JP2005062830A - 電子写真感光体、電子写真装置、及びプロセスカートリッジ - Google Patents
電子写真感光体、電子写真装置、及びプロセスカートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005062830A JP2005062830A JP2004182287A JP2004182287A JP2005062830A JP 2005062830 A JP2005062830 A JP 2005062830A JP 2004182287 A JP2004182287 A JP 2004182287A JP 2004182287 A JP2004182287 A JP 2004182287A JP 2005062830 A JP2005062830 A JP 2005062830A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- fluororesin
- photosensitive member
- charge transport
- electrophotographic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/14—Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers
- G03G5/147—Cover layers
- G03G5/14708—Cover layers comprising organic material
- G03G5/14713—Macromolecular material
- G03G5/14717—Macromolecular material obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G5/14734—Polymers comprising at least one carboxyl radical, e.g. polyacrylic acid, polycrotonic acid, polymaleic acid; Derivatives thereof, e.g. their esters, salts, anhydrides, nitriles, amides
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/043—Photoconductive layers characterised by having two or more layers or characterised by their composite structure
- G03G5/047—Photoconductive layers characterised by having two or more layers or characterised by their composite structure characterised by the charge-generation layers or charge transport layers
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/05—Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
- G03G5/0528—Macromolecular bonding materials
- G03G5/0532—Macromolecular bonding materials obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
- G03G5/0539—Halogenated polymers
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/05—Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
- G03G5/0528—Macromolecular bonding materials
- G03G5/0532—Macromolecular bonding materials obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
- G03G5/0546—Polymers comprising at least one carboxyl radical, e.g. polyacrylic acid, polycrotonic acid, polymaleic acid; Derivatives thereof, e.g. their esters, salts, anhydrides, nitriles, amides
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/14—Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers
- G03G5/147—Cover layers
- G03G5/14708—Cover layers comprising organic material
- G03G5/14713—Macromolecular material
- G03G5/14717—Macromolecular material obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G5/14726—Halogenated polymers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】導電性支持体上に直接または下引き層を介して感光層又は感光層と保護層を有する電子写真感光体において、最表面層には少なくともフッ素樹脂粒子とフッ素系界面活性剤を含有し、且つフッ素樹脂粒子の含有量が最表面層の全体積に対して、20vol%以上70vol%以下、フッ素系界面活性剤の固形分含有率が最表面層の該フッ素系界面活性剤の固形分とバインダー樹脂混合物全重量に対して5wt%以上70wt%以下であり、且つ、フッ素樹脂粒子の表面自由エネルギーが最表面層の該フッ素系界面活性剤とバインダー樹脂との混合物の表面自由エネルギーよりも大きいことを特徴とする電子写真感光体。
【選択図】 なし
Description
しかしながら、感光体表面に潤滑剤を外添供給すると、リサイクル使用するトナーの中にこの潤滑剤が混入し、結果、トナーの変質を来してしまうことになる。
百武信男,丸山彰久,重崎聡,奥山裕江,Japan Hardcopy Fall Meeting,24−27,2001
(1)導電性支持体上に直接または下引き層を介して感光層又は感光層と保護層を有する電子写真感光体において、最表面層には少なくともフッ素樹脂粒子とフッ素界面活性剤を含有し、且つフッ素樹脂粒子の含有量が最表面層の全体積に対して、20vol%以上70vol%以下であり、フッ素系界面活性剤の固形分含有率が最表面層の該フッ素系界面活性剤の固形分とバインダー樹脂との混合物全重量に対して、5wt%以上70wt%以下であり、且つ、フッ素樹脂粒子の表面自由エネルギーが最表面層の該フッ素系界面活性剤とバインダー樹脂との混合物の表面自由エネルギーよりも大きいことを特徴とする電子写真感光体。
(2)フッ素樹脂粒子の含有率が35vol%以上70vol%以下であることを特徴とする前記(1)に記載の電子写真感光体。
(3)電子写真感光体の最表面層が、表面層が電荷輸送層である感光体の表面に形成された保護層またはフッ素樹脂配合電荷輸送層、または表面層が感光層である感光体の表面に形成された保護層またはフッ素樹脂配合感光層であることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の電子写真感光体。
(4)フッ素樹脂粒子の1次粒子径が0.1μm以上1μm以下であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
(5)フッ素樹脂粒子がポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、またはテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体であることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
(6)フッ素系界面活性剤がメタクリル酸エステルとアクリル酸フッ化アルキルとの共重合体であることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
(7)フッ素系界面活性剤がメタクリル酸エステルとアクリル酸フッ化アルキルとのブロック共重合体であることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
(8)少なくとも電子写真感光体の最表面層のバインダー樹脂の主成分がポリカーボネート、ポリエステル、又はポリアリレートであることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
(9)少なくとも電子写真感光体の最表面層のバインダー樹脂が反応性水酸基を含有するフッ素系界面活性剤と熱硬化性樹脂単量体との架橋反応によって得られる樹脂であることを特徴とする前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
(10)熱硬化性樹脂単量体がメラミンであることを特徴とする前記(9)に記載の電子写真感光体。
(11)少なくとも電子写真感光体の最表面層のバインダー樹脂が反応性水酸基を含有するフッ素系界面活性剤と反応性水酸基を含有する電荷輸送性物質と熱硬化性樹脂単量体との架橋反応によって得られる樹脂であることを特徴とする前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
(12)少なくともフッ素樹脂配合電荷輸送層若しくはフッ素樹脂配合感光層に高分子電荷輸送物質が含有されることを特徴とする前記(3)〜(11)のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
(13)最表面層の膜厚が2μm以上5μm以下であることを特徴とする前記(1)〜(12)のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
(14)フッ素樹脂微粒子が最表層膜中において、一次粒子、及び一次粒子が複数個凝集して形成された二次粒子の、表面に露出した部分の投影像の平均直径をDとした場合、0.15μm≦D≦3μmの範囲にある粒子の、表面に占める投影面積比の合計が10%以上であることを特徴とする前記(1)〜(13)のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
(15)前記(1)〜(14)のいずれか1項に記載の電子写真感光体を具備することを特徴とするプロセスカートリッジ。
(16)前記(1)〜(14)のいずれか1項に記載の電子写真感光体を具備することを特徴とする電子写真装置。
(17)感光体の線速が100mm/sec以上500mm/sec以下であることを特徴とする前記(16)に記載の電子写真装置。
(18)前記感光体表面に接して、その表面のフッ素樹脂粒子をスプレッディングする部材を有することを特徴とする前記(16)又は(17)に記載の電子写真装置。
に関する。
本発明は、感光体の最表面層に、すなわち、保護層を有する感光体にあってはその保護層に、また保護層を含まない感光体にあってはその感光層の最表面層に、少なくとも所定量のフッ素樹脂粒子とフッ素系界面活性剤を含有し、且つフッ素樹脂粒子の表面自由エネルギーが最表面層の該フッ素系界面活性剤とバインダー樹脂との混合物(以下、バインダー樹脂混合物とも言う)の表面自由エネルギーよりも大きいことが重要である。フッ素樹脂は表面自由エネルギーの小さい樹脂として知られているが、このバインダー材料としてこのフッ素樹脂粒子よりも更に小さい表面自由エネルギーのものを選択する必要がある。
本発明において、この表面自由エネルギーの関係を満足させるには、フッ素系界面活性剤の添加量が重要であり、この添加量を調整することでバインダー樹脂混合物の表面自由エネルギーを制御することができる。
フッ素系界面活性剤の添加量は用いる材料の種類により最適量は異なるが、所定量以上含有されることで、例えば摩耗によって表面層から界面活性剤が脱離しても表面自由エネルギーの変動具合を抑制することができる。具体的には、最表面層のフッ素系界面活性剤の固形分含有率がフッ素系界面活性剤の固形分とバインダー樹脂との混合物全重量に対して5wt%以上含有させることが好ましい。最表面層に高分子電荷輸送物質等のバインダー樹脂としても用いることができるものが含有される場合は、それらの物質もバインダー樹脂に含めるものとする。
これを満たす材料として、シリコーン化合物、フッ素樹脂粒子、長鎖アルキル化合物等が挙げられる。このうち、シリコーン化合物は膜中から感光体表面へのブリードアウトが生じやすい性状から、感光体未使用時の低い表面摩擦係数を持続することが一般に困難である。
本発明においても、フッ素樹脂を感光体表面に露出させるためには、感光体最表面層のフッ素樹脂含有率を高濃度化することが有効である。具体的な含有量としては、後述する感光体表面における低摩擦係数の持続性を確保する必要から下限はフッ素樹脂含有層全体積に対して20vol%以上が必要となる。感光体の低表面エネルギー化は使用される装置の特徴により不十分となるケースも生じる。これを改善するため、フッ素樹脂粒子の存在比率は35vol%以上がより好ましい。上限は感光体の表面平滑性を確保する都合、フッ素樹脂含有層の全体積に対して70vol%以下が好ましい。
こうして、フッ素樹脂がスプレッディングされた感光体は、低摩擦係数を持続することができ、一層クリーニング性を向上することができる。
これに対し、本発明者は、特開平7−13381号公報の段落番号[0012]に記載の如くフッ素樹脂の分散に補助的に用いられてきたフッ素系分散剤が、感光体の低表面エネルギー化を加勢することを見出した。同時にフッ素系分散剤はフッ素樹脂とバインダー樹脂との接着仕事に影響する知見を得た。そして、これらのパラメーターが感光体の耐摩耗性と低表面エネルギー化に影響することを確認した。この接着仕事は、フッ素樹脂とバインダー樹脂との濡れ性に関係するもので、本発明においては、35mN/m以上60mN/m以下であることが好ましい。
同時にバインダー樹脂の表面自由エネルギーをフッ素樹脂よりも低くすることで、フッ素樹脂粒子の良好なスプレッディング性が確保できる。この具体的な大小関係としては、バインダー樹脂の表面自由エネルギーがフッ素樹脂粒子の表面自由エネルギーの3/4以下であることが望ましい。
通常、フッ素系界面活性剤の固形分含有量がフッ素系界面活性剤の固形分とバインダー樹脂との混合物全重量に対して5wt%以上とすることで両者の条件を満足することができる。
また、フッ素樹脂粒子とバインダー樹脂混合物の接着仕事は過剰に大きくすると、バインダー樹脂混合物がフッ素樹脂粒子以外の異物とも接着し易くなり、例えば残留トナーやプリント用紙から生じる紙粉が感光体表面にフィルミングし易くなる。
このような不具合を回避する理由からフッ素樹脂粒子とバインダー樹脂混合物の接着仕事の上限は60mN/m以下に調節することが好ましい。
尚、本発明では接着仕事と表面自由エネルギーを北崎 寧昭、畑 敏雄, 日本接着協会誌8(3), 131−141(1972)に記載の拡張Fowkes式に基づいて算出している。
架橋樹脂は後述する電荷輸送成分を導入することで感度向上が図られる。また、フッ素系界面活性剤固形成分(ポリオール体)との架橋剤として、特にメラミン樹脂が感光体の耐摩耗性向上と感度特性の確保がしやすく有利である。
特開平6−95415号公報段落番号[0014]に記載の如く、フッ素樹脂の配合比率として、50wt%を越えると光誘起電荷キャリアの移動度が低下し、感度劣化を来すことが考えられる。フッ素樹脂粒子を含有する感光層は、ポアソン方程式に従う残留電位の蓄積(金光義彦、電子写真学会誌、30、2−15、1991)や、遅延電荷キャリアの滞留により感光層内に空間電荷が形成されることとなる。感光層中の空間電荷の蓄積が層間の界面にトラップされる場合、層の膜厚の1乗に比例し、層中のバルク内に空間電荷が蓄積する場合は膜厚の2乗に比例するのが一般である。結果、出力画像の画像濃度が薄くなる、あるいはネガまたはポジ残像などの異常画像を出力してしまうことになる。特にフッ素樹脂粒子が大量に含有する感光層ではこの度合いが強い。
