一時停止されていたPDLデータ(ページデータ)の受信印刷処理が再開される。再印刷を選択する第2操作入力が受け付けられると、一時停止されていたPDLデータの受信印刷処理が中止される。したがって、ユーザの操作入力に基づいて受信印刷処理が制御されるため、ユーザが意図しない印刷結果が出力されることが防止される。
再印刷を選択する第2操作入力が受け付けられると、不揮発性RAM14に記憶されている最新のキャリブレーションデータ31のサンプリングデータ32がPDLデータの送信元であるクライアント端末装置2へ送信される。このサンプリングデータ32は、不揮発性RAM14に記憶されている最新のキャリブレーションデータ31から一部のデータを抽出したものであり、クライアント端末装置2において最新のキャリブレーションデータ31を再現可能なデータである。サンプリングデータ32が送信されることにより、クライアント端末装置2では以下の処理が可能となる。
すなわち、クライアント端末装置2では、ネットワークプリンタ1から送信されたサンプリングデータ32が受信される(P14)。受信されたサンプリングデータ32に基づいてキャリブレーションデータ31に対応する補正データが作成される。古い補正データ(更新される前の補正データ36)を使用して補正される前の画像データ(RAM23に保存されているCMYK形式のページ画像データ)は、作成された補正データに基づいて補正される。画像データが補正されたことにより、その補正に使用された補正データに対応するサンプリングデータがネットワークプリンタ1へ送信される(P15)。ここで送信されるサンプリングデータは、クライアント端末装置2がネットワークプリンタ1から取得したサンプリングデータ32であるので、不揮発性RAM14に記憶されているサンプリングデータ32と一致する。したがって、クライアント端末装置2で生成されたPDLデータのページデータがネットワークプリンタ1により受信されると(P16)、ページデータの受信印刷処理が一時停止されることなく実行される。そのため、クライアント端末装置2では、「印刷終了」の印刷結果が取得される(P17)。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下の形態であってもよい。すなわち、キャリブレーションデータ31及びサンプリングデータ32を作成するタイミングは、本実施形態で例示した1日毎に限定されるものではない。例えば、所定枚数の記録用紙に対して印刷処理を行う毎にキャリブレーションデータ31とサンプリングデータ32が作成されるようにしてもよい。また、数時間毎にキャリブレーションデータ31及びサンプリングデータ32が作成されるようにしてもよい。
また、ネットワークプリンタ1からクライアント端末装置2へサンプリングデータ32(キャリブレーション情報及び第1識別情報)を送信するタイミングは、3日毎に限定されるものではない。サンプリングデータ32を送信するタイミングは、ネットワークプリンタ1に記憶されているサンプリングデータ32が作成されるタイミングと非同期であれば、例えば2日毎等であってもよい。また、サンプリングデータ32を送信するタイミングは、ネットワークプリンタ1に記憶されているサンプリングデータ32が更新されるタイミングと同時でなければ、必ずしも定期的でなくてもよい。
また、第1選択画面40が提供されて印刷再開又は印刷中止が選択される形態と、第2選択画面50が提供されて再印刷又は印刷再開が選択される形態について説明したが、提供される選択画面及び印刷処理の選択はこれらに限定されるものではない。例えば、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが一致しないと判定されたことを条件に、再印刷又は印刷中止を選択させる第3選択画面を提供して再印刷又は印刷中止を選択する第3操作入力を操作部17を介して受け付ける形態でもよい。また、上記一致しないと判定されたことを条件に、印刷再開、再印刷、又は印刷中止を選択させる第4選択画面を提供して印刷再開、再印刷、又は印刷中止を選択する第4操作入力を操作部17を介して受け付ける形態でもよい。
また、本実施形態においては、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが一致しないと判定されたことを条件に、ネットワークプリンタ1が受信処理で受信したPDLデータの印刷処理が一時停止される形態について説明したが、一致しないと判定されたことを条件に、PDLデータの受信処理が一時停止される形態でもよい。すなわち、印刷制御手段として機能する制御部5は、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが一致しないと判定したことを条件に、受信処理を一時停止する。これにより、例えば印刷を中止したり、或いは、再印刷を行う場合に、古いキャリブレーション情報に基づいて作成された補正データを使用して補正されたPDLデータがネットワークプリンタ1へ送信されるといった無駄な処理が行われることが防止される。
また、本実施形態においては、サンプリングデータ32とサンプリングデータ35とが一致しないと判定されたことを条件に、一致しない旨がネットワークプリンタ1において報知される形態について説明したが、一致しない旨がクライアント端末装置2において報知される形態であってもよい。また、両方の装置において一致しない旨が報知される形態であってもよい。
また、本実施形態においては、ネットワークプリンタ1において選択画面が提供されて操作入力が受け付けられる形態について説明したが、クライアント端末装置2において選択画面が提供されて操作入力が受け付けられる形態であってもよい。この場合、ネットワークプリンタ1の判定結果を、画像データの印刷処理を指示したクライアント端末装置2へ送信すればよい。
