JP7275788B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7275788B2 JP7275788B2 JP2019073784A JP2019073784A JP7275788B2 JP 7275788 B2 JP7275788 B2 JP 7275788B2 JP 2019073784 A JP2019073784 A JP 2019073784A JP 2019073784 A JP2019073784 A JP 2019073784A JP 7275788 B2 JP7275788 B2 JP 7275788B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- layer
- electrophotographic photoreceptor
- less
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Description
そこで本発明の課題は、電子写真感光体の最表面層の表面粗さRaが0.07未満又は0.2超えの電子写真感光体である場合に比べ、画像を形成する初期段階における筋状の画像欠陥及び点状の画像欠陥の両方が抑制された電子写真感光体を提供することとする。
前記導電性基体の上に設けられた感光層と、
を備え、
電子写真感光体の最表面層がフッ素含有樹脂粒子を含み、且つ、前記最表面層の表面粗さRaが0.07μm以上0.2μm以下である、
電子写真感光体。
[2] 前記フッ素含有樹脂粒子の含有量が、前記最表面層における全固形分量に対して、6質量%超え20質量%以下である、前記[1]に記載の電子写真感光体。
[3] 前記フッ素含有樹脂粒子の粒度分布指標が、0.25以上0.45以下である、前記[1]又は[2]に記載の電子写真感光体。
[4] 前記フッ素含有樹脂粒子の粒度分布指標が、0.3以上0.4以下である、前記[3]に記載の電子写真感光体。
[5] 前記フッ素含有樹脂粒子の平均粒子径が、0.3μm以下である、前記[1]~[4]のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
[6] 前記フッ素含有樹脂粒子が、4フッ化エチレン樹脂粒子、フッ化ビニル樹脂粒子及びフッ化ビニリデン樹脂粒子からなる群より選択される1種又は2種以上である、前記[1]~[5]のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
[7] 前記感光層が、電荷輸送材料を含有する電荷輸送層と、電荷発生層と、を含む積層型の感光層であり、前記最表面層が前記電荷輸送層である、前記[1]~[6]のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
[8] 前記電荷輸送層が、ブタジエン系化合物、トリアリールアミン系化合物及びベンジジン系化合物からなる群より選択される1種又は2種以上の電荷輸送材料を含む、前記[7]に記載の電子写真感光体。
[9] 前記フッ素含有樹脂粒子の含有量が、前記電荷輸送材料に対して、20質量%以上80質量%以下である、前記[7]又は[8]に記載の電子写真感光体。
[10] 前記[1]~[9]のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面に接触し前記電子写真感光体の表面を清掃するクリーニングブレードを有する清掃手段と、
を備え、画像形成装置に着脱するプロセスカートリッジ。
[11] 前記[1]~[9]のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
トナーを含む現像剤により、前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記電子写真感光体の表面に接触し前記電子写真感光体の表面を清掃するクリーニングブレードを有する清掃手段と、
を備える画像形成装置。
[12] 前記クリーニングブレードは、少なくとも前記電子写真感光体との接触部分がポリウレタンであり、且つ、前記接触部分の示差走査熱量測定による吸熱ピークトップ温度が155℃以上180℃未満である、前記[11]に記載の画像形成装置。
[13] 前記ポリウレタンが、ハードセグメントとソフトセグメントとを有し、前記ハードセグメントの凝集体における平均粒子径が10μm以下である、前記[12]に記載の画像形成装置。
本実施形態に係る電子写真感光体は、導電性基体と、前記導電性基体の上に設けられた感光層と、を備え、電子写真感光体の最表面層がフッ素含有樹脂粒子を含み、且つ、前記最表面層の表面粗さRaが0.07μm以上0.2μm以下である。
フッ素含有樹脂粒子を最表面層に含む電子写真感光体において、その表面粗さRaが0.07未満である、つまり、最表面層は凹凸が少なく滑らかであると、最表面層に残留する残留トナーをクリーニングブレードにより清掃する際に、クリーニングブレードがめくれ、前記残留トナーがすり抜けることがあった。この最表面層は凹凸が少なく滑らかである場合に生じるクリーニングブレードのめくれは、画像を形成する初期段階(例えば、電子写真感光体を用いて出力される画像が20枚以下)において顕著に生じる傾向にある。前記すり抜けた残留トナーは、清掃されずに、電子写真感光体の表面に付着して皮膜を形成する現象(以下、「フィルミング」とも称す。)を起こすことがある。その結果、筋状の画像欠陥が発生することがある。
フッ素含有樹脂粒子を最表面層に含む電子写真感光体において、その表面粗さRaが0.2超えである、つまり、最表面層の凹凸が大きく粗いと、最表面層における凸部に対し、局所的に電荷が集中し、表面電位が降下する現象(以下、「帯電不良」とも称す。)が発生することがある。この最表面層の凹凸に起因する局所的な帯電不良は、画像を形成する初期段階(例えば、電子写真感光体を用いて出力される画像が20枚以下)において顕著に生じる傾向にある。そして、この局所的な帯電不良により、点状の画像欠陥が発生することがある。
感光層は、電荷発生材料と電荷輸送材料とを同一の感光層に含有して機能を一体化した単層型感光層でもよく、電荷発生層と電荷輸送層とを有する機能が分離された積層型感光層でもよい。感光層が積層型感光層である場合、電荷発生層と電荷輸送層との順序は特に限定されないが、電子写真感光体は、導電性基体上に、電荷発生層、電荷輸送層、及び表面保護層をこの順に有する構成が好ましい。また、電子写真感光体は、これらの層以外の層を含んでいてもよい。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置における電子写真感光体の層構成の一例を示す模式断面図である。電子写真感光体107Aは、導電性基体104上に、下引層101が設けられ、その上に電荷発生層102、電荷輸送層103、及び表面保護層106が順次形成された構造を有する。電子写真感光体107Aにおいては、電荷発生層102と電荷輸送層103とに機能が分離された積層型感光層105が構成されている。
また、図2は、本実施形態に係る画像形成装置における電子写真感光体の層構成の他の例を示す模式断面図である。図2に示す電子写真感光体107Bは、導電性基体104上に、下引層101が設けられ、感光層105及び表面保護層106が順次形成された構造を有する。電子写真感光体107Bにおいては、電荷発生材料と電荷輸送材料とを同一の感光層105に含有して機能を一体化した単層型感光層105が構成されている。
なお、本実施形態における電子写真感光体は、下引層101及び表面保護層106を設けてもよいし、設けなくてもよい。
本実施形態に係る電子写真感光体は、最表面層にフッ素含有樹脂粒子を含み、且つ、最表面層の表面粗さRaが0.07μm以上0.2μm以下である。
電子写真感光体の層構成が単層型感光層であり、且つ、表面保護層を有しない場合、電子写真感光体の最表面層とは、感光層を意味する。
電子写真感光体の層構成が表面保護層を有する場合、電子写真感光体の最表面層とは、表面保護層を意味する。
最表面層の表面粗さRaは、0.07μm以上0.2μm以下であり、画像を形成する初期段階における筋状の画像欠陥及び点状の画像欠陥の両方をより抑制する観点から、0.08μm以上0.18μm以下であることが好ましく、0.09μm以上0.15μm以下であることがより好ましく、0.09μm以上0.12μm以下であることがさらに好ましい。
電子写真感光体の最表面層の一部を、カッター等で切り出し、試験片を得る。前記試験片に対して、触針式表面粗さ測定機(サーフコム1400A:東京精密社製等)を使用して測定する。測定条件は、JIS B0601-1994に準拠し、評価長さLn=10mm、基準長さL=0.8mm、カットオフ値=0.8mmとする。
フッ素含有樹脂粒子としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン樹脂粒子(4フッ化エチレン樹脂粒子)、3フッ化塩化エチレン樹脂粒子、6フッ化プロピレン樹脂粒子、フッ化ビニル樹脂粒子、フッ化ビニリデン樹脂粒子、2フッ化2塩化エチレン樹脂粒子及びそれらの共重合体の粒子等が挙げられる。
上記の中でもフッ素含有樹脂粒子としては、画像を形成する初期段階における筋状の画像欠陥及び点状の画像欠陥の両方をより抑制する観点から、4フッ化エチレン樹脂粒子、フッ化ビニル樹脂粒子及びフッ化ビニリデン樹脂粒子からなる群より選択される1種又は2種以上を含むことが好ましく、4フッ化エチレン樹脂粒子を含むことがより好ましい。
まず、電子写真感光体の最表面層を切り抜き、前記切り抜いた最表面層からテトラヒドロフランによりフッ素含有樹脂粒子を抽出し、フッ素含有樹脂粒子分散液を得る。このフッ素含有樹脂粒子分散液又はその10倍希釈液を、大塚電子社製の濃厚系粒子径アナライザーFPAR-1000を用いて、測定時間300sec、繰り返し回数1回、測定前待ち時間300の条件で測定し、体積基準の粒度分布を得る。
測定される粒度分布を基にして分割された粒度範囲に対して体積、数をそれぞれ小径側から累積分布を描いて、累積16%となる粒子径を体積粒子径D16v、累積50%となる粒子径を体積平均粒子径D50v、累積84%となる粒子径を体積粒子径D84vと定義する。そして、体積平均粒子径D50vを、平均粒子径とする。また、粒度分布指標(GSDv)は(D84v/D16v)1/2として算出された値とする。
最表面層は、フッ素含有分散剤を含んでいてもよい。具体的に、電子写真感光体では、最表面層を形成する際に用いる最表面層形成用塗布液におけるフッ素含有樹脂粒子の分散安定性を高めるために、フッ素含有分散剤を用いてもよい。
フッ素含有分散剤としては、例えば、フッ化アルキル基を有する重合性化合物を単独重合又は共重合した重合体(以下「フッ化アルキル基含有重合体」とも称する)が挙げられる。
フッ化アルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、例えば、2,2,2-トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル(メタ)アククリレートが挙げられる。
フッ素原子を有さないモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2-メトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、2-エトキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチルo-フェニルフェノール(メタ)アクリレート、o-フェニルフェノールグリシジルエーテル(メタ)アクリレートが挙げられる。
フッ素含有分散剤の重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定される値である。GPCによる分子量測定は、例えば、測定装置として東ソー(株)製GPC・HLC-8120を用い、東ソー(株)製カラム・TSKgel GMHHR-M+TSKgel GMHHR-M(7.8mmI.D.30cm)を使用し、クロロホルム溶媒で行い、この測定結果から単分散ポリスチレン標準試料により作製した分子量校正曲線を使用して算出する。
なお、フッ化アルキル基含有共重合体は、1種を単独で又は2種以上を併用してもよい。
導電性基体としては、例えば、金属(アルミニウム、銅、亜鉛、クロム、ニッケル、モリブデン、バナジウム、インジウム、金、白金等)又は合金(ステンレス鋼等)を含む金属板、金属ドラム、及び金属ベルト等が挙げられる。また、導電性基体としては、例えば、導電性化合物(例えば導電性ポリマー、酸化インジウム等)、金属(例えばアルミニウム、パラジウム、金等)又は合金を塗布、蒸着又はラミネートした紙、樹脂フィルム、ベルト等も挙げられる。ここで、「導電性」とは体積抵抗率が1013Ωcm未満であることをいう。
酸性処理液による処理は、例えば、以下のようにして実施される。先ず、リン酸、クロム酸及びフッ酸を含む酸性処理液を調製する。酸性処理液におけるリン酸、クロム酸及びフッ酸の配合割合は、例えば、リン酸が10質量%以上11質量%以下の範囲、クロム酸が3質量%以上5質量%以下の範囲、フッ酸が0.5質量%以上2質量%以下の範囲であって、これらの酸全体の濃度は13.5質量%以上18質量%以下の範囲がよい。処理温度は例えば42℃以上48℃以下が好ましい。被膜の膜厚は、0.3μm以上15μm以下が好ましい。
下引層は、例えば、無機粒子と結着樹脂とを含む層である。
これらの中でも、上記抵抗値を有する無機粒子としては、例えば、酸化錫粒子、酸化チタン粒子、酸化亜鉛粒子、酸化ジルコニウム粒子等の金属酸化物粒子がよく、特に、酸化亜鉛粒子が好ましい。
無機粒子の体積平均粒子径は、例えば、50nm以上2000nm以下(好ましくは60nm以上1000nm以下)がよい。
特に、電子受容性化合物としては、アントラキノン構造を有する化合物が好ましい。アントラキノン構造を有する化合物としては、例えば、ヒドロキシアントラキノン化合物、アミノアントラキノン化合物、アミノヒドロキシアントラキノン化合物等が好ましく、具体的には、例えば、アントラキノン、アリザリン、キニザリン、アントラルフィン、プルプリン等が好ましい。
下引層に用いる結着樹脂としては、例えば、電荷輸送性基を有する電荷輸送性樹脂、導電性樹脂(例えばポリアニリン等)等も挙げられる。
これら結着樹脂を2種以上組み合わせて使用する場合には、その混合割合は、必要に応じて設定される。
添加剤としては、多環縮合系、アゾ系等の電子輸送性顔料、ジルコニウムキレート化合物、チタニウムキレート化合物、アルミニウムキレート化合物、チタニウムアルコキシド化合物、有機チタニウム化合物、シランカップリング剤等の公知の材料が挙げられる。シランカップリング剤は前述のように無機粒子の表面処理に用いられるが、添加剤として更に下引層に添加してもよい。
下引層の表面粗さ(十点平均粗さ)は、モアレ像抑制のために、使用される露光用レーザ波長λの1/(4n)(nは上層の屈折率)から1/2までに調整されていることがよい。
表面粗さ調整のために下引層中に樹脂粒子等を添加してもよい。樹脂粒子としてはシリコーン樹脂粒子、架橋型ポリメタクリル酸メチル樹脂粒子等が挙げられる。また、表面粗さ調整のために下引層の表面を研磨してもよい。研磨方法としては、バフ研磨、サンドブラスト処理、湿式ホーニング、研削処理等が挙げられる。
これらの溶剤として具体的には、例えば、メタノール、エタノール、n-プロパノール、iso-プロパノール、n-ブタノール、ベンジルアルコール、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n-ブチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチレンクロライド、クロロホルム、クロロベンゼン、トルエン等の通常の有機溶剤が挙げられる。
図示は省略するが、下引層と感光層との間に中間層をさらに設けてもよい。
中間層は、例えば、樹脂を含む層である。中間層に用いる樹脂としては、例えば、アセタール樹脂(例えばポリビニルブチラール等)、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、カゼイン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ゼラチン、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル-無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン-アルキッド樹脂、フェノール-ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂等の高分子化合物が挙げられる。
中間層は、有機金属化合物を含む層であってもよい。中間層に用いる有機金属化合物としては、ジルコニウム、チタニウム、アルミニウム、マンガン、ケイ素等の金属原子を含有する有機金属化合物等が挙げられる。
これらの中間層に用いる化合物は、単独で又は複数の化合物の混合物若しくは重縮合物として用いてもよい。
中間層を形成する塗布方法としては、浸漬塗布法、突き上げ塗布法、ワイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、ブレード塗布法、ナイフ塗布法、カーテン塗布法等の通常の方法が用いられる。
電荷発生層は、例えば、電荷発生材料と結着樹脂とを含む層である。また、電荷発生層は、電荷発生材料の蒸着層であってもよい。電荷発生材料の蒸着層は、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro-Luminescence)イメージアレー等の非干渉性光源を用いる場合に好適である。
なお、n-型の判定は、通常使用されるタイムオブフライト法を用い、流れる光電流の極性によって判定され、正孔よりも電子をキャリアとして流しやすいものをn-型とする。
結着樹脂としては、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアリレート樹脂(ビスフェノール類と芳香族2価カルボン酸の重縮合体等)、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルピリジン樹脂、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂等が挙げられる。ここで、「絶縁性」とは、体積抵抗率が1013Ωcm以上であることをいう。
これらの結着樹脂は1種を単独で又は2種以上を混合して用いられる。
なお、この分散の際、電荷発生層形成用塗布液中の電荷発生材料の平均粒子径を0.5μm以下、好ましくは0.3μm以下、更に好ましくは0.15μm以下にすることが有効である。
電荷輸送層は、例えば、電荷輸送材料と結着樹脂とを含む層である。電荷輸送層は、高分子電荷輸送材料を含む層であってもよい。
上記各基の置換基としては、ハロゲン原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、炭素数1以上5以下のアルコキシ基が挙げられる。また、上記各基の置換基としては、炭素数1以上3以下のアルキル基で置換された置換アミノ基も挙げられる。
上記各基の置換基としては、ハロゲン原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、炭素数1以上5以下のアルコキシ基が挙げられる。また、上記各基の置換基としては、炭素数1以上3以下のアルキル基で置換された置換アミノ基も挙げられる。
直鎖状のアルキル基として具体的には、メチル基、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、n-ヘプチル基、n-オクチル基、n-ノニル基、n-デシル基、n-ウンデシル基、n-ドデシル基、n-トリデシル基、n-テトラデシル基、n-ペンタデシル基、n-ヘキサデシル基、n-ヘプタデシル基、n-オクタデシル基、n-ノナデシル基、n-イコシル基等が挙げられる。
分岐状のアルキル基として具体的には、イソプロピル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert-ペンチル基、イソヘキシル基、sec-ヘキシル基、tert-ヘキシル基、イソヘプチル基、sec-ヘプチル基、tert-ヘプチル基、イソオクチル基、sec-オクチル基、tert-オクチル基、イソノニル基、sec-ノニル基、tert-ノニル基、イソデシル基、sec-デシル基、tert-デシル基、イソウンデシル基、sec-ウンデシル基、tert-ウンデシル基、ネオウンデシル基、イソドデシル基、sec-ドデシル基、tert-ドデシル基、ネオドデシル基、イソトリデシル基、sec-トリデシル基、tert-トリデシル基、ネオトリデシル基、イソテトラデシル基、sec-テトラデシル基、tert-テトラデシル基、ネオテトラデシル基、1-イソブチル-4-エチルオクチル基、イソペンタデシル基、sec-ペンタデシル基、tert-ペンタデシル基、ネオペンタデシル基、イソヘキサデシル基、sec-ヘキサデシル基、tert-ヘキサデシル基、ネオヘキサデシル基、1-メチルペンタデシル基、イソヘプタデシル基、sec-ヘプタデシル基、tert-ヘプタデシル基、ネオヘプタデシル基、イソオクタデシル基、sec-オクタデシル基、tert-オクタデシル基、ネオオクタデシル基、イソノナデシル基、sec-ノナデシル基、tert-ノナデシル基、ネオノナデシル基、1-メチルオクチル基、イソイコシル基、sec-イコシル基、tert-イコシル基、ネオイコシル基等が挙げられる。
これらの中でも、アルキル基としては、メチル基、エチル基、イソプロピル基等の低級アルキル基が好ましい。
直鎖状のアルコキシ基として具体的には、メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、n-ブトキシ基、n-ペンチルオキシ基、n-ヘキシルオキシ基、n-ヘプチルオキシ基、n-オクチルオキシ基、n-ノニルオキシ基、n-デシルオキシ基、n-ウンデシルオキシ基、n-ドデシルオキシ基、n-トリデシルオキシ基、n-テトラデシルオキシ基、n-ペンタデシルオキシ基、n-ヘキサデシルオキシ基、n-ヘプタデシルオキシ基、n-オクタデシルオキシ基、n-ノナデシルオキシ基、n-イコシルオキシ基等が挙げられる。
分岐状のアルコキシ基として具体的には、イソプロポキシ基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ基、tert-ブトキシ基、イソペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、tert-ペンチルオキシ基、イソヘキシルオキシ基、sec-ヘキシルオキシ基、tert-ヘキシルオキシ基、イソヘプチルオキシ基、sec-ヘプチルオキシ基、tert-ヘプチルオキシ基、イソオクチルオキシ基、sec-オクチルオキシ基、tert-オクチルオキシ基、イソノニルオキシ基、sec-ノニルオキシ基、tert-ノニルオキシ基、イソデシルオキシ基、sec-デシルオキシ基、tert-デシルオキシ基、イソウンデシルオキシ基、sec-ウンデシルオキシ基、tert-ウンデシルオキシ基、ネオウンデシルオキシ基、イソドデシルオキシ基、sec-ドデシルオキシ基、tert-ドデシルオキシ基、ネオドデシルオキシ基、イソトリデシルオキシ基、sec-トリデシルオキシ基、tert-トリデシルオキシ基、ネオトリデシルオキシ基、イソテトラデシルオキシ基、sec-テトラデシルオキシ基、tert-テトラデシルオキシ基、ネオテトラデシルオキシ基、1-イソブチル-4-エチルオクチルオキシ基、イソペンタデシルオキシ基、sec-ペンタデシルオキシ基、tert-ペンタデシルオキシ基、ネオペンタデシルオキシ基、イソヘキサデシルオキシ基、sec-ヘキサデシルオキシ基、tert-ヘキサデシルオキシ基、ネオヘキサデシルオキシ基、1-メチルペンタデシルオキシ基、イソヘプタデシルオキシ基、sec-ヘプタデシルオキシ基、tert-ヘプタデシルオキシ基、ネオヘプタデシルオキシ基、イソオクタデシルオキシ基、sec-オクタデシルオキシ基、tert-オクタデシルオキシ基、ネオオクタデシルオキシ基、イソノナデシルオキシ基、sec-ノナデシルオキシ基、tert-ノナデシルオキシ基、ネオノナデシルオキシ基、1-メチルオクチルオキシ基、イソイコシルオキシ基、sec-イコシルオキシ基、tert-イコシルオキシ基、ネオイコシルオキシ基等が挙げられる。
これらの中でも、アルコキシ基としては、メトキシ基が好ましい。
アリール基として具体的には、フェニル基、ナフチル基、フェナントリル基、ビフェニリル基などが挙げられる。
これらの中でも、アリール基としては、フェニル基、ナフチル基が好ましい。
ここで、炭化水素環構造として具体的には、例えば、シクロアルカン構造、シクロアルケン構造、シクロアルカンポリエン構造等が挙げられる。
つまり、構造式(CT1)で表されるブタジエン誘導体は、下記構造式(CT1A)で示される電荷輸送材料(例示化合物(CT1-3))であることがより好ましい。
・-CH3:メチル基
・-OCH3:メトキシ基
なお、電荷輸送材料と結着樹脂との配合比は、質量比で10:1から1:5までが好ましい。
表面保護層(以下、単に「保護層」とも称す。)は、必要に応じて感光層上に設けられる。保護層は、例えば、帯電時の感光層の化学的変化を防止したり、感光層の機械的強度をさらに改善したりする目的で設けられる。
そのため、保護層は、硬化膜(架橋膜)で構成された層を適用することがよい。これら層としては、例えば、下記1)又は2)に示す層が挙げられる。
2)非反応性の電荷輸送材料と、電荷輸送性骨格を有さず、反応性基を有する反応性基含有非電荷輸送材料と、を含む組成物の硬化膜で構成された層(つまり、非反応性の電荷輸送材料と、当該反応性基含有非電荷輸送材料の重合体又は架橋体と、を含む層)
なお、保護層形成用塗布液は、無溶剤の塗布液であってもよい。
単層型感光層(電荷発生/電荷輸送層)は、例えば、電荷発生材料と電荷輸送材料と、必要に応じて、結着樹脂、及びその他周知の添加剤と、を含む層である。なお、これら材料は、電荷発生層及び電荷輸送層で説明した材料と同様である。
そして、単層型感光層中、電荷発生材料の含有量は、全固形分に対して0.1質量%以上10質量%以下がよく、好ましくは0.8質量%以上5質量%以下である。また、単層型感光層中、電荷輸送材料の含有量は、全固形分に対して5質量%以上50質量%以下がよい。
単層型感光層の形成方法は、電荷発生層や電荷輸送層の形成方法と同様である。
単層型感光層の膜厚は、例えば、5μm以上50μm以下がよく、好ましくは10μm以上40μm以下である。
本実施形態に係る画像形成装置は、電子写真感光体と、電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、帯電した電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、トナーを含む現像剤により電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、トナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、電子写真感光体の表面に接触し前記電子写真感光体の表面を清掃するクリーニングブレードを有する清掃手段と、を備える。そして、電子写真感光体として、上記本実施形態に係る電子写真感光体が適用される。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図3に示すように、電子写真感光体7を備えるプロセスカートリッジ300と、露光装置9(静電潜像形成手段の一例)と、転写装置40(一次転写装置)と、中間転写体50とを備える。なお、画像形成装置100において、露光装置9はプロセスカートリッジ300の開口部から電子写真感光体7に露光し得る位置に配置されており、転写装置40は中間転写体50を介して電子写真感光体7に対向する位置に配置されており、中間転写体50はその一部が電子写真感光体7に接触して配置されている。図示しないが、中間転写体50に転写されたトナー像を記録媒体(例えば用紙)に転写する二次転写装置も有している。なお、中間転写体50、転写装置40(一次転写装置)、及び二次転写装置(不図示)が転写手段の一例に相当する。
帯電装置8としては、例えば、導電性又は半導電性の帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電フィルム、帯電ゴムブレード、帯電チューブ等を用いた接触型帯電器が使用される。また、非接触方式のローラ帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン帯電器やコロトロン帯電器等のそれ自体公知の帯電器等も使用される。
露光装置9としては、例えば、電子写真感光体7表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等の光を、定められた像様に露光する光学系機器等が挙げられる。光源の波長は電子写真感光体の分光感度領域内とする。半導体レーザの波長としては、780nm付近に発振波長を有する近赤外が主流である。しかし、この波長に限定されず、600nm台の発振波長レーザや青色レーザとして400nm以上450nm以下に発振波長を有するレーザも利用してもよい。また、カラー画像形成のためにはマルチビームを出力し得るタイプの面発光型のレーザ光源も有効である。
現像装置11としては、例えば、現像剤を接触又は非接触させて現像する一般的な現像装置が挙げられる。現像装置11としては、上述の機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて選択される。例えば、一成分系現像剤又は二成分系現像剤をブラシ、ローラ等を用いて電子写真感光体7に付着させる機能を有する公知の現像器等が挙げられる。中でも現像剤を表面に保持した現像ローラを用いるものが好ましい。
クリーニング装置13は、転写装置40より電子写真感光体7の回転方向下流側に設けられている。クリーニング装置13は、静電荷像現像用トナー画像を記録媒体に転写した後に、電子写真感光体7に付着した残留トナーをクリーニング(清掃)する。クリーニング装置13では、残留トナー以外にも、紙粉等の付着物をクリーニングする。
図5は、図3に示すクリーニング装置13におけるクリーニングブレード131の設置態様を示す概略構成図である。
図5に示すように、クリーニングブレード131の先端は、電子写真感光体7の回転方向(矢印方向)と対向する方向を向いており、この状態で電子写真感光体7の表面に接触している。
また、クリーニングブレード131の電子写真感光体7に対する押し付け圧Nは、0.6gf/mm2以上6.0gf/mm2以下に設定されることが好ましい。
ここで、上記角度θとは、具体的には、図5に示すように、クリーニングブレード131の先端と電子写真感光体7との接触部における接線(図5中の一点鎖線)とクリーニングブレード131の非変形部とでなす角の角度を指す。
また、上記押し付け圧Nとは、図5に示すように、クリーニングブレード131が電子写真感光体7に接触する位置において電子写真感光体7の中心に向けて押し付ける圧力(gf/mm2)である。
クリーニングブレードは、少なくとも電子写真感光体と接触する接触部を板状のゴム基材を含んで構成されることが好ましい。クリーニングブレードは、ゴム基材の単層構造であってもよいし、ゴム基材の裏面(電子写真感光体と対向しない側の面)に背面層を積層した積層構造であってもよい。なお、背面層は、複層であってもよい。
ソフトセグメント材料としては、ジオールと、二塩基酸、環状エステル等のエステル化合物と、の脱水縮合で得られるポリエステルポリオールなどが挙げられる。
上記の中でも、ソフトセグメント材料は、ジオールとアジピン酸との脱水縮合で得られるポリエステルポリオール、及び、ジオールとε-カプロラクトンとの脱水縮合で得られるポリカプロラクトンポリオールの少なくとも一方を含むことが好ましく、ジオールとアジピン酸との脱水縮合で得られるポリエステルポリオールを含むことがより好ましい。
ハードセグメント材料としては、イソシアネート基に対して反応し得る官能基を有する樹脂を用いることが好ましい。また、ハードセグメント材料は、柔軟性のある樹脂であることが好ましく、柔軟性の点から直鎖構造を有する脂肪族系の樹脂であることがより好ましい。具体例としては、2つ以上のヒドロキシル基を含むアクリル樹脂や、2つ以上のヒドロキシル基を含むポリブタジエン樹脂、2つ以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂等を用いることが好ましい。
2つ以上のヒドロキシル基を含むポリブタジエン樹脂の市販品としては、例えば、出光興産株式会社製、R-45HT等が挙げられる。
また、物性面では、従来のエポキシ樹脂と比べて、分子量に比して粘度が低いエポキシ樹脂が好適である。具体的には、重量平均分子量が900±100の範囲内であり、25℃における粘度が15000±5000mPa・sの範囲内であることが好ましく、15000±3000mPa・sの範囲内であることがより好ましい。この特性を有するエポキシ樹脂の市販品としては、例えば、DIC製、EPLICON EXA-4850-150等が挙げられる。
ハードセグメントの凝集体の平均粒子径が0.1μm以上であると、クリーニングブレード表面の結晶面積が増え、摺動性が向上する傾向にある。一方、10μm以下であると、低摩擦化の維持性が高く、且つ、耐靱性(耐欠け性)が得られ易くなる傾向にある。
ハードセグメントの凝集体の粒度分布(標準偏差σ)が2μm以上であることは、つまり様々な粒子径のものが混在していることを表し、小さい凝集体によって、ソフトセグメントとの接触面積が増えることによる高硬度化の効果が得られ、一方大きい凝集体によって、摺動性向上の効果が得られる。
なお、画像の2値化は、画像処理ソフトOLYMPUS Stream essentials(オリンパス社製)を用い、結晶部を黒、非晶部を白になるよう色相/彩度/輝度の閾値を調整する。そして、測定された500点の各粒子径から以下の式により粒度分布(標準偏差σ)を算出する。
標準偏差σ(μm)=√{(X1-M)2+(X2-M)2+・・・
・・・+(X500-M)2}/500
Xn:測定粒子径n(n=1から500)
M:測定粒子径の平均値
ハードセグメント材料比が、10質量%以上であると、耐摩耗性が得られる。一方、ハードセグメント材料比が30質量%以下であると、硬くなり過ぎることがなく、柔軟性や伸張性が得られ、欠けの発生が抑制される。
ポリイソシアネートとしては、例えば、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、2,6-トルエンジイソシアネート(TDI)、1,6-ヘキサンジイソシアネート(HDI)、1,5-ナフタレンジイソシアネート(NDI)および3,3-ジメチルビフェニル-4,4-ジイソシアネート(TODI)等が挙げられる。これらの中でも、ポリイソシアネートは、ハードセグメント凝集体を形成させ易くする観点から、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,5-ナフタレンジイソシアネート(NDI)及びヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)からなる群より選択される1種又は2種以上を含むことが好ましい。
架橋剤としては、ジオール(2官能)、トリオール(3官能)、テトラオール(4官能)、アミン系化合物等が挙げられる。これらの中でも、架橋剤としては、3官能以上の架橋剤を用いて架橋されたものであることが好ましい。3官能の架橋剤としては、トリメチロールプロパン、グリセリン、トリイソプロパノールアミン等が挙げられる。架橋剤は1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。
ポリウレタンの製造は、プレポリマー法、ワンショット法等の公知の製造方法が適用できる。これらの中でも、ポリウレタンは、強度及び耐摩耗性に優れるポリウレタンを得る観点から、プレポリマー法により製造されることが好ましい。
クリーニングブレードは、上述の方法により得られたクリーニングブレード形成用の組成物(ポリウレタン等)を、公知の成形方法により成形できる。クリーニングブレードは、例えば、遠心成形や押し出し成形等を用いてシート状に形成し、切断加工等を施すことにより作製されていてもよい。
転写装置40としては、例えば、ベルト、ローラ、フィルム、ゴムブレード等を用いた接触型転写帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン転写帯電器やコロトロン転写帯電器等のそれ自体公知の転写帯電器が挙げられる。
中間転写体50としては、半導電性を付与したポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステル、ゴム等を含むベルト状のもの(中間転写ベルト)が使用される。また、中間転写体の形態としては、ベルト状以外にドラム状のものを用いてもよい。
図4に示す画像形成装置120は、プロセスカートリッジ300を4つ搭載したタンデム方式の多色画像形成装置である。画像形成装置120では、中間転写体50上に4つのプロセスカートリッジ300がそれぞれ並列に配置されており、1色に付き1つの電子写真感光体が使用される構成となっている。なお、画像形成装置120は、タンデム方式であること以外は、画像形成装置100と同様の構成を有している。
(クリーニングブレードA1の作製)
・ソフトセグメント材料及びハードセグメント材料の混合
ソフトセグメント材料として、1,9-ノナンジオールとアジピン酸とから得た分子量2000の1,9-NDアジペートを準備した。
ハードセグメント材料として、2つ以上のヒドロキシル基を含むアクリル樹脂(綜研化学社製、アクトフローUMB-2005B)を準備した。
そして、前記ソフトセグメント材料及び前記ハードセグメント材料を8:2(質量比)の割合で混合した。
次に、前記ソフトセグメント材料とハードセグメント材料との混合物100部と、イソシアネート化合物として4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製、ミリオネートMT)6.26部とを、混合し、窒素雰囲気下で3時間、70℃で反応させた。続いて、上記反応溶液に対し、前記イソシアネート化合物を更に34.3部加え、窒素雰囲気下で3時間、70℃で反応させ、プレポリマーを得た。プレポリマーの使用に際して利用したイソシアネート化合物の全量は40.56部であった。
140℃に金型を調整した遠心成形機に、上記クリーニングブレード形成用組成物A1を流し込み、1時間硬化反応させた。次いで、110℃で24時間熟成加熱し、冷却した後、板状物にカットして、長さ8mm、厚さ2mmのクリーニングブレードA1を得た。なお、クリーニングブレードA1における吸熱ピークトップ温度及びハードセグメント材料の平均粒子径について、先述の測定法により測定し、その結果を表1に示す。
ソフトセグメント材料としてポリカプロラクトンポリオール(ダイセル化学工業(株)製、プラクセル205、平均分子量529、水酸基価212KOHmg/g)およびポリカプロラクトンポリオール(ダイセル化学工業(株)製、プラクセル240、平均分子量4155、水酸基価27KOHmg/g)を用いた以外は、クリーニングブレード形成用組成物A1の合成方法と同様の仕様として、クリーニングブレード形成用組成物A2を合成した。その後、熟成加熱の温度を、150℃とした以外は、クリーニングブレードA1の成形方法と同様の仕様として、クリーニングブレードA2を成形した。
ソフトセグメント材料としてポリカプロラクトンポリオール(ダイセル化学工業(株)製、プラクセル205、平均分子量529、水酸基価212KOHmg/g)およびポリカプロラクトンポリオール(ダイセル化学工業(株)製、プラクセル240、平均分子量4155、水酸基価27KOHmg/g)を用いた以外は、クリーニングブレード形成用組成物A1の合成方法と同様の仕様として、クリーニングブレード形成用組成物A3を合成した。その後、クリーニングブレードA1の成形方法と同様の仕様で、クリーニングブレードA3を成形した。
-電子写真感光体の作製-
(下引層の形成)
酸化亜鉛(平均粒子径70nm:テイカ社製:比表面積値15m2/g)100質量部をトルエン500質量部と攪拌混合し、シランカップリング剤(KBM503:信越化学工業社製)1.3質量部を添加し、2時間攪拌した。その後トルエンを減圧蒸留にて留去し、120℃で3時間焼き付けを行い、シランカップリング剤で表面処理を施した酸化亜鉛を得た。表面処理を施した酸化亜鉛110質量部を500質量部のテトラヒドロフランと攪拌混合し、アリザリン0.6質量部を50質量部のテトラヒドロフランに溶解させた溶液を添加し、50℃にて5時間攪拌した。その後、減圧ろ過にてアリザリンを付与させた酸化亜鉛をろ別し、更に60℃で減圧乾燥を行い、アリザリンを付与させた酸化亜鉛を得た。
このアリザリンを付与させた酸化亜鉛:60質量部と、硬化剤(ブロック化イソシアネート、スミジュール3175、住友バイエルンウレタン社製):13.5質量部と、ブチラール樹脂(エスレックBM-1、積水化学工業社製):15質量部と、をメチルエチルケトン85質量部に混合した液38質量部とメチルエチルケトン:25質量部とを混合し、直径1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて2時間の分散を行い、分散液を得た。得られた分散液に触媒としてジオクチルスズジラウレート:0.005質量部、及びシリコーン樹脂粒子(トスパール145、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製):40質量部を添加し、下引層形成用塗布液を得た。この下引層形成用塗布液を浸漬塗布法にてアルミニウム基材上に塗布し、170℃、40分の乾燥硬化を行い、厚さ20μmの下引層を得た。
電荷発生材料としてのCukα特性X線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)が少なくとも7.3°、16.0°、24.9°、28.0°の位置に回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン(CGM-1)15質量部、結着樹脂としての塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂(VMCH、日本ユニカー社製)10質量部、及びn-酢酸ブチル200質量部からなる混合物を、直径1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて4時間分散した。得られた分散液にn-酢酸ブチル175質量部、及びメチルエチルケトン180質量部を添加し、攪拌して電荷発生層形成用塗布液を得た。この電荷発生層形成用塗布液を下引層上に浸漬塗布し、室温(25℃)で乾燥して、厚さが0.2μmの電荷発生層を形成した。
フッ素含有樹脂粒子として4フッ化エチレン樹脂粒子0.6部と、フッ化アルキル基含有メタクリルコポリマー(重量平均分子量:30,000)0.015部と、をテトラヒドロフラン4部、トルエン1部とともに20℃の液温に保ち、48時間攪拌混合し、4フッ化エチレン樹脂粒子分散液を得た。
次に、電荷輸送材料であるベンジジン系化合物(N,N’-ジフェニル-N,N’-ビス(3-メチルフェニル)-[1,1’]ビフェニル-4,4’-ジアミン)4部と、ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量:40,000)6部と、酸化防止剤である2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノール0.1部とを、テトラヒドロフラン24部及びトルエン11部に混合し、混合液を調製した。
前記混合液に、前記4フッ化エチレン樹脂粒子分散液を全量加え、微細な流路を持つ貫通式チャンバーを装着した高圧ホモジナイザー(吉田機械興行株式会社製)を用いて、500kgf/cm2まで昇圧して分散する処理を6回繰り返した。得られた溶液に、フッ素変性シリコーンオイル(商品名:FL-100 信越化学工業社製)を5ppm添加し、十分に攪拌した後、これを電荷輸送層形成用塗布液とした。なお、フッ素含有樹脂粒子の平均粒子径、粒度分布及び種類は、表1に示す通りである。
この電荷輸送層形成用塗布液を電荷発生層上に塗布して135℃で35分間乾燥することで、膜厚が32μmの電荷輸送層を形成した。以上の様にして、実施例1の電子写真感光体を得た。
電子写真感光体における最表面層を構成する材料の種類及び含有量、電荷輸送材料の含有量を、表1に示す仕様とした以外は、実施例1と同様の操作とし、各例の電子写真感光体を得た。なお、実施例7では、電荷輸送層を下記に示す手法により作製し、且つ、電荷輸送層の上に更に表面保護層を作製する仕様とした。また、実施例8では、電荷輸送材料として、ベンジジン系化合物とブタジエン系化合物(CT1-3)との1:1混合物を用いる仕様とした。
未処理(親水性)シリカ粒子「商品名:OX50(製造元:アエロジル社製)、体積平均粒子径:40nm」100質量部に、疎水化処理剤としてトリメチルシラン化合物(1,1,1,3,3,3-ヘキサメチルジシラザン(東京化成社製))30質量部を添加し、24時間反応させ、その後濾取し、疎水化処理されたシリカ粒子を得た。これをシリカ粒子(1)とした。このシリカ粒子(1)の縮合率は、93%であった。
シリカ粒子(1)50質量部に、テトラヒドロフラン250質量部を入れ、20℃の液温に保ちながら電荷輸送材料であるベンジジン系化合物(N,N’-ジフェニル-N,N’-ビス(3-メチルフェニル)-[1,1’]ビフェニル-4,4’-ジアミン)25質量部と、結着樹脂としてビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量:30000)25質量部と、を加え、12時間攪拌混合し、電荷輸送層形成用塗布液を得た。この電荷輸送層形成用塗布液を電荷発生層上に塗布して135℃で40分間乾燥し、膜厚が30μmの電荷輸送層を形成した。
フッ素含有樹脂粒子として4フッ化エチレン樹脂粒子0.6部と、フッ化アルキル基含有メタクリルコポリマー(重量平均分子量:30,000)0.015部と、をテトラヒドロフラン4部、トルエン1部とともに20℃の液温に保ち、48時間攪拌混合し、4フッ化エチレン樹脂粒子分散液を得た。
下記に示す電荷輸送材料である化合物(A-4)30質量部、コロイダルシリカ(商品名:PL-1、扶桑化学工業社製)0.2質量部、トルエン30質量部、3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシトルエン(BHT)0.1質量部、アゾイソブチロニトリル(10時間半減期温度:65℃)0.1質量部、及びV-30(富士フイルム和光純薬株式会社製、10時間半減期温度:104℃)を混合し、混合液を調製した。
前記混合液に、前記4フッ化エチレン樹脂粒子分散液を全量加え、微細な流路を持つ貫通式チャンバーを装着した高圧ホモジナイザー(吉田機械興行株式会社製)を用いて、500kgf/cm2まで昇圧して分散する処理を6回繰り返した。得られた溶液に、フッ素変性シリコーンオイル(商品名:FL-100 信越化学工業社製)を5ppm添加し、十分に攪拌した後、これを表面保護層形成用塗布液とした。なお、フッ素含有樹脂粒子の平均粒子径、粒度分布及び種類は、表1に示す通りである。
この塗布液を電荷輸送層の上にスプレー塗布法により塗布し、室温(25℃)で30分風乾した後、窒素気流下、酸素濃度110ppmで室温から150℃まで30分かけて加熱し、更に150℃で30分加熱処理して硬化させ、膜厚が10μmの表面保護層を形成した。以上の様にして、電子写真感光体を得た。
画像形成装置として、静電荷像現像剤を収容した富士ゼロックス社製Color 10000 Press改造機を用意し、各例の電子写真感光体、及び、表1に示すクリーニングブレードを装着した。なお、クリーニングブレードと電子写真感光体との間の角度(接触角度)θは、11°とし、またクリーニングブレードの電子写真感光体に対する押し付け圧Nは、2.5gf/mm2に設定した。
(筋状の画像欠陥)
各例の画像形成装置において、像密度1%の画像で5000pv(pv=画像形成処理枚数(プリントボリューム))画像を10枚出力した後、この記録媒体の全面にハーフトーン30%の画像を1枚出力した。筋状の画像欠陥の有無を、以下の判断基準で評価した。
評価基準は、次の通りである。
A:画質上白筋なし。
B:画像に濃淡差があるが、許容できるレベル。
C:明確な筋状の画像欠陥があるが、許容できるレベル。
D:明確な筋状の画像欠陥があり、許容できないレベル。
各例の画像形成装置において、温度28℃、相対湿度80%の環境下で濃度20%の画像をA4紙で画像を10枚出力した後、この記録媒体の全面にハーフトーン30%の画像を1枚出力した。得られたハーフトーン30%画像における点状の画像欠陥の有無を目視で観察し、画像欠陥の程度を下記のA~Cに分類した。
B:点状の画像欠陥が10個未満で、実使用許容できる。
C:点状の画像欠陥が10個以上で、実使用上問題となる。
2 電荷発生層
3 電荷輸送層
4 導電性基体
6 単層型感光層
7 電子写真感光体
8 帯電装置
9 露光装置
11 現像装置
13 クリーニング装置
14 潤滑材
40 転写装置
50 中間転写体
100 画像形成装置
120 画像形成装置
131 クリーニングブレード
132 繊維状部材
133 繊維状部材
300 プロセスカートリッジ
Claims (12)
- 導電性基体と、
前記導電性基体の上に設けられた感光層と、
を備え、
電子写真感光体の最表面層がフッ素含有樹脂粒子を含み、且つ、前記最表面層の表面粗さRaが0.07μm以上0.2μm以下であり、前記フッ素含有樹脂粒子の含有量が前記最表面層における全固形分量に対して7.5質量%超え20質量%未満である、
電子写真感光体。 - 前記フッ素含有樹脂粒子の粒度分布指標が、0.25以上0.45以下である、請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記フッ素含有樹脂粒子の粒度分布指標が、0.3以上0.4以下である、請求項2に記載の電子写真感光体。
- 前記フッ素含有樹脂粒子の平均粒子径が、0.3μm以下である、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記フッ素含有樹脂粒子が、4フッ化エチレン樹脂粒子、フッ化ビニル樹脂粒子及びフッ化ビニリデン樹脂粒子からなる群より選択される1種又は2種以上である、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記感光層が、電荷輸送材料を含有する電荷輸送層と、電荷発生層と、を含む積層型の感光層であり、前記最表面層が前記電荷輸送層である、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記電荷輸送層が、ブタジエン系化合物、トリアリールアミン系化合物及びベンジジン系化合物からなる群より選択される1種又は2種以上の電荷輸送材料を含む、請求項6に記載の電子写真感光体。
- 前記フッ素含有樹脂粒子の含有量が、前記電荷輸送材料に対して、20質量%以上80質量%以下である、請求項6又は請求項7に記載の電子写真感光体。
- 請求項1~請求項8のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面に接触し前記電子写真感光体の表面を清掃するクリーニングブレードを有する清掃手段と、
を備え、画像形成装置に着脱するプロセスカートリッジ。 - 請求項1~請求項8のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
トナーを含む現像剤により、前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記電子写真感光体の表面に接触し前記電子写真感光体の表面を清掃するクリーニングブレードを有する清掃手段と、
を備える画像形成装置。 - 前記クリーニングブレードは、少なくとも前記電子写真感光体との接触部分がポリウレタンであり、且つ、前記接触部分の示差走査熱量測定による吸熱ピークトップ温度が155℃以上180℃未満である、請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記ポリウレタンが、ハードセグメントとソフトセグメントとを有し、前記ハードセグメントの凝集体における平均粒子径が10μm以下である、請求項11に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019073784A JP7275788B2 (ja) | 2019-04-08 | 2019-04-08 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019073784A JP7275788B2 (ja) | 2019-04-08 | 2019-04-08 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020173297A JP2020173297A (ja) | 2020-10-22 |
JP7275788B2 true JP7275788B2 (ja) | 2023-05-18 |
Family
ID=72831104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019073784A Active JP7275788B2 (ja) | 2019-04-08 | 2019-04-08 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7275788B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000258928A (ja) | 1999-01-08 | 2000-09-22 | Canon Inc | 電子写真感光体の製造方法 |
JP2005062830A (ja) | 2003-07-31 | 2005-03-10 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体、電子写真装置、及びプロセスカートリッジ |
JP2005227727A (ja) | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、電子写真装置及びプロセスカートリッジ |
JP2008191338A (ja) | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 像保持体、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
JP2014174343A (ja) | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Fuji Xerox Co Ltd | クリーニングブレード、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
JP2014191104A (ja) | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
WO2018139555A1 (ja) | 2017-01-27 | 2018-08-02 | 三菱ケミカル株式会社 | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 |
-
2019
- 2019-04-08 JP JP2019073784A patent/JP7275788B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000258928A (ja) | 1999-01-08 | 2000-09-22 | Canon Inc | 電子写真感光体の製造方法 |
JP2005062830A (ja) | 2003-07-31 | 2005-03-10 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体、電子写真装置、及びプロセスカートリッジ |
JP2005227727A (ja) | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、電子写真装置及びプロセスカートリッジ |
JP2008191338A (ja) | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 像保持体、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
JP2014174343A (ja) | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Fuji Xerox Co Ltd | クリーニングブレード、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
JP2014191104A (ja) | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
WO2018139555A1 (ja) | 2017-01-27 | 2018-08-02 | 三菱ケミカル株式会社 | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020173297A (ja) | 2020-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7314520B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 | |
JP2018063367A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6582712B2 (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP6447200B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2017181601A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2021051147A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2020128521A (ja) | フッ素含有樹脂粒子、組成物、層状物、電子写真感光体、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 | |
JP7275788B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP6794665B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2016184038A (ja) | 画像形成装置およびプロセスカートリッジ | |
US10564556B2 (en) | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus | |
JP6221883B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2018049240A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP7279440B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6658125B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP7556444B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 | |
JP7468052B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2019060909A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP7225747B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成装置 | |
JP7452167B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP7275772B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
US11209740B2 (en) | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus | |
JP2022151293A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2023120986A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2023164481A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230118 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230315 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230404 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230417 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7275788 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |