JP2009156996A - 画像形成方法、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】融点が50℃以上120℃以下の結晶性ポリエステル樹脂を少なくとも1種含有するトナーを用い、更に導電性基体、前記導電性基体表面に設けた感光層を有し、該感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも1つ持つ電荷輸送性材料の少なくとも1種と、を用いた架橋物を含んで構成されている電子写真感光体を用いる画像形成方法、及び、前記トナーを用い、前記電子写真感光体を備えるプロセスカートリッジ及び画像形成装置。
【選択図】なし
Description
更に、オフセットの発生を防止する手段として、低分子量重合体と高分子量重合体をブレンドして、適当な分子量分布を持つ樹脂をトナーの結着樹脂として用いることが知られており(例えば、特許文献13参照)、また、架橋された樹脂を用いることも知られている(例えば、特許文献14参照)。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものである。即ち、本発明は、低温定着が可能で、かつトナーフィルミングの発生を抑制し、安定した画像を長期に渡って得ることができる画像形成方法、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、
電子写真感光体表面を帯電する帯電工程と、画像情報に応じた光情報を用いて、該帯電された電子写真感光体表面を露光して潜像を形成する潜像形成工程と、該電子写真感光体表面に形成された潜像を、トナーを含む現像剤を用いてトナー像に現像する現像工程と、該トナー像を記録媒体表面に転写する転写工程と、転写後の電子写真感光体表面をクリーニングするクリーニング工程と、を有し、
前記トナーが、融点が50℃以上120℃以下の結晶性ポリエステル樹脂を少なくとも1種含有し、
前記電子写真感光体が、導電性基体と、前記導電性基体表面に設けた感光層と、を有し、該感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも1つ持つ電荷輸送性材料の少なくとも1種と、を用いた架橋物を、含んで構成されていることを特徴とする画像形成方法である。
前記感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも3つ持つ電荷輸送性材料の少なくとも1種と、を用いた架橋物を、含んで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法である。
前記グアナミン化合物が、下記一般式(A)で示される化合物及びその多量体の少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法である。
前記メラミン化合物が、下記一般式(B)で示される化合物及びその多量体の少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法である。
前記電荷輸送性材料が、下記一般式(I)で示される化合物であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法である。
F−((−R7−X)n1R8−Y)n2 (I)
一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、R7及びR8はそれぞれ独立に炭素数1以上5以下の直鎖状若しくは分鎖状のアルキレン基、n1は0又は1を示し、n2は1以上4以下の整数を示す。Xは酸素原子、NH、又は硫黄原子を示し、Yは−OH、−OCH3、−NH2、−SH、又は−COOHを示す。
画像形成装置に対して脱着可能であり、電子写真感光体と、該電子写真感光体表面に形成された潜像を、トナーを含む現像剤を用いてトナー像に現像する現像手段と、を少なくとも備え、
前記トナーが、融点が50℃以上120℃以下の結晶性ポリエステル樹脂を少なくとも1種含有し、
前記電子写真感光体が、導電性基体と、前記導電性基体表面に設けた感光層と、を有し、該感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも1つ持つ電荷輸送性材料の少なくとも1種と、を用いた架橋物を、含んで構成されていることを特徴とするプロセスカートリッジである。
前記感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも3つ持つ電荷輸送性材料の少なくとも1種と、を用いた架橋物を、含んで構成されていることを特徴とする請求項6に記載のプロセスカートリッジである。
前記グアナミン化合物が、下記一般式(A)で示される化合物及びその多量体の少なくとも1種であることを特徴とする請求項6に記載のプロセスカートリッジである。
前記メラミン化合物が、下記一般式(B)で示される化合物及びその多量体の少なくとも1種であることを特徴とする請求項6に記載のプロセスカートリッジである。
前記電荷輸送性材料が、下記一般式(I)で示される化合物であることを特徴とする請求項6に記載のプロセスカートリッジである。
F−((−R7−X)n1R8−Y)n2 (I)
一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、R7及びR8はそれぞれ独立に炭素数1以上5以下の直鎖状若しくは分鎖状のアルキレン基、n1は0又は1を示し、n2は1以上4以下の整数を示す。Xは酸素原子、NH、又は硫黄原子を示し、Yは−OH、−OCH3、−NH2、−SH、又は−COOHを示す。
電子写真感光体と、該電子写真感光体表面を帯電する帯電手段と、画像情報に応じた光情報を用いて、該帯電された電子写真感光体表面を露光して潜像を形成する潜像形成手段と、該電子写真感光体表面に形成された潜像を、トナーを含む現像剤を用いてトナー像に現像する現像手段と、該トナー像を記録媒体表面に転写する転写手段と、転写後の電子写真感光体表面をクリーニングするクリーニング手段と、を備え、
前記トナーが、融点が50℃以上120℃以下の結晶性ポリエステル樹脂を少なくとも1種含有し、
前記電子写真感光体が、導電性基体と、前記導電性基体表面に設けた感光層と、を有し、該感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも1つ持つ電荷輸送性材料の少なくとも1種と、を用いた架橋物を、含んで構成されていることを特徴とする画像形成装置である。
前記感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも3つ持つ電荷輸送性材料の少なくとも1種と、を用いた架橋物を、含んで構成されていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置である。
前記グアナミン化合物が、下記一般式(A)で示される化合物及びその多量体の少なくとも1種であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置である。
前記メラミン化合物が、下記一般式(B)で示される化合物及びその多量体の少なくとも1種であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置である。
前記電荷輸送性材料が、下記一般式(I)で示される化合物であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置である。
F−((−R7−X)n1R8−Y)n2 (I)
一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、R7及びR8はそれぞれ独立に炭素数1以上5以下の直鎖状若しくは分鎖状のアルキレン基、n1は0又は1を示し、n2は1以上4以下の整数を示す。Xは酸素原子、NH、又は硫黄原子を示し、Yは−OH、−OCH3、−NH2、−SH、又は−COOHを示す。
先ず、本発明に係る電子写真感光体について説明する。
本発明に係る電子写真感光体は、導電性基体と、前記導電性基体表面に設けた感光層と、を有し、該感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも1つ持つ電荷輸送性材料(以下、「特定の電荷輸送性材料」という場合がある。)の少なくとも1種と、を用いた架橋物を、含んで構成されている。
以下、図面を参照しつつ本発明で使用される電子写真感光体の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一又は相当部分には同一符号を付することとし、重複する説明は省略する。
導電性基体4としては、例えば、アルミニウム、銅、亜鉛、ステンレス、クロム、ニッケル、モリブデン、バナジウム、インジウム、金、白金等の金属又は合金を用いて構成される金属板、金属ドラム、及び金属ベルト、又は、導電性ポリマー、酸化インジウム等の導電性化合物やアルミニウム、パラジウム、金等の金属又は合金を塗布、蒸着又はラミネートした紙、プラスチックフィルム、ベルト等が挙げられる。ここで、「導電性」とは体積抵抗率が1013Ωcm未満であることをいう。
下引層1は、例えば、結着樹脂に無機粒子を含有して構成される。
無機粒子としては、粉体抵抗(体積抵抗率)102Ω・cm以上1011Ω・cm以下のものが好ましく用いられる。これは下引層1はリーク耐性、キャリアブロック性獲得のために適切な抵抗を得ることが必要でるためである。なお、上記範囲の下限よりも無機粒子の抵抗値が低いと十分なリーク耐性が得られず、この範囲の上限よりも高いと残留電位上昇を引き起こしてしまう懸念がある。
下引層1の厚さが15μm未満であるときには、充分な耐リーク性能を得ることができず、また50μm以上であるときには長期使用した場合に残留電位が残りやすくなるため画像濃度異常を招く場合がある。
電荷発生層2は電荷発生材料及び結着樹脂を含有する層である。
電荷発生材料としては、ビスアゾ、トリスアゾ等のアゾ顔料、ジブロモアントアントロン等の縮環芳香族顔料、ペリレン顔料、ピロロピロール顔料、フタロシアニン顔料、酸化亜鉛、三方晶系セレン等が挙げられる。これらの中でも、近赤外域の露光に対しては、金属及又は無金属フタロシアニン顔料が好ましく、特に、特開平5−263007号公報、特開平5−279591号公報等に開示されたヒドロキシガリウムフタロシアニン、特開平5−98181号公報等に開示されたクロロガリウムフタロシアニン、特開平5−11172号公報、特開平5−11173号公報等に開示されたジクロロスズフタロシアニン、特開平4−189873号公報、特開平5−43823号公報等に開示されたチタニルフタロシアニンがより好ましい。また、近紫外域のレーザー露光に対してはジブロモアントアントロン等の縮環芳香族顔料、チオインジゴ系顔料、ポルフィラジン化合物、酸化亜鉛、三方晶系セレン、特開2004−78147号公報、特開2005−181992号公報に開示されたビスアゾ顔料、等がより好ましい。
電荷輸送層3は、電荷輸送材料と結着樹脂を含有して、又は高分子電荷輸送材を含有して形成される。
電荷輸送材料としては、p−ベンゾキノン、クロラニル、ブロマニル、アントラキノン等のキノン系化合物、テトラシアノキノジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノン等のフルオレノン化合物、キサントン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノビニル系化合物、エチレン系化合物等の電子輸送性化合物、トリアリールアミン系化合物、ベンジジン系化合物、アリールアルカン系化合物、アリール置換エチレン系化合物、スチルベン系化合物、アントラセン系化合物、ヒドラゾン系化合物などの正孔輸送性化合物があげられる。これらの電荷輸送材料は1種を単独で又は2種以上を混合して用いられるが、これらに限定されるものではない。
保護層5は、電子写真感光体7における最表面層であり、最表面の磨耗、傷などに対する耐性を持たせ、且つ、トナーの転写効率を上げるために設けられる層である。
メラミン化合物としては、特に下記一般式(B)で示される化合物及びその多量体の少なくとも1種であることが好ましい。ここで、多量体は、一般式(A)と同様に、一般式(B)で示される化合物を構造単位として重合されたオリゴマーであり、その重合度は例えば2以上200以下(好ましくは2以上100以下)である。なお、一般式(B)で示される化合物又はその多量体は、一種単独で用いもよりが、2種以上を併用してもよい。また、前記一般式(A)で示される化合物又はその多量体と併用してもよい。特に、一般式(B)で示される化合物は、2種以上混合して用いたり、それを構造単位とする多量体(オリゴマー)として用いたりすると、溶剤に対する溶解性が向上される。
F−((−R7−X)n1R8−Y)n2 (I)
一般式(II)中、Ar1〜Ar4は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ独立に置換若しくは未置換のアリール基を示し、Ar5は置換若しくは未置換のアリール基又は置換若しくは未置換のアリーレン基を示し、Dは−(−R7−X)n1R8−Yを示し、cはそれぞれ独立に0又は1を示し、kは0又は1を示し、Dの総数は一分子中に1以上4以下である。また、R7及びR8はそれぞれ独立に炭素数1以上5以下の直鎖状若しくは分鎖状のアルキレン基を示し、n1は0又は1を示し、Xは酸素、NH、又は硫黄原子を示し、Yは−OH、−OCH3、−NH2、−SH、又は−COOHを示す。
保護層5には、グアナミン化合物(好ましくは一般式(A)で示される化合物)及び/又はメラミン化合物(好ましくは一般式(B)で示される化合物)と、特定の電荷輸送性材料(好ましくは一般式(I)で示される化合物)と、を用いた架橋物と共に、フェノール樹脂、尿素樹脂、アルキッド樹脂などを混合して用いてもよい。また、強度を向上させるために、スピロアセタール系グアナミン樹脂(例えば「CTU−グアナミン」(味の素ファインテクノ(株)))など、一分子中の官能基のより多い化合物を当該架橋物中の材料に共重合させることも効果的である。
ヒンダードアミン系の劣化防止剤としては、「サノールLS2626」、「サノールLS765」、「サノールLS770」、「サノールLS744」以上三共ライフテック社製、「チヌビン144」、「チヌビン622LD」以上チバスペシャリティーケミカルズ社製、「マークLA57」、「マークLA67」、「マークLA62」、「マークLA68」、「マークLA63」以上旭電化製が挙げられ、チオエーテル系として「スミライザ−TPS」、「スミライザーTP−D」以上住友化学社製が挙げられ、ホスファイト系として「マーク2112」、「マークPEP−8」、「マークPEP−24G」、「マークPEP−36」、「マーク329K」、「マークHP−10」以上旭電化製等が挙げられる。
2級アミンとして、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジn−プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジn−ブチルアミン、ジイソブチルアミン、ジt−ブチルアミン、ジヘキシルアミン、ジ(2−エチルヘキシル)アミン、N−イソプロピルN−イソブチルアミン、ジ(2−エチルヘキシル)アミン、ジセカンダリーブチルアミン、ジアリルアミン、N−メチルヘキシルアミン、3−ピペコリン、4−ピペコリン、2,4−ルペチジン、2,6−ルペチジン、3,5−ルペチジン、モルホリン、N−メチルベンジルアミン等が挙げられる。
熱潜在性触媒の配合量は樹脂溶液中の固形分100部に対して、0.01質量%以上20質量%以下であることが好ましく、特に0.1質量%以上10質量%以下が好ましい。20質量%を超える添加量であると、焼成処理後に異物となって析出することがあり、0.01質量%以下では触媒活性が低くなることがある。
次に、本発明に用いるトナーについて説明する。
本発明に用いるトナーは、融点が50℃以上120℃以下(好ましくは50℃以上100℃以下、より好ましくは60℃以上80℃以下)の結晶性ポリエステル樹脂を少なくとも1種含有する。トナーは、融点を境にして急激に粘度低下するために、それ以上の温度で保存されるとブロッキングを起こしてしまう。そこで、保存時や使用時にさらされる温度、すなわち50℃以上の融点を有することが必要である。一方、融点が120℃よりも高すぎると低温定着を達成することができない。この融点の測定はJIS K−7121に示す入力補償示差走査熱量測定の融解ピーク温度として求めることができ、本発明においては、室温から150℃まで毎分10℃の昇温速度で測定を行った時の吸熱ピークのトップの値を融点とした。
本発明に用いるトナーは、結着樹脂として融点が50℃以上120℃以下の結晶性ポリエステル樹脂を含有する。該結晶性ポリエステル樹脂は、酸由来構成成分と、アルコール由来構成成分とを含むポリエステル樹脂を含有し、必要に応じてその他の成分を含有する。尚、前記ポリエステル樹脂は、酸(ジカルボン酸)成分とアルコール(ジオール)成分とから合成されるものであり、本発明において、「酸由来構成成分」とは、ポリエステル樹脂の合成前には酸成分であった構成部位を指し、「アルコール由来構成成分」とは、ポリエステル樹脂の合成前にはアルコール成分であった構成部位を指す。本発明において、「結晶性ポリエステル樹脂」とは、示差走査熱量測定(DSC)において、階段状の吸熱量変化ではなく、明確な吸熱ピークを有するものを指す。また、前記結晶性ポリエステル主鎖に対して他成分を共重合したポリマーの場合、他成分が50質量%以下の場合、この共重合体も結晶性ポリエステルと呼ぶ。
前記酸由来構成成分は、脂肪族ジカルボン酸が望ましく特に直鎖型のカルボン酸が望ましい。例えば、蓚酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼリン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカルボン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,11−ウンデカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、1,13−トリデカンジカルボン酸、1,14−テトラデカンジカルボン酸、1,16−ヘキサデカンジカルボン酸、1,18−オクタデカンジカルボン酸、 など、或いはその低級アルキルエステルや酸無水物が挙げられるが、この限りではない。
尚、前記2重結合を持つジカルボン酸由来構成成分には、2重結合を持つジカルボン酸に由来する構成成分のほか、2重結合を持つジカルボン酸の低級アルキルエステル又は酸無水物等に由来する構成成分も含まれる。また、前記スルホン酸基を持つジカルボン酸由来構成成分には、スルホン酸基を持つジカルボン酸に由来する構成成分のほか、スルホン酸基を持つジカルボン酸の低級アルキルエステル又は酸無水物等に由来する構成成分も含まれる。
前記アルコール構成成分としては脂肪族ジカルボン酸が好ましく、例えば、エチレングリコール、1、3−プロパンジオール、1、4−ブタンジオール、1、5ペンタンジオール、1、6−ヘキサンジオール、1、7−ヘプタンジオール、1、8−オクタンジオール、1、9―ノナンジオール、1、10−デカンジオール、1、11−ドデカンジオール、1、12−ウンデカンジオール、1、13−トリデカンジオール、1、14−テトラデカンジオール、1、18−オクタデカンジオール、1、20−エイコサンジオール、などが挙げられるが、この限りではない。
前記含有量が、80構成モル%未満では、ポリエステル樹脂の結晶性が低下し、融点が降下するため、耐トナーブロッキング性、画像保存性及び、低温定着性が悪化してしまう場合がある。
必要に応じて含まれるその他の成分としては、2重結合を持つジオール由来構成成分、スルホン酸基を持つジオール由来構成成分等の構成成分である。
前記スルホン酸基を持つジオールとしては、1,4−ジヒドロキシ−2−スルホン酸ベンゼンナトリウム塩、1,3−ジヒドロキシメチル−5−スルホン酸ベンゼンナトリウム塩、2−スルホ−1,4−ブタンジオールナトリウム塩等が挙げられる。
前記着色剤としては、特に制限はなく、公知の着色剤が挙げられ、目的に応じて適宜選択することができる。顔料を1種単独で用いてもよいし、同系統の顔料を2種以上混合して用いてもよい。また異系統の顔料を2種以上混合して用いてもよい。前記着色剤としては、例えば、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、パーマネントオレンジGTR,ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、ブリリアントカーミン3B、ブリリアントカーミン6B、デュポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオキサレートなどの種々の顔料;アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジゴ系、チオインジゴ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアゾール系、キサンテン系などの各種染料;などが挙げられる。これらの着色剤に透明度を低下させない程度にカーボンブラック等の黒色顔料、染料を混合してもよい。また、分散染料、油溶性染料等も挙げられる。
尚、前記着色剤の種類を適宜選択することにより、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナー等の各色トナーが得られる。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択でき、例えば、無機微粒子、有機微粒子、帯電制御剤、離型剤等の公知の各種添加剤等が挙げられる。
前記無機微粒子は、一般にトナーの流動性を向上させる目的で使用される。前記無機微粒子としては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、塩化セリウム、ベンガラ、酸化クロム、酸化セリウム、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素等の微粒子が挙げられる。これらの中でも、シリカ微粒子が好ましく、疎水化処理されたシリカ微粒子が特に好ましい。
前記無機微粒子の平均1次粒子径(数平均粒子径)としては、1nm以上1000nm以下が好ましく、その添加量としては、トナー100質量部に対して、0.01質量部以上20質量部以下が好ましい。
前記離型剤の具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類;加熱により軟化点を有するシリコーン類;オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド類;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等の植物系ワックス;ミツロウ等の動物系ワックス;モンタンワックス、 オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の鉱物・石油系ワックスなどが挙げられる。本発明において、これらの離型剤は1種単独で用いてもよく、2種以上を併用して用いてもよい。
本発明に用いるトナーは、その表面が表面層によって覆われていてもよい。該表面層は、トナー全体の力学特性、溶融粘弾性特性に大きな影響を与えないことが望ましい。例えば、非溶融、或いは高融点の表面層がトナーを厚く覆っていると、結晶性樹脂を用いたことによる低温定着性を十分に発揮し得なくなる。
従って、表面層の膜厚は薄いことが望ましく、具体的には、0.001μm以上0.5μm以下の範囲内であることが好ましい。
表面層を構成する成分としては、シランカップリング剤、イソシアネート類、あるいは、ビニル系モノマー等が挙げられ、また、当該成分には、極性基が導入されていることが好ましく、化学的に結合することにより、トナーと紙等の被転写体との接着力が増加する。
化学的に処理する方法としては、例えば、過酸化物等の強酸化物質、オゾン酸化、プラズマ酸化等により酸化する方法、極性基を含む重合性モノマーをグラフト重合により結合させる方法等が挙げられる。化学的処理により、結晶性樹脂の分子鎖に共有結合で極性基が強固に結合することになる。
前記体積平均粒子径および数平均粒子径の測定は、例えば、コールターカウンター[TA−II]型(コールター社製)を用いて、50μmのアパーチャー径で測定することにより得ることができる。この時、測定はトナーを電解質水溶液(アイソトン水溶液)に分散させ、超音波により30秒以上分散させた後に行う。
尚、トナーの形状係数SF1は(π/4)×(L2/A)×100で表されるものである。ここでLは最大長、Aは投影面積を表す。
具体的には、トナー粒子をスライドグラス上に散布し、光学顕微鏡像をビデオカメラを通じて画像解析装置(ニレコ株式会社製:LUZEXIII)に取り込み、円相当径を測定し、トナー50個について測定する絶対最大長(L)及び投影面積(A)に基き、前述した式から形状係数SF1を求め、その個数平均を形状係数SF1の平均値として求めることができる。
1成分系現像剤が、磁性1成分系現像剤の場合、磁性粉を添加、或いは、着色剤のうち黒色着色剤の全部又は一部を、磁性粉で置き換えることができる。磁性粉としては、従来使用されている公知のものならばいかなるものでも用いることができ、例えば、鉄、コバルト、ニッケル等の金属及びこれらの合金、Fe3O4、γ−Fe2O3、コバルト添加酸化鉄、マグネタイト等の金属酸化物、MnZnフェライト、NiZnフェライト等のフェライト、等が挙げられる。これらの磁性体は一般に、30質量%以上70質量%以下添加して用いられる。
図4は、本発明の画像形成装置を一実施形態を示す概略構成図である。画像形成装置100は、図4に示すように。電子写真感光体7を備えるプロセスカートリッジ300と、露光装置(潜像形成手段)9と、転写装置(転写手段)40と、中間転写体50とを備える。なお、画像形成装置100において、露光装置9はプロセスカートリッジ300の開口部から電子写真感光体7に露光可能な位置に配置されており、転写装置40は中間転写体50を介して電子写真感光体7に対向する位置に配置されており、中間転写体50はその一部が電子写真感光体7に接触して配置されている。
一方、トナー像を中間転写体50に転写した後の電子写真感光体7の表面は、クリーニング装置13によって残留しているトナーが除去される(クリーニング工程)。
(トナーの作製)
−結晶性ポリエステル樹脂(1)の合成−
加熱乾燥した3口フラスコに、エチレングリコール124部、5−スルホイソフタル酸ナトリウムジメチル22.2部、セバシン酸ジメチル213部と、触媒としてジブチル錫オキサイド0.3部を入れた後、減圧操作により容器内の空気を窒素ガスにより不活性雰囲気下とし、機械攪拌にて180℃で5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて220℃まで徐々に昇温を行い4時間攪拌し、粘稠な状態となったところで空冷し、反応を停止させ、結晶性ポリエステル樹脂(1)を220部合成した。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる分子量測定(ポリスチレン換算)で、得られた結晶性ポリエステル樹脂(1)の重量平均分子量(MW)は19000であり、数平均分子量(Mn)は5800であった。
また、結晶性ポリエステル樹脂(1)の融点(Tm)を、前述の測定方法により、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定したところ、明確なピークを有し、ピークトップの温度は70℃であった。
ドデカン2酸230.3部、1,10−デカンジオール174.3部、ジブチル錫オキシド0.12部を窒素雰囲気下で、180℃で6時間攪拌を行った。その後減圧にしながら4時間攪拌し、重量平均分子量Mw=16700、数平均分子量Mn=6500の結晶性ポリエステル樹脂(2)を得た。
また、結晶性ポリエステル樹脂(2)の融点(Tm)を、前述の測定方法により、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定したところ、明確なピークを有し、ピークトップの温度は86℃であった。
テレフタル酸ジメチル194部、1,10−デカンジオール166部、ジブチルスズオキシド0.12部を窒素雰囲気下で、180℃で6時間攪拌した。その後減圧にしながら4時間攪拌し、重量平均分子量Mw=217500、数平均分子量Mn=7400の結晶性ポリエステル樹脂を得た。結晶性ポリエステル樹脂(3)の融点(Tm)を、前述の測定方法により、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定したところ、明確なピークを有し、ピークトップの温度は138℃であった。
アジピン酸292部、エチレングリコールール248部、ジブチルスズオキシド0.12部を窒素雰囲気下で、180℃で6時間攪拌した。その後減圧にしながら4時間攪拌し、重量平均分子量Mw=20200、数平均分子量Mn=7900、の結晶性ポリエステル樹脂を得た。結晶性ポリエステル樹脂(4)の融点(Tm)を、前述の測定方法により、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定したところ、明確なピークを有し、ピークトップの温度は47℃であった。
樹脂50gを酢酸エチル250gに溶解し、アニオン界面活性剤ダウファックス(ダウケミカル社製)2gをイオン交換水300gに溶解した液を加え、ホモジナイザー(IKAジャパン社製:ウルトラタラクス)を用い、8000回転で10分間攪拌した後、酢酸エチルを留去し、体積平均粒子径0.20μmの樹脂乳化液である離型剤粒子分散液を得た。
−樹脂分散液(1)の調製−
結晶性ポリエステル樹脂(1)150部を蒸留水850部中に入れ、80℃に加熱しながらホモジナイザー(IKAジャパン社製:ウルトラタラクス)にて混合攪拌して、樹脂粒子分散液(1)を得た。
フタロシアニン顔料250部(大日精化(株)製:PV FAST BLUE)、アニオン界面活性剤20部(第一工業製薬(株)社製:ネオゲンRK)、イオン交換水700部を混合し、溶解させた後、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラクス)を用いて分散し、着色剤(フタロシアニン顔料)を分散させてなる着色剤分散液(1)を調製した。
樹脂粒子分散液(1)2400部、着色剤分散液(1)100部、離型剤粒子分散液63部、過酸化ラウロイル10部、硫酸アルミニウム5部(和光純薬社製)、イオン交換水100部、を丸型ステンレス製フラスコ中に収容させ、pH2.0に調整した後、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックスT50)を用いて分散させた後、加熱用オイルバス中で65℃まで攪拌しながら加熱した。65℃で3時間保持した後、光学顕微鏡にて観察すると、平均粒径が約6.0μmである凝集粒子が形成されていることが確認された。更に1時間、65℃で加熱攪拌を保持した後、光学顕微鏡にて観察すると、平均粒径が約7.8μmである凝集粒子が形成されていることが確認された。
シアントナー(1)の作製において、フタロシアニン顔料の代わりにイエロ−アゾ顔料(ピグメントYellow 185)を使用した以外はシアントナー(1)の作製と同様にしてイエロートナー(1)を得た。
シアントナー(1)の作製において、フタロシアニン顔料の代わりにキナクリドン顔料(ピグメントRed 122)を使用した以外はシアントナー(1)の作製と同様にマゼンタトナー(1)を得た。
シアントナー(1)の作製において、フタロシアニン顔料の代わりにカーボンブラック(Regal330、キャボット社製)を使用した以外はシアントナー(1)の作製と同様に黒トナー(1)を得た。
得られた4色(シアン、イエロー、マゼンタ、黒)のトナーそれぞれに、外添剤としてヘキサメチルジシラザン処理したシリカ(平均粒径40nm)0.5%、メタチタン酸にイソブチルトリメトキシシラン50%処理後焼成して得られたチタン化合物(平均粒径30nm)0.7%を加え(何れもトナーに対する質量比)、75Lヘンシェルミキサーにて10分間混合し、その後、風力篩分機ハイボルター300(新東京機械社製)にて篩分し、4色(シアン、イエロー、マゼンタ、黒)の外添トナーを作製した。
平均粒径50μmのフェライトコア100部に対して、0.15部にあたる弗化ビニリデン、及び1.35部にあたるメチルメタアクリレートとトリフロロエチレンとの共重合体(重合比80:20)樹脂をニーダー装置を用いコーティングし、キャリアを作製した。得られたキャリアと、前記4色(シアン、イエロー、マゼンタ、黒)の外添トナーとを、それぞれ100部:8部の割合で2リッターのVブレンダーで混合し、4色の現像剤(1)をそれぞれ作製した。
4色の現像剤(1)の作製において、結晶性ポリエステル樹脂(1)を結晶性ポリエステル樹脂(2)に変更したこと以外は現像剤(1)の作製と同様にして、4色の現像剤(2)をそれぞれ作製した。
4色の現像剤(1)の作製において、結晶性ポリエステル樹脂(1)を結晶性ポリエステル樹脂(3)に変更したこと以外は現像剤(1)の作製と同様にして、4色の現像剤(3)をそれぞれ作製した。
4色の現像剤(1)の作製において、結晶性ポリエステル樹脂(1)を結晶性ポリエステル樹脂(4)に変更したこと以外は現像剤(1)の作製と同様にして、4色の現像剤(4)をそれぞれ作製した。
スーパーベッカミン(R)L−148−55(ブチル化ベンゾグアナミン樹脂:大日本インキ社製)500部をキシレン500部に溶解し、各々蒸留水300mlを用いて5回水洗した。最終洗浄水の電導度は、6μS/cmであった。この溶液を減圧にて溶剤留去し、水あめ状の樹脂250部を得た。これをグアナミン樹脂−1とする。ここで、電導度は洗浄水を直接電導度計(Conductivity MeterDS−12:堀場製作所製)を用いて室温(約20°)にて測定した(以下の電導度も同様に測定した。)。
スーパーベッカミン(R)13−535(メチル化ベンゾグアナミン樹脂:大日本インキ社製)500部をキシレン500部に溶解し、各々蒸留水300mlを用いて5回水洗した。最終洗浄水の電導度は、7μS/cmであった。この溶液を減圧にて溶剤留去し、水あめ状の樹脂270部を得た。これをグアナミン樹脂−2とする。
スーパーベッカミン(R)L−148−55(ブチル化ベンゾグアナミン樹脂:大日本インキ社製)500部をキシレン500部に溶解し、陽イオン交換樹脂:アンバーライト15(ローム・アンド・ハース社製)、20部、陰イオン交換樹脂:アンバーライトIRA−400(ローム・アンド・ハース社製)、20部を加え、20分攪拌した後、イオン交換樹脂をろ別した。この溶液10部に蒸留水10部を加えて攪拌後、静置し、分離した水相の電導度を測定したところ、3μS/cmであった。樹脂溶液を減圧にて溶剤留去し、水あめ状の樹脂250部を得た。これをグアナミン樹脂−3とする。
スーパーベッカミン(R)L−148−55そのままをグアナミン樹脂−4とする。
スーパーベッカミン(R)13−535そのままをグアナミン樹脂−5とする。
ニカラックBL−60(日本カーバイド社製)そのままをグアナミン樹脂−6とする。この樹脂中には約37%のキシレン系溶剤を含有している。
ニカラックMS−11(ブチル化メラミン樹脂:日本カーバイド社製)300部をキシレン500部に溶解し、各々蒸留水300mlを用いて5回水洗した。最終洗浄水の電導度は、7μS/cmであった。この溶液を減圧にて溶剤留去し、水あめ状の樹脂200部を得た。これをメラミン樹脂−1とする。
ニカラックMW−30HM(メチル化メラミン樹脂:日本カーバイド社製)をブタノールに溶解し、60%の溶液とした。これをメラミン樹脂−2とする。
p−トルエンスルホン酸を触媒−1とする。
NACURE2501(キングインダストリー社製)を触媒−2とする。
NACURE5225(キングインダストリー社製)を触媒−3とする。
NACURE4167(キングインダストリー社製)を触媒−4とする。
以下の如く電子写真感光体を作製した。
(下引層の作製)
酸化亜鉛:(平均粒子径70nm:テイカ社製:比表面積値15m2/g)100部をテトラヒドロフラン500部と攪拌混合し、シランカップリング剤(KBM503:信越化学社製)1.3部を添加し、2時間攪拌した。その後トルエンを減圧蒸留にて留去し、120℃で3時間)焼き付けを行い、シランカップリング剤表面処理酸化亜鉛を得た。
前記表面処理を施した酸化亜鉛110部を500部のテトラヒドロフランと攪拌混合し、アリザリン0.6部を50部のテトラヒドロフランに溶解させた溶液を添加し、50℃にて5時間攪拌した。その後、減圧ろ過にてアリザリンを付与させた酸化亜鉛をろ別し、さらに60℃で減圧乾燥を行いアリザリン付与酸化亜鉛を得た。
電荷発生物質としてのCukα特性X線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)が少なくとも7.3゜,16.0゜,24.9゜,28.0゜の位置に回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン15部、結着樹脂としての塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂(VMCH、日本ユニカー社製)10部、n−酢酸ブチル200部からなる混合物を、直径1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて4時間分散した。得られた分散液にn−酢酸ブチル175部、メチルエチルケトン180部を添加し、攪拌して電荷発生層用の塗布液を得た。この電荷発生層用塗布液を下引層上に浸漬塗布し、常温で乾燥して、膜厚が0.2μmの電荷発生層を形成した。
N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’]ビフェニル−4,4’−ジアミン45部及びビスフェノールZポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量:4万)55部をクロルベンゼン800部に加えて溶解し,電荷輸送層用塗布液を得た。この塗布液を電荷発生層上に塗布し、130℃、45分の乾燥を行って膜厚が20μmの電荷輸送層を形成した。
グアナミン樹脂−1(G−1)を3部、前記例示化合物(I−2)を3部、粒子としてコロイダルシリカ(商品名:PL−1、扶桑化学工業社製)を0.1部、樹脂としてポリビニルフェノール樹脂(重量平均分子量約8000、Aldrich製)を0.1部、1−メトキシ−2−プロパノール8部、並びに酸化防止剤として3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(BHT)を0.2部、p−トルエンスルホン酸(触媒−1)を0.01部加えて保護層用塗布液を調製した。この塗布液を電荷輸送層の上に浸漬塗布法により塗布し、室温で30分風乾した後、150℃で1時間加熱処理して硬化させ、膜厚約7μmの保護層を形成して実施例1の電子写真感光体を作製した。
上述のようにして作製した実施例1の電子写真感光体を富士ゼロックス社製DocuCentre Color 400CPに装着し、各色の画像濃度20%全面べた画像をプリントした。その後、ドラムカートリッジを取り出し、ドラムカートリッジの感光体に、手動トルクゲージ(BTG90CN−S:株式会社東日製作所)を取り付け、このトルクゲージを静止状態から回転状態まで回し、その間の最大トルクの測定を高温高湿(28℃、85%RH)において3回行い、平均値を感光体トルクとした。その結果を表3に示す。
トルク測定を行った後、上述の実施例1の電子写真感光体を装着した富士ゼロックス社製、DocuCentre Color 400CPに、作製した現像剤(1)を用いて、低温低湿(10℃、20%RH)及び高温高湿(28℃、85%RH)において、以下の評価を連続して行なった。
詳しくは、低温低湿(10℃、20%RH)の環境下にて5000枚の後述する画像を形成したときの5000枚目の画質、及び、5000枚の画像を形成した後、低温低湿(10℃、20%RH)環境下で24時間放置した後の最初の画質、それぞれについて以下のゴースト、カブリ、スジ、画像流れを評価した。また、5000枚の画像形成テスト後の感光体上のトナーフィルミングを評価した。その結果を表2に示す。
ゴーストは、図6(A)に示したGと黒領域を有するパターンのチャートをプリントし、黒べた部分にGの文字の現れ具合を目視にて以下の基準で評価した。
A:図6(A)のように良好〜軽微である。
B:図6(B)のように若干目立つ程度である
C:図6(C)のようにはっきり確認できることを示す。
カブリ評価は、上述のゴースト評価と同じサンプルを用いて白地部のトナー付着程度を目視にて以下の基準で観察し判断した。
A:良好。
B:うっすらとカブリあり(画質上問題なし)。
C:画質上問題となるカブリあり。
スジ評価は、上述のゴースト評価と同じサンプルを用いて目視にて以下の基準で判断した。
A:良好。
B:部分的にスジの発生あり。
C:画質上問題となるスジ発生。
画像流れは、上述のゴースト評価と同じサンプルを用いて目視にて以下の基準で判断した。
A:良好。
B:連続的にプリントテストしている時は問題ないが、1日(24時間)放置後に発生。
C:連続的にプリントテストしている時にも発生。
電子写真感光体上のトナーフィルミングは、電子写真感光体上の状況を目視にて以下の基準で判断した。
A:良好。
B:一部に曇り上のフィルミングが発生しているが、画質には問題なし。
C:フィルミングが発生し、画質上も欠陥を発生。
表1に従って、実施例1の電子写真感光体の保護層におけるグアナミン樹脂(一般式(A)で示される化合物)或いはメラミン化合物(一般式(B)で示される化合物)、電荷輸送材料(一般式(I)で示される化合物)、添加剤、触媒、及びこれらの使用量を変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜13の電子写真感光体を作製した。該実施例2〜13の電子写真感光体をそれぞれ用い、更に表2及び3に示す現像剤を用いて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表2、3に示す。
実施例1の電子写真感光体における電荷輸送層の作製を以下のように行い、保護層におけるグアナミン樹脂(一般式(A)で示される化合物)或いはメラミン化合物(一般式(B)で示される化合物)、電荷輸送材料(一般式(I)で示される化合物)、添加剤、触媒、及びこれらの使用量を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして、保護層を有する実施例14の電子写真感光体を作製した。該実施例14の電子写真感光体を用いて、実施例1と同様の評価を行った。結果を表2、3に示す。
下記化合物(A)45部及びビスフェノールZポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量:4万)55部をクロルベンゼン800部に加えて溶解し,電荷輸送層用塗布液を得た。この塗布液を電荷発生層上に塗布し、130℃、45分の乾燥を行って膜厚が20μmの電荷輸送層を形成した。
実施例1の電子写真感光体における電荷輸送層の作製を以下のように行い、保護層におけるグアナミン樹脂(一般式(A)で示される化合物)或いはメラミン化合物(一般式(B)で示される化合物)、電荷輸送材料(一般式(I)で示される化合物)、添加剤、触媒、及びこれらの使用量を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様にして、保護層を有する実施例15の電子写真感光体を作製した。該実施例15の電子写真感光体を用い、更に現像剤を現像剤(2)に変更して、実施例1と同様の評価を行った。結果を表2、3に示す。
下記化合物(B)50部及びビスフェノールZポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量:5万)50部をクロルベンゼン800部に加えて溶解し,電荷輸送層用塗布液を得た。この塗布液を電荷発生層上に塗布し、130℃、45分の乾燥を行って膜厚が19μmの電荷輸送層を形成した。
実施例1の電子写真感光体における電荷輸送層の作製を以下のように行い、保護層におけるグアナミン樹脂(一般式(A)で示される化合物)或いはメラミン化合物(一般式(B)で示される化合物)、電荷輸送材料(一般式(I)で示される化合物)、添加剤、触媒、及びこれらの使用量を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様にして、保護層を有する実施例16の電子写真感光体を作製した。該実施例16の電子写真感光体を用いて、実施例1と同様の評価を行った。結果を表2、3に示す。
下記化合物(C)50部及びビスフェノールZポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量:8万)50部をクロルベンゼン800部に加えて溶解し,電荷輸送層用塗布液を得た。この塗布液を電荷発生層上に塗布し、130℃、45分の乾燥を行って膜厚が14μmの電荷輸送層を形成した。
表1に従って、グアナミン樹脂(一般式(A)で示される化合物)或いはメラミン化合物(一般式(B)で示される化合物)、電荷輸送材料(一般式(I)で示される化合物)、添加剤、触媒、及びこれらの使用量を変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例17〜20の電子写真感光体を作製した。実施例17〜20の電子写真感光体を用い、更に表2及び3に示す現像剤を用いて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表2、3に示す。
保護層を設けなかった以外は、実施例1、14、15、16の電子写真感光体と同様に、比較例1〜4の電子写真感光体をそれぞれ作製し、比較例1〜4の電子写真感光体をそれぞれ用いて、実施例1と同様に評価した。それらの結果を表2、3に示す。
アンチモンドープをした酸化スズの被覆膜を有する導電粒子(S−1、チタン工業(株)製)からなる粉体60部と、酸化チタン(titone R−1T、堺化学(株)製)30部と、レゾール型フェノール樹脂(フェノライトJ−325、大日本インキ化学工業(株)製、固形分70質量%)60部と、2−メトキシ−1−プロパノール50部と、メタノール50部とからなる溶液を約20時間、ボールミルで分散した。この分散液を実施例1、15、16の電子写真感光体の電荷輸送層上に塗布し、膜厚5μmの保護層を形成し、比較感光体5〜7の感光体を作製した。実施例1と同様に評価した。それらの結果を表2、3に示す。
下記化合物(D)2部、化合物(E)2部を、イソプロピルアルコール5部、テトラヒドロフラン3部、蒸留水0.35部に溶解させ、イオン交換樹脂(アンバーリスト15E)0.5部を加え、室温で攪拌し、24時間加水分解を行った。イオン交換樹脂をろ過で取り除いたのち、アルミニウムトリスアセチルアセトナートを0.08部を加えた。この液を実施例1の電荷輸送層上に塗布し、膜厚5μmの保護層を形成し、比較感光体8の感光体を作製し、実施例1と同様に評価した。その結果を表2、3に示す。
実施例1において、用いる現像剤を現像剤(1)から(4)に変更したこと以外実施例1と同様の評価を、比較例9として行った。その結果を表2、3に示す。
2 電荷発生層
3 電荷輸送層
4 導電性基体
5 保護層
6 単層型感光層
7 電子写真感光体
8 帯電装置
9 露光装置
11 現像装置
13 クリーニング装置
14 潤滑材
40 転写装置
50 中間転写体
100 画像形成装置
120 画像形成装置
132 繊維状部材(ロール状)
133 繊維状部材(平ブラシ状)
Claims (15)
- 電子写真感光体表面を帯電する帯電工程と、画像情報に応じた光情報を用いて、該帯電された電子写真感光体表面を露光して潜像を形成する潜像形成工程と、該電子写真感光体表面に形成された潜像を、トナーを含む現像剤を用いてトナー像に現像する現像工程と、該トナー像を記録媒体表面に転写する転写工程と、転写後の電子写真感光体表面をクリーニングするクリーニング工程と、を有し、
前記トナーが、融点が50℃以上120℃以下の結晶性ポリエステル樹脂を少なくとも1種含有し、
前記電子写真感光体が、導電性基体と、前記導電性基体表面に設けた感光層と、を有し、該感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも1つ持つ電荷輸送性材料の少なくとも1種と、を用いた架橋物を、含んで構成されていることを特徴とする画像形成方法。 - 前記感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも3つ持つ電荷輸送性材料の少なくとも1種と、を用いた架橋物を、含んで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記電荷輸送性材料が、下記一般式(I)で示される化合物であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
F−((−R7−X)n1R8−Y)n2 (I)
(一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、R7及びR8はそれぞれ独立に炭素数1以上5以下の直鎖状若しくは分鎖状のアルキレン基、n1は0又は1を示し、n2は1以上4以下の整数を示す。Xは酸素原子、NH、又は硫黄原子を示し、Yは−OH、−OCH3、−NH2、−SH、又は−COOHを示す。) - 画像形成装置に対して脱着可能であり、電子写真感光体と、該電子写真感光体表面に形成された潜像を、トナーを含む現像剤を用いてトナー像に現像する現像手段と、を少なくとも備え、
前記トナーが、融点が50℃以上120℃以下の結晶性ポリエステル樹脂を少なくとも1種含有し、
前記電子写真感光体が、導電性基体と、前記導電性基体表面に設けた感光層と、を有し、該感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも1つ持つ電荷輸送性材料の少なくとも1種と、を用いた架橋物を、含んで構成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 前記感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも3つ持つ電荷輸送性材料の少なくとも1種と、を用いた架橋物を、含んで構成されていることを特徴とする請求項6に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記電荷輸送性材料が、下記一般式(I)で示される化合物であることを特徴とする請求項6に記載のプロセスカートリッジ。
F−((−R7−X)n1R8−Y)n2 (I)
(一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、R7及びR8はそれぞれ独立に炭素数1以上5以下の直鎖状若しくは分鎖状のアルキレン基、n1は0又は1を示し、n2は1以上4以下の整数を示す。Xは酸素原子、NH、又は硫黄原子を示し、Yは−OH、−OCH3、−NH2、−SH、又は−COOHを示す。) - 電子写真感光体と、該電子写真感光体表面を帯電する帯電手段と、画像情報に応じた光情報を用いて、該帯電された電子写真感光体表面を露光して潜像を形成する潜像形成手段と、該電子写真感光体表面に形成された潜像を、トナーを含む現像剤を用いてトナー像に現像する現像手段と、該トナー像を記録媒体表面に転写する転写手段と、転写後の電子写真感光体表面をクリーニングするクリーニング手段と、を備え、
前記トナーが、融点が50℃以上120℃以下の結晶性ポリエステル樹脂を少なくとも1種含有し、
前記電子写真感光体が、導電性基体と、前記導電性基体表面に設けた感光層と、を有し、該感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも1つ持つ電荷輸送性材料の少なくとも1種と、を用いた架橋物を、含んで構成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記感光層の最表面層が、グアナミン化合物及び/又はメラミン化合物と、−OH、−OCH3、−NH2、−SH、及び−COOHからなる群から選択される置換基を少なくとも3つ持つ電荷輸送性材料の少なくとも1種と、を用いた架橋物を、含んで構成されていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
- 前記電荷輸送性材料が、下記一般式(I)で示される化合物であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
F−((−R7−X)n1R8−Y)n2 (I)
(一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、R7及びR8はそれぞれ独立に炭素数1以上5以下の直鎖状若しくは分鎖状のアルキレン基、n1は0又は1を示し、n2は1以上4以下の整数を示す。Xは酸素原子、NH、又は硫黄原子を示し、Yは−OH、−OCH3、−NH2、−SH、又は−COOHを示す。)
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