また、本実施形態においては、複数のクライアント端末装置2が1台のネットワークプリンタ1と通信可能に接続されている形態について説明したが、複数のクライアント端末装置2が複数のネットワークプリンタ1と通信可能に接続される形態であってもよい。この場合、各クライアント端末装置2は、通信可能に接続されたネットワークプリンタ1毎に、キャリブレーションデータ35及び補正データ36を予め記憶しておくようにすればよい。
また、本実施形態においては、本発明の第1識別情報及び第2識別情報がサンプリングデータ32,35である形態について説明したが、第1識別情報及び第2識別情報はサンプリングデータ32,35に限定されるものではない。第1識別情報及び第2識別情報は、サンプリングデータ32,35をそれぞれ識別可能な情報であれば、例えば、作成日時やファイル名などであってもよい。ここで、作成日時は、サンプリングデータ32,35が作成された日時を示すデータである。ファイル名は、サンプリングデータ32,35のファイル名である。
また、本実施形態においては、キャリブレーション情報がサンプリングデータ32,35である場合について説明したが、キャリブレーション情報はキャリブレーションデータであってもよい。ただし、キャリブレーションデータをキャリブレーション情報とした場合、サンプリングデータ32,35に比べてデータ量が多くなるため、キャリブレーション情報の伝送に時間がかかる等の問題がある。そのため、キャリブレーション情報としてはサンプリングデータ32,35を用いることが好ましい。
また、本実施形態においては、本発明に係る画像形成装置が外部から受信した画像データの印刷処理を行うプリンタ機能を有するネットワークプリンタ1である形態について説明したが、画像形成装置がプリンタ機能を有するファクシミリ装置である形態や、コピー機能やプリンタ機能を併せ持つ複写機である形態であってもよい。
図1は、本発明に係るネットワークプリンタ1と、ネットワークプリンタ1に画像データの印刷を指示するクライアント端末装置2とを含む印刷システム10の一例を示す構成図である。 図2は、ネットワークプリンタ1の制御部5の構成を示すブロック図である。 図3は、クライアント端末装置2の制御部7の構成を示すブロック図である。 図4は、サンプリングデータ35と補正データ36の関係について説明するための説明図である。 図5は、印刷開始命令が入力された場合にクライアント端末装置2において行われる処理動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、クライアント端末装置2とネットワークプリンタ1との間で伝送されるデータを示す説明図である。 図7は、図5のステップS3におけるページデータ生成処理の詳細フローチャートである。 図8は、サンプリングデータ35を受信した場合にネットワークプリンタ1において行われる処理動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、第1選択画面40の一例を示す画面図である。 図10は、本実施形態の変形例において、印刷開始命令が入力された場合にクライアント端末装置2において行われる処理動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、本実施形態の変形例において、クライアント端末装置2とネットワークプリンタ1との間で伝送されるデータを示す説明図である。 図12は、本実施形態の変形例において、サンプリングデータ35を受信した場合にネットワークプリンタ1において行われる処理動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、第2選択画面50の一例を示す画面図である。 図14は、図10のステップS44におけるページデータ生成処理の詳細フローチャートである。
符号の説明
1・・・ネットワークプリンタ(画像形成装置)
2・・・クライアント端末装置(外部装置、コンピュータ)
5・・・制御部(キャリブレーション情報作成手段、識別情報作成手段、受信手段、判定手段、印刷制御手段、第1送信手段(更新情報送信手段)、第2送信手段)
7・・・制御部(補正手段、識別情報送信手段、画像データ送信手段、保存手段、第1更新手段、第2更新手段)
10・・・印刷システム
11,21・・・CPU
12,22・・・ROM
13,23・・・RAM
14・・・不揮発性RAM
15,24・・・HDD
16・・・プリンタ部
17・・・操作部(第1受付手段、第2受付手段)
18・・・表示部(報知手段、第1提供手段、第2提供手段)
19・・・LAN I/F
27・・・LAN I/F
23・・・RAM
32・・・サンプリングデータ(キャリブレーション情報、第1識別情報)
35・・・サンプリングデータ(キャリブレーション情報、第2識別情報、識別情報)
36・・・補正データ

Claims (10)

  1. 補正された画像データを受信して印刷する受信印刷処理を実行可能な画像形成装置であって、
    キャリブレーション情報を作成するキャリブレーション情報作成手段と、
    上記作成されたキャリブレーション情報を識別可能な第1識別情報を作成する識別情報作成手段と、
    上記画像データの補正に使用される補正データの基となったキャリブレーション情報を識別可能な第2識別情報を受信する受信手段と、
    上記作成された第1識別情報と上記受信された第2識別情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    上記判定手段により一致しないと判定されたことを条件に、上記受信印刷処理を一時停止する印刷制御手段と、を具備する画像形成装置。
  2. 上記キャリブレーション情報作成手段により作成されたキャリブレーション情報、及び、上記識別情報作成手段により作成された第1識別情報を定期的に外部へ送信する第1送信手段を具備する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記判定手段により一致しないと判定されたことを条件に、一致しない旨を報知する報知手段を具備するものである請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 上記判定手段により一致しないと判定されたことを条件に、印刷再開又は印刷中止を選択させる第1選択画面を提供する第1提供手段と、
    印刷再開又は印刷中止を選択する第1操作入力を受け付ける第1受付手段と、を具備し、
    上記印刷制御手段は、上記第1受付手段により印刷再開を選択する第1操作入力が受け付けられたことに応じて、上記一時停止を解除して受信印刷処理を再開し、上記第1受付手段により印刷中止を選択する第1操作入力が受け付けられたことに応じて、上記一時停止した受信印刷処理を再開せずに当該受信印刷処理を終了するものである請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 上記判定手段により一致しないと判定されたことを条件に、再印刷又は印刷再開を選択させる第2選択画面を提供する第2提供手段と、
    再印刷又は印刷再開を選択する第2操作入力を受け付ける第2受付手段と、
    上記第2受付手段により再印刷を選択する第2操作入力が受け付けられたことに応じて、上記識別情報作成手段により作成された第1識別情報及び当該第1識別情報に対応するキャリブレーション情報を外部へ送信する第2送信手段と、を具備し、
    上記印刷制御手段は、上記第2受付手段により再印刷を選択する第2操作入力が受け付けられたことに応じて、上記一時停止した受信印刷処理を再開せずに当該受信印刷処理を終了し、上記第2受付手段により印刷再開を選択する第2操作入力が受け付けられたことに応じて、上記一時停止を解除して受信印刷処理を再開するものである請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 補正された画像データを受信して印刷する受信印刷処理を実行可能な画像形成装置の制御部により実行される印刷制御プログラムであって、
    キャリブレーション情報を作成するキャリブレーション情報作成手段と、
    上記作成されたキャリブレーション情報を識別可能な第1識別情報を作成する識別情報作成手段と、
    上記画像データの補正に使用される補正データの基となったキャリブレーション情報を識別可能な第2識別情報を受信する受信手段と、
    上記作成された第1識別情報と上記受信された第2識別情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    上記判定手段により一致しないと判定されたことを条件に、上記受信印刷処理を一時停止する印刷制御手段として上記制御部を機能させる印刷制御プログラム。
  7. 補正された画像データを受信して印刷する受信印刷処理を実行可能な画像形成装置と通信可能に接続されたコンピュータのアプリケーションプログラムであって、
    上記画像形成装置に印刷させる画像データを、予め作成した補正データを使用して補正する補正手段と、
    上記補正手段による補正に使用される補正データの基となったキャリブレーション情報を識別可能な識別情報を上記画像形成装置へ送信する識別情報送信手段と、
    上記識別情報送信手段により上記識別情報が送信された後に、上記補正手段により補正された画像データを上記画像形成装置へ送信する画像データ送信手段として上記コンピュータを機能させるアプリケーションプログラム。
  8. 上記アプリケーションプログラムは、
    上記補正手段により補正される前の画像データを一時的に保存する保存手段として上記コンピュータを機能させるものであり、
    上記補正手段は、上記補正された画像データの受信印刷処理が終了する前に上記画像形成装置からキャリブレーション情報が送信されたことを条件に、当該キャリブレーション情報に基づいて補正データを作成し、作成した補正データを使用して上記保存手段により保存されている画像データを補正するものである請求項7に記載のアプリケーションプログラム。
  9. 補正データを使用して画像データを補正する外部装置と、補正された画像データを上記外部装置から受信して印刷する受信印刷処理を実行可能な画像形成装置とが通信可能に接続された印刷システムであって、
    上記画像形成装置は、
    キャリブレーション情報を作成するキャリブレーション情報作成手段と、
    上記作成されたキャリブレーション情報を識別可能な第1識別情報を作成する識別情報作成手段と、
    上記外部装置から第2識別情報を受信する受信手段と、
    上記作成された第1識別情報と上記受信された第2識別情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    上記判定手段により一致しないと判定されたことを条件に、上記外部装置から指示された受信印刷処理を一時停止する印刷制御手段と、を具備し、
    上記外部装置は、
    上記画像形成装置に印刷させる画像データを、予め作成した補正データを使用して補正する補正手段と、
    上記補正手段による補正に使用される補正データの基となったキャリブレーション情報を識別可能な上記第2識別情報を上記画像形成装置へ送信する識別情報送信手段と、
    上記識別情報送信手段により上記第2識別情報が送信された後に、上記補正手段により補正された画像データを上記画像形成装置へ送信する画像データ送信手段と、を具備する印刷システム。
  10. 上記画像形成装置は、
    上記キャリブレーション情報作成手段により作成されたキャリブレーション情報、及び、上記識別情報作成手段により作成された第1識別情報を定期的に外部装置へ送信する更新情報送信手段を具備し、
    上記外部装置は、
    上記更新情報送信手段により送信されたキャリブレーション情報に基づいて補正データを作成して上記補正手段に使用される補正データを更新する第1更新手段と、
    自装置に記憶されている第2識別情報を上記更新情報送信手段により送信された第1識別情報に更新する第2更新手段と、を具備する請求項9に記載の印刷システム。

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