このフッ素樹脂粒子の局在膜厚は、感光層の処方の違いにより適正膜厚が変動するが、通常、1〜15μmであることが好ましく、より好ましくは2〜5μmとなる。繰り返し使用または長期使用に対して感光体表面の低表面摩擦係数を確保するためには少なくとも1μm以上、好ましくは2μm以上のフッ素樹脂粒子の局在膜厚とすることが好ましい。
即ち、電界強度を低い値から高い値へ変えた場合の電荷移動度の変化を、縦軸に電荷移動度μ(単位:cm2/V・sec)、横軸に電界強度の平方根E1/2(単位:V1/2/cm1/2)として片対数グラフにプロットする。次に、プロットを結ぶ近似直線を引く。この具体例を図17に記す。この直線の傾きが大きくなるほど、電荷移動度の電界強度依存性が大きいと解釈される。この大きさを定量的に取り扱う数式として、本発明では次の数1を用いる。尚、本発明における電荷移動度は一般的なtime−of−fright法により計測される数値を用いている。
画像形成を行うための装置として、広く一般に普及しているファクシミリ、レーザープリンタ、電子写真複写機、ダイレクト製版機及びこれらの複合機等、間接電子写真法(ゼログラフ法)を用いたデスクトップ型あるいはフロア型の画像形成装置は、一般に、電子写真感光体(又は像担持体)、帯電装置、画像露光装置、現像装置、転写装置、分離装置、クリーニング装置、除電装置、定着装置、コピー用紙(被転写体)用の給紙トレイ、排紙トレイ等が備えられている。
画像形成に使用される電子写真感光体11は少なくとも電荷発生物質と電荷輸送物質とフッ素樹脂粒子とフッ素系界面活性剤を含有し、且つ、フッ素樹脂粒子とフッ素系界面活性剤がかかる感光体の導電性支持体側より最も離れた最表面層に含有され、且つ、フッ素樹脂粒子の含有率が、フッ素樹脂粒子の局在する部分の全体積に対して20vol%以上70vol%以下であり、且つフッ素系界面活性剤の固形分含有率がフッ素樹脂粒子の局在する部分のフッ素系界面活性剤の固形分とバインダー樹脂との混合物全重量に対して5wt%以上70wt%以下であることを特徴とする電子写真感光体である。
帯電手段12にはコロナ帯電装置、接触帯電装置、近接帯電装置(又は非接触帯電装置)が知られている。
コロナ帯電装置は、40〜60(μm)の放電ワイヤー(たとえばタングステンワイヤー)をコの字型をしたシールドケース内に帳架し、−4000〜−7000Vの直流電圧を印加し、感光体から8〜10mm程度離し、無声放電させて帯電するコロナ帯電装置である。
マイナス帯電を行う場合、放電が不均一なため、通常はグリッドが設置され帯電電位を均一化される。
感光体の帯電々位は−400〜−800V程度に設定される。
静電潜像はマグネットブラシ現像法による現像手段14によって現像される。
現像手段14にはキャリアと呼ばれる平均粒径が40〜80μm程度の磁性紛と、4〜10μm程度の粒径のトナーから成る現像剤が入れられており、トナー濃度が3〜8重量%程度に設定される。現像装置には現像バイアスが印加され現像される。
現像で得られたトナー像は、トナーの帯電極とは反対の電圧が印加された転写装置5によって、給紙トレイ1Hより搬送された受像媒体(コピー用紙)18上に転写され、定着手段19に運ばれ定着されてハードコピー1Jとされ、排紙トレイ1Kに排出される。
転写後の感光体上の残留トナーは、ゴム状弾性体をブレードとするクリーニングブレードから成るクリーニング手段17でクリーニングされた後、感光体表面は除電手段1Aによって、全面照射され内部潜像が除電され、電気的に初期化され一連の複写サイクルが終了する。
図7は本発明の層構成を有する電子写真感光体の一例を模式的に示す断面図であり、導電性支持体21上にフッ素樹脂を含まない混合型感光層22と保護層23が設けられている。
図8は本発明の別の層構成を有する電子写真感光体の一例を模式的に示す断面図であり、導電性支持体21とフッ素樹脂を含まない混合型感光層22の間に下引き層24が設けられている。
図10は本発明の更に別の層構成を有する電子写真感光体の一例を模式的に示す断面図であり、導電性支持体21と電荷発生層25の間に下引き層24が設けられている。
図11は本発明の更に別の層構成を有する電子写真感光体の一例を模式的に示す断面図であり、フッ素樹脂を含まない混合型感光層22とフッ素樹脂配合混合型感光層27が設けられている。
図13は本発明の更に別の層構成を有する電子写真感光体の一例を模式的に示す断面図であり、導電性支持体21上に電荷発生層25とフッ素樹脂を含まない電荷輸送層26とフッ素樹脂配合電荷輸送層28が設けられている。
ここで、本発明における混合型感光層とは電荷発生物質と電荷輸送物質を一緒に分散させた感光層を意味する。積層型感光層とは、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とを順に積層させた感光層を意味する。これらの感光層を設けてなる電子写真感光体を本発明では混合型感光体あるいは積層型感光体と呼ぶこととする。
積層型感光体における各層のうち、はじめに、電荷発生層25について説明する。電荷発生層は、積層型感光層の一部を指し、露光によって電荷を発生する機能をもつ。この層は含有される化合物のうち、電荷発生物質を主成分とする。電荷発生層は必要に応じてバインダ−樹脂を用いることもある。電荷発生物質としては、無機系材料と有機系材料を用いることができる。
電荷発生層に併用できる電荷輸送物質には電子輸送物質と正孔輸送物質とがあり、これらは更に低分子型の電荷輸送物質と高分子型の電荷輸送物質がある。
以下、本発明では高分子型の電荷輸送物質を高分子電荷輸送物質と称する。
これらの電子輸送物質は、単独でも2種以上の混合物として用いてもよい。
その例としては、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、トリフェニルアミン誘導体、9−(p−ジエチルアミノスチリルアントラセン)、1,1−ビス−(4−ジベンジルアミノフェニル)プロパン、スチリルアントラセン、スチリルピラゾリン、フェニルヒドラゾン類、α−フェニルスチルベン誘導体、チアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、フェナジン誘導体、アクリジン誘導体、ベンゾフラン誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、チオフェン誘導体などが挙げられる。
これらの正孔輸送物質は、単独でも2種以上の混合物として用いてもよい。
前者の方法には、真空蒸着法、グロー放電分解法、イオンプレーティング法、スパッタリング法、反応性スパッタリング法、CVD(化学気相成長)法などがあり、上述した無機系材料や有機系材料からなる層が良好に形成できる。
また、キャスティング法によって電荷発生層を設けるには、上述した無機系又は有機系電荷発生物質を、必要ならばバインダー樹脂と共にテトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、ジオキサン、ジクロロエタン、ブタノンなどの溶媒を用いてボールミル、アトライター、サンドミルなどにより分散し、分散液を適度に希釈して塗布すればよい。このうちの溶媒として、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、シクロヘキサノンは、クロロベンゼンやジクロロメタン、トルエンおよびキシレンと比較して環境負荷の程度が低いため好ましい。塗布は、浸漬塗工法、スプレーコート法、ビードコート法などにより行うことが出来る。
以上のようにして設けられる電荷発生層の膜厚は0.01〜5μm程度が適当であり、好ましくは0.05〜2μmである。
フッ素樹脂を含まない電荷輸送層は電荷発生層で生成した電荷を注入、輸送し、帯電によって設けられた感光体の表面電荷を中和する機能を担う積層型感光層の一部を指す。フッ素樹脂を含まない電荷輸送層の主成分は電荷輸送成分とこれを結着するバインダー成分と言うことができる。
ここで、フッ素樹脂を含まない電荷輸送層26はフッ素樹脂配合電荷輸送層28におけるフッ素樹脂含有率(フッ素樹脂配合電荷輸送層の全重量に対する含有フッ素樹脂の重量百分率)よりもフッ素樹脂含有率が小さい、若しくは、この層の全重量に対してフッ素樹脂含有率が5wt%未満である電荷輸送層として特徴づけられる。
フッ素樹脂を含まない電荷輸送層の上層には、フッ素樹脂配合電荷輸送層または保護層が積層されているため、この構成におけるフッ素樹脂を含まない電荷輸送層の膜厚は、実使用上の膜削れを考慮した電荷輸送層の厚膜化の設計が不要であり、薄膜化も可能となる。
但し、電荷輸送層の上にフッ素樹脂配合電荷輸送層または保護層等、一層以上の別の層を成膜する際、電荷輸送層とこの上の層との界面を不明瞭にするために電荷輸送層のバインダー成分にはポリスチレン、ポリアリレート樹脂、ポリカーボネート、フェノール樹脂などの溶剤可溶性の樹脂を選択することが望ましい。界面を不明瞭化することで、繰り返し使用または長期使用による上層の膜剥離防止、また、電気的な界面障壁の緩和、更に、上層が保護層である場合、湿式コートした際に、電荷輸送層に含有される電荷輸送物質の保護層中への拡散が促進される結果、残留電位蓄積の抑制が図られる。
これらの樹脂を添加剤としてバインダー樹脂と併用する場合、光減衰感度の制約から、その添加量は、電荷輸送層の全固形分に対して50wt%以下とすることが好ましい。
低分子型の電荷輸送物質を用いる場合、その使用量は40〜200phr、好ましくは70〜100phr程度が適当である。また、高分子電荷輸送物質を用いる場合、電荷輸送成分100重量部に対して樹脂成分が0〜200重量部、好ましくは80〜150重量部程度の割合で共重合された材料が好ましく用いられる。
尚、本発明における電荷輸送物質のイオン化ポテンシャル値は理研計器社製大気雰囲気型紫外線光電子分析装置AC−1により一般的な方法で計測して得られる数値である。
また、必要により、電荷輸送層中に後述する酸化防止剤、可塑剤、滑剤、紫外線吸収剤などの低分子化合物およびレベリング剤を添加することもできる。これらの化合物は単独または2種以上の混合物として用いることができる。低分子化合物およびレベリング剤を併用すると感度劣化を来すケースが多い。このため、これらの使用量は概して、0.1〜20phr、好ましくは、0.1〜10phr、レベリング剤の使用量は、0.001〜0.1phr程度が適当である。
本発明における保護層とは、感光層の表面に対して摩耗性ないし摺動性を改良するために設けられる最表面層をさす。この保護層には少なくともフッ素樹脂粒子とフッ素系界面活性剤を含有し、且つ、フッ素樹脂粒子の含有率が保護層の全体積に対して20vol%以上70vol%以下であり、且つフッ素系界面活性剤の固形分含有率が保護層の該フッ素系界面活性剤の固形分とバインダー樹脂との混合物全重量に対して5wt%以上70wt%以下となるように配合されている。
保護層に用いるバインダー樹脂の殆どは汎用樹脂単独では表面自由エネルギーが高く、保護層に分散させるフッ素樹脂粒子のスプレッディング形成が不良となる。
そこで本発明では保護層にバインダー樹脂の表面自由エネルギーがフッ素樹脂よりも低くなるまでフッ素系界面活性剤を含有させることが重要となる。
通常、フッ素系界面活性剤の固形分含有量を該フッ素系界面活性剤の固形分とバインダー樹脂との混合物全重量の5wt%以上とすることでこの条件を満足することが多い。
これらの条件を満足するフッ素系界面活性剤の具体的な配合量としては、概ね保護層のフッ素系界面活性剤の固形分とバインダー樹脂との混合物全重量の5wt%以上となる。
しかしながらこれらの公報では、フッ素系分散剤を塗工液中のフッ素樹脂粒子の分散安定性を確保するための用途に補助的に用いられているものばかりである。このため、耐摩耗性向上を得るにはどれも添加量が不十分である。
このときバインダー樹脂の表面自由エネルギーをフッ素樹脂粒子よりも実質的に低減化するには、フッ素系界面活性剤の含有率はフッ素系界面活性剤の固形分含有率が該フッ素系界面活性剤の固形分とバインダー樹脂との混合物全重量に対して5wt%以上とすることが好ましい。
熱可塑性樹脂を用いる場合は、保護層を成膜する際に感光層(電荷輸送層)との界面形成を防止するため、感光層(電荷輸送層)に用いたバインダー樹脂と同一とするなどの互いの樹脂が相溶する材料を選択することが好ましい。また、保護層塗工終了1時間後と加熱乾燥後の保護層の重量比として、
1.3<(塗工終了1時間後/加熱乾燥後)<1.9
の関係をもたせると、感光層中の電荷輸送物質が適度に保護層中に拡散し、感光層から保護層への十分な光誘起電荷キャリアが注入される。
フッ素樹脂含有深さ(D)は、画像品質上、感光体位置に対して余りばらつかないことが好ましい。具体的にはSEMによって撮影した2000倍程度の感光層の断面写真について、5μm間隔に20カ所のフッ素樹脂含有深さ(D)を測定したとき、Dの標準偏差がDの平均値の1/5以下に抑えることが望ましい。特に、画質が問われる場合、Dの標準偏差はDの平均値の1/7以下とすることが好ましい。
尚、本発明では塗工液中のフッ素樹脂粒子の体積平均粒径は堀場製作所社製超遠心式自動粒度分布測定装置CAPA−700を用いて、一般的な計測方法に従って計測している。
これらの架橋樹脂に、例えば反応性水酸基を有するフッ素系界面活性剤や前述の高分子電荷輸送物質の骨格について説明した特開平11−288113号公報記載の一般式1〜6の電荷輸送性セグメントを直接導入することで、低表面エネルギー化の向上が図れる、あるいは感度特性の向上が図れるため有効である。これが容易にできる架橋樹脂としてメラミン樹脂が挙げられる。
大粒径の無機フィラーが多数存在すると、この無機フィラーが表面に頭出し、結果、クリーニング手段を傷つけ、クリーニング不良を招いてしまう。このため、上記の方法により無機フィラーの粉砕(塊砕)および分散を行う際、無機フィラーの平均粒径は1μm未満とすることが好ましい。また、無機フィラーを必要以上に粉砕すると、無機フィラーの分散工程において、無機フィラーの再凝集が生じ、結果、平均粒径の極めて大きな粒子が生成するケースが極めて多い。このことから、無機フィラーの平均粒径は0.1μm以上とすることが好ましい。
保護層に用いるフィラー含有量の適量はフィラー種によって変化するが、本発明では概して保護層全固形分に対して2〜10wt%程度が適量となるケースが多い。多くの場合、フィラー含有量が多いほど保護層の耐摩耗性が向上する。しかし、フィラーの大量添加は感光体表面の低摩擦係数の持続性を劣化させてしまうことが多い。このため、本発明では感光体表面の低摩擦係数持続性をモニターしその持続性が保証される範囲でフィラー含有量を決定する必要がある。
保護層用塗工液を調製する際に使用できる分散溶媒は、例えば、先の電荷輸送層の説明で挙げたケトン類、エーテル類、芳香族化合物類、ハロゲン化合物類、エステル類等である。このうち、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、シクロヘキサノンは、クロロベンゼンやジクロロメタン、トルエンおよびキシレンと比較して環境負荷の程度が低いため好ましい。
特開平6−95415号公報段落番号[0014]に記載の如く、フッ素樹脂の配合比率として、50wt%を越えると光誘起電荷キャリアの移動度が低下し、感度劣化を来すことが考えられる。このため、感光体感度に対して保護層の電荷移動度が律速とならない程度に膜厚を設定すると良い。
他方、保護層膜厚を厚膜化していくとポアソン方程式に従う残留電位の蓄積や、遅延電荷キャリアの滞留により保護層内に空間電荷が形成されることとなる。結果、出力画像の画像濃度が薄くなる、あるいはネガまたはポジ残像などの異常画像を出力してしまうことになる。
また、必要により保護層中に酸化防止剤、可塑剤、紫外線吸収剤やレベリング剤を添加することもでき、これらの化合物は単独でも2種以上の混合物として用いてもよい。
本発明におけるフッ素樹脂配合電荷輸送層とは、少なくとも電荷輸送成分とバインダー樹脂成分とフッ素樹脂粒子およびフッ素系界面活性剤が含まれ、電荷輸送性と感光体表面の低摩擦係数持続性を担う感光体の表面側に設けられた電荷輸送層の一部を指す。また、フッ素樹脂粒子の含有率がフッ素樹脂配合電荷輸送層の全体積に対して20vol%以上70vol%以下であり、且つフッ素系界面活性剤の固形分含有率がフッ素樹脂配合電荷輸送層のフッ素系界面活性剤の固形分とバインダー樹脂との混合物全重量に対して5wt%以上70wt%以下となるように配合されている。
そこでフッ素樹脂配合電荷輸送層内の空間電荷の形成が実質的に出力画像に影響しない程度に膜厚を設定する必要がある。これに対し、保護層膜厚の設定で説明した内容と同じ理由から、この変化量が0.7V/msec未満となるようなフッ素樹脂配合電荷輸送層膜厚に設定するとよい。
通常、フッ素樹脂を含まない電荷輸送層とフッ素樹脂配合電荷輸送層の膜厚の比率はフッ素樹脂配合電荷輸送層の厚み(N)とフィラーを含まない電荷輸送層の厚み(P)とした場合、その比(N/P)が0.0125〜0.67の範囲となる膜厚であることが望ましい。
熱可塑性樹脂を用いる場合は、フッ素樹脂配合電荷輸送層を成膜する際にフッ素樹脂を含まない電荷輸送層との界面形成を防止するため、フッ素樹脂を含まない電荷輸送層に用いたバインダー樹脂と同一とするなどの互いの樹脂が相溶する材料を選択することが好ましい。
以上を満たすフッ素樹脂配合電荷輸送層に含有するフッ素系界面活性剤の含有量および材料は保護層と同じである。なお、フッ素樹脂配合電荷輸送層に含有する電荷輸送物質は以上の条件を変動させることは稀少である。
これらのフィラーは塗工液および塗工膜中の分散性向上を目的として、前述と同様、表面処理剤によるフィラー表面の改質が施されてもよい。このうち、脂肪酸化合物とシランカップリング剤は分散性向上のみならず、感光体の静電特性の向上に対しても寄与することが多く有用である。
大粒径の無機フィラーが多数存在すると、この無機フィラーが表面に頭出し、結果、クリーニング手段を傷つけ、クリーニング不良を招いてしまう。このため、上記の方法により無機フィラーの粉砕(塊砕)および分散を行う際、無機フィラーの平均粒径は1μm未満とすることが好ましい。また、無機フィラーを必要以上に粉砕すると、無機フィラーの分散工程において、無機フィラーの再凝集が生じ、結果、平均粒径の極めて大きな粒子が生成するケースが極めて多い。このことから、無機フィラーの平均粒径は0.1μm以上とすることが好ましい。
フィラーを含まない電荷輸送層とフッ素樹脂配合電荷輸送層に含有する電荷輸送物質が異なる場合、各層に含有する電荷輸送物質のイオン化ポテンシャル差は小さい方が好ましい。具体的には0.15eV以下であることが望ましい。同様に、フッ素樹脂配合電荷輸送層に2種以上の電荷輸送物質を用いる場合、これらのイオン化ポテンシャル差が0.15eV以下となる材料を選択することが好ましい。
フッ素樹脂含有深さ(D)は、画像品質上、感光体位置に対して余りばらつかないことが好ましい。具体的にはSEMによって撮影した2000倍程度の感光層の断面写真について、5μm間隔に20カ所のフッ素樹脂含有深さ(D)を測定したとき、Dの標準偏差がDの平均値の1/5以下に抑えることが望ましい。特に、画質が問われる場合、Dの標準偏差はDの平均値の1/7以下とすることが好ましい。
すなわち、
(1) 塗工溶媒が電荷輸送層に用いる樹脂に対して十分に溶解能をもつもの。
(2) 塗工終了1時間後と加熱乾燥後のフッ素樹脂配合電荷輸送層の重量比として、
1.2<(塗工終了1時間後/加熱乾燥後)<1.9
の関係をもつ。
(3) 塗工液中のフッ素樹脂の体積平均粒径が1μm未満とする
(1)、(2)、(3)の条件を満たすことで、感光体の高耐久化に有利なフッ素樹脂配合電荷輸送層の形成が可能となる。
塗工液中のフッ素樹脂を微粒子化するためには、1次粒子径の小さな材料を選択する必要があるが、これに加え、分散工法に超音波照射を加えると良好な結果が得られるケースが多い。
本発明における混合型感光層とは電荷発生物質と電荷輸送物質を一緒に分散させた感光層を意味する。
フッ素樹脂を含まない混合型感光層22は、バインダー樹脂、電荷発生物質、電荷輸送物質を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを塗布、乾燥することにより形成できる。
混合型の感光層に用いるバインダー樹脂、電荷発生物質、電荷輸送物質は、前出の材料を用いることができる。
また、必要により、この混合型の感光層中に酸化防止剤、可塑剤、滑剤、紫外線吸収剤やレベリング剤を添加することもできる。この低分子化合物の使用量は、0.1〜20phr、好ましくは、0.1〜10phr、レベリング剤の使用量は、0.001〜0.1phr程度が適当である。
混合型感光層の膜厚は、5〜50μm程度が適当であり、好ましくは、10〜35μm程度、解像力が要求される場合には10〜28μm程度が適当である。
本発明におけるフッ素樹脂配合混合型感光層とは、少なくともバインダー樹脂とフッ素樹脂とフッ素系界面活性剤と電荷発生物質ないし電荷輸送物質とが含まれ、電荷輸送性ないし電荷発生機能および感光体表面の低摩擦係数持続性を担う感光体表面側の混合型感光層の一部を指す。また、フッ素樹脂粒子の含有率がフッ素樹脂配合混合型感光層の全体積に対して20vol%以上70vol%以下であり、且つフッ素系界面活性剤の固形分含有率がフッ素樹脂配合混合型感光層のフッ素系界面活性剤の固形分とバインダー樹脂との混合物全重量に対して5wt%以上70wt%以下となるように配合されている。
フッ素樹脂配合混合型感光層は、必要により電荷発生物質を用いる以外は前述のフッ素樹脂配合電荷輸送層と全く同様の手段によって形成することができる。
塗工方法としては浸漬法、スプレー塗工法、リングコート法、ロールコータ法、グラビア塗工法、ノズルコート法、スクリーン印刷法等が採用される。特に、塗工時におけるフッ素樹脂の凝集を防止することが容易であるスプレー塗工が好適である。
通常、フッ素樹脂を含まない混合型感光層とフッ素樹脂配合混合型感光層の膜厚の比率はフッ素樹脂配合混合型感光層の厚み(N)とフッ素樹脂を含まない混合型感光層の厚み(P)とした場合、その比(N/P)が0.0125〜0.67の範囲となる膜厚であることが望ましい。
下引き層は一般に樹脂を主成分とするが、これらの樹脂はその上に溶剤を用いて感光層を塗布することを考慮すると、一般の有機溶剤に対して耐溶解性の高い樹脂であることが望ましく、このような樹脂としては、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウムなどの水溶性樹脂、共重合ナイロン、メトキシメチル化ナイロンなどのアルコール可溶性樹脂、ポリウレタン、メラミン樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、エポキシ樹脂など三次元網目構造を形成する硬化型樹脂などが挙げられる。
これらの下引き層は、前述の感光層と同様、適当な溶媒及び塗工法を用いて形成することが出来る。
更に下引き層としては、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、クロムカップリング剤などを使用して、例えばゾル−ゲル法などにより形成した金属酸化物層も有用である。
この他に、アルミナを陽極酸化により設けたもの、ポリパラキシリレン(パリレン)などの有機物、酸化ケイ素、酸化スズ、酸化チタン、ITO、セリアなどの無機物を真空薄膜作製法にて設けたものも下引き層として良好に使用できる。
下引き層の膜厚は0.1〜5μmが適当である。
これらの化合物の代表的な材料を以下に記す。
各層に添加できる酸化防止剤として、例えば次の(a)〜(d)のものが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール、n−オクタデシル−3−(4′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェノール)プロピオネート、スチレン化フェノール、4−ヒドロキシメチル−2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、シクロヘキシルフェノール、ブチルヒドロキシアニソール、2,2′−メチレン−ビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−i−プロピリデンビスフェノール、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、4,4′−メチレン−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、2,6−ビス(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルベンジル)−4−メチルフェノール、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリスメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソシアネート、トリス[β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル−オキシエチル]イソシアネート、4,4′−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)
フェニル−α−ナフチルアミン、フェニル−β−ナフチルアミン、N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N−シクロヘキシル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−フェニレン−N′−i−プロピル−p−フェニレンジアミン、アルドール−α−ナフチルアミン、6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジハイドロキノリン
チオビス(β−ナフトール)、チオビス(N−フェニル−β−ナフチルアミン)、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンズイミダゾール、ドデシルメルカプタン、テトラメチルチウラムモノサルファイド、テトラメチルチウラムジサルファイド、ニッケルジブチルチオカルバメート、イソプロピルキサンテート、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート
トリフェニルホスファイト、ジフェニルデシルホスファイト、フェニルイソデシルホスファイト、トリ(ノニルフェニル)ホスファイト、4,4′−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェニル−ジトリデシルホスファイト)、ジステアリル−ペンタエリスリトールジホスファイト、トリラウリルトリチオホスファイト
(a)リン酸エステル系可塑剤
リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、リン酸オクチルジフェニル、リン酸トリクロルエチル、リン酸クレジルジフェニル、リン酸トリブチル、リン酸トリ−2−エチルヘキシル、リン酸トリフェニルなど。
フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジイソブチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジイソオクチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジノニル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジウンデシル、フタル酸ジトリデシル、フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ブチルラウリル、フタル酸メチルオレイル、フタル酸オクチルデシル、フマル酸ジブチル、フマル酸ジオクチルなど。
トリメリット酸トリオクチル、トリメリット酸トリ−n−オクチル、オキシ安息香酸オクチルなど。
(d)脂肪族二塩基酸エステル系可塑剤
アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジ−n−オクチル、アジピン酸−n−オクチル−n−デシル、アジピン酸ジイソデシル、アジピン酸ジカプリル、アゼライン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジメチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ−n−オクチル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジ−2−エトキシエチル、コハク酸ジオクチル、コハク酸ジイソデシル、テトラヒドロフタル酸ジオクチル、テトラヒドロフタル酸ジ−n−オクチルなど。
オレイン酸ブチル、グリセリンモノオレイン酸エステル、アセチルリシノール酸メチル、ペンタエリスリトールエステル、ジペンタエリスリトールヘキサエステル、トリアセチン、トリブチリンなど。
(f)オキシ酸エステル系可塑剤
アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシノール酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、アセチルクエン酸トリブチルなど。
エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシステアリン酸ブチル、エポキシステアリン酸デシル、エポキシステアリン酸オクチル、エポキシステアリン酸ベンジル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジデシルなど。
(h)二価アルコールエステル系可塑剤
ジエチレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジ−2−エチルブチラートなど。
塩素化パラフィン、塩素化ジフェニル、塩素化脂肪酸メチル、メトキシ塩素化脂肪酸メチルなど。
(j)ポリエステル系可塑剤
ポリプロピレンアジペート、ポリプロピレンセバケート、ポリエステル、アセチル化ポリエステルなど。
(k)スルホン酸誘導体
p−トルエンスルホンアミド、o−トルエンスルホンアミド、p−トルエンスルホンエチルアミド、o−トルエンスルホンエチルアミド、トルエンスルホン−N−エチルアミド、p−トルエンスルホン−N−シクロヘキシルアミドなど。
クエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリ−2−エチルヘキシル、アセチルクエン酸−n−オクチルデシルなど。
(m)その他
ターフェニル、部分水添ターフェニル、ショウノウ、2−ニトロジフェニル、ジノニルナフタリン、アビエチン酸メチルなど。
(a)ベンゾフェノン系
2−ヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2′,4−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなど。
(b)サルシレート系
フェニルサルシレート、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエートなど。
(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールなど。
(d)シアノアクリレート系
エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、メチル−2−カルボメトキシ−3−(パラメトキシ)アクリレートなど。
ニッケル〔2,2′−チオビス(4−t−オクチル)フェノレート〕ノルマルブチルアミン、ニッケルジブチルジチオカルバメート、コバルトジシクロヘキシルジチオホスフェートなど。
(f)HALS(ヒンダードアミン)
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、1−[2−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル]−4−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕−2,2,6,6−テトラメチルピリジン、8−ベンジル−7,7,9,9−テトラメチル−3−オクチル−1,3,8−トリアザスピロ〔4,5〕ウンデカン−2,4−ジオン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンなど。
各層に添加できる低分子電荷輸送物質は、電荷発生層25の説明に記載したものと同じものを用いることが出来る。
始めに、本発明に関わる測定方法について述べる。
(1) 接着仕事、表面自由エネルギーの算出
フッ素樹脂粉体はフッ素樹脂粉体をペレット錠剤機にて円盤状に加圧成型したものを接触角測定用のサンプルとして用意した。また、バインダー樹脂混合物(架橋樹脂である場合には架橋前の成分)はテトラヒドロフランに溶解させたものをアルミ板上にドクターブレードにて塗布後、150℃にて30分間加熱乾燥したものを接触角測定用のサンプルとして用意した。
個々の標準物質に対する接触角測定値と、北崎 寧昭、畑 敏雄ら、日本接着協会紙8(3)、131−141(1972)に記載の標準物質の表面自由エネルギーのデータ(表1)を用いて、下記数2により標準物質とサンプル間の接着仕事を算出した。
これから、サンプルの√γaと√γbを算出した。
次に水と感光体間の接着仕事、および数2を用いてサンプルの√γcを算出した。
得られた感光体の√γa、√γb、√γcと数4から感光体の表面自由エネルギーを算出した。
(数4)
γ=γa+γb+γc
フッ素樹脂とバインダー樹脂との接着仕事は以上の計算から求められる各数値を数3に代入して得た。
渦電流方式膜厚測定器(FISCHER SCOPE mms、フィッシャー社製)により、感光体ドラム長手方向1cm間隔に膜厚を測定し、それらの平均値を感光層膜厚とした。
(3) 摩擦係数測定
感光体表面の摩擦係数は、特開2001−201899号公報段落番号[0047]に記載の方法で測定した。すなわち、円筒形の感光体表面の外周1/4部分に、中厚上質紙を紙すき方向が長手方向になるように切断したベルト状測定部材を接触させ、その一方(下端)に荷重(100g)をかけ、もう一方にフォースゲージをつないだ後、このフォースゲージを一定速度で移動させ、ベルトが移動開始した際のフォースゲージの値を読みとり、次の式により算出した。
μs=2/π×ln(F/W)
ただしμs:静止摩擦係数
F:フォースゲージ読み値(g)
W:荷重(100g)
(4) 感光体表面のフッ素原子被覆率測定
走査型X線光電子分光装置(Quantum2000、PHI社製)を下記の条件で用い、感光体表面のフッ素原子マッピングデータを得た。このマッピングデータに描かれるフッ素原子の面積被覆率を画像解析ソフトウエア(Image−Pro Plus、Mediacybernetics社)により、フッ素原子の面積分率を算出した。
X線源: Al Kα(モノクロ)
表面組成分析領域: 100μm × 100μm
マッピング分析領域:1000μm × 500μm
その他: 中和銃使用
表面電位計(Trek MODEL344、トレック社製)のプローブを取り付けた改造現像ユニットを複写機内現像部に取り付け、感光体中央部の表面電位を測定した。
(6) 感光体の表面粗さ測定
ドラム状の感光体表面を、東京精密社製ピックアップE−DT−S02Aを取り付けた触針式表面粗さ計Surfcom(東京精密社製)により、中心線表面粗さRa(JIS−'82規格)を測定した。
(トナー作製例)
(添加用ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機および窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物690部、テレフタル酸230部を常圧下、210℃で10時間重縮合し、次いで10〜15mmHgの減圧で5時間反応した後160℃まで冷却し、これに18部の無水フタル酸を加えて2時間反応し変性されていないポリエステル(a)(重量平均分子量Mw:85000)を得た。
冷却管、攪拌機および窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物800部、イソフタル酸160部、テレフタル酸60部、およびジブチルチンオキサイド2部を入れ、常圧において230℃で8時間反応し、さらに10〜15mmHgの減圧で脱水しながら5時間反応した後、160℃まで冷却して、これに32部の無水フタル酸を加えて2時間反応した。次いで、80℃まで冷却し、酢酸エチル中にてイソホロンジイソシアネート170部と2時間反応を行いイソシアネート基含有プレポリマー(Mw:35000)を得た。
攪拌棒および温度計のついた反応槽中にイソホロンジアミン30部とメチルエチルケトン70部を仕込み、50℃で5時間反応し、ケチミン化合物を得た。
(トナーの製造例)
ビーカー内に前記のプレポリマー14.3部、ポリエステル(a)55部、酢酸エチル78.6部を入れ、攪拌し溶解した。次いで、離型剤であるライスWAX(融点83℃)10部、銅フタロシアニンブルー顔料4部を入れ、40℃にてTK式ホモミキサーを用いて12000rpmで20分攪拌した後、ビーズミルで40分間20℃において粉砕処理した。これをトナー材料油性分散液とする。
反応後の分散液(粘度:3500mP・s)を減圧下1.0時間以内に50℃以下の温度で有機溶剤を除去した後、濾別、洗浄、乾燥し、次いで風力分級し、球形状のトナー母体粒子(1)を得た。
更に、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を0.7部添加し、混合処理した。この場合、その混合操作は、周速を15m/secとして30秒混合1分間休止を5サイクル行った。
以上の様にして、シアントナーを得た。この顔料系着色材平均分散粒径は5μmであった。ここでトナーの円形度は0.960だった。以下、このトナーをAトナーと称す。
φ90mmアルミニウムドラム上に、下記組成の下引き層用塗工液、電荷発生層用塗工液、電荷輸送層用塗工液を順次、塗布乾燥することにより、4.0μmの下引き層、0.3μmの電荷発生層、20μmの電荷輸送層を形成した。次に保護層用塗工液をスプレーで塗工し、3μmの保護層を設け本発明の電子写真感光体を得た。保護層用塗工液はφ2mmジルコニアボールを用いて2時間の振動ミル分散を施した。保護層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.0μmだった。
アルキッド樹脂
(ベッコゾール 1307−60−EL、大日本インキ化学工業製)
10重量部
メラミン樹脂
(スーパーベッカミン G−821−60、大日本インキ化学工業製)
7重量部
酸化チタン(CR−EL 石原産業社製) 40重量部
メチルエチルケトン 200重量部
ポリカーボネート樹脂(パンライトTS−2050、帝人化成社製)
10重量部
下記構造の低分子電荷輸送物質 8重量部
1%シリコーンオイル(KF50−100CS信越化学工業社製)
テトラヒドロフラン溶液 1重量部
フッ素樹脂粒子(MPE−056、三井デュポンフロロケミカル社製)
48.5重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF210、日本油脂社製)
10重量部(固形分:3重量部)
ポリカーボネート(パンライトTS−050、帝人化成社製)8.5重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
実施例1における保護層用塗工液を次のものに変えた以外は実施例1と全く同様にして電子写真感光体を得た。保護層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.2μmだった。
〔保護層用塗工液〕
フッ素樹脂粒子(MPE−056、三井デュポンフロロケミカル社製)
60重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF210、日本油脂社製)
10重量部(固形分:3重量部)
ポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製)37重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
実施例1における保護層用塗工液を次のものに変えた以外は実施例1と全く同様にして電子写真感光体を得た。保護層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は8.0μmだった。
〔保護層用塗工液〕
フッ素樹脂粒子(MPE−056、三井デュポンフロロケミカル社製)
60重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF210、日本油脂社製)
1重量部(固形分:0.3重量部)
ポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製)
39.7重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
実施例1における保護層用塗工液を次のものに変えた以外は実施例1と全く同様にして電子写真感光体を得た。保護層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.0μmだった。
〔保護層用塗工液〕
フッ素樹脂粒子(MPE−056、三井デュポンフロロケミカル社製)
13重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF210、日本油脂社製)
17重量部(固形分:5.1重量部)
ポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製)82重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
塗工液吐出量: 15ml/min
塗工液吐出圧: 2.0kgf/cm2
被塗工ドラムの回転速度: 360rpm
塗工速度: 24mm/sec
スプレーヘッドと被塗工ドラムの距離:5cm
塗工回数: 4回
現像剤に用いるトナーはAトナーを用いた。また、磁性キャリアはimagio Color 4055専用のものを使用し、トナー濃度5wt%の状態に調整した現像剤を使用した。
帯電ローラーの印加電圧はAC成分としてピーク間電圧2kV、周波数1.3kHzを選択した。また、DC成分は試験開始時の感光体の帯電電位が−700Vとなるようなバイアスを設定し、試験終了に至るまでこの帯電条件で試験を行った。また、現像バイアスは−500Vとした。また、装置内に取り付けてあるステアリン酸亜鉛は取り外した。これ以外は、装置の変更は行っていない。線速条件は200mm/secとした。試験環境は、24℃/54%RHであった。
試験終了時に感光体表面の摩擦係数を測定した。
更に試験終了時の感光体をNOガス濃度50ppm、NO2ガス濃度15ppmの雰囲気下で4日間、ガス曝露試験に供した。回収後、画像濃度が3%〜100%までの段階的なハーフトーン画像を印刷し、階調性の再現具合を評価した。
比較例1は、フッ素系界面活性剤の含有率が低く、バインダー樹脂混合物の表面自由エネルギーも高い。また、比較例2は、フッ素樹脂粒子の含有率が低い。これらが影響して摩擦係数が高い結果を得たと考えられる。
また、酸化性ガス暴露試験後の感光体による出力画像は実施例1、実施例2および比較例2が良好な結果を得ており、フッ素系界面活性剤が感光体の耐ガス性を高めていると解釈される。
φ30mmアルミニウムドラム上に、下記組成の下引き層用塗工液、電荷発生層用塗工液、電荷輸送層用塗工液を順次、塗布乾燥することにより、3.5μmの下引き層、0.2μmの電荷発生層、23μmのフッ素樹脂を含まない電荷輸送層を形成した。その上に下記組成の保護層用塗工液をスプレーで塗工して7μmの保護層を設け電子写真感光体を得た。
ここで、保護層用塗工液を調製する際、予め、直径2mmのジルコニアボールを用いて振動ミル分散したフッ素樹脂分散液を用意した。これとは別に電荷輸送物質と樹脂の含まれる溶液を調製し、これらを塗工前に混合、攪拌することで保護層用塗工液を調合した。保護層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.2μmだった。
アルキッド樹脂溶液
(ベッコライト M6401−50、大日本インキ化学工業社製)
12重量部
メラミン樹脂溶液
(スーパーベッカミン G−821−60、大日本インキ化学工業社製)
8重量部
酸化チタン(CR−EL 石原産業社製) 40重量部
メチルエチルケトン 200重量部
〔電荷発生層用塗工液〕
下記構造のビスアゾ顔料(リコー社製) 5重量部
ポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製) 9重量部
下記構造の低分子電荷輸送物質 8重量部
1%シリコーンオイル(KF50−100CS信越化学工業社製)
テトラヒドロフラン溶液 1重量部
フッ素樹脂粒子(MPE−056、三井デュポンフロロケミカル社製)
60重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF110、日本油脂社製)
33重量部(固形分:9.9重量部)
ポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製)30重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
実施例3における保護層用塗工液を以下のものに変更した以外は実施例3と同様にして電子写真感光体を得た。
ここで、フッ素樹脂配合電荷輸送層用塗工液を調製する際、予め、直径2mmのジルコニアボールを用いて振動ミル分散したフッ素樹脂分散液を用意した。これとは別に電荷輸送物質と樹脂の含まれる溶液を調製し、これらを塗工前に混合、攪拌することでフッ素樹脂配合電荷輸送層用塗工液を調合した。フッ素樹脂配合電荷輸送層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.0μmだった。
〔フッ素樹脂配合電荷輸送層用塗工液〕
下記構造の低分子電荷輸送物質 15重量部
60重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF110、日本油脂社製)
10重量部(固形分:3重量部)
ポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製)22重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
実施例3における保護層用塗工液を以下のものに変更した以外は実施例3と同様にして電子写真感光体を得た。フッ素樹脂配合電荷輸送層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.0μmだった。
〔フッ素樹脂配合電荷輸送層用塗工液〕
下記構造の高分子電荷輸送物質(重量平均分子量:11万) 37重量部
フッ素樹脂粒子(MPE−056、三井デュポンフロロケミカル社製)
60重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF110、日本油脂社製)
10重量部(固形分:3重量部)
テトラヒドロフラン 3250重量部
シクロヘキサノン 910重量部
実施例3における保護層用塗工液を以下のものに変更した以外は実施例3と同様にして電子写真感光体を得た。フッ素樹脂配合電荷輸送層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は7.5μmだった。
〔フッ素樹脂配合電荷輸送層用塗工液〕
下記構造の低分子電荷輸送物質 15重量部
60重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF110、日本油脂社製)
1重量部(固形分:0.33重量部)
ポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製)22重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
塗工液吐出量: 15ml/min
塗工液吐出圧: 2.0kgf/cm2
被塗工ドラムの回転速度: 120rpm
塗工速度: 24mm/sec
スプレーヘッドと被塗工ドラムの距離:5cm
塗工回数: 3回
帯電ローラーの印加電圧はAC成分としてピーク間電圧1.5kV、周波数0.9kHzを選択した。また、DC成分は試験開始時の感光体の帯電電位が−700Vとなるようなバイアスを設定し、試験終了に至るまでこの帯電条件で試験を行った。また、現像バイアスは−500Vとした。尚、この装置において、除電手段は設けていない。また、クリーニング手段は純正のものをそのまま用いた。線速条件は125mm/secとした。
試験環境は、24℃/54%RHであった。
(クリーニング評価判定基準)
5:クリーニング不良無し。感光体表面は光沢がある。画像品質に影響は見られない。
4:僅かながら、クリーニング残トナーが確認される。感光体表面は光沢がある。出力画像の品質に影響は見られない。
3:僅かながら、クリーニング残トナーが確認され感光体表面が僅かにくすんでいる。出力画像の品質に影響は見られない。
2:クリーニング残トナーが確認され感光体表面がくすんでいる。出力画像に多少の汚れが認められる。
1:トナーフィルミングが観察される。白ヌケないしカブリなどの異常画像が出力され、使用に耐えられない。
5:残像が全く観察されず、良好。
4:残像が極めてごく僅かに観察されるが、良好。
3:残像がごく僅かに観察されるが実質的に良好。
2:残像が僅かに観察されるが実質的に問題無し。
1:残像が観察され、問題となる。
また、試験終了時の感光体摩耗量を測定した。
試験結果を表3に記す。
また、実施例3に対して感光体表面層がフッ素樹脂配合電荷輸送層とした実施例4と実施例5は残像具合が一段良好となる結果が得られた。
実施例3で用いた電子写真装置について、更に感光体表面に露出するフッ素樹脂をスプレッディングさせる専用のブレードを取り付けた。この形状はクリーニングブレードと類似の形状で、感光体表面を10gf/cmの押圧力が印加されるようにした。これ以外は実施例3と全く同様の試験を行ったところ、クリーニング性評価が4へと改善した。また、感光体表面のフッ素樹脂被覆率をカウントしたところフッ素原子の面積占有率は33%だった。
φ30mmアルミニウムドラム上に、下記組成の下引き層用塗工液、電荷発生層用塗工液、電荷輸送層用塗工液を順次、塗布乾燥することにより、3.5μmの下引き層、0.2μmの電荷発生層、22μmのフッ素樹脂を含まない電荷輸送層を形成した。その上に下記組成の保護層用塗工液をスプレーで塗工して4μmの保護層を設け電子写真感光体を得た。
ここで、保護層用塗工液を調製する際、予め、直径2mmのジルコニアボールを用いて振動ミル分散したフッ素樹脂分散液を用意した。これとは別に樹脂の含まれる溶液を調製し、これらを塗工前に混合、攪拌することで保護層用塗工液を調合した。保護層用塗工液に分散するフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.2μmだった。
アルキッド樹脂溶液
(ベッコライト M6401−50、大日本インキ化学工業社製)
12重量部
メラミン樹脂溶液
(スーパーベッカミン G−821−60、大日本インキ化学工業社製)
8重量部
酸化チタン(CR−EL 石原産業社製) 40重量部
メチルエチルケトン 200重量部
〔電荷発生層用塗工液〕
チタニルフタロシアニン(リコー社製) 9重量部
ポリビニルブチラール(XYHL、UCC社製) 5重量部
メチルエチルケトン 400重量部
〔フッ素樹脂を含まない電荷輸送層用塗工液〕
ポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製)10重量部
下記構造の低分子電荷輸送物質 9重量部
1%シリコーンオイル(KF50−100CS信越化学工業社製)
テトラヒドロフラン溶液 1重量部
〔保護層用塗工液〕
フッ素樹脂粒子(MPE−056、三井デュポンフロロケミカル社製)
60重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF210、日本油脂社製)
10重量部(固形分:3重量部)
ポリカーボネート(パンライトTS−050、帝人化成社製)
37重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
実施例7における保護層用塗工液のフッ素樹脂分散液の分散条件として、分散メディアを直径1mmのジルコニアボールに変え、分散強度を弱めることで塗工液中のフッ素樹脂粒子の平均粒径が0.95μmの塗工液を調整した。これを用いた以外は実施例7と同様にして感光体を得た。
以上のように作製した実施例7と実施例8の電子写真感光体を実装用にした後、一部改造した電子写真装置(リコー社製:imagio Neo 270)に搭載し、画像濃度が6%となるテキスト画像のパターンを連続5枚づつ印刷する条件で、通算2万枚コピー用紙(リコー社製TYPE6000)に複写印刷した。
電子写真装置の帯電手段は電子写真感光体に近接配置された帯電ローラーを用いた。ここで、感光体と帯電ローラーとの空隙は50μmである。
帯電ローラーの印加電圧はAC成分としてピーク間電圧1.5kV、周波数0.9kHzを選択した。また、DC成分は試験開始時の感光体の帯電電位が−700Vとなるようなバイアスを設定し、試験終了に至るまでこの帯電条件で試験を行った。また、現像バイアスは−500Vとした。尚、この装置において、除電手段は設けていない。また、帯電ローラーを変更した以外はimagio Neo 270用のプロセスカートリッジを使用した。線速条件は150mm/secとした。
試験環境は、24℃/54%RHであった。
5段階評価は以下の基準で選定した。
(地肌汚れ評価判定基準)
5: 地肌汚れが全く観察されず、良好。
4: 地肌汚れがごく僅かに観察されるが、良好。
3: 地肌汚れが僅かに観察されるが実質的に良好。
2: 地肌汚れが観察されるが実質的に問題無し。
1: 地肌汚れが観察され、実用上問題となる。
試験結果を表4に記す。
φ30mmアルミニウムドラム上に、下記組成の下引き層用塗工液、電荷発生層用塗工液、電荷輸送層用塗工液を順次、塗布乾燥することにより、3.5μmの下引き層、0.3μmの電荷発生層、22μmの電荷輸送層を形成した。次に保護層用塗工液をスプレーで塗工し、5μmの保護層を設け本発明の電子写真感光体を得た。保護層用塗工液はφ2mmジルコニアボールを用いて2時間の振動ミル分散を施した。保護層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.0μmだった。
アルキッド樹脂
(ベッコゾール 1307−60−EL、大日本インキ化学工業製)
10重量部
メラミン樹脂
(スーパーベッカミン G−821−60、大日本インキ化学工業製)
7重量部
酸化チタン(CR−EL 石原産業社製) 40重量部
メチルエチルケトン 200重量部
〔電荷発生層用塗工液〕
下記構造のビスアゾ顔料(リコー社製) 5重量部
シクロヘキサノン 200重量部
メチルエチルケトン 80重量部
〔フッ素樹脂を含まない電荷輸送層用塗工液〕
ポリカーボネート樹脂(パンライトTS−2050、帝人化成社製)
10重量部
下記構造の低分子電荷輸送物質 7重量部
1%シリコーンオイル(KF50−100CS信越化学工業社製)
テトラヒドロフラン溶液 1重量部
〔保護層用塗工液〕
フッ素樹脂粒子(MPE−056、三井デュポンフロロケミカル社製)
55重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF210、日本油脂社製)
10重量部(固形分:3重量部)
ポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製)42重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
実施例9における保護層用塗工液を次のものに変えた以外は実施例9と全く同様にして電子写真感光体を得た。保護層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.0μmだった。
〔保護層用塗工液〕
フッ素樹脂粒子(MPE−056、三井デュポンフロロケミカル社製)
55重量部
フッ素系界面活性剤(アロンGF−300、東亜合成社製)
10重量部(固形分:3重量部)
ポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製)
42重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
実施例9における保護層用塗工液を次のものに変えた以外は実施例9と全く同様にして電子写真感光体を得た。保護層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.0μmだった。
〔保護層用塗工液〕
フッ素樹脂粒子(MPE−056、三井デュポンフロロケミカル社製)
55重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF210、日本油脂社製)
10重量部(固形分:3重量部)
ポリスチレン(デンカスチロールHRM−3、電気化学工業社製)
42重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
帯電ローラーの印加電圧はAC成分としてピーク間電圧1.5kV、周波数0.9kHzを選択した。また、DC成分は試験開始時の感光体の帯電電位が−700Vとなるようなバイアスを設定し、試験終了に至るまでこの帯電条件で試験を行った。また、現像バイアスは−500Vとした。尚、この装置において、除電手段は設けていない。また、クリーニング手段は純正のものをそのまま用いた。線速条件は125mm/secとした。
試験環境は、24℃/54%RHであった。
試験終了時に、画素密度が1200dpi×1200dpiで画像濃度が5%のハーフトーン画像を連続10枚プリントアウトした。次に、クリーニングブレードの通過部分の感光体表面を顕微鏡観察して、クリーニングの良否を5段階に分けて判定した。また、試験による感光体の摩耗量を測定した。
更に、実施例9と実施例10の保護層用塗工液の液寿命評価として、攪拌保存による塗工液の変化を観察したところ、実施例10の塗工液は経時で発砲する傾向が観察されたのに対して実施例9では、同様の現象が観察されたもののその程度が小さい結果を得た。
また、実施例9の保護層のバインダー樹脂材料をポリカーボネートからポリスチレンに変更した実施例11は試験による摩耗量が実施例9よりも多い。すなわち保護層のバインダー成分としてはポリスチレンよりもポリカーボネートの方が優れると解釈される。
実施例9における保護層用塗工液を次のフッ素樹脂配合電荷輸送層に変えた以外は実施例9と全く同様にして電子写真感光体を得た。フッ素樹脂配合電荷輸送層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.1μmだった。
〔フッ素樹脂配合電荷輸送層用塗工液〕
下記構造の低分子電荷輸送物質 2重量部
10重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF200、日本油脂社製)
10重量部(固形分:3重量部)
メラミン樹脂
(スーパーベッカミン G−821−60、大日本インキ化学工業製)
5重量部
テトラヒドロフラン 180重量部
シクロヘキサノン 50重量部
実施例9における保護層用塗工液を次のフッ素樹脂配合電荷輸送層に変えた以外は実施例9と全く同様にして電子写真感光体を得た。フッ素樹脂配合電荷輸送層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.0μmだった。
〔フッ素樹脂配合電荷輸送層用塗工液〕
下記構造の低分子電荷輸送物質 2重量部
11重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF200、日本油脂社製)
14重量部(固形分:4.2重量部)
メラミン樹脂
(スーパーベッカミン G−821−60、大日本インキ化学工業製)
5重量部
テトラヒドロフラン 180重量部
シクロヘキサノン 50重量部
〔実施例12および実施例13のフッ素樹脂配合電荷輸送層塗工条件〕
塗工液吐出量: 15ml/min
塗工液吐出圧: 2.0kgf/cm2
被塗工ドラムの回転速度: 120rpm
塗工速度: 24mm/sec
スプレーヘッドと被塗工ドラムの距離:5cm
塗工回数: 2回
トナーは前述のAトナーを用いた。また、現像剤キャリアは平均粒径が40μmのシリコーン被服されたフェライトキャリアを用いた。フェライトキャリアとトナー含有量が5wt%となるAトナーを混合したもの280gを現像剤キャリアとして、各色現像ステーションのユニットに入れて使用した。
帯電ローラーの印加電圧はAC成分としてピーク間電圧1.5kV、周波数0.9kHzを選択した。また、DC成分は試験開始時の感光体の帯電電位が−700Vとなるようなバイアスを設定し、試験終了に至るまでこの帯電条件で試験を行った。また、現像バイアスは−500Vとした。尚、この装置において、除電手段は設けていない。また、クリーニング手段は純正のものをそのまま用いた。線速条件は125mm/secとした。
試験環境は、24℃/54%RHであった。
試験結果を表6に記す。
実施例9における保護層膜厚を1μmに変更した以外は実施例9と同様にして電子写真感光体を得た。
実施例9における保護層膜厚を3μmに変更した以外は実施例9と同様にして電子写真感光体を得た。
実施例9における保護層膜厚を7μmに変更した以外は実施例9と同様にして電子写真感光体を得た。
実施例9における保護層膜厚を10μmに変更した以外は実施例9と同様にして電子写真感光体を得た。
トナーは純正品を使用し、現像剤も本体に現像ユニットとして同梱されるものをそのまま用いた。帯電手段はユニットに取り付けられているものをそのまま用いた。
試験環境は、24℃/54%RHであった。
併せて、感光体が露光部の位置から現像スリーブの位置に至る時間(露光−現像間時間)が125msecおよび70msecの条件で黒ベタパターンをプリントしているときの露光部電位(VL)を測定した。
5:残像が全く観察されず、良好。
4:残像が極めてごく僅かに観察されるが、良好。
3:残像がごく僅かに観察されるが実質的に良好。
2:残像が僅かに観察されるが実質的に問題無し。
1:残像が観察され、問題となる。
試験結果を表7に記す。
露光−現像間時間が70msec程度の高速プロセスに対して、高品質な画像を得るためには、保護層膜厚は5μm以下とすることがより好ましいと解釈される。
φ30mmアルミニウムドラム上に、下記組成の下引き層用塗工液、電荷発生層用塗工液、電荷輸送層用塗工液を順次、塗布乾燥することにより、3.5μmの下引き層、0.3μmの電荷発生層、22μmの電荷輸送層を形成した。次に保護層用塗工液をスプレーで塗工し、5μmの保護層を設け本発明の電子写真感光体を得た。保護層用塗工液はφ2mmジルコニアボールを用いて2時間の振動ミル分散を施した。保護層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.0μmだった。
〔下引き層用塗工液〕
アルキッド樹脂(ベッコゾール 1307−60−EL、大日本インキ化学工業製)
10重量部
メラミン樹脂(スーパーベッカミン G−821−60、大日本インキ化学工業製)
7重量部
酸化チタン(CR−EL、石原産業社製) 40重量部
メチルエチルケトン 200重量部
ポリカーボネート樹脂(パンライトTS−2050、帝人化成社製)
10重量部
下記構造の低分子電荷輸送物質 7重量部
1%シリコーンオイル(KF50−100CS信越化学工業社製)テトラヒドロフラン
溶液 1重量部
フッ素樹脂粒子(MPE−056、三井デュポンフロロケミカル社製)55重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF210、日本油脂社製)
10重量部(固形分:3重量部)
ポリアリレート(Uポリマー U−100、ユニチカ社製) 42重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
実施例9における保護層用塗工液を次のものに変えた以外は実施例9と全く同様にして電子写真感光体を得た。保護層用塗工液中に含まれるフッ素樹脂粒子の平均粒径は3.0μmだった。
〔保護層用塗工液〕
フッ素樹脂粒子(MPE−056、三井デュポンフロロケミカル社製)55重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF210、日本油脂社製)
10重量部(固形分:3重量部)
ポリエステル(O−PET、鐘紡社製) 42重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
実施例9における保護層用塗工液を次のものに変えた以外は実施例9と全く同様にして電子写真感光体を得た。
〔保護層用塗工液〕
フッ素樹脂粒子(MPE−056、三井デュポンフロロケミカル社製)55重量部
フッ素系界面活性剤(モディパーF210、日本油脂社製)
10重量部(固形分:3重量部)
ポリスチレン(サンレックスSAN−l、三菱モンサント社製) 42重量部
テトラヒドロフラン 2500重量部
シクロヘキサノン 700重量部
トナーは前述のAトナーを用いた。また、現像剤キャリアは平均粒径が40μmのシリコーン被服されたフェライトキャリアを用いた。フェライトキャリアとトナー含有量が5wt%となるAトナーを混合したもの280gを現像剤キャリアとして、各色現像ステーションのユニットに入れて使用した。
帯電ローラーの印加電圧はAC成分としてピーク間電圧1.5kV、周波数0.9kHzを選択した。また、DC成分は試験開始時の感光体の帯電電位が−600Vとなるようなバイアスを設定し、試験終了に至るまでこの帯電条件で試験を行った。また、現像バイアスは−500Vとした。尚、この装置において、除電手段は設けていない。また、クリーニング手段は純正のものをそのまま用いた。
試験環境は、24℃/54%RHであった。
試験終了時に、画素密度が1200dpi×1200dpiで画像濃度が5%のハーフトーン画像を連続10枚プリントアウトした。次ぎに、クリーニングブレードの通過部分の感光体表面を顕微鏡観察して、クリーニングの良否を5段階に分けて判定した。また、試験による感光体の摩耗量を測定した。
試験結果を表8に記す。
実施例9で作製した電子写真感光体をクリーニング性評価単体試験機に取り付けた。クリーニング性評価試験機はクリーニングブレードと現像器および感光体ドラムから構成される試験機で感光体を任意の速度で回転することができる。ここで感光体の線速を50mm/secに設定した。現像器は IPSiO Color 8100用の現像ユニットを用いた。トナーはAトナーを用いた。また、感光体とクリーニングブレードの当接角度を72度、感光体とクリーニングブレードの食い込み量を1mmに設定した。現像ロールの攪拌速度を40rpm、現像バイアスを−500Vに設定した。また、感光体ドラムの表面電位は−50Vだった。この条件で、感光体表面上にベタ画像を現像した後のクリーニング性を評価した。
感光体ドラムの線速条件を100mm/secに変えた以外は実施例21と同様にしてクリーニング性評価を行った。
感光体ドラムの線速条件を300mm/secに変えた以外は実施例21と同様にしてクリーニング性評価を行った。
感光体ドラムの線速条件を500mm/secに変えた以外は実施例21と同様にしてクリーニング性評価を行った。
感光体ドラムの線速条件を600mm/secに変えた以外は実施例21と同様にしてクリーニング性評価を行った。
実施例21〜実施例25の評価結果を表9に記す。
12・・・帯電手段
13・・・露光手段
14・・・現像手段
15・・・トナー
16・・・転写手段
17・・・クリーニング手段
18・・・受像媒体
19・・・定着手段
1A・・・除電手段
1B・・・クリーニング前露光手段
1C・・・駆動手段
1D・・・第1の転写手段
1E・・・第2の転写手段
1F・・・中間転写体
1G・・・受像媒体担持体
1H・・・給紙トレー
1J・・・ハードコピー
1K・・・排紙トレー21・・・導電性支持体
22・・・フッ素樹脂を含まない感光層
23・・・保護層
24・・・下引き層
25・・・電荷発生層
26・・・フッ素樹脂を含まない電荷輸送層
27・・・フッ素樹脂配合感光層
28・・・フッ素樹脂配合電荷輸送層
Claims (18)
- 導電性支持体上に直接または下引き層を介して感光層又は感光層と保護層を有する電子写真感光体において、最表面層には少なくともフッ素樹脂粒子とフッ素系界面活性剤を含有し、且つフッ素樹脂粒子の含有量が最表面層の全体積に対して、20vol%以上70vol%以下、フッ素系界面活性剤の固形分含有率が最表面層の該フッ素系界面活性剤の固形分とバインダー樹脂との混合物全重量に対して、5wt%以上70wt%以下であり、且つ、フッ素樹脂粒子の表面自由エネルギーが最表面層の該フッ素系界面活性剤とバインダー樹脂との混合物の表面自由エネルギーよりも大きいことを特徴とする電子写真感光体。
- フッ素樹脂粒子の含有率が35vol%以上70vol%以下であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
- 電子写真感光体の最表面層が、表面層が電荷輸送層である感光体の表面に形成された保護層またはフッ素樹脂配合電荷輸送層、または表面層が感光層である感光体の表面に形成された保護層またはフッ素樹脂配合感光層であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真感光体。
- フッ素樹脂粒子の1次粒子径が0.1μm以上1μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- フッ素樹脂粒子がポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、またはテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- フッ素系界面活性剤がメタクリル酸エステルとアクリル酸フッ化アルキルとの共重合体であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- フッ素系界面活性剤がメタクリル酸エステルとアクリル酸フッ化アルキルとのブロック共重合体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 少なくとも電子写真感光体の最表面層のバインダー樹脂の主成分がポリカーボネート、ポリエステル、又はポリアリレートであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 少なくとも電子写真感光体の最表面層のバインダー樹脂が反応性水酸基を含有するフッ素系界面活性剤と熱硬化性樹脂単量体との架橋反応によって得られる樹脂であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 熱硬化性樹脂単量体がメラミンであることを特徴とする請求項9に記載の電子写真感光体。
- 少なくとも電子写真感光体の最表面層のバインダー樹脂が反応性水酸基を含有するフッ素系界面活性剤と反応性水酸基を含有する電荷輸送性物質と熱硬化性樹脂単量体との架橋反応によって得られる樹脂であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 少なくともフッ素樹脂配合電荷輸送層若しくはフッ素樹脂配合感光層に高分子電荷輸送物質が含有されることを特徴とする請求項3〜11のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 最表面層の膜厚が2μm以上5μm以下であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- フッ素樹脂微粒子が最表面層中において、一次粒子、及び一次粒子が複数個凝集して形成された二次粒子の、表面に露出した部分の投影像の平均直径をDとした場合、0.15μm≦D≦3μmの範囲にある粒子の、表面に占める投影面積比の合計が10%以上であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 請求項第1〜14のいずれか1項に記載の電子写真感光体を具備することを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項第1〜14のいずれか1項に記載の電子写真感光体を具備することを特徴とする電子写真装置。
- 感光体の線速が100mm/sec以上500mm/sec以下であることを特徴とする請求項16に記載の電子写真装置。
- 前記感光体表面に接して、その表面のフッ素樹脂粒子をスプレッディングする部材を有することを特徴とする請求項16又は17に記載の電子写真装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004182287A JP4148415B2 (ja) | 2003-07-31 | 2004-06-21 | 電子写真感光体、電子写真装置、及びプロセスカートリッジ |
US10/900,204 US20050026058A1 (en) | 2003-07-31 | 2004-07-28 | Electrophotographic photoreceptor, and electrophotographic image forming apparatus and process cartridge using the electrophotographic photoreceptor |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003204333 | 2003-07-31 | ||
JP2004182287A JP4148415B2 (ja) | 2003-07-31 | 2004-06-21 | 電子写真感光体、電子写真装置、及びプロセスカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005062830A true JP2005062830A (ja) | 2005-03-10 |
JP4148415B2 JP4148415B2 (ja) | 2008-09-10 |
Family
ID=34106867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004182287A Expired - Fee Related JP4148415B2 (ja) | 2003-07-31 | 2004-06-21 | 電子写真感光体、電子写真装置、及びプロセスカートリッジ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050026058A1 (ja) |
JP (1) | JP4148415B2 (ja) |
Cited By (30)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006330086A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Ricoh Co Ltd | 静電潜像担持体、これを用いた画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
EP1744227A1 (en) * | 2005-07-15 | 2007-01-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus with cleaning blade |
JP2007188084A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Xerox Corp | 電子写真用画像形成部材、電子写真用画像形成部材の製造方法、及び電子写真用画像現像装置 |
JP2008242456A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-09 | Xerox Corp | フッ化成分を含有するオーバーコートされた光導電体 |
JP2009156996A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成方法、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2009229549A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2010079108A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
US7848694B2 (en) | 2005-12-27 | 2010-12-07 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming device, processing unit, and image forming method |
JP2011141484A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
US8007972B2 (en) | 2005-09-15 | 2011-08-30 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, and image forming apparatus, process cartridge and image forming method using the same |
JP2011197443A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
JP2011203675A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
US8084170B2 (en) | 2007-03-13 | 2011-12-27 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, electrophotographic process cartridge containing the same and electrophotographic apparatus containing the same |
JP2012108487A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-06-07 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体とその製法及び画像形成装置、画像形成装置用プロセスカートリッジ |
JP2012173362A (ja) * | 2011-02-17 | 2012-09-10 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
US8361686B2 (en) | 2008-03-05 | 2013-01-29 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge and image forming apparatus |
US8404416B2 (en) | 2009-06-26 | 2013-03-26 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus |
JP2013171150A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
US8524432B2 (en) | 2009-02-27 | 2013-09-03 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus |
JP2013195571A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
JP2013195710A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
US8679709B2 (en) | 2007-06-28 | 2014-03-25 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, image forming apparatus, and film forming coating solution |
US8685600B2 (en) | 2009-06-26 | 2014-04-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, image forming apparatus and process cartridge |
JP2016009066A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | 株式会社リコー | 電子写真感光体、それを用いた画像形成方法、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2017045045A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | キヤノン株式会社 | 画像形成方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
JP2017090566A (ja) * | 2015-11-05 | 2017-05-25 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
US10545417B1 (en) | 2018-07-30 | 2020-01-28 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, image forming apparatus, and image forming method |
JP2020173297A (ja) * | 2019-04-08 | 2020-10-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2021060463A (ja) * | 2019-10-03 | 2021-04-15 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
US11048181B2 (en) | 2019-02-08 | 2021-06-29 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image-forming apparatus |
Families Citing this family (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4319553B2 (ja) * | 2004-01-08 | 2009-08-26 | 株式会社リコー | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、電子写真装置、プロセスカートリッジ |
JP4928072B2 (ja) * | 2004-09-15 | 2012-05-09 | 株式会社リコー | プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 |
US7781134B2 (en) * | 2004-12-27 | 2010-08-24 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, image forming method, image forming apparatus and process cartridge for the image forming apparatus |
US20060199092A1 (en) * | 2005-03-03 | 2006-09-07 | Akihiro Sugino | Electrostatic latent image bearer, and image forming method, image forming apparatus and process cartridge using the electrostatic latent image bearer |
EP1712956A3 (en) * | 2005-04-13 | 2007-05-30 | Ricoh Company, Ltd. | Image bearing member, and image forming apparatus and process cartridge using the same |
US7486914B2 (en) * | 2005-05-30 | 2009-02-03 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic image forming apparatus, process cartridge and image forming method wherein lubricant is supplied to a surface of an image bearing member |
JP4566834B2 (ja) * | 2005-06-20 | 2010-10-20 | 株式会社リコー | 静電潜像担持体、並びにプロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP4570045B2 (ja) * | 2005-08-18 | 2010-10-27 | 株式会社リコー | 電子写真感光体、電子写真装置及び電子写真装置用プロセスカートリッジ |
EP1762899B1 (en) * | 2005-09-12 | 2008-10-29 | Ricoh Company, Ltd. | Latent electrostatic image bearing member, and the method for producing the same, image forming method, image forming apparatus, and process cartridge |
JP4590344B2 (ja) * | 2005-11-21 | 2010-12-01 | 株式会社リコー | 静電潜像担持体及びそれを用いた画像形成装置、プロセスカートリッジ及び画像形成方法 |
JP5097410B2 (ja) * | 2006-04-04 | 2012-12-12 | 株式会社リコー | 画像形成装置及び画像形成方法 |
US7964327B2 (en) * | 2006-06-13 | 2011-06-21 | Ricoh Company Ltd. | Electrophotographic photoreceptor and method of preparing the photoreceptor, and image forming apparatus, image forming method and process cartridge using the photoreceptor |
JP4800157B2 (ja) * | 2006-09-15 | 2011-10-26 | 株式会社リコー | 電子写真感光体並びに電子写真装置 |
JP4928230B2 (ja) * | 2006-11-10 | 2012-05-09 | 株式会社リコー | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
JP4917409B2 (ja) * | 2006-11-10 | 2012-04-18 | 株式会社リコー | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
US7763405B2 (en) * | 2007-03-23 | 2010-07-27 | Xerox Corporation | Photoconductors containing fluorinated components |
JP4905228B2 (ja) * | 2007-04-09 | 2012-03-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
US8244145B2 (en) * | 2007-08-29 | 2012-08-14 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus including image processing member determined by method of evaluating distribution of adhesion forces of toner thereto |
JP2009300590A (ja) * | 2008-06-11 | 2009-12-24 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体 |
US7939589B2 (en) * | 2009-06-26 | 2011-05-10 | Angus Chemical Company | Polyhydroxy-diamines as low odor, low VOC multi-functional additives for paints and coatings |
US20110151363A1 (en) * | 2009-12-17 | 2011-06-23 | Xerox Corporation | Undercoat layer and imaging members comprising same |
JP5540779B2 (ja) * | 2010-03-08 | 2014-07-02 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成方法及び画像形成装置 |
US8697321B2 (en) * | 2010-05-31 | 2014-04-15 | Mitsubishi Chemical Corporation | Electrophotographic photoreceptor, image-forming apparatus, and electrophotographic cartridge |
JP2013020129A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、電子写真感光体、及びプロセスカートリッジ |
JP5958011B2 (ja) * | 2012-03-28 | 2016-07-27 | 富士ゼロックス株式会社 | 電荷輸送性膜形成用組成物、電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
JP6242194B2 (ja) * | 2013-01-28 | 2017-12-06 | キヤノン株式会社 | 電子写真用ベルト及び電子写真装置 |
JP2015094796A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-05-18 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
JP6255927B2 (ja) | 2013-11-15 | 2018-01-10 | 株式会社リコー | クリーニングブレード、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP6481324B2 (ja) | 2013-12-13 | 2019-03-13 | 株式会社リコー | 電子写真感光体、電子写真方法、電子写真装置及びプロセスカートリッジ |
JP6218034B2 (ja) | 2014-01-27 | 2017-10-25 | 株式会社リコー | クリーニングブレード、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP6478021B2 (ja) | 2014-02-12 | 2019-03-06 | 株式会社リコー | 光導電体とそれを用いた画像形成方法および画像形成装置 |
JP6292472B2 (ja) | 2014-03-07 | 2018-03-14 | 株式会社リコー | 画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2015175893A (ja) | 2014-03-13 | 2015-10-05 | 株式会社リコー | クリーニングブレードとこれを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP6333629B2 (ja) * | 2014-05-28 | 2018-05-30 | シャープ株式会社 | 電子写真感光体およびそれを備えた画像形成装置 |
US10416594B2 (en) | 2016-10-21 | 2019-09-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming method, image forming apparatus, and process cartridge |
US12055874B2 (en) * | 2020-11-06 | 2024-08-06 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Transfer device, image forming apparatus, and endless belt |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4957839A (en) * | 1987-05-26 | 1990-09-18 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor having a silicone resin charge retention layer |
US5008172A (en) * | 1988-05-26 | 1991-04-16 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor |
US5147751A (en) * | 1989-01-13 | 1992-09-15 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor and electrophotographic copying process and apparatus using the photoconductor |
JP3515133B2 (ja) * | 1991-07-24 | 2004-04-05 | 株式会社リコー | 電子写真用感光体 |
US5578405A (en) * | 1993-10-14 | 1996-11-26 | Ricoh Company | Electrophotographic photoconductor containing disazo and trisazo pigments |
DE69512575T2 (de) * | 1994-07-06 | 2000-05-04 | Canon K.K., Tokio/Tokyo | Elektrografisches Gerät und Bilderzeugungsverfahren |
JP3879294B2 (ja) * | 1999-01-13 | 2007-02-07 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 電子写真感光体、画像形成方法、画像形成装置及び装置ユニット |
US6569586B2 (en) * | 2000-10-16 | 2003-05-27 | Konica Corporation | Photoreceptor for forming electrostatic latent image |
JP4239133B2 (ja) * | 2001-04-04 | 2009-03-18 | 富士電機デバイステクノロジー株式会社 | 電子写真用感光体およびその製造方法 |
JP4134753B2 (ja) * | 2002-06-26 | 2008-08-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真用感光体、電子写真用部材、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
US7267916B2 (en) * | 2003-07-17 | 2007-09-11 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, and image forming method, image forming apparatus and process cartridge therefor using the electrophotographic photoreceptor |
JP3861859B2 (ja) * | 2003-07-22 | 2006-12-27 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 電子写真感光体 |
-
2004
- 2004-06-21 JP JP2004182287A patent/JP4148415B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2004-07-28 US US10/900,204 patent/US20050026058A1/en not_active Abandoned
Cited By (38)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006330086A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Ricoh Co Ltd | 静電潜像担持体、これを用いた画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
JP4555150B2 (ja) * | 2005-05-23 | 2010-09-29 | 株式会社リコー | 静電潜像担持体 |
US7995950B2 (en) | 2005-07-15 | 2011-08-09 | Ricoh Co., Ltd. | Image forming apparatus, image forming method and process cartridge involving the use of a cleaning blade that removes toner remaining on a surface of an image bearing member |
EP1744227A1 (en) * | 2005-07-15 | 2007-01-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus with cleaning blade |
JP2007025270A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
US8007972B2 (en) | 2005-09-15 | 2011-08-30 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, and image forming apparatus, process cartridge and image forming method using the same |
US7848694B2 (en) | 2005-12-27 | 2010-12-07 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming device, processing unit, and image forming method |
JP2007188084A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Xerox Corp | 電子写真用画像形成部材、電子写真用画像形成部材の製造方法、及び電子写真用画像現像装置 |
US8084170B2 (en) | 2007-03-13 | 2011-12-27 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, electrophotographic process cartridge containing the same and electrophotographic apparatus containing the same |
JP2008242456A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-09 | Xerox Corp | フッ化成分を含有するオーバーコートされた光導電体 |
US8679709B2 (en) | 2007-06-28 | 2014-03-25 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, image forming apparatus, and film forming coating solution |
JP2009156996A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成方法、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
US8361686B2 (en) | 2008-03-05 | 2013-01-29 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge and image forming apparatus |
JP4618311B2 (ja) * | 2008-03-19 | 2011-01-26 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2009229549A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
US8655220B2 (en) | 2008-03-19 | 2014-02-18 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge and image forming apparatus |
KR101232753B1 (ko) * | 2008-03-19 | 2013-02-13 | 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 | 전자 사진 감광체, 프로세스 카트리지, 및 화상 형성 장치 |
JP2010079108A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
US8524432B2 (en) | 2009-02-27 | 2013-09-03 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus |
US8404416B2 (en) | 2009-06-26 | 2013-03-26 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus |
US8685600B2 (en) | 2009-06-26 | 2014-04-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, image forming apparatus and process cartridge |
JP2011141484A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
JP2011197443A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
JP2011203675A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2012108487A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-06-07 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体とその製法及び画像形成装置、画像形成装置用プロセスカートリッジ |
JP2012173362A (ja) * | 2011-02-17 | 2012-09-10 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2013171150A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2013195571A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
JP2013195710A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
JP2016009066A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | 株式会社リコー | 電子写真感光体、それを用いた画像形成方法、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2017045045A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | キヤノン株式会社 | 画像形成方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
JP2017090566A (ja) * | 2015-11-05 | 2017-05-25 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
US10545417B1 (en) | 2018-07-30 | 2020-01-28 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, image forming apparatus, and image forming method |
US11048181B2 (en) | 2019-02-08 | 2021-06-29 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image-forming apparatus |
JP2020173297A (ja) * | 2019-04-08 | 2020-10-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP7275788B2 (ja) | 2019-04-08 | 2023-05-18 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2021060463A (ja) * | 2019-10-03 | 2021-04-15 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP7380044B2 (ja) | 2019-10-03 | 2023-11-15 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050026058A1 (en) | 2005-02-03 |
JP4148415B2 (ja) | 2008-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4148415B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP3766008B2 (ja) | 電子写真感光体、その製造方法、電子写真方法、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP3868785B2 (ja) | 積層型電子写真感光体、画像形成方法、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP4319553B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、電子写真装置、プロセスカートリッジ | |
JP4928230B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ | |
US7369807B2 (en) | Cleaner, and process cartridge and image forming apparatus using the cleaner | |
JP4566834B2 (ja) | 静電潜像担持体、並びにプロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
US6853823B2 (en) | Electrophotographic photoreceptor and image forming apparatus using the photoreceptor | |
US20060062598A1 (en) | Charging device, process cartridge and image forming apparatus | |
JP2008224729A (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ | |
JP2004286890A (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP4990679B2 (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP3781639B2 (ja) | 電子写真感光体とその製造方法及び画像形成装置 | |
JP3925912B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真方式、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP4187742B2 (ja) | 電子写真感光体、その製造方法、電子写真方法、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP2003098700A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005173557A (ja) | 電子写真装置及びプロセスカートリッジ | |
JP3945803B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真方法、電子写真装置、及び電子写真装置用プロセスカートリッジ | |
JP3874329B2 (ja) | 積層型電子写真感光体、画像形成方法、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP4194932B2 (ja) | 感光層形成用塗工液とその製造方法、及び該塗工液を用いた電子写真感光体、画像形成装置、画像形成方法、プロセスカートリッジ | |
JP2006259030A (ja) | 電子写真感光体、製造方法、電子写真装置 | |
JP3767854B2 (ja) | 画像形成方法、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP3871304B2 (ja) | 電子写真感光体、その製造方法及びそれを用いた画像形成方法 | |
JP2004038070A (ja) | 画像形成方法、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP4145513B2 (ja) | フルカラー電子写真装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060728 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080515 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080519 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080522 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080618 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080619 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |