JP2003192698A - 糖尿病治療に有用なglp−1アナログ - Google Patents

糖尿病治療に有用なglp−1アナログ

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JP2003192698A
JP2003192698A JP2002315982A JP2002315982A JP2003192698A JP 2003192698 A JP2003192698 A JP 2003192698A JP 2002315982 A JP2002315982 A JP 2002315982A JP 2002315982 A JP2002315982 A JP 2002315982A JP 2003192698 A JP2003192698 A JP 2003192698A
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analog
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Douglas I Buckley
アイ. バックレイ ダグラス
Joel F Habener
エフ. ハベナー ジョエル
Joanne B Mallory
ビー. マロリー ジョアンヌ
Svetlana Mojsov
モジュゾフ スベトラーナ
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DOUGLAS I. BUCKLEY
JOANNE B. MALLORY
SVETLANA MOJSOV
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DOUGLAS I. BUCKLEY
JOANNE B. MALLORY
SVETLANA MOJSOV
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    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のGLP−1ペプチドアナログは、循環
半減期が短く、特性へのどのような効果によって有効性
の向上が得られるかは明らかではなかった。 【解決手段】 本発明は、II型糖尿病の治療に対して
改良された特徴を有する活性GLP−1ペプチド、7−
34、7−35、7−36および7−37の有効なアナ
ログを提供することにより上記の課題を解決する。これ
らのアナログは、7−10位でアミノ酸が置換され、C
末端が切断され、および/または基本のペプチド中に様
々な他のアミノ酸置換を含み、そしてグルカゴンと比較
してインシュリン生産を刺激する能力が向上し、GLP
−1(7−37)と比較してプラズマ中での安定性が向
上され得るか、あるいはその両方である。このような特
性は治療薬としてのアナログの能力を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本出願は、1990年1月2
4日出願の米国特許出願第468,736号の一部継続
出願である。 【0002】(技術分野)本発明は、改良された薬学的
組成物の分野に関する。詳細には、本発明は、薬理学的
特性が向上した、7〜36位または7〜37位のグルカ
ゴン様ペプチドIフラグメントのアナログに関する。 【0003】 【従来の技術】(背景技術)グルコースの代謝は、イン
スリン、グルカゴン、およびガストリック・インヒビト
リー・ペプチド(GIP)を含む多くのペプチドホルモ
ンによって調節される。これらのペプチドホルモンがこ
の代謝を調節する複雑なメカニズム、および、これらが
相互にどのように影響するかについては、少なくともそ
の一部が解明されている。例えば、グルカゴンは、イン
スリンを産生する膵臓β細胞の表面のレセプターに結合
し、インスリンの分泌を刺激する。グルカゴン様ペプチ
ドIが、インスリンの分泌を刺激すると示唆されている
が、これについては確認されていない。 【0004】これらのホルモンの内の数種類は、哺乳類
のグルカゴン前駆体である「プログルカゴン」から生じ
る。「プログルカゴン」は、180個のアミノ酸のペプ
チドである。このペプチドのタンパク質分解およびプロ
セシングにより、これらの多くのタンパク質ホルモンが
得られる。プロセシングの結果は、プロセシングが行わ
れる細胞の起源に左右される。例えば、ブタおよびラッ
トの膵臓では、プログルカゴンはプロセシングによって
グルカゴンとグリセンチン関連膵臓ペプチドとを形成す
る。グリセンチン関連膵臓ペプチドは、GLP−1およ
びGLP−2配列の双方を含む大型のペプチドである。
ブタの小腸では、分泌物は、69個のアミノ酸のグルカ
ゴン含有ペプチドグリセンチン、ならびに別のペプチド
としての2個のグルカゴン様配列、即ちGLP−1およ
びGLP−2である。 【0005】しかし、いずれにしても、プログルカゴン
の全配列は、グルカゴンの29個のアミノ酸配列、GL
P−1の36個または37個のアミノ酸配列、およびG
LP−2の34個のアミノ酸配列を含んでいる。これら
の配列間には、アミノ酸スペーサー配列が介在してい
る。 【0006】GLP−1の活性パターンを解明する初期
の試みでは、曖昧な見解が出されていたが、これに続い
て得られた結論は、このペプチドの切断型が生物学的に
活性であるということである。Mojsov,S.らの
J Clin Invest(1987)79:616
−619は、31個のアミノ酸ペプチドGLP−1(7
−37)のみが膵臓からのインスリン放出を強く刺激す
ることを開示している。これより以前に、切断型および
完全長の37個のアミノ酸形態の膵臓および腸での発見
はされていた。おそらくはカルボキシ末端がアミド化さ
れたGLP−1(7−36)もまた、インスリン放出の
強力なメディエイターである。(例えばHolst,
J.J.ら、FEBS Letters(1987)2
11:169−174を参照のこと)。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】以下に記載する本発明
は、これらのGLP−1の切断型のアナログに関する。
これらのアナログは、グルコースにより誘導されるイン
スリン分泌、およびグルコースにより誘導されるグルカ
ゴン分泌阻害を促進する際の有効性、並びに循環半減期
に関連しており、所望の組み合わせの特徴を備えてい
る。グルコースにより誘導されるインスリン分泌を促進
する際の切断型の生理学的効果は、Holst,J.
J.らおよびMojsov,Sら(前出)によって上記
のように提示されている。グルカゴン放出阻害における
切断型ホルモンの活性については、Orskov,Cら
のEndocrinol(1988)123:2009
−2013およびSuzuki,S.らのDiabet
esResearch:Clinical Pract
ice (1988) 5(付録1):S30に提示さ
れている。これらの切断型の循環半減期は短く、Kre
ymannらのThe Lancet(1987年12
月5日)1300〜1303に示されているように、約
4分である。これらの切断型GLP−1ペプチドの改変
型によって、これらの特性が最適となる可能性が得られ
る。 【0008】肝臓および血漿中のペプチドホルモンの分
解ならびに一般的なインビボでのこのようなホルモンの
半減期の研究に関して幾つかの文献がある。MacDo
nald,J.K.らによる初期の文献J Biol
Chem (1969)244:6199−6208で
は、ジペプチダーゼがラット肝臓中のグルカゴンの分解
の原因であることが明らかにされた。成長ホルモン放出
因子、即ち一般的なグルカゴンのGLP−1およびGL
P−2ファミリーのメンバーの研究により、このメンバ
ーが、インビトロで血漿中において急速に分解されるこ
と、およびインビボでジペプチダーゼによっても急速に
分解されることが明らかにされた(Frohman,
L.A.ら、J Clin Invest(1986)
78:906−913)。Murphy,W.A.ら
は、Peptide Research(1988)
1:36−41において、全てではないが幾つかのアル
キル化された成長ホルモン放出因子ペプチドがインビボ
でさらに高い有効性を示すことを明らかにした。特に、
例えば、トリイソプロピル化されたGRFー29は、G
RF−29自体より106倍高い活性を示すことが発見
された。一方、N末端がメチル化されたGRF−29で
はその有効性は親の僅か40%であった。このホルモン
の2位のD−Alaの置換によってその有効性が向上す
ることもまた明らかにされた。特性へのどのような効果
によって有効性の向上が得られるのかは、当然明らかで
はなかった。 【0009】他に、GLP−1(7−37)の幾つかの
改変が試みられている。7位のヒスチジン残基を欠失さ
せるとこのホルモンの活性が大幅に低減されることが明
らかにされている(Suzuki,S.ら(前出);H
endrick,G.K.ら、Abstract:En
docrine Society Meeting,N
ew Orleans,LA(1988))。1個また
はそれ以上のC末端欠失の効果については対立する報告
がなされている(Suzuki,S.ら(前出);Ya
naihara,C.ら、Abstract for
A Glucagon and Related Pe
ptides Satellite Symposiu
m、8th International Congr
essof Endocrinology、1988年
7月15〜16日、Osaka,Japan)。しか
し、このペプチドホルモンファミリーの他のメンバー、
例えば、GIP、グルカゴン放出因子(GRF)、セク
レチン、およびバソアクティブ・インテスティナル・ポ
リペプチド(VIP)の改変に関する文献は多い。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、II型糖尿病
の治療薬として有用なペプチドを提供し、このペプチド
は、島細胞からのインシュリンの放出を刺激するのに、
グルカゴンよりも強力であり、このペプチドは、実質的
に、GLP−1(7−34)、GLP−1(7−3
5)、GLP−1(7−36)またはGLP−1(7−
37)あるいはそのC末端アミド形態からなり、以下よ
りなる群から選択される少なくとも1つの改変を有す
る: (a)26位および/または34位のリシンを、中性ア
ミノ酸、アルギニンまたはD形リシンに置換、および/
または36位のアルギニンを、中性アミノ酸、リシンま
たはD形アルギニンに置換; (b)31位のトリプトファンを、酸化耐性アミノ酸に
置換; (c)以下の少なくとも1つの置換:16位のVをY
に;18位のSをKに;21位のEをDに;22位のG
をSに;23位のQをRに;24位のAをRに;および
26位のKをQに; (d)以下の少なくとも1つを含む置換:8位のAを、
他の小中性アミノ酸に;9位のEを、他の酸性アミノ酸
または中性アミノ酸に;10位のGを、他の中性アミノ
酸に;および15位のDを、他の酸性アミノ酸に;なら
びに(e)7位のヒスチジンを、他の中性アミノ酸、あ
るいはDまたはNアシル化またはアルキル化形のヒスチ
ジンに置換、 ここで、(a)、(b)、(d)および(e)におい
て、置換するアミノ酸は、必要に応じて、D形であり
得、そして7位に置換するアミノ酸は、必要に応じて、
Nアシル化またはNアルキル化形であり得る。 【0011】好ましい実施態様において、本発明は、I
I型糖尿病の治療薬として有用なペプチドを提供し、こ
のペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(a)に
記載されるものであり、26位および/または34位の
リシンを置換するアミノ酸が、K†、G、S、A、L、
I、Q、M、RおよびR†からなる群から選択され、そ
して36位のアルギニンを置換するアミノ酸が、K、K
†、G、S、A、L、I、Q、MおよびR†からなる群
から選択され、必要に応じて、上記のもう1つの別のパ
ラグラフに記載の改変と組合わされる。 【0012】好ましい実施態様において、本発明はII
型糖尿病の治療薬として有用なペプチドを提供し、この
ペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(b)に記
載されるものであり、そして31位のトリプトファンを
置換するアミノ酸が、F、V、L、I、AおよびYから
なる群から選択され、必要に応じて、上記のもう1つの
別のパラグラフに記載の改変と組合わされる。 【0013】好ましい実施態様において、本発明はII
型糖尿病の治療薬として有用なペプチドを提供し、この
ペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(c)に記
載されるものであり、22位のGをSに置換すること、
23位および24位のそれぞれQおよびAをRに置換す
ること、ならびに26位のKをQに置換することを組合
せて行ったが、あるいは16位のVをYで置換するこ
と、および18位のSをKで置換することを行ったか、
あるいはこれらの置換と21位のEをDで置換すること
を行っており、必要に応じて、上記のもう1つの別のパ
ラグラフに記載の改変と組合わされる。 【0014】好ましい実施態様において、本発明はII
型糖尿病の治療薬として有用なペプチドを提供し、この
ペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(d)に記
載されるものであり、8位のアラニンを置換する小さい
中性アミノ酸が、S、S†、G、C、C†、Sar、A
†、beta−alaおよびAibからなる群から選択
され、そして9位のグルタミン酸を置換する酸性または
中性アミノ酸が、E†、D、D†、Cya、T、T†、
N、N†、Q、Q†、Cit、MSOおよびアセチル−
Kからなる群から選択され、そして10位のグリシンを
置換する代替の中性アミノ酸が、S、S†、Y、Y†、
T、T†、N、N†、Q、Q†、Cit、MSO、アセ
チル−K、FおよびF†からなる群から選択され、必要
に応じて、上記のもう1つの別のパラグラフに記載の改
変と組合わされる。 【0015】好ましい実施態様において、本発明はII
型糖尿病の治療薬として有用なペプチドを提供し、この
ペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(e)に記
載されるものであり、7位のヒスチジンを置換するアミ
ノ酸が、H†、Y、Y†、F、F†、R、R†、Or
n、Orn†、M、M†、N−ホルミル−H、N−ホル
ミル−H†、N−アセチル−H、N−アセチル−H†、
N−イソプロピル−H、N−イソプロピル−H†、N−
アセチル−K、N−アセチル−K†、PおよびP†から
なる群から選択され、必要に応じて、上記のもう1つの
別のパラグラフに記載の改変と組合わされる。 【0016】好ましい実施態様において、本発明はII
型糖尿病の治療薬として有用なペプチドを提供し、この
ペプチドは、以下からなる群から選択される: (H†)7−GLP−1(7−37) (Y)7−GLP−1(7−37) (N−アセチル−H)7−GLP−1(7−37) (N−イソプロピル−H)7−GLP−1(7−37) (A†)8−GLP−1(7−37) (E†)9−GLP−1(7−37) (D)9−GLP−1(7−37) (D†)9−GLP−1(7−37) (F†)10−GLP−1(7−37) (S)22(R)23(R)24(Q)26−GLP−1(7−
37)、および(S)8(Q)9(Y)16(K)18(D)
21−GLP−1(7−37)。 【0017】本発明は、II型糖尿病の治療薬として有
用なペプチドを提供し、このペプチドは、GLP−1
(7−37)と比較して、プラズマ中での分解耐性が向
上しており、このペプチドは、実質的に、GLP−1
(7−34)、GLP−1(7−35)、GLP−1
(7−36)またはGLP−1(7−37)、あるいは
そのC末端アミド形からなり、以下からなる群から選択
される少なくとも1つの改変を有する: (a)7位のヒスチジンを、D形中性または酸性アミノ
酸、あるいはD形ヒスチジンに置換; (b)8位のアラニンを、D形アミノ酸に置換;および (c)7位のヒスチジンを、Nアシル化(1−6C)ま
たはNアルキル化(1−6C)形態の代替アミノ酸また
はヒスチジンに置換。 【0018】好ましい実施態様において、本発明はII
型糖尿病の治療薬として有用なペプチドを提供し、この
ペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(a)に記
載されるものであり、7位のヒスチジンを置換するD形
アミノ酸が、P†、D†、E†、N、Q†、L†、V
†、I†およびH†からなる群から選択され、必要に応
じて、上記のもう1つの別のパラグラフに記載の改変と
組合わされる。 【0019】好ましい実施態様において、本発明はII
型糖尿病の治療薬として有用なペプチドを提供し、この
ペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(b)に記
載されるものであり、8位のD形アミノ酸が、P†、V
†、L†、I†およびA†からなる群から選択され、必
要に応じて、上記のもう1つの別のパラグラフに記載の
改変と組合わされる。 【0020】好ましい実施態様において、本発明はII
型糖尿病の治療薬として有用なペプチドを提供し、この
ペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(c)に記
載されるものであり、アルキル化またはアセチル化アミ
ノ酸が、P、D、E、N、Q、V、L、I、KおよびH
からなる群から選択され、必要に応じて、上記のもう1
つの別のパラグラフに記載の改変と組合わされる。 【0021】さらに好ましい実施態様において、本発明
は、II型糖尿病の治療に有用な薬学組成物を提供し、
この組成物は、薬学的に許容可能な賦形剤と混合された
形の、上記ペプチドの有効量を含む。 【0022】別の好ましい実施態様において、本発明
は、II型糖尿病の治療方法を提供し、この方法は、こ
のような治療を必要とする被検体に、上記のペプチドま
たはその薬学組成物を有効量投与することを包含する。 【0023】好ましい実施態様において、本発明はII
型糖尿病の治療薬として有用なペプチドを提供し、この
ペプチドは、以下からなる群から選択される:(H†)
7−GLP−1(7−37)、(N−アセチル−H)7
GLP−1(7−37)、(N−イソプロピル−H)7
−GLP−1(7−37)、(N−アセチル−K)7
GLP−1(7−37)、および(A†)8−GLP−
1(7−37)。 【0024】(発明の開示)本発明は、GLP−1(7
−34);(7−35);(7−36)もしくは(7−
37)ヒトペプチドの改変型またはこれらのC末端がア
ミド化された形態の改変型を提供する。天然ペプチド
は、 【0025】 【化1】 のアミノ酸配列を有しており、この配列中の(G)、
(R)および(G)が存在するかどうかは、指示された
鎖長による。 【0026】改変型では、天然の構造に1箇所またはそ
れ以上の改変が加えられており、治療に有用な能力が向
上している。これらの改変型では、グルカゴンよりもイ
ンスリン分泌を促進するための有効性が高いか、もしく
は血漿中での安定性が向上しているか、またはその両方
である。この有効性および向上した安定性は、以下に記
載するように分析され得る。 【0027】アミノ酸には標準一文字略記コードを使用
する。 【0028】インスリン刺激特性の向上を呈する本発明
のアナログは、前記の配列またはそのC末端アミド化物
に、以下からなる群から選択される少なくともひとつの
改変を加えた配列を有する: (a)26位および/もしくは34位のリシンを、中性
アミノ酸、アルギニンもしくはD型のリシンに、ならび
に/または36位のアルギニンを中性アミノ酸、リシン
もしくはD型のアルギニンに置換; (b)31位のトリプトファンを耐酸化性アミノ酸に置
換 (C)以下の内の少なくともひとつの置換:16位のV
をYに;18位のSをKに;21位のEをDに;22位
のGをSに;23位のQをRに;24位のAをRに;お
よび26位のKをQに; (d)以下の内の少なくともひとつの置換:8位のAを
他の小型中性アミノ酸に;9位のEを他の酸性アミノ酸
または中性アミノ酸に;10位のGを他の中性アミノ酸
に;および15位のDを他の酸性アミノ酸に;ならびに (e)7位のヒスチジンを、他の中性アミノ酸、あるい
はDあるいはNアシル化またはDあるいはNアルキル化
型のヒスチジンに置換。 【0029】(a)、(b)、(d)および(e)の改
変に関しては、置換するアミノ酸は、D型であり得る。
これは、例えばC†などのように上付き文字†で示され
る。7位において置換するアミノ酸はNアシル化または
Nアルキル化型でもあり得る。 【0030】したがって、本発明は、そのひとつの局面
において、上記のように、向上したインスリン刺激特性
を有し、上述のGLP−1(7−34)からGLP−1
(7−37)までの切断型と相同性のあるペプチドに関
する。 【0031】他の局面においては、本発明は、GLP−
1(7−37)と比較して、血漿中での耐分解性が向上
したペプチドに関する。この向上した耐分解性は、以下
に記載のように定義される。 【0032】これらのアナログでは、上記の切断型のG
LP−1(7−34)からGLP−1(7−37)また
はこれらのC末端アミド化型の内の何れかが、以下のよ
うに改変される。 【0033】(a)7位のHをD中性もしくはD酸性ア
ミノ酸に置換、または (b)8位のAをDアミノ酸に置換、または (c)上記の双方の置換、または (d)7位のHを任意の自然のアミノ酸のNアシル化型
もしくはNアルキル化型に置換。 【0034】したがって、耐分解性を有する本発明のア
ナログとしては、(N−アシル(1−6C)AA)7G
LP−1(7−37)および(N−アルキル(1−6
C)AA)7GLP−1(7−37)がある。ここでA
Aは、リシル残基であり、1つまたは両方の窒素がアル
キル化またはアシル化され得る。AAは、インスリン刺
激活性の保持に対応する任意のアミノ酸を示す。 【0035】7位および8位のD型アミノ酸の置換に
は、任意の酸性または中性アミノ酸のD残基を7位に、
そして、任意のアミノ酸のD残基を8位に使用し得る。
これらもまた、インスリン刺激活性に対応するものであ
る。7位および8位の何れか一方または両方をDアミノ
酸に置換することができる;7位のDアミノ酸を上記の
ようにアシル化またはアルキル化することもできる。こ
れらの改変型は、上記のように、GLP−1(7−3
7)だけではなく、さらに短い切断型のアナログにも適
用可能である。 【0036】他の局面では、本発明は、1種類またはそ
れ以上のこれらのペプチドを活性成分として含む薬学的
組成物、およびこれらのペプチドまたはその組成物を用
いてII型糖尿病を治療する方法に関する。 【0037】 【発明の実施の形態】(発明を実施するための形態)本
発明のアナログは、GLP−1(7−34)、(7−3
5)、(7−36)または(7−37)の改変型であっ
て、その特徴は、培養物中の単離されたラット島細胞か
らのインスリン放出を測定するインビトロでのアッセイ
でグルカゴンよりも高い有効性を呈すること、もしく
は、血漿中での安定性の向上を示すこと、またはこれら
の両方である。 【0038】(向上したインスリン放出刺激特性を有す
るアナログのアッセイ)本発明のアナログのひとつのグ
ループは、島細胞からのインスリン放出を刺激するに際
してグルカゴンよりも強力である。「島細胞からのイン
スリン放出を刺激するのにグルカゴンよりも強力」であ
るとは、言及するアナログが、以下の記述から選択され
るインビトロでのアッセイにおいて、より高い有効性を
呈することを意味する:これらのアッセイのためのラッ
ト島は、本明細書に援用されるSutton,R.らの
Transplantation(1986)42:6
89−691に記載の方法によって単離される。簡潔に
記載すれば、SD雄ラットに麻酔をかけて、その総胆管
の下端に、適切な位置に固定した2FGカニューレを挿
入する。次に、膵管の胆管ツリー(biliary t
ree)への入口領域の上方で左右の肝管を各々別個に
結紮する。ラットを放血により殺して、7.5mMのC
aCl2、20mMのHEPES緩衝液および1〜6m
g/mLのI型コラゲナーゼを含有する3mLのハンク
ス液を、カニューレ中に流入させて、膵臓を均一に膨張
させる。次いで、膵臓を摘出し、氷上のビーカーに入れ
た後に、20mMのHEPES緩衝液を含有するハンク
ス液中で37℃にてインキュベーションを行う。 【0039】インキュベーションを13〜25分間行っ
た後に、膵臓を取り出し、5g/lのウシ血清アルブミ
ンおよび20mMのHEPES緩衝液を含有する4℃の
ハンクス液中に入れる。 【0040】そして、全ての膵臓組織を14FG針を用
いて静かにシリンジにとり、さらに、HEPESを上記
のように含有するハンクス液中に懸濁させて、10秒間
50gで遠心分離した後に、上澄みを廃棄する。この組
織ペレットを再度懸濁させて、再度静かに、シリンジに
とり、その後さらに洗浄を行う。その後に、分散した組
織を孔サイズ500μのナイロンメッシュフィルターを
通過させる。濾過した組織を350gで5秒間遠心分離
し、上澄みを廃棄した後に、この組織を、HEPESを
上記のように含有するハンクス液に溶解して得た25%
のフィコール中に懸濁させる。このフィコール溶液に
は、23%、20%および11%の不連続密度勾配の層
が形成される。この密度勾配層を4℃にて10分間75
0gで回転させる。そして、上の2つの界面から得られ
る組織をハンクス液中で3回洗浄した後に、切開用の顕
微鏡で見て、島を手操作で採取する。 【0041】ひとつの方法では、次に、これらの島から
の分泌を促進するGLP−1アナログの能力を、本明細
書に援用される、Schatz,Hらの“Method
sin Diabetes Research”(19
84)のVolume 1、Part C:291〜3
07ページに記載の方法によって決定する。この方法で
は、1本の試験管当り5個〜10個の島を1mLのクレ
ブス−リンガー−バイカーボネート緩衝液(KRB緩衝
液)中でインキュベートする。試験を行うために、グル
カゴンまたは本発明の改変型アナログを5〜10μg/
mLの割合で加える。放出されたインスリンのレベル
は、本明細書に援用されるJensen,S.L.らの
M J Physiol(1978)235:E381
−E386に記載の方法で測定され得る。 【0042】以下のプロトコールは、インスリン分泌刺
激を測定するのに好ましい方法である。コラゲナーゼ消
化の後に、島を、DMEM(ダルベッコの変法イーグル
培地、16w/oグルコース)、2.8mMグルコース
および10%のウシ胎児血清(FBS)中で、5%のC
O2存在下で、37℃にて一晩インキュベートすること
により、回収した。 【0043】翌日、実験に使用する島を、グルコースを
含まず、0.2%のBSA(Armour、臨床グレー
ド、5%ストックで作製)を含有するDMEMに移し、
血清およびグルコースを含まない培地で60分間プレイ
ンキュベートした。エッペンドルフピペットを用いて小
島を採取し、8.0mLの培地を含有する60mmのT
Cプレートに移して、インキュベーターに戻して60分
間インキュベートする。この島を移す際に、その数を数
える。(注:各データ点は、5個の島によるものであ
り、通常各4回の実験を行う。したがって、各データ点
に対して20個の島を使用する。)典型的には、各膵臓
に対して150〜200個の小島を回収する。疑わしい
島(崩れすぎているかまたは崩壊したもの)は使用され
ない。 【0044】この60分のプレインキュベーションの間
に、実験準備を行うため、プレインキュベーション終了
時には、島を5個づつのグループにして実験条件下に移
すだけでよい。実験の準備は、48個のウェルを有する
TCプレートにおいて各ウェルにつき0.5mLの培地
を用いて行う。0.2%のBSAを含有するDMEM
に、グルコースを所望の濃度になるように(通常低血糖
条件で2.8mM、中血糖で5.6mMのグルコース、
または高血糖で16.7mMのグルコース)加え、さら
に、試験化合物を種々の用量範囲(典型的には1pM〜
100nM)で加える。試験化合物を、−80℃で保存
されたストックから、0.2%のBSAを含有する燐酸
緩衝塩水(PBS)で〜0.3mMまで系列希釈する。
これは、管の側面上における損失を防止するためであ
る。培地と試験化合物とを混合した後に、各4回の実験
によるデータ点を得るための4個のウェルの各々に0.
5mLを加える。 【0045】プレインキュベーション期間終了後、各ウ
ェルに5個の島を加える。島を容量25μlでエッペン
ドルフピペットを用いて採取する。インキュベーション
をさらに60分間継続し、その時点で、島を取り出さな
いように注意深く各ウェルから0.3mLを採取する。
そして、ウェルを再度調べて、島の数を確認する。次
に、インスリン含有量を調べるためにインスリンRIA
を用いて培地をアッセイする。培地を直ちにアッセイし
ない場合には、アッセイ時までー20℃で保存される。
インスリン分泌に対する用量応答曲線を作成して、これ
らの曲線からED50を計算する。 【0046】グルカゴンより高い有効性の定義は、同じ
濃度のグルカゴンとアナログとを用いた場合にアナログ
からのインスリン放出レベルの方が高いこと、あるい
は、グルカゴンよりも低濃度のアナログを用いた場合に
同じインスリン放出レベルが得られることであるとされ
る。 【0047】上記のアッセイは、向上した有効性の判断
のために特異的な基準を提供するが、上記のものに代わ
る他のアッセイを使用することもできる。 【0048】本発明の化合物の有効性を調べる追加の試
験では、RIN1046−38細胞中のcAMP産生を
刺激するこれらの化合物の能力を測定する。このアッセ
イは、以下のように行われ得る。 【0049】第1日目に、5×105のRIN1046
−38細胞(Drucker,D.J.ら、Proc
Natl Acad Sci USA(1987)8
4:3434−3438)を、2.5mLのM199培
地を入れた6個のウェル付きのディッシュの各ウェルに
植え付ける。第4日目に、細胞に新しい培地を与えて、
第5日に、アッセイを行う。 【0050】この時、各ウェルには〜2.0〜2.5×
106個の細胞が存在する。アッセイは、継代が24回
以下の細胞でのみ行われる。 【0051】開始60分前に、単分子層を2.5mLの
PBSで2回洗浄し、培地を、4.5g/lのグルコー
スおよび0.1%のBSAを加えたDMEM培地(アッ
セイ培地)1.0mlに変える。開始0時の時点で、培
地を吸引して、試験化合物を含有する1.0mLの新し
いアッセイ培地を加える。試験化合物は、0.1%のB
SAを加えた50μlのPBS中に加えられ、コントロ
ールは賦形剤のみに加えられる。インキュベーションを
0〜60分間継続する。 【0052】終了時に、馴化培地および単分子層を採取
して、細胞内および細胞外のcAMP含有量を測定す
る。細胞外測定では、培地を取り出して遠心分離し、細
胞残留物を全て除去する。細胞内測定では、培地を取り
出した後に、1.0mLの氷冷95%エタノールを単分
子層に加える。細胞をかき取って回収し、液体N2を用
いて2回の高速凍結/解凍サイクルにより溶解させる。
次いで遠心分離によって細胞残留物を除去する。馴化培
地の等分量部分(ウェルの内容量の1/40)およびエ
タノールによる細胞抽出物について、RIAキットを用
いてアセチル化プロトコールにより2回測定を行い、c
AMPレベルを調べる。 【0053】上記と同様に、グルカゴンより高い有効性
の定義は、同じ濃度のアナログおよびグルカゴンを用い
た場合に高いcAMP刺激が得られること、または、ア
ナログの濃度をより低くした場合に同じcAMP刺激が
得られることとされる。 【0054】インスリン放出を媒介する向上した有効性
を測定するための他のアッセイが、使用され得る。 【0055】インスリン放出を促進する化合物の能力
は、インビトロおよびインビボの両方で試験され得る。
放出されたインスリンを標準抗体アッセイを用いて検出
できる。このアッセイは、インビボでの研究で血漿を分
析すること、および、インビトロで培地または潅流液を
分析することによって行う。 【0056】例えば、有用なインビトロでのアッセイ
に、Penhos,J.CらのDiabetes(19
69)18:733−738に記載の膵臓温浸アッセイ
法(pancreatic infusion ass
ay methed)が使用される。これは、Wei
r,G.C.らのJ Clin Inverstiga
t(1974)54:1403−1412に記載の方法
で使用されているように行われる。インスリン分泌は、
Holst,J.J.らのFEBS Letters
(1987)211:169−174(前出)に記載の
方法によっても測定され得る。インスリン刺激効果を調
べるアッセイとして有用なものとして、RIN1046
−38細胞系中のアデニル酸シクラーゼ刺激の測定があ
る。Drucker,D.J.らのProc Natl
Acad Sci USA(1987)84:343
4−3438(前出)。 【0057】グルカゴン放出の阻害は、Orstov,
CらのEndocrinol(1988)123:20
09−2013;Suzuki,SらのDiabete
sResearch:Clinical Practi
ce(1988)5(付録1):S30(双方とも前
出)に記載のように、明らかにされ得る。 【0058】(分解に対する向上した安定性を調べるア
ッセイ)本発明のGLP−1アナログの治療効率は、ア
ナログのインビボでの半減期を増加させることによって
も向上させ得る。「増加したインビボでの半減期」と
は、以下に記載のものからなる群から選択されるアッセ
イに従って血漿存在下での分解に耐えると実証された能
力を意味する。全てのアッセイにおいて、血液をヘパリ
ン処理した管に集めて、これらの管を氷上に静置し、約
3,000rpmで10分間、卓上遠心分離機で遠心分
離することによって、血漿を調製する。単離した血漿を
4℃で保存する。 【0059】(A.ラジオラベルシーケンシング)GL
Pアナログを、標準ラジオラベリング法を用いて、19
位における放射性ヨウ素化によって標識する。RIA緩
衝液(50mM、pH7.4のNaHPO 4、0.25
%のBSA(ArmourインスリンおよびFFAを含
まない)、0.5%のBME、0.002%のポリリシ
ン(Sigma 15.000mw)、0.05%のT
ween20、および0.1%のNaN3)に移した後
に、放射性ヨウ素化ペプチド(約105cpm/50m
L)およびコールド(放射性物質を含まない)非ヨウ素
化ペプチド(20μl 100nM)を、2mlの血漿
に加えて、最終的に濃度を1nMとして、循環水浴中で
所定の時間インキュベートする。血漿に加えたRIAバ
ッファーの総量は、必ず総体積の5%以下である。イン
キュベーション終了時に、水中の10%のバシトラシン
(w/v)を最終濃度が0.1%になるように加えて反
応を停止させる。 【0060】次に、C18Sep−Pakを用いてこの
血漿を抽出して、血漿タンパク質のバルクからアナログ
と全てのフラグメントを分離する。Sep−Pakカー
トリッジ(Waters)を、2mLの1−プロパノー
ルで洗浄し、次いで2mLの水で洗浄して、その後に、
2mLの、0.1%のトリフルオロ酢酸(TFA)を含
有する20%のCH3CN(緩衝液A)で平衡化する。 【0061】バシトラシンで処理された血漿を、0.1
%のTFAを含有するCH3CNを用いて20%のCH3
CNで得る。そして、これを3mLのプラスチック注射
器を介してカートリッジを通して穏やかに通過させる。
次に、カートリッジを、1mLの緩衝液Aを各々洗浄液
として用いて2回洗浄し、そして、2mLの、0.1%
TFAを含有する50%CH3CN(緩衝液B)を洗浄
液として用いて溶出し、これを、シリコーン処理をした
12×75のガラス管に流入させる。アナログまたはフ
ラグメントの回収率は、90%を越える。 【0062】溶出液を、Speed vac中で100
μlまで濃縮して、もとの管の1mLのRIA緩衝液の
洗浄液を加えた1.5mLのエッペンドルフ管に移す。 【0063】GLP−1(7−37)のアナログを使用
する場合に任意のアナログまたはそのフラグメントを精
製するために、GLP−1、GLP−1(7−37)を
認識するがGLP−1(7−36)を認識しない、24
〜37位の残基に対応する合成ペプチドに対して調製さ
れた、5μlの抗血清で濃縮物を、処理する。より短い
型のアナログを使用する場合には、他のカルボキシ末端
特異的抗血清(同様にして調製されるが、免疫原として
24〜34位、24〜35位または24〜36位の残基
に対応するペプチドが用いられる)を使用する。これ
に、PBS中に10%(w/v)のタンパク質A−セフ
ァロース(Pharmacia)を溶解した100μl
の溶液を加え、この混合物を静かに揺り動かしつつ4℃
にて一晩かけてインキュベートした。次いで、セファロ
ースを、エッペンドルフ遠心分離機中で5秒間4℃にて
回転させて、ペレット状にして、その後にこのペレット
を、冷RIA緩衝液を用いて2回、冷PBSを用いて4
回洗浄する。 【0064】ニュージーランドホワイトラビットの体内
で、GLP−1(7−37)の24〜37位の残基に対
応する合成ペプチドフラグメントに対するポリクローナ
ル抗体を誘起させた。この誘起には、Mosjoy,S
らのJ Biol Chem(1986)261:11
880−11889に記載の方法を用いた。初期免疫感
作を、鼠径部リンパ節中に行い、完全フロイントアジュ
バントを使用した。初期免疫感作の後に、1週間毎に皮
下追加免疫注射(boosts)を2回行い、不完全フ
ロイントアジュバントを使用した。1回の免疫感作また
は追加免疫注射のために、100μgのペプチドおよび
100μgのメチル化されたBSAを0.3mLのリン
酸緩衝生理食塩水(PBS)中に溶解し、これを0.9
mLのアジュバントで乳化させた。初期免疫感作から6
週間後に、採血(50mL)を開始し、その後、1ヶ月
ごとに行った。力価が前回の採血時に比べて顕著に低下
した場合には、追加免疫注射を再度上記のように行っ
た。 【0065】血液を4℃で一晩かけて凝結させることに
よって、血清を調製した。血餅を、2000gで15分
間遠心分離することによってペレット状にして、血清を
取り出した。血清を、各々同じ量になるように分割し、
−20℃または−80℃で保存する。 【0066】次に、各100μlの緩衝液Bの洗浄液を
用いて、抗体タンパク質−Aセファロース複合体からの
ペプチドの溶出を3回行う。次に、全体で300μlと
なった洗浄液をABI型477Aシーケンサーに直接か
ける。シーケンサーは、製造者の指示書に従って使用さ
れる。その後、各サイクルで得られる画分を取って、カ
ウントを行う。カウントは、4mLのシンチレーション
水溶液(ACS,Amersham)中で行われ得る。 【0067】標識が出現するサイクルは、N末端からの
分解の程度を示す。GLP−1(7−37)アナログに
おいてN末端からの分解が生じない場合には、19位の
チロシンに対応する13番目のサイクルで全ての標識が
出現する。分解が生じると、標識はこれより前のサイク
ルに出現する。 【0068】(B.RP−HPLCによるアッセイ)上
記の方法は、血漿中でのより長い半減期を示すための明
らかな基準となるが、この特性を調べるための他のアッ
セイ形態を使用することもできる。ある好適なアッセイ
では、逆相−HPLCを使用してアナログを分析するこ
とによってフラグメントへの分解を調べることができ
る。なぜならば、フラグメントがアナログ自体とは異な
る保持時間を有するからである。このアッセイでは、ア
ナログを血漿中に加え、これを放置する時間を様々に変
えて、ラジオラベルシーケンシング分析に使用される上
記の方法と類似の態様でアナログを回収する。具体的に
は、RIA緩衝液中の100nMの濃度のアナログを1
mLの血漿中に入れて、最終的な濃度を1nMとし、こ
れを37℃の循環水浴中で設定時間を様々に変えてイン
キュベートする。その後に、血漿をバシトラシン中で濃
度0.1%(w/v)にすることによって、反応を停止
させる。 【0069】次いで、ペプチドを上記のようにSep−
Pak抽出によって精製する。溶出液をSpeed−v
ac上で約1mLまで濃縮し、1mLの蒸留水で希釈
し、80℃で凍結させて、一晩凍結乾燥させる。この粉
体を、1mLの出発血漿当り0.5mLの緩衝液C
(0.1%のTFA水溶液)中で、再度懸濁させた後
に、0.25mLをHewlett−Packard
109OL液体クロマトグラフ上に注入する。液体クロ
マトグラフには、Brownleeの2cmのC18ガ
ードカラムと共にAlltech C18カラム(0.
45×25cm;粒径10μm)を使用する。実験中ず
っとOD214において抽出をモニターする。溶媒の流
速は1mL/分であった。緩衝液Cと緩衝液D(アセト
ニトリル中の0.1%のTFA)との間の勾配を40分
間の実験時間に渡って設定する。勾配は、開始時に35
%Dとし、注入後2分間はこれを維持し、その後の24
分間で42%Dまで増加させる。勾配を、次の2分間で
60%Dまで増加させて、2分間このレベルを維持し、
その次の2分間で35%Dに戻す。実験の残りの8分間
は35%Dに維持する。各実験の最初の30分間に、画
分を0.5分毎に回収して、Speed−vac中で乾
燥する。試料を、RIA(C末端特異的抗血清に対する
結合のための、標識されたGLP−1(7−37位)と
の競合を測定する)によって、または、従来のもしくは
好適な他の何れかの方法で分析して、アナログまたはフ
ラグメントの存在を調べることができる。 【0070】GLP−1(7−37)のアミノ末端もし
くはカルボキシル末端を調べるためのラジオイムノアッ
セイでは、シングルの抗体置換フォーマットを使用す
る。抗体への125IーGLPー1(7−37)の結合
が、溶液中の非標識ペプチドの濃度を増加させることに
よって、徐々に置換される。抗体と結合したヨウ素化ペ
プチドを、溶液中の遊離ヨウ素化ペプチドから分離す
る。この分離は、PansorbinTM(Boher
inger Mannheim)を用いて抗体−ペプチ
ド複合体を沈澱させることによって行われる。次いで、
得られたペレットを、γカウンタによってカウントす
る。 【0071】(C.N末端特異的抗体との結合の消失)
血漿中での半減期を評価する第3の方法では、ポリクロ
ーナルもしくはモノクローナル抗体が用いられる。これ
らの抗体は、N末端に対して特異的に調製され、分解し
たアナログには結合しない。これらの抗血清は、GLP
−1(7−22)に対応する合成ペプチドに対して誘起
された。このGLP−1(7−22)は、カルボキシル
末端に付加的なシステイン残基を含有し、しかも、この
システインを介してKLHに特異的に結合する。この結
合は、Aldwin,L.らのAnalytical
Biochem(1987)164:494−501に
記載されているように、mal−sac−HSNAを用
いて行われる。ポリクローナル抗体は、ニュージーラン
ドホワイトラビットの体内で生成された。この生成のた
めに、完全フロイントアジュバントで乳化させた500
μgの複合体を用いて一次免疫感作を鼠径部リンパ節中
に行い、その後に、2週間毎に不完全フロイントアジュ
バント中の各200μgの追加免疫注射を2回行った。
その後に、1ヶ月毎に採血(50mL)を行い、力価が
低い場合には、追加免疫注射を行う。モノクローナル抗
体の生成では、Balb/cマウスに、0.5mlの完
全フロイントアジュバント中の200μgの複合体を腹
膜を介して注入して免疫処置した。0.5mlの不完全
フロイントアジュバント中の100μgの複合体を隔週
でマウスに追加免疫注射した。これらのマウスの脾臓か
ら単離した細胞をFox−NY細胞と融合させて、モノ
クローナル細胞系を産生した。モノクローナル分泌細胞
系は、標準ケーラー−ミルシュタイン技術を用いて産生
される。モノクローナル上澄みおよびポリクローナル血
清を、ELISA法を用いてふるい分けすることによっ
て、GLP−1(7−37)と結合しているがGLP−
1(8−37)と結合していないものを得る。この特異
性は、標準溶液相RIAによって確認される。 【0072】GLP−1(7−37)の分解速度の評価
を、RIA緩衝液中のヒト血漿にこのアナログを加える
ことによって行う。一般に、100倍に濃縮された10
μLのペプチドを1mLの血漿に加えて所望の濃度とす
る。次いで、この試料を37℃の湯浴中でインキュベー
トし、様々な時点で各50μLの試料部分を3回づつ取
り出す。これらの試料部分を、直ちにエタノールを用い
て沈澱させて、ラジオイムノアッセイを行う。ラジオイ
ムノアッセイでは、N末端特異的抗体の、放射性ヨウ素
化されたGLP−1(7−37)との結合のための競合
を用いる。放射性ヨウ素化されたGLP−1(7−3
7)ペプチドと競合する能力の消失は、アナログの分離
を示す。 【0073】これらの何れのアッセイにおいても、試験
されるアナログの分解速度がGLP−1(7−37)に
比べて小さい場合には、そのアナログは向上した安定性
を有している。 【0074】(アナログ)本発明のアナログは、グルカ
ゴンに比べて高い有効性を有するか、あるいは向上した
耐分解性を有しており、GLP−1(7−34)からG
LP−1(7−37)の改変型である。これらのアナロ
グのいくつかの例では、あるクラスのアミノ酸が天然の
残基の代わりに置換される。 【0075】アミノ酸残基は、以下のように、および図
1に示すように、一般的に4つの主要なサブクラスに分
類され得る。 【0076】酸性:この残基は生理学的pHにおいてH
イオンが消失しているために負の電荷を有する。この残
基を含むペプチドが生理学的pHで水性溶媒中に存在し
ている時には、この残基はペプチドのコンフォメーショ
ン中の表面位置を求めて水溶液側に引き付けられる。 【0077】塩基性:この残基は生理学的pHにおいて
Hイオンと結合しているために正の電荷を有する。この
残基を含むペプチドが生理学的pHで水性溶媒中に存在
している時には、この残基はペプチドのコンフォメーシ
ョン中の表面位置を求めて水溶液側に引き付けられる。 【0078】中性/非極性:これらの残基は生理学的p
Hにおいて帯電していない。この残基を含むペプチドが
水性溶媒中に存在している時に、この残基はペプチドの
コンフォメーション中の内側の位置を求めて水溶液と反
発する。これらの残基は、本明細書中では「疎水性」と
も称する。 【0079】中性/極性:これらの残基は生理学的pH
において帯電していない。しかし、この残基を含むペプ
チドが水性溶媒中に存在している時には、この残基はペ
プチドのコンフォメーション中の外側の位置を求めて水
溶液側に引き付けられる。 【0080】個々の残基分子の統計的な集合の中には、
帯電しているものも帯電していないものもあり、水性溶
媒に引き付けられるかまたはこれと反発する程度が大き
い場合あるいは小さい場合があることは、当然理解され
るものである。「帯電している」の定義に適合するに
は、かなりの割合(少なくとも約25%)の個々の分子
が生理学的pHで帯電している。極性または非極性の分
類に必要な引き付けまたは反発の程度は任意のものであ
り、したがって、本発明により特異的に考案されたアミ
ノ酸は、極性または非極性の何れかに特異的に分類され
た。特に挙げられていない殆どのアミノ酸は、既知の性
質に基づいて分類され得る。 【0081】アミノ酸残基は、さらに、環式または非環
式、芳香族または非芳香族、および小型または大型とし
て分類される。環式または非環式、および芳香族または
非芳香族という分類は、残基の側鎖置換基に関する独特
な分類である。残基が、カルボキシルの炭素を含む合計
4個以下の炭素原子を含有する場合には、小型と考えら
れる。小型の残基は、当然、常に非芳香族である。 【0082】天然のタンパク質アミノ酸については、上
記の理論大系に従う下位分類は以下の通りである(図1
も参照のこと)。 【0083】酸性:アスパラギン酸およびグルタミン
酸; 塩基性/非環式:アルギニン、リシン; 塩基性/環式:ヒスチジン; 中性/極性/小型:グリシン、セリンおよびシステイ
ン; 中性/極性/大型/非芳香族:トレオニン、アスパラギ
ン、グルタミン; 中性/極性/大型/芳香族:チロシン; 中性/非極性/小型:アラニン; 中性/非極性/大型/非芳香族:バリン、イソロイシ
ン、ロイシン、メチオニン; 中性/非極性/大型/芳香族:フェニルアラニンおよび
トリプトファン。 【0084】遺伝子にコードされたアミノ酸プロリン
は、技術的には中性/非極性/大型/環式および非芳香
族のグループに入る。しかし、ペプチド鎖の2次コンホ
メーションへのこのアミノ酸の既知の効果のために特殊
なケースとなり、したがって、この特定の定義されたグ
ループには入らない。 【0085】ある種のよく見られるアミノ酸は、遺伝子
コードでコードされない。 【0086】このようなアミノ酸としては、例えば、β
−アラニン(β−ala)、または3−アミノプロピオ
ン酸、4−アミノ酪酸などの他のω−アミノ酸、α−ア
ミノイソ酪酸(Aib)、サルコシン(Sar)、オル
ニシン(Orn)、シトルリン(Cit)、ホモアルギ
ニン(Har)、t−ブチルアラニン(t−BuA)、
t−ブチルグリシン(t−BuG)、N−メチルイソロ
イシン(N−MeIle)、フェニルグリシン(Ph
g)、およびシクロヘキシルアラニン(Cha)、ノル
ロイシン(Nle)、システイン酸(Cya)並びにメ
チオニンスルホキシド(MSO)がある。これらもま
た、適切に特定のカテゴリーに属する。 【0087】上記の定義に基づいて、Sarおよびβ−
alaは中性/非極性/小型であり;t−BuA、t−
BuG、N−MeIle、NleおよびChaは、中性
/非極性/大型/非芳香族であり;HarおよびOrn
は塩基性/非環式であり;Cyaは酸性であり;Ci
t、アセチルLys、およびMSOは、中性/極性/大
型/非芳香族であり;そして、Phgは、中性/非極性
/大型/芳香族である。 【0088】図1も参照のこと。 【0089】種々のω−アミノ酸は、サイズによって、
中性/非極性/小型(β−ala、即ち、3−アミノプ
ロピオン酸、4−アミノ酪酸)または大型(その他全て
のω−アミノ酸)に分類される。 【0090】遺伝子にコードされたアミノ酸に代わる他
のアミノ酸置換物もまた、本発明の範囲のペプチド化合
物に含まれ、この一般理論大系の範囲で分類され得る。 【0091】本発明のGLP−1アナログ化合物の記載
に使用する命名は、ペプチド中の各アミノ酸の左にアミ
ノ基、右にカルボキシ基があると仮定する従来の命名法
に従う。本発明の選択された特異的な実施態様を表示す
る式において、アミノおよびカルボキシ末端基は、多く
の場合特に示していないが、他に明示していない限り、
生理学的pH値において呈するであろう形態をとること
は理解される。したがって、生理学的pHにおけるN末
端H+ 2およびC末端O-は、必ずしも明示および図示さ
れているわけではないが、特定の実施例または一般式中
で存在すると理解される。 【0092】上記の説明は、中性pHでの末端の状態に
関するものであるが、ペプチドの酸性付加塩または塩基
性塩もまた本発明の範囲に含まれる。高いpHでは、C
末端およびカルボキシルを含有する側鎖の塩基性塩が、
毒性のない薬学的に許容可能な塩基から形成され得る。
適切な逆のイオンとして、例えばNa+、K+、Ca++
どがある。適切な薬学的に許容可能な毒性のない有機陽
イオンもまた、逆のイオンとして使用できる。さらに、
上記のように、ペプチドが、対応するアミドとして調製
され得る。 【0093】N末端またはアミノ基含有側鎖に関する適
切な酸性付加塩としては、塩酸、硫酸、もしくははリン
酸などの無機酸から形成される塩、および、酢酸、クエ
ン酸などの有機酸または他の薬学的に許容可能な毒性の
ない酸から形成される塩がある。 【0094】提示されるペプチドでは、コードされた各
残基は、適切な位置で、以下の従来の表に従って、アミ
ノ酸の慣用名に対応する一文字表記によって表示され
る。 【0095】アミノ酸 一文字記号 アラニン A アルギニン R アスパラギン N アスパラギン酸 D システイン C グルタミン Q グルタミン酸 E グリシン G ヒスチジン H イソロイシン I ロイシン L リシン K メチオニン M フェニルアラニン F プロリン P セリン S トレオニン T トリプトファン W チロシン Y バリン V。 【0096】遺伝子的にコードされていないアミノ酸
は、前述のように略記される。 【0097】本出願の特異的なペプチドは、上付き文字
のダガー(†)によって他に明示しない限りは、光学異
性体を有するL型の何れかのアミノ酸残基を意味するも
のとする。本発明のペプチドのアナログ中の残基は、通
常、天然L光学異性体型である。ただし、1個または2
個の、好ましくは1個のアミノ酸が、天然のアミノ酸に
代わって置換される特定の「同一アミノ酸のD型」の他
に、D配置となり得る。 【0098】特異的なアナログの指定に使用する表記法
では、改変された位置を、置換アミノ酸に対する上付き
文字として示す。したがって、(H†)7−GLP−1
(7〜37)は、表示されたGLP−1(7〜37)に
おいて、7位がD型のヒスチジンに置換された形態であ
る。(S)22(R)23(R)24(Q)26−GLP−1
(7〜37)は、7〜37のGLPにおいて、22位で
セリンに、23位および24位でアルギニンに、さらに
26位でグルタミンに置換された形態である。 【0099】(好ましい実施態様) (A.向上した刺激性を有するアナログ)向上したイン
スリン刺激活性を有するアナログに関して、本発明の特
に好ましいアナログ組成物は、GLP−1の切断型に比
べて、限られた数の改変または置換が行われているのみ
のものである。したがって、好ましいアナログは、発明
の開示の節で上述した段落(a)〜(e)の内の僅か1
つまたは2つの段落に記載の改変が行われているもので
ある。 【0100】したがって、本発明の好ましいアナログと
しては、(7〜34)、(7〜35)、(7〜36)ま
たは(7〜37)の形態のGLP−1において、26位
および/もしくは34位のリシンを中性アミノ酸、アル
ギニンもしくはD型のリシンに、並びに/または36位
のアルギニンを中性アミノ酸、リシンもしくはD型のア
ルギニンに置換した(段落(a))だけのものがある。
特に好ましいものでは、26位および34位のリシンに
代わって置換されるアミノ酸が、K†、G、S、A、
L、I、Q、R、R†およびMからなる群より選択さ
れ、かつ36位のアルギニンに代わって置換されるアミ
ノ酸が、K、K†、G、S、A、L、I、Q、Mおよび
R†からなる群より選択される。 【0101】31位のトリプトファンに代えて耐酸化性
アミノ酸に置換することのみによって改変したアナログ
もまた好ましい(段落(b))。特に好ましい置換アミ
ノ酸は、F、V、L、I、AおよびYからなる群より選
択される。 【0102】段落(c)に記載の特異的な置換のうちの
少なくとも1種類による改変のみを行ったアナログもま
た好ましい。特に好ましいアナログでは、22位のGが
Sに、23位のQおよび24位のAがRに、かつ26位
のKがQに全て置換されているか、または、16位のV
がYに、かつ18位のSがKに置換されているか、ある
いは、これらの置換に加えて21位のEがDに置換され
ている。 【0103】段落(d)に記載の改変のみを行ったアナ
ログもまた好ましい。これらのアナログの内の特に好ま
しいものにおいては、8位のアラニンに代えて置換され
る小型の中性アミノ酸が、S、S†、G、C、C†、S
ar、A†、β−alaおよびAibからなる群より選
択され;並びに/または、9位のグラタミン酸に代えて
置換される酸性もしくは中性アミノ酸が、E†、D、D
†、Cya、T、T†、N、N†、Q、Q†、Cit、
MSOおよびアセチル−Kからなる群より選択され;並
びに/または、10位のグリシンに代えて置換される他
の中性アミノ酸が、S、S†、Y、Y†、T、T†、
N、N†、Q、Q†、Cit、MSO、アセチル−K、
FおよびF からなる群より選択され;並びに/また
は、15位のEがDに置換される。 【0104】7位のみが改変された(段落(e))アナ
ログもまた好ましい。好ましい置換では、7位のヒスチ
ジンに代えて置換されるアミノ酸が、H†、Y、Y†、
F、F†、R、R†、Orn、Orn†、M、M†、N
−ホルミル−H、N−ホルミル−H†、N−アセチル−
H、N−アセチル−H†、N−イソプロピル−H、N−
イソプロピル−H†、N−アセチル−K、N−アセチル
−K†、PおよびP†からなる群より選択される。 【0105】以下の特異的な実施態様に加えて、上記の
改変型のクラスの僅か2種類の組み合わせを有する実施
態様もまた好ましい。 【0106】以下の特異的なアナログが好ましい。 【0107】(H†)7−GLP−1(7〜37);
(Y)7−GLP−1(7〜37);(N−アセチル−
H)7−GLP−1(7〜37);(N−イソプロピル
−H)7−GLP−1(7〜37);(A†)8−GLP
−1(7〜37);(E†)9−GLP−1(7〜3
7);(D)9−GLP−1(7〜37);(D†)9
GLP−1(7〜37);(F†)10−GLP−1(7
〜37);(S)22(R)23(R)24(Q)26−GLP
−1(7〜37);および(S)8(Q)9(Y)
16(K)18(D)21−GLP−1(7〜37)。 【0108】(B.向上した安定性を有するアナログ)
向上した安定性を有するアナログの好ましい形態におい
てもまた、僅か1種類、または多くとも2種類のアミノ
酸改変が行われている。 【0109】7位のヒスチジンに代えて置換される好ま
しいものとしては、D型の酸性もしくは中性アミノ酸ま
たはD型のヒスチジンがある。P†、D†、E†、N
†、Q†、L†、V†、I†およびH†が好ましい。 【0110】7位のヒスチジン、またはこれと置換され
たアミノ酸(DもしくはL)もまた、Nアルキル化(1
−6C)またはNアシル化(1−6C)され得る。 【0111】アルキル基は、Cで示されたメンバーの、
直鎖または枝分かれ鎖(環式を含む)のヒドロカルビル
(hydrocarbyl)残基である。アシル基は、
式RCO−で示され、式中、Rは上に定義したように、
アルキルである。好ましいアルキル基は、ι−プロピ
ル、α−プロピルおよびエチルであり、好ましいアシル
は、アセチルおよびプロピオニルである。アルキル化も
しくはアシル化され得る好ましい残基としては、Dもし
くはL型の、P、D、E、N、Q、V、L、I、Kおよ
びHがある。 【0112】8位のアラニンに代えて置換される好まし
いものとしては、D型のP、V、L、IおよびAがあ
る。D型のD、E、N、Q、K、T、SおよびHもまた
好ましい。 【0113】以下に実証されるように、ある特定のアナ
ログの中には向上したインスリン放出刺激活性と向上し
た安定性との両方を呈するものがあることは理解され
る。 【0114】(調製)本発明のアナログは、ペプチド合
成のための標準固相技術を用いて調製され得る。一般に
知られているように、必要な長さのペプチドは、市販の
器具および試薬を用いて調製され得る。その際には、製
造業者の指示書に従って、妨害基の阻止、反応するアミ
ノ酸の保護、反応しない残基のカップリング、脱保護、
およびキャッピングが行われる。適切な器具は、例え
ば、Foster City,Californiaの
Applied BioSystemsまたはSan
Raphael,CaliforniaのBiosea
rch Corporationから入手され得る。 【0115】好ましい方法では、標準自動固相合成プロ
トコルを用いてペプチドが合成され、その際には、適切
に側鎖を保護されたt−ブトキシカルボニル−α−アミ
ノ酸を使用する。完成したペプチドを、標準フッ化水素
法を用いて、固相支持体から除去し、同時に側鎖の脱保
護を行う。粗ペプチドを、さらに、半予備逆相−HPL
C(semi−preparative)(Vydac
C18)によって、0.1%のトリフルオロ酢酸(T
FA)中のアセトニトリル勾配を用いて精製する。ペプ
チドを真空乾燥させることによりアセトニトリルを除去
し、そして、0.1%TFA水溶液から凍結乾燥させ
る。純度を分析RP−HPLCによって確認する。ペプ
チドを、凍結乾燥させて、水または0.01Mの酢酸中
に重量1〜2mg/mLの濃度で溶解させ得る。 【0116】上記の合成方法の使用は、コードされてい
ないアミノ酸またはD型のアミノ酸がペプチド中にある
場合に必要となる。しかし、遺伝子にコードされたペプ
チドに関しては、市販の発現システムで容易に合成され
たDNA配列を使用する組換え技術を用いることもでき
る。 【0117】(処方および投与)本発明のアナログはI
I型糖尿病の治療に有用である。アナログは、当該分野
で一般に知られているように種々の処方で全身に投与さ
れ得る。ペプチド投与の特定の形態に適切な処方は、例
えば、Remington’s Pharmaceut
ical Sciences,Mack Publis
hing Company,Easton,Penns
ylvaniaの最新版に記載されている。一般的に、
処方では、効果的な量のアナログまたは複数種類のアナ
ログの混合物、および少なくとも1種類の薬学的に許容
可能な賦形剤が使用される。 【0118】種々の投与形態が、全身治療に効果的であ
る。投与形態には、例えば、静脈注射、筋肉注射、皮下
注射および腹腔内注射などの注射、適切な坐薬またはス
プレーを用いる経膜または経皮投与、並びに、適切に処
方される場合には、経口投与がある。注射のための適切
な賦形剤としては、ハンクス液およびリンガー液などの
種々の生理学的緩衝剤がある。適切な経膜または経皮処
方は、胆汁酸塩(bile salt)またはフシデー
ト(fusidates)などの浸透剤を含有する。典
型的な経口処方は、活性成分の消化を阻害する保護剤を
含有する。ピロドリンおよびメチルセルロースなどの高
分子マトリックスを用いる種々の遅延性処方もまた利用
可能である。他の薬剤送達システムには、リポソームお
よびマイクロエマルションがある。種々の処方が実施可
能であり、選択されたペプチドのための適切な処方およ
び投与経路の提供は、一般に実施者によって理解され
る。 【0119】本発明の化合物の典型的な投与量は、約1
pg/kg〜1mg/kg(体重)である。但し、この
投与量は概算であり、アナログの有効性、循環半減期、
被験体の個々の特徴などの多くの要因に左右される。各
個体の糖尿病治療におけるインスリン投与の最適化は、
充分に確立されており、類似の最適化プロトコルがここ
で使用される。 【0120】 【実施例】以下の実施例は、本発明を説明するためのも
のであり、限定するものではない。 【0121】(実施例1) (本発明のアナログにより向上したインスリン刺激)図
2に示すように、天然の構造を改変する種々の置換基を
有する本発明のアナログが調製された。これらのアナロ
グの内の幾つかを上記のアデニル酸シクラーゼアッセイ
で試験した。その結果を表1に示す。 【0122】 【表1】従って、本発明の様々なアナログが、インスリンに対す
る挙動を調べるアッセイにおいて、有用な範囲の有効性
を示している。 【0123】(実施例2) (GLP−1アナログの向上した安定性) (A.不活性化形態の証明)GLP−1(7−37)切
断型のホルモンをラジオヨウ素化し、精製したペプチド
を血漿とともにインキュベートし、上記のように、ラジ
オラベルシーケンシングによってアッセイした。0分
後、15分後、および60分後に、サンプルのシーケン
シングを行った。0分時では、サイクル13で、放射能
の単一ピークが発見され、分解がないことが示された。
15分後では、サイクル13で、放射能の量が減少し、
サイクル11で増加した。インキュベーションの60分
後、実質的にすべてのカウントが、サイクル11で現れ
た。 【0124】従って、単一のジペプチジルアミノペプチ
ダーゼ開裂が、GLP−1(7−37)ペプチドの分解
に関与していると思われる。 【0125】上記の結果は、N末端特異的およびC末端
特異的抗血清を使用するRIAによって測定されるよう
な分解と一致している。上記のように血漿とともにイン
キュベートし、RIAでテストしたところ、回収したフ
ラグメントがラジオラベルされたGLP−1(7−3
7)のカルボキシ末端特異的抗体への結合を阻害する、
の能力は減少していなかった。しかし、1時間後には、
アミノ末端特異的抗体への結合を阻害する能力は、ほと
んど0まで減少した。 【0126】(B.ラジオラベルシーケンシングにより
テストされたGLP−1(7−37)アナログ)9位に
D−Aspまたは8位にD−Alaを含むGLP−1
(7−37)アナログを使用して、分解分析のラジオラ
ベルシーケンシングを行った。このアッセイの結果を図
3に示す。図3Aは、(D†)9−GLP−1(7−3
7)の結果を示し、図3Bは、(A†)8−GLP−1
(7−37)の結果を示す。これらの図に示されるよう
に、(D†)9アナログは、GLP−1(7−37)と
同様に分解する。一方、(A†)8アナログは、60分
後には、ほとんど分解を示さなかった。 【0127】(C.RIAによりテストされたアナロ
グ)N末端特異的抗体は、アナログの分解を測定するの
に使用され得る。但し、この抗体が、N末端に改変を含
むこれらのアナログと交差反応する能力をもつ場合に限
られる。図4は、7位、8位、および9位で改変された
アナログの結果を示す。(Y)7、(H†)7、および
(A†)8は、高濃度でではあるが、交差反応が可能で
あり、(D†)9は可能でない。交差反応ペプチドを高
濃度(10−100 nM)で60分間、血漿とともに
インキュベートし、N末端特異的抗体に対するRIAを
使用するRIAでテストした。パラグラフBの結果に一
致して、(A†)8アナログは、60分後には分解せ
ず、(H†)7アナログも分解しなかった。しかし、
(Y)7アナログは分解した。 【0128】(D.HPLCによる、アナログのプロテ
アーゼ耐性)GLP−1(7−37)と比較した場合
の、様々なアナログの分解耐性もまた、上記のように、
HPLCによってテストした。血漿中でのインキュベー
ションを60分間行い、この後、分解は観察されなかっ
た。すなわち分解は完了した。その結果を表2に示す。 【0129】 【表2】 本発明は、II型糖尿病の治療に対して改良された特徴
を有する、活性GLP−1ペプチド、7−34、7−3
5、7−36および7−37の有効なアナログを提供す
る。これらのアナログは、7−10位でアミノ酸が置換
されており、および/またはC末端が切断され、および
/または基本のペプチド中に様々な他のアミノ酸置換を
含む。アナログは、グルカゴンと比較して、インシュリ
ン生産を刺激する能力が向上し、GLP−1(7−3
7)と比較してプラズマ中での安定性が向上され得る
か、あるいはその両方である。このような特性は、治療
薬としてのアナログの能力を向上させる。7および8位
にD形アミノ酸置換、および/または7位にNアルキル
化またはNアシル化アミノ酸を有するアナログは、イン
ビボにおいて、特に分解耐性である。 【0130】 【発明の効果】本発明は、7−10位でアミノ酸が置換
されており、および/またはC末端が切断され、および
/または基本のペプチド中に様々な他のアミノ酸置換を
含む活性GLP−1ペプチド、7−34、7−35、7
−36および7−37の有効なアナログを提供すること
によって、II型糖尿病の治療に対して改良された特徴
を有する活性GLP−1ペプチド、7−34、7−3
5、7−36および7−37の有効なアナログを提供す
る。本発明のアナログは、グルカゴンと比較して、イン
シュリン生産を刺激する能力が向上し、GLP−1(7
−37)と比較してプラズマ中での安定性が向上され得
るか、あるいはその両方であり、7および8位にD形ア
ミノ酸置換、および/または7位にNアルキル化または
Nアシル化アミノ酸を有するアナログは、インビボにお
いて、特に分解耐性である。このような特性は、治療薬
としてのアナログの能力を向上させる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、本明細書で使用するアミノ酸の分類の
概略を模式的に示したものである。 【図2】図2は、本発明の種々の化合物を表に示したも
のである。 【図2A】図2Aは、図2の続きであり、本発明の種々
の化合物を表に示したものである。 【図3A】図3Aは、血漿中の2種類のアナログの血漿
中での分解を調べるためのラジオラベルシーケンシング
分析の結果を示す。 【図3B】図3Bは、血漿中の2種類のアナログの血漿
中での分解を調べるためのラジオラベルシーケンシング
分析の結果を示す。 【図4】図4は、アミノ末端領域に改変を加えたGLP
−1(7−37)のアナログによる、アミノ末端特異的
抗血清からの125I−GLP−1(7−39)の置換
の結果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 105 A61K 37/28 (71)出願人 500473863 ジョエル エフ. ハベナー JOEL F. HABENER アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02161 ニュートン ハイランズ,プリマ ス ロード 217 217 Plymouth Road, N ewton Highlands, Ma ssachusetts 02161 Uni ted States of Ameri ca (71)出願人 500473874 ジョアンヌ ビー. マロリー JOANNE B. MALLORY アメリカ合衆国 カリフォルニア 94086 サニーベイル, エイピーティー.9 アカーレンズ 243 243 Acalanes, Apt. 9, Sunnyvale, Califor nia 94086 United Stat es of America (71)出願人 500473885 スベトラーナ モジュゾフ SVETLANA MOJSOV アメリカ合衆国 ニューヨーク 10021 ニューヨーク, イースト シックスティ サード ストリート 504 504 East 63rd Street, New York, New York 10021 United States of America (72)発明者 ダグラス アイ. バックレイ アメリカ合衆国 カリフォルニア 94062, ウッドサイド, ブルックウッド ロード 215 (72)発明者 ジョエル エフ. ハベナー アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02161 ニュートン ハイランズ,プリマ ス ロード 217 (72)発明者 ジョアンヌ ビー. マロリー アメリカ合衆国 カリフォルニア 94086 サニーベイル, エイピーティー.9 アカーレンズ 243 (72)発明者 スベトラーナ モジュゾフ アメリカ合衆国 ニューヨーク 10021 ニューヨーク, イースト シックスティ サード ストリート 504 Fターム(参考) 4C084 AA02 AA07 BA01 BA02 BA08 BA22 BA23 CA18 CA32 DB35 DB36 NA14 ZB211 ZC031 ZC351 ZC412 4H045 AA10 BA10 EA27 FA33 FA58

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 II型糖尿病の治療薬として有用なペプ
    チドであって、該ペプチドが、島細胞からのインシュリ
    ンの放出を刺激するのに、グルカゴンよりも強力であ
    り、該ペプチドが、実質的に、GLP−1(7−3
    4)、GLP−1(7−35)、GLP−1(7−3
    6)またはGLP−1(7−37)あるいはそのC末端
    アミド形態からなり、以下よりなる群から選択される少
    なくとも1つの改変を有する、ペプチド: (a)26位および/または34位のリシンを、中性ア
    ミノ酸、アルギニンまたはD形リシンに置換、および/
    または36位のアルギニンを、中性アミノ酸、リシンま
    たはD形アルギニンに置換; (b)31位のトリプトファンを、酸化耐性アミノ酸に
    置換; (c)以下の少なくとも1つの置換:16位のVをY
    に;18位のSをKに;21位のEをDに;22位のG
    をSに;23位のQをRに;24位のAをRに;および
    26位のKをQに; (d)以下の少なくとも1つを含む置換:8位のAを、
    他の小中性アミノ酸に;9位のEを、他の酸性アミノ酸
    または中性アミノ酸に;10位のGを、他の中性アミノ
    酸に;および15位のDを、他の酸性アミノ酸に;なら
    びに(e)7位のヒスチジンを、他の中性アミノ酸、あ
    るいはDまたはNアシル化またはアルキル化形のヒスチ
    ジンに置換、 ここで、(a)、(b)、(d)および(e)におい
    て、置換するアミノ酸は、必要に応じて、D形であり
    得、そして7位に置換するアミノ酸は、必要に応じて、
    Nアシル化またはNアルキル化形であり得る。
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