JP2004196825A - 糖尿病治療に有用なglp−1アナログ - Google Patents

糖尿病治療に有用なglp−1アナログ Download PDF

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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Abstract

【課題】 従来のGLP−1ペプチドアナログは、循環半減期が短く、特性への
どのような効果によって有効性の向上が得られるかは明らかではなかった。
【解決手段】 本発明は、II型糖尿病の治療に対して改良された特徴を有する
活性GLP−1ペプチド、7−34、7−35、7−36および7−37の有効
なアナログを提供することにより上記の課題を解決する。これらのアナログは、
7−10位でアミノ酸が置換され、C末端が切断され、および/または基本のペ
プチド中に様々な他のアミノ酸置換を含み、そしてグルカゴンと比較してインシ
ュリン生産を刺激する能力が向上し、GLP−1(7−37)と比較してプラズ
マ中での安定性が向上され得るか、あるいはその両方である。このような特性は
治療薬としてのアナログの能力を向上させる。
【選択図】なし

Description

本出願は、1990年1月24日出願の米国特許出願第468,736号の一
部継続出願である。
(技術分野)
本発明は、改良された薬学的組成物の分野に関する。詳細には、本発明は、薬
理学的特性が向上した、7〜36位または7〜37位のグルカゴン様ペプチドI
フラグメントのアナログに関する。
(背景技術)
グルコースの代謝は、インスリン、グルカゴン、およびガストリック・インヒ
ビトリー・ペプチド(GIP)を含む多くのペプチドホルモンによって調節され
る。これらのペプチドホルモンがこの代謝を調節する複雑なメカニズム、および
、これらが相互にどのように影響するかについては、少なくともその一部が解明
されている。例えば、グルカゴンは、インスリンを産生する膵臓β細胞の表面の
レセプターに結合し、インスリンの分泌を刺激する。グルカゴン様ペプチドIが
、インスリンの分泌を刺激すると示唆されているが、これについては確認されて
いない。
これらのホルモンの内の数種類は、哺乳類のグルカゴン前駆体である「プログ
ルカゴン」から生じる。「プログルカゴン」は、180個のアミノ酸のペプチド
である。このペプチドのタンパク質分解およびプロセシングにより、これらの多
くのタンパク質ホルモンが得られる。プロセシングの結果は、プロセシングが行
われる細胞の起源に左右される。例えば、ブタおよびラットの膵臓では、プログ
ルカゴンはプロセシングによってグルカゴンとグリセンチン関連膵臓ペプチドと
を形成する。グリセンチン関連膵臓ペプチドは、GLP−1およびGLP−2配
列の双方を含む大型のペプチドである。ブタの小腸では、分泌物は、69個のア
ミノ酸のグルカゴン含有ペプチドグリセンチン、ならびに別のペプチドとしての
2個のグルカゴン様配列、即ちGLP−1およびGLP−2である。
しかし、いずれにしても、プログルカゴンの全配列は、グルカゴンの29個の
アミノ酸配列、GLP−1の36個または37個のアミノ酸配列、およびGLP
−2の34個のアミノ酸配列を含んでいる。これらの配列間には、アミノ酸スペ
ーサー配列が介在している。
GLP−1の活性パターンを解明する初期の試みでは、曖昧な見解が出されて
いたが、これに続いて得られた結論は、このペプチドの切断型が生物学的に活性
であるということである。Mojsov,S.らのJ Clin Invest
(1987)79:616−619は、31個のアミノ酸ペプチドGLP−1(
7−37)のみが膵臓からのインスリン放出を強く刺激することを開示している
。これより以前に、切断型および完全長の37個のアミノ酸形態の膵臓および腸
での発見はされていた。おそらくはカルボキシ末端がアミド化されたGLP−1
(7−36)もまた、インスリン放出の強力なメディエイターである。(例えば
Holst,J.J.ら、FEBS Letters(1987)211:16
9−174を参照のこと)。
以下に記載する本発明は、これらのGLP−1の切断型のアナログに関する。
これらのアナログは、グルコースにより誘導されるインスリン分泌、およびグル
コースにより誘導されるグルカゴン分泌阻害を促進する際の有効性、並びに循環
半減期に関連しており、所望の組み合わせの特徴を備えている。グルコースによ
り誘導されるインスリン分泌を促進する際の切断型の生理学的効果は、Hols
t,J.J.らおよびMojsov,Sら(前出)によって上記のように提示さ
れている。グルカゴン放出阻害における切断型ホルモンの活性については、Or
skov,CらのEndocrinol(1988)123:2009−201
3およびSuzuki,S.らのDiabetesResearch:Clin
ical Practice (1988) 5(付録1):S30に提示され
ている。これらの切断型の循環半減期は短く、KreymannらのThe L
ancet(1987年12月5日)1300〜1303に示されているように
、約4分である。これらの切断型GLP−1ペプチドの改変型によって、これら
の特性が最適となる可能性が得られる。
肝臓および血漿中のペプチドホルモンの分解ならびに一般的なインビボでのこ
のようなホルモンの半減期の研究に関して幾つかの文献がある。MacDona
ld,J.K.らによる初期の文献J Biol Chem (1969)24
4:6199−6208では、ジペプチダーゼがラット肝臓中のグルカゴンの分
解の原因であることが明らかにされた。成長ホルモン放出因子、即ち一般的なグ
ルカゴンのGLP−1およびGLP−2ファミリーのメンバーの研究により、こ
のメンバーが、インビトロで血漿中において急速に分解されること、およびイン
ビボでジペプチダーゼによっても急速に分解されることが明らかにされた(Fr
ohman,L.A.ら、J Clin Invest(1986)78:90
6−913)。Murphy,W.A.らは、Peptide Researc
h(1988)1:36−41において、全てではないが幾つかのアルキル化さ
れた成長ホルモン放出因子ペプチドがインビボでさらに高い有効性を示すことを
明らかにした。特に、例えば、トリイソプロピル化されたGRFー29は、GR
F−29自体より106倍高い活性を示すことが発見された。一方、N末端がメ
チル化されたGRF−29ではその有効性は親の僅か40%であった。このホル
モンの2位のD−Alaの置換によってその有効性が向上することもまた明らか
にされた。特性へのどのような効果によって有効性の向上が得られるのかは、当
然明らかではなかった。
他に、GLP−1(7−37)の幾つかの改変が試みられている。7位のヒス
チジン残基を欠失させるとこのホルモンの活性が大幅に低減されることが明らか
にされている(Suzuki,S.ら(前出);Hendrick,G.K.ら
、Abstract:Endocrine Society Meeting,
New Orleans,LA(1988))。1個またはそれ以上のC末端欠
失の効果については対立する報告がなされている(Suzuki,S.ら(前出
);Yanaihara,C.ら、Abstract for A Gluca
gon and Related Peptides Satellite S
ymposium、8th International Congress
of Endocrinology、1988年7月15〜16日、Osaka
,Japan)。しかし、このペプチドホルモンファミリーの他のメンバー、例
えば、GIP、グルカゴン放出因子(GRF)、セクレチン、およびバソアクテ
ィブ・インテスティナル・ポリペプチド(VIP)の改変に関する文献は多い。
本発明は、II型糖尿病の治療薬として有用なペプチドを提供し、このペプチ
ドは、島細胞からのインシュリンの放出を刺激するのに、グルカゴンよりも強力
であり、このペプチドは、実質的に、GLP−1(7−34)、GLP−1(7
−35)、GLP−1(7−36)またはGLP−1(7−37)あるいはその
C末端アミド形態からなり、以下よりなる群から選択される少なくとも1つの改
変を有する:
(a)26位および/または34位のリシンを、中性アミノ酸、アルギニンま
たはD形リシンに置換、および/または36位のアルギニンを、中性アミノ酸、
リシンまたはD形アルギニンに置換;
(b)31位のトリプトファンを、酸化耐性アミノ酸に置換;
(c)以下の少なくとも1つの置換:
16位のVをYに;
18位のSをKに;
21位のEをDに;
22位のGをSに;
23位のQをRに;
24位のAをRに;および
26位のKをQに;
(d)以下の少なくとも1つを含む置換:
8位のAを、他の小中性アミノ酸に;
9位のEを、他の酸性アミノ酸または中性アミノ酸に;
10位のGを、他の中性アミノ酸に;および
15位のDを、他の酸性アミノ酸に;ならびに
(e)7位のヒスチジンを、他の中性アミノ酸、あるいはDまたはNアシル化
またはアルキル化形のヒスチジンに置換、
ここで、(a)、(b)、(d)および(e)において、置換するアミノ酸は
、必要に応じて、D形であり得、そして7位に置換するアミノ酸は、必要に応じ
て、Nアシル化またはNアルキル化形であり得る。
好ましい実施態様において、本発明は、II型糖尿病の治療薬として有用なペ
プチドを提供し、このペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(a)に記載
されるものであり、26位および/または34位のリシンを置換するアミノ酸が
、K†、G、S、A、L、I、Q、M、RおよびR†からなる群から選択され、
そして36位のアルギニンを置換するアミノ酸が、K、K†、G、S、A、L、
I、Q、MおよびR†からなる群から選択され、必要に応じて、上記のもう1つ
の別のパラグラフに記載の改変と組合わされる。
好ましい実施態様において、本発明はII型糖尿病の治療薬として有用なペプ
チドを提供し、このペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(b)に記載さ
れるものであり、そして31位のトリプトファンを置換するアミノ酸が、F、V
、L、I、AおよびYからなる群から選択され、必要に応じて、上記のもう1つ
の別のパラグラフに記載の改変と組合わされる。
好ましい実施態様において、本発明はII型糖尿病の治療薬として有用なペプ
チドを提供し、このペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(c)に記載さ
れるものであり、22位のGをSに置換すること、23位および24位のそれぞ
れQおよびAをRに置換すること、ならびに26位のKをQに置換することを組
合せて行ったが、あるいは16位のVをYで置換すること、および18位のSを
Kで置換することを行ったか、あるいはこれらの置換と21位のEをDで置換す
ることを行っており、必要に応じて、上記のもう1つの別のパラグラフに記載の
改変と組合わされる。
好ましい実施態様において、本発明はII型糖尿病の治療薬として有用なペプ
チドを提供し、このペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(d)に記載さ
れるものであり、8位のアラニンを置換する小さい中性アミノ酸が、S、S†、
G、C、C†、Sar、A†、beta−alaおよびAibからなる群から選
択され、そして9位のグルタミン酸を置換する酸性または中性アミノ酸が、E†
、D、D†、Cya、T、T†、N、N†、Q、Q†、Cit、MSOおよびア
セチル−Kからなる群から選択され、そして10位のグリシンを置換する代替の
中性アミノ酸が、S、S†、Y、Y†、T、T†、N、N†、Q、Q†、Cit
、MSO、アセチル−K、FおよびF†からなる群から選択され、必要に応じて
、上記のもう1つの別のパラグラフに記載の改変と組合わされる。
好ましい実施態様において、本発明はII型糖尿病の治療薬として有用なペプ
チドを提供し、このペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(e)に記載さ
れるものであり、7位のヒスチジンを置換するアミノ酸が、H†、Y、Y†、F
、F†、R、R†、Orn、Orn†、M、M†、N−ホルミル−H、N−ホル
ミル−H†、N−アセチル−H、N−アセチル−H†、N−イソプロピル−H、
N−イソプロピル−H†、N−アセチル−K、N−アセチル−K†、PおよびP
†からなる群から選択され、必要に応じて、上記のもう1つの別のパラグラフに
記載の改変と組合わされる。
好ましい実施態様において、本発明はII型糖尿病の治療薬として有用なペプ
チドを提供し、このペプチドは、以下からなる群から選択される:
(H†)7−GLP−1(7−37)
(Y)7−GLP−1(7−37)
(N−アセチル−H)7−GLP−1(7−37)
(N−イソプロピル−H)7−GLP−1(7−37)
(A†)8−GLP−1(7−37)
(E†)9−GLP−1(7−37)
(D)9−GLP−1(7−37)
(D†)9−GLP−1(7−37)
(F†)10−GLP−1(7−37)
(S)22(R)23(R)24(Q)26−GLP−1(7−37)、および
(S)8(Q)9(Y)16(K)18(D)21−GLP−1(7−37)。
本発明は、II型糖尿病の治療薬として有用なペプチドを提供し、このペプチ
ドは、GLP−1(7−37)と比較して、プラズマ中での分解耐性が向上して
おり、このペプチドは、実質的に、GLP−1(7−34)、GLP−1(7−
35)、GLP−1(7−36)またはGLP−1(7−37)、あるいはその
C末端アミド形からなり、以下からなる群から選択される少なくとも1つの改変
を有する:
(a)7位のヒスチジンを、D形中性または酸性アミノ酸、あるいはD形ヒス
チジンに置換;
(b)8位のアラニンを、D形アミノ酸に置換;および
(c)7位のヒスチジンを、Nアシル化(1−6C)またはNアルキル化(1
−6C)形態の代替アミノ酸またはヒスチジンに置換。
好ましい実施態様において、本発明はII型糖尿病の治療薬として有用なペプ
チドを提供し、このペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(a)に記載さ
れるものであり、7位のヒスチジンを置換するD形アミノ酸が、P†、D†、E
†、N、Q†、L†、V†、I†およびH†からなる群から選択され、必要に応
じて、上記のもう1つの別のパラグラフに記載の改変と組合わされる。
好ましい実施態様において、本発明はII型糖尿病の治療薬として有用なペプ
チドを提供し、このペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(b)に記載さ
れるものであり、8位のD形アミノ酸が、P†、V†、L†、I†およびA†か
らなる群から選択され、必要に応じて、上記のもう1つの別のパラグラフに記載
の改変と組合わされる。
好ましい実施態様において、本発明はII型糖尿病の治療薬として有用なペプ
チドを提供し、このペプチドの唯一の改変は、上記のパラグラフ(c)に記載さ
れるものであり、アルキル化またはアセチル化アミノ酸が、P、D、E、N、Q
、V、L、I、KおよびHからなる群から選択され、必要に応じて、上記のもう
1つの別のパラグラフに記載の改変と組合わされる。
さらに好ましい実施態様において、本発明は、II型糖尿病の治療に有用な薬
学組成物を提供し、この組成物は、薬学的に許容可能な賦形剤と混合された形の
、上記ペプチドの有効量を含む。
別の好ましい実施態様において、本発明は、II型糖尿病の治療方法を提供し
、この方法は、このような治療を必要とする被検体に、上記のペプチドまたはそ
の薬学組成物を有効量投与することを包含する。
好ましい実施態様において、本発明はII型糖尿病の治療薬として有用なペプ
チドを提供し、このペプチドは、以下からなる群から選択される:
(H†)7−GLP−1(7−37)、
(N−アセチル−H)7−GLP−1(7−37)、
(N−イソプロピル−H)7−GLP−1(7−37)、
(N−アセチル−K)7−GLP−1(7−37)、および
(A†)8−GLP−1(7−37)。
本発明は、7−10位でアミノ酸が置換されており、および/またはC末端が
切断され、および/または基本のペプチド中に様々な他のアミノ酸置換を含む活
性GLP−1ペプチド、7−34、7−35、7−36および7−37の有効な
アナログを提供することによって、II型糖尿病の治療に対して改良された特徴
を有する活性GLP−1ペプチド、7−34、7−35、7−36および7−3
7の有効なアナログを提供する。本発明のアナログは、グルカゴンと比較して、
インシュリン生産を刺激する能力が向上し、GLP−1(7−37)と比較して
プラズマ中での安定性が向上され得るか、あるいはその両方であり、7および8
位にD形アミノ酸置換、および/または7位にNアルキル化またはNアシル化ア
ミノ酸を有するアナログは、インビボにおいて、特に分解耐性である。このよう
な特性は、治療薬としてのアナログの能力を向上させる。
(発明の開示)
本発明は、GLP−1(7−34);(7−35);(7−36)もしくは(
7−37)ヒトペプチドの改変型またはこれらのC末端がアミド化された形態の
改変型を提供する。天然ペプチドは、
Figure 2004196825
のアミノ酸配列を有しており、この配列中の(G)、(R)および(G)が存在
するかどうかは、指示された鎖長による。
改変型では、天然の構造に1箇所またはそれ以上の改変が加えられており、治
療に有用な能力が向上している。これらの改変型では、グルカゴンよりもインス
リン分泌を促進するための有効性が高いか、もしくは血漿中での安定性が向上し
ているか、またはその両方である。この有効性および向上した安定性は、以下に
記載するように分析され得る。
アミノ酸には標準一文字略記コードを使用する。
インスリン刺激特性の向上を呈する本発明のアナログは、前記の配列またはそ
のC末端アミド化物に、以下からなる群から選択される少なくともひとつの改変
を加えた配列を有する:
(a)26位および/もしくは34位のリシンを、中性アミノ酸、アルギニン
もしくはD型のリシンに、ならびに/または36位のアルギニンを中性アミノ酸
、リシンもしくはD型のアルギニンに置換;
(b)31位のトリプトファンを耐酸化性アミノ酸に置換
(C)以下の内の少なくともひとつの置換:
16位のVをYに;
18位のSをKに;
21位のEをDに;
22位のGをSに;
23位のQをRに;
24位のAをRに;および
26位のKをQに;
(d)以下の内の少なくともひとつの置換:
8位のAを他の小型中性アミノ酸に;
9位のEを他の酸性アミノ酸または中性アミノ酸に;
10位のGを他の中性アミノ酸に;および
15位のDを他の酸性アミノ酸に;ならびに
(e)7位のヒスチジンを、他の中性アミノ酸、あるいはDあるいはNアシル
化またはDあるいはNアルキル化型のヒスチジンに置換。
(a)、(b)、(d)および(e)の改変に関しては、置換するアミノ酸は
、D型であり得る。これは、例えばC†などのように上付き文字†で示される。
7位において置換するアミノ酸はNアシル化またはNアルキル化型でもあり得る
したがって、本発明は、そのひとつの局面において、上記のように、向上した
インスリン刺激特性を有し、上述のGLP−1(7−34)からGLP−1(7
−37)までの切断型と相同性のあるペプチドに関する。
他の局面においては、本発明は、GLP−1(7−37)と比較して、血漿中
での耐分解性が向上したペプチドに関する。この向上した耐分解性は、以下に記
載のように定義される。
これらのアナログでは、上記の切断型のGLP−1(7−34)からGLP−
1(7−37)またはこれらのC末端アミド化型の内の何れかが、以下のように
改変される。
(a)7位のHをD中性もしくはD酸性アミノ酸に置換、または
(b)8位のAをDアミノ酸に置換、または
(c)上記の双方の置換、または
(d)7位のHを任意の自然のアミノ酸のNアシル化型もしくはNアルキル化
型に置換。
したがって、耐分解性を有する本発明のアナログとしては、(N−アシル(1
−6C)AA)7GLP−1(7−37)および(N−アルキル(1−6C)A
A)7GLP−1(7−37)がある。ここでAAは、リシル残基であり、1つ
または両方の窒素がアルキル化またはアシル化され得る。AAは、インスリン刺
激活性の保持に対応する任意のアミノ酸を示す。
7位および8位のD型アミノ酸の置換には、任意の酸性または中性アミノ酸の
D残基を7位に、そして、任意のアミノ酸のD残基を8位に使用し得る。これら
もまた、インスリン刺激活性に対応するものである。7位および8位の何れか一
方または両方をDアミノ酸に置換することができる;7位のDアミノ酸を上記の
ようにアシル化またはアルキル化することもできる。これらの改変型は、上記の
ように、GLP−1(7−37)だけではなく、さらに短い切断型のアナログに
も適用可能である。
他の局面では、本発明は、1種類またはそれ以上のこれらのペプチドを活性成
分として含む薬学的組成物、およびこれらのペプチドまたはその組成物を用いて
II型糖尿病を治療する方法に関する。
(発明を実施するための形態)
本発明のアナログは、GLP−1(7−34)、(7−35)、(7−36)
または(7−37)の改変型であって、その特徴は、培養物中の単離されたラッ
ト島細胞からのインスリン放出を測定するインビトロでのアッセイでグルカゴン
よりも高い有効性を呈すること、もしくは、血漿中での安定性の向上を示すこと
、またはこれらの両方である。
(向上したインスリン放出刺激特性を有するアナログのアッセイ)
本発明のアナログのひとつのグループは、島細胞からのインスリン放出を刺激
するに際してグルカゴンよりも強力である。「島細胞からのインスリン放出を刺
激するのにグルカゴンよりも強力」であるとは、言及するアナログが、以下の記
述から選択されるインビトロでのアッセイにおいて、より高い有効性を呈するこ
とを意味する:これらのアッセイのためのラット島は、本明細書に援用されるS
utton,R.らのTransplantation(1986)42:68
9−691に記載の方法によって単離される。簡潔に記載すれば、SD雄ラット
に麻酔をかけて、その総胆管の下端に、適切な位置に固定した2FGカニューレ
を挿入する。次に、膵管の胆管ツリー(biliary tree)への入口領
域の上方で左右の肝管を各々別個に結紮する。ラットを放血により殺して、7.
5mMのCaCl2、20mMのHEPES緩衝液および1〜6mg/mLのI
型コラゲナーゼを含有する3mLのハンクス液を、カニューレ中に流入させて、
膵臓を均一に膨張させる。次いで、膵臓を摘出し、氷上のビーカーに入れた後に
、20mMのHEPES緩衝液を含有するハンクス液中で37℃にてインキュベ
ーションを行う。
インキュベーションを13〜25分間行った後に、膵臓を取り出し、5g/l
のウシ血清アルブミンおよび20mMのHEPES緩衝液を含有する4℃のハン
クス液中に入れる。
そして、全ての膵臓組織を14FG針を用いて静かにシリンジにとり、さらに
、HEPESを上記のように含有するハンクス液中に懸濁させて、10秒間50
gで遠心分離した後に、上澄みを廃棄する。この組織ペレットを再度懸濁させて
、再度静かに、シリンジにとり、その後さらに洗浄を行う。その後に、分散した
組織を孔サイズ500μのナイロンメッシュフィルターを通過させる。濾過した
組織を350gで5秒間遠心分離し、上澄みを廃棄した後に、この組織を、HE
PESを上記のように含有するハンクス液に溶解して得た25%のフィコール中
に懸濁させる。このフィコール溶液には、23%、20%および11%の不連続
密度勾配の層が形成される。この密度勾配層を4℃にて10分間750gで回転
させる。そして、上の2つの界面から得られる組織をハンクス液中で3回洗浄し
た後に、切開用の顕微鏡で見て、島を手操作で採取する。
ひとつの方法では、次に、これらの島からの分泌を促進するGLP−1アナロ
グの能力を、本明細書に援用される、Schatz,Hらの“Methods
in Diabetes Research”(1984)のVolume 1
、Part C:291〜307ページに記載の方法によって決定する。この方
法では、1本の試験管当り5個〜10個の島を1mLのクレブス−リンガー−バ
イカーボネート緩衝液(KRB緩衝液)中でインキュベートする。試験を行うた
めに、グルカゴンまたは本発明の改変型アナログを5〜10μg/mLの割合で
加える。放出されたインスリンのレベルは、本明細書に援用されるJensen
,S.L.らのM J Physiol(1978)235:E381−E38
6に記載の方法で測定され得る。
以下のプロトコールは、インスリン分泌刺激を測定するのに好ましい方法であ
る。コラゲナーゼ消化の後に、島を、DMEM(ダルベッコの変法イーグル培地
、16w/oグルコース)、2.8mMグルコースおよび10%のウシ胎児血清
(FBS)中で、5%のCO2存在下で、37℃にて一晩インキュベートするこ
とにより、回収した。
翌日、実験に使用する島を、グルコースを含まず、0.2%のBSA(Arm
our、臨床グレード、5%ストックで作製)を含有するDMEMに移し、血清
およびグルコースを含まない培地で60分間プレインキュベートした。エッペン
ドルフピペットを用いて小島を採取し、8.0mLの培地を含有する60mmの
TCプレートに移して、インキュベーターに戻して60分間インキュベートする
。この島を移す際に、その数を数える。(注:各データ点は、5個の島によるも
のであり、通常各4回の実験を行う。したがって、各データ点に対して20個の
島を使用する。)典型的には、各膵臓に対して150〜200個の小島を回収す
る。疑わしい島(崩れすぎているかまたは崩壊したもの)は使用されない。
この60分のプレインキュベーションの間に、実験準備を行うため、プレイン
キュベーション終了時には、島を5個づつのグループにして実験条件下に移すだ
けでよい。実験の準備は、48個のウェルを有するTCプレートにおいて各ウェ
ルにつき0.5mLの培地を用いて行う。0.2%のBSAを含有するDMEM
に、グルコースを所望の濃度になるように(通常低血糖条件で2.8mM、中血
糖で5.6mMのグルコース、または高血糖で16.7mMのグルコース)加え
、さらに、試験化合物を種々の用量範囲(典型的には1pM〜100nM)で加
える。試験化合物を、−80℃で保存されたストックから、0.2%のBSAを
含有する燐酸緩衝塩水(PBS)で〜0.3mMまで系列希釈する。これは、管
の側面上における損失を防止するためである。培地と試験化合物とを混合した後
に、各4回の実験によるデータ点を得るための4個のウェルの各々に0.5mL
を加える。
プレインキュベーション期間終了後、各ウェルに5個の島を加える。島を容量
25μlでエッペンドルフピペットを用いて採取する。インキュベーションをさ
らに60分間継続し、その時点で、島を取り出さないように注意深く各ウェルか
ら0.3mLを採取する。そして、ウェルを再度調べて、島の数を確認する。次
に、インスリン含有量を調べるためにインスリンRIAを用いて培地をアッセイ
する。培地を直ちにアッセイしない場合には、アッセイ時までー20℃で保存さ
れる。インスリン分泌に対する用量応答曲線を作成して、これらの曲線からED
50を計算する。
グルカゴンより高い有効性の定義は、同じ濃度のグルカゴンとアナログとを用
いた場合にアナログからのインスリン放出レベルの方が高いこと、あるいは、グ
ルカゴンよりも低濃度のアナログを用いた場合に同じインスリン放出レベルが得
られることであるとされる。
上記のアッセイは、向上した有効性の判断のために特異的な基準を提供するが
、上記のものに代わる他のアッセイを使用することもできる。
本発明の化合物の有効性を調べる追加の試験では、RIN1046−38細胞
中のcAMP産生を刺激するこれらの化合物の能力を測定する。このアッセイは
、以下のように行われ得る。
第1日目に、5×105のRIN1046−38細胞(Drucker,D.
J.ら、Proc Natl Acad Sci USA(1987)84:3
434−3438)を、2.5mLのM199培地を入れた6個のウェル付きの
ディッシュの各ウェルに植え付ける。第4日目に、細胞に新しい培地を与えて、
第5日に、アッセイを行う。
この時、各ウェルには〜2.0〜2.5×106個の細胞が存在する。アッセ
イは、継代が24回以下の細胞でのみ行われる。
開始60分前に、単分子層を2.5mLのPBSで2回洗浄し、培地を、4.
5g/lのグルコースおよび0.1%のBSAを加えたDMEM培地(アッセイ
培地)1.0mlに変える。開始0時の時点で、培地を吸引して、試験化合物を
含有する1.0mLの新しいアッセイ培地を加える。試験化合物は、0.1%の
BSAを加えた50μlのPBS中に加えられ、コントロールは賦形剤のみに加
えられる。インキュベーションを0〜60分間継続する。
終了時に、馴化培地および単分子層を採取して、細胞内および細胞外のcAM
P含有量を測定する。細胞外測定では、培地を取り出して遠心分離し、細胞残留
物を全て除去する。細胞内測定では、培地を取り出した後に、1.0mLの氷冷
95%エタノールを単分子層に加える。細胞をかき取って回収し、液体N2を用
いて2回の高速凍結/解凍サイクルにより溶解させる。次いで遠心分離によって
細胞残留物を除去する。馴化培地の等分量部分(ウェルの内容量の1/40)お
よびエタノールによる細胞抽出物について、RIAキットを用いてアセチル化プ
ロトコールにより2回測定を行い、cAMPレベルを調べる。
上記と同様に、グルカゴンより高い有効性の定義は、同じ濃度のアナログおよ
びグルカゴンを用いた場合に高いcAMP刺激が得られること、または、アナロ
グの濃度をより低くした場合に同じcAMP刺激が得られることとされる。
インスリン放出を媒介する向上した有効性を測定するための他のアッセイが、
使用され得る。
インスリン放出を促進する化合物の能力は、インビトロおよびインビボの両方
で試験され得る。放出されたインスリンを標準抗体アッセイを用いて検出できる
。このアッセイは、インビボでの研究で血漿を分析すること、および、インビト
ロで培地または潅流液を分析することによって行う。
例えば、有用なインビトロでのアッセイに、Penhos,J.CらのDia
betes(1969)18:733−738に記載の膵臓温浸アッセイ法(p
ancreatic infusion assay methed)が使用さ
れる。これは、Weir,G.C.らのJ Clin Inverstigat
(1974)54:1403−1412に記載の方法で使用されているように行
われる。インスリン分泌は、Holst,J.J.らのFEBS Letter
s(1987)211:169−174(前出)に記載の方法によっても測定さ
れ得る。インスリン刺激効果を調べるアッセイとして有用なものとして、RIN
1046−38細胞系中のアデニル酸シクラーゼ刺激の測定がある。Druck
er,D.J.らのProc Natl Acad Sci USA(1987
)84:3434−3438(前出)。
グルカゴン放出の阻害は、Orstov,CらのEndocrinol(19
88)123:2009−2013;Suzuki,SらのDiabetes
Research:Clinical Practice(1988)5(付録
1):S30(双方とも前出)に記載のように、明らかにされ得る。
(分解に対する向上した安定性を調べるアッセイ)
本発明のGLP−1アナログの治療効率は、アナログのインビボでの半減期を
増加させることによっても向上させ得る。「増加したインビボでの半減期」とは
、以下に記載のものからなる群から選択されるアッセイに従って血漿存在下での
分解に耐えると実証された能力を意味する。全てのアッセイにおいて、血液をヘ
パリン処理した管に集めて、これらの管を氷上に静置し、約3,000rpmで
10分間、卓上遠心分離機で遠心分離することによって、血漿を調製する。単離
した血漿を4℃で保存する。
(A.ラジオラベルシーケンシング)
GLPアナログを、標準ラジオラベリング法を用いて、19位における放射性
ヨウ素化によって標識する。RIA緩衝液(50mM、pH7.4のNaHPO
4、0.25%のBSA(ArmourインスリンおよびFFAを含まない)、
0.5%のBME、0.002%のポリリシン(Sigma 15.000mw
)、0.05%のTween20、および0.1%のNaN3)に移した後に、
放射性ヨウ素化ペプチド(約105cpm/50mL)およびコールド(放射性
物質を含まない)非ヨウ素化ペプチド(20μl 100nM)を、2mlの血
漿に加えて、最終的に濃度を1nMとして、循環水浴中で所定の時間インキュベ
ートする。血漿に加えたRIAバッファーの総量は、必ず総体積の5%以下であ
る。インキュベーション終了時に、水中の10%のバシトラシン(w/v)を最
終濃度が0.1%になるように加えて反応を停止させる。
次に、C18Sep−Pakを用いてこの血漿を抽出して、血漿タンパク質の
バルクからアナログと全てのフラグメントを分離する。Sep−Pakカートリ
ッジ(Waters)を、2mLの1−プロパノールで洗浄し、次いで2mLの
水で洗浄して、その後に、2mLの、0.1%のトリフルオロ酢酸(TFA)を
含有する20%のCH3CN(緩衝液A)で平衡化する。
バシトラシンで処理された血漿を、0.1%のTFAを含有するCH3CNを
用いて20%のCH3CNで得る。そして、これを3mLのプラスチック注射器
を介してカートリッジを通して穏やかに通過させる。次に、カートリッジを、1
mLの緩衝液Aを各々洗浄液として用いて2回洗浄し、そして、2mLの、0.
1%TFAを含有する50%CH3CN(緩衝液B)を洗浄液として用いて溶出
し、これを、シリコーン処理をした12×75のガラス管に流入させる。アナロ
グまたはフラグメントの回収率は、90%を越える。
溶出液を、Speed vac中で100μlまで濃縮して、もとの管の1m
LのRIA緩衝液の洗浄液を加えた1.5mLのエッペンドルフ管に移す。
GLP−1(7−37)のアナログを使用する場合に任意のアナログまたはそ
のフラグメントを精製するために、GLP−1、GLP−1(7−37)を認識
するがGLP−1(7−36)を認識しない、24〜37位の残基に対応する合
成ペプチドに対して調製された、5μlの抗血清で濃縮物を、処理する。より短
い型のアナログを使用する場合には、他のカルボキシ末端特異的抗血清(同様に
して調製されるが、免疫原として24〜34位、24〜35位または24〜36
位の残基に対応するペプチドが用いられる)を使用する。これに、PBS中に1
0%(w/v)のタンパク質A−セファロース(Pharmacia)を溶解し
た100μlの溶液を加え、この混合物を静かに揺り動かしつつ4℃にて一晩か
けてインキュベートした。次いで、セファロースを、エッペンドルフ遠心分離機
中で5秒間4℃にて回転させて、ペレット状にして、その後にこのペレットを、
冷RIA緩衝液を用いて2回、冷PBSを用いて4回洗浄する。
ニュージーランドホワイトラビットの体内で、GLP−1(7−37)の24
〜37位の残基に対応する合成ペプチドフラグメントに対するポリクローナル抗
体を誘起させた。この誘起には、Mosjoy,SらのJ Biol Chem
(1986)261:11880−11889に記載の方法を用いた。初期免疫
感作を、鼠径部リンパ節中に行い、完全フロイントアジュバントを使用した。初
期免疫感作の後に、1週間毎に皮下追加免疫注射(boosts)を2回行い、
不完全フロイントアジュバントを使用した。1回の免疫感作または追加免疫注射
のために、100μgのペプチドおよび100μgのメチル化されたBSAを0
.3mLのリン酸緩衝生理食塩水(PBS)中に溶解し、これを0.9mLのア
ジュバントで乳化させた。初期免疫感作から6週間後に、採血(50mL)を開
始し、その後、1ヶ月ごとに行った。力価が前回の採血時に比べて顕著に低下し
た場合には、追加免疫注射を再度上記のように行った。
血液を4℃で一晩かけて凝結させることによって、血清を調製した。血餅を、
2000gで15分間遠心分離することによってペレット状にして、血清を取り
出した。血清を、各々同じ量になるように分割し、−20℃または−80℃で保
存する。
次に、各100μlの緩衝液Bの洗浄液を用いて、抗体タンパク質−Aセファ
ロース複合体からのペプチドの溶出を3回行う。次に、全体で300μlとなっ
た洗浄液をABI型477Aシーケンサーに直接かける。シーケンサーは、製造
者の指示書に従って使用される。その後、各サイクルで得られる画分を取って、
カウントを行う。カウントは、4mLのシンチレーション水溶液(ACS,Am
ersham)中で行われ得る。
標識が出現するサイクルは、N末端からの分解の程度を示す。GLP−1(7
−37)アナログにおいてN末端からの分解が生じない場合には、19位のチロ
シンに対応する13番目のサイクルで全ての標識が出現する。分解が生じると、
標識はこれより前のサイクルに出現する。
(B.RP−HPLCによるアッセイ)
上記の方法は、血漿中でのより長い半減期を示すための明らかな基準となるが
、この特性を調べるための他のアッセイ形態を使用することもできる。ある好適
なアッセイでは、逆相−HPLCを使用してアナログを分析することによってフ
ラグメントへの分解を調べることができる。なぜならば、フラグメントがアナロ
グ自体とは異なる保持時間を有するからである。このアッセイでは、アナログを
血漿中に加え、これを放置する時間を様々に変えて、ラジオラベルシーケンシン
グ分析に使用される上記の方法と類似の態様でアナログを回収する。具体的には
、RIA緩衝液中の100nMの濃度のアナログを1mLの血漿中に入れて、最
終的な濃度を1nMとし、これを37℃の循環水浴中で設定時間を様々に変えて
インキュベートする。その後に、血漿をバシトラシン中で濃度0.1%(w/v
)にすることによって、反応を停止させる。
次いで、ペプチドを上記のようにSep−Pak抽出によって精製する。溶出
液をSpeed−vac上で約1mLまで濃縮し、1mLの蒸留水で希釈し、8
0℃で凍結させて、一晩凍結乾燥させる。この粉体を、1mLの出発血漿当り0
.5mLの緩衝液C(0.1%のTFA水溶液)中で、再度懸濁させた後に、0
.25mLをHewlett−Packard 109OL液体クロマトグラフ
上に注入する。液体クロマトグラフには、Brownleeの2cmのC18ガ
ードカラムと共にAlltech C18カラム(0.45×25cm;粒径1
0μm)を使用する。実験中ずっとOD214において抽出をモニターする。溶
媒の流速は1mL/分であった。緩衝液Cと緩衝液D(アセトニトリル中の0.
1%のTFA)との間の勾配を40分間の実験時間に渡って設定する。勾配は、
開始時に35%Dとし、注入後2分間はこれを維持し、その後の24分間で42
%Dまで増加させる。勾配を、次の2分間で60%Dまで増加させて、2分間こ
のレベルを維持し、その次の2分間で35%Dに戻す。実験の残りの8分間は3
5%Dに維持する。各実験の最初の30分間に、画分を0.5分毎に回収して、
Speed−vac中で乾燥する。試料を、RIA(C末端特異的抗血清に対す
る結合のための、標識されたGLP−1(7−37位)との競合を測定する)に
よって、または、従来のもしくは好適な他の何れかの方法で分析して、アナログ
またはフラグメントの存在を調べることができる。
GLP−1(7−37)のアミノ末端もしくはカルボキシル末端を調べるため
のラジオイムノアッセイでは、シングルの抗体置換フォーマットを使用する。抗
体への125IーGLPー1(7−37)の結合が、溶液中の非標識ペプチドの
濃度を増加させることによって、徐々に置換される。抗体と結合したヨウ素化ペ
プチドを、溶液中の遊離ヨウ素化ペプチドから分離する。この分離は、Pans
orbinTM(Boheringer Mannheim)を用いて抗体−ペ
プチド複合体を沈澱させることによって行われる。次いで、得られたペレットを
、γカウンタによってカウントする。
(C.N末端特異的抗体との結合の消失)
血漿中での半減期を評価する第3の方法では、ポリクローナルもしくはモノク
ローナル抗体が用いられる。これらの抗体は、N末端に対して特異的に調製され
、分解したアナログには結合しない。これらの抗血清は、GLP−1(7−22
)に対応する合成ペプチドに対して誘起された。このGLP−1(7−22)は
、カルボキシル末端に付加的なシステイン残基を含有し、しかも、このシステイ
ンを介してKLHに特異的に結合する。この結合は、Aldwin,L.らのA
nalytical Biochem(1987)164:494−501に記
載されているように、mal−sac−HSNAを用いて行われる。ポリクロー
ナル抗体は、ニュージーランドホワイトラビットの体内で生成された。この生成
のために、完全フロイントアジュバントで乳化させた500μgの複合体を用い
て一次免疫感作を鼠径部リンパ節中に行い、その後に、2週間毎に不完全フロイ
ントアジュバント中の各200μgの追加免疫注射を2回行った。その後に、1
ヶ月毎に採血(50mL)を行い、力価が低い場合には、追加免疫注射を行う。
モノクローナル抗体の生成では、Balb/cマウスに、0.5mlの完全フロ
イントアジュバント中の200μgの複合体を腹膜を介して注入して免疫処置し
た。0.5mlの不完全フロイントアジュバント中の100μgの複合体を隔週
でマウスに追加免疫注射した。これらのマウスの脾臓から単離した細胞をFox
−NY細胞と融合させて、モノクローナル細胞系を産生した。モノクローナル分
泌細胞系は、標準ケーラー−ミルシュタイン技術を用いて産生される。モノクロ
ーナル上澄みおよびポリクローナル血清を、ELISA法を用いてふるい分けす
ることによって、GLP−1(7−37)と結合しているがGLP−1(8−3
7)と結合していないものを得る。この特異性は、標準溶液相RIAによって確
認される。
GLP−1(7−37)の分解速度の評価を、RIA緩衝液中のヒト血漿にこ
のアナログを加えることによって行う。一般に、100倍に濃縮された10μL
のペプチドを1mLの血漿に加えて所望の濃度とする。次いで、この試料を37
℃の湯浴中でインキュベートし、様々な時点で各50μLの試料部分を3回づつ
取り出す。これらの試料部分を、直ちにエタノールを用いて沈澱させて、ラジオ
イムノアッセイを行う。ラジオイムノアッセイでは、N末端特異的抗体の、放射
性ヨウ素化されたGLP−1(7−37)との結合のための競合を用いる。放射
性ヨウ素化されたGLP−1(7−37)ペプチドと競合する能力の消失は、ア
ナログの分離を示す。
これらの何れのアッセイにおいても、試験されるアナログの分解速度がGLP
−1(7−37)に比べて小さい場合には、そのアナログは向上した安定性を有
している。
(アナログ)
本発明のアナログは、グルカゴンに比べて高い有効性を有するか、あるいは向
上した耐分解性を有しており、GLP−1(7−34)からGLP−1(7−3
7)の改変型である。これらのアナログのいくつかの例では、あるクラスのアミ
ノ酸が天然の残基の代わりに置換される。
アミノ酸残基は、以下のように、および図1に示すように、一般的に4つの主
要なサブクラスに分類され得る。
酸性:この残基は生理学的pHにおいてHイオンが消失しているために負の電
荷を有する。この残基を含むペプチドが生理学的pHで水性溶媒中に存在してい
る時には、この残基はペプチドのコンフォメーション中の表面位置を求めて水溶
液側に引き付けられる。
塩基性:この残基は生理学的pHにおいてHイオンと結合しているために正の
電荷を有する。この残基を含むペプチドが生理学的pHで水性溶媒中に存在して
いる時には、この残基はペプチドのコンフォメーション中の表面位置を求めて水
溶液側に引き付けられる。
中性/非極性:これらの残基は生理学的pHにおいて帯電していない。この残
基を含むペプチドが水性溶媒中に存在している時に、この残基はペプチドのコン
フォメーション中の内側の位置を求めて水溶液と反発する。これらの残基は、本
明細書中では「疎水性」とも称する。
中性/極性:これらの残基は生理学的pHにおいて帯電していない。しかし、
この残基を含むペプチドが水性溶媒中に存在している時には、この残基はペプチ
ドのコンフォメーション中の外側の位置を求めて水溶液側に引き付けられる。
個々の残基分子の統計的な集合の中には、帯電しているものも帯電していない
ものもあり、水性溶媒に引き付けられるかまたはこれと反発する程度が大きい場
合あるいは小さい場合があることは、当然理解されるものである。「帯電してい
る」の定義に適合するには、かなりの割合(少なくとも約25%)の個々の分子
が生理学的pHで帯電している。極性または非極性の分類に必要な引き付けまた
は反発の程度は任意のものであり、したがって、本発明により特異的に考案され
たアミノ酸は、極性または非極性の何れかに特異的に分類された。特に挙げられ
ていない殆どのアミノ酸は、既知の性質に基づいて分類され得る。
アミノ酸残基は、さらに、環式または非環式、芳香族または非芳香族、および
小型または大型として分類される。環式または非環式、および芳香族または非芳
香族という分類は、残基の側鎖置換基に関する独特な分類である。残基が、カル
ボキシルの炭素を含む合計4個以下の炭素原子を含有する場合には、小型と考え
られる。小型の残基は、当然、常に非芳香族である。
天然のタンパク質アミノ酸については、上記の理論大系に従う下位分類は以下
の通りである(図1も参照のこと)。
酸性:アスパラギン酸およびグルタミン酸;
塩基性/非環式:アルギニン、リシン;
塩基性/環式:ヒスチジン;
中性/極性/小型:グリシン、セリンおよびシステイン;
中性/極性/大型/非芳香族:トレオニン、アスパラギン、グルタミン;
中性/極性/大型/芳香族:チロシン;
中性/非極性/小型:アラニン;
中性/非極性/大型/非芳香族:バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニ
ン;
中性/非極性/大型/芳香族:フェニルアラニンおよびトリプトファン。
遺伝子にコードされたアミノ酸プロリンは、技術的には中性/非極性/大型/
環式および非芳香族のグループに入る。しかし、ペプチド鎖の2次コンホメーシ
ョンへのこのアミノ酸の既知の効果のために特殊なケースとなり、したがって、
この特定の定義されたグループには入らない。
ある種のよく見られるアミノ酸は、遺伝子コードでコードされない。
このようなアミノ酸としては、例えば、β−アラニン(β−ala)、または
3−アミノプロピオン酸、4−アミノ酪酸などの他のω−アミノ酸、α−アミノ
イソ酪酸(Aib)、サルコシン(Sar)、オルニシン(Orn)、シトルリ
ン(Cit)、ホモアルギニン(Har)、t−ブチルアラニン(t−BuA)
、t−ブチルグリシン(t−BuG)、N−メチルイソロイシン(N−MeIl
e)、フェニルグリシン(Phg)、およびシクロヘキシルアラニン(Cha)
、ノルロイシン(Nle)、システイン酸(Cya)並びにメチオニンスルホキ
シド(MSO)がある。これらもまた、適切に特定のカテゴリーに属する。
上記の定義に基づいて、
Sarおよびβ−alaは中性/非極性/小型であり;
t−BuA、t−BuG、N−MeIle、NleおよびChaは、中性/非
極性/大型/非芳香族であり;
HarおよびOrnは塩基性/非環式であり;
Cyaは酸性であり;
Cit、アセチルLys、およびMSOは、中性/極性/大型/非芳香族であ
り;そして、
Phgは、中性/非極性/大型/芳香族である。
図1も参照のこと。
種々のω−アミノ酸は、サイズによって、中性/非極性/小型(β−ala、
即ち、3−アミノプロピオン酸、4−アミノ酪酸)または大型(その他全てのω
−アミノ酸)に分類される。
遺伝子にコードされたアミノ酸に代わる他のアミノ酸置換物もまた、本発明の
範囲のペプチド化合物に含まれ、この一般理論大系の範囲で分類され得る。
本発明のGLP−1アナログ化合物の記載に使用する命名は、ペプチド中の各
アミノ酸の左にアミノ基、右にカルボキシ基があると仮定する従来の命名法に従
う。本発明の選択された特異的な実施態様を表示する式において、アミノおよび
カルボキシ末端基は、多くの場合特に示していないが、他に明示していない限り
、生理学的pH値において呈するであろう形態をとることは理解される。したが
って、生理学的pHにおけるN末端H+ 2およびC末端O-は、必ずしも明示およ
び図示されているわけではないが、特定の実施例または一般式中で存在すると理
解される。
上記の説明は、中性pHでの末端の状態に関するものであるが、ペプチドの酸
性付加塩または塩基性塩もまた本発明の範囲に含まれる。高いpHでは、C末端
およびカルボキシルを含有する側鎖の塩基性塩が、毒性のない薬学的に許容可能
な塩基から形成され得る。適切な逆のイオンとして、例えばNa+、K+、Ca++
などがある。適切な薬学的に許容可能な毒性のない有機陽イオンもまた、逆のイ
オンとして使用できる。さらに、上記のように、ペプチドが、対応するアミドと
して調製され得る。
N末端またはアミノ基含有側鎖に関する適切な酸性付加塩としては、塩酸、硫
酸、もしくははリン酸などの無機酸から形成される塩、および、酢酸、クエン酸
などの有機酸または他の薬学的に許容可能な毒性のない酸から形成される塩があ
る。
提示されるペプチドでは、コードされた各残基は、適切な位置で、以下の従来
の表に従って、アミノ酸の慣用名に対応する一文字表記によって表示される。
アミノ酸 一文字記号
アラニン A
アルギニン R
アスパラギン N
アスパラギン酸 D
システイン C
グルタミン Q
グルタミン酸 E
グリシン G
ヒスチジン H
イソロイシン I
ロイシン L
リシン K
メチオニン M
フェニルアラニン F
プロリン P
セリン S
トレオニン T
トリプトファン W
チロシン Y
バリン V。
遺伝子的にコードされていないアミノ酸は、前述のように略記される。
本出願の特異的なペプチドは、上付き文字のダガー(†)によって他に明示し
ない限りは、光学異性体を有するL型の何れかのアミノ酸残基を意味するものと
する。本発明のペプチドのアナログ中の残基は、通常、天然L光学異性体型であ
る。ただし、1個または2個の、好ましくは1個のアミノ酸が、天然のアミノ酸
に代わって置換される特定の「同一アミノ酸のD型」の他に、D配置となり得る
特異的なアナログの指定に使用する表記法では、改変された位置を、置換アミ
ノ酸に対する上付き文字として示す。したがって、(H†)7−GLP−1(7
〜37)は、表示されたGLP−1(7〜37)において、7位がD型のヒスチ
ジンに置換された形態である。(S)22(R)23(R)24(Q)26−GLP−1
(7〜37)は、7〜37のGLPにおいて、22位でセリンに、23位および
24位でアルギニンに、さらに26位でグルタミンに置換された形態である。
(好ましい実施態様)
(A.向上した刺激性を有するアナログ)
向上したインスリン刺激活性を有するアナログに関して、本発明の特に好まし
いアナログ組成物は、GLP−1の切断型に比べて、限られた数の改変または置
換が行われているのみのものである。したがって、好ましいアナログは、発明の
開示の節で上述した段落(a)〜(e)の内の僅か1つまたは2つの段落に記載
の改変が行われているものである。
したがって、本発明の好ましいアナログとしては、(7〜34)、(7〜35
)、(7〜36)または(7〜37)の形態のGLP−1において、26位およ
び/もしくは34位のリシンを中性アミノ酸、アルギニンもしくはD型のリシン
に、並びに/または36位のアルギニンを中性アミノ酸、リシンもしくはD型の
アルギニンに置換した(段落(a))だけのものがある。特に好ましいものでは
、26位および34位のリシンに代わって置換されるアミノ酸が、K†、G、S
、A、L、I、Q、R、R†およびMからなる群より選択され、かつ36位のア
ルギニンに代わって置換されるアミノ酸が、K、K†、G、S、A、L、I、Q
、MおよびR†からなる群より選択される。
31位のトリプトファンに代えて耐酸化性アミノ酸に置換することのみによっ
て改変したアナログもまた好ましい(段落(b))。特に好ましい置換アミノ酸
は、F、V、L、I、AおよびYからなる群より選択される。
段落(c)に記載の特異的な置換のうちの少なくとも1種類による改変のみを
行ったアナログもまた好ましい。特に好ましいアナログでは、22位のGがSに
、23位のQおよび24位のAがRに、かつ26位のKがQに全て置換されてい
るか、または、16位のVがYに、かつ18位のSがKに置換されているか、あ
るいは、これらの置換に加えて21位のEがDに置換されている。
段落(d)に記載の改変のみを行ったアナログもまた好ましい。これらのアナ
ログの内の特に好ましいものにおいては、8位のアラニンに代えて置換される小
型の中性アミノ酸が、S、S†、G、C、C†、Sar、A†、β−alaおよ
びAibからなる群より選択され;並びに/または、9位のグラタミン酸に代え
て置換される酸性もしくは中性アミノ酸が、E†、D、D†、Cya、T、T†
、N、N†、Q、Q†、Cit、MSOおよびアセチル−Kからなる群より選択
され;並びに/または、10位のグリシンに代えて置換される他の中性アミノ酸
が、S、S†、Y、Y†、T、T†、N、N†、Q、Q†、Cit、MSO、ア
セチル−K、FおよびF からなる群より選択され;並びに/または、15位の
EがDに置換される。
7位のみが改変された(段落(e))アナログもまた好ましい。好ましい置換
では、7位のヒスチジンに代えて置換されるアミノ酸が、H†、Y、Y†、F、
F†、R、R†、Orn、Orn†、M、M†、N−ホルミル−H、N−ホルミ
ル−H†、N−アセチル−H、N−アセチル−H†、N−イソプロピル−H、N
−イソプロピル−H†、N−アセチル−K、N−アセチル−K†、PおよびP†
からなる群より選択される。
以下の特異的な実施態様に加えて、上記の改変型のクラスの僅か2種類の組み
合わせを有する実施態様もまた好ましい。
以下の特異的なアナログが好ましい。
(H†)7−GLP−1(7〜37);
(Y)7−GLP−1(7〜37);
(N−アセチル−H)7−GLP−1(7〜37);
(N−イソプロピル−H)7−GLP−1(7〜37);
(A†)8−GLP−1(7〜37);
(E†)9−GLP−1(7〜37);
(D)9−GLP−1(7〜37);
(D†)9−GLP−1(7〜37);
(F†)10−GLP−1(7〜37);
(S)22(R)23(R)24(Q)26−GLP−1(7〜37);および
(S)8(Q)9(Y)16(K)18(D)21−GLP−1(7〜37)。
(B.向上した安定性を有するアナログ)
向上した安定性を有するアナログの好ましい形態においてもまた、僅か1種類
、または多くとも2種類のアミノ酸改変が行われている。
7位のヒスチジンに代えて置換される好ましいものとしては、D型の酸性もし
くは中性アミノ酸またはD型のヒスチジンがある。P†、D†、E†、N†、Q
†、L†、V†、I†およびH†が好ましい。
7位のヒスチジン、またはこれと置換されたアミノ酸(DもしくはL)もまた
、Nアルキル化(1−6C)またはNアシル化(1−6C)され得る。
アルキル基は、Cで示されたメンバーの、直鎖または枝分かれ鎖(環式を含む
)のヒドロカルビル(hydrocarbyl)残基である。アシル基は、式R
CO−で示され、式中、Rは上に定義したように、アルキルである。好ましいア
ルキル基は、ι−プロピル、α−プロピルおよびエチルであり、好ましいアシル
は、アセチルおよびプロピオニルである。アルキル化もしくはアシル化され得る
好ましい残基としては、DもしくはL型の、P、D、E、N、Q、V、L、I、
KおよびHがある。
8位のアラニンに代えて置換される好ましいものとしては、D型のP、V、L
、IおよびAがある。D型のD、E、N、Q、K、T、SおよびHもまた好まし
い。
以下に実証されるように、ある特定のアナログの中には向上したインスリン放
出刺激活性と向上した安定性との両方を呈するものがあることは理解される。
(調製)
本発明のアナログは、ペプチド合成のための標準固相技術を用いて調製され得
る。一般に知られているように、必要な長さのペプチドは、市販の器具および試
薬を用いて調製され得る。その際には、製造業者の指示書に従って、妨害基の阻
止、反応するアミノ酸の保護、反応しない残基のカップリング、脱保護、および
キャッピングが行われる。適切な器具は、例えば、Foster City,C
aliforniaのApplied BioSystemsまたはSan R
aphael,CaliforniaのBiosearch Corporat
ionから入手され得る。
好ましい方法では、標準自動固相合成プロトコルを用いてペプチドが合成され
、その際には、適切に側鎖を保護されたt−ブトキシカルボニル−α−アミノ酸
を使用する。完成したペプチドを、標準フッ化水素法を用いて、固相支持体から
除去し、同時に側鎖の脱保護を行う。粗ペプチドを、さらに、半予備逆相−HP
LC(semi−preparative)(Vydac C18)によって、
0.1%のトリフルオロ酢酸(TFA)中のアセトニトリル勾配を用いて精製す
る。ペプチドを真空乾燥させることによりアセトニトリルを除去し、そして、0
.1%TFA水溶液から凍結乾燥させる。純度を分析RP−HPLCによって確
認する。ペプチドを、凍結乾燥させて、水または0.01Mの酢酸中に重量1〜
2mg/mLの濃度で溶解させ得る。
上記の合成方法の使用は、コードされていないアミノ酸またはD型のアミノ酸
がペプチド中にある場合に必要となる。しかし、遺伝子にコードされたペプチド
に関しては、市販の発現システムで容易に合成されたDNA配列を使用する組換
え技術を用いることもできる。
(処方および投与)
本発明のアナログはII型糖尿病の治療に有用である。アナログは、当該分野
で一般に知られているように種々の処方で全身に投与され得る。ペプチド投与の
特定の形態に適切な処方は、例えば、Remington’s Pharmac
eutical Sciences,Mack Publishing Com
pany,Easton,Pennsylvaniaの最新版に記載されている
。一般的に、処方では、効果的な量のアナログまたは複数種類のアナログの混合
物、および少なくとも1種類の薬学的に許容可能な賦形剤が使用される。
種々の投与形態が、全身治療に効果的である。投与形態には、例えば、静脈注
射、筋肉注射、皮下注射および腹腔内注射などの注射、適切な坐薬またはスプレ
ーを用いる経膜または経皮投与、並びに、適切に処方される場合には、経口投与
がある。注射のための適切な賦形剤としては、ハンクス液およびリンガー液など
の種々の生理学的緩衝剤がある。適切な経膜または経皮処方は、胆汁酸塩(bi
le salt)またはフシデート(fusidates)などの浸透剤を含有
する。典型的な経口処方は、活性成分の消化を阻害する保護剤を含有する。ピロ
ドリンおよびメチルセルロースなどの高分子マトリックスを用いる種々の遅延性
処方もまた利用可能である。他の薬剤送達システムには、リポソームおよびマイ
クロエマルションがある。種々の処方が実施可能であり、選択されたペプチドの
ための適切な処方および投与経路の提供は、一般に実施者によって理解される。
本発明の化合物の典型的な投与量は、約1pg/kg〜1mg/kg(体重)
である。但し、この投与量は概算であり、アナログの有効性、循環半減期、被験
体の個々の特徴などの多くの要因に左右される。各個体の糖尿病治療におけるイ
ンスリン投与の最適化は、充分に確立されており、類似の最適化プロトコルがこ
こで使用される。
以下の実施例は、本発明を説明するためのものであり、限定するものではない
(実施例1)
(本発明のアナログにより向上したインスリン刺激)
図2に示すように、天然の構造を改変する種々の置換基を有する本発明のアナ
ログが調製された。これらのアナログの内の幾つかを上記のアデニル酸シクラー
ゼアッセイで試験した。その結果を表1に示す。
Figure 2004196825
従って、本発明の様々なアナログが、インスリンに対する挙動を調べるアッセ
イにおいて、有用な範囲の有効性を示している。
(実施例2)
(GLP−1アナログの向上した安定性)
(A.不活性化形態の証明)
GLP−1(7−37)切断型のホルモンをラジオヨウ素化し、精製したペプ
チドを血漿とともにインキュベートし、上記のように、ラジオラベルシーケンシ
ングによってアッセイした。0分後、15分後、および60分後に、サンプルの
シーケンシングを行った。0分時では、サイクル13で、放射能の単一ピークが
発見され、分解がないことが示された。15分後では、サイクル13で、放射能
の量が減少し、サイクル11で増加した。インキュベーションの60分後、実質
的にすべてのカウントが、サイクル11で現れた。
従って、単一のジペプチジルアミノペプチダーゼ開裂が、GLP−1(7−3
7)ペプチドの分解に関与していると思われる。
上記の結果は、N末端特異的およびC末端特異的抗血清を使用するRIAによ
って測定されるような分解と一致している。上記のように血漿とともにインキュ
ベートし、RIAでテストしたところ、回収したフラグメントがラジオラベルさ
れたGLP−1(7−37)のカルボキシ末端特異的抗体への結合を阻害する、
の能力は減少していなかった。しかし、1時間後には、アミノ末端特異的抗体へ
の結合を阻害する能力は、ほとんど0まで減少した。
(B.ラジオラベルシーケンシングによりテストされたGLP−1(7−37
)アナログ)
9位にD−Aspまたは8位にD−Alaを含むGLP−1(7−37)アナ
ログを使用して、分解分析のラジオラベルシーケンシングを行った。このアッセ
イの結果を図3に示す。図3Aは、(D†)9−GLP−1(7−37)の結果
を示し、図3Bは、(A†)8−GLP−1(7−37)の結果を示す。これら
の図に示されるように、(D†)9アナログは、GLP−1(7−37)と同様
に分解する。一方、(A†)8アナログは、60分後には、ほとんど分解を示さ
なかった。
(C.RIAによりテストされたアナログ)
N末端特異的抗体は、アナログの分解を測定するのに使用され得る。但し、こ
の抗体が、N末端に改変を含むこれらのアナログと交差反応する能力をもつ場合
に限られる。図4は、7位、8位、および9位で改変されたアナログの結果を示
す。(Y)7、(H†)7、および(A†)8は、高濃度でではあるが、交差反応
が可能であり、(D†)9は可能でない。交差反応ペプチドを高濃度(10−1
00 nM)で60分間、血漿とともにインキュベートし、N末端特異的抗体に
対するRIAを使用するRIAでテストした。パラグラフBの結果に一致して、
(A†)8アナログは、60分後には分解せず、(H†)7アナログも分解しなか
った。しかし、(Y)7アナログは分解した。
(D.HPLCによる、アナログのプロテアーゼ耐性)
GLP−1(7−37)と比較した場合の、様々なアナログの分解耐性もまた
、上記のように、HPLCによってテストした。血漿中でのインキュベーション
を60分間行い、この後、分解は観察されなかった。すなわち分解は完了した。
その結果を表2に示す。
Figure 2004196825
本発明は、II型糖尿病の治療に対して改良された特徴を有する、活性GLP
−1ペプチド、7−34、7−35、7−36および7−37の有効なアナログ
を提供する。これらのアナログは、7−10位でアミノ酸が置換されており、お
よび/またはC末端が切断され、および/または基本のペプチド中に様々な他の
アミノ酸置換を含む。アナログは、グルカゴンと比較して、インシュリン生産を
刺激する能力が向上し、GLP−1(7−37)と比較してプラズマ中での安定
性が向上され得るか、あるいはその両方である。このような特性は、治療薬とし
てのアナログの能力を向上させる。7および8位にD形アミノ酸置換、および/
または7位にNアルキル化またはNアシル化アミノ酸を有するアナログは、イン
ビボにおいて、特に分解耐性である。
図1は、本明細書で使用するアミノ酸の分類の概略を模式的に示したものである。 図2は、本発明の種々の化合物を表に示したものである。 図2は、本発明の種々の化合物を表に示したものである。 図3Aは、血漿中の2種類のアナログの血漿中での分解を調べるためのラジオラベルシーケンシング分析の結果を示す。 図3Bは、血漿中の2種類のアナログの血漿中での分解を調べるためのラジオラベルシーケンシング分析の結果を示す。 図4は、アミノ末端領域に改変を加えたGLP−1(7−37)のアナログによる、アミノ末端特異的抗血清からの125I−GLP−1(7−39)の置換の結果を示す。

Claims (4)

  1. GLP−1(7−34)の誘導体またはそのC末端アミド形であって、該誘導体は、
    以下の(a)〜(e):
    (a)26位および/または34位でのリシンから、中性アミノ酸、アルギニンまたはD形リシンへの置換、および/または36位でのアルギニンから、中性アミノ酸、リシンまたはD形アルギニンへの置換;
    (b)31位のトリプトファンから、酸化耐性アミノ酸への置換;
    (c)以下:
    16位での、VからYへの置換;
    18位での、SからKへの置換;
    21位での、EからDへの置換;
    22位での、GからSへの置換;
    23位での、QからRへの置換;
    24位での、AからRへの置換;および
    26位での、KからQへの置換;
    のうちの少なくとも1つに従う置換;
    (d)以下:
    8位での、Aから代替的な小中性アミノ酸への置換;
    9位での、Eから代替的な酸性アミノ酸または中性アミノ酸への置換;
    10位での、Gから代替的な中性アミノ酸への置換;および
    15位での、Dから代替的な酸性アミノ酸への置換;
    のうち少なくとも1つを含む置換
    ならびに
    (e)7位での、ヒスチジンから、
    代替的な中性アミノ酸、あるいはヒスチジンのDアシル化形またはNアシル化形
    あるいはヒスチジンのDアルキル化形またはNアルキル化形
    への置換、
    からなる群より選択される少なくとも1つの改変を含み、
    ここで、(a)、(b)、および(e)において、該置換されたアミノ酸は、必要に応じて、D形であり得、そして7位で置換されたアミノ酸は、必要に応じて、Nアシル化形またはNアルキル化形であり得る、GLP−1(7−34)の誘導体またはそのC末端アミド形。
  2. GLP−1(7−35)の誘導体またはそのC末端アミド形であって、該誘導体は、
    以下の(a)〜(e):
    (a)26位および/または34位でのリシンから、中性アミノ酸、アルギニンまたはD形リシンへの置換、および/または36位でのアルギニンから、中性アミノ酸、リシンまたはD形アルギニンへの置換;
    (b)31位のトリプトファンから、酸化耐性アミノ酸への置換;
    (c)以下:
    16位での、VからYへの置換;
    18位での、SからKへの置換;
    21位での、EからDへの置換;
    22位での、GからSへの置換;
    23位での、QからRへの置換;
    24位での、AからRへの置換;および
    26位での、KからQへの置換;
    のうちの少なくとも1つに従う置換;
    (d)以下:
    8位での、Aから代替的な小中性アミノ酸への置換;
    9位での、Eから代替的な酸性アミノ酸または中性アミノ酸への置換;
    10位での、Gから代替的な中性アミノ酸への置換;および
    15位での、Dから代替的な酸性アミノ酸への置換;
    のうち少なくとも1つを含む置換
    ならびに
    (e)7位での、ヒスチジンから、
    代替的な中性アミノ酸、あるいはヒスチジンのDアシル化形またはNアシル化形
    あるいはヒスチジンのDアルキル化形またはNアルキル化形
    への置換、
    からなる群より選択される少なくとも1つの改変を含み、
    ここで、(a)、(b)、および(e)において、該置換されたアミノ酸は、必要に応じて、D形であり得、そして7位で置換されたアミノ酸は、必要に応じて、Nアシル化形またはNアルキル化形であり得る、GLP−1(7−35)の誘導体またはそのC末端アミド形。
  3. GLP−1(7−36)の誘導体またはそのC末端アミド形であって、該誘導体は、
    以下の(a)〜(e):
    (a)26位および/または34位でのリシンから、中性アミノ酸、アルギニンまたはD形リシンへの置換、および/または36位でのアルギニンから、中性アミノ酸、リシンまたはD形アルギニンへの置換;
    (b)31位のトリプトファンから、酸化耐性アミノ酸への置換;
    (c)以下:
    16位での、VからYへの置換;
    18位での、SからKへの置換;
    21位での、EからDへの置換;
    22位での、GからSへの置換;
    23位での、QからRへの置換;
    24位での、AからRへの置換;および
    26位での、KからQへの置換;
    のうちの少なくとも1つに従う置換;
    (d)以下:
    8位での、Aから代替的な小中性アミノ酸への置換;
    9位での、Eから代替的な酸性アミノ酸または中性アミノ酸への置換;
    10位での、Gから代替的な中性アミノ酸への置換;および
    15位での、Dから代替的な酸性アミノ酸への置換;
    のうち少なくとも1つを含む置換
    ならびに
    (e)7位での、ヒスチジンから、
    代替的中性アミノ酸、あるいはヒスチジンのDアシル化形またはNアシル化形
    あるいはヒスチジンのDアルキル化形またはNアルキル化形
    への置換、
    からなる群より選択される少なくとも1つの改変を含み、
    ここで、(a)、(b)、および(e)において、該置換されたアミノ酸は、必要に応じて、D形であり得、そして7位で置換されたアミノ酸は、必要に応じて、Nアシル化形またはNアルキル化形であり得る、GLP−1(7−36)の誘導体またはそのC末端アミド形。
  4. GLP−1(7−37)の誘導体またはそのC末端アミド形であって、該誘導体は、
    以下の(a)〜(e):
    (a)26位および/または34位でのリシンから、中性アミノ酸、アルギニンまたはD形リシンへの置換、および/または36位でのアルギニンから、中性アミノ酸、リシンまたはD形アルギニンへの置換;
    (b)31位のトリプトファンから、酸化耐性アミノ酸への置換;
    (c)以下:
    16位での、VからYへの置換;
    18位での、SからKへの置換;
    21位での、EからDへの置換;
    22位での、GからSへの置換;
    23位での、QからRへの置換;
    24位での、AからRへの置換;および
    26位での、KからQへの置換;
    のうちの少なくとも1つに従う置換;
    (d)以下:
    8位での、Aから代替的な小中性アミノ酸への置換;
    9位での、Eから代替的な酸性アミノ酸または中性アミノ酸への置換;
    10位での、Gから代替的な中性アミノ酸への置換;および
    15位での、Dから代替的な酸性アミノ酸への置換;
    のうち少なくとも1つを含む置換
    ならびに
    (e)7位での、ヒスチジンから、
    代替的な中性アミノ酸、あるいはヒスチジンのDアシル化形またはNアシル化形
    あるいはヒスチジンのDアルキル化形またはNアルキル化形
    への置換、
    からなる群より選択される少なくとも1つの改変を含み、
    ここで、(a)、(b)、および(e)において、該置換されたアミノ酸は、必要に応じて、D形であり得、そして7位で置換されたアミノ酸は、必要に応じて、Nアシル化形またはNアルキル化形であり得る、GLP−1(7−37)の誘導体またはそのC末端アミド形。
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